JPH09165888A - 樋支持具 - Google Patents

樋支持具

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JPH09165888A
JPH09165888A JP33065295A JP33065295A JPH09165888A JP H09165888 A JPH09165888 A JP H09165888A JP 33065295 A JP33065295 A JP 33065295A JP 33065295 A JP33065295 A JP 33065295A JP H09165888 A JPH09165888 A JP H09165888A
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eaves gutter
gutter
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Norio Tanno
範男 丹野
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鼻隠し板の表面に、可塑剤を含む塩化ビニル
樹脂にて被覆された化粧鋼板が取り付けられていても、
ポリカーボネイト樹脂製の軒樋支持具の取付部が可塑剤
によって機械的強度の劣化を受けることがない軒樋支持
具を提供することである。 【解決手段】 建物の被取付面3に取り付けられて固定
される取付部1と、軒樋Gを支持する支持部2とを備え
た合成樹脂製の軒樋支持具Aにおいて、前記取付部2の
後面に可塑剤の移行を防止する防止層14が形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の柱や壁、鼻
隠し板などの被取付面に各種雨樋(軒樋あるいは竪樋)
を取り付ける際に使用する樋支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】軒樋を支持する軒樋支持具として、従来
の金属製のものに代わって合成樹脂製のものが使用され
ている。たとえば、実公平5−32573号公報におい
ては、軒樋支持部と取付部とが透明な樹脂材料にて一体
に成形された軒樋支持具が記載されている。そして、樹
脂材料としてポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、
ABS樹脂などを主材料としたものが挙げられている。
たとえば軒樋支持具がポリカーボネート樹脂製のもので
ある場合、機械的強度ならびに耐候性にすぐれており、
通常使用する範囲内では何ら問題点は見当たらない。
【0003】鼻隠し板は木製のものであるが、防火対策
の上で、その表面を金属カバーで覆っている。この金属
カバーとして、美観性の面から化粧鋼板が使用されてい
る。この化粧鋼板としては、一般的には、鋼板の表面を
塩化ビニル樹脂材料にて被覆した化粧鋼板、いわゆる塩
ビ鋼板が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、軒樋支
持具の取付部が取り付けられる鼻隠し板の表面に、たと
えば上記塩ビ鋼板が取り付けられている場合、この被覆
層である塩化ビニル樹脂材料中に含まれる可塑剤が被覆
層の表面側に移行し、この可塑剤がポリカーボネート樹
脂製の軒樋支持具の取付部の表面側から移行して劣化作
用をおよぼす恐れが想定される。
【0005】本発明は上記問題を解消しようとするもの
であり、その目的とするところは、鼻隠し板などの被取
付面に可塑剤を含む塩化ビニル樹脂材料にて被覆された
化粧鋼板が取り付けられていても、たとえばポリカーボ
ネート樹脂製の樋支持具の取付部が可塑剤による機械的
強度の劣化をうけることがなく、すぐれた品質特性を長
期的に維持できる樋支持具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の樋支持具は、建
物の被取付面に取り付けられる取付部と、この取付部の
前面に突設された支持部とを備えた合成樹脂製の樋支持
具において、前記取付部の被取付面に当接される後面
に、可塑剤の移行を防止する防止層を設けたものであ
る。そして、樋支持具がポリカーボネート樹脂製の軒樋
支持具の場合、防止層を可塑剤を含まない硬質塩化ビニ
ル樹脂層とするのが望ましい。
【0007】(作用)本発明の樋支持具においては、取
付部の被取付面に当接される側に、可塑剤の移行を防止
する防止層が設けられているので、この防止層により、
軒樋支持具の取付部はその被取付面側から可塑剤により
劣化を受けることがなく、取付部の機械的強度は低下せ
ず、長期にわたって使用できるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における樋支持具は合成樹
脂製のものであればよく、たとえばポリカーボネート樹
脂、硬質塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、ポリエステル樹
脂、あるいはポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエ
ーテルケトン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、
ポリスルフォン樹脂などのエンジニアリング樹脂を使用
することができる。コスト、品質および成形性の面か
ら、ポリカーボネート樹脂が好ましい。そして、樋支持
具は全体を透明に、あるいは不透明にしてもよい。ま
た、支持部を透明に、取付部を不透明にしてもよく、逆
に、支持部を不透明に、取付部を透明にしてもよい。さ
らに、顔料などを添加して着色してもよい、その際、樋
(軒樋や竪樋)の色に合わせて着色するのが好ましい。
【0009】本発明における樋支持具の形態は、軒樋を
支持する軒樋支持具でも、竪樋を支持する竪樋支持具の
いずれでもよい。そして、支持部の構造は、適用される
軒樋あるいは竪樋の形状や構造に応じて適宜決めればよ
い。また、軒樋支持具の場合、軒樋の支持手段は下側か
ら受ける受けタイプ、軒樋の耳部を吊り下げる吊りタイ
プのいずれでもよい。この吊りタイプの場合、内吊りタ
イプと外吊りタイプの両方に適用できることは勿論であ
る。
【0010】また、取付部の形状は、建物の被取付面で
ある鼻隠し板などの表面形態に応じて決めればよく、単
にビスなどで被取付面に取り付けられる板状体であって
も、あるいは段差係止部を有するものでもよい。
【0011】本発明における可塑剤の移行を防止する防
止層としては、可塑剤の移行を遮断して阻止する機能を
有するものであればその材質は限定されることはなく、
たとえば合成樹脂材料でも、金属材料でもよい。この防
止層は取付部の被取付面に当接される側の形態に応じて
設ければよく、たとえば全面がフラットな場合は全面に
設ければよく、また、窪みなどの凹部がある場合はこの
凹部を除いた面のみに設ければよい。この防止層を設け
る手段は、樹脂製の場合は、軒樋支持具の射出成形時に
同時に一体成形して設けるのが好ましいが、成形後、取
付部の被取付面側に熱融着、塗装などの手段にて設けて
もよい。防止層が金属製の場合は、シート状のものを成
形の際にインサートするのが望ましい。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1および図2は本発明における樋支持具の一
例である軒樋吊り具を示すものであり、図1は正面図、
図2は右側面図である。図3は図2のX−X線における
切断端面図である。
【0013】図1において、Aはポリカーボネート樹脂
製の軒樋吊り具であり、この軒樋吊り具Aは取付部1
と、支持部である支持腕2とから構成されている。
【0014】取付部1は下部側面が先細りの幅狭となさ
れた五角形状の板状体であり、前面には係止片11が上
方に傾斜して形成され、かつ、外周縁には3個の通孔1
2が設けられ、釘などの固着具(図示せず)にて、被取
付面である鼻隠し板3に取り付けられるようになってい
る。係止片11と反対側の取付部1の後面には、鼻隠し
板側に開口した2個の矩形状の凹部13が形成されてい
る。そして、この2個の凹部13を除いた表面には、可
塑剤の移行を防止する硬質塩化ビニル樹脂製の防止層1
4が一体に形成されている。この防止層14の厚みは約
3mmである。
【0015】支持腕2は、断面形状がI字状のものであ
り、取付部1の前面のうち係止片11より所定距離上方
に離れた位置から屋外側に一体に突設されている。この
支持腕2の先端には上方に屈曲片21が形成されて軒樋
Gの屋外側耳部G1を支持する屋外側耳支持部22とな
され、一方、屋内側の基端部下面には取付部1の係止突
起11と対向して板バネ片23が設けられている。この
取付部1の係止片11の先端と、支持腕2の板バネ片2
3の先端との間隔は、軒樋Bの屋内側耳部G2の横幅よ
りも狭く形成され、この両者11、23にて軒樋Bの屋
内側耳部G2を支持する屋内側耳支持部24を構成して
いる。なお、上記支持腕2の両端部を除いた部分は下方
に窪んで凹部25を形成している。
【0016】次に上記軒樋支持具Aの使用方法について
説明する。まず、軒樋支持具Aの取付部1を釘などの固
着具(図示せず)にて、塩化ビニル樹脂被覆鋼板4にて
覆われた鼻隠し板3に固定する。そして、軒樋Gを取り
付けるには、内側に開口する溝形状に形成された屋外側
耳部G1を支持部2の屈曲片21に上方から係止させ
て、中空状に形成された屋内側耳部G2を、板バネ片2
3を下から押し上げるようにして、板バネ片23と係止
片11との間を通過させ、屋内側耳部G2の下面を係止
片11上に載置させる。この取付状態において、屋内側
耳部G2の前後方向の移動は板バネ片23により規制を
受けることになり、軒樋Gの屋内側耳部G2の抜け落ち
は防止される。
【0017】そして、上記樹脂被覆鋼板4に当接する取
付部1の後面には、硬質塩化ビニル樹脂製の防止層14
が形成されているので、被覆鋼板4を被覆している塩化
ビニル樹脂中に含まれる可塑剤の取付部1側への移行
は、防止層14にて防止されるので、取付部1は可塑剤
によって劣化を受けることはない。この結果、ポリカー
ボネート樹脂製の軒樋吊り具Aの機械的物性は低下せ
ず、長期間にわたって使用することができる。
【0018】以上、本発明の実施例を図面に基づいて説
明してきたが、具体的な構成は上記の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあ
っても本発明に含まれる。
【0019】例えば、上記実施例においては、樋支持具
として軒樋を支持する軒樋支持具の例を示したが、樋支
持具としては竪樋を支持する竪樋支持具であってもよ
い。その際、支持部の形状は適用される竪樋の形状に応
じて決めればよい。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の軒樋支持具にお
いては、取付部の被取付面に当接される側に、可塑剤の
移行を防止する樹脂層が設けられているので、この可塑
剤移行防止層により、軒樋支持具の取付部はその被取付
面側から可塑剤により劣化を受けることがなく、取付部
の機械的強度は低下せず、長期にわたって使用できるの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における樋支持具の一例である軒樋吊り
具を示す正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図2のX−X線における切断端面図である。
【図4】図1の軒樋吊り具の使用状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
G 軒樋 A 軒樋吊り具(樋支持具) B 被取付面 1 取付部 14 可塑剤の移行防止樹脂層 2 支持腕 3 鼻隠し板(被取付面)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の被取付面に取り付けられる取付部
    と、この取付部の前面に突設された支持部とを備えてい
    る合成樹脂製の樋支持具において、前記取付部の被取付
    面に当接される側に、可塑剤の移行を防止する防止層が
    設けられていることを特徴とする樋支持具。
  2. 【請求項2】 樋支持具が軒樋支持具である請求項1記
    載の樋支持具。
  3. 【請求項3】 樋支持具がポリカーボネート樹脂製のも
    のであり、かつ、可塑剤の移行を防止する防止層が、可
    塑剤を含まない硬質塩化ビニル樹脂である請求項1記載
    の樋支持具。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007138553A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Matsushita Electric Works Ltd 樋支持具
JP2007146451A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋の取付構造
JP2007262763A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Matsushita Electric Works Ltd 樋取付け具
JP2007291680A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋吊り具の取付け構造
JP2008156895A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋吊具
JP2010255306A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 軒樋吊具
JP2011202464A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Sekisui Chem Co Ltd 軒樋支持具

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