JPH09162467A - ブリック型半導体励起固体レーザー装置 - Google Patents

ブリック型半導体励起固体レーザー装置

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Publication number
JPH09162467A
JPH09162467A JP32425995A JP32425995A JPH09162467A JP H09162467 A JPH09162467 A JP H09162467A JP 32425995 A JP32425995 A JP 32425995A JP 32425995 A JP32425995 A JP 32425995A JP H09162467 A JPH09162467 A JP H09162467A
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JP
Japan
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laser
semiconductor
brick
laser device
base
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Application number
JP32425995A
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English (en)
Inventor
Takashi Arisawa
孝 有澤
Yoichiro Maruyama
庸一郎 丸山
Masaaki Kato
政明 加藤
Masanori Oba
正規 大場
Toshiaki Muramatsu
敏晃 村松
Masanobu Hidaka
正伸 日高
Susumu Owada
進 大和田
Masao Shichijo
昌夫 七條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuo Sangyo Co Ltd
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
Matsuo Sangyo Co Ltd
Japan Atomic Energy Research Institute
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Publication date
Application filed by Matsuo Sangyo Co Ltd, Japan Atomic Energy Research Institute filed Critical Matsuo Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品質のビームを得ることによりコンパクト
で高品質・高効率の半導体励起固体レーザー装置を提供
し、また高い冷却効率により熱歪みが少なく且つ四角形
のビームを発生する装置を提供する。 【解決手段】 クーラーハウス18は金属製の基台40
及び上面冷却部材46から成る。半導体レーザー部(L
D)10が、基台40に高熱伝導・高電気絶縁性シート
68を介してネジで固定され、レーザー結晶12が上面
冷却部材と基台40との間にネジで挟持される。基台と
上面冷却部材には冷却水が流れる水路が設けられてい
る。LDとレーザー結晶で生じた熱は基台と上面冷却部
材を介して冷却水に伝導される。レーザー結晶は、薄い
直方体であるブリック形状のものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】近年、レーザー同位体分離や
産業界において高輝度・小型・低コスト・高メンテナン
ス性(高寿命)、かつ高繰り返し、高品質のレーザー光
発生装置の出現が待ち望まれている。
【0002】また、波長可変レーザーのポンピングやア
ルミニウムの溶接・IC端子切断(タイバーカット)・
金属などの穴あけなどは非常に強いパワー、つまり高輝
度のビームが必要とされ、特に色素レーザーのポンピン
グやIC端子切断では四角形のビームが熱望されてい
る。
【0003】更に、レーザーを用いた同位体分離用色素
レーザー装置などのポンピングには高繰り返し・高出力
の可視光が、またプリント基板描画(露光)や光造形の
分野では高繰り返し・高出力の紫外光が必要とされてい
る。
【0004】本発明は、以上のような必要性を満たす能
力をもつ固体型レーザー光発生装置に関するものであ
り、今後大いなる利用が期待されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これまでの固体レーザ
ーにおける励起光源、レーザー結晶の冷却方法は直接水
冷方式を採用している。詳細には、励起光源であるラン
プ及びレーザー結晶を水に直接接しては不具合な部分に
防水構造を用い、これらランプ及びレーザー結晶を水中
に配置する方法を採用している。かかる直接水冷方式を
用いているため、共振器構造の設計・製作が非常に複雑
になり、メンテナンスも専門者でなければ困難であり、
光学面においても励起光が水と化学反応を起こし光結合
が悪く、また励起光源、レーザー結晶の寿命も短くなる
という欠点がある。
【0006】特に、励起光源におけるランプを使用して
いる従来のレーザー装置では、消耗品であるランプの交
換をおよそ1カ月に1度(24時間稼動の場合)行わな
ければならず、メンテナンス性やコスト面で大きな問題
である。
【0007】また、直接冷却方式では流体を介するた
め、励起光が流体と化学反応を起こし、励起光を集光す
るための集光器や結晶などが劣化し、高輝度のビームを
得ることができないので、高出力を得るためには電源な
どが大きく、つまりシステム全体が極めて大きくなって
しまうという欠点があった。
【0008】更に、円形のビームを連ねる加工ではその
輪郭線は波形となり見栄えが悪いため、その改善策とし
て四角形のビームが使われてきている。しかし、現状で
は、円形のビームを四角形にするために複雑な光学系を
組まなければならず、コンパクト化やコスト面で問題が
ある。
【0009】その上、従来のレーザー結晶は円筒状で径
が7〜8mm程度あり、直接水冷方式を用いても冷却効
率が低く、熱歪みの低減に限界があった。
【0010】本発明の1つの目的は、上述の問題点を解
決し、高品質のビームを得ることによりコンパクトで高
品質・高効率の半導体励起固体レーザー装置を提供する
ことにある。
【0011】本発明の別の目的は、高い冷却効率により
熱歪みが少なく且つ四角形のビームを発生する半導体励
起固体レーザー装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記1つの目的を達成す
るため、第1の発明の半導体励起固体レーザー装置は、
半導体レーザーと、当該半導体レーザーにより励起され
るレーザー結晶と、前記半導体レーザー及びレーザー結
晶を液体により冷却する液体冷却手段とを含み、前記半
導体レーザ及びレーザー結晶に生じる熱を前記液体冷却
手段に熱伝導によって伝える金属からなる金属部材が設
けられていることを特徴とする。
【0013】上記別の目的を達成するため、第2の発明
の半導体励起固体レーザー装置は、半導体レーザーと、
当該半導体レーザーにより励起されるレーザー結晶とを
含み、前記レーザー結晶が薄いブリック形状を有するこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図面を
参照して以下に説明する。
【0015】図1は、本発明によるブリック型半導体励
起固体レーザー装置をレーザー光の発振器に使用した場
合の一実施形態を概略示す構成図である。図1におい
て、1は励起しレーザー光を発生する励起部を、2は励
起部1で生じたレーザー光を全反射するためのリアミラ
ーを、3は励起部1にエネルギーが蓄積された後に生じ
たレーザー光をリアミラー2に伝えるため作動させるQ
−スイッチを、4は発生したレーザー光を取り出す出力
ミラーをそれぞれ示す。なお、励起部1が本発明のブリ
ック型半導体固体レーザー装置に相当し、これはレーザ
ー光の増幅器にも適用可能である。
【0016】励起部1は、励起光源となる4つの半導体
レーザー部(LD)10(図1の簡明さのため1つのみ
を示す)と、半導体レーザー部10に励起されレーザー
光を発生する2つのブリック型レーザー結晶12、14
と、歪みの少ない高品質のレーザー光にするため2つの
ブリック型レーザー結晶12及び14の間に設けられる
1/2波長板16と、半導体レーザー部10及びレーザ
ー結晶12、14を冷却するための冷却部(以下「クー
ラーハウス」という。)18とを含む。
【0017】半導体レーザー部10は、半導体レーザー
20とそれを駆動する回路22とから成る。半導体レー
ザー部10は、半導体レーザー20がブリック型レーザ
ー結晶12、14に対向するようにしてクーラーハウス
18上の参照番号30〜36に示される位置に配置され
る。なお、リアミラー2及び出力ミラー4は共振器ミラ
ーとして作用する。
【0018】クーラーハウス18は、アルミニウム、銅
あるいは銀等の金属材料から作られていて、板状の1つ
の基台40を含む。基台40上の長手方向の中央部に中
間で離間して双方の端部まで延在する土手状の2つの隆
起部42、44が設けられ、当該隆起部42、44上に
ブリック型レーザー結晶12、14がそれぞれ配置され
ている。ブリック型レーザー結晶12、14の上にこれ
らを上面から冷却するための上面冷却部材46、48が
それぞれ配置されている。これら上面冷却部材46、4
8は、クーラーハウス18に含まれ、前述のようにアル
ミニウム、銅あるいは銀等の金属材料から作られてい
る。ブリック型レーザー結晶12を挟んで基台40上に
配置されている2つの半導体レーザー部10の配置方向
に沿ってこれら半導体レーザー部10を冷却するため冷
却水を流す水路50が基台40の内部を通って設けられ
ている。同様に、ブリック型レーザー結晶14を挟んで
基台40上に配置されている2つの半導体レーザー部1
0の配置方向に沿ってこれら半導体レーザー部10を冷
却するため冷却水を流す水路52が基台40の内部を通
って設けられている。ブリック型レーザー結晶12、1
4をその底面から冷却するため冷却水を流す水路54が
隆起部42、44の内部を通って設けられている。ブリ
ック型レーザー結晶12、14をその上面から冷却する
ため、上面冷却部材46、48にはその内部に水路(図
示せず)が設けられている。図1の参照番号56〜62
は、流れる冷却水の入口及び出口の管路を示す。
【0019】なお、本発明のブリック型半導体固体レー
ザー装置はレーザー光の増幅器にも使用できるので、ク
ーラーハウス18は、レーザー光の発振器ばかりでな
く、その増幅器にも使用可能である。
【0020】図2は、図1に示されるクーラーハウス1
8と、それに配置されている半導体レーザー部10及び
ブリック型レーザー結晶12の部分断面を示した図であ
る。図2において、図1と同一の参照番号は同一の要素
を示す。図2に示されるように、半導体レーザー部10
は、アルミニウム、銅あるいは銀等の金属材料から作ら
れているクーラーハウス18の基台40との間にそれか
ら電気的に絶縁し且つ冷却効率を低下させないように厚
さ0.1〜0.5mmの薄いシリコンシートなどの高熱
伝導性で高電気絶縁性のシート68を介挿して基台40
上に配置され、3本又はそれ以上の固定用ネジ70によ
り基台40に固定される。ブリック型レーザー結晶12
は、隆起部42上に置かれ、その上に上面冷却部材46
を配置し、隆起部42と上面冷却部材46とでブリック
型レーザー結晶12を挟持するようにして、2本又はそ
れ以上の固定用ネジ72で図2に示すように固定され
る。図2において、74は上面冷却部材46に設けられ
た前述の冷却用水路を、76は半導体レーザー部10の
励起光をブリック型レーザー結晶12に集光して当てる
ために半導体レーザー部10に設けられたロッドレンズ
などのマイクロレンズ(集光器として作用)をそれぞれ
示す。図1の参照番号32に配置される半導体レーザー
部10、基台40、ブリック型レーザー結晶12及び上
面冷却部材46の構造、及び参照番号34、36に配置
される半導体レーザー部10と、基台40、ブリック型
レーザー結晶14及び上面冷却部材48の構造も、参照
番号30に配置される半導体レーザー部10、基台4
0、ブリック型レーザー結晶12及び上面冷却部材46
についての前述した構造と同様である。
【0021】図1に示される本発明による一実施形態の
ブリック型半導体励起固体レーザー装置は上述のように
構成され、基台40に設けられた水路50、52、隆起
部42、44に設けられた水路54、及び上面冷却部材
46、48に設けられた水路74(図2)に冷却水を流
してクーラーハウス18、具体的には基台40、隆起部
42、44、及び上面冷却部材46、48を冷却する
と、熱伝導によって間接的に半導体レーザー部10はそ
の底面から、またブリック型レーザー結晶12、14は
その上面及び底面の両方から冷却される。従って、レー
ザー結晶12、14で生じた熱は金属製のクーラーハウ
ス18を介して水路に流れる冷却水に適切に伝導される
ので、レーザー結晶12、14に熱が蓄積せず、従って
熱歪みの少ない質の高いレーザービームを得ることがで
きる。なお、本実施形態においては、冷却用の液体とし
て水を用いているが、本発明は水に限定されるものでは
なく冷却に適した液体であれば良い。
【0022】図1及び図2に示される本発明による一実
施形態のブリック型半導体励起固体レーザー装置は、励
起光源である半導体レーザー部10及びブリック型レー
ザー結晶12、14を直接流体と接触することなく熱伝
導により冷却する構造を有するので、従来の直接冷却構
造での反射体や流体部の設計及び製作の困難を取り除
き、その結果レーザー装置そのものの設計及び製作を容
易にし、しかもコストを低く抑えることが可能となり、
更に従来に比してコンパクトな固体レーザー装置を実現
させることができる。また、励起光源である半導体レー
ザー部10及びブリック型レーザー結晶12、14は直
接流体と接触することがないので、励起光が水と化学反
応を起こすことがなく、その結果光結合効率が高く、且
つ励起光源の集光器及びレーザー結晶の劣化がないた
め、装置自体長寿命であり、且つ高輝度のビームを得る
ことができる。更に、半導体レーザー部10及びブリッ
ク型レーザー結晶12、14がクーラーハウス18にネ
ジを用いて固定されるているので、半導体レーザー部1
0及びブリック型レーザー結晶12、14の交換なども
専門家でなくとも容易に行うことができ、非常にメンテ
ナンス性の優れたものとなっている。なお、励起光源及
びレーザー結晶を直接水冷しない構造の点からもメンテ
ナンスの容易な構造となっている。
【0023】図2に示されるように、半導体レーザー部
10は高熱伝導・高電気絶縁性の薄いシート68を介挿
して基台40に取り付けられるので、冷却効率を下げる
ことなく、半導体レーザー部10のアース側が基台40
と絶縁され、その結果各半導体レーザー部10を直列接
続とし複数(上記実施形態では4個)の半導体レーザー
部10を一体の電源で電流制御することが可能となる。
【0024】ブリック型レーザー結晶12、14の寸法
は、幅約3mm、長さ約15mm、1〜2mm程度の厚
さの薄い直方体をしている。本発明のレーザー結晶1
2、14はこのように薄い直方体の形状をしていること
からブリック型と呼んでいる。従来のレーザー結晶は円
筒状で径が7〜8mm程度と厚みがあるのに対して、本
発明のブリック型レーザー結晶12、14はこのように
厚みが1〜2mmと非常に薄いので、ブリック型レーザ
ー結晶12、14で生じる熱は接触しているクーラーハ
ウス18を介して水路に流れる冷却水に効率よく引かれ
る、即ちレーザー結晶の冷却効率が高く、レーザー結晶
に熱が蓄積しない結果熱歪みが少なくなる。また、ブリ
ック型レーザー結晶12、14の長手方向の断面が四角
形をしていることから、レーザー発振においてそのまま
で四角形(長方形)のビームを発生するので、近年その
必要性が高まってきている四角形の加工や波長可変レー
ザーのポンピングにおいて非常に有益である。
【0025】ここで、熱複屈折を除去するため1/2波
長板16を同じ熱歪みを有するブリック型レーザー結晶
12及び14との間に設置することによりレーザー光の
品質が向上することについて図3を参照して説明する。
図3は、図1に示すブリック型半導体励起固体レーザー
装置によりレーザー光を発生させた場合のレーザー波面
を示す図であり、(1)はλ/2波長板を設置していな
い場合を、(2)は設置した場合をそれぞれ示す。図3
における周囲の平坦な面は等位相面を示す。図3の
(1)から、1/2波長板を設置しない場合は、波面の
歪みは約2波長(隆起した部分の山部分と谷部分との
差)であることがわかる。一方、図3の(2)から1/
2波長板を設置した場合は、波面の歪みは約1波長であ
ることがわかる。従って、1/2波長板を設置すること
により、熱歪みが補正されて熱歪みの少ない高品質のレ
ーザー光の発生が可能であることが分かる。なお、1/
2波長板の設置は上記のとおり好ましいが、用途によっ
ては、図3の(1)程度の波面の歪みでも良いので、そ
の場合は1/2波長板を設置しなくても良い。
【0026】図4に、本発明のブリック型半導体励起固
体レーザー装置を発振器に使用した場合の構造図を示
す。図4の(A)は準CWタイプを、(B)はパルスタ
イプの発振をする場合を示す。図4において、図1及び
図2と同じ参照番号のものは同一の要素を示す。
【0027】マーカや同位体分離などで必要とされる長
寿命・高ピークパワー・高繰り返しのレーザー装置とし
て使用する際には、(A)に示される準CWタイプのも
のが使用され、そのため、励起部1に配置される半導体
レーザー部10にはCW発振タイプのものが、またQ−
スイッチ3には音響型Q−SW素子が用いられる。ま
た、波長可変レーザーのポンピング、アルミニウムの溶
接、IC端子切断、金属などの穴あけなど、より低繰り
返しで高いピークパワーが必要とされるレーザー装置と
して使用する際には、(B)に示されるパルスタイプの
ものが使用され、そのため、励起部1に配置される半導
体レーザー部10にはパルス発振タイプのものが、また
Q−スイッチ3には電気光学型Q−SW素子が用いられ
る。なお、図4における80はシャッターを示し、該シ
ャッター80は励起部1と出力ミラー4との間に設けら
れ、非常時に、該シャッター80を、オン/オフするた
めのスイッチを切り替えることにより、瞬時にレーザー
光を遮断し、外部に出射することを防ぐ。また、図4の
(B)のパルスタイプの発振に用いられる偏光素子82
は、Q−スイッチ3と励起部1との間に設けられ、偏光
を利用するQスイッチ3の、Qスイッチ動作時のレーザ
ー光の損失を低減するためのものである。
【0028】図4に示される準CWタイプとパルスタイ
プの構成から分るように、CWおよびパルスのいずれの
レーザー光も、励起部1の半導体レーザー部10及びQ
−スイッチ3などの光学系を変えることによって得るこ
とができ、その交換は非常に容易である。
【0029】励起光源にランプではなく半導体レーザー
部10即ち半導体レーザー(LD)を使うことによっ
て、消耗品の交換をおよそ1カ月に1回から半年に1回
(24時間稼動の場合)にすることができ、メンテナン
ス面、コスト面で非常に有益となり、よりLD励起レー
ザー加工装置の需要が増大する。
【0030】なお、上記実施形態においては、4つの半
導体レーザーと2つのレーザー結晶を用いた場合を説明
したが、本発明は、これに限定されず、半導体レーザー
あるいはレーザー結晶の数について何ら限定されるもの
ではない。
【0031】図5は、本発明のブリック型半導体励起固
体レーザー装置を用いたダブルパス増幅器の構成を示す
図である。図5において、100は図1に示されるブリ
ック型半導体励起固体レーザー装置を、102はそれに
結合されたダブルパス増幅器をそれぞれ示す。ダブルパ
ス増幅器102は、ブリック型半導体励起固体レーザー
装置100から出力されたレーザー光を通過させ且つ戻
りの偏光したレーザー光を反射して出力する偏光素子1
04、入射されるレーザー光を通過させその過程で増幅
するための図1に示される励起部1と同じ励起部10
6、レーザー光の偏光を所定の角度変えるλ/4波長板
108、及び該λ/4波長板108を通過したレーザー
光を全反射させる全反射ミラー110を含む。
【0032】ブリック型半導体励起固体レーザー装置1
00で発生したレーザー光は偏光素子104を通過し、
励起部106を通過して増幅され、更にλ/4波長板1
08で所定の角度偏光され、全反射ミラー110で全反
射される。全反射されたレーザー光は、再びλ/4波長
板108で所定の角度偏光されて励起部106に入力さ
れ、励起部106を通過する過程で増幅される。励起部
106を2度通過し2度増幅、即ちダブルパス増幅され
て励起部106を出たレーザー光は、最初に入力された
レーザー光と偏光が異なるため、偏光素子104で反射
され出力光として取り出される。
【0033】図5に示すダブルパルス増幅器は、コンパ
クトな構造で高い出力を得ることができ、その励起部に
発振器と同じ構造のものを採用することにより、製作時
の加工性の向上と低コスト化を実現できる。
【0034】図6は、本発明のブリック型半導体励起固
体レーザー装置を用いた高調波発生レーザー装置の構成
を示す図である。図6において、100は図1に示され
るブリック型半導体励起固体レーザー装置を示す。ま
た、図6において、120は波長を変換するための非線
形結晶の1つであるKTP(KTiOPO4)、122
はビームスプリッターを、124は第4高調波(紫外
光)用の波長を変換するための非線形結晶の1つである
BBO(β−BaB24(βバリウムボーレナイ
ト))、126は第5高調波(深紫外光)用の波長を変
換するための非線形結晶の1つであるBBOを、128
はプリズムを、130は第3高調波(ブルー光)用の波
長を変換するための非線形結晶の1つであるBBOをそ
れぞれ示す。
【0035】ブリック型半導体励起固体レーザー装置1
00により波長1064nmのレーザー光を発生させ
る。1064nmの波長のレーザー光は、KTP120
により532nmに変換される。第3高調波を発生させ
る場合には、ブリック型半導体励起固体レーザー装置1
00からの波長1064nmのレーザー光とKTP12
0からの532nmのレーザー光をビームスプリッター
122で分割して第3高調波用BBO130に入射させ
ると、波長355nmのブルー光に変換されて出力され
る。第4高調波(紫外光)を発生する場合には、KTP
120で変換されて生じた波長532nmのレーザー光
はビームスプリッター122を通過して第4高調波用B
BO124に入射され、波長266nmの紫外光に変換
されて出力される。第5高調波(深紫外光)を発生させ
る場合には、ブリック型半導体励起固体レーザー装置1
00からの波長1064nmのレーザー光とBBO12
4で変換されて発生した波長266nmの紫外光とを第
5高調波(深紫外光)用BBO126に入射させると、
波長213nmの深紫外光に変換されて出力される。第
4高調波(紫外光)用BBO124の出力には変換され
ずに入射された波長532nmレーザー光が含まれてお
り、その結果第5高調波(深紫外光)用BBO126の
出力光には、変換により得られた波長213nmの深紫
外光、波長266nmの紫外光、及び波長532nmの
レーザー光が含まれている。これらの光はプリズム12
8によりそれぞれの光に分離され、出力される。
【0036】図6を参照して前述した高調波発生レーザ
ー装置は、発振器に本発明のブリック型半導体励起固体
レーザー装置を用いることによりコンパクトとなり、使
用条件に応じた種々の波長を選択的に取り出すことがで
きる。
【0037】本発明は、以上述べたように構成されてい
るので以下のとおりの効果を奏する。即ち、第1の発明
の半導体励起固体レーザー装置においては、半導体レー
ザ及びレーザー結晶に生じる熱を液体冷却手段に熱伝導
によって伝える金属からなる金属部材が設けられること
により、熱歪みを少なくすることができ、高効率・長寿
命・高品質の高輝度のレーザービームが得られ、更には
波長可変レーザー発振に用いた場合には発振効率の向上
が図られ、またそのコンパクトで簡素な構造の結果、メ
ンテナンス性の向上・低コスト化が実現できることにな
った。
【0038】第2の発明の半導体励起固体レーザー装置
においては、レーザー結晶が薄いブリック形状を有する
ことにより、高繰り返しでかつ四角形のビームを得るこ
とができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブリック型半導体励起固体レーザ
ー装置をレーザー光の発振器に使用した場合の一実施形
態を概略示す構成図である。
【図2】図1に示されるクーラーハウス18と、それに
配置されている半導体レーザー部10及びブリック型レ
ーザー結晶12の部分断面を示した図である。
【図3】図1に示すブリック型半導体励起固体レーザー
装置によりレーザー光を発生させた場合のレーザー波面
を示す図であり、(1)はλ/2波長板を設置していな
い場合を、(2)は設置した場合をそれぞれ示す。
【図4】本発明のブリック型半導体励起固体レーザー装
置を発振器に使用した場合の構造図であり、(A)は準
CWタイプを、(B)はパルスタイプの発振をする場合
をそれぞれ示す。
【図5】本発明のブリック型半導体励起固体レーザー装
置を用いたダブルパス増幅器の構成を示す図である。
【図6】本発明のブリック型半導体励起固体レーザー装
置を用いた高調波発生レーザー装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1:励起部 10:半導体レーザー部(LD) 12、14:ブリック型レーザー結晶 16:1/2波長板 18:クーラーハウス 20:半導体レーザー 40:基台 42、44:隆起部 46、48:上面冷却部材 50、52、54、74:水路 68:高熱伝導性・高電気絶縁性シート 70、72:固定用ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 政明 茨城県那珂郡東海村白方字白根2番地の4 日本原子力研究所東海研究所内 (72)発明者 大場 正規 茨城県那珂郡東海村白方字白根2番地の4 日本原子力研究所東海研究所内 (72)発明者 村松 敏晃 茨城県那珂郡東海村白方字白根2番地の4 日本原子力研究所東海研究所内 (72)発明者 日高 正伸 神奈川県横浜市港北区新横浜2−3−8 東伸24新横浜ビルB棟7階 松尾産業株式 会社東京支店内 (72)発明者 大和田 進 大阪府大阪市中央区島之内1−20−19 白 水ビル 松尾産業株式会社 (72)発明者 七條 昌夫 大阪府大阪市中央区島之内1−20−19 白 水ビル 松尾産業株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザーと、当該半導体レーザー
    により励起されるレーザー結晶と、前記半導体レーザー
    及びレーザー結晶を液体により冷却する液体冷却手段と
    を含む半導体励起固体レーザー装置において、 前記半導体レーザ及びレーザー結晶に生じる熱を前記液
    体冷却手段に熱伝導によって伝える金属からなる金属部
    材が設けられていることを特徴とする半導体励起固体レ
    ーザー装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体励起固体レーザー
    装置において、前記半導体レーザーを前記金属部材から
    電気的に絶縁し且つ前記半導体レーザーから前記金属部
    材への熱伝導を生じさせる絶縁シートを更に有すること
    を特徴とする半導体励起固体レーザー装置。
  3. 【請求項3】 半導体レーザーと、当該半導体レーザー
    により励起されるレーザー結晶とを含む半導体励起固体
    レーザー装置において、 前記レーザー結晶が薄いブリック形状を有することを特
    徴とする半導体励起固体レーザー装置。
JP32425995A 1995-12-13 1995-12-13 ブリック型半導体励起固体レーザー装置 Pending JPH09162467A (ja)

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