JPH09162679A - 弾性表面波装置 - Google Patents
弾性表面波装置Info
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- JPH09162679A JPH09162679A JP33566395A JP33566395A JPH09162679A JP H09162679 A JPH09162679 A JP H09162679A JP 33566395 A JP33566395 A JP 33566395A JP 33566395 A JP33566395 A JP 33566395A JP H09162679 A JPH09162679 A JP H09162679A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】チップ面積や実装面積の拡大を抑えつつ、帯域
幅、すなわち共振周波数と反共振周波数の間隔等の特性
を調節することができる弾性表面波装置を提供する。 【解決手段】櫛形電極のストリップを、弾性表面波装置
を動作させる周波数帯域で、櫛形電極が弾性表面波を効
率的に励振できるように形成した第1の領域と、弾性表
面波の励振を抑えるように形成した第2の領域とからな
るように形成する。
幅、すなわち共振周波数と反共振周波数の間隔等の特性
を調節することができる弾性表面波装置を提供する。 【解決手段】櫛形電極のストリップを、弾性表面波装置
を動作させる周波数帯域で、櫛形電極が弾性表面波を効
率的に励振できるように形成した第1の領域と、弾性表
面波の励振を抑えるように形成した第2の領域とからな
るように形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にVHF帯からUHF
帯の周波数にかけてフィルタや1端子対共振器として使
用される弾性表面波装置に関する。
帯の周波数にかけてフィルタや1端子対共振器として使
用される弾性表面波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波1端子対共振器は、小型、軽
量、高周波対応可能という優れた特性で100MHz以上の周
波数帯に対応した共振器として期待されている。図8
(a)は弾性表面波多対櫛形電極型1端子対共振器の模式
図であり、1977年4月日本音響学会講演論文集33頁〜34
頁等に報告されている。これは、圧電基板1上に、多数
対のストリップが相互に入り込んだ一対の電極から構成
される櫛型電極2から構成される。図8(b)は一般的な
弾性表面波1端子対共振器の等価回路である。図8(b)
の等価回路は、従来の厚み振動による水晶振動子の等価
回路と同様のものであり、弾性表面波の励振による等価
インダクタンスL、等価容量C、等価抵抗Rと櫛形電極
間静電容量CTにより表される。図8(a)の回路の共振特
性はすでに解析されており、その共振周波数fr、反共振
周波数faの関係は、 fa=fr(1+C/CT)1/2 ・・・・・ (1) である。式(1)より、faとfrは、容量比C/CTを大きくす
ると離れ、C/CTを小さくすると近づくことがわかる。こ
の様に容量比C/CTを可変する事により1端子対共振器の
共振特性を調節することができる。このため、様々な容
量比C/CTを調節する方法の検討が行われている。
量、高周波対応可能という優れた特性で100MHz以上の周
波数帯に対応した共振器として期待されている。図8
(a)は弾性表面波多対櫛形電極型1端子対共振器の模式
図であり、1977年4月日本音響学会講演論文集33頁〜34
頁等に報告されている。これは、圧電基板1上に、多数
対のストリップが相互に入り込んだ一対の電極から構成
される櫛型電極2から構成される。図8(b)は一般的な
弾性表面波1端子対共振器の等価回路である。図8(b)
の等価回路は、従来の厚み振動による水晶振動子の等価
回路と同様のものであり、弾性表面波の励振による等価
インダクタンスL、等価容量C、等価抵抗Rと櫛形電極
間静電容量CTにより表される。図8(a)の回路の共振特
性はすでに解析されており、その共振周波数fr、反共振
周波数faの関係は、 fa=fr(1+C/CT)1/2 ・・・・・ (1) である。式(1)より、faとfrは、容量比C/CTを大きくす
ると離れ、C/CTを小さくすると近づくことがわかる。こ
の様に容量比C/CTを可変する事により1端子対共振器の
共振特性を調節することができる。このため、様々な容
量比C/CTを調節する方法の検討が行われている。
【0003】また、弾性表面波装置によるフィルタは、
小型、軽量、高性能なため、移動体通信などの通信機
器、放送機器、測定装置などに多く使用されている。従
来、アナログ通信方式で使用される中間周波フィルタ
は、狭帯域特性が要求される。このような用途には、ST
カツト水晶基板上に形成した3dB比帯域幅が0.03〜0.1%
程度の弾性表面波フィルタなどが使用されている。ま
た、近年普及してきたデジタル通信方式で用いられる中
間周波フィルタは、比帯域幅が0.2〜0.5%程度が要求さ
れ、四ほう酸リチウム基板上に形成した弾性表面波フィ
ルタ等が使用されている。このようにフィルタに対する
要求は多様化しており、フィルタの帯域幅を調節するた
めの有効な方法が必要となっている。
小型、軽量、高性能なため、移動体通信などの通信機
器、放送機器、測定装置などに多く使用されている。従
来、アナログ通信方式で使用される中間周波フィルタ
は、狭帯域特性が要求される。このような用途には、ST
カツト水晶基板上に形成した3dB比帯域幅が0.03〜0.1%
程度の弾性表面波フィルタなどが使用されている。ま
た、近年普及してきたデジタル通信方式で用いられる中
間周波フィルタは、比帯域幅が0.2〜0.5%程度が要求さ
れ、四ほう酸リチウム基板上に形成した弾性表面波フィ
ルタ等が使用されている。このようにフィルタに対する
要求は多様化しており、フィルタの帯域幅を調節するた
めの有効な方法が必要となっている。
【0004】ところで、弾性表面波フィルタの帯域幅
は、弾性表面波フィルタを構成する櫛形電極に並列に容
量を接続することで調節が可能である。例えば、特開平
5-22074や特開平5-167384に、容量素子を複数のストリ
ップが相互に入り組んだ一対の電極からなる櫛形電極に
並列接続する方法や、ストリップが相互に入り組んだ一
対の電極からなる櫛形電極のストリップ配列のピッチを
弾性表面波を励振する櫛形電極のピッチと異なるように
して圧電基板上に容量素子を形成し接続する方法が開示
されている。
は、弾性表面波フィルタを構成する櫛形電極に並列に容
量を接続することで調節が可能である。例えば、特開平
5-22074や特開平5-167384に、容量素子を複数のストリ
ップが相互に入り組んだ一対の電極からなる櫛形電極に
並列接続する方法や、ストリップが相互に入り組んだ一
対の電極からなる櫛形電極のストリップ配列のピッチを
弾性表面波を励振する櫛形電極のピッチと異なるように
して圧電基板上に容量素子を形成し接続する方法が開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】圧電基板上に形成した
弾性表面波1端子対共振器に、同一の圧電基板上に形成
した容量素子7と櫛形容量電極2とを並列に接続した構
成の1例を図9に示す。この構成では、弾性表面波1端
子対共振器を構成する櫛形電極2の互いに対向した共通
電極から配線を引き延ばし、これと櫛型電極2の外側に
配置した櫛形電極からなる容量素子7とを接続してい
る。しかし、このような構成では、共振器を構成する櫛
形電極の外部に容量素子を配置するための引き回しの配
線や容量素子のストリップを接続するための共通電極を
配置しなければならず、チップサイズが大きくなるとい
う問題点がある。また、パッケージの外部に容量素子を
設けこれと櫛型電極を接続する方法も実装面積の拡大を
招いてしまうという問題点がある。
弾性表面波1端子対共振器に、同一の圧電基板上に形成
した容量素子7と櫛形容量電極2とを並列に接続した構
成の1例を図9に示す。この構成では、弾性表面波1端
子対共振器を構成する櫛形電極2の互いに対向した共通
電極から配線を引き延ばし、これと櫛型電極2の外側に
配置した櫛形電極からなる容量素子7とを接続してい
る。しかし、このような構成では、共振器を構成する櫛
形電極の外部に容量素子を配置するための引き回しの配
線や容量素子のストリップを接続するための共通電極を
配置しなければならず、チップサイズが大きくなるとい
う問題点がある。また、パッケージの外部に容量素子を
設けこれと櫛型電極を接続する方法も実装面積の拡大を
招いてしまうという問題点がある。
【0006】本発明は上述した課題を解決したもので、
その目的は、チップ面積や実装面積の拡大を抑えなが
ら、弾性表面波装置が共振器の場合は共振周波数と反共
振周波数の周波数間隔を調節しうる弾性表面波装置を、
また弾性表面波装置がフィルタの場合は通過帯域幅を調
節しうる弾性表面波装置を提供することにある。
その目的は、チップ面積や実装面積の拡大を抑えなが
ら、弾性表面波装置が共振器の場合は共振周波数と反共
振周波数の周波数間隔を調節しうる弾性表面波装置を、
また弾性表面波装置がフィルタの場合は通過帯域幅を調
節しうる弾性表面波装置を提供することにある。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明は、圧電基板上
に、少なくとも1つ以上の、ストリップが相互に入り組
んだ一対の電極から構成される櫛形電極を有する弾性表
面波装置において、前記櫛形電極のストリップは、前記
弾性表面波装置を動作させる周波数帯域で、前記櫛形電
極が弾性表面波を効率的に励振できるように形成した第
1の領域と、弾性表面波の励振を抑えるように形成した
第2の領域とからなることを特徴とする弾性表面波装置
である。
に、少なくとも1つ以上の、ストリップが相互に入り組
んだ一対の電極から構成される櫛形電極を有する弾性表
面波装置において、前記櫛形電極のストリップは、前記
弾性表面波装置を動作させる周波数帯域で、前記櫛形電
極が弾性表面波を効率的に励振できるように形成した第
1の領域と、弾性表面波の励振を抑えるように形成した
第2の領域とからなることを特徴とする弾性表面波装置
である。
【0008】この弾性表面波装置において、前記第2の
領域のストリップを、前記第1の領域で励振された弾性
表面波の伝搬方向に対して、垂直な方向から傾斜させて
配置したことを特徴とする弾性表面波装置であり、ま
た、前記第2の領域のストリップのピッチを、前記第1
の領域のストリップのピッチと異ならせるように配置し
たことを特徴とする弾性表面波装置である。
領域のストリップを、前記第1の領域で励振された弾性
表面波の伝搬方向に対して、垂直な方向から傾斜させて
配置したことを特徴とする弾性表面波装置であり、ま
た、前記第2の領域のストリップのピッチを、前記第1
の領域のストリップのピッチと異ならせるように配置し
たことを特徴とする弾性表面波装置である。
【0009】さらには、前記圧電基板が四ほう酸リチウ
ムまたは水晶であることを特徴とする弾性表面波装置で
ある。
ムまたは水晶であることを特徴とする弾性表面波装置で
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】櫛形電極のストリップに、弾性表
面波装置の動作する周波数帯域において弾性表面波が励
振する第1の領域と、弾性表面波装置の動作する周波数
帯域において弾性表面波の励振を抑えるようにした第2
の領域を形成する。図1、図2に示すように前記第2の
領域は、第1の領域を形成した櫛形電極のストリップ
に、弾性表面波の伝搬方向に対して垂直方向に、そして
第1の領域に隣接するように配置する。弾性表面波装置
の動作する周波数帯域では、弾性表面波の励振は主に第
1の領域で行われ、第2の領域で励振する弾性表面波の
影響は弾性表面波装置に要求される特性上無視できるよ
うな状態にする。従って、第1の領域のみで櫛形電極を
構成した場合の櫛形電極間静電容量と第2の領域で生ず
る櫛型電極間静電容量が加算され全体の櫛型電極間静電
容量が増加するため、共振周波数と反共振周波数の間隔
を狭くすることができ狭帯域化が可能となる。
面波装置の動作する周波数帯域において弾性表面波が励
振する第1の領域と、弾性表面波装置の動作する周波数
帯域において弾性表面波の励振を抑えるようにした第2
の領域を形成する。図1、図2に示すように前記第2の
領域は、第1の領域を形成した櫛形電極のストリップ
に、弾性表面波の伝搬方向に対して垂直方向に、そして
第1の領域に隣接するように配置する。弾性表面波装置
の動作する周波数帯域では、弾性表面波の励振は主に第
1の領域で行われ、第2の領域で励振する弾性表面波の
影響は弾性表面波装置に要求される特性上無視できるよ
うな状態にする。従って、第1の領域のみで櫛形電極を
構成した場合の櫛形電極間静電容量と第2の領域で生ず
る櫛型電極間静電容量が加算され全体の櫛型電極間静電
容量が増加するため、共振周波数と反共振周波数の間隔
を狭くすることができ狭帯域化が可能となる。
【0011】櫛形電極の構造例としては、図1(a)に示
すように第2の領域のストリップを第1の領域で励振さ
れた弾性表面波の伝搬方向に対して垂直な方向から傾斜
させて配置したり、図1(b)に示すように第2の領域の
ストリップの周期を第1の領域のストリップの周期と異
ならせて配置したりして、弾性表面波装置の動作する周
波数帯域において弾性表面波の励振を抑える第2の領域
を形成する。第2の領域で生じる容量は、例えば、第2
の領域のストリップの長さを伸縮したり、第2の領域の
ストリップの幅とストリップのピッチの比を調節したり
することにより制御することができる。
すように第2の領域のストリップを第1の領域で励振さ
れた弾性表面波の伝搬方向に対して垂直な方向から傾斜
させて配置したり、図1(b)に示すように第2の領域の
ストリップの周期を第1の領域のストリップの周期と異
ならせて配置したりして、弾性表面波装置の動作する周
波数帯域において弾性表面波の励振を抑える第2の領域
を形成する。第2の領域で生じる容量は、例えば、第2
の領域のストリップの長さを伸縮したり、第2の領域の
ストリップの幅とストリップのピッチの比を調節したり
することにより制御することができる。
【0012】また、図2に示すように第2の領域のスト
リップの幅を第1の領域のストリップの幅と異なるよう
に配置したり(図2(a))、第2の領域のストリップの厚
さを第1の領域のストリップの厚さと異なるように配置
したり(図2(b))、第2の領域のストリップ上に誘電体
8を形成したり(図2(c))して、弾性表面波装置の動作
する周波数帯域において弾性表面波の励振を抑える第2
の領域を形成する。
リップの幅を第1の領域のストリップの幅と異なるよう
に配置したり(図2(a))、第2の領域のストリップの厚
さを第1の領域のストリップの厚さと異なるように配置
したり(図2(b))、第2の領域のストリップ上に誘電体
8を形成したり(図2(c))して、弾性表面波装置の動作
する周波数帯域において弾性表面波の励振を抑える第2
の領域を形成する。
【0013】このように、第2の領域は櫛形電極に組み
込まれているため、櫛形電極の容量素子を形成するため
に配線を引き回したり、櫛形電極の容量素子のストリッ
プを接続するための共通電極を配置する必要はなく、チ
ップの小型化に有利である。
込まれているため、櫛形電極の容量素子を形成するため
に配線を引き回したり、櫛形電極の容量素子のストリッ
プを接続するための共通電極を配置する必要はなく、チ
ップの小型化に有利である。
【0014】
(実施例1)図3(a)は、STカット水晶の圧電基板1上に
アルミニウムの導体金属の多数ストリップが相互に入り
組んだ一対の電極からなる櫛形電極2から構成された多
対櫛形電極型1端子対共振器である。櫛形電極2のスト
リップは、励振された弾性表面波の伝搬方向に対して垂
直方向に伸びた第1の領域とその両端に第1の領域のス
トリップから45°傾斜させて配置した第2の領域より構
成されている。櫛形電極2の第2の領域のストリップの
交差する長さは50μm、対向したストリップを一対と数
えたときの櫛型電極2のストリップ対数は600.5対、ス
トリップ対の周期は20μm、第1の領域のストリップの
交差する長さは400μmである(図3(b))。
アルミニウムの導体金属の多数ストリップが相互に入り
組んだ一対の電極からなる櫛形電極2から構成された多
対櫛形電極型1端子対共振器である。櫛形電極2のスト
リップは、励振された弾性表面波の伝搬方向に対して垂
直方向に伸びた第1の領域とその両端に第1の領域のス
トリップから45°傾斜させて配置した第2の領域より構
成されている。櫛形電極2の第2の領域のストリップの
交差する長さは50μm、対向したストリップを一対と数
えたときの櫛型電極2のストリップ対数は600.5対、ス
トリップ対の周期は20μm、第1の領域のストリップの
交差する長さは400μmである(図3(b))。
【0015】図4にこの弾性表面波共振器のインピーダ
ンス特性(図4中、線A)を示す。比較のため、第2の領
域のストリップの交差する長さを0μmとして構成した時
(すなわち、第2の領域を形成しない時)の弾性表面波共
振器のインピーダンス特性(図4中、線B)も併せて示
す。図4より、第2の領域を形成することで共振周波数
と反共振周波数の間隔が狭くなり、共振周波数と反共振
周波数の間隔を調節できることがわかる。
ンス特性(図4中、線A)を示す。比較のため、第2の領
域のストリップの交差する長さを0μmとして構成した時
(すなわち、第2の領域を形成しない時)の弾性表面波共
振器のインピーダンス特性(図4中、線B)も併せて示
す。図4より、第2の領域を形成することで共振周波数
と反共振周波数の間隔が狭くなり、共振周波数と反共振
周波数の間隔を調節できることがわかる。
【0016】(実施例2)図5は、四ほう酸リチウムの圧
電基板1上に、2個の弾性表面波伝搬トラックを形成
し、第1の弾性表面波伝搬トラックには、入力用櫛形電
極3、弾性表面波伝搬方向に沿って接続用櫛形電極4、
その両外側に櫛形電極周期よりわずかに広い周期を持つ
反射器5を配置し、同様に第2の弾性表面波伝搬トラッ
クにも、出力用櫛形電極6、弾性表面波伝搬方向に沿っ
て、接続用櫛形電極4、その両外側に櫛形電極周期より
わずかに広い周期を持つ反射器5を配置し、各弾性表面
波伝搬トラックの接続用櫛形電極4を電気的に縦続接続
したエネルギー閉じ込め型の弾性表面波フィルタであ
る。接続用櫛形電極4のストリップは、励振された弾性
表面波の伝搬方向に対して垂直方向に伸びた第1の領域
とその両端に第1の領域のストリップから45°傾斜させ
て配置した第2の領域より構成されている。櫛形電極2
の第2の領域のストリップの交差する長さは100μm、入
力用櫛形電極3及び出力用櫛形電極6を構成するストリ
ップの対数は40.5対、接続用櫛形電極4を構成するスト
リップの対数は25.5対、反射器5の本数は120本、櫛形
電極のストリップ対の周期を22μm、入力用櫛形電極及
び出力用櫛形電極と接続用櫛形電極の間の距離は、最も
近接したストリップの中心間の距離で11μm、櫛形電極
と両外側の反射器の間の最も近接したストリップの中心
間の距離で10.5μm、入力用櫛形電極及び出力用櫛形電
極のストリップの交差する長さ及び接続用櫛形電極4の
第1の領域のストリップの交差する長さは154μmであ
る。それぞれの櫛型電極、反射器の材料はアルミニウム
である。
電基板1上に、2個の弾性表面波伝搬トラックを形成
し、第1の弾性表面波伝搬トラックには、入力用櫛形電
極3、弾性表面波伝搬方向に沿って接続用櫛形電極4、
その両外側に櫛形電極周期よりわずかに広い周期を持つ
反射器5を配置し、同様に第2の弾性表面波伝搬トラッ
クにも、出力用櫛形電極6、弾性表面波伝搬方向に沿っ
て、接続用櫛形電極4、その両外側に櫛形電極周期より
わずかに広い周期を持つ反射器5を配置し、各弾性表面
波伝搬トラックの接続用櫛形電極4を電気的に縦続接続
したエネルギー閉じ込め型の弾性表面波フィルタであ
る。接続用櫛形電極4のストリップは、励振された弾性
表面波の伝搬方向に対して垂直方向に伸びた第1の領域
とその両端に第1の領域のストリップから45°傾斜させ
て配置した第2の領域より構成されている。櫛形電極2
の第2の領域のストリップの交差する長さは100μm、入
力用櫛形電極3及び出力用櫛形電極6を構成するストリ
ップの対数は40.5対、接続用櫛形電極4を構成するスト
リップの対数は25.5対、反射器5の本数は120本、櫛形
電極のストリップ対の周期を22μm、入力用櫛形電極及
び出力用櫛形電極と接続用櫛形電極の間の距離は、最も
近接したストリップの中心間の距離で11μm、櫛形電極
と両外側の反射器の間の最も近接したストリップの中心
間の距離で10.5μm、入力用櫛形電極及び出力用櫛形電
極のストリップの交差する長さ及び接続用櫛形電極4の
第1の領域のストリップの交差する長さは154μmであ
る。それぞれの櫛型電極、反射器の材料はアルミニウム
である。
【0017】図6(a)、(b)にこの弾性表面波フィルタ
の通過特性を点線Aで示す。なお、図6(b)は図6(a)
を拡大したものである。比較のため、接続用櫛形電極の
第2の領域のストリップの交差する長さを0μmとして構
成した場合(すなわち、第2の領域を形成しない時)の通
過特性も併せて実線Bで示す。第2の領域に形成したこ
とにより、最小挿入損失や減衰量を殆ど損なうことな
く、弾性表面波フィルタの通過帯域幅を狭くすることが
できる。
の通過特性を点線Aで示す。なお、図6(b)は図6(a)
を拡大したものである。比較のため、接続用櫛形電極の
第2の領域のストリップの交差する長さを0μmとして構
成した場合(すなわち、第2の領域を形成しない時)の通
過特性も併せて実線Bで示す。第2の領域に形成したこ
とにより、最小挿入損失や減衰量を殆ど損なうことな
く、弾性表面波フィルタの通過帯域幅を狭くすることが
できる。
【0018】上記の実施例では、第1の領域のストリッ
プに対して45°傾斜させたストリップを用い第2の領域
を形成したが、傾斜させる角度は45°である必要はな
く、弾性表面波装置に要求される仕様を満足すれば、任
意の傾斜角を選択することができる。また、図7に示す
ように第2の領域のストリップをくの字型にする等、弾
性表面波装置を動作させる周波数帯域で弾性表面波を励
振しないような構造であればよい。
プに対して45°傾斜させたストリップを用い第2の領域
を形成したが、傾斜させる角度は45°である必要はな
く、弾性表面波装置に要求される仕様を満足すれば、任
意の傾斜角を選択することができる。また、図7に示す
ように第2の領域のストリップをくの字型にする等、弾
性表面波装置を動作させる周波数帯域で弾性表面波を励
振しないような構造であればよい。
【0019】また、本発明は上記実施例に限らず種々の
弾性表面波装置に応用可能である。例えば、上記実施例
1の多対櫛形電極型の1端子対共振器の櫛形電極の左右
に反射電極を配置したエネルギー閉じこめ型の1端子対
弾性表面波共振器に用いてもよい。また、上記実施例2
の弾性表面波フィルタの弾性表面波伝搬トラックを2段
縦続ではなく1段のみで構成した弾性表面波フィルタ
や、3段以上に縦続接続して構成した弾性表面波フィル
タに用いてもよい。
弾性表面波装置に応用可能である。例えば、上記実施例
1の多対櫛形電極型の1端子対共振器の櫛形電極の左右
に反射電極を配置したエネルギー閉じこめ型の1端子対
弾性表面波共振器に用いてもよい。また、上記実施例2
の弾性表面波フィルタの弾性表面波伝搬トラックを2段
縦続ではなく1段のみで構成した弾性表面波フィルタ
や、3段以上に縦続接続して構成した弾性表面波フィル
タに用いてもよい。
【0020】また、ストリップに設ける第2の領域を接
続用櫛形電極ではなく入力用櫛形電極、出力用櫛形電極
に形成してもよい。
続用櫛形電極ではなく入力用櫛形電極、出力用櫛形電極
に形成してもよい。
【0021】また、ストリップに設ける第2の領域は必
ずしも第1の領域のストリップ両側に設けなくてもよ
く、第1の領域のストリップの片側に設けるだけでもよ
い。
ずしも第1の領域のストリップ両側に設けなくてもよ
く、第1の領域のストリップの片側に設けるだけでもよ
い。
【0022】また、櫛形電極の材料として、アルミニウ
ムに銅、シリコン、チタン、HfB2などを添加しても良い
し、他の導電性の材料を用いても良く、反射器の本数は
必要とする挿入損失、チップサイズ等を勘案して、調節
しても良い。
ムに銅、シリコン、チタン、HfB2などを添加しても良い
し、他の導電性の材料を用いても良く、反射器の本数は
必要とする挿入損失、チップサイズ等を勘案して、調節
しても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、圧電基
板上に、少なくとも1つ以上の、ストリップが相互に入
り組んだ一対の電極から構成される櫛形電極を有する弾
性表面波装置において、前記櫛形電極のストリップは、
前記弾性表面波装置を動作させる周波数帯域で、前記櫛
形電極が弾性表面波を効率的に励振できるように形成し
た第1の領域と、弾性表面波の励振を抑えるように形成
した第2の領域とからなることを特徴とする弾性表面波
装置である。
板上に、少なくとも1つ以上の、ストリップが相互に入
り組んだ一対の電極から構成される櫛形電極を有する弾
性表面波装置において、前記櫛形電極のストリップは、
前記弾性表面波装置を動作させる周波数帯域で、前記櫛
形電極が弾性表面波を効率的に励振できるように形成し
た第1の領域と、弾性表面波の励振を抑えるように形成
した第2の領域とからなることを特徴とする弾性表面波
装置である。
【0024】この様に櫛型電極のストリップを形成する
ことにより、第2の領域で生じる容量は従来技術の櫛形
電極に並列に接続された容量素子と等価の働きをするこ
とになる。そして、第2の領域は櫛形電極のストリップ
を数割程度延長することにより形成できるので、チップ
の別の場所に、容量素子を形成するために配線を引き回
したり、容量素子のストリップを接続するための共通電
極を配置する必要はなく、チップの小型化に有利とな
る。
ことにより、第2の領域で生じる容量は従来技術の櫛形
電極に並列に接続された容量素子と等価の働きをするこ
とになる。そして、第2の領域は櫛形電極のストリップ
を数割程度延長することにより形成できるので、チップ
の別の場所に、容量素子を形成するために配線を引き回
したり、容量素子のストリップを接続するための共通電
極を配置する必要はなく、チップの小型化に有利とな
る。
【0025】従って、例えば弾性表面波装置が共振器の
場合は、チップ面積の拡大を抑えつつ、その共振周波数
と反共振周波数の間隔等の共振特性を設計する手段を提
供できる。また、弾性表面波装置がフィルタの場合も、
チップ面積の拡大を抑えつつ、通過帯域幅を調節する手
段を提供できる。以上のように、弾性表面波装置の設計
の自由度を向上でき、移動体通信に要求される小型で高
性能な弾性表面波装置を提供できる。
場合は、チップ面積の拡大を抑えつつ、その共振周波数
と反共振周波数の間隔等の共振特性を設計する手段を提
供できる。また、弾性表面波装置がフィルタの場合も、
チップ面積の拡大を抑えつつ、通過帯域幅を調節する手
段を提供できる。以上のように、弾性表面波装置の設計
の自由度を向上でき、移動体通信に要求される小型で高
性能な弾性表面波装置を提供できる。
【図1】 (a)、(b)は、本発明の弾性表面波装置の一
例を示した模式図である。
例を示した模式図である。
【図2】 (a)、(b)、(c)は、本発明の弾性表面波装
置の一例を示した模式図である。
置の一例を示した模式図である。
【図3】 (a)は、実施例1の弾性表面波1端子対共振
器を示した図である。(b)は、細部、特に第2の領域を
示した図である。
器を示した図である。(b)は、細部、特に第2の領域を
示した図である。
【図4】 実施例1の弾性表面波1端子対共振器のイン
ピーダンス特性を示した図である。線Aは櫛型電極のス
トリップに第2の領域を設けた時、線Bは櫛型電極のス
トリップに第2の領域を設けない時である。
ピーダンス特性を示した図である。線Aは櫛型電極のス
トリップに第2の領域を設けた時、線Bは櫛型電極のス
トリップに第2の領域を設けない時である。
【図5】 実施例2の弾性表面波フィルタを示した図で
ある。
ある。
【図6】 (a)、(b)は、実施例2の弾性表面波フィル
タの通過特性を示した図である。点線の線Aは櫛型電極
のストリップに第2の領域を設けた時、実線の線Bは櫛
型電極のストリップに第2の領域を設けない時である。
タの通過特性を示した図である。点線の線Aは櫛型電極
のストリップに第2の領域を設けた時、実線の線Bは櫛
型電極のストリップに第2の領域を設けない時である。
【図7】 本発明の弾性表面波装置の一例を示した模式
図である。
図である。
【図8】 (a)は、従来の多対櫛形電極型1端子対型の
弾性表面波共振器を示した図であり、(b)は、(a)の弾
性表面波共振器の等価回路を示した図である。
弾性表面波共振器を示した図であり、(b)は、(a)の弾
性表面波共振器の等価回路を示した図である。
【図9】 従来の、容量素子が櫛型電極に並列接続され
た弾性表面波装置の1例を示した図である。
た弾性表面波装置の1例を示した図である。
1 圧電基板 2 櫛型電極 3 入力用櫛型電極 4 接続用櫛型電極 5 反射器 6 出力用櫛型電極 7 容量素子 8 誘電体
Claims (4)
- 【請求項1】圧電基板上に、少なくとも1つ以上の、ス
トリップが相互に入り組んだ一対の電極から構成される
櫛形電極を有する弾性表面波装置において、前記櫛形電
極のストリップは、前記弾性表面波装置を動作させる周
波数帯域で、前記櫛形電極が弾性表面波を効率的に励振
できるように形成した第1の領域と、弾性表面波の励振
を抑えるように形成した第2の領域とからなることを特
徴とする弾性表面波装置。 - 【請求項2】前記弾性表面波装置において、前記第2の
領域のストリップを、前記第1の領域で励振された弾性
表面波の伝搬方向に対して、垂直な方向から傾斜させて
配置したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
弾性表面波装置。 - 【請求項3】前記弾性表面波装置において、前記第2の
領域のストリップのピッチを、前記第1の領域のストリ
ップのピッチと異ならせるように配置したことを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の弾性表面波装置。 - 【請求項4】前記圧電基板が四ほう酸リチウムまたは水
晶であることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3
項記載の弾性表面波装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33566395A JPH09162679A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 弾性表面波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33566395A JPH09162679A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 弾性表面波装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09162679A true JPH09162679A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18291132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33566395A Pending JPH09162679A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 弾性表面波装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09162679A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011108229A1 (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-09 | パナソニック株式会社 | 弾性波装置 |
| KR20160075305A (ko) | 2014-12-19 | 2016-06-29 | 다이요 유덴 가부시키가이샤 | 탄성파 디바이스 |
| JP2019146233A (ja) * | 2014-04-08 | 2019-08-29 | スカイワークスフィルターソリューションズジャパン株式会社 | 弾性波共振器と弾性波フィルタ |
-
1995
- 1995-12-01 JP JP33566395A patent/JPH09162679A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011108229A1 (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-09 | パナソニック株式会社 | 弾性波装置 |
| JPWO2011108229A1 (ja) * | 2010-03-04 | 2013-06-20 | パナソニック株式会社 | 弾性波装置 |
| US8803402B2 (en) | 2010-03-04 | 2014-08-12 | Panasonic Corporation | Elastic wave device |
| JP2019146233A (ja) * | 2014-04-08 | 2019-08-29 | スカイワークスフィルターソリューションズジャパン株式会社 | 弾性波共振器と弾性波フィルタ |
| KR20160075305A (ko) | 2014-12-19 | 2016-06-29 | 다이요 유덴 가부시키가이샤 | 탄성파 디바이스 |
| US9641152B2 (en) | 2014-12-19 | 2017-05-02 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Acoustic wave device |
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