JPH09171610A - 矩形基板のアライメント方法 - Google Patents

矩形基板のアライメント方法

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JPH09171610A
JPH09171610A JP8212435A JP21243596A JPH09171610A JP H09171610 A JPH09171610 A JP H09171610A JP 8212435 A JP8212435 A JP 8212435A JP 21243596 A JP21243596 A JP 21243596A JP H09171610 A JPH09171610 A JP H09171610A
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alignment
mark
stage
mask
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JP8212435A
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Kunio Uchiyama
久仁男 内山
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Nikon Corp
Nikon Engineering Co Ltd
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Nikon Corp
Nikon Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料台に貼り付けられた磁気ヘッド用の矩形
基板(ローバ−)とマスクパターンとのアライメント方
法を提供する。 【解決手段】 矩形の基板LB上に配列された複数の露
光領域EAに対してマスクRに形成されたパターンPA
を投影光学系PLを介して転写する際に、アライメント
検出系13を使って矩形の基板LBとマスクRとをアラ
イメントするアライメント方法において、アライメント
検出系13によって基板LBのエッジ30を検出し、そ
の検出結果に基づいて基板LBを載置するステージが移
動可能なX方向とエッジの方向とを一致させ、基板LB
の予め定められた基準点33を検出し、基準点33と所
定の位置関係にある複数の基板マークAMのうち少なく
とも2つの基板マークをアライメント検出系13よって
検出し、その検出結果に基づいてX方向と基板上の露光
領域EAの配列方向とを一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、矩形基板のアライ
メント方法に関するものである。特に磁気ヘッド製造用
の矩形基板を露光装置を使って行うアライメント方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッドは記憶媒体である磁気ディス
クに情報を書き込んだり磁気ディスクから情報を読み出
すためのものであり、各種の記憶装置(例えばハードデ
ィスク装置等)にとって非常に重要な要素である。磁気
ヘッドの製造工程の1つである露光工程においては、一
般に“ローバー”と呼ばれるバー形状の基板が用いられ
る。その基板上には20個前後の露光領域が並列されて
おり、それらの各露光領域に対してマスク(レチクル)
のパターンを露光後、様々なプロセスを経て露光領域毎
に分断される。切断は各露光領域間に設けられた幅が約
150μmのスクライブライン上で行われ、切断された
後の個々のチップがそれぞれ磁気ヘッドとなる。
【0003】磁気ヘッドがディスク面と対向する部分に
は上述の露光工程でパターンが形成される。このパター
ンは、ディスクとヘッドとの間に所望の浮力を生じさせ
るためのものである。従来、このような磁気ヘッド製造
用の露光装置における基板上の露光領域とレチクルとの
アライメント方法としては以下に示す2つの方法が知ら
れている。
【0004】1つは図8に示すようにローバー34の長
手方向における両端にアライメントマーク35、36を
形成し、夫々のマークを投影光学系の脇に設けられた2
つのマーク検出装置37、38によって検出する方法で
ある。ローバー34を載置するステージ(不図示)を
X、Y、θ方向に移動させ、2つのマーク検出装置3
7、38が有する指標に対してローバーの両端のアライ
メントマーク35、36を夫々位置合わせする。このよ
うなアライメント方法によりローバーが投影光学系に対
して所定の位置に位置決めされる。この場合、マスクで
あるレチクルは常に投影光学系に関して所定の位置に位
置決めされているものとする。ローバーのアライメント
が終了すると、ローバー34上の複数の露光領域に対し
てレチクルに形成されたパターンを一括、又はステージ
を所定方向(基板の長手方向)にステップさせながら露
光を行う。
【0005】次に他のアライメント方法を図9を参照し
て説明する。図9は従来の磁気ヘッド製造用の露光装置
の概略的な構成を示す図である。光源LS1からの光は
レチクル40に照射される。レチクル40の像はハーフ
ミラー41、投影光学系42を介して基板上に投影され
る。この基板上に投影されたレチクル40の像は、投影
光学系42、ハーフミラー41、ハーフミラー44を介
してマーク検出装置45によって検出される。ここでマ
ーク検出装置45はレチクル40の像をメモリに記憶し
ておき、レチクル40上に形成されたアライメントマー
クの撮像エリア内における位置を記憶する。次に光源L
S2から光をハーフミラー44、ハーフミラー41、投
影光学系42を介して基板43上に照射する。基板43
からの反射光は再び同じ光路を戻り、ハーフミラー4
1、44を通過してマーク検出装置45に入射する。マ
ーク検出装置45は基板43上に形成されたアライメン
トマークを検出する。このとき、マーク検出装置45は
基板43上のアライメントマークの位置と先に記憶した
レチクル40上のマークの位置との位置ずれを検出し、
その位置ずれを補正するように基板43を載置するステ
ージ46を移動させる。このことにより、レチクル40
上のパターン領域と基板上の露光領域とを精度よく位置
合わせすることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の2つのアライメント方法のうちの前者において
は、双方のマーク検出装置のうちの一方でもローバー上
のアライメントマークを検出できない場合は、そのロー
バーについてはアライメント出来ない、即ちレチクルの
パターンの露光が出来ない状態となる。つまりステージ
を移動、回転させてマークをサーチするか、又はそのロ
ーバーに関してはエラーとしてパターンの露光をしない
ことになるため、生産性が非常に悪いという問題があ
る。
【0007】また、後者のアライメント方法においては
ハーフミラー41、44によって光源LS1、LS2か
らの光がマーク検出装置45に到達する間に減光され
る。従って、レチクル40または基板43上に形成され
たマークの検出精度の低下又は検出不可能となり、生産
性が低下してしまう。また、レチクル40上のマークの
位置検出と基板43上のマークの位置検出とは同時に行
っていないため、夫々のマークの検出の間にマーク検出
装置45が微小でも移動してしまうと、位置検出の結果
に誤差が生じ、結果としてレチクル40と基板43との
アライメント結果に誤差が生じるという問題が生じる。
【0008】本発明は、レチクルとローバー上の露光領
域とのアライメントを高精度に行うことができるアライ
メント方法を提供することを目的とする。
【0009】
【問題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、矩形の基板LB上に配列された複数の
露光領域EAに対してマスクRに形成されたパターンP
Aを投影光学系PLを介して転写する際に、アライメン
ト検出系13を使って矩形の基板LBとマスクRとをア
ライメントするアライメント方法において以下の工程を
含むものである。
【0010】即ち、本発明は、アライメント検出系13
によって基板LBのエッジ30を検出し、その検出結果
に基づいて基板LBを載置するステージが移動可能なX
方向とエッジの方向とを一致させるように位置決めする
第1工程と、アライメント検出系13によって基板LB
の予め定められた基準点33を検出し、基準点33と所
定の位置関係にある複数の基板マークAMのうち少なく
とも2つの基板マークをアライメント検出系13よって
検出し、その検出結果に基づいてX方向と基板上の露光
領域EAの配列方向とを一致させるように位置決めする
第2工程と、アライメント検出系13によって、マスク
R上に並んで形成された複数のマスクマークWMのうち
の第1のマスクマークを介してステージST2上の基準
マークAMを検出するとともに、第1のマスクマークW
M1とは異なる第2のマスクマークWM2を介して基準
マークAMを検出し、その検出結果に基づいてX方向と
マスク上のマスクマークWMの配列方向とが一致するよ
うに位置決めする第3工程を有する。
【0011】
【作用】通常、試料台の上に磁気ヘッド用の矩形基板が
複数並べて配置される。この矩形基板は厳密に試料台上
に位置決めして配置される訳ではないので、矩形基板の
露光領域とマスクパターンとをアライメントするために
必要な基板上の基準マークを探すこと自体が困難であ
る。そのため、本発明は、ます矩形の基板のエッジ方向
を検出し、そのエッジ方向を検出した後に矩形基板の角
を検出する。すると、角から基準マークの位置がおよそ
の位置が分かっているため、基準マークを探すことがで
きるのである。基準マークが見つかれば正確に露光領域
とマスクパターンとをアライメントすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は磁気ヘッド製造用の露光装
置の概略的な構成を示す図である。照明系1は水銀ラン
プを光源とし、所定波長域の光(例えばg線やh線等)
を射出する。照明系1からの光はミラー2、コンデンサ
レンズ3を介してマスクであるレチクルR上に照射され
る。レチクルRはレチクルステージST1上に載置され
ている。レチクルステージST1はベース4上でX、Y
方向に移動可能であり、かつθ回転可能である。レチク
ルステージST1は駆動装置5によって駆動され、X、
Y方向に移動、及びθ回転する。
【0013】レチクルR上のパターンは照明系1からの
光により縮小率1/5の投影光学系PLを介してローバ
ーを張りつけた基板台20上に結像される。基板台20
はステージST2上に載置されている。ステージST2
はθステージ6、Zステージ7、Yステージ8、Xステ
ージ9から構成されている。夫々のステージは駆動装置
10によって駆動され、X、Y、Z方向へ移動、及びθ
回転する。
【0014】本実施の形態における露光装置はさらに落
射照明系11及び傾斜照明系PS1、PS2を有する。
落射照明系11は、ローバー上に塗布されたレジストを
感光させない波長の光(例えばe線)を射出する。照明
系11からの光はレチクルRと投影光学系PLとの間に
配置されたペリクルミラーPM(厚さが12μm程度の
ハーフミラー)によって反射され、投影光学系PLを介
して基板台20上に照射される。傾斜照明系PS1、P
S2も落射照明系11と同様にレジストを感光させない
波長の光を基板台20に照射する。基板台20で反射し
た光は投影光学系PLを介してレチクルRのパターン形
成面に結像し、さらに露光装置の光路中に配置された全
反射ミラー12によって反射される。全反射ミラー12
で反射された光はマーク検出装置13に入射する。この
マーク検出装置13は、低倍率レンズ系14、高倍率レ
ンズ系15、光路中に配置されるレンズ系を低倍率レン
ズ系14と高倍率レンズ系15とに切り換えるための駆
動装置16、低倍率レンズ系14又は高倍率レンズ系1
5を介して基板台20に張りつけられたローバー上の像
を撮像するCCDカメラ17から構成される。CCDカ
メラによる映像信号は主制御系MCSに出力される。ま
た、駆動装置18はこのマーク検出装置13を駆動し
て、レチクルR上及び基板台20上におけるCCDカメ
ラの検出領域の位置を変更する。また、駆動装置19は
全反射ミラー12を駆動して、露光装置の光路に挿脱す
るためのものである。従って、ローバー上のマークを検
出する際に全反射ミラー12を光路中に配置し、レチク
ルRのパターンをローバー上の露光領域に露光する際は
全反射ミラー12を光路外に配置する。また、主制御系
MCSは照明系1、11、駆動装置5、10、16、1
8、19を夫々制御する他、露光装置全体を統括制御す
る。
【0015】図2(a)はレチクルRの構成を示す図で
ある。レチクルRの中央部にはローバー上の露光領域に
露光するためのパターンが形成されたパターン領域PA
1〜PA3が等間隔で3つ並んで配置されている。さら
に夫々のパターン領域PA1〜PA3を挟むように位置
合わせ用の窓(マスクマーク)W1〜W4が形成されて
いる。この窓W1〜W4も等間隔でパターン領域の配列
方向と同方向に、パターン領域から横にずれた所に並ん
で配置されている。また、図2(b)は窓W1を拡大し
た図を示し、窓W1の中央部には指標WM1が設けられ
ている。窓W2〜W4も図2(b)に示す窓W1と同様
のに指標WM2〜WM4を有する。レチクルRは露光装
置のレチクルステージST1に、窓W1〜W4およびパ
ターン領域PA1〜PA3がX方向にになるように載置
される。
【0016】図3(a)はステージST2上に載置され
るローバーLBの状態を示す図である。通常複数本(本
実施の形態では5本)のローバーLBが試料台20上に
張りつけられ、この試料台20を露光装置のステージS
T2に載置する。試料台20は円形で、その一部に直線
部分(オリエンテーションフラット)20aが形成さて
いる(図3(a))。ローバーLBはこのオリエンテー
ションフラット20aに平行となるように試料台20上
に張りつけられる。試料台20は方形であっても良く、
その場合も試料台の外周の直線部分に平行となるように
ローバーLBが張りつけられる。なお、θステージ6が
原点位置にある場合に、試料台20のオリエンテーショ
ンフラット20aはXステージ9のX軸と平行になりよ
うに構成されている。つまり、ローバーLBの長辺がX
ステージ9のX軸と平行になる。
【0017】また図3(b)はローバーを部分的に拡大
した図である。ローバー上には露光領域EA1〜EA2
1が1列に並んでおり、夫々の露光領域の間にはスクラ
イブラインSLが設けられている。このスクライブライ
ンSLは先に説明したように、各露光領域にパターンを
露光した後に夫々を切り離すときの切断部分となる。さ
らにこれらの各スクライブラインSL上には露光領域E
A1〜EA21とレチクルRとを位置合わせするための
十字状のアライメントマークAM1〜AM22が設けら
れている。
【0018】図3(c)は基板台20を載置するステー
ジST2のθステージ6を上からみたときの図である。
θステージ6の回転中心位置には基準マークCMが設け
られている。この基準マークCMは、ローバーをθステ
ージ6上に載置する前に、マーク検出装置13にてθス
テージ6の回転中心位置を検出するためのものである。
また、θステージ6上には基板台20のオリエンテーシ
ョンフラット20aを当接して基板台20を位置決めす
る位置決め部材6aが突設されている。
【0019】図4はレチクルRとローバーLB1とマー
ク検出装置13との位置関係を示す図である。図4にお
いては試料台20上のローバーLB2〜LB5の図示を
省略している。マーク検出装置13はレチクルRに設け
られた窓Wを介してローバーLB1上のマークを検出す
る。本実施例では窓W2を介してローバーLB1のマー
クAM2を検出することにする。図1に示す駆動装置1
8がマーク検出装置13を移動させて図4に示す破線の
位置に配置することより、マーク検出系13はレチクル
R上の窓W4を介してローバーLB1上のマークAM4
を検出することができる。もちろんマーク検出装置13
を移動させる範囲を変えることで窓W1と窓W3との
間、窓W1と窓W4との間で検出することも可能であ
る。
【0020】次に本実施例の露光装置におけるレチクル
と露光領域とのアライメント動作について図5、図6に
示すフローチャートを参照して説明する。レチクルRを
ステージST1に載置し、レチクルR上の窓W2がマー
ク検出装置13の検出領域31にくるよう配置する。主
制御系MCSは先ずこの窓W2を介してθステージ6の
回転中心にある基準マークCMを検出し、窓W2の指標
WM2の中央部に基準マークCMを配置するようYステ
ージ8、Xステージ9を移動させる(ステップ10
1)。このとき、マーク検出装置の倍率は低倍率であり
θステージ6の基準マークCMをサーチして指標WM2
の中心に配置した後、倍率を高倍率に変更して高精度に
基準マークCMを指標WM2の中心に位置合わせする。
主制御系MCSは高精度で位置合わせした時のステージ
ST2のXY座標位置を記憶する。この動作(ステップ
101)はレチクル交換時のみ行えばよいもので、前の
工程で使用したレチクルをそのまま用いる場合は必要な
い動作である。
【0021】次に、ローバーLB1の長辺方向をXステ
ージのX軸方向に合わせるプリアライメントについて説
明する。ローバーLB1〜LB5を張りつけた試料台2
0をステージST2上に載置する(ステップ102)。
この状態ではマーク検出装置13の検出領域31は試料
台20の外側を観察する位置にある。次に主制御系MC
Sは、マーク検出装置13を低倍率の状態にしてYステ
ージ8を移動させる。するとマーク検出装置13の検出
領域31内にローバーLB1の長辺のエッジ30が入っ
てくる。マーク検出装置13のCCDカメラ17で、ロ
ーバーLB1の長辺側のエッジ30が観察された映像を
図7(a)に示す。検出領域31の中央部には指標WM
2が観察される。検出領域31内には、窓W2の窓枠3
2の間からローバーLB1の長辺のエッジ30が観察さ
れる。このようにローバーLB1の短辺のエッジでなく
長辺のエッジ30を観察する理由は、簡単にエッジ30
を検出領域31内に入れることができるからである。ま
た、Xステージ9、Yステージ8のXY方向とローバー
LB1が試料台20で載置された方向とのずれ(回転誤
差)とは、長い距離をとった方がより正確になるからで
ある。ローバーLB1の短辺の位置がおおよそ分かって
いる場合には短辺のエッジを使ってプリアライメントし
てもよい。
【0022】検出領域31内にエッジ30が観察された
後、主制御系MCSはXステージ9をX方向に移動させ
る。Xステージ9のX方向の移動量と検出領域31内で
のエッジ30のY方向の移動量とから、エッジの長辺方
向とXステージのX軸方向との回転誤差量を求める。例
えば、Xステージ9を30mm移動させながら検出領域3
1内のエッジ30を観察すると、エッジ30がY方向に
0.1mm分移動したとする。これはXステージ9のX軸
とローバーLB1のエッジの延びる方向とがずれていた
ことを意味する。そこでθステージ6を回転させてその
ずれ量を補正する(ステップ104)。これら動作(ス
テップ103、104)により、ローバーLB1のプリ
アライメントが達成される。
【0023】θステージ6を回転させるとき、先にメモ
リした基準マークCMの座標位置と、観察しているエッ
ジ30の座標位置(検出領域31の中心)との差を求め
ておく。つまり、θステージ6の回転中心位置が現在の
検出領域31の中心からX、Y方向にどれだけ離れた位
置にあるのかを求めておく。θステージ6の回転中心位
置と検出領域31の中心とが一致していないかぎり、θ
ステージ6が回転すればローバーLB1のエッジ31の
部分は検出領域31から消えてしまう。しかし、この
X、Y方向の距離の差を求めておけば、主制御系MCS
は、X、Y方向の距離の差に基づいてθステージ6が回
転してもエッジ31が観察できるように、回転と同時に
X、Y方向にYステージ8、Xステージ9を移動させる
ことができる。
【0024】次にローバーLB1のアライメントマーク
の配列方向をXステージのX軸方向に合わせるファイン
アライメントについて説明する。主制御系MCSは、ロ
ーバーLB1の角33が検出領域31内に来るまで、X
ステージ9をX方向に移動させる(図7(b)参照)。
ローバーLB1の角33とローバーLB1に形成された
アライメントマークAM1〜AM22との位置関係は設
計上予め分かっているため、複数のアライメントーマー
クAM1〜AM22のうちの1つ(例えば図3(b)に
示すアライメントマークAM2)を検出領域31内に入
るようにYステージ8、Xステージ9を移動させること
ができる。そしてマーク検出装置13の倍率を高倍率に
変更し、検出したアライメントマークAM2を正確に指
標WM2の中心に配置する。このときのCCDカメラ1
7から得られる映像を図7(c)に示す。次に主制御系
MCSはXステージ9をX方向に移動させ、先に検出し
たアライメントマークAM2とは異なるマーク(例えば
図3Bに示すアライメントマークAM20)を検出領域
31内に入るようにする。このとき、アライメントマー
クAM20が図7(d)に示すように指標WM2の中心
部からずれている場合、主制御系MCSはこのずれ量
(Y方向)を検出し、アライメントマークAM1〜AM
22の配列方向(ローバーLB1に形成された露光領域
の配列EA1〜EA21の方向と同じ方向)とXステー
ジ9のX軸方向との回転誤差量を演算する。例えば、ア
ライメントマークAM2とAM20との間の距離が10
0mmでありY方向のずれ量が0.01mmであったとす
ると、それらの値から回転誤差量を求める。求めた回転
誤差量に基づいて、主制御系MCSは駆動装置10を制
御してθステージ6を回転させるとともに、上述のプリ
アライメントの時と同様に、アライメントマークAM2
0が検出領域31内で常に観察できるように(検出領域
31から出ないように)、Xステージ9、Yステージ8
をXY方向に移動させる(ステップ107)。以上の動
作(ステップ106、107)により、ローバーLB1
に形成された露光領域EA1〜EA21の配列方向とX
ステージ9のX軸方向とを一致させるファインアライメ
ントが達成される。
【0025】本実施例においては上述のプリアライメン
ト、及びファインアライメントはマーク検出装置13が
レチクルR上の窓W2を介しておこなっているが、特に
これに限らず、他の窓W1、W3、W4を介して行って
も良い。また、プリアライメントとファインアライメン
トとで、別の窓を使ってもよい。さて、X方向に対して
ローバーLB1上の露光領域の配列EA1〜EA21の
方向が正確に合わせられたが、レチクルに形成されたパ
ターン領域PA1〜PA3の配列方向はまだXステージ
9のX軸方向に一致しているか否か分からない。従っ
て、主制御系MCSは上述のファインアライメント後に
レチクルの回転補正を行う。このことについて図6のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0026】先ず主制御系MCSは、図7(c)に示す
ようにレチクル窓W2の指標WM2の中心にローバーL
B1のアライメントマークAM2が配置されるようにす
る(ステップ201)。次に駆動装置18を制御して図
4に示すようにマーク検出装置13の位置を移動させ、
レチクルR上における検出領域を窓W2の位置から窓W
4の位置に移動させる(ステップ202)。このとき、
マーク検出装置13は窓W4を介してローバーLB1上
のアライメントマークAM4を検出することになる。マ
ーク検出装置13は窓W4が検出できる場所に移動して
いればよい(指標WM4とアライメントマークAM4と
の相対位置関係がわかればよい)ので、マーク検出装置
13の移動機構の精度はそれほど高精度でなくてよい。
ここで図7(e)に示すようにローバーLB1のアライ
メントマークAM4がレチクル上の指標WM4の中心位
置からY方向にずれている場合、レチクルR上に配列さ
れた窓W1〜W4及びパターン領域PA1〜PA3の配
列方向は、Xステージ9のX軸方向に対してずれている
ことが分かる。なぜなら、ローバーLB1上のアライメ
ントマークAM2、AM4は、上述のファインアライメ
ントにより正確にXステージ9のX軸方向と合致してい
るからである。従って、主制御系MCSはこのアライメ
ントマークAM4の指標WM4の中心位置からのずれ量
に基づいて、上述の配列方向がX方向と一致するように
レチクルRを回転させる(ステップ204)。ここで、
レチクルRは窓W4の指標WM4の中心位置がレチクル
ステージST1の回転中心位置と一致するようにレチク
ルステージ上ST1上に載置されている場合には、レチ
クルRを回転させてもマーク検出装置13により指標W
M4が観察できる。一方、レチクルRの回転中心が窓W
4の中心以外の位置にある場合は、予めレチクルRの回
転中心位置と窓W4の指標WM4の中心位置とのずれ量
を検出しておき、窓W4の指標WM4がレチクルRの回
転によって検出領域31から消えないように、レチクル
RをXY方向に移動させればよい。このことにより、ア
ライメントマークAM4を検出領域31から外すことな
く、レチクルR上のパターン領域PA1〜PA3の配列
方向とXステージ9のX軸方向とを一致させることがで
きる。
【0027】尚、本実施例では、レチクルの回転補正の
ためにマーク検出装置13が窓W2および窓W4を介し
てローバー上のマークを検出しているが、特にこれに限
らずどの窓Wを介してマークを検出しても良い。但し、
X方向に距離が離れた方がY方向のずれ量を検出しやす
くなるから窓W1と窓W4とを使った方が好ましい。さ
らに3ヵ所の窓Wを介してアライメントマークを検出す
ることによりさらに精度良くレチクルの回転誤差を求め
ることができる。
【0028】以上のようにローバーLB1のプリアライ
メント及びファインアライメント、そしてレチクルRの
回転補正を行った後、主制御系MCSはローバーLB1
の露光領域に対する露光動作に入る。先ずマーク検出装
置13により、レチクルR上の窓W4の指標WM4の中
心にアライメントマークAM4を配置する。このとき、
レチクルR上のパターン領域PA1〜PA3の投影像は
ローバーLB1上の露光領域EA1〜EA3と正確に重
ね合わされる。次に主制御系MCSは図1に示す駆動装
置19を駆動してミラー12を露光装置の光路外に移動
し、照明系1から照明光を発光させてレチクルRのパタ
ーンをローバーLB1上に露光する。次にXステージ9
をX方向に所定量ステッピングさせながら、レチクルR
上のパターンをローバーLB1上の露光領域に露光して
いく。本実施例では一度の露光で3つの露光領域に対し
てパターン領域PA1〜PA3を露光することができ
る。ローバーLB1上の露光領域は21個あるため、6
回のステッピング動作と7回の露光を行うことにより、
ローバーLB1への露光動作は終了する。以上のように
Xステージ9のみ移動させて露光を順次行うため、Xス
テージ9のX軸、ローバーLB1上の露光領域EA1〜
EA21、及びレチクルR上のパターン領域PA1〜P
A3が正確に平行になっていなくてはいけないのであ
る。なお、ローバーLB1上の露光領域が3のN倍の時
は、N−1回のステッピング動作とN回の露光を行う
が、端数があるときは、最後にその端数を露光する際に
パターン領域PA3(又はパターン領域PA2及びPA
3)がローバーLB1の外で露光される。
【0029】次に主制御系MCSはローバーLB2への
露光動作に入る。ローバーLB2はローバーLB1のエ
ッジに沿って張りつけられているため、ローバーLB2
に設けられたアライメントマークのおおよその位置はロ
ーバーの寸法やアライメントマークの設計上の配置等か
ら計算で求めることができる。従って、主制御系MCS
は図5に示すステップ106、107に進み、マーク検
出装置13によって窓W3を介して所定の2つのアライ
メントマークを検出し、ファインアライメントを行う。
このとき窓W2を介してアライメントマークが検出され
ないようであれば、ステップ103、ステップ104の
プリアライメント動作にもどるようにしても良い。レチ
クルR上のパターン領域の配列方向は既にX方向と一致
しているため、ファインアライメントが終了すると上述
と同様の露光動作に入る。
【0030】以上のことを繰り返し行うことにより、ロ
ーバーLB1〜LB5に対してレチクルR上のパターン
を露光することができる。ローバーLB1〜LB5への
露光が終了した後、基板台20を交換する場合は、図5
に示すステップ102からステップ107までのアライ
メント動作を行い、図6に示すステップ201〜204
は省略することができる。また、ローバーLB1〜LB
5への露光が終了した後、レチクルRのみを交換する場
合は、先ず図6に示すレチクルの回転補正を行ってレチ
クルのパターン領域の配列方向をX方向に一致させたの
ち、図5に示すステップ101〜107を行うことによ
りレチクルとローバーとのアライメントを達成すること
ができる。
【0031】また、レチクルRの回転補正は上述の如く
ローバー上のアライメントマークを用いず、例えば回転
ステージ上6上に基準となるマークを設けておき、その
マークを用いて行うようにしても良い。このことによ
り、図5に示すプリアライメント、ファインアライメン
ト前には既にレチクルRの回転補正が終了しているた
め、図6に示すステップ201〜204を省略すること
ができる。
【0032】また、本実施の形態においてはローバーL
B上のアライメントマークAMはスライブライン上に形
成され、ローバーLBのアライメント位置が露光位置と
なっているが、特にアライメントマークAMの形成位置
はローバーLB上のどこでもよく、アライメント位置と
露光位置とが一致していなくても良い。また、アライメ
ントマークAMの形状も本実施の形態の如く十字状に限
らず、マーク検出装置にて検出できればどのような形状
のものであっても良い。さらに、本実施例では、ローバ
ーLBの長辺がX方向になるように試料台20に載置さ
れたが、ローバーLBの長辺がY方向になるように試料
台20に載置された場合には、Yステージ8のY軸方向
に合致するようにプリアライメントとファインアライメ
ントとを行えばよい。そして、レチクルRのパターン領
域PAがY方向になるようにレチクルステージST1に
載置すればよい。
【0033】
【発明の効果】以上のような本発明によるアライメント
方法によれば、磁気ヘッド製造用の露光装置において簡
単にかつ高精度にレチクルとローバーとのアライメント
を行うことができる。また、アライメントマークの形成
位置や形状等に影響を受けずニ正確にアライメントを行
うことができる。
【0034】また別の発明においては、ステージを回転
させる際にステージの回転中心位置とマーク検出系の検
出領域との相対的な位置関係を求めるため、常にマーク
検出系の検出領域内にマークを配置しておくことがで
き、マークを見落としてエラーとなることがなくなる。
従って磁気ヘッドの生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ヘッド製造用の露光装置の概略的な構成を
示す図である。
【図2】図2(a)はレチクルRの構成を示す図であ
り、図2(b)は窓W1を示す図である。
【図3】図3(a)はローバーが張りつけられた基板を
示す図であり、図3(b)はローバーを示す図であり、
図3(c)はθステージ6を示す図である。
【図4】レチクルRとローバーLB1とマーク検出装置
13との位置関係を示す斜視図である。
【図5】本発明におけるアライメント方法の実施の形態
を示すフローチャートである。
【図6】本発明におけるレチクルアライメント方法の実
施の形態を示すフローチャートである。
【図7】図7(a)〜図7(e)はCCDカメラ17か
ら得られる映像を示す図である。
【図8】従来のアライメント方法を説明する図である。
【図9】従来のアライメント方法の他の例を説明する図
である。
【符号の説明】
R・・・レチクル ST1・・・レチクルステージ ST2・・・ステージ MCS・・・主制御系 PA1〜PA3・・・パターン領域 W1〜W4・・
・窓 LB1〜LB5・・・ローバー SL・・・スクライ
ブライン EA1〜EA21・・・露光領域 AM1〜AM22・・・アライメントマーク 6・・・θステージ 13・・・マーク検出装置 2
0・・・基板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形の基板上に配列された複数の露光領
    域に対してマスクに形成されたパターンを投影光学系を
    介して転写する際に、アライメント検出系を使って前記
    矩形の基板と前記マスクとをアライメントするアライメ
    ント方法において、 前記アライメント検出系によって前記基板のエッジを検
    出し、その検出結果に基づいて前記基板を載置するステ
    ージが移動可能な第1の方向と前記エッジの方向とを一
    致させるように位置決めする第1工程と、 前記アライメント検出系によって前記基板の予め定めら
    れた基準点を検出し、前記基準点と所定の位置関係にあ
    る複数の基板マークのうち少なくとも2つの基板マーク
    を前記アライメント検出系よって検出し、その検出結果
    に基づいて前記第1の方向と前記基板上の露光領域の配
    列方向とを一致させるように位置決めする第2工程と、 前記アライメント検出系によって、前記マスク上に並ん
    で形成された複数のマスクマークのうちの第1のマスク
    マークを介して前記ステージ上の基準マークを検出する
    とともに、前記第1のマスクマークとは異なる第2のマ
    スクマークを介して基準マークを検出し、その検出結果
    に基づいて前記第1の方向と前記前記マスク上のマスク
    マークの配列方向とが一致するように位置決めする第3
    工程とを有することを特徴とするアライメント方法。
  2. 【請求項2】 前記基準マークは、前記基板上の基板マ
    ーク又は前記ステージ上のマークを含むことを特徴とす
    る請求項1に記載のアライメント方法。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2工程の位置決めは、前記
    矩形の基板を回転することを含み、前記第3工程の位置
    決めは、前記マスクを回転することを含むことを特徴と
    する請求項1に記載のアライメント方法。
  4. 【請求項4】 前記アライメント検出系は、前記投影光
    学系の結像面内の所定位置に検出領域を有し、 前記第1工程では前記第1方向と直交する第2方向に前
    記ステージを移動させて前記検出領域内に前記エッジを
    配置し、 前記第2工程では前記第1方向に前記ステージを移動さ
    せて前記基準点を前記検出領域内に配置し、前記基準点
    と前記2つの基板マークとの間の設計上の位置関係に基
    づいて前記ステージを移動させ、前記2つのマークを順
    次前記検出領域内に配置することを特徴とする請求項1
    記載のアライメント方法。
  5. 【請求項5】 前記ステージの回転中心位置と前前記ア
    ライメント検出系の結像位置における検出領域との相対
    的な位置関係を求めておき、前記矩形の基板を回転させ
    る際、前記相対的な位置関係に基づいて前記アライメン
    ト検出系の検出領域外に前記エッジ又は前記基板マーク
    が出ないように前記ステージを移動させる請求項1に記
    載のアライメント方法。
  6. 【請求項6】 前記第3工程において、前記アライメン
    ト検出系は、前記マスクに対して移動することにより、
    前記第1のマスクマークと前記第2のマスクマークとを
    介して基準マークを検出することを特徴とする請求項1
    に記載のアライメント方法。
  7. 【請求項7】 前記矩形の基板は、長方形状の磁気ヘッ
    ド用基板であり、前記エッジは長辺側のエッジであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のアライメント方法。
  8. 【請求項8】 矩形の基板上に一列に配列された複数の
    露光領域の各々に対してマスクに形成されたパターンを
    投影光学系を介して転写する際に、前記複数の露光領域
    の配列方向に沿って前記基板上に形成された複数の位置
    合わせ用の基板マークをアライメント検出系によって検
    出して前記基板をアライメントするアライメント方法に
    おいて、 前記基板を載置するステージを前記投影光学系の結像面
    内で移動させて、前記結像面内の前記アライメント検出
    系の検出領域内に前記基板のエッジを配置し、前記ステ
    ージの移動方向である第1の方向と前記エッジの方向と
    を一致させるプリアライメント工程と、 前記複数のマークのうちの第1のマークを前記検出領域
    内に配置してその位置を検出し、前記ステージを前記第
    1の方向に移動させて前記第1の基板マークとは異なる
    第2の基板マークを前記検出領域内に配置してその位置
    を検出し、それらの検出結果に基づいて前記第1の方向
    と前記露光領域の配列方向とを一致させるファインアラ
    イメント工程とを有することを特徴とするアライメント
    方法。
  9. 【請求項9】 前記プリアライメント工程では、前記第
    1方向と直交する第2方向に前記ステージを移動させて
    前記検出領域内に前記エッジを配置することを特徴とす
    る請求項8に記載のアライメント方法。
  10. 【請求項10】 前記ファインアライメント工程では、
    前記エッジを検出した状態から前記第1方向に移動さ
    せ、前記矩形の基板の角を検出し、前記記矩形の基板の
    角から所定位置に配置される前記第1の基板マークと前
    記第2の基板マークとを検出する請求項8に記載のアラ
    イメント方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007013168A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置の基板整列
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CN119472192A (zh) * 2025-01-16 2025-02-18 长春理工大学中山研究院 一种异形工件多层协同光刻套刻对准系统及方法

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