JPH09170567A - ピストン型液圧装置 - Google Patents
ピストン型液圧装置Info
- Publication number
- JPH09170567A JPH09170567A JP7331968A JP33196895A JPH09170567A JP H09170567 A JPH09170567 A JP H09170567A JP 7331968 A JP7331968 A JP 7331968A JP 33196895 A JP33196895 A JP 33196895A JP H09170567 A JPH09170567 A JP H09170567A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder
- cylinder bore
- cylinder block
- eccentric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作動油の漏れ出しを最小限に押さえつつ、シ
リンダブロックおよびピストンの摩耗や焼き付きを防止
し得るピストン型液圧装置を提供する。 【解決手段】 斜板式のピストン型液圧装置において、
シリンダボア11の内周面11a上に、シリンダブロッ
ク10の中心軸Aより最も離れた地点に位置し、かつ下
死点におけるピストン12の基端部12bとシリンダボ
ア10の開口部15の間に位置して、シリンダボア11
より小径で、かつシリンダボア11の中心軸Cから偏心
した偏心孔2の一部として形成された偏心溝1を備え
た。
リンダブロックおよびピストンの摩耗や焼き付きを防止
し得るピストン型液圧装置を提供する。 【解決手段】 斜板式のピストン型液圧装置において、
シリンダボア11の内周面11a上に、シリンダブロッ
ク10の中心軸Aより最も離れた地点に位置し、かつ下
死点におけるピストン12の基端部12bとシリンダボ
ア10の開口部15の間に位置して、シリンダボア11
より小径で、かつシリンダボア11の中心軸Cから偏心
した偏心孔2の一部として形成された偏心溝1を備え
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐摩耗性や耐焼き
付け性を向上させた斜板式のピストン液圧装置の改良に
関する。
付け性を向上させた斜板式のピストン液圧装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より斜板式のピストン型液圧装置
は、ピストンポンプやピストンモータとして、産業機械
や車両の動力伝達機構として多く用いられている。
は、ピストンポンプやピストンモータとして、産業機械
や車両の動力伝達機構として多く用いられている。
【0003】このようなピストンポンプは具体的には図
3に示すようなもので、図示しない装置本体の内部に回
転自在に組み込まれたシリンダブロック10の中心から
同一ピッチ円上に、その主軸である回転中心軸Aと平行
に複数のシリンダボア11が設けてあり、回転中心軸A
と同軸上に設けた図示しない駆動軸の回転に連動するシ
リンダブロック10の回転に伴い、上記シリンダボア1
1内に基端部12bから挿入された、それぞれのピスト
ン12が往復運動して流体を吸入および吐出する構造と
なっている。
3に示すようなもので、図示しない装置本体の内部に回
転自在に組み込まれたシリンダブロック10の中心から
同一ピッチ円上に、その主軸である回転中心軸Aと平行
に複数のシリンダボア11が設けてあり、回転中心軸A
と同軸上に設けた図示しない駆動軸の回転に連動するシ
リンダブロック10の回転に伴い、上記シリンダボア1
1内に基端部12bから挿入された、それぞれのピスト
ン12が往復運動して流体を吸入および吐出する構造と
なっている。
【0004】このような斜板式のピストンポンプでは、
各ピストン12がその先端部の球状形状部12aの装着
されたピストンシュー31を介して斜板30に摺接しな
がら公転することによって、ピストン12の往復運動を
行わせている。なお、斜板は図中矢印で表すように回動
して傾斜角が変更でき、ポンプの吐出量が調節し得るよ
うになっている。
各ピストン12がその先端部の球状形状部12aの装着
されたピストンシュー31を介して斜板30に摺接しな
がら公転することによって、ピストン12の往復運動を
行わせている。なお、斜板は図中矢印で表すように回動
して傾斜角が変更でき、ポンプの吐出量が調節し得るよ
うになっている。
【0005】各ピストン12は公転中に半回転間は吸い
込み方向に、残りの半回転間は吐出方向にストローク運
動することになるので、装置本体のシリンダブロック1
0に摺接する端面に、シリンダブロック10のシリンダ
ボア11に対応したピッチ円上に流体供給用と流体排出
用の図示しないキドニーポートを有する弁板40を固設
し、その一方の面40aをシリンダブロック10の端面
10aに摺接させることにより、連続的なポンプ作用を
得ることができる。なお、ピストンモータの構造はピス
トンポンプとほぼ同様であって作動原理が逆になる。
込み方向に、残りの半回転間は吐出方向にストローク運
動することになるので、装置本体のシリンダブロック1
0に摺接する端面に、シリンダブロック10のシリンダ
ボア11に対応したピッチ円上に流体供給用と流体排出
用の図示しないキドニーポートを有する弁板40を固設
し、その一方の面40aをシリンダブロック10の端面
10aに摺接させることにより、連続的なポンプ作用を
得ることができる。なお、ピストンモータの構造はピス
トンポンプとほぼ同様であって作動原理が逆になる。
【0006】ところで、このようなピストン型液圧装置
では、図4に示すように、ピストン12が流体の圧力に
よってシリンダボア11外部に抜け出したときに、シリ
ンダボア11内の流体の圧力Pがピストン12に及ぼす
力F=A×Pは、斜板30に垂直なシュー押力FS=F
/cosθとともに、ピストン12と垂直方向のラジアル
分力FR=Ftanθを有している。なお、ここでピストン
断面積をA、斜板の傾斜角をθとした。
では、図4に示すように、ピストン12が流体の圧力に
よってシリンダボア11外部に抜け出したときに、シリ
ンダボア11内の流体の圧力Pがピストン12に及ぼす
力F=A×Pは、斜板30に垂直なシュー押力FS=F
/cosθとともに、ピストン12と垂直方向のラジアル
分力FR=Ftanθを有している。なお、ここでピストン
断面積をA、斜板の傾斜角をθとした。
【0007】したがって、シリンダブロック10は、こ
のピストン12に働くラジアル分力FRを、シリンダブ
ロック10の開口部15における最大荷重点16からの
接触反力R1と、ピストン12の基端部12bとシリン
ダブロック10の接触点17からの接触反力R2で支え
ており、特に最大荷重点16においては最大荷重R1=
FR+R2が作用している。さらに、この最大荷重R1は
ピストン12がシリンダボア11より抜け出すにつれて
大きくなり、ピストン12が最も抜け出したときに最大
値となる。なお、シリンダブロック10の最大荷重点1
6とは、シリンダボア11の開口部15において、シリ
ンダブロック10の中心軸Aから外周方向に最も離れた
場所である。
のピストン12に働くラジアル分力FRを、シリンダブ
ロック10の開口部15における最大荷重点16からの
接触反力R1と、ピストン12の基端部12bとシリン
ダブロック10の接触点17からの接触反力R2で支え
ており、特に最大荷重点16においては最大荷重R1=
FR+R2が作用している。さらに、この最大荷重R1は
ピストン12がシリンダボア11より抜け出すにつれて
大きくなり、ピストン12が最も抜け出したときに最大
値となる。なお、シリンダブロック10の最大荷重点1
6とは、シリンダボア11の開口部15において、シリ
ンダブロック10の中心軸Aから外周方向に最も離れた
場所である。
【0008】このようにシリンダブロック10とピスト
ン12の間には垂直方向の分力FRが働くため、シリン
ダブロック10とピストン12との摺接面、特にシリン
ダブロック10の開口部15の最大荷重点16付近で
は、焼き付き等の問題が生じやすかった。そこで、例え
ば特開平7−217545号公報や、特開平3−189
375号公報においては、シリンダボア11の内周面1
1a上に逃げ溝5、6等を形成したピストン型液圧装置
が提案されている。
ン12の間には垂直方向の分力FRが働くため、シリン
ダブロック10とピストン12との摺接面、特にシリン
ダブロック10の開口部15の最大荷重点16付近で
は、焼き付き等の問題が生じやすかった。そこで、例え
ば特開平7−217545号公報や、特開平3−189
375号公報においては、シリンダボア11の内周面1
1a上に逃げ溝5、6等を形成したピストン型液圧装置
が提案されている。
【0009】このうち前者の逃げ溝5は、図5に示すよ
うに、シリンダボア11の内周面11a全周にわたって
シリンダボア11の径より大きな径の同心溝として形成
されたものであり、この逃げ溝5に導入された流体によ
り、シリンダブロック10とピストン12の摺動面の潤
滑性を向上させるものである。
うに、シリンダボア11の内周面11a全周にわたって
シリンダボア11の径より大きな径の同心溝として形成
されたものであり、この逃げ溝5に導入された流体によ
り、シリンダブロック10とピストン12の摺動面の潤
滑性を向上させるものである。
【0010】また、後者の逃げ溝6は、図6に示すよう
に、シリンダブロック10の中心軸Aとシリンダボア1
1の中心軸が通る平面がシリンダボア11と交差する位
置に、一端がシリンダボア11前端からわずかにシリン
ダボア11内に入った位置に、他端が下死点(ピストン
12がシリンダボア11より最も抜け出した配置)に配
置されたピストン12の後端より奥の位置になるように
設けられ、この逃げ溝6に導入された流体により、ピス
トン12の摺動を円滑にするものである。
に、シリンダブロック10の中心軸Aとシリンダボア1
1の中心軸が通る平面がシリンダボア11と交差する位
置に、一端がシリンダボア11前端からわずかにシリン
ダボア11内に入った位置に、他端が下死点(ピストン
12がシリンダボア11より最も抜け出した配置)に配
置されたピストン12の後端より奥の位置になるように
設けられ、この逃げ溝6に導入された流体により、ピス
トン12の摺動を円滑にするものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5の
逃げ溝5はシリンダボア11の内周面11a全周にわた
って形成されているものであり、また、図6の逃げ溝6
は下死点におけるピストン12の基端部12bの位置よ
りも奥まで広がったものであるので、これらの溝には必
要以上に多くの作動油が導入されてしまい、いずれもシ
リンダボア11の開口部15におけるシール性に問題が
あった。
逃げ溝5はシリンダボア11の内周面11a全周にわた
って形成されているものであり、また、図6の逃げ溝6
は下死点におけるピストン12の基端部12bの位置よ
りも奥まで広がったものであるので、これらの溝には必
要以上に多くの作動油が導入されてしまい、いずれもシ
リンダボア11の開口部15におけるシール性に問題が
あった。
【0012】また、図5の逃げ溝5はシリンダボア11
の内周面11a全周にわたって形成されたものであり、
また、図6の逃げ溝6は一定幅でシリンダボア11の奥
まで形成されたものなので、シリンダボア11内になさ
れるこれらの逃げ溝5、6の加工は、いずれも容易では
なく、製造の効率を低下させていた。
の内周面11a全周にわたって形成されたものであり、
また、図6の逃げ溝6は一定幅でシリンダボア11の奥
まで形成されたものなので、シリンダボア11内になさ
れるこれらの逃げ溝5、6の加工は、いずれも容易では
なく、製造の効率を低下させていた。
【0013】本発明は、このような問題点に着目し、作
動油の漏れ出しを最小限に押さえつつ、シリンダブロッ
クおよびピストンの摩耗や焼き付きを防止し得るピスト
ン型液圧装置を提供することを目的とする。
動油の漏れ出しを最小限に押さえつつ、シリンダブロッ
クおよびピストンの摩耗や焼き付きを防止し得るピスト
ン型液圧装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、主軸の回転に
連動して回転するシリンダブロックと、このシリンダブ
ロックの中心軸から同一ピッチ円上に主軸と平行に設け
られた複数のシリンダボアと、これらのシリンダボアへ
それぞれ摺動自在に挿入されたピストンと、これらのピ
ストンの一端に摺接し前記シリンダブロックの回転に伴
って前記ピストンを前記シリンダボア内で往復運動させ
る斜板と、前記シリンダブロックの一端面に摺接し前記
シリンダボアへの流体の供給孔および排出孔を有する弁
板とを備えたピストン型液圧装置において、前記シリン
ダボアの内周面上に、前記シリンダブロックの中心軸よ
り最も離れた地点に位置し、かつ下死点における前記ピ
ストンの基端部とシリンダボアの開口部の間に位置し
て、シリンダボアより小径で、かつシリンダボアの中心
軸から偏心した偏心孔の一部として形成された偏心溝を
備えた。
連動して回転するシリンダブロックと、このシリンダブ
ロックの中心軸から同一ピッチ円上に主軸と平行に設け
られた複数のシリンダボアと、これらのシリンダボアへ
それぞれ摺動自在に挿入されたピストンと、これらのピ
ストンの一端に摺接し前記シリンダブロックの回転に伴
って前記ピストンを前記シリンダボア内で往復運動させ
る斜板と、前記シリンダブロックの一端面に摺接し前記
シリンダボアへの流体の供給孔および排出孔を有する弁
板とを備えたピストン型液圧装置において、前記シリン
ダボアの内周面上に、前記シリンダブロックの中心軸よ
り最も離れた地点に位置し、かつ下死点における前記ピ
ストンの基端部とシリンダボアの開口部の間に位置し
て、シリンダボアより小径で、かつシリンダボアの中心
軸から偏心した偏心孔の一部として形成された偏心溝を
備えた。
【0015】
【作用】本発明では、ピストンがシリンダボア内を摺動
するとき、シリンダブロックの最大荷重点に直ぐ隣接し
たシリンダボアの内周面上に形成された偏心溝に作動油
が導入され、この作動油により特に摩耗や焼き付きの起
こりやすい最大荷重点付近でのシリンダブロックとピス
トンとの間の潤滑性が高められる。また、このとき偏心
溝は必要最小限のものが設けられているだけなので、シ
リンダボアの開口部からの作動油の漏れ出しは最小限に
押さえられる。さらに、偏心溝をシリンダボアに対する
偏心孔の一部として形成したので、適切な工具を使用す
れば、偏心溝を容易に切削加工することができる。
するとき、シリンダブロックの最大荷重点に直ぐ隣接し
たシリンダボアの内周面上に形成された偏心溝に作動油
が導入され、この作動油により特に摩耗や焼き付きの起
こりやすい最大荷重点付近でのシリンダブロックとピス
トンとの間の潤滑性が高められる。また、このとき偏心
溝は必要最小限のものが設けられているだけなので、シ
リンダボアの開口部からの作動油の漏れ出しは最小限に
押さえられる。さらに、偏心溝をシリンダボアに対する
偏心孔の一部として形成したので、適切な工具を使用す
れば、偏心溝を容易に切削加工することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
明の実施の形態について説明する。
【0017】本発明では、図3において、図1、図2に
示すような偏心溝1をシリンダボア11の内周面上に形
成する。この偏心溝1は、図1、図2に仮想線で示した
円柱形の偏心孔2の外周面に沿った形状に形成される。
示すような偏心溝1をシリンダボア11の内周面上に形
成する。この偏心溝1は、図1、図2に仮想線で示した
円柱形の偏心孔2の外周面に沿った形状に形成される。
【0018】この偏心孔2の中心軸Bは、シリンダブロ
ック10の中心軸Aとシリンダボア11の中心軸Cとを
結ぶ放射線上の中心軸Cよりも外側に来るように、中心
軸Cからχだけ偏心している。この結果、偏心溝1は、
シリンダボア11の内壁のシリンダブロック10の中心
軸Aより最も離れた周上に位置して形成される。
ック10の中心軸Aとシリンダボア11の中心軸Cとを
結ぶ放射線上の中心軸Cよりも外側に来るように、中心
軸Cからχだけ偏心している。この結果、偏心溝1は、
シリンダボア11の内壁のシリンダブロック10の中心
軸Aより最も離れた周上に位置して形成される。
【0019】また、偏心溝1は、シリンダボア11の軸
方向には、図4に示すピストン12のシリンダボア11
からの抜け出し量L1が最大になる配置(ピストン12
の下死点)のときの、ピストン12の基端部13とシリ
ンダボア11の開口部15との間隔L2の範囲内に位置
する。
方向には、図4に示すピストン12のシリンダボア11
からの抜け出し量L1が最大になる配置(ピストン12
の下死点)のときの、ピストン12の基端部13とシリ
ンダボア11の開口部15との間隔L2の範囲内に位置
する。
【0020】このような配置により、偏心溝1は、図4
に示したところの最大荷重点16に直ぐ隣接して設けら
れることとなる。
に示したところの最大荷重点16に直ぐ隣接して設けら
れることとなる。
【0021】さらに、偏心孔2の外周面の一部に沿った
形状の偏心溝1を形成する加工は、例えば、中グリ盤等
を用いてシリンダボア11の中心軸Cから所定量χだけ
偏心した位置に所定の径で穴加工をすることにより、容
易に行うことができる。
形状の偏心溝1を形成する加工は、例えば、中グリ盤等
を用いてシリンダボア11の中心軸Cから所定量χだけ
偏心した位置に所定の径で穴加工をすることにより、容
易に行うことができる。
【0022】なお、偏心孔2の半径はシリンダボア11
に比べて小さなものが選ばれ、また、偏心孔2の円柱の
高さも、ピストン12の基端部12bとシリンダボア1
1の開口部15との間隔L2がピストン12の下死点に
おいて最小となったとき、この間隔内に収まるようなも
のが選ばれるので、偏心溝1が必要以上に大きなものと
なることが制限される。
に比べて小さなものが選ばれ、また、偏心孔2の円柱の
高さも、ピストン12の基端部12bとシリンダボア1
1の開口部15との間隔L2がピストン12の下死点に
おいて最小となったとき、この間隔内に収まるようなも
のが選ばれるので、偏心溝1が必要以上に大きなものと
なることが制限される。
【0023】つぎに作用を説明する。
【0024】シリンダブロック10の回転軸Aを中心と
する回転に連動して、ピストン12はシリンダボア11
内を摺動する。このとき、図4に示したように、シリン
ダブロック10の最大荷重点16付近には、最大荷重R
1=FR+R2が作用する。
する回転に連動して、ピストン12はシリンダボア11
内を摺動する。このとき、図4に示したように、シリン
ダブロック10の最大荷重点16付近には、最大荷重R
1=FR+R2が作用する。
【0025】ところで、この最大荷重点16に直ぐ隣接
して偏心溝1が形成されているので、この偏心溝1に作
動油が導かれることにより、最大荷重点16付近でのシ
リンダブロック10とピストン12との摺動における潤
滑性が高められ、シリンダブロック10およびピストン
12の耐摩耗性や、耐焼き付き性が大幅に向上する。
して偏心溝1が形成されているので、この偏心溝1に作
動油が導かれることにより、最大荷重点16付近でのシ
リンダブロック10とピストン12との摺動における潤
滑性が高められ、シリンダブロック10およびピストン
12の耐摩耗性や、耐焼き付き性が大幅に向上する。
【0026】このとき、偏心溝1は必要最小限のものが
設けられているだけで、偏心溝1と反対側のシリンダボ
ア11の内壁には溝が設けられていないので、余分な作
動油は導かれず、シリンダボア11の開口部15からの
作動油の漏れ出しは最小限に押さえられる。すなわち、
本発明では、焼き付き防止用の偏心溝1を最も焼き付き
の恐れの高い部分にのみ限定して設けているので、シリ
ンダブロック10やピストン12の摩耗や焼き付きの防
止と、偏心溝1からの作動油の漏れ防止を最大限に両立
させることができる。
設けられているだけで、偏心溝1と反対側のシリンダボ
ア11の内壁には溝が設けられていないので、余分な作
動油は導かれず、シリンダボア11の開口部15からの
作動油の漏れ出しは最小限に押さえられる。すなわち、
本発明では、焼き付き防止用の偏心溝1を最も焼き付き
の恐れの高い部分にのみ限定して設けているので、シリ
ンダブロック10やピストン12の摩耗や焼き付きの防
止と、偏心溝1からの作動油の漏れ防止を最大限に両立
させることができる。
【0027】また、偏心溝1をシリンダボア11に対す
る偏心孔2の一部として形成するので、従来例における
ように加工に手間がかからず、中グリ盤等により偏心溝
1を容易に切削加工することができる。
る偏心孔2の一部として形成するので、従来例における
ように加工に手間がかからず、中グリ盤等により偏心溝
1を容易に切削加工することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、ピストンはシリンダボ
ア内を摺動するとき、シリンダブロックの最大荷重点に
直ぐ隣接して形成された偏心溝に作動油が導入され、こ
の作動油により特に摩耗や焼き付きの起こりやすい最大
荷重点付近でのシリンダブロックとピストンとの間の潤
滑性が高められ、シリンダブロックおよびピストンの耐
摩耗性や、耐焼き付き性が大幅に向上するが、このと
き、偏心溝は必要最小限のものが設けられているだけな
ので、シリンダボアの開口部からの作動油の漏れ出しは
最小限に押さえられ、シリンダブロックやピストンの摩
耗や焼き付けの防止と、偏心溝からの作動油の漏れ防止
が最大限に両立でき、また、偏心溝をシリンダボアに対
する偏心孔の一部として形成したので、適切な工具を使
用すれば、偏心溝を容易に切削加工することができる。
ア内を摺動するとき、シリンダブロックの最大荷重点に
直ぐ隣接して形成された偏心溝に作動油が導入され、こ
の作動油により特に摩耗や焼き付きの起こりやすい最大
荷重点付近でのシリンダブロックとピストンとの間の潤
滑性が高められ、シリンダブロックおよびピストンの耐
摩耗性や、耐焼き付き性が大幅に向上するが、このと
き、偏心溝は必要最小限のものが設けられているだけな
ので、シリンダボアの開口部からの作動油の漏れ出しは
最小限に押さえられ、シリンダブロックやピストンの摩
耗や焼き付けの防止と、偏心溝からの作動油の漏れ防止
が最大限に両立でき、また、偏心溝をシリンダボアに対
する偏心孔の一部として形成したので、適切な工具を使
用すれば、偏心溝を容易に切削加工することができる。
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】斜板式のピストン型液圧装置を示す断面図であ
る。
る。
【図4】ピストン型液圧装置における力の作用を示す説
明図である。
明図である。
【図5】従来例の逃げ溝を示す図である。
【図6】他の従来例の逃げ溝を示す図である。
1 偏心溝 2 偏心孔 10 シリンダブロック 11 シリンダボア 11a 内周面 12 ピストン 12b 基端部 15 開口部 30 斜板 40 弁板 A 中心軸 C 中心軸
Claims (1)
- 【請求項1】主軸の回転に連動して回転するシリンダブ
ロックと、 このシリンダブロックの中心軸から同一ピッチ円上に主
軸と平行に設けられた複数のシリンダボアと、 これらのシリンダボアへそれぞれ摺動自在に挿入された
ピストンと、 これらのピストンの一端に摺接し前記シリンダブロック
の回転に伴って前記ピストンを前記シリンダボア内で往
復運動させる斜板と、 前記シリンダブロックの一端面に摺接し前記シリンダボ
アへの流体の供給孔および排出孔を有する弁板と、 を備えたピストン型液圧装置において、 前記シリンダボアの内周面上に、前記シリンダブロック
の中心軸より最も離れた地点に位置し、かつ下死点にお
ける前記ピストンの基端部とシリンダボアの開口部の間
に位置して、シリンダボアより小径で、かつシリンダボ
アの中心軸から偏心した偏心孔の一部として形成された
偏心溝を備えたことを特徴とするピストン型液圧装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7331968A JPH09170567A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | ピストン型液圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7331968A JPH09170567A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | ピストン型液圧装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09170567A true JPH09170567A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18249669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7331968A Pending JPH09170567A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | ピストン型液圧装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09170567A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003503259A (ja) * | 1999-06-29 | 2003-01-28 | コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー | 液圧機器アセンブリ |
-
1995
- 1995-12-20 JP JP7331968A patent/JPH09170567A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003503259A (ja) * | 1999-06-29 | 2003-01-28 | コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー | 液圧機器アセンブリ |
| JP4965041B2 (ja) * | 1999-06-29 | 2012-07-04 | コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー | 液圧機器アセンブリ |
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