JPH09169392A - 画像式打栓状態検査装置 - Google Patents

画像式打栓状態検査装置

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JPH09169392A
JPH09169392A JP7331717A JP33171795A JPH09169392A JP H09169392 A JPH09169392 A JP H09169392A JP 7331717 A JP7331717 A JP 7331717A JP 33171795 A JP33171795 A JP 33171795A JP H09169392 A JPH09169392 A JP H09169392A
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lid
laser light
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color
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JP7331717A
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Toyoichi Uchida
豊一 内田
Masaru Nishimura
勝 西村
Tetsuji Noda
哲司 野田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67BAPPLYING CLOSURE MEMBERS TO BOTTLES JARS, OR SIMILAR CONTAINERS; OPENING CLOSED CONTAINERS
    • B67B3/00Closing bottles, jars or similar containers by applying caps
    • B67B3/26Applications of control, warning, or safety devices in capping machinery
    • B67B3/262Devices for controlling the caps

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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Sealing Of Jars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料物充填容器に施したピルファープルーフ
型の蓋のブリッジやスコアの切断や胴部の亀裂を、画像
処理により正確に検出する。 【解決手段】 レーザ光照射源110は、飲料物充填容
器30の肩部12から、ピルファープルーフ型の蓋20
の裏面に向けて斜め上方にレーザ光を照射する。レーザ
光は蓋20内で拡散照明をするため、蓋20の隙間(ス
リットや切断部)からは拡散光50が出力され、撮像装
置機構120がこれを撮像する。撮像画像を画像処理装
置130で処理して画像の幾何学的特徴量を求め、制御
装置140では特徴量と基準値とを比較して、蓋20の
切断等の発生を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像式打栓状態検査
装置に関するものである。この画像式打栓状態検査装置
は、画像式胴部打栓状態検査装置,画像式打栓状態検査
装置及び画像式打栓状態ラベル検査装置を総称したもの
である。
【0002】更に詳述すると、本発明は、飲料物充填機
械で光透過性の容器に飲料物を充填した後、打栓機械で
容器の口元に蓋を施して容器内を気密保持可能にした飲
料物の製造工程に於いて、打栓工程に続いて行う蓋の欠
損の有無又は蓋の打栓の深さ又は傾き等の打栓状態検
査、更には蓋の種別を判別する蓋のラベル検査等の打栓
検査、及び容器の胴部に貼付したラベルの種類判別や、
ラベルの貼付位置ズレの検査等ラベル検査を同時に検査
する検査装置に好適な画像式打栓状態検査装置に関す
る。
【0003】特に、打栓処理された容器の肩部から蓋の
胴部裏面乃至天部にかけてレーザ光を照射して、蓋の内
部を拡散照明可能にすると共に、蓋の胴部を撮像して得
た画像を画像処理して、欠陥状態に関係して決まる画像
の幾何学的特徴量の変化で欠陥の有無を判別して打栓状
態の良否を判別可能にした画像式胴部打栓状態検査装置
に関する。
【0004】また、蓋の天部に表示された図形または文
字、更には容器の胴部に貼付されたラベルに表示された
図形または文字を画像処理して目的物との同一性を識別
する画像式ラベル識別と上記打栓状態検査を組み合わせ
た検査を、同時に実施可能にした画像式打栓状態ラベル
識別検査装置に関する。
【0005】
【従来の技術】酒,炭酸飲料,果汁飲料,醤油等の調味
液体等の液体状の飲料物は、充填機械でガラス瓶,プラ
スチック瓶等の光学的に透明な容器に充填される。その
後、飲料物が充填された容器には、打栓機械でアルミニ
ウム製の蓋又はプラスチック製の蓋を施して内容物の気
密を保持する。
【0006】アルミニウム製の蓋の場合はねじ切り前の
カップ状の蓋を口元がねじ切りされた瓶口元に供給して
から、外方から巻締めしてねじ結合により気密が保持さ
れるのが一般的である。またプラスチック製蓋の場合は
予めねじきりされた蓋を口元がねじ切りされた瓶の口元
に供給してから、ねじ締めされ、ねじ結合により気密が
保持されるのが一般的である。
【0007】図10等に示すように、これらの蓋20
は、一般にピルファープルーフキャップと称され、天部
21、胴部(スカート部)22、PPリング23を主要
構成部とし胴部22とPPリング23はスリット24を
境にして隣接しブリッジ25で連結されている。
【0008】蓋20において、胴部22を逆方向に回せ
ば、ブリッジ25が切れてPPリング23と胴部22の
結合が外れ、PPリング23は容器10の首部に残り、
蓋本体部(胴部22と天部21)のみがねじ面に沿って
巻きもどされ、開栓することができる。充填物を所要量
取り出した後、再び蓋本体部をねじ込みすれば、気密保
持可能になる。
【0009】蓋20が閉栓状態でも、一度開栓された充
填物はブリッジ25が切れているから、新品では無いこ
とが一目して分かる仕組みである。またPPリング23
の胴部の内周面には、軸方向にスコア(切り込み)23
1を設けて、開栓と同時にスコア231が切断されPP
リングの円周方向が拡大され、PPリング23を一体に
した状態で外れるものもある。
【0010】蓋20は、再使用可能であるが、PPリン
グのスコア231が切断されているから新品では無いこ
とが分かる。
【0011】アルミニウム製のピルファープルーフキャ
ップの一例は、特公昭58−39708号公報により例
示できる。これを図10に示す。これはねじ切りを後で
する打栓機用の蓋であり、PPリングのスコア231が
切断される例を示すが、予めねじ成形した蓋をねじ込む
ものも多用される。
【0012】プラスチック製のピルファープルーフキャ
ップの一例は、実公平4−30113号公報により例示
できる。これを図11に示す。これはねじ付き蓋20を
ねじ込み式打栓機で打栓され、蓋20を開栓すると同時
にブリッジ25が切れてPPリング23は容器10側に
残る形式のものである。それぞれ、呼び方は異なるもの
の、基本的構成と作用は上述のとおりである。
【0013】このような打栓機により打栓処理された充
填物の気密保持性能は、蓋20の天部21と瓶10の注
入口縁面との気密性及びねじ面の気密性に支配されるの
で、ねじ込み状態の良否を検査することは、品質管理の
上で大切である。また、打栓工程では蓋20のブリッジ
25が切れたり、PPリング23のスコア231が切れ
たりする不具合は皆無では無く、これら欠損の有無を検
査することは品質管理の上で大切である。
【0014】A)そのため、打栓処理された蓋20の打
栓状態を機械的に検査する方法が行われる。 B)また蓋20の外方の天部21には、図12(a)に
示すように、内容物に対応する文字または図柄21Aが
描かれている。また図12(b)に示すように、容器1
0の周面には、文字・図柄32Aが描かれたラベル32
が貼付される。
【0015】充填物の内容が変わると蓋20の種類、少
なくとも表示内容が変わるのが一般的であり、打栓機の
部品供給工程の一部に前工程の部品が残留することがあ
ると、蓋20と内容物は異なる不具合が生じる。これ
は、生産者の信用に関わり、完全に防止されなければな
らない。この目的で、蓋20のラベル検査が機械で行わ
れる。
【0016】打栓状態の検査及びラベル検査には画像処
理装置が用いられる場合が多い。画像処理装置とは、
撮影対象物の明るさを電気的出力に変換する素子を多数
直列または並列に配置し、撮影対象物の明るさの分布を
電気的出力の分布として捕らえる撮像装置と、記憶装
置を備え、撮像装置の出力の分布を、番地付けされた出
力の分布として番地付けされ記憶装置に出力するデータ
読み出し装置と、記憶装置に記憶したデータを量子化
したデータに変換したり、変換されたデータに予め指定
した手順に基づき数学的な演算を施して結果を出すと共
に、条件記憶装置に予め記憶されたデータと演算結果を
比較判別して所定の結果を出力する演算装置と、これ
らを制御する制御装置を主要部とする演算処理装置から
構成される。
【0017】撮像装置の素子の前には勿論レンズが設け
られ、一定の倍率で縮小した像が結ばれる。
【0018】撮影対象物は照明装置により照明され、撮
像装置は撮影対象物の表面の反射光の強さの2次元的分
布又は、撮影対象物で遮断された部分の陰影像と背景の
明るさの差の分布として量的に捉えられる。
【0019】演算処理装置では最終的に画像の幾何学的
寸法、形状の特徴量が数値的演算の次元に還元される。 対象物の2次元座標を(X,Y)、 (1) 画像データ上の座標を(u,v)、 (2) と置くと、 点(X,Y)は点(u,v)へ1:1に写像される。 (3) fは点(X,Y)の明るさに関する量、 (4) gは点(u,v)の明るさに対応する濃度に関する量、 (5) と置くと、 f(X,Y)はg(u,v)に1:1に写像される。 (6) これが画像処理の基本である。
【0020】3次元的分布として捉えるには、光切断法
等特殊な照明が用いられるが、今の場合は2次元を対象
に考えても十分である。
【0021】特に照明は重要であり、特徴的な照明方法
は例えば次の文献に示されている。 江尻正員著(株)昭晃堂(S63.5.31)工業用画像処理装
置(P20) これを図13に示す。これらに基づき工夫された照明が
行われる。
【0022】画像処理装置を用いた打栓状態の検査に関
し、2次元の対象物に対する一般的な画像処理に端を発
する代表的な先行特許を始め、代表的なものとして次の
ものがある。
【0023】2次元の対象物の画像処理に関する代表的
な先行特許。2次元の対象物を画像処理する技術には例
えば次がある。 特開昭50−55380号公報 特公昭57−13030号公報
【0024】寸法計測により蓋の傾きの良否を判別する
技術としては、特開平6−100085号公報に開示さ
れた技術がある。これはネックリングを有する容器(瓶
体)10の蓋20の傾きを、ネックリングの所定部を基
準位置に指定して、基準位置に対する蓋20の下端の寸
法を周囲複数部で測定して、判別基準と比較して良否を
判別する技術である。つまり図14に示すように、ネッ
クリング部01を有する容器10を、4つのビデオカメ
ラ02で撮影して、制御手段03で良否判定をするので
ある。これは、照明方法を明示していないので一般的な
反射型の照明と考える。
【0025】蓋のトルクを管理をするため、巻き閉め位
置を計測する技術としては、特開平3−46532号公
報に開示された技術がある。これは落斜照明装置でキャ
ップの天面を照明し、キャップの特定部が閉め角度の違
いで移動する量を、画像処理装置上の特定画素が所定の
画素内にあることに置き換えて判別する技術である。つ
まり図15に示すように、照明装置04でキャップ05
を照明し、カメラ06で撮影した信号を、画像処理装置
07で判定するのである。落斜照明は、撮像対象と撮像
装置の特定の関係が最適になるよう決められることか
ら、それ自体の照明としては、外光の影響を防ぐ有力な
方法である。
【0026】キャップの印刷位置ズレ等を検査する技術
としては特開平5−180621号公報に開示された技
術がある。これを図16に示す。これは蓋の天部をリン
グ照明装置08で照明して、びん09天口の縁部の反射
光と蓋010の反射光を画像として捕らえ、蓋の天口に
対する位置ずれを検出する。更に、びん09を跨いで照
明装置08と撮像装置011を配置して、蓋010の天
部を一方の側面から照明し、他方に配置した撮像装置0
11で撮像して、これを画像処理装置012で画像処理
して蓋の浮き上がりの有無を判別する。照明装置08と
撮像装置011の配置から、撮像装置011は撮影対象
物で照明光が遮断されて生じる、蓋部の陰影像を画像処
理するものと思われる。
【0027】カラー情報によりパターンを識別する技術
は、次のとおりである。カラー情報は、先の対応関係
(X,Y)と(u,v)の関係において、(u,v)は
フィルタを介して分光された光の3原色、赤(R),緑
(G),青(B)の出力信号がR,G,Bの時、構成比
はr,g,bで表される。 r=R/(R+G+B) (7) g=G/(R+G+B) (8) b=B/(R+G+B)=1−(r+g) (9) 点(u,v)はr(u,v),g(u,v),b(u,v) (10) の色情報を有する。
【0028】色はr,gを2軸とする平面上の点で表わ
されるからr,g、平面をいくつかの領域に分割して置
き、測定値r,gがどの領域に属するかを演算すること
により色を識別できる。
【0029】点(u,v)は上の原理で色を持つから、
色を持つ像として認識可能になる。蓋の検査を直接扱っ
たものでは無いが、カラー映像によるパターン認識の技
術は例えば特開昭62−115600号公報に開示され
ている。これを図17に示す。図17において、020
はTVカメラ、021は色処理回路、022は演算制御
回路、023はメモリ、024は画像メモリ、025は
出力装置、026は車速センサ、027はステアリング
センサである。
【0030】蓋の模様は一般にカラーの図柄が描かれて
いるから、この種の技術を用いれば、蓋に描かれた図柄
の色に着目して種類を識別して、不良品の信号を出力す
ることができる。
【0031】充填物の内容に対応して、容器10の胴部
には内容物を表示するラベルが貼付される。ラベルの表
示と内容物の一致を保証したり、ラベルの表示位置の間
違いや狂いを検出して不良品を早期に検出する重要な検
査であり、蓋20の種別検査、位置ずれ検査について述
べたと同様の技術が適用できる。
【0032】以上述べた画像処理技術に基づき、蓋の打
栓状態の検査は、主に蓋部外形検査が用いられ、蓋部の
陰影像を画像処理して、基準位置からの距離を演算し、
基準値と比較する方法により、傾きや、欠損の有無を検
査していた。
【0033】蓋の種別検査は、予め登録されている色情
報を基に文字や柄を抽出したり、全体的な色で判断して
いた。
【0034】容器に貼付するラベルの種別検査も、予め
登録されている色情報を基に文字や柄を抽出したり、全
体的な色で判断したり、容器を1回転させた時の容器上
の濃淡情報を基に判断していた。
【0035】容器に貼付するラベルの貼付位置ずれ(転
倒貼付も含む)検査は2値化画像処理で主に行われてい
た。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】打栓工程ではスコアや
ブリッジが破断する機会は必ずしも少なくない。プラス
チック製蓋のように元々スコアやブリッジが無く、胴部
に光透過可能な隙間を持たない蓋部材についても、微細
な割れ等の欠損を生ずる場合がある。
【0037】また、蓋が傾いたりする場合もあり、締め
つけ不足で蓋の天部が高くなっている場合等もある。蓋
のこれ等欠損の検査を従来技術で実施している様な外形
検査で実施するのは、照明、画像の分解能等が絡み困難
である。
【0038】またそれぞれの検査を同時に行おうとする
と、検査に用いる照明が互いに干渉するのに原因して誤
判定を引き起こす可能性があった。
【0039】また従来技術で実施している様な蓋のラベ
ル検査を同時に行おうとした場合にも、照明の干渉が原
因して誤判定を引き起こす可能性があった。
【0040】更に、これらの同時検査を実施する際には
撮像装置の設置台数を減少できる技術を見出すことは設
置場所の減少等の効果が期待できる。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、容器に飲料物を充填して注入口をピルファープル
ーフ型の蓋で打栓して気密保持した飲料物充填容器の打
栓状態を画像処理方式で検査する打栓状態検査装置であ
って、飲料物充填容器の略中心軸を通る鉛直断面内にお
いて、蓋の下端部の容器の肩部から蓋の天部の裏面にか
けてレーザ光を照射して蓋の胴部を内方から照明可能な
位置に設けたレーザ光照射源と、レーザ光照射源の略対
向側から蓋の胴部に向けて配置した撮像装置機構と、撮
像装置機構の出力に基づき画像の幾何学的量を演算する
画像処理装置と、画像処理装置の演算結果入力手段、基
準値設定手段、比較演算手段を備え、画像処理結果を基
準値と比較することにより、蓋の胴部の隙間の輪郭形状
に応じて決まる画像の幾何学的特徴量を数値演算して、
ブリッジ及び/またはスコアの切断、胴部の亀裂発生の
有無を判別して判別信号を出力する制御装置とを具備し
たことを特徴とする。
【0042】また本発明は、前記レーザ光照射源と前記
撮像装置機構を、前記飲料物充填容器の軸回りに複数配
置すると共に、前記画像処理装置としては複数の画像処
理を並行して実行できる装置とし、前記制御装置は、そ
れぞれの視野内の画像に基づく演算結果を対応する基準
値と比較演算可能にして全方位画像を判別可能にしたこ
とを特徴とする。
【0043】また本発明は、赤外域の波長のレーザ光を
出力するレーザ光照射源を用いた請求項1または請求項
2の画像式胴部打栓状態検査装置と、蓋の胴部の一方に
設けた白色光源と、飲料物充填容器を挟み白色光源と対
向する位置に設けた撮像装置を備え、蓋の外形状態を胴
部の陰影像として画像処理して検査する外形状態検査装
置と、で構成したことを特徴とする。
【0044】また本発明は、前記外形状態検査装置の白
色光源にレーザ光遮断フィルタを設けると共に、前記画
像式胴部打栓状態検査装置の撮像装置には、レーザ光の
波長に合わせたバンドパスフィルタまたは可視光遮断フ
ィルタを設けたことを特徴とする。
【0045】また本発明は、赤外域の波長のレーザ光を
出力するレーザ光照射源を用いた請求項1または請求項
2の画像式胴部打栓状態検査装置と、蓋の天部に向けて
設けられ赤外線遮断フィルタを備えた落斜照明型のリン
グ照明装置と、リング照明装置の中心部で蓋の天部に向
けて設けられると共に赤外線遮断フィルタを具備したカ
ラー撮像装置と、カラー画像処理装置とを備えて印刷状
態を検査可能にしたラベル検査装置と、で構成したこと
を特徴とする。
【0046】また本発明は、容器に飲料物を充填して注
入口をピルファープルーフ型の蓋で打栓して気密保持し
た飲料物充填容器の打栓状態を画像処理方式で検査する
打栓状態検査装置であって、飲料物充填容器の略中心軸
を通る鉛直断面内において、蓋の下端部の容器の肩部か
ら蓋の天部の裏面にかけて赤色のレーザ光を照射して蓋
の胴部を内方から照明可能な位置に設けたレーザ光照射
源と、レーザ光照射源の略対向側から蓋の胴部に向けて
配置したレーザ光用カラー撮像装置と、蓋の胴部に向け
て赤色以外の色の光を照射する光源と、蓋を間にして前
記光源に対向配置された光源用カラー撮像装置と、レー
ザ光用カラー撮像装置の赤色画像の出力に基づき画像の
幾何学的量を演算すると共に、光源用カラー撮像装置の
赤色以外の色画像に基づき画像の幾何学的量を演算する
カラー画像処理装置と、赤色画像の画像処理結果を基準
値と比較することにより、蓋の胴部の隙間の輪郭形状に
応じて決まる画像の幾何学的特徴量を数値演算して、ブ
リッジ及び/またはスコアの切断、胴部の亀裂発生の有
無を判別して判別信号を出力すると共に、赤色以外の色
画像を画像処理することにより蓋の外形状態を胴部の陰
影像として画像処理して検査する制御装置と、で構成し
たことを特徴とする。
【0047】請求項1の発明の作用は次のとおりであ
る。即ち、レーザ光を所定方向から照射すると、蓋内側
の凹凸によりレーザ光は拡散され、拡散照明の光源にな
り、ピルファープルーフ型蓋の胴部を内方から直接照明
する。スリットや欠陥部があるとこの隙間から拡散光が
漏れ出て、隙間の輪郭形状に沿った明るい像を形成す
る。像の幾何学的特徴量は画像処理装置で演算可能であ
るから、正常な場合の量と比較して良否が判別可能にな
る。
【0048】請求項2の発明の作用は次のとおりであ
る。即ち、撮像装置を観測対象物の軸回りに複数配置す
れば全方位的観測が可能である。それぞれの画像につい
て比較演算を施せば正確な判別が出来る。レーザ光源は
内部で反射しているので、複数の入射光源があれ光源の
強度が上り、鮮明な像が得られる。これにより、判別精
度が向上する。
【0049】請求項3の発明の作用は次のとおりであ
る。即ち、赤外光領域の光を用いる事により、外乱光
(太陽光や蛍光灯等の通常照明)の影響を受けにくくな
る。また他の検査に用いる照明の光源の波長帯と干渉を
容易に回避可能になり、同時検査が可能となる。
【0050】請求項4の発明の作用は次のとおりであ
る。即ち、蓋の外形検査においては、反対側から照明し
て蓋の陰影像を捉えたり、正面から照明し背景とのコン
トラストをとる事により、外形と背景とに濃淡の差をつ
け、画像処理装置にて2値化し易くしている。この場合
蓋の外形検査の為の照明光が蓋の打栓状態を検査する時
に影響を与える。蓋の外形検査に用いる照明から赤外領
域の光を光学フィルタによって除去すれば、画像の精度
はより向上する。蓋の打栓状態検査に赤外線光領域の光
を用いる作用は上と同じ。
【0051】請求項5の発明の作用は次のとおりであ
る。即ち、蓋の検査においては、蓋の選別誤りがないこ
とを検査する必要がある。蓋の種類は飲料物の種類に応
じて変わるが、蓋が部品供給装置内に前の蓋が残る場合
がある。蓋はその表示が種類毎に色や柄が異なるので、
印刷模様を検査(ラベル検査)する場合には、白色光
(例えばストロボランプや高周波蛍光灯、ハロゲンラン
プ、メタルハライドランプ等)を照明に使う。
【0052】このラベル検査の照明は蓋の外側からなさ
れているので、蓋の打栓状態を検査する為の蓋の陥部か
ら溢れ出る拡散照明光に悪影響をもたらす場合がある。
この為蓋のラベル検査に使用する白色光を照射する時に
は、打栓状態検査に用いる赤外線光領域の光を光学フィ
ルタによって除去し照明する。
【0053】一方、蓋の打栓状態検査には赤外線光領域
の光を用いる事により、外乱光(太陽光や蛍光灯等の通
常照明)の影響を受けにくくなりまた、上記ラベル検査
他の照明光との干渉が防止され、他の検査と同時検査が
可能となる。
【0054】また容器の胴部に添付したラベル検査にお
いては、ラベルの一方から照明し他方に撮像装置を配置
してラベルを透過してくる光を検出してラベルの破断
や、位置ズレの検査を行う。
【0055】また容器を1回転させて周方向の画像を検
査する事も行われる。蓋の打栓状態検査の照明に赤外線
光領域光を用いると共に、ラベル検査の照明光から赤外
線領域光を光学フィルタによって除去し照明すれば、ラ
ベル検査の照明光と打栓状態検査の照明光の干渉の害が
なくなりそれぞれ鮮明な画像を得、誤判別を防止する。
赤外光が太陽光や蛍光灯等の通常照明の影響を受けにく
いことは上述と同様である。
【0056】請求項6の発明の作用は次のとおりであ
る。即ち、カラー撮像装置では、対象物の色分布のデー
タを赤(R),緑(G),青(B)の3原色に分離して
取り込み、最終的には画像データとして数値化する。蓋
の打栓状態検査の光源に赤色のレーザを用いて照明し、
蓋の外形形状検査用の光源に赤を除く光源、例えば緑
(G)色の照明、例えば、ストロボフラッシュランプや
ハロゲンランプ等白色光源に緑色のフィルタを設けた光
源、または緑色LEDを用いた光源を用いる。
【0057】このようにすれば、カラー撮像装置のR信
号に入ってくるのは蓋の打栓状態検査の為の画像であ
り、蓋の外形計測用の画像はG信号から得られる。これ
により、撮像装置の設置数が減少する。
【0058】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0059】まずはじめに第1の実施の形態を、側面図
である図1、平面図である図2、画像例を示す図3、座
標系を示す図4を参照して説明する。
【0060】飲料物充填機械による充填工程をへて、容
器10に飲料物31が充填され、打栓機械でピルファー
プルーフ型の蓋20で打栓された飲料物充填容器30
は、搬送装置40で画像式胴部打栓状態検査装置100
に運ばれる。なお搬送装置40は、搬送パレット41
と、ガイド42と、機枠43とで構成されている。
【0061】第1の実施の形態に係る画像式胴部打栓状
態検査装置100は、レーザ光照射源110、撮像装置
機構120、画像処理装置130、制御装置140、物
品検出装置150、遮蔽箱60を主要な構成部とする。
【0062】レーザ光照射源110としては、1台のレ
ーザ光源111を備えてもよく、また複数台、たとえば
3台のレーザ光源111,112,113を備えるよう
にしてもよい。
【0063】撮像装置機構120としては、1台の撮像
装置121を備えてもよく、また3台の撮像装置12
1,122,123を備えてもよい。
【0064】撮像装置121,122,123は、レー
ザ光源111,112,113にほぼ対向しつつ、蓋2
0の胴部22に向かって配置されている。
【0065】遮蔽箱60は、搬送装置40を上方からト
ンネル状に覆い、画像式胴部打栓状態検査装置100の
光学系に外光が入射するのを防止する。画像式胴部打栓
状態検査装置100の搬送方向の途中には、光電スイッ
チで構成した物品検出装置150が設けられ、この物品
検出装置150は、飲料物充填容器30が到着したこと
を検出したら、検出信号を制御装置140に出力する。
【0066】レーザ光照射源110は、位置検出された
搬送装置40上の飲料物充填容器30に対して、その光
軸が蓋20のPPリング23の下端よりやや下方に位置
する容器10の肩部12から入射して蓋20の胴部22
の裏面に達する方向に配置する。なお、レーザ光照射源
110は、レーザ光源111またはレーザ光源111,
112,113を総称したものである。
【0067】撮像装置機構120は、その光軸が、蓋2
0の胴部22の円筒面と垂直をなす様に配置されてい
る。撮像装置機構120は、撮像装置121または撮像
装置121,122,123を総称したものである。
【0068】この様にすると、レーザ光は蓋20の胴部
22の内側に入射し、ここの凹凸により拡散され蓋20
を胴部22の内側から拡散照明する。
【0069】蓋20に隙間があると、この隙間の輪郭形
状で縁取りされた拡散光50が漏れ出し、隙間の輪郭形
状部と他の部位との間に明るさの差に基づく明暗像を形
成する。
【0070】撮像装置機構120は、2次元配置で番地
付けされた光半導体素子を多数配列したCCDカメラ等
によりこの明暗の分布を電気信号の分布として捕らえ
る。
【0071】画像処理装置130は、撮像装置機構12
0の電気信号の分布を水平及び垂直方向に走査して、番
地付けされた画像データの2次元分布として記憶する。
この画像データは電気信号の大きさに応じた濃淡データ
であるが、例えば2値化処理して観測対象の明暗像が得
られる。
【0072】なお、撮像装置機構120として1台の撮
像装置121を用いるときには、画像処理装置130は
1台でよく、撮像装置機構120として3台の撮像装置
121,122,123を用いるときには、画像処理装
置130は、複数台(3台)の画像処理装置で構成した
り複数画像処理(マルチ処理)機能を有するものとす
る。
【0073】図3に蓋20の画像例を示す。図3(a)
は蓋20が正常な場合の画像例である。この場合には、
スリット24の輪郭形状は観測方向に依存するから必ず
しも一定ではないが、鮮明な輪郭形状がえられる。これ
は、レーザ光の性質により、回折が少なくぼやけないた
めと考える。図3(b)はブリッジ25が破断して、ス
リット24の幅が異常に大きくなった画像例を示す。図
3(c)はスコア231が破断して、PPリング23の
下縁が明るく成っている画像例を示す。図3(d)はプ
ラスチック製蓋の様に、本来スリット24のない蓋の胴
部が破損して明るい像ができた画像例を示す。
【0074】この画像の、面積S,長さL,幅B等を画
像処理装置130で求め、制御装置140は面積S,長
さL,幅Bを基準値S0 ,L0 ,B0 と比較演算して蓋
20の胴部打栓状態の良否を判定する。
【0075】ここで座標系の説明を図4に示す。図4に
示すように、観測対象の座標系をX,Y,Zとし、Z軸
を容器10の軸方向にとる。また、撮像装置機構120
の座標系をx,y,zとし、z軸をレンズの軸としてY
軸の負方向に対向するようにとり、x軸をX軸に平行と
し、y軸をY軸に対して直交させる。
【0076】また各データを次のように設定する。 D:蓋20の外径(z軸上の点Oを中心とする円) L:スリット24の弦長 B:スリット24の幅 θ:中心Oとスリット24の中心を通る半径とY軸の成
す角度 ω:スリット24の円周角 L* ,B* :観測方向に垂直な投影面内の寸法(L,B
を垂直投影させた投影面内の寸法) L**,B**:撮像面の寸法(L* ,B* を撮像したとき
の撮像面内での寸法) uL,vB:画像処理装置の座標データ
【0077】そうすると次式(11)(12)(13)
が成立する。 L=D× sin(ω/2) (11) L* =L× cosθ(0≦θ≦π/2) (12) =D× sin(ω/2)× cosθ B* =B (13)
【0078】L* はZ軸回りの回転の影響すなわち撮像
方向の影響を受ける。像B* ×L*は更に、撮像装置機
構120のレンズ系の倍率αで結像面にB**×L**の像
に変換される。B**×L**は更に単位面積当たりの画素
数に応じて画像処理装置130の座標系の座標値uB,
vLに変換される。結局のところ uB=α×β×B=k×B (14) vL=α×β×L* =k×L* (15) が得られ、像B* ×L* はuB×vLの画像に写像され
る。
【0079】ここで、 L* max =D× sin(ω/2) (16) B* max =B (17) である。したがって uBmax =k×B (18) vLmax =k×D× sin(ω/2) (19) である。
【0080】このuBmax ,vLmax を規準値に選択し
て、観測像を画像処理して対応部の数値を演算して比較
すれば、良否を判別できる。
【0081】今、ブリッジがきれるとスリットの円周角
は2ωとなるから、 L′=D× sin(ω) =2× cos(ω/2)×L となり、同じ角度θで見たスリット長さL′は2× cos
(ω/2)に拡大される。なぜならば、スリットは少な
くとも円周方向等分に多数、即ち3個以上はあるからで
ある。したがってω≦2π/3,ω/2≦π/3, cos
(ω/2)≧0.5となる。また vL=k×L′>vLmax となり、観測画像方向には影響されない大きな観測値を
得るから容易に良否を判別できる。
【0082】u1をPPリングの下縁の座標値、u2を
PPリングの下縁からスリット下縁未満の適宜位置の座
標値とする。
【0083】スコア切れの有無に対して次の条件が成立
する。 u1≦u≦u2の時 (20) 1)v=0…………………スコア切れ無し (21) 2)v>0…………………スコア切れ有り (22) これにより、容易にスコア切れを判別できる。
【0084】更に j:観測画像数(例えばj=2) uj,vj:画像jに対するu,v方向の寸法 と置く。
【0085】ブリッジ切断とスコア切断が同時に発生し
てT字状をしていれば、画像上の面積S=uj×vjを
計算して判別可能である。即ち、画像単位毎に面積Sj
を計算して Sj≧S0 ………亀裂あり (23) ここに S0 =uBmax ×vLmax (24) として判別する。
【0086】この様にレーザ光を用いる事により、蓋2
0を内側から照明出来るから、蓋20の欠陥部から漏れ
出る拡散光50に依る先鋭な欠陥部の形状のパラメータ
を正確に検出できる。
【0087】観測方向による観測対象部の形状の歪みに
対応して、観測対象部である蓋20の軸の回りに、撮像
装置機構120として複数の撮像装置121,122,
123を配置してそれぞれの観測値 uj(i),vj(i),Sj(i),i=1,n (25) n=撮像装置の数 に対して、先の基準値と比較すれば判定の精度は上が
る。
【0088】更に拡散照明の光量を増加するには、レー
ザ光照射源110として複数のレーザ光源111,11
2,113を観測対象20の軸回りに複数配置すれば良
い。
【0089】レーザ光は、波長と位相のばらつきが極め
て小さく収束性の良い光束であるから、検査対象物の入
射面での反射に依る反射光の方向は極めて限定された範
囲におさまり、反射光が互いの撮像装置に及ぼす影響は
少ない。
【0090】またレーザ光といえども、光源の強さは費
用の高さに関係するから、外光を遮断して撮像装置機構
120に及ぼす外光のノイズを少なくするのは有効であ
り、照明装置であるレーザ光照射源110と撮像装置機
構120を遮蔽箱60で囲うことによりこの目的が達成
される。
【0091】次に第2の実施の形態を、側面図である図
5、平面図である図6、画像例を示す図7を参照して説
明する。なお、第1の実施の形態と同一機能をはたす部
分には同一符号を付し、重複部分の記載は省略し、特徴
部分について説明する。
【0092】第2の実施の形態に係る画像式打栓状態検
査装置1000は、蓋20の胴部打栓状態を検査する画
像式胴部打栓状態検査装置100と、蓋20の外形状態
を検査する外形状態検査装置200とで構成される。画
像式胴部打栓状態検査装置100の構成は、基本的には
第1の実施の形態のものと同じである。
【0093】レーザ光照射源110(レーザ光源11
1,112,113)としては赤外線領域のレーザを用
いた。特に、レーザ光照射源110としては、赤外域の
レーザ光、つまり波長λ=830nm、780nmの半
導体レーザが入手の点で有利であるから、これを用いた
が、高強度の光が得られる赤外線域のレーザ光であれば
良い。
【0094】撮像装置機構120(撮像装置121,1
22,123)には可視光遮断フィルタ120Aまたは
レーザ光源の波長のみを透過させるバンドパスフィルタ
120Bを設ける。
【0095】外形状態検査装置200は白色光源210
及び撮像装置220から成る。飲料物充填容器30の蓋
20を跨ぐ位置にストロボフラッシュランプ等の白色光
源210を設け、白色光源210の対向側に撮像装置2
20が設置されている。
【0096】この白色光源210には赤外光遮断フィル
タ210A、特にレーザ光照射源110の波長を除去す
るバンドエリミネイトフィルタ(BEP)を用いると良
い。撮像装置220に対しても、赤外光遮断フィルタ2
20Aは有効である。白色光源210で蓋20の胴部を
水平方向に照射する。
【0097】蓋20に対して白色光源210の裏側にあ
る撮像装置220が、蓋20の胴部22を陰影像として
観測し、外側の背景は白い像となる。この画像状態を図
7に示す。
【0098】図7に示す像を画像処理して、蓋20の上
面に設定した高さからの距離H**を演算する。つまり、
演算値H**と判定基準H** 01,H** 02,δ**等とを比較
することにより次の判別が可能である。 1)H**≦H** 01 ……閉め込み不足 (26) 2)H**>H** 02 ……閉め込み過剰 (27) 3)H**max −H**mini>δ** ……傾き過大 (28) ここに H**max はH**の最大値 H**miniはH**の最小値 を示す。
【0099】観測対象の座標系において基準位置を決め
れば、観測対象の種類に応じて蓋20の天部21に対す
る相対位置H及び許容値H0 及びδも決まる。これによ
り、画像処理装置130の座標系に対応するH**,H**
01,H** 02,δ**等が決まる。蓋20の閉め込み寸法が
不足すると、この寸法が小さくなり不良品であることを
判別できる。傾きも同様な原理で判別される。
【0100】蓋20の打栓状態の検査は画像式胴部打栓
状態検査装置100で検査される。詳細は第1の実施の
形態で述べたのと同様である。
【0101】白色光源210と、レーザ光照射源110
は、基本的に波長域がずれているから、観測対象物の回
りに複数配置したレーザ光照射源110と白色光源21
0の照明光間の干渉を防止できる。
【0102】白色光源210には、レーザ光照射源11
0の波長の光を遮断する赤外光遮断フィルタ210Aを
設けて撮像装置220のノイズを防止する一方、撮像装
置機構120にはレーザ光照射源110の波長のみ透過
するバンドパスフィルタ120Bを設ければ、ノイズ防
止がより完全になる。
【0103】次に第3の実施の形態を、側面図である図
8を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同一
機能をはたす部分には同一符号を付し、重複部分の記載
は省略し、特徴部分について説明する。
【0104】第3の実施の形態に係る画像式打栓状態ラ
ベル検査装置2000は、画像式胴部打栓状態検査装置
100と、ラベル検査装置300を主要な要素として構
成される。
【0105】ラベル検査装置300は、例えば蓋20の
天部21に添付または描かれた文字又は図柄等ラベルを
検査する装置である。このラベル検査装置300は、蓋
20の天部21に対向して配置された白色光源であるリ
ング照明装置310と、リング照明装置310の中心軸
上に配置したカラー撮像装置320と、カラー画像処理
装置330を主要な要素として構成される。
【0106】リング照明装置310は、リング状のハロ
ゲンランプ等の白色光源からの照明光をリング状の赤外
線遮断フィルタ310Aで濾過した照明光で蓋20の天
部21を照明するものである。
【0107】カラー撮像装置320は、天部21のカラ
ー分布を撮像して捕らえ、撮像画像信号を画像処理装置
330に入力する。
【0108】カラー撮像装置320はR,G,Bの3原
色に対応して電気的出力が変わり、蓋20の天部21の
色彩分布に応じたR,G,Bの3原色に対応する3個の
情報をカラー画像処理装置330に出力する。
【0109】カラー画像処理装置330はカラー画像を
基に、L* * * 処理を行い、色が近いものを判定す
る。
【0110】また色判別の為の処理はL* * * に限
らず、HSIやRGBそのままでも良い。ここにL*
* * とは、色の3要素である色相H(Hue)、明度V
(Value)、彩度C(Croma)を3次元の色立体で数値的に
表現する表色系の座標であり、a* ,b* は色相座標で
色の方向を示す座標、L* は明度の座標を示す。それぞ
れ色の方向は次の様に決められ、 +a* は赤方向、−a* は緑方向 +b* は黄方向、−b* は青方向 彩度C* は、 C* ={(a* )2+(b* )21/2 で決まる。
【0111】なお容器10の胴部に貼付したラベルを撮
影して検査できる位置に、ラベル検査装置を配置して、
このラベルの種類判別や貼付位置ズレの検査をするよう
にしてもよい。
【0112】次に第4の実施の形態を、平面図である図
9を参照して説明する。なお前述した実施の形態と同一
部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0113】第4の実施の形態に係る画像式打栓状態検
査装置3000は、緑色光源410、レーザ光源11
1,112、カラー撮像装置321,322,323、
カラー画像処理装置330を主要部として構成される。
【0114】緑色光源410は、ストロボフラッシュラ
ンプ等の白色光源411と、緑色のバンドパスフィルタ
411Aの組み合わせ、又は緑色LEDで構成される。
【0115】緑色光源410とカラー撮像装置321
は、蓋20の胴部22をまたいで水平方向に設置されて
いる。蓋20を内部から拡散照明するレーザ光源11
1,112は第1の実施の形態と同様に配置される。
【0116】このような構成であるから、カラー撮像装
置321のG(緑)画像は、緑色光源410の照明光の
みを選択的に感応するから、第2の実施の形態で述べた
のと同様の原理で、蓋20の陰影像を撮像する。これに
より、蓋20の傾き,ねじ込み深さ等が第2の実施の形
態で述べたと同様に判定できる。
【0117】蓋20の打栓状態は、レーザ光源111,
112に赤外線域の光源を用いれば、カラー撮像装置3
22,323のR(赤)画像により第1の実施の形態で
述べたのと同様の原理で画像処理が可能で胴部打栓状態
の良否を判別できる。
【0118】胴部打栓状態の良否の判別には視野が18
0度に限定されるから、少なくとも3方向からの観測が
好ましい。したがって傾き等に関する情報が増加する
が、必要に応じて選択すれば良い。
【0119】なお、緑色光源410により容器10に貼
付したラベルを照明し、カラー撮像装置321により、
ラベルを透過してくる光を検出してラベルの破断や、位
置ズレの検査を行うようにしてもよい。
【0120】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を奏す
る。
【0121】(1)飲料物充填容器の気密保持に供され
るピルファープルーフ型の蓋のブリッジ切れ,スコア切
れ等、打栓工程で生じる欠陥を画像処理して判別する画
像式打栓状態検査装置の光源として、レーザ光源を用い
ることにより、検査部を内部からの拡散照明を可能にす
るため輪郭の尖鋭な画像を得ることができる。このた
め、画像処理精度も向上し、検査精度も向上する。
【0122】(2)赤外域のレーザ光源を用いることに
より、白色光源を用いた陰影画像処理に基づく蓋の外形
検査用に用いる照明用光源と蓋の打栓状態検査に用いる
照明用光源の波長域が干渉せず、同時検査を行ってもノ
イズの低い画像を取得可能にする。これにより、画像処
理精度が向上し検査精度も向上する。また同時検査が可
能である。
【0123】(3)カラー撮像装置を用いる容器本体ま
たは蓋に表示されたラベルの検査と蓋の打栓状態の組み
合わせ検査を光源の干渉を伴うこと無く実施可能にな
る。また同時検査が可能である。
【0124】(4)カラー撮像装置のR,G,Bの感度
特性に応じて、Rを赤外レーザ域対応の検査、RGを除
くG及び/またはBを陰影画像処理の判別情報等に使い
分けて、撮像装置単体で2つの機能を果たすことが可能
である。これにより撮像装置の設置台数を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる画像式胴部打栓状態
検査装置を示す側面図。
【図2】第1の実施の形態にかかる画像式胴部打栓状態
検査装置を示す平面図。
【図3】第1の実施の形態にかかる画像式胴部打栓状態
検査装置による画像を示す説明図。
【図4】第1の実施の形態にかかる画像式胴部打栓状態
検査装置の座標系を示す説明図。
【図5】第2の実施の形態にかかる画像式打栓状態検査
装置を示す側面図。
【図6】第2の実施の形態にかかる画像式打栓状態検査
装置を示す平面図。
【図7】第2の実施の形態にかかる画像式打栓状態検査
装置による画像を示す説明図。
【図8】第3の実施の形態にかかる画像式打栓状態ラベ
ル検査装置を示す側面図。
【図9】第4の実施の形態にかかる画像式打栓状態検査
装置を示す側面図。
【図10】特公昭58−39708号公報の技術を示す
構成図。
【図11】実公平4−30113号公報の技術を示す構
成図。
【図12】ラベルの貼付状態を示す説明図。
【図13】各種照明の方式を示す説明図。
【図14】特開平6−100085号公報の技術を示す
構成図。
【図15】特開平3−46532号公報の技術を示す構
成図。
【図16】特開平5−180621号公報の技術を示す
構成図。
【図17】特開昭62−115600号公報の技術を示
す構成図。
【符号の説明】
10 容器 11 ラベル 12 肩部 20 蓋 21 天部 211 ラベル 22 胴部 23 PPリング 231 スコア 24 スリット 25 ブリッジ 30 飲料物充填容器 31 飲料物 32 ラベル 40 搬送装置 41 搬送パレット 42 ガイド 43 機枠 50 拡散光 60 遮蔽箱 100 画像式胴部打栓状態検査装置 110 レーザ光照射源 111,112,113 レーザ光源 120 撮像装置機構 120A 可視光遮断フィルタ 120B バンドパスフィルタ 121,122,123 撮像装置 130 画像処理装置 140 制御装置 150 物品検出装置 1000 画像式打栓状態検査装置 200 外形状態検査装置 210 白色光源 210A 赤外光遮断フィルタ 220 撮像装置 220A 赤外光遮断フィルタ 2000 画像式打栓状態ラベル検査装置 300 ラベル検査装置 310 リング照明装置 310A 赤外線遮断フィルタ 320,321,322,323 カラー撮像装置 330 カラー画像処理装置 3000 画像式打栓状態検査装置 410 緑色光源 411 白色光源 411A 緑色バンドパスフィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器に飲料物を充填して注入口をピルフ
    ァープルーフ型の蓋で打栓して気密保持した飲料物充填
    容器の打栓状態を画像処理方式で検査する打栓状態検査
    装置であって、 飲料物充填容器の略中心軸を通る鉛直断面内において、
    蓋の下端部の容器の肩部から蓋の天部の裏面にかけてレ
    ーザ光を照射して蓋の胴部を内方から照明可能な位置に
    設けたレーザ光照射源と、 レーザ光照射源の略対向側から蓋の胴部に向けて配置し
    た撮像装置機構と、 撮像装置機構の出力に基づき画像の幾何学的量を演算す
    る画像処理装置と、 画像処理装置の演算結果入力手段、基準値設定手段、比
    較演算手段を備え、画像処理結果を基準値と比較するこ
    とにより、蓋の胴部の隙間の輪郭形状に応じて決まる画
    像の幾何学的特徴量を数値演算して、ブリッジ及び/ま
    たはスコアの切断、胴部の亀裂発生の有無を判別して判
    別信号を出力する制御装置とを具備したことを特徴とす
    る画像式胴部打栓状態検査装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザ光照射源と前記撮像装置機構
    を、前記飲料物充填容器の軸回りに複数配置すると共
    に、 前記画像処理装置としては複数の画像処理を並行して実
    行できる装置とし、 前記制御装置は、それぞれの視野内の画像に基づく演算
    結果を対応する基準値と比較演算可能にして全方位画像
    を判別可能にしたことを特徴とする請求項1の画像式胴
    部打栓状態検査装置。
  3. 【請求項3】 赤外域の波長のレーザ光を出力するレー
    ザ光照射源を用いた請求項1または請求項2の画像式胴
    部打栓状態検査装置と、 蓋の胴部の一方に設けた白色光源と、飲料物充填容器を
    挟み白色光源と対向する位置に設けた撮像装置を備え、
    蓋の外形状態を胴部の陰影像として画像処理して検査す
    る外形状態検査装置と、 で構成したことを特徴とする画像式打栓状態検査装置。
  4. 【請求項4】 前記外形状態検査装置の白色光源にレー
    ザ光遮断フィルタを設けると共に、 前記画像式胴部打栓状態検査装置の撮像装置には、レー
    ザ光の波長に合わせたバンドパスフィルタまたは可視光
    遮断フィルタを設けたことを特徴とする請求項3の画像
    式打栓状態検査装置。
  5. 【請求項5】 赤外域の波長のレーザ光を出力するレー
    ザ光照射源を用いた請求項1または請求項2の画像式胴
    部打栓状態検査装置と、 蓋の天部に向けて設けられ赤外線遮断フィルタを備えた
    落斜照明型のリング照明装置と、リング照明装置の中心
    部で蓋の天部に向けて設けられると共に赤外線遮断フィ
    ルタを具備したカラー撮像装置と、カラー画像処理装置
    とを備えて印刷状態を検査可能にしたラベル検査装置
    と、 で構成したことを特徴とする画像式打栓状態ラベル検査
    装置。
  6. 【請求項6】 容器に飲料物を充填して注入口をピルフ
    ァープルーフ型の蓋で打栓して気密保持した飲料物充填
    容器の打栓状態を画像処理方式で検査する打栓状態検査
    装置であって、 飲料物充填容器の略中心軸を通る鉛直断面内において、
    蓋の下端部の容器の肩部から蓋の天部の裏面にかけて赤
    色のレーザ光を照射して蓋の胴部を内方から照明可能な
    位置に設けたレーザ光照射源と、 レーザ光照射源の略対向側から蓋の胴部に向けて配置し
    たレーザ光用カラー撮像装置と、 蓋の胴部に向けて赤色以外の色の光を照射する光源と、 蓋を間にして前記光源に対向配置された光源用カラー撮
    像装置と、 レーザ光用カラー撮像装置の赤色画像の出力に基づき画
    像の幾何学的量を演算すると共に、光源用カラー撮像装
    置の赤色以外の色画像に基づき画像の幾何学的量を演算
    するカラー画像処理装置と、 赤色画像の画像処理結果を基準値と比較することによ
    り、蓋の胴部の隙間の輪郭形状に応じて決まる画像の幾
    何学的特徴量を数値演算して、ブリッジ及び/またはス
    コアの切断、胴部の亀裂発生の有無を判別して判別信号
    を出力すると共に、赤色以外の色画像を画像処理するこ
    とにより蓋の外形状態を胴部の陰影像として画像処理し
    て検査する制御装置と、 で構成したことを特徴とする画像式打栓状態検査装置。
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