JPH09156130A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

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JPH09156130A
JPH09156130A JP7320695A JP32069595A JPH09156130A JP H09156130 A JPH09156130 A JP H09156130A JP 7320695 A JP7320695 A JP 7320695A JP 32069595 A JP32069595 A JP 32069595A JP H09156130 A JPH09156130 A JP H09156130A
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JP
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recording
character
edge portion
data
ink
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Application number
JP7320695A
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English (en)
Inventor
Kiichiro Takahashi
喜一郎 高橋
Jiro Moriyama
次郎 森山
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
Toshiji Inui
利治 乾
Hitoshi Sugimoto
仁 杉本
Fumihiro Gotou
史博 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録装置において文字のエッ
ジ部におけるシャープさの低下を防止するとともににじ
み等の画像品位低下の要因を無くし、さらに、文字濃度
を向上させることにより、高品位な文字記録が行えるイ
ンクジェット記録装置を実現する。 【解決手段】 記録データに対して、黒文字検出を行い
(S302)、検出した黒文字のエッジ検出を行い(S
304)、文字のエッジ部と、そのエッジ部以外につい
てそれぞれ異なる記録方法を設定する(S307,S3
08)。例えばエッジ部は1回の走査のみで記録しそれ
以外では2回の走査でドットを重ねて記録する。これに
より、エッジ部ではインクのにじみを防ぐとともにそれ
以外では濃度を増すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録ヘッドからイン
クを吐出させて記録を行うインクジェット記録装置およ
びその記録方法に関し、特に文字の記録に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、低騒音、低
ランニングコスト、装置が小型化およびカラー化が容易
等の種々の利点を有し、プリンタ、複写機、ファクシミ
リ等に利用されている。この方式の中で、カラー記録方
法は、一般にシアン、マゼンタ、イエローの3色、また
は、さらに黒を加えた4色のインクを使用してカラー記
録を行う。
【0003】ところで、インクジェット記録において、
インクのにじみのない高発色のカラー画像を得ようとす
る場合、以前はインク吸収層を有する専用紙を使用する
必要があったが、近年は、インクの改良等、プリンタや
複写機等で大量に使用される「普通紙」に記録する場合
の記録品位の向上を図る種々の方式も実用化されてい
る。しかしながら、「普通紙」への記録品位はまだまだ
不十分なレベルに留まっているのが現状である。その最
も大きな要因の一つとして挙げられるのが、各色間のイ
ンクのにじみと、黒色記録品位、特に黒文字記録品位と
の両立である。
【0004】通常、インクジェット記録方式によってカ
ラー画像を普通紙に記録する場合は、普通紙への浸透速
度が比較的速い速乾性のインクを用いる。このため、各
色間でのインクにじみのない画像を得ることができる
が、全体に濃度が低く、また、各色の記録画像領域の周
囲では、紙の繊維にそって微少にインクがにじみ、いわ
ゆるフェザリングが発生しやすくなる。フェザリング
は、カラー画像領域の周囲では比較的目立ちにくいが、
黒画像領域の周囲では目立ちやすく、これによって記録
品位の劣化となる。特に、黒画像が文字の場合には、シ
ャープさが欠けた不鮮明な文字となり、その品位は貧弱
なものになってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリンタが
使用される環境によっては、そこで出力されるカラー画
像の大半が黒色のテキストを主体とし、グラフや表題の
一部をカラーにしたり、注目される部分をワンポイント
でカラーにしたりする場合であることがある。このよう
な使用環境においては、記録品位を考慮するとき黒文字
品位が重要なファクタとなる。
【0006】しかしながら、普通紙上のカラー画像でに
じみのない画像を得るために用いられる速乾性のインク
は、前述のように濃度やフェザリングの問題を顕著なも
のとし、黒文字の記録には不向きなことが多い。
【0007】ここで、上記フェザリングが、カラー画像
領域で比較的目立ち難く、黒画像領域の周囲で目立ち易
いのは、被記録媒体と黒インクとの明度の差が大きくコ
ントラストが強いためである。一方、フェザリングを原
因とするシャープさの欠陥は、より明度の差を大きくし
画像のシャープさを増すことによっても解消することが
できる。そして、黒画像等においてシャープさを増すた
めの一方法は画像の濃度を挙げることである。
【0008】この画像濃度は打ち込まれるインクの染料
もしくは顔料の量によって決定される。インクそのもの
の濃度は、通常それを用いる記録装置の仕様等によって
定まることが多く、このため、複数の濃度のインクを用
いて濃度を上昇させることはできない。従って、通常の
記録装置において、濃度を増す方法として1つの画素に
対して2回の記録を行う2度打ち記録を行うことが知ら
れている。
【0009】本発明は、このような観点からなされたも
のであり、その目的とするところは、インクジェット記
録において、黒文字品位の向上とにじみのない高品位な
カラー画像とを両立することが可能なインクジェット記
録装置およびインクジェット記録方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
記録ヘッドを用い、記録データに基づいて前記記録ヘッ
ドから記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジ
ェット記録装置において、記録データから文字を検出す
る文字検出手段と、該文字検出手段が検出した文字につ
いて濃度を増して記録を行うべく制御する記録制御手段
と、を具えたことを特徴とする。
【0011】より好ましくは、前記インクジェット記録
装置は、前記文字検出手段が検出した文字のエッジ部を
検出するエッジ検出手段をさらに具え、前記記録制御手
段は、前記文字検出手段が検出した文字について前記エ
ッジ検出手段により検出されたエッジ部以外の濃度を増
すことを特徴とする。
【0012】また、記録ヘッドを用い、記録データに基
づいて前記記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出して
記録を行うインクジェット記録方法において、記録デー
タから文字を検出し、該検出した文字のエッジ部を検出
し、前記検出された文字について当該エッジ部以外の濃
度を増す、各ステップを有したことを特徴とする。
【0013】以上の構成によれば、文字の記録について
エッジ部とそれ以外の領域とに分けて記録の態様を変化
させることができ、エッジ部以外については例えばイン
ク打ち込み量を増して濃度を増しまた、エッジ部につい
てはインク打ち込み量を少なくしてエッジ部のシャープ
さを確保できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0015】図1は本発明を適用したインクジェット記
録装置の一例を示す斜視図である。
【0016】キャリッジ101には、カートリッジガイ
ド103が設けられ、キャリッジ101はこれを案内お
よび装着の手段として記録ヘッド102を着脱自在に搭
載し、ガイド軸104,105に沿って移動可能に設け
られる。これにより、記録ヘッド102による記録のた
めの走査が可能となる。
【0017】記録媒体としての用紙106は給紙ローラ
107によって装置奥側に送り込まれた後、紙送りロー
ラ108とこのローラに用紙106を押圧するためのピ
ンチローラ(不図示)とによって、上記記録ヘッドの走
査の間に間欠送りされる。紙押さえ板109によってそ
の方向を規制されながら装置前方へと送られ、その間に
記録がなされる。上述のインクカートリッジはイエロ
ー、マゼンタ、シアンの3色を収納したカラーインクカ
ートリッジ110とブラックインクカートリッジ111
の2種類でそれぞれ別々にカートリッジガイド103に
挿入され、記録ヘッド102とインク連通することがで
きる。
【0018】ここで、カラーインクカートリッジ110
に収納されるイエロー、マゼンタ、シアンのインクは、
カラー画像を形成する際に色の境界でインクのにじみが
生じないように、記録用紙への浸透速度の速いものが用
いられる。一方、ブラックインクカートリッジ111に
収納されるブラック(黒)インクは、黒画像が高濃度の
ものとなるように、上記3種類のカラーインクに比べ比
較的記録用紙への浸透速度が遅いものが用いられる。但
し、本実施形態において、本発明の効果を達成する上で
は必ずしも浸透速度が遅いものに限定されるわけではな
い。
【0019】図2(A)および(B)は、記録ヘッド1
02をそれぞれ後方からおよび前方からみた斜視図であ
る。
【0020】記録ヘッド102の前面部には、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックそれぞれの吐出口グル
ープが一直線上に配されている。それぞれのグループは
イエロー用、マゼンタ用、シアン用が24個ずつ、ブラ
ック用は64個の吐出口を有し、各色のグループ間は吐
出口ピッチ以上の間隔を有している。
【0021】これら吐出口の各々には、吐出口に連通す
るインク液路が設けられており、インク液路が配設され
る部位の後方にはこれら液路にインクを供給するための
共通液室が設けられる。吐出口の各々に対応するインク
液路には、吐出口からインク滴を吐出するために利用さ
れる熱エネルギーを発生する電気熱変換体やこれに電力
を供給するための電極配線が設けられている。これら電
気熱変換体(吐出ヒータ)や電極配線は、シリコン等が
からなる基板201上に成膜技術によって形成される。
さらにこの基板201上に、樹脂よりなる隔壁、天板等
を積層することによって上記吐出口、インク液路、共通
液室が構成される。さらに後方には、上記電気熱変換体
を記録信号に基づいて駆動するための駆動回路がプリン
ト基板202の形態で設けられている。本実施形態で
は、複数のインク液路をそれぞれ区分するための隔壁や
共通液室等を一体に設けた溝付天板と、基板とを貼り合
わせて形成することにより記録ヘッド102が構成され
ている。溝付天板が一体成型したものであり、一体成型
材料としてはポリサルフォンが好ましいが、他の成型用
樹脂材料を用いることもできる。
【0022】シリコン基板201およびプリント基板2
02は同一のアルミプレート203上に設けられ、ま
た、溝付天板と一体に成型されるディストリビュータ2
08からは各色のインクに対応したパイプ204〜20
7が突き出ている。インクカートリッジと接続するため
のパイプ204〜207はディストリビュータ208内
部に設けられた個々の流路と連通しており、これら流路
はそれぞれの色のインクの共通液室に連通している。す
なわち、ディストリビュータ208内に設けられる流路
はイエロー用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用の4
本存在し、それぞれの共通液室とそれぞれのパイプを連
結している。
【0023】なお、本実施形態では3色インクのタンク
を一体としたカラーインクカートリッジとBkインクカ
ートリッジをそれぞれ独立に交換可能な構成を用いてい
るが、それに代わり、インクタンクと記録ヘッドが一体
型になっているタイプのインックジェットカートリッジ
を用いても良い。
【0024】記録ヘッド102に設けられたイエロー
(Y)用、マゼンタ(M)用、シアン(C)用の吐出口
からは、約40ngのインクが、ブラック(Bk)用の
吐出口からは約80ngのンクが吐出される。
【0025】使用したインクの成分の一例を以下に示
す。
【0026】 1.Y(イエロー) C.I.ダイレクトイエロー86 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 アセチノールEH(川研ケミカル) 1部 水 残部 2.M(マゼンタ) C.I.アシッドレッド289 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 アセチレノールEH(川研ケミカル) 1部 水 残部 3.C(シアン) C.I.ダイレクトブルー199 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 アセチレノールEH(川研ケミカル) 1部 水 残部 4.Bk(黒) C.I.ダイレクトブラック154 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 水 残部 このように、C,M,Yは、アセチレノールEHを1%
加えることによって、浸透性を向上させている。なお、
インク中の付加物は、上記アセチレノールEH以外に
も、他の界面活性剤やアルコール等がある。
【0027】図3は、上述したカラーインクジェット記
録装置の制御構成を示すブロック図である。
【0028】システムコントローラ301は、装置全体
を制御し、その内部にはマイクロプロセッサをはじめ制
御プログラムが収納されている記憶素子(ROM)、マ
イクロプロセッサが処理を行う際に使用する記憶装置
(RAM)等が設けられている。
【0029】ドライバ302は主走査方向のキャリッジ
101の移動のためのキャリッジモータ304を駆動
し、同様にドライバ303は副走査方向における用紙1
06の紙送りのための紙送りローラを回転させる紙送り
モータ305を駆動する。
【0030】ホストコンピュータ306は本実施形態の
インクジェット記録装置に対して記録すべき情報を供給
する受信バッファ307はホストコンピュータ306か
ら供給されるデータを一時的に格納するものであり、シ
ステムコントローラ301によりデータが読み込まれる
までデータを蓄積しておく。フレームメモリ308は記
録すべきデータをイメージデータに展開して格納し記録
に必要な分の一定のメモリサイズを有している。本実施
形態では、用紙1枚分が記憶可能なメモリサイズとする
が、本発明の適用はこのサイズに限定されないことは勿
論である。
【0031】プリントメモリ309は記録すべきデータ
を一時的に記憶するものであり記録ヘッドの吐出口数に
よりその記憶容量は変化する。記録制御部310は記録
ヘッドの駆動をシステムコントローラ301からの指令
に基づいてコントロールするものであり、吐出タイミン
グ、吐出データの転送等を制御する。ヘッドドライバ3
11は記録制御部310からの制御信号に基づき各ヘッ
ド102Y,102M,102Cおよび102Bkを駆
動する。
【0032】(実施形態1)本発明の第1の実施形態と
して記録データについて黒画像領域である文字部分を抽
出し、さらに黒文字データのエッジ検出を行い、エッジ
部以外だけを2度打ちする記録方法について説明する。
【0033】黒文字検出方法 図4は図3に示した構成における記録データの流れを説
明する図である。
【0034】ホストコンピュータ306から送られた記
録データはインターフェースを介して記録装置内部の受
信バッファ307に蓄えられる。受信バッファ307は
数k〜数+kバイトの容量を有している。受信バッファ
307に蓄えられた記録データはそれぞれに対してコマ
ンド解析が行われた後、テキストバッファ(フレームメ
モリ)308へ送られる。テキストバッファ308中で
は一行分の中間形式として記録データが保持され、各文
字の記録位置、修飾の種類、大きさ、文字(コード)、
フォントのアドレス等が付加される処理が行われる。上
述のように、テキストバッファの容量は各機種毎により
異なり、シリアルプリンタであれば数行分の容量、ペー
ジプリンタであれば1ページ分の容量を有している。さ
らにテキストバッファ308に蓄えられた記録データを
展開してプリントバッファ309に2値化された状態で
蓄え、記録ヘッドに吐出データとして信号を送り、これ
により記録が行われる。
【0035】本実施形態においてマルチパス記録を行う
場合は、プリントバッファ309に蓄えられている2値
化データに所定の間引きを行ってから記録ヘッドに転送
するようにしている。そのため、プリントバッファに蓄
えられているデータの状態に応じてマスクパターンを設
定することもできる。記録装置の種類によってはテキス
トバッファを有することなく、受信バッファに蓄積した
記録データをコマンド解析と同時に展開してプリントバ
ッファに書き込むものもある。
【0036】本実施形態では、記録ヘッドにデータが送
られる直前のプリントバッファ309に蓄えられている
2値化データに対して黒文字検出を行う。黒文字は通
常、6ポイント(2mm)〜24ポイント(8mm)が
主流であり、大きな文字であっても72ポイント(24
mm)程度までである。本実施形態では黒文字抽出はデ
ータの存在しないヌルラスタの検知によって行う。
【0037】図5は黒文字検出のシーケンスを示すフロ
ーチャートである。
【0038】まず、ステップS1でプリントバッファ3
09Y,309Cおよび309Bkから記録データを読
み取り、RAM等のメモリに一時的に格納する。
【0039】このメモリはBk,Y,M,Cそれぞれ独
立に格納できるようになっているが、メモリの容量は抽
出する文字の大きさに依存する。例えば72ポイントの
文字まで抽出するならば、360dpiで340ラスタ
以上格納する必要があり、A4縦サイズで考えると、1
色当たり122.4kバイト程度となる。一方、図2に
示す記録ヘッドを用いる場合、吐出口配列範囲は160
吐出口分の配列長さに相当するが、実際に1回の走査で
記録できる最大長はBk64吐出口相当である。従っ
て、大きな文字も充分に抽出できるように、1回の走査
で記録できる最大長の複数倍の容量を持つメモリが好ま
しい。ここで、容量が大きいほど、判別可能な黒文字の
サイズが大きくなるが、黒文字の主流が24ポイント以
下であり、この場合360dpiで114ラスタ程度が
必要となる。つまり、Bk64吐出口の2行分に相当す
る。以上の観点から、本実施形態では64吐出口の約6
行分に相当する384ラスタ分の容量の記憶媒体として
いる。これは、1色当たり1.1Mバイト程度である。
【0040】次に、ステップS2では、その読み取った
記録デタについて各ラスタに各色のデータがあるか否か
を検出する。すなわち、各ラスタデータの前もしくは後
ろにそのラスタ内に各色データ毎にデータがあるか否か
のビットをたて、その内容を判別することにより各色の
データがあるか否かを判別する。この結果に基づいてそ
のラスタに存在しているデータがBkデータなのか、カ
ラーデータなのか、あるいはこれらの色が混在したデー
タなのかが判別できる。
【0041】ステップS3では、上記検出結果に基づい
てヌルラスタを検知する。すなわち、そのラスタにいず
れの色データもない、いわゆるヌルラスタがあるか否か
を判別し、ここでヌルラスタが無いと判断した場合に
は、上記ステップS1で読み取ったデータについて画像
がつながっている連続データと判断し、後述する記録、
すなわち本実施形態では3パス記録を行うべく本処理手
順を抜ける。あるラスタについてヌルラスタであると判
断した場合には、ステップS4で次のヌルラスタがある
か否かを検知する。ここで、次のヌルラスタが無い場合
には、判定している範囲内では判断できないので、黒文
字としては抽出せず、本処理を抜ける。次のヌルラスタ
があると判断した場合には、さらにステップS5で、ス
テップS3で検出されたヌルラスタと本ステップで検出
されたヌルラスタとの間でカラーデータがあるかを判別
する。カラーデータがある場合には、テキストでないと
みなして黒文字としては抽出せず、本処理手順を抜け
る。カラーデータがない場合には、Bkデータのテキス
トであるとみなして、ステップS6で黒文字として抽出
する。本実施形態では、抽出された黒文字データを格納
する領域として、検知する範囲分だけの容量を有するR
AM等のメモリを用いる。
【0042】エッジ検出方法 次に、抽出された黒文字データのエッジ検出について、
図6を参照して説明する。
【0043】図6においては画素22がエッジであるか
否かを判定される注目画素になっている。ここで、エッ
ジ部はドットが無い領域からドットがある領域に切り替
わる部分、またはその逆の部分である。よって、注目画
素に対して、その周囲の画素11,12,13,21,
23,31,32,33の1つでもドットの有無が異な
る場合にエッジと判断できる。例えば、注目画素22の
データがドットが記録されるデータである場合にその周
囲画素の1つでもドットが無いデータである場合には、
注目画素22はエッジ部と判断し、周囲画素の全てがど
っとが記録されるデータである場合にのみエッジでない
と判断する。実際には注目画素と個々の周囲画素とのア
ンドデータをとり、その結果が全て“1”である場合は
エッジ部でないと判断する。つまり、黒文字データのエ
ッジ部以外のデータとなる。次に、このように判断され
たデータに基づき、エッジ部以外のデータの反転データ
と黒文字のオリジナルデータとのアンドデータをとり、
これを黒文字のエッジ部データとする。
【0044】図7はエッジ検出の例を示す模式図であ
る。図7は24×18ドットで構成される文字“A”を
示し、図中、黒丸が記録されるドットを表わしている。
【0045】さらに、図8はこの“A”という文字に対
して、上述のエッジ検出を行った結果を示す。図中、白
丸が検出されたエッジ部ドットを、黒丸がその他のドッ
トを示している。なお、本実施形態ではエッジ部を1ド
ットとしているが、上記説明した方法を複数回繰り返す
か、もしくは周囲画素の範囲を広げることにより、複数
ドットのエッジ部を抽出することもできる。
【0046】図9は実際のエッジ検出に係るシーケンス
の一例を示すフローチャートである。
【0047】まず、ステップS201で、図5に示す処
理で抽出した黒文字データを読み取る。読み込むデータ
量はプリンタ本体が保有するメモリの容量によるが、記
録ヘッドが一回の走査で記録できる幅を1行とすると、
数行分のデータを保持できるように設定している。これ
をオリジナルデータとする。
【0048】次に、ステップS202では、オリジナル
データのアドレスを1ラスタ分上方向にシフトする。こ
れをシフトデータ1として保管する。さらにステップS
203では、オリジナルデータのアドレスを1ラスタ分
下方向にシフトする。これをシフトデータ2として保管
する。ここで、シフトする方向としての上下方向はデー
タの送られてくる順序の早い方を上方向、遅い方を下方
向とする。
【0049】ステップS204では、上記で求めたオリ
ジナルデータ、シフトデータ1、シフトデータ2をそれ
ぞれ左方向にシフトして、それぞれシフトデータ3,
4,5として保管する。さらに、ステップS205で
は、オリジナルデータ、シフトデータ1、シフトデータ
2をそれぞれ右方向にシフトして、それぞれシフトデー
タ6,7,8として保管する。
【0050】ステップS206では、オリジナルデータ
とシフトデータ1〜8とのアンドデータをとり、抽出し
た黒文字のエッジ部以外のデータ、つまり内部データを
得る。さらに、ステップS207で黒文字のエッジ部以
外のデータの反転データとオリジナルデータとのアンド
データをとり、黒文字のエッジ部データを得ることがで
きる。
【0051】なお、上述したシーケンスは8段階にステ
ップを有しているが、これをソフトウェアの処理として
行うこともでき、また、上記のように比較的簡易な処理
であるのでハードウェアの処理とすることも可能であ
る。処理速度の観点からは後者の構成が有利である。
【0052】記録方法の設定 図10は、上述の黒文字検出およびエッジ検出の結果を
用いて記録方法を設定するシーケンスを示すフローチャ
ートである。
【0053】ステップS301〜S304の処理は、図
5および図9に示した処理であり、ここではその説明を
省略する。この処理において、黒文字が存在していない
と判断したときは(ステップS303)、ステップS3
09で通常の記録方法を設定する。本実施形態では、通
常の記録方法として、1パス記録を設定している。ただ
し、主に用いる記録媒体の種類によってはマルチパス記
録を設定することもある。
【0054】一方、上記処理において、黒文字が存在す
ると判断され、エッジ検出を行うと(ステップS30
4)、エッジ検出によって得ることのできる黒文字のエ
ッジ部データとエッジ部以外のデータとをそれぞれステ
ップS305とステップS306とで抽出する。前述し
たように、本実施形態では、エッジ部は1ドットで検知
できるが、複数ドットの検知を行っても良い。
【0055】次に、ステップS307で、抽出したエッ
ジ部データに対して記録方法を設定する。本実施形態で
はエッジ部のシャープさを出すために1パス記録でかつ
100%デューティーの記録を行う。一方、ステップS
308では、抽出したエッジ部以外のデータに対して記
録方法を設定する。すなわち、ここでは黒文字の濃度を
上げるために、マルチパス記録で200%デューティー
の記録を行う。200%デューティーの記録の方法とし
ては2回のパスで100%デューティー記録を2回繰り
返し各画素に2回吐出(2度打ち)する方法や、あるい
は50%デューティー記録を4回行うマルチパス記録等
の方法がある。
【0056】なお、濃度アップの比率は記録媒体の許容
範囲内であれば、様々な設定が可能となる。例えば、O
HPシートは150%程度とし、普通紙は200%とす
ること等も可能である。
【0057】以上の処理の後、ステップS310では、
処理すべきデータがあるか否かを判断し、記録データが
ある場合にはステップS301に戻って、再度黒文字検
出、エッジ検出および記録方法設定のシーケンスを繰り
返す。また、処理すべき記録データない場合には、本シ
ーケンスを終了する。
【0058】本シーケンスによれば、黒文字のエッジ部
とそれ以外のデータを分離して抽出しそれぞれに記録方
法を設定することができる。これによって、黒文字のエ
ッジ部を除いた内部だけを2度打ちして濃度を増すよう
にし、エッジ部のフェザリングによるシャープさの低下
を防止するとともに黒濃度を一定以上に確保することが
できる。
【0059】次に2度打ちする方法について説明する。
すなわち、抽出した黒文字のエッジ部以外のデータを2
回の走査で記録する場合について説明する。
【0060】(1)ドットオンドット 図11はドットオンドット、すなわちドットが重なって
いる様子を示す模式図である。
【0061】1回目の走査で記録したドットと全く同じ
位置にドットを追加するものである。この場合には、打
ち込んだインク量に応じた紙面上での染料濃度の増加を
主要因として濃度アップすることができる。また、同じ
位置にドットを追加するので、同じ記録データをそのま
ま使用することが可能であり、処理は最も簡易なものと
なる。
【0062】(2)キャリッジ走査方向半画素ずらし 図12は、2度打ち方法の他の例を示しキャリッジ走査
方向にドットをずらして記録する方法を説明するための
模式図である。
【0063】ここでは、1回目の走査で記録したドット
に対して、その記録位置を半画素分キャリッジの走査方
向にずらしてドットを追加するものである。上述のドッ
トオンドットと同じインク量ではあるが、染料が部分的
に集まることはなく、ある程度分散させることができる
ので、濃度的には高くなる。この方法はドット間隔が上
記の場合の半分となるので、キャリッジ走査方向に大し
て2倍の位置精度で着弾させる必要がある。また、この
場合、2回の走査に分離して記録を行っても良く、ま
た、1回の走査で駆動周波数を2倍にして記録を行って
も良い。
【0064】上記方法は異なる位置にドットを追加する
ので、黒文字のエッジ部以外のデータを基に、位置が半
画素ずれた新たなデータを作成する必要がある。その処
理としては走査方向に対して2倍の大きさを有するバッ
ファ上でエッジ部以外のデータを展開し、左右にドット
がある場合に追加するようにし、エッジ部以外のデータ
とは別に格納するようにする。その処理はソフト的に行
っても良いし、また、ハード的に行っても良い。
【0065】(3)キャリッジ走査方向+紙送り方向半
画素ずらし 図13は、2度打ち法のさらに他の例を示すものであ
り、キャリッジ走査方向と紙送り方向にドットをずらし
て記録する方法を説明するための模式図である。
【0066】1回目の走査で記録したドットに対して、
打ち込み位置を半画素分それぞれキャリッジ走査方向と
紙送り方向にずらしてドットを追加するものである。キ
ャリッジ走査方向半画素ずらしと同様に着弾点が周期的
に分散されるので濃度は高くなる。上記方法によれば、
1回目の走査で記録されたドットの対角線の中点上に2
回目の走査で記録を行うことになる。上述のドットオン
ドットに比べて、キャリッジ走査方向および紙送り方向
に2倍の精度が必要となるが、濃度は最も効果的に向上
させることができる。
【0067】以上説明してきたように、本実施形態で
は、黒文字検出およびエッジ検出を行って、黒文字のエ
ッジ部以外、つまり内部データは2度打ちして濃度を増
すようにする。この濃度上昇により、背景とのコントラ
ストを強くして黒文字品位を向上させることができ、さ
らにエッジ部のデータは2度打ちはせずに、必要以上の
フェザリングの発生を最小限に抑えるので黒文字の記録
品位を向上させることができるインクジェット記録装置
を実現することができる。
【0068】本実施形態は記録される画像において重要
なパラメータであると考えられる黒文字に着目している
が、本実施形態で行われるシーケンスおよび記録方法は
黒文字に限るものではなく、全ての文字、つまりカラー
文字に適用できることは言うまでもない。
【0069】(実施形態2)本発明の第2実施形態とし
て、黒文字抽出およびエッジ検出を行った後、黒文字の
エッジ部以外は異なる走査でドットを追加する場合につ
いて説明する。
【0070】前述したように、プリンタの使用環境によ
っては、カラー画像が記録される場合は、ワンポイント
カラー、すなわち黒文字の中にカラーグラフィクスが若
干存在する場合がほとんどであり、絵画のようなピクト
リアル画像は少なくことがある。このような場合に黒文
字を高速記録することは、インクジェット記録装置の性
能として重要なパラメータであると言える。そこで。本
実施形態では、通常の片方向の1パス記録に比較し、記
録速度を落とさないように両方向の2パスで記録を行
う。
【0071】通常、両方向印字を行う場合には、キャリ
ッジ制御を充分に高精度にして、キャリッジの往路と復
路において吐出インク滴の着弾位置のズレを少なくする
必要がある。これには例えばエンコーダ等を用いてキャ
リッジの位置制御と吐出タイミングの制御とで対処でき
るが、コストの上昇を招くおそれがある。この場合、イ
ンクジェット記録装置が高価格な製品に適用されるとき
はコスト的に余裕があるが、低価格の製品の場合このよ
うな制御を採用することはできない。
【0072】本実施形態では、上記のような高精度の位
置制御を必要としない記録方法を用いる。すなわち、最
初の走査である往路では黒文字のエッジ部およびその内
部について普通に記録を行い、次の走査である復路では
黒文字のエッジ以外の部分、つまり黒文字の内側だけを
記録する。従って、2回目の走査で記録するドットの周
囲にはすでにドットが記録されていることになる。ここ
で、2回目の走査で記録するドットの位置精度は1回目
の走査で記録されたドットの内側に存在するだけの精度
で良い。
【0073】上記第1実施形態で説明したドットオンド
ットの場合であり、かつエッジ部を1画素とした場合に
ついて、図を用いて2回の走査で記録が行われる状態を
説明する。
【0074】図14は、すでに往路で記録されているエ
ッジ部以外のドットに復路で記録されるドットが重なっ
ている場合を示すものである。この場合、内側だけが2
度打ちされ、エッジ部は1回の走査で記録が行われてい
る。
【0075】これに対して、図15に示す状態は、復路
で記録されたドットは半画素分だけ着弾位置がずれてい
る。しかしながら、このような場合でもエッジ部ドット
より外側にはみ出ることはなく、エッジ部のシャープさ
は保持できる。
【0076】さらに、図16においては、復路で記録さ
れるドットは1画素分着弾位置がずれている。この場
合、ずれた方向のエッジは2度打ちされており、これで
はエッジ部のシャープさを保持することはできない。
【0077】以上から、復路での着弾位置精度は±1画
素以下にする必要がある。つまり、検出するエッジ部の
幅以下の着弾位置精度を有する両方向記録によりエッジ
部のシャープさを実現でき、しかも濃度の高い黒文字の
記録が可能となる。
【0078】図17は本実施形態の記録を実現するシー
ケンスを示すフローチャートである。
【0079】まず、ステップS401〜S404で上記
各実施形態と同様に黒文字検出およびエッジ検出を行
う。その後、上記実施形態と同様エッジ検出によって得
ることのできた黒文字のエッジ部データとエッジ部以外
のデータとをそれぞれステップS405およびS406
で抽出する。なお、エッジ部は1ドットで検知しても良
く、また、複数ドットの検知を行っても良い。
【0080】一方、ステップS403で黒文字を抽出で
きなかったデータおよびステップS305で抽出したエ
ッジ部データは、ステップS308で行う往路の走査に
よる記録方法設定に供される。これに対して、ステップ
S306で抽出したエッジ部以外のデータはステップS
307で行われる復路の走査による記録方法設定に供さ
れる。
【0081】上述のシーケンスによれば、黒文字のエッ
ジ部以外のデータとその他のデータとを分離して抽出
し、それぞれに記録を行う走査方向を設定することがで
き、これによって、復路においてのみ、黒文字の内部の
データを2度打ちを行って、濃度を増すことができる。
【0082】以上のように、黒文字検出およびエッジ検
出を行った結果を用いて、黒文字のエッジ部以外のデー
タは両方向記録の復路で記録を行うことにより、記録速
度を低下させることなく、シャープさのある高濃度な黒
文字の記録が可能となる。
【0083】本実施形態は記録される画像において重要
なパラメータであると考えられる黒文字に着目している
が、本実施形態で行われるシーケンスおよび記録方法は
黒文字に限るものではなく、全ての文字、つまりカラー
文字に適用できることは言うまでもない。
【0084】(実施形態3)第3の実施形態として、用
いる記録媒体(以下、単にメディアともいう)に応じて
黒文字の内側のデータの濃度アップの比率およびエッジ
部データの補完率を変化させる場合について説明する。
【0085】黒文字品位は記録を行うメディアによって
大きく異なる。例えば、普通紙であれば、着弾したイン
クは紙の繊維に沿って広がって行きフェザリングを生じ
ることが多い。さらに、インクが比較的表面に残り難い
ので、濃度を上げるにはある程度のインク量を必要とす
るが、フェザリング等の問題があるので、極端に多量の
インクを打ち込むことはできない。また、OHPシート
においてはコート剤に依存するが、表面を形成するイン
ク受容層のインク吸収能力の許容範囲内のインク量しか
打ち込めない。また、コート紙においては比較的にじみ
率が大きく、濃度は高くなるが、フェザリングを生じ易
い。このように用いるメディアによってそれぞれ特徴を
有しており、それに応じて黒文字の処理が必要となる。
【0086】図18は、黒文字検出およびエッジ検出を
行って、黒文字のエッジ部とエッジ部以外のデータにそ
れぞれ記録デューティー(濃度アップ率)を設定するシ
ーケンスを示すフローチャートである。
【0087】まず、上記各実施形態と同様にエッジ部以
外のデータまたはデッジ部データを抽出した後は、ステ
ップS507で抽出したエッジ部データに対して記録デ
ューティーを設定するとともにこれに応じた記録方法を
設定する。また、ステップS507で抽出したエッジ部
以外のデータに対して記録デューティーおよびその記録
方法を設定する。それぞれの記録デューティーは図19
に模式的に示すテーブルによって決定される。図19に
おいて、各種メディアに応じて記録デューティーが設定
されているが、エッジ部ではシャープさを出すために1
00%以下のデューティーとし、黒文字の濃度を上げる
ために、内側のデータは120〜200%で記録を行
う。
【0088】具体的にはメディア1は標準的な媒体を想
定していて、比較的濃度を高くなるようにしている。メ
ディア2は非常ににじみ易いメディアを想定していて、
黒文字の内側での濃度アップをあまり行っておらず、さ
らにはエッジ部でのにじみをより抑制するためにデュー
ティーを下げて、データの補完率を変えている。また、
メディア3,4はにじみ等の問題はないが、インクの打
ち込み量が制限されている媒体を想定して、黒文字の内
側の濃度アップ率を変えている。
【0089】上述のシーケンスによれば、黒文字のエッ
ジ部とそれ以外のデータを分離して抽出しそれぞれにメ
ディアに応じた記録デューティーを設定することがで
き、これによって、黒文字の内部を2度打ちして濃度を
上げる場合に、そのメディアに適した濃度アップ率を選
択することができる。さらに、にじみ等が問題になるメ
ディアにはエッジ部のデータの補完率を低減させること
で、エッジ部のシャープさの低下を抑制している。
【0090】以上のように、黒文字検出およびエッジ検
出を行い、黒文字の内側およびエッジ部のデータに対し
て、それぞれメディアに応じた記録デューティーの設定
および記録を行うことにより、記録に用いるメディアに
適した黒文字の濃度アップおよびエッジ部のにじみを抑
制した記録を行うことができる。
【0091】本実施形態はメディアをパラメータとして
記録デューティーを決定しているが、メディアの設定は
ホスト側で指示しこれをプリンタに送る。具体的にはプ
リンタドライバ等で設定されているメディアの情報を用
いて、その情報を基に上記シーケンスに反映させる。ま
た、プリンタ本体等に設けられているDIPスイッチ等
の設定でもメディアを認識させることは可能である。
【0092】本実施形態は記録される画像において重要
なパラメータであると考えられる黒文字に着目している
が、上記で示したシーケンスおよび記録方法は黒文字に
限るものではなく、全ての文字、つまりカラー文字に適
用できることは言うまでもない。
【0093】(実施形態4)第4の実施形態として、着
弾したインクがにじむ方向を制御することにより、より
エッジ部のシャープさを向上させ、さらに黒文字濃度を
上げる記録方法について説明する。
【0094】インクジェット記録方式において、先に記
録されたドットに別のドットを重ねた場合、その重なり
部分においては先に記録されたドットよりも後に打たれ
たドットの法が紙面深さ方向に沈む傾向にある。図20
はそれを模式的に示した断面図である。
【0095】これは、吐出されたインク中の染料等の色
素が記録媒体と物理的かつ化学的に結合するが、この時
に記録媒体と色素の結合は有限であるため、色素の種類
によって結合力に大きな差がない限りにおいて、先に吐
出されたインク色素と記録媒体の結合が優先されるため
に記録媒体表面に多く残り、後から打たれたインク色素
は記録媒体表面では結合しにくく、紙面深さ方向に沈ん
で染着するものと考えられるからである。
【0096】さらに記録媒体内部での繊維レベルでのイ
ンクの挙動を考えた場合、一度インク中の染料等と結合
した繊維は、全く結合していない状態に比べて親水性が
強くなっている。そのため、親水性の強い部分に隣接さ
れて着弾したインク滴は、前のインク滴が着弾している
方向に引き寄せられる傾向がある。また、先のインク滴
が充分に定着していないほど、つまり水分を多く含んで
いるほど、親水性が強く、隣接に着弾したインク滴は引
き寄せられ易い。従って、エッジ部に着弾するインクド
ットは周囲に何もなければ、あらゆる方向に広がって行
くが、前もって隣接する画素にドットが形成されている
場合には、着弾したインクはすでに形成されているドッ
ト側に引き寄せられることになる。
【0097】本実施形態はそのような特徴を利用したも
のである。すなわち、記録を行うデータに対して、黒文
字検出およびエッジ検出を行って黒文字のエッジ部を抽
出し、さらにもう1段、内側のエッジ部を抽出する。最
初に抽出したエッジ部を外側エッジ、次に抽出したエッ
ジ部を内側エッジとする。このように抽出したエッジに
対して、打ち込み順序を内側エッジを記録してから外側
エッジを記録するようにする。そして、黒文字の内部デ
ータについて上記実施形態のように濃度アップの態様で
記録を行い記録を完了する。
【0098】このような記録が行われる状態を図21を
用いて説明する。
【0099】図21において、最初に内側エッジ部ドッ
トを打ち込む。次に外側エッジ部を打ち込む。この時、
外側エッジ部ドットのインクは先打ちされている内側エ
ッジ部ドットに引き寄せられていく。これによって、外
側エッジ部ドットが外側に広がっていく力は弱くなり、
よりシャープさのあるエッジ部を形成することができ
る。さらに、黒文字内部ドットが濃度アップされて記録
が行われて行くが、黒文字内部ドットが着弾した時点
で、内側エッジ部ドットはすでに形成されており、黒文
字内部ドットも内側エッジ部ドットに引き寄せられてい
く。従って、最終的に形成される黒文字は内側エッジ部
の濃度が高く、エッジ部のキレがあり、黒文字全体の濃
度も高い、高品位な黒文字となる。
【0100】図22は本実施形態を実現するシーケンス
を示すフローチャートである。
【0101】エッジ検出によって得ることのできる黒文
字のエッジ部データとエッジ部以外のデータをそれぞれ
ステップS605とS606で抽出すると、ステップS
607では、抽出したエッジ部データに対し外側エッジ
部として後打ち記録として設定する。
【0102】また、ステップS608では、抽出したエ
ッジ部以外のデータに対して、再度エッジ検出を行う。
エッジ検出によって得ることのできるエッジ部データと
エッジ部以外のデータとをそれぞれステップS609お
よびステップS610で抽出する。次に、ステップS6
12では、抽出したエッジ部データに対して内側エッジ
部として先打ち記録を設定する。ステップS613で
は、抽出したエッジ部以外のデータを黒文字の内部デー
タとして濃度アップ記録を設定する。
【0103】上述のシーケンスによれば、黒文字のエッ
ジ部を2段階に分けて抽出して、それぞれに先打ち記録
と後打ち記録を設定し、さらに黒文字の内部データは濃
度アップ記録を設定することが可能となる。その結果、
黒文字検出および2つのエッジ検出を行った結果を用い
て、内側エッジを先打ち記録、外側エッジを後打ち記録
しさらに黒文字の内部は濃度アップして印字を行うこと
により、黒文字において、インクの広がる方向を制御す
ることができ、エッジ部のシャープさを向上させ、高濃
度の黒文字の記録が可能となる。
【0104】本実施形態は記録される画像において重要
なパラメータであると考えられる黒文字に着目している
が、上述のシーケンスおよび記録方法は黒文字に限るも
のではなく、全ての文字、つまりカラー文字に適用でき
ることは言うまでもない。
【0105】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0106】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0107】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0108】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0109】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0110】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0111】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0112】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0113】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0114】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、文字の記録についてエッジ部とそれ以外の領
域とに分けて記録の態様を変化させることができ、エッ
ジ部以外については例えばインク打ち込み量を増して濃
度を増しまた、エッジ部についてはインク打ち込み量を
少なくしてエッジ部のシャープさを確保できる。
【0115】これにより、例えばインクジェット記録濃
度において重要なパラメータである文字について、エッ
ジ部のシャープさの低下を防止しつつ、にじみ等の画像
品位低下の弊害を無くし、さらに、文字濃度を向上させ
ることができる。その結果、高品位な文字記録が行える
インクジェット記録装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なインクジェット記録装置を
示す斜視図である。
【図2】(A)および(B)は上記インクジェット記録
装置で用いられる記録ヘッドの機構を示す斜視図であ
る。
【図3】上記インクジェット記録装置の制御回路の構成
を示すブロック図である。
【図4】上記インクジェット記録装置における記録デー
タの流れを説明する図である。
【図5】本発明の一実施形態で行われる黒文字検出のシ
ーケンスを示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態で行われるエッジ検出を説
明する模式図である。
【図7】上記エッジ検出を説明するための24×18ド
ットで構成される文字を示す模式図である。
【図8】上記エッジ検出が行われて、エッジ部が抽出さ
れた文字を示す模式図である。
【図9】本発明の一実施形態で行われるエッジ検出のシ
ーケンスを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1実施形態で行われる黒文字検
知、エッジ検出および記録方法を設定するシーケンスを
示すフローチャートである。
【図11】上記第1実施形態における黒文字の濃度アッ
プの手段の1つであるドットオンドットを説明する図で
ある。
【図12】同様に、黒文字の濃度アップの手段の1つで
あるキャリッジ走査方向半画素ずらしを説明する図であ
る。
【図13】同様に、黒文字の濃度アップの手段の1つで
あるキャリッジ走査方向+紙送り方向半画素ずらしを説
明する図である。
【図14】本発明の第2実施形態に関し、両方向記録が
行われる状態を説明する図であり、往路と復路の着弾位
置がずれていない場合を示す模式図である。
【図15】同様に、両方向記録が行われる状態を説明す
る図であり、往路と復路の着弾位置が半画素分ずれてい
る場合を示す模式図である。
【図16】同様に、両方向記録が行われる状態を説明す
る図であり、往路と復路の着弾位置が1画素分ずれてい
る場合を示す模式図である。
【図17】上記第2実施形態で行われる黒文字検知、エ
ッジ検出および記録方向を設定するシーケンスを示すフ
ローチャートである。
【図18】本発明の第3実施形態で行われる黒文字検
知、エッジ検出および記録デューティーを設定するシー
ケンスを示すフローチャートである。
【図19】上記第3実施形態で用いられるメディアに応
じて記録デューティーを設定するためのテーブルを示す
模式図である。
【図20】2つのドットが時間間隔をおいて着弾した場
合の記録媒体への浸透を説明するための模式的断面図で
ある。
【図21】本発明の第4実施形態に関し、エッジ部での
インクの引き寄せを説明するための模式図である。
【図22】上記第4実施形態で行われる黒文字検知、エ
ッジ検出および打ち込み順序を設定するシーケンスを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
101 キャリッジ 102,102Y,102M,102C,102Bk
記録ヘッド 103 カートリッジガイド 104 ガイド軸 105 ガイド軸 106 記録用紙 107 給紙ローラ 108 紙送りローラ 109 紙押さえ板 110 カラーインクカートリッジ 111 ブラックインクカートリッジ 201 シリコン基板 202 プリント基板 203 アルミプレート 204〜207 パイプ 208 ディストリビュータ 301 システムコントローラ 302 キャリッジモータドライバ 303 紙送りモータドライバ 304 キャリッジモータ 305 紙送りモータ 306 ホストコンピュータ 307 受信バッファ 308Y,308M,308C,308Bk フレーム
メモリ 309Y,308M,308C,308Bk プリント
バッファ 310 記録制御部 311 ヘッドドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乾 利治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 杉本 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 後藤 史博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを用い、記録データに基づい
    て前記記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録装置において、 記録データから文字を検出する文字検出手段と、 該文字検出手段が検出した文字について濃度を増して記
    録を行うべく制御する記録制御手段と、 を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インクジェット記録装置は、前記文
    字検出手段が検出した文字のエッジ部を検出するエッジ
    検出手段をさらに具え、前記記録制御手段は、前記文字
    検出手段が検出した文字について前記エッジ検出手段に
    より検出されたエッジ部以外の濃度を増すことを特徴と
    する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録制御手段は、記録ヘッドの複数
    回の走査を行うことにより前記検出した文字の濃度を増
    すことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録制御手段は、記録に用いられる
    記録媒体の種類に応じて前記検出された文字の濃度を増
    すことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録制御手段は、前記検出された文
    字のエッジ部以外の少なくとも一部について当該エッジ
    部より先に記録を行うことを特徴とする請求項2に記載
    のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記エッジ検出手段は、複数回のエッジ
    検出を行うことにより多段階のエッジ部を検出し、前記
    記録制御手段は該多段階のエッジ部について内側のエッ
    ジ部の記録を先にする制御をさらに行うことを特徴とす
    る請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 記録ヘッドを用い、記録データに基づい
    て前記記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録方法において、 記録データから文字を検出し、 該検出した文字のエッジ部を検出し、 前記検出された文字について当該エッジ部以外の濃度を
    増す、 各ステップを有したことを特徴とするインクジェット記
    録方法。
  8. 【請求項8】 記録ヘッドの複数回の走査を行うことに
    より前記検出した文字の濃度を増すことを特徴とする請
    求項7に記載のインクジェット記録方法。
  9. 【請求項9】 記録に用いられる記録媒体の種類に応じ
    て前記検出された文字の濃度を増すことを特徴とする請
    求項7に記載のインクジェット記録方法。
  10. 【請求項10】 前記検出された文字のエッジ部以外の
    少なくとも一部について当該エッジ部より先に記録を行
    うことを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記
    録方法。
  11. 【請求項11】 複数回のエッジ検出を行うことにより
    多段階のエッジ部を検出し、該多段階のエッジ部につい
    て内側のエッジ部の記録を先にすることを特徴とする請
    求項10に記載のインクジェット記録方法。
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