JPH09164993A - 小型舟艇などの緩衝用パッド - Google Patents
小型舟艇などの緩衝用パッドInfo
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- JPH09164993A JPH09164993A JP7330715A JP33071595A JPH09164993A JP H09164993 A JPH09164993 A JP H09164993A JP 7330715 A JP7330715 A JP 7330715A JP 33071595 A JP33071595 A JP 33071595A JP H09164993 A JPH09164993 A JP H09164993A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小さな荷重に対しても大きな荷重に対しても
充分な緩衝作用を果たすことができるようにする。 【解決手段】 船尾部両船側にブルワークが形成され、
このブルワーク間に運転者用のフートデッキが形成され
てなる小型舟艇において、このブルワーク15には少な
くともその上面を覆うように弾性材からなる緩衝用パッ
ド1が張り付けられ、このパッド1の裏面には周縁部が
ブルワーク15の表面に対して接着されるように接着面
が形成されるとともに、この周縁部に囲まれる領域には
多数の突起3が形成され、この突起3は小さな圧縮荷重
によって弾性変形する第1の突起と、これより大きな圧
縮荷重により弾性変形する第2の突起とからなり、この
接着面の一部には、上記突起3が形成された領域の空間
30と、外部空間とを連通する連通溝が形成され、この
連通溝は上記パッド1の後端部または外側部に向かって
開口するように形成されている。
充分な緩衝作用を果たすことができるようにする。 【解決手段】 船尾部両船側にブルワークが形成され、
このブルワーク間に運転者用のフートデッキが形成され
てなる小型舟艇において、このブルワーク15には少な
くともその上面を覆うように弾性材からなる緩衝用パッ
ド1が張り付けられ、このパッド1の裏面には周縁部が
ブルワーク15の表面に対して接着されるように接着面
が形成されるとともに、この周縁部に囲まれる領域には
多数の突起3が形成され、この突起3は小さな圧縮荷重
によって弾性変形する第1の突起と、これより大きな圧
縮荷重により弾性変形する第2の突起とからなり、この
接着面の一部には、上記突起3が形成された領域の空間
30と、外部空間とを連通する連通溝が形成され、この
連通溝は上記パッド1の後端部または外側部に向かって
開口するように形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小型舟艇などの
緩衝用パッドに関するものである。
緩衝用パッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、小型舟艇であって、船尾部両船側
にブルワークが形成され、このブルワーク間にフートデ
ッキが形成され、このフートデッキ上に人が立ち、船首
部の軸中心に揺動可能なハンドルポールの後端部に設け
られた操作ハンドルを握って運転し、海上を高速で航走
するようにしたものが用いられている。この舟艇では、
走行中に転覆することがあり、転覆した場合には水中に
落下した人は船尾端からフートデッキ上に這い上がり、
再度運転することになる。
にブルワークが形成され、このブルワーク間にフートデ
ッキが形成され、このフートデッキ上に人が立ち、船首
部の軸中心に揺動可能なハンドルポールの後端部に設け
られた操作ハンドルを握って運転し、海上を高速で航走
するようにしたものが用いられている。この舟艇では、
走行中に転覆することがあり、転覆した場合には水中に
落下した人は船尾端からフートデッキ上に這い上がり、
再度運転することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記舟艇において、水
中の人がフートデッキ上に乗る際には船尾端から上体を
フートデッキ上に乗せるとともに手を延ばして操作ハン
ドルを握って体をフートデッキ上に乗り上げる。この
際、操作ハンドルを握った手の肘がブルワークの上面の
パッド上に当たることになるが、この際の衝撃を緩和す
るために、ブルワーク上に緩衝材を張り付けておくこと
が好ましい。またフートデッキ上に立って操作ハンドル
を握って運転している際に、波などの衝撃により運転者
の肘や膝がブルワーク上面に当たることがあり、この場
合にもブルワーク上面に緩衝作用が果たされるようにし
ておくことが好ましい。しかしながら、人が水中からフ
ートデッキ上に這い上がる際には、やわらかいクッショ
ン作用が必要であり、そのための緩衝材を張り付けてお
くと、運転中に波などの衝撃でブルワークに膝などが当
たった際には大きな荷重が作用するために、クッション
作用が果たされず(いわゆる底付き現象が生じる)、逆
に大きな荷重に適合する緩衝材を選定すると、小さな荷
重に対しては充分な緩衝作用が果たされないという問題
がある。
中の人がフートデッキ上に乗る際には船尾端から上体を
フートデッキ上に乗せるとともに手を延ばして操作ハン
ドルを握って体をフートデッキ上に乗り上げる。この
際、操作ハンドルを握った手の肘がブルワークの上面の
パッド上に当たることになるが、この際の衝撃を緩和す
るために、ブルワーク上に緩衝材を張り付けておくこと
が好ましい。またフートデッキ上に立って操作ハンドル
を握って運転している際に、波などの衝撃により運転者
の肘や膝がブルワーク上面に当たることがあり、この場
合にもブルワーク上面に緩衝作用が果たされるようにし
ておくことが好ましい。しかしながら、人が水中からフ
ートデッキ上に這い上がる際には、やわらかいクッショ
ン作用が必要であり、そのための緩衝材を張り付けてお
くと、運転中に波などの衝撃でブルワークに膝などが当
たった際には大きな荷重が作用するために、クッション
作用が果たされず(いわゆる底付き現象が生じる)、逆
に大きな荷重に適合する緩衝材を選定すると、小さな荷
重に対しては充分な緩衝作用が果たされないという問題
がある。
【0004】この発明は、このような従来の課題を解決
するためになされたものであり、小さな荷重に対しても
大きな荷重に対してもそれぞれ充分な緩衝作用を果たす
ことができる小型舟艇などの緩衝用パッドを提供するも
のである。
するためになされたものであり、小さな荷重に対しても
大きな荷重に対してもそれぞれ充分な緩衝作用を果たす
ことができる小型舟艇などの緩衝用パッドを提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、弾性
材からなる緩衝用パッドであって、このパッドの裏面に
は周縁部が取付け面の表面に対して接着されるように接
着面が形成されるとともに、この周縁部に囲まれる領域
には多数の突起が形成され、この突起は小さな圧縮荷重
によって弾性変形する第1の突起と、これより大きな圧
縮荷重により弾性変形する第2の突起とからなるもので
ある。
材からなる緩衝用パッドであって、このパッドの裏面に
は周縁部が取付け面の表面に対して接着されるように接
着面が形成されるとともに、この周縁部に囲まれる領域
には多数の突起が形成され、この突起は小さな圧縮荷重
によって弾性変形する第1の突起と、これより大きな圧
縮荷重により弾性変形する第2の突起とからなるもので
ある。
【0006】この構成では、パッド上に小さな衝撃が加
えられると、この衝撃は第1の突起が弾性変形すること
により緩衝され、また大きな衝撃が与えられた際には第
2の突起も弾性変形して緩衝作用を果たすことになり、
大小いずれの衝撃荷重に対しても適切な緩衝作用が果た
される。
えられると、この衝撃は第1の突起が弾性変形すること
により緩衝され、また大きな衝撃が与えられた際には第
2の突起も弾性変形して緩衝作用を果たすことになり、
大小いずれの衝撃荷重に対しても適切な緩衝作用が果た
される。
【0007】請求項2の発明は、船尾部両船側にブルワ
ークが形成され、このブルワーク間に運転者用のフート
デッキが形成されてなる小型舟艇において、上記ブルワ
ークには少なくともその上面を覆うように弾性材からな
る緩衝用パッドが張り付けられ、このパッドの裏面には
周縁部がブルワークの表面に対して接着されるように接
着面が形成されるとともに、この周縁部に囲まれる領域
には多数の突起が形成され、この突起は小さな圧縮荷重
によって弾性変形する第1の突起と、これより大きな圧
縮荷重により弾性変形する第2の突起とからなるもので
ある。
ークが形成され、このブルワーク間に運転者用のフート
デッキが形成されてなる小型舟艇において、上記ブルワ
ークには少なくともその上面を覆うように弾性材からな
る緩衝用パッドが張り付けられ、このパッドの裏面には
周縁部がブルワークの表面に対して接着されるように接
着面が形成されるとともに、この周縁部に囲まれる領域
には多数の突起が形成され、この突起は小さな圧縮荷重
によって弾性変形する第1の突起と、これより大きな圧
縮荷重により弾性変形する第2の突起とからなるもので
ある。
【0008】この構成では、水中の人がフートデッキ上
に乗る際に操作ハンドルを握った手の肘がブルワークの
上面のパッド上に当たることにより小さな衝撃が加えら
れるが、この衝撃は第1の突起が弾性変形することによ
り緩衝される。またフートデッキ上に立ち、操作ハンド
ルを握って運転中に、波の衝撃などにより肘や膝などが
パッドに当って大きな衝撃が与えられた際には第2の突
起も弾性変形して緩衝作用を果たすことになる。
に乗る際に操作ハンドルを握った手の肘がブルワークの
上面のパッド上に当たることにより小さな衝撃が加えら
れるが、この衝撃は第1の突起が弾性変形することによ
り緩衝される。またフートデッキ上に立ち、操作ハンド
ルを握って運転中に、波の衝撃などにより肘や膝などが
パッドに当って大きな衝撃が与えられた際には第2の突
起も弾性変形して緩衝作用を果たすことになる。
【0009】請求項3の発明は、上記接着面の一部に
は、上記突起が形成された領域の空間と、外部空間とを
連通する連通溝が形成され、この連通溝は上記パッドの
後端部またはブルワークの外側方に向かって開口するよ
うに形成されているものである。
は、上記突起が形成された領域の空間と、外部空間とを
連通する連通溝が形成され、この連通溝は上記パッドの
後端部またはブルワークの外側方に向かって開口するよ
うに形成されているものである。
【0010】この構成では、衝撃荷重が作用して突起が
変形することにより空間の容積が圧縮される結果、内部
圧力が上昇すると、連通溝を通して内部の空気が排出さ
れることになり、これによって内部圧力の上昇が防止さ
れる。したがって、内部圧力の上昇により周辺部の接着
部が剥がされたりすることが防止され、また万一空間中
に水が浸入した場合でも、その水を連通溝を通して排出
させることができる。この際、連通溝は船尾端あるいは
外方に向けて開口させているために、排出された水がフ
ートデッキ上に入ってフートデッキを濡らすことは防止
されている。
変形することにより空間の容積が圧縮される結果、内部
圧力が上昇すると、連通溝を通して内部の空気が排出さ
れることになり、これによって内部圧力の上昇が防止さ
れる。したがって、内部圧力の上昇により周辺部の接着
部が剥がされたりすることが防止され、また万一空間中
に水が浸入した場合でも、その水を連通溝を通して排出
させることができる。この際、連通溝は船尾端あるいは
外方に向けて開口させているために、排出された水がフ
ートデッキ上に入ってフートデッキを濡らすことは防止
されている。
【0011】請求項4の発明は、上記第1の突起は先端
部がブルワークの表面に近接する長い突起で形成され、
上記第2の突起は、第1の突起が変形することにより先
端部がブルワークの表面に近接する短い突起で形成され
ているものである。
部がブルワークの表面に近接する長い突起で形成され、
上記第2の突起は、第1の突起が変形することにより先
端部がブルワークの表面に近接する短い突起で形成され
ているものである。
【0012】この構成では、第1の突起も第2の突起も
それぞれ細長い突起で形成することができ、これによっ
てやわらかい緩衝作用を生じさせやすく、また第1およ
び第2の突起を互いに同一太さで長さのみ異なるように
すればよいために、製造が容易である。
それぞれ細長い突起で形成することができ、これによっ
てやわらかい緩衝作用を生じさせやすく、また第1およ
び第2の突起を互いに同一太さで長さのみ異なるように
すればよいために、製造が容易である。
【0013】請求項5の発明は、上記第2の突起は太い
突起で形成され、第1の突起は第1の突起の先端部から
突出するとともに第2の突起より細く形成され、第1の
突起の先端部がブルワークの表面に近接しているもので
ある。
突起で形成され、第1の突起は第1の突起の先端部から
突出するとともに第2の突起より細く形成され、第1の
突起の先端部がブルワークの表面に近接しているもので
ある。
【0014】この構成では、突起の基部が太くなるため
に、突起の強度が大きく、耐久性が優れているという利
点がある。
に、突起の強度が大きく、耐久性が優れているという利
点がある。
【0015】
【発明の実施の形態】図7および図8において、水ジェ
ット推進機によって推進される小型舟艇の船体10には
その中央部付近に操作ハンドル12が配置され、この操
作ハンドル12はハンドルポール13の後端部に取付け
られ、このハンドルポール13は船首部に船幅方向に設
けられた軸回りに回転可能に取付けられている。この操
作ハンドル12の下側には船尾端まで延びるフートデッ
キ14が形成され、このフートデッキ14の両側にはブ
ルワーク15が形成されている。そしてこのブルワーク
15の上面を覆うように弾性材からなる緩衝用パッド1
が取付けられている。
ット推進機によって推進される小型舟艇の船体10には
その中央部付近に操作ハンドル12が配置され、この操
作ハンドル12はハンドルポール13の後端部に取付け
られ、このハンドルポール13は船首部に船幅方向に設
けられた軸回りに回転可能に取付けられている。この操
作ハンドル12の下側には船尾端まで延びるフートデッ
キ14が形成され、このフートデッキ14の両側にはブ
ルワーク15が形成されている。そしてこのブルワーク
15の上面を覆うように弾性材からなる緩衝用パッド1
が取付けられている。
【0016】図1〜図5は、上記パッド1の構成を示
し、このパッド1はゴムなどの弾性材料で横断面形状が
U字状に一体に形成され、内面には多数の突起3が一体
に設けられている。すなわち、パッド1は平板状の本体
部2と船体中心側(フートデッキ14側)の内側板21
と船外側の外側板22と、前部延長部23と後部延長部
24とからなる板部がブルワーク15の上面の形状に合
致する形状に形成され、この本体部2の裏面に多数の突
起3が形成されている。そしてこの突起3の周縁部、す
なわち内側板21と外側板22と、前部延長部23と後
部延長部24の内面は接着面を構成し、この接着面がブ
ルワーク15の表面に接着剤によって接着されている。
し、このパッド1はゴムなどの弾性材料で横断面形状が
U字状に一体に形成され、内面には多数の突起3が一体
に設けられている。すなわち、パッド1は平板状の本体
部2と船体中心側(フートデッキ14側)の内側板21
と船外側の外側板22と、前部延長部23と後部延長部
24とからなる板部がブルワーク15の上面の形状に合
致する形状に形成され、この本体部2の裏面に多数の突
起3が形成されている。そしてこの突起3の周縁部、す
なわち内側板21と外側板22と、前部延長部23と後
部延長部24の内面は接着面を構成し、この接着面がブ
ルワーク15の表面に接着剤によって接着されている。
【0017】上記突起3は、図5(a)(b)に示すよ
うに、長い突起(第1の突起)31と、短い突起(第2
の突起)32とが交互に配置されてなり、両突起31,
32は本体部2と一体に形成され、かつ両突起は互いに
同一太さに形成されている。そして長い突起31の先端
部がブルワーク15の表面に近接し(当接している場合
も含む)、したがって短い突起32の先端部はブルワー
ク15の表面から離れ、また突起3が形成された領域で
は本体部2の内面とブルワーク15の表面との間に密閉
空間30が形成されている。そして、本体部2上に小さ
な圧縮荷重が作用すると長い突起32のみが押圧されて
弾性変形することにより緩衝作用を果たし、さらにより
大きな圧縮荷重が作用すると短い突起32も弾性変形す
ることにより緩衝作用を果たすことになる。
うに、長い突起(第1の突起)31と、短い突起(第2
の突起)32とが交互に配置されてなり、両突起31,
32は本体部2と一体に形成され、かつ両突起は互いに
同一太さに形成されている。そして長い突起31の先端
部がブルワーク15の表面に近接し(当接している場合
も含む)、したがって短い突起32の先端部はブルワー
ク15の表面から離れ、また突起3が形成された領域で
は本体部2の内面とブルワーク15の表面との間に密閉
空間30が形成されている。そして、本体部2上に小さ
な圧縮荷重が作用すると長い突起32のみが押圧されて
弾性変形することにより緩衝作用を果たし、さらにより
大きな圧縮荷重が作用すると短い突起32も弾性変形す
ることにより緩衝作用を果たすことになる。
【0018】また上記接着面を形成する後部延長部24
の一部には、図2および図4に示すように、後方に延び
る連通溝33が形成されるとともに、その先端部に隙間
11が形成され、これによって上記突起3が形成された
領域の空間30と外部空間とが連通されている。またパ
ッド1が取付けられている領域のブルワーク15の表面
は凹入され、パッド1が取付けられた状態でブルワーク
15の表面とパッド1の表面とが滑らかに連続するよう
にしている。
の一部には、図2および図4に示すように、後方に延び
る連通溝33が形成されるとともに、その先端部に隙間
11が形成され、これによって上記突起3が形成された
領域の空間30と外部空間とが連通されている。またパ
ッド1が取付けられている領域のブルワーク15の表面
は凹入され、パッド1が取付けられた状態でブルワーク
15の表面とパッド1の表面とが滑らかに連続するよう
にしている。
【0019】図6は突起の別の実施形態を示し、第1の
突起31および第2の突起32の代わりに突起39が形
成されている点が上記実施形態と異なり、その他は上記
構成と同じである。この突起39は、太い第2の突起3
4とこの第2の突起34の先端部から突出するとともに
第2の突起34より細く形成された第1の突起35とか
らなり、第1の突起35の先端部がブルワーク15の表
面に近接している。この構成においても、パッドの本体
部2上に小さな荷重が作用すると第1の突起35のみが
押圧されて弾性変形することにより緩衝作用が果たさ
れ、さらにより大きな圧縮荷重が作用することにより第
2の突起34も弾性変形して緩衝作用が果たされること
になる。
突起31および第2の突起32の代わりに突起39が形
成されている点が上記実施形態と異なり、その他は上記
構成と同じである。この突起39は、太い第2の突起3
4とこの第2の突起34の先端部から突出するとともに
第2の突起34より細く形成された第1の突起35とか
らなり、第1の突起35の先端部がブルワーク15の表
面に近接している。この構成においても、パッドの本体
部2上に小さな荷重が作用すると第1の突起35のみが
押圧されて弾性変形することにより緩衝作用が果たさ
れ、さらにより大きな圧縮荷重が作用することにより第
2の突起34も弾性変形して緩衝作用が果たされること
になる。
【0020】上記構成において、水中の人が船体10上
に乗る際には船尾端から上体をフートデッキ14上に乗
せるとともに手を延ばして操作ハンドル12を握って体
をフートデッキ14上に乗り上げる。この際、操作ハン
ドル12を握った手の肘がブルワーク15の上面のパッ
ド1上に当たることになるが、この際の衝撃は第1の突
起31または35が弾性変形することにより緩衝され
る。また船体10に乗った人がフートデッキ14上に立
ち、操作ハンドル12を握ってハンドルポール13をそ
の前端部を中心に揺動させることにより適当な高さにし
て運転する。この運転中に、波の衝撃などにより肘や膝
などがパッド1に当って大きな衝撃を与えることがある
が、この場合には第2の突起32または34も弾性変形
して緩衝作用を果たすことになる。
に乗る際には船尾端から上体をフートデッキ14上に乗
せるとともに手を延ばして操作ハンドル12を握って体
をフートデッキ14上に乗り上げる。この際、操作ハン
ドル12を握った手の肘がブルワーク15の上面のパッ
ド1上に当たることになるが、この際の衝撃は第1の突
起31または35が弾性変形することにより緩衝され
る。また船体10に乗った人がフートデッキ14上に立
ち、操作ハンドル12を握ってハンドルポール13をそ
の前端部を中心に揺動させることにより適当な高さにし
て運転する。この運転中に、波の衝撃などにより肘や膝
などがパッド1に当って大きな衝撃を与えることがある
が、この場合には第2の突起32または34も弾性変形
して緩衝作用を果たすことになる。
【0021】なお、第1の突起のみで第2の突起を形成
していない場合には、大きな衝撃荷重が作用すると第1
の突起が完全に変形してしまって緩衝作用が果たされな
くなるが、そのような場合に第2の突起の働きにより良
好な緩衝作用が果たされることになる。
していない場合には、大きな衝撃荷重が作用すると第1
の突起が完全に変形してしまって緩衝作用が果たされな
くなるが、そのような場合に第2の突起の働きにより良
好な緩衝作用が果たされることになる。
【0022】また衝撃荷重が作用して突起が変形すると
空間30の容積も圧縮される結果、内部圧力が上昇する
ことにより周辺部の接着部を剥がすおそれがあるが、上
記構成では連通溝33が形成されているために、この連
通溝33を通して内部の空気が排出されることになり、
これによって内部圧力の上昇を防止している。したがっ
て、内部圧力の上昇により周辺部の接着部が剥がされた
りすることが防止され、また万一空間30中に水が浸入
した場合でも、その水を連通溝33を通して排出させる
ことができる。この際、排出された水がフートデッキ1
4上に入ってフートデッキ14を濡らすことを防止する
ために、連通溝33を船尾端に向けて開口させている。
なお、同様の理由で、連通溝33を外側板22に設けて
これを船側外方に向けて開口させてもよい。
空間30の容積も圧縮される結果、内部圧力が上昇する
ことにより周辺部の接着部を剥がすおそれがあるが、上
記構成では連通溝33が形成されているために、この連
通溝33を通して内部の空気が排出されることになり、
これによって内部圧力の上昇を防止している。したがっ
て、内部圧力の上昇により周辺部の接着部が剥がされた
りすることが防止され、また万一空間30中に水が浸入
した場合でも、その水を連通溝33を通して排出させる
ことができる。この際、排出された水がフートデッキ1
4上に入ってフートデッキ14を濡らすことを防止する
ために、連通溝33を船尾端に向けて開口させている。
なお、同様の理由で、連通溝33を外側板22に設けて
これを船側外方に向けて開口させてもよい。
【0023】なお、図5に示す突起を採用すれば、第1
の突起も第2の突起もそれぞれ細長い突起であって同一
太さで長さのみ異なるように形成されているために、と
にくやわらかい緩衝作用を生じさせやすく、また第1と
第2の突起とは互いに同一太さで長さのみ異なるもので
あるために、製造が容易である。また図6に示す突起を
採用すれば、突起の基部が太くなるために、突起の強度
が大きく、耐久性が優れているという利点がある。また
上記実施形態では、パッド1をブルワーク15上に取付
けた例のみを示しているが、このパッド1は大きな荷重
に対しても小さな荷重に対してもそれぞれ適度の緩衝作
用を果たさせる必要がある場所には、同様に適用可能で
あり、その形状は取付け面に沿う形状にすればよい。さ
らにこの発明は、操作ハンドル12の後方に跨座式のシ
ートを設けた小型舟艇にも適用可能である。
の突起も第2の突起もそれぞれ細長い突起であって同一
太さで長さのみ異なるように形成されているために、と
にくやわらかい緩衝作用を生じさせやすく、また第1と
第2の突起とは互いに同一太さで長さのみ異なるもので
あるために、製造が容易である。また図6に示す突起を
採用すれば、突起の基部が太くなるために、突起の強度
が大きく、耐久性が優れているという利点がある。また
上記実施形態では、パッド1をブルワーク15上に取付
けた例のみを示しているが、このパッド1は大きな荷重
に対しても小さな荷重に対してもそれぞれ適度の緩衝作
用を果たさせる必要がある場所には、同様に適用可能で
あり、その形状は取付け面に沿う形状にすればよい。さ
らにこの発明は、操作ハンドル12の後方に跨座式のシ
ートを設けた小型舟艇にも適用可能である。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明は、弾性材からなる緩衝
用パッドであって、このパッドの裏面には周縁部が取付
け面の表面に対して接着されるように接着面が形成され
るとともに、この周縁部に囲まれる領域には多数の突起
が形成され、この突起は小さな圧縮荷重によって弾性変
形する第1の突起と、これより大きな圧縮荷重により弾
性変形する第2の突起とからなるものである。
用パッドであって、このパッドの裏面には周縁部が取付
け面の表面に対して接着されるように接着面が形成され
るとともに、この周縁部に囲まれる領域には多数の突起
が形成され、この突起は小さな圧縮荷重によって弾性変
形する第1の突起と、これより大きな圧縮荷重により弾
性変形する第2の突起とからなるものである。
【0025】この構成では、パッド上に小さな衝撃が加
えられると、この衝撃は第1の突起が弾性変形すること
により緩衝され、また大きな衝撃が与えられた際には第
2の突起も弾性変形して緩衝作用を果たすことになり、
大小いずれの衝撃荷重に対しても適切な緩衝作用が果た
される。
えられると、この衝撃は第1の突起が弾性変形すること
により緩衝され、また大きな衝撃が与えられた際には第
2の突起も弾性変形して緩衝作用を果たすことになり、
大小いずれの衝撃荷重に対しても適切な緩衝作用が果た
される。
【0026】請求項2の発明では、水中の人がフートデ
ッキ上に乗る際に操作ハンドルを握った手の肘がブルワ
ークの上面のパッド上に当たることにより小さな衝撃が
加えられるが、この衝撃は第1の突起が弾性変形するこ
とにより緩衝される。またフートデッキ上に立ち、操作
ハンドルを握って運転中に、波の衝撃などにより肘や膝
などがパッドに当って大きな衝撃が与えられた際には第
2の突起も弾性変形して緩衝作用を果たすことになる。
ッキ上に乗る際に操作ハンドルを握った手の肘がブルワ
ークの上面のパッド上に当たることにより小さな衝撃が
加えられるが、この衝撃は第1の突起が弾性変形するこ
とにより緩衝される。またフートデッキ上に立ち、操作
ハンドルを握って運転中に、波の衝撃などにより肘や膝
などがパッドに当って大きな衝撃が与えられた際には第
2の突起も弾性変形して緩衝作用を果たすことになる。
【0027】請求項3の発明では、衝撃荷重が作用して
突起が変形することにより空間の容積が圧縮される結
果、内部圧力が上昇すると、連通溝を通して内部の空気
が排出されることになり、これによって内部圧力の上昇
が防止される。したがって、内部圧力の上昇により周辺
部の接着部が剥がされたりすることが防止され、また万
一空間中に水が浸入した場合でも、その水を連通溝を通
して排出させることができる。この際、連通溝は船尾端
あるいは外方に向けて開口させているために、排出され
た水がフートデッキ上に入ってフートデッキを濡らすこ
とは防止されている。
突起が変形することにより空間の容積が圧縮される結
果、内部圧力が上昇すると、連通溝を通して内部の空気
が排出されることになり、これによって内部圧力の上昇
が防止される。したがって、内部圧力の上昇により周辺
部の接着部が剥がされたりすることが防止され、また万
一空間中に水が浸入した場合でも、その水を連通溝を通
して排出させることができる。この際、連通溝は船尾端
あるいは外方に向けて開口させているために、排出され
た水がフートデッキ上に入ってフートデッキを濡らすこ
とは防止されている。
【0028】請求項4の発明では、第1の突起も第2の
突起もそれぞれ細長い突起で形成することができ、これ
によってやわらかい緩衝作用を生じさせやすく、また第
1および第2の突起を互いに同一太さで長さのみ異なる
ようにすればよいために、製造が容易である。
突起もそれぞれ細長い突起で形成することができ、これ
によってやわらかい緩衝作用を生じさせやすく、また第
1および第2の突起を互いに同一太さで長さのみ異なる
ようにすればよいために、製造が容易である。
【0029】請求項5の発明では、突起の基部が太くな
るために、突起の強度が大きく、耐久性が優れていると
いう利点がある。
るために、突起の強度が大きく、耐久性が優れていると
いう利点がある。
【図1】図2のA−A線断面図である。
【図2】この発明の実施態様を示すパッドの平面図であ
る。
る。
【図3】船外側から見た図2の側面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】(a)は図2の横断面図であり、(b)はその
部分底面図である。
部分底面図である。
【図6】パッドの別の実施形態を示す横断面図である。
【図7】上記パッドが取付けられた小型舟艇の平面図で
ある。
ある。
【図8】図7の側面図である。
1 パッド 2 本体部 3,39 突起 10 船体 12 操作ハンドル 13 ハンドルポール 14 フートデッキ 15 ブルワーク 21 内側延長部 22 外側延長部 23 前部延長部 24 後部延長部30 30 突起が形成された空間 33 連通溝 31,35 第1の突起 32,34 第2の突起
Claims (5)
- 【請求項1】 弾性材からなる緩衝用パッドであって、
このパッドの裏面には周縁部が取付け面の表面に対して
接着されるように接着面が形成されるとともに、この周
縁部に囲まれる領域には多数の突起が形成され、この突
起は小さな圧縮荷重によって弾性変形する第1の突起
と、これより大きな圧縮荷重により弾性変形する第2の
突起とからなることを特徴とする小型舟艇などの緩衝用
パッド。 - 【請求項2】 船尾部両船側にブルワークが形成され、
このブルワーク間に運転者用のフートデッキが形成され
てなる小型舟艇において、上記ブルワークには少なくと
もその上面を覆うように弾性材からなる緩衝用パッドが
張り付けられ、このパッドの裏面には周縁部がブルワー
クの表面に対して接着されるように接着面が形成される
とともに、この周縁部に囲まれる領域には多数の突起が
形成され、この突起は小さな圧縮荷重によって弾性変形
する第1の突起と、これより大きな圧縮荷重により弾性
変形する第2の突起とからなることを特徴とする小型舟
艇などの緩衝用パッド。 - 【請求項3】 上記接着面の一部には、上記突起が形成
された領域の空間と、外部空間とを連通する連通溝が形
成され、この連通溝は上記パッドの後端部またはブルワ
ークの外側方に向かって開口するように形成されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の小型舟艇など
の緩衝用パッド。 - 【請求項4】 上記第1の突起は先端部がブルワークの
表面に近接する長い突起で形成され、上記第2の突起
は、第1の突起が変形することにより先端部がブルワー
クの表面に近接する短い突起で形成されていることを特
徴とする請求項1,2または3記載の小型舟艇などの緩
衝用パッド。 - 【請求項5】 上記第2の突起は太い突起で形成され、
第1の突起は第1の突起の先端部から突出するとともに
第2の突起より細く形成され、第1の突起の先端部がブ
ルワークの表面に近接していることを特徴とする請求項
1,2または3記載の小型舟艇などの緩衝用パッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7330715A JPH09164993A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 小型舟艇などの緩衝用パッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7330715A JPH09164993A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 小型舟艇などの緩衝用パッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09164993A true JPH09164993A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18235763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7330715A Pending JPH09164993A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 小型舟艇などの緩衝用パッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09164993A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102774472A (zh) * | 2012-07-31 | 2012-11-14 | 中国海洋石油总公司 | 带变间隙护舷的施工船舶 |
-
1995
- 1995-12-19 JP JP7330715A patent/JPH09164993A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102774472A (zh) * | 2012-07-31 | 2012-11-14 | 中国海洋石油总公司 | 带变间隙护舷的施工船舶 |
| CN102774472B (zh) * | 2012-07-31 | 2015-03-11 | 中国海洋石油总公司 | 带变间隙护舷的施工船舶 |
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