JPH09151707A - 液化天然ガスを用いる冷熱発電装置 - Google Patents
液化天然ガスを用いる冷熱発電装置Info
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- JPH09151707A JPH09151707A JP31265495A JP31265495A JPH09151707A JP H09151707 A JPH09151707 A JP H09151707A JP 31265495 A JP31265495 A JP 31265495A JP 31265495 A JP31265495 A JP 31265495A JP H09151707 A JPH09151707 A JP H09151707A
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- natural gas
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- heat
- lng
- gas
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/16—Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
Landscapes
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 液化天然ガスの冷熱を有効に利用して発電を
行う。 【解決手段】 低温の液化天然ガスは、LNG凝縮器1
2で循環する天然ガスを凝縮させ、フロン凝縮器14で
混合フロン冷媒を凝縮させ、LNG加温器16でLNG
低圧側膨張タービン22から出た循環天然ガスを冷却す
る。LNG気化器18で気化した天然ガスは、LNG過
熱器19でさらに過熱され、LNG高圧側膨張タービン
20を駆動する。LNG高圧側膨張タービン20から出
た天然ガスの一部は循環する。残部はガスタービン29
で燃焼される。その排熱を利用して水を蒸発させる蒸気
タービンサイクルが駆動される。このサイクルの凝縮熱
は天然ガスと混合フロンを作動媒体とするランキンサイ
クルの蒸発熱として熱交換され、効率の向上を図ること
ができる。
行う。 【解決手段】 低温の液化天然ガスは、LNG凝縮器1
2で循環する天然ガスを凝縮させ、フロン凝縮器14で
混合フロン冷媒を凝縮させ、LNG加温器16でLNG
低圧側膨張タービン22から出た循環天然ガスを冷却す
る。LNG気化器18で気化した天然ガスは、LNG過
熱器19でさらに過熱され、LNG高圧側膨張タービン
20を駆動する。LNG高圧側膨張タービン20から出
た天然ガスの一部は循環する。残部はガスタービン29
で燃焼される。その排熱を利用して水を蒸発させる蒸気
タービンサイクルが駆動される。このサイクルの凝縮熱
は天然ガスと混合フロンを作動媒体とするランキンサイ
クルの蒸発熱として熱交換され、効率の向上を図ること
ができる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、液化天然ガスの冷
熱が有する寒冷エネルギを利用して発電を行う液化天然
ガスを用いる冷熱発電装置に関する。
熱が有する寒冷エネルギを利用して発電を行う液化天然
ガスを用いる冷熱発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、液化天然ガス(略称「LN
G」)の冷熱を有効に利用する技術として、冷熱発電が
提案されている。本件出願人も、たとえば特開平5−1
13108(特願平3−275714)でコンバインド
サイクルを用いた発電とLNGランキンサイクルを用い
た冷熱発電とを組合せる構成を開示し、特開平5−30
2504(特願平4−108077)で気化した天然ガ
スを多段の膨張タービンに導き、膨張タービンから出た
天然ガスの一部を液化天然ガスに戻すように循環させる
循環直膨方式の構成を開示している。
G」)の冷熱を有効に利用する技術として、冷熱発電が
提案されている。本件出願人も、たとえば特開平5−1
13108(特願平3−275714)でコンバインド
サイクルを用いた発電とLNGランキンサイクルを用い
た冷熱発電とを組合せる構成を開示し、特開平5−30
2504(特願平4−108077)で気化した天然ガ
スを多段の膨張タービンに導き、膨張タービンから出た
天然ガスの一部を液化天然ガスに戻すように循環させる
循環直膨方式の構成を開示している。
【0003】図7は、LNGの冷熱を用いて発電を行う
ための基本的構成を示す。図7(a)は単一冷媒方式、
図7(b)は混合冷媒方式をそれぞれ示す。LNGはL
NGポンプ1によって加圧され、冷媒凝縮器2aまたは
2bで凝縮する冷媒と熱交換して気化され、加温器3で
海水と熱交換して加温され、天然ガスとして取出すこと
ができる。冷媒凝縮器2a,2bで凝縮した冷媒は、冷
媒ポンプ4によって加圧され、海水と熱交換する冷媒蒸
発器5で蒸発し、冷媒タービン6を駆動して発電機7に
よって発電を行う。
ための基本的構成を示す。図7(a)は単一冷媒方式、
図7(b)は混合冷媒方式をそれぞれ示す。LNGはL
NGポンプ1によって加圧され、冷媒凝縮器2aまたは
2bで凝縮する冷媒と熱交換して気化され、加温器3で
海水と熱交換して加温され、天然ガスとして取出すこと
ができる。冷媒凝縮器2a,2bで凝縮した冷媒は、冷
媒ポンプ4によって加圧され、海水と熱交換する冷媒蒸
発器5で蒸発し、冷媒タービン6を駆動して発電機7に
よって発電を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、LNG火力発電
の効率が向上し、燃焼温度1400℃での設計が可能と
なり、燃焼圧力が30kg/cm2Gと高くなって、L
NG1トンあたりの発電出力は約7000kWHに達し
ている。しかしながら、トンあたり約250kWH相当
の冷熱による寒冷エネルギは有効に回収されず、たとえ
ば図7の加温器3や冷媒蒸発器5などから海水に冷熱を
捨てる結果となっている。図7(b)に示すような混合
冷媒方式で、たとえば冷媒に炭化水素系混合冷媒を用い
ると、LNGと冷媒との熱交換におけるエクセルギロス
が他のランキン方式に比べて小さいので、1台のタービ
ンでLNGトンあたり45kWHと大きな回収動力を見
込むことができる。しかしこの方式では、冷媒にエタン
を必要とするので、LNGの分留設備が必要となり、循
環量も大きくなって経済的に有利とはいえない。また炭
化水素系に代えて、安全性の面からフロン系の冷媒を用
いることも考えられるけれども、フロン系混合ランキン
サイクル単独ではフロンの熱物性上の問題から、低温で
のエクセルギロスが大きくなってしまう。またフロンも
オゾンを破壊しないものを選択して使用しなければなら
ないので、ランキンサイクル単独での使用は困難であ
る。
の効率が向上し、燃焼温度1400℃での設計が可能と
なり、燃焼圧力が30kg/cm2Gと高くなって、L
NG1トンあたりの発電出力は約7000kWHに達し
ている。しかしながら、トンあたり約250kWH相当
の冷熱による寒冷エネルギは有効に回収されず、たとえ
ば図7の加温器3や冷媒蒸発器5などから海水に冷熱を
捨てる結果となっている。図7(b)に示すような混合
冷媒方式で、たとえば冷媒に炭化水素系混合冷媒を用い
ると、LNGと冷媒との熱交換におけるエクセルギロス
が他のランキン方式に比べて小さいので、1台のタービ
ンでLNGトンあたり45kWHと大きな回収動力を見
込むことができる。しかしこの方式では、冷媒にエタン
を必要とするので、LNGの分留設備が必要となり、循
環量も大きくなって経済的に有利とはいえない。また炭
化水素系に代えて、安全性の面からフロン系の冷媒を用
いることも考えられるけれども、フロン系混合ランキン
サイクル単独ではフロンの熱物性上の問題から、低温で
のエクセルギロスが大きくなってしまう。またフロンも
オゾンを破壊しないものを選択して使用しなければなら
ないので、ランキンサイクル単独での使用は困難であ
る。
【0005】循環直膨方式とプロパンランキンまたはフ
ロン単一ランキンを組合せる技術は、それぞれの技術が
確立されており、LNG冷熱と圧力エネルギの両方を回
収することができる効率的な方式ではあるけれども、プ
ロパンランキンの冷媒循環量が少ないため出力が小さく
なってしまう。窒素ガスを用いたガスタービンとの組合
せによるブレイトンサイクルも考えられるけれども、圧
縮機の効率が問題となり、スチームタービンでガスター
ビンの排熱を回収するより効率が低下してしまう。
ロン単一ランキンを組合せる技術は、それぞれの技術が
確立されており、LNG冷熱と圧力エネルギの両方を回
収することができる効率的な方式ではあるけれども、プ
ロパンランキンの冷媒循環量が少ないため出力が小さく
なってしまう。窒素ガスを用いたガスタービンとの組合
せによるブレイトンサイクルも考えられるけれども、圧
縮機の効率が問題となり、スチームタービンでガスター
ビンの排熱を回収するより効率が低下してしまう。
【0006】本発明の目的は、コンバインドサイクルが
導入されて送出圧力が高くなっても、高効率で液化天然
ガスの冷熱を利用することができる液化天然ガスを用い
る冷熱発電装置を提供することである。
導入されて送出圧力が高くなっても、高効率で液化天然
ガスの冷熱を利用することができる液化天然ガスを用い
る冷熱発電装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、液化天然ガス
の冷熱を利用して凝縮させる混合フロン冷媒が循環する
混合フロンランキンサイクルと、このランキンサイクル
内に設けられ、混合フロン冷媒蒸気によって駆動される
膨張タービンと、気化した高圧の天然ガスによって駆動
される高圧側膨張タービンと、高圧側膨張タービンから
排出される天然ガスの一部が凝縮して液化天然ガスに戻
る途中の循環経路に設けられ、循環する天然ガスによっ
て駆動される低圧側膨張タービンと、高圧側膨張タービ
ンから排出される天然ガスの残部が燃焼されるガスター
ビンと、ガスタービンの排熱を利用して水を蒸発させる
蒸気タービンランキンサイクルと、このランキンサイク
ル内の水蒸気によって駆動される蒸気タービンと、各膨
張タービンおよびガスタービンによって回転駆動される
発電機とを含み、排蒸気の凝縮潜熱を利用して混合フロ
ンと液化天然ガスの蒸発と気化した天然ガスの常温まで
の加温とを行う熱交換手段と、蒸気タービンランキンサ
イクル内で利用したガスタービンからの排熱の残量で常
温まで加温された高圧側膨張タービンに導く前の天然ガ
スを過熱させるガス過熱手段とを備えることを特徴とす
る液化天然ガスを用いる冷熱発電装置である。 本発明に従えば、液化天然ガスが、混合フロンランキン
サイクルに冷熱を与えて気化した後、高圧側膨張タービ
ンを駆動し、高圧側膨張タービンから排出される天然ガ
スの一部を循環させる循環直膨方式と、冷熱を利用した
混合フロンランキンサイクルとを組合せて、冷熱の有効
利用を図ることができる。高圧側膨張タービンから排出
される天然ガスの残部をガスタービンで燃焼させた排熱
で水を蒸発させ、その凝縮潜熱を利用して混合フロンと
液化天然ガスの蒸発と気化した天然ガスの常温までの加
温とを行い、高圧側膨張タービンによって回収される天
然ガスのエネルギを増大させることができる。天然ガス
は蒸気タービンランキンサイクルで利用したガスタービ
ンの排熱を利用してさらに過熱されるので、高圧側膨張
タービンの出力を一層増大させることができる。
の冷熱を利用して凝縮させる混合フロン冷媒が循環する
混合フロンランキンサイクルと、このランキンサイクル
内に設けられ、混合フロン冷媒蒸気によって駆動される
膨張タービンと、気化した高圧の天然ガスによって駆動
される高圧側膨張タービンと、高圧側膨張タービンから
排出される天然ガスの一部が凝縮して液化天然ガスに戻
る途中の循環経路に設けられ、循環する天然ガスによっ
て駆動される低圧側膨張タービンと、高圧側膨張タービ
ンから排出される天然ガスの残部が燃焼されるガスター
ビンと、ガスタービンの排熱を利用して水を蒸発させる
蒸気タービンランキンサイクルと、このランキンサイク
ル内の水蒸気によって駆動される蒸気タービンと、各膨
張タービンおよびガスタービンによって回転駆動される
発電機とを含み、排蒸気の凝縮潜熱を利用して混合フロ
ンと液化天然ガスの蒸発と気化した天然ガスの常温まで
の加温とを行う熱交換手段と、蒸気タービンランキンサ
イクル内で利用したガスタービンからの排熱の残量で常
温まで加温された高圧側膨張タービンに導く前の天然ガ
スを過熱させるガス過熱手段とを備えることを特徴とす
る液化天然ガスを用いる冷熱発電装置である。 本発明に従えば、液化天然ガスが、混合フロンランキン
サイクルに冷熱を与えて気化した後、高圧側膨張タービ
ンを駆動し、高圧側膨張タービンから排出される天然ガ
スの一部を循環させる循環直膨方式と、冷熱を利用した
混合フロンランキンサイクルとを組合せて、冷熱の有効
利用を図ることができる。高圧側膨張タービンから排出
される天然ガスの残部をガスタービンで燃焼させた排熱
で水を蒸発させ、その凝縮潜熱を利用して混合フロンと
液化天然ガスの蒸発と気化した天然ガスの常温までの加
温とを行い、高圧側膨張タービンによって回収される天
然ガスのエネルギを増大させることができる。天然ガス
は蒸気タービンランキンサイクルで利用したガスタービ
ンの排熱を利用してさらに過熱されるので、高圧側膨張
タービンの出力を一層増大させることができる。
【0008】また本発明で、前記混合フロン冷媒は、H
FC−23が40〜50MOL%およびHFC−134
aが60〜50MOL%である組成を有することを特徴
とする。 本発明に従えば、混合フロン冷媒はオゾンを破壊しない
フロン系溶媒を混合して用いるので、低温で凝縮して液
化天然ガスの冷熱を有効に吸収することができる。HF
C−23単独では高温側で圧力が高くなり、設計圧力を
高くしなければならないけれども、HFC−134aを
混合するので、臨界温度が上昇し、使用状態における設
計圧力を高める必要がなくなる。
FC−23が40〜50MOL%およびHFC−134
aが60〜50MOL%である組成を有することを特徴
とする。 本発明に従えば、混合フロン冷媒はオゾンを破壊しない
フロン系溶媒を混合して用いるので、低温で凝縮して液
化天然ガスの冷熱を有効に吸収することができる。HF
C−23単独では高温側で圧力が高くなり、設計圧力を
高くしなければならないけれども、HFC−134aを
混合するので、臨界温度が上昇し、使用状態における設
計圧力を高める必要がなくなる。
【0009】また本発明は、前記循環経路の低圧側膨張
タービンから排出される天然ガスと、混合フロン冷媒か
ら吸熱した液化天然ガスとが熱交換を行う高温側プレー
トフィン式熱交換器と、高温側プレートフィン式熱交換
器から出た天然ガスと混合フロン冷媒から吸熱する前の
液化天然ガスとが熱交換を行う低温側プレートフィン式
熱交換器とをさらに含むことを特徴とする。 本発明に従えば、低圧側膨張タービンから出て循環する
天然ガスが凝縮するための熱交換器を、2つのプレート
フィン式熱交換器に分割して、熱交換器の温端温度差を
小さくして混合フロン溶媒の循環量を増大させることが
できる。
タービンから排出される天然ガスと、混合フロン冷媒か
ら吸熱した液化天然ガスとが熱交換を行う高温側プレー
トフィン式熱交換器と、高温側プレートフィン式熱交換
器から出た天然ガスと混合フロン冷媒から吸熱する前の
液化天然ガスとが熱交換を行う低温側プレートフィン式
熱交換器とをさらに含むことを特徴とする。 本発明に従えば、低圧側膨張タービンから出て循環する
天然ガスが凝縮するための熱交換器を、2つのプレート
フィン式熱交換器に分割して、熱交換器の温端温度差を
小さくして混合フロン溶媒の循環量を増大させることが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態に
よる冷熱発電設備の構成を示す。液化天然ガスは、LN
G主ポンプ10によって加圧され、管路11を経てLN
G凝縮器12に導かれる。LNG凝縮器12から出た液
化天然ガスは、管路13からフロン凝縮器14を経て、
管路15からLNG加温器16に導かれる。LNG加温
器16から出た液化天然ガスは、管路17を経てLNG
気化器18に導かれて気化され、LNG過熱器19でさ
らに過熱され、LNG高圧側膨張タービン20を駆動す
る。LNG凝縮器12およびLNG加温器16は、それ
ぞれプレートフィン式熱交換器を用いる。LNG高圧側
膨張タービン20から出た天然ガスの一部は、管路21
を経てLNG低圧側膨張タービン22に導かれる。LN
G低圧側膨張タービン22を出た天然ガスは、LNG加
温器16に導かれ、液化天然ガスと熱交換して冷却され
る。冷却された天然ガスは管路23からLNG凝縮器1
2に導かれ、液化天然ガスの有する冷熱で冷却され凝縮
する。凝縮したLNGはLNG循環ポンプ24によって
管路11に送り込まれ、供給されたLNGと混合され
る。
よる冷熱発電設備の構成を示す。液化天然ガスは、LN
G主ポンプ10によって加圧され、管路11を経てLN
G凝縮器12に導かれる。LNG凝縮器12から出た液
化天然ガスは、管路13からフロン凝縮器14を経て、
管路15からLNG加温器16に導かれる。LNG加温
器16から出た液化天然ガスは、管路17を経てLNG
気化器18に導かれて気化され、LNG過熱器19でさ
らに過熱され、LNG高圧側膨張タービン20を駆動す
る。LNG凝縮器12およびLNG加温器16は、それ
ぞれプレートフィン式熱交換器を用いる。LNG高圧側
膨張タービン20から出た天然ガスの一部は、管路21
を経てLNG低圧側膨張タービン22に導かれる。LN
G低圧側膨張タービン22を出た天然ガスは、LNG加
温器16に導かれ、液化天然ガスと熱交換して冷却され
る。冷却された天然ガスは管路23からLNG凝縮器1
2に導かれ、液化天然ガスの有する冷熱で冷却され凝縮
する。凝縮したLNGはLNG循環ポンプ24によって
管路11に送り込まれ、供給されたLNGと混合され
る。
【0011】LNG高圧側膨張タービン20から出た天
然ガスの残部は、管路25を介して燃焼器28に導かれ
る。燃焼器28では、空気圧縮機27によって加圧され
た空気と混合されて燃焼し、ガスタービン29を駆動す
る。ガスタービン29から排出される排ガスは、排熱回
収ボイラ30からLNG過熱器19を経て大気中に排出
される。
然ガスの残部は、管路25を介して燃焼器28に導かれ
る。燃焼器28では、空気圧縮機27によって加圧され
た空気と混合されて燃焼し、ガスタービン29を駆動す
る。ガスタービン29から排出される排ガスは、排熱回
収ボイラ30からLNG過熱器19を経て大気中に排出
される。
【0012】フロン凝縮器14では、後述する混合フロ
ンが凝縮され、フロンポンプ31によって加圧され、管
路32を経て膨張弁33に導かれ、フロン蒸発器34で
蒸発する。蒸発した混合フロンは、管路35からフロン
膨張タービン36に導かれて、フロン膨張タービン36
を駆動する。フロン膨張タービン36から出た混合フロ
ンは、管路37からフロン凝縮器14に導かれて凝縮す
る。フロンポンプ31、フロン凝縮器14、膨張弁3
3、フロン蒸発器34およびフロン膨張タービン36
は、混合フロンを冷媒とするランキンサイクルを構成す
る。
ンが凝縮され、フロンポンプ31によって加圧され、管
路32を経て膨張弁33に導かれ、フロン蒸発器34で
蒸発する。蒸発した混合フロンは、管路35からフロン
膨張タービン36に導かれて、フロン膨張タービン36
を駆動する。フロン膨張タービン36から出た混合フロ
ンは、管路37からフロン凝縮器14に導かれて凝縮す
る。フロンポンプ31、フロン凝縮器14、膨張弁3
3、フロン蒸発器34およびフロン膨張タービン36
は、混合フロンを冷媒とするランキンサイクルを構成す
る。
【0013】排熱回収ボイラ30は、水ポンプ38によ
って供給される水を蒸発させ、水蒸気によって蒸気ター
ビン39を駆動する。蒸気タービン39から出た水蒸気
は、フロン蒸発器34とLNG気化器10で蒸発するフ
ロンおよび天然ガスと熱交換し、フロンと天然ガスに気
化熱を与えて凝縮する。水ポンプ38、排熱回収ボイラ
30、蒸気タービン39、フロン蒸発器34は、水を冷
媒とする高温側ランキンサイクルを構成する。ランキン
サイクルを、低温側と高温側とに分けてあるので、液化
天然ガスの冷熱の利用とガスタービン29の排熱の利用
とを有効に行うことができる。ガスタービン29および
蒸気タービン39の回転軸には発電機40が接続され
る。発電機41には、歯車機構を介して、高圧側膨張タ
ービン20、低圧側膨張タービン22およびフロン膨張
タービン36が接続される。各タービンに別個に発電機
を設けたり、他の構成とすることも可能である。
って供給される水を蒸発させ、水蒸気によって蒸気ター
ビン39を駆動する。蒸気タービン39から出た水蒸気
は、フロン蒸発器34とLNG気化器10で蒸発するフ
ロンおよび天然ガスと熱交換し、フロンと天然ガスに気
化熱を与えて凝縮する。水ポンプ38、排熱回収ボイラ
30、蒸気タービン39、フロン蒸発器34は、水を冷
媒とする高温側ランキンサイクルを構成する。ランキン
サイクルを、低温側と高温側とに分けてあるので、液化
天然ガスの冷熱の利用とガスタービン29の排熱の利用
とを有効に行うことができる。ガスタービン29および
蒸気タービン39の回転軸には発電機40が接続され
る。発電機41には、歯車機構を介して、高圧側膨張タ
ービン20、低圧側膨張タービン22およびフロン膨張
タービン36が接続される。各タービンに別個に発電機
を設けたり、他の構成とすることも可能である。
【0014】図2および図3は、図1の構成のうちのガ
スタービン側の熱バランスと液化天然ガス側の熱バラン
スとのシミュレーション結果をそれぞれ示す。ガスター
ビン29に供給する燃焼器28からのホットガス(HO
T−GAS)の温度は、約1300℃に設定してある。
その圧力は約30kg/cm2Gである。ガスタービン
29から排出される排ガス(EX−G1)の温度は、約
600℃でその圧力は0.50kg/cm2Gである。
排熱回収ボイラ30で排熱を回収された後の排ガス(E
X−G2)の温度は130℃でその圧力は0.45kg
/cm2Gである。高圧側ランキンサイクルを循環する
水(WS)の温度は約40℃であり、排熱回収ボイラ3
0に水ポンプ38によって加圧されて送り込まれる水
(FW)の圧力は約40kg/cm2Gである。外部か
ら供給される液化天然ガス(LNG1)は、約−160
℃であり、管路11で循環される液化天然ガスと混合さ
れた後(LNG3)では−130℃程度となる。これが
LNG凝縮器12で熱交換され(LNG4)、−75℃
程度に昇温し、フロン凝縮器14でフロンと熱交換して
(LNG5)−40℃程度まで昇温する。低圧側タービ
ンを出た天然ガス(LNG10)とLNG凝縮器12を
出たLNG(LNG4)とはかなりの温度差があり、分
離することによってプレートフィン式熱交換器としての
温端温度差を小さくし、循環される混合フロンの量を増
大させることができる。フロン凝縮器14によって、フ
ロン膨張タービン36を出たフロン(FR5)は−33
℃から−66℃まで冷却される一方(FR6)、フロン
ポンプ31によって15kg/cm2Gまで加圧された
後では(FR1)、−65℃程度のフロンは、−40℃
程度まで昇温する。
スタービン側の熱バランスと液化天然ガス側の熱バラン
スとのシミュレーション結果をそれぞれ示す。ガスター
ビン29に供給する燃焼器28からのホットガス(HO
T−GAS)の温度は、約1300℃に設定してある。
その圧力は約30kg/cm2Gである。ガスタービン
29から排出される排ガス(EX−G1)の温度は、約
600℃でその圧力は0.50kg/cm2Gである。
排熱回収ボイラ30で排熱を回収された後の排ガス(E
X−G2)の温度は130℃でその圧力は0.45kg
/cm2Gである。高圧側ランキンサイクルを循環する
水(WS)の温度は約40℃であり、排熱回収ボイラ3
0に水ポンプ38によって加圧されて送り込まれる水
(FW)の圧力は約40kg/cm2Gである。外部か
ら供給される液化天然ガス(LNG1)は、約−160
℃であり、管路11で循環される液化天然ガスと混合さ
れた後(LNG3)では−130℃程度となる。これが
LNG凝縮器12で熱交換され(LNG4)、−75℃
程度に昇温し、フロン凝縮器14でフロンと熱交換して
(LNG5)−40℃程度まで昇温する。低圧側タービ
ンを出た天然ガス(LNG10)とLNG凝縮器12を
出たLNG(LNG4)とはかなりの温度差があり、分
離することによってプレートフィン式熱交換器としての
温端温度差を小さくし、循環される混合フロンの量を増
大させることができる。フロン凝縮器14によって、フ
ロン膨張タービン36を出たフロン(FR5)は−33
℃から−66℃まで冷却される一方(FR6)、フロン
ポンプ31によって15kg/cm2Gまで加圧された
後では(FR1)、−65℃程度のフロンは、−40℃
程度まで昇温する。
【0015】図4は、図1の実施形態に用いる混合冷媒
とLNGの温度とエンタルピ変化との関係を示す。LN
Gの温度−130℃から約−40℃(LNG6)まで、
熱交換器での温度差が小さいことが解る。
とLNGの温度とエンタルピ変化との関係を示す。LN
Gの温度−130℃から約−40℃(LNG6)まで、
熱交換器での温度差が小さいことが解る。
【0016】ここで、前述のように、燃焼温度1300
℃、燃焼圧力30kg/cm2Gの運転条件で、天然ガ
スの供給圧力を下げ、燃焼圧力を変えた場合のコンバイ
ンドサイクルの効率を評価すると、次の表1に示すよう
な結果が得られる。
℃、燃焼圧力30kg/cm2Gの運転条件で、天然ガ
スの供給圧力を下げ、燃焼圧力を変えた場合のコンバイ
ンドサイクルの効率を評価すると、次の表1に示すよう
な結果が得られる。
【0017】
【表1】
【0018】出力はLNG1トンに対しての値であっ
て、効率は総発熱量ベースでLNG1トンあたり125
5Nm3、ガスのカロリーは10510kcal/Nm3
とする。回転機の効率は、ガスタービンが88%、空気
圧縮機が85%、蒸気タービンが85%とし、空気/天
然ガスの流量比を32とする。この第1表から、燃焼圧
力を上げると、ガスタービンの出力上昇が蒸気タービン
の出力減少を上まわり、効率が向上することが判る。し
たがって液化天然ガスの気化供給圧は、配管や流量調節
弁等での圧力損失を考慮し、35kg/cm2GがLN
G火力発電の気化送出圧として妥当と推定される。また
この値は、都市ガスのLNG受入れ基地から送出してい
る圧力が30kg/cm2G前後であることからも充分
高い送出圧力といえる。
て、効率は総発熱量ベースでLNG1トンあたり125
5Nm3、ガスのカロリーは10510kcal/Nm3
とする。回転機の効率は、ガスタービンが88%、空気
圧縮機が85%、蒸気タービンが85%とし、空気/天
然ガスの流量比を32とする。この第1表から、燃焼圧
力を上げると、ガスタービンの出力上昇が蒸気タービン
の出力減少を上まわり、効率が向上することが判る。し
たがって液化天然ガスの気化供給圧は、配管や流量調節
弁等での圧力損失を考慮し、35kg/cm2GがLN
G火力発電の気化送出圧として妥当と推定される。また
この値は、都市ガスのLNG受入れ基地から送出してい
る圧力が30kg/cm2G前後であることからも充分
高い送出圧力といえる。
【0019】次に蒸気タービン39に関連する評価を行
う。計算を単純化するため、抽気あるいは再熱は行わな
いものとする。蒸気圧力と凝縮圧力とを変え、出力に与
える影響を評価する。この結果を次の表2に示す。
う。計算を単純化するため、抽気あるいは再熱は行わな
いものとする。蒸気圧力と凝縮圧力とを変え、出力に与
える影響を評価する。この結果を次の表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】蒸気圧力を上げると、熱バランス上から煙
道排ガス温度は高くなるが、給水ポンプである水ポンプ
38の動力以上に蒸気タービン39の回収動力が増える
傾向にある。最近稼働しているコンバインドサイクルの
蒸気圧力は、このような点が考慮されて70kg/cm
2Gを超えるようになっている。蒸気圧力を40kg/
cm2Gとし、復水温度による蒸気タービン39の出力
と総合効率とを、ガスタービンの燃焼圧力を15.30
kg/cm2Gとした場合の結果として次の表3で示
す。
道排ガス温度は高くなるが、給水ポンプである水ポンプ
38の動力以上に蒸気タービン39の回収動力が増える
傾向にある。最近稼働しているコンバインドサイクルの
蒸気圧力は、このような点が考慮されて70kg/cm
2Gを超えるようになっている。蒸気圧力を40kg/
cm2Gとし、復水温度による蒸気タービン39の出力
と総合効率とを、ガスタービンの燃焼圧力を15.30
kg/cm2Gとした場合の結果として次の表3で示
す。
【0022】
【表3】
【0023】復水温度を下げれば、総合効率は当然上昇
するけれども、LNGの気化昇温加熱と混合フロン冷媒
の蒸発加熱とを加味して条件を設定する必要がある。
するけれども、LNGの気化昇温加熱と混合フロン冷媒
の蒸発加熱とを加味して条件を設定する必要がある。
【0024】天然ガス膨張タービンについては、天然ガ
スの送出圧力が35と18kg/cm2Gとの2つのケ
ースで比較し、気化圧力と加熱度とを変え出力に与える
影響を評価した。天然ガス膨張タービンの効率は88%
とする。LNG1トンに対する算出結果を次の表4およ
び表5に35と18kg/cm2Gとについてそれぞれ
示す。タービン入口圧60,70,80kg/cm2G
に対するLNGポンプ動力は、効率を70%とすると、
循環ポンプ分を含めてLNG1トンあたり8.6,1
0.3,11.9kWHとなる。
スの送出圧力が35と18kg/cm2Gとの2つのケ
ースで比較し、気化圧力と加熱度とを変え出力に与える
影響を評価した。天然ガス膨張タービンの効率は88%
とする。LNG1トンに対する算出結果を次の表4およ
び表5に35と18kg/cm2Gとについてそれぞれ
示す。タービン入口圧60,70,80kg/cm2G
に対するLNGポンプ動力は、効率を70%とすると、
循環ポンプ分を含めてLNG1トンあたり8.6,1
0.3,11.9kWHとなる。
【0025】
【表4】
【0026】
【表5】
【0027】また冷熱発電に要したポンプ必要動力を、
天然ガスの35と18kg/cm2G送出に必要なポン
プ送出圧をそれぞれ45と25kg/cm2Gとして、
その必要動力を差し引いて試算した結果を表4および表
5の自己消費動力として示す。両方の場合とも、天然ガ
スタービン入口圧を上げるほど、LNGポンプの自己消
費動力以上に出力が得られることが判る。前述のタービ
ン入口圧としては、使用する熱交換器の耐圧性能等か
ら、70kg/cm2G前後が妥当だと考えられる。次
に、タービン入口の加熱温度については、温度を上げる
ほど回収動力が増加するけれども、コンバインドサイク
ルの排熱回収ボイラを出た排ガスの温度を下げ過ぎる
と、煙突から白煙が生じ、ドレンが発生する。そこで排
ガス温度が80℃以上となるようにシステム全体の運転
条件を決める必要がある。
天然ガスの35と18kg/cm2G送出に必要なポン
プ送出圧をそれぞれ45と25kg/cm2Gとして、
その必要動力を差し引いて試算した結果を表4および表
5の自己消費動力として示す。両方の場合とも、天然ガ
スタービン入口圧を上げるほど、LNGポンプの自己消
費動力以上に出力が得られることが判る。前述のタービ
ン入口圧としては、使用する熱交換器の耐圧性能等か
ら、70kg/cm2G前後が妥当だと考えられる。次
に、タービン入口の加熱温度については、温度を上げる
ほど回収動力が増加するけれども、コンバインドサイク
ルの排熱回収ボイラを出た排ガスの温度を下げ過ぎる
と、煙突から白煙が生じ、ドレンが発生する。そこで排
ガス温度が80℃以上となるようにシステム全体の運転
条件を決める必要がある。
【0028】フロン系混合冷媒ランキンシステムとして
は、出力は混合フロンの組成と蒸発圧力とに依存する。
混合フロンは、オゾン破壊係数が0で市場性と蒸気圧お
よび凝固温度の関係から、HFC−23とHFC−13
4aとの組合せとし、混合組成よる出力に及ぼす影響を
評価する。また混合フロンの蒸発圧力がタービンに与え
る影響も評価する。まずオゾン破壊係数が0のHFC系
のフロン冷媒の物性を次の表6に示す。
は、出力は混合フロンの組成と蒸発圧力とに依存する。
混合フロンは、オゾン破壊係数が0で市場性と蒸気圧お
よび凝固温度の関係から、HFC−23とHFC−13
4aとの組合せとし、混合組成よる出力に及ぼす影響を
評価する。また混合フロンの蒸発圧力がタービンに与え
る影響も評価する。まずオゾン破壊係数が0のHFC系
のフロン冷媒の物性を次の表6に示す。
【0029】
【表6】
【0030】HFC−23は、凝固温度が低くLNGと
の熱交換でも凍結するおそれはないけれども、単一媒体
とした場合は、蒸気タービンの水蒸気で加熱されると臨
界圧力近くまで上がり、フロン冷媒系の設計圧力を高く
しなければならなくなってしまう。そこで、沸点の高い
HFC−134aとの混合冷媒にすることによってこの
問題を解決する。次の表7は、HFC−23とHFC−
134aとの組合せ組成と、100%組成のR22との
各温度における飽和圧力と大気圧での沸点、露点とを物
性推算で求めた値を示す。冷媒タービンの出口圧力は、
大気圧以上が必要とされ、また機器の設計温度は40℃
前後である。従来冷熱発電で用いられているフロン冷媒
のR22と同じ設計圧とするには、HFC−23のMO
L比は40〜45%が適当である。また混合フロンを用
いると、沸点と露点とが異なるので、凝縮フロン液でタ
ービン出口ガスの液化に使えるため循環量が単一媒体よ
り増加し、出力を増やすことができる。
の熱交換でも凍結するおそれはないけれども、単一媒体
とした場合は、蒸気タービンの水蒸気で加熱されると臨
界圧力近くまで上がり、フロン冷媒系の設計圧力を高く
しなければならなくなってしまう。そこで、沸点の高い
HFC−134aとの混合冷媒にすることによってこの
問題を解決する。次の表7は、HFC−23とHFC−
134aとの組合せ組成と、100%組成のR22との
各温度における飽和圧力と大気圧での沸点、露点とを物
性推算で求めた値を示す。冷媒タービンの出口圧力は、
大気圧以上が必要とされ、また機器の設計温度は40℃
前後である。従来冷熱発電で用いられているフロン冷媒
のR22と同じ設計圧とするには、HFC−23のMO
L比は40〜45%が適当である。また混合フロンを用
いると、沸点と露点とが異なるので、凝縮フロン液でタ
ービン出口ガスの液化に使えるため循環量が単一媒体よ
り増加し、出力を増やすことができる。
【0031】
【表7】
【0032】次の表8は、タービン出口圧力が大気圧以
上となるHFC−23組成を変えた場合の蒸気タービン
の復水温度に対するタービン出力と冷媒ポンプ動力との
関係を示す。タービン出口圧力は、LNGと混合フロン
との熱交換器での温度差が5℃以上となるように決めて
いる。フロンの蒸発温度は、復水温度−2℃とし、ター
ビン入口圧力はこの温度の飽和圧力とする。
上となるHFC−23組成を変えた場合の蒸気タービン
の復水温度に対するタービン出力と冷媒ポンプ動力との
関係を示す。タービン出口圧力は、LNGと混合フロン
との熱交換器での温度差が5℃以上となるように決めて
いる。フロンの蒸発温度は、復水温度−2℃とし、ター
ビン入口圧力はこの温度の飽和圧力とする。
【0033】
【表8】
【0034】表8から、タービン出力は混合フロン組成
にほとんど影響されないことが判る。また復水温度を上
げれば、タービン出力が増加するけれども、コンバイン
ドサイクルと合わせた全体出力で評価する必要がある。
機器の設計圧力とタービン出力の面からは、HFC−2
3とHFC−134aのMOL組成は40%〜45%が
最適と考えられる。
にほとんど影響されないことが判る。また復水温度を上
げれば、タービン出力が増加するけれども、コンバイン
ドサイクルと合わせた全体出力で評価する必要がある。
機器の設計圧力とタービン出力の面からは、HFC−2
3とHFC−134aのMOL組成は40%〜45%が
最適と考えられる。
【0035】LNG気化に必要なコンバインドサイクル
の燃料と排ガスおよび送出ガス温度との関係を、次の表
9に示す。復水温度を変えた場合のシステム全体の出力
評価と排ガスおよび送出ガス温度の関係を示す表9か
ら、復水温度を20℃の場合が燃料kgあたりの出力が
大きくなり好ましいことが判る。ガス送出温度が排ガス
温度との関係で、0℃近くまで下がる問題はあるけれど
も、総発熱量あたりの効率は53.9%に達する。
の燃料と排ガスおよび送出ガス温度との関係を、次の表
9に示す。復水温度を変えた場合のシステム全体の出力
評価と排ガスおよび送出ガス温度の関係を示す表9か
ら、復水温度を20℃の場合が燃料kgあたりの出力が
大きくなり好ましいことが判る。ガス送出温度が排ガス
温度との関係で、0℃近くまで下がる問題はあるけれど
も、総発熱量あたりの効率は53.9%に達する。
【0036】
【表9】
【0037】本実施形態を用いると、LNGの冷熱を有
効に回収することができる。従来のLNG受入れ基地で
LNG気化のための海水ポンプや配管の他取水・排水設
備等を必要としたのに対し、本システムを採用すること
で保安用海水だけで済ますことができる。たとえば年間
受入れ量が500万トンの規模では、冬季のガスの最大
送出量は約1200t/hであり、その気化に必要な海
水量はLNG1tにつき40tであるので、約4800
0t/hの海水が必要となる。
効に回収することができる。従来のLNG受入れ基地で
LNG気化のための海水ポンプや配管の他取水・排水設
備等を必要としたのに対し、本システムを採用すること
で保安用海水だけで済ますことができる。たとえば年間
受入れ量が500万トンの規模では、冬季のガスの最大
送出量は約1200t/hであり、その気化に必要な海
水量はLNG1tにつき40tであるので、約4800
0t/hの海水が必要となる。
【0038】図5は、年間受入れ規模500万トンの平
均所要動力を、送出ガス圧力を10kg/cm2G,4
0kg/cm2G,70kg/cm2Gとした場合につい
て示す。このうち海水ポンプに関連する約2000KW
の動力を、本実施形態を採用することによって削減する
ことができる。
均所要動力を、送出ガス圧力を10kg/cm2G,4
0kg/cm2G,70kg/cm2Gとした場合につい
て示す。このうち海水ポンプに関連する約2000KW
の動力を、本実施形態を採用することによって削減する
ことができる。
【0039】また火力発電所では、運転が8時〜22時
までの14時間とすると、約1000t/hの天然ガス
を燃料として、700万KW/hの発電を行うことがで
きる。海水の温度上昇を10℃とすれば、43万t/h
もの冷却海水が必要となり、その海水ポンプ動力は約1
8000KWとなる。本実施形態を用いれば、冷却海水
が不要となるため、その約5%の900KWを削減する
ことができる。
までの14時間とすると、約1000t/hの天然ガス
を燃料として、700万KW/hの発電を行うことがで
きる。海水の温度上昇を10℃とすれば、43万t/h
もの冷却海水が必要となり、その海水ポンプ動力は約1
8000KWとなる。本実施形態を用いれば、冷却海水
が不要となるため、その約5%の900KWを削減する
ことができる。
【0040】図6は、都市ガスの送出パターンを示す。
本実施形態を用いると、LNG気化設備の能力を、設備
稼働率の関係で8時〜22時の14時間に対応させ、ピ
ーク時間帯は保安用海水設備を用いた他の形式のLNG
気化器で対応する。500万トン規模の基地では、約6
00t/hのLNGを本実施形態のシステムで処理し、
電力需要の大きい時間帯にLNG1t/hあたり約40
0KW発電して、全体で24万KWの電力供給が可能と
なる。このうち約4万KWが冷熱発電による出力とな
り、全体としては総発熱量ベースで効率が53%を超え
るシステムとなる。LNGの気化や発電のための熱源や
冷却用の海水設備や熱交換機器が不要となり、設備的に
も経済的なシステムとなる。
本実施形態を用いると、LNG気化設備の能力を、設備
稼働率の関係で8時〜22時の14時間に対応させ、ピ
ーク時間帯は保安用海水設備を用いた他の形式のLNG
気化器で対応する。500万トン規模の基地では、約6
00t/hのLNGを本実施形態のシステムで処理し、
電力需要の大きい時間帯にLNG1t/hあたり約40
0KW発電して、全体で24万KWの電力供給が可能と
なる。このうち約4万KWが冷熱発電による出力とな
り、全体としては総発熱量ベースで効率が53%を超え
るシステムとなる。LNGの気化や発電のための熱源や
冷却用の海水設備や熱交換機器が不要となり、設備的に
も経済的なシステムとなる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液化天然
ガスの有する冷熱を混合フロンランキンサイクルのフロ
ン冷媒の凝縮と、循環する天然ガスの凝縮とに有効に利
用することができ、発電量の増加として取出すことがで
きる。海水などに冷熱を捨てる必要がなくなるので、海
水の使用量も削減することができ、海水ポンプや配管の
他、取水や排水設備を簡素化することができる。
ガスの有する冷熱を混合フロンランキンサイクルのフロ
ン冷媒の凝縮と、循環する天然ガスの凝縮とに有効に利
用することができ、発電量の増加として取出すことがで
きる。海水などに冷熱を捨てる必要がなくなるので、海
水の使用量も削減することができ、海水ポンプや配管の
他、取水や排水設備を簡素化することができる。
【0042】また本発明によれば、オゾンを破壊しない
HFC−23およびHFC−134aのフロンを混合
し、低温特性がよく設計圧力を高める必要がない冷媒を
得ることができる。
HFC−23およびHFC−134aのフロンを混合
し、低温特性がよく設計圧力を高める必要がない冷媒を
得ることができる。
【0043】また本発明によれば、低温側膨張タービン
を出た循環天然ガスの液化天然ガスによる凝縮を、2つ
のプレートフィン式熱交換器に分割して行うので、高温
側プレートフィン式熱交換器および低温側プレートフィ
ン式熱交換器の温端温度差をそれぞれ小さくし、混合フ
ロン冷媒の循環量を増大させることができる。
を出た循環天然ガスの液化天然ガスによる凝縮を、2つ
のプレートフィン式熱交換器に分割して行うので、高温
側プレートフィン式熱交換器および低温側プレートフィ
ン式熱交換器の温端温度差をそれぞれ小さくし、混合フ
ロン冷媒の循環量を増大させることができる。
【図1】本発明の実施の一形態の構成を示す配管系統図
である。
である。
【図2】図1のガスタービン側の熱バランスを示す図で
ある。
ある。
【図3】図1の液化天然ガス側の熱バランスを示す図で
ある。
ある。
【図4】図1の実施形態に用いる混合フロン冷媒の特性
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図5】LNG基地での平均所要動力を示すグラフであ
る。
る。
【図6】都市ガスの送出パターンを示すグラフである。
【図7】LNGの冷熱を用いて発電を行うための基本的
構成を示す系統図である。
構成を示す系統図である。
10 LNG主ポンプ 12 LNG凝縮器 14 フロン凝縮器 16 LNG加温器 18 LNG気化器 19 LNG過熱器 20 LNG高圧側膨張タービン 22 LNG低圧側膨張タービン 24 LNG循環ポンプ 27 空気圧縮器 28 燃焼器 29 ガスタービン 30 排熱回収ボイラ 31 フロンポンプ 34 フロン蒸発器 36 フロン膨張タービン 38 水ポンプ 39 蒸気タービン 40,41 発電機
Claims (3)
- 【請求項1】 液化天然ガスの冷熱を利用して凝縮させ
る混合フロン冷媒が循環する混合フロンランキンサイク
ルと、 このランキンサイクル内に設けられ、混合フロン冷媒蒸
気によって駆動される膨張タービンと、 気化した高圧の天然ガスによって駆動される高圧側膨張
タービンと、 高圧側膨張タービンから排出される天然ガスの一部が凝
縮して液化天然ガスに戻る途中の循環経路に設けられ、
循環する天然ガスによって駆動される低圧側膨張タービ
ンと、 高圧側膨張タービンから排出される天然ガスの残部が燃
焼されるガスタービンと、 ガスタービンの排熱を利用して水を蒸発させる蒸気ター
ビンランキンサイクルと、 このランキンサイクル内の水蒸気によって駆動される蒸
気タービンと、 各膨張タービンおよびガスタービンによって回転駆動さ
れる発電機とを含み、 排蒸気の凝縮潜熱を利用して混合フロンと液化天然ガス
の蒸発と気化した天然ガスの常温までの加温とを行う熱
交換手段と、 蒸気タービンランキンサイクル内で利用したガスタービ
ンからの排熱の残量で常温まで加温された高圧側膨張タ
ービンに導く前の天然ガスを過熱させるガス過熱手段と
を備えることを特徴とする液化天然ガスを用いる冷熱発
電装置。 - 【請求項2】 前記混合フロン冷媒は、HFC−23が
40〜50MOL%およびHFC−134aが60〜5
0MOL%である組成を有することを特徴とする請求項
1記載の液化天然ガスを用いる冷熱発電装置。 - 【請求項3】 前記循環経路の低圧側膨張タービンから
排出される天然ガスと、混合フロン冷媒から吸熱した液
化天然ガスとが熱交換を行う高温側プレートフィン式熱
交換器と、 高温側プレートフィン式熱交換器から出た天然ガスと混
合フロン冷媒から吸熱する前の液化天然ガスとが熱交換
を行う低温側プレートフィン式熱交換器とをさらに含む
ことを特徴とする請求項1または2記載の液化天然ガス
を用いる冷熱発電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31265495A JPH09151707A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 液化天然ガスを用いる冷熱発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31265495A JPH09151707A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 液化天然ガスを用いる冷熱発電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09151707A true JPH09151707A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18031821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31265495A Pending JPH09151707A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 液化天然ガスを用いる冷熱発電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09151707A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR20160140958A (ko) | 2014-04-19 | 2016-12-07 | 마사시 다다 | 냉열 발전 시스템, 냉열 발전 시스템을 구비하는 에너지 시스템 및 냉열 발전 시스템의 이용 방법 |
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-
1995
- 1995-11-30 JP JP31265495A patent/JPH09151707A/ja active Pending
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