JPH09160400A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH09160400A
JPH09160400A JP7322906A JP32290695A JPH09160400A JP H09160400 A JPH09160400 A JP H09160400A JP 7322906 A JP7322906 A JP 7322906A JP 32290695 A JP32290695 A JP 32290695A JP H09160400 A JPH09160400 A JP H09160400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
transfer material
toner image
image
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7322906A
Other languages
English (en)
Inventor
Maki Sudo
真樹 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7322906A priority Critical patent/JPH09160400A/ja
Publication of JPH09160400A publication Critical patent/JPH09160400A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー像を転写材に転写するために接触転写
部材を使用した際の静電気に起因する各種画像の劣化の
原因を除去する。 【解決手段】 転写電圧可変出力回路211は感光体ド
ラムと転写ローラ45の接触した状態で所定の電圧をこ
れらの間に印加し、電流検出回路221がこのとき流れ
る電流を検出する。この検出結果はROM203に格納
されたデータと参照されてプリンタ241の置かれた環
境が判別される。転写電圧可変出力回路211や除電電
圧可変出力回路112は、用紙の第1面、第2面あるい
は装置の温度、湿度に応じて対応する転写ローラ45ま
たは除電針78Aに対する印加電圧を所望の値に制御
し、用紙の剥離時の放電を無くしたり、用紙上の電荷と
感光体ドラムの間の放電、あるいは熱定着装置83に対
するトナー像の転写による用紙への再転写等による画質
の低下を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ、複写機、
ファクシミリ装置のように電子写真プロセスを使用して
像担持体に画像の形成を行う画像形成装置に係わり、詳
細には像担持体に形成されたトナー像を接触型の転写手
段を使用して転写材に転写する装置で画像の品質を向上
させるようにした画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを使用して感光体ドラ
ム等の像担持体に画像に対応したトナー像を形成し、こ
れを普通紙等の転写材に転写する画像形成装置は、プリ
ンタ、複写機、ファクシミリ装置のような装置に広く応
用されている。このような画像形成装置では、像担持体
上に保持されたトナー像を転写材に静電的に吸着させて
転写するようにしている。このために従来ではトランス
ファコロトロンと呼ばれるコロナ放電器を像担持体とし
ての例えば感光体ドラムの表面から所定の距離を置いて
配置するようにしていた。そして、この例では、感光体
ドラムとトランスファコロトロンの間に転写材としての
用紙を感光体ドラムの周速と同一速度で搬送させ、トナ
ー像をこれに順次転写させるようにしていた。
【0003】このような画像形成装置では、トランスフ
ァコロトロンと感光体ドラムの間に用紙や場合によって
はこれを掴んだグリッパが通過する。したがって、トラ
ンスファコロトロンは感光体表面からある程度の距離を
置いて配置する必要がある。このため、トランスファコ
ロトロンを構成する放電用のワイヤから感光体表面に放
電を行わせるための電圧が比較的高くなり、特別の高圧
発生回路を必要とした。また、放電現象を利用してトナ
ー像の転写を行うので、オゾンが発生し、特にマイナス
放電を行う場合にはオゾンの発生量が多くなるという問
題があった。そこで従来の画像形成装置では、発生した
オゾンを除去するために排気用のファン等に特別のフィ
ルタを使用しており、その分だけ装置のコストダウンを
図ることが困難となるばかりでなく、フィルタの保守も
必要であった。更に、トランスファコロトロンを使用し
た場合には、その放電用のワイヤがトナー等の物質で汚
れると放電特性が劣化するので、定期的な清掃が必要で
あり、このときにワイヤが切断してしまうと、その張り
替えに時間を要するといった問題もあった。このような
問題の多くは、感光体ドラムの表面の帯電を行うチャー
ジコロトロン等の他のコロナ帯電器あるいはコロナ放電
器についても同様に発生していた。
【0004】そこで、最近では感光体ドラム等の像担持
体(以下単に感光体ドラムあるいは感光体と称する。)
に接触型の帯電器あるいは放電器を使用するようになっ
てきている。
【0005】図26はこのような接触型の帯電器あるい
は放電器を使用した画像形成装置の要部を表わしたもの
である。感光体ドラム11の周囲には、帯電ローラ1
2、現像装置13、転写ローラ14、クリーニング装置
15がこの順序に配置されている。図示しないレーザか
ら出力され、同じく図示しないポリゴンミラーによって
偏向されたレーザビーム17は、帯電ローラ12によっ
て電荷の帯電されたドラム表面に照射され、これにより
画像に対応した静電潜像が形成されるようになってい
る。この静電潜像は、現像装置13の現像ロール18か
ら供給されるトナーによって現像され、トナー像が作成
される。感光体ドラム11における現像装置13の下流
側には転写ローラ14が転接している。図示しない供給
トレイから搬送路21を搬送されてきた用紙22は感光
体ドラム11と転写ローラ14の間を通過し、このとき
トナー像が用紙22に転写される。そして、図示しない
定着装置で定着された後、図示しない排出トレイに反射
されることになる。
【0006】転写ローラ14による転写後にドラム表面
に残留したトナー粒子は、クリーニング装置15によっ
て除去される。この図26に示した例ではクリーニング
ブレード24がドラム表面と接触しており、トナー粒子
を掻き取るようにして除去することになる。感光体ドラ
ム11はこの後、帯電ローラ12によって再びその表面
を一様に帯電され、次の画像形成プロセスに備えること
になる。なお、トナー像の転写時に帯電した用紙22の
除電を行うために、転写ローラ14に隣接する下流側に
は除電針25を備えた除電装置26が配置されている。
【0007】図27は、図26に示したような画像形成
装置に多く採用されている反転現像方式による画像の形
成の様子を示したものである。同図(a)に示すように
感光体ドラム11(図26)の表面は帯電ローラ12に
よって負(−)に帯電される。次に同図(b)に示すよ
うにレーザビーム17によって画像の“黒”の部分につ
いて光が照射される。すると、ドラム表面のその照射部
分の抵抗が下がり、電荷が放電して、この部分の電位が
0V(ボルト)に近づく。ここで現像装置13(図2
6)に電圧をかけて、同図(c)に示すように光の照射
された部位に負に帯電したトナー31を吸着させる。次
に、同図(d)に示すように用紙22の背面から転写ロ
ーラ14によって正(+)の電圧を印加すると、負に帯
電したトナー31が用紙22側に吸着される。このよう
にしてトナー像が用紙22に転写されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで一般に画像形
成装置では転写材としての用紙22として各種のサイズ
のものを使用している。これに対して転写ローラ14
は、最大幅の用紙を前提としてその長さを設定してい
る。このため、これよりも短い幅の用紙に対してトナー
像の転写を行う場合には、転写ローラ14が用紙22を
介さずに感光体ドラム11の表面と直接接触する領域が
存在することになる。この領域を以下の説明では転写材
外領域と呼ぶことにする。
【0009】図27で説明した反転現像による画像形成
装置を例にとると、一般的には感光体ドラム11に対し
て負帯電を行うので、トナーとしても負極性のものが使
用され、転写ローラ14にはこれと逆極性の正極性の電
圧が印加される。転写材外領域には転写ローラ14が直
接接触するので、この部分の電位がプラス側に変動して
しまい、極端な場合には本来帯電されるべき負の電位と
は逆の正極性に帯電させてしまう。
【0010】従来のコロナ帯電器を使用した画像形成装
置では、感光体表面と所定の距離を置いた位置から広範
囲に放電を行うので、非接触型の帯電装置を使用した場
合と比較すると十分な帯電能力がある。したがって、仮
にこのように帯電電位が狂っても、次の帯電プロセスで
本来の帯電電位まで回復することが十分可能である。と
ころが、図26に示した帯電ローラ12に代表される接
触帯電装置では、帯電を行う領域がローラの接触した細
い帯状の領域でしかなく、この領域を感光体ドラム11
表面が通過する時間が極端に短くなる。このため帯電能
力に十分余裕がなく、本来の帯電電位にまで回復しなか
った領域に現像装置13でトナーが吸着してしまい、顕
像化してしまう。このように感光体ドラム11等の像担
持体の次の画像形成プロセスにその前の画像形成プロセ
スの転写工程における履歴が残る現象を、本明細書では
転写メモリと呼ぶことにする。
【0011】用紙の両面に印字または記録(以下単に印
字という。)を行う画像形成装置では、トナー像を一度
用紙に転写した後に定着装置で熱定着を行い、この後に
残りの面(第2面)について印字を行うことが多い。こ
のような場合には、第2面の転写を行う際に用紙22が
乾燥し、その抵抗が著しく上昇してしまう。トナー像の
転写の際には、このような特性の変化を考慮して転写ロ
ーラ14に印加する電圧を第2面の場合に多少高めに設
定するようにしている。したがって、第2面の転写を行
う際には転写メモリがより発生しやすくなり、品位の高
い画像を得ることが困難になる。
【0012】また、低温で低湿度の環境下(以下L/L
環境という。)での印字時や第2面の転写時には、用紙
22が高抵抗化して非常に帯電しやすくなる。このよう
な状況の下で、トナー像の転写後の除電装置26による
用紙22に対する除電が不十分であると、用紙搬送部に
近づいたときに用紙22上の電荷がこれに対して異常放
電を起こすことになる。この異常放電によって定着前の
トナー像が乱れ、画質を低下させる原因となる。
【0013】これと異なり、帯電ローラ12に代表され
る接触帯電装置の帯電能力が不十分な場合には、用紙2
2を感光体ドラム11から引き離すことにより感光体ド
ラム11の1周後に汚れや濃度ムラが発生する。これを
本明細書では剥離メモリと呼ぶことにする。用紙22を
像担持体としての感光体ドラム11から剥離する際の剥
離放電によって、感光体ドラム11上に転写電位とは逆
極性の電荷が残存するが、この電荷を接触帯電装置が本
来の帯電電位まで回復させることができないと、前記し
た転写メモリと同様に次の画像形成プロセスにその前の
画像形成プロセスの転写工程における履歴が残ることに
なる。すなわち、感光体ドラム11が1周した後に前の
履歴が現像されてしまうという不都合を発生させる。
【0014】図26に示した除電装置26は、その除電
電圧を増加させることによって、以上説明したような接
触転写部材による感光体ドラム11の逆極性による帯電
や用紙22の高帯電化による不都合を解消させる方向に
作用する。ところが、除電装置26の除電電圧を増加さ
せると用紙22がその上に転写された現像剤(トナー)
との結合力を著しく弱めてしまう。したがって、トナー
像の転写後にこれを定着するヒートロール等の定着手段
が何らかの原因によってトナーと逆極性に帯電されてい
ると、定着時にこれらトナーが定着手段に付着してしま
う。そして、これらのトナーが用紙22の他の箇所に再
度付着すると、画像を乱すことになる。このような定着
手段へのオフセットについて、本明細書では定着オフセ
ットと呼ぶことにする。
【0015】また、高温で高湿度の環境下(以下H/H
環境という。)では、用紙22の抵抗が著しく低くなっ
ている。このため、転写材としての用紙22と像担持体
としての感光体ドラム11の除電を行う際に除電装置2
6に転写電圧とは逆極性の除電電圧を印加すると、用紙
22を通じてこれが除電装置26に流れ込むという現象
を発生させる。この結果、転写ローラ14が本来の転写
を行うために必要な電流が得られず、用紙に転写される
トナー像に抜けが発生するといった問題もあった。
【0016】なお、以上の説明では画像形成装置の反転
現像について説明したが、同様の不都合はこれ以外の現
像方式の画像形成装置についても同様に存在した。
【0017】そこで本発明の目的は、接触転写部材を使
用しても環境条件に左右されずに安定した印字を行うこ
とのできる画像形成装置を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、接触転写部材を使用
して各種の転写材に安定してトナー像を転写することの
できる画像形成装置を提供することにある。
【0019】本発明の更に他の目的は、接触転写部材を
使用して転写材に対してトナー像の転写を行うとき、転
写材のサイズが小さく接触転写部材が像担持体に直接接
触する領域についても画像に悪影響を与えることのない
画像形成装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)静電潜像を担持する像担持体と、(ロ)この
像担持体上の潜像に対応したトナー像を形成するトナー
像形成手段と、(ハ)像担持体と転写材を介して接触し
トナー像形成手段によって形成されたトナー像を静電的
に転写材に転写する接触転写手段と、(ニ)この接触転
写手段に隣接配置されトナー像の転写された転写材を除
電する除電手段と、(ホ)この除電手段に印加する電圧
を変化させることのできる除電用印加電圧発生手段と、
(ヘ)予め定められた各種条件に応じてこの除電用印加
電圧発生手段の出力する電圧を調整する除電用印加電圧
調整手段とを画像形成装置に具備させる。
【0021】すなわち請求項1記載の発明では、トナー
像の転写された転写材を除電する除電手段に印加する電
圧を、転写材としての用紙等や装置の置かれた各種条件
に応じて調整することにしている。そして、転写材とト
ナーの静電的な結合や、転写材と感光体ドラム等の像担
持体との関係を調整して、接触転写部材を使用しても良
好な印字ができるようにしている。
【0022】請求項2記載の発明では、(イ)静電潜像
を担持する像担持体と、(ロ)この像担持体上の潜像に
対応したトナー像を形成するトナー像形成手段と、
(ハ)像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手
段によって形成されたトナー像を静電的に転写材に転写
する接触転写手段と、(ニ)この接触転写手段に隣接配
置されトナー像の転写された転写材を除電する除電手段
と、(ホ)転写材をトナー像の転写に応じて接触転写手
段に対して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、
(ヘ)トナー像の転写された転写材を定着する定着手段
と、(ト)転写材の両面にトナー像の転写を行うとき、
その第1の印字面にトナー像が転写され定着手段で定着
が行われた後に第2の印字面へのトナー像の転写を行わ
せ再度この転写材に対する定着を行う両面印字時転写定
着制御手段と、(チ)除電手段に印加する電圧のレベル
を転写材の接触転写手段におけるその相対的な位置およ
び転写材の印字面に応じて切り換える除電用印加電圧切
換手段とを画像形成装置に具備させる。
【0023】すなわち請求項2記載の発明では、転写材
を熱や圧力等によって定着した後の特性の変化に着目
し、両面印字を行う際には転写材の印字面によって除電
手段に印加する電圧のレベルを変化させることにした。
また、例えば転写材が像担持体から剥離するときの放電
を原因とする問題を解決するために、転写材の接触転写
手段におけるその相対的な位置に応じても除電手段に印
加する電圧のレベルを変化させることにした。装置によ
っては双方の印字面について相対的な位置関係で印加電
圧を変化させる必要はなく、特定の一方の印字面につい
てのみ相対的な位置関係で印加電圧を変化させるように
してもよい。
【0024】請求項3記載の発明では、(イ)静電潜像
を担持する像担持体と、(ロ)この像担持体上の潜像に
対応したトナー像を形成するトナー像形成手段と、
(ハ)像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手
段によって形成されたトナー像を静電的に転写材に転写
する接触転写手段と、(ニ)この接触転写手段に隣接配
置されトナー像の転写された転写材を除電する除電手段
と、(ホ)転写材をトナー像の転写に応じて接触転写手
段に対して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、
(ヘ)装置内の環境を判別する環境判別手段と、(ト)
除電手段に印加する電圧のレベルを転写材の接触転写手
段におけるその相対的な位置と環境判別手段の判別した
環境に応じて切り換える除電用印加電圧切換手段とを画
像形成装置に具備させる。
【0025】すなわち請求項3記載の発明では、プリン
タ、ファクシミリ装置、複写機等の画像形成装置の置か
れた環境の変化と静電気の関係について着目し、環境判
別手段によって判別された湿度、温度等の環境に応じて
除電手段に印加する電圧のレベルを変化させることにし
た。また、例えば転写材が像担持体から剥離するときの
放電を原因とする問題を解決するために、転写材の接触
転写手段におけるその相対的な位置に応じても除電手段
に印加する電圧のレベルを変化させることにした。
【0026】請求項4記載の発明では、(イ)静電潜像
を担持する像担持体と、(ロ)この像担持体上の潜像に
対応したトナー像を形成するトナー像形成手段と、
(ハ)像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手
段によって形成されたトナー像を静電的に転写材に転写
する接触転写手段と、(ニ)この接触転写手段に隣接配
置されトナー像の転写された転写材を除電する除電手段
と、(ホ)転写材をトナー像の転写に応じて接触転写手
段に対して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、
(ヘ)転写材の特性を判別する転写材特性判別手段と、
(ト)除電手段に印加する電圧のレベルを転写材の接触
転写手段におけるその相対的な位置と転写材特性判別手
段の判別した特性に応じて切り換える除電用印加電圧切
換手段とを画像形成装置に具備させる。
【0027】すなわち請求項4記載の発明では、用紙等
の転写材の含水率、抵抗等の特性と静電気の関係につい
て着目し、転写材の特性を判別する転写材特性判別手段
を用意して、これによって判別された特性に応じて除電
手段に印加する電圧のレベルを変化させることにした。
また、例えば転写材が像担持体から剥離するときの放電
を原因とする問題を解決するために、転写材の接触転写
手段におけるその相対的な位置に応じても除電手段に印
加する電圧のレベルを変化させることにした。
【0028】請求項5記載の発明では、(イ)静電潜像
を担持する像担持体と、(ロ)この像担持体上の潜像に
対応したトナー像を形成するトナー像形成手段と、
(ハ)像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手
段によって形成されたトナー像を静電的に転写材に転写
する接触転写手段と、(ニ)この接触転写手段に隣接配
置されトナー像の転写された転写材を除電する除電手段
と、(ホ)転写材をトナー像の転写に応じて接触転写手
段に対して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、
(ヘ)転写材の先端が接触転写手段と接触した時点から
除電手段に所定の電圧を印加し、転写材の後端近傍が除
電手段と対向する所定の時点からその絶対値が高くなる
ように変化させると共に、転写材の後端がこの除電手段
を通過してから一定時間経過後に電圧の印加を停止する
印加電圧切換手段とを画像形成装置に具備させる。
【0029】すなわち請求項5記載の発明では、除電手
段に印加する電圧の絶対値を剥離時に高くなるように
し、除電の効果を高めるようにした。これにより、静電
的に吸着した転写材を像担持体から剥離する際に放電が
発生しにくくなり、この放電に伴う画像の劣化を防止す
ることができる。
【0030】請求項6記載の発明では、(イ)静電潜像
を担持する像担持体と、(ロ)この像担持体上の潜像に
対応したトナー像を形成するトナー像形成手段と、
(ハ)像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手
段によって形成されたトナー像を静電的に転写材に転写
する接触転写手段と、(ニ)この接触転写手段に隣接配
置されトナー像の転写された転写材を除電する除電手段
と、(ホ)転写材をトナー像の転写に応じて接触転写手
段に対して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、
(ヘ)転写材を介さずに接触転写手段と像担持体との間
を流れる電流を検出する電流検出手段と、(ト)この電
流検出手段の検出結果から装置内の環境を判別する環境
判別手段と、(チ)除電手段に印加する印加電圧のレベ
ルを転写材の接触転写手段におけるその相対的な位置と
環境判別手段の判別した装置内の環境に応じて切り換え
る印加電圧切換手段とを画像形成装置に具備させる。
【0031】すなわち請求項6記載の発明では、装置内
の温度や湿度といった環境を個別のセンサでそれぞれ検
出する代わりに、接触転写手段と像担持体との間に電圧
を印加するといった手法でこれらの間を流れる電流を検
出し、装置の環境を判別する。そして、判別された装置
の環境に従って除電手段に印加する印加電圧のレベルを
転写材の接触転写手段におけるその相対的な位置と環境
判別手段の判別した装置内の環境に応じて切り換え、画
像の良好な再現を図っている。
【0032】請求項7記載の発明では、(イ)静電潜像
を担持する像担持体と、(ロ)この像担持体上の潜像に
対応したトナー像を形成するトナー像形成手段と、
(ハ)像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手
段によって形成されたトナー像を静電的に転写材に転写
する接触転写手段と、(ニ)この接触転写手段に隣接配
置されトナー像の転写された転写材を除電する除電手段
と、(ホ)転写材をトナー像の転写に応じて接触転写手
段に対して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、
(ヘ)転写材を介さない状態と介する状態の双方で接触
転写手段と像担持体との間を流れる電流を検出する電流
検出手段と、(ト)この電流検出手段の検出結果から装
置内および転写材の環境を判別する環境判別手段と、
(チ)除電手段に印加する印加電圧のレベルを転写材の
接触転写手段におけるその相対的な位置と環境判別手段
の判別した装置内および転写材の環境に応じて切り換え
る印加電圧切換手段とを画像形成装置に具備させる。
【0033】すなわち請求項7記載の発明では、装置内
の温度や湿度といった環境や転写材の含水率といった環
境を個別のセンサでそれぞれ検出する代わりに、接触転
写手段と像担持体との間に転写材を介在させた状態と介
在させない状態の双方の状態を実現し、これらの状態で
これらの間を流れる電流を検出し、装置および転写材の
環境を判別する。そして、判別されたこれらの環境に従
って除電手段に印加する印加電圧のレベルを転写材の接
触転写手段におけるその相対的な位置と環境判別手段の
判別した装置内の環境に応じて切り換え、画像の良好な
再現を図っている。
【0034】請求項8記載の発明では、(イ)静電潜像
を担持する像担持体と、(ロ)この像担持体上の潜像に
対応したトナー像を形成するトナー像形成手段と、
(ハ)像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手
段によって形成されたトナー像を静電的に転写材に転写
する接触転写手段と、(ニ)この接触転写手段に隣接配
置されトナー像の転写された転写材を除電する除電手段
と、(ホ)転写材をトナー像の転写に応じて接触転写手
段に対して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、
(ヘ)装置内の環境を高温・高湿、低温・低湿あるいは
それ以外のいずれかとして判別する環境判別手段と、
(ト)トナー像の転写された転写材を定着する定着手段
と、(チ)転写材の両面にトナー像の転写を行うとき、
その第1の印字面にトナー像が転写され定着手段で定着
が行われた後に第2の印字面へのトナー像の転写を行わ
せ再度この転写材に対する定着を行う両面印字時転写定
着制御手段と、(リ)除電手段に印加する印加電圧のレ
ベルを転写材の接触転写手段におけるその相対的な位置
および転写材の印字面ならびに環境判別手段によって判
別された環境に応じて切り換える印加電圧切換手段とを
画像形成装置に具備させる。
【0035】すなわち請求項8記載の発明では、画像形
成装置の置かれた環境を温度と湿度の関係で高温・高
湿、低温・低湿あるいはそれ以外のいずれかの3つに区
分すると共に、転写材にトナー像を転写するときの面が
最初に転写を行う第1面か、2度目の転写を行う第2面
かの2つに区分し、これらの組み合わせに対処するよう
に除電手段に印加する印加電圧のレベルをそれぞれ所望
の値に設定することにして、画像の良好な再現を図って
いる。
【0036】請求項9記載の発明では、(イ)静電潜像
を担持する像担持体と、(ロ)この像担持体上の潜像に
対応したトナー像を形成するトナー像形成手段と、
(ハ)像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手
段によって形成されたトナー像を静電的に転写材に転写
する接触転写手段と、(ニ)この接触転写手段に隣接配
置されトナー像の転写された転写材を除電する除電手段
と、(ホ)接触転写手段に印加する電圧を変化させるこ
とのできる転写用印加電圧発生手段と、(ヘ)除電手段
に印加する電圧を変化させることのできる除電用印加電
圧発生手段と、(ト)予め定めた各種条件に応じて転写
用印加電圧発生手段および除電用印加電圧発生手段の出
力する電圧を調整する除電用印加電圧調整手段とを画像
形成装置に具備させる。
【0037】すなわち請求項9記載の発明では、トナー
像の転写された転写材を除電する除電手段とトナー像を
静電的に転写材に転写する接触転写手段との双方に印加
する電圧を、転写材としての用紙等や装置の置かれた各
種条件に応じて調整することにしている。そして、転写
材とトナーの静電的な結合や、転写材と感光体ドラム等
の像担持体との関係を調整して、接触転写部材を使用し
ても良好な印字ができるようにしている。
【0038】
【発明の実施の形態】
【0039】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0040】第1の実施例
【0041】図1は本発明の一実施例における画像形成
装置としてのプリンタの概要を表わしたものである。こ
のプリンタ41は、静電潜像の形成を行うための像担持
体としての感光体ドラム42を備えている。感光体ドラ
ム42の周囲には、ドラム表面に電荷を一様に帯電させ
るための帯電ローラ43と、静電潜像を現像するための
現像ローラ44および現像によってドラム表面に作成さ
れたトナー像をこの図に示していない用紙に転写するた
めの転写ローラ45がそれぞれ転接している。転写ロー
ラ45を除いたこれらの各部と現像ローラ44に供給す
るトナーを収容したトナーボックス46とは全体として
取り換え自在なカートリッジ48を構成している。
【0042】感光体ドラム42の帯電ローラ43と現像
ローラ44の間のドラム表面の所定位置には、レーザ走
査装置49から画信号で変調されたレーザビーム51が
照射されるようになっている。レーザ走査装置49は、
図1でポリゴンミラー53によって隠れた位置に半導体
レーザを配置している。この半導体レーザから射出され
た画信号に応じて変調されたレーザビーム51は、ポリ
ゴンミラー53のミラー面に入射して回転角に応じた方
向に反射され、レンズ54を通過し第1の反射ミラー5
5によって反射される。そして、第2の反射ミラー56
によって反射され、感光体ドラム42の所定位置に入射
されることになる。感光体ドラム42の表面は、これに
よりドラム軸方向、すなわち主走査方向に繰り返し走査
され、静電潜像の形成が行われる。
【0043】この画像形成装置は、各種サイズの用紙を
給送することのできる供給トレイ61を備えている。供
給トレイ61に積層された用紙(図示せず)は、本実施
例で直径30mmで周速が70mm/秒の感光体ドラム
42の動きと同期をとった所定のタイミングで半月ロー
ラ62によって1枚ずつ所定の間隔を置いて送り出さ
れ、フィードローラ64、65および用紙の先端の位置
決め制御用のレジストローラ66を順に経て感光体ドラ
ム42と直径16mmの転写ローラ45の間を通過す
る。この通過時のみ、転写ローラ45に正の直流電圧が
印加され、トナー像の転写が行われる。なお、供給トレ
イ61から用紙を送り出すには、半月ローラ62の代わ
りにすでに知られている各種の手法を採ることができ
る。例えばリタードローラを使用することも可能であ
る。
【0044】図2は、感光体ドラムの周辺を具体的に表
わしたものである。本実施例のプリンタは反転現像方式
で画像の形成を行う。本実施例の感光体ドラム42は有
機感光体を使用しているので、帯電ローラ43は負
(−)の電荷を感光体ドラム42に与える。感光体ドラ
ム42は矢印71で示すように時計回りに回転してお
り、レーザビーム51の照射された位置の電荷を放出す
る。負に帯電したトナーは現像ローラ44の表面で磁気
的に穂立ちしている。現像ローラ44には、交流電圧と
負の直流電圧が印加されており、感光体ドラム42にお
けるレーザビーム51の照射された箇所でトナーがドラ
ム表面に移動し、静電潜像に対応したトナー像が作成さ
れる。
【0045】一方、用紙(普通紙)73は図1に示した
フィードローラ66から感光体ドラム42の周速と同一
の速度で矢印74方向に搬送されてきて、この感光体ド
ラム42と転写ローラ45の間を通過する。転写ローラ
45は圧縮バネ76によって感光体ドラム42に所定の
圧力で転接されている。この転写ローラ45には所定の
正の電圧が印加されており、これによってトナー像が用
紙73に転写されることになる。
【0046】転写ローラ45の出口側で用紙73の搬送
路の下方には所定の間隔を置いて除電装置78が配置さ
れている。除電装置78は金属製の除電針78Aと、こ
れを両側からバインドした除電装置本体78Bから構成
されており、用紙73を背後から除電するようになって
いる。なお、用紙73に転写されずに感光体ドラム42
の表面に残ったトナーは、帯電ローラ43の手前側に配
置されたクリーニングブレード79によって除去される
ようになっている。
【0047】図3は、感光体ドラムと除電装置を側面か
ら見たものである。除電装置78は円筒状の感光体ドラ
ム42の軸方向の長さと等しい平板状の除電針78Aを
備えており、これが一点鎖線で示す除電装置本体78B
内に配置されている。除電針78Aの先端は感光体ドラ
ム42の表面と一定の間隔を置いて平行に配置されてお
り、これらの先端部分は鋸の歯状の形状に加工されてい
る。本実施例では高さが2mm、ピッチが2mmの多数
の歯となっており、これらの歯と感光体ドラム42のド
ラム表面との間隔は約5mmとなっている。除電針78
Aは図示しない高圧ケーブルと接続されており、鋸の歯
状の先端部分から用紙73(図2)上に除電用の放電が
行われるようになっている。
【0048】図1に戻って説明を続ける。感光体ドラム
42と転写ローラ45を通過した用紙は、破線で示した
搬送路81に沿って搬送され、ヒートローラとプレッシ
ャローラからなる熱定着装置83を通過する。ヒートロ
ーラとプレッシャローラは、所定の幅で帯状に接触(ニ
ップ)しており、所定の高温に保持されたヒートローラ
側からトナー像の転写された用紙面側に加えられた熱に
よってトナー像の定着が行われる。このとき、プレッシ
ャローラは用紙をプレッシャローラ側に押し付けて効率
的な熱伝達を可能にすると共に、ヒートローラ側から伝
達された熱を用紙にその背面からも与えて熱定着を確実
にする。定着の終了した用紙は、フィードローラ84、
85および排出ローラ86によって順に搬送され、装置
本体上部に設けられた排出トレイ88上に排出される。
これは、用紙の片面にのみ印字を行う片面印字の動作で
ある。
【0049】用紙73(図2)の両面に印字を行う両面
印字時には、その第1面の印字時と第2面の印字とで搬
送経路が一部異なってくる。第1面の印字時には、用紙
の先端がフィードローラ85を通過しその後端がその1
つ手前のフィードローラ84を通過した時点で、切換レ
バー91が二点鎖線の位置から実線の位置に回動する。
そして、フィードローラ85の回転が逆転する。これに
より、第1面の印字が終了した用紙の後端すなわち下端
が今度は先端となって下方に移動を開始する。そして、
供給トレイ61の上方にわずかの距離を置いて配置され
たフィードローラ93〜95を順に通過して、第2面の
印字を行うための用紙の搬送が再び開始される。
【0050】供給トレイ61の上方を通過した用紙は、
再びフィードローラ64、65およびレジストローラ6
6を順に通過し、今度は第2面を上側にして感光体ドラ
ム42と転写ローラ45の間を通過する。このとき第2
面の印字が行われる。そして、熱定着装置83でトナー
像の定着が行われた後、今度は切換レバー91が二点鎖
線で示す位置に回動した状態でフィードローラ84、8
5および排出ローラ86を順に通過して排出トレイ88
上に排出されることになる。
【0051】この画像形成装置では、以上説明した供給
トレイ61を使用した片面印字あるいは両面印字の他
に、手差し用紙の印字や葉書の印字も行うことができ
る。これらについては本発明と直接関係しないので、説
明を省略する。また、このプリンタ41では、画像の印
字のための各種制御を制御用筐体97内に収容した電子
回路で行うようになっている。
【0052】図4は、本実施例のプリンタの回路構成の
要部を表わしたものである。このプリンタ41は各種制
御を行うためにCPU(中央処理装置)101を備えて
いる。CPU101は、データバス等のバス102を通
じて装置内の各部と接続されている。このうち、ROM
103は、このプリンタ41の各部の制御を行うための
プログラムを格納したリード・オンリ・メモリである。
RAM104は、各種データを一時的に格納するための
ランダム・アクセス・メモリである。操作パネル105
は、電源のオン・オフや他の操作を行うためのスイッチ
を配置しており、また、表示用のランプや液晶ディスプ
レイも配置されており、必要な情報が表示されるように
なっている。通信制御回路106は通信ケーブル107
を介してホストコンピュータ等の外部の画像処理装置と
通信を行い、プリントデータの受信や制御信号の送受信
を行うようになっている。
【0053】転写電圧出力回路111は転写ローラ45
に印加する転写電圧を出力する回路である。除電電圧可
変出力回路112は、除電針78Aに除電電圧を印加す
るための回路である。帯電電圧出力回路113は、帯電
ローラ43に印加する電圧を出力するようになってい
る。これらの出力回路111〜113は電圧の出力をオ
ン・オフするスイッチング回路や出力電圧を制御する周
知の電圧制御回路等によって構成されている。
【0054】本実施例で帯電ローラ43には交流電圧に
負の直流電圧を重畳したものを印加する。現像電圧出力
回路114は、現像装置115に印加する電圧を出力す
るようになっている。レーザ走査装置制御回路116
は、レーザ走査装置49の制御を行うための回路であ
る。この回路内には、プリントデータを展開するページ
メモリも含まれている。定着制御回路117は、熱定着
装置83のヒートロールについてその温度制御を行うよ
うになっている。メインドライブ回路118は、感光体
ドラム42の回転を行わせるためのメインモータ119
の駆動を制御するようになっている。
【0055】図5は、本実施例のプリンタで転写ローラ
および除電針に印加される電圧の変化の様子を表わした
ものである。同図(a)は、図2に示した転写ローラ4
5に転写電圧出力回路111から印加される電圧のオン
・オフの様子を示している。矢印Aで示した区間は転写
ローラ45に用紙73(図2)が接触している区間であ
り、この区間の開始時から終了時まで所定の正の直流電
圧からなる転写用電圧が転写ローラ45に印加される。
このような転写電圧の制御は、レジストローラ66を経
た後の用紙73の時間経過を測定することによって行う
ことができる。
【0056】図5(b)および同図(c)は、図2に示
した除電針78Aに印加される除電電圧の変化の様子を
示している。このうち同図(b)は用紙73の第1面に
印字が行われる際の除電電圧を示している。用紙73の
先端が除電針78Aの直上の位置に到達するよりも50
mm秒早い時点から、すなわち転写ローラ45に用紙7
3の先端が到達した時点から、−100Vの除電電圧が
この除電針78Aに印加される。そして、用紙73の後
端が転写ローラ45に到達した時点から除電針78Aに
−2000Vの電圧が印加され、この電圧印加は用紙7
3の後端が除電針78Aの直上を通過してわずかの時間
経過した時点で停止される。
【0057】図5(c)は用紙73の第1面に印字が行
われる際の除電電圧を示している。この場合には用紙7
3の先端が除電針78Aの直上の位置に到達するよりも
50mm秒早い時点から、−2000Vの除電電圧がこ
の除電針78Aに印加される。そして、用紙73の後端
が転写ローラ45に到達した時点から除電針78Aに−
3000Vの電圧が印加され、この電圧印加は用紙73
の後端が除電針78Aの直上を通過してわずかの時間経
過した時点で同様に停止される。このように除電電圧は
用紙73の一面と二面で変化するが、同図(a)に示し
たように転写ローラ45への印加電圧は、用紙73がい
ずれの面であっても変化しない。
【0058】除電針78Aへの印加電圧を印字の第1面
と第2面で変化させたのは、第2面の印字時の方が第1
面のそれよりも用紙73の含水率が低くなっていること
によるものである。すなわち、用紙73の第2面では定
着装置83のヒートロールを一度通過した後なので、含
水率が低くなり絶縁抵抗が高くなっている。従って、て
転写ローラ45による帯電の度合いがより高くなり、除
電針78Aによる除電をより強力に行う必要があるから
である。また、用紙73の後端近傍で除電針78Aの印
加電圧の絶対値を高めているのは、用紙73が感光体ド
ラム42から完全に離れる時点の剥離放電をできるだけ
抑制し、剥離メモリを除去するためである。更に、用紙
73が除電針78Aの直上を通過したわずか後まで除電
針78Aに除電用の電圧を印加しているのは、剥離の行
われた箇所の感光体ドラム42を除電し、履歴を除去す
るためである。
【0059】以上説明した第1の実施例では、用紙73
の印字面の違いによって転写ローラ45に印加する電圧
を相違させるといった単純な制御を行うだけで、転写材
としての用紙に安定してトナー像を転写することがで
き、また、用紙の剥離を原因とする画像の劣化を防止す
ることができる。
【0060】第2の実施例
【0061】図6は、本発明の第2の実施例における画
像形成装置としてのプリンタの要部の回路構成を表わし
たものである。この図6で図4に示した回路と同一部分
には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略
する。本実施例のプリンタ241では、第1の実施例と
比較してより高品位の画像の印字を可能にさせるように
している。このために、ROM203には環境を判別す
る手順や、判別された環境に応じて転写ローラ45およ
び除電針78Aに印加される電圧を変化させる手順等を
示したプログラムが格納されている。また、転写ローラ
45には転写電圧を可変状態で出力できる転写電圧可変
出力回路211が接続されている。更に転写ローラ45
には感光体ドラム42との間で流れる電流を検出する電
流検出回路221が配置されており、これを基にして環
境の判別が行われるようになっている。
【0062】また、図1には示していないが第2の実施
例のプリンタ241には透過型光センサ222が転写ロ
ーラ45とレジストローラ66の間の搬送路上に配置さ
れている。透過型光センサ222は搬送路上を通過する
用紙73の先端および後端を検出して、これらの検知出
力をバス102に送出するようになっている。
【0063】図7は、本実施例のプリンタの印字時の環
境を判別するための制御の流れを表わしたものである。
本実施例のプリンタは、図4に示した通信制御回路10
6に接続された通信ケーブル107を介して外部装置と
接続されており、これからプリントデータの供給を受け
るようになっている。CPU101は外部装置からプリ
ントを開始するのに先だって送られてくるプリント開始
信号の受信を待機している(ステップS101)。プリ
ント開始信号が受信されると(Y)、CPU101は図
4に示したメインドライブ回路118に対して駆動開始
信号を送出し、メインモータ119の駆動を開始させて
感光体ドラム42を一定速度で回転させる(ステップS
102)。そして、帯電電圧出力回路113を制御して
帯電ローラ43に−400Vの負の電圧を印加させ、ド
ラム表面を均一に帯電させる(ステップS103)。
【0064】CPU101は、この状態で感光体ドラム
42の帯電の行われた箇所が転写位置、すなわち感光体
ドラム42と転写ローラ45のニップする位置に達する
時点を監視する(ステップS104)。そして、この到
達時点になったら(Y)、転写電圧可変出力回路211
を制御して転写ローラ45に+1000Vのモニタ電圧
を印加させる(ステップS105)。そして、用紙73
の介在していないこの状態で転写ローラ45と感光体ド
ラム42の間に流れる電流の検出を行う(ステップS1
06)。電流検出回路221の検出した電流値は、内蔵
のA/D変換器でアナログ−ディジタル変換される。C
PU101は、この検出電圧のディジタル値をROM1
03内に格納された基準値と比較して、現時点のプリン
タの環境を判別する(ステップS107)。
【0065】本実施例の装置では、プリンタの環境を次
の3種類に区分している。そして、判別された環境に応
じて転写ローラ45よび除電針78Aに印加される電圧
の制御を行うようにしている。 L/L環境:低温で低湿度の環境 H/H環境:高温で高湿度の環境 N/N環境:常温・常湿度の環境(以上のL/Lおよ
びH/H環境以外の環境) これら3つの環境についての統一した基準は存在しない
が、一般に適用されている各種基準には大きな相違は存
在しないので、いずれの基準を適用しても以下に説明す
る印加電圧に多少の差がでるだけで、大きな問題は生じ
ない。
【0066】図8は、本実施例で使用している転写ロー
ラおよび感光体ドラムの抵抗値がこれら3種類の環境に
よってどのように変化するかを示したものである。この
図で縦軸は転写ローラ45と感光体ドラム42の抵抗値
を対数で表わしたものであり、横軸は3種類の環境を示
したものである。ここで各測定点を黒の四角で表わした
折れ線122は、転写ローラ45の特性を示したもので
あり、白の四角で表わした折れ線123は感光体ドラム
42の特性を示したものである。L/L環境では、転写
ローラ45と感光体ドラム42双方の抵抗値が高く、H
/H環境に移行するに従って低くなる。例えば転写ロー
ラ45はL/L環境で109 Ω以上の抵抗値を有してい
るが、H/H環境ではこれが100分の1程度まで低下
する。このように両者の抵抗値が環境によって変化する
結果、本実施例で転写ローラ45に+1000Vのモニ
タ電圧を印加させて、図6に示した電流検出回路221
で両者に流れる電流を測定すると、現在の環境を判別す
ることができる。
【0067】図9は、転写ローラにモニタ電圧を印加し
た状態における転写ローラの検出電流と各環境との関係
を表わしたものである。図8に示したように転写ローラ
45は環境によってその抵抗値が異なるので、電流検出
回路221で検出した電流を基にして3種類の環境を区
別することができる。ここでは、モニタ電圧として正の
1000Vを印加した場合を示している。転写ローラ4
5に流れる電流が例えば6μAであればプリンタ241
はH/H環境であり、2.0μAであればN/N環境で
あり、0.2μAであればL/L環境である。図9では
3つの環境の境目を破線で召しているが、これらを転写
ローラ45に流れる電流で示すと、それぞれ約4μAと
0.5μAとなる。したがって、図7のステップ107
では、電流検出回路221で検出した電流が4μA以上
のときと、0.5μA以下のときと、それ以外のときに
区分けしている。
【0068】図10は、図7のステップS107で示し
た環境判別の論理を具体的に表わしたものである。転写
ローラ45に流れる電流が4μA以上のときには(ステ
ップS201;Y)、H/H環境下での電圧を決定する
H/H環境制御モードが実行される(ステップS20
2)。電流が4μA未満であった場合には(ステップS
201;N)、これが0.5μA以下であるかどうかの
判別が行われる(ステップS203)。この結果、4μ
A未満で0.5μAを越える場合には(N)、N/N環
境下での電圧を決定するN/N環境制御モードが実行さ
れる(ステップS204)。転写ローラ45に流れる電
流が0.5μA以下である場合には、L/L環境下での
電圧を決定するL/L環境制御モードが実行されること
になる(ステップS205)。
【0069】図11は、ステップS202の処理の具体
的な内容として、H/H環境におけるこのプリンタの除
電針に印加する電圧の制御の様子を表わしたものであ
る。図6に示したCPU101は、用紙73の印字が第
1面に対して行われるものであるか、第2面に対して行
われるものであるかを判別する(ステップS301)。
これは、図1に示した切換レバー91の切換制御との関
係でプリンタ241側が認識しており、この情報を利用
すればよい。用紙71の第1面について印字が行われる
場合には(Y)、その用紙73の後端近傍が転写位置す
なわち前記したニップ位置に到達する時点を判別する
(ステップS(ステップS302)。このような制御
は、図6に示した透過型光センサ222が用紙73の後
端を検出した時点からその後端が除電針78Aの直上に
到達するまでの時間よりも所定の時間だけ短い時間を計
時することで判別することができる。
【0070】用紙73の後端近傍が転写位置に到達した
ら(Y)、CPU101は転写電圧可変出力回路211
を制御して、除電針78Aに−3000Vを印加する
(ステップS303)。すなわち、本実施例のH/H環
境における第1面では、トナー像の転写された用紙73
の先端が除電針78Aに到達しても除電が行われず、後
端の近傍が除電針78Aに到達する間際に−3000V
の電圧が印加されることになる。このように用紙73の
後端近傍まで除電が行われないこととしたのは、高温、
多湿の条件下であることを考慮したためである。CPU
101は−3000Vの電圧を印加した時点から計時動
作を開始し、用紙73の後端が除電針78Aの直上を通
過してわずか経過するまでの時間tが経過したらこの電
圧の印加を停止する(ステップS304;Y)。
【0071】一方、ステップS301で第2面の印字と
判別された場合には(N)、用紙73の先端が転写ロー
ラ45と感光体ドラム42のニップする転写位置まで到
達した時点で(ステップS305;Y)、除電針78A
に−2000Vの電圧が印加される(ステップS30
6)。これは、H/H環境でも用紙73が一度加熱定着
された後なので、その表面を除電する必要があるからで
ある。そして、用紙73の後端近傍が転写位置に到達し
た時点から(ステップS307;Y)、先と同様に−3
000Vの電圧が除電針78Aに印加されることになる
(ステップS303)。なお、−2000Vの電圧の印
加が開始されるタイミングは、図6に示した透過型光セ
ンサ222が用紙73の先端を検出した時刻から停止位
置に到達するまでの時間を計時することで判別すること
ができる。
【0072】図12は、ステップS204の処理の具体
的な内容として、N/N環境におけるこのプリンタの除
電針に印加する電圧の制御の様子を表わしたものであ
る。図6に示したCPU101は、用紙73の印字が第
1面に対して行われるものであるか、第2面に対して行
われるものであるかを判別する(ステップS401)。
用紙71の第1面について印字が行われる場合には
(Y)、用紙73の先端が転写位置まで到達した時点で
(ステップS402;Y)、除電針78Aに−100V
の電圧が印加される(ステップS403)。H/H環境
ではこの時点で除電用の電圧が印加されなかったが、N
/N環境では湿度が通常の値まで減少しているので、除
電をわずかに行うことにしたのである。この後、用紙7
3の後端近傍が転写位置に到達した時点から(ステップ
S404;Y)、先のH/H環境の場合と同様に時間t
の間だけ−3000Vの電圧が除電針78Aに印加され
ることになる(ステップS405、S406)。
【0073】一方、ステップS401で第2面の印字で
あると判別された場合には(N)、用紙73の先端が転
写ローラ45と感光体ドラム42のニップする転写位置
まで到達した時点で(ステップS407;Y)、除電針
78Aに−1000Vの電圧が印加される(ステップS
408)。用紙73が一度加熱定着された後なので、そ
の表面をより強力に除電する必要があるからである。用
紙73の後端近傍が転写位置に到達したら(ステップS
409;Y)、先と同様に−3000Vの電圧が除電針
78Aに印加される(ステップS405)。
【0074】図13は、ステップS205の処理の具体
的な内容として、L/L環境におけるこのプリンタの除
電針に印加する電圧の制御の様子を表わしたものであ
る。図6に示したCPU101は、用紙73の印字が第
1面に対して行われるものであるか、第2面に対して行
われるものであるかを判別する(ステップS501)。
用紙71の第1面について印字が行われる場合には
(Y)、用紙73の先端が転写位置まで到達した時点で
(ステップS502;Y)、除電針78Aに−500V
の電圧が印加される(ステップS503)。L/L環境
では湿度が通常の値よりも減少しているので、用紙73
の第1面の除電としては最も強く行うことにしたのであ
る。この後、用紙73の後端近傍が転写位置に到達した
時点から(ステップS504;Y)、先のH/H環境お
よびN/N環境の場合と同様に時間tの間だけ−300
0Vの電圧が除電針78Aに印加されることになる(ス
テップS505、S506)。
【0075】一方、ステップS501で第2面の印字で
あると判別された場合には(N)、用紙73の先端が転
写ローラ45と感光体ドラム42のニップする転写位置
まで到達した時点で(ステップS507;Y)、除電針
78Aに−800Vの電圧が印加される(ステップS5
08)。用紙73が一度加熱定着された後なので、その
表面をより強力に除電する必要があるからである。用紙
73の後端近傍が転写位置に到達したら(ステップS5
09;Y)、先と同様に−3000Vの電圧が除電針7
8Aに印加されることになる(ステップS505)。
【0076】図14は、H/H、N/NおよびL/Lの
各環境下における転写ローラと除電針に対する電圧を比
較したものであり、第1の実施例における図5に対応す
るものである。図14の(a)は、図6に示した転写電
圧出力回路211から転写ローラ45に印加される電圧
のオン・オフの様子を示している。矢印Aで示した区間
は転写ローラ45に用紙73(図2)が接触している区
間であり、この区間の開始時から終了時まで所定の正の
直流電圧からなる転写用電圧が転写ローラ45に印加さ
れる。転写電圧のオン・オフ制御は、前記した透過型光
センサ222の出力を基にして時間の測定を行うことに
よって実現される。
【0077】図14の(b)〜(d)は、それぞれH/
H環境の第1面、N/N環境の第1面、L/L環境の第
1面に対して転写ローラ45に印加される電圧の変化を
表わしており、同図(e)〜(g)は、それぞれH/H
環境の第2面、N/N環境の第2面、L/L環境の第2
面に対して転写ローラ45に印加される電圧の変化を表
わしている。これらは先の図11〜図13で説明した通
りである。
【0078】同図(a)に示した転写ローラ45に印加
される電圧は、第1の実施例の場合と異なり、用紙73
の第1面と第2面およびプリンタ241の置かれる各環
境で相違するようになっている。本実施例では転写ロー
ラ45としてN/N環境としての22°C、55%RH
の条件下で1.0×108 Ωのものを使用した。図8で
も示したように、環境の変化によって転写ローラ45の
体積抵抗や転写材としての用紙73の体積抵抗の値が変
化することは良く知られている。したがって、転写ロー
ラ45に印加すべき電圧は環境によっても異なってくる
ことになる。そこで本実施例のH/H環境では、第1面
の印字の際に+350Vが転写ローラ45に印加される
ようにしている。この後、図1に示したフィードローラ
93〜95を順に通過して、第2面の印字を行う際には
+1000Vが転写ローラ45に印加される。N/N環
境では第1面で+1000Vが印加され、第2面で+1
500Vが印加される。L/L環境では第1面で+15
00Vが印加され、第2面で+3000Vが印加され
る。
【0079】以上説明した第2の実施例のプリンタを他
のプリンタと比較するテストを行った。このテストで
は、H/H環境として28°C、85%RHを、またN
/N環境として22°C、55%RHを、更にL/L環
境として10°C、15%RHの条件を設定した。更
に、除電針78Aには−3000Vの電圧を印加するこ
とにした。このテストで、転写材としてはゼロックス社
の製造する4024DP用レターサイズ(8.5×11
インチ)の用紙73を使用した。
【0080】第1のテスト
【0081】第1のテストでは、除電針78Aに何らの
電圧も印加しないことにし、除電針用の電源としての図
6に示した除電電圧可変出力回路112の出力側のライ
ンを接地した。
【0082】図15は、この第1のテストにおける転写
ローラおよび除電針に印加される電圧の変化を表わした
ものである。同図(a)は転写ローラ45に印加される
電圧を示したものであり、転写ローラ45に用紙73の
先端が接触するタイミングで転写電圧が印加され、この
用紙73の後端が接触するまでこの電圧が継続的に印加
される。同図(b)は除電針78Aに印加される電圧を
示しており、この場合には0Vとなる。
【0083】図16は、各環境での第1のテストの結果
を表わしたものである。剥離メモリについては、どの環
境でもこれを除去するような結果を得ることができなか
った。これは、除電針78Aで特に用紙73の除電を行
っていないため、剥離時の放電現象によりすべての環境
で画像に悪影響を与えるためである。転写メモリについ
ては、H/H環境の第2面の転写時にのみその発生が見
られた。転写像抜けはどの場合にも発生しなかった。転
写画像の乱れは、H/H環境の第2面についてひどく発
生した。定着オフセット(定着器オフセット)について
は未発生であった。
【0084】第2のテスト
【0085】図17は、各環境での第2のテストの結果
を表わしたものである。同図(a)は転写ローラ45に
印加される電圧を示したものであり、転写ローラ45に
用紙73の先端が接触するタイミングで転写電圧が印加
され、この用紙73の後端が接触するまでこの電圧が継
続的に印加される。同図(b)は除電針78Aに印加さ
れる電圧を示しており、用紙73の後端が転写位置に到
達する50msec前から200msecの間、−30
00Vの電圧が除電針78Aに印加される。除電針78
Aに対する印加電圧は、用紙73の第1面と第2面共に
同一である。
【0086】図18は、各環境での第2のテストの結果
を表わしたものである。用紙73の剥離時に除電針78
Aに−3000Vの電圧が印加されるので、第1面およ
び第2面の転写の剥離メモリを原因とする画質劣化の問
題が解消した。しかしながら、このような改善によって
も第2面の転写時に発生する用紙73の帯電のリークに
よる転写画像の乱れと転写メモリを原因とする画質障害
を改善することはできなかった。
【0087】第3のテスト
【0088】図19は、各環境での第3のテストの結果
を表わしたものである。同図(a)の転写ローラ45に
対する電圧の印加は先のテストと同様である。同図
(b)は除電針78Aに印加される電圧を示しており、
用紙73の先端が転写位置に到達する時点から−300
0Vの電圧が除電針78Aに印加され、用紙73の後端
が転写位置に到達して150msecを経過するまでこ
の印加状態が継続するようになっている。除電針78A
に対する印加電圧は、用紙73の第1面と第2面共に同
一である。
【0089】図20は、各環境での第3のテストの結果
を表わしたものである。用紙73の剥離時のみならず用
紙73の先端が天使位置に到達した時点から除電針78
Aに−3000Vの電圧が印加されるので、剥離メモリ
を原因とする画質劣化の問題が解消するだけでなく、H
/H環境の第2面で問題となった転写メモリおよび用紙
73の帯電を原因とするリークによる転写画像の乱れも
発生しなくなる。しかしながら、H/H環境の第1面で
含水紙(例えば28°C、85%RHの条件で8時間以
上放置した用紙)を使用したときに画像の抜けがひどく
なるという問題と、N/N環境およびL/L環境下で、
ヒートロールへのトナー像の転写を原因とする用紙73
への定着オフセットが発生するという新たな問題が生じ
た。これらは、用紙73の除電によりトナーの吸着力が
低下するためであり、この結果、第3のテストの条件
も、実際のプリンタの仕様を満たすことができない。
【0090】第4のテスト
【0091】図21は、各環境での第4のテストの結果
を表わしたものである。同図(a)の転写ローラ45に
対する電圧の印加は先のテストと同様である。同図
(b)は用紙73の第1面で除電針78Aに印加される
電圧を示している。この場合には図17(b)に示した
第2のテストの除電針78Aに対する電圧印加と同様の
電圧制御が行われる。同図(c)は用紙73の第2面で
除電針78Aに印加される電圧を示している。この後者
の場合には、図19(b)に示した第3のテストの除電
針78Aに対する電圧印加と同様の電圧制御が行われ
る。
【0092】図22は、各環境での第4のテストの結果
を表わしたものである。第2のテストでは解決できなか
った転写メモリを原因とする画質障害が発生しなくな
り、第3のテストで新たに発生したH/H環境の第1面
転写時に含水紙を使用した際の転写不良の発生も防止す
ることができた。しかしながら、第4のテストの条件下
でも、N/N環境およびL/L環境下で第2面における
定着オフセットの状態はひどく、これによる画質の劣化
を改善することができなかった。また、第3のテストで
発生を防止することのできた用紙帯電のリークによる転
写画像の乱れが、L/L環境の第1面で再度発生するこ
とになった。
【0093】第5のテスト
【0094】第5のテストは、先の実施例における図1
4に示した電圧制御と同じである。すなわち、除電針7
8Aに対する電圧の印加をH/H、N/N、L/Lの各
環境と用紙73の第1面および第2面で細かく切り換え
るような制御を行っている。
【0095】図23は、各環境での第4のテストの結果
を表わしたものである。第1〜第4のテストで解決する
ことのできなかった画質上の問題が各環境ならびに用紙
73の第1面と第2面ですべてクリアされている。もち
ろん、このようなプリンタ以外の画像形成装置では、そ
の仕様や使用する用紙の種類等の条件の相違によって、
第5のテスト以前の条件で許容できる画質を得ることが
できる場合があることは当然である。
【0096】図24は、第5のテストで解決した定着オ
フセットの発生と除電針に対する印加電圧(除電電圧)
との関係を示したものである。図で直線で示した電圧あ
るいはそれよりも絶対値で大きな電圧が除電針78Aに
印加すると、トナーと用紙73の静電的なバランスが崩
れて定着オフセットが発生する。したがって、この図で
これらの直線が引かれていない領域の電圧まで絶対値を
低めれば、定着オフセットは発生しなくなる。例えばL
/L環境の第2面では、0Vから−1000Vまでの電
圧を除電針78Aに印加すれば、定着オフセットが発生
しない。しかしながら、除電針78Aに印加する電圧は
他の条件も加味してそのプリンタ241あるいは画像形
成装置ごとに定められるべきものである。
【0097】図25は、本実施例のプリンタの環境にお
ける除電針に対する印加電圧と印字上の各種障害発生と
の関係を表わしたものである。この図で符号aで示した
領域が定着オフセットの発生領域であり、符号bで示し
た領域が定着オフセットが発生したり発生しなかったり
するオフセット発生不安定領域である。また、符号cで
示した領域が転写抜けの発生する領域であり、符号dで
示した領域が画像乱れの発生する領域である。区画され
た1つの領域に符号が複数存在する箇所では、これらの
符号で示す各原因で画像の品位が低下することになる。
結局のところ、符号eで示した領域のみが常に画像の印
字に問題の発生しない画像良好領域となる。このような
ことから、本実施例の場合には、除電針78Aに印加す
る電圧を、図14に示したような各値に設定している。
【0098】発明の変形可能性
【0099】以上説明した第2の実施例では、モニタ電
圧として転写ローラ45に予め定められた一定電圧を印
加して、流れる電流を検出し、この値から各環境を判別
するようにしているが、これ以外の手法でも各環境を判
別することは可能である。例えば、転写ローラ45に印
加する電圧をVm とし、このとき転写ローラ45と感光
体ドラム42の間を流れる電流をIm とするとき、これ
を予め用意した次の(1)式に示すような計算式に代入
して、インピーダンスを含む係数値Zを求めるようにし
てもよい。 Z=k×Vm /Im ……(1)
【0100】例えば、転写ローラ45への印加電圧Vm
を同様に+1000Vとし、感光体ドラム42との間を
流れる電流Im を2.0μAとすると、これらを(1)
式に代入した係数値Zを用いて、このプリンタ241の
置かれた環境を例えばN/N環境と判別したり、係数値
Zに関連付けて除電針78Aや転写ローラ45の印加電
圧を更に細かく決定するようにしてもよい。
【0101】また、実施例では装置の環境を転写ローラ
45に流れる電流によって検知するようにしたが、温度
や湿度を検知するセンサを用いて、このような環境を直
接的に検知することももちろん可能である。更に実施例
では用紙73あるいは転写材の含水率を問わずに除電針
78A等の印加電圧を決定するようにしたが、公知の手
法によって転写材の含水率や厚さ、構成材料の種類等の
その他の特性を測定し、これに応じて印加電圧の制御を
行うようにしてもよい。
【0102】また、実施例では有機感光体を使用した画
像形成装置について説明したが、感光体はこれ以外のも
のであってもよく、更にドラム状のもの以外のもの、例
えばベルト状のものや平板状のものであってもよいこと
は当然である。更に実施例ではレーザビームを使用した
画像形成装置について説明したが、原稿の光学像を露光
する形式の複写機等の他の装置に対しても本発明を適用
することができる。また、実施例では鋸歯状歯を有する
除電針78Aを使用した場合について説明したが、除電
のための手段はすでに知られた他のものであってもよい
ことも当然である。
【0103】更に実施例では、装置の置かれる環境をH
/H、N/NおよびL/Lの3種類としたが、これ以外
の区分けおよびこれ以外の種類であっても構わない。ま
た、実施例ではこれらの区分けを現在の温度と湿度を基
にして定めたが、温度や湿度の変化の度合い等の他のデ
ータを用いたり、このようなデータと現在の温度や湿度
との組み合わせによって環境を設定するようにしてもよ
い。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、トナー像の転写された転写材を除電する除電
手段に印加する電圧を、転写材としての用紙等や装置の
置かれた各種条件に応じて調整することにしたので、転
写材とトナーの静電的な結合や、転写材と感光体ドラム
等の像担持体との関係を調整することができ、接触転写
部材を使用しても良好な印字ができるという効果があ
る。
【0105】また、請求項2記載の発明によれば、転写
材を熱や圧力等によって定着した後の特性の変化に着目
し、両面印字を行う際には転写材の印字面によって除電
手段に印加する電圧のレベルを変化させることにすると
共に、転写材の接触転写手段におけるその相対的な位置
に応じても除電手段に印加する電圧のレベルを変化させ
ることにした。このように転写材の印字面に応じて除電
手段に印加する電圧のレベルを変化させるので、熱定着
装置を使用する装置のように転写材の第1面と第2面と
でその特性が大きく変化するような場合であっても、双
方の面で良好な画質を確保することができるという効果
がある。
【0106】更に請求項3記載の発明によれば、プリン
タ、ファクシミリ装置、複写機等の画像形成装置の置か
れた環境の変化と静電気の関係について着目し、環境判
別手段によって判別された湿度、温度等の環境に応じて
除電手段に印加する電圧のレベルを変化させることにし
たので、これらの環境に応じて印加電圧を調整すれば、
環境に広範囲に対応する装置を作成することができる。
また、環境が変化しても画像の品位を良好に保つことが
できるという利点もある。
【0107】また、請求項4記載の発明によれば、用紙
等の転写材の含水率、抵抗等の特性と静電気の関係につ
いて着目し、転写材の特性を判別する転写材特性判別手
段を用意して、これによって判別された特性に応じて除
電手段に印加する電圧のレベルを変化させることにした
ので、各種の転写材に対して安定した品質の画像を得る
ことができる。
【0108】更に請求項5記載の発明によれば、除電手
段に印加する電圧の絶対値を剥離時に高くなるように
し、除電の効果を高めるようにした。これにより、転写
材の剥離時の放電が発生しにくくなり、この放電に伴う
画像の劣化を防止することができる。
【0109】更に請求項6記載の発明によれば、装置内
の温度や湿度といった環境を個別のセンサでそれぞれ検
出する代わりに、接触転写手段と像担持体との間に電圧
を印加するといった手法でこれらの間を流れる電流を検
出し、装置の環境を判別することにしたので、装置の構
成を簡略化し、これを安価に製造することができる。
【0110】また、請求項7記載の発明によれば、装置
内の温度や湿度といった環境や転写材の含水率といった
環境を個別のセンサでそれぞれ検出する代わりに、接触
転写手段と像担持体との間に転写材を介在させた状態と
介在させない状態の双方の状態を実現し、これらの状態
でこれらの間を流れる電流を検出し、装置および転写材
の環境を判別することにしたので、装置の構成を簡略化
し、これを安価に製造することができる。また、装置内
の環境だけでなく転写材の環境あるいは特性を配慮して
除電手段に印加する印加電圧のレベルを切り換えること
にしたので、画像の良好な再現を図ることができる。
【0111】更に請求項8記載の発明によれば、画像形
成装置の置かれた環境を温度と湿度の関係で高温・高
湿、低温・低湿あるいはそれ以外のいずれかの3つに区
分すると共に、転写材にトナー像を転写するときの面が
最初に転写を行う第1面か、2度目の転写を行う第2面
かの2つに区分し、これらの組み合わせに対処するよう
に除電手段に印加する印加電圧のレベルをそれぞれ所望
の値に設定することにしたので、環境のみ、あるいは転
写材の第1面か第2面かのみを考慮した装置よりも、各
種状況に対して安定した画質を確保することができる。
【0112】また、請求項9記載の発明によれば、トナ
ー像の転写された転写材を除電する除電手段とトナー像
を静電的に転写材に転写する接触転写手段との双方に印
加する電圧を、転写材としての用紙等や装置の置かれた
各種条件に応じて調整することにしたので、除電手段に
印加する電圧のみを変化させる場合よりも更に各種状況
に対応した良好な印字を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例における画像形成装置
としてのプリンタの概略構成図である。
【図2】 第1の本実施例のプリンタの感光体ドラムの
周辺を示した概略構成図である。
【図3】 第1の実施例で感光体ドラムと除電装置の配
置関係を表わした側面図である。
【図4】 第1の実施例のプリンタの回路構成の要部を
示すブロック図である。
【図5】 第1の実施例の転写ローラおよび除電針に印
加される電圧の変化の様子を表わした波形図である。
【図6】 本発明の第2の実施例におけるプリンタの要
部の回路構成を表わしたブロック図である。
【図7】 本実施例のプリンタの印字時の環境を判別す
るための制御の流れを表わした流れ図である。
【図8】 第2の実施例における転写ローラおよび感光
体ドラムの抵抗値と環境との関係を表わした特性図であ
る。
【図9】 第2の実施例における転写ローラにモニタ電
圧を印加した状態における転写ローラの検出電流と各環
境との関係を表わした特性図である。
【図10】 図7のステップS107で示した環境判別
の論理を具体的に表わした流れ図である。
【図11】 ステップS202の処理であるH/H環境
におけるプリンタの除電針に印加する電圧の制御の様子
を表わした流れ図である。
【図12】 ステップS204の処理であるN/N環境
におけるプリンタの除電針に印加する電圧の制御の様子
を表わした流れ図である。
【図13】 ステップS205の処理であるL/L環境
におけるプリンタの除電針に印加する電圧の制御の様子
を表わした流れ図である。
【図14】 H/H、N/NおよびL/Lの各環境下に
おける転写ローラと除電針に対する電圧を比較した波形
図であり、第5のテストの内容を表わしたものである。
【図15】 第1のテストにおける転写ローラおよび除
電針に印加される電圧の変化を表わした波形図である。
【図16】 各環境での第1のテストの結果を表わした
説明図である。
【図17】 第2のテストにおける転写ローラおよび除
電針に印加される電圧の変化を表わした波形図である。
【図18】 各環境での第2のテストの結果を表わした
説明図である。
【図19】 第3のテストにおける転写ローラおよび除
電針に印加される電圧の変化を表わした波形図である。
【図20】 各環境での第3のテストの結果を表わした
説明図である。
【図21】 第4のテストにおける転写ローラおよび除
電針に印加される電圧の変化を表わした波形図である。
【図22】 各環境での第4のテストの結果を表わした
説明図である。
【図23】 各環境での第4のテストの結果を表わした
説明図である。
【図24】 定着オフセットの発生と除電針に対する印
加電圧との関係を実施例の環境で示した特性図である。
【図25】 第2の実施例のプリンタの環境における除
電針に対する印加電圧と印字上の各種障害発生との関係
を表わした特性図である。
【図26】 接触型の帯電器あるいは放電器を使用した
従来の画像形成装置の要部を示す概略構成図である。
【図27】 図26に示したような画像形成装置に多く
採用されている反転現像方式による画像の形成の様子を
示した説明図である。
【符号の説明】
41、241…プリンタ、42…感光体ドラム、43…
帯電ローラ、44…現像ローラ、45…転写ローラ、7
3…用紙、78…除電装置、78A…除電針、101…
CPU、103、203…ROM、104…RAM、1
11…転写電圧出力回路、112…除電電圧可変出力回
路、113…帯電電圧出力回路、211…転写電圧可変
出力回路、221…電流検出回路、a…定着オフセット
発生領域、b…オフセット発生不安定領域、c…転写抜
け発生領域、d…画像乱れ発生領域、e…画像良好領域

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持する像担持体と、 この像担持体上の潜像に対応したトナー像を形成するト
    ナー像形成手段と、 像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手段によ
    って形成されたトナー像を静電的に転写材に転写する接
    触転写手段と、 この接触転写手段に隣接配置されトナー像の転写された
    転写材を除電する除電手段と、 この除電手段に印加する電圧を変化させることのできる
    除電用印加電圧発生手段と、 予め定められた各種条件に応じてこの除電用印加電圧発
    生手段の出力する電圧を調整する除電用印加電圧調整手
    段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像を担持する像担持体と、 この像担持体上の潜像に対応したトナー像を形成するト
    ナー像形成手段と、 像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手段によ
    って形成されたトナー像を静電的に転写材に転写する接
    触転写手段と、 この接触転写手段に隣接配置されトナー像の転写された
    転写材を除電する除電手段と、 転写材をトナー像の転写に応じて前記接触転写手段に対
    して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、 トナー像の転写された転写材を定着する定着手段と、 転写材の両面にトナー像の転写を行うとき、その第1の
    印字面にトナー像が転写され定着手段で定着が行われた
    後に第2の印字面へのトナー像の転写を行わせ再度この
    転写材に対する定着を行う両面印字時転写定着制御手段
    と、 前記除電手段に印加する電圧のレベルを前記転写材の前
    記接触転写手段におけるその相対的な位置および転写材
    の印字面に応じて切り換える除電用印加電圧切換手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 静電潜像を担持する像担持体と、 この像担持体上の潜像に対応したトナー像を形成するト
    ナー像形成手段と、 像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手段によ
    って形成されたトナー像を静電的に転写材に転写する接
    触転写手段と、 この接触転写手段に隣接配置されトナー像の転写された
    転写材を除電する除電手段と、 転写材をトナー像の転写に応じて前記接触転写手段に対
    して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、 装置内の環境を判別する環境判別手段と、 前記除電手段に印加する電圧のレベルを前記転写材の前
    記接触転写手段におけるその相対的な位置と環境判別手
    段の判別した環境に応じて切り換える除電用印加電圧切
    換手段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 静電潜像を担持する像担持体と、 この像担持体上の潜像に対応したトナー像を形成するト
    ナー像形成手段と、 像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手段によ
    って形成されたトナー像を静電的に転写材に転写する接
    触転写手段と、 この接触転写手段に隣接配置されトナー像の転写された
    転写材を除電する除電手段と、 転写材をトナー像の転写に応じて前記接触転写手段に対
    して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、 転写材の特性を判別する転写材特性判別手段と、 前記除電手段に印加する電圧のレベルを前記転写材の前
    記接触転写手段におけるその相対的な位置と転写材特性
    判別手段の判別した特性に応じて切り換える除電用印加
    電圧切換手段とを具備することを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 静電潜像を担持する像担持体と、 この像担持体上の潜像に対応したトナー像を形成するト
    ナー像形成手段と、 像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手段によ
    って形成されたトナー像を静電的に転写材に転写する接
    触転写手段と、 この接触転写手段に隣接配置されトナー像の転写された
    転写材を除電する除電手段と、 転写材をトナー像の転写に応じて前記接触転写手段に対
    して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、 前記転写材の先端が前記接触転写手段と接触した時点か
    ら前記除電手段に所定の電圧を印加し、転写材の後端近
    傍が除電手段と対向する所定の時点からその絶対値が高
    くなるように変化させると共に、転写材の後端がこの除
    電手段を通過してから一定時間経過後に電圧の印加を停
    止する印加電圧切換手段とを具備することを特徴とする
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 静電潜像を担持する像担持体と、 この像担持体上の潜像に対応したトナー像を形成するト
    ナー像形成手段と、 像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手段によ
    って形成されたトナー像を静電的に転写材に転写する接
    触転写手段と、 この接触転写手段に隣接配置されトナー像の転写された
    転写材を除電する除電手段と、 転写材をトナー像の転写に応じて前記接触転写手段に対
    して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、 転写材を介さずに接触転写手段と像担持体との間を流れ
    る電流を検出する電流検出手段と、 この電流検出手段の検出結果から装置内の環境を判別す
    る環境判別手段と、 前記除電手段に印加する印加電圧のレベルを前記転写材
    の前記接触転写手段におけるその相対的な位置と環境判
    別手段の判別した装置内の環境に応じて切り換える印加
    電圧切換手段とを具備することを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 静電潜像を担持する像担持体と、 この像担持体上の潜像に対応したトナー像を形成するト
    ナー像形成手段と、 像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手段によ
    って形成されたトナー像を静電的に転写材に転写する接
    触転写手段と、 この接触転写手段に隣接配置されトナー像の転写された
    転写材を除電する除電手段と、 転写材をトナー像の転写に応じて前記接触転写手段に対
    して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、 転写材を介さない状態と介する状態の双方で接触転写手
    段と像担持体との間を流れる電流を検出する電流検出手
    段と、 この電流検出手段の検出結果から装置内および転写材の
    環境を判別する環境判別手段と、 前記除電手段に印加する印加電圧のレベルを前記転写材
    の前記接触転写手段におけるその相対的な位置と環境判
    別手段の判別した装置内および転写材の環境に応じて切
    り換える印加電圧切換手段とを具備することを特徴とす
    る画像形成装置。
  8. 【請求項8】 静電潜像を担持する像担持体と、 この像担持体上の潜像に対応したトナー像を形成するト
    ナー像形成手段と、 像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手段によ
    って形成されたトナー像を静電的に転写材に転写する接
    触転写手段と、 この接触転写手段に隣接配置されトナー像の転写された
    転写材を除電する除電手段と、 転写材をトナー像の転写に応じて前記接触転写手段に対
    して相対的に移動させる転写材相対移動手段と、 装置内の環境を高温・高湿、低温・低湿あるいはそれ以
    外のいずれかとして判別する環境判別手段と、 トナー像の転写された転写材を定着する定着手段と、 転写材の両面にトナー像の転写を行うとき、その第1の
    印字面にトナー像が転写され定着手段で定着が行われた
    後に第2の印字面へのトナー像の転写を行わせ再度この
    転写材に対する定着を行う両面印字時転写定着制御手段
    と、 前記除電手段に印加する印加電圧のレベルを前記転写材
    の前記接触転写手段におけるその相対的な位置および転
    写材の印字面ならびに環境判別手段によって判別された
    環境に応じて切り換える印加電圧切換手段とを具備する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 静電潜像を担持する像担持体と、 この像担持体上の潜像に対応したトナー像を形成するト
    ナー像形成手段と、 像担持体と転写材を介して接触しトナー像形成手段によ
    って形成されたトナー像を静電的に転写材に転写する接
    触転写手段と、 この接触転写手段に隣接配置されトナー像の転写された
    転写材を除電する除電手段と、 前記接触転写手段に印加する電圧を変化させることので
    きる転写用印加電圧発生手段と、 前記除電手段に印加する電圧を変化させることのできる
    除電用印加電圧発生手段と、 予め定めた各種条件に応じて前記転写用印加電圧発生手
    段および除電用印加電圧発生手段の出力する電圧を調整
    する除電用印加電圧調整手段とを具備することを特徴と
    する画像形成装置。
JP7322906A 1995-12-12 1995-12-12 画像形成装置 Pending JPH09160400A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7322906A JPH09160400A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7322906A JPH09160400A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09160400A true JPH09160400A (ja) 1997-06-20

Family

ID=18148951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7322906A Pending JPH09160400A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09160400A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251263A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008039832A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、および画像形成装置の制御方法
US7706730B2 (en) * 2005-08-19 2010-04-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Image recording device having a charge producing section upstream of a transfer receiving body
CN102789149A (zh) * 2011-05-17 2012-11-21 日本冲信息株式会社 图像形成装置
JP2023098238A (ja) * 2021-12-28 2023-07-10 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251263A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7706730B2 (en) * 2005-08-19 2010-04-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Image recording device having a charge producing section upstream of a transfer receiving body
JP2008039832A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、および画像形成装置の制御方法
CN102789149A (zh) * 2011-05-17 2012-11-21 日本冲信息株式会社 图像形成装置
JP2012242460A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Oki Data Corp 画像形成装置
US8798488B2 (en) 2011-05-17 2014-08-05 Oki Data Corporation Image forming apparatus including guide and attracting members
EP2525260A3 (en) * 2011-05-17 2016-10-26 Oki Data Corporation Image forming apparatus
JP2023098238A (ja) * 2021-12-28 2023-07-10 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11282223A (ja) 画像形成装置、および光学検知システム
US9207563B2 (en) Image forming apparatus
US20090087200A1 (en) Image Recording Apparatus
JP5150340B2 (ja) 画像形成装置
JP2000293019A (ja) 画像形成装置
JP3605961B2 (ja) 画像形成装置
JP2006258936A (ja) 画像形成装置
JP2006251204A (ja) 画像形成装置
US8655210B2 (en) Image forming apparatus with potential difference control
JP2011128373A (ja) 画像形成装置
JP3454982B2 (ja) 画像形成装置
JP4428198B2 (ja) 画像形成装置
JP2002207373A (ja) 画像形成装置
JP2002162795A (ja) 画像形成装置
US11809121B2 (en) Image forming apparatus that urges cleaning blade replacement based on calculated actual linear pressure
JP3175644B2 (ja) プロセスカートリッジの装着判定方法、画像形成装置及び画像形成処理条件決定方法
JP2010117491A (ja) 画像形成装置
JP4411905B2 (ja) 画像形成装置
JP3806171B2 (ja) 転写装置及びこの転写装置を備えた画像形成装置
JPH09114337A (ja) 画像形成装置
JP2004264647A (ja) 画像形成装置
JP2002091182A (ja) 画像形成装置
JP2008122626A (ja) 画像形成装置、および転写方法
JP5541838B2 (ja) 画像形成装置
JPH117207A (ja) 画像形成装置