JPH09152148A - 蓄熱式空調装置 - Google Patents

蓄熱式空調装置

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JPH09152148A
JPH09152148A JP2930596A JP2930596A JPH09152148A JP H09152148 A JPH09152148 A JP H09152148A JP 2930596 A JP2930596 A JP 2930596A JP 2930596 A JP2930596 A JP 2930596A JP H09152148 A JPH09152148 A JP H09152148A
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JP
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heat
heat storage
heat exchanger
hot water
air
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Application number
JP2930596A
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English (en)
Inventor
Masao Terajima
正夫 寺島
Fukusaburo Uemura
福三郎 植村
Tatsuyoshi Oumi
辰良 近江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Denki Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、経済的な手段により暖房能力
の不足を補うとともに適切な空調の運転を行うことがで
きる蓄熱式空調装置を提供することにある。 【解決手段】凍結可能な水を収容する蓄熱槽13と、夜間
の冷房運転時に蓄熱槽13の水を冷却し氷及び冷水の冷熱
として蓄熱させ夜間の暖房運転時には蓄熱槽13の水を加
熱し温水として蓄熱させる氷蓄熱式ヒートポンプ装置11
と、夜間電力を利用して固体蓄熱体32に熱を蓄え昼間時
に蓄熱体32の放熱を利用して温水を発生させる固体蓄熱
式電気温水発生装置14と、蓄熱槽13の冷水又は温水が昼
間時のポンプ作動で循環流通される第1の熱交換器42及
び温水発生装置14で発生された温水が昼間時のポンプ作
動で循環流通される第2の熱交換器43を有し第1・第2
の空調用熱交換器42,43を空調空気が流通するケース41
内の空気流れ方向に対する上流側と後流側に配置した空
調用熱交換装置15とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は夜間電力を利用して
冷熱又は温熱を蓄え、この冷熱又は温熱を昼間の空調に
使用する蓄熱式空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模ビルや小規模ビルなどの建築物に
設備される空調装置として、氷蓄熱式のヒートポンプ装
置と空調用熱交換装置とを組合せたものが知られてい
る。この従来の蓄熱式空調装置は、凍結可能な水を収容
する蓄熱槽と、夜間における冷房運転と暖房運転の切換
が可能で冷房運転時には前記蓄熱槽の水を冷却し氷及び
冷水の冷熱として蓄熱させ暖房運転時には前記蓄熱槽の
水を加熱し温水として蓄熱させる氷蓄熱式のヒートポン
プ装置と、空調空気が流通するケース及び該ケース内に
配置され前記蓄熱槽に配管接続されて前記蓄熱槽の冷水
又は温水が昼間時のポンプ作動で循環流通される空調用
熱交換器を有する空調用熱交換装置とを具備する。
【0003】前記ヒートポンプ装置は、外気に触れる第
1の熱交換器と、蓄熱槽内に配置され該蓄熱槽の水と熱
交換する第2の熱交換器と、冷媒を圧縮して第1の熱交
換器と第2の熱交換器との間を循環流通させる圧縮機
と、冷媒の流れの向きを切換える切換弁と、第1の熱交
換器と第2の熱交換器との間の管路中に組込まれる膨脹
弁とを有し、前記切換弁の切換操作により冷房運転と暖
房運転に切替えることができるように構成されている。
【0004】また空調用熱交換装置は、空調空気が流通
するケースと、このケース内に配置され前記蓄熱槽に配
管接続されて該蓄熱槽の冷水又は温水が昼間時のポンプ
作動で循環流通される空調用熱交換器とを備えている。
【0005】このように構成された蓄熱式空調装置は、
冷房運転時には次に述べる作動を行う。氷蓄熱式のヒー
トポンプ装置は、夜間における冷房運転時に第1の熱交
換器が凝縮機として機能し、第2の熱交換器が蒸発器と
して機能する。そして、第2の熱交換器が蒸発器として
機能することにより、蓄熱槽内の水が低温に冷却され
て、第2の熱交換器の管外表面に氷層が形成されると共
に残存の槽内水が低温の冷水とされ、この氷及び冷水を
冷熱として蓄熱槽に蓄熱することになる。
【0006】そして、前記蓄熱槽に蓄えられた氷及び冷
水の冷熱を昼間時において冷房用の主要熱源として利用
する。この場合は蓄熱槽にある氷冷却の冷水を管路を介
して空調用熱交換器にポンプ作動で循環流通させる。空
調用熱交換装置は、空調用の熱交換器を流れる冷水によ
り空調空気を冷却する。そして、冷却された空気を送風
ダクトにより建築物の各部に送って昼間時の冷房を行
う。
【0007】暖房運転時には次に述べる作動を行う。氷
蓄熱式のヒートポンプ装置は、暖房運転を行う時に第1
の熱交換器が蒸発器として機能し、第2の熱交換器が凝
縮機として機能する。そして、第2の熱交換器が凝縮機
として機能することにより、蓄熱槽内の水を加熱し、高
温の温水として蓄熱槽に蓄熱することになる。
【0008】そして、前記蓄熱槽に蓄えた温水を昼間時
において暖房用の主要熱源として利用する。この場合は
蓄熱槽にある温水を管路を介して空調用熱交換装置の熱
交換器に循環流通させる。空調用熱交換装置は空調用の
熱交換器を流れる温水により空調空気を加熱する。そし
て、加熱された空気を送風ダクトにより建築物の各部に
送って昼間時の暖房を行う。
【0009】一般に氷蓄熱式のヒートポンプ装置を用い
た空調装置では、夏季に氷蓄熱式ヒートポンプ装置で蓄
熱槽内に氷を作って冷房運転を行い、冬季には氷蓄熱式
ヒートポンプ装置で蓄熱槽内に温水を作って暖房運転を
行っている。また、春季や秋季は、外気温度の高さに応
じて氷蓄熱式ヒートポンプ装置を切換弁の操作により冷
房運転または暖房運転に切換えて、冷房または暖房を行
っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記のような氷蓄熱式
ヒートポンプ装置を用いた従来の空調装置には、次に述
べるような問題があった。その第1の問題点は、暖房能
力が不足する点である。氷蓄熱式のヒートポンプ装置
は、安価な夜間電力を利用して蓄熱を行うためにエネル
ギーを経済的に利用することができるが、氷の蓄熱能力
と温水の蓄熱能力には著しい能力差がある。
【0011】すなわち、氷はそれが融解する時のエネル
ギーを有するために、同じ容積の氷と温水が夫々蓄積す
る熱量を比較すると、氷が蓄積する熱量の方が大きい。
氷蓄熱式のヒートポンプ装置は氷の冷熱を蓄熱しておく
方式であるために、前記のような熱量の差は、そのまま
空調装置の冷房能力と暖房能力の差となって現れ、冷房
能力に合せて蓄熱槽の容積を設定すると、暖房能力が不
足することになる。
【0012】このように暖房能力が不足した場合には、
高価な昼間の電力を利用して氷蓄熱式ヒートポンプ装置
を運転するか、或いは石油やガスなどを燃料とするボイ
ラを利用して、不足した暖房能力分の熱を補う必要があ
る。しかし、これらの対策は不経済であり、特に後者の
対策は排気ガスの発生を伴うという問題がある。
【0013】なお、暖房能力を増大するために蓄熱槽の
容積を大きくすると、この蓄熱槽は冷房能力にとって必
要以上に大きなものとなり、氷蓄熱式ヒートポンプ装置
の設備が非常に大型化する。
【0014】第2の問題点は、従来の空調装置は冷房運
転と暖房運転の二者択一の運転を選択するのみであり、
それ以外の温度と湿度の組合せによる空調運転を行うこ
とができない。言い換えれば人間が快適と感じる温度と
湿度の組合せの空調運転を行うことができない点であ
る。
【0015】特に、湿度が高い梅雨時や気温の変動が激
しい春季及び秋季には、冷房運転または暖房運転のみで
は、その時期に適した温度と湿度の組合せによる空調、
すなわちその時期に人間が快適と感じる温度と湿度の組
合せによる空調の運転を行うことができない。
【0016】本発明の第1の課題は、経済的な手段によ
り暖房能力の不足を補うと共に、必要とする温度と湿度
との組合せによる適切な空調運転を行うことができる蓄
熱式空調装置を提供することにある。本発明の第2の課
題は、経済的な手段により暖房能力の不足を補うことが
できる蓄熱式空調装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
るために、請求項1の発明に係る蓄熱式空調装置は、凍
結可能な水22を収容する蓄熱槽13と、夜間における
冷房運転と暖房運転の切換が可能で冷房運転時には蓄熱
槽13の水を冷却し氷及び冷水の冷熱として蓄熱させ暖
房運転時には前記蓄熱槽13の水を加熱し温水として蓄
熱させる氷蓄熱式のヒートポンプ装置11と、夜間電力
を利用して固体蓄熱体32に熱を蓄え昼間時に前記蓄熱
体32の放熱を利用して温水を発生させる固体蓄熱式の
電気温水発生装置14と、前記蓄熱槽13に配管接続さ
れ該蓄熱槽の冷水又は温水が昼間時のポンプ作動で循環
流通される第1の空調用熱交換器42及び前記温水発生
装置14に配管接続され該温水発生装置で発生された温
水が昼間時のポンプ作動で循環流通される第2の空調用
熱交換器43を有し前記第1の空調用熱交換器42を空
調空気が流通するケース41内の空気流れ方向に対する
上流側に配置し前記第2の空調用熱交換器43を前記ケ
ース41内の空気流れ方向に対する後流側に配置した空
調用熱交換装置15とを具備する構成としたことを特徴
とする。
【0018】この請求項1の発明によれば、必要とする
温度と相対湿度との組合せによる空調運転を行う場合に
は、蓄熱槽13の氷冷却冷水を空調用熱交換装置15の
第1の熱交換器42に供給し、これと同時に空調用熱交
換装置15の第2の熱交換器43に固体蓄熱式電気温水
発生装置14で得た温水を供給する。
【0019】そうすると、空調用熱交換装置15を流通
する空調空気が、まず最初に第1の熱交換器42に接触
して、この熱交換器42の冷熱により所定温度まで温度
降下される。これにより空気の絶対湿度が低下する。次
いで、前記空調空気は第2の熱交換器43に接触して、
この熱交換器43の温熱により所定温度まで温度上昇さ
れる。これにより空気の相対湿度が低下する。このよう
にして空気の温度と湿度が調整され、季節に応じた空気
の温度と湿度の組合せによって空調を行うことができ
る。
【0020】また、本発明の蓄熱式空調装置は、暖房運
転をする時に蓄熱槽13内の温水を空調用熱交換装置1
5の第1の熱交換器42に供給し且つ固体蓄熱式電気温
水発生装置14で得た温水を空調用熱交換装置15の第
2の熱交換器43に供給して空調空気を加熱する。これ
により固体蓄熱式の電気温水発生装置14がヒートポン
プ装置11の暖房能力を補強して空調装置全体の暖房能
力を増強することができる。例えば外気の温度が低い場
合に、固体蓄熱式の電気温水発生装置14を動作させる
ことにより、暖房運転の立上りを改善することができ
る。
【0021】また、前記蓄熱槽13は冷房能力を基準に
して容積を設定し、この容積の蓄熱槽13を基準にして
暖房運転を行ない、その暖房能力の不足分を固体蓄熱式
電気温水発生装置14で補強する。このため、蓄熱槽1
3を暖房能力を基準にした大きな容積のものにする必要
がなく、また石油やガスなどを燃料とするボイラを用い
て暖房能力を補う必要もなく、排煙による大気汚染の問
題を回避することができる。
【0022】なお、固体蓄熱式の電気温水発生装置14
に用いる固体蓄熱体32は、小さなもので多くの熱を蓄
えることができるため、固体蓄熱式の電気温水発生装置
14は小型であり、ボイラのように排煙を出すこともな
い。
【0023】前記第2の課題を解決するために、請求項
2の発明に係る蓄熱式空調装置は、凍結可能な水22を
収容する蓄熱槽13と、夜間における冷房運転と暖房運
転の切換が可能で冷房運転時には蓄熱槽13の水22を
冷却し氷及び冷水の冷熱として蓄熱させ暖房運転時には
前記蓄熱槽13の水22を加熱し温水として蓄熱させる
氷蓄熱式のヒートポンプ装置11と、空調空気が流通す
るケース102及び該ケース内に配置され前記蓄熱槽1
3に配管接続されて該蓄熱槽の冷水又は温水が昼間時の
ポンプ作動で循環流通される空調用熱交換器103を有
する空調用熱交換装置101と、夜間電力を利用して固
体蓄熱体32に熱を蓄え昼間時に前記蓄熱体32の放熱
を利用して空調用熱交換器103に供給される温水を加
熱する固体蓄熱式の温水加熱装置100とを具備する構
成としたことを特徴とする。
【0024】この請求項2の発明によれば、蓄熱槽13
の温水を空調用熱交換器103に供給する時に、この温
水を固体蓄熱式の温水加熱装置100で再加熱して温度
上昇させることができる。このため、空調用熱交換装置
101の熱交換器103が一個であっても固体蓄熱式の
温水加熱装置100がヒートポンプ装置11の暖房能力
を補強して暖房能力を増強することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態
(第1の実施例)について図1乃至図3を参照して具体
的に説明する。この実施例は本発明の空調装置をビルに
設置したものであり、図中1は本発明の空調装置が設備
されるビル、2はこのビル1の地上の各階層、3はビル
1の屋上部、4はビル1の地下階層を示している。
【0026】11は氷蓄熱式のヒートポンプ装置、13
は凍結可能な水22を収容した蓄熱槽(この蓄熱槽の大
きさは冷房能力に合せた容積に設定されている)で、こ
の蓄熱槽13と前記ヒートポンプ装置11はユニット型
をなし、ビル1の屋上部3に図示の如く並べて設置され
ている。
【0027】14は固体蓄熱式の電気温水発生装置、1
5は空調用熱交換装置であり、この固体蓄熱式電気温水
発生装置14と空調用熱交換装置15はビル1の地下階
層4に夫々設置されている。
【0028】氷蓄熱式のヒートポンプ装置11は、安価
な夜間電力を利用して作動されるものであって、外気に
触れる第1の熱交換器18と、蓄熱槽13内に配置され
該蓄熱槽13の水22と熱交換する第2の熱交換器19
と、冷媒を圧縮して第1の熱交換器18と第2の熱交換
器19との間を循環流通させる圧縮機20と、冷媒の流
れの向きを切換える切換弁21と、第1の熱交換器18
と第2の熱交換器19との間の管路中に組込まれる膨脹
弁(図示せず)とを有し、前記切換弁21の切換操作に
より夜間における冷房運転と暖房運転の切替が行えるよ
うに構成されている。
【0029】なお、第1の熱交換器18と前記圧縮機2
0と切換弁21及び図示しない膨脹弁は、装置ボックス
16内に組込まれてヒートポンプ12を構成している。
前記装置ボックス16は外気入口16aと外気出口16
bを有しており、外気出口16bに設けられた送風ファ
ン17の駆動により外気を外気入口16aから取り入れ
て装置ボックス16の内部を流し外気出口16bから外
部へ排気するようにしており、装置ボックス16の内部
を流れる空気が第1の熱交換器18に接触して熱交換で
きるようになっている。
【0030】前記第1の熱交換器18、第2の熱交換器
19、圧縮機20及び切換え弁21は配管によって直列
に接続されて冷媒循環管路を構成しており、この管路の
中には冷媒が充填されている。
【0031】固体蓄熱式の電気温水発生装置14は、夜
間電力を利用して固体蓄熱体32に熱を蓄え昼間時に前
記蓄熱体32の放熱を利用して温水を発生させるもので
あって、断熱ケース31と、この断熱ケース31の内部
に設けられた固体蓄熱体32と、この固体蓄熱体32を
加熱する電気ヒータ33と、断熱ケース31の内部に設
けられた空気を循環流通させる空気通路34と、この空
気通路34に設けられた送風ファン35及び温水発生用
の熱交換器36とを具備する。
【0032】次に、空調用熱交換装置15について説明
する。この空調用熱交換装置15は空調空気が内部流通
するケース41と、このケース41の内部に設けられた
第1・第2の熱交換器42,43を具備する。
【0033】第1の空調用熱交換器42は、蓄熱槽13
の冷水又は温水を管内に流して、ケース41の内部を流
通する空調空気と熱交換させるものであって、前記ケー
ス41内の空気流れ方向に対する上流側に配置され、且
つ前記蓄熱槽13に冷温水送り管51及び冷温水戻り管
52を介して図示の如く配管接続されている。
【0034】前記第2の空調用熱交換器43は、温水発
生装置14で発生させた温水を管内に流して、ケース4
1の内部を流通する空調空気と熱交換させるものであっ
て、前記ケース41内の空気流れ方向に対する下流側に
配置され、且つ前記温水発生装置14の熱交換器36に
温水送り管61及び温水戻り管62を介して図示の如く
配管接続されている。
【0035】44は空気送りダクトで、これはビル1の
地下階層4から地上の各階層2にわたって延設されてお
り、一端が前記ケース41の空気流れ方向下流側端部に
接続されると共に、地上の各階層2に対応する部分に空
気出口が形成されている。
【0036】45は空気戻りダクトで、これはビル1の
地下階層4から地上の各階層2にわたって延設されてお
り、一端が前記ケース41の空気流れ方向上流側端部に
接続されると共に、地上の各階層2に対応する部分に空
気入口が形成されている。
【0037】即ち、空気送りダクト44はケース41内
で熱交換された空気を空気出口からビル1の各階層2に
送り出すものであり、また空気戻りダクト45はビル1
の各階層2の空気を空気入口から取り込んでケース41
に戻すものである。なお、前記ビル1には外気を前記ケ
ース41内に取り入れる外気取入ダクト46が図示の如
く配管されている。
【0038】前記冷温水送り管51は蓄熱槽13の下側
部と空調用熱交換器42(第1の熱交換器)の流入口と
に接続され、冷温水戻り管52は蓄熱槽13の上側部と
空調用熱交換器42(第1の熱交換器)の流出口とに接
続されており、前記送り管51には蓄熱槽13の冷水又
は温水を図示矢印方向に流す送り用ポンプ53が介在設
置されている。即ち、冷温水送り管51及び冷温水戻り
管52は、蓄熱槽13の冷水又は温水を第1の熱交換器
42に対して循環流通させるものである。
【0039】なお、冷温水送り管51の中間部と冷温水
戻り管52の中間部には、迂回管路54が接続されてい
る。この迂回管路54は、冷温水送り管51に設けた電
動式の切換え弁55により冷温水送り管51に対して連
通・遮断されるようになっている。
【0040】前記温水送り管61は固体蓄熱式電気温水
発生装置14の熱交換器36の流入口と空調用熱交換器
43(第2の熱交換器)の流出口とに接続され、前記温
水戻り管62は前記熱交換器36の流出口と空調用熱交
換器43(第2の熱交換器)の流入口とに接続されてお
り、前記温水送り管61には送り用ポンプ63が介在設
置されている。
【0041】そして、前記温水送り管61と温水発生用
熱交換器36と温水戻り管62と空調用熱交換器43
(第2の熱交換器)とで構成される循環管路には水が充
填され、この水を温水発生用熱交換器36で加熱するこ
とにより温水を発生させ、この温水を前記ポンプ63の
作動で空調用熱交換装置15の第2の熱交換器43に循
環流通させるようになっている。
【0042】なお、前記温水送り管61の中間部と温水
戻り管62の中間部には迂回管路64が接続されてい
る。この迂回管路64は温水送り管61に設けた電動式
の切換え弁65により温水送り管61に対して連通・遮
断されるようになっている。
【0043】次に制御系統について説明する。図中71
は切換え弁55を切換え操作する制御器で、これは電動
式の切換え弁55と、空調用熱交換装置15のケース4
1における第1の熱交換器42を通過後の空気の温度を
測定する温度計72と、戻りダクト45におけるビル1
を空調した後の空気の温度を測定する温度計73とに図
示の如く配線接続されて、この両温度計72,73で測
定した空気温度に応じて、前記切換え弁55を自動的に
切換え操作できるようになっている。
【0044】74は温水用制御器で、これは電動式の切
換え弁65と、戻りダクト45におけるビル1を空調し
た後の空気の温度を測定する温度計75とに図示の如く
配線接続されて、この温度計75で測定した空気温度に
応じて、前記切換え弁65を自動的に切換え操作できる
ようになっている。
【0045】以上のように構成された蓄熱式空調装置の
作動について説明する。まず最初に冷房運転を行う場合
について図1を参照して説明する。氷蓄熱式のヒートポ
ンプ装置11は、夜間電力を利用して冷房運転を行う時
に第1の熱交換器18が凝縮器、第2の熱交換器19が
蒸発器として機能する。切換え弁21は冷媒が図1の矢
印方向に流れるように操作する。ヒートポンプ12の送
風ファン17と圧縮機20は、夜間電力を利用して運転
する。
【0046】これにより冷媒は図1矢印方向に流れて、
第2の熱交換器19が冷凍サイクルにおける蒸発器とし
て機能する。この機能により蓄熱槽13内の水が低温に
冷却され、前記熱交換器19の管外表面に氷層が形成さ
れて、この氷及び冷水による冷熱を蓄熱槽13に蓄熱す
る。
【0047】昼間時には、蓄熱槽13に蓄熱された冷熱
(氷冷却の冷水)を主要熱として利用する。ポンプ53
を回転駆動すると、蓄熱槽13内の冷水が図1実線矢印
方向に示すように送り管51を通して空調用熱交換装置
15の第1の熱交換器42へ送られ、この熱交換器42
を流れた後に戻り管52を通って再び蓄熱槽13に戻る
ように循環流通する。
【0048】空調用熱交換装置15のケース41には、
ビル1の空調に使用された空気が戻りダクト45を通っ
て流入し、外気が外気取入ダクト46を通って流入す
る。この流入空気は第1の熱交換器42に接触し、この
熱交換器42を流れる冷水によって冷却される。冷却さ
れた空気は送りダクト44によりビル1の各階層2へ送
られて各階層2を冷房する。
【0049】次に、暖房運転について図2を参照して説
明する。氷蓄熱式のヒートポンプ装置11は、夜間電力
を利用して暖房運転を行う時に第1の熱交換器18が蒸
発器、第2の熱交換器19が凝縮器として機能する。切
換え弁21は冷媒が図2の矢印方向に流れるように操作
する。ヒートポンプ12の送風ファン17と圧縮機20
は、夜間電力を利用して運転する。
【0050】これにより冷媒は図2矢印方向に流れて、
第2の熱交換器19が冷凍サイクルにおける凝縮器とし
て機能する。この機能により蓄熱槽13内の水が高温に
加熱され、この温水による温熱を蓄熱槽13に蓄熱す
る。
【0051】昼間時には蓄熱槽13に蓄熱された温熱
(温水)を主要熱源として利用する。ポンプ53を回転
駆動すると、蓄熱槽13内の温水が送り管51及び戻り
管52を図2破線矢印で示す方向に流れ、空調用熱交換
装置15の第1の熱交換器42に対して循環流通する。
空調用熱交換装置15の各ダクト45、46を通ってケ
ース41内を流れる空気は、第1の熱交換器42に接触
することにより、この熱交換器42の管内を流れる温水
により加熱され、その後送りダクト44を経てビル1の
各階層2へ送られて各階層2を暖房する。
【0052】なお、前記のような冷房運転及び暖房運転
において、切換え弁55が両方の管51、52を連通す
るように制御動作されると、冷水または温水が第1の熱
交換器42に流れないように迂回管路54を通して循環
流通するようになる。
【0053】ここで、前記蓄熱槽13は設備の大型化を
回避するために冷房能力を基準にして容積を決定してい
る。このため、冷房能力に比較して暖房能力が小さく、
暖房運転時には外気の条件によって蓄熱槽13の温水蓄
熱のみでは暖房能力が不足する場合がある。この場合に
は蓄熱式電気温水発生装置14によって暖房能力を補
う。
【0054】この場合の蓄熱式電気温水発生装置14の
作動について説明する。夜間電力を利用して電気ヒータ
33に通電し固体蓄熱体32を加熱することにより、固
体蓄熱体32で熱を蓄積する。昼間時に、送風ファン3
5を回転駆動すると、空気通路34を空気が循環流通し
て固体蓄熱体32から放出される熱により加熱される。
加熱された空気は空気通路34に設けられた熱交換器3
6に接触して、この熱交換器36を加熱する。
【0055】一方、昼間時にポンプ63を回転駆動する
と、温水用熱交換媒体である水が温水送り管61、熱交
換器36、温水戻り管62および空調用熱交換装置15
の第2の熱交換器43を結ぶ管路を図2破線矢印方向に
循環流通する。そして、この循環水が熱交換器36を通
過する時に温風により加熱されて温度上昇し、空調用熱
交換装置15の第2の熱交換器43を通過する時にケー
ス41内を流れる空調空気を加熱する。
【0056】これにより蓄熱式電気温水発生装置14が
蓄熱槽13の蓄熱による暖房能力を補強して暖房能力を
増強することができる。例えば、外気の温度が低い場合
に、固体蓄熱式電気温水発生装置14をポンプ作動させ
ることにより、暖房運転の立上りを改善することができ
る。
【0057】また、蓄熱槽13は冷房能力の大きさを基
準にしてを容積を設定し、この蓄熱槽13を基準にして
暖房運転を行い、暖房能力の不足分を固体蓄熱式電気温
水発生装置14で補強する。このため、蓄熱槽13を暖
房能力を基準とした大きな容積のものにする必要がな
く、また液体燃料などを燃料とするボイラを用いて暖房
能力を補う必要がなく、排煙による空気の汚染を回避で
きる。
【0058】なお、固体蓄熱式電気温水発生装置14に
用いる固体蓄熱体32は小さな容積で多くの熱を蓄える
ことができるため、固体蓄熱式の電気温水発生装置14
は小型であり、ボイラのように排煙を出すこともない。
【0059】次に、必要とする温度と相対湿度との組合
せによる空調運転を行う場合について図3を参照して説
明する。この空調運転の原理について説明する。得よう
とする空気の温度A℃、相対湿度B%(絶対湿度C)の
空調条件を設定する。空調運転する対象である空気(外
気)の温度D℃と相対湿度E%を測定する。公知の湿り
空気i・x線図に基づいて、対象とする空気の絶対湿度
が、空気温度A℃、相対湿度B%である空気の絶対湿度
Cと同じになる温度Gを求める。そして、対象空気を冷
却して温度D℃から温度Gまで温度降下させる。対象空
気の温度が降下する過程で温度F℃に達すると、対象空
気の相対湿度がE%から100%になる。
【0060】さらに、対象空気を冷却して温度を降下さ
せて行くと、空気の相対湿度は100%のままであるが
絶対湿度が低下する。対象とする空気が冷却温度Gまで
温度降下すると、その空気の絶対湿度が絶対湿度Cに低
下する。そこで、対象とする空気を加熱して温度Gから
設定したA℃まで温度上昇させると、空気温度A℃、相
対湿度B%(絶対湿度C)の空気を得ることができる。
【0061】一例について述べる。空調機において温度
22℃、相対湿度50%の空気を得る時、例えば外気が
温度18℃、相対湿度80%であったとする。湿り空気
i・x線図に基づいて、この外気を冷房運転により14
℃まで冷却すると、相対湿度が100%となり、空気中
の水分は凝縮水として残る。さらに、空気を11℃まで
冷却すると、温度11℃、相対湿度100%の空気とな
る。この時の、空気中の絶対湿度が0.01025kg
/kgから0.00825kg/kgまで低減する。そ
して、この空気を22℃まで温度上昇させると、温度2
2℃、相対湿度50%の空気を得ることができる。
【0062】具体的な作動について述べる。氷蓄熱式ヒ
ートポンプ装置11の冷房運転で蓄熱槽13に氷蓄熱さ
れた冷水を図3実線矢印で示す方向に流して空調用熱交
換装置15の第1の熱交換器42に供給する。また、こ
れと同時に固体蓄熱式電気温水発生装置14で得た温水
を図3破線矢印で示す方向に流して空調用熱交換装置1
5の第2の熱交換器43に供給する。
【0063】この状態で、空調用熱交換装置15のケー
ス41にビル1の空調に使用された空気が戻りダクト4
5を通って流入し、外気が外気取入ダクト46を通って
流入すると、この流入空気はまず第1の熱交換器42に
接触する。ここで、空気は第1の熱交換器42を流れる
冷水により冷却されて温度が降下する。空気の温度が降
下する過程で空気の相対湿度がE%から100%にな
る。
【0064】さらに、対象空気を冷却して温度を降下さ
せて行くと、空気の相対湿度は100%のままであるが
絶対湿度が低下する。そして、得ようとする空調条件、
相対湿度に対応する絶対湿度の温度まで冷却する。
【0065】次いで、空調空気は第1の熱交換器42を
通過して第2の熱交換器43に接触する。ここで、空気
は第2の熱交換器43を流れる温水により加熱されて空
調条件の温度まで温度上昇する。これにより空気を設定
した空調条件の温度と湿度に調整することができる。
【0066】このようにして空気の温度と湿度が調整さ
れ、季節に応じた空気の温度と湿度の組合せによって適
切な空調を行うことができる。すなわち、季節に応じて
人間にとって快適な空調を行うことができる。特に外気
の湿度が高い場合に、外気を冷却して湿度を低下させる
と人間が肌寒く感じることがある。そこで、外気を加熱
して温度上昇させて、快適な空調条件にする場合に適し
ている。
【0067】前述した実施例では、氷蓄熱式ヒートポン
プ装置11の第2の熱交換器19を蓄熱槽13の内部に
設けて、蓄熱槽13内の水22を直接的に冷却または加
熱するようにしているが、第2の熱交換器19と蓄熱槽
13との間の関係は、これに限定されずに第2の熱交換
器19で蓄熱槽13内の水22を間接的に冷却または加
熱するようにしても良い。
【0068】図4は、この第2の実施例を示している。
この第2の実施例は図1乃至図3に示す構成のうち第2
の熱交換器19と蓄熱槽13との間の関係を変更したも
のであって、図4において図1乃至図3と同じ部分は同
じ符号を付して示している。
【0069】図4において81は熱交換槽で、この熱交
換槽81の内部に第2の熱交換器19が設けられる。蓄
熱槽13には蓄熱用熱交換器90が設けられている。前
記熱交換槽81には接続管82,83が接続されてお
り、その一方の接続管82は切換え弁88を介して、蓄
熱用熱交換器90の一端に接続される冷水管84と蓄熱
槽13に接続される温水管86とが接続され、他方の接
続管83は切換え弁89を介して、蓄熱用熱交換器90
の他端に接続される冷水管85と蓄熱槽13に接続され
る温水管87とが接続されている。
【0070】一方の接続管82にはポンプ91が介在し
て設けられている。熱交換槽81と蓄熱用熱交換器90
およびこれらを接続する管82〜85には熱交換媒体9
2例えば不凍液が入れられ、蓄熱槽13と該蓄熱槽に連
通する温水管86,87には凍結可能な水22が入れら
れている。
【0071】そして、第1の熱交換器18と第2の熱交
換器19と圧縮機20及び切換弁21等を含むヒートポ
ンプ12に、前記のような熱交換槽81と蓄熱用熱交換
器90及びこれらの接続配管を付加して氷蓄熱式のヒー
トポンプ装置11が構成されている。
【0072】冷房運転の時には、接続管82,83と冷
水管84,85を熱交換媒体92が図4実線矢印で示す
如く流れるように切換え弁88,89で連通して、熱交
換槽81と蓄熱用熱交換器90とを接続する。この状態
で氷蓄熱式ヒートポンプ装置11の夜間における冷房運
転を行うと、第2の熱交換器19が冷凍サイクルにおけ
る蒸発器として機能し、熱交換槽81にある蓄熱用熱交
換媒体92(不凍液)を低温に冷却する。
【0073】冷却された蓄熱用熱交換媒体92はポンプ
91の作動により熱交換槽81から接続管82、冷水管
85、蓄熱用熱交換器90、冷水管86および接続管8
3を経て熱交換槽81に戻る経路で循環流通する。蓄熱
用熱交換媒体92が蓄熱用熱交換器90を通る時に蓄熱
槽13内の水22を低温に冷却し、蓄熱用熱交換器90
の管外表面に氷層を形成して、この氷及び冷水による冷
熱を蓄熱槽13に蓄熱する。その他の冷房運転の作動は
前述した第1の実施例と同様であるので、詳細な説明は
省略する。
【0074】暖房運転の時には、蓄熱用熱交換媒体92
(不凍液)を管路から抜いて水22と入替える。そし
て、接続管82,83と温水管86,87を水22が図
示破線矢印で示す如く流れるように切換え弁88,89
で連通して、熱交換槽81と蓄熱槽13とを接続する。
この状態で氷蓄熱式ヒートポンプ装置11の夜間におけ
る暖房運転を行うと、第2の熱交換器19が冷凍サイク
ルにおける凝縮器として機能し、熱交換槽81内の水2
2を高温に加熱する。
【0075】加熱された温水はポンプ91の作動により
熱交換槽81から接続管82、温水管86、蓄熱槽1
3、温水管87および接続管83を経て熱交換槽81に
戻る経路で循環流通し、蓄熱槽13に温水温熱として蓄
熱する。その他の暖房運転の作動は前述した第1の実施
例と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0076】氷蓄熱式ヒートポンプ装置11の構成は、
前述した第1及び第2の実施例に限定されるものではな
く、その基本的な原理を実現する種々の構成を採用する
ことができる。例えば氷蓄熱式ヒートポンプ装置11を
蓄熱槽13が分離したセパレート型にすることができ、
また蓄熱槽13は建築物の適宜な箇所、例えば地下階層
4に設置することもできる。
【0077】また、氷蓄熱式ヒートポンプ装置11、固
体蓄熱式電気温水発生装置14および空調用熱交換装置
15を結ぶ管路の構成は、前述した第1及び第2の実施
例に限定されるものではなく、本発明の要旨を実現する
種々の構成を採用することができる。
【0078】次に、請求項2の発明に係わる実施例につ
いて図5及び図6を参照して説明する。図5及び図6に
おいて、氷蓄熱式のヒートポンプ装置11は図4に示す
ヒートポンプ装置11の構成を採用しており、また固体
蓄熱式の温水加熱装置100の構成は図1乃至図4に示
す固体蓄熱式電気温水発生装置14の構成を採用してい
る。このため、図5及び図6において図1乃至図4と同
じ部分は同じ符号を付して示している。
【0079】本実施例の特徴となる構成について説明す
る。図中101は空調用熱交換装置である。この空調用
熱交換装置101はケース102と、このケース102
の内部に設けられた空調用熱交換器103と、前記ケー
ス102に接続した送りダクト104及び戻りダクト1
05と、前記ケース102に接続した外気取入ダクト1
06とを具備する構成となっている。
【0080】114は蓄熱槽13の下側部と空調用熱交
換器103の流入管111とを接続する冷水送り管で、
この冷水送り管114には開閉弁116と逆止弁129
が組込まれている。115は蓄熱槽13の上側部と空調
用熱交換器103の流出管112とを接続する冷水戻り
管で、この冷水戻り管115には開閉弁117が組込ま
れ、前記流出管112にはポンプ113が介在して設け
られている。
【0081】118は蓄熱槽13の下側部と空調用熱交
換器103の流入管111とを接続する温水送り管で、
この温水送り管118には管路方向に間隔を存して2個
の開閉弁120,121が組込まれている。119は蓄
熱槽13と空調用熱交換器103の流出管112とを接
続する温水戻り管で、この温水戻り管119には管路方
向に間隔を存して2個の開閉弁122,123が組込ま
れている。
【0082】124は温水加熱装置用の送入管で、これ
は固体蓄熱式温水加熱装置100の熱交換器36の一端
と、温水戻り管119における開閉弁122と開閉弁1
23との間の部分とに接続されている。なお、この送入
管124にはポンプ126が介在して設けられている。
125は温水加熱装置用の送出管で、これは固体蓄熱式
温水加熱装置100の熱交換器36の他端と、温水送り
管118における開閉弁120と開閉弁121との間の
部分とに接続されている。
【0083】127は温水送り管118と温水加熱装置
用送入管124とを接続するバイパス管、このバイパス
管127には弁128が組込まれている。130は空調
用熱交換器103の流入管111と流出管112との迂
回管路を連通・遮断させる切換え弁である。
【0084】このように構成された空調装置の作動につ
いて説明する。冷房運転について図5を参照して説明す
る。冷房運転時において温水系統の開閉弁121,12
2を閉じ、冷水系統の開閉弁116,117を開弁させ
る。冷房運転における氷蓄熱式ヒートポンプ装置11の
作動は、前述した第2の実施例で説明しているので省略
する。ポンプ113を駆動すると、蓄熱槽13内の氷冷
却冷水が図5実線矢印で示すように冷水送り管114、
流入管111、空調用熱交換器103、流出管112、
冷水戻り管115を通って蓄熱槽13に戻るように循環
流通する。
【0085】ビル1で空調に使用された空気が戻りダク
ト105を通ってケース102に戻り、また外気が外気
取入ダクド106からケース102に取入れられる。ケ
ース102を通る空気は空調用熱交換器103を流れる
冷水により冷却されて、送りダクト104によりビル1
の内部に送出される。
【0086】暖房運転について図6を参照して説明す
る。暖房運転時において冷水系統の開閉弁116,11
7を開き、温水系統の開閉弁121,112を開弁させ
る。暖房運転における氷蓄熱式ヒートポンプ装置11の
作動は前述した第2の実施例で説明しているので省略す
る。ポンプ113を駆動すると、蓄熱槽13内の温水が
図6破線矢印で示すように温水送り管118、流入管1
11、空調用熱交換器103、流出管112、温水戻り
管119を通って蓄熱槽13に戻るように循環流通す
る。
【0087】ここで、暖房運転の時にポンプ126を駆
動すると、温水戻り管119を流れる温水の一部が温水
加熱装置用送入管124から固体蓄熱式温水加熱装置1
00の熱交換器36を流れ、温水加熱装置用送出管12
5から温水送り管118に戻るように流れる。固体蓄熱
式の温水加熱装置100では、前述の実施例で述べたよ
うに固体蓄熱体32の蓄熱を利用して、空気通路34を
循環流通する空気が加熱されているので、この加熱空気
による熱交換作用で熱交換器36を流れる温水が再加熱
され、温水系統を流れる温水の温度を上昇させることが
できる。
【0088】空調用熱交換装置101におけるケース1
02には、ビル1で空調に使用された空気が戻りダクト
105を通ってケース102に戻り、また外気が外気取
入ダクド106からケース102に取入れられる。ケー
ス102を通る空気は熱交換器103を流れる温水によ
り加熱されて、送りダクト104によりビル1の各階層
2に送出される。ここで、前述のように固体蓄熱式温水
加熱装置100が温水を加熱して温度を上昇させている
ので、空調用熱交換器103で空気を強力に加熱するこ
とができる。
【0089】このように暖房運転をするに際して、蓄熱
槽13内の温水を空調用熱交換器103に供給し、また
この空調用熱交換器103から流出する温水の一部を固
体蓄熱式温水加熱装置100に供給して温度上昇させ、
蓄熱槽13から直接供給される温水に合流させて空調用
熱交換器103を加熱するので、固体蓄熱式の温水加熱
装置100は氷蓄熱式ヒートポンプ装置11の暖房能力
を補強して充分な暖房能力を得ることができる。
【0090】このため、蓄熱槽13は冷房能力を基準に
して容積を設定し、この蓄熱槽13を基準にして暖房運
転を行い、その暖房能力の不足分を固体蓄熱式温水加熱
装置100で補強する。このため、蓄熱槽13を暖房能
力を基準とした大きな容積のものにする必要がなく、ま
た液体燃料などを燃料とするボイラを用いて暖房能力を
補う必要がなく、排煙を出すことによる空気の汚染を回
避できる。
【0091】なお、固体蓄熱式の温水加熱装置100に
用いる固体蓄熱体32は小さな容積で多くの熱を蓄える
ことができるために、固体蓄熱式温水加熱装置100は
小型であり、ボイラのように排煙を出すこともない。従
って、経済的な手段により氷蓄熱式ヒートポンプ装置1
1の暖房能力の不足を補強して暖房能力を増強すること
ができる。
【0092】
【発明の効果】請求項1の発明の蓄熱式空調装置によれ
ば、必要とする温度と相対湿度との組合せによる空調運
転を行う場合に、蓄熱槽13の冷水を空調用熱交換装置
15の第1の熱交換器42に供給し、これと同時に空調
用熱交換装置15の第2の熱交換器43に固体蓄熱式電
気温水発生装置14で得た温水を供給する。
【0093】そうすると、空調用熱交換装置15を流通
する空調空気が、まず最初に第1の熱交換器42に接触
して、この熱交換器の冷熱により所定温度まで温度降下
される。次いで、空調空気は第2の熱交換器43に接触
して、この熱交換器の温熱により所定温度まで温度上昇
される。これにより空気の相対湿度が低下する。
【0094】このようにして空気の温度と湿度を調整し
て、季節に応じた空気の温度と湿度の組合せによって人
体に快適な適切な空調を行うことができる。また、この
発明の蓄熱式空調装置は、暖房運転をする時に固体蓄熱
式電気温水発生装置14で得た温水を空調用熱交換装置
15の第2の熱交換器43に供給して空調空気を加熱す
る。これにより固体蓄熱式の電気温水発生装置14がヒ
ートポンプ装置11の暖房能力を補強して空調装置全体
の暖房能力を増強することができる。
【0095】このため、蓄熱槽13を暖房能力を基準と
した大きな容積のものにする必要がなく、また液体燃料
等を燃料とするボイラを用いて暖房能力を補う必要がな
く、排煙による空気の汚染を回避できる。従って、経済
的な手段により氷蓄熱式ヒートポンプ装置の暖房能力の
不足を補強して暖房能力を増強することができる。
【0096】請求項2の発明の蓄熱式空調装置によれ
ば、蓄熱槽13の温水を空調用熱交換器103に供給す
る時に、この温水を固体蓄熱式の温水加熱装置100で
再加熱して温度上昇させることができるため、空調用熱
交換装置101の熱交換器103が一個であっても固体
蓄熱式の温水加熱装置100がヒートポンプ装置11の
暖房能力を補強して暖房能力を増強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係る蓄熱式空調装置の第1の
実施例を冷房時の運転状態で示した構成説明図。
【図2】同実施例の蓄熱式空調装置を暖房時の運転状態
で示した作用説明図。
【図3】同実施例の蓄熱式空調装置を冷暖房の併用運転
状態で示した作用説明図。
【図4】本発明における第2の実施例の蓄熱式空調装置
を示す構成説明図。
【図5】請求項2の発明に係る蓄熱式空調装置の実施例
を冷房時の運転状態で示した構成説明図。
【図6】同実施例の蓄熱式空調装置を暖房時の運転状態
で示した作用説明図。
【符号の説明】
11…氷蓄熱式ヒートポンプ装置、 13…蓄熱槽、 14…固体蓄熱式電気温水発生装置、 15…空調用熱交換装置、 18…ヒートポンプ装置の第1の熱交換器、 19…ヒートポンプ装置の第2の熱交換器、 20…圧縮機、 22…凍結可能な水、 32…固体蓄熱体、 33…電気ヒータ、 36…熱交換器、 42…空調用熱交換装置の第1の熱交換器、 43…空調用熱交換装置の第2の熱交換器、 81…熱交換槽、 92…熱交換媒体(不凍液) 100…固体蓄熱式の温水加熱装置、 101…空調用熱交換装置、 103…空調用熱交換器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夜間電力を利用して冷熱又は温熱を蓄
    え、この冷熱又は温熱を昼間の空調に使用する蓄熱式空
    調装置であって、凍結可能な水を収容する蓄熱槽と、夜
    間における冷房運転と暖房運転の切換が可能で冷房運転
    時には前記蓄熱槽の水を冷却し氷及び冷水の冷熱として
    蓄熱させ暖房運転時には前記蓄熱槽の水を加熱し温水と
    して蓄熱させる氷蓄熱式のヒートポンプ装置と、夜間電
    力を利用して固体蓄熱体に熱を蓄え昼間時に前記蓄熱体
    の放熱を利用して温水を発生させる固体蓄熱式の電気温
    水発生装置と、前記蓄熱槽に配管接続され該蓄熱槽の冷
    水又は温水が昼間時のポンプ作動で循環流通される第1
    の空調用熱交換器及び前記温水発生装置に配管接続され
    該温水発生装置で発生された温水が昼間時のポンプ作動
    で循環流通される第2の空調用熱交換器を有し前記第1
    の空調用熱交換器を空調空気が流通するケース内の空気
    流れ方向に対する上流側に配置し前記第2の空調用熱交
    換器を前記ケース内の空気流れ方向に対する後流側に配
    置した空調用熱交換装置とを具備することを特徴とする
    蓄熱式空調装置。
  2. 【請求項2】 夜間電力を利用して冷熱又は温熱を蓄
    え、この冷熱又は温熱を昼間の空調に使用する蓄熱式空
    調装置であって、凍結可能な水を収容する蓄熱槽と、夜
    間における冷房運転と暖房運転の切換が可能で冷房運転
    時には前記蓄熱槽の水を冷却し氷及び冷水の冷熱として
    蓄熱させ暖房運転時には前記蓄熱槽の水を加熱し温水と
    して蓄熱させる氷蓄熱式のヒートポンプ装置と、空調空
    気が流通するケース及び該ケース内に配置され前記蓄熱
    槽に配管接続されて前記蓄熱槽の冷水又は温水が昼間時
    のポンプ作動で循環流通される空調用熱交換器を有する
    空調用熱交換装置と、夜間電力を利用して固体蓄熱体に
    熱を蓄え昼間時に前記蓄熱体の放熱を利用して前記空調
    用熱交換器に供給される温水を加熱する固体蓄熱式の温
    水加熱装置とを具備することを特徴とする蓄熱式空調装
    置。
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Cited By (1)

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EA037242B1 (ru) * 2017-05-10 2021-02-25 Акционерное Общество "Нпо "Тепломаш" Система кондиционирования воздуха с теплоутилизацией и возможностью регулировать температуру и влажность

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