JPH09164394A - 汚水及び汚泥処理における脱臭並びにコンクリート構造物の腐食性低減のための前処理システム - Google Patents
汚水及び汚泥処理における脱臭並びにコンクリート構造物の腐食性低減のための前処理システムInfo
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- JPH09164394A JPH09164394A JP8262337A JP26233796A JPH09164394A JP H09164394 A JPH09164394 A JP H09164394A JP 8262337 A JP8262337 A JP 8262337A JP 26233796 A JP26233796 A JP 26233796A JP H09164394 A JPH09164394 A JP H09164394A
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 活性汚泥処理では出来ない脱臭や過量の浮遊
性固形物の除去まで前処理で行い、前処理後の酸化還元
電位やpHを、以後の工程に合わせて調整したり、ま
た、コンクリート構造物の表面に、腐植質カルシウム錯
体の皮膜を作らせて、耐食性を与える等、以上に挙げた
各課題を解決出来る前処理システムを提供する。 【解決手段】 汚水及び汚泥の浄化処理において、腐植
質中の縮合性物質を、汚水、汚泥中に抽出させる腐植抽
出槽と、抽出された縮合性物質を安定に貯溜する腐植抽
出成分貯溜槽を設けることにより、一定濃度の、経済的
な腐植抽出成分溶液を得る。
性固形物の除去まで前処理で行い、前処理後の酸化還元
電位やpHを、以後の工程に合わせて調整したり、ま
た、コンクリート構造物の表面に、腐植質カルシウム錯
体の皮膜を作らせて、耐食性を与える等、以上に挙げた
各課題を解決出来る前処理システムを提供する。 【解決手段】 汚水及び汚泥の浄化処理において、腐植
質中の縮合性物質を、汚水、汚泥中に抽出させる腐植抽
出槽と、抽出された縮合性物質を安定に貯溜する腐植抽
出成分貯溜槽を設けることにより、一定濃度の、経済的
な腐植抽出成分溶液を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、悪臭が甚だしく、
施設コンクリート構造物を激しく腐食する汚水および汚
泥の脱臭、浄化ならびに腐食性の低減を目的とした前処
理システムに関する。
施設コンクリート構造物を激しく腐食する汚水および汚
泥の脱臭、浄化ならびに腐食性の低減を目的とした前処
理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の汚水および汚泥処理技術では、微
生物による分解が進んだ初沈汚泥の脱臭やコンクリート
の腐食防止には無力であり、現状では対策は無いといっ
ても過言ではない。最近、海外で亜硝酸カルシウムや其
の塩類の使用が検討されているが、発癌性物質であるニ
トロソアミンを大量に発生することが考えられるので、
無毒化処理をするとしても、最終処理後の放流水が環境
生物のライフサイクルに与える影響に不安が残る。
生物による分解が進んだ初沈汚泥の脱臭やコンクリート
の腐食防止には無力であり、現状では対策は無いといっ
ても過言ではない。最近、海外で亜硝酸カルシウムや其
の塩類の使用が検討されているが、発癌性物質であるニ
トロソアミンを大量に発生することが考えられるので、
無毒化処理をするとしても、最終処理後の放流水が環境
生物のライフサイクルに与える影響に不安が残る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、酸化
状態の調節を曝気に頼ったために酸化力が不足し、発生
している臭気を脱臭したり、臭気やBODを増加させる
有害微生物群を、死滅、抑制させることが出来ない。本
発明は、コンクリート構造物の腐食を防ぐ配慮も足りな
い等の諸問題点を解決するためになされたものである。
目的とするところは、活性汚泥処理では出来ない脱臭や
過量の浮遊性固形物の除去まで前処理で行い、前処理後
の酸化還元電位やpHを、以後の工程に合わせて調整し
たり、また、コンクリート構造物の表面に、腐植質カル
シウム錯体の皮膜を作らせて、耐食性を与える等、以上
に挙げた各課題を解決出来る前処理システムを提供する
ことにある。
状態の調節を曝気に頼ったために酸化力が不足し、発生
している臭気を脱臭したり、臭気やBODを増加させる
有害微生物群を、死滅、抑制させることが出来ない。本
発明は、コンクリート構造物の腐食を防ぐ配慮も足りな
い等の諸問題点を解決するためになされたものである。
目的とするところは、活性汚泥処理では出来ない脱臭や
過量の浮遊性固形物の除去まで前処理で行い、前処理後
の酸化還元電位やpHを、以後の工程に合わせて調整し
たり、また、コンクリート構造物の表面に、腐植質カル
シウム錯体の皮膜を作らせて、耐食性を与える等、以上
に挙げた各課題を解決出来る前処理システムを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の汚水および汚泥
処理における上記課題解決のための前処理システムは、 1)腐植抽出槽を設け、酸化的縮合により汚水、汚泥の
脱臭、浄化を行うことが出来る腐植成分を十分に抽出
し、腐植抽出成分貯溜槽または装置を設けて、腐植抽出
液を安定に貯える。 2)腐植化槽を設け、腐植抽出液および返送汚泥と汚
水、汚泥とを混合し、通気で混合液中に酸化的縮合即ち
腐植化を起こさせ、汚水、汚泥の酸化脱臭と浮遊性固形
物を沈降させることによる浄化を行う。 3)腐植化加速槽を設け、腐敗性微生物類による分解が
進み、腐植抽出液では脱臭、浄化が困難な腐敗汚泥に対
して、腐植質粉体と酸化剤を組合わせた腐植加速剤を加
え、酸化脱臭と浮遊性固形物の沈降を加速させる。 4)電位調整槽(1)および(2)を設け、(1)にお
いては腐植化槽への返送汚泥に適した酸化力を復元した
汚泥、(2)では以後の工程に最適な酸化還元電位に調
整する。 5)低分子腐植化槽を設け、腐植抽出液の一部を低分子
腐植のカルシウム錯体とし、コンクリート面に低分子腐
植カルシウム錯体の耐食性皮膜を作らせる等、それ等を
めぐる諸問題は、以下に列記する通りである。
処理における上記課題解決のための前処理システムは、 1)腐植抽出槽を設け、酸化的縮合により汚水、汚泥の
脱臭、浄化を行うことが出来る腐植成分を十分に抽出
し、腐植抽出成分貯溜槽または装置を設けて、腐植抽出
液を安定に貯える。 2)腐植化槽を設け、腐植抽出液および返送汚泥と汚
水、汚泥とを混合し、通気で混合液中に酸化的縮合即ち
腐植化を起こさせ、汚水、汚泥の酸化脱臭と浮遊性固形
物を沈降させることによる浄化を行う。 3)腐植化加速槽を設け、腐敗性微生物類による分解が
進み、腐植抽出液では脱臭、浄化が困難な腐敗汚泥に対
して、腐植質粉体と酸化剤を組合わせた腐植加速剤を加
え、酸化脱臭と浮遊性固形物の沈降を加速させる。 4)電位調整槽(1)および(2)を設け、(1)にお
いては腐植化槽への返送汚泥に適した酸化力を復元した
汚泥、(2)では以後の工程に最適な酸化還元電位に調
整する。 5)低分子腐植化槽を設け、腐植抽出液の一部を低分子
腐植のカルシウム錯体とし、コンクリート面に低分子腐
植カルシウム錯体の耐食性皮膜を作らせる等、それ等を
めぐる諸問題は、以下に列記する通りである。
【0005】「腐植抽出槽または装置をめぐる諸問題」
本発明において、腐植成分の抽出をめぐる最大の問題
は、腐植質の水溶性成分であって、酸素が供給され、触
媒である鉄や銅イオンがあり、pHが4以上であれば、
酸化的縮合を始めるポリフェノールやクロロゲン酸のよ
うな活性物質の取扱いである。腐植質粉体の中では、p
Hが2.2と低く、遊離水分が少ないので、鉄イオンと
共存しても安定しているが、pHが5.8以上の汚水や
汚泥中では、速やかに縮合を始め、完了してしまう。従
って、水の中で、酸化的縮合力を保持出来る限界濃度で
ある20%、pH4.0以下を腐植成分抽出濃度とし
た。
本発明において、腐植成分の抽出をめぐる最大の問題
は、腐植質の水溶性成分であって、酸素が供給され、触
媒である鉄や銅イオンがあり、pHが4以上であれば、
酸化的縮合を始めるポリフェノールやクロロゲン酸のよ
うな活性物質の取扱いである。腐植質粉体の中では、p
Hが2.2と低く、遊離水分が少ないので、鉄イオンと
共存しても安定しているが、pHが5.8以上の汚水や
汚泥中では、速やかに縮合を始め、完了してしまう。従
って、水の中で、酸化的縮合力を保持出来る限界濃度で
ある20%、pH4.0以下を腐植成分抽出濃度とし
た。
【0006】「腐植抽出液の貯溜槽をめぐる諸問題」汚
水または汚泥で抽出した腐植成分のうち、酸化的縮合を
行う成分は、拡散してくる空気により除々に縮合を続
け、縮合力を減少するので、電子を供給し続けるととも
に、溶出するイオンが縮合の触媒にならない金属とし
て、貯溜槽の壁面、底面または液中の表面積に対しアル
ミニウム材の表面積を5%以上を占めるようにする。
水または汚泥で抽出した腐植成分のうち、酸化的縮合を
行う成分は、拡散してくる空気により除々に縮合を続
け、縮合力を減少するので、電子を供給し続けるととも
に、溶出するイオンが縮合の触媒にならない金属とし
て、貯溜槽の壁面、底面または液中の表面積に対しアル
ミニウム材の表面積を5%以上を占めるようにする。
【0007】「腐植化槽または装置をめぐる諸問題」腐
植化槽は、腐植質ペレット又は粉体から、5倍量の循環
する汚水または汚泥で60分間抽出した縮合成分を、1
000倍量の汚水又は汚泥に混ぜ、10分間の通気によ
り縮合即ち腐植化をさせるので、使用する腐植濃度が安
定し、負荷の変動に対応しやすい。また、腐植槽の制御
は、微生物相手でなく、化学反応であるので、反応速度
に特徴を出させるし、返送用汚泥に酸化力を復元させる
必要がある。
植化槽は、腐植質ペレット又は粉体から、5倍量の循環
する汚水または汚泥で60分間抽出した縮合成分を、1
000倍量の汚水又は汚泥に混ぜ、10分間の通気によ
り縮合即ち腐植化をさせるので、使用する腐植濃度が安
定し、負荷の変動に対応しやすい。また、腐植槽の制御
は、微生物相手でなく、化学反応であるので、反応速度
に特徴を出させるし、返送用汚泥に酸化力を復元させる
必要がある。
【0008】「腐植化加速槽をめぐる諸問題」腐植化加
速槽は、下水処理に見られる初沈汚泥のような、微生物
による分解が進んだ汚水、汚泥に対して、腐植化加速剤
を0.05%〜0.3%加えて溶解、反応させ、強力な酸
化脱臭を行い、沈降し難い浮遊性固形物を強制沈降させ
る槽である。
速槽は、下水処理に見られる初沈汚泥のような、微生物
による分解が進んだ汚水、汚泥に対して、腐植化加速剤
を0.05%〜0.3%加えて溶解、反応させ、強力な酸
化脱臭を行い、沈降し難い浮遊性固形物を強制沈降させ
る槽である。
【0009】「腐植化加速剤をめぐる諸問題」腐植化加
速剤は、腐植質の縮合速度を速めるもので、腐植質粉
体、過酸化物粉体および両者の反応を防ぐための緩衝剤
粉体、並びに酸化力の消耗を防ぐための還元剤粉体の混
合物である。腐植化加速剤は、分解が進んだ初沈汚泥の
場合に、使用量が0.2%以下の少量であるほど、腐植
質と過酸化物との間に相乗作用が見られ、過酸化物単体
の5倍の酸化力を示す。なお、腐植化加速剤としての使
用量が0.2%では、初沈汚泥の臭気は完全に消え、浮
遊性固形物も沈降している。然し乍ら、この状態は4週
間以上継続するので、使用量としては多すぎる。
速剤は、腐植質の縮合速度を速めるもので、腐植質粉
体、過酸化物粉体および両者の反応を防ぐための緩衝剤
粉体、並びに酸化力の消耗を防ぐための還元剤粉体の混
合物である。腐植化加速剤は、分解が進んだ初沈汚泥の
場合に、使用量が0.2%以下の少量であるほど、腐植
質と過酸化物との間に相乗作用が見られ、過酸化物単体
の5倍の酸化力を示す。なお、腐植化加速剤としての使
用量が0.2%では、初沈汚泥の臭気は完全に消え、浮
遊性固形物も沈降している。然し乍ら、この状態は4週
間以上継続するので、使用量としては多すぎる。
【0010】「電位調整槽をめぐる諸問題」電位調整槽
における電位調整の目標値は、腐植化槽から電位調整槽
を経て曝気槽に移行する処理液では、活性汚泥の微生物
群に適する+100mVとし、腐植化槽に返送する汚泥
は、酸化力を回復させるために+300mVに上げてか
ら250mVに下げ原汚泥と縮合している腐植質成分の
30%を遊離させる。従って、腐植化は進行させすぎな
いことが必要で、酸化電位を+300mV以下に止め
る。焼却する汚泥は、脱水機を経て焼却する前までの時
間が、4時間以内であれば+100mVで充分であり、
12時間以内では+200mVが必要である。また、腐
植化加速槽からの汚泥は焼却するので、上記の焼却汚泥
と同じである。電位を下げ、沈降した汚泥から腐植質を
遊離させるには、チオグリコール酸ナトリウムを使用す
る。臭気はあるが、使用量が0.02%以下であり問題
はない。電位を上げるには、腐植化加速剤を使用する過
酸化物の塩類のなかに臭素の塩類として、臭素酸ナトリ
ウムや、臭化ナトリウムが使用されるが、鉛の板や玉を
液または汚泥のなかに入れ、不溶性のかたちにして除去
する。
における電位調整の目標値は、腐植化槽から電位調整槽
を経て曝気槽に移行する処理液では、活性汚泥の微生物
群に適する+100mVとし、腐植化槽に返送する汚泥
は、酸化力を回復させるために+300mVに上げてか
ら250mVに下げ原汚泥と縮合している腐植質成分の
30%を遊離させる。従って、腐植化は進行させすぎな
いことが必要で、酸化電位を+300mV以下に止め
る。焼却する汚泥は、脱水機を経て焼却する前までの時
間が、4時間以内であれば+100mVで充分であり、
12時間以内では+200mVが必要である。また、腐
植化加速槽からの汚泥は焼却するので、上記の焼却汚泥
と同じである。電位を下げ、沈降した汚泥から腐植質を
遊離させるには、チオグリコール酸ナトリウムを使用す
る。臭気はあるが、使用量が0.02%以下であり問題
はない。電位を上げるには、腐植化加速剤を使用する過
酸化物の塩類のなかに臭素の塩類として、臭素酸ナトリ
ウムや、臭化ナトリウムが使用されるが、鉛の板や玉を
液または汚泥のなかに入れ、不溶性のかたちにして除去
する。
【0011】「低分子腐植槽をめぐる諸問題」分子量が
1000以下の低分子腐植質は、分子量が1000以上
2000以下の高分子腐植質が酸素の存在下で縮合し易
いのに比べて、縮合し難い事など性質が大きく違う。カ
ルシウム錯体は、コンクリートをはじめ鉄材やプラステ
ィックスの表面や微細な亀裂部分にも薄くて、丈夫な皮
膜を作る性質がある。この皮膜は、強酸、強アルカリ以
外は安定で、炭酸ガス腐食、硫化水素腐食、酸性腐食に
対する防御手段として有効である。
1000以下の低分子腐植質は、分子量が1000以上
2000以下の高分子腐植質が酸素の存在下で縮合し易
いのに比べて、縮合し難い事など性質が大きく違う。カ
ルシウム錯体は、コンクリートをはじめ鉄材やプラステ
ィックスの表面や微細な亀裂部分にも薄くて、丈夫な皮
膜を作る性質がある。この皮膜は、強酸、強アルカリ以
外は安定で、炭酸ガス腐食、硫化水素腐食、酸性腐食に
対する防御手段として有効である。
【0012】「腐食をめぐる諸問題」本発明で使用する
腐植質は、酸素の存在下で縮合する水溶性成分を10%
以上も含み、常温に放置してもその能力が減らないとい
う、他に例がない特性を持っている。ただし、水で抽出
すると、不安定になり、特性を失ってしまう。酸素があ
って、pHが4以上になり、触媒となる鉄や銅イオンが
あれば、直ぐに縮合をし始めるが、反応速度が遅いの
で、終わるまでに2日以上かかる。この際、水溶性であ
っても固形であっても近くに有機物があれば、一緒に縮
合する他種間縮合を起こす。縮合するときは、同種間、
異種間を問わず活性酸素を発生し、周囲を酸化し、自分
も酸化される性質を持つ。汚水や汚泥の酸化脱臭や浮遊
性固形物の除去には、腐植質の上記の各性質を積極的に
利用したものである。
腐植質は、酸素の存在下で縮合する水溶性成分を10%
以上も含み、常温に放置してもその能力が減らないとい
う、他に例がない特性を持っている。ただし、水で抽出
すると、不安定になり、特性を失ってしまう。酸素があ
って、pHが4以上になり、触媒となる鉄や銅イオンが
あれば、直ぐに縮合をし始めるが、反応速度が遅いの
で、終わるまでに2日以上かかる。この際、水溶性であ
っても固形であっても近くに有機物があれば、一緒に縮
合する他種間縮合を起こす。縮合するときは、同種間、
異種間を問わず活性酸素を発生し、周囲を酸化し、自分
も酸化される性質を持つ。汚水や汚泥の酸化脱臭や浮遊
性固形物の除去には、腐植質の上記の各性質を積極的に
利用したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。 腐植化加速剤の効果:下水の初沈汚泥を腐植化加速槽に
導き、腐植化加速剤(腐植質粉体15%、ゼオライト1
5%、硫酸アルミニウム20%、並びに過硫酸ナトリウ
ム50%の混合物)を0.05%加え、10分間撹拌溶
解させた時点で、悪臭は皆無となり、酸化還元電位は−
200mVから上昇して+100mV以上になり、pH
は0.1下がり6.0であった。汚泥に加えた腐植化加速
剤と過酸化水素との酸化還元電位の比較を、曝気、曝気
停止後についてを表1および図1に示す。
明する。 腐植化加速剤の効果:下水の初沈汚泥を腐植化加速槽に
導き、腐植化加速剤(腐植質粉体15%、ゼオライト1
5%、硫酸アルミニウム20%、並びに過硫酸ナトリウ
ム50%の混合物)を0.05%加え、10分間撹拌溶
解させた時点で、悪臭は皆無となり、酸化還元電位は−
200mVから上昇して+100mV以上になり、pH
は0.1下がり6.0であった。汚泥に加えた腐植化加速
剤と過酸化水素との酸化還元電位の比較を、曝気、曝気
停止後についてを表1および図1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】腐植化液および腐植化汚泥の活性汚泥法へ
の適用:また、腐植化槽で処理し、固液分離して得られ
た上澄液に、腐植質のペレット、粉体(ペレットにした
後粉砕したもの)を加え、5分間通気撹拌した後、水酸
化カルシウムでpHを7に調整して曝気槽に移送し、予
め+70mVで培養した脱窒主体汚泥20%(腐植化汚
泥に4倍量の下水を加えて酸化還元電位を70mVに調
整し、種菌として脱窒菌を植え、間歇曝気で培養したも
の)を農業集落排水処理施設(JARUS3型)に適用
して結果を表2に示す。
の適用:また、腐植化槽で処理し、固液分離して得られ
た上澄液に、腐植質のペレット、粉体(ペレットにした
後粉砕したもの)を加え、5分間通気撹拌した後、水酸
化カルシウムでpHを7に調整して曝気槽に移送し、予
め+70mVで培養した脱窒主体汚泥20%(腐植化汚
泥に4倍量の下水を加えて酸化還元電位を70mVに調
整し、種菌として脱窒菌を植え、間歇曝気で培養したも
の)を農業集落排水処理施設(JARUS3型)に適用
して結果を表2に示す。
【0016】
【表2】
【0017】コンクリートの耐食性強化:コンクリート
の硫化水素耐食性は、硫酸還元細菌の発育阻止による硫
化水素の発生抑制により、また、炭酸腐食の進行は低分
子腐植カルシウム錯体の皮膜形成によって、さらに硫黄
酸化細菌による酸性腐食は主にpH調整により、かなり
保護されていた。なお、微生物が生成するガスによるコ
ンクリート構造物の腐食の図式を図2に示す。
の硫化水素耐食性は、硫酸還元細菌の発育阻止による硫
化水素の発生抑制により、また、炭酸腐食の進行は低分
子腐植カルシウム錯体の皮膜形成によって、さらに硫黄
酸化細菌による酸性腐食は主にpH調整により、かなり
保護されていた。なお、微生物が生成するガスによるコ
ンクリート構造物の腐食の図式を図2に示す。
【0018】前処理システムのフローシート:上記前処
理を実施する中心設備の腐植抽出槽、腐植成分貯溜槽、
腐植化槽、腐植化加速槽、電位調整槽、低分子腐植槽、
ならびに各設備から成る基本システムは図3、活性汚泥
法を組み込んだシステムは図4のフローシートに示す。
尚汚水汚泥の性状によって、これらの各槽を任意に選ぶ
ことが出来る。
理を実施する中心設備の腐植抽出槽、腐植成分貯溜槽、
腐植化槽、腐植化加速槽、電位調整槽、低分子腐植槽、
ならびに各設備から成る基本システムは図3、活性汚泥
法を組み込んだシステムは図4のフローシートに示す。
尚汚水汚泥の性状によって、これらの各槽を任意に選ぶ
ことが出来る。
【0019】
【発明の効果】本発明の前処理システムは、活性汚泥法
で放置されてきた脱臭、高濃度の浮遊性固形物の無希釈
処理、並びにコンクリート構造物の腐食防止処理が、前
処理の段階で短時間に、低コストで出来ることから、本
発明を契機にして、汚水処理に変革期が訪れることが期
待される。
で放置されてきた脱臭、高濃度の浮遊性固形物の無希釈
処理、並びにコンクリート構造物の腐食防止処理が、前
処理の段階で短時間に、低コストで出来ることから、本
発明を契機にして、汚水処理に変革期が訪れることが期
待される。
【0020】
【図1】腐植化加速剤が酸化還元電位にあたえる変化で
ある。
ある。
【図2】微生物が生成するガスによるコンクリート構造
物の腐食の説明図である。
物の腐食の説明図である。
【図3】本発明の処理を行う基本システムのフローシー
トである。
トである。
【図4】活性汚泥法を組み込んだシステムのフローシー
トである。
トである。
Claims (8)
- 【請求項1】汚水及び汚泥の浄化処理において、腐植質
中の縮合性物質を、汚水、汚泥中に抽出させる腐植抽出
槽と、抽出された縮合性物質を安定に貯溜する腐植抽出
成分貯溜槽を設けることにより、一定濃度の、経済的な
腐植抽出成分溶液を得ることを特徴とする汚水及び汚泥
処理における脱臭並びに浄化処理のための前処理システ
ム。 - 【請求項2】上記における腐植抽出槽は、粉体又はペレ
ット状腐植質中の縮合性物質を、貯溜中の変質を防ぐ最
低濃度となる5倍量の汚水または汚泥で抽出し、腐植成
分貯溜槽は、腐植質溶出成分の酸化を遅らせるために、
腐植抽出溶液との接触面積の5%以上をアルミニウム材
とすることを特徴とする汚水及び汚泥処理における脱臭
並びに浄化処理のための前処理システム。 - 【請求項3】腐植化槽は、腐植抽出成分を、1000倍
量の汚水または汚泥と混合し、空気で10分間の曝気を
行い、脱臭と浮遊性固形物を除去することを特徴とする
汚水、汚泥処理における脱臭並びに浄化処理のための前
処理システム。 - 【請求項4】腐植化加速槽は、微生物による分解が進
み、空気酸化だけでは処理が出来ない汚水、汚泥につい
て、腐植加速剤0.05%〜0.3%を加えて通気撹拌
し、10分以内に強力な酸化脱臭及び酸化的縮合を終了
させることを特徴とする汚水、汚泥処理における脱臭並
びに浄化処理のための前処理システム。 - 【請求項5】上記の腐植化加速剤は、腐植質粉体15
%、ゼオライト15%、硫酸アルミニウム20%および
過硫酸ナトリウム50%の配合、腐植質粉体30%、ゼ
オライト20%および臭素酸ナトリウム50%の割合、
または腐植質粉体30%、ゼオライト20%および臭化
カルシウム50%を配合割合とすることを特徴とする汚
水、汚泥処理における脱臭並びに浄化処理のための前処
理システム。 - 【請求項6】電位調整槽(1)は、腐植化槽における沈
降汚泥の酸化還元電位およびpHを、電位調整槽で、チ
オグリコール酸の還元力および沈降汚泥から腐植質の酸
化力、腐植化加速剤の酸化力、水酸化カルシウムによ
り、+100〜300mV、pH7の範囲に撹拌、調整
し、腐植化槽への酸化力復元汚泥の返送、焼却コンポス
ト微生物群にとって最適な酸化還元電位とすることを特
徴とする汚水、汚泥処理における脱臭並びに浄化処理の
ための前処理システム。 - 【請求項7】電位調整槽(2)は、腐植化加速槽の処理
液または汚泥の酸化還元電位を、チオグリコール酸の還
元力と、腐植化加速剤の酸化力により+100mV〜+
300mVの範囲に調整し、以後の工程、或いは臭気再
発までの期間を考慮して、最適な酸化還元電位に調整す
ることを特徴とする汚水、汚泥処理における脱臭並びに
浄化処理のための前処理システム。 - 【請求項8】低分子腐植錯体槽は、腐植抽出成分溶液の
一部を水酸化カルシウムで中和後、沈殿する高分子腐植
成分を除いて、低分子腐植成分(分子量1000以下)
のカルシウム錯体を作成する。低分子腐植成分のカルシ
ウム錯体がコンクリートの表面に皮膜を形成し、耐食性
コンクリートに変える性質を利用し、曝気槽に低分子腐
食のカルシウム錯体を0.02%添加し、曝気槽以後の
工程施設のコンクリート面に低分子腐植の皮膜を作ら
せ、耐食性を高めることを特徴とする汚水、汚泥の脱
臭、浄化処理並びにコンクリート構造物の腐食性低減の
ための前処理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8262337A JPH09164394A (ja) | 1995-09-12 | 1996-09-12 | 汚水及び汚泥処理における脱臭並びにコンクリート構造物の腐食性低減のための前処理システム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-258213 | 1995-09-12 | ||
| JP25821395 | 1995-09-12 | ||
| JP8262337A JPH09164394A (ja) | 1995-09-12 | 1996-09-12 | 汚水及び汚泥処理における脱臭並びにコンクリート構造物の腐食性低減のための前処理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09164394A true JPH09164394A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=26543588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8262337A Pending JPH09164394A (ja) | 1995-09-12 | 1996-09-12 | 汚水及び汚泥処理における脱臭並びにコンクリート構造物の腐食性低減のための前処理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09164394A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001524876A (ja) * | 1997-05-12 | 2001-12-04 | ディーシーヴィー インコーポレイテッド | 廃水システムにおける硫化水素レベルの低減方法 |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP8262337A patent/JPH09164394A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001524876A (ja) * | 1997-05-12 | 2001-12-04 | ディーシーヴィー インコーポレイテッド | 廃水システムにおける硫化水素レベルの低減方法 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050322 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050719 |