JPH09157183A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
- Publication number
- JPH09157183A JPH09157183A JP7319021A JP31902195A JPH09157183A JP H09157183 A JPH09157183 A JP H09157183A JP 7319021 A JP7319021 A JP 7319021A JP 31902195 A JP31902195 A JP 31902195A JP H09157183 A JPH09157183 A JP H09157183A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- collagen
- glycosaminoglycan
- external preparation
- active ingredient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cosmetics (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 ミッドカインを有効成分とするコラーゲ
ン及びグリコサミノグリカン合成促進剤、皮膚疾患治療
剤並びに皮膚外用剤。 【効果】 創傷、やけど、硬皮症、ケロイド等の皮膚疾
患の治療薬として、また皮膚化粧料として有用である。
ン及びグリコサミノグリカン合成促進剤、皮膚疾患治療
剤並びに皮膚外用剤。 【効果】 創傷、やけど、硬皮症、ケロイド等の皮膚疾
患の治療薬として、また皮膚化粧料として有用である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚外用剤に関し、
更に詳細にはコラーゲン及びグリコサミノグリカンの合
成促進作用を有し、創傷などの皮膚疾患治療や皮膚化粧
に有用な皮膚外用剤に関する。
更に詳細にはコラーゲン及びグリコサミノグリカンの合
成促進作用を有し、創傷などの皮膚疾患治療や皮膚化粧
に有用な皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚の真皮は細胞外空間が多く、その部
分は細胞外マトリックスとよばれる巨大分子の網目構造
によって満たされている。この細胞外マトリックスの主
要構成成分は、コラーゲンに代表される線維性蛋白及び
グリコサミノグリカン(酸性ムコ多糖ともいい、ヒアル
ロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラ
ン硫酸を含む)である。グリコサミノグリカンは、通常
蛋白と結合してプロテオグリカンの形で存在し、大量の
水を保持してゲル状を呈し、その中に線維性蛋白を埋め
こんだ構造をとっている。一方、コラーゲンは細胞外マ
トリックスの主な蛋白であり、組織の形態を正常に保つ
働きをしている。このようにコラーゲン及びグリコサミ
ノグリカンは真皮において皮膚の形態を維持し、水分保
持する役割を担っており、更に硬皮症、ケロイド及びけ
がの回復に深く関与しているといわれている。更に、コ
ラーゲンやグリコサミノグリカンは関節などの結合組織
にも多く含まれており、関節炎、リウマチ等の症状の進
退にも深く関与している。
分は細胞外マトリックスとよばれる巨大分子の網目構造
によって満たされている。この細胞外マトリックスの主
要構成成分は、コラーゲンに代表される線維性蛋白及び
グリコサミノグリカン(酸性ムコ多糖ともいい、ヒアル
ロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラ
ン硫酸を含む)である。グリコサミノグリカンは、通常
蛋白と結合してプロテオグリカンの形で存在し、大量の
水を保持してゲル状を呈し、その中に線維性蛋白を埋め
こんだ構造をとっている。一方、コラーゲンは細胞外マ
トリックスの主な蛋白であり、組織の形態を正常に保つ
働きをしている。このようにコラーゲン及びグリコサミ
ノグリカンは真皮において皮膚の形態を維持し、水分保
持する役割を担っており、更に硬皮症、ケロイド及びけ
がの回復に深く関与しているといわれている。更に、コ
ラーゲンやグリコサミノグリカンは関節などの結合組織
にも多く含まれており、関節炎、リウマチ等の症状の進
退にも深く関与している。
【0003】これらのコラーゲンやグリコサミノグリカ
ンの生合成は、TGF−βやIL−1、EGF、γ−I
FNなどのような因子によって制御されているといわれ
ているが、その作用は未だ満足すべきものではない。ま
た、コラーゲンやグリコサミノグリカンの合成を促進す
る物質もいくつか知られているが、これもまた充分満足
すべきものではない。
ンの生合成は、TGF−βやIL−1、EGF、γ−I
FNなどのような因子によって制御されているといわれ
ているが、その作用は未だ満足すべきものではない。ま
た、コラーゲンやグリコサミノグリカンの合成を促進す
る物質もいくつか知られているが、これもまた充分満足
すべきものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は創傷等の皮膚疾患の治療に有用な新たなコラーゲン及
びグリコサミノグリカン合成促進剤を提供することにあ
る。
は創傷等の皮膚疾患の治療に有用な新たなコラーゲン及
びグリコサミノグリカン合成促進剤を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、胚発
生期におけるレチノイン酸誘導性の成長・分化制御因子
であるミッドカイン(Midkine,以下「MK」と
いう)に着目し、その作用を種々検討してきたところ、
このMKがヒト皮膚線維芽細胞におけるコラーゲンとグ
リコサミノグリカン合成の促進作用を有し、皮膚疾患の
治療薬として有用であることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
生期におけるレチノイン酸誘導性の成長・分化制御因子
であるミッドカイン(Midkine,以下「MK」と
いう)に着目し、その作用を種々検討してきたところ、
このMKがヒト皮膚線維芽細胞におけるコラーゲンとグ
リコサミノグリカン合成の促進作用を有し、皮膚疾患の
治療薬として有用であることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0006】すなわち、本発明はMKを有効成分とする
コラーゲン合成促進剤を提供するものである。また、本
発明はMKを有効成分とするグリコサミノグリカン合成
促進剤を提供するものである。更に、本発明はMKを有
効成分とする皮膚疾患治療剤を提供するものである。更
にまた、本発明はMKを含有する皮膚外用剤を提供する
ものである。
コラーゲン合成促進剤を提供するものである。また、本
発明はMKを有効成分とするグリコサミノグリカン合成
促進剤を提供するものである。更に、本発明はMKを有
効成分とする皮膚疾患治療剤を提供するものである。更
にまた、本発明はMKを含有する皮膚外用剤を提供する
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるMKは、前記
の如く胚発生期におけるレチノイン酸誘導性の成長・分
化因子として知られている(Biochem.Biop
hys.Res.Commun.,151:1312−
1318(1988)、J.Biol.Chem.,2
65,10765−10770(1990)、Bioc
hem.Biophys.Res.Commun.,1
77:652−658(1991))。このMKは、マ
ウスの胚発生中期には広い範囲に発現し、その後発現は
いくつかの器官に限局され、最終的に胎児期の15日以
降腎臓にのみ見られるようになる。MKは、塩基性アミ
ノ酸とシステインに富むアミノ酸構成の分子量13キロ
ダルトンの分泌蛋白質である。このポリペプチドは、イ
ンビトロにおいて、ヘパリン結合能を持ち、PC−12
細胞株、ラットのクロム親和性細胞種の細胞株そして同
様にNIH3T3細胞の増殖を促し、ラット胎児の脳細
胞の神経突起伸長も促進する作用を有することが知られ
ている(J.Neurosci.Res.,35:53
0−539(1993)、Dev.Brain Re
s.,75:201−205(1993)、Neuro
sci.Lett.,160:9−12(199
3))。しかしながら、MKについてのコラーゲン及び
グリコサミノグリカンに対する作用については全く知ら
れていない。
の如く胚発生期におけるレチノイン酸誘導性の成長・分
化因子として知られている(Biochem.Biop
hys.Res.Commun.,151:1312−
1318(1988)、J.Biol.Chem.,2
65,10765−10770(1990)、Bioc
hem.Biophys.Res.Commun.,1
77:652−658(1991))。このMKは、マ
ウスの胚発生中期には広い範囲に発現し、その後発現は
いくつかの器官に限局され、最終的に胎児期の15日以
降腎臓にのみ見られるようになる。MKは、塩基性アミ
ノ酸とシステインに富むアミノ酸構成の分子量13キロ
ダルトンの分泌蛋白質である。このポリペプチドは、イ
ンビトロにおいて、ヘパリン結合能を持ち、PC−12
細胞株、ラットのクロム親和性細胞種の細胞株そして同
様にNIH3T3細胞の増殖を促し、ラット胎児の脳細
胞の神経突起伸長も促進する作用を有することが知られ
ている(J.Neurosci.Res.,35:53
0−539(1993)、Dev.Brain Re
s.,75:201−205(1993)、Neuro
sci.Lett.,160:9−12(199
3))。しかしながら、MKについてのコラーゲン及び
グリコサミノグリカンに対する作用については全く知ら
れていない。
【0008】かかるMKは上記のようにマウス胚から抽
出することもできるが、遺伝子組換え技術を利用して合
成することもできる(Biochem.Biophy
s.Res.Commun.,177:652−658
(1991))。
出することもできるが、遺伝子組換え技術を利用して合
成することもできる(Biochem.Biophy
s.Res.Commun.,177:652−658
(1991))。
【0009】MKは後記実施例に示すようにヒト線維芽
細胞におけるコラーゲン及びグリコサミノグリカンの合
成を促進する作用を有し、創傷、やけど、硬皮症、ケロ
イド等の皮膚の線維形態の損傷や異常を伴う皮膚疾患の
治療剤として有用である。また、前記の如く、コラーゲ
ンやグリコサミノグリカンは、皮膚における線維形態維
持や水分保持に深く関わっていることから、MKは皮膚
化粧料を含む皮膚外用剤の保湿成分等としても有用であ
る。
細胞におけるコラーゲン及びグリコサミノグリカンの合
成を促進する作用を有し、創傷、やけど、硬皮症、ケロ
イド等の皮膚の線維形態の損傷や異常を伴う皮膚疾患の
治療剤として有用である。また、前記の如く、コラーゲ
ンやグリコサミノグリカンは、皮膚における線維形態維
持や水分保持に深く関わっていることから、MKは皮膚
化粧料を含む皮膚外用剤の保湿成分等としても有用であ
る。
【0010】本発明の皮膚疾患治療剤の投与形態として
は、経口、注射、外用のいずれでもよいが、外用が特に
好ましい。外用剤の形態としては、軟膏、クリーム、ロ
ーション、乳液、ゲル等が挙げられる。これらの外用剤
には、MK以外にTGF−β、IL−1、EGF、γ−
IFN、抗菌剤などの他の薬効成分のほか、鉱物油、動
植物油、乳化剤、ゲル化剤、水、ポリエチレングリコー
ル類、合成油等を配合することができる。また、MKを
皮膚外用剤として使用する場合もこのような形態とする
ことができる。
は、経口、注射、外用のいずれでもよいが、外用が特に
好ましい。外用剤の形態としては、軟膏、クリーム、ロ
ーション、乳液、ゲル等が挙げられる。これらの外用剤
には、MK以外にTGF−β、IL−1、EGF、γ−
IFN、抗菌剤などの他の薬効成分のほか、鉱物油、動
植物油、乳化剤、ゲル化剤、水、ポリエチレングリコー
ル類、合成油等を配合することができる。また、MKを
皮膚外用剤として使用する場合もこのような形態とする
ことができる。
【0011】これらの外用剤へのMKの配合量は特に制
限されないが、0.0001〜50重量%、特に0.0
001〜10重量%が好ましい。
限されないが、0.0001〜50重量%、特に0.0
001〜10重量%が好ましい。
【0012】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0013】実施例1 (1)正常線維芽細胞は皮膚のバイオプシー(生検)サ
ンプルから移植した。35mmペトリ皿を使用した10%
牛胎児血清(FBS)を含むダルベッコ改良型イーグル
培地(DMEM培地)で細胞の増殖を行い、6日毎にサ
ブカルチャーした。以下の実験には、8〜10回植え継
ぎした細胞を使用した。
ンプルから移植した。35mmペトリ皿を使用した10%
牛胎児血清(FBS)を含むダルベッコ改良型イーグル
培地(DMEM培地)で細胞の増殖を行い、6日毎にサ
ブカルチャーした。以下の実験には、8〜10回植え継
ぎした細胞を使用した。
【0014】(2)充分に培養した細胞を、透析された
FBSを0.5%含んだDMEMで様々な濃度の組換え
体マウスMK(Biochem.Biophys.Re
s.Commun.,177:652−658(199
1))と共に更に48時間培養した。培養の最後の18
時間の間、細胞はアスコルビン酸(30μg/ml)存在
下に[2,3−トリチウム]プロリン(20uCi/ml)
でラベルした。その後、培養液を集め、N−エチルマレ
イミド、EDTA(pH7.0)、そしてフェニルメチル
スルホニルフルオライドの各々が濃度として1mMとなる
ように蛋白質分解酵素の阻害剤の溶液と混合した。細胞
を0.05%トリプシンで回収した。そして、細胞数は
コールターカウンターで測定した。遠心分離の後、細胞
を再び培養液と一緒にし、分析の準備ができるまで−2
0℃に保存した。コラーゲンや非コラーゲン蛋白質に取
り込れた放射活性の量は、精製されたバクテリア(大腸
菌)のコラゲナーゼ(Arch.Biochem.Bi
ophys.,295:397−403(1992)及
びBiochemistry 10:988−994
(1971))を用いて決定した。コラーゲン蛋白質と
非コラーゲン蛋白質の合成は、コラゲナーゼ感受性cpm
/cellまたは、コラゲナーゼ耐性cpm/cellとして別々
に表記した。
FBSを0.5%含んだDMEMで様々な濃度の組換え
体マウスMK(Biochem.Biophys.Re
s.Commun.,177:652−658(199
1))と共に更に48時間培養した。培養の最後の18
時間の間、細胞はアスコルビン酸(30μg/ml)存在
下に[2,3−トリチウム]プロリン(20uCi/ml)
でラベルした。その後、培養液を集め、N−エチルマレ
イミド、EDTA(pH7.0)、そしてフェニルメチル
スルホニルフルオライドの各々が濃度として1mMとなる
ように蛋白質分解酵素の阻害剤の溶液と混合した。細胞
を0.05%トリプシンで回収した。そして、細胞数は
コールターカウンターで測定した。遠心分離の後、細胞
を再び培養液と一緒にし、分析の準備ができるまで−2
0℃に保存した。コラーゲンや非コラーゲン蛋白質に取
り込れた放射活性の量は、精製されたバクテリア(大腸
菌)のコラゲナーゼ(Arch.Biochem.Bi
ophys.,295:397−403(1992)及
びBiochemistry 10:988−994
(1971))を用いて決定した。コラーゲン蛋白質と
非コラーゲン蛋白質の合成は、コラゲナーゼ感受性cpm
/cellまたは、コラゲナーゼ耐性cpm/cellとして別々
に表記した。
【0015】その結果、表1に示すように、100ng/
mlのMKによる48時間処理でヒト線維芽細胞における
コラーゲン合成を1.6倍まで上昇した。なお、この条
件下で、MKは細胞増殖に対し何の影響も与えなかっ
た。
mlのMKによる48時間処理でヒト線維芽細胞における
コラーゲン合成を1.6倍まで上昇した。なお、この条
件下で、MKは細胞増殖に対し何の影響も与えなかっ
た。
【0016】
【表1】
【0017】実施例2 MK濃度を100ng/mlとし、培養時間48時間を、2
4〜72時間に変化させる以外は実施例1と同様にし
て、MKのコラーゲン合成促進作用を検討した。その結
果、表2に示すようにMKのコラーゲン合成促進作用は
処理時間によって増大することが判明した。
4〜72時間に変化させる以外は実施例1と同様にし
て、MKのコラーゲン合成促進作用を検討した。その結
果、表2に示すようにMKのコラーゲン合成促進作用は
処理時間によって増大することが判明した。
【0018】
【表2】
【0019】実施例3 MK非存在下または存在下(60ng/ml)で48時間処
理した充分に培養した細胞を、実施例1のようにラベル
した。培養液を集め、細胞層を剥がし、0.5M酢酸で
ホモジナイズした。それから4℃において13,000
×gで遠心した。遠心後の上清は培養液と一緒にし、4
℃で0.1%酢酸に対して透析し、そして凍結乾燥し
た。凍結乾燥品は、4℃で18時間ペプシン(50μg
/ml)で分解した。硫酸アンモニウム(硫安)(176
mg/ml)で沈殿した後、ペプシン耐性蛋白質は非還元状
態で4〜15%のSDS−PAGE上で分離し、オート
ラジオグラフィーにかけた。α1(III型コラーゲ
ン)、α1(I型コラーゲン)そしてα2(I型コラー
ゲン)に対応するバンドの明暗度は、スキャニング・デ
ンシトメーター(Cliniscan Helena
Laboratories)を使用して定量した。その
結果、MKで処理する前後のIII型コラーゲンの相対的
な量は変化しなかった。従って、MKはI型とIII型の
両方のコラーゲンを同程度に刺激していることが判明し
た。
理した充分に培養した細胞を、実施例1のようにラベル
した。培養液を集め、細胞層を剥がし、0.5M酢酸で
ホモジナイズした。それから4℃において13,000
×gで遠心した。遠心後の上清は培養液と一緒にし、4
℃で0.1%酢酸に対して透析し、そして凍結乾燥し
た。凍結乾燥品は、4℃で18時間ペプシン(50μg
/ml)で分解した。硫酸アンモニウム(硫安)(176
mg/ml)で沈殿した後、ペプシン耐性蛋白質は非還元状
態で4〜15%のSDS−PAGE上で分離し、オート
ラジオグラフィーにかけた。α1(III型コラーゲ
ン)、α1(I型コラーゲン)そしてα2(I型コラー
ゲン)に対応するバンドの明暗度は、スキャニング・デ
ンシトメーター(Cliniscan Helena
Laboratories)を使用して定量した。その
結果、MKで処理する前後のIII型コラーゲンの相対的
な量は変化しなかった。従って、MKはI型とIII型の
両方のコラーゲンを同程度に刺激していることが判明し
た。
【0020】実施例4 充分な細胞数の線維芽細胞を、透析したFBSを0.5
%の濃度で含むDMEMで所定の濃度のMKと共に48
時間処理した。その中で、後半の24時間6−トリチウ
ムグルコサミン(1.2TBq/mmol,アマシャム)(2
5μCi/ml)でラベル処理した。培養液とトリプシン処
理(0.25%)した細胞層の沈殿はヒアルロン酸やデ
ルマタン硫酸、コンドロイチン4−または6−硫酸、ヘ
パラン硫酸からなる担体グリコサミノグリカン混合物と
して一緒にまとめ、凍結乾燥した。サンプルは0.5M
NaOHに溶かし、終夜4℃に保存した。pHを7.0
に合わせた後、5mM CaCl2を含んだ等量の0.1
M Tris−HClバッファー(pH7.8)を加え
た。サンプルは30分間沸騰させ、その後50℃におい
て48時間アクチナーゼ(科研科学)分解に付した。引
き続き10%トリクロロ酢酸で沈殿させた。沈殿後の上
清は4℃で終夜、蒸留水に透析し、次いで凍結乾燥し
た。一部を全グリコサミノグリカン合成を測定するため
に取り、液体シンチレーションスペクトロメーターで測
定した(ベックマン9800)。分離したグリコサミノ
グリカンはセルロース・アセテート膜上で2次元電気泳
動にかけた。1次元目は0.1Mピリジン・0.45M
ギ酸(pH3)を使用して1mA/cmで1.5時間、2次元
目は0.1M酢酸バリウム(pH8)を使用して1mA/cm
で5時間行った。膜は0.1%アルシアンブルーで染色
し、0.1%酢酸で退色させた。グリコサミノグリカン
を含む膜の一部を削り取り、1mlのジオキサンで再溶解
した。そして、それらの放射活性は、液体シンチレーシ
ョンスペクトロメーターで測定した。グリコサミノグリ
カンを同定するために、分離した物質を化学的、酵素的
処理にかけた。例えば、全放射活性で105cpmまで含む
グリコサミノグリカンのサンプルをストレプトミセス属
の放線菌由来のヒアルロニダーゼや精巣由来のヒアルロ
ニダーゼそしてコンドロイチナーゼABC,ACで分解
した。また、N−硫酸化グリコサミノグリカンの同定の
ために亜硝酸ナトリウムで処理した(Anal.Bio
chem.,45:462−468(1972)、同5
2:652−656(1973))。
%の濃度で含むDMEMで所定の濃度のMKと共に48
時間処理した。その中で、後半の24時間6−トリチウ
ムグルコサミン(1.2TBq/mmol,アマシャム)(2
5μCi/ml)でラベル処理した。培養液とトリプシン処
理(0.25%)した細胞層の沈殿はヒアルロン酸やデ
ルマタン硫酸、コンドロイチン4−または6−硫酸、ヘ
パラン硫酸からなる担体グリコサミノグリカン混合物と
して一緒にまとめ、凍結乾燥した。サンプルは0.5M
NaOHに溶かし、終夜4℃に保存した。pHを7.0
に合わせた後、5mM CaCl2を含んだ等量の0.1
M Tris−HClバッファー(pH7.8)を加え
た。サンプルは30分間沸騰させ、その後50℃におい
て48時間アクチナーゼ(科研科学)分解に付した。引
き続き10%トリクロロ酢酸で沈殿させた。沈殿後の上
清は4℃で終夜、蒸留水に透析し、次いで凍結乾燥し
た。一部を全グリコサミノグリカン合成を測定するため
に取り、液体シンチレーションスペクトロメーターで測
定した(ベックマン9800)。分離したグリコサミノ
グリカンはセルロース・アセテート膜上で2次元電気泳
動にかけた。1次元目は0.1Mピリジン・0.45M
ギ酸(pH3)を使用して1mA/cmで1.5時間、2次元
目は0.1M酢酸バリウム(pH8)を使用して1mA/cm
で5時間行った。膜は0.1%アルシアンブルーで染色
し、0.1%酢酸で退色させた。グリコサミノグリカン
を含む膜の一部を削り取り、1mlのジオキサンで再溶解
した。そして、それらの放射活性は、液体シンチレーシ
ョンスペクトロメーターで測定した。グリコサミノグリ
カンを同定するために、分離した物質を化学的、酵素的
処理にかけた。例えば、全放射活性で105cpmまで含む
グリコサミノグリカンのサンプルをストレプトミセス属
の放線菌由来のヒアルロニダーゼや精巣由来のヒアルロ
ニダーゼそしてコンドロイチナーゼABC,ACで分解
した。また、N−硫酸化グリコサミノグリカンの同定の
ために亜硝酸ナトリウムで処理した(Anal.Bio
chem.,45:462−468(1972)、同5
2:652−656(1973))。
【0021】その結果、表3に示すように、MKは10
0ng/mlの濃度で48時間処理により、全グリコサミノ
グリカン合成を1.9倍に上昇させた。MK処理によっ
て刺激されたグリコサミノグリカンの主要な構成成分
は、ヒアルロン酸であった。
0ng/mlの濃度で48時間処理により、全グリコサミノ
グリカン合成を1.9倍に上昇させた。MK処理によっ
て刺激されたグリコサミノグリカンの主要な構成成分
は、ヒアルロン酸であった。
【0022】
【表3】
【0023】
【発明の効果】創傷、やけど、硬皮症、ケロイド等の皮
膚疾患の治療薬として、また皮膚化粧料として有用であ
る。
膚疾患の治療薬として、また皮膚化粧料として有用であ
る。
フロントページの続き (72)発明者 村松 喬 愛知県名古屋市天白区大字平針字黒石2845 番地 平針住宅6街区35
Claims (4)
- 【請求項1】 ミッドカインを有効成分とするコラーゲ
ン合成促進剤。 - 【請求項2】 ミッドカインを有効成分とするグリコサ
ミノグリカン合成促進剤。 - 【請求項3】 ミッドカインを有効成分とする皮膚疾患
治療剤。 - 【請求項4】 ミッドカインを含有する皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7319021A JPH09157183A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7319021A JPH09157183A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09157183A true JPH09157183A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18105628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7319021A Pending JPH09157183A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09157183A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001064196A (ja) * | 1999-08-24 | 2001-03-13 | Meiji Milk Prod Co Ltd | 創傷治癒促進組成物 |
| JP2013520447A (ja) * | 2010-02-24 | 2013-06-06 | アドヴァンジェン・インターナショナル・プロプライアタリー・リミテッド | 脱毛の治療もしくは予防または毛の成長の促進のための方法 |
-
1995
- 1995-12-07 JP JP7319021A patent/JPH09157183A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001064196A (ja) * | 1999-08-24 | 2001-03-13 | Meiji Milk Prod Co Ltd | 創傷治癒促進組成物 |
| JP2013520447A (ja) * | 2010-02-24 | 2013-06-06 | アドヴァンジェン・インターナショナル・プロプライアタリー・リミテッド | 脱毛の治療もしくは予防または毛の成長の促進のための方法 |
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