JPH09157541A - 白色防錆顔料及びこれを含有する防錆塗料 - Google Patents

白色防錆顔料及びこれを含有する防錆塗料

Info

Publication number
JPH09157541A
JPH09157541A JP34617295A JP34617295A JPH09157541A JP H09157541 A JPH09157541 A JP H09157541A JP 34617295 A JP34617295 A JP 34617295A JP 34617295 A JP34617295 A JP 34617295A JP H09157541 A JPH09157541 A JP H09157541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
rust preventive
phosphate
modified
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34617295A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakae Iizuka
栄 飯塚
Takahiro Nagayama
高広 永山
Yoshiro Kaneda
嘉郎 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemical Industrial Co Ltd filed Critical Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Priority to JP34617295A priority Critical patent/JPH09157541A/ja
Publication of JPH09157541A publication Critical patent/JPH09157541A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09CTREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK  ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
    • C09C1/00Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
    • C09C1/0081Composite particulate pigments or fillers, i.e. containing at least two solid phases, except those consisting of coated particles of one compound

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、無公害で優れた防錆能を有する白
色防錆顔料およびこれを含有する防錆塗料を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 本発明が提供する白色防錆顔料は、Mg、C
a、Ba、Sr、Zn又はAlの1種又は2種以上から
選ばれた変性リンのオキシ金属塩と、変性酸化亜鉛との
粉末組成物であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属の腐食を防止する
ために有用な、無公害で白色系の防錆顔料及びこれを含
有する防錆塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】防錆顔料として、鉛丹、シアナミド鉛、
鉛酸カルシウムなどの鉛塩系、塩基性クロム酸亜鉛カ
リ、四塩基性クロム酸亜鉛、クロム酸ストロンチウムな
どのクロム酸塩系や鉛塩系のものが主に用いられてき
た。しかしながら、これらの防錆顔料は金属に対して優
れた錆止め性を発揮するものの、毒性が危惧され環境上
の要請から次第にその使用が規制されるに至っている。
【0003】これらに代わる無公害型の防錆顔料とし
て、リン酸亜鉛、リン酸カルシウムマグネシウムなどの
金属リン酸塩系、トリポリリン酸アルミニウムなどの縮
合リン酸塩系、亜リン酸亜鉛、亜リン酸カルシウム、亜
リン酸アルミニウムなどの亜リン酸塩系、モリブデン酸
亜鉛等の無公害、無毒の防錆顔料が開発され一部実用化
に入っている。従って、クロム塩系又は鉛塩系顔料に匹
敵しうるより強力な防錆力を有する顔料が要請され、例
えば塩基性亜リン酸亜鉛(特開昭50−50297号公
報)、ヒドロキシ亜リン酸亜鉛錯体(特開昭58−19
4725号公報)、亜リン酸亜鉛と亜鉛華との反応生成
物による防錆顔料(特開昭57−109862号公
報)、亜リン酸亜鉛カリウム系の防錆顔料(特開昭58
−84109号公報、特開昭59−20466号公
報)、亜リン酸亜鉛カルシウム系(特開平3−1114
57号公報)、板状亜リン酸カルシウム系(特開平3−
285808号公報)、縮合リン酸塩と亜鉛化合物およ
び/またはホウ酸塩化合物の表面を化学修飾した防錆顔
料(特開平2−151664号公報)、亜リン酸亜鉛又
は/及び亜リン酸カルシウムにキレート能を有する有機
リン化合物を含有させた防錆顔料(特開平6−9347
8号公報)、酸化亜鉛にキレート能を有する有機ホスホ
ン酸で反応処理した防錆顔料及びこの防錆顔料とリン酸
塩系または亜リン酸塩系の白色防錆顔料との混合物から
なる防錆顔料(特開平6−122986号公報)等の無
公害型白色防錆顔料が提案されている。しかしながら、
これら無公害型の防錆顔料は、ある程度の効果は、期待
できるけれど、クロム酸塩系や鉛塩系に匹敵する程の防
錆力を有するものは、未だ開発されていない。
【0004】特に、自動車や電気器具等の塗装に用いら
れる電着塗料用の無公害型の防錆顔料は、緊急の必要が
あるにも拘わらず、クロム酸塩又は鉛塩に代わるものは
いまだ実用化されていない。
【0005】一方、これら防錆顔料を含有する塗料の面
からみると、環境上の問題から、従来の油性塗料に代わ
って、水性塗料への転換が要請されており、より防錆力
を発揮する無公害型防錆塗料の開発が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、前記事
実に鑑み、無公害型の白色防錆顔料について鋭意研究を
重ねた結果、亜リン酸塩またはリン酸塩の変性含リン金
属塩と、変性酸化亜鉛との組成物の白色粉末が、優れた
防錆力を有し、かつ安定した顔料特性を示すことを知見
し、本発明を完成させた。
【0007】即ち、本発明は、無公害で優れた防錆能を
有する白色防錆顔料およびこれを含有する防錆塗料を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明が提供しようとす
る白色防錆顔料は、Mg、Ca、Ba、Sr、Zn又は
Alの1種又は2種以上から選ばれた変性リンのオキシ
酸金属塩と、変性酸化亜鉛との粉末組成物であることを
構成上の特徴とする。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
於けるリンのオキシ酸金属塩とは、Mg、Ca、Ba、
Sr、Zn又はAlの1種又は2種以上から選ばれた亜
リン酸金属塩、リン酸金属塩及び/又はポリリン酸金属
塩であって、亜リン酸金属塩としては、例えば亜リン酸
マグネシウム、亜リン酸カルシウム、亜リン酸バリウ
ム、亜リン酸ストロンチウム、亜リン酸亜鉛、亜リン酸
アルミニウム、亜リン酸亜鉛カルシウム、亜リン酸亜鉛
カリウム等が挙げられる。リン酸塩としては、例えば、
リン酸マグネシウム、リン酸カルシウム、リン酸バリウ
ム、リン酸ストロンチウム、リン酸亜鉛、リン酸アルミ
ニウム、リン酸亜鉛マグネシウム、リン酸亜鉛カルシウ
ム等が挙げられる。ポリリン酸塩としては、ポリリン酸
カルシウム、ポリリン酸マグネシウム、ポリリン酸亜
鉛、ポリリン酸アルミニウム等が挙げられ、リンのオキ
シ酸塩は、正塩又は塩基性のいずれであってもよく、ま
た、含水又は無水のいずれであってもよい。
【0010】本発明に於いて、リンのオキシ酸金属塩に
あっては、酸性リン酸エステル又は/及びキレート能を
有するホスホン酸、又はその誘導体から選ばれた有機リ
ン酸化合物で表面処理したものであり、酸化亜鉛にあっ
ては、上記変性の他に、白色不溶性の微細な金属酸化
物、含水酸化物、シリカ、金属シリケート等で表面処理
されたものを含む。本発明において、酸性リン酸エステ
ルとしては、下記一般式(1)又は/及び(2)で示さ
れるものである。
【化1】 又は/及び
【化2】 (式中、R1 、R2 、R3 は炭素数1〜18の直鎖状ま
たは分岐状のアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アリール基であり、アルキル基の場合は、ニトロ
基、ヒドロオキシ基、カルボキシル基で置換されてもよ
い。アルケニル基、アルキニル基の場合は、それらの付
加されたもの。アリール基の場合は、低級アルキル基、
低級アルケニル基、ヒドロオキシ基、ニトロ基、カルボ
キシル基で置換されてもよい。)
【0011】上記一般式(1)、(2)の化合物の具体
例としては、例えばメチルアシッドホスフェート、ジメ
チルアシッドホスフェート、エチルアシッドホスフェー
ト、ジエチルアシッドホスフェート、メチルエチルアシ
ッドホスフェート、正−またはイソープロピルアシッド
ホスフェート、正−またはイソ−ジプロピルアシッドホ
スフェート、メチルブチルアシッドホスフェート、エチ
ルブチルアシッドホスフェート、プロピルブチルアシッ
ドホスフェート、正−またはイソ−オクチルアシッドホ
スフェート、正−またはイソ−ジオクチルアシッドホス
フェート、正−デシルアシッドホスフェート、正−ジデ
シルアシッドホスフェート、正−ラウリルアシッドホス
フェート、正−ジラウリルアシッドホスフェート、正−
またはイソ−セシルアシッドホスフェート、正−または
イソ−ジセシルアシッドホスフェート、正−ステアリル
アシッドホスフェート、正−またはイソ−ジステアリル
アシッドホスフェート、アリルアシッドホスフェート、
ジアリルアシッドホスフェートなどが挙げれ、これら化
合物のMg、Ca、Sr、Ba、Zn又はAlから選ば
れた1種又は2以上の金属塩、アミン塩であってもよい
が、上記一般式(1)、(2)で表される酸性リン酸エ
ステルであればいずれも適用できる。
【0012】キレート能を有するホスホン酸の化合物と
しては、例えばアミノアルキレンホスホン酸、エチレン
ジアミンテトラアルキレンホスホン酸、アルキルメタン
ー1ーヒドロキシー1,1ージホスホン酸又は、2ーヒ
ドロキシホスホノ酢酸などが代表的な化合物として挙げ
られる。このうちアミノアルキレンホスホン酸として
は、例えば、ニトリロトリスチレンホスホン酸、ニトリ
ロトリスポロピレンホスホン酸、ニトリロジエチルメチ
レンホスホン酸、ニトリロプロピルビスメチレンホスホ
ン酸等が挙げられる。エチレンジアミンテトラアルキレ
ンホスホン酸としては、例えば、エチレンジアミンテト
ラメチレンホスホン酸、エチレンジアミンテトラエチレ
ンホスホン酸、エチレンジアミンテトラプロピレンホス
ホン酸等が挙げられる。アルキレンー1ーヒドロキシー
1,1ージホスホン酸としては、例えば、メタンー1ー
ヒドロキシー1,1ージホスホン酸、エタンー1ーヒド
ロキシー1,1ージホスホン酸、プロパンー1ーヒドロ
キシー1,1ージホスホン酸等が挙げられ、これら化合
物のMg、Ca、Sr、Ba、Zn又はAlから選ばれ
た1種又は2以上の金属塩であってもよいが、これら化
合物に限定されるものではない。
【0013】また、本発明では、上記の酸性リン酸エス
テルとキレート能を有するホスホン酸の化合物を1種ま
たは2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0014】亜リン酸塩またはリン酸塩の含リン金属塩
に対する酸性リン酸エステル又は/およびキレート能を
有するホスホン酸の配合量は、用いる化合物の物性や種
類等によって一様ではないが、通常0.1〜30重量
%、好ましくは、1〜10重量%である。配合量が0.
1重量%より小さくなると含リン金属塩の改質が実質的
になされず防錆力が不十分となり、一方、30重量%よ
り大きくなると、塗料化に支障を生じるのみならず経済
的に不利になる。
【0015】酸化亜鉛に対する酸性リン酸エステル又は
/およびキレート能を有するホスホン酸の配合量は、そ
の上限値において特に制限がないが、通常0.1〜30
重量%、好ましくは、1〜20重量%である。配合量が
0.1重量%より小さくなると酸化亜鉛の改質が実質的
になされず、塗料安定性に欠けると共に、防錆力が不十
分であり、一方、30重量%より大きくなると、経済的
に不利になる。
【0016】また微細な無機粒子の表面処理による変性
にあっては、いずれも無水物換算で配合量が0.5〜2
0重量%、好ましくは1〜15重量%の範囲にある。
【0017】変性リンのオキシ金属塩と変性酸化亜鉛と
の組成物における配合量は、両者の物性や塗料の物性等
により一様ではないけれども重量比で50:1〜1:5
0の範囲であり、好ましくは10:1〜1:10の範囲
にある。変性酸化亜鉛の配合量が、1:50より小さく
なると、酸化亜鉛の持つ防錆力の助長効果が小さくな
り、一方、50:1より大きくなると、リンのオキシ酸
金属塩との併用効果が期待できなくなり、好ましくな
い。特に、キレート能を有するリン化合物で変性された
組成物にあっては、Fe2+ 又はAl3+などの腐食金属
イオンの捕捉効果と相俟って防錆力の向上が図られる。
【0018】本発明で用いる変性リンのオキシ金属塩を
得るには、乾式法と湿式法が考えられが、特に限定はな
く、例えば湿式法としては、亜リン酸源またはリン酸源
の一部代替として上記の酸性リン酸エステル又は/及び
キレート能を有するホスホン酸を添加する方法、これは
所望の金属酸化物を分散させたスラリーに、亜リン酸ま
たはリン酸および上記有機リン化合物の混合水溶液を個
別または経時的に添加する方法である。また、予め調製
した所望の亜リン酸塩、リン酸塩又はポリリン酸塩の水
性スラリーを強力な剪断力が作用するコロイドミル、ホ
モジナイザー、ビーズミル等の分散装置により、脱アグ
ロメレート処理を施し、上記有機リン化合物の水溶液を
添加する方法を用いてもよい。一方、乾式法としては、
例えば予め調製した所望の亜リン酸塩、リン酸塩又はポ
リリン酸塩に上記有機リン化合物の水溶液を添加し、ヘ
ンシェルミキサー、ボールミルあるいは強力なブレンダ
ー等の強力な剪断力が作用する分散装置を用いて、それ
らが均一になるよう充分に混合させてメカノケミカル反
応を行わせる方法等が挙げられる。
【0019】一方、変性酸化亜鉛を得るには、上記と同
様に特に限定がなく、湿式法と乾式法が考えられる。例
えば湿式法としては、酸化亜鉛の水性スラリーに強力な
剪断力が作用するコロイドミル、ホモジナイザー、ビー
ズミル等の分散装置により、脱アグロメレート処理を施
した後、上記有機リン化合物の水溶液や、希薄な金属塩
水溶液を添加する方法であり、乾式法としては、酸化亜
鉛の粉末と上記有機リン化合物の水溶液とを強力な剪断
力が作用するヘンシェルミキサー、ボールミルあるいは
強力なブレンダー等の混合装置を用いてメカノケミカル
反応させる方法等が挙げられる。また、所望により採り
得れば、予め両化合物を混合した組成物を上記と同様に
変性処理すれば一挙に双方の変性物を得ることができ
る。
【0020】かくして得られたそれぞれの変性物は、上
記割合においてを配合し、均一な組成となるように強力
な剪断力が作用する前記のの分散装置を用いて混合し、
常法により乾燥、粉砕して本発明の防錆顔料を容易に得
ることができる。
【0021】また、本発明に係る変性組成物よりなる防
錆顔料を使用するに当り、必要に応じ、モリブデン酸亜
鉛、ホウ酸亜鉛、ホウ酸バリウム、ホウケイ酸亜鉛等の
他の白色防錆顔料と併用してもよい。
【0022】なお、本発明の防錆顔料は、必要に応じて
分散性を改善する目的で高級脂肪酸またはその誘導体、
界面活性剤、シランカップリング剤でさらに表面処理し
たものであってもよい。
【0023】本発明の防錆塗料は、変性リンのオキシ酸
と変性酸化亜鉛とからなる防錆顔料を塗料ビヒクルに含
有させてなるものである。塗料ビヒクルとは、液体状態
にある塗料において、顔料成分以外の液体成分を言う。
従って、主として塗膜形成用の樹脂であるが、他に助剤
として、例えば希釈剤、ワニスなどの油、粘度調整剤、
分散剤、乾燥剤などを含む油性系または水性系の液体成
分の全体を意味する。
【0024】本発明で用いる塗膜形成用の樹脂として
は、例えばフェノール樹脂、アルキド樹脂、メラミン樹
脂、グアナジン樹脂、ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
アミン樹脂、アクリル樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリ
エステル樹脂、ウレタン樹脂、ケイ素樹脂、含フッ素樹
脂等が挙げられ、これらは必要に応じ、混合系または変
性された樹脂であっても差し支えない。また、希釈剤と
しては、水、アルコール類、ケトン類、ベンゼン類、ト
ルエン、キシレンの如き芳香族炭化水素類、液化パラフ
ィンの如き脂肪族炭化水素類など、一般的に塗料で用い
られている溶剤が適用できる。
【0025】塗料ビヒクルに対する本発明の防錆顔料の
配合量は、通常0.3〜30重量%、好ましくは1〜2
0重量%である。配合量が0.3重量%より小さくなる
と防錆力が低くなり、30重量%より大きくなると、塗
料粘性が高くなり、好ましい塗料特性が得られなくな
る。
【0026】また、本発明の塗料は、表面電位を変える
ことにより、電着塗料として利用することができる。
【0027】
【作用】本発明に係る変性リンのオキシ酸金属塩と変性
酸化亜鉛からなる白色防錆顔料は、無公害、低毒性に加
えて優れた防錆力を有し、顔料特性はもちろんこれを塗
料化した場合の塗料の安定性にも優れている。
【0028】本発明の防錆顔料の強力な防錆機構につい
ては、複雑で未だ解明には至っていないが、おそらく亜
リン酸、リン酸又はポリリン酸イオンの強力なキレート
能を介してFe2+やAl3+を捕捉し、同時にMg、C
a、Ba、Sr、Zn又はAlが塩基として、あるいは
疑似電極として作用し、更に塗料ビヒクルと基材との均
一及び親和性が高い酸性リン酸エステルやホスホン酸が
存在することによって、より腐食反応が抑制される。更
に、本発明の顔料を塗料ビヒクルと混合した塗料は、酸
化亜鉛の表面活性に伴う増粘やゲル化を実質的に阻止す
る作用で、酸化亜鉛の防錆力助長効果により、いっそう
効果的に腐食反応が抑制されるものと推測される。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明は、これらに限定されるものではない。
【0030】実施例1〜4 ・変性酸化亜鉛の調製 酸化亜鉛100重量部と、表1に示す酸性リン酸エステ
ルまたはキレート能を有するホスホン酸の40wt%水
溶液を10重量部配合し、ヘンシェルミキサーにより、
2680rpmの回転速度で15分間強力な剪断力の下
で攪拌混合し反応させ、次いで、乾燥後、粉砕処理して
表1に示す変性酸化亜鉛の白色粉末を得た。 ・変性亜リン酸亜鉛の調製 亜リン酸100重量部と、表1に示す酸性リン酸エステ
ルまたはキレート能を有するホスホン酸の40wt%水
溶液を10重量部配合し、A液とした。酸化亜鉛453
重量部を水3200重量部に分散させB液とした。A液
にB液を滴下した後、70〜75℃にて2時間熟成した
後、濾別分離し、湿式ボールミルにて3時間粉砕後、乾
燥、再び粉砕して表1に示す変性亜リン酸亜鉛の白色粉
末を得た。得られた変性酸化亜鉛と変性亜リン酸鉛を所
定量配合し、ヘンシェルミキサーにより、4500rp
mの回転速度で15分間強力な剪断力下で攪拌混合し、
表1に示す防錆顔料を得た。
【0031】比較例1 未変性の亜リン酸亜鉛100重量部と未変性の酸化亜鉛
30重量部を配合し、ヘンシェルミキサーにより450
0rpmで15分間混合して防錆顔料を得た。
【0032】比較例2 未変性の亜リン酸亜鉛100重量部と実施例1〜4と同
様な操作でモノイソプロピルアシッドホスフェートとジ
イソプロピルアシッドホスフェート=1:1混合物で変
性させた変性酸化亜鉛30重量部を配合し、ヘンシェル
ミキサーにより比較例1と同様に混合して防錆顔料を得
た。
【0033】比較例3 実施例1〜4と同様な操作でモノイソプロピルアシッド
ホスフェートとジイソプロピルアシッドホスフェート=
1:1混合物で変性させた変性亜リン酸亜鉛100重量
部と未変性の酸化亜鉛30重量部を配合し、比較例1と
同様にヘンシェルミキサーにより混合して防錆顔料を得
た。
【0034】
【表1】 P:メタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸 HPA :2−ヒドロキシホスホノ酢酸 PAP :モノイソプロピルアシッドホスフェートとジイソプロピルアシッ ドホスフェート=1:1の混合物 MAP :モノメチルアシッドホスフェートとジメチルアシッドホスフェー ト=1:1の混合物
【0035】実施例5〜8 ・変性酸化亜鉛の調製 酸化亜鉛100重量部と、表2に示す酸性リン酸エステ
ルまたはキレート能を有するホスホン酸の40wt%水
溶液を20重量部配合し、ヘンシェルミキサーにより、
2680rpmの回転速度で15分間強力な剪断力の下
で攪拌混合し反応させ、次いで、乾燥後、粉砕処理して
表2に示す変性酸化亜鉛の白色粉末を得た。 ・変性リン酸亜鉛の調製 酸化亜鉛111重量部を水1000重量部に加え、十分
に攪拌混合した。次いで、コロイドミルに通して機械的
分散操作を施し、A液とした。75wt%リン酸水溶液
103重量部と表2に示す酸性リン酸エステルまたはキ
レート能を有するホスホン酸の40wt%水溶液を20
重量部配合し、B液とした。A液にB液を徐々に添加し
て、50℃の温度で1時間反応させ、濾過分離、乾燥、
粉砕して表2に示す変性リン酸亜鉛の白色粉末を得た。
得られた変性酸化亜鉛と変性リン酸亜鉛を所定量配合
し、ヘンシェルミキサーにより、3000rpmの回転
速度で15分間強力な剪断力下で攪拌混合し、表2に示
す防錆顔料を得た。
【0036】比較例4 実施例5〜8と同様な操作で、EDTAにより変性させ
た変性リン酸亜鉛100重量部とEDTAにより変性さ
せた変性酸化亜鉛30重量部からなる防錆顔料を得た。
【0037】
【表2】 エチルアシッドホスフェ−トとジエチルアシッドホスフェ− ト= 1:1の混合物 BAP :モノ 正ブチルアシッドホスフェートとジ正ブチルアシッドホスフ ェー ト=1:1の混合物 EHDP:エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸 NTP :ニトリロトリスチレンホスホン酸
【0038】実施例9〜13 ・変性酸化亜鉛の調製 酸化亜鉛100重量部に水1000重量部を加えて、コ
ロイドミルで脱アグロメレート処理を行った。次いで、
エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸の40
wt%水溶液30重量部を徐々に添加し、60℃の温度
で1時間反応させ、濾過分離、乾燥、粉砕して変性酸化
亜鉛の白色粉末を得た。 ・変性亜リン酸金属塩の調製 各種の亜リン酸金属塩100重量部に水1000重量部
を加え、コロイドミルで脱アグロメレート処理を行っ
た。次いで、モノイソプロピルアシッドホスフェートと
ジイソプロピルアシッドホスフェート=1:1混合物の
40wt%水溶液30重量部を徐々に添加し、60℃の
温度で1時間反応させ、濾過分離、乾燥、粉砕して表3
に示す変性亜リン酸金属塩の白色粉末を得た。得られた
変性亜リン酸金属塩100重量部と変性酸化亜鉛30重
量部を配合し、ヘンシェルミキサーにより、4500r
pmの回転速度で15分間強力な剪断力下で攪拌混合
し、表3に示す防錆顔料を得た。
【0039】
【表3】
【0040】実施例14〜18 ・変性酸化亜鉛の調製 酸化亜鉛100重量部に水1000重量部を加えて、コ
ロイドミルで脱アグロメレート処理を行った。次いで、
エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸の40
wt%水溶液25重量部と、モノイソプロピルアシッド
ホスフェートとジイソプロピルアシッドホスフェート=
1:1混合物の40wt%水溶液25重量部を徐々に添
加し、60℃の温度で1時間反応させ、濾過分離、乾
燥、粉砕して変性酸化亜鉛の白色粉末を得た。 ・変性リン酸金属塩の調製 各種の亜リン酸金属塩100重量部に水1000重量部
を加え、コロイドミルで脱アグロメレート処理を行っ
た。次いで、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホス
ホン酸の40wt%水溶液25重量部と、モノイソプロ
ピルアシッドホスフェートとジイソプロピルアシッドホ
スフェート=1:1混合物の40wt%水溶液25重量
部を徐々に添加し、60℃の温度で1時間反応させ、濾
過分離、乾燥、粉砕して表4に示す変性リン酸金属塩の
白色粉末を得た。得られた変性リン酸金属塩100重量
部と変性酸化亜鉛30重量部を配合し、ヘンシェルミキ
サーにより、4500rpmの回転速度で15分間強力
な剪断力下で攪拌混合し、表4に示す防錆顔料を得た。
【0041】
【表4】
【0042】実施例19〜21 ・変性酸化亜鉛の調製 酸化亜鉛188重量部に水1880重量部を加え、分散
剤としてヘキサメタリン酸ソーダを0.94重量部加え
て、コロイドミルで脱アグロメレート処理を行った。温
度95℃、pHを10.0に保持しながら市販の3号珪
酸ソーダ8.2wt%水溶液100重量部と硫酸1.2
4wt%水溶液1000重量部をそれぞれ約3時間かけ
て同時に滴下した。次いで、スラリーpHを6.5に中
和した後、常法により濾過分離、水洗い、乾燥及び粉砕
して変性酸化亜鉛の白色粉末を得た。 ・変性ポリリン酸金属塩の調製 各種のポリリン酸金属塩100重量部に水1000重量
部を加え、コロイドミルで脱アグロメレート処理を行っ
た。次いで、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホス
ホン酸の40wt%水溶液50重量部を徐々に添加し、
60℃の温度で1時間反応させ、濾過分離、乾燥、粉砕
して表5に示す変性ポリリン酸金属塩の白色粉末を得
た。得られた変性ポリリン酸金属塩100重量部と変性
酸化亜鉛30重量部を配合し、ヘンシェルミキサーによ
り、4500rpmの回転速度で15分間強力な剪断力
下で攪拌混合し、表5に示す防錆顔料を得た。
【0043】
【表5】
【0044】比較例5〜7 市販の無公害型白色防錆顔料を調製した。比較例5:酸
化亜鉛型、比較例6:リン酸亜鉛型、比較例7:亜リン
酸亜鉛型
【0045】防錆能の評価 実施例1〜21、比較例1〜4で得た防錆顔料と市販の
無公害型白色防錆顔料(比較例5〜7)及びブランク試
料(比較例8)を対象として、塗料分散性塗料の防錆能
を評価した。なお、防錆試験は下記の条件で行った。 (1)防錆塗料の調製 各防錆顔料5部とアルキッド系水性ワニス(大日本イン
キ化学工業(株)製、ウォーダーゾルCD−520)1
12部をペイントシェーカーにて塗料化し、試験防錆塗
料を調製した。 (2)塗装鋼板の調製 上記の防錆塗料100部に対し1部のドライヤー(5%
ナフテン酸コバルトドライヤーWタイプ:20%ナフテ
ン酸鉛ドライヤーWタイプ=1:1)を配合し、250
×350×1.6の日本テストパネル製、鉄板SS40
0に乾燥塗装膜厚が20〜30μmになるようにバーコ
ーターにて塗布し、室温で1週間乾燥させて塗装鋼板を
得た。次いで、乾燥塗装鋼板を70×150の大きさに
切断して1枚当たり6枚の試験鋼板を得た。 (3)防錆試験 (2)で調製した塗装鋼板をクロスカットして塩水噴霧
試験機にセットし、防錆試験を行った。 (4)防錆能の評価 塩水噴霧試験400時間における結果を下記5段階評価
法により評価し、防錆顔料の防錆効果を判定した。 評価5:クロスカット部以外の錆発生が全くなく、ブリ
スターもない。 評価4:クロスカット部から片側2mm以内に錆が発
生。ブリスターもない。 評価3:クロスカット部から片側6mm以内に錆および
部分的にブリスターが発生。 評価2:クロスカット部から片側12mm以内に錆およ
び部分的にブリスターが発生。 評価1:鋼板全体に錆およびブリスターが発生。
【0045】
【表6】
【0045】
【表7】
【0045】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の防錆顔料は酸性
リン酸エステル及び/又はキレート能を有する有機ホス
ホン酸、又はその誘導体で処理された変性リンのオキシ
酸金属塩と変性酸化亜鉛よりなる粉末組成物を有効成分
とすることから、無公害型で、かつ優れた防錆力を発揮
し、安定した顔料特性を有する。従って、各種金属の防
食用の白色系の防錆顔料および防錆塗料として極めて有
用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Mg、Ca、Ba、Sr、Zn又はAl
    の1種又は2種以上から選ばれた変性リンのオキシ酸金
    属塩と、変性酸化亜鉛との粉末組成物であることを特徴
    とする白色防錆顔料。
  2. 【請求項2】 配合粉末は、変性リンのオキシ金属塩
    と、変性酸化亜鉛との重量比で50:1〜1:50の範
    囲である請求項1記載の白色防錆顔料。
  3. 【請求項3】 変性リンのオキシ酸金属塩は、酸性リン
    酸エステル又は/及びキレート能を有するホスホン酸、
    又はその誘導体から選ばれた有機リン酸化合物で表面処
    理したものである請求項1又は2記載の白色防錆顔料。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3いずれか記載の白色
    防錆顔料を含有する防錆塗料。
JP34617295A 1995-12-12 1995-12-12 白色防錆顔料及びこれを含有する防錆塗料 Pending JPH09157541A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34617295A JPH09157541A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 白色防錆顔料及びこれを含有する防錆塗料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34617295A JPH09157541A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 白色防錆顔料及びこれを含有する防錆塗料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09157541A true JPH09157541A (ja) 1997-06-17

Family

ID=18381607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34617295A Pending JPH09157541A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 白色防錆顔料及びこれを含有する防錆塗料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09157541A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022118539A1 (ja) * 2020-12-02 2022-06-09

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022118539A1 (ja) * 2020-12-02 2022-06-09
EP4257642A4 (en) * 2020-12-02 2024-12-11 Nof Metal Coatings Asia Pacific Co., Ltd. RUST-INHIBITING COATING COMPOSITION, RUST-INHIBITING FILM AND ARTICLES AND ZINC-BASED COMPOSITE PARTICLES AND COMPOSITION CONTAINING ZINC-BASED COMPOSITE PARTICLES

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7828884B2 (en) Environmentally pollution-free anti-corrosion pigment composition
JP3859731B2 (ja) 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料
JPWO1999006492A1 (ja) 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料
JP3865907B2 (ja) 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料
JP2986962B2 (ja) 防錆顔料組成物およびそれを配合した塗料
JP3358833B2 (ja) 防錆顔料
JPH09157541A (ja) 白色防錆顔料及びこれを含有する防錆塗料
JP3871403B2 (ja) 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料
JP3026034B2 (ja) 腐食防止剤
JPH06316678A (ja) 白色防錆顔料および防錆塗料
JP3907791B2 (ja) 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料
JP3131492B2 (ja) 白色防錆顔料組成物の製造方法
JP3868071B2 (ja) 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料
JP3207252B2 (ja) 白色防錆顔料およびその製造方法
JP3871404B2 (ja) 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料
JP3868070B2 (ja) 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料
JP3871402B2 (ja) 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料
JP4230984B2 (ja) 防錆塗料組成物
JP3416170B2 (ja) 白色防錆顔料およびその製造方法
JP2012051979A (ja) 防錆顔料組成物及び防錆塗料組成物
JPH1149981A (ja) 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031224