JPH09170986A - 異物検査方法および異物検査装置 - Google Patents

異物検査方法および異物検査装置

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JPH09170986A
JPH09170986A JP19699296A JP19699296A JPH09170986A JP H09170986 A JPH09170986 A JP H09170986A JP 19699296 A JP19699296 A JP 19699296A JP 19699296 A JP19699296 A JP 19699296A JP H09170986 A JPH09170986 A JP H09170986A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検査テーブルの移動範囲をほぼウエハの直径の
2倍程度のエリアに半減させて装置の小型化を図るとと
もに検査効率を向上させることができる異物検査方法と
装置とを提供することにある。 【解決手段】被検査物の副走査方向に所定の走査幅を持
つ異物検出光学系の異物検査領域を被検査物の主走査方
向の移動開始位置における先頭部分に対応させて配置
し、被検査物側を移動させ、主走査方向に往きの主走査
をしこの主走査の終了後に被検査物を180°回転させ
て帰り方向に主走査を行い、異物検出光学系を走査幅分
副走査方向に移動させて次の往きの前記主走査と帰りの
主走査とを順行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異物検査方法お
よび異物検査装置に関し、詳しくは、ウエハ異物検査装
置において、検査テーブルの移動範囲を低減して検査テ
ーブルを小型し、かつ、検査効率を向上させることが可
能なウエハ異物検査方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエハ異物検査装置には、ウエハの表面
にレーザビームを照射してX,Y方向にウエハを走査す
るXY走査方式と、ウエハを回転させてレーザビームを
照射し、スパイラル状にまたは同心円にウエハを走査す
る回転走査方式とがある。前者のXY走査は、例えば、
検査テーブルがX方向に移動して主走査をし、レーザビ
ームあるいはさらに検査テーブルがY方向に移動するこ
とで副走査を行う。走査速度を向上させるために、その
X方向の主走査は通常往復走査になる。この方式は、ウ
エハの全面走査に時間がかかる問題があるが、個々の検
出領域が一定していて、比較的小さな異物も正確な位置
で検出できる利点がある。一方、後者の走査は、ウエハ
の外周と中心部とで周速が相違するために、個々の検査
領域について周辺では走査密度が粗くなり、中心部では
走査密度が高くなって検査領域重複する問題がある。し
かし、ウエハ全面に亙っての走査時間が短くて済む利点
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近では、ICの集積
度の向上とともに、ウエハの検査精度の向上が要求され
ている。その関係で、XY走査方式を採用して異物検査
をする傾向にある。しかし、半導体製造工程の中に投入
されるインラインでの異物検査装置としてXY走査方式
を採用して異物検査を行うと、検査のスループットが低
下する上に、次に説明するように、装置が大型化する欠
点がある。図5は、従来のXY走査方式における異物検
査装置の検査テーブルの移動範囲の説明図である。ウエ
ハ1は、検査テーブルに載置されたウエハであって、こ
こではウエハ1の移動をもって検査テーブルの移動範囲
を説明する。異物検査光学系2が図示する位置に設定さ
れているとすれば、ウエハ1を全面走査するためには、
X方向においてウエハ1の中心Oが軸X1からX2まで移
動するように検査テーブルによりウエハ1を移動させな
ければならない。Y方向にあっては、ウエハ1の中心O
が軸Y1からY2までの距離に相当する分、移動するよう
に検査テーブルによりウエハ1を移動させなければなら
ない。
【0004】したがって、ウエハ1の直径をDとする
と、ウエハ1を載置する検査テーブルは、少なくとも縦
2D,横2Dの2D×2Dの範囲を占有しなければ、ウ
エハの移動による全面走査はできない。そのため、異物
検査テーブルの移動機構をどうしても2D×2Dの範囲
よりも大きくする必要がである。これにより検査テーブ
ルを含めて、装置が大型化せざるを得ない。特に、ウエ
ハ1の外径が大きくなると、それだけ装置が大型化する
問題がある。一方、ウエハ側ではなく、異物検査光学系
を移動させてウエハを走査すれば走査系の移動範囲は減
少する。しかし、異物検査光学系自体の高速な移動は、
光学系に多数のレンズが含まれる関係で光学系の位置ず
れや振動が発生し易く、それが正確な異物検出を阻害す
る。また、その大きさや重量の関係からも高速移動は好
ましくない。これとは別に、レーザビームを振らせてウ
エハを走査する方式もあるが、これは、走査光学系が大
きくなり、装置の大型化が避けられない。この発明の目
的は、検査テーブルの移動範囲をほぼウエハの直径の2
倍程度のエリアに半減させて装置の小型化を図るととも
に検査効率を向上させることができる異物検査方法を提
供することにある。この発明の他の目的は、検査テーブ
ルを小型化することにより装置の小型化を図るとともに
検査効率を向上させることができる異物検査装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための異物検査方法の特徴は、被検査物の副走査方向
に所定の走査幅をもつ異物検査領域を有し、この異物検
査領域が前記被検査物を主走査方向に移動させる開始位
置において前記被検査物の先頭部分に対応する前記主走
査方向の位置に配置されるように異物検査光学系を位置
付け、前記被検査物を前記主走査方向に移動させて、前
記被検査物に対して往きの走査をし、この走査の終了後
に前記被検査物を180°回転させ、前記被検査物を前
記とは逆方向に移動させて帰りの走査をして前記異物検
査領域において異物を検出するものである。また、この
発明の異物検査装置の特徴は、被検査物の副走査方向に
所定の走査幅をもつ異物検査領域を有し、この異物検査
領域が前記被検査物を主走査方向に移動させる開始位置
において前記被検査物の先頭部分に対応する前記主走査
方向の位置に配置されるように位置付けられた異物検査
光学系と、前記被検査物を載置し、前記被検査物を主走
査方向に往復移動させかつ前記被検査物の実質的な中心
を基準として実質的に180゜回転させる移動・回転機
構と、前記移動・回転機構を制御することにより前記被
検査物に対して前記主走査方向に往きの走査をしこの主
走査の終了後に前記被検査物を180°回転させて前記
主走査方向に帰りの走査をする制御をする制御装置とを
備えていて、前記往きの走査と前記帰りの走査に応じて
前記異物検査領域において異物を検出するものである。
なお、ここでの異物には、いわゆる表面における欠陥も
含まれるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】このように、異物検査光学系を被
検査物の主走査方向の移動開始位置における被検査物の
先頭部分に対応する主走査方向の位置に配置し、被検査
物側を移動させて、X方向あるいはY方向のみの主走査
を行い、往きの主走査が終了した時点で被検査物をその
中心を基準として180°回転させてから帰りの主走査
に入る。例えば、ウエハをその中心を基準に180°回
転させて帰りの走査に入る。これにより、帰りの走査の
開始点は、往きの主走査の終了位置からウエハの中心点
Oに関して点対称の位置になり、往きとは異なる走査領
域になる。この場合の180°の回転は、ウエハがほぼ
円形であることから主走査方向に直交する副走査方向に
おいてその回転前後におけるウエハ占有範囲のはみ出
し、あるいはウエハ占有エリアの増加はない。なお、被
検査物がウエハでなくても、例えば、LCD基板のよう
な長方形状のものでも、その中心で回転させることによ
り副走査方向での回転前後における占有エリアは、実質
的な増加がなく、副走査方向の一辺の長さの範囲で済
む。したがって、副走査方向での走査範囲は、実質的に
この一辺を端から端まで走査する場合の半分で済む。な
お、長方形の場合には、回転するときの最大径は、対角
線に対応することになるので、長方形の長い側辺を副走
査方向に対応させれば回転による占有面積の増加が少な
くて済む。
【0007】ウエハを載置する場合の検査テーブルの移
動としては、主走査方向にウエハの直径Dの2倍の距
離、すなわち2D分であり、副走査方向での移動の必要
はない。また、検査テーブルの占有エリアも主走査方向
に2D分であり、副走査方向の占有エリアは実質的に直
径Dになり、しかも、このときの副走査方向の走査量
は、実質的にD/2になる。したがって、占有エリアの
実質的な増加はない。また、異物検査光学系(その異物
検査領域)が被検査物における主走査方向において被検
査物の移動の開始位置の先頭部分に対応する主走査方向
の位置に配置されているので、主走査において異物検査
光学系が前記ウエハ占有範囲を越えるような増加、ある
いは異物検査光学系が前記ウエハ占有範囲からみ出しす
ようなことも生じない。この発明では、前記したよう
に、実質的に副走査方向の走査のために行う移動量が半
減するので、全面走査におけるスループットが向上す
る。その上、ここでは、主走査の1ラインの幅を副走査
方向に大きく採っているので、トータルの走査回数が低
減する。その結果、被検査物、例えば、ウエハを全面走
査する時間が短縮され、かつ、ウエハ検査における検査
効率が向上する。また、検査テーブルの移動範囲として
これが占有エリアが減少し、特に、ウエハ異物検査にお
いては、従来の大きさの半分程度で済む。
【0008】ところで、次に説明する実施例では、異物
検査光学系がCCDセンサを有する検査光学系であっ
て、主走査方向がY方向になっている。実施例では、検
査テーブルの主要部分がYテーブルとして実現され、こ
のY方向のウエハの移動開始位置におけるウエハの先頭
部分に対応するように異物検査光学系の異物検査領域が
が配置されている。なお、ウエハは円形になっているの
で、異物検査領域は、X方向において所定の距離離れて
配置されることになり、ウエハの外形から外れて外側に
なる。その結果、異物検査領域は、前記の先頭部分に一
致してはいない。また、往きの主走査が終了した時点で
180°ウエハを回転させるのは、Yテーブル上に配置
されたZθテーブルにより行われる。そして、これらテ
ーブルの移動と回転の制御は、実施例では、マイクロプ
ロセッサ(MPU)がウエハ走査プログラムを実行する
ことによりテーブル駆動回路を介して行う。
【0009】
【実施例】図1は、この発明の異物検査装置の一実施例
の検出光学系を中心とする構成図であり、図2は、その
走査の処理のフローチャート、図3がその走査順序の説
明図、そして、図4は、検出光学系を3個並列に設けた
場合の他の実施例の走査の説明図である。図1に示す、
10は、異物検査装置であって、異物検査光学系11と
その下側に配置された検査テーブル12、データ処理・
制御装置13、テーブル駆動回路14、A/D変換回路
(A/D)17、X移動機構18、制御回路19、そし
てインタフェース20とからなり、検査テーブル12に
はウエハ1が載置されている。また、制御回路19は、
インタフェース20を介してデータ処理・制御装置13
からの信号に応じてX移動機構18やCCD制御・信号
読出回路155に対して駆動のための各種制御信号を発
生する。
【0010】異物検査光学系11は、その内部を図示す
るように、検出光学系15と投光学系16とからなり、
投光光学系16が副走査方向に所定の幅を持つ、ウエハ
1上の検査領域3(異物検出領域)にレーザビームを照
射する。そして、その上方散乱光を検査テーブル12の
鉛直方向で上部に設けられた検出光学系15で受光して
検出する。異物検査光学系11は、X方向移動機構18
に固定されていて、X方向にシフトする。なお、検査領
域3のX方向の長さが主走査方向の1ラインの幅になっ
ている。したがって、副走査方向(X方向)の移動ピッ
チはこの幅に対応している。投光学系16は、半導体レ
ーザ光源161と、集光レンズ系162,163,16
4、そして反射ミラー165とからなり、レーザビーム
を検査領域3に対応する長円形の形に集束させてほぼウ
エハ1からみた仰角が30°でウエハ1の検査領域3に
照射する。
【0011】検出光学系15は、ウエハ1の検査領域3
に対峙する対物レンズ151とその後ろに配置された空
間フィルタ152、その後方に配置された集光レンズ系
153、集光レンズ系153により結像された検査領域
3の映像全体を受けるCCDセンサ154、そしてCC
Dセンサ154からの検出信号を読み出す、CCD制御
・信号読出回路155とからなる。CCD制御・信号読
出回路155は、データ処理・制御装置13からインタ
フェース20,制御回路19を介して制御され、受光強
度に応じて検出された検出信号をシリアルに読出してこ
れをA/D17送出し、これによりデジタル値に変換し
てインタフェース20を介してデータ処理・制御装置1
3に検出信号(デジタル値)として送出する。
【0012】ここで、検出光学系15は、主走査方向
(Y方向)において、ウエハ1の移動開始位置における
先頭部分に対応するY方向の位置に検査領域3が対応す
るように配置されている。なお、検査領域3は、ウエハ
1が円形であり、検査領域3の一部がウエハ1の外形か
ら外れるので、これを図示して説明する都合上、図では
X方向において少し内側に入ったところで、かつ、先頭
位置より少し内側に入ったところに検査領域3を描いて
いる。データ処理・制御装置13は、通常、MPU13
1とメモリ132等により構成され、前記のA/D17
からの信号をインタフェース20,バス133を介して
受けてメモり132に記憶する。そして、メモリ132
には、異物検出プログラム134,ウエハ走査プログラ
ム135,焦点合わせプログラム136等をはじめとし
て各種のプログラムが格納されている。テーブル駆動回
路14は、MPU131によるウエハ走査プログラム1
35の実行に応じて、検査テーブル12をY方向に往復
移動させる駆動回路である。さらに、Y方向にウエハ1
の直径D+α分(αは、走査余裕分)の移動が終了した
時点で、Zθテーブル142を180°回転させて、Y
方向に直径D+α分の帰りの移動をさせる駆動を行う。
すなわち、これは、Y方向の往復走査と回転とを行うた
めの駆動回路である。
【0013】検査テーブル12は、Yテーブル121と
Zθテーブル122と、このZθテーブル122に設け
られた中心位置決め機構123とからなる。中心位置決
め機構123は、ウエハ1の周囲外側に円形に配置され
た複数のローラ124,124,…からなる絞り機構で
ある。いわゆるシャッタの絞りと同様にローラ124,
124,…が外側から内側に連動して回動することで、
検査テーブル12の中心にこれに載置されたウエハ1の
中心を位置決めする。Yテーブル121は、ベース板1
25と、これに設けられたレール126,126上をY
方向にスライドするテーブル127とから構成されてい
る。Zθテーブル122は、テーブル127に載置され
たテーブルであって、そのZ方向の移動は、内部に設け
られテーブル127上に固定された昇降機構に行われ
る。この昇降機構は、主として焦点合わせのためにウエ
ハ1を上下方向に移動させて、ウエハの上下方向の位置
設定を行うためのものである。
【0014】図2は、ウエハ走査プログラム135によ
る走査のフローチャートであって、Yテーブルを駆動し
てY方向の往きの走査を開始し(ステップ101)、Y
方向のウエハ1の直径D+α分の走査終了か否かの判定
を行い(ステップ102)、終了していないときには、
NOとなり、YテーブルをY方向へさらに移動し(ステ
ップ103)、再びステップ102の前記の判定を行
う。この循環ループにおいて、Y方向の往きの1主走査
が終了したときには、YESとなって、Zθテーブルを
180°回転させ(ステップ104)、Yテーブルを先
とは逆方向に駆動してY方向の帰り走査を開始し(ステ
ップ105)、Y方向のウエハ1の直径D+α分の走査
終了か否かの判定を行い(ステップ106)、終了して
いないときには、NOとなり、YテーブルをY方向へさ
らに移動し(ステップ107)、再びステップ106の
前記の判定を行う。この循環ループにおいて、Y方向の
帰りの1走査が終了したときには、ステップ106の判
定でYESとなって、MPU131が副走査の終了か否
かの判定を異物検査光学系11が位置決めされたX方向
の位置により行う(ステップ108)。
【0015】ここで、副走査方向の移動が終了していな
いときには、検査領域3に対応する副走査分だけX移動
機構18をウエハ1の内側に向かって移動させる駆動を
して異物検査光学系11を副走査方向に1ピッチ分(実
質的に検査領域3の幅に対応する分)移動させる(ステ
ップ109)。そして、Zθテーブルを180°反転回
転させて元に戻し(ステップ110)、スステップ10
1へと帰り、前記の処理を開始し、これを副走査が終了
するまで繰り返し実行する。なお、ステップ108の判
定で副走査側の走査が終了しているときには、この処理
が終了する。副走査側の走査の終了は、ウエハ1の内側
に移動してウエハの中心を通る中心線を含む領域の走査
が往きあるいは帰りの走査で行われ、これが終了するこ
とによりウエハ1の全面走査が完了するとき、X方向に
おけるその位置に異物検査光学系11が位置付けられた
ことをもって行う。ところで、前記のステップ110の
Zθテーブルの180°の回転は、往きと帰りの主走査
においてステップ104における回転方向と同じにする
ことができる。また、この往きと帰りの各主走査の間、
MPU131は、異物検出プログラム134を実行して
A/D17から受けた検出信号(デジタル値)に基づい
てCCDセンサ154の受光位置(受光画素の位置)と
の関係において検査領域3のどの位置に異物があるの
か、あるいは検査領域3には異物がないのかの判定を行
い、異物検出をする。なお、この場合のCCDセンサ1
54としては、例えば、副走査方向に5,000画素程
度の1ラインセンサを使用するとよい。
【0016】図3は、前記の処理における往きと帰りの
走査の順序を数字,,,…,で示すものである。
(a)は、最初の往きの走査状態を、(b)は最初の帰
りの走査状態を、そして(c)は、その次の往きの走査
を示すものであって、(c)に示すように、結果として
のウエハ1の走査領域は、,,の順序となる。な
お、(a)〜(c)において示す矢印は、それぞれの主
走査終了後における180゜のウエハ回転方向である。
したがって、この例では、最初の主走査が終了した時点
で反時計方向に180゜回転させ、その帰りの主走査が
終了した時点で時計方向に180゜回転させて元に戻
す。180゜の回転は往き,帰りの各主走査ごとに正
転,反転の繰り返しになる。この例では、テーブルの移
動方向が往復の主走査であるが、往きと帰りとの間でテ
ーブルが交互に180°正転、反転回転する。しかし、
往きと帰りとの間でテーブルが同じ回転方向に180°
回転するものでもよい。いずれにおいても、ウエハ1に
対する走査の方向は、往きの走査も帰りの走査も同じ方
向になる。図中、点線で示す矢印は、すでに済んだ走査
についての走査方向を示している。図4は、異物検査光
学系11を副走査方向に複数個配列して副走査方向(X
方向)の異物検査光学系11の移動をなくした実施例で
ある。
【0017】この場合の副走査幅は、実質的にウエハ1
の直径Dを均等に2N分割(この例ではN=3で6分
割)した幅に対応している。異物検出光学系11が2N
分割された幅(走査幅)おきにN(=3)個配置されて
いる。なお、ここでの副走査幅は実質的に検査領域の長
さに対応している。ここでの3個の異物検出光学系は、
異物検出光学系11a,11b,11cであって、それ
ぞれが図1の異物検出光学系11に対応している。した
がって、図(a)に示すように、Y方向の主走査が完了
した時点で矢印で示す方向(反時計方向)に180°回
転させて、図(b)に示すように、帰りの主走査をする
だけで、ウエハ1の全体の走査は完了する。なお、この
実施例では、異物検出光学系が11a,11b,11c
からのそれぞれの検出信号は、それぞれに対応して設け
られた3個のA/D(A/D17に対応して3個のA/
D,図示せず)によりデジタル置に変換されてインタフ
ェース20を介してパラレルにデータ処理・制御装置1
3に入力される。
【0018】ところで、この実施例の走査幅は、実質的
に前記ウエハの直径を均等に2N分割した幅に対応して
いるが、最初の走査と次の走査あるいは最後の走査幅
は、必ずしも、走査領域がウエハの外形に一致していな
くてもよい。そこで、実質的に2N分割する前記の距離
は、ウエハの直径Dよりも大きくてよい。その距離は、
最大でウエハの直径+1走査幅までである。したがっ
て、ウエハの直径Dからこの直径Dより走査幅分大きな
範囲内の距離を均等に2N分割することができる。ま
た、実施例では、副走査方向の移動の後に180゜ウエ
ハを回転させているが、これは、同時に行われても、前
記の実施例とは逆の順序で行われていもよい。以上、実
施例では、ウエハを中心に説明しているが、この発明
は、ウエハのような円形の形状のものでなくても適用可
能である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明にあって
は、異物検出光学系の異物検査領域を被検査物の相対的
な主走査方向の移動の先頭部分に対応させて配置し、被
検査物側を移動させて、X方向あるいはY方向のみの主
走査を行い、往きの主走査が終了した時点で被検査物を
180°回転させて帰りの走査をする。これにより、帰
りの走査点については、往きの主走査の終了位置から被
検査物の中心点Oに関して点対称となる位置からの主走
査になる。この回転により主走査方向に直交する副走査
方向でのはみ出し、あるいはエリアの拡大はない。しか
も、副走査方向の走査のために行う移動量が実質的に半
減する。その結果、検査テーブルの移動範囲の占有エリ
アが減少し、例えば、ウエハでは従来の大きさの半分程
度で済む。また、実質的に副走査方向の走査のために行
う移動量が半減するので、全面走査におけるスループッ
トが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の異物検査装置の一実施例の
検出光学系を中心とする構成図である。
【図2】図2は、その走査処理のフローチャートであ
る。
【図3】図3は、その走査の仕方の説明図であって、
(a)は、往きの走査の説明図、(b)は、帰りの走査
の説明図、(c)は、さらにその次の走査の順序の説明
図である。
【図4】図4は、検出光学系を3個並列に設けた場合の
他の実施例の走査の仕方の説明図であって、(a)は往
きの走査の説明図、(b)は帰りの走査の説明図であ
る。
【図5】図5は、従来のXY走査方式の異物検査装置の
検査テーブル移動範囲の説明図である。
【符号の説明】
1…ウエハ、2,11…異物検査光学系、3…検査領
域、10…異物検査装置、12…検査テーブル、13…
データ処理・制御装置、14…テーブル駆動回路、15
…検出光学系、16…投光学系、17…A/D変換回路
(A/D)、18…X方向移動機構、131…MPU、
132…メモリ、133…バス、134…異物検出プロ
グラム、135…ウエハ走査プログラム、136…焦点
合わせプログラム、151…対物レンズ、152…空間
フィルタ、153…集光レンズ系、154…CCDセン
サ、155…CCD制御・信号読出回路、161…半導
体レーザ光源、162,163…集光レンズ系、164
…反射ミラー。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査物の副走査方向に所定の走査幅をも
    つ異物検査領域を有し、この異物検査領域が前記被検査
    物を主走査方向に移動させる開始位置において前記被検
    査物の先頭部分に対応する前記主走査方向の位置に配置
    されるように異物検査光学系を位置付け、前記被検査物
    を前記主走査方向に移動させて、前記被検査物に対して
    往きの走査をして前記異物検査領域において異物を検出
    し、この走査の終了後に前記被検査物を180°回転さ
    せ、前記被検査物を前記とは逆方向に移動させて帰りの
    走査をして前記異物検査領域において異物を検出する異
    物検査方法。
  2. 【請求項2】前記被検査物はウエハであり、前記帰りの
    走査が終了した後に前記異物検査光学系を実質的に前記
    走査幅分、副走査方向に移動させかつ前記被検査物を1
    80°回転させて次の前記往きの走査とを行うものであ
    って、前記往きの走査と前記帰りの走査とが複数回行わ
    れ、これらの各走査の終了ごとに前記ウエハを180゜
    回転させる請求項1記載の異物検査方法。
  3. 【請求項3】前記被検査物はウエハであり、前記走査幅
    は、前記ウエハの直径からこの直径より前記走査幅分大
    きな範囲内の距離を均等に2N分割(ただしNは2以上
    の整数)した幅に相当するものであり、前記複数の異物
    検査光学系はN個設けられ、これらが前記走査幅おきに
    配置される請求項1記載の異物検査方法。
  4. 【請求項4】被検査物を二次元で走査をして異物を検出
    する異物検査装置において、 前記被検査物の副走査方向に所定の走査幅をもつ異物検
    査領域を有し、この異物検査領域が前記被検査物を主走
    査方向に移動させる開始位置において前記被検査物の先
    頭部分に対応する前記主走査方向の位置に配置されるよ
    うに位置付けられた異物検査光学系と、 前記被検査物を載置し、前記被検査物を主走査方向に往
    復移動させかつ前記被検査物の実質的な中心を基準とし
    て実質的に180゜回転させる移動・回転機構と、 前記移動・回転機構を制御することにより前記被検査物
    に対して前記主走査方向に往きの走査をしこの走査の終
    了後に前記被検査物を180°回転させて前記主走査方
    向に帰りの走査をする制御をする制御装置とを備え、前
    記往きの走査と前記帰りの走査に応じて前記異物検査領
    域において異物を検出する異物検査装置。
  5. 【請求項5】前記被検査物はウエハであり、さらに、前
    記副走査方向に実質的に前記走査幅分移動させる副走査
    移動機構を有し、前記移動・回転機構は、前記180゜
    の回転に加えてさらに180゜回転するものであり、前
    記制御装置は、前記帰りの走査が終了した後に前記副走
    査移動機構を制御して前記異物検査光学系を実質的に前
    記走査幅分、副走査方向に移動させ、かつ、前記被検査
    物を180°回転させる制御をし、かつ、前記往きの走
    査と前記帰りの走査とが複数回行われ、これらの各走査
    の終了ごとに前記ウエハを180゜回転させる制御をす
    る請求項4記載の異物検査装置。
  6. 【請求項6】前記被検査物はウエハであり、前記走査幅
    は、前記ウエハの直径からこの直径より前記走査幅分大
    きな範囲内の距離を均等に2N分割(ただしNは2以上
    の整数)した幅に相当するものであり、前記複数の異物
    検査光学系はN個設けられ、これらが前記走査幅おきに
    配置されている請求項5記載の異物検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005528786A (ja) * 2002-05-23 2005-09-22 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 大型基板検査システム
JP2008311668A (ja) * 2008-07-07 2008-12-25 Hitachi High-Technologies Corp 基板又は半導体ウエーハに形成されたパターンの,重ね合わせ誤差検査装置及び重ね合わせ誤差検査方法
JP2020190457A (ja) * 2019-05-21 2020-11-26 株式会社昭和電気研究所 ウエハ検査装置

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