JPH09163247A - 昇圧回路、これを搭載した固体撮像装置並びにこれを用いたバーコードリーダ及びカメラ - Google Patents

昇圧回路、これを搭載した固体撮像装置並びにこれを用いたバーコードリーダ及びカメラ

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JPH09163247A
JPH09163247A JP32296495A JP32296495A JPH09163247A JP H09163247 A JPH09163247 A JP H09163247A JP 32296495 A JP32296495 A JP 32296495A JP 32296495 A JP32296495 A JP 32296495A JP H09163247 A JPH09163247 A JP H09163247A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧やクロック周波数の変動時に、昇圧
出力電圧が大きく変動していた。 【解決手段】 昇圧出力電圧Voutを利用する部分の
ポテンシャルをポテンシャル検出回路2で検出し、その
検出電圧とレベルシフタ4で所定のレベルだけレベルシ
フトされた昇圧出力電圧Voutとをコンパレータ3で
比較し、その比較出力に基づいてクロック駆動型昇圧部
1の初段のMOSトランジスタのゲート電圧又はクロッ
クパルスの振幅を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇圧回路、これを
搭載した固体撮像装置並びにこれを用いたバーコードリ
ーダ及びカメラに関し、特にクロック駆動型の昇圧回
路、これを搭載した固体撮像装置並びにこれを用いたバ
ッテリ駆動型のバーコードリーダ及びカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】クロック駆動型の昇圧回路の従来例を図
18に示す。同図において、電源101の正極側と回路
出力端子102との間には、ゲート及びドレインが共通
接続されたいわゆるダイオード接続のNチャネル形MO
SFET(以下、単にNMOSトランジスタと称する)
M10nが、電源101側から回路出力端子102側に
向けて順方向に例えば3段直列に接続されている。
【0003】1段目のNMOSトランジスタM101の
出力端N11には、3段のインバータ103,104,
105で順に反転されて供給されるクロックパルスφ1
がコンデンサC1を介して印加される。一方、2段目の
NMOSトランジスタM102の出力端N12には、4
段のインバータ103,104,106,107で順に
反転されて供給されるクロックパルスφ2がコンデンサ
C2を介して印加される。なお、クロックパルスφ1と
クロックパルスφ2とは互いに逆相となっている。3段
目のNMOSトランジスタM103の出力端N13(回
路出力端子102)とグランド間には、負荷コンデンサ
CLが接続されている。
【0004】次に、上記構成の従来の昇圧回路の定常状
態での昇圧動作について、図19のタイミング波形図を
参照しつつ説明する。先ず、クロックパルスφ1が
“L”レベルのときは、NMOSトランジスタM11の
ゲート及びドレインが電源101の正極側に接続されて
いることから、その出力端N11の電圧V11は電源電
圧VddよりもVx11だけ低くなっている。ここで、V
x11はNMOSトランジスタM101の閾値電圧Vth
に起因する電圧降下分である。
【0005】この状態において、コンデンサC1を介し
てクロックパルスφ1が入力されると、そのクロックパ
ルスφ1の波高値分だけNMOSトランジスタM101
の出力端N11の電圧V11が昇圧される。一方、クロ
ックパルスφ2はクロックパルスφ1と逆相であること
から、クロックパルスφ2が“L”レベルのときは、N
MOSトランジスタM102の出力端N12の電圧V1
2は、出力端N11の電圧V11よりもVx12だけ低く
なっている。ここで、Vx12はNMOSトランジスタM
102の閾値電圧Vthに起因する電圧降下分である。
【0006】この状態において、コンデンサC2を介し
てクロックパルスφ2が入力されると、そのクロックパ
ルスφ2の波高値分だけNMOSトランジスタM102
の出力端N12の電圧V12が昇圧される。この出力端
N12の電圧V12は、NMOSトランジスタM103
及び負荷コンデンサCLによって平滑化され、回路出力
端子102から昇圧出力電圧Voutとして導出され
る。なお、この昇圧出力電圧Voutは、出力端N12
の電圧V12よりもVx13だけ低くなっている。ここ
で、Vx13はNMOSトランジスタM103の閾値電圧
Vthに起因する電圧降下分である。
【0007】上述したことから明らかなように、クロッ
ク駆動型の昇圧回路においては、クロックパルスφ1,
φ2の波高値をVwとすると、電源電圧Vddに対して
各段毎に(Vw−Vx1n)分ずつ順に昇圧されることに
より、昇圧出力電圧Voutが得られることになる。な
お、Vx1nはMOSトランジスタの閾値電圧Vthに起
因する電圧降下分であることから、閾値電圧Vthが大
きなエンハンスメント型MOSトランジスタを用いる
と、この電圧降下分Vx1nが大きくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の従来の昇圧回路では、電源電圧Vddが変化したと
き、それに応じてクロックパルスφ1,φ2の振幅も変
化することになるため、昇圧出力電圧Voutが大きく
変動するという問題点があった。すなわち、図18に示
した3倍昇圧の昇圧回路の場合を例にとると、図20に
示すように、電源電圧VddがΔVddだけ高くなる
と、クロックパルスφ1,φ2の各振幅もほぼΔVdd
だけ大きくなるため、昇圧出力電圧Voutの変動分Δ
Voutは、約3×ΔVddとなる。このように、電源
電圧Vddの変動に伴ってその変動分ΔVddのほぼ昇
圧倍数倍だけ昇圧出力電圧Voutが大きく変動する
と、この昇圧回路の昇圧出力電圧Voutにて動作して
いるデバイスや回路の特性に悪影響が発生することにな
る。
【0009】さらにもう1つの問題点として、昇圧出力
電圧Voutがクロック周波数依存性を持つ点が挙げら
れる。すなわち、図21に示すように、クロック周波数
が高くなると、昇圧出力電圧Voutは大きくなる(=
負荷電流が小さい場合の正規の昇圧値に近づく)。図2
2に、クロック周波数変化時のタイミング波形を示す。
この周波数依存は、昇圧回路の電流容量に対して負荷側
での消費電流が大きい場合、あるいは同等の場合に起こ
る。この電流容量は、クロック周波数を高くしたり、M
OSトランジスタのチャネル幅を大きくする(相互コン
ダクタンスgmを上げる)ことにより、大きくすること
ができる。したがって、負荷側での消費電流に対し十分
余裕を持った昇圧回路の構成にすれば、クロック周波数
依存は起こらない。
【0010】しかしながら、そうするためには、この昇
圧回路を構成しているMOSトランジスタやコンデンサ
等の回路素子を大きくする必要があるため、この昇圧回
路を例えばCCDリニアセンサに用いることを考える
と、CCDリニアセンサのセンサ列や電荷転送レジスタ
等と同一の基板(チップ)上に作製する、即ちオンチッ
プ化することが困難な場合も出てくる。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、MOSトランジスタ
やコンデンサ等の回路素子を大きくすることなく、電源
電圧やクロック周波数の変動時にも安定した昇圧出力電
圧を得ることが可能な昇圧回路、これを搭載した固体撮
像装置並びにこれを用いたバーコードリーダ及びカメラ
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による昇圧回路
は、電源と回路出力端子との間に、電源側から回路出力
端子側に向けて一方向性素子が順方向に複数段直列に接
続され、かつ各段間にコンデンサを介してクロックパル
スが印加される構成の昇圧回路であって、複数段の一方
向性素子の少なくとも1段目がMOSトランジスタから
なり、このMOSトランジスタのゲート電圧を制御する
制御回路を備えた構成となっている。
【0013】上記構成の昇圧回路において、複数段の一
方向性素子の少なくとも1段目をMOSトランジスタで
構成し、このMOSトランジスタのゲート電圧を制御す
ることで、昇圧出力電圧はそのゲート電圧に応じて変化
する。したがって、電源電圧の変動時やクロック周波数
の変動時にそのゲート電圧を適宜コントロールすること
で、安定した昇圧出力電圧が得られる。
【0014】本発明による他の昇圧回路は、電源と回路
出力端子との間に、電源側から回路出力端子側に向けて
一方向性素子が順方向に複数段直列に接続され、かつ各
段間にコンデンサを介してクロックパルスが印加される
構成の昇圧回路であって、クロックパルスの振幅を制御
する制御回路を備えた構成となっている。
【0015】上記構成の昇圧回路において、クロックパ
ルスの振幅を制御することで、昇圧出力電圧はその振幅
に応じて変化する。したがって、電源電圧の変動時やク
ロック周波数の変動時にクロックパルスの振幅を適宜コ
ントロールすることで、安定した昇圧出力電圧が得られ
る。
【0016】本発明による固体撮像装置は、電源と回路
出力端子との間に、電源側から回路出力端子側に向けて
一方向性素子が順方向に複数段直列に接続され、かつ各
段間にコンデンサを介してクロックパルスが印加される
構成の昇圧回路を搭載し、この昇圧回路がその昇圧出力
電圧を利用する部分のポテンシャルに基づいて該昇圧出
力電圧を制御する制御回路を有する構成となっている。
【0017】上記構成の固体撮像装置において、搭載し
た昇圧回路は、昇圧出力電圧を利用する部分のポテンシ
ャルに基づいて該昇圧出力電圧を制御可能であることか
ら、当該ポテンシャルに追従した形で動作する。その結
果、電源電圧が変動したり、クロック周波数が変動して
も、その影響を受けることなく安定した昇圧出力電圧が
得られる。しかも、昇圧出力電圧を利用する部分のポテ
ンシャルのバラツキに対しても、必要な電圧値の昇圧出
力電圧が得られる。
【0018】本発明によるバーコードリーダは、上記構
成の昇圧回路を搭載した固体撮像装置を、バーコードを
読み取るイメージセンサとして用いた構成となってい
る。また、本発明によるカメラは、上記構成の昇圧回路
を搭載した固体撮像装置を、オートフォーカスセンサと
して用いた構成となっている。
【0019】上記構成のバーコードリーダ及びカメラに
おいては、固体撮像装置に搭載された昇圧回路が、電源
電圧の変動時やクロック周波数の変動時にもほぼ安定し
た昇圧出力電圧を得ることができ、しかもこの昇圧出力
電圧を使用する部分のポテンシャルのバラツキにも強い
ものとなることから、バッテリなど低電圧の電源でも十
分に動作できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施形態を示すブロッ
ク図である。図1において、本実施形態に係る昇圧回路
の主要部として、外部から昇圧出力電圧Voutをコン
トロール可能な構成の昇圧部1が設けられている。この
昇圧部1の具体的な回路構成の一例を図2に示す。図2
において、電源入力端子11と回路出力端子12との間
には、例えば3個のMOSトランジスタM1,M2,M
3が電源入力端子11から回路出力端子12に向けて直
列に接続されている。
【0022】すなわち、1段目のMOSトランジスタM
1のドレインが電源入力端子11に接続され、ゲートが
コントロール端子13に接続されている。そして、2段
目のNMOSトランジスタM2のゲート及びドレインが
1段目のNMOSトランジスタM1のソースに接続さ
れ、3段目のNMOSトランジスタM3のゲート及びド
レインが2段目のNMOSトランジスタM2のソースに
接続され、3段目のNMOSトランジスタM3のソース
が回路出力端子2に接続されている。また、回路出力端
子12とグランド間には、負荷コンデンサCLが接続さ
れている。
【0023】1段目のNMOSトランジスタM1の出力
端(ソース)N1には、インバータ14,15,16で
順に反転されて供給されるクロックパルスφ1がコンデ
ンサC1を介して印加される。一方、2段目のNMOS
トランジスタM2の出力端(ソース)N2には、インバ
ータ14,17,18で順に反転されて供給されるクロ
ックパルスφ2がコンデンサC2を介して印加される。
なお、クロックパルスφ1とクロックパルスφ2とは互
いに逆相となっている。
【0024】上記構成の昇圧部1において、コントロー
ル端子13に電源電圧Vddを印加する場合には、図1
8の従来回路と同じ3倍昇圧の昇圧回路となるが、コン
トロール端子13に印加する電圧Vfbを変えて初段の
MOSトランジスタM1のゲート電圧をコントロールす
ることにより、昇圧出力電圧Voutを変えることがで
きる。したがって、電源電圧Vddの変動時やクロック
パルスφ1,φ2の周波数の変動時にコントロール端子
13に印加するコントロール電圧Vfbを適宜変えるこ
とにより、安定した昇圧出力電圧Voutを得ることが
可能となる。
【0025】図3に、昇圧出力電圧Voutの初段MO
SトランジスタM1のゲート電圧、即ちコントロール電
圧Vfbに対する依存性を示す。一例として、コントロ
ール電圧Vfbを0V〜5Vに変化させた場合に、昇圧
出力電圧Voutが8V〜12Vの範囲でリニアに変化
する。
【0026】なお、本実施形態では、コントロール電圧
Vfbによって初段MOSトランジスタM1のゲート電
圧を変えるとしたが、各段間にMOSトランジスタを挿
入して、そのMOSトランジスタのゲート電圧をコント
ロール電圧Vfbに応じて制御するようにすることも可
能である。また、図4に示すように、初段MOSトラン
ジスタM1をダイオード接続にするとともに、クロック
パルスφ1,φ2の少なくとも一方の振幅を制御する振
幅制御回路5を設け、コントロール電圧Vfbによって
クロックパルスφ1,φ2の少なくとも一方の振幅を変
えることによっても、昇圧出力電圧Voutをコントロ
ールすることができる。また、コントロール電圧Vfb
によって初段MOSトランジスタM1のゲート電圧とク
ロックパルスφ1,φ2の振幅の双方を並行して変える
ようにすることも可能である。
【0027】また、本実施形態では、図2の回路図にお
いて、2段目,3段目の一方向性素子として、ダイオー
ド接続のMOSトランジスタM2,M3を用いたが、M
OSトランジスタM2,M3に変えてダイオード素子そ
のものを用いても良く、同様の作用効果を奏する。な
お、図4の回路図においても、2段目,3段目のダイオ
ード接続のMOSトランジスタM2,M3と同様に、初
段のダイオード接続のMOSトランジスタM1について
もダイオード素子に置換可能であることは勿論である。
【0028】再び図1において、ポテンシャル検出回路
2は、昇圧出力電圧Voutを利用する部分のポテンシ
ャルを検出するためのものである。このポテンシャル検
出回路2の検出電圧はコンパレータ3の非反転(+)入
力となる。このコンパレータ3は、レベルシフタ4で所
定のレベルだけシフトされた昇圧出力電圧Voutを反
転(−)入力とし、このレベルシフトされた昇圧出力電
圧Voutのポテンシャル検出回路2の検出電圧に対す
る差分をコントロール電圧Vfbとして昇圧部1のコン
トロール端子13に与える。
【0029】ポテンシャル検出回路2の具体的な回路構
成の一例を図5に示す。図5において、MOSトランジ
スタM4は、昇圧出力電圧Voutを利用する部分の近
傍の構造を持つダミートランジスタである。このMOS
トランジスタM4のドレインは電源Vddに接続され、
そのゲートには所定の電圧Vgが印加される。また、M
OSトランジスタM4のソースとグランド間にはMOS
トランジスタM5が接続され、このMOSトランジスタ
M5のゲートには、電源Vddとグランド間に直列に接
続されたダイオード接続のMOSトランジスタM6,M
7によってバイアス電圧が印加されている。MOSトラ
ンジスタM5は、MOSトランジスタM4に微小電流を
流す作用をなす。
【0030】上記構成のポテンシャル検出回路2におい
ては、ゲート下のポテンシャルに応じたポテンシャル値
出力がMOSトランジスタM4,M5のソース・ドレイ
ン共通接続点から導出される。したがって、MOSトラ
ンジスタM4が昇圧出力電圧Voutを利用する部分の
近傍の構造を持つことから、ポテンシャル検出回路2の
ポテンシャル値出力は、昇圧出力電圧Voutを利用す
る部分のポテンシャルに対応した値となる。すなわち、
このポテンシャル検出回路2によって、昇圧出力電圧V
outを利用する部分のポテンシャルを検出できる。
【0031】図6に、コンパレータ4の具体的な回路構
成の一例を示す。図6において、ソースが共通に接続さ
れた一対のMOSトランジスタM8,M9によって差動
回路が構成され、MOSトランジスタM8のゲートが反
転(−)入力端、MOSトランジスタM9のゲートが非
反転(+)入力端となっている。MOSトランジスタM
8,M9の各ドレインと電源Vdd間にはカレントミラ
ー回路を構成するMOSトランジスタM10,M11が
接続されている。また、MOSトランジスタM8,M9
のソース共通接続点とグランド間にはMOSトランジス
タM12が接続されている。
【0032】このMOSトランジスタM12のゲートに
は、電源Vddとグランド間に直列に接続されたダイオ
ード接続のMOSトランジスタM13,M14によって
バイアス電圧が印加されている。また、電源Vddとグ
ランド間に直列に接続されたMOSトランジスタM1
5,M16によって出力段が構成され、MOSトランジ
スタM15のゲートがMOSトランジスタM9のドレイ
ンに接続されている。このMOSトランジスタ16のゲ
ートにも、MOSトランジスタM13,M14によって
バイアス電圧が印加されている。そして、MOSトラン
ジスタM15,M16のドレイン共通接続点からコンパ
レータ出力が導出される。
【0033】図7に、レベルシフタ4の具体的な回路構
成の一例を示す。図7において、電源Vddとグランド
間にMOSトランジスタM17,M18が直列に接続さ
れ、MOSトランジスタM17のゲートが入力端、MO
SトランジスタM17,M18のソース・ドレイン共通
接続点が出力端となる。MOSトランジスタM18のゲ
ートには、電源Vddとグランド間に直列に接続された
抵抗R1,R2によってバイアス電圧が印加されてい
る。このレベルシフタ4において、抵抗R1,R2の分
圧レベルによってシフトレベルが決まり、このレベルだ
けダウン方向に入力レベルがシフト(シフトダウン)さ
れる。
【0034】なお、本昇圧回路は、電源電圧Vddを昇
圧して昇圧出力電圧Voutを生成するためのものであ
ることから、昇圧出力電圧Voutは当然電源電圧Vd
d以上となる。したがって、図7の回路において、実際
に回路を構成する上では、昇圧出力電圧Voutを直接
扱うMOSトランジスタM17の部分に多少の変更が必
要となる場合が多い。例えば、図8に示すように、MO
SトランジスタM17を強いエンハンスメント型のもの
にしたり、あるいは、図9に示すように、MOSトラン
ジスタM17のドレインに電源電圧Vddに代えて昇圧
出力電圧Voutを印加するようにする。これにより、
昇圧出力電圧Voutが電源電圧Vdd以上であって
も、レベルシフタ4は正常に動作可能となる。
【0035】上述したように、昇圧部1を昇圧出力電圧
Voutが可変な構成とし、その昇圧出力電圧Vout
をレベルシフタ4で所定のレベルだけレベルシフトした
後ポテンシャル検出回路2の検出電圧とコンパレータ3
で比較し、その比較出力をコントロール電圧Vfbとし
て昇圧部1にフィードバックするようにしたことによ
り、ポテンシャル検出回路2で検出したポテンシャルに
ある一定レベル(レベルシフタ4でのシフトレベル)の
オフセットを持たせた昇圧出力電圧Voutを得ること
ができる。
【0036】ここで、ポテンシャル検出回路2で検出す
るポテンシャルは、昇圧出力電圧Voutを利用する部
分のポテンシャルであることから、電源電圧Vddやク
ロックパルスφ1,φ2の周波数のバラツキに対して、
その部分のポテンシャルに追従する形でしか本昇圧回路
は動作しない。したがって、電源電圧Vddの変動時や
クロックパルスφ1,φ2の周波数の変動時にも、安定
した昇圧出力電圧Voutを得ることができる。
【0037】本実施形態では、フィードバック系にレベ
ルシフタ4を挿入するとしたが、これを省略することも
可能である。レベルシフタ4を省略した場合には、ポテ
ンシャル検出回路2で検出したポテンシャルと同等の昇
圧出力電圧Voutを得ることができる。なお、昇圧出
力電圧Voutに一定レベルのオフセットを持たせる理
由については、後述するCCDリニアセンサへの具体的
な適用例において説明する。
【0038】上述した構成の昇圧回路は、CCDリニア
センサなどの固体撮像装置に用いられる。図10に、本
発明に係る昇圧回路を搭載した例えばCCDリニアセン
サの構成の一例を示す。図10において、光電変換部
(画素)21が直線状に多数配列されてなるセンサ列2
2を有し、その一方側には各光電変換部21で光電変換
された信号電荷を読み出すリードアウトゲート23およ
びその読み出した信号電荷を転送するCCDアナログシ
フトレジスタ24が設けられ、またその他方側にはシャ
ッターゲート25およびシャッタードレイン26が配さ
れた構成となっている。
【0039】CCDアナログシフトレジスタ24は、外
部から与えられる逆相のクロックパルスφH1,φH2
によって2相駆動されることで、センサ列22から読み
出された信号電荷を順次転送する。シャッターゲート2
5は、外部からシャッターパルスφSHUTが印加され
ることで、センサ列22の各光電変換部11に蓄積され
た信号電荷をシャッタードレイン26に掃き捨てる。C
CDアナログシフトレジスタ24の転送先の端部には、
例えばフローティング・ディフュージョン・アンプ構成
の電荷電圧変換部27が設けられている。この電荷電圧
変換部27は、CCDアナログシフトレジスタ24によ
って転送されてきた信号電荷を信号電圧に変換する。こ
の信号電圧は、バッファ28を介して外部に出力され
る。
【0040】上記構成のCCDリニアセンサと同一の基
板(チップ)上に、先述した本実施形態に係る昇圧回路
29が搭載される。この昇圧回路29において、クロッ
クパルスφ1,φ2としては、CCDアナログシフトレ
ジスタ24用のクロックパルスφH1,φH2が用いら
れる。その結果、図2の回路において、クロックパルス
φH1,φH2をクロックパルスφ1,φ2として直接
与えれば良いため、昇圧回路19の回路構成としては、
図2におけるインバータ14〜18が不要なものとな
る。
【0041】この昇圧回路29による昇圧出力電圧Vo
utは、例えばシャッタードレイン26のドレイン電圧
として用いられる。図11に、図10のX‐Y線断面、
即ちシャッタードレイン26の近傍の横方向断面及びそ
のポテンシャル分布を示す。ここで、昇圧出力電圧Vo
utの変動が大きい場合を考えると、設計としては、昇
圧出力電圧Voutが一番低くなってもシャッター動作
が正常に行われるように昇圧出力電圧Voutの電圧値
を設定する必要がある。
【0042】しかしながら、そうすると逆に、昇圧出力
電圧Voutが高くなったとき、P型半導体基板の場合
には基板‐シャッタードレイン間の耐圧、図11に示す
ようにN型半導体基板の場合にはPウェルを介して基板
‐シャッタードレイン間のパンチスルーを起こしたりす
る問題が出てくる。そのため、結局、使用電源電圧範囲
や動作周波数範囲を狭く設定せざるを得ず、そのデバイ
スを使用する側からすれば、非常に使い勝手の悪いデバ
イスとなってしまう。
【0043】一方、昇圧出力電圧Voutの本来の使用
目的から言えば、シャッター動作さえ正常に行えれば良
い訳であるから、シャッター動作時のシャッターゲート
25の下のポテンシャルよりもこの昇圧出力電圧Vou
tが高ければ良いのである。しかしながら、リニアセン
サ用昇圧回路として、図18に示す従来の昇圧回路を用
いた場合には、この従来回路ではMOSトランジスタの
特性には依存してもシャッターゲート25の下のポテン
シャルには依存しないため、そのポテンシャルのバラツ
キを見込んで昇圧出力電圧Voutを高く設定するか、
あるいは当該ポテンシャルを浅く設定する必要が出てき
てしまう。これは、設計の自由度を奪ったり、先に述べ
た耐圧やパンチスルーの問題に帰結する。
【0044】ところが、リニアセンサ用昇圧回路とし
て、図1に示す本実施形態に係る昇圧回路を用い、しか
もポテンシャル検出回路2ではシャッターゲート25の
下のポテンシャルを検出するようにすることで、シャッ
ターゲート25の下のポテンシャルに依存した昇圧出力
電圧Voutを生成することができる。すなわち、図5
のポテンシャル検出回路2において、MOSトランジス
タM4を、昇圧出力電圧Voutを利用する部分の近傍
の構造、即ちシャッターゲート25の部分の構造を持つ
ダミートランジスタとする。また、このMOSトランジ
スタM4のゲート電圧Vgとして、シャッターパルスφ
SHUTのオン電圧Von(=Vdd)を印加する。
【0045】そして、図1において、昇圧出力電圧Vo
utをレベルシフタ4で所定のレベルだけシフトダウン
した後ポテンシャル検出回路2で検出したシャッターゲ
ート25の下のポテンシャルとコンパレータ3で比較
し、その比較出力をコントロール電圧Vfbとして昇圧
部1にフィードバックすることで、一定レベル(レベル
シフタ4でのシフトレベル)のオフセットを持った昇圧
出力電圧Vout、即ちシャッターゲート25の下のポ
テンシャルよりも少し高い電圧値の昇圧出力電圧Vou
tを得ることができる。
【0046】ここで、昇圧出力電圧Voutに一定レベ
ルのオフセットを持たせる理由について説明する。一例
として、昇圧出力電圧Voutをレベルシフタ4で1V
のレベルシフト(レベルダウン)を行うものとすると、
昇圧出力電圧Voutは、シャッターゲート25の下の
ポテンシャルよりも概略1V高い電圧値となる。このよ
うなフィードバック制御系を実現することにより、シャ
ッターゲート25の下のポテンシャルのバラツキに対し
て必ずシャッター動作できる電圧値の昇圧出力電圧Vo
utを得ることができる。
【0047】また、電源電圧Vddやクロックパルスφ
1,φ2の周波数のバラツキに対しても、シャッターゲ
ート25の下のポテンシャルに追従する形での動作しか
しないため、安定した昇圧出力電圧Voutを得ること
ができる。もちろん、電源電圧Vddが高くなり、これ
に連れてシャッターゲート25の下のポテンシャルも高
くなれば、それに追従して昇圧出力電圧Voutも大き
くなるが、上述したフィードバック制御系の作用によ
り、必要以上に大きくなることがないため、P型半導体
基板の場合の基板‐シャッタードレイン間の耐圧や、N
型半導体基板の場合の基板‐シャッタードレイン間のパ
ンチスルーの問題が起こることはない。
【0048】なお、本実施形態に係る昇圧回路をCCD
リニアセンサに搭載し、図5のポテンシャル検出回路2
のMOSトランジスタM4をシャッターゲート25の部
分の構造を持つダミートランジスタとした場合におい
て、このMOSトランジスタM4がデプレッション型ト
ランジスタとなることがある。これに対処するために、
図12に示すように、ポテンシャル検出回路2の前段
に、MOSトランジスタM4のゲート電圧を所定のレベ
ルだけダウン方向にシフトするレベルシフタ6を挿入す
る。これにより、MOSトランジスタM4がデプレッシ
ョン型トランジスタとなることがないため、ポテンシャ
ル検出回路2が正常に動作する。
【0049】レベルシフタ6の具体的な回路構成の一例
を、ポテンシャル検出回路2と共に図13に示す。この
レベルシフタ6は、例えば抵抗R3,R4からなる抵抗
分圧の回路構成となっており、シャッターパルスφSH
UTのオン電圧Vonと同レベルの電源電圧Vddを分
圧することによってダウンシフトを行い、そのシフトし
た電圧をMOSトランジスタM4のゲートに印加する。
ここで、MOSトランジスタM4のゲートには、シャッ
ターゲート25の下のポテンシャルがオンとなる電圧を
印加するのが理想であるが、本例では、回路動作の点か
ら、例えば2Vシフトダウンさせた電圧(Vdd−2
V)を印加するものとする。
【0050】このように、ポテンシャル検出回路2の前
段にレベルシフタ6を挿入した場合には、ポテンシャル
検出回路2の検出電圧が、図1の場合に比して2Vだけ
ダウンすることから、図12に示すように、フィードバ
ック系にもその系のレベルを2Vだけダウンさせるレベ
ルシフタ7を挿入することが必要となる。このレベルシ
フタ7としては、レベルシフタ4と同じ回路構成のもの
を用いることが可能であり、また2つのレベルシフタ
4,7を共通に構成し、各回路素子の定数やサイズを適
宜選定することによってトータルとして2回路分のレベ
ルシフトを行う回路構成とすることも可能である。
【0051】ところで、CCDリニアセンサには、感度
の向上などを図るために、光電変換部が信号電荷の読み
出し方向に長いセンサ構造を持つものがある。また、こ
のようなセンサ構造を持つCCDリニアセンサでは、セ
ンサ長に起因する読み出し不良による読み出し残像や、
シャッター動作の不完全さによるシャッター残像が問題
となることから、その対策として、センサ列に関してC
CDアナログシフトレジスタ側にシャッター構造を配し
た構成のものもある。
【0052】図14は、このシャッター構造を持つCC
Dリニアセンサに本発明に係る昇圧回路を搭載した場合
を示す構成図であり、図中、図10と同等部分には同一
符号を付して示してある。図14において、信号電荷の
読み出し方向に長い光電変換部21が直線状に多数配列
されてなるセンサ列22のCCDアナログシフトレジス
タ24側、即ちリードアウトゲート23とCCDアナロ
グシフトレジスタ24との間に、島状のシャッタードレ
イン31と、そのセンサ列22側に設けられたシャッタ
ーゲート32と、その両側に設けられたトランスファー
ゲート33a,33bからなるシャッター構造が、互い
に隣接する一組の光電変換部21,21に対して1つず
つ設けられた構成となっている。そして、本発明に係る
昇圧回路29がオンチップにて搭載され、その昇圧出力
電圧Voutがシャッタードレイン31のドレイン電圧
として用いられる。
【0053】上記構成のCCDリニアセンサにおいて、
通常の信号電荷の読み出し時には、各光電変換部21に
蓄積された信号電荷がリードアウトゲート23及びトラ
ンスファーゲート33a,33bを介してCCDアナロ
グシフトレジスタ24に読み出され、CCDアナログシ
フトレジスタ24によって転送されかつ電荷電圧変換部
27で信号電圧に変換され、その後バッファ28を介し
て外部に出力される。一方、シャッター動作時には、隣
り合う2画素分の光電変換部21に蓄積された信号電荷
は、シャッターゲート32を介してシャッタードレイン
31に掃き出されることになる。
【0054】なお、上記各実施形態に係るCCDリニア
センサにおいては、昇圧回路29の昇圧出力電圧Vou
tをシャッタードレイン26,31のドレイン電圧とし
て利用するとしたが、これに限定されるものではなく、
例えば図15に示すように、フローティング・ディフュ
ージョン(FD)34、リセットゲート(RG)35及
びリセットドレイン(RD)36からなるフローティン
グ・ディフュージョン・アンプ構成の電荷電圧変換部2
7において、リセットドレイン(RD)36のドレイン
電圧Vdとして用いることも可能である。
【0055】以上説明した本発明に係る昇圧回路29を
搭載したCCDリニアセンサは、商品等の媒体に付され
たバーコード情報を読み取って2値化情報として出力す
るバーコードリーダのイメージセンサや、オートフォー
カス機能を備えたカメラのAF(Automatic Focussing)
センサなどに用いられる。特に、CCDリニアセンサが
昇圧回路をオンチップにて搭載していることから、低電
圧の電源に対応できるため、バッテリ駆動型のバーコー
ドリーダやカメラに最適なものとなる。以下、上記構成
のCCDリニアセンサを用いたバッテリ駆動型のバーコ
ードリーダ及びカメラの具体的な構成について説明す
る。
【0056】図16は、本発明に係るバッテリ駆動型バ
ーコードリーダの一例を示す構成図である。図16にお
いて、商品等の媒体41に付されたバーコード(図示せ
ず)は光源42によって照射され、その反射光がレンズ
等の光学系43を介してCCDリニアセンサ44の受光
面に入射することによって読み取られる。CCDリニア
センサ44としては、上記各実施形態に係る昇圧回路を
オンチップにて搭載したCCDリニアセンサが用いられ
る。このCCDリニアセンサ44における信号電荷の読
み出し、転送、電子シャッター等の各動作は、タイミン
グジェネレータ45からの各種タイミング信号に基づい
て行われる。
【0057】CCDリニアセンサ44の出力は、2値化
回路46に供給される。2値化回路46においては、太
さの異なる線の組み合わせを2値化情報として取り出
し、この2値化情報をバーコード情報として検出する処
理が行われる。この2値化処理には、一例として、コン
パレータにてCCDリニアセンサ44の出力電圧を所定
のスレッショールド電圧と比較しつつ2値化情報を得る
方法が採られる。この2値化された信号は、デコーダ4
7でデコードされて最終的な読み取り情報として出力さ
れる。
【0058】このように、本発明に係る昇圧回路を搭載
したCCDリニアセンサ44を用いたことにより、当該
昇圧回路において電源電圧の変動時やクロック周波数の
変動時にもほぼ安定した昇圧出力電圧Voutを得るこ
とができるとともに、この昇圧出力電圧Voutを使用
する部分のポテンシャルのバラツキにも強いものとなる
ため、バッテリ電源でも十分に動作でき、しかもバッテ
リ電源のさらに低電圧化にも対処可能なバッテリ駆動型
バーコードリーダを提供できることになる。
【0059】図17は、オートフォーカス機能を備えた
本発明に係るバッテリ駆動型カメラの一例を示す構成図
である。図17において、カメラ本体51内には、AF
センサとしてのCCDリニアセンサ52、その出力信号
のピーク値を検出し、これをホールドするピークホール
ド回路53及びCCDリニアセンサ52を駆動するため
の各種のタイミング信号を発生するタイミングジェネレ
ータ54などが内蔵されている。
【0060】また、外部回路として、ピークホールド回
路53からのピークホールド出力PHoutに基づいて
タイミングジェネレータ54のタイミングを制御するこ
とによって露光時間を調整する露光調整回路55と、そ
のままピークホールド回路53からそのまま出力される
CCDリニアセンサ52の信号出力CCDoutに基づ
いてフォーカスずれ量を算出する演算回路56と、この
演算回路56から出力されるフォーカスずれ量に基づい
てレンズ57をその光軸方向に移動させることによって
フォーカス調整を行うAF制御回路58とが設けられて
いる。
【0061】このように、本発明に係る昇圧回路を搭載
したCCDリニアセンサ52を用いたことにより、当該
昇圧回路において電源電圧の変動時やクロック周波数の
変動時にもほぼ安定した昇圧出力電圧Voutを得るこ
とができるとともに、この昇圧出力電圧Voutを使用
する部分のポテンシャルのバラツキにも強いものとなる
ため、バッテリ電源でも十分に動作でき、しかもバッテ
リ電源のさらに低電圧化にも対処可能なオートフォーカ
ス機能を備えたバッテリ駆動型カメラを提供できること
になる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるクロ
ック駆動型昇圧回路においては、複数段の一方向性素子
の少なくとも1段目をMOSトランジスタで構成し、こ
のMOSトランジスタのゲート電圧を制御する構成とし
たことにより、昇圧出力電圧がそのゲート電圧に応じて
変化可能となるため、電源電圧の変動時やクロック周波
数の変動時にそのゲート電圧を適宜コントロールするこ
とで、安定した昇圧出力電圧を得ることができる。
【0063】本発明による他のクロック駆動型昇圧回路
においては、クロックパルスの振幅を制御する構成とし
たことにより、昇圧出力電圧がそのクロックパルスの振
幅に応じて変化可能となるため、電源電圧の変動時やク
ロック周波数の変動時にそのクロックパルスの振幅を適
宜コントロールすることで、安定した昇圧出力電圧を得
ることができる。
【0064】また、本発明による固体撮像装置において
は、昇圧出力電圧を利用する部分のポテンシャルに基づ
いて該昇圧出力電圧を制御可能な昇圧回路を搭載したこ
とにより、その昇圧回路が昇圧出力電圧を利用する部分
のポテンシャルに追従した形で動作するので、電源電圧
が変動したり、クロック周波数が変動しても、その影響
を受けることなく安定した昇圧出力電圧を得ることがで
きるとともに、昇圧出力電圧を利用する部分のポテンシ
ャルのバラツキに対しても、必要な電圧値の昇圧出力電
圧を得ることができる。
【0065】さらに、本発明によるバーコードリーダに
おいては、上記構成の昇圧回路を搭載した固体撮像装置
をバーコードを読み取るイメージセンサとして用い、ま
た本発明によるカメラにおいては、上記構成の昇圧回路
を搭載した固体撮像装置をオートフォーカスセンサとし
て用いたことにより、固体撮像装置に搭載された昇圧回
路が、電源電圧の変動時やクロック周波数の変動時にも
ほぼ安定した昇圧出力電圧を得ることができるととも
に、この昇圧出力電圧を使用する部分のポテンシャルの
バラツキにも強いものとなるため、バッテリなど低電圧
の電源でも十分に動作できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】昇圧部の回路構成の一例を示す回路図である。
【図3】昇圧出力電圧のコントロール電圧に対する依存
性を示す特性図である。
【図4】昇圧部の回路構成の他の例を示す回路図であ
る。
【図5】ポテンシャル検出回路の回路構成の一例を示す
回路図である。
【図6】コンパレータの回路構成の一例を示す回路図で
ある。
【図7】レベルシフタの回路構成の一例を示す回路図で
ある。
【図8】レベルシフタの回路構成の他の例を示す回路図
である。
【図9】レベルシフタの回路構成のさらに他の例を示す
回路図である。
【図10】本発明に係るリニアセンサの一例を示す構成
図である。
【図11】図10のX‐Y線断面図及びそのポテンシャ
ル図である。
【図12】本発明の他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図13】他の実施形態の具体的な回路構成を示す回路
図である。
【図14】本発明に係るリニアセンサの他の例を示す構
成図である。
【図15】本発明の他の適用例を示す構成図である。
【図16】本発明に係るバーコードリーダの一例を示す
構成図である。
【図17】本発明に係るカメラの一例を示す構成図であ
る。
【図18】従来例を示す回路図である。
【図19】定常状態でのタイミング波形図である。
【図20】従来例における電源変動時のタイミング波形
図である。
【図21】従来例のクロック周波数依存性を示す特性図
である。
【図22】従来例におけるクロック周波数変化時のタイ
ミング波形図である。
【符号の説明】
1 昇圧部 2 ポテンシャル検出回路 3 コンパレータ 4,6,7 レベルシフタ 21 光電変換部 22 センサ列 23 リードアウトゲート 24 CCDアナログシフトレジスタ 25 シャッターゲート 26 シャッタードレイン

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と回路出力端子との間に、電源側か
    ら回路出力端子側に向けて一方向性素子が順方向に複数
    段直列に接続され、かつ各段間にコンデンサを介してク
    ロックパルスが印加される構成の昇圧回路であって、 複数段の一方向性素子の少なくとも1段目がMOSトラ
    ンジスタからなり、 前記MOSトランジスタのゲート電圧を制御する制御回
    路を備えたことを特徴とする昇圧回路。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、昇圧出力電圧を利用す
    る部分のポテンシャルを検出するポテンシャル検出回路
    と、前記ポテンシャル検出回路の検出電圧と前記昇圧出
    力電圧とを比較し、その比較出力に基づいて前記MOS
    トランジスタのゲート電圧を制御するコンパレータとを
    有することを特徴とする請求項1記載の昇圧回路。
  3. 【請求項3】 前記制御回路はさらに、前記昇圧出力電
    圧を所定のレベルだけシフトして前記コンパレータに与
    える第1のレベルシフタを有することを特徴とする請求
    項2記載の昇圧回路。
  4. 【請求項4】 前記制御回路はさらに、前記ポテンシャ
    ル検出回路の検出電圧を所定のレベルだけシフトする第
    2のレベルシフタと、前記第1のレベルシフタの出力電
    圧をさらに前記第2のレベルシフタでのシフト分だけシ
    フトする第3のレベルシフタとを有することを特徴とす
    る請求項3記載の昇圧回路。
  5. 【請求項5】 電源と回路出力端子との間に、電源側か
    ら回路出力端子側に向けて一方向性素子が順方向に複数
    段直列に接続され、かつ各段間にコンデンサを介してク
    ロックパルスが印加される構成の昇圧回路であって、 前記クロックパルスの振幅を制御する制御回路を備えた
    ことを特徴とする昇圧回路。
  6. 【請求項6】 前記制御回路は、昇圧出力電圧を利用す
    る部分のポテンシャルを検出するポテンシャル検出回路
    と、前記ポテンシャル検出回路の検出電圧と前記昇圧出
    力電圧とを比較し、その比較出力に基づいて前記クロッ
    クパルスの振幅を制御するコンパレータとを有すること
    を特徴とする請求項5記載の昇圧回路。
  7. 【請求項7】 前記制御回路はさらに、前記昇圧出力電
    圧を所定のレベルだけシフトして前記コンパレータに与
    える第1のレベルシフタを有することを特徴とする請求
    項6記載の昇圧回路。
  8. 【請求項8】 前記制御回路はさらに、前記ポテンシャ
    ル検出回路の検出電圧を所定のレベルだけシフトする第
    2のレベルシフタと、前記第1のレベルシフタの出力電
    圧をさらに前記第2のレベルシフタでのシフト分だけシ
    フトする第3のレベルシフタとを有することを特徴とす
    る請求項7記載の昇圧回路。
  9. 【請求項9】 電源と回路出力端子との間に、電源側か
    ら回路出力端子側に向けて一方向性素子が順方向に複数
    段直列に接続され、かつ各段間にコンデンサを介してク
    ロックパルスが印加される構成の昇圧回路を搭載し、 前記昇圧回路は、その昇圧出力電圧を利用する部分のポ
    テンシャルに基づいて該昇圧出力電圧を制御する制御回
    路を有することを特徴とする固体撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記制御回路は、前記昇圧出力電圧を
    利用する部分のポテンシャルを検出するポテンシャル検
    出回路と、前記ポテンシャル検出回路の検出電圧と前記
    昇圧出力電圧とを比較し、その比較出力に基づいて前記
    昇圧出力電圧を制御するコンパレータとを有することを
    特徴とする請求項9記載の固体撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記制御回路はさらに、前記昇圧出力
    電圧を所定のレベルだけシフトして前記コンパレータに
    与える第1のレベルシフタを有することを特徴とする請
    求項10記載の固体撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記制御回路はさらに、前記ポテンシ
    ャル検出回路の検出電圧を所定のレベルだけシフトする
    第2のレベルシフタと、前記第1のレベルシフタの出力
    電圧をさらに前記第2のレベルシフタでのシフト分だけ
    シフトする第3のレベルシフタとを有することを特徴と
    する請求項11記載の固体撮像装置。
  13. 【請求項13】 電源と回路出力端子との間に、電源側
    から回路出力端子側に向けて一方向性素子が順方向に複
    数段直列に接続され、かつ各段間にコンデンサを介して
    クロックパルスが印加されるとともに、その昇圧出力電
    圧を利用する部分のポテンシャルに基づいて該昇圧出力
    電圧を制御可能な構成の昇圧回路を搭載した固体撮像装
    置を、バーコードを読み取るイメージセンサとして用い
    たことを特徴とするバーコードリーダ。
  14. 【請求項14】 オートフォーカス機能を備えたカメラ
    であって、 電源と回路出力端子との間に、電源側から回路出力端子
    側に向けて一方向性素子が順方向に複数段直列に接続さ
    れ、かつ各段間にコンデンサを介してクロックパルスが
    印加されるとともに、その昇圧出力電圧を利用する部分
    のポテンシャルに基づいて該昇圧出力電圧を制御可能な
    構成の昇圧回路を搭載した固体撮像装置を、オートフォ
    ーカスセンサとして用いたことを特徴とするカメラ。
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