JPH09152731A - 電子写真感光体 - Google Patents
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- JPH09152731A JPH09152731A JP31279495A JP31279495A JPH09152731A JP H09152731 A JPH09152731 A JP H09152731A JP 31279495 A JP31279495 A JP 31279495A JP 31279495 A JP31279495 A JP 31279495A JP H09152731 A JPH09152731 A JP H09152731A
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Abstract
なくし、残留電位の上昇がなく、繰り返し安定性や環境
特性に優れた電子写真感光体の提供。 【解決手段】 導電性支持体上に中間層を介して感光層
を有する電子写真感光体において、該中間層がアルコキ
シメチル化ナイロンと共重合体ナイロンにシリカ被覆後
アルミナ被覆した2層被覆酸化チタン粒子を中間体全量
の30〜75%分散させてなるもので、シリカ:アルミ
ナ(重量比)が3:7〜8:2のもの。また同中間層の
表面粗さRzが0.5〜2.0μm、膜厚が0.5〜1
0μmのもの。
Description
光層との間に中間層を有する電子写真感光体に関するも
のである。
中間層を設け、導電性支持体と感光層との接着性改善、
感光層の塗工性向上、支持体の保護、支持体の欠陥の被
覆、感光体の電気的破壊に対する保護、支持体から感光
体への電荷注入阻止、画像欠陥の防止、電気特性の改
善、画像上の干渉縞模様(以下モアレと呼ぶ)の発生の
防止などを目的とした感光体が数多く提案されている。
の目的として、酸化チタン粒子を分散させたポリアミド
樹脂を中間層として用いた特開昭62−280864
号、特開平2−181158号、特開平6−20236
6号などが提案されているが、本発明者らが検討した結
果、低温低湿下での残留電位の上昇が起こり環境変化に
対して不安定であることが分かった。また繰り返し使用
による残留電位の上昇も認められ、完全な解決には至っ
ていない。
市場には高解像型の複写機やプリンターが数多く提供さ
れている。さらに、小型、低コスト設計からガスレーザ
に代って、半導体レーザを使用されるようになってき
た。このため、像露光の波長が750nm以上の長波長領域
になり、フタロシアニン顔料などを含有する有機感光体
においては、レーザビーム露光を行い形成された画像に
はモアレが現れ、良好な画像が得られない。この原因の
一つとしては、長波長レーザが感光層内で完全に吸収さ
れず、基盤で反射し、感光層内で多重反射光を生じ、こ
れが感光層表面の反射光との間で干渉を生じてモアレを
発生させる。
の導電性支持体表面をλ/2(λ:像露光時の入射光の
波長)以上の粗さで切削する方法やサンドブラスト法、
ドライブラスト法などで表面をランダムに粗面化する方
法などにより、モアレ発生防止策が提案されているが、
完全に解決できるものでなく、また導電性支持体を2次
加工することからコスト的に高くなる欠点が生ずる。さ
らに切削による粗面化はバリ、スクラッチを多く発生
し、画像形成時に黒ポチ、白ポチの原因になり好ましく
ない。また、ブラスト法は、粗さを増すにしたがい鋭い
大きい突起が多く生じ、やはり画像形成時に黒ポチ、白
ポチの原因になり好ましくない。中間層を設けその表面
を粗面にすることにより、モアレの発生を防止すること
も提案されているが充分なものは得られていない。以上
のように現状では充分な機能を持つ中間層は得られてい
ない。
性支持体の凹凸、晶出物の影響をなくし、その導電性支
持体と感光層の接着性を向上させると共に残留電位の上
昇がなく、繰り返し安定性や環境特性に優れた感光体を
提供することにある。さらに、画像形成時に現出するモ
アレ、黒ポチ及び白ポチを完全になくし、上記機能を持
たせることにより低コストな支持体への感光体の形成が
容易になり(例えば、無切削管)、高解像の感光体を低
価格で提供することができる。
を解決するために各種の樹脂、粒子表面に各種の処理を
施した酸化チタン粒子及びその組み合わせについて鋭意
検討した結果、アルコキシメチル化ナイロンと共重合ナ
イロンに、シリカで被覆した後アルミナ被覆した酸化チ
タン粒子を前記樹脂に分散した中間層を設けることによ
り、優れた特性を持つ感光体が得られることをみいだし
本発明を完成した。
中間層を介して感光層を有する電子写真感光体におい
て、前記中間層が、アルコキシメチル化ナイロンと共重
合ナイロンに、シリカで被覆した後アルミナ被覆した2
層被覆酸化チタン粒子を中間層全体の重量に対して30
〜75重量%分散させたものであり、かつアルミナとシ
リカの被覆重量比が3:7〜8:2であることを特徴と
するものである。なお、この電子写真感光体において
は、前記中間層の表面粗さRz(本発明では、表面粗さ
にJIS10点平均粗さを用いる)が、0.5〜2.0
μmの範囲であるもの、及び/又は中間層の膜厚が0.
5〜10μmであるものが特に好ましいものとして使用
されるので、特にこれらの態様も本発明に含まれる。
ナで被覆された酸化チタン粒子が用いられているが、本
発明におけるシリカ被覆した酸化チタンをアルミナ被覆
する方法としては、例えば珪酸ナトリウムの水溶液中に
酸化チタン粉体を分散させておき、その中に塩酸などの
酸を加えて、水酸化珪素を酸化チタン粉体表面に析出さ
せ、それを加熱し脱水させることによりシリカ被覆した
酸化チタンがまず得られ、その後塩化アルミニウムなど
のアルミニウム塩の水溶液中に分散させておき、その中
に苛性ソーダなどのアルカリを加えて、水酸化アルミニ
ウムをシリカ被覆の上に析出させ、それを加熱処理すれ
ば目的物が得られるのである。これをアルコキシメチル
化ナイロンと共重合ナイロン樹脂中に分散させた中間層
を用いることにより、感光体を繰り返し使用したときの
残留電位の上昇が極めて少ないため画像濃度の低下がな
いという従来にない効果をみいだした。本発明の酸化チ
タン粒子を共重合ナイロンのみに分散させて中間層を設
けると導電性支持体上の欠陥を被覆し、その上に薄膜で
均一な電荷発生層を形成することが出来るが、一方、低
温低湿(温度10℃湿度10%)下での残留電位の上昇
が著しく大きく、感度の低下、反転現像における転写帯
電(+極)の影響による負帯電能の低下が起こり、また
塗料製造後3日後に乳化し7日後に固化し、塗料のライ
フが短い。また本発明の酸化チタン粒子をアルコキシメ
チル化ナイロンのみに分散させて中間層を設けると、成
膜均一性が悪く、高温高湿(35℃80%)下での残留
電位の上昇がある。しかし、共重合ナイロンにアルコキ
シメチル化ナイロンを混合し、本発明の酸化チタン粒子
を分散すると低温低湿下での残留電位の上昇が押さえら
れ、感度の低下がなく、反転現像における転写帯電(+
極)の影響による負帯電能の低下がなく、塗料のライフ
も長くなるのである。
アルミナ被覆した粒子を、アルコキシメチル化ナイロン
と共重合ナイロン樹脂中に分散させた塗料は、分散性も
よいので、上記のように中間層の表面粗さを0.5〜
2.0μmの範囲に形成することができ、モアレの発生
を防止できる。この場合、塗料の分散性がよいので、中
間層の表面粗さRzは、非常に均一となり、粗さ0.5
〜2.0μmの範囲で、黒ポチ、白ポチなどの画像欠陥
を発生させる凹凸部ができることはない。本発明のシリ
カで被覆された酸化チタンをアルミナ被覆した粒子にお
いては、特に被覆層のアルミナ被覆とシリカ被覆の比率
は3:7〜8:2とすることが必要である。この範囲よ
りアルミナ被覆の比率が多くなると、繰り返し使用での
残留電位の上昇が認められる。一方、シリカ被覆の比率
が多くなると樹脂への分散性が悪く、分散後不安定にな
り、塗工ムラや凝集沈降が発生して好ましくない。
間層全体の重量に対して、30〜75重量%を占め、か
つ上記のとおり、中間層の膜厚を0.5〜10μmとす
ることも本発明の1つの態様である。酸化チタン粒子の
重量が30%より少なくかつ中間層の膜厚が0.5〜1
0μmの範囲外では、中間層の表面粗さRzが0.5μ
mより小さくなり画像上にモアレが発生する。一方酸化
チタン粒子の重量が75%より多くかつ中間層の膜厚が
0.5〜10μmの範囲外では、中間層の塗工性の悪化
及び支持体との接着性の悪化が起こり、またこのときに
は中間層の表面粗さRzが2.0μmより大きくなり、
画像上に黒ポチ、白ポチも現出するからである。
を図1、図2に示す。図1は単層型電子写真感光体の構
成図であり、1は導電性支持体、2は中間層、3は感光
層である。図2は機能分離型電子写真感光体の構成図で
あり、1は導電性支持体、2は中間層、4は電荷発生
層、5は電荷移動層である。また帯電極性は、正帯電
型、負帯電型どちらにおいても同じ機能を発揮できる。
電性を有する種々の材料が使用でき、アルミニウム、
銅、真鍮、ステンレス鋼、ニッケル、クロム、チタン、
金、銀、銅、錫、白金、モリブデン、インジウムなどの
金属単体やその合金の加工体、上記金属や炭素などの導
電性物質を蒸着、メッキなどの方法で処理し導電性を持
たせたプラスチック板およびフィルム、さらに酸化錫、
酸化インジウム、ヨウ化アルミニウムで被覆した導電性
ガラスなどがある。一般には円筒状のアルミニウム管単
体や表面をアルマイト処理した物、導電性樹脂を塗工し
た物がよく用いられる。また、支持体の加工として、切
削と無切削があり、両者とも支持体の凹凸、晶出物の影
響をなくし、支持体と感光層の接着性が向上する。特に
後者は低コストでの生産性に優れている。
ンと共重合ナイロンは、市販品とし入手することができ
る。例えばアルコキシメチル化ナイロンとしては、帝国
科学産業(株)製トレジンF30、トレジンMF−3
0、トレジンEF−30Tなどがあり、共重合ナイロン
としては、東レ(株)製CM−4000、同CM−80
00などがある。前記アルコキシメチル化ナイロンと共
重合ナイロンの溶媒には、メタノール、エタノール、プ
ロパノールなどの低級脂肪族アルコールなどがある。こ
の際溶液の安定性を高めるため、トリクロルエタン、ト
リクロルエチレン、ジクロロエタン、ジクロロメタン、
クロロホルムなどの塩素化炭化水素を0〜50重量%の
割合で混合してもよいし、更に正孔移動剤を10重量%
以下で添加してもよい。また、長期に渡る液の使用で酸
化チタンの凝集による液の劣化を防止するために、分散
剤を3重量%以下で添加してもよい。
100Kg/cm2 の圧粉体で10 8 Ω・cm以上の値で
あるのが好ましく、これより小さいと画像濃度の低下や
画像欠陥を引き起こす原因になる。本発明の中間層は、
支持体に塗布後加熱乾燥される。
セレン−テルル、セレン−砒素、アモルファスシリコ
ン、フタロシアニン顔料、モノアゾ顔料、ビスアゾ顔
料、トリスアゾ顔料、ポリアゾ顔料、インジゴ顔料、ス
レン顔料、トルイジン顔料、ピラゾリン顔料、ペリレン
顔料、キナクリドン顔料、ピリリウム塩などが例示さ
れ、これらは単体で用いられるばかりではなく、適切な
光感度波長や増感作用を得るために2種類以上を混合し
て用いる場合もある。また、電荷発生層を蒸着で行う場
合は、電荷発生物質を100〜10,000Åの厚みで
形成するのが適当である。
下など電子写真特性の改良のため、公知の電荷移動物質
を添加することもでき、高分子化合物としては、ポリビ
ニルカルバゾール、ハロゲン化ポリビニルカルバゾー
ル、ポリビニルピレン、ポリビニルベンゾチオフェン、
ポリビニルアントラセン、ポリビニルアクリジン、ポリ
ビニルピラゾリン、ポリアセチレン、ポリチオフェン、
ポリピロール、ポリフェニレン、ポリフェニレンビニレ
ン、ポリイソチアナフテン、ポリアニリン、ポリジアセ
チレン、ポリヘプタジエン、ポリキノリン、ポリフェニ
レンスルフィド、ポリフェロセニレン、ポリペリナフチ
レン、ポリフタロシアニンなどの導電性高分子化合物
や、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、
ポリアクリロニトリル、ポリメタクリル酸、などにLi
などの金属イオンをドープした高分子固体電解質などが
あげられ、さらに低分子化合物では、アントラセン、ピ
レン、フェナントレンなどの多環芳香族化合物、インド
ール、カルバゾール、イミダゾール、などの含窒素複素
環化合物、フルオレノン、フルオレン、オキサジアゾー
ル、オキサゾール、ピラゾリン、ヒドラゾン、トリフェ
ニルメタン、トリフェニルアミン、エナミン、スチルベ
ン化合物など公知のものならばいかなるものでも使用で
き、さらに、テトラチアフルバレン−テトラシアノキノ
ジメタンで代表される電子供与化合物と電子受容化合物
で形成された公知の有機電荷移動錯体などがあり、これ
らを1種または2種以上混合して所望の感光体特性を得
ることができる。
を含有させ、感光層を形成させるバインダー樹脂は、ポ
リカーボネート樹脂、スチレン樹脂、アクリル樹脂、ス
チレン−アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩素化ポリエーテ
ル、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、
フラン樹脂、ニトリル樹脂、アルキッド樹脂、ポリアセ
タール樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアリレート
樹脂、ジアリレート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエー
テルスルホン樹脂、ポリアリルスルホン樹脂、シリコー
ン樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリ
エーテル樹脂、フェノール樹脂、EVA樹脂、ACS樹
脂、ABS樹脂及びエポキシアリレートなどの光硬化樹
脂などがあり、これら単体や共重合体を1種または2種
以上を混合して使用でき、硬度や耐摩耗性を改善するた
め分子量の異なった樹脂を混合することもできる。
タノール、n−プロパノール、i−プロパノール、ブタ
ノールなどのアルコール類、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンなど
の飽和脂肪族炭化水素、トルエン、キシレンなどの芳香
属炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロ
ホルム、クロロベンゼンなどの塩素系炭化水素、ジメチ
ルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
メトキシエタノールなどのエーテル系類、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノンなどのケトン類、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
プロピオン酸メチルなどのエステル類、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどがあり、こ
れらは1種または2種以上混合して用いられ、塗工方法
は公知の塗工手段によって行われる。
形成用塗工液には、電子写真感光体特性を損なわない範
囲で公知の物質、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
ラジカル捕捉剤、軟化剤、硬化剤、架橋剤などを添加し
感光体の特性、耐久性、機械特性を向上でき、さらに分
散安定剤、沈降防止剤、色分かれ防止剤、レベリング
剤、消泡剤、増粘剤、艶消し剤などを添加する事で感光
体の仕上がり外観、塗工液の寿命改善が図れる。また感
光層の上に、感光体の耐久性の向上などを目的として表
面保護層を設けることができ、その材料としてはポリビ
ニルホルマール樹脂、ポリカーボネート樹脂、フッ素樹
脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂などがある。また
シランカップリング剤の加水分解物で形成されるシロキ
サン構造体からなる表面保護層でもよい。
て、分散装置には、ロールミル、ボールミル、振動ボー
ルミル、アトライター、サンドミル、コロイドミルなど
の一般的な方法で行うのが適当である。また、各層の塗
布として支持体がシート状である場合には、ワイヤーバ
ーコート、ブレードコート、ナイフコート、ロールコー
ト、スクリーンコート、スプレーコートなどが適してい
る。そして、支持体が円筒状である場合は、浸漬塗布、
リングコート、スプレーコートなどが適している。本発
明のこの中間層は、従来の無切削管の様に比較的フラッ
トな面を有する導電性基板に対して、ところどころ凹部
のスクラッチを引く管に用いてもっとも有効である。す
なわちこのような凹部に1.0μm前後と薄い中間層を
設けることにより、白スジが発生せず、且つ基板のフラ
ット面に対して中間層は適度な表面粗さを有しており、
モアレの発生を抑える効果がある。またポリアミド樹脂
で厚膜に形成した場合、残留電位上昇が上昇する欠点を
改善し、薄膜によるコストメリットも生かした感光体を
提供することができる。これに対して、従来の基板の欠
陥を被覆するため20μm前後の比較的厚い中間層を設
けていたものは、製造上塗工ムラが発生し技術的に困難
であり、厚膜による膜ストレスが大きくなり密着性が低
下する。また、導電性膜を使用するため、電荷の注入を
防ぐバリアー層を設けなくてはならなく、中間層が2層
構造になり製造コストやタクトタイムがアップしてしま
うなどの不具合が生ずる。
ロン樹脂5重量部をメタノール70重量部、クロロホル
ム30重量部の混合溶液に溶解させた後、酸化チタン1
5重量部といっしょにボールミルに入れて、6時間混合
分散させ、ベースになるペーストを作る。これを溶剤に
て30cpになるように調整した後、外径30mmφア
ルミニウムシリンダー上に浸漬塗布し、120℃で1時
間乾燥熱硬化して、膜厚1.0μmの中間層を形成す
る。さらに、その上にバインダとしてポリビニルブチラ
ール樹脂を用いたオキシチタニウムフタロシアニンの分
散液を浸漬塗布法により塗布し、膜厚 0.1μmの電荷発
生層を形成した。次いでその上に、o−メチル−p−ジ
ベンジルアミノベンズアルデヒド−(ジフェニルヒドラ
ゾン)と1,1−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)
−4,4−ジフェニル−1,3−ブタジエン及びポリカ
ーボネート樹脂の溶解液を浸漬塗布法により塗布し、膜
厚20μmの電荷移動層を形成して感光体を作成した。
膜厚をそれぞれ0.5μm(実施例2,4)、10μm
(実施例3,5)とした他は、実施例1と同様にして感
光体を作成した。
膜厚をそれぞれ1.0μm(比較例1)、0.4μm
(比較例2,4)、12μm(比較例3,5)、4.0
μm(比較例6)とした他は、実施例1と同様にして、
感光体を作成した。上述の実施例および比較例で作製し
た感光体を、帯電工程(−4.8KVコロナ帯電)、露
光工程(λ=780nm、20erg)、現像工程(乾
式トナー、反転現像)、転写工程(普通紙)、クリーニ
ング工程(ブレード)を有する電子写真装置に装着して
画像評価試験を行った。またテープ剥離試験により感光
層の接着性の強さも調べた。このとき使用したテープ
は、ニチバン製、幅24mmであり、剥離試験の方法
は、感光体表面にマス目5×5mm間隔でカッターでキ
ズを付け、この部分にテープを貼り付け、手でテープを
剥離する。以上の結果を表1に併記した。
が30〜75%の範囲であり、かつ膜厚が0.5〜10
μmの範囲にすることにより、中間層表面粗さRzが
0.5〜2.0μmの範囲になり、モアレおよび画像欠
陥のない良好な画像が得られた。これに対して、酸化チ
タン分散量、中間層膜厚が本発明の範囲外である比較例
1,2,4は画像上にモアレが発生し、同じく本発明の
範囲外である比較例5,6は、画像上に黒ポチが無数に
発生した。また、比較例3は中間層の表面粗さは良好で
あるものの、塗布ムラが発生して満足な感光体が得られ
なかった。
5重量部(実施例6)、30重量部(実施例7)とした
他は、実施例1と同様にして、感光体を作成した。
被覆の比率を1:1としたものを使用し、また酸化チタ
ン粒子の含有量をそれぞれ5重量部(実施例8)、30
重量部(実施例9)とした他は、実施例1と同様にし
て、感光体を作成した。
被覆の比率を3:7としたものを使用し、また酸化チタ
ン粒子の含有量をそれぞれ5重量部(実施例10)、3
0重量部(実施例11)とした他は、実施例1と同様に
して、感光体を作成した。
たものを使用し、また酸化チタン粒子の含有量をそれぞ
れ5重量部(比較例7)、15重量部(比較例8)、3
0重量部(比較例9)とした他は、実施例1と同様にし
て、感光体を作成した。
被覆の比率を2:8としたものを使用し、また酸化チタ
ン粒子の含有量をそれぞれ5重量部(比較例10)、1
5重量部(比較例11)、30重量部(比較例12)と
した他は、実施例1と同様にして、感光体を作成した。
コキシメチル化ナイロンを0重量部、共重合ナイロンを
10重量部とした他は、実施例1と同様にして、感光体
を作成した。
コキシメチル化ナイロンを10重量部、共重合ナイロン
を0重量部とした他は、実施例1と同様にして、感光体
を作成した。
で作成した感光体の電気特性(残留電位)を前記の電子
写真装置で測定した。測定環境は温度10℃湿度10
%、温度23℃湿度40%及び温度35℃湿度80%の
3環境である。また前記の電子写真装置で、温度23
℃、湿度40%の常温常湿下で、1万枚の画像試験を行
った。以上の結果を表2に併記した。
のアルミナ被覆、シリカ被覆の比率により、特性が変化
する。特にアルミナ被覆と酸化チタン被覆の比率が、
3:7〜8:2の間が良好である。これに対して、アル
ミナのみで被覆された酸化チタンを用いた比較例7〜9
は、繰り返し使用での残留電位の上昇があり、そのため
画像の濃度も薄い。シリカ被覆の比率の高い比較例10
〜12は、分散性があまり良くなく塗布ムラが発生す
る。樹脂として共重合ナイロンのみを使用した比較例1
3は、常温常湿ではよい特性を示すが、低温低湿下で1
万回回転した後の残留電位が520vと極めて大きい。
樹脂としてアルコキシメチル化ナイロンのみを使用した
比較例14は、高温高湿下で1万回回転した後の残留電
位が180vと極めて大きく、また常温常湿、低温低湿
でも残留電位が大きい。
有するアルミニウムシリンダーを用いて、実施例6〜1
1のアルミナ・シリカ比率、酸化チタン含有量の条件と
同じ条件で、ただ膜厚は1.0μmになるようにそれぞ
れ中間層を設けた感光体を作成し、画像上におけるスク
ラッチの改善状態を調べた。
シリンダーを用いて、アルミナ・シリカ比率1:1で、
酸化チタン含有量5重量部(比較例15)及び30重量
部(比較例16)、かつ膜厚1.0μmの中間層をそれ
ぞれ設けた感光体を作成し、同じく画像上におけるスク
ラッチの改善状態を調べた。比較例17 Rmax2.0μmのスクラッチを有するアルミニウム
シリンダーを用いて、膜厚1.0μmのナイロン樹脂の
み(酸化チタンを含まない)の中間層を設けた感光体を
作成し、同じく画像上におけるスクラッチの改善状態を
調べた。比較例18〜20 Rmax2.0μmのスクラッチを有するアルミニウム
シリンダーを用いて、アルミナシリカ比率10:0で、
酸化チタン含有量5重量部(比較例18)、15重量部
(比較例19)及び30重量部(比較例20)、かつ膜
厚1.0μmのアルミナ単独被覆酸化チタン中間層を設
けた感光体を作成し、同じく画像上におけるスクラッチ
の改善状態を調べた。以上の結果を表3に示した。
合、基板上Rmax2.0μmのスクラッチに対して画
像上(黒地リーフ)に白スジが発生するのであるが、表
3から明らかなように、比較例17の膜厚1.0μmの
ナイロン樹脂のみの中間層の場合は、上記中間層のない
場合よりは若干改善されるが、画像上黒地とハーフトー
ン地には白スジが依然発生する。しかし本発明のシリカ
被覆した後アルミナ被覆した酸化チタンの膜厚1.0μ
mの中間層を設けた実施例12〜17の場合は、基板の
Rmax4.0μmのスクラッチが改善され画像上に白
スジは発生しなくなるのである。
チタン含有量15重量部の中間層を膜厚を0〜10μm
の範囲で変えて、基板の各種スクラッチ(2.0〜1
0.0μm)について、ハーフトーン画像上の改善効果
を調べて表4に示した。
当し、表4はこの場合に2.0μmの以上のスクラッチ
があると画像上白スジが現われ不良となることを示して
いるのである。
膜厚の膜厚を適切に選択すればその約4倍のスクラッチ
に対して白スジなどの画像欠陥のない感光体を得ること
ができるのである。一般に基板のスクラッチの凹部を埋
める方法として、基板の表面粗さの2〜4倍以上厚くし
て、導電性樹脂を塗工して基板の欠陥をカバーする方法
が提案されているが、本発明は、基板粗さの1/4の膜
厚でこれらの欠陥をカバーできるものである。しかしな
がら、基板のスクラッチの凹部にポリアミド樹脂のみを
被覆した比較例17の場合は、乾燥すると凹部が前の状
態に戻ってしまい欠陥部を完全に埋めることができない
ものと推察される。また、アルミナ被覆酸化チタン分散
においては、凹部はチタン粒子によって埋められるが、
チタン粒子自身電荷保持性があり電荷がたまりやすく、
これによる影響でVRの上昇が部分的に発生して反転現
像のため白スジとなって画像に出てしまう。本発明のシ
リカ被覆酸化チタン上にアルミナ被覆したものは、同様
に凹部をチタン粒子が埋められるが、シリコンコートさ
れたチタン粒子は電荷保持性を抑制する働きを有してい
る。その結果VR上昇せず部分的に白スジが発生しない
良好な画像が得られる。比較例18〜20はシリコンが
含有していないため、画像不良を起こすのである。
中間層として、アルコキシメチル化ナイロンと共重合ナ
イロンに、シリカで被覆された酸化チタン粒子をアルミ
ナ処理した粒子を分散させ、さらにアルミナ被覆とシリ
カ被覆の比率が3:7〜8:2であることにより、繰り
返し使用による残留電位の上昇を抑え安定した画像が得
られる共に、外観が良く支持体との接着性に優れ、画像
に現出するモアレ及び黒ポチ、白ポチを完全になくすこ
とができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 導電性支持体上に中間層を介して感光層
を有する電子写真感光体において、前記中間層が、アル
コキシメチル化ナイロンと共重合ナイロンに、シリカで
被覆した後アルミナ被覆した2層被覆酸化チタン粒子を
中間層全体の重量に対して30〜75重量%分散させて
なるものであり、かつアルミナとシリカの重量比が3:
7〜8:2であることを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項2】 前記中間層の表面粗さRzが0.5〜
2.0μmの範囲であることを特徴とする請求項1記載
の電子写真感光体。 - 【請求項3】 前記中間層の膜厚が0.5〜10μmで
あることを特徴とする請求項1記載の電子写真感光体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31279495A JPH09152731A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31279495A JPH09152731A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09152731A true JPH09152731A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18033492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31279495A Pending JPH09152731A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09152731A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7693454B2 (en) | 2006-03-14 | 2010-04-06 | Kyocera Mita Corporation | Image forming apparatus |
| US7824830B2 (en) | 2004-12-20 | 2010-11-02 | Ricoh Company Limited | Coating liquid and electrophotographic photoreceptor prepared using the coating liquid |
| US7960081B2 (en) | 2005-08-18 | 2011-06-14 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoreceptor having N-alkoxymethylated nylon intermediate layer, and image forming apparatus having the electrophotographic photoreceptor |
| JP2020067556A (ja) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
| US20210343956A1 (en) * | 2016-03-28 | 2021-11-04 | Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. | Substrate for flexible device and method for producing the same |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP31279495A patent/JPH09152731A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7824830B2 (en) | 2004-12-20 | 2010-11-02 | Ricoh Company Limited | Coating liquid and electrophotographic photoreceptor prepared using the coating liquid |
| US7960081B2 (en) | 2005-08-18 | 2011-06-14 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoreceptor having N-alkoxymethylated nylon intermediate layer, and image forming apparatus having the electrophotographic photoreceptor |
| US7693454B2 (en) | 2006-03-14 | 2010-04-06 | Kyocera Mita Corporation | Image forming apparatus |
| US20210343956A1 (en) * | 2016-03-28 | 2021-11-04 | Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. | Substrate for flexible device and method for producing the same |
| US11723262B2 (en) * | 2016-03-28 | 2023-08-08 | Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. | Substrate for flexible device and method for producing the same |
| JP2020067556A (ja) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040205 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040423 |
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Effective date: 20040521 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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| A521 | Written amendment |
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