JPH09155407A - r値の優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 - Google Patents
r値の優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法Info
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- JPH09155407A JPH09155407A JP31907395A JP31907395A JPH09155407A JP H09155407 A JPH09155407 A JP H09155407A JP 31907395 A JP31907395 A JP 31907395A JP 31907395 A JP31907395 A JP 31907395A JP H09155407 A JPH09155407 A JP H09155407A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 直径100mm 以下の小径ワークロールを使用
し、優れたr 値を有するフェライト系ステンレス鋼板の
1回冷間圧延法による製造方法を提供する。 【構成】 熱延板を中間焼鈍を行うことなく、全段で、
ワークロール直径を100mm以下の小径ロールの各パスで
の圧下率を5〜12%以内に制御する。 【効果】 全パス13回数でr 値1.3 の鋼板(0.60mm)が得
られた。
し、優れたr 値を有するフェライト系ステンレス鋼板の
1回冷間圧延法による製造方法を提供する。 【構成】 熱延板を中間焼鈍を行うことなく、全段で、
ワークロール直径を100mm以下の小径ロールの各パスで
の圧下率を5〜12%以内に制御する。 【効果】 全パス13回数でr 値1.3 の鋼板(0.60mm)が得
られた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、r値の優れたフェ
ライト系ステンレス鋼板の製造方法、特に中間に焼鈍処
理を行うことなく1回の冷間圧延工程で行うフェライト
系ステンレス鋼板の製造方法に関する。
ライト系ステンレス鋼板の製造方法、特に中間に焼鈍処
理を行うことなく1回の冷間圧延工程で行うフェライト
系ステンレス鋼板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、絞り用途等のr 値のよいステ
ンレス鋼板の薄鋼板を製造するには小径ロールを用い途
中に中間焼鈍を行う2回の冷間圧延工程を用いることが
一般的であった。
ンレス鋼板の薄鋼板を製造するには小径ロールを用い途
中に中間焼鈍を行う2回の冷間圧延工程を用いることが
一般的であった。
【0003】しかし、近年の製造コストの低減の要求に
よって、中間焼鈍を省略して1回の冷間圧延工程で冷間
圧延を行う方法が研究、開発されてきており、これまで
も幾つかすでに提案がされている。このような従来技術
を特許公報によって概観すると次の通りである。
よって、中間焼鈍を省略して1回の冷間圧延工程で冷間
圧延を行う方法が研究、開発されてきており、これまで
も幾つかすでに提案がされている。このような従来技術
を特許公報によって概観すると次の通りである。
【0004】特公平2−410 号公報には、表面性状およ
び加工性の優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方
法として、最初、直径300mm 以上のワークロールを用い
て全圧下量の60%以上圧延してから、残りの圧下量は直
径100 mm以下でワークロールを用いて圧延することが提
案されているが、これではワークロールの準備、圧延条
件の変化が大きいため鋼板形状に問題が発生し、実用的
とは言えない。
び加工性の優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方
法として、最初、直径300mm 以上のワークロールを用い
て全圧下量の60%以上圧延してから、残りの圧下量は直
径100 mm以下でワークロールを用いて圧延することが提
案されているが、これではワークロールの準備、圧延条
件の変化が大きいため鋼板形状に問題が発生し、実用的
とは言えない。
【0005】特公平2−14122 号公報には加工性に優れ
たフェライト系ステンレス薄鋼板の製造法として、上記
と同様に冷間圧延を前段および後段に分けて、前段の冷
間圧延を直径150 mm以上のワークロールを用いて冷間圧
延前段における累計圧下量を全圧下の60%以上とする方
法が提案されている。しかし、この方法でもワークロー
ルの準備、鋼板形状に問題がある。
たフェライト系ステンレス薄鋼板の製造法として、上記
と同様に冷間圧延を前段および後段に分けて、前段の冷
間圧延を直径150 mm以上のワークロールを用いて冷間圧
延前段における累計圧下量を全圧下の60%以上とする方
法が提案されている。しかし、この方法でもワークロー
ルの準備、鋼板形状に問題がある。
【0006】特公平2−15283 号公報には、リジングお
よびr値の優れたフェライト系ステンレス薄鋼板の製造
方法として、冷間圧延を最終厚みまで直径150 〜300 mm
のワークロールを用いて行う方法が開示されている。
よびr値の優れたフェライト系ステンレス薄鋼板の製造
方法として、冷間圧延を最終厚みまで直径150 〜300 mm
のワークロールを用いて行う方法が開示されている。
【0007】このように、従来技術にあっては、中間焼
鈍を省略するためには、冷間圧延を前段、後段に分けて
ぞれぞれ異なった直径のワークロールを用いたり、累積
圧下量を調整したりしており、すでに述べたように、工
程省略という本来の目的には必ずしも添わない結果とな
っている。
鈍を省略するためには、冷間圧延を前段、後段に分けて
ぞれぞれ異なった直径のワークロールを用いたり、累積
圧下量を調整したりしており、すでに述べたように、工
程省略という本来の目的には必ずしも添わない結果とな
っている。
【0008】そして従来技術にあっては、r 値を改善す
るために比較的大きい直径のワークロールの使用が不可
避と考えられており、またその結果、中間に焼鈍工程を
行わない場合には大径と小径ワークロールの組合せが必
要となり、さらに特に前段における合計圧下量の指定が
ある等、作業性が低下するという問題がある。
るために比較的大きい直径のワークロールの使用が不可
避と考えられており、またその結果、中間に焼鈍工程を
行わない場合には大径と小径ワークロールの組合せが必
要となり、さらに特に前段における合計圧下量の指定が
ある等、作業性が低下するという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここに、本発明の目的
は、上述のような従来技術における問題点を解消した、
中間に焼鈍処理を行うことなく、1回の冷間圧延工程で
冷間圧延を終了できる優れたr 値を有するフェライト系
ステンレス鋼板の製造方法を提供することである。
は、上述のような従来技術における問題点を解消した、
中間に焼鈍処理を行うことなく、1回の冷間圧延工程で
冷間圧延を終了できる優れたr 値を有するフェライト系
ステンレス鋼板の製造方法を提供することである。
【0010】具体的には、本発明の目的は、直径100mm
以下という小径のワークロールを使用しても優れたr 値
を有するフェライト系ステンレス鋼板の1回冷間圧延法
による製造方法を提供することである。
以下という小径のワークロールを使用しても優れたr 値
を有するフェライト系ステンレス鋼板の1回冷間圧延法
による製造方法を提供することである。
【0011】さらに具体的には、直径100mm 以下という
小径のワークロールを使用するゼンジミア圧延機によっ
て、1回の冷間圧延工程でr 値=1.2 以上というフェラ
イト系ステンレス鋼板の製造方法を提供することであ
る。
小径のワークロールを使用するゼンジミア圧延機によっ
て、1回の冷間圧延工程でr 値=1.2 以上というフェラ
イト系ステンレス鋼板の製造方法を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる目
的を達成すべく種々検討を重ねた結果、次のような知見
を得た。
的を達成すべく種々検討を重ねた結果、次のような知見
を得た。
【0013】すなわち、従来、ワークロールとして例え
ば150mm 以上の大径ロールを前段で用いているのは、r
値を改善するとともに圧延能率を向上させようとするた
めであるが、大径ロールでは圧下量を大きく取ることが
できないため (フェライト系ステンレス鋼は加工硬化は
大きくない) 、前段だけでの冷間圧延で最終板厚にまで
することは不可能であって、前段に続いて後段の冷間圧
延を行い、その後段では小径ロールでの圧延を余儀なく
されている。しかし、このような方法を採用する限り、
ロール替えはもしくは別の圧延ラインの設置は不可避で
あって、製造コストの増加は免れない。
ば150mm 以上の大径ロールを前段で用いているのは、r
値を改善するとともに圧延能率を向上させようとするた
めであるが、大径ロールでは圧下量を大きく取ることが
できないため (フェライト系ステンレス鋼は加工硬化は
大きくない) 、前段だけでの冷間圧延で最終板厚にまで
することは不可能であって、前段に続いて後段の冷間圧
延を行い、その後段では小径ロールでの圧延を余儀なく
されている。しかし、このような方法を採用する限り、
ロール替えはもしくは別の圧延ラインの設置は不可避で
あって、製造コストの増加は免れない。
【0014】そこで、むしろ最初から最後まで全段を通
じて小径ロールで圧延を行うことで、ロール替えなどの
問題を回避できることが全体の圧延能率の向上および製
造コストの低減の観点からは望ましいことを着想した。
じて小径ロールで圧延を行うことで、ロール替えなどの
問題を回避できることが全体の圧延能率の向上および製
造コストの低減の観点からは望ましいことを着想した。
【0015】そこで、その場合のワークロール直径と圧
下率との関係がr 値に及ぼす影響についてさらに種々検
討を重ねた結果、ワークロール直径100mm 以下の場合、
5 〜12%圧下率で各パスを行えば、累積圧下率を80%以
下とすることができ、しかも優れたr 値をもったフェラ
イト系ステンレス鋼板が得られ、全体としては、かえっ
て圧延能率の向上および製造コストの低減を実現できる
ことを知り、本発明を完成した。
下率との関係がr 値に及ぼす影響についてさらに種々検
討を重ねた結果、ワークロール直径100mm 以下の場合、
5 〜12%圧下率で各パスを行えば、累積圧下率を80%以
下とすることができ、しかも優れたr 値をもったフェラ
イト系ステンレス鋼板が得られ、全体としては、かえっ
て圧延能率の向上および製造コストの低減を実現できる
ことを知り、本発明を完成した。
【0016】よって、本発明の要旨とするところは、熱
延板を中間焼鈍を行うことなく1回の冷間圧延工程で最
終厚みとするフェライト系ステンレス鋼板の製造法にお
いて、前記冷間圧延工程の前段で、ワークロール直径を
100 mm以下の小径ロールにて多数パス圧延を実施する際
に、各パスでの圧下率を5〜12%以内に制御することを
特徴とするr値の優れたフェライト系ステンレス鋼板の
製造方法である。
延板を中間焼鈍を行うことなく1回の冷間圧延工程で最
終厚みとするフェライト系ステンレス鋼板の製造法にお
いて、前記冷間圧延工程の前段で、ワークロール直径を
100 mm以下の小径ロールにて多数パス圧延を実施する際
に、各パスでの圧下率を5〜12%以内に制御することを
特徴とするr値の優れたフェライト系ステンレス鋼板の
製造方法である。
【0017】本発明の好適態様によれば、累積圧下量は
80%以下とする。本発明においてフェライト系ステンレ
ス鋼板の板厚は特に制限されないが、通常は、そのまま
最終製品となるため、厚さ 0.3〜1.0 mm程度であって、
一般には薄鋼板と呼ばれている。
80%以下とする。本発明においてフェライト系ステンレ
ス鋼板の板厚は特に制限されないが、通常は、そのまま
最終製品となるため、厚さ 0.3〜1.0 mm程度であって、
一般には薄鋼板と呼ばれている。
【0018】
【発明の実施の形態】すでに述べたように、従来法にあ
っては、ステンレス鋼板、特にフェライト系ステンレス
鋼板は高光沢および高度の表面品質を要求されるため、
ゼンジミア圧延機に代表される小径ワークロール圧延機
にて冷間圧延をされる場合が多い。しかし、一方、小径
ロール圧延は大径ロール圧延に比べr値が低下するた
め、中間焼鈍をはさんでの2回以上の冷間圧延工程にて
冷間圧延を行うことでr値の向上を図っている。一般的
にr値は集合組織に依存しており、{111 }組織が多い
とr値は向上し、一方{100 }組織はr値を低下させる
ことが知られている。
っては、ステンレス鋼板、特にフェライト系ステンレス
鋼板は高光沢および高度の表面品質を要求されるため、
ゼンジミア圧延機に代表される小径ワークロール圧延機
にて冷間圧延をされる場合が多い。しかし、一方、小径
ロール圧延は大径ロール圧延に比べr値が低下するた
め、中間焼鈍をはさんでの2回以上の冷間圧延工程にて
冷間圧延を行うことでr値の向上を図っている。一般的
にr値は集合組織に依存しており、{111 }組織が多い
とr値は向上し、一方{100 }組織はr値を低下させる
ことが知られている。
【0019】そこで、フェライト系ステンレス鋼板の冷
間圧延に際してのr 値と圧延条件との関係を整理したと
ころ、1パスの圧下率が増加するにつれて{100 }組織
は増加する傾向にあり、しかも小径ロールで圧延するほ
ど{100 }組織の密度が高く且つ板厚中心層まで{100
}組織になりやすく、一方、大径ロールでの圧延では
圧延による{100 }組織の生成が板厚の25%程度までで
板厚中心層にまで達していない。そのため、中間焼鈍を
行わない場合にはむしろ大径ロール圧延で冷間圧延を行
うことで中心部には{111 }組織を残留させることがr
値の改善に有効である。
間圧延に際してのr 値と圧延条件との関係を整理したと
ころ、1パスの圧下率が増加するにつれて{100 }組織
は増加する傾向にあり、しかも小径ロールで圧延するほ
ど{100 }組織の密度が高く且つ板厚中心層まで{100
}組織になりやすく、一方、大径ロールでの圧延では
圧延による{100 }組織の生成が板厚の25%程度までで
板厚中心層にまで達していない。そのため、中間焼鈍を
行わない場合にはむしろ大径ロール圧延で冷間圧延を行
うことで中心部には{111 }組織を残留させることがr
値の改善に有効である。
【0020】よって本発明では直径100 mm以下の小径ロ
ールにて多数パス圧延を行う場合において、各パスの圧
下率を、従来は圧延機の能力にもよるが15〜30%であっ
たものから5〜12%にまで低減させての軽圧下圧延する
ことにより、従来、板厚中心層まで{100 }組織になっ
ていたものを板厚の25%までの層までにするとともに、
{100 }組織の密度を軽減する事によりr値の優れたフ
ェライト系ステンレス鋼が製造されるのである。本発明
の好適態様では、累積圧下率80%以下にて特にそのr値
改善の効果を発揮する。
ールにて多数パス圧延を行う場合において、各パスの圧
下率を、従来は圧延機の能力にもよるが15〜30%であっ
たものから5〜12%にまで低減させての軽圧下圧延する
ことにより、従来、板厚中心層まで{100 }組織になっ
ていたものを板厚の25%までの層までにするとともに、
{100 }組織の密度を軽減する事によりr値の優れたフ
ェライト系ステンレス鋼が製造されるのである。本発明
の好適態様では、累積圧下率80%以下にて特にそのr値
改善の効果を発揮する。
【0021】各パスでの圧下量は、5%未満であるとパ
ス回数が大きくなってしまい、現在使用されている通常
の多段冷間圧延機、例えばゼンジミア圧延機によって必
要な累積圧下量を確保することができない。一方、12%
を超えると、{100 }組織の生成深さが表層より25%を
超えて深くなることがあるため、r 値の劣化が避けられ
ないためである。好ましくは、各パスの圧下量は8 〜12
%である。
ス回数が大きくなってしまい、現在使用されている通常
の多段冷間圧延機、例えばゼンジミア圧延機によって必
要な累積圧下量を確保することができない。一方、12%
を超えると、{100 }組織の生成深さが表層より25%を
超えて深くなることがあるため、r 値の劣化が避けられ
ないためである。好ましくは、各パスの圧下量は8 〜12
%である。
【0022】
【実施例】次に、本発明の作用効果をその実施例によっ
てさらに具体的に詳述する。本例において、冷間圧延を
行う圧延機はゼンジミア圧延機を使用し、素材に供する
熱延板および最終製品寸法は次の通りであった。寸法の
単位はmmである。
てさらに具体的に詳述する。本例において、冷間圧延を
行う圧延機はゼンジミア圧延機を使用し、素材に供する
熱延板および最終製品寸法は次の通りであった。寸法の
単位はmmである。
【0023】 SUS 430 3.2×1000×C ( 熱延板) 〃 〃 2B 0.6×1000×C ( 最終製品寸法) すなわち、本発明例においては、3.2 mm熱延板を酸洗
後、中間焼鈍を行うことなく、直径63mmのワークロール
を用いたゼンジミア圧延機によって連続的に13パスで厚
さ0.60mmにまで冷間圧延を行った。
後、中間焼鈍を行うことなく、直径63mmのワークロール
を用いたゼンジミア圧延機によって連続的に13パスで厚
さ0.60mmにまで冷間圧延を行った。
【0024】比較例としては、本発明例と同様である
が、各パスの圧下率を20%以上にして7パスで厚さ0.60
mmにまで冷間圧延を行った。一方、従来例としては、上
記の本発明例で用いたと同じゼンジミア圧延機を用いて
4パス目で中間焼鈍(830℃×10秒間) を行って、合計8
パスで0.60mmにまで冷間圧延を行った。それぞれの例の
圧下条件は表1にまとめて示す。
が、各パスの圧下率を20%以上にして7パスで厚さ0.60
mmにまで冷間圧延を行った。一方、従来例としては、上
記の本発明例で用いたと同じゼンジミア圧延機を用いて
4パス目で中間焼鈍(830℃×10秒間) を行って、合計8
パスで0.60mmにまで冷間圧延を行った。それぞれの例の
圧下条件は表1にまとめて示す。
【0025】このようにして得られた各冷延材について
r値を測定した結果を以下にまとめて示す。 このように本発明によれば、ほぼ2Rと同程度のr値が
1回の冷間圧延工程の冷間圧延で可能となった。各パス
の圧下率を5〜12%にすることにより通常よりもパス数
が増加するが、2回圧延から1回圧延が可能となり、中
間焼鈍以下の熱処理および圧延工程が省略可能となるこ
とから、実際上からの製造コストの低減効果は大きい。
各パスの圧下率が21%以上となるとr値=1.0とr値の改
善は見られない。
r値を測定した結果を以下にまとめて示す。 このように本発明によれば、ほぼ2Rと同程度のr値が
1回の冷間圧延工程の冷間圧延で可能となった。各パス
の圧下率を5〜12%にすることにより通常よりもパス数
が増加するが、2回圧延から1回圧延が可能となり、中
間焼鈍以下の熱処理および圧延工程が省略可能となるこ
とから、実際上からの製造コストの低減効果は大きい。
各パスの圧下率が21%以上となるとr値=1.0とr値の改
善は見られない。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】フェライト系ステンレス鋼板の加工性の
評価としてr値 (平均) があるが、r値 (平均) を良好
にするためには、従来は、中間焼鈍をはさんだ2回冷間
圧延工程を実施していたが、本発明ではそれを1回の冷
間圧延工程で冷間圧延するだけで可能となったのであ
り、具体的製造工程の効果としてはセンジミ圧延機を利
用しても中間焼鈍を必要とせずに効率的なフェライト系
ステンレス薄鋼板の冷間圧延による製造が可能となった
のであり、その実際上の効果の大きいことが分かる。
評価としてr値 (平均) があるが、r値 (平均) を良好
にするためには、従来は、中間焼鈍をはさんだ2回冷間
圧延工程を実施していたが、本発明ではそれを1回の冷
間圧延工程で冷間圧延するだけで可能となったのであ
り、具体的製造工程の効果としてはセンジミ圧延機を利
用しても中間焼鈍を必要とせずに効率的なフェライト系
ステンレス薄鋼板の冷間圧延による製造が可能となった
のであり、その実際上の効果の大きいことが分かる。
Claims (2)
- 【請求項1】 熱延板を中間焼鈍を行うことなく1回の
冷間圧延工程で最終厚みとするフェライト系ステンレス
鋼板の製造法において、前記冷間圧延工程の全段で、ワ
ークロール直径を100 mm以下の小径ロールにて多数パス
圧延を実施する際に、各パスでの圧下率を5〜12%以内
に制御することを特徴とするr値の優れたフェライト系
ステンレス鋼板の製造方法。 - 【請求項2】 累計圧下量を80%以下とする請求項1記
載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31907395A JPH09155407A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | r値の優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31907395A JPH09155407A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | r値の優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09155407A true JPH09155407A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18106204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31907395A Withdrawn JPH09155407A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | r値の優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09155407A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100431435B1 (ko) * | 1999-09-17 | 2004-05-14 | 주식회사 포스코 | 페라이트계 스테인레스강의 열간 압연 중 표면 크랙 방지 방법 |
| WO2014119796A1 (ja) * | 2013-02-04 | 2014-08-07 | 新日鐵住金ステンレス株式会社 | 加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法 |
-
1995
- 1995-12-07 JP JP31907395A patent/JPH09155407A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100431435B1 (ko) * | 1999-09-17 | 2004-05-14 | 주식회사 포스코 | 페라이트계 스테인레스강의 열간 압연 중 표면 크랙 방지 방법 |
| WO2014119796A1 (ja) * | 2013-02-04 | 2014-08-07 | 新日鐵住金ステンレス株式会社 | 加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法 |
| JP5843982B2 (ja) * | 2013-02-04 | 2016-01-13 | 新日鐵住金ステンレス株式会社 | 加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法 |
| US10358689B2 (en) | 2013-02-04 | 2019-07-23 | Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corporation | Method of producing ferritic stainless steel sheet |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |