JPH09166733A - 光ファイバケーブル - Google Patents

光ファイバケーブル

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JPH09166733A
JPH09166733A JP7327378A JP32737895A JPH09166733A JP H09166733 A JPH09166733 A JP H09166733A JP 7327378 A JP7327378 A JP 7327378A JP 32737895 A JP32737895 A JP 32737895A JP H09166733 A JPH09166733 A JP H09166733A
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optical fiber
fiber cable
cable
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JP7327378A
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English (en)
Inventor
Munehisa Fujimaki
宗久 藤巻
Suehiro Miyamoto
末広 宮本
Naoki Okada
直樹 岡田
Masayoshi Yamanaka
正義 山中
Yoshio Kikuchi
佳夫 菊地
Ryosuke Kudo
亮介 工藤
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Fujikura Ltd
Yonezawa Densen Co Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Yonezawa Densen Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバが収納部材の長さ方向に平行にか
つルースに収納される構造の光ファイバケーブルにおい
て、後分岐等における作業性を損なうことなく、光ファ
イバの余長を収納部材内に保持できるようにする。 【解決手段】 光ファイバ10の長さ方向に間隔をおい
て、収納部材22内に光ファイバの移動を抑制する部材
23を配置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバを収納部
材に収納してケーブル化した光ファイバケーブルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバを敷設する際には、
光ファイバ心線や光ファイバコードを多数本まとめてケ
ーブル化することが行われる。このような光ファイバケ
ーブルにあっては、敷設時の張力や曲げによって光ファ
イバにかかる歪みが大きくなると光ファイバが破断する
恐れがあるので、これを防止するために構造上あるいは
製造上の様々な工夫がなされている。
【0003】図8は既に本発明者等により提案されてい
る光ファイバケーブル(特願平6−269099号)の
例を示したもので、(a)は横断面図、(b)は収納部
材の斜視図である。この例の光ファイバケーブル11
は、収納部材12の外周面に形成された直線状の溝12
a内に、光ファイバテープ心線13が複数枚積層された
状態で収納されている。そして収納部材12の周上には
押えテープが巻回されて押え巻き層14が形成されてお
り、さらにその周上にシース15が設けられている。ま
た収納部材12には2本の抗張力体16,16が挿通さ
れている。収納部材の形状は、この例のものに限らず、
外周面に螺旋状の溝が形成されているスロットや、中空
管など各種のものを用いることができる。
【0004】ところで、このような光ファイバケーブル
11を構成する際には、収納部材12内に収納される光
ファイバの長さ(光ファイバテープ心線13の長さ)が
収納部材12の長さより長くなるように設定され、これ
により光ファイバケーブル11に張力や曲げが加えられ
た時に光ファイバにかかる歪みが低減されるようになっ
ている。このように光ファイバの長さを光ファイバケー
ブルの収納部材の長さより長くすることをここでは「余
長を入れる」という。余長の値は、収納部材の両端で光
ファイバを切断し、この収納部材に収納されていた光フ
ァイバの長さを測定し、この値から収納部材の長さを差
し引くことによって求められる。余長は光ファイバケー
ブルの長さ方向の各部に均等に入れることが望ましい。
なお、収納部材の長さは光ファイバケーブルの製造過程
で収縮して変化することがあるが、本発明においては、
光ファイバケーブル作製後の収納部材部分の長さを収納
部材の長さという。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直線状
の溝を有する収納部材や中空管状の収納部材など、光フ
ァイバが収納部材の長さ方向に平行に、かつ収納部材内
を移動可能なルースな状態で収納される場合には、余長
を入れると、図9に示すように光ファイバケーブル11
の端部から光ファイバ(光ファイバテープ心線13)が
多量に突出してしまうという問題がある。通常、光ファ
イバケーブル11の端部では光ファイバを数ターン巻回
させて適宜の収納ケースに収納して余長処理が行われれ
るが、光ファイバケーブル11光ファイバが突出してし
まうとこの余長処理部分が大きくなり、収納ケースの内
壁に接触したり、側圧が生じたりして伝送損失が大きく
なりやすい。また光ファイバの余長分が光ファイバケー
ブル11内にとどまらずに端部から突出してしまうと、
余長を入れたことによって得られる、張力や曲げによっ
て光ファイバに生じる歪みを低減させる効果が小さくな
ってしまう。
【0006】これらの不都合を解消するために、収納部
材12の溝12a内にゲル状のジェリーを充填すること
によって、光ファイバテープ心線13を溝12a内で移
動し難くする方法がある。しかしながら収納部材12の
溝12a内にジェリーを充填すると、光ファイバケーブ
ルの中途で光ファイバを分岐させる後分岐や、端末処理
を行う際に、ジェリーを除去したり、目止めをする必要
があり、作業性が悪くなるといった不都合があった。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、光ファイバが収納部材の長さ方向に平行にかつルー
スに収納される構造の光ファイバケーブルにおいて、後
分岐等における作業性を損なうことなく、光ファイバの
余長を収納部材内に保持できるようにした光ファイバケ
ーブルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の光ファイバケーブルは、光ファイバが収納部
材内に移動可能に収納されてなる光ファイバケーブルに
おいて、光ファイバ長さ方向に間隔をおいて前記収納部
材内に光ファイバの移動を抑制する部材が配されている
ことを特徴とするものである。好ましくは、前記光ファ
イバが捻回された状態で前記収納部材内に収納されてい
る構成とされる。さらに好ましくは、光ファイバがSZ
撚り状に捻回されており、撚りの反転部に前記光ファイ
バの移動を抑制する部材が配されている構成とされる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は本発明の光ファイバケーブルの一実施例を示した
縦断面図である。図中符号10は光ファイバ、21は光
ファイバケーブル、22は収納部材、23は光ファイバ
の移動を抑制する部材(以下、移動抑制部材という)、
24は押え巻き層、25はシースをそれぞれ示す。本発
明の光ファイバケーブル21は、収納部材22の外周面
に形成された直線状の溝22a内に、光ファイバ10が
収納されている。そして光ファイバ10の長さ方向に間
隔をおいて収納部材22内に移動抑制部材23が配され
ている。また収納部材22の周上には押え巻き層24が
形成されており、さらにその周上にシース25が設けら
れている。
【0010】本発明において光ファイバ10としては、
光ファイバをそれぞれの用途に応じた各種の形態とした
ものを用いることができる。例えば、光ファイバ素線、
光ファイバ心線、光ファイバテープ心線、あるいはこれ
らを適宜の形態で集合させたものなどを用いることがで
きる。
【0011】収納部材22は、光ファイバ10を収納す
るための中空部(溝22a)を有するものであればよ
く、適宜の構造のものを用いることができる。特に、本
発明は光ファイバ10が収納部材22の長さ方向に平行
にかつ収納部材22内で移動可能にルースに収納される
構造の光ファイバケーブルに有効である。本実施例にお
いて収納部材22は、図8に示した従来の収納部材12
と同様の構造のものを用いることができる。すなわち、
本実施例の収納部材22は、例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン等のプラスチックを用いてなる長尺の丸棒状
のもので、その外周面に1本の溝22aが形成されて断
面略U字状に形成されている。溝22aは収納部材22
の長さ方向に沿う直線状に形成されており、その大きさ
は溝22a内に収納される光ファイバ10の大きさによ
って適宜変えることができる。また溝22aの断面形状
もこのような略U字状の他に、凹字状などでもよく適宜
変更が可能である。あるいは、収納部材22として中空
管を用いることもできる。さらに収納部材22には1本
以上の抗張力体を好ましく挿通させることができる。抗
張力体は単鋼線、撚鋼線、各種の繊維強化プラスチック
(FRP)、抗張力繊維等からなる紐状物などである。
抗張力体が設けられる位置は必要に応じて適宜変えるこ
とができる。あるいは抗張力体を設けない構成としても
よい。
【0012】移動抑制部材23は、収納部材22内に部
分的に配置することができて、収納部材22内における
光ファイバ10の移動を抑制し得る材料が用いられる。
例えば、イソシアネート系接着剤、ウレタン系接着剤、
シリコーン系接着剤、ポリエチレン系接着剤、ゴム、ス
ポンジ、各種ホットメルト接着剤、両面粘着テープ、熱
硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂等を使用することができ
る。移動抑制部材23として光ファイバ10に接着また
は粘着する材料を用いる場合には、環境温度の変化によ
る膨張収縮を考慮すると、軟らかく、伸びがある材料を
用いる方が好ましい。このことにより、移動抑制部材2
3の熱膨張収縮に起因して光ファイバ10に生じる歪み
を小さくすることができる。具体的には、常温硬度1以
下で伸び100%以上の材料が好ましく用いられる。ま
た移動抑制部材23として樹脂を用いる場合には、光フ
ァイバケーブル21の使用温度範囲内で固化せず、かつ
流れ出さない材料が好ましい。具体的には、光ファイバ
ケーブル21の使用温度範囲は一般に−30℃以上70
℃以下程度であるので、ガラス転移温度−30℃以下で
メルトフロー温度70℃以上の樹脂が好ましく用いられ
る。
【0013】さらに光ファイバケーブル21を作製した
後、その中途で光ファイバ10を分岐させる後分岐を行
う際に、移動抑制部材23から光ファイバ10を剥離さ
せる必要が生じることも考えられるので、その場合の作
業性を考慮すると、移動抑制部材23として、接着力が
あまり高くなく、粘着性を有する材料を用いる方が好ま
しい。このことにより、光ファイバ10を移動抑制部材
23から剥離させる際の剥離抵抗を小さくすることがで
き。したがって、特に好ましい移動抑制部材23の材料
としては、SIPS(ポリスチレン−ポリイソプレン−
ポリスチレン)やSEBS(ポリスチレン−ポリ(エチ
レン−ブチレン)−ポリスチレン)などのスチレン系熱
可塑性エラストマーに、シリコーンオイル、パラフィン
オイル、植物油、鉱物油等を混練したものを使用するこ
とができる。さらに、移動抑制部材23を構成する材料
に吸水パウダーを混練することも好ましく、これにより
光ファイバケーブル21の水遮蔽性を向上させることが
できる。
【0014】移動抑制部材23が配置される間隔Dは、
必要な余長率(余長率=余長/収納部材の長さ)、およ
び光ファイバケーブル21の中途部分で光ファイバ10
を取り出した際の好ましい飛び出し量(図2中、Pで示
す)、および図9のようなケーブル端からの突き出し量
(突き出し量=余長率×移動抑制部材の配置間隔)の上
限によって決まる。飛び出し量は、隣り合う2つの移動
抑制部材23,23の中間部分において、光ファイバケ
ーブル21の押え巻き層24およびシース25を約25
0〜500mmにわたって除去し、収納部材22から光
ファイバ10を引き出したときの、光ファイバ10と収
納部材22との距離で表される。この飛び出し量は、図
2(a)に示すように小さすぎると後分岐を行う際の作
業性が良くないので、10mm以上であることが望まし
い。また突き出し量が長すぎると先に述べたように、収
納ケースの内壁に接触したり、側圧が生じたりして、伝
送損失が大きくなり易く、したがって20mm以下に設
定される。よって、例えば得ようとする光ファイバケー
ブル21の余長率が0.002(0.2%)である場合
には、移動抑制部材23の配置間隔Dは0.5m以上1
0m以下とするのが好ましい。
【0015】押え巻き層24は、ひも状またはテープ状
の不織布や吸水材料を収納部材22の周上に巻くことに
よって形成され、これによって移動抑制部材23を押え
付けてその配置位置に固定することができる。押え巻き
層24は収納部材22の形状が断面U字状など周面に開
口部を有する場合に好ましく設けられる。押え巻き層2
4は少なくとも収納部材22の開口部を覆うように形成
され、ひもやテープを収納部材22に縦添えしてもよ
く、横巻きしてもよい。収納部材22として中空管を用
いた場合には押え巻き層24は設けなくてもよい。
【0016】シース25は押え巻き層24の周上に、例
えばポリエチレン、ポリ塩化ビニルを押出被覆して好ま
しく形成される。押え巻き層24を設けない場合は収納
部材22の周上に形成することができる。あるいは、シ
ース25の下層に任意の層を設けてもよい。また光ファ
イバケーブル21の用途等によっては、シース25を設
けない構成とすることもできる。
【0017】光ファイバ10は、好ましくは捻回された
状態で収納部材22の溝22a内に収納される。光ファ
イバ10を捻回することにより、光ファイバケーブル2
1が曲げられた際に光ファイバ10に生じる歪みを小さ
く抑える効果が得られる。例えば図3は、複数の光ファ
イバテープ心線1,2,3を積層してなる光ファイバ1
0が収納されている光ファイバケーブル21を曲げた状
態を模式的に示したものである。この図に示されるよう
に、光ファイバ10が捻回されていない場合には、光フ
ァイバケーブル21が曲げられると、光ファイバテープ
心線1,2,3はそれぞれ異なる曲げ半径で曲げられる
ことになる。例えばこの図の例においては、曲げ中心O
に最も近い光ファイバテープ心線1の曲げ半径をR1
その上の光ファイバテープ心線2の曲げ半径をR2、そ
の上の光ファイバテープ心線3の曲げ半径をR3とする
と、R1<R2<R3となる。そして曲げの中心角θに対
する各光ファイバテープ心線1,2,3の長さL1
2,L3は、それぞれL1=R1・θ/2π、L2=R2
θ/2π、L3=R3・θ/2πであるので、L1<L2
3となる。したがって、光ファイバケーブル21が曲
げられた時に各光ファイバテープ心線1,2,3に生じ
る伸び歪みはそれぞれ異なる大きさとなり、曲げ中心O
に最も近い光ファイバテープ心線1に特に大きな伸び歪
みが生じてしまう。
【0018】これに対して、図4(a)は光ファイバが
捻回されている光ファイバケーブルを模式的に示した説
明図であり、(b)は(a)中のA−A’線に沿う断面
図、(c)は(a)中のB−B’線に沿う断面図であ
る。この図に示されるように光ファイバ10を捻回した
状態で収納部材22内に収納すれば、収納部材22内に
おける各光ファイバテープ心線1,2,3の位置を長さ
方向に周期的に変化させることができる。したがって、
光ファイバケーブル21が曲げられた時に各光ファイバ
テープ心線1,2,3に生じる伸び歪みは均等化され
る。その結果、一部の光ファイバテープ心線にのみ大き
な伸び歪みが生じるのが抑えられ、光ファイバケーブル
の曲げの許容範囲が緩和される。
【0019】光ファイバ10を捻回する際には、一定方
向に捻回することもできるが、S撚りとZ撚りとを交互
に繰り返すSZ撚り状に捻回した方が、製造スピードを
上げることができるので好ましい。そしてSZ撚り状と
した場合には、撚り戻りを防止するためにS撚りからZ
撚りへと(あるいはZ撚りからS撚りへと)反転する反
転部に、前述の移動抑制部材23を配置することが好ま
しい。光ファイバ10の反転部から反転部までの間の捻
回回数、すなわち移動抑制部材23の配置間隔当たりの
捻回回数(任意の光ファイバが光ファイバケーブルの周
方向に360度回転したときを1回転とする)が多いほ
ど、光ファイバケーブル21を曲げたときに光ファイバ
10における伸び歪みのばらつきを小さくすることがで
きるが、後分岐を行う際の作業性が悪くなる。また光フ
ァイバ10が複数枚の光ファイバテープ心線を積層して
構成されている場合には、光ファイバテープ心線を構成
する各光ファイバ素線間での伸び歪みのばらつきが大き
くなる。反対に捻回回数が少ないほど、光ファイバケー
ブル21を曲げたときの光ファイバ10における伸び歪
みのばらつきは大きくなる傾向があるが、製造スピード
をより速くすることができる。したがって、1回の捻回
に要する長さ、すなわち配置間隔/捻回回数は0.2〜
5m/回の範囲とするのが好ましく、0.5〜4m/回
とするのがより好ましい。
【0020】このような光ファイバケーブル21は次の
ようにして好ましく製造される。まずドラムに巻回され
た収納部材22を引き出しつつ、これとは別にドラムに
巻回された光ファイバ10引き出し、収納部材22の直
線溝22a内に光ファイバテープ心線3を収納させる。
このとき、光ファイバ10を送り出す装置を周期的に反
転させながら回転させることによって、光ファイバ10
をSZ撚り状に捻回させることが好ましい。続いて図5
に示すように、収納部材22内に収納された光ファイバ
10の撚りの反転部上に移動抑制部材23を配置させ
る。このとき、移動抑制部材23として熱可塑性の材料
を用い、ホットメルトディスペンサ30を使用して塗布
すれば、塗布量の調整等が簡易であり、また材料を硬化
させるための装置を特に必要とせず、比較的速く硬化す
るので、製造の高速化の点で好ましい。ここで、収納部
材22として中空管を用いた場合には、中空管を製造す
る過程で光ファイバ10の収納と移動抑制部材23の配
置を行うことが好ましい。
【0021】次に図6に示すように、収納部材22の周
上にテープまたはひも31を横巻きして移動抑制部材2
3を押え付け、押え巻き層24を形成する。このとき収
納部材22の周方向にひも31を巻回させるが、図7
(a)に示すようにひも31の巻き方向を両方向とする
ことが好ましく、このことにより、収納部材22にねじ
れが生じるのを防止することができる。これに対して図
7(b)に示すようにひも31の巻き方向を一方向とす
ると、収納部材22自身がひもの巻き方向と同方向に回
転しやすいので、収納部材22がねじれた状態となるだ
けでなく、製造速度が遅くなる。このようにして押え巻
き層24を形成した後、好ましくは押出被覆によりシー
ス25を形成して光ファイバケーブル21を得る。
【0022】このような光ファイバケーブル21にあっ
ては、光ファイバ10の長さ方向に間隔をおいて、収納
部材22内に光ファイバ10の移動を抑制する部材23
が配されているので、光ファイバ10の余長を収納部材
22内に保持することができる。したがって、光ファイ
バケーブル21の一部に曲げや張力が加わったときに、
光ファイバ10の余長によって伸び歪みを緩和すること
ができる。また光ファイバ10の余長を光ファイバケー
ブル21の長さ方向に均等に配分して保持することがで
きるので、伸び歪みを緩和させる効果が光ファイバケー
ブル21全体にわたってばらつきなく得られる。
【0023】また、光ファイバケーブル21の中途で光
ファイバ10を後分岐する際にも、2つの移動抑制部材
23間における光ファイバ10の余長によって適量の飛
び出し量が得られるので分岐作業がし易く、また従来の
ジェリーが充填された光ファイバケーブルのようにジェ
リーを除去する必要がないので作業性が良い。さらに、
光ファイバケーブル21の端部から突出する光ファイバ
10の長さBは、長くても、収納部材22の端部からこ
れに最も近い移動抑制部材23までの長さAの光ファイ
バ10に対して入れた余長分の長さとなり、それ以上の
光ファイバ10は突出しないことになる。
【0024】
【実施例】
(実施例1〜13)下記表1に示す条件で光ファイバケ
ーブルを作製した。収納部材としては、中空管または図
4に示すような断面略U字状のスロットを用いた。収納
部材に収納される光ファイバとしては、光ファイバ素線
にナイロン被覆を施したナイロン被覆心線(表中、Ny
で示す)、光ファイバ素線を4本並列させてテープ状に
一括被覆した光ファイバテープ心線(表中、テープで示
す)、またはナイロン被覆心線に抗張力体を縦添えして
PVCでシースを施した光ファイバコード(表中、コー
ドで示す)を用いた。収納部材内に収納した光ファイバ
の数は、表中においては光ファイバ素線の合計数で示し
ている。またすべての実施例において用いられる光ファ
イバ素線はいずれも同じ光学的特性を有するものとし
た。各実施例において、光ファイバは、複数の光ファイ
バ心線、光ファイバテープ心線、または光ファイバコー
ドを集合させ、SZ撚り状に捻回して収納した。表中の
捻回回数は、移動抑制材料の配置間隔当たりの捻回回数
を示している。
【0025】移動抑制材料としては、SIPSにパラ
フィンオイルを混練したもの(常温硬度1、伸び400
%、メルトフロー温度110℃、ガラス転移温度−40
℃:表中、SIPS+オイルで示す)、SEBSにミ
ネラルオイルを混練したもの(常温硬度1、伸び200
%、メルトフロー温度130℃、ガラス転移温度−45
℃;表中、SEBS+オイルで示す)、エポキシ系2
液型接着剤(常温硬度80、伸び20%、ガラス転移温
度20℃;表中、エポキシ2液で示す)、イソシアネ
ート系瞬間接着剤(常温硬度90、伸び1%、ガラス転
移温度110℃;表中、イソシアネートで示す)、ス
ポンジ、または両面テープを用いた。また、収納部材
として上記断面U字状のスロットを用いた場合には、ス
ロットの周上にナイロンヤーンを巻いた。このひも巻き
は、図7(a)に示すような両方向巻き(表中、両方向
で示す)、または図7(b)に示すような一方向巻き
(表中、一方向で示す)とした。
【0026】(比較例1)比較例として、移動抑制部材
を用いず収納部材の内部にジェリーを充填した、従来の
構成の光ファイバケーブルを作製した。製造条件は、下
記表1に示す通りとした。
【0027】
【表1】
【0028】上記実施例および比較例で得られた各光フ
ァイバケーブルについて、後分岐性、曲げ特性、突出
量、低温特性、および飛び出し量の評価を行った。その
結果を下記表2に示す。後分岐性は、得られた光ファイ
バケーブルの中途部分で、長さ約30cmにわたってシ
ース、押え巻き層を除去して光ファイバを取り出し、分
岐を行った際の作業性を評価した。中空管を用いた場合
には中空管の周面も一部除去して光ファイバが取り出せ
る程度に開口させた。曲げ特性は、得られた光ファイバ
ケーブルを一定の曲げ半径で曲げたときの伝送を測定し
た。突出量は、光ファイバケーブルを隣り合う2つの移
動抑制部材の中間で切断したときに、切断面から突出し
た光ファイバの長さを測定した。低温特性は、−30℃
における伝送損失を測定した。後分岐性、曲げ特性、お
よび低温特性についての評価は相対的に行い、良かった
ものから悪かったものまで、○、△、×の3段階で評価
した。
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ファイバ
ケーブルは、光ファイバが収納部材内に移動可能に収納
されてなる光ファイバケーブルにおいて、光ファイバ長
さ方向に間隔をおいて前記収納部材内に光ファイバの移
動を抑制する部材が配されていることを特徴とするもの
である。したがって、光ファイバの余長を収納部材内に
保持することができるので、光ファイバケーブルの両端
から必要以上の長さの光ファイバが突出するのを防止す
ることができる。よって、予長処理部分が大きくなるこ
とにより伝送損失が増加するのを防止することができ
る。また、光ファイバケーブルの長さ方向の各部に余長
を均等に入れることが可能となり、光ファイバケーブル
に張力や曲げが加わった際に光ファイバに生じる歪み
を、余長によって緩和させる効果を有効に得ることがで
きる。また光ファイバを捻回した状態で収納部材に収納
することによって、良好な曲げ特性が得られる。さらに
光ファイバをSZ撚り状に捻回させることによって、製
造スピードを上げることができ、撚りの反転部に移動抑
制部材を配することによって撚りもどりを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバケーブルの一実施例を示
す縦断面図である。
【図2】 光ファイバケーブルにおける飛び出し量の説
明図である。
【図3】 光ファイバが捻回されていない光ファイバケ
ーブルの曲げ状態を示した模式図である。
【図4】 光ファイバが捻回されている光ファイバケー
ブルを示したもので、(a)光ファイバケーブルを模式
的に示した説明図、(b)は(a)中のA−A’線に沿
う断面図、(c)は(a)中のB−B’線に沿う断面図
である。
【図5】 本発明の光ファイバケーブルを製造する際の
移動抑制部材形成工程を示した説明図である。
【図6】 本発明の光ファイバケーブルを製造する際の
押え巻き層形成工程を示した説明図である。
【図7】 本発明の光ファイバケーブルを製造する際の
押え巻き層形成工程における巻き方向を説明図である。
【図8】 従来の光ファイバケーブルの例を示したもの
で、(a)は横断面図、(b)は収納部材の斜視図であ
る。
【図9】 従来の光ファイバケーブルの例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
10…光ファイバ、21…光ファイバケーブル、22…
収納部材、23…移動抑制部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 直樹 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 山中 正義 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 菊地 佳夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 工藤 亮介 山形県米沢市東1丁目10番53号 米沢電線 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバが収納部材内に移動可能に収
    納されてなる光ファイバケーブルにおいて、光ファイバ
    長さ方向に間隔をおいて前記収納部材内に光ファイバの
    移動を抑制する部材が配されていることを特徴とする光
    ファイバケーブル。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバが捻回された状態で前記
    収納部材内に収納されていることを特徴とする請求項1
    記載の光ファイバケーブル。
  3. 【請求項3】 前記光ファイバがSZ撚り状に捻回され
    ており、撚りの反転部に前記光ファイバの移動を抑制す
    る部材が配されていることを特徴とする請求項2記載の
    光ファイバケーブル。
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