JPH09158021A - 乳酸系共重合ポリエステルから成る不織布 - Google Patents

乳酸系共重合ポリエステルから成る不織布

Info

Publication number
JPH09158021A
JPH09158021A JP7324465A JP32446595A JPH09158021A JP H09158021 A JPH09158021 A JP H09158021A JP 7324465 A JP7324465 A JP 7324465A JP 32446595 A JP32446595 A JP 32446595A JP H09158021 A JPH09158021 A JP H09158021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lactic acid
acid
based copolyester
component
molecular weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7324465A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutoshi Kakizawa
保利 柿澤
Hisafumi Taki
尚史 瀧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Vilene Co Ltd, Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Japan Vilene Co Ltd
Priority to JP7324465A priority Critical patent/JPH09158021A/ja
Publication of JPH09158021A publication Critical patent/JPH09158021A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明が解決しようとする課題は、生分解性
を有し、優れた柔軟性、機械的強度、耐熱性、成形加工
性、寸法安定性、貯蔵安定性を有する、乳酸系共重合ポ
リエステルから成る不織布を提供することにある。 【解決手段】 乳酸成分(A)とジカルボン酸成分
(B)とジオール成分(C)とを構造単位として含む、
融点110℃〜190℃の乳酸系共重合ポリエステルか
ら成る不織布、及び、乳酸成分(A)とジカルボン酸成
分(B)とジオール成分(C)と高分子量化剤(D)と
を構造単位として含む、融点110℃〜190℃の乳酸
系共重合ポリエステルから成る不織布。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乳酸成分と、ジカル
ボン酸成分及びジオール成分を構造単位として含む、乳
酸系共重合ポリエステルを用いた、生分解性を有し、燃
焼発熱量が低く、優れた機械的強度、耐熱性、成形加工
性、寸法安定性、貯蔵安定性を有する不織布に関するも
のである。
【0002】本発明の乳酸系共重合ポリエステルから成
る不織布は、保温・保水・養生・防鳥用シート、マルチ
フィルム、植木の根巻き用シート、肥料袋などの農業用
資材、植生シートなどの土木用資材、紙おむつ、生理用
品などの衛生用資材、使い捨ておしぼり、ワイピングク
ロス、パップ材の基布、空気清浄機用フィルターなどの
種々の分野で有用である。
【0003】また、本発明の不織布は、例えば、自然環
境下で放置すると、加水分解、微生物などによる分解さ
れ、また、焼却された場合も、その燃焼発熱量が低いた
めに、自然環境保全の観点から有用である。
【0004】
【従来の技術】近年、プラスチックは、耐久性、ソフト
な風合い、熱融着性などの特性に優れるため、それらの
特性を活かした、多岐の分野に多量に使用されている。
しかしながら、それらの廃棄物は自然環境下では殆ど分
解されないため、自然界に蓄積され、河川、海洋、土壌
汚染などの問題を生じ、大きな社会問題になっている。
【0005】この環境汚染を抑制する手段として、水中
や土中の微生物により分解され、自然界の物質循環系に
組み込まれ、環境を汚染しない生分解性を有するプラス
チックの開発が望まれており、微生物産生の3−ヒドロ
キシブチレートと3−ヒドロキシバリレートとの共重合
ポリエステル、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ジカル
ボン酸とジオールから成る脂肪族ポリエステル、天然高
分子の澱粉と変性ポリビニルアルコールとのブレンド物
などが知られている。
【0006】また、これらのポリマーやブレンド物から
成る繊維や不織布に関しては、特開平6−207323
号公報、6−207324号公報、6−248511号
公報、6−248516号公報等に開示されている。
【0007】しかしながら、微生物産生の3−ヒドロキ
シブチレートと3−ヒドロキシバリレートとの共重合ポ
リエステルでは、生分解性は優れるものの、熱分解温度
が融点に近いため成形加工が難しく、成形収縮が大き
く、しかも、得られた不織布は脆く、臭いが強く、実用
上問題がある。
【0008】ポリ乳酸は高融点で、剛性に優れるが、そ
の反面では柔軟性に劣り、しかも、その中にはラクチド
が多く残留されているため、熱安定性が劣り、成形加工
時には熱により分子量低下を起こし、成形加工装置や成
形加工品にラクチドなどが付着し成形加工装置のトラブ
ルの原因となり易く、また得られる製品も十分ない。こ
れはラクチドが大気中の水分等により有機酸となりポリ
マーを切断するためである。
【0009】ポリカプロラクトンは柔軟性に優れるが、
融点が約60℃と低く、耐熱性に劣る。また、脂肪族ジ
カルボン酸とジオールから成る脂肪族ポリエステルも柔
軟性は良好であるが、融点が90℃〜110℃と低く、
加工上、実用上の制約を受ける。天然高分子の澱粉と変
性ポリビニルアルコールとのブレンド物は生分解性、成
形加工性は比較的良好であるが、強度、耐水性、貯蔵安
定性が劣り、使用上かなりの制約を受ける。
【0010】上述のように、これらの生分解性ポリマ−
から成る不織布は、その物性、成形加工性、熱安定性、
貯蔵安定性などが、未だ不十分のため用途面でかなりの
制約があり、用途に応じて広い範囲で、その物性を変え
られる生分解性ポリマ−から成る不織布が求められてい
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする課題は、生分解性を有し、優れた柔軟性、
機械的強度、耐熱性、成形加工性、寸法安定性、貯蔵安
定性を有する、乳酸系共重合ポリエステルから成る不織
布を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、乳酸成分
及び乳酸成分との共重合成分、共重合条件、紡糸条件、
不織布条件などを検討した結果、良好な生分解性を保持
しつつ、風合いが良く、十分な柔軟性、耐熱性、機械的
強度を有し、また、貯蔵時に物性の低下がなく安定で、
しかも成形加工性に優れた、乳酸系共重合ポリエステル
から成る不織布を得て、本発明を完成するに到った。
【0013】即ち、本発明は、乳酸成分(A)とジカル
ボン酸成分(B)とジオール成分(C)とを構造単位と
して含む、融点110℃〜190℃の乳酸系共重合ポリ
エステルから成る不織布、及び、乳酸成分(A)とジカ
ルボン酸成分(B)とジオール成分(C)と高分子量化
剤(D)とを構造単位として含む、融点110℃〜19
0℃の乳酸系共重合ポリエステルから成る不織布であ
る。
【0014】本発明の乳酸系共重合ポリエステル中に高
分子量化剤(D)を含む不織布は、詳しくは、該高分子
量化剤(D)が、多価カルボン酸、金属錯体、エポキシ
化合物、イソシアネート、酸性リン酸エステル類、キレ
ート剤から成る群から選ばれる1種以上の化合物である
ことを特徴とする。
【0015】また、本発明は、ジカルボン酸成分(B)
及びジオール成分(C)が、特に脂肪族ジカルボン酸成
分及び脂肪族ジオール成分であることを特徴とする乳酸
系共重合ポリエステルから成る不織布や、用いられる乳
酸系共重合ポリエステルのジカルボン酸成分(B)及び
ジオール成分(C)が、特に分岐鎖を有する乳酸系共重
合ポリエステルである不織布、また、用いられる乳酸系
共重合ポリエステルのジカルボン酸成分(B)及びジオ
ール成分(C)が、脂肪族ジカルボン酸成分及び脂肪族
ジオール成分であり、且つ、分岐鎖を有する乳酸系共重
合ポリエステルから成る不織布を含むものである。
【0016】更に、本発明は、乳酸系共重合ポリエステ
ルを溶融紡糸した後、得られた糸を更に60℃〜150
℃の温度範囲で熱処理した乳酸系共重合ポリエステル糸
から成る不織布や、乳酸系共重合ポリエステルから成る
糸をバインダーとして用い、このバインダーに用いる乳
酸系共重合ポリエステルよりも20℃〜50℃高い融点
を有する乳酸系共重合ポリエステルから成る糸と混合し
該糸間を結合してなる乳酸系共重合ポリエステルから成
る不織布や、
【0017】芯部が乳酸系共重合ポリエステルから成
り、鞘部が該乳酸系共重合ポリエステルよりも低い融点
を有する乳酸系共重合ポリエステルから成る芯鞘型複合
短糸から構成され、かつ構成糸同士が部分的に熱接着さ
れていることを特徴とする乳酸系共重合ポリエステルか
ら成る不織布をも含むものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明を更に詳細に説明す
る。本発明で使用する乳酸系共重合ポリエステルは、乳
酸成分、ジカルボン酸成分とジオール成分とを構造単位
として含むものである。
【0019】その製造方法としては、ジカルボン酸成分
とジオール成分から成るポリエステルと、乳酸の脱水環
状二量体であるラクチドとを、開環重合触媒の存在下で
共重合やエステル交換反応する方法や、また乳酸成分、
ジカルボン酸成分とジオール成分を触媒の存在下で脱
水、脱グリコールによる縮重合する方法、
【0020】もしくはラクチドを原料として得られる
か、或いは溶剤の共存或いは非存在下で乳酸を縮合して
得られるポリ乳酸と、ジカルボン酸成分とジオール成分
から成るポリエステルとをエステル交換触媒の共存下で
エステル交換する方法などが挙げられる。
【0021】また、本発明で使用する高分子量化剤を含
む乳酸系共重合ポリエステルの製造方法に於ける高分子
量化剤の添加時期は、高分子量化剤の種類により異なる
が、多価カルボン酸、金属錯体、エポキシ化合物、イソ
シアネートなどの高分子量化剤(I)は、重合の前工
程、中工程、後工程、重合後の脱揮工程、押出工程、加
工工程などいずれの工程で添加しても良く、酸性リン酸
エステル類、キレート剤などの高分子量化剤(II)は、
重合工程の末期、脱揮工程、押出工程、加工工程などで
添加することが好ましい。
【0022】より具体的には、特に、ジカルボン酸成分
とジオール成分から成るポリエステルに、高分子量化剤
(I)を反応させた後、ラクチドを開環重合触媒の存在
下で共重合する方法、またジカルボン酸成分とジオール
成分から成るポリエステルとラクチドとを開環重合触媒
の存在下で共重合して得られた乳酸系共重合ポリエステ
ルに、高分子量化剤(I)及び/または(II)を反応さ
せる方法、
【0023】乳酸成分、ジカルボン酸成分、ジオール成
分と高分子量化剤(I)とを触媒の存在下で脱水、脱グ
リコールによる縮重合やエステル交換反応させる方法、
乳酸成分、ジカルボン酸成分とジオール成分を触媒の存
在下で脱水、脱グリコールによる縮重合やエステル交換
反応して得られた共重合体に高分子量化剤(I)及び/
または(II)を反応させる方法などが挙げられる。
【0024】また、ラクチドを原料として得られたポリ
乳酸、或いは乳酸を溶剤の共存或いは非存在下で縮重合
して得られたポリ乳酸と、ジカルボン酸成分とジオール
成分から成るポリエステルとを、高分子量化剤(I)及
び/または(II)と、エステル交換触媒の共存下にエス
テル交換させる方法、ラクチドを原料として得られたポ
リ乳酸、或いは乳酸を溶剤の共存或いは非存在下で縮重
合して得られたポリ乳酸と、ジカルボン酸成分とジオー
ル成分から成るポリエステルとをエステル交換触媒の共
存下でエステル交換後、得られた乳酸系共重合ポリエス
テルに高分子量化剤(I)及び/または(II)を反応さ
せる方法などが挙げられる。
【0025】特に、乳酸系共重合ポリエステル中のラク
チドなどの残留揮発分を低減する方法としては、高分子
量化剤を添加、反応後、減圧下で揮発分を脱揮除去する
ことが好ましく、特に、高分子量化剤(II)を使用した
場合には、残留ラクチドの低減に大きな効果が得られ
る。
【0026】本発明に用いる乳酸系共重合ポリエステル
の製造には、その生分解性、並びに物性を損なわない範
囲で、乳酸以外のヒドロキシカルボン酸成分、多価アル
コール成分、ラクチド以外の環状エステルなどを含んで
も良い。その添加時期は特に限定されないが、ジカルボ
ン酸成分とジオール成分から成るポリエステルを製造す
るときや該ポリエステルとラクチドとを共重合して乳酸
系共重合ポリエステルを製造するときなどが好ましい。
【0027】また、重合中の粘度を下げ、攪拌効率を高
め、良好な品質を得るため、製造工程では、反応成分と
不活性な溶剤を使用することができる。使用できる溶剤
の例としては、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、
キシレン、シクロヘキサノン、ジフェニールエーテルな
どが挙げられる。その添加量は製造方法、製造条件、反
応成分の種類、組成などにより異なるが、乳酸系共重合
ポリエステルに対して通常50重量%以下、好ましくは
30重量%以下が好ましい。
【0028】本発明の乳酸系共重合ポリエステルの製造
時に、使用される開環重合触媒、エステル交換触媒とし
ては、錫、亜鉛、鉛、チタン、ビスマス、ジルコニウ
ム、ゲルマニウムなどの金属及びその化合物が挙げら
れ、金属化合物については、特に、金属有機化合物、炭
酸塩、ハロゲン化物が好ましい。
【0029】具体的にはオクタン酸錫、塩化錫、塩化亜
鉛、酢酸亜鉛、酸化鉛、炭酸鉛、塩化チタン、ジアセト
アセトキシオキシチタン、テトラエトキシチタン、テト
ラプロポキシチタン、テトラブトキシチタン、酸化ゲル
マニウム、酸化ジルコニウムなどが適している。その添
加量は、反応成分の全量に対し、0.001重量%〜
1.0重量%が好ましい。更に、反応速度、着色などか
ら、その添加量は、0.002重量%〜0.5重量%が
好ましい。
【0030】また、ジカルボン酸成分とジオール成分か
ら成るポリエステルの製造時に使用される触媒として
は、錫、亜鉛、チタン、ジルコニウムなどの金属及びそ
の化合物が好ましく、具体的には、オクタン酸錫、塩化
錫、塩化亜鉛、酢酸亜鉛、ジアセトアセトキシオキシチ
タン、テトラエトキシチタン、テトラプロポキシチタ
ン、テトラブトキシチタン、酸化ジルコニウムなどが挙
げられる。
【0031】これらは、ポリエステルに対して0.00
1重量%〜0.5重量%、好ましくは0.002重量%
〜0.1重量%をエステル化の最初から、或いは脱グリ
コール反応の直前に加えることが好ましい。
【0032】また、本発明で用いられる乳酸系共重合ポ
リエステルには、公知慣用の、酸化防止剤、熱安定剤、
紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、ワックス
類、着色剤、結晶化促進剤などを、重合の前工程、中工
程、後工程、重合後の脱揮工程、押出工程などに添加し
ても良い。それらの添加量は、通常0.001重量%〜
1重量%が好ましい。
【0033】具体的には、酸化防止剤としては、2,6
−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキ
シアニソール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフ
ェノール、ジステアリル3,3’−チオジプロピオネー
ト、ジラウリル3,3’−チオジプロピオネートなど
を、
【0034】熱安定剤としては、トリフェニルホスファ
イト、トリラウリルホスファイト、トリスノニルフェニ
ルホスファイトなどを、紫外線吸収剤としては、p−t
−ブチルフェニルサリシレート、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキ
シ−2’−カルボキシベンゾフェノン、2,4,5−ト
リヒドロキシブチロフェノンなどを、
【0035】滑剤としては、ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム、パルミチン
酸ナトリウムなどを、帯電防止剤としては、N,N−ビ
ス(ヒドリキシエチル)アルキルアミン、アルキルアミ
ン、アルキルアリルスルフォネート、アルキルスルフォ
ネートなどを、難燃剤としては、ヘキサブロモシクロド
デカン、トリス−(2,3−ジクロロプロピル)ホスフ
ェート、ペンタブロモフェニルアリルエーテルなどが挙
げられる。
【0036】本発明に用いる乳酸系共重合ポリエステル
を製造する際の反応温度は、共重合成分であるポリエス
テル、環状エステルなどの種類、量及び組合せなどによ
り異なるが、通常125℃〜270℃、好ましくは14
0℃〜250℃、更に好ましくは150℃〜230℃で
ある。
【0037】得られる乳酸系共重合ポリエステルの分
解、着色を抑制するため、反応の雰囲気は水分の無い乾
燥した状態、例えば、窒素、アルゴン、ガス雰囲気下、
あるいはバブリング状態で反応を行う。使用原料も水分
を除去し、乾燥させておく必要がある。
【0038】得られた乳酸系共重合ポリエステル中の未
反応成分、とりわけラクチドや溶剤などの揮発分は、脱
揮槽、フィルムエバポレーター、ベント付押出機などの
重合工程後に取付けられた脱揮装置で除去するか、アル
コール、ケトン、炭化水素などの溶剤を用いて、溶解、
浸漬或いは分散後抽出させて除去する。このような方法
により、乳酸系共重合ポリエステル中の残留ラクチドを
1重量%以下、必要に応じて、0.5重量%以下にする
ことができる。これらの処理は、成形加工上、或いは不
織布の耐熱性、貯蔵安定性を高めることから好ましい。
【0039】以下に、本発明で使用する乳酸系共重合ポ
リエステルの成分組成について順に説明する。本発明の
乳酸成分、ジカルボン酸成分とジオール成分の比率につ
いては、良好な耐熱性を保持するためには、乳酸成分
と、ジカルボン酸成分とジオール成分との合計成分との
比率として99/1〜40/60が好ましい。
【0040】また、本発明で、優れた耐熱性を有する乳
酸系共重合ポリエステルを得るためには、乳酸成分の光
学活性は高い方が好ましい。具体的には本発明の乳酸系
共重合ポリエステルの構造成分の乳酸成分として、総乳
酸中に、L体或いはD体が70重量%以上含まれること
が好ましい。更に高い耐熱性を得るためには、L体或い
はD体が80重量%以上であることが好ましい。また、
ラクチドについても、総ラクチド中に、L体或いはD体
が70重量%以上含まれることが好ましい。更に高い耐
熱性をるためには、L体或いはD体が80重量%以上で
あることが好ましい。
【0041】とりわけ、商業的にはL−乳酸の方が発酵
合成により安価で、高純度のものが得られるため、乳酸
系共重合ポリエステルの構造成分の乳酸成分としては、
L−乳酸を、ラクチドとしてはL−ラクチドを使用する
ことが好ましい。
【0042】また、高分子量化剤としては、乳酸成分、
ジカルボン酸成分とジオール成分との合計成分の0.0
01重量%〜5重量%、更に好ましくは0.01重量%
〜2重量%であることが好ましい。5重量%を越えると
きには乳酸系共重合ポリエステルが、ゲル化したり、着
色したり、粘度低下を起こすことから好ましくない。
0.001重量%では乳酸系共重合ポリエステルの高分
子量化の効果が少なく、柔軟性、機械的強度、成形加工
性などに十分の効果が認められない。
【0043】本発明の不織布に用いられる乳酸系共重合
ポリエステルは、ある程度以上の分子量であることが好
ましく、具体的に重量平均分子量で2万〜40万であ
り、更に好ましくは3万〜20万である。2万未満では
不織布としての強度が不十分であり、40万を越えると
成形加工上、生産効率上問題があり好ましくない。
【0044】乳酸系共重合ポリエステル中のジカルボン
酸成分としては、特に限定されないが、具体的にはコハ
ク酸、メチルコハク酸、2−メチルアジピン酸、メチル
グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
ブラシル酸、ドデカンジカルボン酸、シクロヘキサンジ
カルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
ナフタレンジカルボン酸、ダイマー酸、(無水)マレイ
ン酸、フマル酸などが挙げられる。
【0045】乳酸系共重合ポリエステル中のジオール成
分に関しては、ジオールであれば特に種類は問わない
が、具体的にはエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール、1,4−ブチレングリコール、1,4−ペ
ンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,4−
ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオー
ル、
【0046】ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン
ジメタノール、キシレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール、水添ビスフェノールA等が挙げられる。
【0047】とりわけ、乳酸系共重合ポリエステル中の
ジカルボン酸成分、ジオール成分として、脂肪族ジカル
ボン酸成分、脂肪族ジオール成分を使用したときには生
分解性に優れ好ましい。更に、ジカルボン酸成分、ジオ
ール成分として、分岐鎖を有するものは、それから得ら
れた繊維、不織布が染色性に優れることから、特に好ま
しい。
【0048】更に、ジオール成分としてポリアルキレン
グリコールを用いたときには、優れた柔軟性を有する乳
酸系共重合ポリエステルを得ることができる。具体的に
は分子量200〜20,000を有するポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレング
リコール・ポリプロピレングリコール共重合体、ポリブ
チレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、又
はそれらの混合物が挙げられる。とりわけ、柔軟性に加
え染色性を高めるためには分岐鎖を有するポリプロピレ
ングリコールなどが好ましい。
【0049】また、高分子量化剤としては多価カルボン
酸、金属錯体、エポキシ化合物、イソシアネート、酸性
燐酸エステル類、キレート剤などが挙げられ、それらを
単独或いは混合して使用することができる。
【0050】多価カルボン酸としては、(無水)フタル
酸、ヘキサヒドロフタル酸、(無水)マレイン酸、(無
水)トリメリット酸、トリメチルアジピン酸、(無水)
ピロメリット酸、(無水)3,3’,4,4’−ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸、1,2,3,4−ブタンテ
トラカルボン酸、大日本インキ化学工業株式会社製のエ
ピクロン4400など及びそれらの混合物が挙げられ
る。特に、3官能以上のカルボン酸は高分子量化に有効
である。
【0051】金属錯体としては、蟻酸リチウム、ナトリ
ウムメトキシド、プロピオン酸カリウム、マグネシウム
エトキシド、プロピオン酸カルシウム、マンガンアセチ
ルアセトナート、コバルトアセチルアセトナート、亜鉛
アセチルアセトナート、コバルトアセチルアセトネー
ト、鉄アセチルアセトネート、アルミニウムアセチルア
セトネート、アルミニウムイソプロポキシド、テトラブ
トキシチタンが好ましく、とりわけ、2価以上の金属錯
体が更に好ましい。
【0052】エポキシ化合物としては、ビスフェノール
A型ジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオール
ジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグ
リシジルエーテル、テレフタル酸ジグリシジルエステ
ル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、ο−
フタル酸ジグリシジルエステル、3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル−3,4エポキシシクロヘキサンカル
ボキシレート、ビス(3,4エポキシシクロヘキシル)
アジペート、テトラデカン−1,14−ジカルボン酸グ
リシジルエステルなどを用いることができる。
【0053】イソシアネートとしては、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、キシリレンジ
イソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、
1,5−ナフチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、水素化ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ジイソシアネート修飾したポリエーテル、ジイソシ
アネート修飾したポリエステル、多価アルコールに2官
能性イソシアネートで修飾した化合物、多価イソシアネ
ートで修飾したポリエーテル、多価イソシアネートで修
飾したポリエステルなど及びそれらの混合物が挙げられ
る。
【0054】酸性リン酸エステル類としては、酸性リン
酸エステル、ホスホン酸エステル、アルキルホスホン酸
などである。具体的には、酸性リン酸エステルとして
は、リン酸モノメチル、リン酸ジメチル、リン酸モノエ
チル、リン酸ジエチル、リン酸モノプロピル、リン酸ジ
プロピル、リン酸モノイソプロピル、リン酸ジイソプロ
ピル、リン酸モノブチル、リン酸ジブチル、リン酸モノ
ペンチル、リン酸ジペンチル、リン酸モノヘキシル、リ
ン酸ジヘキシル、リン酸モノオクチル、
【0055】リン酸ジオクチル、リン酸モノエチルヘキ
シル、リン酸ジエチルヘキシル、リン酸モノデシル、リ
ン酸ジデシル、リン酸モノイソデシル、リン酸ジイソデ
シル、リン酸モノウンデシル、リン酸ジウンデシル、リ
ン酸モノドデシル、リン酸ジドデシル、リン酸モノテト
ラデシル、リン酸ジテトラデシル、リン酸モノヘキサデ
シル、リン酸ジヘキサデシル、リン酸モノオクタデシ
ル、リン酸ジオクタデシル、リン酸モノフェニル、リン
酸ジフェニル、リン酸モノベンジル、リン酸ジベンジル
など、
【0056】ホスホン酸エステルとしては、ホスホン酸
モノメチル、ホスホン酸モノエチル、ホスホン酸モノプ
ロピル、ホスホン酸モノイソプロピル、ホスホン酸モノ
ブチル、ホスホン酸モノペンチル、ホスホン酸モノヘキ
シル、ホスホン酸モノオクチル、ホスホン酸モノエチル
ヘキシル、ホスホン酸モノデシル、ホスホン酸モノイソ
デシル、ホスホン酸モノウンデシル、ホスホン酸モノド
デシル、ホスホン酸モノテトラデシル、ホスホン酸モノ
ヘキサデシル、ホスホン酸モノオクタデシル、ホスホン
酸モノフェニル、ホスホン酸モノベンジルなど、
【0057】アルキルホスホン酸としては、モノメチル
ホスホン酸、ジメチルホスホン酸、モノエチルホスホン
酸、ジエチルホスホン酸、モノプロピルホスホン酸、ジ
プロピルホスホン酸、モノイソプロピルホスホン酸、ジ
イソプロピルホスホン酸、モノブチルホスホン酸、ジブ
チルホスホン酸、モノペンチルホスホン酸、ジペンチル
ホスホン酸、モノヘキシルホスホン酸、ジヘキシルホス
ホン酸、イソオクチルホスホン酸、ジオクチルホスホン
酸、モノエチルヘキシルホスホン酸、ジエチルヘキシル
ホスホン酸、モノデシルホスホン酸、ジデシルホスホン
酸、
【0058】モノイソデシルホスホン酸、ジイソデシル
ホスホン酸、モノウンデシルホスホン酸、ジウンデシル
ホスホン酸、モノドデシルホスホン酸、ジドデシルホス
ホン酸、モノテトラデシルホスホン酸、ジテトラデシル
ホスホン酸、モノヘキサデシルホスホン酸、ジヘキサデ
シルホスホン酸、モノオクタデシルホスホン酸、ジオク
タデシルホスホン酸などや、モノフェニルホスホン酸、
ジフェニルホスホン酸、モノベンジルホスホン酸、ジベ
ンジルホスホン酸など、及びそれらの混合物を挙げるこ
とができる。
【0059】本発明で使用できるキレート剤としては、
有機系キレート剤と無機系キレート剤がある。有機系キ
レート剤は、吸湿性が少なく、熱安定性に優れる。使用
できる有機系キレートとしては、特に、限定されない
が、アミノ酸、フェノール類、ヒドロキシカルボン酸、
ジケトン類、アミン類、オキシム、フェナントロリン
類、ピリジン化合物、ジチオ化合物、配位原子としてN
含有フェノール、配位原子としてN含有カルボン酸、ジ
アゾ化合物、チオール類、ポルフィリン類などが挙げら
れる。
【0060】それらは、乳酸系共重合ポリエステル中に
含有される触媒の金属イオンと錯体を形成して触媒活性
を失わせるものである。具体的には、アミノ酸としては
グリシン、ロイシン、アラニン、セリン、α−アミノ酪
酸、アセチルアミノ酢酸、グリシルグリシン、グルタミ
ン酸など、フェノール類としてはアリザリン、t−ブチ
ルカテコール、4−イソプロピルトロポロン、クロモト
ロープ酸、タイロン、オキシン、没食子酸プロピルな
ど、
【0061】ヒドロキシカルボン酸としては酒石酸、蓚
酸、クエン酸、クエン酸モノオクチル、ジベンゾイル−
D−酒石酸、ジパラトルオイル−D−酒石酸など、ジケ
トン類としてはアセチルアセトン、ヘキサフルオロアセ
チルアセトン、ベンゾイルアセトン、テノイルトリフル
オロアセトン、トリフルオルアセチルアセトンなど、
【0062】アミン類としてはエチレンジアミン、ジエ
チレントリアミン、1,2,3−トリアミノプロパン、
チオジエチルアミン、トリエチレンテトラミン、トリエ
タノールアミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエ
チレンヘキサミンなど、オキシムとしてはジメチルグリ
オキシム、α,α−フリルジオキシム、サリチルアルド
キシムなど、フェナントロリン類としてはネオクプロイ
ン、
【0063】1,10−フェナントロリンなど、ピリジ
ン化合物としては2,2−ビピリジン、2,2’,2”
−テルピリジルなど、ジチオ化合物としてはキサントゲ
ン酸、ジエチルジチオカルバミン酸、トルエン−3,4
−ジチオールなど、配位原子N含有フェノールとして
は、ο−アミノフェノール、オキシン、ニトロソR塩、
2−ニトロソ−5−ジメチルアミノフェノール、1−ニ
トロソ−2−ナフトール、8−セレノキノリンなど、
【0064】配位原子N含有カルボン酸としてはキナル
ジン酸、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン二酢酸、ヒ
ドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、エチレンジア
ミン四酢酸、trans−シクロヘキサンジアミン四酢
酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラ
ミン六酢酸、アニリン二酢酸、2−スルホアニリン二酢
酸、3−スルホアニリン二酢酸、
【0065】4−スルホアニリン二酢酸、2−アミノ安
息香酸−N,N−二酢酸、3−アミノ安息香酸−N,N
−二酢酸、4−アミノ安息香酸−N,N−二酢酸、メチ
ルアミン二酢酸、β−アラニン−N,N−二酢酸、β−
アミノエチルスルホン酸−N,N−二酢酸、β−アミノ
エチルホスホン酸−N,N−二酢酸など、
【0066】ジアゾ化合物としてはジフェニルカルバゾ
ン、マグネソン、ジチゾン、エリオクロムブラックT、
4−(2−チアゾリルアゾ)レゾルシン、1−(2−ピ
リジルアゾ)−2−ナフトールなど、チオール類として
はチオオキシン、チオナリド、1,1,1−トリフルオ
ロ−4−(2−チエニル)−4−メルカプト−3−ブテ
ン−2−オン、3−メルカプト−p−クレゾールなど、
【0067】ポルフィリン類としてはテトラフェニルポ
ルフィン、テトラキス(4−N−メチルピリジル)ポル
フィンなど、その他としてクペロン、ムレキシド、ポリ
エチレンイミン、ポリメチルアクリロイルアセトン、ポ
リアクリル酸など及びそれらの混合物を挙げることがで
きる。
【0068】無機系キレート剤は、吸湿性が高く、吸湿
すると、効果がなくなるため、取り扱いに注意が必要で
ある。具体的には、リン酸、亜リン酸、ピロリン酸、ポ
リリン酸などのリン酸類を挙げることができる。
【0069】このような高分子量化剤は、その添加によ
り単に乳酸系共重合ポリエステルの高分子量化が図れる
のみならず、熱による分子量低下を抑制できる上で効果
的であり、高分子量化剤の種類、組合せ、添加量などに
より、その分子量や熱安定性を改善することができる。
【0070】特に、多価カルボン酸、金属錯体、エポキ
シ化合物、イソシアネートなどの高分子量化剤は乳酸系
共重合ポリエステルの重合工程、脱揮工程、押出工程、
加工工程などに添加、乳酸系共重合ポリエステルと反応
させて、その高分子量化を図るのに効果があり、酸性リ
ン酸エステル類、キレート剤などは重合終了後に添加、
反応させ、成形加工などでのその熱分解抑制に特に効果
を示す。また高分子量化剤の中でも、脂肪族化合物を使
用したものは生分解性に優れる利点を有する。
【0071】また、共重合成分として、乳酸以外のヒド
ロキシカルボン酸成分を使用することにより得られる不
織布の柔軟性、結晶化度、耐熱性などを調節することが
できるが、概して結晶化度、耐熱性などは低下する。
【0072】該ヒドロキシカルボン酸成分としては、特
に限定されないが、具体的には、グリコール酸、ジメチ
ルグリコール酸、3−ヒドロキシプロピオン酸、2−ヒ
ドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪
酸、2−ヒドロキシ吉草酸、3−ヒドロキシ吉草酸、4
−ヒドロキシ吉草酸、5−ヒドロキシ吉草酸、2−ヒド
ロキシカプロン酸、3−ヒドロキシカプロン酸、4−ヒ
ドロキシカプロン酸、5−ヒドロキシカプロン酸、5−
ヒドロキシメチルカプロン酸、6−ヒドロキシカプロン
酸、6−ヒドロキシメチルカプロン酸など及びそれらの
混合物を使用することができる。
【0073】更に、乳酸系共重合ポリエステルの重合工
程、成形加工工程などでの溶融粘度調節剤として、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどの多価
アルコールなどを構成成分として含んでもよい。
【0074】また、共重合成分の環状エステルとして、
グリコリドなどのヒドロキシカルボン酸の分子間環状二
量体、ε−カプロラクトン、γ−バレロラクトン、γ−
ウンデカラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトンな
どのヒドロキシカルボン酸の分子内環状環状エステル類
などを単独或いは混合して使用することができる。これ
らの環状エステルの共重合により柔軟性を増したり、融
点を低下させることができる。
【0075】以下に、本発明の乳酸系共重合ポリエステ
ルの糸化、繊維化工程について説明する。本発明に用い
る乳酸系共重合ポリエステルから成るステープル・ファ
イバーは、前記の乳酸系共重合ポリエステルを溶融紡糸
し、延伸した後、機械的に捲縮加工し、切断することに
より製造することができる。
【0076】溶融紡糸の温度は、本発明に用いる乳酸系
共重合ポリエステルの融点ならびに熱分解開始温度から
170〜300℃、好ましくは170〜250℃とする
ことが望ましい。紡糸温度が170℃未満では溶融押出
しが困難であり、300℃を越えると分解が顕著とな
り、捲縮特性に優れた高強度のステープル・ファイバー
を得ることが困難となる。
【0077】溶融紡糸された糸条は結晶化温度以下に急
冷される。この場合、乳酸系共重合ポリエステルの融点
は一般に低く、したがって結晶化温度は約60〜130
℃の範囲にあるため、ノズルから引取りローラーまでの
ドラフト過程で一定の配向結晶化を促進させるように十
分に冷却しないと、得られる糸条の機械的強度や捲縮特
性が劣ったものとなる。
【0078】冷却された糸条は、一旦巻き取った後又は
巻取らずにそのまま1段又は2段以上で、室温〜150
℃で延伸される。延伸倍率は、紡糸速度と目的とするス
テープル・ファイバーの要求性能により異なり、2.0
g/d以上の引張強度と100%以下の切断伸度とを有
する繊維が得られるように設定される。引張強度が2.
0g/d未満であると加工工程でトラブルが発生したり
して好ましくない。また、切断伸度が100%を越える
と捲縮特性、特に捲縮率が劣ったものとなり、実用に供
することが困難となる。
【0079】次に、上記の延伸糸をスタッフィングボッ
クス法、押込加熱ギア法又は高速エアー噴射押込法など
により16〜70コ/51mm、好ましくは20〜60
コ/51mmの捲縮を付与し、20〜100mmの長さ
に切断する。この場合、捲縮数が16コ/51mm未満
では、そ綿工程で未開繊部が生じやすく、70コ/51
mmを越えるとネップが発生しやすい。また、捲縮度が
5.0%以上となるようにすることが必要であり、捲縮
度が5.0%未満であると次工程でカードにかける際に
抱合性が悪いためウェブに密度斑が生じやすい。
【0080】このようにして得られる本発明のステープ
ル・ファイバーは、120℃以上の耐熱性を有し、前述
のように優れた捲縮特性と強伸度特性と生分解性を有す
るものである。なお、通常ステープル・ファイバーの単
繊維繊度は1.0〜20デニールのものであり、単繊維
繊度が1.0デニール未満であるとカードウェブを作成
するに際してのカード通過性が劣ったり、あるいはこの
短繊維を用いて得られるウェブが斑の多いものとなり、
一方、単繊維繊度が20デニールを越えるとこの短繊維
を用いて得られる不織布が粗硬な地合の粗いものとなっ
てその品位が劣るため、いずれも好ましくない。
【0081】乳酸系共重合ポリエステルは、紡糸前に乾
燥機により乾燥し、紡糸機に供給することが好ましい。
適正な紡糸温度は使用する乳酸系共重合ポリエステルに
よって異なるが、流動可能な温度であることが望まし
い。また、本発明で使用される高い融点の乳酸系共重合
ポリエステルと、より低い融点を有する乳酸系共重合ポ
リエステルとの融点の差は20〜50℃であることが必
要である。
【0082】融点の差が20℃未満では、熱融着が困難
であり、フィルム状となって全融着してしまう。また、
融点の差が50℃を越えると、紡糸が困難となりノズル
出口で破断しやすいし、延伸性が悪い。
【0083】また本発明の乳酸系共重合ポリエステルを
紡糸する際に、必要に応じて酸化防止剤、熱安定剤、紫
外線吸収剤、滑剤、ワックス類、着色剤、結晶化促進剤
などを併用できることは勿論である。即ち、酸化防止剤
としては、p−tブチルヒドロキシトルエン、p−tブ
チルヒドロキシアニソールなどのヒンダードフェノール
系酸化防止剤、ジステアリルチオジプロピオネート、ジ
ラウリルチオジプロピオネートなどのイオウ系酸化防止
剤など、
【0084】熱安定剤としては、トリフェニルホスファ
イト、トリラウリルホスファイト、トリスノニルフェニ
ルホスファイトなど、紫外線吸収剤としては、p−tブ
チルフェニルサリシレート、2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−
2’−カルボキシベンゾフェノン、2,4,5−トリヒ
ドロキシブチロフェノンなど、滑剤としては、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バリ
ウム、パルミチン酸ナトリウムなど、
【0085】帯電防止剤としては、N,N−ビス(ヒド
ロキシエチル)アルキルアミン、アルキルアミン、アル
キルアリルスルホネート、アルキルスルホネートなど、
難燃剤として、ヘキサブロモシクロドデカン、トリス−
(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェート、ペンタブ
ロモフェニルアリルエーテルなどが挙げられる。
【0086】本発明における前記短繊維からなる不織布
は、前述したところの短繊維を原綿とし、そ綿機を用い
てカーディングしてカードウェブを作成し、得られたカ
ードウェブに熱接着処理を施して構成繊維同士を部分的
に熱接着させる。あるいは、得られたカードウェブに高
圧液体流処理を施して構成繊維同士を三次元的に交絡さ
せた後、熱接着処理を施して三次元的に交絡した構成繊
維同士を部分的に熱接着させることにより得ることがで
きる。
【0087】ウェブに部分的な熱接着処理を施すに際し
ては、公知の方法を採用することができる。例えばウェ
ブを加熱されたエンボスローラと表面が平滑な金属ロー
ラなどからなるローラ間に通す方法、熱風乾燥装置を用
いる方法あるいは超音波融着装置を用いる方法である。
【0088】加熱されたエンボスローラを用いてエンボ
スパターン部に存在する繊維同士を部分的に熱接着させ
る場合、エンボスローラの圧接面積率を5〜50%と
し、この圧接面積率が5%未満であると点状融着区域が
少なく不織布の機械的強度が低下し、また良好な寸法安
定性を得ることができず、一方、この圧接面積率が50
%を越えると不織布が硬直化して柔軟性が損なわれ、い
ずれも好ましくない。
【0089】また、ローラ温度を通常は前記低融点の乳
酸系共重合ポリエステルの融点より5〜50℃程度低い
温度とするのがよく、この温度を適宜選択することによ
り繊維間の接着力が高く、即ち機械的強度と寸法安定性
が優れ、しかも柔軟性に富む不織布を得ることができ
る。
【0090】熱エンボスローラを用いる場合のエンボス
パターンはその圧接面積率が5〜50%の範囲内であれ
ば特に限定されるものではなく、丸型、楕円型、菱型、
三角型、T字型、井型等、任意の形状でよい。
【0091】また、熱風乾燥装置を用いて繊維の交差部
位で繊維同士を部分的に熱接着させる場合、処理温度を
その処理時間にもよるが、通常は前記低融点の乳酸系共
重合ポリエステルの融点以上かつ高融点の乳酸系共重合
ポリエステルの融点より10℃程度低い温度とするのが
よい。なお、これらの、例えば熱エンボスローラ、熱風
乾燥装置あるいは超音波融着装置を用いる部分的熱接着
処理は、連続工程あるいは別工程のいずれであってもよ
い。
【0092】ウェブに高圧液体流処理を施すに際して
は、公知の方法を採用することができる。例えば、孔径
が0.05〜1.0mm、特に0.1mm〜0.4mm
の噴射孔を多数配列した装置を用い、噴射圧力が5〜1
50Kg/cm2Gの高圧液体を前記噴射孔から噴射す
る方法がある。
【0093】噴射孔の配列は、ウェブの進行方向と直行
する方向に配列する。この処理は、ウェブの片面あるい
は両面のいずれに施してもよいが、特に片面処理の場合
には、噴射孔を複数列に配列し噴射圧力を前段階で低く
後段階で高くして処理を施すと、均一で緻密な交絡形態
と均一な地合を有する不織布を得ることができる。
【0094】高速液体としては、水あるいは温水を用い
るのが一般的である。噴射孔とウェブとの間の距離は、
1〜15cmとするのがよい。この距離が1cm未満で
あるとウェブの地合が乱れ、一方、この距離が15cm
を越えると液体流がウェブに衝突した時の衝撃力が低下
し三次元的な交絡が十分に施されず、いずれも好ましく
ない。この高速液体流処理は、連続工程あるいは別工程
のいずれであってもよい。
【0095】高圧液体流処理を施した後ウェブから過剰
水分を除去する。この過剰水分を除去するに際しては、
公知の方法を採用することができる。例えば、マングル
ロールなどの絞り装置を用いて過剰水分をある程度除去
し、引き続き連続熱風乾燥機などの乾燥装置を用いて残
余の水分を除去する。
【0096】本発明で得られる乳酸系共重合ポリエステ
ル製不織布は、臭気がなく優れた物性を有すると共に、
良い生分解性を持つため、保温・保水・養生・防鳥用シ
ート、マルチフィルム、植木の根巻き用シート、肥料袋
などの農業用資材、植生シートなどの土木用資材を始
め、紙おむつ、生理用品などの衛生用資材、使い捨てお
しぼり、ワイピイングクロス、パップ材の基材、空気清
浄機用フィルターなどの広範な用途に有用である。
【0097】特に、この不織布は、土中に廃棄された
り、海中に投棄された場合、加水分解、微生物等による
分解を受ける。海水中での分解も数カ月で不織布として
の強度は低下し、更に時間をかけると外形を保たないま
でに分解する。
【0098】
【実施例】以下に実施例および比較例により、本発明を
更に具体的に説明する。なお、例中の部は特に記載のな
い限り全て重量基準である。また、例中に示す分子量、
融点、紡糸性、繊度、不織布の加工性、寸法安定性、機
械的強度、柔軟性、耐熱性、貯蔵安定性、生分解性など
は、次の方法により求めた。
【0099】分子量:ゲルパーミエーションクロマトグ
ラフ(GPC)により、ポリスチレン換算として求め
た。 融点(℃):セーコー社製示差走査型熱量計DSC−2
00型を用い、昇温速度10℃/分の条件で測定し、得
られた融解吸熱曲線で極値を与える温度を融点とした。
【0100】紡糸性:1時間の連続紡糸において、糸切
れがない場合を良好とした。 繊度:JIS−L−1013に記載の方法に準じて測定
した。 不織布の加工性:カード機を通過させウェブを作成した
際の未開繊部やネップの発生状態および密度斑の少ない
場合を良好とした。
【0101】寸法安定性:試料長と試料幅が各々30c
mの試料片5点を作成し、各試料片に3回湿潤・乾燥処
理を施した際の面積収縮率(%)を測定した。処理条件
は、湿潤処理温度を室温、処理時間を30分、乾燥処理
温度を室温、処理時間を24時間とした。この際、湿潤
・乾燥処理前試料片の面積S1と3回目の湿潤・乾燥処
理後試験片の面積S2を求め、得られたS1およびS2
から下記の式により算出した値の平均値を面積収縮率
(%)とした。 面積収縮率(%)=(1−(S2/S1))×100
【0102】機械的強度:不織布のKGSM引張強力
(Kg/5cm) JIS−L−1096Aに記載の方
法に準じて測定した。 柔軟性:官能試験で、下記の4段階で評価した。 ◎:柔軟で風合い極めて良好。 ○:柔軟で風合い良好。 △:やや硬く、風合い不十分。 ×:硬くて、風合い不良。
【0103】耐熱性:オーブン中で、不織布が変形する
温度を求めた。 貯蔵安定性:得られた不織布について、35℃×80%
湿度中に1ケ月間放置後の機械的強度の低下状態を下記
の4段階で評価した。 ◎:変化なし。 ○:殆ど変化なし。 △:若干低下。 ×:大幅に低下。
【0104】生分解性試験:屋外に設置した、容量10
0リットルの新輝合成社製コンポスト化容器トンボミラ
クルコンポ100型を使用し、これに生ごみ50kgを
入れ、10cm×10cmの不織布のサンプルを置い
て、更に生ごみを約5cm程度の厚さに入れた。その上
にアロン化成社製発酵促進剤ニュークサミノン500g
をふりかけた。
【0105】試験開始から1カ月後に試験片を取出し、
次の4段階で評価した。 ◎:原形をとどめない状態までぼろぼろになった。 ○:元の形状はとどめているが脆くなった。 △:変化は認められるが、崩壊するところまで分解が進
んでいなかった。 ×:全く変化なし。
【0106】燃焼発熱量:本発明の実施例、比較例に用
いた乳酸系共重合ポリエステルの燃焼発熱量は、いずれ
も5,000cal/g程度の良好な値であった。
【0107】(乳酸系ポリエステルの製造) (参考例1)脂肪族ポリエステル(アジピン酸50モル
%、1,6−ヘキサンジオール50モル%、重量平均分
子量45,000)30部に無水ピロメリット酸0.3
部を加えて200℃で3時間攪拌して反応させ、重量平
均分子量122,000のポリマーを得た。
【0108】これに更にL−ラクチド64部、D,L−
ラクチド6部、及び溶媒としてトルエン15部を加え
て、不活性ガス雰囲気下、170℃で1時間、溶融混合
し、触媒としてオクタン酸錫を0.03部加えて6時間
反応させた後、200℃、5mmHgの減圧度で揮発分
を除去しながらペレット化した。得られた乳酸系共重合
ポリエステルの重量平均分子量は160,000、数平
均分子量は73,000、融点は153℃であった。
【0109】(参考例2)脂肪族ポリエステル(コハク
酸50モル%、エチレングリコール50モル%、重量平
均分子量42,000)5部に、L−ラクチド95部、
及び溶媒としてトルエン15部を加えて、不活性ガス雰
囲気下、170℃で1時間、溶融混合し、触媒としてオ
クタン酸錫を0.03部加えて6時間反応後、アルミニ
ウムイソプロポキシドを0.3部添加し、更に1時間反
応させた後、200℃、5mmHgの減圧度で揮発分を
除去しながらペレット化した。得られた乳酸系共重合ポ
リエステルの重量平均分子量は172,000、数平均
分子量86,000、融点168℃であった。
【0110】(参考例3)脂肪族ポリエステル(テレフ
タル酸25モル%、イソフタル酸25モル%、エチレン
グリコール20モル%、ネオペンチルグリコール30モ
ル%、重量平均分子量55,400)5部に、L−ラク
チド85部、D,L−ラクチド10部、及び溶媒として
トルエン15部を加えて、不活性ガス雰囲気下、170
℃で1時間、溶融、混合し、触媒としてオクタン酸錫を
0.03部加えて6時間反応後、ピロリン酸を0.2部
添加し、更に1時間反応させ、続いて、200℃、5m
mHgの減圧度で揮発分を除去しながらペレット化し
た。得られた乳酸系共重合ポリエステルの重量平均分子
量は178,000、数平均分子量94,000、融点
148℃であった。
【0111】(参考例4)脂肪族ポリエステル(ドデカ
ンジカリボン酸40モル%、アジピン酸10モル%、
1,4−ブタンジオール50モル%、重量平均分子量4
5,000)35部に、L−ラクチド63部、D−ラク
チド2部、及び溶媒としてトルエン15部を加えて、不
活性ガス雰囲気下、170℃で1時間、溶融混合し、触
媒としてオクタン酸錫を0.03部加えて6時間反応
後、続いて、200℃、2mmHgの減圧度で揮発分を
除去しながらペレット化した。得られた乳酸系共重合ポ
リエステルの重量平均分子量は118,000、数平均
分子量57,000、融点157℃であった。
【0112】(参考例5)脂肪族ポリエステル(セバシ
ン酸50モル%、プロピレングリコール50モル%、重
量平均分子量38,000)20部に、L−ラクチド7
8部、D−ラクチド2部、及び溶媒としてトルエン15
部を加えて、不活性ガス雰囲気下、170℃で1時間、
溶融混合し、触媒としてオクタン酸錫を0.03部加え
て6時間反応後、続いて、200℃、2mmHgの減圧
度で揮発分を除去しながらペレット化した。得られた乳
酸系共重合ポリエステルの重量平均分子量は136,0
00、数平均分子量68,000、融点158℃であっ
た。
【0113】(参考例6)脂肪族ポリエステル(ドデカ
ンジカルボン酸50モル%、ネオペンチルグリコール5
0モル%、重量平均分子量38,000)20部にヘキ
サメチレンジイソシアネート0.1部を加えて130℃
で3時間攪拌、反応させ、重量平均分子量78,000
のポリマーを得た。
【0114】これにL−ラクチド72部、D,L−ラク
チド8部、及び溶媒としてトルエン10部を加えて、不
活性ガス雰囲気下、170℃で1時間、溶融混合し、触
媒としてオクタン酸錫を0.03部加えて6時間反応
後、更に酒石酸を0.2部添加し、1時間反応させ、続
いて、200℃、5mmHgの減圧度で揮発分を除去し
ながらペレット化した。得られた乳酸系共重合ポリエス
テルの重量平均分子量は156,000、数平均分子量
は83,000、融点は166℃であった。
【0115】(参考例7)脂肪族ポリエステル(セバシ
ン酸50モル%、エチレングリコール50モル%、重量
平均分子量45,000)40部に、L−ラクチド55
部、D,L−ラクチド5部、及び溶媒としてトルエン1
5部を加えて、不活性ガス雰囲気下、170℃で1時
間、溶融混合し、触媒としてオクタン酸錫を0.03部
加えて5時間反応後、リン酸モノドデシルとリン酸ジド
デシルの混合物を0.2部添加し、更に1時間反応さ
せ、続いて、200℃、5mmHgの減圧度で揮発分を
除去しながらペレット化した。得られた乳酸系共重合ポ
リエステルの重量平均分子量は128,000、数平均
分子量64,000、融点163℃であった。
【0116】(参考例8)脂肪族ポリエステル(コハク
酸50モル%、エチレングリコール25モル%、分子量
1000のポリプロピレングリコール25モル%、重量
平均分子量46,000)20部に、L−ラクチド70
部、D,L−ラクチド10部、及び溶媒としてトルエン
10部を加えて、不活性ガス雰囲気下、170℃で1時
間、溶融、混合し、触媒としてオクタン酸錫を0.03
部加えて、175℃で6時間反応後、無水トリメリット
酸を0.3部添加し、同温度で1時間反応させ、続い
て、200℃、5mmHgの減圧度で揮発分を除去しな
がらペレット化した。得られた乳酸系共重合ポリエステ
ルの重量平均分子量は150,000、数平均分子量7
3,000、融点142℃であった。
【0117】(参考例9)脂肪族ポリエステル(アゼラ
イン酸50モル%、エチレングリコール15モル%、ト
リプロピレングリコール35モル%、重量平均分子量4
1,000)20部に、L−ラクチド76部、D,L−
ラクチド4部、及び溶媒としてトルエン15部を加え
て、不活性ガス雰囲気下、170℃で1時間、溶融混合
し、触媒としてオクタン酸錫を0.03部加えて5時間
反応後、無水ピロメリット酸を0.3部添加し、1時間
反応後、脱揮しながらペレット化した。
【0118】得られたペレット100部に対し、エチレ
ンジアミン四酢酸を0.4部ブレンド後、200℃に設
定のベント付き押出機を使用して、溶融混練しながら5
mmHgの減圧度で脱揮した。得られた乳酸系共重合ポ
リエステルの重量平均分子量は165,000、数平均
分子量75,000、融点158℃であった。
【0119】(参考例10)脂肪族ポリエステル(メチ
ルコハク酸49モル%、無水マレイン酸1モル%、2,
3−ブタンジオール成分50モル%、重量平均分子量4
4,000)20部に、L−ラクチド80部、及び溶媒
としてトルエン15部を加えて、不活性ガス雰囲気下、
170℃で1時間、溶融混合し、触媒としてオクタン酸
錫を0.03部加えて5時間反応後、トリエチレンテト
ラミン六酢酸0.4部添加し、更に1時間反応させ、続
いて、200℃、5mmHgの減圧度で揮発分を除去し
ながらペレット化した。得られた乳酸系共重合ポリエス
テルの重量平均分子量は156,000、数平均分子量
74,000、融点168℃であった。
【0120】(参考例11)脂肪族ポリエステル(セバ
シン酸49モル%、無水マレイン酸1モル%、2,3−
ブタンジオール50モル%、重量平均分子量45,00
0)15部に、L−ラクチド80部とグリコリド5部、
及び溶媒としてトルエン8部を加えて、不活性ガス雰囲
気下、170℃で1時間、溶融混合し、触媒としてオク
タン酸錫を0.03部加えて5時間反応後、更にモノエ
チルヘキシルホスホン酸0.2部添加し、1時間反応さ
せた後、脱揮しながらペレット化した。
【0121】得られたペレットは室温でメタノール中に
分散、攪拌、分離、乾燥して揮発分を除去した。得られ
た乳酸系共重合ポリエステルの重量平均分子量は16
3,000、数平均分子量81,000、融点144℃
であった。
【0122】(参考例12)脂肪族ポリエステル(メチ
ルコハク酸50モル%、プロピレングリコール25モル
%、分子量1000のポリエチレングリコール・ポリプ
ロピレングリコールのブロック共重合体25モル%、重
量平均分子量52,000)20部に、L−ラクチド7
5部、ε−カプロラクトン5部、及び溶媒としてトルエ
ン8部を加えて、不活性ガス雰囲気下、170℃で1時
間、溶融混合し、触媒としてオクタン酸錫を0.03部
加えて5時間反応後、アルミニウムイソプロポキシド
0.3部、及びエチレンジアミン四酢酸0.3部を添加
し、1時間反応させた後、脱揮しながらペレット化し
た。
【0123】得られたペレットは室温でアセトン中に分
散、攪拌、分離、乾燥して揮発分を除去した。重量平均
分子量は158,000、数平均分子量86,000、
融点142℃であった。
【0124】(参考例13)脂肪族ポリエステル(セバ
シン酸50モル%、1,4−ブタンジオール50モル
%、重量平均分子量46,000)25部に、ポリ乳酸
(L−乳酸95モル%、D−乳酸5モル%、重量平均分
子量193,000)75部及び溶媒としてトルエン1
5部を加えて、不活性ガス雰囲気下、170℃で1時
間、攪拌、溶解させ、触媒としてオクタン酸錫を0.0
3部添加し、7時間反応させた後、脱揮しながらペレッ
ト化した。
【0125】得られたペレット100部にアルミニウム
イソプロポキシド0.5部をブレンド後、200℃に設
定のベント付き押出機を使用して、溶融、混練しながら
5mmHgの減圧度で脱揮した。得られた乳酸系共重合
ポリエステルの重量平均分子量は148,000、数平
均分子量68,000、融点160℃であった。
【0126】(参考例14)セバシン酸3モル%、プロ
ピレングリコール4モル%、L−乳酸96モル%を反応
釜に仕込み、不活性ガス雰囲気下で150℃から1時間
に7℃ずつ昇温させながら加熱攪拌した。生成する水を
留去しながら200℃まで昇温し、水の留出が止まった
らエステル交換触媒としてテトライソプロポキチタンを
0.007部添加し、最高0.5torrまで減圧しな
がら攪拌した。
【0127】グリコールの留出が止まってから210℃
で1時間反応を継続した。得られたポリエステル100
部に対し、リン酸モノオクタデシルとリン酸ジオクタデ
シルの混合物を0.2部添加し、170℃で1時間反応
させ、続いて、200℃、5mmHgの減圧度で揮発分
を除去しペレット化した。その重量平均分子量は11
8,000、数平均分子量62,000、融点146℃
であった。
【0128】(実施例1)乾燥処理した参考例1により
得られた乳酸系共重合ポリエステルを、スクリュウ型押
出機に供給し、ノズル孔直径0.3mm,孔数72、紡
糸温度210℃、巻取速度600m/分で溶融紡糸を行
った。次いでこの糸を90℃の温水浴中で、2.5倍に
延伸し、繊度1.5d,強度4.0g/d、伸度30%
の乳酸系共重合ポリエステル繊維(A)を得た。
【0129】上記乳酸系共重合ポリエステル繊維(A)
に捲縮を付与後繊維長51mmにし、ランダムウェッバ
ーに繊維を供給してウェッブを作成後、高圧液体流によ
り交絡させ、目付40g/cm3 で、縦×横が30cm
×30cmの不織布を得た。繊維及び不織布の加工性、
寸法安定性、機械的強度、柔軟性、耐熱性、貯蔵安定
性、生分解性などの性能評価結果を表1及び表2に示
す。
【0130】(実施例2〜実施例14)参考例1により
得られた乳酸系共重合ポリエステルの代わりに、参考例
2〜参考例14により得られた乳酸系共重合ポリエステ
ルを使用する以外は、実施例1と同様の方法で、乳酸系
共重合ポリエステル繊維及びその不織布を作成した。繊
維及び不織布の加工性、寸法安定性、機械的強度、柔軟
性、耐熱性、貯蔵安定性、生分解性などの性能評価結果
を表1及び表2に示す。
【0131】(実施例15)乾燥処理した参考例2によ
り得た乳酸系共重合ポリエステルを、スクリュウ型押出
機に供給し、ノズル孔直径0.3mm,孔数72、紡糸
温度210℃、巻取速度600m/分で溶融紡糸を行っ
た。次いでこの紡出糸条を90℃の温水浴中で3.5倍
に延伸し、繊度1.5d,強度4.3g/d、伸度20
%の乳酸系共重合ポリエステル繊維(A)を得た。一方
上記と同じポリエステルを用い、上記と同じのスクリュ
ウ型押出機に供給し、ノズル孔直径0.3mm,孔数7
2、紡糸温度210℃、巻取速度600m/分で溶融紡
糸を行い、繊度3d,強度1.5g/d、伸度100%
の未延伸乳酸系ポリエステル繊維(B)を得た。
【0132】上記乳酸系共重合ポリエステル繊維(A)
60%に対して、未延伸乳酸系共重合ポリエステル繊維
(B)40%を混合し、ランダムウエッバーに供給して
ウエッブを作成し、常法により加熱加圧を行って、乳酸
系共重合ポリエステル繊維(A)間を未延伸乳酸系共重
合ポリエステル繊維(B)が溶融して接着させた目付4
0g/cm3で、縦×横30cm×30cmの不織布を
得た。
【0133】(実施例16)一軸押出機2台と、ホール
径0.5mmφ、ホール数24のマルチフィラメント用
ノズルから成る複合繊維紡糸設備により参考例8により
得た低融点の乳酸系共重合ポリエステル(C)を鞘成
分、参考例10により得た前記共重合体より高融点の乳
酸系共重合ポリエステル(D)を芯成分として、紡糸温
度210℃、引取速度600m/minで紡糸したとこ
ろ、単糸デニール6dの芯鞘繊維を得た。この芯鞘繊維
は同心状に芯成分と鞘成分が配置されており、断面積の
比率は1:1であった。
【0134】このマルチフィラメントをステープルファ
イバー試作設備により、延伸倍率2.5倍で延伸、オイ
リング、捲縮加工、乾燥後、100℃の熱風で捲縮加工
した後、カットを行い、単糸デニール3dカット長51
mm,捲縮数15/inch、捲縮率17%の複合繊維
を得た。この複合繊維を幅350mmのサンプルカード
機に3回通し、目付け40g/m2のウエッブを作成し
た。このウエッブを幅350mm,速度5m/minの
金網ベルトにのせ、温度150℃の熱風で複合繊維を熱
融着させて不織布を作成した。
【0135】(比較参考例1)L−ラクチド100部
に、触媒としてオクタン酸錫を0.03部、溶媒として
トルエン15部を加えて、不活性ガス雰囲気下、170
℃で6時間反応させた後、200℃、5mmHgの減圧
度で揮発分を除去しながらペレット化した。得られた乳
酸系共重合ポリエステルの重量平均分子量は166,0
00、数平均分子量は76,000、融点は164℃で
あった。
【0136】(比較参考例2)L−ラクチド50部、D
−ラクチド50部に、触媒としてオクタン酸錫を0.0
3部、溶媒としてトルエン15部を加えて、不活性ガス
雰囲気下、170℃で6時間反応後、脱揮しながらペレ
ット化した。得られたペレットは室温でメタノール中に
分散、攪拌、分離、乾燥して揮発成分を除去した。その
重量平均分子量は138,000、数平均分子量69,
000であった。
【0137】(比較参考例3)コハク酸成分49モル
%、1,4−ブタンジオール成分51モル%を反応釜に
仕込み、不活性ガス雰囲気下で150℃から1時間に7
℃ずつ昇温させながら加熱攪拌した。生成する水を留去
しながら220℃まで昇温し、水の留出が止まった時点
でエステル交換触媒としてチタンテトライソプロポキシ
ドを70ppm添加し、最高0.5torrまで減圧し
ながら攪拌した。
【0138】グリコールの留出が止まってから230℃
で1時間反応を継続した。得られたポリエステル100
部に対し、ヘキサメチレンジイソシアネート成分を0.
5部添加し、1時間反応させた後、200℃、5mmH
gの減圧度で揮発分を除去しながらペレット化した。得
られた乳酸系共重合ポリエステルの重量平均分子量は1
36,000、数平均分子量は41,000、融点10
8℃であった。
【0139】(比較例1〜3)比較参考例1〜3で得ら
れたポリエステルついて、実施例1と同様の方法で繊維
及び不織布を作成し、その性能を評価した。結果を表1
と表2に示す。
【0140】
【表1】
【0141】
【表2】
【0142】
【発明の効果】本発明は、燃焼発熱量が低く、生分解性
を有し、優れた柔軟性、機械的強度、耐熱性、成形加工
性、寸法安定性、貯蔵安定性を有する、乳酸系共重合ポ
リエステルから成る不織布を提供することができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳酸成分(A)とジカルボン酸成分
    (B)とジオール成分(C)とを構造単位として含む、
    融点110℃〜190℃の乳酸系共重合ポリエステルか
    ら成る不織布。
  2. 【請求項2】 乳酸成分(A)とジカルボン酸成分
    (B)とジオール成分(C)と高分子量化剤(D)とを
    構造単位として含む、請求項1記載の乳酸系共重合ポリ
    エステルから成る不織布。
  3. 【請求項3】 高分子量化剤(D)が、多価カルボン
    酸、金属錯体、エポキシ化合物、イソシアネート、酸性
    リン酸エステル類、キレート剤から成る群から選ばれる
    1種以上の化合物であることを特徴とする、請求項2に
    記載の乳酸系共重合ポリエステルから成る不織布。
  4. 【請求項4】 ジカルボン酸成分(B)及びジオール成
    分(C)が、脂肪族ジカルボン酸成分及び脂肪族ジオー
    ル成分であることを特徴とする請求項1から3のいずれ
    か一つに記載の乳酸系共重合ポリエステルから成る不織
    布。
  5. 【請求項5】 ジカルボン酸成分(B)及びジオール成
    分(C)が、分岐鎖を有することを特徴とする請求項1
    から3のいずれか一つに記載の乳酸系共重合ポリエステ
    ルから成る不織布。
  6. 【請求項6】 ジカルボン酸成分(B)及びジオール成
    分(C)が、脂肪族ジカルボン酸成分及び脂肪族ジオー
    ル成分であり、且つ、分岐鎖を有することを特徴とする
    請求項1から3のいずれか一つに記載の乳酸系共重合ポ
    リエステルから成る不織布。
  7. 【請求項7】 乳酸系共重合ポリエステルを溶融紡糸し
    た後、得られた糸を60℃〜150℃の温度範囲で熱処
    理した乳酸系共重合ポリエステル糸から成ることを特徴
    とする、請求項1から6のいずれか一つに記載の乳酸系
    共重合ポリエステルから成る不織布。
  8. 【請求項8】 乳酸系共重合ポリエステルから成る糸を
    バインダーとして用い、このバインダーに用いる乳酸系
    共重合ポリエステルよりも20℃〜50℃高い融点を有
    する乳酸系共重合ポリエステルから成る糸と混合し該糸
    間を結合してなる請求項1から7のいずれか一つに記載
    の乳酸系共重合ポリエステルから成る不織布。
  9. 【請求項9】 芯部が乳酸系共重合ポリエステルから成
    り、鞘部が前記乳酸系共重合ポリエステルよりも低い融
    点を有する乳酸系共重合ポリエステルから成る芯鞘型複
    合短糸から構成され、かつ構成糸同士が部分的に熱接着
    されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれ
    か一つに記載の乳酸系共重合ポリエステルから成る不織
    布。
JP7324465A 1995-12-13 1995-12-13 乳酸系共重合ポリエステルから成る不織布 Pending JPH09158021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7324465A JPH09158021A (ja) 1995-12-13 1995-12-13 乳酸系共重合ポリエステルから成る不織布

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7324465A JPH09158021A (ja) 1995-12-13 1995-12-13 乳酸系共重合ポリエステルから成る不織布

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09158021A true JPH09158021A (ja) 1997-06-17

Family

ID=18166124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7324465A Pending JPH09158021A (ja) 1995-12-13 1995-12-13 乳酸系共重合ポリエステルから成る不織布

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09158021A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002044249A1 (en) * 2000-11-30 2002-06-06 Daicel Chemical Industries, Ltd. Aliphatic polyester copolymer and process for producing the same, biodegradable resin molding based on aliphatic polyester, and lactone-containing resin
JP2002294048A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Daicel Chem Ind Ltd 脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂成形物
JP2002348366A (ja) * 2001-03-19 2002-12-04 Toyobo Co Ltd 生分解性ポリエステルの製造方法
KR100599250B1 (ko) * 2005-06-30 2006-07-13 서강대학교산학협력단 초음파를 이용하여 향상된 충격강도를 가지는 생분해성블렌드 수지 조성물의 제조방법
WO2008013059A1 (en) * 2006-07-26 2008-01-31 Mitsui Chemicals, Inc. Polylactic acid resin composition, molded body thereof and polylactic acid compound
WO2008140384A1 (en) * 2007-05-16 2008-11-20 Dinair Development Ab A use of a material as a filter base material. a method for fabricating a filter base material, a filter base material and a filter
JP2016193989A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 大阪瓦斯株式会社 分岐構造を有するポリエステルの製造方法及びそのポリエステル
JP2020016000A (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 東レ株式会社 積層不織布
CN113637304A (zh) * 2021-09-08 2021-11-12 大亚人造板集团有限公司 一种可降解胶黏剂及其应用于可降解回收人造板的制备
JP2023104627A (ja) * 2022-01-18 2023-07-28 王子ホールディングス株式会社 不織布、マスク
JP2024530231A (ja) * 2021-08-24 2024-08-16 エルジー・ケム・リミテッド ポリ(乳酸-b-3-ヒドロキシプロピオン酸)ブロック共重合体およびその製造方法
WO2025127134A1 (ja) * 2023-12-13 2025-06-19 株式会社クラレ ブロック共重合体、樹脂組成物及びヒートシール材

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002044249A1 (en) * 2000-11-30 2002-06-06 Daicel Chemical Industries, Ltd. Aliphatic polyester copolymer and process for producing the same, biodegradable resin molding based on aliphatic polyester, and lactone-containing resin
JP2002348366A (ja) * 2001-03-19 2002-12-04 Toyobo Co Ltd 生分解性ポリエステルの製造方法
JP2002294048A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Daicel Chem Ind Ltd 脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂成形物
KR100599250B1 (ko) * 2005-06-30 2006-07-13 서강대학교산학협력단 초음파를 이용하여 향상된 충격강도를 가지는 생분해성블렌드 수지 조성물의 제조방법
JP5139982B2 (ja) * 2006-07-26 2013-02-06 三井化学株式会社 ポリ乳酸系樹脂組成物、その成形体およびポリ乳酸系化合物
WO2008013059A1 (en) * 2006-07-26 2008-01-31 Mitsui Chemicals, Inc. Polylactic acid resin composition, molded body thereof and polylactic acid compound
TWI426105B (zh) * 2006-07-26 2014-02-11 Mitsui Chemicals Inc 聚乳酸系樹脂組成物,其成形體及聚乳酸系化合物
WO2008140384A1 (en) * 2007-05-16 2008-11-20 Dinair Development Ab A use of a material as a filter base material. a method for fabricating a filter base material, a filter base material and a filter
JP2016193989A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 大阪瓦斯株式会社 分岐構造を有するポリエステルの製造方法及びそのポリエステル
JP2020016000A (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 東レ株式会社 積層不織布
JP2024530231A (ja) * 2021-08-24 2024-08-16 エルジー・ケム・リミテッド ポリ(乳酸-b-3-ヒドロキシプロピオン酸)ブロック共重合体およびその製造方法
CN113637304A (zh) * 2021-09-08 2021-11-12 大亚人造板集团有限公司 一种可降解胶黏剂及其应用于可降解回收人造板的制备
JP2023104627A (ja) * 2022-01-18 2023-07-28 王子ホールディングス株式会社 不織布、マスク
WO2025127134A1 (ja) * 2023-12-13 2025-06-19 株式会社クラレ ブロック共重合体、樹脂組成物及びヒートシール材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3452582B2 (ja) 生分解可能なポリマー、その製造方法並びに生分解可能な成形体の製造のためのその使用
JP3510398B2 (ja) ヒドロキシカルボン酸系ポリエステル組成物の製造方法
EP0809666B2 (de) Biologisch abbaubare polymere, verfahren zu deren herstellung sowie deren verwendung zur herstellung bioabbaubarer formkörper
KR100491653B1 (ko) 생분해성 폴리에스테르
JP3459258B2 (ja) 生分解可能なポリマー、該ポリマーの製法及び生分解可能な成形体の製造への該ポリマーの使用
JP3461835B2 (ja) 生分解性重合体、その製造及び生分解性成形品を製造するためのその使用
JP3797444B2 (ja) 乳酸系ポリエステル組成物及びその成形物
US5498453A (en) Copolyesters having repeat units derived from succinic acid
WO1996015175A1 (de) Biologisch abbaubare polymere, verfahren zu deren herstellung sowie deren verwendung zur herstellung bioabbaubarer formkörper
JP2001501652A (ja) 生分解可能なポリエステルの水性分散液及びその使用
JPH09158021A (ja) 乳酸系共重合ポリエステルから成る不織布
WO1996021692A1 (de) Biologisch abbaubare polymere, verfahren zu deren herstellung sowie deren verwendung zur herstellung bioabbaubarer formkörper
DE19500754A1 (de) Biologisch abbaubare Polymere, Verfahren zu deren Herstellung sowie deren Verwendung zur Herstellung bioabbaubarer Formkörper
WO1996021689A2 (de) Biologisch abbaubare polymere, verfahren zu deren herstellung sowie deren verwendung zur herstellung bioabbaubarer formkörper
JP5873317B2 (ja) 生分解性脂肪族ポリエステル繊維から形成される抗菌性不織布、及び抗菌方法
JPH09263651A (ja) 発泡体及び積層体
JP7686200B2 (ja) 生分解性ポリエステル樹脂、およびその製造方法
JP3387052B2 (ja) 生分解性ポリエステル樹脂組成物とその用途
CN1214078C (zh) 用聚酯树脂生产有优良防潮性的制品
JP3756233B2 (ja) 生分解性複合分割繊維及びこれを用いた繊維シート
JP3487388B2 (ja) 乳酸系ポリエステル組成物の製造方法
JP2008031456A (ja) 脂肪族芳香族ポリエステル及びその樹脂組成物
JP4171891B2 (ja) ポリエステルカーボネート共重合体及びその製造法
JP2005089937A (ja) 生分解性複合繊維及びこれを用いた繊維構造物、吸収性物品
JP2581390B2 (ja) ブロックポリエステルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040812

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041202