JPH09157968A - 紡機の糸継ぎ機 - Google Patents

紡機の糸継ぎ機

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Publication number
JPH09157968A
JPH09157968A JP31935695A JP31935695A JPH09157968A JP H09157968 A JPH09157968 A JP H09157968A JP 31935695 A JP31935695 A JP 31935695A JP 31935695 A JP31935695 A JP 31935695A JP H09157968 A JPH09157968 A JP H09157968A
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JP
Japan
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yarn
machine
yarn splicing
suction
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP31935695A
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English (en)
Inventor
Toshio Morishita
寿男 森下
Atsuo Sakakibara
淳生 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の清掃装置を設けることなく、糸品質に
影響を及ぼす機台の所定箇所や走行レール上への風綿の
堆積を防止する。 【解決手段】 糸継ぎ機4は糸継ぎ時にパッケージPの
糸端を吸引ノズル18により吸引するとともに所定位置で
切断し、切断後の糸端を集綿箱16に貯留する。集綿箱16
に負圧を及ぼすブロワ19はその吸引側が集綿箱16に連通
され、排気側が連結管26を介して排気管路25に連結され
ている。排気管路25には機台1の所望の清掃箇所に指向
する吹出しノズル27a〜27eが設けられている。吹出し
ノズル27d,27eは巻取りローラ6の近傍の糸の走行経
路を指向している。排気管路25の途中には吹出しノズル
27d,27eへの排気通路を開閉するシャッタ29が設けら
れている。シャッタ29は制御装置21の指令により作動さ
れるロータリソレノイド28により、糸継ぎ時には閉鎖位
置に、糸継ぎ機4の走行時には開放位置に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多数の糸巻取りユニ
ットを備えたオープンエンド精紡機やワインダ等の紡機
の機台に沿って移動して、糸継ぎを必要とする糸巻取り
ユニットの糸継ぎを行う紡機の糸継ぎ機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、オープンエンド精紡機やワインダ
等の紡機には、機台に沿って周回移動あるいはUターン
移動するとともに、糸継ぎを必要とするユニットと対応
する位置で停止し、運転中の糸切れの補修を行う糸継ぎ
機が装備されている。糸継ぎ機は吸引ノズルを備えてお
り、糸継ぎ作業を行う際にパッケージ又は種糸ボビンか
ら糸端を吸引して引き出し、引き出した糸を種糸として
使用する。そして、糸継ぎ作業時に糸端の一部が切断さ
れて吸引除去される。
【0003】糸継ぎ機に装備された吸引ノズルの負圧源
として、紡機機台側に設けられた集綿ダクト(サクショ
ンダクト)が使用するもの(例えば、特開平3−134
60号公報)と、糸継ぎ機自身に装備されたブロワ等を
使用するものとがある。負圧源としてブロワを装備した
糸継ぎ機は、ブロワの吸引側を集綿箱に管路で連結し、
フィルタを備えた集綿箱を介して吸引ノズルに負圧を作
用させるようになっている。また、ブロワの排気は利用
されずに排出されている。
【0004】また、一般に紡績工場内には紡機から発生
する風綿が浮遊しており、この風綿が紡出糸の走行経路
に堆積すると、風綿がかたまりとなった状態で紡出糸に
連れ込まれて糸品質の低下原因となる。走行経路以外に
堆積したものも何らかの原因で紡出糸に連れ込まれる場
合がある。そこで、粗紡機やリング精紡機等の紡機で
は、紡機の各パートへの風綿の堆積を防止するとともに
床面の堆積風綿を除去するため、機台に沿って走行する
ブロークリーナあるいはトラベリングクリーナと呼ばれ
る清掃装置が使用されている(例えば、実開昭63−4
2173号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】粗紡機やリング精紡機
でも紡機機台に沿って移動する管替機や粗糸替機等の作
業機が使用されているが、それらの作業時期は決まって
おり、その作業時期になるまでは機台に沿って走行する
ことはない。従って、トラベリングクリーナが機台に沿
って走行して清掃作業を行うのに支障はない。しかし、
オープンエンド精紡機やワインダなどの紡機では各錘の
糸継ぎ作業を必要とする時期が特定していないため、使
用される糸継ぎ機は機台に沿って巡回しながら糸継ぎを
必要とする錘で停止する必要がある。そのため、オープ
ンエンド精紡機等にトラベリングクリーナを装備する場
合は、糸継ぎ機の走行に支障を来さないようにトラベリ
ングクリーナの走行を制御する必要があるだけでなく、
トラベリングクリーナの清掃作業を機台全体について良
好に行うのが難しい。糸継ぎ機との干渉を避けるための
特別の構造をしたトラベリングクリーナを使用すること
も考えられるが、現在そのようなトラベリングクリーナ
は知られていない。そのため、オープンエンド精紡機や
ワインダでは一般にトラベリングクリーナは使用されて
いない。
【0006】しかし、オープンエンド精紡機やワインダ
等でも風綿の堆積は糸品質の低下を招くので好ましくな
い。また、糸継ぎ機の走行レールへの風綿の堆積を放置
すると、糸継ぎ機の円滑な走行あるいは所定の停止位置
への正確な停止に支障を来すという問題がある。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は専用の清掃装置を設けることな
く、糸品質に影響を及ぼす機台の所定箇所や走行レール
上への風綿の堆積を防止することができるオープンエン
ド精紡機やワインダ等の紡機の糸継ぎ機を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、糸継ぎ時にボビンに巻
かれた糸端を吸引ノズルにより吸引するとともに切断後
の糸端を一時貯留する集綿部を備え、多数の糸巻取りユ
ニットを備えた機台に沿って移動して糸継ぎを行う糸継
ぎ機であって、吸引作用を及ぼす負圧源を構成するブロ
ワの吸引側を前記吸引ノズルに前記集綿部を介して連結
し、ブロワの排気側に機台の所望の清掃箇所に指向する
吹出しノズルを備えた排気管路を連結した。
【0009】請求項2に記載の発明では、前記吹出しノ
ズルとして少なくとも糸巻取りローラの近傍の糸の走行
経路を指向する吹出しノズルを備えている。請求項3に
記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明に
おいて、糸継ぎ時に吹出しノズルから糸の走行経路に向
かって空気を吹き出すのを禁止する吹出し禁止手段を設
けた。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記吹出し禁止手段は前記排気管路
の前記糸の走行経路を指向する吹出しノズルへの排気通
路を開閉する弁と、糸継ぎ時に該弁に閉鎖指令を行う制
御手段とを備えている。
【0011】請求項1〜請求項4に記載の発明では、糸
継ぎ機は多数の糸巻取りユニットを備えた機台に沿って
移動して、糸継ぎを必要とするユニットと対応する位置
で停止して糸継ぎを行う。糸継ぎ時に吸引ノズルにより
パッケージ又はボビンの糸端が吸引され、切断された糸
端が糸屑として集綿部内に一時貯留される。ブロワの作
動中、集綿部を介して吸引ノズルに吸引作用が及び、吹
出しノズルから機台の所望の清掃箇所に指向してブロワ
の排気が吹き出される。そして、糸継ぎ機の走行中に吹
出しノズルから吹き出される空気により機台の所望の清
掃箇所への風綿の堆積が防止される。
【0012】請求項2に記載の発明では、少なくとも糸
巻取りローラの近傍の糸の走行経路を指向する吹出しノ
ズルを備えているため、各ユニットで巻き取られる糸に
風綿のかたまりが連れ込まれることが回避される。
【0013】請求項3に記載の発明では、糸継ぎ時には
吹出しノズルから糸の走行経路に向かって空気が吹き出
されるのが禁止される。従って、糸継ぎ作業時に吸引ノ
ズルによる糸端吸引動作やその他の糸継ぎ動作に悪影響
を及ぼす虞がない。
【0014】請求項4に記載の発明では、ブロワの排気
を案内する排気管路内に設けられた弁の開閉により、ブ
ロワの排気が糸の走行経路を指向する吹出しノズルに供
給される状態と、供給が遮断される状態となる。そし
て、糸継ぎ時には制御手段からの指令により、前記弁が
閉鎖されて当該吹出しノズルから糸の走行経路に向かっ
ての空気の吹き出しが禁止される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明をオープンエンド精
紡機の糸継ぎ機に具体化した一実施の形態を図1及び図
2に従って説明する。図2に示すように、オープンエン
ド精紡機の機台1にはその長手方向に沿った両側に多数
の糸巻取りユニットとしての紡績ユニット2がそれぞれ
1列に配設されている。機台1の周囲には走行レール3
がU字状に配設されている。糸継ぎ機4は走行レール3
に沿って移動可能に配設され、糸切れが発生した紡績ユ
ニット2と対応する位置で停止し、糸継ぎ作業を行うよ
うになっている。
【0016】図1に示すように、紡績ユニット2の上方
には引出しローラ5と、パッケージP(糸が巻かれたボ
ビン)を回転駆動するための巻取りローラ6と、糸切れ
検出センサ7等とが配設されている。パッケージPは一
対の支持アーム8により支承され、巻取りローラ6に接
触する状態で図1の反時計回り方向に回転されて紡績ユ
ニット2から紡出される糸をパッケージPに巻き上げる
ようになっている。支持アーム8は糸切れが発生した場
合、糸切れ検出センサ7の検出信号に基づいて、パッケ
ージPと巻取りローラ6との間隔が一定になる位置まで
上方に回動されるようになっている。また、機台1の上
部には機台1の長手方向に沿って満ボビン搬出用のコン
ベア9が配設されており、玉揚げされた満ボビンFを機
台1の第1端部へ搬送するようになっている。
【0017】図2に示すように、機台1の第2端部側
(図2の左側)にはサクション装置10が配設されてい
る。サクション装置10はモータ11により駆動される
サクションファン12を備え、サクションファン12の
回転により排気ダクト13から排気を行い、紡績ユニッ
ト2と連通するダクト14と、糸継ぎ機4の糸屑回収用
の集綿ダクト15とに負圧を発生させるようになってい
る。集綿ダクト15はその先端が糸継ぎ機4の集綿箱1
6の配置位置と同じ高さとなるように形成されている。
【0018】図1に示すように、糸継ぎ機4には支持ア
ーム8より上方に集綿部としての集綿箱16が配設さ
れ、集綿箱16の底壁に突設された支持パイプ17の先
端に吸引ノズル18の基端が回動可能に連結されてい
る。吸引ノズル18は先端にパッケージPの幅とほぼ同
一幅の吸引口が形成され、図示しない駆動機構により吸
引口がパッケージPの外周近傍に位置する作用位置と、
待機位置との間で移動可能となっている。
【0019】集綿箱16の上方には負圧源を構成するブ
ロワ19が設けられ、ブロワ19の吸引側が連結管20
を介して集綿箱16に連通されている。ブロワ19は糸
継ぎ機4に装備された制御手段としての制御装置21か
らの指令により駆動及び停止されるようになっている。
集綿箱16内にはフィルタ22が集綿箱16内を糸屑貯
留部16aと、ブロワ19に連通する側とに区画するよ
うに対角線上に、かつ糸屑貯留部16a側が下向きとな
るように設けられている。
【0020】集綿箱16には機台1と対向する側の側壁
に開口部(図示せず)が集綿ダクト15の吸引口(図示
せず)と対応する位置に形成されている。側壁の外側に
は開口部と連通する筒部23が突設され、筒部23内に
シャッタ24が開閉可能に設けられている。シャッタ2
4はその上端において回動可能に支持され、自重により
閉鎖位置に配置されている。そして、筒部23が集綿ダ
クト15の吸引口と対向する位置で糸継ぎ機4が停止す
ると、吸引口を覆うシャッタ(図示せず)が開放されて
集綿ダクト15の吸引作用が筒部23に及び、シャッタ
24が開いて糸屑貯留部16a内の糸屑が集綿ダクト1
5へ吸引除去されるようになっている。
【0021】図1に示すように、糸継ぎ機4には排気管
路25が配設され、排気管路25は連結管26を介して
ブロワ19の排気側に連結されている。連結管26は図
1において、管路20に対して紙面に垂直方向の奥側に
おいてブロワ19の排気口に接続されている。排気管路
25には機台1の所望の清掃箇所に指向する複数(この
実施の形態では5個)の吹出しノズル27a〜27eが
設けられている。吹出しノズル27a,27bはコンベ
ア9上の満ボビンFを指向し、吹出しノズル27cは走
行レール3の上面を指向するように設けられている。吹
出しノズル27d,27eは巻取りローラ6の近傍の糸
の走行経路を指向するように設けられている。
【0022】排気管路25の途中には、アクチュエータ
としてのロータリソレノイド28により開閉作動され
て、吹出しノズル27d,27eへの排気通路を開閉す
るシャッタ29が設けられている。ロータリソレノイド
28及びシャッタ29により、糸の走行経路を指向する
吹出しノズル27d,27eへの排気通路を開閉する弁
が構成されている。ロータリソレノイド28は制御装置
21の指令により作動され、糸継ぎ時には閉鎖位置に、
糸継ぎ機4の走行時には開放位置に配置されるようにな
っている。制御装置21、ロータリソレノイド28及び
シャッタ29により、糸継ぎ時に吹出しノズルから糸の
走行経路に向かって空気を吹き出すのを禁止する吹出し
禁止手段が構成されている。
【0023】図1に示すように、機台1には糸切れ表示
ランプ30が設けられ、糸継ぎ機4には糸切れ表示ラン
プ30の点灯の有無を検出する糸切れ確認センサ31が
装備されている。そして、糸継ぎ機4は糸切れ表示ラン
プ30が点灯している紡績ユニット2と対応する位置で
停止して糸継ぎ作業を実施するようになっている。
【0024】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。オープンエンド精紡機の運転中に糸切れが発
生すると、当該紡績ユニット2の支持アーム8が上動さ
れてパッケージPが巻取りローラ6から所定間隔離れた
位置に配置され、糸切れ表示ランプ30が点灯する。
【0025】機台1の運転開始に伴って糸継ぎ機4の作
動が開始される。機台1の運転中は、糸屑貯留部16a
内の糸屑を除去するとき以外はブロワ19が常に作動状
態に保持され、ブロワ19の排気が排気管路25を経て
各吹出しノズル27a〜27eから吹き出される。糸継
ぎ機4は走行レール3に沿って移動し、糸切れ確認セン
サ31が点灯している糸切れ表示ランプ30を検出する
と、糸継ぎ機4はその紡績ユニット2と対応する位置で
停止して糸継ぎ作業を行う。従って、糸切れが発生して
いない状態では、糸継ぎ機4は機台1に沿って走行を継
続する。
【0026】糸継ぎ機4の走行中は排気管路25に設け
られたシャッタ29は図1に鎖線で示す開放位置に保持
されており、ブロワ19の排気は全ての吹出しノズル2
7a〜27eから吹き出される。従って、風綿が堆積す
ると好ましくない箇所、例えば玉揚げされた満ボビン
F、満ボビンFを搬送するコンベア9、走行レール3、
引出しローラ5及び巻取りローラ6に向かって空気が吹
き付けられ、それらの箇所への風綿の堆積が防止され
る。
【0027】糸切れ中の紡績ユニット2と対応する位置
で糸継ぎ機4が停止すると、制御装置21の指令により
シャッタ29が図1に破線で示す閉鎖位置に配置され、
糸継ぎ機4の走行開始まで閉鎖位置に保持される。従っ
て、糸継ぎ作業中は糸の走行経路を指向する吹出しノズ
ル27d,27eからは空気の吹き出しが停止される。
【0028】この状態で糸継ぎ作業が開始される。糸継
ぎ作業の一工程としてパッケージPからの糸端吸引作業
を行うため、パッケージ駆動ローラ(図示せず)がパッ
ケージPの外周に接触する作用位置に配置されるととも
に、吸引ノズル18の吸引口がパッケージPの周面近傍
に位置する糸端吸引位置に配置される。そして、パッケ
ージPが図1の時計回り方向即ち巻取り時と逆方向に回
転されて糸端吸引動作が開始される。
【0029】パッケージPの表面の糸端に吸引口から吸
引ノズル18内に向かう吸引気流が作用すると、糸端が
パッケージPの表面から離脱してパッケージPの回転に
伴って吸引ノズル18内に吸引される。次に糸継ぎ機4
に装備された把持手段(図示せず)により、パッケージ
Pから吸引ノズル18に連なる糸が把持されるととも
に、カッタ(図示せず)により所定位置で糸が切断され
る。次いで、公知の手順に従って糸継ぎ作業が行われ
る。切断された糸端(糸屑)は吸引ノズル18に吸引さ
れ、支持パイプ17を経て糸屑貯留部16aに導かれて
フィルタ22に付着する。糸継ぎ作業終了後、糸継ぎ機
4が走行を開始すると、制御装置21からの指令により
シャッタ29が開放位置に配置され、糸継ぎ時に空気の
吹出しが停止されていた吹出しノズル27d,27eか
らの空気の吹出しが再開される。
【0030】糸継ぎ作業を行うたびに前記と同様にして
糸屑貯留部16aに糸屑が貯留される。そして、糸継ぎ
機4は集綿ダクト15と対応する位置を通過する際に、
筒部23が集綿ダクト15の吸引口と対向する位置で停
止する。このとき制御装置21からの指令によりブロワ
19の作動が停止され、ブロワ19から集綿箱16への
吸引作用が停止してフィルタ22の下面に付着していた
糸屑は、自重でフィルタ22から離脱して糸屑貯留部1
6aの底部に堆積する。この状態で集綿ダクト15の吸
引作用が筒部23の内側に作用してシャッタ24が開放
され、集綿ダクト15の吸引作用が糸屑貯留部16aに
及ぶ状態となる。そして、糸屑貯留部16a内の糸屑が
筒部23を経て集綿ダクト15へと吸引除去される。
【0031】糸継ぎ機4は所定時間停止した後、走行を
再開する。集綿ダクト15の吸引作用が及ばない状態に
なると、シャッタ24は自重により閉鎖位置に復帰す
る。また、集綿ダクト15のシャッタも閉鎖位置に配置
される。
【0032】この実施の形態では以下の効果を有する。 (イ) 糸継ぎ機4に装備されたブロワ19の排気が、
排気管路25及び吹出しノズル27a〜27eを介して
機台の所望の清掃箇所に吹き付けられるため、トラベリ
ングクリーナのような専用の清掃装置を設けることな
く、ブロワ19の排気を利用して機台1の所望箇所の清
掃を行うことができる。
【0033】(ロ) 糸巻取りローラ6の近傍の糸の走
行経路を指向する吹出しノズル27d,27eを備えて
いるため、糸の品質に最も影響を及ぼし易い箇所への風
綿の堆積を防止でき、糸品質の低下を防止できる。
【0034】(ハ) 糸の走行経路に向かって空気を吹
き出す吹出しノズル27d,27eへの排気通路を開閉
する弁を構成するシャッタ29及びロータリソレノイド
28を設け、糸継ぎ時に該弁に閉鎖指令を行う制御装置
21とを備えている。従って、吹出しノズルから吹き出
す空気が、糸継ぎ作業時に吸引ノズルによる糸端吸引動
作やその他の糸継ぎ動作に悪影響を及ぼす虞がない。
【0035】(ニ) 糸継ぎ時に吹出しノズルから糸の
走行経路に向かって空気が吹き出すのを禁止する手段と
して、糸の走行経路にを指向する吹出しノズル27d,
27eへの排気の供給を遮断する構成を採用しているた
め、他の吹出しノズル27a〜27cから吹き出す空気
流が強くなり、特に満ボビンF及びコンベア9の清掃効
果が高められる。
【0036】(ホ) シャッタ29を作動させるアクチ
ュエータとしてロータリソレノイド28を使用している
ため、構成が簡単となる。アクチュエータとしてエアシ
リンダを使用する場合は、圧縮空気源が必要となり電気
配線に比較して配管が複雑になる。
【0037】(ヘ) フィルタ22が斜状に配置される
ため、集綿箱16の容積が小さくても、フィルタ22の
有効面積が大きくなり、吸引ノズル18へのブロワ19
の吸引作用が長期にわたって良好に保持される。
【0038】(ト) 糸継ぎ機4の走行経路と対応する
箇所に集綿ダクト15の吸引口が設けられ、集綿箱16
の開口部が吸引口に接続可能に形成されているため、糸
継ぎ機4が集綿ダクト15と対応する位置で停止した状
態で、糸屑貯留部16a内に堆積した糸屑を集綿ダクト
15の吸引作用により吸引除去できる。
【0039】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば、次のように具体化してもよ
い。 (1) 糸継ぎ時に吹出しノズル27d,27eから糸
の走行経路に向かって空気を吹き出すのを禁止する吹出
し禁止手段として、空気の吹出しを禁止せずに吹出し方
向を糸の走行経路以外に向ける構成とする。例えば、図
3に示すように、両吹出しノズル27d,27eが設け
られた排気管路25aを他の吹出しノズル27a〜27
cが設けられた排気管路25bに対して回動可能に連結
し、排気管路25aを連結片32を介してソレノイド3
3のプランジャと連結する。ソレノイド33はプランジ
ャが図3の紙面と直交する方向に作動するように配設す
る。そして、糸継ぎ時には制御装置21の指令によりソ
レノイド33を作動させて、両吹出しノズル27d,2
7eが糸の走行経路以外に向かう位置に排気管路25a
を回動させるようにする。この場合、糸継ぎ時に吹出し
ノズル27d,27eから空気が吹き出すが、糸継ぎ作
業を行っている当該紡績ユニット2の糸の走行経路に向
かって空気が吹き出されることはないため、糸継ぎ作業
に悪影響を及ぼすことがない。
【0040】(2) 吹出しノズルの数及び配設位置を
適宜変更し、それに対応して排気管路25の形状を適宜
変更してもよい。例えば、糸継ぎ作業に先立って行うロ
ータ掃除の機能を果たす吹出しノズルを設ける。また、
排気管路25に直接吹出しノズルを連結する構成に代え
て、フレキシブルパイプを介して吹出しノズルを排気管
路25に連結してもよい。この場合、吹出しノズルを所
望の位置に配設し易く、吹出しノズルから吹き出す空気
により所望の箇所への風綿の堆積をより効果的に防止で
きる。
【0041】(3) 複数の吹出しノズル27a等から
同時に空気を吹き出す構成に代えて、各吹出しノズルへ
の排気通路に弁を設け、制御装置21により吹出しノズ
ルからの空気の吹出し時期を適宜調整してもよい。ま
た、各吹出しノズル毎ではなくグループ毎に弁を設けて
もよい。これらの場合、全部の吹出しノズルから一斉に
空気を吹き出す場合に比較して、吹出しノズルから吹き
出す空気流が強くなるため、吹出しノズルから遠い部分
の清掃も良好に行うことができる。
【0042】(4) 吹出し禁止を設けずに、糸巻取り
ローラの近傍の糸の走行経路を指向する吹出しノズルか
ら糸継ぎ時にも空気を吹き出すようにしてもよい。 (5) フィルタ22は対角線上に配置する構成に限ら
ず、対角線上以外の位置において斜状に配設したり、水
平や垂直状態に配設してもよい。
【0043】(6) 糸継ぎ機4に糸屑貯留部16a内
の糸屑の貯留量が所定量以上になったことを検出する検
出手段を設ける。そして、糸屑の貯留量が所定量以上に
なった状態においてのみ、糸継ぎ機4が集綿ダクト15
と対応する位置で停止して糸屑貯留部16aからの糸屑
の吸引除去を行うようにする。前記検出手段として例え
ば糸継ぎ作業の回数をカウントするカウンタや、糸屑貯
留部9a内の所定位置に配設した光センサが使用され
る。
【0044】集綿ダクト15と対応する位置で糸継ぎ機
4が停止するときにブロワ19が停止されるため、糸継
ぎ機4が集綿ダクト15と対応する位置を通過する際に
常に一時停止して糸屑の吸引除去を行うと、当該箇所の
走行レール3の清掃が不十分となる。しかし、前記のよ
うに構成すると、糸継ぎ機4は必ずしも集綿ダクト15
と対応する位置で一時停止しなくなり、走行レール3の
清掃が良好に行われる。また、糸屑貯留部16aにほと
んど糸屑がない場合に、糸継ぎ機4が不要の停止をする
ことがなくなり、糸継ぎを必要とする紡績ユニット2に
早く到達できる。
【0045】(7) 集綿ダクト15と対応する位置を
通過する際に必ず一時停止して糸屑の吸引除去を行う構
成とするとともに、ブロワ19の停止回数をカウントす
るカウンタを設ける。そして、カウント値が所定の値に
達したときは、糸屑貯留部16aからの糸屑の吸引除去
終了後、ブロワ19を作動させた状態で所定時間の当該
位置で停止を継続した後、カウンタをリセットして走行
を開始するようにする。この場合は、走行前に吹出しノ
ズルから空気が吹き出されるため、停止時において吹出
しノズル27cと対応する走行レール3の箇所の堆積風
綿が確実に吹き飛ばされる。
【0046】(8) 集綿ダクト15を1カ所ではなく
複数カ所に設けたりあるいは、集綿ダクト15を設け
ず、作業者が糸屑貯留部16aの糸屑を回収するように
してもよい。
【0047】(9) 糸継ぎ機4が機台1の周囲を周回
するように走行レール3を配設してもよい。 (10) オープンエンド精紡機に限らずワインダ等の
糸継ぎ機に適用してもよい。
【0048】前記実施の形態及び変更例から把握できる
請求項記載以外の発明について、以下にその効果ととも
に記載する。 (1) 請求項3に記載の発明において、吹出し禁止手
段として糸巻取りローラの近傍の糸の走行経路を指向す
る吹出しノズルをその向きを変更可能に構成するととも
に、糸継ぎ時に吹出しノズルの向きを糸継ぎを行う巻取
りユニットの前記糸の走行経路と異なる方向に変更させ
る駆動手段を設ける。この場合も糸継ぎ時に糸の走行経
路に向かって空気が吹き出されることはないため、糸継
ぎ作業に悪影響を及ぼすことがない。
【0049】(2) 請求項1〜請求項4に記載の発明
において、吹出しノズルをフレキシブルパイプを介して
排気管路に連結する。この場合、吹出しノズルを所望の
位置に配設し易くなる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項4
に記載の発明によれば、専用の清掃装置を設けることな
く、糸品質に影響を及ぼす機台の所定箇所や走行レール
上への風綿の堆積を防止することができる。
【0051】請求項2に記載の発明では、各ユニットで
巻き取られる糸に風綿のかたまりが連れ込まれることが
回避される。請求項3及び請求項4に記載の発明では、
糸継ぎ時には吹出しノズルから糸の走行経路に向かって
空気が吹き出されることがなく、糸継ぎ作業時に吸引ノ
ズルによる糸端吸引動作やその他の糸継ぎ動作に悪影響
を及ぼす虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の糸継ぎ機と機台の関係を示す
概略側面図。
【図2】 同じく概略平面図。
【図3】 変更例の機台と糸継ぎ機の関係を示す概略側
面図。
【符号の説明】
1…機台、2…巻取りユニットとしての紡績ユニット、
3…走行レール、4…糸継ぎ機、6…巻取りローラ、1
6…集綿部としての集綿箱、19…ブロワ、20…管路
としての連結管、21…制御手段としての制御装置、2
5,25a,25b…排気管路、27a〜27e…吹出
しノズル、28…弁を構成するロータリソレノイド、2
9…同じくシャッタ、P…パッケージ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸継ぎ時にボビンに巻かれた糸端を吸引
    ノズルにより吸引するとともに切断後の糸端を一時貯留
    する集綿部を備え、多数の糸巻取りユニットを備えた機
    台に沿って移動して糸継ぎを行う糸継ぎ機であって、 吸引作用を及ぼす負圧源を構成するブロワの吸引側を前
    記吸引ノズルに前記集綿部を介して連結し、ブロワの排
    気側に機台の所望の清掃箇所に指向する吹出しノズルを
    備えた排気管路を連結した紡機の糸継ぎ機。
  2. 【請求項2】 前記吹出しノズルとして少なくとも糸巻
    取りローラの近傍の糸の走行経路を指向する吹出しノズ
    ルを備えている請求項1に記載の紡機の糸継ぎ機。
  3. 【請求項3】 糸継ぎ時に吹出しノズルから糸の走行経
    路に向かって空気を吹き出すのを禁止する吹出し禁止手
    段を設けた請求項1又は請求項2に記載の紡機の糸継ぎ
    機。
  4. 【請求項4】 前記吹出し禁止手段は前記排気管路の前
    記糸の走行経路を指向する吹出しノズルへの排気通路を
    開閉する弁と、糸継ぎ時に該弁に閉鎖指令を行う制御手
    段とを備えている請求項3に記載の紡機の糸継ぎ機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103290541A (zh) * 2013-05-31 2013-09-11 无锡市三达纺配有限公司 一种带有回收装置的空捻驱动器
CN104928815A (zh) * 2014-03-20 2015-09-23 村田机械株式会社 纤维束引导器、牵伸装置及纺纱机械
CN104947255A (zh) * 2014-03-26 2015-09-30 村田机械株式会社 纱线卷绕机
CN111996620A (zh) * 2020-09-12 2020-11-27 安徽华茂纺织股份有限公司 一种用于开棉机的吸落棉装置

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