JPH09171047A - 集合形漏電リレー - Google Patents

集合形漏電リレー

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JPH09171047A
JPH09171047A JP7330791A JP33079195A JPH09171047A JP H09171047 A JPH09171047 A JP H09171047A JP 7330791 A JP7330791 A JP 7330791A JP 33079195 A JP33079195 A JP 33079195A JP H09171047 A JPH09171047 A JP H09171047A
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current
leakage
sensitivity
leakage current
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JP7330791A
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Rei Yokota
玲 横田
Tadashi Hashimoto
正 橋本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感度電流の設定時に参考となる漏電電流値を
表示して適切な感度電流の設定ができるようにする。 【解決手段】 複数の電気回路1の漏電電流値を1個の
A/D変換部12と演算処理部14で演算し、表示部1
8で漏洩電流値を表示する。漏洩電流値が記憶部17で
設定されいてる感度電流を超えると、出力回路4からの
出力で動作表示灯9を点灯すると共に、リレー5を駆動
し接点5aから警報信号を送出する。感度電流設定時
は、表示部18に設定対象の電気回路の漏洩電流を表示
して設定部16で設定し、設定した感度電流を記憶部1
7に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複数の電気回路の
漏電を検出してその電気回路を保護する集合形漏電リレ
ーに関し、特に感度電流の設定、漏洩電流の表示等に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば特公平7−1293号公
報に示された従来の集合形漏電リレーを示すブロック
図、図8は従来の集合形漏電リレーを示す外観図であ
る。図において、1は複数の電気回路の内の1つを示す
電気回路、2は電気回路1の漏洩電流を検出する零相変
流器、3は零相変流器2の二次コイルに接続される増幅
器、4は増幅器3の出力が接続される出力回路、5は出
力回路4の出力で動作するリレーである。
【0003】5aはリレーの接点で、リレー5の接点5
aには電源(図示せず)を介してブザーやランプなどの
警報装置(図示せず)が接続される。6は増幅器3に接
続されリレー5を動作させる漏洩電流値を切換える感度
電流切換装置である。6aは感度電流切換装置6に付属
して感度電流値を切換える感度電流切換スイッチであ
り、例えば100mA,200mA,400mA,80
0mAが切換えられるようになっている。
【0004】22は増幅器3に接続されリレー5の動作
時間を切換える動作時間切換装置である。22aは動作
時間切換装置22に付属して動作時間を切換える動作時
間切換スイッチであり、例えば0.2秒,0.3秒,
0.5秒,1秒が切換えられるようになっている。7は
零相変流器2にテスト電流を流すためのテストスイッチ
であり、8は出力回路4をリセットするためのリセット
スイッチである。9は出力回路4の出力により点灯され
リレー5が動作したことを表示するための動作表示灯で
ある。
【0005】23は上記増幅器3,出力回路4,リレー
5,動作表示灯9,感度電流切換装置6,動作時間切換
装置22,テストスイッチ7,リセットスイッチ8で構
成される保護信号出力手段、10は複数個の保護信号出
力手段23のそれぞれに電源を供給する電源供給手段、
11は電源供給手段10に接続される補助電源である。
【0006】図8において、24は、上記保護信号出力
手段23が組み込まれた保護表示信号出力ユニット、1
9は上記電源供給手段10が1個および保護表示信号出
力ユニット24が、例えば、1個ないし10個挿入可能
なケースである。
【0007】次に従来の集合形漏電リレーの動作につい
て説明する。電気回路1に漏電や地絡が発生すると零相
変流器2の二次コイルに電圧が誘起され、この電圧が増
幅器3で増幅されて出力回路4を介してリレー5を動作
させる。リレー5が動作すれば切換接点5aが切換わ
り、切換接点5aに接続されたブザーが鳴動するか、表
示ランプが点灯して警報を発する。この警報を確認する
ことによりどの電気回路で漏電や地絡が発生しているか
を把握できる。
【0008】各電気回路1は地絡や漏電事故が起こって
いない状態でも常にいくらかの漏洩電流が流れている。
これは、各電気回路1の配電線対地間の浮遊容量により
漏洩電流が流れるためで配電線の長さが長いほど大き
い。また、配電線に高調波が発生していると漏洩電流が
大きくなる。零相変流器1は、この普通の状態で流れる
漏電電流も検出する。上記感度電流切換スイッチ6aで
適当な感度電流を選択し、通常はリレー5が動作しない
ようにする必要がある。感度電流値は例えば0.1A,
0.2A,0.4A,0.8Aの中から選択できるよう
になっている。
【0009】零相変流器2で検出した漏電電流の値が感
度電流以上になったときにリレー5が動作する。漏電電
流の値が感度電流以上になってから実際にリレーが動作
するまでの時間は上記動作時間切換装置22により設定
され、上記動作時間切換スイッチ22aにより例えば
0.2秒,0.3秒,0.5秒,1秒の中から選択でき
るようになっている。
【0010】本集合形漏電リレーは電気回路1の漏電や
地絡が除去された後にリセットスイッチ8を閉じてリセ
ットすることができる。また、本集合形漏電リレーの点
検時にはテストスイッチ7を閉じて零相変流器2にテス
ト電流を流して本集合形漏電リレーをテストすることが
できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の集合形漏電リレ
ーは、各電気回路1に常時どの程度の漏洩電流が流れて
いるのか分からないので、感度電流切換スイッチ22a
で適切な感度電流を選択することが難しく、経験値で設
定するかもしくは選択できる感度電流の内の最大値で設
定してしまうことになる。最大値で設定した場合、電気
回路1に漏電が発生してもリレー5が動作しないという
問題があった。
【0012】また、感度電流を最小値に設定した場合
は、例えば雨の日など湿度が高くなったときに漏洩電流
が増え、感度電流を超え、リレー5が動作してしまうと
いう問題があった。また、リレー5が動作したときの漏
洩電流の大きさがどの程度であったのかが不明であり、
電気回路の事故が単なる経時的絶縁不良によるものか、
突発的地絡事故によるものかなどを把握できないという
問題があった。
【0013】また、漏電電流値の変化が読み取れないの
で漏電が増えているかどうかつまり絶縁劣化が進んでい
るかどうかが分らず、配電線の保全がしにくいという問
題があった。
【0014】また、従来の集合形漏電リレーは、テスト
スイッチ7が各保護表示信号出力ユニットに分かれて装
備されていたので、全ての保護表示信号出力ユニットの
テストを行うのにそれぞれの保護表示信号出力ユニット
24のテストスイッチ7を順次押していかなければなら
ず、操作がめんどうであるという問題があった。
【0015】また、従来の集合形漏電リレーは、例えば
10回路用の製品の場合、保護表示信号出力ユニットが
10個挿入できるだけのスペースが必要で、ケース19
が大きくなるという問題があった。
【0016】また、従来の集合形漏電リレーは、感度電
流切換スイッチ6aと動作時間切換スイッチ22aの数
が電気回路1の数だけ必要であり、スイッチの数が多く
なり製品が大きくなり、またコストも高くなるという問
題があった。
【0017】この発明は係る問題点を解決するためにな
されたものであり、感度電流設定時には設定対象の電気
回路の漏洩電流を表示して設定することができる集合形
漏電リレーを提供することを目的としている。また、常
時、複数の電気回路の漏洩電流を表示することを目的と
している。
【0018】また、感度電流を設定しなくても、自動で
適度な感度電流が設定される集合形漏電リレーを提供す
ることを目的としている。また、複数回路のテストを1
つのテストボタンで同時に行えかつ、複数回路の内の1
つだけのテストを行うこともできる集合形漏電リレーを
提供することを目的としている。また、感度電流切換え
のためのスイッチおよび動作時間切換えのためのスイッ
チの数を少なくして、製品を小型化かつ安価に提供する
ことを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明に係る集合形漏電リレーは、複数の電気
回路の漏洩電流を入力とし、この入力された各々の漏洩
電流が所定の感度電流値を超えると各々警報信号を出力
する集合形漏電リレーにおいて、上記各電気回路の感度
電流を各々設定する感度電流設定手段と、上記感度電流
設定部で設定動作を開始すると、設定対象の電気回路の
漏洩電流を表示する表示手段とを備えたものである。
【0020】(2)また、上記(1)において、感度電
流設定手段は、第1の設定ボタンと第2の設定ボタンと
を設け、第1の設定ボタンは、各電気回路を順次切り換
える一つの設定ボタンとし、第2の設定ボタンは、感度
電流値を順次切り換える一つの設定ボタン、または、感
度電流値を増方向および減方向に順次切り換える二つの
設定ボタンとしたものである。
【0021】(3)また、複数の電気回路の漏洩電流を
入力とし、この入力された各々の漏洩電流が所定の感度
電流値を超えると各々警報信号を出力する集合形漏電リ
レーにおいて、設定対象の電気回路の漏洩電流に応じて
感度電流を設定する感度電流設定手段を備えたものであ
る。
【0022】(4)、また、複数の電気回路の漏洩電流
を入力とし、この入力された各々の漏洩電流が所定の感
度電流値を超えると各々警報信号を出力する集合形漏電
リレーにおいて、所定時間内に設定対象とする電気回路
の最大漏洩電流を求め、この最大漏洩電流に応じて感度
電流を設定する感度電流設定手段を設けたものである。
【0023】(5)また、上記(1)〜(4)のいずれ
か1項において、複数の電気回路の漏洩電流を各々棒グ
ラフで表示するアナログ表示手段を付加したものであ
る。
【0024】(6)また、上記(5)において、アナロ
グ表示手段は、各電気回路の漏洩電流を表示する棒グラ
フに近接して各電気回路の感度電流をディジタル表示す
るディジタル表示手段を付加したものである。
【0025】(7)また、上記(1)〜(6)のいずれ
か1項において、感度電流設定時以外は、各電気回路の
漏洩電流をサイクリックに表示する表示手段、または、
各電気回路の漏洩電流と最大漏洩電流とをサイクリック
に表示する表示手段を付加したものである。
【0026】(8)また、上記(1)〜(7)のいずれ
か1項において、各電気回路の漏洩電流の入力に代え
て、一つのテストボタンで各電気回路に対応する内部回
路にテスト信号を一斉に入力、または、順次入力してテ
ストするテスト手段を備えたものである。
【0027】(9)また、上記(1)〜(8)のいずれ
か1項において、A/D変換器と演算処理部とを備え、
上記A/D変換器は入力された複数の漏洩電流を順次デ
ィジタル変換する変換器とし、上記演算処理部は上記デ
ィジタル化された漏洩電流がディジタル設定された感度
電流を超えると警報信号を送出する処理部としたもので
ある。
【0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の一実施の形態を示すブ
ロック図である。図において、1〜11は上記従来装置
での説明と同様のものである。ただし、テストスイッチ
7およびリセットスイッチ8は、電気回路1の数に関係
なく集合形漏電リレー1台に1個装備されている。ま
た、増幅器3、出力回路4、リレー5、接点5a、感度
電流切換装置6、動作表示灯9は電気回路1の数に関係
なくあらかじめ複数個、例えば10回路分内蔵してあ
る。
【0029】12は増幅器3のアナログ出力をデジタル
に変換するA/D変換部である。13はテスト用の交流
電圧信号を作るための発信部である。14はA/D変換
部12でデジタルに変換された漏電電流値を入力し演算
処理する演算処理部である。15は発信部13と零相変
流器2の二次コイルを接続してテストを行うための発信
部接続スイッチであり、演算処理部14で制御される。
14演算処理部は感度電流切換装置6の制御を行う。
【0030】16は感度電流の設定や動作時間の設定を
行うためのスイッチを装備した設定部である。17は感
度電流や動作時間など設定値を記憶しておくための記憶
部である。18は漏電電流値や設定内容を表示するため
の表示部である。そして、出力回路4、記憶部17、表
示部18も演算処理部14によって制御される。
【0031】電源供給手段10は増幅器3、出力回路
4、感度電流切換装置6、A/D変換部12、発信部1
3、演算処理部14、記憶部17にそれぞれ電源を供給
している。電源供給手段10は、小型化のためスイッチ
ング電源で構成され、補助電源11がAC100Vから
AC240V、周波数は50Hzまたは60Hz、また
はDC100Vのときに正常に働く。
【0032】図2はこの発明の一実施の形態を示す外観
斜視図である。図において、19は電源供給回路10お
よび増幅器3などの回路部品を収納したケースで、集合
形漏電リレーの外観をなす。16aは設定ボタン、16
bは−ボタン、16cは+ボタンで何れも設定部16に
含まれる。
【0033】18aは各電気回路1の回路番号を表示す
る回路番号表示部、18bは漏電電流値をデジタルで表
示する漏電電流デジタル表示部、18cはリレーが動作
するまでの動作時間を表示する動作時間表示部、18d
は感度電流を表示する感度電流表示部、18eは各電気
回路1の漏電電流をアナログで表示する漏電電流アナロ
グ表示部でありいずれも表示部18に含まれる。
【0034】設定ボタン16aを押すと電気回路1のう
ちの第一回路の動作時間の設定が可能となり、−ボタン
16bまたは+ボタン16cを押す毎に動作時間を減少
する方向または増加する方向に順次選択して設定する。
このとき表示部18の表示は、回路番号表示部18aに
第一回路の1が表示され、漏電電流デジタル表示部18
bに第一回路の漏電電流値が表示され、動作時間表示部
18cが点滅する。動作時間は0.2秒,0.3秒,
0.5秒,1秒の中から選択できるようになっている。
【0035】次に設定ボタン16aを押すと第一回路の
感度電流の設定が可能となり、−ボタン18bまたは+
ボタン18cを押す毎に感度電流値を減少する方向また
は減少する方向に順次選択して設定する。このとき表示
部18の表示は、回路番号表示部18aに第一回路の1
が表示され、表示部18bに第一回路の漏電電流値が表
示され、感度電流表示部18dが点滅する。感度電流は
0.1A,0.2A,0.4A,0.8Aの中から選択
できるようになっている。
【0036】次に設定ボタン16aを押すと、電気回路
1のうちの第二回路の動作時間の設定が可能となり、−
ボタン16bまたは+ボタン16cを押して動作時間を
選択する。このとき表示部18の表示は、回路番号表示
部18aに第二回路の2が表示され、漏電電流デジタル
表示部18bに第二回路の漏電電流値が表示され、動作
時間表示部18cが点滅する。動作時間は0.2秒,
0.3秒,0.5秒,1秒の中から選択できるようにな
っている。
【0037】次に設定ボタン16aを押すと第二回路の
感度電流の設定が可能となり−ボタン18bまたは+ボ
タン18cを押して感度電流値を選択する。このとき表
示部18の表示は、回路番号表示部18aに第二回路の
2が表示され、表示部18bに第二回路の漏電電流値が
表示され、感度電流表示部18dが点滅する。感度電流
は0.1A,0.2A,0.4A,0.8Aの中から選
択できるようになっている。
【0038】この一連の操作によって、電気回路の第一
回路から第十回路までの動作時間および感度電流の設定
を行うことができる。ここで、−ボタンまたは+ボタン
はどちらか一方あればよく、例えば、+ボタンだけでも
よい。+ボタンだけの場合は、感度電流は0.1A→
0.2A→0.4A→0.8A→0.1A→・・・と循
環し、動作時間についても同様である。
【0039】設定された値は記憶部17に記憶される。
演算処理部14は設定された感度電流に基づいて感度電
流切換装置6を制御し、感度電流に合わせた増幅器3の
増幅度を調整する。増幅器3で増幅された漏電電流アナ
ログ値はA/D変換部12に入力されデジタルに変換さ
れる。
【0040】演算処理部14はこのデジタル値を順次読
み取り、各電気回路1の漏電電流を演算する。演算結果
は記憶部17に記憶される。また、各電気回路1の漏電
電流は、表示部18に表示される。表示は各回路の漏電
電流がサイクリックに行われる。
【0041】感度電流および動作時間の設定を行うとき
には上記で説明のとおり、設定中の回路の漏電電流が表
示される。演算処理部14は、各電気回路1の漏電電流
値が感度電流値になった状態が動作時間経過したときに
各電気回路1に対応した回路番号に該当する出力回路4
を動作させる。出力回路4はリレー5を動作させ切換接
点5aが切換わり、切換接点5aに接続されたブザーが
鳴動するか、表示ランプが点灯して警報を発する。ま
た、このとき回路番号に該当する番号の動作表示灯9が
点灯し、異常を知らせる。
【0042】テストスイッチ7を押すとこれに対応した
回路のテストができる。第一回路のテストスイッチ7を
押すと演算処理部14に伝達され、演算処理部14は第
一回路に相当する発信部接続スイッチ15を閉じる。発
信部13から交流電圧信号が第一回路の零相変流器2の
二次コイルに注入され、模擬的な漏電電流が感度電流値
を超えるため演算処理部14は第一回路で漏電が発生し
たと判断し、第一回路に相当する出力回路4を動作させ
る。
【0043】出力回路4はリレー5を動作させる。第一
回路のリセットスイッチ8を押すと演算処理部14に伝
達され、演算処理部14は第一回路に相当する発信部接
続スイッチ15を開くのでテストは終了する。
【0044】通常の運転状態では、電気回路1の漏電電
流値が第一回路から第十回路までサイクリックに漏電電
流デジタル表示部に表示される。また、第一回路から第
十回路までの漏電電流値が同時に漏電電流アナログ表示
部にバーで表示される。
【0045】以上のように構成された集合形漏電リレー
においては、感度電流値を設定するときにその回路の現
在の漏電電流値が表示されているので漏電電流値を参考
に例えば漏電電流値の2倍を感度電流として設定すれば
よく、感度電流の設定をいくらにするかについて悩む必
要がないので設定が分かりやすい。
【0046】また、各回路の漏電電流値が同時にアナロ
グ表示されるので回路毎の漏電割合がつかみやすい。漏
電電流アナログ表示部18eの上方にはそれぞれの回路
に対応した動作時間および感度電流が表示されているの
で、各回路の設定値と漏電電流値の関係がつかみやす
い。
【0047】また、複数回路の感度電流の設定と動作時
間の設定を2個ないし3個のボタンで実現しているので
各回路毎に感度電流用のボタンと動作時間設定用のボタ
ンを設けるのに比べて製品を小型にしかも安価にでき
る。
【0048】実施の形態2.図3は集合形漏電リレーの
他の実施の形態を示すブロック図である。図において、
20は電気回路1の第一回路から第十回路の漏電電流の
最大値を記憶する漏電電流最大値記憶部である。演算処
理部14に入力された第一回路から第十回路の漏電電流
と、漏電電流最大値記憶部に記憶されている第一回路か
ら第十回路の漏電電流最大値を比較し、どちらか大きい
方の値を新しいデータとして漏電電流最大値記憶部20
に記憶する。
【0049】演算処理部14に送られてくるデータを常
に漏電電流最大値記憶部20の値と比較することによ
り、第一回路から第十回路の漏電電流最大値を漏電電流
最大値記憶部20に記憶しておくことができる。
【0050】図4は集合形漏電リレーの他の実施の形態
を示す外観斜視図である。図において、21は、漏電電
流デジタル表示部18bの表示が漏電電流の現在値なの
か漏電電流の最大値なのかを識別するための漏電電流現
在値最大値識別表示部である。
【0051】集合形漏電リレーの通常の状態で、漏電電
流デジタル表示部18bには第一回路の漏電電流現在値
が表示され、次に第一回路の漏電電流最大値が表示さ
れ、次に第二回路の漏電電流現在値が表示され、次に第
二回路の漏電電流最大値が表示されという具合に第十回
路まで表示され、続いて第一回路の漏電電流現在値から
順次表示されるというサイクリック表示を繰り返す。
【0052】このとき漏電電流デジタル表示部18bに
表示される値が現在値なのか最大値なのか識別するため
に、漏電電流デジタル表示部18bの値が現在値の場合
は、漏電電流現在値最大値識別表示部に「漏電電流」と
表示され、漏電電流デジタル表示部18bの値が最大値
の場合は漏電電流現在値最大値識別表示部21に「漏洩
電流 最大値」と表示される。
【0053】このように構成された集合形漏電リレーに
おいては、電気回路1には過去漏電電流の最大値がどの
ような値であったかが分かるので、例えば、感度電流を
漏電電流最大値の2倍に設定変更することにより、温度
湿度等環境の変化による漏電電流の変化が起きてもリレ
ーが動作しないようにすることができ、漏電や地絡が発
生していない正常な状態の時に警報が発生することを防
止できる。
【0054】なお、事故時により漏洩電流が増大し集合
形漏電リレーが動作し警報した場合は、その時の漏洩電
流が最大漏洩電流になる。この場合は、警報を解除する
ためのリセットスイッチ8を押すことにより最大漏洩電
流値もリセットすることができる。
【0055】実施の形態3.図1および図2の実施の形
態においては、設定部16により感度電流の設定を行っ
たが、集合形漏電リレー運転開始時の各電気回路1の漏
電電流値を基準とし、基準値の一定倍を感度電流に自動
設定することで感度電流値の設定を不要とすることがで
きる。
【0056】例えば、集合形漏電リレーのイニシャル状
態での感度電流を、選択できる値の内で最大の値とす
る。0.1A,0.2A,0.4A,0.8Aが選択で
きるとすれば0.8Aをイニシャル状態での感度電流値
とする。これは集合形漏電リレーがむやみに警報を発す
ることを防止する効果がある。また、動作時間も選択で
きる値内で最大の値とする。0.2秒,0.3秒,0.
5秒,1秒が選択できるとすれば1秒をイニシャル状態
での動作時間とする。動作時間については最大値ではな
く適当な1つを選択してもよい。
【0057】次に、集合形漏電リレーの電源供給手段1
0に補助電源11が印加されたときに、電気回路1の二
次コイルに誘起される電圧を入力して電気回路の漏電電
流を読み取り、その値の定数倍、例えば2倍をその電気
回路1の感度電流値に自動的に設定する。
【0058】このように構成された集合形漏電リレーに
おいては、感度電流の設定および動作時間の設定が必要
ないので設定不要の製品とすることができる。なお、感
度電流および動作時間は適当な時期に変更設定すること
もできる。
【0059】実施の形態4.図3および図4の実施の形
態においては、設定部16により感度電流の設定を行っ
たが、運転開始時から一定時間経過した間の漏電電流最
大値を基準とし、基準値の一定倍を感度電流に自動設定
することで感度電流値の設定を不要とすることができ
る。
【0060】例えば、集合形漏電リレーのイニシャル状
態での感度電流を、選択できる値の内で最大の値とす
る。0.1A,0.2A,0.4A,0.8Aが選択で
きるとすれば0.8Aをイニシャル状態での感度電流値
とする。これは集合形漏電リレーがむやみに警報を発す
ることを防止する効果がある。
【0061】また、動作時間も選択できる値内で最大の
値とする。0.2秒,0.3秒,0.5秒,1秒が選択
できるとすれば1秒をイニシャル状態での動作時間とす
る。動作時間については最大値ではなく適当な1つを選
択してもよい。
【0062】次に、集合形漏電リレーの電源供給手段1
0に補助電源11が印加されたときに、電気回路1の二
次コイルに誘起される電圧を入力して電気回路の漏電電
流を読み取り、漏電電流の計測を開始する。24時間計
測し各電気回路1の漏電電流の最大値を記憶する。漏電
電流の最大値を基準とし、その値の2倍を感度電流に自
動設定する。
【0063】このように構成された集合形漏電リレーに
おいては、感度電流の設定および動作時間の設定が必要
ないので設定不要の製品とすることができる。また、一
定時間の漏電電流の最大値を基準としているので温度・
湿度等の環境による漏電電流の変化で集合形漏電リレー
のリレー5が動作することを防止できる。なお、感度電
流および動作時間は適当な時期に変更設定することもで
きる。
【0064】なお、上記説明では、運転開始時から一定
時間経過した間の漏電電流最大値を基準としたが、運転
開始時からでなく、任意の時点、例えば再設定したい場
合にリセットボタン8を押して、このリセットボタンと
連動して漏洩電流最大値もクリアし所定の時間漏洩電流
を計測して設定するようにしてもよい。
【0065】実施の形態5.図5はこの発明の一実施の
形態を示すブロック図で、図6はこの発明の一実施の形
態を示す外観斜視図である。図において、1〜19は上
記実施の形態1での説明と同様のものである。ただし、
発信部13と発信部接続スイッチ15は1つの集合形漏
電リレーに1個だけ装備されている。また、テストスイ
ッチ7とリセットスイッチ8も1個だけ装備されてい
る。
【0066】テストスイッチ7を押すと第一回路から第
十回路まで全ての回路のテストができる。テストスイッ
チ7を押すと演算処理部14に伝達され、演算処理部1
4は発信部接続スイッチ15を閉じる。発信部13から
交流電圧信号が第一回路から第十回路の零相変流器2の
二次コイルに注入され、模擬的な漏電電流が感度電流値
を超えるため、演算処理部14は第一回路から第十回路
まで漏電が発生したと判断し、第一回路に相当する出力
回路4から第十回路に相当する出力回路4を順次動作さ
せる。出力回路4はリレー5を順次動作させる。リセッ
トスイッチ8を押すと演算処理部14に伝達され、演算
処理部14は発信部接続スイッチ15を開くのでテスト
は終了する。
【0067】このように構成された集合形漏電リレーに
おいては、全回路のテストを一個のテストスイッチで行
うことができ、テストの終了も1個のリセットボタンで
行うことができるので、製品が小型化しかも安価にな
る。また、テストを行うための操作が簡単である。
【0068】なお、上記説明では、第一回路に相当する
出力回路4から第十回路に相当する出力回路4を順次動
作させたが、順次動作でなく、一斉に動作させて出力回
路4はリレー5を一斉に動作させるようにしてもよい。
【0069】実施の形態6.実施の形態5では、テスト
信号は各電気回路に対して同じ電流値のテスト信号を入
力したが、記憶部17に各電気回路に対するテスト電流
をそれぞれ記憶しておいて、テスト時にこのテスト電流
を読み出してテストするようにしてもよい。このように
すると自由に各電気回路毎のテスト電流を設定できる。
【0070】また、別の変形例として、記憶部17には
感度電流と動作時間が格納されているので、この感度電
流の所定倍数のテスト電流を、設定動作時間の所定倍数
の時間継続して流し、テストするようにしてもよい。
【0071】実施の形態7.実施の形態2の図4では、
漏洩電流の最大値を漏電電流現在値最大値識別表示部2
1と漏洩電流ディジタル表示部18bとで表示したが、
漏洩電流アナログ表示部18eに表示してもよい。漏洩
電流最大値のアナログ表示は、漏洩電流のバー表示は黒
色で表示し、最大値は灰色で漏洩電流の上にバー(棒グ
ラフ)表示するか、または、最大値は黒色の太い横線で
表示する。また、カラー表示の場合は、青色、黄色など
の色別表示をする。
【0072】また、漏洩電流の最大値をアナログ表示す
る場合は、漏電電流現在値最大値識別表示部21と漏洩
電流ディジタル表示部18bによるディジタル表示を省
いてもよい。
【0073】実施の形態8.実施の形態3では漏洩電流
に応じた感度電流を自動設定するようにしたが、この場
合、感度電流は初期値として最大設定値(実施の形態3
の例では、0.8A)から設定を開始したが、設定ボタ
ン16aを押して設定動作を開始すると、演算処理部1
4から出力回路4への出力をインヒビットして、感度電
流はどの設定値からでも設定開始ができるようにしても
よい。
【0074】実施の形態9.実施の形態1の図2では、
バー(棒グラフ)表示の上に近接して、動作時間表示部
18cおよび感度電流表示部18dを設けたが、これを
簡素化するために、各電気回路を順次切り換える一つ選
択ボタンと、一つの電気回路の感度電流および動作時間
を表示するディジタル表示部とを設け、選択ボタンで電
気回路を選択し、その電気回路の感度電流と動作時間と
をディジタル表示部で表示するようにしてもよい。ま
た、選択ボタンの代わりに、ロータリースイッチを用い
て各電気回路を直接選択するようにしてもよい。
【0075】また、この場合、アナログのバー表示をな
くして、常時の漏洩電流は漏洩電流ディジタル表示部1
8bで観測すると共に、上記の選択ボタンを用いて設定
感度電流および動作時間を表示させるようにしてもよ
い。
【0076】実施の形態10.実施の形態1の図2のよ
うな設定ボタン16aの代わりに、ロータリースイッチ
を用いて、設定する電気回路を直接選択するようにして
もよい。また、−ボタン16b、+ボタン16cの代わ
りに、感度電流切換用ロータリースイッチと動作時間切
換用ロータリースイッチとを用いて切り換えるようして
もよい。なお、ロータリースイッチ以外にもスライドス
イッチ等その他のスイッチも利用できるので、この発明
ではこれらも含めて設定ボタンと定義する。
【0077】上記発明の実施の形態では、監視対象の電
気回路が10回路ある10回路用の集合形漏電リレーに
ついて述べたが、その他の回路数の漏電リレーにも利用
できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による集合形漏電リ
レーのロジック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による集合形漏電リ
レーの外観斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による集合形漏電リ
レーのロジック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による集合形漏電リ
レーの外観斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による集合形漏電リ
レーのロジック図である。
【図6】 この発明の実施の形態5による集合形漏電リ
レーの外観斜視図である。
【図7】 従来の集合形漏電リレーのロジック図であ
る。
【図8】 従来の集合形漏電リレーの外観斜視図であ
る。
【符号の説明】
12 A/D変換部、13 発信部、14 演算処理
部、15 発信部接続スイッチ、16 設定部、16a
設定ボタン、16b −ボタン、16c +ボタン、
17 記憶部、18 表示部、18a 回路番号表示
部、18b 漏電電流デジタル表示部、18c 動作時
間表示部、18d 感電電流表示部、18e 漏電電流
アナログ表示部、20 漏電電流最大値記憶部、21
漏電電流現在値最大値識別表示部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電気回路の漏洩電流を入力とし、
    この入力された各々の漏洩電流が所定の感度電流値を超
    えると各々警報信号を出力する集合形漏電リレーにおい
    て、上記各電気回路の感度電流を各々設定する感度電流
    設定手段と、上記感度電流設定部で設定動作を開始する
    と、設定対象の電気回路の漏洩電流を表示する表示手段
    とを備えたことを特徴とする集合形漏電リレー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、感度電流設定手段
    は、第1の設定ボタンと第2の設定ボタンとを設け、第
    1の設定ボタンは、各電気回路を順次切り換える一つの
    設定ボタンとし、第2の設定ボタンは、感度電流値を順
    次切り換える一つの設定ボタン、または、感度電流値を
    増方向および減方向に順次切り換える二つの設定ボタン
    としたことを特徴とする集合形漏電リレー。
  3. 【請求項3】 複数の電気回路の漏洩電流を入力とし、
    この入力された各々の漏洩電流が所定の感度電流値を超
    えると各々警報信号を出力する集合形漏電リレーにおい
    て、設定対象の電気回路の漏洩電流に応じて感度電流を
    設定する感度電流設定手段を備えたことを特徴とする集
    合形漏電リレー。
  4. 【請求項4】 複数の電気回路の漏洩電流を入力とし、
    この入力された各々の漏洩電流が所定の感度電流値を超
    えると各々警報信号を出力する集合形漏電リレーにおい
    て、所定時間内に設定対象とする電気回路の最大漏洩電
    流を求め、この最大漏洩電流に応じて感度電流を設定す
    る感度電流設定手段を設けたことを特徴とする集合形漏
    電リレー。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、
    複数の電気回路の漏洩電流を各々棒グラフで表示するア
    ナログ表示手段を付加したことを特徴とする集合形漏電
    リレー。
  6. 【請求項6】 請求項5において、アナログ表示手段
    は、各電気回路の漏洩電流を表示する棒グラフに近接し
    て各電気回路の感度電流をディジタル表示するディジタ
    ル表示手段を付加したことを特徴とする集合形漏電リレ
    ー。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項において、
    感度電流設定時以外は、各電気回路の漏洩電流をサイク
    リックに表示する表示手段、または、各電気回路の漏洩
    電流と最大漏洩電流とをサイクリックに表示する表示手
    段を付加したことを特徴とする集合形漏電リレー。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項において、
    各電気回路の漏洩電流の入力に代えて、一つのテストボ
    タンで各電気回路に対応する内部回路にテスト信号を一
    斉に入力、または、順次入力してテストするテスト手段
    を備えたことを特徴とする集合形漏電リレー。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項において、
    A/D変換器と演算処理部とを備え、上記A/D変換器
    は入力された複数の漏洩電流を順次ディジタル変換する
    変換器とし、上記演算処理部は上記ディジタル化された
    漏洩電流がディジタル設定された感度電流を超えると警
    報信号を送出する処理部としたことを特徴とする集合形
    漏電リレー。
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