JPH09158043A - 繊維構造物およびその製造方法 - Google Patents

繊維構造物およびその製造方法

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JPH09158043A
JPH09158043A JP31094095A JP31094095A JPH09158043A JP H09158043 A JPH09158043 A JP H09158043A JP 31094095 A JP31094095 A JP 31094095A JP 31094095 A JP31094095 A JP 31094095A JP H09158043 A JPH09158043 A JP H09158043A
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fiber structure
structure according
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producing
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Toshinori Hara
稔典 原
Jiro Amano
慈朗 天野
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】セルロース繊維からなる繊維構造物におい
て、洗濯収縮率が3%以下であり、かつKES(Kawaba
ta Evaluation System)測定による曲げ剛性測定値
(B)と目付(W)の比B/Wが0.0001以上0.
005以下であることを特徴とする繊維構造物。繊維構
造物を構成するセルロース繊維に架橋反応を行なう工程
の前または後に、該セルロース繊維を減量加工すること
を特徴とする繊維構造物の製造方法。 【効果】高度の形態安定性を持ちしかも柔軟性に優れて
おり、シャツ地、特にドレスシャツやカジュアル用途に
最適なセルロース繊維からなる繊維構造物を提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルロース繊維か
らなる繊維構造物であって、形態安定性を有ししかも柔
軟な風合いをもつ繊維構造物およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セルロース繊維からなる繊維構造
物の形態安定加工には繊維素反応型樹脂もしくはホルム
アルデヒド蒸気による樹脂加工が行われてきた。しか
し、高度の形態安定性能を得るためには大量の樹脂を付
与することが必要であり、その場合に繊維構造物の風合
いが硬化することが問題となっていた。その問題の克服
のためには各種柔軟剤の利用などが一般的に行われてい
るが、その柔軟化効果には限界があった。
【0003】また特開平7−189135号公報に見ら
れるように、縫製後の製品に対してホルムアルデヒド蒸
気による形態安定加工を施した後、セルロース分解酵素
で処理する方法が提案されているが、この方法では縫製
品の各部を均一に酵素処理することは難しく、縫製品の
品位が大きく損なわれたり局所的に大きく強度が低下す
ることが問題であった。また、縫製品での形態安定加工
と酵素処理には特別な装置を必要とするため、容易には
行いにくいことも問題であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような形態安定加工による風合いの硬化の問題点を克
服し、セルロース繊維からなる繊維構造物であって形態
安定性を有ししかも柔軟な風合いをもつ繊維構造物とそ
の製造方法を得ることにある。
【0005】さらに本発明の目的は、上記の縫製品での
加工法の問題点を克服し、均一な酵素処理により品位が
高く、局所的な強度低下のない製品を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の繊維構造物は、
上記目的を達するため、次の構成を有する。
【0007】すなわち、セルロース繊維からなる繊維構
造物において、洗濯収縮率が3%以下であり、かつKE
S(Kawabata Evaluation System)測定による曲げ剛性
測定値(B)と目付(W)の比B/Wが0.0001以
上0.005以下であることを特徴とする繊維構造物で
ある。
【0008】また、本発明の繊維構造物の製造方法は、
次の構成を有する。
【0009】すなわち、繊維構造物を構成するセルロー
ス繊維に架橋反応を行なう工程の前または後に、該セル
ロース繊維を減量加工することを特徴とする繊維構造物
の製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0011】本発明において、セルロース繊維として
は、綿、麻などの天然セルロース繊維、レーヨン、ポリ
ノジック、キュプラ、テンセルなどの再生セルロース繊
維が挙げられるが、これに限定されるものではない。ま
た、セルロース繊維からなる繊維構造物とは、実質的に
セルロース繊維からなる織物、編物若しくは不織布、ま
たはこれらの縫製品などを挙げることができる。
【0012】本発明でいう洗濯収縮率とはJIS−L1
042による方法で測定される値、若しくは、これと同
様の結果が得られるようなJIS−L1042による方
法から洗濯試験機や処理条件などを変更した方法で測定
される値をいう。
【0013】本発明の繊維構造物の洗濯収縮率は3%以
下であることが必要である。この洗濯収縮率が3%を超
えると形態安定性が不良となる。この洗濯収縮率が2%
であることが好ましく、1%以下であることはより好ま
しい。
【0014】本発明において、KES(Kawabata Evalu
ation System)測定とは、川端季雄著、繊維機械学会誌
(繊維工学), vol.26, No.10, P721-P728(1973)に記載
されているように、KESの曲げ特性測定機(カトーテ
ック製)を用いて繊維構造物を曲げたときの各曲率での
反発力を測定するものである。そして、曲率0.5から
1.5の間での反発力の平均値をB(単位:g・cm2
/cm)とし、さらに繊維構造物の縦、横の2つの方向
それぞれについてこの測定を行い、平均値をBとする。
このBの値と繊維構造物の目付W(単位:g/m2 )と
の比B/Wを求めるものである。
【0015】本発明の繊維構造物は、このKES測定に
よる曲げ剛性測定値(B)と目付(W)の比B/Wが
0.0001以上0.005以下であることが必要であ
る。
【0016】このKES測定によるB/Wが0.005
を超える場合は、風合いが硬くなり品位が低下する。こ
のB/Wが0.004以下であることが好ましく、0.
003以下であることはより好ましい。
【0017】次に、本発明の繊維構造物の製造方法につ
いて説明する。
【0018】本発明の繊維構造物は、セルロース繊維を
構成するセルロースを架橋することによって繊維構造物
が洗濯後にしわになるのを防ぐという、いわゆる形態安
定加工を施すことにより得られるものである。
【0019】セルロースを架橋する手法としては、繊維
素反応型樹脂で繊維構造物を処理する方法、繊維構造物
をホルムアルデヒド蒸気にさらし、触媒の存在下で熱処
理する方法などが挙げられる。
【0020】ここで繊維素反応型樹脂としては、ジメチ
ロールエチレン尿素、ジメチロールウロン、ジメチロー
ルトリアゾン、ジメチロールプロピレン尿素、ジメチロ
ールヒドロキシエチレン尿素などを挙げることができ
る。さらに繊維素反応型樹脂で繊維構造物を処理する方
法としては、例えば、前記樹脂の水溶液を触媒とともに
繊維構造物にパディングで付与した後、80℃以上20
0℃以下の温度で熱処理する方法を好ましく採用でき
る。触媒としては塩化マグネシウムなどの無機金属塩を
用いることができる。
【0021】一方、ホルムアルデヒド蒸気は、ホルムア
ルデヒド水溶液やパラホルムアルデヒドなどを加熱する
ことで発生させることができる。このホルムアルデヒド
蒸気に繊維構造物をさらした後の熱処理は60℃以上1
60℃以下で行うのが好ましく、その際の触媒としては
硫酸、亜硫酸などの酸性物質を用いることができる。
【0022】繊維素反応型樹脂および/またはホルムア
ルデヒドによる架橋は、液体クロマトグラフィーやNM
Rなど、一般的に使用されている各種分析法を用いて検
知できる。
【0023】本発明においては、前記した形態安定加工
に加えて、減量加工を施すことが必要である。
【0024】本発明における減量加工とは、繊維構造物
を構成する繊維の一部を分解除去し、その重量を減少せ
しめる処理をいう。セルロース繊維についての減量加工
法として一般的に知られているのはセルロース分解酵素
による処理や酸による加水分解などが知られているが、
本発明ではセルロース分解酵素による処理を用いること
が望ましい。
【0025】セルロース分解酵素としては、トリコデル
マ(Tricoderma)属、フミコラ(Fumicola)属、アスペ
ルギルス(Aspergills)属、バチルス(Bacillus)属な
どの菌体を培養して得られるものを用いることができ
る。これらのセルロース分解酵素は既に市販されてお
り、そのものをそのまま用いて差し支えない。
【0026】本発明において、減量加工の減量率とは、
加工の前後で分解除去された部分の割合をいい、具体的
には、(重量減少分/加工前の重量)×100から算出
される。
【0027】本発明において、繊維構造物に柔軟性を付
与しつつ強度を保持するという観点から、減量率として
は3%以上10%以下が好ましい。
【0028】減量加工方法としては、例えば、前述の酵
素の濃度が1g/l以上30g/l%以下の水溶液に、
繊維構造物を浸漬して30℃以上90℃以下の温度で処
理すればよい。
【0029】本発明において、セルロースの架橋反応と
減量加工の処理の順序は、架橋反応を施した後に減量加
工を施してもよいし、逆に減量加工を先に施してもよ
い。形態安定加工を先に施す場合の利点は減量加工によ
り大きな繊維間空隙が生じるため、風合い柔軟化効果が
大きくなることである。逆に減量加工を先に施すと生じ
た繊維間空隙が形態安定加工の際に縮小するため、風合
い柔軟化効果は小さくなるが、形態安定効果は大きくな
る。目的とする特性に応じて適宜選択すればよい。
【0030】なお、繊維構造物をホルムアルデヒド蒸気
にさらし、触媒の存在下で熱処理する形態安定加工は一
般的に縫製された後の製品に対して行われることが多い
が、本発明における減量加工はこの縫製後の製品ではな
く縫製前の布帛に対して行うのが望ましい。その理由
は、縫製後の製品の処理では縫製品の各部を均一に処理
することは難しく、縫製品の品位が大きく損なわれたり
局所的に大きく強度が低下することが問題であるためで
ある。また、縫製品での形態安定加工や減量加工には特
別な装置を必要とするため、容易には行いにくい。本発
明では減量加工を縫製前の布帛の状態で行うことでこの
ような問題を回避することができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。
【0032】なお、実施例中の洗濯収縮率、風合いの柔
軟性の評価は次の方法で行なった。
【0033】(1)洗濯収縮率 ここで洗濯収縮率の測定は、家庭用洗濯機を用いてJI
S−L1042記載の洗濯収縮率試験方法と同等の結果
が得られるよう下記の処理条件で行った。
【0034】約50cm×約50cmの試験片を3枚採
取し、たて、よこそれぞれに3箇所に150mm間隔で
長さ300mmの印を付けた。次に家庭用洗濯機(東芝
VH−1150形)に洗剤“ザブ”(花王株式会社登録
商標)を0.2%の濃度で含む液25リットルを入れ、
試験片と追加布を合わせた重さが約500gになるよう
に調整した後、40℃で25分間洗濯した。さらに40
℃で10分間すすぎを行い、脱水機で脱水した。その後
試験片をしぼらずに取り出し、乾燥濾紙の間にはさんで
軽く脱水した後水平においた金網の上で自然乾燥させ
た。最後に試験片を平らな台に置き、不自然なしわや張
力を除いてたて、よこそれぞれの印間の長さをはかり、
たて、よこ別々に3個の平均値を求めた。収縮率は下式
によって算定され、たて、よこそれぞれ3枚の平均値で
表した。
【0035】 収縮率(%)=(300−L)/300×100 ここで、Lは処理後のたてまたはよこの印間の長さの平
均値(mm)を表す。
【0036】(2)減量率 減量率は、減量加工を行う前の繊維構造物の絶乾重量
と、加工を行った後の繊維構造物の絶乾重量から、次式
により算出した。
【0037】減量率(%)=(加工前の繊維構造物の絶
乾重量−加工後の繊維構造物の絶乾重量)/(加工前の
繊維構造物の絶乾重量)×100 (3)B/W KES(Kawabata Evaluation System)測定機を用いて
の曲げ剛性のたて、よこの平均値B(単位:g・cm2
/cm)と繊維構造物の目付W(単位:g/m2 )との
比B/Wを測定した。
【0038】実施例1 精練、漂白処理を施した綿織物(糸使い:経糸45番
手、緯糸45番手、平織物、織密度:経115本/inch
×緯76本/inch、目付:110g/m2 )に、ジメチ
ロールヒドロキシエチレン尿素を6%、触媒として塩化
マグネシウム6水和物を2%含む水溶液をパディングに
より付与した。しぼり率は90%であった。それからこ
の綿織物を100℃で3分間乾燥した後、160℃で1
分間熱処理した。
【0039】その後セルロース分解酵素(セルソフト
L、ノボノルディスク社製)を5g/lの濃度で含む処
理液中にその綿織物を浸漬し、60℃で1時間処理し
た。この結果、酵素処理前の綿織物に比べて織物の重量
は5.2%減少した。
【0040】これらの2つの処理の後、染色、仕上げ処
理を通常の方法で行い、その後上記の方法で織物の収縮
率と曲げ剛性を測定すると、洗濯収縮率は、たて1.0
%、よこ0.8%で、Bは0.270g・cm2 /cm
で、Wは104g/m2 であり、B/Wは0.0026
であった。
【0041】一方、これらの2つの処理が施されていな
い、精練、漂白処理をした直後の綿織物の洗濯収縮率は
たて5.5%、よこ5.0%で、Bは0.902g・c
2/cmで、Wは110g/m2 であり、B/Wは
0.0082であった。
【0042】実施例2 精練、漂白処理を施した綿織物(糸使い:経糸45番
手、緯糸45番手、平織物、織密度:経115本/inch
×緯76本/inch、目付:110g/m2 )を、セルロ
ース分解酵素(セルソフトL、ノボノルディスク社製)
を5g/lの濃度で含む処理液中に浸漬し、60℃で1
時間処理した。この結果、酵素処理前の綿織物に比べて
織物の重量は7.5%減少した。
【0043】その後、この綿織物にジメチロールヒドロ
キシエチレン尿素を6%、触媒として塩化マグネシウム
6水和物を2%含む水溶液をパディングにより付与し
た。しぼり率は90%であった。この綿織物を100℃
で3分間乾燥した後、160℃で1分間熱処理した。
【0044】これらの2つの処理の後、染色、仕上げ処
理を通常の方法で行ったところ、洗濯収縮率は、たて
0.8%、よこ0.7%で、Bは0.305g・cm2
/cmで、Wは102g/m2 であり、B/Wは0.0
030であった。
【0045】実施例3 精練、漂白処理を施した綿織物(糸使い:経糸45番
手、緯糸45番手、平織物、織密度:経115本/inch
×緯76本/inch、目付:110g/m2 )を、密閉し
た反応器中でパラホルムアルデヒドから発生させたホル
ムアルデヒド蒸気に5分間さらした。さらしている間の
反応器の温度は60℃であった。次に反応器に亜硫酸ガ
スを流入して布をさらした後、反応器の温度を160℃
に上昇させ3分間処理した。
【0046】その後セルロース分解酵素(セルソフト
L、ノボノルディスク社製)を5g/lの濃度で含む処
理液中にこの綿織物を浸漬し、60℃で1時間処理し
た。この結果、酵素処理前の綿織物に比べて織物の重量
は6.5%減少した。
【0047】これらの2つの処理の後、染色、仕上げ処
理を通常の方法で行い、その後上記の方法で洗濯収縮率
と曲げ剛性を測定すると、洗濯収縮率は、たて1.0
%、ヨコ0.9%で、Bは0.237g・cm2 /cm
で、Wは103g/m2 であり、B/Wは0.0023
であった。
【0048】実施例4 精練、漂白処理を施した綿織物(糸使い:経糸45番
手、緯糸45番手、平織物、織密度:経115本/inch
×緯76本/inch、目付:110g/m2 )を、セルロ
ース分解酵素(セルソフトL、ノボノルディスク社製)
を5g/lの濃度で含む処理液中に浸漬し、60℃で1
時間処理した。この結果、酵素処理前の綿織物に比べて
織物の重量は7.3%減少した。
【0049】その後、この綿織物を密閉した反応器中に
導入し、パラホルムアルデヒドから発生させたホルムア
ルデヒド蒸気に5分間さらした。さらしている間の反応
器の温度は60℃であった。次に反応器に亜硫酸ガスを
流入して布をさらした後、反応器の温度を160℃に上
昇させ3分間処理した。
【0050】これらの2つの処理の後、染色、仕上げ処
理を通常の方法で行い、その後上記の方法で洗濯収縮率
と曲げ剛性を測定すると、洗濯収縮率は、たて0.8
%、よこ0.8%で、Bは0.286g・cm2 /cm
で、Wは102g/m2 であり、B/Wは0.0028
であった。
【0051】比較例1 精練、漂白処理を施した綿織物(糸使い:経糸45番
手、緯糸45番手、平織物、織密度:経115本/inch
×緯76本/inch、目付:110g/m2 )に、ジメチ
ロールヒドロキシエチレン尿素を6%、触媒として塩化
マグネシウム6水和物を2%含む水溶液をパディングに
より付与した。しぼり率は90%であった。それからこ
の綿織物を100℃で3分間乾燥した後、160℃で1
分間熱処理した。
【0052】この後、洗濯収縮率と曲げ剛性を測定する
と、洗濯収縮率は、たて0.9%、よこ0.9%で、B
は0.957g・cm2 /cmで、Wは110g/m2
であり、B/Wは0.0087であった。この場合、形
態安定性は得られたが柔軟性に劣るものであった。
【0053】比較例2 精練、漂白処理を施した綿織物(糸使い:経糸45番
手、緯糸45番手、平織物、織密度:経115本/inch
×緯76本/inch、目付:110g/m2 )を、密閉し
た反応器中でパラホルムアルデヒドから発生させたホル
ムアルデヒド蒸気に5分間さらした。さらしている間の
反応器の温度は60℃であった。次に反応器に亜硫酸ガ
スを流入して布をさらした後、反応器の温度を160℃
に上昇させ3分間処理した。
【0054】この後、洗濯収縮率と曲げ剛性を測定する
と、洗濯収縮率は、たて1.0%、よこ1.0%で、B
は0.913g・cm2 /cmで、Wは110g/m2
であり、B/Wは0.0083であった。この場合、形
態安定性は得られたが柔軟性に劣るものであった。
【0055】比較例3 精練、漂白処理を施した綿織物(糸使い:経糸45番
手、緯糸45番手、平織物、織密度:経115本/inch
×緯76本/inch、目付:110g/m2 )を、セルロ
ース分解酵素(セルソフトL、ノボノルディスク社製)
を5g/lの濃度で含む処理液中に浸漬し、60℃で1
時間処理した。この結果、酵素処理前の綿織物に比べて
織物の重量は7.5%減少した。
【0056】この後、洗濯収縮率と曲げ剛性を測定する
と、洗濯収縮率は、たて5.5%、よこ5.3%で、B
は0.275g・cm2 /cmで、Wは102g/m2
であり、B/Wは0.0027であった。この場合、柔
軟性は得られたが形態安定性に劣るものであった。
【0057】実施例5〜8 繊維素反応型樹脂の種類を変更したこと以外は実施例1
と同様に行った。結果を表1に示す。いずれも優れた形
態安定性と柔軟性を有していた。
【0058】
【表1】 実施例9〜12 乾燥温度と熱処理温度を変更したこと以外は実施例1と
同様に行った。結果を表2に示す。いずれも優れた形態
安定性と柔軟性を有していた。
【0059】
【表2】 実施例13〜15 ホルムアルデヒド蒸気の温度と熱処理温度を変更したこ
と以外は実施例3と同様に行った。結果を表3に示す。
いずれも高い形態安定性と柔軟性を有していた。
【0060】
【表3】
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、高度の形態安定性を持
ちしかも柔軟性に優れており、シャツ地、特にドレスシ
ャツやカジュアル用途に最適なセルロース繊維からなる
繊維構造物を提供できる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】ここで繊維素反応型樹脂としては、ジメチ
ロールエチレン尿素、ジメチロールウロン、ジメチロー
ルトリアゾン、ジメチロールプロピレン尿素、ジメチロ
ールヒドロキシエチレン尿素などを挙げることができ
る。さらに繊維素反応型樹脂で繊維構造物を処理する方
法としては、例えば、前記樹脂の水溶液を触媒とともに
繊維構造物にパディングで付与した後、80℃以上20
0℃以下の温度で熱処理する方法を好ましく採用でき
る。触媒としては塩化マグネシウムなどの無機金属塩を
用いることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】実施例1 精練、漂白処理を施した綿織物(糸使い:経糸45番
手、緯糸45番手、平織物、織密度:経115本/inch
×緯76本/inch、目付:110g/m2 )に、ジメチ
ロールヒドロキシエチレン尿素を6%、触媒として塩
化マグネシウム6水和物を2%含む水溶液をパディング
により付与した。しぼり率は90%であった。それから
この綿織物を100℃で3分間乾燥した後、160℃で
1分間熱処理した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】その後、この綿織物にジメチロールヒド
ロキシエチレン尿素を6%、触媒として塩化マグネシウ
ム6水和物を2%含む水溶液をパディングにより付与し
た。しぼり率は90%であった。この綿織物を100℃
で3分間乾燥した後、160℃で1分間熱処理した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】比較例1 精練、漂白処理を施した綿織物(糸使い:経糸45番
手、緯糸45番手、平織物、織密度:経115本/inch
×緯76本/inch、目付:110g/m2 )に、ジメチ
ロールヒドロキシエチレン尿素を6%、触媒として塩
化マグネシウム6水和物を2%含む水溶液をパディング
により付与した。しぼり率は90%であった。それから
この綿織物を100℃で3分間乾燥した後、160℃で
1分間熱処理した。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルロース繊維からなる繊維構造物におい
    て、洗濯収縮率が3%以下であり、かつKES(Kawaba
    ta Evaluation System)測定による曲げ剛性測定値
    (B)と目付(W)の比B/Wが0.0001以上0.
    005以下であることを特徴とする繊維構造物。
  2. 【請求項2】前記セルロース繊維が繊維素反応型樹脂お
    よび/またはホルムアルデヒドにより架橋されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の繊維構造物。
  3. 【請求項3】洗濯収縮率が2%以下であることを特徴と
    する請求項1記載の繊維構造物。
  4. 【請求項4】洗濯収縮率が1%以下であることを特徴と
    する請求項1記載の繊維構造物。
  5. 【請求項5】B/Wが0.0001以上0.004以下
    であることを特徴とする請求項1記載の繊維構造物。
  6. 【請求項6】B/Wが0.0001以上0.003以下
    であることを特徴とする請求項1記載の繊維構造物。
  7. 【請求項7】繊維構造物を構成するセルロース繊維に架
    橋反応を行なう工程の前または後に、該セルロース繊維
    を減量加工することを特徴とする繊維構造物の製造方
    法。
  8. 【請求項8】前記セルロースを繊維素反応型樹脂の含浸
    処理を施した後、熱処理を施すことにより架橋すること
    を特徴とする請求項7記載の繊維構造物の製造方法。
  9. 【請求項9】前記熱処理の温度が80℃以上200℃以
    下であることを特徴とする請求項8記載の繊維構造物の
    製造方法。
  10. 【請求項10】前記セルロース繊維をホルムアルデヒド
    蒸気にさらし、触媒の存在下で熱処理を施すことにより
    架橋することを特徴とする請求項7記載の繊維構造物の
    製造方法。
  11. 【請求項11】前記熱処理の温度が60℃以上160℃
    以下であることを特徴とする請求項10記載の繊維構造
    物の製造方法。
  12. 【請求項12】前記減量加工がセルロース分解酵素によ
    るセルロース繊維の減量加工であることを特徴とする請
    求項7記載の繊維構造物の製造方法。
  13. 【請求項13】減量率が3%以上10%以下であること
    を特徴とする請求項12記載の繊維構造物の製造方法。
  14. 【請求項14】セルロース分解酵素の濃度が1g/l以
    上30g/l以下の水溶液に繊維構造物を浸漬して30
    ℃以上90℃以下の温度で処理することを特徴とする請
    求項12記載の繊維構造物の製造方法。
  15. 【請求項15】繊維構造物の縫製に際し、前記減量加工
    を縫製前に行うことを特徴とする請求項7記載の繊維構
    造物の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003060222A3 (en) * 2002-01-18 2003-12-04 Guangdong Esquel Knitters Co L Method of producing fabric
EP1497493A4 (en) * 2002-04-05 2008-01-23 Novozymes North America Inc IMPROVING THE ZIP AND ABRASION STRENGTH OF HIGH-CERVED CELLULOSE MATERIALS

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