JPH09155776A - ロボットの制御装置 - Google Patents

ロボットの制御装置

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JPH09155776A
JPH09155776A JP34513595A JP34513595A JPH09155776A JP H09155776 A JPH09155776 A JP H09155776A JP 34513595 A JP34513595 A JP 34513595A JP 34513595 A JP34513595 A JP 34513595A JP H09155776 A JPH09155776 A JP H09155776A
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JP
Japan
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robot
load current
acceleration
load
maximum
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Application number
JP34513595A
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English (en)
Inventor
Yoji Yoshida
洋二 吉田
Yoshiji Yamamoto
吉二 山本
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの能力を有効に使い、ロボットの高速
位置決めを可能にすること。 【解決手段】 記憶された固定の加速度に基づいて移動
速度を決定し、ロボット1を駆動するためのモータの負
荷電流を検出する負荷電流検出手段と、前記固定の加速
度にて前記ロボット1が動作した際の前記負荷電流検出
手段が検出した最大負荷電流を記憶する最大負荷電流記
憶手段と、前記モータの最大許容負荷電流に対する前記
最大負荷電流の比を演算する負荷余裕比演算手段と、前
記演算された負荷余裕比に基づいて前記移動加速度を決
定するための加速度を求め、この求めた加速度に基づく
移動速度に基づいて前記ロボット1の移動動作を制御す
る制御装置と、前記制御装置からの出力信号により前記
モータの駆動信号を出力するサーボドライバとから成る
ロボットの制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットに最大負
荷が作用した際にモータが前記ロボットを駆動するため
に許容可能な固定の加速度値、固定の速度値に基づいて
加速、減速時の速度パターンが決定されるロボットにお
いて、高速位置決めを可能としたロボットの制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロボットの制御装置は、ワークの
搬送の有無やワークの重量に関係なく、全軸モータの負
荷電流が最大許容負荷電流を越えない値(図15参照)
になるような固定の加速度値および固定速度値を設定し
常にこの設定した固定の加速度値、速度値に基づき速度
パターン(図14参照)を決定してロボットの移動動作
を制御するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のロボットの制御
装置は、上述のように常に固定の加速度値、速度値に基
づき速度パターンを決定するので、ワークを搬送してい
ない時や、軽いワークを搬送する時でも最大負荷の時と
同じ固定の加速度値および固定速度値に基づき前記モー
タの電流制御が行われ、前記ロボットの移動動作が制御
されるので、前記モータの能力を有効に使っていないた
め、サイクルタイムが長くなるという問題が有った。
【0004】そこで本発明者らは、全軸モータの負荷電
流が最大負荷電流に達しない場合はロボットを早く動か
すことが可能ということに着目し、モータの最大許容負
荷電流と前記ロボットが動作した際の固定加速度に基づ
く最大負荷電流の比から負荷余裕値を演算して、前記演
算された負荷余裕値に基づいて加速度を求め、この求め
た加速度に応じた制御特性により前記モータを制御する
という本発明の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重
ねた結果、前記モータの能力を有効に使い、サイクルタ
イムを短くするという目的を達成する本発明に到達し
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のロボットの制御装置は、動作軌跡に従っ
て与えられた教示点にロボットのハンドを位置決めする
ロボットで、最大負荷が作用した際に前記ロボットを駆
動するためにモータが許容可能な固定の加速度に基づい
て移動速度を決定してロボットの移動動作を制御する制
御手段を備えたロボットの制御装置において、前記ロボ
ットを駆動する前記モータの負荷電流を検出する負荷電
流検出手段と、前記モータの最大許容負荷電流を記憶す
る最大許容負荷電流記憶手段と、前記モータの最大許容
負荷電流と前記固定加速度にて前記ロボットが動作した
際の最大負荷電流から負荷の余裕値を演算する負荷余裕
値演算手段と、前記演算された負荷の余裕値と前記固定
の加速度に基づいて前記移動速度を決定するための加速
度を演算する加速度演算手段とを備えているものであ
る。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)のロ
ボットの制御装置は、動作軌跡に従って与えられた教示
点にロボットのハンドを位置決めするロボットで、前記
ロボットに最大負荷が作用した際に各軸に設けた複数の
モータが前記ロボットを駆動するために許容可能な固定
の加速度を記憶する固定加速度記憶手段と、記憶された
固定の加速度に基づいて移動速度を決定してロボットの
移動動作を制御する制御手段とを有するロボットの制御
装置において、前記ロボットを駆動するための前記複数
のモータの負荷電流を検出する負荷電流検出手段と、前
記モータの最大許容負荷電流を記憶する最大許容負荷電
流記憶手段と、前記固定の加速度にて前記ロボットが動
作した際の前記負荷電流検出手段が検出した最大負荷電
流を記憶する最大負荷電流記憶手段と、前記モータの最
大許容負荷電流と前記最大負荷電流の比から負荷の余裕
比を演算する負荷余裕比演算手段と、前記演算された負
荷余裕比に基づいて前記複数のモータを駆動するための
移動速度を決定する加速度を演算する加速度演算手段と
を備えているものである。
【0007】本発明(請求項3に記載の第3発明)のロ
ボットの制御装置は、第2発明において、前記最大負荷
電流記憶手段は、前記ロボットの加速状態、定速状態、
減速状態における最大負荷電流を記憶しているものであ
る。
【0008】(作用)上記構成より成る第1発明のロボ
ットの制御装置は、前記負荷電流検出手段が前記ロボッ
トを駆動している前記モータの負荷電流を検出し、前記
負荷余裕値演算手段が最大許容負荷電流記憶手段に記憶
されている前記モータの最大許容負荷電流と前記固定の
加速度にて前記ロボットが動作した際の最大負荷電流か
ら負荷余裕値を演算し、前記加速度演算手段が前記負荷
の余裕値と前記固定の加速度に基づいて前記移動速度を
決定するための加速度を演算し、この演算された加速度
に基づいて移動速度を決定してロボットの移動動作を制
御するものである。
【0009】上記構成より成る第2発明のロボットの制
御装置は、負荷電流検出手段が前記ロボットを駆動する
ための前記複数のモータの負荷電流を検出し、前記最大
負荷電流記憶手段が前記固定加速度にて前記ロボットが
動作した際の前記負荷電流検出手段が検出した最大負荷
電流を記憶し、前記負荷余裕比演算手段が最大許容負荷
電流記憶手段に記憶されている前記モータの最大許容負
荷電流と前記最大負荷電流の比を演算し、前記加速度演
算手段が前記演算された負荷余裕比に基づいて前記複数
のモータを駆動するための移動速度を決定する加速度を
演算し、この演算された加速度に基づいて移動速度を決
定し、この移動速度により求められる次の補間点に基づ
いてロボットの移動動作を制御するものである。
【0010】上記構成より成る第3発明のロボットの制
御装置は、上記第2発明の作用に加え、前記最大負荷電
流記憶手段が、前記ロボットの加速状態、定速状態、減
速状態における最大負荷電流を記憶しており、かかる最
大負荷電流に基づき前記負荷余裕比演算手段が各状態に
おける負荷余裕比を演算するものである。
【0011】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のロボットの
制御装置は、最大許容負荷電流記憶手段に記憶されてい
るモータの最大許容負荷電流と、ロボットが動作した際
のモータの負荷電流から演算された負荷余裕値に基づい
て前記加速度を求め、この加速度に基づいて移動速度を
決定してロボットの移動動作を制御するので、前記モー
タの能力を有効に使い、サイクルタイムを短くするとい
う効果を奏する。
【0012】上記作用を奏する第2発明のロボットの制
御装置は、最大許容負荷電流記憶手段に記憶されている
モータの最大許容負荷電流と、ロボットが動作した際の
複数のモータの中の最大負荷電流から演算された負荷余
裕比に基づいて複数のモータを駆動するための移動速度
を決定する加速度を求め、この求めた加速度に基づいて
移動速度を決定してロボットの移動動作を制御するの
で、前記モータの能力を一層有効に使い、サイクルタイ
ムを有効に短くするという効果を奏する。
【0013】上記作用を奏する第3発明のロボットの制
御装置は、前記第2発明の効果に加え、前記最大負荷電
流記憶手段が、前記ロボットの加速状態、定速状態、減
速状態における最大負荷電流を記憶しており、かかる最
大負荷電流に基づき負荷余裕比を演算するので、前記ロ
ボットの加速状態、定速状態、減速状態のそれぞれの状
態に応じた制御を可能にするという効果を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態につき、図
面を用いて説明する。
【0015】(第1実施形態)以下本発明の第1実施形
態について説明する。図1は6軸多関節ロボットの構成
を示す図である。1はロボットであり、ロボット1をフ
ロアに固定するベース11と、前記ベース11上に固設
されたコラム12と、前記コラム12上にa軸回りに回
転自在に配設されたボディ13と、前記ボディ13上に
b軸回りに回転自在に軸支されたアッパーアーム14
と、前記アッパーアーム14上にc軸回りに回転自在に
軸支されたフォアアーム15と、前記フォアアーム15
の先端部においてd軸周りに回転可能に軸支されたツイ
ストリスト16と、前記ツイストリスト16にはe軸周
りに回転自在に軸支されたベンドリスト17と、前記ベ
ンドリスト17の先端にはf軸の周りに回転可能に軸支
されたフランジ181を有するスイベルリスト18と、
前記フランジ181に取付けられたハンド19とから成
る。
【0016】図2は、本第1実施形態のロボットの制御
装置の構成を示すブロック図である。この図2におい
て、サーボモータ21ないし26は図1中のaないしf
の6軸を駆動する。各サーボモータ21ないし26の夫
々の回転角はエンコーダE1ないしE6によって検出さ
れるとともに、各サーボモータ21ないし26には前記
負荷電流検出手段を構成する電流検出器61ないし66
が取り付けられて各サーボモータ21ないし26の電流
値Ii(i=1〜6)が検出され、ホストCPU400
および前記サーボドライバ5に入力されホストCPU4
00による各軸の慣性モーメントおよび重力トルクの演
算および前記サーボドライバ5による位置フィードバッ
ク制御、速度フィードバック制御、電流フィードバック
制御に用いられる。
【0017】前記制御装置4は、図2に示すようにホス
トCPU400と、動作開始指令、ジョグ運転の指令、
教示点の指示等を行う操作盤401と、プログラム等が
予め格納されたメモリ402と、前記ハンド19の開閉
動作を制御する工具駆動回路403とから成っている。
【0018】前記サーボドライバ5は、各軸に対応する
サーボCPU51ないし56によって構成され、前記ホ
ストCPU400から出力される各軸i(i=1〜6)
の角度指令値θ1〜θ6、慣性モーメントDi、重力ト
ルクTiに基づいて前記サーボモータ21ないし26へ
出力する出力トルクを制御する。
【0019】前記制御装置4のメモリ402において
は、ハンド19の位置と姿勢を表す教示点データを記憶
するPDA領域と、前記ロボット1を教示点データPD
Aに従って動作させるためのプログラムが記憶されたP
A領域と、全軸モータの負荷電流が最大許容負荷電流を
越えないように設定した固定の速度V0 と固定の加速度
0 、最大許容負荷電流I0 、加速度Amおよび減速度
Anの指令値および目標速度を記憶するSDA領域と、
前記サーボモータ21ないし26の最大負荷電流値Imi
(i=1〜6)を記憶するITA領域と、補間演算によ
り求められた補間点における各軸の角度指令値θ1〜θ
6を記憶するINA領域と、エンコーダE1〜E6から
出力された検出角度α1〜α6を記憶するANG領域と
が形成されている。
【0020】前記PA領域に記憶されている動作プログ
ラムは、図6に示す命令にしたがい、前記ロボット1の
ハンド19の先端を図7に図示するように移動させるも
のである。図6において行番号1は、前記ハンド19の
先端を機械原点ORGに位置決めする命令語であり、行
番号2は、教示点P2に直線補間により位置決めするM
OVE命令語であり、行番号3は、教示点P1に直線補
間により位置決めするMOVE命令語である。行番号4
は、ハンド19を閉じて物品を把持するための命令語で
あり、行番号5は、教示点P2へ直線補間により位置決
めMOVE命令語であり、行番号6は、教示点P3に直
線補間により位置決めするMOVE命令語であり、行番
号7は、教示点P4に直線補間により位置決めするMO
VE命令語である。行番号8は、ハンド19を開いて物
品を放置するための命令語であり、行番号9は、教示点
P4に直線補間により位置決めするMOVE命令語であ
り、行番号10は、前記ハンド19の先端を機械原点O
RGに位置決めする命令語である。
【0021】図6の動作プログラムにより、ロボットは
図7に示すように機械原点ORGから教示点P2を経由
して教示点P1で停止し、その後ハンド19を閉じて物
体を把持し、教示点P2、P3を経由してP4に移動し
て、ハンド19を開いて物体を放置し、教示点P3を経
由して機械原点ORGに移動することが可能である。
【0022】前記ホストCPU400による動作プログ
ラムを解読するための主プログラムは、図3に示すよう
なフローチャートである。ステップ100において、M
OVE命令語が解読されると、ステップ102におい
て、現在位置から指定された教示点までハンド19を移
動させるための補間演算が実行される。そして、補間演
算によって求められた各軸の角度指令値θ1ないしθ6
はサーボCPU51〜56に出力される。
【0023】ステップ104において、HAND OF
F命令語が解読されると、ステップ106において、前
記工具駆動回路403にハンド19を閉じる指令を与
え、ステップ100に戻る。
【0024】ステップ110において、HAND ON
命令語が解読されると、ステップ112において、前記
工具駆動回路403にハンド19を開く指令を与え、ス
テップ100に戻る。
【0025】次に、前記直線補間により位置決めするM
OVE命令の詳細な処理手順について、図4、図5を用
いて説明する。図4のプログラムは、MOVE命令語が
与えられた時に、ステップ200から処理を開始し、そ
の後はMOVE命令語で指定された教示点まで移動が完
了するまで、補間周期ΔT毎にステップ208から繰り
返し実行される。MOVE命令語で指定された教示点ま
で移動が完了すると、図3のメインブロックに戻る。
【0026】ステップ200において、ワールド座標系
で表記された教示データとして与えられた開始点の位置
および姿勢と次の位置決め目標点の位置および姿勢から
回転軸の方向ベクトルが演算され、ステップ202にお
いて、その回転軸回りの回転角Θが演算される。
【0027】次に、ステップ204において、その時の
移動速度Vm が0か否か、即ち停止状態か否かが判定さ
れる。停止状態であれば、ステップ206において、動
作軌跡上の移動速度Vm が数1に基づき固定の加速度a
0 を用いて単位量だけ増加される。
【数1】
【0028】ステップ208において、動作軌跡上の区
間開始教示点からの補間距離ΔLが数2に基づき更新さ
れる。
【数2】 m ・ΔTは、1補間周期における動作軌跡上の移動距
離を表す。
【0029】次に、ステップ210において、そのMO
VE命令語で与えられた目標位置に対する動作軌跡上の
残存距離Rが数3に基づき演算される。
【数3】 但し、Lは、移動命令後で移動すべき動作軌跡上の区間
距離である。
【0030】ステップ212において、補間距離ΔLが
区間距離Lより大きいか否かが判定され、大きい場合に
は、補間点が目標位置を越えることになるので、ステッ
プ214で補間距離ΔLを区間距離Lに等しくする。
【0031】次に、ステップ215において、回転軸の
回りの補間角ΔΘが数4に基づき演算される。
【数4】 即ち、補間点の動作軌跡上の長さの比と回転軸の回りの
角度の比とを等しくする。ステップ216において、こ
の補間角ΔΘおよび補間比ΔL/Lを用いて開始点の位
置および姿勢の補間点における位置および姿勢に変換す
るための姿勢変換行列R(4×4の同次座標行列)が演
算される。
【0032】次にステップ217において、開始点の位
置および姿勢を表す同次座標行列に姿勢変換行列を作用
させて、補間点における位置および姿勢を表す同次座標
行列が演算される。ステップ218において、その補間
点におけるワールド座標系で表記された位置および姿勢
の同次座標行列からジョイント座標に変換し、ジョイン
ト座標系での値即ち、各軸の回転角θi(θ1〜θ6)
が演算され、この値はメモリ402のINA領域に記憶
される。
【0033】ステップ219において、各軸の回転角θ
iがサーボCPU51〜56に出力される。これによ
り、ロボットの各軸が補間周期ΔTの間で、目標の回転
角まで回転することになり、ハンド19の先端は動作軌
跡上を補間点まで移動速度Vm で移動することになる。
【0034】次にステップ220において、各軸に設け
られたサーボモータ21ないし26の電流値Ii が検出
され、ステップ222において前回検出したサーボモー
タ21ないし26の電流値Ij-1iと等しいかどうかが判
定され、等しくない場合はステップ224においてIji
をIi とする。
【0035】等しい場合はステップ226において、前
記サーボモータの最大許容負荷電流I0 各軸のサーボモ
ータ21ないし26の電流値Ii との比である負荷余裕
比ai (=I0 /Ii )を演算し、負荷余裕比ai の最
小値a(すなわちIi が最大)を求める。次に固定の加
速度a0 に前記負荷余裕比ai の最小値aを掛け合わせ
る数5に基づき加速度Am の演算を行うとともに、最大
許容負荷電流I0 に開始時のイナーシャIs と終了時の
イナーシャIe との比を掛け合わせる数5に基づき減速
度An の演算を行う。
【数5】
【0036】等しくなければステップ232において、
残存距離Rと停止必要距離(Vm 2/2Am )の大きさ
が比較される。停止必要距離は、その時の速度Vm から
指令された減速度で減速して目標位置で停止させるに必
要な距離である。残存距離Rが停止距離以上の場合に
は、未だ減速する必要がないので、ステップ236に移
行する。
【0037】またステップ232において、残存距離R
が停止必要距離より小さい場合には目標位置に対して位
置決めするための減速処理を行うために、ステップ23
4において数6に基づき移動速度Vm の減算が実行され
る。
【数6】
【0038】ステップ236において、数7に従い固定
の速度V0 と移動速度Vm との大小関係が判定される。
【数7】
【0039】次にステップ236において、上記数7に
基づき演算された移動速度Vm が固定の速度V0 より小
さい時はステップ238において、移動速度Vm が数8
に基づき増速補正される。
【数8】
【0040】次にステップ240において、補間距離Δ
Lが区間距離Lに等しいか否かが判定される。等しい場
合は、次のステップ242に移行し、補間点が目標教示
点に達したことを意味しており、補間周期ΔTすなわち
次の制御時刻まで待機される。よってこの場合には補正
された移動速度Vm を保持したまま、本MOVE命令語
による速度制御を終了して、図3に示すメインプログラ
ムに戻る。次の命令語が、またMOVEであれば、移動
速度Vm による速度制御が実行される。
【0041】上記ステップ240において、補間距離Δ
Lが区間距離に等しくない場合は、本MOVE命令語の
実行が完了する。
【0042】本第1実施形態のロボットの制御装置は、
上述の処理により前記サーボモータの最大許容負荷電流
0 と各軸のサーボモータ21ないし26の電流値Ii
との比である負荷余裕比ai を演算してai の最小値a
を求めるとともに、固定の加速度a0 に前記負荷余裕比
の最小値aを掛け合わせて加速度Am および減速度An
の演算を行い、この演算された加速度Am およびAn
基づいて移動速度Vmが演算され、この演算された移動
速度Vm によってリアルタイムで制御されるので、例え
ばある1つの軸のサーボモータに印加される電流値を見
てみると、図8および図9の実線で示すように印加され
る電流値を最大許容負荷電流I0 に近づけることがで
き、前記サーボモータ2の能力を有効に使い、サイクル
タイムを短くするという効果を奏する。なお、図9中の
実線の0〜t1 の間は点線と重なっているのは、移動制
御立ち上がり時には固定の加速度a0 で制御されるの
で、このようになる。
【0043】また本第1実施形態のロボットの制御装置
は、ロボットの各軸のサーボモータの負荷電流に応じて
動作速度を可変とするもので、例えば同じ動作軌跡でも
ロボットのハンド19が把持するワークの重量に応じて
移動速度を変化させることが出来るとともに、上述のよ
うに前記負荷余裕比に基づいて、各軸のサーボモータを
駆動するための加速度、速度を決定するので、動作軌跡
が変わることがない。また反復性のないようなロボット
の動作においてもサイクルタイムを短く出来るという効
果を奏する。
【0044】さらに本第1実施形態のロボットの制御装
置は、ロボットが本来備えている電流フィードバックに
て検出している電流値を使用するものであるので、別置
の負荷検出手段を設ける必要が無く、簡単な構成で負荷
に応じた速度制御を可能にするという効果を奏する。
【0045】(第2実施形態)第2実施形態のロボット
の制御装置は、リアルタイムで制御する上記第1実施形
態装置に対して、ロボットが把持するワークの種類の切
換を監視して、ワークが切り換えられた場合には、ロボ
ットが2点間を移動する際の例えば図14に示すような
加速区間a0 、減速区間−a0 、等速区間ac から成る
1サイクルにおける各サーボモータ21ないし26の電
流値の変化をモニタし、モニタした電流値に基づいて各
区間の最適な加速度および速度を演算するする機能を付
加したものであり、相違点のみ図10ないし図12に基
づいて説明する。
【0046】前記ホストCPU400による動作プログ
ラムを解読するための主プログラムは、前記第1実施形
態と同様の図3に示すフローチャートであるが、図3の
ステップ100でMOVE命令と判定された場合にはス
テップ102に移行する。このステップ102の詳細は
図10に示されるフローチャートに従い行われる。
【0047】ステップ300においてプログラム中又は
操作盤401の指示を判定することによりワークが切り
換えられたと判定されると、ステップ302においてま
ず1サイクルのMOVE命令による移動制御が行われる
と同時に、ステップ304の各サーボモータ21ないし
26の電流値Ii がモニターされる。
【0048】前記ステップ302における移動制御は、
図4に示される前記第1実施形態のフローチャートのス
テップ200〜219と同じであるので説明を省略す
る。
【0049】前記ステップ304における電流モニター
は、一移動命令毎の加減速および定速時の電流を取り込
むものであり、図11を用いて以下詳細に説明する。ス
テップ402において動作軌跡上における前の移動速度
j m-1 と現在の移動速度Vjmとが等しいかどうか比較
する。
【0050】前の移動速度Vj-1 m と現在の移動速度V
jmとが等しくない場合は、加速状態または減速状態と判
定され、ステップ404において現在の移動速度Vjm
前の移動速度Vj-1 m より大きいかどうか判定され、大
きい場合はステップ410において電流値Ii が検出さ
れ、小さい場合はステップ412において電流値Ii
検出される。
【0051】前の移動速度Vj-1 m と現在の移動速度V
jmとが等しい場合すなわち定速時は、ステップ406に
移行し、電流値Ijiが検出され、ステップ408におい
て、検出された各軸のサーボモータ21ないし26にお
ける前の電流値Ij-1 i が現在の電流値Ijiより大きい
かまたは等しいかが判定される。この判定がNOの場合
には、ステップ422に移行し、現在の電流値iを現在
最大負荷電流値Miとして設定される。なお、電流モニ
タ開始時には、前記ステップ408の判定はNOとなる
ため、このステップ422の処理が実行される。
【0052】前記ステップ408の判定がYESの場合
にはステップ420に移行し、前記ステップ422で設
定した現在最大負荷電流値Mi を定速状態における最大
負荷電流値IViとして記憶する。
【0053】前記ステップ410およびステップ412
において電流値Ijiを検出すると、ステップ414およ
び416において、検出された各軸のサーボモータ21
ないし26における前の電流Ij-1 i が現在の電流Iji
より大きいかまたは等しいかが判定される。この判定が
NOの場合には、ステップ422に移行し、現在の電流
値iを現在最大負荷電流値Mi として設定される。な
お、電流モニタ開始時には前記ステップ414、416
の判定はNOとなるため、このステップ422の処理が
実行される。前記ステップ424およびステップ426
の判定がYESの場合には、、それぞれステップ42
4、426に移行し、前記ステップ422で設定した現
在最大負荷電流値Mi を加速状態および減速状態におけ
る最大負荷電流値ImiおよびIniとして記憶される。
【0054】以上のステップ402〜426から成る電
流モニターの処理は、前記ステップ302における移動
制御と並行に実行される。
【0055】ステップ306において、ワークが2本目
かどうか判定され、2本目の場合はステップ308にお
いて、最大許容負荷電流I0 と前記ステップ304でモ
ニターされた各軸のサーボモータ21ないし26の定速
状態、加速状態、減速状態における最大負荷電流値
vi、Ini、Imiとの比である負荷余裕比avi(=I0
/Ivi),ami(=I0 /Imi),ani(=I0
ni)を演算し、負荷余裕比avi、ami、aniの最小値
v ,am ,an を求める。次に固定の加速度a0 ,固
定の速度V0 より以下の数9に従い加速度Am 、減速度
n および速度Vm を演算するとともに、メモリ402
のSDA領域に記憶される。
【数9】
【0056】ステップ312において、演算された前記
加速度Am 、減速度An および速度Vm により図12、
13に示す移動制御が実行される。この図12、13中
前述した第1実施形態の図4、5と同じ処理のものは同
じステップ番号が記してある。図12においては、ステ
ップ205で前記ステップ308でメモリ402のSD
A領域に記憶された加速度Am 、減速度An 、速度Vm
を読み出す点が異なる。このステップ205でメモリ4
02から読みだした加速度Am 、減速度An 、速度Vm
に基づき、ワークが切り替わるまで、同じ値で移動制御
が実行される。また図13においては図5中のステップ
220〜226がない点が異なる以外は同じである。
【0057】2本目の場合はステップ314内の図12
に示すステップ205で、メモリ402に記憶されてい
る前記加速度Am 、減速度An 、速度Vm を読み出し、
前記ステップ312と同様に移動制御が実行される。
【0058】上記第2実施形態のロボットの制御装置
は、前記最大負荷電流記憶手段42が、ワークが切り換
えられたら加速区間、減速区間、等速区間の1サイクル
における電流変化をモニタし、ワーク毎の前記ロボット
の加速状態、定速状態、減速状態の各状態における最大
負荷電流を記憶して、かかるワーク毎の各状態における
最大負荷電流に基づき負荷余裕比を演算するので、前記
ロボットの加速状態、定速状態、減速状態の各状態に応
じた速度パターンに基づき制御されるものである。ま
た、同じワークが2本目からは、移動制御の立ち上がり
時から負荷の余裕比に応じた加速度で制御できるのでサ
イクルタイムを短縮できる。
【0059】上記作用を奏する第2実施形態のロボット
の制御装置は、ワークが切り換えられたら加速区間、減
速区間、等速区間の1サイクルにおける負荷電流に基づ
き負荷余裕比を演算して、この負荷余裕比に基づいて各
軸のサーボモータが前記ロボットの加速状態、定速状
態、減速状態の各状態に応じた速度パターンに基づき制
御されるので、動作軌跡が変わることがない。また、正
確で最適な適応制御を可能にするという効果を奏する。
【0060】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0061】例えば上述の実施形態においては、前記負
荷電流検出手段から出力される負荷電流値の大小比較に
より前記最大負荷電流を検出する例について述べたが、
本発明としてはそれらに限定するものでは無く、例えば
微分処理他により負荷電流の傾きを演算して最大負荷電
流を検出したり、その他の手法も採用可能である。
【0062】また上述の実施形態においては、代表的に
直線補間の例について述べたが、本発明としてはそれら
に限定するものでは無く、例えば円弧補間についても同
様な手順により実施することが出来る。すなわち円弧に
おいて、中心角Γ、半径rとするとき、上記式におい
て、以下の数9に基づき置換すれば良い。
【数10】 ただしΩmは、円弧補間の中心角の角速度、Πは、中心
角の角加速度である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1実施形態装置を示すブロッ
ク図である。
【図2】本第1実施形態装置の制御装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】ホストCPUによる命令語解読の主処理手順を
示すフローチャートである。
【図4】ホストCPUによる補間角を決定するための処
理手順を示すフローチャートである。
【図5】ホストCPUによる速度制御の処理手順を示す
フローチャートである。
【図6】動作プログラムを示した説明図である。
【図7】動作経路を示した説明図である。
【図8】本第1実施形態装置における負荷電流の変化を
示す線図である。
【図9】本第1実施形態装置における速度パターンを示
す線図である。
【図10】本発明の第2実施形態装置のワーク切替制御
フローチャートである。
【図11】本第2実施形態装置の電流モニターのフロー
チャートである。
【図12】本第2実施形態装置の移動制御フローチャー
トである。
【図13】本第2実施形態装置の速度制御フローチャー
トである。
【図14】従来装置の速度パターンを示す線図である。
【図15】従来装置の負荷電流の変化を示す線図であ
る。
【符号の説明】
1 ロボット 2 モータ 4 制御装置 5 サーボドライバ 21〜26 サーボモータ 61〜66 電流検出器 400 ホストCPU 402 メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作軌跡に従って与えられた教示点にロ
    ボットのハンドを位置決めするロボットで、最大負荷が
    作用した際に前記ロボットを駆動するためにモータが許
    容可能な固定の加速度に基づいて移動速度を決定してロ
    ボットの移動動作を制御する制御手段を備えたロボット
    の制御装置において、 前記ロボットを駆動する前記モータの負荷電流を検出す
    る負荷電流検出手段と、 前記モータの最大許容負荷電流を記憶する最大許容負荷
    電流記憶手段と、 前記モータの最大許容負荷電流と前記固定加速度にて前
    記ロボットが動作した際の最大負荷電流から負荷の余裕
    値を演算する負荷余裕値演算手段と、 前記演算された負荷の余裕値と前記固定の加速度に基づ
    いて前記移動速度を決定するための加速度を演算する加
    速度演算手段とを備えたことを特徴とするロボットの制
    御装置。
  2. 【請求項2】 動作軌跡に従って与えられた教示点にロ
    ボットのハンドを位置決めするロボットで、 前記ロボットに最大負荷が作用した際に各軸に設けた複
    数のモータが前記ロボットを駆動するために許容可能な
    固定の加速度を記憶する固定加速度記憶手段と、 記憶された固定の加速度に基づいて移動速度を決定して
    ロボットの移動動作を制御する制御手段とを有するロボ
    ットの制御装置において、 前記ロボットを駆動するための前記複数のモータの負荷
    電流を検出する負荷電流検出手段と、 前記モータの最大許容負荷電流を記憶する最大許容負荷
    電流記憶手段と、 前記固定の加速度にて前記ロボットが動作した際の前記
    負荷電流検出手段が検出した最大負荷電流を記憶する最
    大負荷電流記憶手段と、 前記モータの最大許容負荷電流と前記最大負荷電流の比
    から負荷の余裕比を演算する負荷余裕比演算手段と、 前記演算された負荷余裕比に基づいて前記複数のモータ
    を駆動するための移動速度を決定する加速度を演算する
    加速度演算手段とを備えたことを特徴とするロボットの
    制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記最大負荷電流記憶手段は、前記ロボットの加速状
    態、定速状態、減速状態における最大負荷電流を記憶し
    ていることを特徴とするロボットの制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012061560A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Denso Wave Inc ロボットの制御装置
CN114964593A (zh) * 2022-06-21 2022-08-30 郑州安杰莱智能科技有限公司 电流力矩的转换方法、装置及康复机器人

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JP2012061560A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Denso Wave Inc ロボットの制御装置
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