JPH09168619A - シャトルコック - Google Patents

シャトルコック

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JPH09168619A
JPH09168619A JP7331371A JP33137195A JPH09168619A JP H09168619 A JPH09168619 A JP H09168619A JP 7331371 A JP7331371 A JP 7331371A JP 33137195 A JP33137195 A JP 33137195A JP H09168619 A JPH09168619 A JP H09168619A
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shuttlecock
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shaft portion
yarn
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Hiromoto Hashimoto
弘基 橋本
Toshihiro Yokota
利弘 横田
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Gosen Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スカート部8の羽根の軸部5に少なくとも3周ポ
リビニルアルコール系繊維の紡績糸からなるくくり糸7
を結び付け、くくり糸7の表面にニトロセルロース系樹
脂を含む接着剤を付与して固定し、かつシャトルコック
全体の重量を4.73〜5.50gの範囲にしたことにより、ス
カート部を強化し、耐久性を向上する。 【解決手段】先端部1の内部のコルクの台の上に14〜
16枚の例えば鵞鳥の羽根6が円形に植設されている。
羽根6は軸部4と羽根部5とから形成されている。また軸
部4には3周以上のくくり糸7が結び付けられ、その周囲
に接着剤樹脂が付与されている。スカート部8の羽根の
軸部4の台上からの距離が26mmまでの間に少なくとも3周
ポリビニルアルコール系繊維の紡績糸からなるくくり糸
を結び付け、前記くくり糸の表面と軸部にニトロセルロ
ース系樹脂を含む接着剤を付与して固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バトミントンなど
で使用するシャトルコックに関する。さらに詳しくは、
スカート部を強化し、耐久性を向上させたシャトルコッ
クに関する。
【0002】
【従来の技術】バトミントンに使用するシャトルコック
のスカート部は、打撃後の飛行性の点から水鳥、陸鳥等
の天然の羽根が用いられている。すなわち、図2に示す
通り、シャトルコック20の先端部11の内部は直径2
5〜28mmの半円球のコルク台で形成され、表面は皮
革で覆われている。12は皮革の端部円周部を巻き付け
ている樹脂テープであり、先端部11とともにシャトル
部13を形成している。前記コルクの台の上に14〜1
6枚の例えば鵞鳥の羽根16が円形に植設されている。
羽根16は軸部14と羽根部15とから形成されてい
る。また軸部14には2周のくくり糸17が結び付けら
れ、その周囲に接着剤樹脂が付与されている。羽根16
とくくり糸17でスカート部18が形成されている。
【0003】この天然の羽根はラケットによる打撃によ
って壊れやすく、壊れると飛行性が変わるので、バトミ
ントン競技では長時間使用できないという問題があっ
た。従来、この問題を解決するため、スカート部の羽根
の裾をカットして軸部を長くし、長くなった軸部の部分
にくくり糸を結び付ける提案がある(実開昭59−26
676号公報)。また、ブチラール樹脂やナイロン樹脂
などの熱可塑性ポリマーをくくり糸とその周囲に付与す
る提案もある(特開昭63−21078号公報、特開平
7−299174号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開昭59−26676号公報で提案されているシャトル
コックは、羽根の長さを短くしているので、打撃後の飛
行性が良すぎてバトミントン公式競技に使用できないと
いう問題がある。また、特開昭63−21078号公報
及び特開平7−299174号公報で提案されているシ
ャトルコックも、強度が十分でなく、とくに軸部の破損
が大きく、さらに耐久性を高くすることが要請されてい
た。
【0005】本発明は、前記従来の問題を解決するた
め、特定のくくり糸と接着剤を用い、かつくくり糸の連
結回数を多くすることにより、スカート部を強化し、耐
久性を向上させたシャトルコックを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のシャトルコックは、先端の台上に複数本の
羽根が円形に植設されてスカート部が形成されたシャト
ルコックにおいて、前記スカート部の羽根の軸部の台上
からの距離が26mmまでの間に少なくとも3周ポリビ
ニルアルコール系繊維の紡績糸からなるくくり糸を結び
付け、前記くくり糸の表面にニトロセルロース系樹脂を
含む接着剤を付与して固定し、かつシャトルコック全体
の重量を4.73〜5.50gの範囲にしたことを特徴
とする。前記構成としたことにより、スカート部を強化
し、耐久性を向上することができる。すなわち、くくり
糸で3周以上羽根の軸部を結び付けているので、強度が
高く、壊れにくいものとすることができる。とくに軸部
の破損を防ぐことが可能になる。これは、羽根の比較的
低い位置に3周以上のくくり糸が連結され、しかも接着
剤によって固められているので、コック部分に激しい打
撃による衝撃を受けても、羽根の軸部は歪まず、その結
果損傷もなく、また羽根の先端部分への破損も波及しに
くくなる。
【0007】また、ポリビニルアルコール系繊維の紡績
糸を用いているので、軽量で強力を高くすることができ
る。また、紡績糸は短繊維を用いているので、適当な嵩
高性と引っ掛け性があり、羽根の軸部を縛りやすく、固
定一体化しやすい。また、ニトロセルロース系樹脂を含
む接着剤を用いているので、接着一体化に優れる。すな
わち、ニトロセルロース系樹脂を含む接着剤は、ポリビ
ニルアルコール系繊維の紡績糸と親和性がよく、接着性
が良好となる上、ニトロセルロース系樹脂を含む接着剤
は、天然の羽根とも親和性がよく、接着性が良好であ
る。この結果、ニトロセルロース系樹脂を含む接着剤を
用いると、さらに強度が高く耐久性のあるシャトルコッ
クを得ることができる。
【0008】また、スカート部の羽根の軸部の台上から
の距離が26mmまでの部分にくくり糸を結び付けるよ
うにしたのは、従来の公式シャトルコックの長さに合わ
せ、飛行性を従来のものと変わらないものとするためで
ある。
【0009】前記構成においては、接着剤がスカート部
の羽根の軸部にも付与されていることが好ましい。この
ようにするとさらに耐久性を上げることができる。また
前記構成においては、くくり糸が台上からの距離11〜
26mmまでの間に実質的に等間隔に結び付けられてい
ることが好ましい。このようにすると、飛行性などを変
えることなく耐久性を上げることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明の一実施
の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態である。
図1において、1はシャトルコック10の先端部で、内
部は直径25〜28mmの半円球のコルク台で形成さ
れ、表面は皮革で覆われている。2は皮革の端部円周部
を巻き付けている樹脂テープであり、先端部1とともに
シャトル部3を形成している。前記コルクの台の上に1
4〜16枚の例えば鵞鳥の羽根6が円形に植設されてい
る。羽根6は軸部4と羽根部5とから形成されている。
また軸部4には3周以上のくくり糸7が結び付けられ、
その周囲に接着剤樹脂が付与されている。くくり糸は、
コルクの台上からの距離(L1)が11mm以上、同
(L2)が26mm以下の距離の範囲にに実質的に等間
隔に結び付けられていることが好ましい。羽根6とくく
り糸7でスカート部8が形成されている。羽根部5の上
から見た最大直径は58〜68mmの範囲であり、横方
向から見たスカート部8の長さは64mm〜70mmの
範囲である。前記において、スカート部8の羽根の軸部
4の台上からの距離が26mmまでの間に少なくとも3
周ポリビニルアルコール系繊維の紡績糸からなるくくり
糸を結び付け、前記くくり糸の表面にニトロセルロース
系樹脂を含む接着剤を付与して固定し、かつシャトルコ
ック全体の重量を4.73〜5.50gの範囲にしたの
である。この重量は公認球に合わせたものである。
【0011】前記においては、くくり糸は例えばポリビ
ニルアルコール短繊維からなる紡績糸を用いる。平均繊
維長は例えば38mm(短紡)、76mm(長紡)であ
る。紡績糸はS撚20メートル番手の単糸の3子撚糸
(20s/1 ×3)、同番手の単糸の4子撚糸(20
s/1 ×4)などである。
【0012】強化用の樹脂としては、窒素含有量11.
7〜12.2重量%、数平均重合度が40〜450のニ
トロセルロースを主成分とし、これに次の副成分を配合
したものを使用するのが好ましい。すなわち、加工樹脂
としてロジンエステル、マレイン酸変性ロジンエステル
など、合成樹脂としてアルキッド樹脂、アミノ樹脂、ア
クリル樹脂、ビニル樹脂など、可塑剤としてフタル酸ジ
ブチル、フタル酸ジオクチルなど、主溶剤として酢酸エ
ステル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、グリコールケトンなど、助溶剤としてエチルアルコ
ール、ブチルアルコールなど、希釈剤としてトルエン、
キシレンなどを使用する。
【0013】
【実施例】以下実施例を用いて本発明をさらに具体的に
説明する。 (実施例1,比較例1)半円玉部が合成皮革で接着、被
覆されている天然コルクの台上に、16本の鵞鳥の羽根
が円形を植設した。このものの重量は4.707gであ
った。次いで、ポリビニルアルコール短繊維を用いた紡
績糸の4子撚糸(20s/1 ×4)で、図1に示す通
り、コルクの台上からの距離が各々11mm、17.5
mm及び24mmの位置の3か所の羽根軸部をくくり糸
で連結して固定した。このものの重量は4,877gで
あった。羽根軸部並びにくくり糸周辺部をスプレー及び
刷毛でニトロセルロース接着剤をコーティングし、乾燥
してスカート部を形成した。ニトロセルロース接着剤
は、窒素含有量11.7〜12.2重量%、数平均重合
度が200のニトロセルロースを30重量%と、これに
加工樹脂としてロジンエステルを3重量%、合成樹脂と
してアルキッド樹脂を5重量%、可塑剤としてフタル酸
ジブチルを7重量%、主溶剤として酢酸エステルを25
重量%、助溶剤としてエチルアルコールを5重量%、希
釈剤としてトルエン25重量%を混合した均一組成物を
使用した。最後に合成皮革の端部周囲を緑色の樹脂テー
プで巻き付けて製品を得た。樹脂組成物の付与量(乾燥
重量)は0.258g、樹脂テープの重量は0.032
gであった。得られたシャトルコック製品の総重量は
5.167gであった。
【0014】また比較例として、従来の市販品を用い
た。この市販品は、台上からの距離が各々11mm及び
22mmの位置の2か所の羽根軸部をくくり糸で連結し
て固定し、接着剤で固定されているものである。このく
くり糸はナイロン紡績糸で構成され、接着剤もナイロン
樹脂であった。
【0015】得られた本発明品と市販品を用いて耐久性
試験を行った。耐久性試験は、上級のバトミントンプレ
ーヤー2名に実際に試合形式で打ち合って貰い、どの程
度のセット数で破損するかを、市販品とともに比較試験
を行った。その結果、従来品は2〜3セットで軸部や羽
根部が破損して使用できなくなった。これに対して本発
明品は、すべて10セット以上のセット数でも使用に耐
える状態であった。しかも、軸部の破損で使用不能にも
のは皆無であった。
【0016】また、本発明品はくくり糸の部分を手に持
って横方向(直径方向)から力を加えてもほとんど変形
しなかったが、市販品は同様に同じ力を加えると歪ん
だ。このことからも本発明品は力学的強度が高いことが
確認できた。
【0017】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ス
カート部の羽根の軸部の台上からの距離が26mmまで
の間に少なくとも3周ポリビニルアルコール系繊維の紡
績糸からなるくくり糸を結び付け、前記くくり糸の表面
にニトロセルロース系樹脂を含む接着剤を付与して固定
し、かつシャトルコック全体の重量を4.73〜5.5
0gの範囲にしたことにより、スカート部を強化し、打
撃による衝撃に強く、耐久性を向上することができる。
すなわち、くくり糸で3周以上羽根の軸部を結び付けて
いるので、強度が高く、壊れにくいものとすることがで
きる。とくに軸部の破損を防ぐことが可能になる。ま
た、ポリビニルアルコール系繊維の紡績糸を用いている
ので、軽量で強力を高くすることができる。また、紡績
糸は短繊維を用いているので、適当な嵩高性と引っ掛け
性があり、羽根の軸部を縛りやすく、固定一体化しやす
い。また、ニトロセルロース系樹脂を含む接着剤を用い
ているので、接着一体化に優れる。
【0018】また、接着剤がスカート部の羽根の軸部に
も付与されているという好ましい構成によれば、さらに
耐久性を上げることができる。また、くくり糸が台上か
らの距離11〜26mmまでの間に実質的に等間隔に結
び付けられているという好ましい構成によれば、飛行性
などを変えることなく耐久性を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のシャトルコックの正面
図。
【図2】 従来のシャトルコックの正面図。
【符号の説明】
1,11 先端部 2,12 樹脂テープ 3,13 シャトル部 4,14 羽根の羽根部 5,15 羽根の軸部 6,16 羽根 7,17 くくり糸 8,18 スカート部 10,20 シャトルコック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端の台上に複数本の羽根が円形に植設
    されてスカート部が形成されたシャトルコックにおい
    て、前記スカート部の羽根の軸部の台上からの距離が2
    6mmまでの間に少なくとも3周ポリビニルアルコール
    系繊維の紡績糸からなるくくり糸を結び付け、前記くく
    り糸の表面にニトロセルロース系樹脂を含む接着剤を付
    与して固定し、かつシャトルコック全体の重量を4.7
    3〜5.50gの範囲にしたことを特徴とするシャトル
    コック。
  2. 【請求項2】 接着剤がスカート部の羽根の軸部にも付
    与されている請求項1に記載のシャトルコック。
  3. 【請求項3】 くくり糸が台上からの距離11〜26m
    mまでの間に実質的に等間隔に結び付けられている請求
    項1に記載のシャトルコック。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2410198A (en) * 2004-01-20 2005-07-27 Arthur Hong Shuttlecock
KR200445961Y1 (ko) * 2009-03-09 2009-09-10 김상웅 좁은 실내 공간용 셔틀콕
WO2011010829A3 (ko) * 2009-07-18 2011-04-21 Kim Sang-Woong 좁은 실내 공간용 라켓 경기의 셔틀콕
JPWO2013077183A1 (ja) * 2011-11-22 2015-04-27 株式会社ゴーセン バドミントン用シャトルコックおよびその製造方法
JP2021030090A (ja) * 2019-08-28 2021-03-01 ビクター ラケッツ インダストリアル コーポレイション 人工シャトルコック

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JP2021030090A (ja) * 2019-08-28 2021-03-01 ビクター ラケッツ インダストリアル コーポレイション 人工シャトルコック

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