JPH09166544A - 原子吸光分光光度計 - Google Patents

原子吸光分光光度計

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JPH09166544A
JPH09166544A JP32714595A JP32714595A JPH09166544A JP H09166544 A JPH09166544 A JP H09166544A JP 32714595 A JP32714595 A JP 32714595A JP 32714595 A JP32714595 A JP 32714595A JP H09166544 A JPH09166544 A JP H09166544A
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JP
Japan
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atomization chamber
sample
atomic absorption
drain
absorption spectrophotometer
Prior art date
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Pending
Application number
JP32714595A
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English (en)
Inventor
Hironori Karasawa
広紀 柄沢
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 霧化室12内へ噴霧された試料が霧化室12
の内壁に付着して再度液滴化しドレン13より排出され
る際に、ドレン13の入口稜線部13a、ドレン配管の
継目段差13b、霧化室12内壁の稜線部12b、霧化
室12を構成する縦筒部と横筒部との継目段差12a等
の排出試料の流れ経路における流れ抵抗により排出試料
が一時滞留し、間欠的に流出するため、フレームFが息
継ぎ現象を生じてふらつき、吸光度にばらつきが生じ
る。 【解決手段】 試料排出経路の流れ抵抗である12a、
12b、13a、13b、等を面一にしたり面取加工を
施したりすることにより、排出試料の脈流による霧化室
12内の気流の乱れを防止しフレームを安定させて吸光
度を安定させ良好な分析結果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子吸光分光光度
計、特にフレーム原子吸光分光光度計における原子化部
の霧化室の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に原子吸光分光光度計の基本的構成
を示す。図において、光源部1からは目的元素の共鳴線
を含む輝線スペクトルが放射され、これらが光学系2に
より原子化部3(フレーム)を通過し、分光器4に導入
される。これらの輝線中には、目的元素による原子吸光
を全く受けない光や吸光の割合が低い光などが含まれて
おり、これらは分光器4により除外され、吸収感度の最
も高い輝線(多くの場合は共鳴線である)のみが選択さ
れ、検出器5で電気信号に変換される。
【0003】原子化部3においては、霧状の試料中に含
まれる目的元素が熱エネルギーにより解離され原子化さ
れて、同部を通過する光束のうち特定波長の輝線を選択
的に強く吸収する。信号処理部6においては、検出器5
で発生した信号のうち特定波長の輝線強度に比例した信
号のみを取り出し、これを対数変換し、吸光度に比例し
た値あるいは濃度に変換した値を求め、CRT上(図示
せず)に表示し或いはプリンタ/プロッタ(図示せず)
により記録する。
【0004】以上のように構成される原子吸光分光光度
計における原子化部3の従来の構成を図2に示す。フレ
ーム原子吸光分光光度計において液体試料を分析するに
は試料をバーナのフレームF中において原子化すること
が必要であるが、その原子化効率を上げるために液体試
料を霧状微細粒子化する霧化器M(ネブライザ)が備え
られている。
【0005】図2左方より導入される試料溶液は、霧化
器M内に挿入された吸引管7を通ってその先端部である
円錐状噴霧口9の入口まで達する。一方、図2下方より
霧化器M内に導入される助燃ガス(空気)が吸引管7の
周囲に沿って図右方に進み、霧化器Mと吸引管7との隙
間である円環状の助燃ガス吹き出し口8から噴出され
る。このときの助燃ガスの噴出に伴う負圧により吸引管
7先端部から液体試料が引き出されて助燃ガスの噴出流
に混入されて噴霧される。円錐状噴霧口9の直前には、
霧化器Mの固定部材14に固着された支持腕15を介し
てガラス製の球状衝突体(インパクトボール)10が近
接配置されており、円錐状噴霧口9より噴出された試料
粒子はこの球状衝突体10に衝突して更に微細粒子化さ
れる。このようにして微細化された試料粒子は、霧化器
Mの周囲に配置される円環状の燃料ガス吹き出し口11
(霧化器Mとその固定部材14との隙間)から吹き出さ
れるアセチレン等の燃料ガスの流れに乗ってL字形に霧
化室12内を移動し、バーナのフレームF中で良好に原
子化されその吸光度が測定される。
【0006】なお、吸引管7の四方に設けられた調節ね
じ17は、助燃ガス吹き出し口8と吸引管7との芯出し
調整を行うためのものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したような原
子化部3では、試料を微細粒子化して原子化効率を上げ
ることと同時に、これを安定したフレームF中に導入し
て安定した吸光度を得ることが分析精度の上で重要であ
る。
【0008】上述した原子化部3の構成によれば、噴霧
された試料が霧化室12の内壁等に付着して再度液滴化
し、重力により壁面等を伝って霧化室12下方に設けら
れたドレン13に集められ排出されるが(以下、排出試
料という)、その際、霧化室12内におけるドレン13
の入口稜線部13a、ドレン配管の継目段差13b、霧
化室12内壁の稜線部12b、霧化室12を構成する縦
筒部と横筒部との継目段差12a等の排出試料の流れ経
路における流れ抵抗により排出試料が一時滞留し、液滴
となって不規則に間欠的に霧化室12内を滴下または流
出するため、霧化室12内の体積が該液滴の間欠的な滴
下により瞬間的に変動し、フレームFが息継ぎ現象を生
じてふらつき、吸光度にばらつきが生じる原因となって
いることを本願発明者は見いだした。そしてこのような
新規な知見に基づき、上記の排出試料の間欠流を防止
し、フレームFを安定させることにより分析精度を向上
させることができる原子吸光分光光度計を提供すること
を本発明は目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の原子吸光分光光度計は、その原子化部3の
霧化室内(室内12、ドレン配管13を含む)におい
て、噴霧後、霧化室12内壁に付着して再液滴化した試
料が自重により該内壁を伝って霧化室12下方に設けら
れたドレン13より排出される際の試料排出経路の流れ
抵抗を無くす加工を施すことにより、排出試料が滞留し
て間欠的に霧化室内を流れ落ちることによる該室内の気
流の乱れを防止しフレームを安定させて吸光度を安定さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0010】なお、流れ抵抗とは霧化室12構成部材の
継目段差12a、霧化室12内壁の稜線部12b、ドレ
ン入口の稜線部13a、ドレン配管の継目段差13b等
に代表される排出液体の流れ抵抗を成す部分を指す。
【0011】上記のように構成された原子吸光分光光度
計は、霧化室12内を流れ落ちてドレン13から排出さ
れる排出試料を、一時的に溜まって間欠的に流れること
なくスムーズにドレン13へと導くことができ、フレー
ムFの息継ぎ現象を防止して安定させ、良好な吸光度を
維持することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の原子吸光分光光度
計の一実施例について図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明に係る原子吸光分光光度計の
原子化部3を示す一実施例である。概略構成、試料導入
方法、噴霧原理、測定手法等は図2に示した従来構成と
変更がないため、同部材には同図番を付してその説明を
割愛する。
【0014】図1において、円錐状噴霧口9から噴出さ
れた試料は球状衝突体10に衝突し微細粒子化されて霧
化室12内をガス流に乗って進むように構成されている
が、微細化しきれずにガス流に乗らず落下するもの、或
いはフレームFに到達するまでに霧化室12の内壁等に
付着して再度液滴化するもの等からなる排出試料が、全
注入試料量の90〜95%にも及ぶ。これらの試料量の大部
分に当たる排出試料は、自重により内壁面等を伝って霧
化室12下方に設けられたドレン13に集められ排出さ
れる。
【0015】排出試料が霧化室12内壁を伝って流れ落
ちるのに際して、例えば、従来構成である図2におい
て、霧化室12を構成する縦筒部内壁で再液滴化したも
のはこの縦筒部内壁を伝って下ってくるが、横筒部との
継目段差12aの部分で一時的に滞留し、巨大液滴とな
って落下するため、霧化室12内の気流が乱れ、フレー
ムFを不安定なものとしていたが、本発明にかかる図1
の同部12aでは、この段差を同一面として解消するも
のとしたので、縦筒部下端まで到達した排出試料は紙面
奥方向に横筒部の壁を伝ってスムーズにドレン13へと
向かう。
【0016】また、噴霧器M側を伝って流れ落ちる排出
試料は、図2に示す12bのような霧化室内壁の稜線部
にも滞留し、液滴の巨大化と流出とを繰り返して脈流し
ていたが、図1に示す本発明の構成では、稜線部の内壁
を傾斜させることによりこれを解決した。
【0017】図2の従来構成においては、ドレン13の
入口稜線部(端角部)13aに角があったためにこの部
分で表面張力により排出試料が滞留し、ある程度溜まる
と一気にドレン13へと流れ込んで霧化室12内の気流
を乱す原因となっていたが、図1に示す本発明の構成に
よれば、この部分に面取りがなされているので、排出試
料は滑らかにドレン13へと流れる。
【0018】同様に、図2に示すような従来のドレン配
管13は単純にパイプをつないだものとされていたた
め、この継目段差13bが抵抗となって生じる排出流体
の脈流もまた分析精度を低下させる原因となっていた
が、図1に示す本発明の構成ではこの部分の段差も解消
して霧化室12内への影響をことごとく解消するものと
している。
【0019】本発明が適用される部位は上述した部位に
限定されるものではなく、これ以外にも排出流体の流れ
抵抗があり脈流を生じる部分全てに適用される。
【0020】さらに、霧化室12内壁における排出試料
の流れ性を向上させるために、霧化室12をステンレス
やフッ素樹脂等の撥水性の良い素材で形成することが望
ましい。或いは内壁を研磨紙等で図の垂直方向に粗面し
てドレン13へ向かう流れ性を向上させることが望まし
い。排出試料が滞留しやすい部位或いは霧化室12内壁
をフッ素樹脂表面処理剤等により濡れ性を向上させて、
水滴の形成を抑制して、水膜のまま滑らかに流れるよう
にしてもよい。
【0021】また、図2に示す従来の球状衝突体10及
び支持腕15の構成では、支持腕15を伝う排出試料は
液滴となって直接ドレン13へ滴下するが、これも室内
の気流を乱す要因となるので、図1に示す滴下のない支
持腕15の構成を併せて採用することが望ましい。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る原子吸光分光光度計は、吸
光度を低下させる原因に対する新規の知見に基づき、試
料原子化部3の霧化室12内壁を伝ってドレン13へと
流れる排出試料が脈打つことなくスムーズに流れるよう
に流れ抵抗を構成する要因を排除した構成としたので、
排出試料の間欠流を防止され、フレームFが安定して、
安定した吸光度を維持して精度のよい分析が可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る原子吸光分光光度計の原子化部
を示す図である。
【図2】 従来の原子吸光分光光度計の原子化部を示す
図である。
【図3】 従来の原子吸光分光光度計の基本構成説明図
である。
【符号の説明】
M‥‥‥‥‥‥‥‥‥霧化器 F‥‥‥‥‥‥‥‥‥フレーム 1‥‥‥‥‥‥‥‥‥光源部 2‥‥‥‥‥‥‥‥‥原子化部光学系 3‥‥‥‥‥‥‥‥‥原子化部 4‥‥‥‥‥‥‥‥‥分光器 5‥‥‥‥‥‥‥‥‥検出器 6‥‥‥‥‥‥‥‥‥信号処理部 7‥‥‥‥‥‥‥‥‥吸引管 8‥‥‥‥‥‥‥‥‥助燃ガス吹き出し口 9‥‥‥‥‥‥‥‥‥円錐状噴霧口 10‥‥‥‥‥‥‥‥‥球状衝突体 11‥‥‥‥‥‥‥‥‥燃料ガス吹き出し口 12‥‥‥‥‥‥‥‥‥霧化室 13‥‥‥‥‥‥‥‥‥ドレン 14‥‥‥‥‥‥‥‥‥固定部材 15‥‥‥‥‥‥‥‥‥支持腕 16‥‥‥‥‥‥‥‥‥空気ガイド 17‥‥‥‥‥‥‥‥‥調節ねじ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 霧化器内に導入される液体試料を霧化室
    に噴出させて微細霧粒子化した状態で燃焼フレーム中に
    送り込んで原子化し、このフレームに元素によって決ま
    っている特定波長の光を通過させてその吸光度から元素
    分析を行う装置であって、前記霧化室に噴出された試料
    が霧化室内壁に付着して再液滴化し、これが自重により
    該内壁を伝って噴霧室下方に設けられたドレンより排出
    されるように構成されたものにおいて、該霧化室内の試
    料排出経路に流れ抵抗をなくす加工を施し、排出試料が
    滞留して間欠的に霧化室内を流れ落ちることによる該室
    内の気流の乱れを防止しフレームを安定させて吸光度を
    安定させるようにしたことを特徴とする原子吸光分光光
    度計。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の原子吸光分光光度計であ
    って、霧化室内の試料排出経路の流れ抵抗であるドレン
    入口稜線部に面取り加工を施したことを特徴とする原子
    吸光分光光度計。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の原子吸光分光光度計であ
    って、霧化室内の試料排出経路の流れ抵抗であるドレン
    配管の継目段差を無くす加工を施したことを特徴とする
    原子吸光分光光度計。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の原子吸光分光光度計であ
    って、霧化室内の試料排出経路の流れ抵抗である霧化室
    を構成する縦筒部と横筒部との継目段差を無くす加工を
    施したことを特徴とする原子吸光分光光度計。
JP32714595A 1995-12-15 1995-12-15 原子吸光分光光度計 Pending JPH09166544A (ja)

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