JPH09155503A - 精密鋳造用鋳型および鋳造方法 - Google Patents

精密鋳造用鋳型および鋳造方法

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JPH09155503A
JPH09155503A JP7316355A JP31635595A JPH09155503A JP H09155503 A JPH09155503 A JP H09155503A JP 7316355 A JP7316355 A JP 7316355A JP 31635595 A JP31635595 A JP 31635595A JP H09155503 A JPH09155503 A JP H09155503A
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Japan
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less
casting
powder
mold
sio
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Application number
JP7316355A
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English (en)
Inventor
Tadami Ishida
忠美 石田
Akira Yoshinari
明 吉成
Toshiaki Saito
年旦 斎藤
Hiroshi Fukui
寛 福井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品質なガスタービン動翼および静翼を効率
よく製造するために、合金溶湯との無反応性に優れた鋳
型を提供することにある。 【解決手段】 ガスタービン動翼および静翼を、C、H
fを含むNi基又はCo基超耐熱合金で溶製する際、鋳
型表面層(フェース層1)において、フィラー材をAl
23粉およびSiO2粉のみとし、バインダーをコロイ
ダルシリカとしたスラリーを用いることにより、合金溶
湯との無反応性に優れた鋳型となり、高品質なガスター
ビン動翼および静翼を、効率よく製造することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は精密鋳造用鋳型およ
び鋳造方法に係り、発電用ガスタービン動翼または静翼
を溶製するときなど、特に、C、Hfを含むNi基超耐
熱合金を鋳造するのに好敵な、低反応性セラミックから
なる精密鋳造用鋳型および鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発電用ガスタービンの動翼および静翼材
料は、従来から主としてNi基およびCo基超耐熱合金
が使用されてきた。ガスタービンの熱効率向上を図るた
め、年々燃焼ガス温度が上昇してきた。
【0003】ガスタービン動翼の組織は、従来は、等軸
晶が主流であった。しかし、燃焼ガス温度の上昇に伴
い、耐熱強度は限界に達している。そのため、さらに耐
熱強度を向上させるため、組織を一方向凝固法による柱
状晶化、あるいは、単結晶化するとともに、動翼内部に
複雑な冷却孔を設け、内部からの冷却を図ってきた。
【0004】一方、ガスタービン静翼の組織は、従来
は、Co基合金の等軸晶が主流であった。しかし、燃焼
ガス温度の上昇に伴い、耐熱強度は限界に達している。
そのため、高温強度に優れたNi基合金の適用が計ら
れ、さらに耐熱強度を向上させるため、組織を一方向凝
固法による柱状晶化、あるいは、単結晶化するととも
に、静翼内部に複雑な冷却孔を設け、内部からの冷却を
図っている。
【0005】一方向凝固法でガスタービン動翼や静翼を
製造する場合、鋳型は高温下に長時間保持されるととも
に、合金溶湯と長時間接触するため、鋳型には、高温強
度、合金溶湯との無反応性などの性質が要求される。
【0006】一方向凝固法に適用される鋳型の一例とし
ては、特開平4−224044号公報に示されている。
この鋳型は、スラリー中のフィラーおよび細粒耐火物
が、主としてAl23微細粒子よりなり、フェース層中
に含まれる前記フィラーの最大粒子径を、第2層中に含
まれる前記フィラーの最大粒子径より小さくし、かつ第
2層以降中に含まれる前記フィラーの最大粒子径が10
μm以上200μm以下で、平均粒子径が20μm以上
となるようにしたことを特徴としている。
【0007】特開平4−224044号公報の方法によ
り得られる鋳物は、鋳肌が良好となる。また、鋳型は第
2層以降のスラリー中に含まれるフィラーの50%累積
重量に相当する平均粒子径を20μm以上とすることに
より、高温強度が向上する。また、フィラーの粒子径を
溶湯側のフェース層から外側へ向かうほど大きくするこ
とにより、曲げ応力が第1層から外層に向かって圧縮か
ら引張に変化するのに対応して、各層の鋳型強度を向上
させることができる。
【0008】さらに、細粒耐火物の平均粒子径に対する
フィラーの平均粒子径の比を、一定範囲に限定すること
により、鋳型の密度を高め、内部の空隙を減少させ、強
度を向上させることができる。また、フェース層および
第2層以降に用いるフィラーの最大粒子径を、それぞれ
100μm以下、および100μm以上200μm以
下、とすることによっても同様の効果が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−22404
4号公報に述べられている方法による鋳型の高温強度は
充分である。しかし、前記鋳型は、C、Hfを含まない
単結晶合金を鋳造することを目的としたものであり、
C、Hfを含むNi基超耐熱合金を鋳造した場合、鋳型
フェース層と合金溶湯が反応し、鋳物表面に凸欠陥が多
数発生する。
【0010】この凸欠陥を手仕上や機械加工により除去
することは可能である。しかし、加工時間、加工費用の
増大を招き、鋳物の単価が高くなる。また、反応により
合金が汚染されるため、鋳物では実体強度、耐食性な
ど、合金本来の緒性質を低下させる問題点がある。
【0011】本発明の目的は、高品質なガスタービン動
翼および静翼を効率よく製造するために、CおよびHf
を含むNi基超耐熱合金との無反応性に優れた表面品質
の優れた鋳物が製造できる鋳型を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の精密鋳造用鋳型は、フェース層の鋳物面側
表面部を形成するスラリーのフィラーが、アルミナ(A
23)粉とシリカ(SiO2)粉を有することを特徴
とするものである。また、スラリーと耐火物とを交互に
複数層重ね合わせた精密鋳造用鋳型において、前記鋳型
の鋳物面側フェース層のスラリーが、フィラーとバイン
ダーとからなり、前記フィラーはアルミナ(Al23
粉とシリカ(SiO2)粉を有することを特徴とするも
のである。
【0013】そして、前記フェース層のバインダーは、
コロイダルシリカからなり、また、前記フェース層は、
前記スラリーと耐火物からなるスタッコから構成され、
また、前記フェース層の前記鋳物面側とは反対側のバッ
ク層には、交互に重ね合わされたスラリーおよびスタッ
コの複数層が設けられているものである。
【0014】また、Al23粉とSiO2粉とにおい
て、SiO2粉の割合が、重量%の10〜60%の範囲
であると、鋳物表面に発生する凸欠陥は0.5個/cm2
以下、また、反応層厚さも5.0μm以下で除去可能な
ため支障ない。また、Al23粉とSiO2粉とにおい
て、SiO2粉の割合が、重量%の20〜60%の範囲
であると、鋳物表面には除去可能な厚さ5.0μm以下
の反応層のみ発生するので支障ない。また、Al23
とSiO2粉とにおいて、SiO2粉の割合が、重量%の
10〜45%の範囲であると、鋳物表面には除去可能な
凸欠が0.5個/cm2以下発生するので支障ない。ま
た、Al23粉とSiO2粉とにおいて、SiO2粉の割
合が、重量%の20〜45%の範囲であると鋳物表面は
無欠陥で最適である。また、Al23粉とSiO2粉と
の平均粒子径が、それぞれ10.0μm、12.0μmで
あるとよい。
【0015】また、Al23粉とSiO2粉との通過質
量百分率が、Al23粉の場合、1.0μm以下が12.
9%、1.5μm以下が15.9%、2.0μm以下が2
1.3%、3.0μm以下が26.6%、4.0μm以下が
31.8%、6.0μm以下が38.3%、8.0μm以下
が45.8%、12.0μm以下が54.6%、16.0μ
m以下が63.0%、24.0μm以下が72.6%、3
2.0μm以下が82.8%、48.0μm以下が94.6
%、64.0μm以下が97.3%、96.0μm以下が
100%、SiO2粉の場合、1.0μm以下が0.6
%、1.5μm以下が1.8%、2.0μm以下が6.8
%、3.0μm以下が14.1%、4.0μm以下が19.
6%、6.0μm以下が29.0%、8.0μm以下が3
7.3%、12.0μm以下が48.7%、16.0μm以
下が57.5%、24.0μm以下が67.6%、32.0
μm以下が77.0%、48.0μm以下が88.5%、
64.0μm以下が92.9%、96.0μm以下が98.
2%、128.0μm以下が99.0%、192.0μm
以下が100%、であるとよい。
【0016】また、本発明による精密鋳造用鋳型を用
い、C、Hfの1種または2種を含むNi基超耐熱合金
を一方向凝固させるとよい。また、本発明による精密鋳
造用鋳型を用い、一方向凝固法で製造される発電用ガス
タービンの柱状晶動翼または単結晶動翼を製造するとよ
い。さらに、本発明による精密鋳造用鋳型を用い、一方
向凝固法で製造される発電用ガスタービンの柱状晶静翼
または単結晶静翼を製造するとよい。
【0017】以上のような構成を採用することにより、
以下のような作用がある。例えば、上記方法によるフェ
ース層(鋳型表面層)用スラリを適用した鋳型を用い、
C、Hfを含むNi基超耐熱合金を一方向凝固して得ら
れるガスタービン用動翼および静翼は、C、Hfと鋳型
の反応を低減できる。よって、反応に起因する鋳物の表
面欠陥で、特に、凸欠陥発生数および反応層厚さを大幅
に低減できる。また、反応に起因し、鋳型による合金の
汚染を大幅に低減できるため、実体強度、耐食性など合
金本来の緒性質を損わない高品質なガスタービン用動翼
および静翼を製造することができる。この凸欠陥は、鋳
造後、機械加工もしくは手仕上げ加工によって除去する
ことは可能であるが、欠陥を除去した面の品質は劣る。
反応層は凹欠陥で、鋳造後に補修することは無理であ
る。以上のように、鋳型フェース層と合金溶湯との接触
部では、鋳型フェース層の成分とCおよびHfを含む合
金溶湯成分との特有な反応によって、凸欠陥および反応
層が発生する。
【0018】本発明は、Ni基およびCo基超耐熱合金
を一方向凝固法で鋳造する場合、鋳型フェース層に使用
するスラリーのフィラーを、Al23粉単体、もしくは
SiO2粉単体スラリーとした場合に生じる問題を解消
するために、Al23粉とSiO2粉のみを混合したも
のである。
【0019】アルミナAl23粉およびSiO2粉だけ
を鋳型フェース層に適用することにより、凸欠陥および
反応層の発生を抑制することができる。この際、Al2
3粉とSiO2粉との割合は、適切な範囲にすることが
望ましい。また、反応層は、補修することが無理である
ので、前記割合は、特に、反応層が発生しづらい範囲が
好ましい。また、凸欠陥および反応層の双方が発生しづ
らい範囲がより好ましい。
【0020】また、凸欠陥は、発生数が鋳物表面におい
て一般に0.5個/cm2以下であれば、容易に除去可能
で鋳物として問題がないと考えられる。すなわち、発生
する凸欠陥を0.5個/cm2以下とするAl23粉とS
iO2粉との割合にすることが好ましい。また、反応層
は、厚さが鋳物表面において一般に5μm以下であれ
ば、除去可能で鋳物として問題がないと考えられる。す
なわち、発生する反応層の厚さを5μm以下とするAl
23粉とSiO2粉との割合にすることが好ましい。
【0021】また、Al23粉およびSiO2粉の平均
粒子径を、それぞれ10.0μmおよび12.0μmと
し、さらに、Al23粉およびSiO2粉の通過質量百
分率を次のようにすることによって、さらに凸欠陥およ
び反応層の発生を抑制することができる。すなわち、A
23粉の場合、1.0μm以下が12.9%、1.5μ
m以下が15.9%、2.0μm以下が21.3%、3.0
μm以下が26.6%、4.0μm以下が31.8%、6.
0μm以下が38.3%、8.0μm以下が45.8%、
12.0μm以下が54.6%、16.0μm以下が63.
0%、24.0μm以下が72.6%、32.0μm以下
が82.8%、48.0μm以下が94.6%、64.0μ
m以下が97.3%、96.0μm以下が100%、Si
2粉の場合、1.0μm以下が0.6%、1.5μm以下
が1.8%、2.0μm以下が6.8%、3.0μm以下が
14.1%、4.0μm以下が19.6%、6.0μm以下
が29.0%、8.0μm以下が37.3%、12.0μm
以下が48.7%、16.0μm以下が57.5%、24.
0μm以下が67.6%、32.0μm以下が77.0
%、48.0μm以下が88.5%、64.0μm以下が
92.9%、96.0μm以下が98.2%、128.0μ
m以下が99.0%、192.0μm以下が100%、が
好ましい。
【0022】また、本発明による精密鋳造用鋳型は合金
溶湯と非常に低反応なため、凝固時間の長い一方向凝固
法で、C、Hfの1種または2種を含むNi基超耐熱合
金を鋳造すると好ましい。また、Crが5〜20wt
%、Cが0.05〜0.2wt%、Coが8〜11wt
%、Cuが0.1wt%以下、Moが0.3〜5wt%、
Wが2.5〜10wt%、Feが0.5wt%Max、N
bが1wt%以下、Tiが0.7〜6wt%、Alが2.
8〜6wt%、Hfが0.5〜1.7wt%、Taが5w
t%以下、Bが0.01〜0.02wt%、Zrが0.0
7wt%以下を含むNi基超耐熱合金が好ましい。さら
に、Crが18〜25wt%、Coが18〜25wt
%、Alが0.5〜2wt%、Hfが0.5wt%以下、
Siが0.3wt%以下に対しては静翼に適用すると好
ましい。
【0023】特に、鋳物の表面欠陥の発生を皆無とした
い発電用ガスタービンの柱状晶動翼または単結晶動翼を
鋳造するとよい。さらに、発電用ガスタービンの柱状晶
静翼または単結晶静翼を鋳造すると、鋳造後の鋳物表面
の仕上げを無加工あるいは大幅低減できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。 〈実施形態1〉図1は、本発明による精密鋳造用鋳型の
断面構成を示す。フェース層1は、Al23粉とSiO
2粉とのみからなる混合粉を用いたスラリと、Al23
スタッコで構成されている。バック層2は、Al23
ラリとAl23スタッコとで構成されている。
【0025】図2は、本発明に用いたAl23粉および
SiO2粉の粒度分布を示す図である。図2に示した粒
度分布を持つAl23粉とSiO2粉とを、下記の表1
に示すような配合割合に配し、スラリを作製した。バイ
ンダはSiO2含有量30重量%のコロイダルシリカと
した。さらにスラリには界面活性剤として非イオン系り
ん酸エステル、消泡剤としてn−オクチルアルコール
を、それぞれ、バインダの体積に対して、0.3%、0.
1%、配合した。
【0026】
【表1】
【0027】次に、図3に示すガスタービン動翼形状の
ワックス模型を、スラリに浸漬後、スタッコをふりか
け、フェース層を形成した。約2時間乾燥し、スラリに
浸漬後、スタッコをふりかけて第2層を形成した。約2
時間後、同じ工程を10回繰返して鋳型断面の厚さを約
10mmとした。第2層以降は、下記の表2のスラリを
用い、スタッコは、表3に示す粒度のAl23粒を用い
た。
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】次に、鋳型のワックスを約150℃の加熱
蒸気中で除去し、その後900℃で2時間大気中で焼成
し、鋳造用鋳型を作製した。鋳造は鋳型引出し式一方向
凝固法で行ない、一方向凝固動翼を得た。下記表4に鋳
造条件を示す。
【0031】
【表4】
【0032】最初、鋳型を水冷チルプレート上にセット
し、加熱炉で1530℃に加熱し、上方より溶湯を鋳込
んだ。鋳込み温度は1550℃とした。鋳込み後鋳型を
35cm/hの速度で下方に引き出し一方向凝固させ
た。表5に鋳造に用いた合金の組成を示す。合金は3種
類用いた。
【0033】
【表5】
【0034】引き出し後、鋳型を除去し、表面欠陥およ
び反応層の厚さを調べた。図4に、表面欠陥である凸欠
陥の発生数と反応層厚さを示す。配合割合が、EからG
のスラリにおいて、凸欠陥および反応層が形成されない
良好な鋳肌を持つ一方向凝固鋳物が得られた。尚、鋳造
合金は、前記表5に示した3種のものを用い、合金A、
Bは、一方向凝固による柱状晶動翼を、合金Cは、鋳型
にスタータおよびセレクタを設けることで単結晶動翼を
鋳造したが、凸欠陥の発生数および反応層厚さに明瞭な
差はみられなかった。
【0035】以上のように、本実施形態では、Cおよび
Hfを含むNi基超耐熱合金との無反応性に優れて表面
品質の優れた鋳物が製造できる鋳型の提供をすることが
できた。そのため、鋳造時の鋳型と溶湯との反応が原因
で発生する鋳物表面の欠陥と合金の汚染を著しく低減で
き、高品質なガスタービン動翼を効率よく製造すること
ができた。また、鋳物表面の欠陥が低減され、鋳造後の
手仕上げ加工工程および機械加工工程を、省略もしくは
短縮することができる。
【0036】〈実施形態2〉上記実施形態1と同様に、
図5に示すガスタービン静翼用模型で鋳造用鋳型を作製
し、一方向凝固により柱状晶静翼および単結晶静翼を鋳
造した。合金は、前記表5のBおよびCを用いた。鋳造
した鋳物の凸欠陥の発生数および反応層厚さは、図4に
示した結果と同じであった。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、合金との無反応性に優
れ、表面品質の優れた鋳物が製造できる鋳型を提供する
ことができた。そのため、鋳造時の鋳型と溶湯との反応
が原因で発生する鋳物表面の欠陥と合金の汚染を著しく
低減でき、高品質なガスタービン動翼および静翼を効率
よく製造することができる。また、鋳物表面の欠陥が低
減され、鋳造後の手仕上げ加工工程および機械加工工程
が省略もしくは短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における精密鋳造用鋳型の断面構成図で
ある。
【図2】本発明に用いたAl23粉およびSiO2粉の
粒度分布図である。
【図3】ガスタービン動翼の形状を示す斜視図である。
【図4】凸欠陥発生数および反応層厚さに及ぼすフィラ
ー材配合割合の影響を示す図である。
【図5】ガスタービン静翼の形状を示す図である。
【符号の説明】
1 フェース層 2 バック層 3 動翼用ワックス模型 4 静翼用ワックス模型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01D 5/12 F01D 5/28 5/28 C04B 35/00 D (72)発明者 福井 寛 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェース層の鋳物面側表面部を形成する
    スラリーのフィラーが、アルミナ(Al23)粉とシリ
    カ(SiO2)粉を有することを特徴とする精密鋳造用
    鋳型。
  2. 【請求項2】 スラリーと耐火物とを交互に複数層重ね
    合わせた精密鋳造用鋳型において、前記鋳型の鋳物面側
    フェース層のスラリーが、フィラーとバインダーとから
    なり、前記フィラーはアルミナ(Al23)粉とシリカ
    (SiO2)粉を有することを特徴とする精密鋳造用鋳
    型。
  3. 【請求項3】 前記フェース層のバインダーは、コロイ
    ダルシリカからなる請求項1または2に記載の精密鋳造
    用鋳型。
  4. 【請求項4】 前記フェース層は、前記スラリーと耐火
    物からなるスタッコから構成されている請求項1、2ま
    たは3に記載の精密鋳造用鋳型。
  5. 【請求項5】 前記フェース層の前記鋳物面側とは反対
    側のバック層には、交互に重ね合わされたスラリーおよ
    びスタッコの複数層が設けられている請求項1ないし4
    のうちいずれかに記載の精密鋳造用鋳型。
  6. 【請求項6】 前記フェース層のSiO2粉の含有割合
    が、重量%で10ないし60%である請求項1ないし5
    のうちいずれかに記載の精密鋳造用鋳型。
  7. 【請求項7】 前記フェース層のSiO2粉の含有割合
    が、重量%で20ないし60%である請求項1ないし5
    のうちいずれかに記載の精密鋳造用鋳型。
  8. 【請求項8】 前記フェース層のSiO2粉の含有割合
    が、重量%で20ないし45%である請求項1ないし5
    のうちいずれかに記載の精密鋳造用鋳型。
  9. 【請求項9】 前記フェース層のSiO2粉の含有割合
    が、重量%で20ないし45%であり、ガスタービンブ
    レードを鋳造するものである請求項1ないし5のうちい
    ずれかに記載の精密鋳造用鋳型。
  10. 【請求項10】 前記フェース層のAl23粉の平均粒
    子径が10.0μmであり、かつSiO2粉の平均粒子径
    が12.0μmである請求項1ないし9のうちいずれか
    に記載の精密鋳造用鋳型。
  11. 【請求項11】 前記フェース層のAl23粉の通過質
    量百分率が、1.0μm以下が12.9%、1.5μm以
    下が15.9%、2.0μm以下が21.3%、3.0μm
    以下が26.6%、4.0μm以下が31.8%、6.0μ
    m以下が38.3%、8.0μm以下が45.8%、12.
    0μm以下が54.6%、16.0μm以下が63.0
    %、24.0μm以下が72.6%、32.0μm以下が
    82.8%、48.0μm以下が94.6%、64.0μm
    以下が97.3%、96.0μm以下が100%、であ
    り、前記SiO2粉の通過質量百分率が、1.0μm以下
    が0.6%、1.5μm以下が1.8%、2.0μm以下が
    6.8%、3.0μm以下が14.1%、4.0μm以下が
    19.6%、6.0μm以下が29.0%、8.0μm以下
    が37.3%、12.0μm以下が48.7%、16.0μ
    m以下が57.5%、24.0μm以下が67.6%、3
    2.0μm以下が77.0%、48.0μm以下が88.5
    %、64.0μm以下が92.9%、96.0μm以下が
    98.2%、128.0μm以下が99.0%、192.0
    μm以下が100%、である請求項1ないし10のうち
    いずれかに記載の精密鋳造用鋳型。
  12. 【請求項12】 前記フェース層の前記鋳物面側とは反
    対側のバック層に適用されるスラリーまたはスタッコの
    材質が、アルミナ(Al23)、シリカ(SiO2)、
    ムライト(3Al23・2SiO2)またはジルコン
    (ZrSiO4)、の単体もしくは2種以上の複合体か
    らなる材質である請求項1ないし11のうちいずれかに
    記載の精密鋳造用鋳型。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のうちいずれかに
    記載の精密鋳造用鋳型を用いて鋳造する一方向凝固鋳物
    が、発電用ガスタービンの柱状晶動翼または単結晶動翼
    である一方向凝固鋳物の鋳造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし12のうちいずれかに
    記載の精密鋳造用鋳型を用いて鋳造する一方向凝固鋳物
    が、発電用ガスタービンの柱状晶静翼または単結晶静翼
    である一方向凝固鋳物の鋳造方法。
  15. 【請求項15】 前記一方向凝固鋳物は、C、Hfのう
    ち少なくともいずれかを含むNi基超耐熱合金である請
    求項13または14に記載の鋳造方法。
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