JPH09157598A - 表面保護フィルム - Google Patents
表面保護フィルムInfo
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- JPH09157598A JPH09157598A JP32046895A JP32046895A JPH09157598A JP H09157598 A JPH09157598 A JP H09157598A JP 32046895 A JP32046895 A JP 32046895A JP 32046895 A JP32046895 A JP 32046895A JP H09157598 A JPH09157598 A JP H09157598A
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Abstract
ムの片面に粘着剤層が形成され、該粘着剤層の主成分が
スチレン系ランダム共重合体の水素添加樹脂からなるこ
とを特徴とする表面保護フィルム。 【効果】凹凸を有する金属板・合成樹脂板等の被着体に
対しても適度な初期粘着力を有し、粘着力の高温変化お
よび経時変化がなく、剥離の際には容易に剥離できて、
被着体に糊残りがない表面保護フィルムを提供する。
Description
ルミ板等の金属板、塗装した金属板、合成樹脂板、ガラ
ス板、塩化ビニルラミネート鋼板等の表面保護フイルム
に関するものであって、特に、エンボス板、マット板に
加工した、表面あるいはヘアーライン加工した表面を保
護する表面保護フイルムに関するものである。
属板、合成樹脂板、化粧板等の切削加工、運搬・輸送時
の表面に傷が付くのを防止するためにポリ塩化ビニル、
ポリエチレン、ポリプロピレンなどの基材フィルムある
いは紙の片面にエチレン・酢酸ビニル共重合体、アクリ
ル系樹脂、天然ゴム等を主成分とする粘着層が設けられ
た表面保護フィルムが多く使用されている。
面あるいは両面の表面をヘアライン加工、マット加工、
エンボス加工した、表面に凹凸を有する樹脂板に対して
は、室温で塑性変形しやすい粘着剤として糊引きといわ
れる天然ゴム等と粘着付与剤とを溶剤に溶解しバーコー
ト等により基材フィルムに塗布した表面保護フィルムが
用いられている。
表面に対して適度な粘着力を有し、高温に曝されたり、
長期にわたって被着されても粘着力の経時変化が生じ
ず、不要時には容易に剥離できて糊残りがなく、基材の
破断が起こらない、あるいは、焼却しても塩素ガスを放
出しない、あるいは、溶剤を用いない表面保護フィルム
が望まれていた。
昭58−30911号公報、特開昭61−103975
号公報にポリオレフィンなどの基材フィルムの片面に、
一般式A−B(ここで、Aはスチレン重合体ブロックを
示し、Bはブタジエン重合体ブロック、イソプレン重合
体ブロック、又はエチレン・ブチレン共重合体ブロック
を示す)のブロック共重合体と粘着付与樹脂とを混和し
た粘着剤層が形成された表面保護フィルムが開示されて
いる。
脂とからなる粘着剤層を上記表面保護フィルムに貼着す
ると粘着剤組成中のブロック共重合体の含有量が多いた
めに、貼着後の粘着力がすでに高く、輸送・保管で経時
変化した場合、被着体を積み重ねした場合、40℃程度
の高温下に放置した場合、さらに粘着力が上昇して剥離
しにくい問題があった。
240216公報にエチレン−αオレフィン共重合体お
よび/またはプロピレン−αオレフィン共重合体とブロ
ック型スチレン系共重合体と粘着付与樹脂とを主成分と
する粘着剤層により、高温に曝されたり、長期に被着さ
れても粘着力の経時的な上昇が起こらない表面保護フィ
ルムが開示されている。
金属板、合成樹脂板、化粧板等の鏡面板あるいは中心平
均粗さの小さい(例えば、1μm未満)、比較的なめら
かな表面に対しては、有効であるが、表面をヘアライン
加工、マット加工、エンボス加工した凹凸を有する金属
板、樹脂板(例えば、中心線平均粗さ(JIS−B06
01)Raが1〜3μmのもの)に対しては、粘着しに
くい問題があった。
を解決する目的で鋭意検討を行った結果、適度な初期粘
着力(100g〜400g/50mm)を有し、高温に
曝されたり、長期に被着されても粘着力の経時的な上昇
が起こらず、かつ、不要時には容易に剥離できて被着体
に糊残りがなく、基材の破断が起こらない表面保護フィ
ルムを提供することを目的とする。
は、ポリオレフィン系樹脂からなる基材フィルムの片面
に粘着剤層が形成され、該粘着剤層の主成分がスチレン
系ランダム共重合体の水素添加樹脂からなることを特徴
とする表面保護フィルムである。
形成するポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエ
チレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直
鎖状低密度ポリエチレン(LLD−PE)、エチレン−
αオレフィン共重合体、エチレン−エチルアクリレート
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
メチルメタクリレート共重合体、エチレン−nブチルア
クリレート共重合体、ポリプロピレンなどを用いること
ができ、これらのポリオレフィン系樹脂の2種以上の混
合物が使用されてもよい。
ランダム共重合体の水素添加樹脂とは、スチレン系モノ
マ7〜45重量%、好ましくは7〜35重量%とブタジ
エン93〜55重量%、好ましくは93〜65重量%と
の共重合体の水素添加樹脂である。スチレン系モノマ量
が7重量%未満になると樹脂としての取扱い性が悪くな
り、スチレン系モノマ量が45重量%を超えると樹脂と
して硬くなる。さらに、共重合体の水素添加率は95%
以上、好ましくは97%以上である。また、これらの樹
脂には重合法によりブロック型とランダム型があるが、
凹凸を有するエンボス板、マット板への粘着性の点でラ
ンダム型が好ましい。
ク型タイプとは、スチレンあるいはα−メチルスチレン
とブタジエンのブロック共重合体を水素添加したもので
ある。スチレンとブタジエンのブロック共重合体を水素
添加したものは通称SEBS(スチレン・エチレン・ブ
タジエン・スチレン)樹脂と呼ばれる。また、スチレン
系共重合体の水素添加樹脂のランダム型タイプとはポリ
スチレンあるいはα−メチルポリスチレンのブロック
(a)とスチレンあるいはα−メチルスチレンとブタジ
エンのランダム共重合体ブロック(b)、必要に応じて
スチレンあるいはα−メチルスチレンとブタジエンのテ
ーパーブロック(c)からなり、これらがブロック的に
結合したブロック共重合体のことである。
ランダム型タイプとブロック型タイプとの違いは、ブロ
ック型タイプは、ポリスチレンあるいはα−メチルポリ
スチレンのブロック(a)に相当する100℃付近のガ
ラス転移温度が検出されるのに対して、ランダム型タイ
プは、(a)に相当するガラス転移温度が検出されない
点にある。
αオレフィン共重合体とは、エチレン含有量が30重量
%以上、好ましくは40重量%以上、さらに好ましくは
50重量%以上とプロピレン、ブテン−1、ヘキセン−
1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1の共重合体
である。中でもプロピレン、ブテン−1、オクテン−1
との共重合体の単体でも混合物でもよいが、非結晶性、
低結晶性の共重合体が好ましい。
加量は、スチレン系ランダム共重合体の水素添加樹脂に
対して、50重量%を超えると凝集力が小さすぎるの
で、50重量%未満が好ましい。
脂とは、スチレン系ランダム共重合体の水素添加樹脂お
よびエチレン−αオレフィン共重合体と選択的に相溶す
るものが用いられる。例えば、脂肪族炭化水素樹脂、テ
ルペン樹脂、クマロン・インデン樹脂、芳香族炭化水素
樹脂、ロジン樹脂などが好適に使用される。スチレン系
ランダム共重合体の水素添加樹脂と相溶性が良く、凹凸
を有する被着体への粘着性発現の点からは、テルペン樹
脂が好ましい。粘着付与樹脂の粘着剤中の添加量は、1
重量%未満では凹凸を有する被着体に対して粘着性が発
現されず、逆に30重量%を超えると温度・経時変化で
粘着力が上昇しやすくなることや被着体への糊残りが生
じやすくなることで、1〜30重量%に限定され、より
好ましくは、1〜20重量%である。粘着付与樹脂のガ
ラス転移温度および軟化点は低い方が、分子量が小さく
粘着力を付与しやすいが、押出製膜の熱安定性に劣るの
で、軟化点は100〜140℃の範囲が好ましい。ま
た、表面保護フィルムを被着体に貼着後高温下に放置し
た場合の粘着力が上昇して剥離しにくい問題では、粘着
付与樹脂の粘着剤中の含有量にもよるが、粘着付与樹脂
のガラス転移温度に影響しやすく、ガラス転移温度が低
い程、粘着力が上昇しやすいので、夏期の外気温への曝
露を考慮するとガラス転移温度は50℃以上が好まし
く、より好ましくは60℃以上である。
ることや被着体への糊残りが生じやすくなることの現象
については、粘着層に混和した粘着付与樹脂のガラス転
移温度が曝露される温度よりも十分高いと問題を生じに
くいが、曝露される温度よりも低いガラス転移温度の粘
着付与樹脂を混和すると、粘着付与樹脂が粘着剤層の表
面に粘性流動しやすく、被着体表面を被覆することが原
因と考えられる。この表面保護フィルムを剥離する温度
が粘着付与樹脂のガラス転移温度以上である場合は、粘
着力が上昇しにくいが、逆に剥離する温度が粘着付与樹
脂のガラス転移温度以下である場合は、被着体を被覆し
た粘着付与樹脂が冷却・固化することで粘着力が上昇し
やすく、被着体への糊残りなどの問題が生じやすくなる
と推測されるが明確でない。
重合体の水素添加樹脂とエチレン−αオレフィン共重合
体および粘着付与樹脂のそれぞれの添加量は、中心平均
粗さの異なる被着体に対して、適宜決定することができ
る。例えば、中心平均粗さ(Ra)が大きい被着体に対
しては、エチレン−αオレフィン共重合体の添加量を減
量すること、あるいは、粘着付与剤の添加量を増量する
ことで、適度な粘着力(100〜400g/50mm)
を有することができる。
組成物が前記基材フィルムの片面に積層されたものであ
り、その積層方法は任意の方法が採用されてよく、例え
ば、上記粘着剤組成物を溶剤に溶解しバーコート等によ
り基材フィルムに塗布し積層する方法でも良いが、基材
フィルムを形成するポリオレフィン系樹脂と粘着剤組成
物とを共押出して積層する方法がコストの点からは好ま
しい。
ムと粘着剤層の厚みは、用途によって適宜決定される
が、基材フィルムの厚みは、10〜80μm、粘着剤層
の厚みは、5〜30μmである。
い範囲で、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン(LL
D−PE)、エチルアクリレート共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチルメタクリレート
共重合体、エチレン−nブチルアクリレート共重合体、
ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を1種また
は2種以上を添加することもできる。また、必要に応じ
て、軟化剤、紫外線吸収剤、耐熱安定剤、酸化防止剤、
耐候安定剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、スリ
ップ剤、顔料、染料、無機・有機の充填剤など通常樹脂
に添加して使用される添加剤と併用することができる。
製)を用い、サンプル10mgを0℃より5℃/分の昇
温速度で昇温していった際にガラス状態からゴム状態へ
の二次転移にともなう比熱変化を測定したチャートから
比熱変化の開始点と終了点との中心点を読み取りガラス
転移温度とした。
0601、Ra=1.0μm)、エンボス板(Ra=
2.1μm)の表面に23℃で2kgの圧着ローラを用
いて貼付け、23℃×30分、60℃×7日のそれぞれ
の場合における粘着力をJIS−Z0237に準じ、測
定した。
0601、Ra=1.0μm)、エンボス板(Ra=
2.1μm)の表面に23℃で2kgの圧着ローラを用
いて貼付け、23℃×30分、60℃×7日のそれぞれ
の場合における剥離した後のマット板の汚染性を目視に
より判定した。全く汚染されていないものを○、汚れが
少しみえるが、実用可能なものを△、汚れがみえ、実用
不可なものを×として評価した。
して、日本合成ゴム社製“ダイナロン”1320P、エ
チレン−αオレフィン共重合体として、エチレン−オク
テン−1共重合体(ダウケミカル社製“ENGAGE”
EG8200)、粘着付与樹脂として、ヤスハラケミカ
ル社製テルペン樹脂“クリアロン”P125を使用し、
それぞれの添加量は表1および表2に示し、酸化防止剤
としてチバガイギ社製“イルガノックス”1010を
1.0重量部、紫外線吸収剤としてチバガイギ社製“チ
ヌビン”327を0.5重量部を配合して粘着剤組成物
を調整した。
旭化成工業社製“タフテック”H1052以外は実施例
1と同様に粘着剤組成物を調整した。
ブテン共重合体(三井石油化学社製“タフマ”A408
5)90重量%以外は実施例1と同様に粘着剤組成物を
調整した。
比較例8はヤスハラケミカル社製“クリアロン”P12
5、実施例8は荒川化学社製“アルコン”P115、比
較例6はヤスハラケミカル社製“クリアロン”P85を
使用し、比較例7は粘着付与樹脂を添加しなかった。ま
た、実施例7〜10はスチレン系ランダム共重合体の水
素添加樹脂とエチレン−αオレフィン共重合体の比率2
/1の組成に対して、上記粘着付与樹脂、酸化防止剤お
よび紫外線吸収剤は実施例4と同様に粘着剤組成物を調
整した。
共重合体の水素添加樹脂の替わりに、旭化成工業社製
“タフテック”H1052を使用し、エチレン−αオレ
フィン共重合体との比率2/1の組成に対して、上記粘
着付与樹脂を添加し、酸化防止剤、紫外線吸収剤は実施
例4と同様に粘着剤組成物を調整した。
和電工社製“ショーフレックス”F6080)/低密度
ポリエチレン(住友化学工業社製“スミカセン”L70
5)=50/50を2層共押出法により押出成形して、
基材層の厚みが50μm、粘着層の厚みが10μmとな
るように60μm厚みの表面保護フイルムを作製した。
の異なるマット板、エンボス板に貼付け、フイルムの特
性を評価した。この結果は表1、表2および表3に示す
通りであった。
る何れの被着体に対しても適度の粘着力を有するもので
あり、高温(60℃)による経時変化は小さいものであ
った。また、被着体への貼付・剥離後の被着体表面の汚
染は認められなかった。
は被着体表面の汚染は認められないものの凹凸を有する
被着体に対しては粘着力は不十分であった。比較例5は
粘着力が強すぎ、被着体表面を汚し、また高温の経時変
化が大きいものであった。
凸を有する何れの被着体に対しても適度の粘着力を有す
るものであり、60℃による粘着力の経時変化は小さい
ものであった。
の被着体に対しても適度の粘着力を有するが、60℃の
粘着力が上昇し、経時変化は大きいものであった。ま
た、粘着付与樹脂が無添加の比較例7は粘着力が不十分
であった。さらに、粘着付与樹脂の粘着剤中含有量が5
0%の比較例8は、粘着力が強すぎ、被着体に糊残りが
生じた。
す通り凹凸を有するマット板、エンボス板の被着体に対
して粘着性能を有し、温度・経時変化で粘着力の上昇が
なく、被着体への糊残りがないことで格段に優れている
ことがわかる。
スチレン系ランダム共重合体の水素添加物とエチレン−
αオレフィン共重合体と粘着付与樹脂とを主成分とした
粘着剤層と基材層とを2層共押出法により、溶融押出し
たフィルムであって、ヘアライン加工、マット加工、エ
ンボス加工の凹凸を有する金属板・合成樹脂板等の被着
体に対して、適度な初期粘着力を有し、高温に曝された
り、長期にわたって、被着されても粘着力の経時的な上
昇が起こらず、さらに、剥離の際には容易に剥離でき
て、被着体に糊残りがなく、基材フィルムを破断するこ
とがないものである。
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂からなる基材フィ
ルムの片面に粘着剤層が形成され、該粘着剤層の主成分
がスチレン系ランダム共重合体の水素添加樹脂からなる
ことを特徴とする表面保護フィルム。 - 【請求項2】 粘着剤層の主成分がスチレン系ランダム
共重合体の水素添加樹脂とエチレン−αオレフィン共重
合体とからなることを特徴とする請求項1に記載の表面
保護フィルム。 - 【請求項3】 粘着剤層の主成分がスチレン系ランダム
共重合体の水素添加樹脂と粘着付与樹脂とからなること
を特徴とする請求項1に記載の表面保護フィルム。 - 【請求項4】 粘着剤層の主成分がスチレン系ランダム
共重合体の水素添加樹脂とエチレン−αオレフィン共重
合体と粘着付与樹脂とからなることを特徴とする請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の表面保護フィルム。 - 【請求項5】 粘着付与樹脂が粘着剤中に1〜30重量
%含有し、該粘着付与樹脂のガラス転移温度が50℃以
上であることを特徴とする請求項3または請求項4に記
載の表面保護フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32046895A JP3560006B2 (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 表面保護フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32046895A JP3560006B2 (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 表面保護フィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH09157598A true JPH09157598A (ja) | 1997-06-17 |
| JP3560006B2 JP3560006B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=18121795
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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