JPH09157545A - 塗料用艶消し剤、艶消し塗料組成物および艶消し塗膜 - Google Patents

塗料用艶消し剤、艶消し塗料組成物および艶消し塗膜

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JPH09157545A
JPH09157545A JP7345589A JP34558995A JPH09157545A JP H09157545 A JPH09157545 A JP H09157545A JP 7345589 A JP7345589 A JP 7345589A JP 34558995 A JP34558995 A JP 34558995A JP H09157545 A JPH09157545 A JP H09157545A
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Japan
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aggregate
coating composition
hydrophobic silica
coating film
resin particles
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JP7345589A
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Junichiro Nagata
順一郎 永田
Tomoya Tsurushita
知也 鶴下
Yoshikazu Ishimoda
佳和 石母田
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗料の塗装作業性を損なわずに、艶消し効果
が高くかつ低汚染性の塗膜を実現する。 【解決手段】 艶消し塗料組成物は、膜形成性成分と、
吸油量が80ml/100g未満でありかつ大きさが1
00μm未満の骨材と、疎水性シリカとを含んでいる。
この塗料組成物は、例えば、平均粒子径が10〜80μ
mの架橋樹脂粒子をさらに含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、艶消し剤、塗料組
成物および塗膜、特に、塗料用艶消し剤、艶消し塗料組
成物および艶消し塗膜に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物等の外壁には、光沢を抑えた塗膜
を形成することができる艶消し塗料を用いて塗装を施す
場合がある。艶消し塗料は、一般に、フッ素系樹脂など
の膜形成性成分と艶消し剤とを主に含んでいる。ここで
用いられる艶消し剤は、シリカなどの微粒子であり、大
量に用いる程艶消し効果が高い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の艶消し塗料にお
いて、艶消し効果を高めるため、特に、いわゆる完全艶
消し塗膜を実現するために大量の艶消し剤を用いると、
塗料の流動性が低下し、塗装作業性が低下する。
【0004】また、上述の艶消し塗料により形成される
艶消し塗膜は、一般に表面が粗く、また帯電し易いこと
などの理由から埃などが付着しやすく、汚染され易い。
【0005】本発明の目的は、塗料の塗装作業性を損な
わずに、艶消し効果が高くかつ低汚染性の塗膜を実現す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る塗料用艶消
し剤は、吸油量が80ml/100g未満でありかつ大
きさが100μm未満の骨材と、疎水性シリカとを含ん
でいる。
【0007】ここで、骨材と疎水性シリカとの混合割合
は、例えば、重量比で10:1〜3:1である。また、
骨材は、例えば雲母であり、疎水性シリカは、例えばシ
リコーンオイルにより表面処理されている。
【0008】また、本発明に係る上述の塗料用艶消し剤
は、例えば、平均粒子径が10〜80μmの架橋樹脂粒
子をさらに含んでいる。この架橋樹脂粒子は、通常、骨
材の重量に対して5〜60重量%の割合で含まれてお
り、例えば、アクリル樹脂からなる。なお、当該アクリ
ル樹脂は、例えば、架橋ポリメタクリル酸メチル樹脂で
ある。
【0009】本発明に係る艶消し塗料組成物は、膜形成
性成分と、吸油量が80ml/100g未満でありかつ
大きさが100μm未満の骨材と、疎水性シリカとを含
んでいる。
【0010】この艶消し塗料組成物は、例えば、平均粒
子径が10〜80μmの架橋樹脂粒子をさらに含んでい
る。
【0011】本発明に係る艶消し塗膜は、膜形成性成分
と、吸油量が80ml/100g未満でありかつ大きさ
が100μm未満の骨材と、疎水性シリカと、平均粒子
径が10〜80μmの架橋樹脂粒子とを含む艶消し塗料
組成物を用いて形成されたものである。
【0012】
【発明の実施の態様】塗料用艶消し剤 本発明の艶消し剤で用いられる骨材は、塗料に艶消し効
果を付与するための成分であり、通常は無機系または有
機系の充填剤である。ここで、無機系の充填剤として
は、例えば、重質炭酸カルシウム、軽微性炭酸カルシウ
ム、天然雲母、合成雲母、タルク、クレー、ガラスビー
ズ、セラミックス、ガラス繊維、シリカ粉(珪石粉)が
挙げられる。
【0013】一方、有機系の充填剤としては、例えば、
アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、尿素/
ホルムアルデヒド樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、
フェノール樹脂、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂など
からなる樹脂ビーズが挙げられる。
【0014】上述の骨材の形状は、特に限定されるもの
ではないが、通常は球状(粒状)または鱗片状である。
【0015】本発明では、上述の骨材のうち、吸油量が
80ml/100g未満のものが用いられる。吸油量が
80ml/100g以上の場合は、当該骨材が塗料中の
溶剤を大量に吸収することになるので、塗料の流動性が
低下して塗装作業性が低下する。なお、本発明で云う吸
油量は、DIN ISO 787−5に従って測定した
値である。
【0016】また、上述の骨材としては、大きさが10
0μm未満のものが用いられる。大きさが100μm以
上の場合は、本発明の艶消し剤を含む塗料の塗装性、特
にスプレー塗装性が低下する。また、当該塗料により得
られる塗膜の表面に骨材に由来する微細な凹凸が形成さ
れやすくなり、塗膜の滑らかさが低下する。なお、骨材
の大きさの下限は、通常、10μm以上、好ましくは5
0μm以上である。
【0017】なお、本発明でいう骨材の「大きさ」は、
骨材の形状により異なる定義付けがなされる。すなわ
ち、骨材が球状(粒状)の場合、「大きさ」とは平均粒
径をいう。一方、骨材が「鱗片状」の場合、「大きさ」
とは最大長さをいう。後者の場合、骨材の大きさは、そ
れが通過することができるメッシュ数で示すこともでき
る。骨材の大きさをメッシュ数で示す場合、通常、17
0メッシュ以下が好ましく、270メッシュ以下がより
好ましい。
【0018】上述の「大きさ」は、骨材が球状の場合、
篩別法、沈降法、顕微鏡法、透過法、吸着法およびX線
法などにより測定することができる。一方、骨材が鱗片
状の場合は篩別法により測定することができる。
【0019】本発明で用いられる骨材として好ましいも
のは、鱗片状の不規則な形状を有しているために塗料の
構造粘性を壊しやすく、添加量を多くしても塗料の流動
性を損ないにくい点で雲母である。雲母としては、上述
のように天然雲母および合成雲母のいずれもが好ましく
用いられるが、塗膜の膜厚に係わらずに安定的な艶消し
効果を発揮し得る点で、天然雲母が好ましい。なお天然
雲母の具体例としては、KMGミネラルズ株式会社製の
ミクロマイカ(商品名)が例示でき、合成雲母の具体例
としてはトピー工業株式会社社製のダイモナイト(商品
名)が例示できる。
【0020】なお、上述の各種骨材は、2種以上が併用
されてもよい。
【0021】本発明で用いられる疎水性シリカは、塗膜
に撥水性を付与して塗膜に埃やゴミなどが付着しにくい
ようにし、これにより塗膜の耐汚染性を高めるための成
分である。このような疎水性シリカとしては、シリカを
化学的に処理してその表面に疎水性を付与したものが一
般に用いられる。ここでいうシリカは、シリカゲルをミ
ル粉砕したもの、或いは化学的に作られたSiO2 であ
る。後者のシリカは、例えば、四塩化けい素を酸水素焔
中で高温加水分解することにより得られる。
【0022】上述のシリカの表面に疎水性を付与するた
めの方法としては、例えば、メチル化剤を用いて熱処理
する方法を挙げることができる。
【0023】本発明で用いられる疎水性シリカとして好
ましいものは、シリコーンオイル、特に、ジメチルポリ
シロキサンにより表面処理されたシリカである。このよ
うな疎水性シリカを用いた場合は、塗膜の撥水性がより
高まり、当該塗膜に対して雨水中に含まれるゴミなどが
より付着しにくくなる。シリコーンオイルを用いてシリ
カを表面処理する方法としては、例えば、シリカとシリ
コーンオイルとを混合し、熱を加えてシリカの表面にシ
リコーンオイルの一部を吸着させる方法が挙げられる。
【0024】なお、シリコーンオイルにより表面処理さ
れたシリカの具体例としては、例えば、日本アエロジル
株式会社製のアエロジルR−202、RY200および
RY300(いずれも商品名)が挙げられる。
【0025】本発明の塗料用艶消し剤は、通常、上述の
骨材(A)と疎水性シリカ(B)とを重量比(A:B)
で10:1〜3:1、好ましくは5:1〜3:1の割合
で含んでいる。この重量比が10:1より大きい場合
は、当該艶消し剤を含む塗料により形成された塗膜が十
分な耐汚染性を示さない場合がある。逆に、この重量比
が3:1より小さい場合は、当該艶消し剤を含む塗料に
より形成された塗膜の艶消し効果が不十分な場合があ
る。
【0026】本発明の塗料用艶消し剤は、上述の骨材お
よび疎水性シリカの他に、架橋樹脂粒子をさらに含んで
いてもよい。艶消し剤がこのような架橋樹脂粒子を含む
場合は、表面に雨すじ跡が形成されにくい艶消し塗膜を
実現することができる。なお、当該樹脂粒子として非架
橋性の樹脂粒子を用いた場合は、当該樹脂粒子の硬度、
強度および耐溶剤性が不十分なために、塗膜の一般的な
特性を損なうおそれがある。
【0027】上述の架橋樹脂粒子は、平均粒子径が10
〜80μmのものが好ましく、10〜60μmのものが
より好ましい。平均粒子径が10μm未満の場合は、架
橋樹脂粒子が塗膜の内部に入り込み易く、架橋樹脂粒子
を用いることによる効果が得られにくい。逆に、平均粒
子径が80μmを超える場合は、架橋樹脂粒子が塗膜の
表面に粒状に現われ易く、塗膜の外観が損なわれる。な
お、架橋樹脂粒子は、真球状のものが雨すじ跡をより効
果的に抑制することができることから好ましい。
【0028】架橋樹脂粒子としては、種々の架橋樹脂製
のものを用いることができるが、硬度、強度および耐溶
剤性が優れている点で架橋アクリル樹脂系製のものが好
ましい。なお、架橋アクリル樹脂系の架橋樹脂粒子とし
ては、テクポリマー(積水化成品工業株式会社製の真球
状架橋ポリメタクリル酸メチル樹脂)、アートパール
(根上工業株式会社製の懸濁重合法により得られた真球
状の架橋アクリル樹脂)、ファインパール(住友化学工
業株式会社製の架橋ポリメタクリル酸メチル樹脂)、ラ
ブロコール(大日精化株式会社製の架橋ポリメタクリル
酸メチル樹脂)などが例示できる。
【0029】上述の架橋樹脂粒子は、本発明の艶消し剤
において、通常、骨材の重量に対して5〜60重量%の
割合で添加される。架橋樹脂粒子がこの割合より多い場
合は、本発明の艶消し剤を含む艶消し塗料の流動性が低
下する。逆に、この割合よりも少ない場合は、架橋樹脂
粒子を添加することによる十分な効果が得られない。
【0030】艶消し塗料組成物 本発明に係る艶消し塗料組成物は、膜形成性成分と、上
述の艶消し剤とを含んでいる。すなわち、当該塗料組成
物は、膜形成性成分と、吸油量が80ml/100g未
満でありかつ大きさが100μm未満の骨材と、疎水性
シリカとを含んでいる。
【0031】ここで用いられる膜形成性成分は、所謂バ
インダー成分であり、例えば、フッ素樹脂、シリコーン
樹脂、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、シリコン
アクリル樹脂などが例示できる。本発明の塗料組成物を
建築物の外壁の塗装用に用いる場合は、このような膜形
成性成分のうち、外観の良好な塗膜を形成することがで
きることから、特にフッ素樹脂或いはシリコーン樹脂を
用いるのが好ましい。
【0032】本発明の塗料組成物では、上述の骨材と疎
水性シリカとの合計が膜形成性成分100重量部に対し
て80〜25重量部になるよう混合するのが好ましい。
この割合が80重量部を超える場合は、塗料組成物の流
動性が低下し、塗装作業性が低下するおそれがある。逆
に、25重量部未満の場合は、塗膜の光沢を十分に抑制
することができず、また、塗膜が低汚染性を示しにくく
なる。
【0033】また、本発明の塗料組成物は、上述のよう
な平均粒子径が10〜80μmの架橋樹脂粒子をさらに
含んでいてもよい。このような架橋樹脂粒子を含む場合
は、上述のように、表面に雨すじ跡が形成されにくい艶
消し塗膜を実現することができる。なお、架橋樹脂粒子
は、通常、塗料組成物中に含まれる骨材の重量に対して
5〜60重量%の割合で含まれる。架橋樹脂粒子がこの
割合より多い場合は、本発明の組成物の流動性が低下す
る。逆に、架橋樹脂粒子がこの割合よりも少ない場合
は、架橋樹脂粒子を添加することによる十分な効果が得
られない。
【0034】本発明の塗料組成物は、上述の各種成分を
ディスパーなどを用いて十分に混合することにより製造
することができる。この際、上述の骨材、疎水性シリカ
および必要に応じて架橋樹脂粒子は、それぞれ別々に膜
形成性成分に添加して混合されてもよいし、予め混合さ
れてから膜形成性成分に添加されてさらに混合されても
よい。
【0035】なお、本発明の塗料組成物は、上述の各種
成分の他、本発明の目的を損なわない範囲で溶剤、顔料
および各種添加剤などの通常の塗料に含まれる各種成分
をさらに含んでいてもよい。
【0036】艶消し塗膜 本発明に係る艶消し塗膜は、上述の艶消し塗料組成物を
用いて形成されたものである。この塗膜の厚さは、特に
制限されるものではないが、通常、20〜150μm程
度に設定される。この艶消し塗膜は、艶ムラが少なく、
光沢計を用いて測定した60°グロス値が5以下のいわ
ゆる完全艶消し状態に形成され得る。
【0037】また、この艶消し塗膜は、主な汚染成分で
ある疎水性カーボンなどの付着を有効に防止することが
でき、汚染されにくい。さらに、当該塗膜が上述の架橋
樹脂粒子を含む上述の塗料組成物からなる場合は、雨す
じ跡が形成されにくい。
【0038】
【実施例】実施例1〜8および比較例1〜3 フッ素樹脂系の塗料液(日本ペイント株式会社製のデュ
フロン100)100重量部に対して希釈シンナー10
0重量部を添加した。これに、表1に示す骨材を表2に
示す割合で添加して約15分間撹拌し、骨材の固い塊が
無いことを確認した。その後、さらにジメチルシリコー
ンオイルにより表面処理された疎水性シリカ(日本アエ
ロジル株式会社製のアエロジルR−202)を表2に示
す割合で添加して約15分間撹拌し、艶消し塗料組成物
を得た。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】実施例9〜13 フッ素樹脂系の塗料液(日本ペイント株式会社製のデュ
フロン100)100重量部に対して希釈シンナー10
0重量部を添加した。これに、表1に示す骨材Aを50
重量部添加して約15分間撹拌し、骨材の固い塊が無い
ことを確認した。その後、さらに表3に示す疎水性シリ
カを表4に示す割合で添加して約15分間撹拌し、艶消
し塗料組成物を得た。
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】実施例14〜19および比較例4〜8 フッ素樹脂系の塗料液(日本ペイント株式会社製のデュ
フロン100)、希釈シンナー、表1に示す骨材Aおよ
び疎水性シリカ(日本アエロジル株式会社製のアエロジ
ルR−202)、並びに架橋樹脂粒子としての架橋ポリ
メタクリル酸メチル真球状微粒子(積水化成工業株式会
社製のテクポリマーMBX−30:平均粒径=30μ
m)を表5に示す割合で混合し、艶消し塗料組成物を得
た。なお、架橋樹脂粒子は、塗料液、希釈シンナー、骨
材および疎水性シリカを実施例1〜9の場合と同様に混
合した後に添加し、約20分間撹拌して混合した。
【0045】
【表5】
【0046】比較例9〜13 フッ素樹脂系の塗料液(日本ペイント株式会社製のデュ
フロン100)100重量部に対して希釈シンナー10
0重量部を添加した。これに、表6に示す骨材を表7に
示す割合で添加して約15分間撹拌し、骨材の固い塊が
無いことを確認した。その後、さらにジメチルシリコー
ンオイルにより表面処理された疎水性シリカ(日本アエ
ロジル株式会社製のアエロジルR−202)を10重量
部添加して約15分間撹拌し、艶消し塗料組成物を得
た。
【0047】
【表6】
【0048】
【表7】
【0049】比較例14〜20 フッ素樹脂系の塗料液(日本ペイント株式会社製のデュ
フロン100)100重量部に対して希釈シンナー10
0重量部を添加した。これに、表1に示す骨材Aを50
重量部添加して約15分間撹拌し、骨材の固い塊が無い
ことを確認した。その後、さらに非疎水性シリカを表8
に示す割合で添加して約15分間撹拌し、艶消し塗料組
成物を得た。
【0050】
【表8】
【0051】比較例21 フッ素樹脂系の塗料液(日本ペイント株式会社製のデュ
フロン100)100重量部に対して希釈シンナー10
0重量部を添加した。これに、表1に示す骨材Aを50
重量部添加して約15分間撹拌し、骨材の固い塊が無い
ことを確認した。その後、ジメチルシリコーンオイルに
より表面処理された疎水性シリカ(日本アエロジル株式
会社製のアエロジルR−202)を10重量部添加して
約15分間撹拌した。さらに、フッ素樹脂パウダー(ダ
イキン工業株式会社製のルブロンL−2)20重量部を
添加して約15分間撹拌し、艶消し塗料組成物を得た。
【0052】比較例22 フッ素樹脂系の塗料液(日本ペイント株式会社製のデュ
フロン100)100重量部に対して希釈シンナー10
0重量部を添加し、他に骨材や疎水性シリカなどを含ま
ない塗料を作成した。
【0053】
【表9】
【0054】評価 実施例1〜19および比較例1〜22で得られた塗料を
用いて塗膜を形成した。その際、塗装作業性を塗料の流
動性を基準にして評価した。また、得られた塗膜につい
て、光沢、および必要に応じて汚染性を調べた。試験方
法は下記の通りである。結果を表2、表4、表5、表
7、表8および表9に示す。
【0055】(流動性)塗料を缶に入れて傾け、そのと
きの流動性を調べた。評価の基準は下記の通りである。 ○:流動性に問題が無い。 △:流動性がやや劣り、塗料が若干流れにくい。 ×:塗料が流れない。
【0056】(光沢)スガ試験機株式会社製の光沢計を
用いて60°グロス値を測定した。数値が小さい程艶消
し効果が高いことを示している。
【0057】(汚染性)JIS暴露試験、雨だれ暴露試
験、△L値の測定試験および促進汚染試験を実施した。JIS暴露試験 JIS K 5400 9.9に従って実施した。
【0058】雨だれ暴露試験 日本建築仕上学会1995年大会学術講演会研究発表論
文集第650号203〜206頁に記載された方法に従
い試験した。値が大きい程、塗膜に雨すじ跡が形成され
にくいことを示している。
【0059】△L値の測定試験 色彩色差計CR−200(ミノルタカメラ株式会社製)
を用いて測定した。
【0060】促進汚染試験 日本建築学会構造系論文報告集 第404号15〜23
頁 1989年10月に規定された方法に従って試験し
た。数値が大きい程促進汚染性が優れている(汚染され
にくい)ことを示している。
【0061】
【発明の効果】本発明に係る塗料用艶消し剤は、上述の
骨材と疎水性シリカとを含んでいるため、塗料の作業性
を損なうことなく艶消し効果が高くかつ低汚染性の塗膜
を形成することができる。
【0062】本発明に係る艶消し塗料組成物は、上述の
艶消し剤を含んでいるため、塗装時の作業性を良好に維
持しつつ、艶消し効果が高くかつ低汚染性の塗膜を形成
することができる。
【0063】本発明に係る艶消し塗膜は、作業性が良好
な上述の艶消し塗料組成物を用いて形成されているた
め、容易に形成でき、しかも艶消し効果が高くかつ汚染
されにくい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C09C 1/28 PAQ C09C 1/28 PAQ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸油量が80ml/100g未満でありか
    つ大きさが100μm未満の骨材と、 疎水性シリカと、を含む塗料用艶消し剤。
  2. 【請求項2】前記骨材と前記疎水性シリカとの混合割合
    が、重量比で10:1〜3:1である、請求項1に記載
    の塗料用艶消し剤。
  3. 【請求項3】前記骨材が雲母である、請求項1または2
    に記載の塗料用艶消し剤。
  4. 【請求項4】前記疎水性シリカがシリコーンオイルによ
    り表面処理されている、請求項1、2または3に記載の
    塗料用艶消し剤。
  5. 【請求項5】平均粒子径が10〜80μmの架橋樹脂粒
    子をさらに含む、請求項1、2、3または4に記載の塗
    料用艶消し剤。
  6. 【請求項6】前記架橋樹脂粒子を前記骨材の重量に対し
    て5〜60重量%の割合で含む、請求項5に記載の塗料
    用艶消し剤。
  7. 【請求項7】前記架橋樹脂粒子がアクリル樹脂からな
    る、請求項5または6に記載の塗料用艶消し剤。
  8. 【請求項8】前記アクリル樹脂が架橋ポリメタクリル酸
    メチル樹脂である、請求項7に記載の塗料用艶消し剤。
  9. 【請求項9】膜形成性成分と、 吸油量が80ml/100g未満でありかつ大きさが1
    00μm未満の骨材と、 疎水性シリカと、を含む艶消し塗料組成物。
  10. 【請求項10】平均粒子径が10〜80μmの架橋樹脂
    粒子をさらに含む、請求項9に記載の艶消し塗料組成
    物。
  11. 【請求項11】膜形成性成分と、吸油量が80ml/1
    00g未満でありかつ大きさが100μm未満の骨材
    と、疎水性シリカと、平均粒子径が10〜80μmの架
    橋樹脂粒子とを含む艶消し塗料組成物により形成された
    艶消し塗膜。
JP7345589A 1995-12-08 1995-12-08 塗料用艶消し剤、艶消し塗料組成物および艶消し塗膜 Pending JPH09157545A (ja)

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