JPH09162516A - プリント配線板 - Google Patents

プリント配線板

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JPH09162516A
JPH09162516A JP31510695A JP31510695A JPH09162516A JP H09162516 A JPH09162516 A JP H09162516A JP 31510695 A JP31510695 A JP 31510695A JP 31510695 A JP31510695 A JP 31510695A JP H09162516 A JPH09162516 A JP H09162516A
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一之 山森
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さの異なる導体パターン2、3が絶縁総1
を介して積層され、スルーホール4によって電気的に接
続されているプリント配線板において、スルーホール4
の周りにサーマルランド5、6を形成したときの、スル
ーホール4の信頼性を高める。 【解決手段】 厚さの厚い導体パターン3のサーマルラ
ンド6のサーマルギャップCの面積を、厚さの薄い導体
パターン2のサーマルランド5のサーマルギャップCの
面積より大きくする。これにより両面のサーマルランド
5、6の熱容量を近づけ、熱サイクルに対するスルーホ
ール4の信頼性を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚さの異なる導体
パターンが絶縁層を介して積層され、かつスルーホール
によって電気的に接続されたプリント配線板に関し、特
に導体パターンのスルーホールのまわりにサーマルラン
ドを設けたプリント配線板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のプリント配線板を図8
(a)〜(c)に示す。図において、1は絶縁基板、2
は絶縁基板1の一方の面に形成された厚さの薄い大面積
導体パターン、3は絶縁基板1の他方の面に形成された
厚さの厚い大面積導体パターン、4は両面の導体パター
ン2と3を電気的に接続するスルーホールである。導体
パターン2、3には通常、銅箔が用いられる。
【0003】ここでいう大面積導体パターンとは、ベタ
パターンのように絶縁基板の表面の大部分を覆うよう
に、又は絶縁基板の表面を通常の配線よりかなり大きい
面積で覆うように形成された導体パターンである。この
ような導体パターンはスルーホールのまわりの熱容量が
大きいため、スルーホールに部品の端子を挿入して半田
付けを行おうとすると、熱が導体パターンに逃げてしま
い、半田付けが困難である。
【0004】この点を改善するため、大面積導体パター
ン2、3を有するプリント配線板においては、スルーホ
ール4のまわりにサーマルランド5、6を形成する場合
がある。サーマルランドとは、放射状に複数本の導体ブ
リッジ部を残して導体を除去した部分で、ランド部A
と、ブリッジ部Bと、サーマルギャップ部Cとで構成さ
れている。このようなサーマルランド5、6を形成する
と、スルーホール4のまわりの熱容量が小さくなり、半
田付けの熱が導体パターン2、3に広がり難くなるた
め、半田付け性を改善することができる。
【0005】なお図8(a)(c)において、2点鎖線
は半田レジストの塗布領域を示すもので、2点鎖線の内
側は半田レジストを塗布しない領域(半田がのる領
域)、2点鎖線の外側は半田レジストを塗布する領域で
ある。2点鎖線の意味は以下に説明する図1〜図7にお
いても同じである。
【0006】厚さの薄い導体パターン2には例えば公称
厚さ35μm又は70μmの銅箔が用いられ、厚さの厚
い導体パターン3には例えば公称厚さ210μmの銅箔
が用いられる。従来のプリント配線板は、導体パターン
の厚さにかかわらず、サーマルランド5、6の形状を同
じにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のプリント配線板にあっては、厳しい熱サイクル
が加わった場合に、厚さの薄い導体パターン2側と厚さ
の薄い導体パターン3側で、スルーホールのまわりの膨
張、収縮の速度に差ができ、スルーホールに無理な歪み
が生じて、最悪の場合、スルーホールが破断するおそれ
がある。
【0008】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、厚さの異なる導体パターンが絶縁層を介して積層さ
れ、スルーホールによって電気的に接続されているプリ
ント配線板において、サーマルランドを形成した上で、
スルーホール部の信頼性を高めることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する請求
項1のプリント配線板は、厚さの異なる導体パターンが
絶縁層を介して積層され、スルーホールによって電気的
に接続されているプリント配線板において、前記導体パ
ターンには、スルーホールの周りにサーマルランドが形
成されており、これらサーマルランドの形状が、厚さの
厚い導体パターンのサーマルランドの熱容量と厚さの薄
い導体パターンのサーマルランドの熱容量との差が小さ
くなるように定められていることを特徴とする。
【0010】このプリント配線板では、厚さの薄い導体
パターン側と厚さの薄い導体パターン側との熱容量の差
に起因するスルーホール両端部の熱膨張収縮の差が小さ
くなるので、厳しい熱サイクルが加わっても、スルーホ
ール部に生じる歪みが小となり、スルーホールが破断す
る可能性をより低減できる。
【0011】ここで、サーマルランドの熱容量の比較
は、スルーホールの周りに形成されている複数のサーマ
ルギャップの外縁をなめらかにつなぐ仮想線で囲まれる
部分で比較するか、あるいは、ブリッジ部のスルーホー
ルから最も遠い部分をなめらかにつなぐ仮想線で囲まれ
る部分で比較する。
【0012】熱容量の差が小さくなるようなサーマルラ
ンドの形状の具体例としては、以下の形状が考えられ
る。 (a) サーマルランドを構成するサーマルギャップの
面積が、厚さの厚い導体パターンの方が広い。 (b) サーマルランド中の導体部分の面積(ランド部
とブリッジ部の合計面積)が、厚さの厚い導体パターン
の方が狭い。 (c) 上記(a)と(b)組み合わせ。
【0013】前記目的を達成する請求項2のプリント配
線板は、厚さの異なる導体パターンが絶縁層を介して積
層され、スルーホールによって電気的に接続されている
プリント配線板において、厚さの厚い導体パターンには
サーマルランドが形成され、厚さの薄い導体パターンに
はサーマルランドが形成されていないことを特徴とす
る。このような構成にすると、厚さの薄い導体パターン
側で半田付け性が若干低下するが、請求項1の発明に近
い作用効果が得られる。
【0014】前記目的を達成する請求項3のプリント配
線板は、厚さの異なる導体パターンが絶縁層を介して積
層され、スルーホールによって電気的に接続されている
プリント配線板において、前記導体パターンには、スル
ーホールの周りにサーマルランドが形成されており、こ
れらサーマルランドのブリッジ部の最小導体幅が、厚さ
の厚い導体パターンの方が厚さの薄い導体パターンより
も狭いことを特徴とする。
【0015】このような構成にすると、厚い導体パター
ン側ではサーマルランドの外から内へ熱が伝導するの
を、薄い導体パターン側よりも、より制限できるので、
スルーホールの厚い導体パターン側端部と、薄い導体パ
ターン側端部との熱膨張収縮の差を小さくすることがで
きる。したがってこのプリント配線板においても、熱サ
イクルによりスルーホール部に生じる歪みが小となり、
スルーホールが破断する可能性をより低減できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕図1(a)〜(c)は本発明の第1の実
施形態を示す。このプリント配線板は、絶縁基板1の一
方の面に厚さの薄い導体パターン2が形成され、他方の
面に厚さの厚い導体パターン3が形成され、両面の導体
パターン2、3がスルーホール4によって電気的に接続
され、両面のスルーホール4のまわりにランド部Aと、
ブリッジ部Bと、サーマルギャップCとからなるサーマ
ルランド5、6が形成されている、という点では従来の
プリント配線板と同様である。
【0017】このプリント配線板の特徴は、厚さの厚い
導体パターン3のサーマルランド6のサーマルギャップ
Cが、厚さの薄い導体パターン2のサーマルランド5の
サーマルギャップCより大きく形成されていることであ
る。例えば、厚さの薄い導体パターン2が公称厚さ35
μmの銅箔からなり、厚さの厚い導体パターン3が公称
厚さ210μmの銅箔からなる場合、サーマルランド
5、6の好ましい大きさは図1(a)(c)に数字で示
した寸法程度である(単位はmm)。すなわちこの例で
は、210μmの導体パターン3側のサーマルランド6
のサーマルギャップCを、35μmの導体パターン2側
のサーマルランド5のサーマルギャップCの約2倍の大
きさにして、両面におけるスルーホール4のまわりの熱
容量の差を小さくしている。
【0018】なおここで、「熱容量の差を小さくする」
とは、元の熱容量の差よりサーマルランド5、6を設け
たときの熱容量の差の方を小さくすることを意味してい
る。すなわち、サーマルランド5の熱容量Aは、薄い導
体パターン2のスルーホール4の中心を中心とする半径
1.3mmの範囲の熱容量とし、サーマルランド6の熱
容量Bは、厚い導体パターン3のスルーホール4の中心
を中心とする半径1.9mmの範囲の熱容量とし、他
方、サーマルランド5、6を設けない場合の熱容量をそ
れぞれA′、B′としたとき(具体的には、薄い導体パ
ターン2を半径1.3mmの円形に打ち抜き、その中心
に直径0.8mmの穴をあけたものの熱容量をA′、厚
い導体パターン3を半径1.9mmの円形に打ち抜き、
その中心に直径0.8mmの穴をあけたものの熱容量を
B′とする。)、サーマルランドを設けたときの熱容量
の差(BーA)が、設けないときの熱容量の差(B′−
A′)より小さいことを意味する。不等式で示すと次の
とおりである。
【0019】
【数1】 (B−A)<(B′−A′)
【0020】熱容量をさらに近づけるためには、210
μmの導体パターン3側のサーマルランド6をさらに大
きくすればよいが、210μmの導体パターン3のスル
ーホール4には通常、パワー部品(パワートランジスタ
等)が接続され、大電流が流れるので、サーマルランド
6をあまり大きくすると、逆に通電時の発熱が大きくな
る危険性があるので、2倍程度に押さえることが望まし
い。
【0021】この実施形態のプリント配線板では、厚い
導体パターン3側のサーマルギャップCの面積を広くし
て、熱容量の差が小さくなるようにし、ランド部Aの径
は必要最小限にしたので、スルーホール4を近づけて設
けることができ、薄い導体パターン2側の部品実装密度
を高くできる利点もある。
【0022】〔実施形態2〕図2(a)〜(c)は本発
明の第2の実施形態を示す。図1のプリント配線板はサ
ーマルランド5、6の全体の外形を円形にしたが、この
プリント配線板はサーマルランド5、6の全体の外形を
正方形にしたものである。それ以外は図1と同じである
ので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0023】〔実施形態3〕図3は本発明の第3の実施
形態を示す。この実施形態では厚い導体パターン3のサ
ーマルランド6の中の導体部分の面積(ランド部Aとブ
リッジ部Bの面積の合計)を、薄い導体パターン2側の
それよりも狭くしてある。この例ではサーマルギャップ
Cの面積は、厚い導体パターン3側も薄い導体パターン
2側も同一に形成されている。厚い導体パターン3に形
成されたサーマルギャップCは、薄い導体パターン2側
より、スルーホール4に近い位置に配されている。
【0024】〔実施形態4〕図4は本発明の第4の実施
形態を示す。この実施形態では厚い導体パターン3のサ
ーマルランド6の中の導体部分の面積(ランド部Aとブ
リッジ部Bの面積の合計)を、薄い導体パターン2側の
それよりも、狭くしてある。またこの例では、サーマル
ギャップCの面積は厚い導体パターン3に形成されたサ
ーマルギャップCの方が、薄い導体パターン2側のそれ
よりも、広く形成されている。スルーホール4の中心か
らサーマルランド5の外縁までの距離と、サーマルラン
ド6の外縁までの距離は同一である。
【0025】〔実施形態5〕図5(a)〜(c)は本発
明の第5の実施形態を示す。このプリント配線板は、絶
縁基板1の一方の面に厚さの薄い導体パターン2が形成
され、他方の面に厚さの厚い導体パターン3が形成さ
れ、両面の導体パターン2、3がスルーホール4によっ
て電気的に接続されている、という点では従来のプリン
ト配線板と同じである。
【0026】このプリント配線板の特徴は、厚さの厚い
導体パターン3には、スルーホール4のまわりに導体ブ
リッジ部8を残してサーマルランド6が形成されている
が、厚さの薄い導体パターン2にはサーマルランドが形
成されていないことである。厚さの薄い導体パターン2
は厚さの厚い導体パターン3より熱容量が格段に小さい
ので、このような構成でも、両面におけるスルーホール
4のまわりの熱容量を近づけることができる。
【0027】〔実施形態6〕図6は本発明の第6の実施
形態を示す。この実施形態では、厚い導体パターン3の
サーマルランド6を形成するブリッジ部Bの最小導体幅
Dが、薄い導体パターン3側より狭く形成されている。
このような構成にすると、厚い導体パターン3における
サーマルランド6の外から内への熱の伝導をより制限で
きるので、スルーホール4の薄い導体パターン2側端部
と、厚さの厚い導体パターン3側端部の熱膨張収縮の差
を小さくすることができる。この結果、このプリント配
線板は、熱サイクルによりスルーホール4部に生じる歪
みをより小さくすることができ、スルーホールが破断す
る可能性をより低減できる。
【0028】なお、可能であれば、厚い導体パターン3
のサーマルランド6に形成されたブリッジ部Bの最小導
体幅Dの部分の断面積を、薄い導体パターン2のブリッ
ジ部Bの最小導体幅Dの部分の断面積より小さくなるよ
うに設計するとよい。
【0029】〔その他の実施形態〕図7(a)〜(f)
はそれぞれ、前記の実施形態以外のサーマルランド5の
形状を示す。サーマルランド5はこのように種々の形状
にすることができる。図7では厚さの薄い導体パターン
2のサーマルランド5を示したが、厚さの厚い導体パタ
ーンのサーマルランドは、サーマルギャップCをこれと
相似形にして、寸法を大きくすればよい。またサーマル
ギャップCをスルーホール4に近づけてもよい。
【0030】また導体パターンは、絶縁基板の両面だけ
でなく、絶縁基板の中間層にも設けて3層以上に積層す
る場合もあるが、本発明はこのようなプリント配線板に
も同様に適用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、厚
さの厚い導体パターンのスルーホールのまわりの熱容量
を、厚さの薄い導体パターンのスルーホールのまわりの
熱容量に近づけることができるので、熱サイクルが加わ
った場合に、スルーホールに無理な歪みが生じにくく、
スルーホールの信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるプリント配線板の第1の実施形
態を示す、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線
断面図、(c)は底面図。
【図2】 本発明によるプリント配線板の第2の実施形
態を示す、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線
断面図、(c)は底面図。
【図3】 本発明によるプリント配線板の第3の実施形
態を示す、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線
断面図、(c)は底面図。
【図4】 本発明によるプリント配線板の第4の実施形
態を示す、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線
断面図、(c)は底面図。
【図5】 本発明によるプリント配線板の第5の実施形
態を示す、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線
断面図、(c)は底面図。
【図6】 本発明によるプリント配線板の第6の実施形
態を示す、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線
断面図、(c)は底面図。
【図7】 (a)〜(f)はそれぞれサーマルランドの
形状の種々の例を示す平面図。
【図8】 従来のプリント配線板を示す、(a)は平面
図、(b)は(a)のb−b線断面図、(c)は底面
図。
【符号の説明】
1:絶縁基板 2:厚さの薄い導体パターン 3:厚さの厚い導体パターン 4:スルーホール 5、6:サーマルランド A:ランド部 B:ブリッジ部 C:サーマルギャップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚さの異なる導体パターン(2、3)が絶
    縁層(1)を介して積層され、スルーホール(4)によ
    って電気的に接続されているプリント配線板において、
    前記導体パターン(2、3)には、スルーホール(4)
    の周りにサーマルランド(5、6)が形成されており、
    これらサーマルランド(5、6)の形状が、厚さの厚い
    導体パターン(3)のサーマルランド(6)の熱容量と
    厚さの薄い導体パターン(2)のサーマルランド(5)
    の熱容量との差が小さくなるように定められていること
    を特徴とするプリント配線板。
  2. 【請求項2】厚さの異なる導体パターン(2、3)が絶
    縁層(1)を介して積層され、スルーホール(4)によ
    って電気的に接続されているプリント配線板において、
    厚さの厚い導体パターン(3)にはサーマルランド
    (6)が形成され、厚さの薄い導体パターン(2)には
    サーマルランドが形成されていないことを特徴とするプ
    リント配線板。
  3. 【請求項3】厚さの異なる導体パターン(2、3)が絶
    縁層(1)を介して積層され、スルーホール(4)によ
    って電気的に接続されているプリント配線板において、
    前記導体パターン(2、3)には、スルーホール(4)
    の周りにサーマルランド(5、6)が形成されており、
    これらサーマルランド(5、6)のブリッジ部(B)の
    最小導体幅が、厚さの厚い導体パターン(3)の方が厚
    さの薄い導体パターン(2)よりも狭いことを特徴とす
    るプリント配線板。
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