JPH09169488A - 天井クレーン - Google Patents
天井クレーンInfo
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Abstract
ンガーダーの鉛直方向の揺れによる車輪のレールからの
浮き上がりを未然に防止することが出来る新規な天井ク
レーンを提供することにある。 【解決手段】 上記課題を解決するために本発明は、天
井に固定されたレール1,に沿って区画する複数の仕切
り板6間に鉛直方向の微小振幅振動を抑制するベローズ
ダンパー7を備える。
Description
の構造物の天井に据え付けられて屋内の荷役を行う天井
クレーンに関するものである。
行うための天井クレーンとしては、図8及び図9に示す
ような構造をしたものが多く採用されている。
の天井付近に固定された一対のレール1,1間に、矩形
状をしたガーダー2を走行車輪3を介して走行自在に架
け渡し、さらに、このガーダー2に、昇降用フック4を
備えたトロリー5を走行自在に備えたものであり、ガー
ダー2側に設けられた図示しない駆動手段によってその
両端の走行車輪3,3を駆動することでガーダー2を図
9中X方向に走行させると同時に、このガーダー2に設
けられたトロリー5をガーダー2に沿って図9中Y方向
に走行させることで、昇降用フック4の位置をレール
1,1間に形成される平面の任意の位置に移動させるこ
とが出来るようになっている。
うに、この天井クレーンを構成するガーダー2は、その
両端部の走行車輪3のみがレール1,1上に乗ることで
支持されていることから、鉛直地震動による大きな鉛直
方向の揺れが加わってその応答が大きくなると、上下方
向の減衰比が小さいため、図10に示すようにその中央
部が上下方向に大きく撓み、その勢いで走行車輪3がレ
ール1,1から浮き上がって脱輪してしまう虞がある。
そのため、ガーダー2の両端に外れ防止用のクランプや
フック(図示せず)等を取り付けることも考えられる
が、そうするとガーダー2の上下方向の揺れによってク
ランプやフック及びレール側に過大な応力が加わり、そ
の固定部が破損してしまうことが考えられる。
解決するために案出されたものであり、その目的は鉛直
地振動の際のガーダーの鉛直方向の揺れによる車輪のレ
ールからの浮き上がりを未然に防止することが出来る新
規な天井クレーンを提供するものである。
に第一の発明は、天井に固定されたレール間に走行自在
に架け渡された内部中空のガーダーに、その内部を長さ
方向に沿って区画する複数の仕切り板を設けた天井クレ
ーンにおいて、これら各仕切り板間に鉛直方向の微小振
幅振動を抑制するダンパーを備えたものである。
なり、鉛直地振動の際のガーダーの鉛直方向の撓み、す
なわち変形が抑制され、上下方向の振幅が小さくなって
ガーダーのレールから浮き上がりが防止される。また、
このダンパーとして、既に原子力設備などの配管系の振
動抑止用のべローズダンパーを用いることでさらに大き
な減衰比を得ることが出来る。
ール間に、トロリーを備えたガーダーを走行自在に架け
渡してなる天井クレーンにおいて、上記ガーダーの走行
車輪に、これを上記レールに吸着させながら走行させる
磁石を埋め込んだキャタピラを備えたものである。従っ
て、常時その両端の走行車輪がレールに密着しているた
め、鉛直地振動の際にガーダーが上下方向に撓んでも走
行車輪の浮き上がり又は浮き上がり量を最小限に抑える
ことが出来る。
態を説明する。
を示したものであり、図中1,1は天井付近の両壁面に
張り出したランウェイガーダーA,A上に固定されたレ
ール、2はこのレール1,1間に架け渡された天井クレ
ーンガーダー、3はこの天井クレーンガーダー2両端に
設けられると共にレール1,1上を走行する走行車輪で
ある。
たように平行に位置する2本の縦梁2a、2aの両端部
を横梁2b、2bで接続した平面矩形状に形成したもの
であり、その各縦梁2a,2aの内部は図2に示すよう
に軽量化と共に保守点検時等に作業員等が通行できるよ
うに内部中空となっている。そして、さらに、その内部
には、その内部を長さ方向に沿って区画する複数の仕切
り板6,6…が設けられると共に、これら各仕切り板
6,6…間の四隅にはそれぞれべローズダンパー7,
7,7,7が設けられている。尚、これら各仕切り板6
…の中央部には開口部6aが形成されており、上述した
ように、この縦梁2a部分の軽量化と共に保守点検時等
に作業員等がこの縦梁2a内を通行できるようになって
いる。また、図1中Sはこの両端に位置する仕切り板
6,6を補強するための補強部材である。
うに原子力施設などの大口径配管・機器制振部材として
既に採用されており、メカニカルギャップがなく、振幅
1mm以下の微小振幅振動も制振可能、粘性流体、ノズ
ル形状を選定することにより大きな減衰力が得られるな
どの特長を有している。
に示すように、一端が仕切り板6,6側に固定され、他
端が対向するように位置する一対のロッド体8,8間に
設けられるようになっており、このロッド体8,8の各
他端側に固定された一対のフランジ9,9と、一方のフ
ランジ9側に設けられた伸縮自在な金属べローズ10
と、他方のフランジ9側に設けられたノズル部材11と
から構成されている。そして、この金属ベローズ10内
には粘性流体12が封入されており、この粘性流体12
が、振動によってフランジ9,9間の距離が変化する際
に金属ベローズ10の中央部に位置するノズル部材11
のノズル11aを通過し、この時の抵抗によってロッド
体8,8、すなわち、このロッド体8,8が固定される
各仕切り板6,6に対して制振作用を与えることにな
る。従って、上述したように、このベローズダンパー7
は従来の制振装置として用いられているメカニカルダン
パー(図示せず)等と比較して、メカニカルギャップが
極めて少ないため、振幅1mm以下の微小振幅振動も制
振可能で、かつこれら粘性流体やノズル形状を適宜選定
することにより大きな減衰力が得られるようになってい
る。尚、このベローズダンパー7に関する発明について
は、同出願人らが既に多数出願している(特願平5−1
75535号等)。
ベローズダンパー7を設けた天井クレーンガーダー2に
鉛直方向の振動が加わって天井クレーンガーダー2が図
5(A)に示すように鉛直方向上方に撓むと、天井クレ
ーンガーダー2の内部上方に位置する各ベローズダンパ
ー7に引っ張り荷重が加わると同時、天井クレーンガー
ダー2の内部下方に位置する各ベローズダンパー7に圧
縮荷重が加わり、反対に図5(B)に示すように天井ク
レーンガーダー2が鉛直方向下方に撓むと反対側のペロ
ーズダンパー7にそれぞれ圧縮と引っ張り荷重が加わる
ことになるが、いずれの引張り荷重及び圧縮荷重も各ベ
ローズダンパー7によって効果的吸収されてしまうこと
から、大きな減衰力が得られ、鉛直方向の振動が効果的
に抑制されることになる。尚、図面では説明をわかりや
すくするために、天井クレーンガーダー2の撓み及びベ
ローズダンパー7の動きを大きく表現したが、実際には
その動きは人間では目視できない程度の小さな動きとな
ることはいうまでもない。また、本発明の実施の形態で
は各仕切り板6,6で区画された天井クレーンガーダー
2の一区画内の四隅にそれぞれ合計4つのベローズダン
パー7,7,7,7を設けるようにしたが、この設置数
は本形態に限定されるものではなく、その設置本数や位
置などは天井クレーンガーダー2の長さや、考えられる
鉛直振動の大きさ、使用するベローズダンパー7の減衰
力等によって適宜変化させて使用することは勿論であ
る。また、本発明に使用するベローズダンパーとしても
上述したものに限定されるものではなく、本出願人が先
に出願した特願平5−175535号のような構成のも
のを用いても良い。
レーンの実施の他の形態を示したものであり、図中1は
上述した鉄などの金属製レール、2は同じくガーダー、
2bはこの天井クレーンガーダー2を構成する横梁、3
はこの横梁2bにそれぞれ設けられた走行車輪である。
bの両端部に位置する一対の駆動車輪3a,3aと、こ
の駆動車輪3a,3a間に位置する4つの押え車輪3
b,3b,3b,3bと、これら押え車輪3b,3b,
3b,3bとの間に架け渡されたキャタピラ13とから
構成されており、この走行車輪3によって天井クレーン
ガーダー2をレール1上に支持すると共に、図示しない
駆動モータによってこの駆動車輪3a,3aを駆動する
ことで、天井クレーンガーダー2をレール1に沿って走
行させるようになっている。また、このキャタピラ13
は、金属ベルトの表面あるいは内面に永久磁石などのブ
ロック状の磁石体(図示せず)を連続して、あるいはこ
の磁石体自体をキャタピラ状に連結してなるものであ
り、レール1側に吸着しながらレール1上を走行するよ
うになっている。
にガーター2に鉛直方向の振動が加わり上下に撓んで
も、その反動で走行車輪3がレール1上から浮き上がる
ことが無くなり、脱輪などの不都合が未然に防止され
る。尚、本形態では、この走行車輪3を構成する両側の
押え車輪3b、3bをベルト14によってそれぞれ駆動
車輪3a,3a側に連結するようにすれば、この押え車
輪3b、3bが駆動車輪3a,3aの回転と同期して回
転することになるため、キャタピラ13の流れがスムー
ズとなり、キャタピラ13の引きずり等の不都合が防止
されることになる。
a,3aの設置位置を押え車輪3b,3b,3b,3b
の設置位置より高くすると共に、これら駆動車輪3a,
3aを大型の一つのキャタピラ15で架け渡すように構
成すれば、キャタピラ15のレール1への吸着面積が増
大してより大きな吸着力が得られ、これによって浮き上
がり防止効果がより向上すると同時に、引き剥がしによ
る必要駆動力を小さくすることが出来ることによりガー
ター2の走行がよりスムーズになる。尚、本発明はこの
走行車輪3を構成する各車輪の数や設置位置及び駆動方
法等はこのような実施の形態に限定されるものではない
ことは勿論である。
したように従来の制振装置では抑制できない微小振幅振
動を制振する作用を有し、振幅1mm以下の振動に対し
ても有効であることが確認されている。また、流体の粘
性抵抗を利用しており、線形な減衰特性を有するもので
ある。そして、本発明は鉛直地振動による天井クレーン
の浮き上がりを防止するためにこのベローズダンパーを
用いたものであり、検討の結果、実際の天井クレーンに
適用した場合、100kgf・s/mm程度の非常に大
きな減衰容量を有するベローズダンパーが必要であるこ
とが分かった。以下に、その実施例を詳述する。
有値計算により求めた諸数値を空荷時とともに表1に示
す。尚、吊り荷はクレーンへ付加される固定質量として
取り扱っている。
天井クレーンガーダーに図12に示すようにベローズダ
ンパー設置した。この時、用いたダンパーは、一つの縦
梁につき28体であり、天井クレーンガーダーは2本の
縦梁を有することから、計56体のダンパーを設置し
た。
み量と伸縮量を算出する。天井クレーンガーダーの変型
は図13のように設置されたダンパーに対して強制変位
量を与える。
持点(車輪部)よりzの距離だけ離れた位置での撓み量
x(鉛直方向振幅)は、下式により求めることが出来
る。また、縦梁の撓みは中央部で最大となる。
モーメント及び撓み量は、以下の数式で求めることが出
来る。
り求めることが出来る。
ダーの撓み量とダンパー作動量の関係が以下の数式で表
される。
をもたらす天井クレーンガーダーのせん断変型は、せん
断荷重とせん断歪みの関係から得られる以下の式で求め
ることが出来る。
重)のガーダー変型量を以下の表2にまとめて示す。こ
の表からも分かるように、空荷時には、ダンパー軸方向
(伸縮)0.2〜0.5mm、せん断方向に0.02m
m程度の変型が負荷される。
ル化すると、その自由振動は、以下の運動方程式で表さ
れる。
を等価質量・剛性を用い、置き換えたものである。
減するために、ダンパー設置による天井クレーン鉛直振
動計の減衰比を10%(ζ=0.1)まで増加させるこ
とを目標とし、必要減衰容量を算出することになる。
尚、本実施例の天井クレーンの減衰比は表1に示したよ
うに2%とし、ダンパー設置により8%の減衰比を付加
する。
撓み量とダンパーの作動量が等しくないことから、変位
量の比率を残す数式4−6を用いて以下のようにダンパ
ー作動量に対応する等価減衰係数Cadd を求める。
示す。
を実施する。尚、ベローズダンパーのノズルには図16
に示すように、加工が容易である円孔型のものを用い
る。円孔型のノズルを用いたベローズダンパーの性能
は、以下の数式より求めることが出来る。
ーの例を表4(空荷時を考慮)及び図5(吊り荷積載時
を考慮)に示す。
度2乗減衰の和として求めることが出来る。しかし、制
振対象の振動が微小振幅であり粘性流体の流速は小さい
ため、速度2乗減衰の影響は無視できる。
示すようにノズル孔の形状により以下のように求めるこ
とが出来る。
ーンガーダー内にベローズダンパーを設けたため、天井
クレーンの減衰比が大きくなり、鉛直地振動の際のガー
ダーの鉛直方向の撓み変型が抑制され、上下方向の振幅
が小さくなって天井クレーンガーダーのレールから浮き
上がりが防止される。また、天井クレーンガーダーの走
行車輪に、これを上記レールに吸着させながら走行させ
る磁石を埋め込んだキャタピラを備えたため、常時その
両端の走行車輪がレールに密着することとなり、鉛直地
振動の際に天井クレーンガーダーが上下方向に撓んでも
走行車輪の浮き上がり又は浮き上がり量を最小限に抑え
ることが出来る。
図である。
である。
ローズダンパーの動きを示すモデル図である。
る。
った際の天井クレーンガーダーの揺れの状態を示す概念
図である。
状を示す全体図である。
ズダンパー設置状態を示す全体図である。
デル化を示す説明図である。
歪みを示す概念図である。
示す概念図である。
視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 天井に固定されたレール間に走行自在に
架け渡された内部中空のガーダーに、その内部を長さ方
向に沿って区画する複数の仕切り板を設けている天井ク
レーンにおいて、これら各仕切り板間に鉛直方向の微小
振幅振動を抑制するダンパーを備えたことを特徴とする
天井クレーン。 - 【請求項2】 上記ダンパーが、粘性流体を用いた振動
制振ダンパーであることを特徴とする請求項1記載の天
井クレーン。 - 【請求項3】 天井に固定されたレール間に、トロリー
を備えたガーダーを走行自在に架け渡してなる天井クレ
ーンにおいて、上記ガーダーの走行車輪に、これを上記
レールに吸着させながら走行させるべく磁石体からなる
キャタピラを備えたことを特徴とする天井クレーン。
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