JPH09163655A - 回転電機の固定子巻線とその製作方法 - Google Patents
回転電機の固定子巻線とその製作方法Info
- Publication number
- JPH09163655A JPH09163655A JP32073495A JP32073495A JPH09163655A JP H09163655 A JPH09163655 A JP H09163655A JP 32073495 A JP32073495 A JP 32073495A JP 32073495 A JP32073495 A JP 32073495A JP H09163655 A JPH09163655 A JP H09163655A
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- JP
- Japan
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- stator winding
- clip
- resin
- cooling water
- wire
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- Pending
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- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水冷却形固定子巻線の素線とクリップのロウ
付け部に生じうる内在欠陥部に冷却水が侵入するという
事態を防止し、固定子巻線としての絶縁の信頼性を向上
させること。 【解決手段】 固定子巻線(3)を構成する複数の素線
(4)を束状にしてその端部に、冷却水を供給し、かつ
電気的接続を行うためのクリップ(5)をロウ付けする
型の、回転電機の固定子巻線において、素線(4)の端
部間の隙間(23)に即乾性樹脂(22)を充填したこ
とを特徴とする回転電機の固定子巻線。
付け部に生じうる内在欠陥部に冷却水が侵入するという
事態を防止し、固定子巻線としての絶縁の信頼性を向上
させること。 【解決手段】 固定子巻線(3)を構成する複数の素線
(4)を束状にしてその端部に、冷却水を供給し、かつ
電気的接続を行うためのクリップ(5)をロウ付けする
型の、回転電機の固定子巻線において、素線(4)の端
部間の隙間(23)に即乾性樹脂(22)を充填したこ
とを特徴とする回転電機の固定子巻線。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転電機の固定子巻
線とその製作方法に係り、特に固定子巻線の素線とクリ
ップ間のロウ付け作業におけるロウ付け部位の内在欠陥
に起因するロウ付け部位の腐食発生を防止するための回
転電機の固定子巻線とその製作方法に関する。
線とその製作方法に係り、特に固定子巻線の素線とクリ
ップ間のロウ付け作業におけるロウ付け部位の内在欠陥
に起因するロウ付け部位の腐食発生を防止するための回
転電機の固定子巻線とその製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固定子巻線を純水により直接冷却する方
式の回転電機の一般的な固定子の構造を図3に示す。こ
の固定子の固定子巻線の端部外観を図4に示す。さらに
図4における構成部品の組立構成図を図5に示す。図3
〜図5に示す固定子は固定子枠1に取付けられた固定子
鉄心2を備えている。固定子鉄心2には複数のスロット
が形成され、このスロット内に複数の固定子巻線3が挿
入されている。固定子巻線3は複数個の素線4から構成
されている。この素線4には純水からなる冷却水を通流
させるため一般的には中空素線が使用されている。なか
には中空素線を中実素線と混合して使用する場合もあ
る。これらの素線4の両端部には素線に冷却水を供給
し、かつ電気的接続を行うためのクリップ5が取り付け
られている。このクリップ5には、冷却水の流路を形成
するために、冷却水を供給したり排出したりするための
接続管6、大地から電気的に絶縁しながら冷却水の流路
の一部を形成する絶縁接続管7、および冷却水を各固定
子巻線へ分岐したり集合したりするためのへッダーパィ
プ8が取付けられる。さらに、上下の固定子巻線相互間
には両巻線を電気的に接続する接続片9が設けられてい
る。素線4とクリップ5の接続であるが、それは図5に
示すように、クリップ5の片端部に加工された切欠き開
口部10に素線4の端部を挿入し、当て板11を切欠き
開口部10に嵌合し、かつ各素線4間およぴクリップ5
と素線4間にロウ材12を配置し、加熱によりロウ材1
2を溶かして素線4とクリップ5を一体に接合する。こ
のロウ付け作業における加熱には一般にバーナや高周波
加熱装置が用いられている。
式の回転電機の一般的な固定子の構造を図3に示す。こ
の固定子の固定子巻線の端部外観を図4に示す。さらに
図4における構成部品の組立構成図を図5に示す。図3
〜図5に示す固定子は固定子枠1に取付けられた固定子
鉄心2を備えている。固定子鉄心2には複数のスロット
が形成され、このスロット内に複数の固定子巻線3が挿
入されている。固定子巻線3は複数個の素線4から構成
されている。この素線4には純水からなる冷却水を通流
させるため一般的には中空素線が使用されている。なか
には中空素線を中実素線と混合して使用する場合もあ
る。これらの素線4の両端部には素線に冷却水を供給
し、かつ電気的接続を行うためのクリップ5が取り付け
られている。このクリップ5には、冷却水の流路を形成
するために、冷却水を供給したり排出したりするための
接続管6、大地から電気的に絶縁しながら冷却水の流路
の一部を形成する絶縁接続管7、および冷却水を各固定
子巻線へ分岐したり集合したりするためのへッダーパィ
プ8が取付けられる。さらに、上下の固定子巻線相互間
には両巻線を電気的に接続する接続片9が設けられてい
る。素線4とクリップ5の接続であるが、それは図5に
示すように、クリップ5の片端部に加工された切欠き開
口部10に素線4の端部を挿入し、当て板11を切欠き
開口部10に嵌合し、かつ各素線4間およぴクリップ5
と素線4間にロウ材12を配置し、加熱によりロウ材1
2を溶かして素線4とクリップ5を一体に接合する。こ
のロウ付け作業における加熱には一般にバーナや高周波
加熱装置が用いられている。
【0003】良く知られているように、ロウ付け作業を
全うするためには、前処理として部品表面に付着した油
や酸化スケールなどの汚れの除去、ロウ付けする部品間
の均一かつ適正なクリアランスの確保、ロウ材に最適な
ロウ付け温度の保持などが重要である。ロウ付け作業は
もちろん、これらの点を考慮してロウ付け技量の優れた
作業者により十分な注意を払いながら実施される。しか
しながら、ロウ付け面積を100%確保し、かつピンホ
ール等の内在欠陥を皆無にすることは、現在の技術レベ
ルではきわめて困難なことである。特に固定子巻線の素
線とクリップの接合部においては、単一部品どうしのロ
ウ付けとは異なり、多数の素線を積層してロウ付けする
ため、各ロウ付け部位のクリアランスを均一に保持する
ことは非常に困難である。したがって、わずかながらピ
ンホール等の内在も見られるのが現状である。このよう
に固定子巻線の素線とクリップのロウ付け作業はその特
殊な部品構成が故に非常に困難であり、より良いロウ付
け作業の改善が強く要望されているところである。
全うするためには、前処理として部品表面に付着した油
や酸化スケールなどの汚れの除去、ロウ付けする部品間
の均一かつ適正なクリアランスの確保、ロウ材に最適な
ロウ付け温度の保持などが重要である。ロウ付け作業は
もちろん、これらの点を考慮してロウ付け技量の優れた
作業者により十分な注意を払いながら実施される。しか
しながら、ロウ付け面積を100%確保し、かつピンホ
ール等の内在欠陥を皆無にすることは、現在の技術レベ
ルではきわめて困難なことである。特に固定子巻線の素
線とクリップの接合部においては、単一部品どうしのロ
ウ付けとは異なり、多数の素線を積層してロウ付けする
ため、各ロウ付け部位のクリアランスを均一に保持する
ことは非常に困難である。したがって、わずかながらピ
ンホール等の内在も見られるのが現状である。このよう
に固定子巻線の素線とクリップのロウ付け作業はその特
殊な部品構成が故に非常に困難であり、より良いロウ付
け作業の改善が強く要望されているところである。
【0004】また、図6に示すように電解質(冷却水)
中に二つの異種金属(銅材Cuからなる素線4と、りん
銅ロウBCuPからなるろう材12)が存在するという
使用状況の下では、ガルバニックコロージョン(異種金
属接触腐食)という現象を生ずる虞がある。特に冷却水
(純水)が素線4の端部の素線間に内在する微小な開口
隙間から侵入し、内部の微小なピンホール等に侵入して
滞留すると、滞留している冷却水の電導度の悪化やロウ
材12からのリンイオンの溶出による水質の酸化により
腐食がさらに進行し、また素線12からの銅イオンの溶
出による微小ボイド内の腐食が進行・拡大し、この微小
ボイドが他の微小ボイドと次々と連通すると、遂にはロ
ウ付け部全長にわたり冷却水のリークパスが形成されて
冷却水が素線12の外部に漏洩し、その漏洩水が固定子
巻線の絶縁層にまで浸透しかねない。この絶縁層への水
の浸透により固定子巻線の絶縁不良を来し、接地事故と
いう事態に至る虞がある。
中に二つの異種金属(銅材Cuからなる素線4と、りん
銅ロウBCuPからなるろう材12)が存在するという
使用状況の下では、ガルバニックコロージョン(異種金
属接触腐食)という現象を生ずる虞がある。特に冷却水
(純水)が素線4の端部の素線間に内在する微小な開口
隙間から侵入し、内部の微小なピンホール等に侵入して
滞留すると、滞留している冷却水の電導度の悪化やロウ
材12からのリンイオンの溶出による水質の酸化により
腐食がさらに進行し、また素線12からの銅イオンの溶
出による微小ボイド内の腐食が進行・拡大し、この微小
ボイドが他の微小ボイドと次々と連通すると、遂にはロ
ウ付け部全長にわたり冷却水のリークパスが形成されて
冷却水が素線12の外部に漏洩し、その漏洩水が固定子
巻線の絶縁層にまで浸透しかねない。この絶縁層への水
の浸透により固定子巻線の絶縁不良を来し、接地事故と
いう事態に至る虞がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように固
定子巻線の素線とその端部に設けるクリップとのロウ付
け作業においては、部品構成の複雑さからロウ付け作業
の重要な管理項目のひとつである部材間のクリアランス
の均一な保持が非常に困難で、ロウ材の流れ込みや回り
込みも不均一になりがちであり、時としてピンホール等
の内在欠陥を生じたり、ガス抜き不十分によるブローホ
ールを生じたりする。しかし、現在の技術水準では、こ
れらの内在欠陥を皆無にすることはきわめて困難である
ことも周知の事実である。
定子巻線の素線とその端部に設けるクリップとのロウ付
け作業においては、部品構成の複雑さからロウ付け作業
の重要な管理項目のひとつである部材間のクリアランス
の均一な保持が非常に困難で、ロウ材の流れ込みや回り
込みも不均一になりがちであり、時としてピンホール等
の内在欠陥を生じたり、ガス抜き不十分によるブローホ
ールを生じたりする。しかし、現在の技術水準では、こ
れらの内在欠陥を皆無にすることはきわめて困難である
ことも周知の事実である。
【0006】このようなピンホール等の内在欠陥部に、
冷却水が素線端部の素線間に内在する微小な開口隙間か
ら侵入し滞留すると、冷却水である純水の変質(電導度
の悪化や酸性化)が進行し、ガルバニックコロージョン
が加速され、ロウ材よりも卑である銅材すなわち固定子
巻線の素線の腐食が予想よりも早く進行することにな
る。腐食が進行すると内在欠陥が拡大し、それらが相互
に連通してリークパスが形成され、素線とクリップの接
合部から冷却水が漏洩するという事態に至ることも十分
考えられる。
冷却水が素線端部の素線間に内在する微小な開口隙間か
ら侵入し滞留すると、冷却水である純水の変質(電導度
の悪化や酸性化)が進行し、ガルバニックコロージョン
が加速され、ロウ材よりも卑である銅材すなわち固定子
巻線の素線の腐食が予想よりも早く進行することにな
る。腐食が進行すると内在欠陥が拡大し、それらが相互
に連通してリークパスが形成され、素線とクリップの接
合部から冷却水が漏洩するという事態に至ることも十分
考えられる。
【0007】本発明は以上述べた事情を考慮してなされ
たものであって、水冷却形固定子巻線の素線とクリップ
のロウ付け部に生じうる内在欠陥部に冷却水が侵入する
という事態を防止し、固定子巻線としての絶縁の信頼性
を向上させて安定した運転を可能とする回転電機の固定
子巻線とその製作方法を提供することを目的とする。
たものであって、水冷却形固定子巻線の素線とクリップ
のロウ付け部に生じうる内在欠陥部に冷却水が侵入する
という事態を防止し、固定子巻線としての絶縁の信頼性
を向上させて安定した運転を可能とする回転電機の固定
子巻線とその製作方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、固定子巻線を構成する複数の
素線を束状にしてその端部に、冷却水を供給し、かつ電
気的接続を行うためのクリップをロウ付けする型の、回
転電機の固定子巻線において、素線の端部間の隙間に樹
脂を充填したことを特徴とする。本発明は、固定子巻
線、特に固定子巻線の素線とクリップとを接合するロウ
付け作業時に、ロウ付け面積を100%確保し、ピンホ
ール等の内在欠陥を皆無にすることは現在の技術レベル
では極めて困難であることを踏まえたうえで、ロウ付け
作業完了後、冷却水と接する素線端部の素線間に内在す
る微小な開口隙間に即乾性の樹脂を充填することによ
り、内在欠陥部に冷却水が侵入するのを防止し、固定子
巻線としての信頼性を向上させるものである。
に請求項1記載の発明は、固定子巻線を構成する複数の
素線を束状にしてその端部に、冷却水を供給し、かつ電
気的接続を行うためのクリップをロウ付けする型の、回
転電機の固定子巻線において、素線の端部間の隙間に樹
脂を充填したことを特徴とする。本発明は、固定子巻
線、特に固定子巻線の素線とクリップとを接合するロウ
付け作業時に、ロウ付け面積を100%確保し、ピンホ
ール等の内在欠陥を皆無にすることは現在の技術レベル
では極めて困難であることを踏まえたうえで、ロウ付け
作業完了後、冷却水と接する素線端部の素線間に内在す
る微小な開口隙間に即乾性の樹脂を充填することによ
り、内在欠陥部に冷却水が侵入するのを防止し、固定子
巻線としての信頼性を向上させるものである。
【0009】請求項2の発明は、固定子巻線を構成する
複数の素線を束状にしてその端部に、冷却水を供給し、
かつ電気的接続を行うためのクリップをロウ付けする型
の、回転電機における固定子巻線の製作方法において、
素線の端部にクリップをロウ付けした後、素線の端部間
の隙間に即乾性樹脂を充填することを特徴とする。
複数の素線を束状にしてその端部に、冷却水を供給し、
かつ電気的接続を行うためのクリップをロウ付けする型
の、回転電機における固定子巻線の製作方法において、
素線の端部にクリップをロウ付けした後、素線の端部間
の隙間に即乾性樹脂を充填することを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、即乾性樹脂を充填する
ために、先端が極細の中空パイプと、この中空パイプに
連通する樹脂溜まり室、および、この樹脂溜まり室に嵌
合して樹脂を圧入する圧入筒を備えた樹脂充填装置を用
い、圧入筒を押し込んで樹脂溜まり室の液状の即乾性樹
脂を素線の端部間の隙間に充填することを特徴とする。
ために、先端が極細の中空パイプと、この中空パイプに
連通する樹脂溜まり室、および、この樹脂溜まり室に嵌
合して樹脂を圧入する圧入筒を備えた樹脂充填装置を用
い、圧入筒を押し込んで樹脂溜まり室の液状の即乾性樹
脂を素線の端部間の隙間に充填することを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、中空パイプをクリップ
の先端面の冷却水出入り口を通して貫通導入することを
特徴とする。
の先端面の冷却水出入り口を通して貫通導入することを
特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、即乾性樹脂の充填作業
を、クリップ内で素線の端部をファイバースコープを用
いて拡大目視しながら行うことを特徴とする。
を、クリップ内で素線の端部をファイバースコープを用
いて拡大目視しながら行うことを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、ファイバースコープを
クリップの先端面の冷却水出入り口を通して貫通導入す
ることを特徴とする。
クリップの先端面の冷却水出入り口を通して貫通導入す
ることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
および図2を参照して説明する。なお図3〜図5中に示
したものと同一の部品には同一符号を付けている。
および図2を参照して説明する。なお図3〜図5中に示
したものと同一の部品には同一符号を付けている。
【0015】図1,図2に示すように、本発明によれ
ば、従来技術に従い一応製作を終えた固定子巻線3を対
象とし、樹脂充填装置17により固定子巻線3の素線4
の端部間に即乾性樹脂22を充填する。樹脂充填装置1
7は、極細の樹脂注入口14aを有する中空パイプ14
と、この中空パイプ14に連通する樹脂溜まり室15、
および、この樹脂溜まり室15に嵌合して樹脂を圧入す
る圧入筒16を備えた注射器型に構成されている。ま
た、樹脂注入作業を目視確認しながら行うためにファイ
バースコープ20を用意する。ファイバースコープ20
は、先端部に拡大レンズ18を装着するとともに光源1
9を備えている。
ば、従来技術に従い一応製作を終えた固定子巻線3を対
象とし、樹脂充填装置17により固定子巻線3の素線4
の端部間に即乾性樹脂22を充填する。樹脂充填装置1
7は、極細の樹脂注入口14aを有する中空パイプ14
と、この中空パイプ14に連通する樹脂溜まり室15、
および、この樹脂溜まり室15に嵌合して樹脂を圧入す
る圧入筒16を備えた注射器型に構成されている。ま
た、樹脂注入作業を目視確認しながら行うためにファイ
バースコープ20を用意する。ファイバースコープ20
は、先端部に拡大レンズ18を装着するとともに光源1
9を備えている。
【0016】さて樹脂注入作業に際して、樹脂溜まり室
15に液状の即乾性樹脂22を入れて、中空パイプ14
を冷却水出入り口13からクリップ5内に貫通導入し、
極細の樹脂注入口14aを固定子巻線3の素線端部21
に臨ませる。同様にファイバースコープ20も冷却水出
入り口13からクリップ5内に貫通導入して素線端部2
1に臨ませ、樹脂注入部すなわち固定子巻線3の素線4
の端部間の辺りを拡大目視して確認しながら作業を進め
る。この状態で圧入筒16を押し込むことにより樹脂注
入口14aから液状の即乾性樹脂22を図2に示すよう
に素線端部21のそれぞれの素線間隙間23に逐次、手
動で移動させながら注入する。これにより、素線間隙間
23が樹脂22により閉塞され、水の侵入が阻止され
る。
15に液状の即乾性樹脂22を入れて、中空パイプ14
を冷却水出入り口13からクリップ5内に貫通導入し、
極細の樹脂注入口14aを固定子巻線3の素線端部21
に臨ませる。同様にファイバースコープ20も冷却水出
入り口13からクリップ5内に貫通導入して素線端部2
1に臨ませ、樹脂注入部すなわち固定子巻線3の素線4
の端部間の辺りを拡大目視して確認しながら作業を進め
る。この状態で圧入筒16を押し込むことにより樹脂注
入口14aから液状の即乾性樹脂22を図2に示すよう
に素線端部21のそれぞれの素線間隙間23に逐次、手
動で移動させながら注入する。これにより、素線間隙間
23が樹脂22により閉塞され、水の侵入が阻止され
る。
【0017】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、巻線の素線
とクリップとを接合するロウ付け部にたとえ内在欠陥が
あっても、冷却水と接する素線端面が樹脂により確実に
コーティングされ、かつ、開口された微小隙間が樹脂で
充填されるため冷却水が微小隙間内に侵入して滞留する
ことに起因し、純水の変質(電導度の悪化、酸性化等)
が進行して生じるガルバニックコロージョンによる銅材
からなる素線腐食の進行を抑制し、ロウ付け部位の腐食
による冷却水の漏洩現象を防止し、信頼性の高い回転電
機の固定子巻線を提供することができる。
とクリップとを接合するロウ付け部にたとえ内在欠陥が
あっても、冷却水と接する素線端面が樹脂により確実に
コーティングされ、かつ、開口された微小隙間が樹脂で
充填されるため冷却水が微小隙間内に侵入して滞留する
ことに起因し、純水の変質(電導度の悪化、酸性化等)
が進行して生じるガルバニックコロージョンによる銅材
からなる素線腐食の進行を抑制し、ロウ付け部位の腐食
による冷却水の漏洩現象を防止し、信頼性の高い回転電
機の固定子巻線を提供することができる。
【図1】本発明の方法による固定子巻線の製作工程を説
明するために示すクリップ部分の断面図。
明するために示すクリップ部分の断面図。
【図2】本発明におけるクリップと素線間端面における
微小隙間開口部の樹脂充填によるシール状況を説明する
ための説明図。
微小隙間開口部の樹脂充填によるシール状況を説明する
ための説明図。
【図3】従来技術による固定子巻線水冷却形回転電機の
固定子の要部を示す図。
固定子の要部を示す図。
【図4】図3の固定子巻線の端部構造を示す斜視図。
【図5】素線とクリップの組立て構成図。
【図6】従来のロウ付け方法による素線間に内在する微
小隙間とガルバニックコロージョンを示す模式図。
小隙間とガルバニックコロージョンを示す模式図。
1 固定子枠 2 固定子鉄心 3 固定子巻線 4 素線 5 クリップ 6 接続管 7 絶縁接続管 8 へッダーパイプ 9 接続片 10 開口部 12 ロウ材 13 冷却水出入り口 14 中空パイプ 15 樹脂溜まり室 16 圧入筒 17 樹脂充填装置 18 拡大レンズ 19 光源 20 ファイバースコープ 21 固定子巻線素線端部 22 即乾性樹脂 23 素線間隙間
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
Claims (6)
- 【請求項1】固定子巻線を構成する複数の素線を束状に
してその端部に、冷却水を供給し、かつ電気的接続を行
うためのクリップをロウ付けする型の、回転電機の固定
子巻線において、前記素線の端部間の隙間に樹脂を充填
したことを特徴とする回転電機の固定子巻線。 - 【請求項2】固定子巻線を構成する複数の素線を束状に
してその端部に、冷却水を供給し、かつ電気的接続を行
うためのクリップをロウ付けする型の、回転電機におけ
る固定子巻線の製作方法において、前記素線の端部にク
リップをロウ付けした後、前記素線の端部間の隙間に即
乾性樹脂を充填することを特徴とする回転電機における
固定子巻線の製作方法。 - 【請求項3】前記即乾性樹脂を充填するために、先端が
極細の中空パイプと、この中空パイプに連通する樹脂溜
まり室、および、この樹脂溜まり室に嵌合して樹脂を圧
入する圧入筒を備えた樹脂充填装置を用い、前記圧入筒
を押し込んで樹脂溜まり室の液状の即乾性樹脂を前記素
線の端部間に充填することを特徴とする請求項2に記載
の固定子巻線の製作方法。 - 【請求項4】前記中空パイプを前記クリップの先端面の
冷却水出入り口を通して貫通導入することを特徴とする
請求項3に記載の固定子巻線の製作方法。 - 【請求項5】前記即乾性樹脂の充填作業を、前記クリッ
プ内で前記素線の端部をファイバースコープを用いて拡
大目視しながら行うことを特徴とする請求項3または請
求項4に記載の固定子巻線の製作方法。 - 【請求項6】前記ファイバースコープを前記クリップの
先端面の冷却水出入り口を通して貫通導入することを特
徴とする請求項5に記載の固定子巻線の製作方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32073495A JPH09163655A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 回転電機の固定子巻線とその製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32073495A JPH09163655A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 回転電機の固定子巻線とその製作方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09163655A true JPH09163655A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18124716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32073495A Pending JPH09163655A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 回転電機の固定子巻線とその製作方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09163655A (ja) |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP32073495A patent/JPH09163655A/ja active Pending
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