JPH091576A - ゴム成形品の製造方法及び製造用金型 - Google Patents
ゴム成形品の製造方法及び製造用金型Info
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- JPH091576A JPH091576A JP7155790A JP15579095A JPH091576A JP H091576 A JPH091576 A JP H091576A JP 7155790 A JP7155790 A JP 7155790A JP 15579095 A JP15579095 A JP 15579095A JP H091576 A JPH091576 A JP H091576A
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- rubber
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- outer peripheral
- mold
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発泡剤含有のゴム材で形成したゴムロール素
材を成形型内で膨脹させる場合に、均一な加熱を図るこ
とにより均一な品質のゴムロールを得る。 【構成】 ゴムロールより小さいゴムロール素材4を形
成し、筒孔4aに芯金2を挿通した状態で内筒部12a
内に装填する。芯金端部を閉止型13の中心孔13bに
内嵌保持させる。内筒部と外筒部12bとの間の密閉空
間15内に高温の蒸気16を供給して充満させ、この蒸
気で内筒部の外周面を均一に加熱する。この熱を内筒部
の周壁を介して受けて発泡剤が発泡し膨脹し加硫され
る。密閉空間を空気層にして外筒部の外周面を加熱して
もよい。また、筒孔4aの内周面と芯金の外周面とを離
すように閉止型に突き出し部を設けてもよい。
材を成形型内で膨脹させる場合に、均一な加熱を図るこ
とにより均一な品質のゴムロールを得る。 【構成】 ゴムロールより小さいゴムロール素材4を形
成し、筒孔4aに芯金2を挿通した状態で内筒部12a
内に装填する。芯金端部を閉止型13の中心孔13bに
内嵌保持させる。内筒部と外筒部12bとの間の密閉空
間15内に高温の蒸気16を供給して充満させ、この蒸
気で内筒部の外周面を均一に加熱する。この熱を内筒部
の周壁を介して受けて発泡剤が発泡し膨脹し加硫され
る。密閉空間を空気層にして外筒部の外周面を加熱して
もよい。また、筒孔4aの内周面と芯金の外周面とを離
すように閉止型に突き出し部を設けてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム成形品の製造方法
及び製造用金型に関し、特に、電子写真装置や静電写真
装置に使用されるゴム製の現像ロール,帯電ロール,転
写ロールもしくはクリーニングロール等の製造に適した
方法及び金型に関する。
及び製造用金型に関し、特に、電子写真装置や静電写真
装置に使用されるゴム製の現像ロール,帯電ロール,転
写ロールもしくはクリーニングロール等の製造に適した
方法及び金型に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のゴム成形品には、電気比抵抗が
例えば現像ロールで104 〜1010Ωcm程度であって
そのばらつきがないこと、及び、ゴム硬度Hs が35度
(JISA )近辺と非常に軟らかい領域にあること等の特
性が要求されている。そして、このような要求特性を付
与するためのゴム成形品の製造方法及び製造用金型とし
て、従来より、電気抵抗調整剤及び発泡剤を含有するゴ
ム材を用いてゴム成形品より小径の円筒状の成形素材を
形成し、この成形素材をその筒孔に芯金を挿通させた状
態で成形型に装填し、この成形型を加熱して加硫させつ
つ上記発泡剤を発泡させることにより上記成形素材を成
形型内で膨脹させてゴム成形品を得るものが知られてい
る(例えば、特開平6−182784号公報参照)。
例えば現像ロールで104 〜1010Ωcm程度であって
そのばらつきがないこと、及び、ゴム硬度Hs が35度
(JISA )近辺と非常に軟らかい領域にあること等の特
性が要求されている。そして、このような要求特性を付
与するためのゴム成形品の製造方法及び製造用金型とし
て、従来より、電気抵抗調整剤及び発泡剤を含有するゴ
ム材を用いてゴム成形品より小径の円筒状の成形素材を
形成し、この成形素材をその筒孔に芯金を挿通させた状
態で成形型に装填し、この成形型を加熱して加硫させつ
つ上記発泡剤を発泡させることにより上記成形素材を成
形型内で膨脹させてゴム成形品を得るものが知られてい
る(例えば、特開平6−182784号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
製造方法においては、成形型内の成形素材を加熱する
際、図15及び図16に示すように、成形型aをオーブ
ンb内のオーブン台c上に横置して加熱すると、そのオ
ーブン台cと接触している成形型aの下部から先に熱が
伝わり、その成形型a下部側の成形素材dから先に発泡
及び加硫が進行する。その結果、得られるゴム成形品の
硬度にばらつきが生じ易くなる。一方、オーブン加熱で
はなく、上記成形素材を加硫缶内に入れて蒸気により加
熱することが考えられるが、この場合には上記成形素材
が加硫缶内の比較的高い蒸気圧を受けるため、発泡して
もその発泡径が小さくなり発泡倍率を所定のものまで上
げることができなくなる。従って、上記のゴム成形品を
発泡加硫により製造するには、成形型内に装填した状態
で成形素材に作用させる加熱温度分布のばらつきを可及
的に小さくして均一な加熱を行う必要がある。
製造方法においては、成形型内の成形素材を加熱する
際、図15及び図16に示すように、成形型aをオーブ
ンb内のオーブン台c上に横置して加熱すると、そのオ
ーブン台cと接触している成形型aの下部から先に熱が
伝わり、その成形型a下部側の成形素材dから先に発泡
及び加硫が進行する。その結果、得られるゴム成形品の
硬度にばらつきが生じ易くなる。一方、オーブン加熱で
はなく、上記成形素材を加硫缶内に入れて蒸気により加
熱することが考えられるが、この場合には上記成形素材
が加硫缶内の比較的高い蒸気圧を受けるため、発泡して
もその発泡径が小さくなり発泡倍率を所定のものまで上
げることができなくなる。従って、上記のゴム成形品を
発泡加硫により製造するには、成形型内に装填した状態
で成形素材に作用させる加熱温度分布のばらつきを可及
的に小さくして均一な加熱を行う必要がある。
【0004】また、上記従来の製造方法の場合、上記の
加熱の均一化については、以下に説明する問題もある。
すなわち、従来の製造方法では、円筒形状の成形素材を
形成した後にその筒孔に芯金を挿通し、これを成形型内
に装填するようにしており、上記芯金の挿通作業のため
に上記筒孔の内径を芯金の外径より大径にする必要があ
る。このため、図17に示すように、成形型a内で芯金
eを中心位置に保持すると、成形素材dがぶら下がり状
態になり、成形素材dの上部内周面が芯金eと接触し、
場合によっては上記成形素材dの下部外周面が成形型a
の下部内周面と接触することになる(図17では成形素
材dの下部外周面も接触している例を示す)。このた
め、成形素材dの上記接触している部分が芯金e及び成
形型aから直接的に伝熱を受けて他の部分より先に加熱
され、これらの部分と他の部分とにおける発泡の不均一
に起因して硬度のばらつきが生じることになる。これに
対し、上記成形素材dの内周面の全面が芯金eの外周面
に接触するように筒孔の内径を芯金外径と同一に、すな
わち、小さくすることも考えられるが、このようにする
と、その筒孔への芯金eの挿入作業が困難になる上、発
泡に伴い筒孔と芯金の両周面間にエアが残留するおそれ
がある。
加熱の均一化については、以下に説明する問題もある。
すなわち、従来の製造方法では、円筒形状の成形素材を
形成した後にその筒孔に芯金を挿通し、これを成形型内
に装填するようにしており、上記芯金の挿通作業のため
に上記筒孔の内径を芯金の外径より大径にする必要があ
る。このため、図17に示すように、成形型a内で芯金
eを中心位置に保持すると、成形素材dがぶら下がり状
態になり、成形素材dの上部内周面が芯金eと接触し、
場合によっては上記成形素材dの下部外周面が成形型a
の下部内周面と接触することになる(図17では成形素
材dの下部外周面も接触している例を示す)。このた
め、成形素材dの上記接触している部分が芯金e及び成
形型aから直接的に伝熱を受けて他の部分より先に加熱
され、これらの部分と他の部分とにおける発泡の不均一
に起因して硬度のばらつきが生じることになる。これに
対し、上記成形素材dの内周面の全面が芯金eの外周面
に接触するように筒孔の内径を芯金外径と同一に、すな
わち、小さくすることも考えられるが、このようにする
と、その筒孔への芯金eの挿入作業が困難になる上、発
泡に伴い筒孔と芯金の両周面間にエアが残留するおそれ
がある。
【0005】さらに、これまで説明した不都合は長手方
向に延びる部分についての品質のばらつきであるが、こ
れ以外に両端部についても加熱の不均一に起因する問題
がある。すなわち、上記従来の製造方法で用いられる成
形型は、円柱状の内周面形状のキャビティを有する筒型
と、この筒型の両端開口を閉止して内部の成形素材の芯
金を保持する閉止型とから構成されているが、この成形
型を用いてオーブン加熱すると、筒軸方向中間部位の筒
型の内周面側よりも筒軸方向両端の閉止型側からの熱周
りの方が早くなる。このため、成形素材の筒軸方向両端
側部位での発泡剤の分解に必要な時間の経過前に加硫が
早く進む結果、膨脹が不十分な状態で加硫されて、図1
8に示すように上記両端側部位の直径が中間部位よりも
細くなるという問題が生じ易い。これに対し、成形型の
軸方向長さを上記細くなる部位の長さ分だけ長くして必
要なゴム成形品よりも長いものを成形した後、両端部の
細くなった部分をカットすることが考えられる。ところ
が、成形型から脱型後に両端部をカットして最終のゴム
成形品とし得るものであればよいが、上記の現像ロール
の如きゴム成形品ではその軸体となる芯金と一体物とし
て最終のゴム成形品が製造されるため、両端部のゴム部
分に加えて芯金をもカットしなければならず、現実的で
はない。
向に延びる部分についての品質のばらつきであるが、こ
れ以外に両端部についても加熱の不均一に起因する問題
がある。すなわち、上記従来の製造方法で用いられる成
形型は、円柱状の内周面形状のキャビティを有する筒型
と、この筒型の両端開口を閉止して内部の成形素材の芯
金を保持する閉止型とから構成されているが、この成形
型を用いてオーブン加熱すると、筒軸方向中間部位の筒
型の内周面側よりも筒軸方向両端の閉止型側からの熱周
りの方が早くなる。このため、成形素材の筒軸方向両端
側部位での発泡剤の分解に必要な時間の経過前に加硫が
早く進む結果、膨脹が不十分な状態で加硫されて、図1
8に示すように上記両端側部位の直径が中間部位よりも
細くなるという問題が生じ易い。これに対し、成形型の
軸方向長さを上記細くなる部位の長さ分だけ長くして必
要なゴム成形品よりも長いものを成形した後、両端部の
細くなった部分をカットすることが考えられる。ところ
が、成形型から脱型後に両端部をカットして最終のゴム
成形品とし得るものであればよいが、上記の現像ロール
の如きゴム成形品ではその軸体となる芯金と一体物とし
て最終のゴム成形品が製造されるため、両端部のゴム部
分に加えて芯金をもカットしなければならず、現実的で
はない。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、発泡剤が含有
されたゴム材により形成した成形素材を成形型内で膨脹
させることによりゴム成形品を得る製造方法及び製造用
金型において、均一な加熱を図ることにより均一な品質
のゴム成形品を得ることにある。
たものであり、その目的とするところは、発泡剤が含有
されたゴム材により形成した成形素材を成形型内で膨脹
させることによりゴム成形品を得る製造方法及び製造用
金型において、均一な加熱を図ることにより均一な品質
のゴム成形品を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、発泡剤を含有するゴム材を
用いてゴム成形品より小さい成形素材を形成する工程
と、上記成形素材を上記ゴム成形品の外面形状と実質的
に同一の内面形状に形成されたキャビティを有する成形
型に装填する工程と、上記発泡剤を発泡させて上記成形
素材を上記成形型内で膨脹させる工程とを順に行う製造
方法を前提とする。このものにおいて、上記膨脹させる
工程を、成形型の外面形状より大きい内面形状を有する
外周型で上記成形型を囲んで密閉して、その外周型の内
面と成形型の外面との間に密閉空間を形成し、この後、
上記密閉空間内に熱源となる熱媒体を充満させ、その熱
媒体の熱で上記成形型の外面を加熱することにより行う
構成とするものである。
に、請求項1記載の発明は、発泡剤を含有するゴム材を
用いてゴム成形品より小さい成形素材を形成する工程
と、上記成形素材を上記ゴム成形品の外面形状と実質的
に同一の内面形状に形成されたキャビティを有する成形
型に装填する工程と、上記発泡剤を発泡させて上記成形
素材を上記成形型内で膨脹させる工程とを順に行う製造
方法を前提とする。このものにおいて、上記膨脹させる
工程を、成形型の外面形状より大きい内面形状を有する
外周型で上記成形型を囲んで密閉して、その外周型の内
面と成形型の外面との間に密閉空間を形成し、この後、
上記密閉空間内に熱源となる熱媒体を充満させ、その熱
媒体の熱で上記成形型の外面を加熱することにより行う
構成とするものである。
【0008】請求項2記載の発明は、発泡剤を含有する
ゴム材を用いてゴム成形品より小さい成形素材を形成す
る工程と、上記成形素材を上記ゴム成形品の外面形状と
実質的に同一の内面形状に形成されたキャビティを有す
る成形型に装填する工程と、装填された成形型の外面を
加熱することにより上記発泡剤を発泡させて上記成形素
材を上記成形型内で膨脹させる工程とを順に行うゴム成
形品の製造方法を対象とする。このものにおいて、上記
膨脹させる工程を、成形型の外面形状より大きい内面形
状を有する外周型で上記成形型を囲んで密閉して、その
外周型の内面と成形型の外面との間に密閉空間を形成
し、この後、上記成形型を内包した状態の外周型の外面
を加熱し、その熱を上記密閉空間内の媒体を介して成形
型の外面に伝熱させることにより行う構成とするもので
ある。
ゴム材を用いてゴム成形品より小さい成形素材を形成す
る工程と、上記成形素材を上記ゴム成形品の外面形状と
実質的に同一の内面形状に形成されたキャビティを有す
る成形型に装填する工程と、装填された成形型の外面を
加熱することにより上記発泡剤を発泡させて上記成形素
材を上記成形型内で膨脹させる工程とを順に行うゴム成
形品の製造方法を対象とする。このものにおいて、上記
膨脹させる工程を、成形型の外面形状より大きい内面形
状を有する外周型で上記成形型を囲んで密閉して、その
外周型の内面と成形型の外面との間に密閉空間を形成
し、この後、上記成形型を内包した状態の外周型の外面
を加熱し、その熱を上記密閉空間内の媒体を介して成形
型の外面に伝熱させることにより行う構成とするもので
ある。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、ゴム成形品を円柱形状のも
のとし、成形素材として上記ゴム成形品より小径の円柱
形状のものを形成する。そして、円筒形状の成形型の外
径より大きい内周面形状を有する筒状外周型を、その内
周面が上記成形型の外周面から互いに離れた非接触状態
になるように上記成形型の筒軸方向両端部で結合させる
ものである。
求項2記載の発明において、ゴム成形品を円柱形状のも
のとし、成形素材として上記ゴム成形品より小径の円柱
形状のものを形成する。そして、円筒形状の成形型の外
径より大きい内周面形状を有する筒状外周型を、その内
周面が上記成形型の外周面から互いに離れた非接触状態
になるように上記成形型の筒軸方向両端部で結合させる
ものである。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、熱媒体を高温の蒸気とするものである。
明において、熱媒体を高温の蒸気とするものである。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、媒体を空気とするものである。
明において、媒体を空気とするものである。
【0012】請求項6記載の発明は、上記の製造方法に
おいて使用する金型として、ゴム成形品の外面形状と実
質的に同一の内面形状のキャビティを有する成形型と、
この成形型の外面形状より大きい形状の内面を有し、こ
の内面が上記成形型の周囲をその成形型の外面から離れ
た状態で覆うよう上記成形型と結合されて、上記内面と
上記成形型の外面との間に密閉空間を形成する外周型と
を備える構成とするものである。
おいて使用する金型として、ゴム成形品の外面形状と実
質的に同一の内面形状のキャビティを有する成形型と、
この成形型の外面形状より大きい形状の内面を有し、こ
の内面が上記成形型の周囲をその成形型の外面から離れ
た状態で覆うよう上記成形型と結合されて、上記内面と
上記成形型の外面との間に密閉空間を形成する外周型と
を備える構成とするものである。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、成形型を円筒形状に形成し、外周型を、上
記成形型の外径より大きい内径を有し、かつ、上記成形
型の筒軸方向長さと少なくとも同じ筒軸方向長さを有す
る円筒形状に形成する。そして、上記成形型と外周型と
を、互いに結合された状態で、その成形型の外周面と外
周型の内周面とが互いに離れた同軸配置になる構成とす
るものである。
明において、成形型を円筒形状に形成し、外周型を、上
記成形型の外径より大きい内径を有し、かつ、上記成形
型の筒軸方向長さと少なくとも同じ筒軸方向長さを有す
る円筒形状に形成する。そして、上記成形型と外周型と
を、互いに結合された状態で、その成形型の外周面と外
周型の内周面とが互いに離れた同軸配置になる構成とす
るものである。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項6記載の発
明において、外周型に、成形型の外面を加熱するための
熱源となる熱媒体を密閉空間内に供給する供給口と、上
記密閉空間内から熱交換後の熱媒体を排出する排出口と
を設ける。そして、上記供給口と排出口とに、上記熱媒
体を循環供給する熱媒体循環手段を接続するものであ
る。
明において、外周型に、成形型の外面を加熱するための
熱源となる熱媒体を密閉空間内に供給する供給口と、上
記密閉空間内から熱交換後の熱媒体を排出する排出口と
を設ける。そして、上記供給口と排出口とに、上記熱媒
体を循環供給する熱媒体循環手段を接続するものであ
る。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項7記載の発
明において、ゴム成形品を、芯金の周面にゴムが設けら
れた円柱ロール状のものとする。そして、成形型を、上
記ゴム成形品の外周面形状と実質的に同一の内周面形状
のキャビティを有する筒型と、この筒型の筒軸方向両端
開口を閉止する一対の閉止型とを備え、上記キャビティ
内で上記芯金より大径の筒孔に芯金が挿通された状態の
円筒状成形素材を膨脹させることにより、芯金の周面に
ゴムが密着した上記ゴム成形品が成形されるように構成
する。また、上記各閉止型に、上記筒型の内径よりも小
さい外径で筒軸方向内方に突出して上記芯金の端部を保
持する突き出し部を形成し、上記各閉止型の突き出し部
を、外周面が上記成形素材の筒孔内に内嵌し得るよう上
記成形素材の筒孔内径と略同一の外径に設定し、上記芯
金が保持されかつ上記突き出し部が成形素材の筒孔に内
嵌された状態で、上記芯金の外周面と成形素材の内周面
とが互いに離れて同軸配置になるように構成するもので
ある。
明において、ゴム成形品を、芯金の周面にゴムが設けら
れた円柱ロール状のものとする。そして、成形型を、上
記ゴム成形品の外周面形状と実質的に同一の内周面形状
のキャビティを有する筒型と、この筒型の筒軸方向両端
開口を閉止する一対の閉止型とを備え、上記キャビティ
内で上記芯金より大径の筒孔に芯金が挿通された状態の
円筒状成形素材を膨脹させることにより、芯金の周面に
ゴムが密着した上記ゴム成形品が成形されるように構成
する。また、上記各閉止型に、上記筒型の内径よりも小
さい外径で筒軸方向内方に突出して上記芯金の端部を保
持する突き出し部を形成し、上記各閉止型の突き出し部
を、外周面が上記成形素材の筒孔内に内嵌し得るよう上
記成形素材の筒孔内径と略同一の外径に設定し、上記芯
金が保持されかつ上記突き出し部が成形素材の筒孔に内
嵌された状態で、上記芯金の外周面と成形素材の内周面
とが互いに離れて同軸配置になるように構成するもので
ある。
【0016】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、少なくとも一方の閉止型の突き出し部の
外周面を、成形素材の筒孔の内周面との間にエアの流通
し得る微小な隙間が形成される外径に設定する。そし
て、上記少なくとも一方の閉止型に、一端が上記成形素
材の内周面と上記突き出し部の外周面との間の界面に開
口し、他端が外部に開口するエア抜き孔を貫通して形成
するものである。
発明において、少なくとも一方の閉止型の突き出し部の
外周面を、成形素材の筒孔の内周面との間にエアの流通
し得る微小な隙間が形成される外径に設定する。そし
て、上記少なくとも一方の閉止型に、一端が上記成形素
材の内周面と上記突き出し部の外周面との間の界面に開
口し、他端が外部に開口するエア抜き孔を貫通して形成
するものである。
【0017】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
外周型の内面と成形型の外面との間の密閉空間内に充満
された熱媒体の熱により成形型の外面の全面が均一に加
熱され、これにより、内部のキャビティに装填された成
形素材を均一に加熱することが可能になる。この結果、
均一に発泡及び加硫が進行し、成形型のキャビティ形状
のもので確実に均一な品質のゴム成形品が得られる。
外周型の内面と成形型の外面との間の密閉空間内に充満
された熱媒体の熱により成形型の外面の全面が均一に加
熱され、これにより、内部のキャビティに装填された成
形素材を均一に加熱することが可能になる。この結果、
均一に発泡及び加硫が進行し、成形型のキャビティ形状
のもので確実に均一な品質のゴム成形品が得られる。
【0018】請求項2記載の発明では、成形素材を装填
した成形型の周囲を外周型で囲むと、その両型間に媒体
の充満した密閉空間が形成され、外周型の外面に与えら
れる熱が上記媒体を介して成形型の外面に伝熱されるた
め、たとえ外周型がオーブン台上に置かれて外周型の一
部が先に熱を受けても、その熱が上記密閉空間内の媒体
を介して拡散された状態で成形型の外面に伝わるように
なる。このため、その媒体を介した伝熱により成形型の
外面が均一に熱を受け、内部のキャビティに装填された
成形素材を均一に加熱することが可能になる。この結
果、均一に発泡及び加硫が進行し、成形型のキャビティ
形状のもので均一な品質のゴム成形品が得られる。
した成形型の周囲を外周型で囲むと、その両型間に媒体
の充満した密閉空間が形成され、外周型の外面に与えら
れる熱が上記媒体を介して成形型の外面に伝熱されるた
め、たとえ外周型がオーブン台上に置かれて外周型の一
部が先に熱を受けても、その熱が上記密閉空間内の媒体
を介して拡散された状態で成形型の外面に伝わるように
なる。このため、その媒体を介した伝熱により成形型の
外面が均一に熱を受け、内部のキャビティに装填された
成形素材を均一に加熱することが可能になる。この結
果、均一に発泡及び加硫が進行し、成形型のキャビティ
形状のもので均一な品質のゴム成形品が得られる。
【0019】請求項3記載の発明では、上記請求項1ま
たは請求項2記載の発明による作用に加えて、円筒形状
の成形型が筒状外周型により囲まれて、成形型の外周面
と外周型の内周面とが非接触となる環状密閉空間が形成
されるため、その環状密閉空間内に充満された熱媒体自
体の熱により、または、上記環状密閉空間内の媒体を介
した伝熱により、それぞれ上記成形型の外周面が周方向
に対し確実に均一に加熱される。
たは請求項2記載の発明による作用に加えて、円筒形状
の成形型が筒状外周型により囲まれて、成形型の外周面
と外周型の内周面とが非接触となる環状密閉空間が形成
されるため、その環状密閉空間内に充満された熱媒体自
体の熱により、または、上記環状密閉空間内の媒体を介
した伝熱により、それぞれ上記成形型の外周面が周方向
に対し確実に均一に加熱される。
【0020】請求項4記載の発明では、上記請求項1記
載の発明による作用に加えて、熱媒体が高温の蒸気であ
るため、密閉空間への供給もしくは充満に際しその取扱
いが容易であり、熱媒体として好適なものが具体的に特
定される。
載の発明による作用に加えて、熱媒体が高温の蒸気であ
るため、密閉空間への供給もしくは充満に際しその取扱
いが容易であり、熱媒体として好適なものが具体的に特
定される。
【0021】請求項5記載の発明では、上記請求項2記
載の発明による作用に加えて、媒体が空気とされている
ため、成形型を外周型により囲むだけで、上記空気の充
満した密閉空間が容易に形成され、局部的伝熱の弊害を
是正して均一な伝熱を図るための媒体として好適なもの
が具体的に特定される。
載の発明による作用に加えて、媒体が空気とされている
ため、成形型を外周型により囲むだけで、上記空気の充
満した密閉空間が容易に形成され、局部的伝熱の弊害を
是正して均一な伝熱を図るための媒体として好適なもの
が具体的に特定される。
【0022】請求項6記載の発明では、外周型を成形型
と結合することにより、その外周型内に上記成形型が内
包され、かつ、成形型の外面と外周型の内面とが互いに
離れて両者間に密閉空間が形成される。このため、この
密閉空間内に熱源としての熱媒体を充満させることによ
り、その熱媒体の熱を受けて成形型の外面の全面が均一
に加熱され、または、上記外周型の外面を加熱すること
により、上記密閉空間内の媒体を介して拡散された状態
での伝熱を受けて成形型の外面の全面が均一に加熱され
ることになる。これにより、内部のキャビティに装填さ
れた成形素材を均一に加熱することが可能になり、この
結果、均一に発泡及び加硫が進行し、成形型のキャビテ
ィ形状のもので確実に均一な品質のゴム成形品が得られ
る。
と結合することにより、その外周型内に上記成形型が内
包され、かつ、成形型の外面と外周型の内面とが互いに
離れて両者間に密閉空間が形成される。このため、この
密閉空間内に熱源としての熱媒体を充満させることによ
り、その熱媒体の熱を受けて成形型の外面の全面が均一
に加熱され、または、上記外周型の外面を加熱すること
により、上記密閉空間内の媒体を介して拡散された状態
での伝熱を受けて成形型の外面の全面が均一に加熱され
ることになる。これにより、内部のキャビティに装填さ
れた成形素材を均一に加熱することが可能になり、この
結果、均一に発泡及び加硫が進行し、成形型のキャビテ
ィ形状のもので確実に均一な品質のゴム成形品が得られ
る。
【0023】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
発明による作用に加えて、円筒形状の成形型に、これよ
りも大径の内径を有する円筒形状の外周型を互いに同軸
配置に結合すると、互いの周面が非接触の状態となって
両型間に円環状の密閉空間が形成される。このため、上
記円環状の密閉空間内に充満された熱媒体の熱により、
または、外周型の外面に加えられた熱が上記密閉空間内
の媒体を介して伝熱されることにより、それぞれ成形型
の外周面が周方向に対し確実に均一に加熱されることに
なる。
発明による作用に加えて、円筒形状の成形型に、これよ
りも大径の内径を有する円筒形状の外周型を互いに同軸
配置に結合すると、互いの周面が非接触の状態となって
両型間に円環状の密閉空間が形成される。このため、上
記円環状の密閉空間内に充満された熱媒体の熱により、
または、外周型の外面に加えられた熱が上記密閉空間内
の媒体を介して伝熱されることにより、それぞれ成形型
の外周面が周方向に対し確実に均一に加熱されることに
なる。
【0024】請求項8記載の発明では、請求項6記載の
発明による作用に加えて、熱媒体循環手段が外周型に接
続され、この熱媒体循環手段からの熱媒体が供給口から
密閉空間内に供給され、この熱媒体の熱により成形型の
外面が加熱される。そして、上記成形型の外面を加熱し
た後の熱媒体が排出口から排出されて上記熱媒体循環状
態に戻され、新たに供給口から上記密閉空間に循環され
る。
発明による作用に加えて、熱媒体循環手段が外周型に接
続され、この熱媒体循環手段からの熱媒体が供給口から
密閉空間内に供給され、この熱媒体の熱により成形型の
外面が加熱される。そして、上記成形型の外面を加熱し
た後の熱媒体が排出口から排出されて上記熱媒体循環状
態に戻され、新たに供給口から上記密閉空間に循環され
る。
【0025】請求項9記載の発明では、請求項7記載の
発明による発明に加えて、成形素材の筒孔内に挿通した
芯金の両端部を閉止型の突き出し部で保持させる一方、
その突き出し部を上記成形素材の筒孔の各端部に内嵌さ
せることにより、芯金と成形素材とが確実に同軸配置に
されるため、芯金の外周面と成形素材の内周面とが互い
に離れて確実に非接触の状態になる一方、その成形素材
の外周面と筒型の内周面とが互いに離れて確実に非接触
の状態で成形型に装填される。従って、この状態で成形
型を加熱すれば、成形素材の内外周面から均一に熱が周
り均一な発泡及び加硫が行われ、成形素材の一部が芯金
もしくは筒型と接触することによる品質のばらつきが防
止されて、均一な品質のゴム成形品を得ることが可能に
なる。
発明による発明に加えて、成形素材の筒孔内に挿通した
芯金の両端部を閉止型の突き出し部で保持させる一方、
その突き出し部を上記成形素材の筒孔の各端部に内嵌さ
せることにより、芯金と成形素材とが確実に同軸配置に
されるため、芯金の外周面と成形素材の内周面とが互い
に離れて確実に非接触の状態になる一方、その成形素材
の外周面と筒型の内周面とが互いに離れて確実に非接触
の状態で成形型に装填される。従って、この状態で成形
型を加熱すれば、成形素材の内外周面から均一に熱が周
り均一な発泡及び加硫が行われ、成形素材の一部が芯金
もしくは筒型と接触することによる品質のばらつきが防
止されて、均一な品質のゴム成形品を得ることが可能に
なる。
【0026】請求項10記載の発明では、上記請求項9
記載の発明による作用に加えて、成形型内に装填した成
形素材を膨脹させる際に、成形素材の筒孔の内周面が芯
金側に膨脹するに伴い、その内周面と芯金との間の空間
のエアが、上記筒孔の内周面と突き出し部の外周面との
間の界面を通して閉止型を貫通するエア抜き孔から外部
に排出される。このため、上記成形素材の筒孔の内周面
が芯金の外周面に対し確実に密着した状態のゴム成形品
を得ることが可能となる。
記載の発明による作用に加えて、成形型内に装填した成
形素材を膨脹させる際に、成形素材の筒孔の内周面が芯
金側に膨脹するに伴い、その内周面と芯金との間の空間
のエアが、上記筒孔の内周面と突き出し部の外周面との
間の界面を通して閉止型を貫通するエア抜き孔から外部
に排出される。このため、上記成形素材の筒孔の内周面
が芯金の外周面に対し確実に密着した状態のゴム成形品
を得ることが可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
る発泡ローラの製造方法によれば、外周型の内面と成形
型の外面との間の密閉空間内に充満された熱媒体の熱に
より成形型の外面の全面を均一に加熱することができ、
これにより、内部のキャビティに装填された成形素材を
確実に均一に加熱することができる。この均一加熱の結
果、発泡及び加硫を確実に均一に進行させることがで
き、成形型のキャビティ形状のもので確実に均一な品質
のゴム成形品を得ることができる。
る発泡ローラの製造方法によれば、外周型の内面と成形
型の外面との間の密閉空間内に充満された熱媒体の熱に
より成形型の外面の全面を均一に加熱することができ、
これにより、内部のキャビティに装填された成形素材を
確実に均一に加熱することができる。この均一加熱の結
果、発泡及び加硫を確実に均一に進行させることがで
き、成形型のキャビティ形状のもので確実に均一な品質
のゴム成形品を得ることができる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、外周型の外面に与え
られる熱が密閉空間内の媒体を介して成形型の外面に伝
熱されるようにしているため、たとえ外周型がオーブン
台上に置かれて外周型の外面の一部が先に熱を受けて
も、その熱を、上記密閉空間内の媒体を介して拡散され
た状態で成形型の外面に伝熱させることができ、その媒
体を介した伝熱により成形型の外面が受ける熱を確実に
均一化することができる。これにより、内部のキャビテ
ィに装填された成形素材を均一に加熱することができ、
この結果、発泡及び加硫を確実に均一に進行させること
ができ、確実に均一な品質のゴム成形品を得ることがで
きる。
1記載の発明による効果に加えて、外周型の外面に与え
られる熱が密閉空間内の媒体を介して成形型の外面に伝
熱されるようにしているため、たとえ外周型がオーブン
台上に置かれて外周型の外面の一部が先に熱を受けて
も、その熱を、上記密閉空間内の媒体を介して拡散され
た状態で成形型の外面に伝熱させることができ、その媒
体を介した伝熱により成形型の外面が受ける熱を確実に
均一化することができる。これにより、内部のキャビテ
ィに装填された成形素材を均一に加熱することができ、
この結果、発泡及び加硫を確実に均一に進行させること
ができ、確実に均一な品質のゴム成形品を得ることがで
きる。
【0029】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または請求項2記載の発明による効果に加えて、円筒
形状の成形型を筒状外周型により囲み、成形型の外周面
と外周型の内周面とが非接触となる円環状密閉空間を形
成するようにしているため、上記成形型の外周面を周方
向に対し確実に均一に加熱することができ、従って、成
形素材を周方向に対し確実に均一に加熱することができ
る。
1または請求項2記載の発明による効果に加えて、円筒
形状の成形型を筒状外周型により囲み、成形型の外周面
と外周型の内周面とが非接触となる円環状密閉空間を形
成するようにしているため、上記成形型の外周面を周方
向に対し確実に均一に加熱することができ、従って、成
形素材を周方向に対し確実に均一に加熱することができ
る。
【0030】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明にる効果に加えて、熱媒体として高温の蒸
気を用いているため、密閉空間への供給,充満に際しそ
の取扱いを容易に行うことができる。
1記載の発明にる効果に加えて、熱媒体として高温の蒸
気を用いているため、密閉空間への供給,充満に際しそ
の取扱いを容易に行うことができる。
【0031】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
2記載の発明による効果に加えて、密閉空間内の媒体を
空気としているため、成形型を外周型で囲むだけで、そ
の密閉空間内を媒体が充満した状態に容易にすることが
できる。
2記載の発明による効果に加えて、密閉空間内の媒体を
空気としているため、成形型を外周型で囲むだけで、そ
の密閉空間内を媒体が充満した状態に容易にすることが
できる。
【0032】請求項6記載の発明におけるゴム成形品の
製造用金型によれば、外周型と成形型とが互いに結合さ
れた状態で、その外周型内に上記成形型が内包され、か
つ、成形型の外面と外周型の内面とが互いに離れて両者
間に密閉空間が形成されるため、この密閉空間内に熱源
としての熱媒体を充満させることにより、その熱媒体の
熱を受けて成形型の外面の全面を均一に加熱することが
でき、または、上記外周型の外面を加熱することによ
り、上記密閉空間内の媒体を介して拡散された状態での
伝熱を受けて成形型の外面の全面を均一に加熱させるこ
とができる。これにより、内部のキャビティに装填され
た成形素材を均一に加熱することができ、この結果、発
泡及び加硫を確実に均一に進行させることができ、確実
に均一な品質のゴム成形品を得ることができる。
製造用金型によれば、外周型と成形型とが互いに結合さ
れた状態で、その外周型内に上記成形型が内包され、か
つ、成形型の外面と外周型の内面とが互いに離れて両者
間に密閉空間が形成されるため、この密閉空間内に熱源
としての熱媒体を充満させることにより、その熱媒体の
熱を受けて成形型の外面の全面を均一に加熱することが
でき、または、上記外周型の外面を加熱することによ
り、上記密閉空間内の媒体を介して拡散された状態での
伝熱を受けて成形型の外面の全面を均一に加熱させるこ
とができる。これにより、内部のキャビティに装填され
た成形素材を均一に加熱することができ、この結果、発
泡及び加硫を確実に均一に進行させることができ、確実
に均一な品質のゴム成形品を得ることができる。
【0033】請求項7記載の発明によれば、上記請求項
6記載の発明による効果に加えて、外周型と成形型とが
互いに結合された状態で、互いの周面が同軸配置でかつ
非接触の状態となって両型間に円環状の密閉空間が形成
されるため、成形型の外周面を周方向に対し確実に均一
に加熱することができ、この結果、周方向に確実に均一
な品質のゴム成形品を得ることができる。
6記載の発明による効果に加えて、外周型と成形型とが
互いに結合された状態で、互いの周面が同軸配置でかつ
非接触の状態となって両型間に円環状の密閉空間が形成
されるため、成形型の外周面を周方向に対し確実に均一
に加熱することができ、この結果、周方向に確実に均一
な品質のゴム成形品を得ることができる。
【0034】請求項8記載の発明によれば、上記請求項
6記載の発明による効果に加えて、熱媒体循環手段から
供給口を通して供給される熱媒体により密閉空間内を熱
媒体で充満させることができ、この熱媒体の熱による成
形型の外面への均一加熱を確実に行うことができる。
6記載の発明による効果に加えて、熱媒体循環手段から
供給口を通して供給される熱媒体により密閉空間内を熱
媒体で充満させることができ、この熱媒体の熱による成
形型の外面への均一加熱を確実に行うことができる。
【0035】請求項9記載の発明によれば、上記請求項
7記載の発明による効果に加えて、成形素材の筒孔内に
挿通した芯金の両端部を閉止型の突き出し部が保持され
る一方、その突き出し部が上記成形素材の筒孔の各端部
に内嵌された状態で、芯金と成形素材とが確実に同軸配
置になるため、芯金の外周面と成形素材の内周面との
間、及び、その成形素材の外周面と筒型の内周面との間
をそれぞれ互いに離して確実に非接触の状態にすること
ができる。従って、この状態で成形型を加熱すれば、成
形素材の内外周面の双方から均一に熱が周り、より均一
な発泡及び加硫を行うことができ、成形素材の一部が芯
金もしくは筒型と接触することによる品質のばらつきを
防止して、より均一な品質のゴム成形品を得ることがで
きる。
7記載の発明による効果に加えて、成形素材の筒孔内に
挿通した芯金の両端部を閉止型の突き出し部が保持され
る一方、その突き出し部が上記成形素材の筒孔の各端部
に内嵌された状態で、芯金と成形素材とが確実に同軸配
置になるため、芯金の外周面と成形素材の内周面との
間、及び、その成形素材の外周面と筒型の内周面との間
をそれぞれ互いに離して確実に非接触の状態にすること
ができる。従って、この状態で成形型を加熱すれば、成
形素材の内外周面の双方から均一に熱が周り、より均一
な発泡及び加硫を行うことができ、成形素材の一部が芯
金もしくは筒型と接触することによる品質のばらつきを
防止して、より均一な品質のゴム成形品を得ることがで
きる。
【0036】請求項10記載の発明によれば、上記請求
項9記載の発明による効果に加えて、成形素材の膨脹工
程において、成形素材の筒孔の内周面が芯金側に膨脹す
るに伴い、その内周面と芯金との間の空間のエアを、上
記筒孔の内周面と突き出し部の外周面との間の界面を通
してエア抜き孔から外部に排出させることができる。こ
のため、上記成形素材の筒孔の内周面を芯金の外周面に
対し確実に密着させることができ、周囲のゴム部材と芯
金とが確実に密着したゴム成形品を得ることができる。
項9記載の発明による効果に加えて、成形素材の膨脹工
程において、成形素材の筒孔の内周面が芯金側に膨脹す
るに伴い、その内周面と芯金との間の空間のエアを、上
記筒孔の内周面と突き出し部の外周面との間の界面を通
してエア抜き孔から外部に排出させることができる。こ
のため、上記成形素材の筒孔の内周面を芯金の外周面に
対し確実に密着させることができ、周囲のゴム部材と芯
金とが確実に密着したゴム成形品を得ることができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
【0038】図1には、本発明方法及び金型によって製
造されるゴム成形品としてのゴムロール1がゴム部材3
の一部を切り欠いた状態で示されている。このゴムロー
ル1は、芯金2の外周面に対し、円筒状のゴム部材3が
発泡及び加硫成形により固着されて一体化されたもので
ある。
造されるゴム成形品としてのゴムロール1がゴム部材3
の一部を切り欠いた状態で示されている。このゴムロー
ル1は、芯金2の外周面に対し、円筒状のゴム部材3が
発泡及び加硫成形により固着されて一体化されたもので
ある。
【0039】図2には、上記ゴム部材3となる成形素材
としてのゴムロール素材4が示されている。上記ゴムロ
ール素材4は、発泡剤を含有する未加硫のゴム材を用い
て、未加硫のまま例えば押出し式により成形されるもの
であって、筒孔4aの内径が上記芯金2の外径よりも若
干大きく、かつ、外径が上記ゴム部材3の外径よりも若
干小さい円筒形状に形成される。
としてのゴムロール素材4が示されている。上記ゴムロ
ール素材4は、発泡剤を含有する未加硫のゴム材を用い
て、未加硫のまま例えば押出し式により成形されるもの
であって、筒孔4aの内径が上記芯金2の外径よりも若
干大きく、かつ、外径が上記ゴム部材3の外径よりも若
干小さい円筒形状に形成される。
【0040】上記ゴムロール素材4(ゴム部材3)の形
成に用いるゴム材としては、天然ゴム、クロロプレンゴ
ム、スチレン・ブタジエンゴム、エチレン・プロピレン
ゴム、ブチルゴム、アクリル・ニトリル・ブタジエンゴ
ム、シリコンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、ハロゲ
ン化ブチルゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴ
ム、水素化ニトリルゴム、エピクロロヒドリンゴム等の
架橋ゴム、及び、これらの単量体を用いた共重合体、こ
れらのブレンド物、並びに、ポリオレフィン系,ポリエ
ステル系,ポリエーテル系,ポリアミド系,ポリウレン
タン系等の熱可塑性エラストマー等から適宜選択するこ
とができる。
成に用いるゴム材としては、天然ゴム、クロロプレンゴ
ム、スチレン・ブタジエンゴム、エチレン・プロピレン
ゴム、ブチルゴム、アクリル・ニトリル・ブタジエンゴ
ム、シリコンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、ハロゲ
ン化ブチルゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴ
ム、水素化ニトリルゴム、エピクロロヒドリンゴム等の
架橋ゴム、及び、これらの単量体を用いた共重合体、こ
れらのブレンド物、並びに、ポリオレフィン系,ポリエ
ステル系,ポリエーテル系,ポリアミド系,ポリウレン
タン系等の熱可塑性エラストマー等から適宜選択するこ
とができる。
【0041】そして、上記ゴム材には発泡剤が含有され
ている。発泡剤としては、アゾジカーボンアミド、アゾ
ビスイソブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン、ジニ
トロソペンタメチレンテトラミン、p-トルエンスルホニ
ルヒドラジド、p,p'- オキシビス(ベンゼンスルホニル
ヒドラジド)等が好ましく使用し得る。この発泡剤は、
発泡成形によって得られるゴムロール1の0.5〜50
容量%が気泡となるように、その配合量を設定すること
が望ましい。すなわち、0.5容量%未満では所期の効
果が得られないためであり、一方、50容量%を越える
発泡では、ゴム成形品の弾性率が低くなり過ぎるからで
ある。
ている。発泡剤としては、アゾジカーボンアミド、アゾ
ビスイソブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン、ジニ
トロソペンタメチレンテトラミン、p-トルエンスルホニ
ルヒドラジド、p,p'- オキシビス(ベンゼンスルホニル
ヒドラジド)等が好ましく使用し得る。この発泡剤は、
発泡成形によって得られるゴムロール1の0.5〜50
容量%が気泡となるように、その配合量を設定すること
が望ましい。すなわち、0.5容量%未満では所期の効
果が得られないためであり、一方、50容量%を越える
発泡では、ゴム成形品の弾性率が低くなり過ぎるからで
ある。
【0042】また、上記ゴム材には電気抵抗調整剤が含
有される。電気抵抗調整剤としては、カーボンブラック
が好適であり、その他にグラファイト、導電性金属粒
子、もしくは、各種界面活性剤等を用いることもでき
る。加えて、ゴム成形品の硬度を調整する(低硬度にす
る)目的で、上記ゴム材に各種の軟化剤を含有させるこ
ともできる。軟化剤としては、アロマチック系、ナフテ
ン系、パラフィン系等の鉱物油、DOP、DOA、DO
S等の可塑剤、なたね油、ヤシ油等の植物油等を用いる
こともできる。
有される。電気抵抗調整剤としては、カーボンブラック
が好適であり、その他にグラファイト、導電性金属粒
子、もしくは、各種界面活性剤等を用いることもでき
る。加えて、ゴム成形品の硬度を調整する(低硬度にす
る)目的で、上記ゴム材に各種の軟化剤を含有させるこ
ともできる。軟化剤としては、アロマチック系、ナフテ
ン系、パラフィン系等の鉱物油、DOP、DOA、DO
S等の可塑剤、なたね油、ヤシ油等の植物油等を用いる
こともできる。
【0043】さらに、ゴム材には、必要に応じて、ゴム
用薬品、ゴム添加剤を配合することができる。ゴム用薬
品、ゴム用添加剤としては、硫黄、パーオキサイド等の
加硫剤、亜鉛華、ステアリン酸等の加硫促進助剤、スル
フェンアミド系、チウラム系、チアゾール系、グアニジ
ン系等の加硫促進剤、紫外線吸収剤、オゾン劣化防止
剤、粘着付与剤等を使用することができ、さらに、各種
の補強剤、摩擦係数調整剤、シリカ、タルク、クレイ等
の無機充填剤も任意に選択し得る。
用薬品、ゴム添加剤を配合することができる。ゴム用薬
品、ゴム用添加剤としては、硫黄、パーオキサイド等の
加硫剤、亜鉛華、ステアリン酸等の加硫促進助剤、スル
フェンアミド系、チウラム系、チアゾール系、グアニジ
ン系等の加硫促進剤、紫外線吸収剤、オゾン劣化防止
剤、粘着付与剤等を使用することができ、さらに、各種
の補強剤、摩擦係数調整剤、シリカ、タルク、クレイ等
の無機充填剤も任意に選択し得る。
【0044】上記ゴム材のゴム配合の具体的な一例は次
の通りである。
の通りである。
【0045】 クロロプレンゴム 100重量部 カーボンブラック 30重量部 酸化亜鉛 5重量部 酸化マグネシウム 4重量部 加硫促進剤 2重量部 ステアリン酸 1重量部 発泡剤 2重量部 上記配合において、クロロプレンゴムとしては、昭和電
工・デュポン社製のネオプレンGSを用い、カーボンブ
ラックとしては、東海カーボン社製のトーカブラック#
5500を用い、発泡剤としては、アゾビスイソブチロ
ニトリル(AIBN)を用いた。
工・デュポン社製のネオプレンGSを用い、カーボンブ
ラックとしては、東海カーボン社製のトーカブラック#
5500を用い、発泡剤としては、アゾビスイソブチロ
ニトリル(AIBN)を用いた。
【0046】続いて、上記ゴムロール1の製造方法及び
製造用金型について説明する。
製造用金型について説明する。
【0047】<第1実施例>本第1実施例は、製造方法
について請求項1,3,4、製造用金型について請求項
6,7,8に係るものである。
について請求項1,3,4、製造用金型について請求項
6,7,8に係るものである。
【0048】まず、上記ゴムロール素材4の成形にあっ
ては、上記配合のゴム材をオープンロールで混練し、こ
の混練されたゴム材を、ダイを用いて押出成形し、円筒
状の上記ゴムロール素材4を得る。従って、この方法に
よれば、ゴムロール素材4には、いわゆるバリは生ぜ
ず、パーティングラインも生じない。上記ゴムロール素
材4は、後述の金型に対するゴム材仕込み量が50容量
%(芯金2と金型との間の容積、いわゆるキャビティを
100とする)となるように形成する。その際、ゴムロ
ール素材4の内径は芯金2の外径よりも0.5mm大き
く、8.5mmとした。そして、成形したゴムロール素
材4の筒孔4aに対し、芯金2を挿通させる。
ては、上記配合のゴム材をオープンロールで混練し、こ
の混練されたゴム材を、ダイを用いて押出成形し、円筒
状の上記ゴムロール素材4を得る。従って、この方法に
よれば、ゴムロール素材4には、いわゆるバリは生ぜ
ず、パーティングラインも生じない。上記ゴムロール素
材4は、後述の金型に対するゴム材仕込み量が50容量
%(芯金2と金型との間の容積、いわゆるキャビティを
100とする)となるように形成する。その際、ゴムロ
ール素材4の内径は芯金2の外径よりも0.5mm大き
く、8.5mmとした。そして、成形したゴムロール素
材4の筒孔4aに対し、芯金2を挿通させる。
【0049】次に、上記の芯金2を挿通した状態のゴム
ロール素材4を、図3に示す金型11に装填する。
ロール素材4を、図3に示す金型11に装填する。
【0050】この金型11は、二重円筒管構造とされた
筒型12と、この筒型12の両端開口を着脱可能に閉止
する一対の閉止型13,13とを備えている。
筒型12と、この筒型12の両端開口を着脱可能に閉止
する一対の閉止型13,13とを備えている。
【0051】上記筒型12は、内径がゴムロール1のゴ
ム部材3の外径に等しい断面円形のキャビティ面14を
有する成形型としての内筒部12aと、この内筒部12
aの外径よりも大径の内径を有し上記内筒部12aの筒
軸Xに対し同軸配置にされた外周型として外筒部12b
と、両筒部12a,12b間の筒軸X方向両端を閉止す
るドーナッツ形の一対の端板部材12c,12cとから
なり、上記内外筒部12a,12b間に円環状の密閉空
間15が画成されたものである。上記外筒部12bの外
周面の一端(例えば、図例では筒軸X方向中央位置であ
って周方向の一側位置)には熱媒体としての高温の蒸気
16の供給口12dが形成され、上記外周面の他端(例
えば、図例では筒軸X方向中央位置であって周方向の他
側位置)には上記蒸気16の排出口12eが形成されて
いる。そして、上記供給口12d及び排出口12eに
は、図示省略の蒸気循環手段の供給管及び排出管が接続
され、その蒸気循環手段により所定温度の蒸気が所定圧
力で供給口12dを通して上記密閉空間14に供給され
て内筒部12aの外周面を加熱した後、排出口12eを
通して戻されるようになっている。
ム部材3の外径に等しい断面円形のキャビティ面14を
有する成形型としての内筒部12aと、この内筒部12
aの外径よりも大径の内径を有し上記内筒部12aの筒
軸Xに対し同軸配置にされた外周型として外筒部12b
と、両筒部12a,12b間の筒軸X方向両端を閉止す
るドーナッツ形の一対の端板部材12c,12cとから
なり、上記内外筒部12a,12b間に円環状の密閉空
間15が画成されたものである。上記外筒部12bの外
周面の一端(例えば、図例では筒軸X方向中央位置であ
って周方向の一側位置)には熱媒体としての高温の蒸気
16の供給口12dが形成され、上記外周面の他端(例
えば、図例では筒軸X方向中央位置であって周方向の他
側位置)には上記蒸気16の排出口12eが形成されて
いる。そして、上記供給口12d及び排出口12eに
は、図示省略の蒸気循環手段の供給管及び排出管が接続
され、その蒸気循環手段により所定温度の蒸気が所定圧
力で供給口12dを通して上記密閉空間14に供給され
て内筒部12aの外周面を加熱した後、排出口12eを
通して戻されるようになっている。
【0052】一方、各閉止形13は、上記内筒部12a
の端部内周面に密に内嵌する円柱状の本体部13aと、
この本体部13aの筒軸X方向内側端面に開口して筒軸
Xと交わる位置に形成された中心孔13bと、上記本体
部13aの筒軸X方向外側端から拡径されたフランジ部
13cとからなるものである。そして、上記各閉止形1
3は、上記中心孔13cに芯金2の端部を内嵌させて保
持した状態で、上記フランジ部13cが図示省略の止め
ねじにより筒形12に固定されて、その筒形12を密閉
するようになっている。
の端部内周面に密に内嵌する円柱状の本体部13aと、
この本体部13aの筒軸X方向内側端面に開口して筒軸
Xと交わる位置に形成された中心孔13bと、上記本体
部13aの筒軸X方向外側端から拡径されたフランジ部
13cとからなるものである。そして、上記各閉止形1
3は、上記中心孔13cに芯金2の端部を内嵌させて保
持した状態で、上記フランジ部13cが図示省略の止め
ねじにより筒形12に固定されて、その筒形12を密閉
するようになっている。
【0053】そして、上記の芯金2を筒孔4aに挿通し
た状態のゴムロール素材4を上記金型5に装填するに
は、横置きの筒型12の内部に上記ゴムロール素材4を
挿入し、芯金2の各端部を各閉止形13の中心孔13c
に内嵌保持させて、その各閉止形13を筒形12に固定
する。
た状態のゴムロール素材4を上記金型5に装填するに
は、横置きの筒型12の内部に上記ゴムロール素材4を
挿入し、芯金2の各端部を各閉止形13の中心孔13c
に内嵌保持させて、その各閉止形13を筒形12に固定
する。
【0054】装填終了後、上記ゴムロール素材4を加熱
することにより発泡及び加硫を行なわせる。この加熱方
法は、筒形12の供給口12dを通して所定の高温度の
蒸気16を密閉空間15内に供給して充満させ、この蒸
気16により内筒部12aの周壁部を介して上記ゴムロ
ール素材4に熱を与える。この熱によりゴムロール素材
4中の発泡剤が発泡されるととともに、ゴムロール素材
4のゴム材の加硫が行われる。
することにより発泡及び加硫を行なわせる。この加熱方
法は、筒形12の供給口12dを通して所定の高温度の
蒸気16を密閉空間15内に供給して充満させ、この蒸
気16により内筒部12aの周壁部を介して上記ゴムロ
ール素材4に熱を与える。この熱によりゴムロール素材
4中の発泡剤が発泡されるととともに、ゴムロール素材
4のゴム材の加硫が行われる。
【0055】これにより、上記ゴムロール素材4は体積
膨張して、上記芯金2との間、及び、キャビティ面14
との間のそれぞれ隙間を完全に埋めつくし、さらに、上
記発泡による圧力で芯金2の外周面、及び、キャビティ
面14に圧接されることとなり、加硫成形により上記芯
金2と一体化して所定形状のゴムロール1が得られる。
膨張して、上記芯金2との間、及び、キャビティ面14
との間のそれぞれ隙間を完全に埋めつくし、さらに、上
記発泡による圧力で芯金2の外周面、及び、キャビティ
面14に圧接されることとなり、加硫成形により上記芯
金2と一体化して所定形状のゴムロール1が得られる。
【0056】この後、上記各閉止形13を筒形12から
取り外し、ゴム成形品である上記ゴムロール1を上記筒
形12から取り外す。
取り外し、ゴム成形品である上記ゴムロール1を上記筒
形12から取り外す。
【0057】このような金型11を用いた製造方法(以
下、実施例1という)と、上記密閉空間15のない従来
の金型を用いてオーブン台c(図15参照)に載置して
オーブン加熱する方法(以下、比較例1という)とを用
いてゴムロール1の成形を行い、内筒部12もしくは従
来金型の周壁の上部,下部温度、及び、成形されたゴム
ロール1の上部1a,下部1b(図4参照)の硬度を比
較した。なお、いずれもゴム配合等については、同じに
設定した。
下、実施例1という)と、上記密閉空間15のない従来
の金型を用いてオーブン台c(図15参照)に載置して
オーブン加熱する方法(以下、比較例1という)とを用
いてゴムロール1の成形を行い、内筒部12もしくは従
来金型の周壁の上部,下部温度、及び、成形されたゴム
ロール1の上部1a,下部1b(図4参照)の硬度を比
較した。なお、いずれもゴム配合等については、同じに
設定した。
【0058】この結果、実施例1の内筒部12の上部温
度Tu 及び下部温度TL は、図5に示すように、共に同
じ温度上昇勾配で上昇した後、一定温度を維持した。こ
れに対し、比較例1の金型の上部温度Tu1,下部温度T
L1は、図5に示すように、下部温度TL1が上部温度Tu1
より急勾配の温度上昇勾配で上昇した後、一定温度を維
持した。また、実施例1のゴムロール1の上部1a及び
下部1bの硬度は共に30°±2°であり、加えて、全
周にわたりこの硬度範囲となって均一硬度であった。こ
れに対し、比較例1では、上部1aが32°±2°、下
部1bが27°±2°となった。なお、上記測定硬度
は、共にアスカーC硬度計により測定した測定値である
(以下の各実施例において同じ)。
度Tu 及び下部温度TL は、図5に示すように、共に同
じ温度上昇勾配で上昇した後、一定温度を維持した。こ
れに対し、比較例1の金型の上部温度Tu1,下部温度T
L1は、図5に示すように、下部温度TL1が上部温度Tu1
より急勾配の温度上昇勾配で上昇した後、一定温度を維
持した。また、実施例1のゴムロール1の上部1a及び
下部1bの硬度は共に30°±2°であり、加えて、全
周にわたりこの硬度範囲となって均一硬度であった。こ
れに対し、比較例1では、上部1aが32°±2°、下
部1bが27°±2°となった。なお、上記測定硬度
は、共にアスカーC硬度計により測定した測定値である
(以下の各実施例において同じ)。
【0059】従って、比較例1では、オーブン台と接触
している金型の下部が他の部分よりも早く伝熱され、発
泡度合いのばらつきによりゴムロール1の周方向で硬度
のばらつきが生じるのに対し、実施例1では、円環状密
閉空間15内に充満された蒸気16により加熱している
ため、内筒部12が周方向に均一に加熱され、均一に発
泡することにより硬度も周方向に均一にすることができ
るものである。
している金型の下部が他の部分よりも早く伝熱され、発
泡度合いのばらつきによりゴムロール1の周方向で硬度
のばらつきが生じるのに対し、実施例1では、円環状密
閉空間15内に充満された蒸気16により加熱している
ため、内筒部12が周方向に均一に加熱され、均一に発
泡することにより硬度も周方向に均一にすることができ
るものである。
【0060】<第2実施例>本第2実施例は、図7,図
8に示す金型21を用い、伝熱媒体層を介して加熱する
ことによりゴムロール1の成形を行う製造方法であり、
製造方法について請求項2,3,5、製造用金型につい
て請求項6,7,8に係るものである。
8に示す金型21を用い、伝熱媒体層を介して加熱する
ことによりゴムロール1の成形を行う製造方法であり、
製造方法について請求項2,3,5、製造用金型につい
て請求項6,7,8に係るものである。
【0061】上記金型21は、内径がゴムロール1のゴ
ム部材3の外径に等しい断面円形のキャビティ面14を
有し両端に開口した円筒形の成形型としての内型22
と、この内型22の外径よりも大径の内径を有し上記内
型22の筒軸Xに対し同軸配置にされた外周型としての
両端開口の外型23と、これら内型22及び外型23の
各両端開口を着脱可能に閉止する一対の閉止型24,2
4とを備えている。
ム部材3の外径に等しい断面円形のキャビティ面14を
有し両端に開口した円筒形の成形型としての内型22
と、この内型22の外径よりも大径の内径を有し上記内
型22の筒軸Xに対し同軸配置にされた外周型としての
両端開口の外型23と、これら内型22及び外型23の
各両端開口を着脱可能に閉止する一対の閉止型24,2
4とを備えている。
【0062】上記外型23は内型22よりも筒軸X方向
に所定量長くされ、特に外型23はアルミニウム等の各
熱伝導性のよい材料により形成されている。また、上記
各閉止型24は、内型22の端部内周面に密に内嵌し得
る第1内嵌部24aと、外型23の端部内周面に密に内
嵌し得る第2内嵌部24bとから2段の円柱状に形成さ
れており、上記第1内嵌部24aは筒軸X方向内側端面
に開口して筒軸Xと交わる位置に形成された中心孔24
cを有している。
に所定量長くされ、特に外型23はアルミニウム等の各
熱伝導性のよい材料により形成されている。また、上記
各閉止型24は、内型22の端部内周面に密に内嵌し得
る第1内嵌部24aと、外型23の端部内周面に密に内
嵌し得る第2内嵌部24bとから2段の円柱状に形成さ
れており、上記第1内嵌部24aは筒軸X方向内側端面
に開口して筒軸Xと交わる位置に形成された中心孔24
cを有している。
【0063】そして、上記内型22が上記各閉止型24
の第1内嵌部24aに、上記外型23が上記第2内嵌部
24bにそれぞれ図示省略の止めねじにより固定され
て、上記内型22と外型23とが筒軸Xに対し同軸配置
にされた状態で両端開口がそれぞれ密閉されるようにな
っている。これにより、内型22の外周面と外型23の
内周面との間に伝熱のための媒体としての空気が充満し
た円環状の密閉空間25が形成されるようになってい
る。なお、上記外型23には圧抜き孔23aが設けられ
ており、この圧抜き孔23aを通して上記密閉空間25
内の空気の加熱に伴い上昇する内圧を開放するようにな
っている。
の第1内嵌部24aに、上記外型23が上記第2内嵌部
24bにそれぞれ図示省略の止めねじにより固定され
て、上記内型22と外型23とが筒軸Xに対し同軸配置
にされた状態で両端開口がそれぞれ密閉されるようにな
っている。これにより、内型22の外周面と外型23の
内周面との間に伝熱のための媒体としての空気が充満し
た円環状の密閉空間25が形成されるようになってい
る。なお、上記外型23には圧抜き孔23aが設けられ
ており、この圧抜き孔23aを通して上記密閉空間25
内の空気の加熱に伴い上昇する内圧を開放するようにな
っている。
【0064】上記の金型21を用いて成形を行うには、
芯金2を筒孔4aに挿通した状態のゴムロール素材4を
内型22の内部に挿入し、芯金2の各端部を各閉止型2
4の中心孔24cに内嵌保持させて、その各閉止型24
を内型22及び外型23に固定する。
芯金2を筒孔4aに挿通した状態のゴムロール素材4を
内型22の内部に挿入し、芯金2の各端部を各閉止型2
4の中心孔24cに内嵌保持させて、その各閉止型24
を内型22及び外型23に固定する。
【0065】装填終了後、一体化された内型22及び外
型23をオーブン台c(図8参照)の上に横置きし、オ
ーブン加熱する。これにより、外型23の外周面が加熱
され、その熱が密閉空間25内の空気を介して内型22
に伝熱され、そして、その内型22の周壁部を介して上
記ゴムロール素材4に伝熱される。この熱によりゴムロ
ール素材4中の発泡剤が発泡されてゴムロール素材4は
体積膨張し、上記芯金2との間、及び、キャビティ面1
4との間のそれぞれ隙間を完全に埋めつくし、さらに、
上記発泡による圧力で芯金2の外周面、及び、キャビテ
ィ面14に圧接されることとなり、この状態で加硫され
て上記芯金2と一体化した所定形状のゴムロール1が得
られる。
型23をオーブン台c(図8参照)の上に横置きし、オ
ーブン加熱する。これにより、外型23の外周面が加熱
され、その熱が密閉空間25内の空気を介して内型22
に伝熱され、そして、その内型22の周壁部を介して上
記ゴムロール素材4に伝熱される。この熱によりゴムロ
ール素材4中の発泡剤が発泡されてゴムロール素材4は
体積膨張し、上記芯金2との間、及び、キャビティ面1
4との間のそれぞれ隙間を完全に埋めつくし、さらに、
上記発泡による圧力で芯金2の外周面、及び、キャビテ
ィ面14に圧接されることとなり、この状態で加硫され
て上記芯金2と一体化した所定形状のゴムロール1が得
られる。
【0066】このような金型21を用いた製造方法(以
下、実施例2という)と、上記外型23のない、すなわ
ち、密閉空間25を有しない従来の金型を用いてオーブ
ン加熱する方法(以下、比較例2という)とを用いてゴ
ムロール1の成形を行い、内型22もしくは従来金型の
周壁の上部,下部温度、及び、成形されたゴムロール1
の上部1a,下部1b(図4参照)の硬度を比較した。
なお、いずれもゴム配合及びゴム仕込み量(50容量
%)等については、同じに設定した。また、芯金2の外
径を6mm,キャビティ面14の内径を12mm、内型
22の肉厚を1mm、外型23(アルミニウム製)の肉
厚を0.5mmにそれぞれ設定した。
下、実施例2という)と、上記外型23のない、すなわ
ち、密閉空間25を有しない従来の金型を用いてオーブ
ン加熱する方法(以下、比較例2という)とを用いてゴ
ムロール1の成形を行い、内型22もしくは従来金型の
周壁の上部,下部温度、及び、成形されたゴムロール1
の上部1a,下部1b(図4参照)の硬度を比較した。
なお、いずれもゴム配合及びゴム仕込み量(50容量
%)等については、同じに設定した。また、芯金2の外
径を6mm,キャビティ面14の内径を12mm、内型
22の肉厚を1mm、外型23(アルミニウム製)の肉
厚を0.5mmにそれぞれ設定した。
【0067】この結果、実施例2の内型22の上部温度
Tu 及び下部温度TL は、図9に示すように、下部温度
TL の上昇に僅かに遅れて上部温度Tu が下部温度TL
と同じ温度上昇勾配で上昇し、その後、加硫温度(16
0℃)で一定状態を維持した。これに対し、比較例2の
金型の上部温度Tu2,下部温度TL2は、図10に示すよ
うに、下部温度TL2が急勾配の温度上昇勾配で上昇し僅
かに遅れて上部温度Tu2が上記下部温度TL2より緩勾配
の温度上昇勾配で上昇した後、それぞれ上記加硫温度に
達して一定状態を維持した。また、実施例2のゴムロー
ル1の上部1a及び下部1bの硬度は目標値30°に対
し共に30°±2°の範囲となり、加えて、全周にわた
りこの硬度範囲となって均一硬度であった。これに対
し、比較例2では、上部1aが33°±2°、下部1b
が27°±2°となり、全体として30°±5°の範囲
となった。
Tu 及び下部温度TL は、図9に示すように、下部温度
TL の上昇に僅かに遅れて上部温度Tu が下部温度TL
と同じ温度上昇勾配で上昇し、その後、加硫温度(16
0℃)で一定状態を維持した。これに対し、比較例2の
金型の上部温度Tu2,下部温度TL2は、図10に示すよ
うに、下部温度TL2が急勾配の温度上昇勾配で上昇し僅
かに遅れて上部温度Tu2が上記下部温度TL2より緩勾配
の温度上昇勾配で上昇した後、それぞれ上記加硫温度に
達して一定状態を維持した。また、実施例2のゴムロー
ル1の上部1a及び下部1bの硬度は目標値30°に対
し共に30°±2°の範囲となり、加えて、全周にわた
りこの硬度範囲となって均一硬度であった。これに対
し、比較例2では、上部1aが33°±2°、下部1b
が27°±2°となり、全体として30°±5°の範囲
となった。
【0068】従って、比較例2では、オーブン台と接触
している金型の下部が他の部分よりも早く伝熱され、発
泡度合いのばらつきによりゴムロール1の周方向で硬度
のばらつきが生じるのに対し、実施例2では、密閉空間
25を介してゴムロール素材4に伝熱されるため、上部
温度Tu の温度上昇が下部温度TL のそれよりも僅かに
遅れるものの両者が同じ温度上昇勾配で上昇するものと
考えられる。このため、一定温度で加熱される時間が比
較例2の場合よりも長く、つまり、上部1aと下部1b
との一定温度での加熱時間がほぼ同じになり、発泡の安
定化が図られ、これにより、均一な硬度が実現されるも
のと考えられる。
している金型の下部が他の部分よりも早く伝熱され、発
泡度合いのばらつきによりゴムロール1の周方向で硬度
のばらつきが生じるのに対し、実施例2では、密閉空間
25を介してゴムロール素材4に伝熱されるため、上部
温度Tu の温度上昇が下部温度TL のそれよりも僅かに
遅れるものの両者が同じ温度上昇勾配で上昇するものと
考えられる。このため、一定温度で加熱される時間が比
較例2の場合よりも長く、つまり、上部1aと下部1b
との一定温度での加熱時間がほぼ同じになり、発泡の安
定化が図られ、これにより、均一な硬度が実現されるも
のと考えられる。
【0069】<第3実施例>本第3実施例は、図11に
示す金型31を用いてゴムロール1の成形を行う製造方
法であり、請求項9に係るものである。
示す金型31を用いてゴムロール1の成形を行う製造方
法であり、請求項9に係るものである。
【0070】上記金型31は、二重円筒管構造の筒型1
2と、この筒型12の両端開口を着脱可能に閉止する一
対の閉止型33,33とを備えている。なお、上記筒型
12は第1実施例のものと同じ構成であるため、同一構
成部材には同一符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
2と、この筒型12の両端開口を着脱可能に閉止する一
対の閉止型33,33とを備えている。なお、上記筒型
12は第1実施例のものと同じ構成であるため、同一構
成部材には同一符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0071】上記各閉止型33は、筒型12の端部内周
面に密に内嵌し得る円柱状の本体部33aと、上記筒型
12の端面に当接するフランジ部33bとからなる。上
記本体部33aには、筒軸Xに沿って筒軸X方向内方に
突出する所定外径の突き出し部33cが形成されるとと
もに、上記筒軸Xと交わる位置に筒軸X方向内方に開口
して芯金2の端部を保持する中心孔33dが形成されて
いる。上記突き出し部33cの外径はゴムロール素材4
の筒孔4aの内径と略同一に設定されており、芯金2の
端部を各中心孔33dに内嵌し、かつ、上記各突き出し
部33cをゴムロール素材4の筒孔4aに内嵌させるこ
とにより、芯金2とゴムロール素材4とを互いに間隔を
隔てて接触しないように位置付けるようになっている。
面に密に内嵌し得る円柱状の本体部33aと、上記筒型
12の端面に当接するフランジ部33bとからなる。上
記本体部33aには、筒軸Xに沿って筒軸X方向内方に
突出する所定外径の突き出し部33cが形成されるとと
もに、上記筒軸Xと交わる位置に筒軸X方向内方に開口
して芯金2の端部を保持する中心孔33dが形成されて
いる。上記突き出し部33cの外径はゴムロール素材4
の筒孔4aの内径と略同一に設定されており、芯金2の
端部を各中心孔33dに内嵌し、かつ、上記各突き出し
部33cをゴムロール素材4の筒孔4aに内嵌させるこ
とにより、芯金2とゴムロール素材4とを互いに間隔を
隔てて接触しないように位置付けるようになっている。
【0072】上記の金型31を用いて成形を行うには、
ゴムロール素材4を筒型12内に装填した後、加熱する
ことにより行う。
ゴムロール素材4を筒型12内に装填した後、加熱する
ことにより行う。
【0073】上記装填作業は、芯金2を筒孔4aに挿通
した状態のゴムロール素材4を筒型12の内部に挿入
し、芯金2の各端部を各閉止型33の中心孔33dに内
嵌保持させると同時に、各突き出し部33cを成形素材
4の両筒孔4a,4aに内嵌した状態にし、この状態で
各閉止型33を図示省略の止めねじで筒型12に固定す
る。
した状態のゴムロール素材4を筒型12の内部に挿入
し、芯金2の各端部を各閉止型33の中心孔33dに内
嵌保持させると同時に、各突き出し部33cを成形素材
4の両筒孔4a,4aに内嵌した状態にし、この状態で
各閉止型33を図示省略の止めねじで筒型12に固定す
る。
【0074】次に、装填終了後、一体化された筒型12
及び両閉止型33,33をオーブン台c(図15参照)
の上に横置きし、オーブン加熱する。これにより、筒型
12を介した伝熱によりゴムロール素材4の外周面が熱
を受け、両閉止型33,33及び芯金2を介した伝熱に
より上記ゴムロール素材4の内周面が熱を受ける。この
熱によりゴムロール素材4中の発泡剤が発泡されてゴム
ロール素材4は体積膨張し、上記芯金2との間、及び、
キャビティ面14との間のそれぞれ隙間を完全に埋めつ
くし、さらに、上記発泡による圧力で芯金2の外周面、
及び、キャビティ面14に圧接されることとなり、この
状態で加硫されて上記芯金2と一体化した所定形状のゴ
ムロール1が得られる。
及び両閉止型33,33をオーブン台c(図15参照)
の上に横置きし、オーブン加熱する。これにより、筒型
12を介した伝熱によりゴムロール素材4の外周面が熱
を受け、両閉止型33,33及び芯金2を介した伝熱に
より上記ゴムロール素材4の内周面が熱を受ける。この
熱によりゴムロール素材4中の発泡剤が発泡されてゴム
ロール素材4は体積膨張し、上記芯金2との間、及び、
キャビティ面14との間のそれぞれ隙間を完全に埋めつ
くし、さらに、上記発泡による圧力で芯金2の外周面、
及び、キャビティ面14に圧接されることとなり、この
状態で加硫されて上記芯金2と一体化した所定形状のゴ
ムロール1が得られる。
【0075】上記の加熱が行われる装填状態では、ゴム
ロール素材4は芯金2の外周面と非接触とされ、かつ、
上記キャビティ面14とも同軸配置となって互いに非接
触とされるため、芯金2もしくは筒型12と局部的に接
触することによるゴムロール素材4への不均一な伝熱の
発生が確実に防止され、ゴムロール素材4の内外周面を
均一に加熱、そして、発泡させることができ、均一な硬
度のゴムロール1を得ることができる。加えて、ゴムロ
ール素材4の筒孔4aと、各突き出し部33cとの関係
を特定することにより、その筒孔4aへの芯金2の挿通
作業の容易化をも図ることができる。
ロール素材4は芯金2の外周面と非接触とされ、かつ、
上記キャビティ面14とも同軸配置となって互いに非接
触とされるため、芯金2もしくは筒型12と局部的に接
触することによるゴムロール素材4への不均一な伝熱の
発生が確実に防止され、ゴムロール素材4の内外周面を
均一に加熱、そして、発泡させることができ、均一な硬
度のゴムロール1を得ることができる。加えて、ゴムロ
ール素材4の筒孔4aと、各突き出し部33cとの関係
を特定することにより、その筒孔4aへの芯金2の挿通
作業の容易化をも図ることができる。
【0076】なお、上記第3実施例において、図12及
び図13に示すように、芯金2と一方もしくは双方(図
例では双方)の中心孔33d,33dとの間に隙間3
4,34を形成するとともに、この隙間34に連通する
エア抜き孔33eを両閉止型33の一方もしくは双方に
形成するようにしてもよい。これが請求項10記載の発
明に係るものである。すなわち、芯金2の長さ及び外径
と、各閉止型33の中心孔33dの内径及び孔長さと
を、上記芯金2を両中心孔33dに内嵌保持させた状態
で、芯金2と各中心孔33dの内面との間に微小幅(例
えば0.02〜0.15mm幅)な隙間34が形成される
ように設定するとともに、各閉止型33に一端が中心孔
33dの孔底に臨んで開口し他端が外部に開口するエア
抜き孔33eを形成してもよい。これにより、金型内で
ゴムロール素材4を膨脹させる際に、コムロール素材4
内周面が芯金2側に膨脹するに伴い、その内周面と芯金
2との間の空間のエアが、上記筒孔33dの内周面と芯
金2の外周面との間の隙間34及びエア抜き孔33eを
通して外部に排出される。このため、ゴムロール素材4
の内周面が芯金2の外周面に対し確実に密着し、両周面
間にエアが残留することが確実に防止される。これによ
り、ゴム部材と芯金2とが確実に密着一体化した状態の
ゴムロール1を得ることができる。
び図13に示すように、芯金2と一方もしくは双方(図
例では双方)の中心孔33d,33dとの間に隙間3
4,34を形成するとともに、この隙間34に連通する
エア抜き孔33eを両閉止型33の一方もしくは双方に
形成するようにしてもよい。これが請求項10記載の発
明に係るものである。すなわち、芯金2の長さ及び外径
と、各閉止型33の中心孔33dの内径及び孔長さと
を、上記芯金2を両中心孔33dに内嵌保持させた状態
で、芯金2と各中心孔33dの内面との間に微小幅(例
えば0.02〜0.15mm幅)な隙間34が形成される
ように設定するとともに、各閉止型33に一端が中心孔
33dの孔底に臨んで開口し他端が外部に開口するエア
抜き孔33eを形成してもよい。これにより、金型内で
ゴムロール素材4を膨脹させる際に、コムロール素材4
内周面が芯金2側に膨脹するに伴い、その内周面と芯金
2との間の空間のエアが、上記筒孔33dの内周面と芯
金2の外周面との間の隙間34及びエア抜き孔33eを
通して外部に排出される。このため、ゴムロール素材4
の内周面が芯金2の外周面に対し確実に密着し、両周面
間にエアが残留することが確実に防止される。これによ
り、ゴム部材と芯金2とが確実に密着一体化した状態の
ゴムロール1を得ることができる。
【0077】ここで、上記隙間34の幅が0.02mmよ
り狭い場合にはエアの抜けが悪くなる一方、0.15mm
より広くなると成形されるゴムロール1の振れ精度が悪
くなる。
り狭い場合にはエアの抜けが悪くなる一方、0.15mm
より広くなると成形されるゴムロール1の振れ精度が悪
くなる。
【0078】<第4実施例>本第4実施例は、図14に
示す金型41を用いてゴムロール1の成形を行う製造方
法である。
示す金型41を用いてゴムロール1の成形を行う製造方
法である。
【0079】上記金型41は、内径がゴムロール1のゴ
ム部材3(図1参照)の外径に等しい断面円形のキャビ
ティ面14′が上記ゴム部材3及びその芯金2より所定
寸法長い筒軸X方向長さにわたり形成されて両端に開口
した円筒形の筒型12′と、この筒型12′の各両端開
口を着脱可能に閉止する一対の閉止型43,43とを備
えている。上記筒型12′は、その筒軸X方向長さが所
定寸法長い点を除き、他の構成は第1実施例の筒型12
と同じであるため、その構成についての詳細な説明を省
略する。
ム部材3(図1参照)の外径に等しい断面円形のキャビ
ティ面14′が上記ゴム部材3及びその芯金2より所定
寸法長い筒軸X方向長さにわたり形成されて両端に開口
した円筒形の筒型12′と、この筒型12′の各両端開
口を着脱可能に閉止する一対の閉止型43,43とを備
えている。上記筒型12′は、その筒軸X方向長さが所
定寸法長い点を除き、他の構成は第1実施例の筒型12
と同じであるため、その構成についての詳細な説明を省
略する。
【0080】上記各閉止型43は、筒型12′の端部内
周面に密に内嵌し得る円柱状の本体部43aと、この本
体部43aから径方向に突出して上記筒型12′の端面
に当接するフランジ部43bと、上記本体部43aから
所定外径で所定長さだけ筒軸Xに沿って内方に突出する
突き出し部43cとからなる。上記本体部43aはその
外周面が筒型12′を貫通する図示省略の止めねじによ
り位置固定されるようになっている。上記突き出し部4
3cの突出端面には芯金2の端部を内嵌保持する中心孔
43dが筒軸Xと交わる位置に開口して形成されてい
る。上記突き出し部43cの外径はゴムロール素材4′
の筒孔4aの内径とほぼ同一に設定され、その筒軸X方
向長さはカットしろ寸法とほぼ同一に設定されている。
そして、上記筒型12′の長さは両側の閉止型43,4
3の突き出し部43cの筒軸X方向の合計長さに相当す
る寸法だけ、つまり、上記両カットしろ寸法だけ筒軸X
方向に長く形成されている。
周面に密に内嵌し得る円柱状の本体部43aと、この本
体部43aから径方向に突出して上記筒型12′の端面
に当接するフランジ部43bと、上記本体部43aから
所定外径で所定長さだけ筒軸Xに沿って内方に突出する
突き出し部43cとからなる。上記本体部43aはその
外周面が筒型12′を貫通する図示省略の止めねじによ
り位置固定されるようになっている。上記突き出し部4
3cの突出端面には芯金2の端部を内嵌保持する中心孔
43dが筒軸Xと交わる位置に開口して形成されてい
る。上記突き出し部43cの外径はゴムロール素材4′
の筒孔4aの内径とほぼ同一に設定され、その筒軸X方
向長さはカットしろ寸法とほぼ同一に設定されている。
そして、上記筒型12′の長さは両側の閉止型43,4
3の突き出し部43cの筒軸X方向の合計長さに相当す
る寸法だけ、つまり、上記両カットしろ寸法だけ筒軸X
方向に長く形成されている。
【0081】そして、この第4実施例におけるゴムロー
ル素材4′はゴムロール1よりも上記両カットしろ寸法
L,Lの分だけ予め長く形成される。
ル素材4′はゴムロール1よりも上記両カットしろ寸法
L,Lの分だけ予め長く形成される。
【0082】このゴムロール素材4′の金型41内への
装填作業は、芯金2を筒孔4aに挿通した状態のゴムロ
ール素材4を筒型12′の内部に挿入し、芯金2の各端
部を各閉止型43の中心孔43dに内嵌保持させると同
時に、各突き出し部43cをゴムロール素材4′の両筒
孔4a,4aに内嵌した状態にし、この状態で各閉止型
43を図示省略の止めねじで筒型12′に固定する。こ
れにより、芯金2とゴムロール素材4′とが筒軸Xに対
し同軸に配置されると同時に、芯金2の外周面とゴムロ
ール素材4′の内周面とが互いに離れた状態に位置付け
られる。
装填作業は、芯金2を筒孔4aに挿通した状態のゴムロ
ール素材4を筒型12′の内部に挿入し、芯金2の各端
部を各閉止型43の中心孔43dに内嵌保持させると同
時に、各突き出し部43cをゴムロール素材4′の両筒
孔4a,4aに内嵌した状態にし、この状態で各閉止型
43を図示省略の止めねじで筒型12′に固定する。こ
れにより、芯金2とゴムロール素材4′とが筒軸Xに対
し同軸に配置されると同時に、芯金2の外周面とゴムロ
ール素材4′の内周面とが互いに離れた状態に位置付け
られる。
【0083】次に、装填終了後、一体化された筒型1
2′及び両閉止型43,43をオーブン台c(図15参
照)の上に横置きし、オーブン加熱する。これにより、
筒型12′を介した伝熱によりゴムロール素材4′の外
周面が熱を受け、両閉止型43,43及び芯金2を介し
た伝熱により上記ゴムロール素材4′の内周面が熱を受
ける。この熱によりゴムロール素材4中の発泡剤が発泡
されてゴムロール素材4′は体積膨張し、上記芯金2と
の間、及び、キャビティ面14との間のそれぞれ隙間を
完全に埋めつくし、さらに、上記発泡による圧力で芯金
2の外周面、及び、キャビティ面14′に圧接されるこ
ととなり、この状態で加硫されて上記ゴムロール1より
も両カットしろ寸法だけ長いゴムロール体が成形され
る。そして、このゴムロール体を金型41から脱型した
後、上記カットしろ寸法の部分をカットすることによ
り、ゴムロール1が得られる。
2′及び両閉止型43,43をオーブン台c(図15参
照)の上に横置きし、オーブン加熱する。これにより、
筒型12′を介した伝熱によりゴムロール素材4′の外
周面が熱を受け、両閉止型43,43及び芯金2を介し
た伝熱により上記ゴムロール素材4′の内周面が熱を受
ける。この熱によりゴムロール素材4中の発泡剤が発泡
されてゴムロール素材4′は体積膨張し、上記芯金2と
の間、及び、キャビティ面14との間のそれぞれ隙間を
完全に埋めつくし、さらに、上記発泡による圧力で芯金
2の外周面、及び、キャビティ面14′に圧接されるこ
ととなり、この状態で加硫されて上記ゴムロール1より
も両カットしろ寸法だけ長いゴムロール体が成形され
る。そして、このゴムロール体を金型41から脱型した
後、上記カットしろ寸法の部分をカットすることによ
り、ゴムロール1が得られる。
【0084】本第4実施例の場合、ゴムロール素材4′
の筒軸X方向両端側部分が各閉止型43からの伝熱によ
り筒軸X方向中間部分よりも早くかつ大きい伝熱を受
け、このために発泡剤の分解が十分に行われる前に加硫
が進んでしまうことによる先細りが発生しても、そのゴ
ム成形体の上記突き出し部43c,43cに相当する部
分がをカットされるため、芯金2をカットすることな
く、均一な品質の最終のゴムロール1を得ることができ
る。
の筒軸X方向両端側部分が各閉止型43からの伝熱によ
り筒軸X方向中間部分よりも早くかつ大きい伝熱を受
け、このために発泡剤の分解が十分に行われる前に加硫
が進んでしまうことによる先細りが発生しても、そのゴ
ム成形体の上記突き出し部43c,43cに相当する部
分がをカットされるため、芯金2をカットすることな
く、均一な品質の最終のゴムロール1を得ることができ
る。
【0085】<他の態様>なお、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含す
るものである。
限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含す
るものである。
【0086】すなわち、第3実施例における閉止型33
を第2実施例に適用してもよく、これにより、第2実施
例で得られるゴムロール1を、より均一な硬度、つま
り、より均一な品質にすることができる。また、この場
合、さらに上記第3実施例における隙間34及びエア抜
き孔33eを形成するようにすることにより、芯金2と
ゴム部材3との密着性をより向上させることができる。
これらの態様も請求項9及び請求項10記載の発明に含
むものである。
を第2実施例に適用してもよく、これにより、第2実施
例で得られるゴムロール1を、より均一な硬度、つま
り、より均一な品質にすることができる。また、この場
合、さらに上記第3実施例における隙間34及びエア抜
き孔33eを形成するようにすることにより、芯金2と
ゴム部材3との密着性をより向上させることができる。
これらの態様も請求項9及び請求項10記載の発明に含
むものである。
【0087】また、上記第4実施例における突き出し部
43cを第2実施例に適用してもよく、これにより、第
2実施例で得られるゴムロール1を、より均一な外径、
つまり、より均一な品質にすることができる。この場
合、さらに上記第3実施例における隙間34及びエア抜
き孔33eを形成するようにすることにより、芯金2と
ゴム部材3との密着性をより向上させることができる。
43cを第2実施例に適用してもよく、これにより、第
2実施例で得られるゴムロール1を、より均一な外径、
つまり、より均一な品質にすることができる。この場
合、さらに上記第3実施例における隙間34及びエア抜
き孔33eを形成するようにすることにより、芯金2と
ゴム部材3との密着性をより向上させることができる。
【図1】ゴム成形品としてのゴムロールを一部切り欠い
て示す部分斜視図である
て示す部分斜視図である
【図2】成形素材としてのゴムロール素材を示す部分斜
視図である。
視図である。
【図3】第1実施例の金型を示す一部省略断面図であ
る。
る。
【図4】ゴムロールの横断面図である。
【図5】実施例1の金型の上部温度及び下部温度と時間
との関係図である。
との関係図である。
【図6】比較例1の金型の上部温度及び下部温度と時間
との関係図である。
との関係図である。
【図7】第2実施例の金型を示す一部省略断面図であ
る。
る。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】実施例2の金型温度と時間との関係図である。
【図10】比較例2の金型温度と時間との関係図であ
る。
る。
【図11】第3実施例の金型を示す一部省略断面図であ
る。
る。
【図12】第3実施例の他の態様を示す図11対応図で
ある。
ある。
【図13】図12の部分拡大図である。
【図14】第4実施例の金型を示す一部省略断面図であ
る。
る。
【図15】オーブン内に成形型が配置された状態を示す
簡略説明図である。
簡略説明図である。
【図16】オーブン台上の成形型を示す側面図である。
【図17】成形型内の成形素材を示す横断面図である。
【図18】先細り現象が生じたゴムロールを示す縦断面
図である。
図である。
1 ゴムロール(ゴム成形
品) 2 芯金 3 ゴム部材 4,4′ ゴムロール素材(成形素
材) 4a 筒孔 11,21,31,41 金型 12,12′ 筒型 12a 内筒部(成形型) 12b 外筒部(外周型) 13 閉止型 14,14′ キャビティ面 15,25 密閉空間 16 蒸気(熱媒体) 22 内型(成形型) 23 外型(外周型) 24 閉止型 33 閉止型 33c 突き出し部 33e エア抜き孔 43 閉止型 43c 突き出し部 X 筒軸
品) 2 芯金 3 ゴム部材 4,4′ ゴムロール素材(成形素
材) 4a 筒孔 11,21,31,41 金型 12,12′ 筒型 12a 内筒部(成形型) 12b 外筒部(外周型) 13 閉止型 14,14′ キャビティ面 15,25 密閉空間 16 蒸気(熱媒体) 22 内型(成形型) 23 外型(外周型) 24 閉止型 33 閉止型 33c 突き出し部 33e エア抜き孔 43 閉止型 43c 突き出し部 X 筒軸
Claims (10)
- 【請求項1】 発泡剤を含有するゴム材を用いてゴム成
形品より小さい成形素材を形成する工程と、上記成形素
材を上記ゴム成形品の外面形状と実質的に同一の内面形
状に形成されたキャビティを有する成形型に装填する工
程と、装填された成形型の外面を加熱することにより上
記発泡剤を発泡させて上記成形素材を上記成形型内で膨
脹させる工程とを順に行うゴム成形品の製造方法におい
て、 上記膨脹させる工程を、 成形型の外面形状より大きい内面形状を有する外周型で
上記成形型を囲んで密閉して、その外周型の内面と成形
型の外面との間に密閉空間を形成し、この後、上記密閉
空間内に熱源となる熱媒体を充満させ、その熱媒体の熱
で上記成形型の外面を加熱することにより行うことを特
徴とするゴム成形品の製造方法。 - 【請求項2】 発泡剤を含有するゴム材を用いてゴム成
形品より小さい成形素材を形成する工程と、上記成形素
材を上記ゴム成形品の外面形状と実質的に同一の内面形
状に形成されたキャビティを有する成形型に装填する工
程と、装填された成形型の外面を加熱することにより上
記発泡剤を発泡させて上記成形素材を上記成形型内で膨
脹させる工程とを順に行うゴム成形品の製造方法におい
て、 上記膨脹させる工程を、成形型の外面形状より大きい内
面形状を有する外周型で上記成形型を囲んで密閉して、
その外周型の内面と成形型の外面との間に密閉空間を形
成し、この後、上記成形型を内包した状態の外周型の外
面を加熱し、その熱を上記密閉空間内の媒体を介して成
形型の外面に伝熱させることにより行うことを特徴とす
るゴム成形品の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 ゴム成形品は円柱形状のものであり、成形素材として上
記ゴム成形品より小径の円柱形状のものを形成し、 円筒形状の成形型の外径より大きい内周面形状を有する
筒状外周型を、その内周面が上記成形型の外周面から互
いに離れた非接触状態になるように上記成形型の筒軸方
向両端部で結合させることを特徴とするゴム成形品の製
造方法。 - 【請求項4】 請求項1において、 熱媒体は高温の蒸気であることを特徴とするゴム成形品
の製造方法。 - 【請求項5】 請求項2において、 媒体は空気であることを特徴とするゴム成形品の製造方
法。 - 【請求項6】 ゴム成形品の外面形状と実質的に同一の
内面形状のキャビティを有する成形型と、 この成形型の外面形状より大きい形状の内面を有し、こ
の内面が上記成形型の周囲をその成形型の外面から離れ
た状態で覆うよう上記成形型と結合されて、上記内面と
上記成形型の外面との間に密閉空間を形成する外周型と
を備えていることを特徴とするゴム成形品の製造用金
型。 - 【請求項7】 請求項6において、 成形型が円筒形状に形成され、 外周型が、上記成形型の外径より大きい内径を有し、か
つ、上記成形型の筒軸方向長さと少なくとも同じ筒軸方
向長さを有する円筒形状に形成され、 上記成形型と外周型とは、互いに結合された状態で、そ
の成形型の外周面と外周型の内周面とが互いに離れた同
軸配置になるように構成されていることを特徴とするゴ
ム成形品の製造用金型。 - 【請求項8】 請求項6において、 外周型には、成形型の外面を加熱するための熱源となる
熱媒体を密閉空間内に供給する供給口と、上記密閉空間
内から熱交換後の熱媒体を排出する排出口とが設けら
れ、 上記供給口と排出口とには、上記熱媒体を循環供給する
熱媒体循環手段が接続されていることを特徴とするゴム
成形品の製造用金型。 - 【請求項9】 請求項7において、 ゴム成形品は、芯金の周面にゴムが設けられた円柱ロー
ル状のものであり、 成形型は、上記ゴム成形品の外周面形状と実質的に同一
の内周面形状のキャビティを有する筒型と、この筒型の
筒軸方向両端開口を閉止する一対の閉止型とを備え、上
記キャビティ内で上記芯金より大径の筒孔に芯金が挿通
された状態の円筒状成形素材を膨脹させることにより、
芯金の周面にゴムが密着した上記ゴム成形品が成形され
るように構成されており、 上記各閉止型には、上記筒型の内径よりも小さい外径で
筒軸方向内方に突出して上記芯金の端部を保持する突き
出し部が形成されており、 上記各閉止型の突き出し部は、外周面が上記成形素材の
筒孔内に内嵌し得るよう上記成形素材の筒孔内径と略同
一の外径に設定され、上記芯金が保持されかつ上記突き
出し部が成形素材の筒孔に内嵌された状態で、上記芯金
の外周面と成形素材の内周面とが互いに離れて同軸配置
になるように構成されていることを特徴とするゴム成形
品の製造用金型。 - 【請求項10】 請求項9において、 少なくとも一方の閉止型の突き出し部の外周面は、成形
素材の筒孔の内周面との間にエアの流通し得る微小な隙
間が形成される外径に設定され、 上記少なくとも一方の閉止型には、一端が上記成形素材
の内周面と上記突き出し部の外周面との間の界面に開口
し、他端が外部に開口するエア抜き孔が貫通して形成さ
れていることを特徴とするゴム成形品の製造用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7155790A JPH091576A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | ゴム成形品の製造方法及び製造用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7155790A JPH091576A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | ゴム成形品の製造方法及び製造用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH091576A true JPH091576A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15613494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7155790A Withdrawn JPH091576A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | ゴム成形品の製造方法及び製造用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH091576A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013166635A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 紙送りローラとその製造方法 |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP7155790A patent/JPH091576A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013166635A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 紙送りローラとその製造方法 |
| US10099405B2 (en) | 2012-02-16 | 2018-10-16 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Sheet conveying roller and production method therefor |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |