JPH09170240A - 擁壁用コンクリートブロック及び擁壁 - Google Patents
擁壁用コンクリートブロック及び擁壁Info
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- JPH09170240A JPH09170240A JP35033695A JP35033695A JPH09170240A JP H09170240 A JPH09170240 A JP H09170240A JP 35033695 A JP35033695 A JP 35033695A JP 35033695 A JP35033695 A JP 35033695A JP H09170240 A JPH09170240 A JP H09170240A
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 20
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Retaining Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的小型のブロックで、従来の箱形ブロッ
クと同等の強度が得られる擁壁及びそのような擁壁を構
築するコンクリートブロックを得る。 【解決手段】 面板2と控部材3とを繋ぐ1本または2
本の繋ぎ材4を一体に備えた擁壁用コンクリートブロッ
ク1を左右方向に並べてその背後に石材16を充填し、
上段のものを下段のものより後退させて多段に積重して
構築したコンクリートブロック擁壁において、少なくと
も擁壁の下方部分のコンクリートブロック1は控部材3
に上下に貫通する杭孔13を備えており、この杭孔に放
射状ないし山形断面を有するブレード杭14がその先端
を下段の石材16に打ち込まれた状態で挿通されている
ものである。ブロックは、繋ぎ材4の控部材側及び控部
材3は面板2より低い上面9、11を備え、控部材3に
上下方向に貫通する杭孔13を備えている。
クと同等の強度が得られる擁壁及びそのような擁壁を構
築するコンクリートブロックを得る。 【解決手段】 面板2と控部材3とを繋ぐ1本または2
本の繋ぎ材4を一体に備えた擁壁用コンクリートブロッ
ク1を左右方向に並べてその背後に石材16を充填し、
上段のものを下段のものより後退させて多段に積重して
構築したコンクリートブロック擁壁において、少なくと
も擁壁の下方部分のコンクリートブロック1は控部材3
に上下に貫通する杭孔13を備えており、この杭孔に放
射状ないし山形断面を有するブレード杭14がその先端
を下段の石材16に打ち込まれた状態で挿通されている
ものである。ブロックは、繋ぎ材4の控部材側及び控部
材3は面板2より低い上面9、11を備え、控部材3に
上下方向に貫通する杭孔13を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリートブ
ロックを左右方向に並べかつ上下に積重して構築された
コンクリートブロック擁壁及びそのような擁壁に用いる
コンクリートブロックに関するものである。
ロックを左右方向に並べかつ上下に積重して構築された
コンクリートブロック擁壁及びそのような擁壁に用いる
コンクリートブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】面板と控部材とを1本または2本の繋ぎ
材で連結一体化した構造の擁壁用コンクリートブロック
として間知ブロックが広く知られている。間知ブロック
は、等しい高さの面板と控部材とを備えており、ブロッ
ク自体に勾配をつけて面板を面一にして(段差をつけな
いで)積み上げ、積み上げた後のブロック相互の空所に
コンクリートを流し込んで固化させることにより、一体
化された擁壁を構築するものである。
材で連結一体化した構造の擁壁用コンクリートブロック
として間知ブロックが広く知られている。間知ブロック
は、等しい高さの面板と控部材とを備えており、ブロッ
ク自体に勾配をつけて面板を面一にして(段差をつけな
いで)積み上げ、積み上げた後のブロック相互の空所に
コンクリートを流し込んで固化させることにより、一体
化された擁壁を構築するものである。
【0003】間知ブロックには、種々の形状構造のもの
が提唱されており、上段と下段のコンクリートブロック
相互の位置決めを容易にするために、互いに嵌まり合う
凹凸を設けた構造や、控部材に貫通孔を設けて、上下の
ブロックの貫通孔相互の間に棒材を挿通する構造のもの
なども提唱されている。
が提唱されており、上段と下段のコンクリートブロック
相互の位置決めを容易にするために、互いに嵌まり合う
凹凸を設けた構造や、控部材に貫通孔を設けて、上下の
ブロックの貫通孔相互の間に棒材を挿通する構造のもの
なども提唱されている。
【0004】一方間知ブロックより強度の大きい擁壁を
構築するブロックとして、箱形ブロックが知られてい
る。箱形ブロックは、面板と控部材とを2本の繋ぎ材で
連結一体化した構造で、ブロック自体には勾配をつけず
に左右方向に並べ、ブロックの空所及び背後に割石など
の石材を充填し、上段のものを下段のものより後退させ
て順次積み上げることにより、全体として所定の勾配を
備えた擁壁を構築する。擁壁を構築している箱形ブロッ
ク相互は、一体化されておらず、中に充填した石材の剪
断抵抗によってブロックの背面にかかる土圧に抵抗して
いる。従って個々の箱形ブロックは、背面の土圧の不均
一等によって、若干のずれを生ずることがあるが、激し
い地震等があっても、その振動エネルギーが石材の内部
摩擦によって吸収されるため、間知ブロックで構築した
擁壁のように、全体が崩壊するというようなことが起こ
りにくい。
構築するブロックとして、箱形ブロックが知られてい
る。箱形ブロックは、面板と控部材とを2本の繋ぎ材で
連結一体化した構造で、ブロック自体には勾配をつけず
に左右方向に並べ、ブロックの空所及び背後に割石など
の石材を充填し、上段のものを下段のものより後退させ
て順次積み上げることにより、全体として所定の勾配を
備えた擁壁を構築する。擁壁を構築している箱形ブロッ
ク相互は、一体化されておらず、中に充填した石材の剪
断抵抗によってブロックの背面にかかる土圧に抵抗して
いる。従って個々の箱形ブロックは、背面の土圧の不均
一等によって、若干のずれを生ずることがあるが、激し
い地震等があっても、その振動エネルギーが石材の内部
摩擦によって吸収されるため、間知ブロックで構築した
擁壁のように、全体が崩壊するというようなことが起こ
りにくい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、箱形ブ
ロックで構築された擁壁は、間知ブロックで構築された
擁壁よりより高い安全性を備えているが、その強度はブ
ロックの空所に充填された石材の剪断抵抗によって得ら
れるので、ブロック自体をある程度大型にしなければそ
の利点を充分に発揮させることができない。そのため、
比較的低い高さの擁壁を構築するとき、間知ブロックに
比べて工事費が高くなる問題がある。
ロックで構築された擁壁は、間知ブロックで構築された
擁壁よりより高い安全性を備えているが、その強度はブ
ロックの空所に充填された石材の剪断抵抗によって得ら
れるので、ブロック自体をある程度大型にしなければそ
の利点を充分に発揮させることができない。そのため、
比較的低い高さの擁壁を構築するとき、間知ブロックに
比べて工事費が高くなる問題がある。
【0006】そこでこの発明は、比較的小型のブロック
で、従来の箱形ブロックと同様な作用による強度を有効
に発揮することができる構造の擁壁及びそのような擁壁
を構築するのに適した擁壁用コンクリートブロックを得
ることを課題としている。
で、従来の箱形ブロックと同様な作用による強度を有効
に発揮することができる構造の擁壁及びそのような擁壁
を構築するのに適した擁壁用コンクリートブロックを得
ることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の擁壁用コ
ンクリートブロックは、面板2とこれより幅狭い控部材
3とを1本または2本の繋ぎ材4で一体に連結した構造
の擁壁用コンクリートブロックにおいて、面板2、控部
材3及び繋ぎ材4は一平面の底面5、6、7を備え、繋
ぎ材4の上面に段面ないし傾斜面8が形成されて、繋ぎ
材4の控部材側及び控部材3は面板2より低い上面9、
11を備え、控部材3に上下方向に貫通する杭孔13を
備えていることを特徴とするものである。
ンクリートブロックは、面板2とこれより幅狭い控部材
3とを1本または2本の繋ぎ材4で一体に連結した構造
の擁壁用コンクリートブロックにおいて、面板2、控部
材3及び繋ぎ材4は一平面の底面5、6、7を備え、繋
ぎ材4の上面に段面ないし傾斜面8が形成されて、繋ぎ
材4の控部材側及び控部材3は面板2より低い上面9、
11を備え、控部材3に上下方向に貫通する杭孔13を
備えていることを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載のコンクリートブロック擁壁
は、面板2と控部材3とを繋ぐ1本または2本の繋ぎ材
4を一体に備えた擁壁用コンクリートブロック1を左右
方向に並べてその背後に石材16を充填し、上段のもの
を下段のものより後退させて多段に積重して構築したコ
ンクリートブロック擁壁において、少なくとも擁壁の下
方部分のコンクリートブロック1は控部材3に上下に貫
通する杭孔13を備えており、この杭孔に放射状ないし
山形断面を有するブレード杭14がその先端を下段の石
材16に打ち込まれた状態で挿通されていることを特徴
とするものである。
は、面板2と控部材3とを繋ぐ1本または2本の繋ぎ材
4を一体に備えた擁壁用コンクリートブロック1を左右
方向に並べてその背後に石材16を充填し、上段のもの
を下段のものより後退させて多段に積重して構築したコ
ンクリートブロック擁壁において、少なくとも擁壁の下
方部分のコンクリートブロック1は控部材3に上下に貫
通する杭孔13を備えており、この杭孔に放射状ないし
山形断面を有するブレード杭14がその先端を下段の石
材16に打ち込まれた状態で挿通されていることを特徴
とするものである。
【0009】
【作用】この発明の擁壁は、その構成単位となるコンク
リートブロック1を、上段のものを下段のものより後退
させて下段のブロック及び石材の上に載置した状態で左
右方向に並べ、それらのブロック相互の空所及びその背
後に割石等の石材16を充填し、各ブロックの控部材に
設けた上下方向の杭孔13に断面放射状のブレード杭1
4を挿通して下層の石材の間に打ち込むという作業を繰
り返すことによって構築される。作業手順として、石材
の充填とブレード杭の打込み作業とを逆にしてもよく、
また場合によっては、先にブレード杭を打ち込んで、そ
れに杭孔13を挿通しながらコンクリートブロック1を
左右方向に並べるという手順を取ることもできる。また
ブレード杭の打込みや石材の充填は、各段のブロック全
体を並べた後で行ってもよく、またブロックを1個ずつ
置きながら、その都度石材の充填やブレード杭の打込み
作業を行ってもよい。
リートブロック1を、上段のものを下段のものより後退
させて下段のブロック及び石材の上に載置した状態で左
右方向に並べ、それらのブロック相互の空所及びその背
後に割石等の石材16を充填し、各ブロックの控部材に
設けた上下方向の杭孔13に断面放射状のブレード杭1
4を挿通して下層の石材の間に打ち込むという作業を繰
り返すことによって構築される。作業手順として、石材
の充填とブレード杭の打込み作業とを逆にしてもよく、
また場合によっては、先にブレード杭を打ち込んで、そ
れに杭孔13を挿通しながらコンクリートブロック1を
左右方向に並べるという手順を取ることもできる。また
ブレード杭の打込みや石材の充填は、各段のブロック全
体を並べた後で行ってもよく、またブロックを1個ずつ
置きながら、その都度石材の充填やブレード杭の打込み
作業を行ってもよい。
【0010】請求項1のコンクリートブロックは、面板
2と控部材3の底面5、6が同一面であり、かつ控部材
3の上面が面板2の上面より低い点で、控部材3に貫通
孔を設けた従来の間知ブロックとは異なる。この請求項
1のコンクリートブロックは、底面5、6、7が一面と
なっているため、上段のブロックを下段のブロック及び
石材の上に載置する作業が容易であり、また杭孔13を
設けた控部材3の上面11が面板2の上面12より低い
ので、杭孔13に挿通したブレード杭14の上端が杭孔
13から突出していても、面板の上面と同一高さに石材
を充填したときにこのブレード杭の突出部分が隠される
ので、その上にさらに上段のブロックを載置するときの
邪魔にならない。
2と控部材3の底面5、6が同一面であり、かつ控部材
3の上面が面板2の上面より低い点で、控部材3に貫通
孔を設けた従来の間知ブロックとは異なる。この請求項
1のコンクリートブロックは、底面5、6、7が一面と
なっているため、上段のブロックを下段のブロック及び
石材の上に載置する作業が容易であり、また杭孔13を
設けた控部材3の上面11が面板2の上面12より低い
ので、杭孔13に挿通したブレード杭14の上端が杭孔
13から突出していても、面板の上面と同一高さに石材
を充填したときにこのブレード杭の突出部分が隠される
ので、その上にさらに上段のブロックを載置するときの
邪魔にならない。
【0011】この発明の擁壁は、各ブロックの背面にか
かる土圧が控部材3とブレード杭14との両者から石材
16に伝達され、従って、より広い範囲の石材で各ブロ
ックの背後の土圧に抵抗するため、個々のブロックを小
型にしたときでも、従来の箱形ブロックによる擁壁と同
一の作用による強度を得ることができる。
かる土圧が控部材3とブレード杭14との両者から石材
16に伝達され、従って、より広い範囲の石材で各ブロ
ックの背後の土圧に抵抗するため、個々のブロックを小
型にしたときでも、従来の箱形ブロックによる擁壁と同
一の作用による強度を得ることができる。
【0012】また杭として断面放射状のブレード杭を用
いることにより、杭14が石材の隙間に沿って打ち込ま
れていくので、石材(割石相互の間)への杭の打込みが
容易に可能となる。なおこの杭の断面形状としては、図
4に示す十字形(4枚羽根形)、図5に示す3枚羽根形
のほかに、図6に示す山形(アングル形)も可能であ
る。
いることにより、杭14が石材の隙間に沿って打ち込ま
れていくので、石材(割石相互の間)への杭の打込みが
容易に可能となる。なおこの杭の断面形状としては、図
4に示す十字形(4枚羽根形)、図5に示す3枚羽根形
のほかに、図6に示す山形(アングル形)も可能であ
る。
【0013】ブロック1を多段に積んで構築した擁壁の
上方のブロックに作用する土圧は、下方のブロックに作
用する土圧より小さいのが普通であるから、ブレード杭
14を擁壁の下方のもののみに設け、擁壁の上方に位置
するブロックには、ブレード杭の打込みを省略した図7
に示す構造の擁壁も可能である。
上方のブロックに作用する土圧は、下方のブロックに作
用する土圧より小さいのが普通であるから、ブレード杭
14を擁壁の下方のもののみに設け、擁壁の上方に位置
するブロックには、ブレード杭の打込みを省略した図7
に示す構造の擁壁も可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】図3は請求項1にかかるコンクリ
ートブロックの一実施例を示したものである。ブロック
1は矩形の面板2を備え、この面板より幅狭くかつ略台
形の控部材3を備えており、面板2と控部材3とは、板
状の繋ぎ材4で一体に連結されている。面板2、控部材
3及び繋ぎ材4は、面板2と直交する方向の一面となっ
た底面5、6、7を備えている。一方繋ぎ材4の上面
は、面板2との連接部直後の位置に斜面8が形成され
て、繋ぎ材の控部材側上面9と控部材の上面11とは、
面板の上面12より低い同一平面となっている。そして
控部材3の略中央に上下方向に貫通する杭孔13が設け
られている。ブロックの成形上、この杭孔13には当然
抜き勾配が必要で、後述するブレード杭14の外形より
ある程度遊隙を有する大きさの孔として形成されてい
る。
ートブロックの一実施例を示したものである。ブロック
1は矩形の面板2を備え、この面板より幅狭くかつ略台
形の控部材3を備えており、面板2と控部材3とは、板
状の繋ぎ材4で一体に連結されている。面板2、控部材
3及び繋ぎ材4は、面板2と直交する方向の一面となっ
た底面5、6、7を備えている。一方繋ぎ材4の上面
は、面板2との連接部直後の位置に斜面8が形成され
て、繋ぎ材の控部材側上面9と控部材の上面11とは、
面板の上面12より低い同一平面となっている。そして
控部材3の略中央に上下方向に貫通する杭孔13が設け
られている。ブロックの成形上、この杭孔13には当然
抜き勾配が必要で、後述するブレード杭14の外形より
ある程度遊隙を有する大きさの孔として形成されてい
る。
【0015】図1及び図2は、図3のコンクリートブロ
ックを用いて構築したこの発明の擁壁の一実施例を示し
たものである。擁壁の下端には溝15が掘削され、この
溝に割石16が充填されて基礎が構築されている。最下
段のブロック1aは、この基礎に半没状態で配置され
(溝15に割石を略半分充填したところで表面をならし
て、最下段のブロック1aを載置し、その後溝15に所
定レベルまで割石を充填する)、杭孔13に図4に示す
ようなブレード杭14が打ち込まれている。このブレー
ド杭14の先端は、下層の割石16の間に打ち込まれて
おり、上端は杭孔13の上方に突出しているが、その突
出高さは、面板2の上面より低い。このようにしてブロ
ック1を、図2に示すように左右に並べて配置し、ブロ
ック相互の間の空間及びブロックの背後に面板2の上面
と同一高さとなるまで割石16を充填する。そしてこの
下段のブロック及び割石の上に、下段のブロックより後
退させた状態で、上段のブロックを配置し、杭孔13に
ブレード杭14を挿入して、下段の割石の間に打ち込
み、左右に並べたブロック1相互の間及びその背後に面
板2の上面と同一高さとなるまで割石16を充填する。
このようにしてブロック1を必要な段数だけ積み上げ
て、所定高さの擁壁を構築する。
ックを用いて構築したこの発明の擁壁の一実施例を示し
たものである。擁壁の下端には溝15が掘削され、この
溝に割石16が充填されて基礎が構築されている。最下
段のブロック1aは、この基礎に半没状態で配置され
(溝15に割石を略半分充填したところで表面をならし
て、最下段のブロック1aを載置し、その後溝15に所
定レベルまで割石を充填する)、杭孔13に図4に示す
ようなブレード杭14が打ち込まれている。このブレー
ド杭14の先端は、下層の割石16の間に打ち込まれて
おり、上端は杭孔13の上方に突出しているが、その突
出高さは、面板2の上面より低い。このようにしてブロ
ック1を、図2に示すように左右に並べて配置し、ブロ
ック相互の間の空間及びブロックの背後に面板2の上面
と同一高さとなるまで割石16を充填する。そしてこの
下段のブロック及び割石の上に、下段のブロックより後
退させた状態で、上段のブロックを配置し、杭孔13に
ブレード杭14を挿入して、下段の割石の間に打ち込
み、左右に並べたブロック1相互の間及びその背後に面
板2の上面と同一高さとなるまで割石16を充填する。
このようにしてブロック1を必要な段数だけ積み上げ
て、所定高さの擁壁を構築する。
【0016】なお図1の実施例において、下方の段のブ
ロックの面板の背後に設けられているL形断面で示され
ているものは、フラワーポットを形成するための隔壁で
ある。この隔壁17は、面板2の幅から繋ぎ材4の厚さ
を引いた幅を有するL形断面のコンクリートブロック
で、隣接するブロックとの間に所定高さまで割石を充填
した後、この隔壁を挿入し、さらにこの隔壁の背後に割
石を充填することによって図1に示すように装着され
る。この隔壁17と面板2との間には、植栽土を充填し
てフラワーポットとして利用する。図に示したブロック
の面板の高さは500mmであり、図の擁壁は地上から
約1800mmの高さまでフラワーポットが設けられて
いる。
ロックの面板の背後に設けられているL形断面で示され
ているものは、フラワーポットを形成するための隔壁で
ある。この隔壁17は、面板2の幅から繋ぎ材4の厚さ
を引いた幅を有するL形断面のコンクリートブロック
で、隣接するブロックとの間に所定高さまで割石を充填
した後、この隔壁を挿入し、さらにこの隔壁の背後に割
石を充填することによって図1に示すように装着され
る。この隔壁17と面板2との間には、植栽土を充填し
てフラワーポットとして利用する。図に示したブロック
の面板の高さは500mmであり、図の擁壁は地上から
約1800mmの高さまでフラワーポットが設けられて
いる。
【0017】また図1に示した擁壁では、擁壁の上方部
分の勾配が下方部分の勾配より急峻になっている。擁壁
の上方にかかる土圧は、下方にかかる土圧より小さく、
従って勾配を急峻にしても充分な抵抗力が得られる。城
の擁壁が上方ほど急峻になっているのと同様な理由であ
る。このように箱形ブロックやこの発明のブロックで構
築された擁壁は、高さ方向に勾配を自由に変えることが
でき、間知ブロック等に比べてより狭い面積でより強固
な擁壁を構築することができる。
分の勾配が下方部分の勾配より急峻になっている。擁壁
の上方にかかる土圧は、下方にかかる土圧より小さく、
従って勾配を急峻にしても充分な抵抗力が得られる。城
の擁壁が上方ほど急峻になっているのと同様な理由であ
る。このように箱形ブロックやこの発明のブロックで構
築された擁壁は、高さ方向に勾配を自由に変えることが
でき、間知ブロック等に比べてより狭い面積でより強固
な擁壁を構築することができる。
【0018】また図2に示すように、この発明のブロッ
クの控部材3の幅は、45度コーナーを形成したとき
に、コーナー部のブロックの控部材と隣接するブロック
の控部材とが当接する寸法にしてあり、このような寸法
関係とすることによって、擁壁の角部分のブロックの配
置をより容易に行うことができる。
クの控部材3の幅は、45度コーナーを形成したとき
に、コーナー部のブロックの控部材と隣接するブロック
の控部材とが当接する寸法にしてあり、このような寸法
関係とすることによって、擁壁の角部分のブロックの配
置をより容易に行うことができる。
【0019】ブレード杭14は、図4に示すような十字
断面のもののほか、図5に示す3枚羽根断面のものや、
図6に示す山形(アングル形)断面のものが可能であ
る。図4に示す十字断面のものは、ブレード杭を板金で
製作するときの製造コストと強度とのバランスがよい。
図5に示す3枚羽根断面のものは、ブレード杭14を合
成樹脂製としたときに有利な形状である。図6に示す山
形断面は、板金製としたときの製造が非常に容易であ
り、また石材への貫通性に優れている。
断面のもののほか、図5に示す3枚羽根断面のものや、
図6に示す山形(アングル形)断面のものが可能であ
る。図4に示す十字断面のものは、ブレード杭を板金で
製作するときの製造コストと強度とのバランスがよい。
図5に示す3枚羽根断面のものは、ブレード杭14を合
成樹脂製としたときに有利な形状である。図6に示す山
形断面は、板金製としたときの製造が非常に容易であ
り、また石材への貫通性に優れている。
【0020】図1に示した擁壁は、最下段から最上段の
ブロックまですべてのブロックにブレード杭14を設け
ている。図7は擁壁の上方のブロックにブレード杭を設
けない例を示したものである。この図7に示すような構
造は、擁壁の上方部分の勾配を下方部分と等しい勾配と
する場合などに採用することができる構造である。
ブロックまですべてのブロックにブレード杭14を設け
ている。図7は擁壁の上方のブロックにブレード杭を設
けない例を示したものである。この図7に示すような構
造は、擁壁の上方部分の勾配を下方部分と等しい勾配と
する場合などに採用することができる構造である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したこの発明により、従来の箱
形ブロックより小型のブロックを用いて、従来の箱形ブ
ロックと同等な作用で、擁壁背後の土圧に抵抗する強靭
で特に地震による倒壊のない擁壁を構築することができ
るという効果がある。
形ブロックより小型のブロックを用いて、従来の箱形ブ
ロックと同等な作用で、擁壁背後の土圧に抵抗する強靭
で特に地震による倒壊のない擁壁を構築することができ
るという効果がある。
【図1】この発明の擁壁の一実施例を示す断面図
【図2】擁壁のブロックの配置を示す模式的な平面図
【図3】この発明のブロックの一実施例を示す斜視図
【図4】ブレード杭の第1実施例の斜視図
【図5】ブレード杭の第2実施例の断面図
【図6】ブレード杭の第3実施例の断面図
【図7】この発明の擁壁の第2実施例を示す断面図
1 ブロック 2 面板 3 控部材 4 繋ぎ材 8 上面 9 上面 11 上面 13 杭孔 14 ブレード杭 16 割石
Claims (2)
- 【請求項1】 面板(2) とこれより幅狭い控部材(3) と
を1本または2本の繋ぎ材(4) で一体に連結した構造の
擁壁用コンクリートブロックにおいて、面板(2) 、控部
材(3) 及び繋ぎ材(4) は一平面の底面(5,6,7) を備え、
繋ぎ材(4) の上面に段面ないし傾斜面(8) が形成され
て、繋ぎ材(4) の控部材側及び控部材(3) は面板(2) よ
り低い上面(9,11)を備え、控部材(3) に上下方向に貫通
する杭孔(13)を備えている、擁壁用コンクリートブロッ
ク。 - 【請求項2】 面板(2) と控部材(3) とを繋ぐ1本また
は2本の繋ぎ材(4)を一体に備えた擁壁用コンクリート
ブロック(1) を左右方向に並べてその背後に石材(16)を
充填し、上段のものを下段のものより後退させて多段に
積重して構築したコンクリートブロック擁壁において、
少なくとも擁壁の下方部分のコンクリートブロック(1)
は控部材(3) に上下に貫通する杭孔(13)を備えており、
この杭孔に放射状ないし山形断面を有するブレード杭(1
4)がその先端を下段の石材(16)に打ち込まれた状態で挿
通されていることを特徴とする、コンクリートブロック
擁壁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35033695A JPH09170240A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 擁壁用コンクリートブロック及び擁壁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35033695A JPH09170240A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 擁壁用コンクリートブロック及び擁壁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09170240A true JPH09170240A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18409800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35033695A Pending JPH09170240A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 擁壁用コンクリートブロック及び擁壁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09170240A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011017184A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Kanuka Design:Kk | 擁壁及びその施工方法 |
| USD785208S1 (en) | 2016-02-11 | 2017-04-25 | Pacific Prebenched Ltd. | Block for a retaining wall |
| US9856622B2 (en) | 2016-03-30 | 2018-01-02 | Robert Gordon McIntosh | Retaining wall system, method of supporting same, and kit for use in constructing same |
| USD895153S1 (en) | 2018-10-05 | 2020-09-01 | Pacific Prebenched Ltd. | Block for a retaining wall |
| US12264447B2 (en) | 2021-03-17 | 2025-04-01 | Robert Gordon McIntosh | Retaining wall systems |
| USD1117833S1 (en) | 2023-10-23 | 2026-03-10 | Robert Gordon McIntosh | Retaining wall block |
-
1995
- 1995-12-21 JP JP35033695A patent/JPH09170240A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011017184A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Kanuka Design:Kk | 擁壁及びその施工方法 |
| USD785208S1 (en) | 2016-02-11 | 2017-04-25 | Pacific Prebenched Ltd. | Block for a retaining wall |
| US9856622B2 (en) | 2016-03-30 | 2018-01-02 | Robert Gordon McIntosh | Retaining wall system, method of supporting same, and kit for use in constructing same |
| US10676890B2 (en) | 2016-03-30 | 2020-06-09 | Robert Gordon McIntosh | Retaining wall system, method of supporting same, and kit for use in constructing same |
| USD895153S1 (en) | 2018-10-05 | 2020-09-01 | Pacific Prebenched Ltd. | Block for a retaining wall |
| US12264447B2 (en) | 2021-03-17 | 2025-04-01 | Robert Gordon McIntosh | Retaining wall systems |
| USD1117833S1 (en) | 2023-10-23 | 2026-03-10 | Robert Gordon McIntosh | Retaining wall block |
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