JPH09172793A - サーボモータ制御装置 - Google Patents

サーボモータ制御装置

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JPH09172793A
JPH09172793A JP7347870A JP34787095A JPH09172793A JP H09172793 A JPH09172793 A JP H09172793A JP 7347870 A JP7347870 A JP 7347870A JP 34787095 A JP34787095 A JP 34787095A JP H09172793 A JPH09172793 A JP H09172793A
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敦実 橋本
Takashi Nakatsuka
隆 中塚
Hisashi Kinoshita
久 木下
Kiyoshi Oishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーボモータの速度を検出するエンコーダの
出力パルス間隔の誤差の影響を低減して、推定速度によ
る速度制御の精度を高め、また、推定速度制御時に指令
速度が0でないのに停止したままとなる事態を防止す
る。 【解決手段】 速度算出部4によりエンコーダ2の出力
パルスからサーボモータ1の検出速度を算出し、推定負
荷トルク算出部6により電流検出器11で検出したモー
タ電流と前記検出速度とから推定負荷トルクを前記出力
パルスの発生ごとに算出し、n回平均部12により前記
推定負荷トルクを前記出力パルスの発生ごとにn回平均
して平均推定負荷トルクを算出して更新し、速度制御部
9が所定制御周期で前記検出速度が速度指令になるよう
に速度制御して、前記速度制御周期区間で前記検出速度
を算出できないとき、推定速度算出部7により前記平均
推定負荷トルクと前記モータ電流とから推定速度を算出
し、その推定速度が前記速度指令になるように速度制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルサーボ制
御装置などのサーボモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のサーボモータ制御装置につ
いて説明する。サーボモータ制御装置では、速度制御周
期ごとにサーボモータの速度を検出し、それをフィード
バックすることで速度を制御している。エンコーダを備
えたサーボモータでは、速度制御周期ごとのエンコーダ
の出力パルス数を計測することにより速度を検出する。
また、エンコーダの出力パルス(以下、出力パルスと称
す)が速度制御周期ごとには得られないような低速にお
いては、出力パルスの時間間隔値の逆数として速度を求
める。また、このような低速における速度制御では、出
力パルスが得られた速度制御区間ではそれから求めた速
度を用い、出力パルスが得られない速度制御区間では前
の速度制御区間で用いた値を用いる。しかし、このよう
な手段においてパルス数の少ないエンコーダを用いた場
合、低速時において速度のサンプリング遅れ時間が大き
くなり、制御系が不安定となる。そこで、低速で出力パ
ルスが得られない速度制御区間では速度を推定して用い
る手段がある。
【0003】図9は推定速度を算出する手段を備えたサ
ーボモータ制御装置の一例の構成を示すブロック図であ
る。図において、1はサーボモータ、2はサーボモータ
1の回転速度に比例した個数のパルス列を出力するエン
コーダ、3は前記パルス列を4逓倍する4逓倍回路、4
は4逓倍したパルス列からサーボモータ1の速度を算出
する速度算出部、6は負荷トルクを推定する推定負荷ト
ルク算出部、7は速度を推定する推定速度算出部、8は
速度制御周期ごとに速度算出部4の出力または推定速度
算出部7の出力を切り換え選択し、それを速度フィード
バック信号として速度制御部9へ帰還する選択スイッチ
で、4逓倍回路3から出力パルスが発生する場合は速度
算出部4の出力を選択し、そうでない場合は推定速度算
出部7の出力を選択する。9は外部から指示された指令
速度と、選択スイッチ8を介してフィードバックされた
検出速度または推定速度との差異に対応してサーボモー
タ1の電流値を指令する速度制御部、10は電流検出器
11で検出したサーボモータ1の検出電流と前記電流指
令値との差異に対応して電流値を制御する電流制御部で
ある。
【0004】上記構成において、速度制御部9にはエン
コーダ2のパルス出力に基づいて算出した検出速度また
は推定速度算出部7で算出した推定速度のいづれかがフ
ィードバックされ、速度指令との差異がなくなるように
電流値を指令し、電流制御部10は電流検出器11で検
出したサーボモータ1の検出電流が前記電流指令値との
差異がなくなるように電流を制御することにより、サー
ボモータ1の速度が速度指令値になるように制御され
る。このとき、速度制御区間でエンコーダ2の出力パル
スにより速度が検出できないときには、推定負荷トルク
算出部6と推定速度算出部7とにより推定速度を算出
し、その推定速度を選択スイッチ8を介してフィードバ
ックして速度制御する。
【0005】以下、推定トルクの算出原理について説明
する。まず、推定負荷トルク算出手段について説明す
る。推定負荷トルク算出部6は、エンコーダ2の出力パ
ルスにより速度が検出できるときに負荷トルクを推定
し、出力パルスが得られないときに備えて常に推定負荷
トルク値を更新しながら保持している。この推定負荷ト
ルクは、サーボモータ1が発生する発生トルクから加速
トルクを差し引いたものを負荷トルクとして算出する。
前記発生トルクは、出力パルスの時点または、2つの出
力パルスの間の所定の時点における電流検出器11の検
出電流値から求める。また、加速トルクは、エンコーダ
2の出力パルスが得られたときにわかるサーボモータ1
の速度の差分を出力パルスの間隔時間で除算し、それに
サーボモータ1の慣性モーメントと負荷の慣性モーメン
トとを合計した慣性モーメント値を乗算して求める。推
定負荷トルク算出部6は出力パルスが得られないときは
作動せず、最後に推定した推定負荷トルク値を保持す
る。なお、推定負荷トルクを求める他の方法として、サ
ーボモータの速度と発生トルクから負荷トルクを推定す
る状態推定器を用いる方法もある。
【0006】つぎに、推定速度算出部7の速度推定動作
について説明する。この速度推定は上記負荷トルク推定
の逆に相当する。すなわち、サーボモータ1の発生トル
クから、前記推定負荷トルク算出部6で出力パルスが得
られていたときに算出した推定負荷トルクを差し引いた
ものが加速トルクであるとし、この加速トルクを上記の
合計慣性モーメントで除算して速度制御周期間の速度変
化量、すなわち加速度量を求め、最後に出力パルスが得
られたときにわかる実速度を初期値として、それに前記
加速度量を速度制御区間ごとに順次に積算していくこと
で、それ以降の出力パルスの得られない速度制御区間に
おける速度を推定する。なお、エンコーダ2から出力パ
ルスが得られるようになれば、再度、検出速度で制御す
ればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の推定
速度を用いる手段では、速度の推定誤差を小さくするた
めに、推定負荷トルクの誤差をできるだけ小さく抑える
必要がある。そのためには、推定負荷トルク算出部に入
力するモータの速度の精度、および発生トルクの精度が
十分に高いことが必要である。
【0008】ところが、モータの速度検出に用いるエン
コーダには、パルス間隔誤差のあることが多く、その場
合、推定負荷トルク算出部6に入力するモータの速度に
は誤差が含まれることになる。そのために、推定負荷ト
ルクに誤差が発生し、速度推定精度が悪化し、低速時の
速度制御を安定にすることができなくなる。
【0009】また、エンコーダ2の出力パルスが得られ
なくて前記推定速度を用いて制御しているとき、実際の
負荷トルクが変化してサーボモータ1が停止してしまう
場合があり、このとき、サーボモータ1は停止している
にも拘らず推定速度算出部7は停止直前の推定速度を出
力しており、指令速度がその推定速度に一致していると
速度制御部9は速度指令に対応した速度制御ができてい
るとして停止前の電流指令を出力し続け、その電流指令
は停止したサーボモータ1の起動電流値より小さいので
再起動に至らず、停止したままで見かけ上の平衡状態に
なり、速度指令が0でないのにモータが停止したままと
なってしまう場合がある。
【0010】本発明は上記の課題を解決するもので、エ
ンコーダパルス間隔誤差があってもモータの速度を精度
よく推定して低速時の速度制御を安定化できるととも
に、推定速度を用いて速度制御する場合、指令速度が0
でないのにモータが停止してしまうことのないサーボモ
ータ制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる本発明
は、サーボモータに設けたエンコーダの出力パルスから
前記サーボモータの速度を検出速度として算出する速度
算出手段と、前記検出速度と前記サーボモータの電流値
とにより推定負荷トルクを前記出力パルスの発生ごとに
算出する推定負荷トルク算出手段と、前記出力パルスの
発生ごとに前記推定負荷トルクをn回平均演算して平均
推定負荷トルクを算出するn回平均手段と、前記平均推
定負荷トルクと前記電流値とにより前記サーボモータの
推定速度を算出する推定速度算出手段と、外部からの速
度指令に対応して前記サーボモータを所定制御周期で速
度制御する速度制御手段とを備え、前記制御周期区間内
で前記検出速度が算出できる場合、前記速度制御手段に
より前記検出速度が前記速度指令になるように前記サー
ボモータを速度制御するとともに前記推定負荷トルク算
出手段と前記n回平均部とにより平均推定負荷トルクを
算出して更新し、前記制御区間内で前記検出速度が算出
できない場合、前記推定速度算出手段により前記平均推
定負荷トルクから推定速度を算出し、前記速度制御手段
は前記推定速度が前記速度指令になるように前記サーボ
モータを速度制御するサーボモータ制御装置である。
【0012】これにより、エンコーダの出力パルスの時
間間隔誤差を低減して速度制御精度を向上させることが
できる。
【0013】請求項3に係わる本発明は、サーボモータ
に設けたエンコーダの出力パルスから前記サーボモータ
の速度を検出速度として前記出力パルスの発生ごとに算
出する速度算出手段と、前記検出速度を前記出力パルス
の発生ごとにn回平均演算して平均検出速度を算出する
n回平均手段と、前記n回平均検出速度と前記サーボモ
ータの電流値とにより推定負荷トルクを算出する推定負
荷トルク算出手段と、前記推定負荷トルクと前記電流値
とにより前記サーボモータの推定速度を算出する推定速
度算出手段と、外部からの速度指令に対応して前記サー
ボモータを所定制御周期で速度制御する速度制御手段と
を備え、前記制御周期区間内で前記検出速度が算出でき
る場合、前記速度制御手段により前記検出速度が前記速
度指令になるように前記サーボモータを速度制御すると
ともに前記n回平均部と前記推定負荷トルク算出手段と
により推定負荷トルクを算出して更新し、前記制御区間
内で前記検出速度が算出できない場合、前記推定速度算
出手段により前記推定負荷トルクから推定速度を算出
し、前記速度制御手段は前記推定速度が前記速度指令に
なるように前記サーボモータを速度制御するサーボモー
タ制御装置である。
【0014】これにより、エンコーダの出力パルスの時
間間隔誤差を低減して速度制御精度を向上させることが
できる。
【0015】請求項5に係わる本発明は、サーボモータ
に設けたエンコーダの出力パルスから前記サーボモータ
の速度を検出速度として算出する速度算出手段と、前記
出力パルスがn回発生するごとに、前記検出速度と前記
サーボモータの電流値とにより推定負荷トルクを算出す
る推定負荷トルク算出手段と、前記推定負荷トルクと前
記電流値とにより前記サーボモータの推定速度を算出す
る推定速度算出手段と、外部からの速度指令に対応して
前記サーボモータを所定制御周期で速度制御する速度制
御手段とを備え、前記制御周期区間内で前記検出速度が
算出できる場合、前記速度制御手段により前記検出速度
が前記速度指令になるように前記サーボモータを速度制
御するとともに推定負荷トルク算出手段により推定負荷
トルクを算出して更新し、前記制御区間内で前記検出速
度が算出できない場合、前記推定速度算出手段により前
記推定負荷トルクから推定速度を算出し、前記速度制御
手段は前記推定速度が前記速度指令になるように前記サ
ーボモータを速度制御するサーボモータ制御装置であ
る。
【0016】これにより、エンコーダの出力パルスの時
間間隔誤差を低減して速度制御精度を向上させることが
できる。
【0017】請求項7に係わる本発明は、サーボモータ
に設けたエンコーダの出力パルスから前記サーボモータ
の速度を検出速度として算出する速度算出手段と、前記
検出速度と前記サーボモータの電流値とにより推定負荷
トルクを算出する推定トルク算出手段と、前記推定負荷
トルクと前記電流値とにより推定速度を算出する手段
と、外部からの速度指令に対応して前記サーボモータを
所定制御周期で速度制御する速度制御手段と、前記出力
パルスを監視し、速度指令が0でないときに所定時内に
前記出力パルスを検出できないときに前記推定速度算出
手段の推定速度出力を強制的に0に設定する速度補正手
段とを備え、前記制御周期区間内で前記検出速度が算出
できる場合、前記速度制御手段により前記検出速度が前
記速度指令になるように前記サーボモータを速度制御す
るとともに推定負荷トルク算出手段により推定負荷トル
クを算出して更新し、前記制御区間内で前記検出速度が
算出できない場合、前記推定速度算出手段により前記推
定負荷トルクから推定速度を算出し、前記速度制御手段
は前記推定速度が前記速度指令になるように前記サーボ
モータを速度制御するサーボモータ制御装置である。
【0018】これにより、推定速度により速度制御中に
サーボモータが停止したとき、速度指令が0でないのに
サーボモータが停止したままとなる事態を防止すること
ができる。また、請求項8に係わる本発明は、エンコー
ダの出力パルスを監視し、速度指令が0でないときに所
定時間内に出力パルスを検出できないときに推定速度算
出手段の推定速度出力を強制的に0に設定する速度補正
手段を備えた請求項1ないし請求項6のいずれかに係わ
るサーボモータ制御装置である。
【0019】これにより、エンコーダの出力パルスの時
間間隔誤差を低減して速度制御精度をよくしながら、推
定速度により速度制御中にサーボモータが停止したと
き、速度指令が0でないのにサーボモータが停止したま
まとなる事態を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の本発明は、サー
ボモータに設けたエンコーダの出力パルスから前記サー
ボモータの速度を検出速度として算出する速度算出手段
と、前記検出速度と前記サーボモータの電流値とにより
推定負荷トルクを前記出力パルスの発生ごとに算出する
推定負荷トルク算出手段と、前記出力パルスの発生ごと
に前記推定負荷トルクをn回平均演算して平均推定負荷
トルクを算出するn回平均手段と、前記平均推定負荷ト
ルクと前記電流値とにより前記サーボモータの推定速度
を算出する推定速度算出手段と、外部からの速度指令に
対応して前記サーボモータを所定制御周期で速度制御す
る速度制御手段とを備え、前記制御周期区間内で前記検
出速度が算出できる場合、前記速度制御手段により前記
検出速度が前記速度指令になるように前記サーボモータ
を速度制御するとともに前記推定負荷トルク算出手段と
前記n回平均部とにより平均推定負荷トルクを算出して
更新し、前記制御区間内で前記検出速度が算出できない
場合、前記推定速度算出手段により前記平均推定負荷ト
ルクから推定速度を算出し、前記速度制御手段は前記推
定速度が前記速度指令になるように前記サーボモータを
速度制御するサーボモータ制御装置であり、また、請求
項2に記載の本発明は、n回平均手段がn=4として4
回平均演算するようにした請求項1記載のサーボモータ
制御装置であり、また、請求項3に記載の本発明は、サ
ーボモータに設けたエンコーダの出力パルスから前記サ
ーボモータの速度を検出速度として前記出力パルスの発
生ごとに算出する速度算出手段と、前記検出速度を前記
出力パルスの発生ごとにn回平均演算して平均検出速度
を算出するn回平均手段と、前記n回平均検出速度と前
記サーボモータの電流値とにより推定負荷トルクを算出
する推定負荷トルク算出手段と、前記推定負荷トルクと
前記電流値とにより前記サーボモータの推定速度を算出
する推定速度算出手段と、外部からの速度指令に対応し
て前記サーボモータを所定制御周期で速度制御する速度
制御手段とを備え、前記制御周期区間内で前記検出速度
が算出できる場合、前記速度制御手段により前記検出速
度が前記速度指令になるように前記サーボモータを速度
制御するとともに前記n回平均部と前記推定負荷トルク
算出手段とにより推定負荷トルクを算出して更新し、前
記制御区間内で前記検出速度が算出できない場合、前記
推定速度算出手段により前記推定負荷トルクから推定速
度を算出し、前記速度制御手段は前記推定速度が前記速
度指令になるように前記サーボモータを速度制御するサ
ーボモータ制御装置であり、また、請求項4に記載の本
発明は、n回平均手段がn=4として4回平均演算する
ようにした請求項3記載のサーボモータ制御装置であ
り、また、請求項5に記載の本発明は、サーボモータに
設けたエンコーダの出力パルスから前記サーボモータの
速度を検出速度として算出する速度算出手段と、前記出
力パルスがn回発生するごとに、前記検出速度と前記サ
ーボモータの電流値とにより推定負荷トルクを算出する
推定負荷トルク算出手段と、前記推定負荷トルクと前記
電流値とにより前記サーボモータの推定速度を算出する
推定速度算出手段と、外部からの速度指令に対応して前
記サーボモータを所定制御周期で速度制御する速度制御
手段とを備え、前記制御周期区間内で前記検出速度が算
出できる場合、前記速度制御手段により前記検出速度が
前記速度指令になるように前記サーボモータを速度制御
するとともに推定負荷トルク算出手段により推定負荷ト
ルクを算出して更新し、前記制御区間内で前記検出速度
が算出できない場合、前記推定速度算出手段により前記
推定負荷トルクから推定速度を算出し、前記速度制御手
段は前記推定速度が前記速度指令になるように前記サー
ボモータを速度制御するサーボモータ制御装置であり、
また、請求項6に記載の本発明は、推定負荷トルク算出
手段がn=4としてエンコーダの出力パルスが4回発生
するごとに推定負荷トルクを演算算出するようにした請
求項5記載のサーボモータ制御装置であり、また、請求
項7に記載の本発明は、サーボモータに設けたエンコー
ダの出力パルスから前記サーボモータの速度を検出速度
として算出する速度算出手段と、前記検出速度と前記サ
ーボモータの電流値とにより推定負荷トルクを算出する
推定トルク算出手段と、前記推定負荷トルクと前記電流
値とにより推定速度を算出する手段と、外部からの速度
指令に対応して前記サーボモータを所定制御周期で速度
制御する速度制御手段と、前記出力パルスを監視し、速
度指令が0でないときに所定時内に前記出力パルスを検
出できないときに前記推定速度算出手段の推定速度出力
を強制的に0に設定する速度補正手段とを備え、前記制
御周期区間内で前記検出速度が算出できる場合、前記速
度制御手段により前記検出速度が前記速度指令になるよ
うに前記サーボモータを速度制御するとともに推定負荷
トルク算出手段により推定負荷トルクを算出して更新
し、前記制御区間内で前記検出速度が算出できない場
合、前記推定速度算出手段により前記推定負荷トルクか
ら推定速度を算出し、前記速度制御手段は前記推定速度
が前記速度指令になるように前記サーボモータを速度制
御するサーボモータ制御装置であり、また、請求項8に
記載の本発明は、エンコーダの出力パルスを監視し、速
度指令が0でないときに所定時間内に出力パルスを検出
できないときに推定速度算出手段の推定速度出力を強制
的に0に設定する速度補正手段を備えた請求項1ないし
請求項6のいずれかに記載のサーボモータ制御装置であ
る。
【0021】以下、本発明の実施例について説明する。
【0022】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明のサーボモータ制御装置の実
施例1について図面を参照しながら説明する。本実施例
1は請求項1ないし請求項2に係わる。
【0023】図1は本実施例1における構成を示すブロ
ック図である。なお、図9に示した従来例と同じ構成要
素には同一番号を付与している。本実施例1のサーボモ
ータ制御装置が図9に示した従来例と異なる点は、推定
負荷トルク算出部6の出力をn回平均するn回平均部1
2を備えたことにある。
【0024】上記構成においてその動作を説明する。推
定負荷トルク算出部6は、エンコーダ2から出力パルス
が発生するごとに推定負荷トルクを出するものとする。
すなわち、速度制御区間においてエンコーダ2から出力
パルスが得られるとき、速度算出部4は4逓倍回路3の
出力パルスからわかるサーボモータ1の検出速度を算出
し、推定速度算出部7は入力した検出速度の差分を出力
パルスの間隔時間で除算し、それにサーボモータ1の慣
性モーメントと負荷の慣性モーメントとを合計した慣性
モーメント値を乗算して加速トルクを算出し、電流検出
器11の検出電流から算出する発生トルクから前記加速
トルクを減算して推定負荷トルクとする。なお、エンコ
ーダ2の出力パルスごとの推定負荷トルクを算出するた
めには、速度算出部4が前記出力パルスごとの速度を算
出して推定負荷トルク算出部6に与えればよい。
【0025】n回平均部12はエンコーダ2から出力パ
ルスが発生するごとに、推定負荷トルク算出部6が算出
する推定負荷トルク値のn個について相加平均を行う。
なお、前記出力パルス発生ごとにn回平均するには、先
行n個の推定負荷トルク値を用いて算出できる。推定負
荷トルク算出部6とn回平均部12とは速度制御区間に
おいてエンコーダ2から出力パルスが得られる限り推定
負荷トルクをつねに算出して値を更新し、出力パルスが
得られないと、前回算出した推定負荷トルク値を保持し
ている。推定速度算出部7は速度制御区間でエンコーダ
の出力パルスが得られず、検出速度が得られないときに
は、従来例で説明したように、電流検出器11の検出電
流から発生トルクを算出し、その発生トルクから上記推
定負荷トルクを減算して加速トルクを算出し、その加速
トルクから加速度を求め、最後の検出速度に積算して推
定速度を求める。
【0026】このように推定負荷トルク算出部6が算出
する推定負荷トルク値をエンコーダ2の出力パルスごと
に求めて平均することにより、出力パルス間隔の誤差に
よる推定負荷トルク値の誤差が平均化により低減し、そ
の推定負荷トルクから算出する推定速度の精度も向上さ
せ、サーボモータの制御を安定化させることができる。
【0027】図2はn回平均部12を4回平均部5と
し、4回平均演算する場合の構成を示す。この場合、エ
ンコーダ2の出力パルスが速度制御区間で最低4個の場
合でも推定負荷トルクを算出することができる。
【0028】なお、本実施例1では速度算出部4が4逓
倍回路3の出力パルスから速度を算出するように説明し
たが、エンコーダ2の出力パルスそのものから算出して
もよいことは言うまでもない。
【0029】(実施例2)以下、本発明のサーボモータ
制御装置の実施例2について図面を参照しながら説明す
る。本実施例2は請求項3ないし請求項4に係わる。図
3は本実施例2における構成を示すブロック図である。
なお、図9に示した従来例と同じ構成要素には同一番号
を付与して説明を省略する。本実施例2が従来例と異な
る点は、速度算出部4で算出した検出速度をエンコーダ
2の出力パルスごとにn回平均するn回平均部12を備
えたことにある。
【0030】上記構成において、速度算出部4は速度制
御区間においてエンコーダ2の出力パルスが得るときに
4逓倍回路3のパルス間隔から検出速度を演算して出力
し、n回平均部12は速度算出部4で算出した検出速度
について、エンコーダ2の出力パルスごとにn回平均し
て平均検出速度を算出して推定負荷トルク算出部6に出
力する。推定負荷トルク算出部6は、連続する2つの平
均検出速度間の差分から加速度を求め、それにサーボモ
ータ1と負荷との合計慣性モーメントを乗算して推定負
荷トルクを算出する。以降の動作は実施例1と同様であ
る。
【0031】このように検出速度についてエンコーダ2
の出力パルスごとにn回平均することにより、エンコー
ダ2のパルス間隔の誤差による検出速度の誤差を低減し
て推定慣性トルク値の精度をよくし、推定速度の精度を
よくすることができる。
【0032】なお、図4はn回平均部12を4回平均部
5とし、4回平均演算する場合の構成を示す。この場
合、速度制御区間で最低限8個のエンコーダ出力パルス
で推定速度を算出することができる。
【0033】なお、本実施例2では、速度算出部4が4
逓倍回路3の出力パルスから速度を算出するように説明
したが、エンコーダ2の出力パルスそのものから算出し
てもよいことは言うまでもない。
【0034】(実施例3)以下、本発明のサーボモータ
制御装置の実施例3について図面を参照しながら説明す
る。本実施例3は請求項5ないし請求項6に係わる。
【0035】図5は本実施例3における構成を示すブロ
ック図である。なお、図9に示した従来例と同じ構成要
素には同一番号を付与して説明を省略する。本実施例3
が従来例と異なる点は、推定負荷トルク算出部6が、4
逓倍回路3の出力パルスがn回発生するごとに速度算出
部4の算出速度と電流検出器11の出力とを取り込んで
推定負荷トルクを算出するようにしたことにある。
【0036】上記構成においてその動作を説明する。速
度制御区間でエンコーダ2の出力パルスが得られると
き、速度算出部4は常にサーボモータ1の速度を算出し
ており、また、電流検出器11は常にサーボモータ1の
電流値を検出している。このとき、推定負荷トルク算出
部6は、4逓倍回路3の出力パルスがn個ごとに、速度
算出部4の検出速度と電流検出器11の検出電流とを入
力して推定負荷トルクを算出する。なお、推定負荷トル
ク算出部6は、速度入力がnパルスごとになるので、加
速度算出にサンプリングレートを配慮する必要があるこ
とは言うまでもない。
【0037】このように、エンコーダ2の出力パルスの
n個ごとに推定負荷トルクを算出することにより、エン
コーダ2の出力パルスの個々のパルス間隔のばらつきの
影響が分散されて固定せず、推定負荷トルクの精度をよ
くし、推定速度の精度をよくすることができる。
【0038】図4は推定負荷トルク算出部がn=4とし
て算出する場合の構成を示すブロック図である。この場
合、速度制御区間で最低限2個のエンコーダ出力パルス
で推定速度を算出することができる。
【0039】なお、本実施例3では、速度算出部4が4
逓倍回路3の出力パルスから速度を算出するように説明
したが、エンコーダ2の出力パルスそのものから算出し
てもよいことは言うまでもない。
【0040】(実施例4)以下、本発明のサーボモータ
制御装置の実施例4について図面を参照しながら説明す
る。本実施例4は請求項7ないし請求項8に係わる。図
7は本実施例4における構成を示すブロック図である。
なお、図9に示した従来例と同じ構成要素には同一番号
を付与して説明を省略する。本実施例4が従来例と異な
る点は、速度指令が0でないとき所定時間にエンコーダ
2の出力パルスが発生しなければ推定速度算出部7の推
定速度を強制的に0にする速度補正部17を備えたこと
にある。
【0041】上記構成においてその動作を説明する。エ
ンコーダ2の出力パルスが速度制御区間で速度算出に十
分な個数を得られず、速度制御部9が推定速度算出部7
の推定速度で速度制御しているとき、速度補正部17は
4逓倍回路3の出力パルスを監視しており、所定時間に
4逓倍回路3の出力パルスが検出されなかった場合は推
定速度算出部7の推定速度を強制的に0にする。
【0042】このように、推定速度により速度制御して
いるときに、負荷変動などでサーボモータ1が停止した
とき、速度補正部17は推定速度を強制的に0にするの
で、速度制御部9はサーボモータ1の速度を0と判断
し、速度指令との差異に対応して制御する。したがて、
速度指令が0でないにも拘らずサーボモータ1が停止し
たままとなる動作を防止することができる。
【0043】図8は実施例1の構成に速度補正部17を
設けた構成を示すブロック図である。この構成において
も速度補正部17は上記と同様の動作により、速度指令
が0でないにも拘らずサーボモータ1が停止したままと
なる動作を防止する。
【0044】なお、実施例2ないし実施例3に示した構
成に速度補正部17を設けて同様の動作と効果とを得る
ことができる。
【0045】また、本実施例4では、速度算出部4が4
逓倍回路3の出力パルスから速度を算出するように説明
したが、エンコーダ2の出力パルスそのものから算出し
てもよいことは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、エンコーダ2の出力パルス間隔に誤差があっても、
推定負荷トルクの誤差を低減することができるので、サ
ーボモータの速度を精度よく推定することができ、低速
時の速度制御を安定化することができる。
【0047】また、推定速度を用いて速度制御する場合
において、サーボモータが停止しているにも拘らず速度
指令と推定速度とが一致しているときにサーボモータが
停止したままになる事態を回避し、指令速度が0でなに
のにモータが停止したまたとなるのを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるサーボモータ速度制
御装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例1のサーボモータ速度制御装置
におけるn=4の場合の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施例2におけるサーボモータ速度制
御装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施例2のサーボモータ速度制御装置
におけるn=4の場合の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施例3におけるサーボモータ速度制
御装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施例3のサーボモータ速度制御装置
におけるn=4の場合の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施例4におけるサーボモータ速度制
御装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施例4におけるサーボモータ速度制
御装置の他の構成を示すブロック図
【図9】従来のサーボモータ速度制御装置の構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
1 サーボモータ 2 エンコーダ 3 4逓倍回路 4 速度算出部(速度算出手段) 5 4回平均部 6 推定負荷トルク算出部(推定負荷トルク算出手段) 7 推定速度算出部(推定速度算出手段) 8 選択スイッチ 9 速度制御部(速度制御手段) 10 電流制御部(速度制御手段) 11 電流検出器 12 n回平均部(n回平均手段) 17 速度補正部(速度補正手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 潔 新潟県長岡市学校町1丁目3番地4 長岡 住宅5−101号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボモータに設けたエンコーダの出力
    パルスから前記サーボモータの速度を検出速度として算
    出する速度算出手段と、前記検出速度と前記サーボモー
    タの電流値とにより推定負荷トルクを前記出力パルスの
    発生ごとに算出する推定負荷トルク算出手段と、前記出
    力パルスの発生ごとに前記推定負荷トルクをn回平均演
    算して平均推定負荷トルクを算出するn回平均手段と、
    前記平均推定負荷トルクと前記電流値とにより前記サー
    ボモータの推定速度を算出する推定速度算出手段と、外
    部からの速度指令に対応して前記サーボモータを所定制
    御周期で速度制御する速度制御手段とを備え、前記制御
    周期区間内で前記検出速度が算出できる場合、前記速度
    制御手段により前記検出速度が前記速度指令になるよう
    に前記サーボモータを速度制御するとともに前記推定負
    荷トルク算出手段と前記n回平均部とにより平均推定負
    荷トルクを算出して更新し、前記制御区間内で前記検出
    速度が算出できない場合、前記推定速度算出手段により
    前記平均推定負荷トルクから推定速度を算出し、前記速
    度制御手段は前記推定速度が前記速度指令になるように
    前記サーボモータを速度制御するサーボモータ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 n回平均手段がn=4として4回平均演
    算するようにした請求項1記載のサーボモータ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 サーボモータに設けたエンコーダの出力
    パルスから前記サーボモータの速度を検出速度として前
    記出力パルスの発生ごとに算出する速度算出手段と、前
    記検出速度を前記出力パルスの発生ごとにn回平均演算
    して平均検出速度を算出するn回平均手段と、前記n回
    平均検出速度と前記サーボモータの電流値とにより推定
    負荷トルクを算出する推定負荷トルク算出手段と、前記
    推定負荷トルクと前記電流値とにより前記サーボモータ
    の推定速度を算出する推定速度算出手段と、外部からの
    速度指令に対応して前記サーボモータを所定制御周期で
    速度制御する速度制御手段とを備え、前記制御周期区間
    内で前記検出速度が算出できる場合、前記速度制御手段
    により前記検出速度が前記速度指令になるように前記サ
    ーボモータを速度制御するとともに前記n回平均部と前
    記推定負荷トルク算出手段とにより推定負荷トルクを算
    出して更新し、前記制御区間内で前記検出速度が算出で
    きない場合、前記推定速度算出手段により前記推定負荷
    トルクから推定速度を算出し、前記速度制御手段は前記
    推定速度が前記速度指令になるように前記サーボモータ
    を速度制御するサーボモータ制御装置。
  4. 【請求項4】 n回平均手段がn=4として4回平均演
    算するようにした請求項3記載のサーボモータ制御装
    置。
  5. 【請求項5】 サーボモータに設けたエンコーダの出力
    パルスから前記サーボモータの速度を検出速度として算
    出する速度算出手段と、前記出力パルスがn回発生する
    ごとに、前記検出速度と前記サーボモータの電流値とに
    より推定負荷トルクを算出する推定負荷トルク算出手段
    と、前記推定負荷トルクと前記電流値とにより前記サー
    ボモータの推定速度を算出する推定速度算出手段と、外
    部からの速度指令に対応して前記サーボモータを所定制
    御周期で速度制御する速度制御手段とを備え、前記制御
    周期区間内で前記検出速度が算出できる場合、前記速度
    制御手段により前記検出速度が前記速度指令になるよう
    に前記サーボモータを速度制御するとともに推定負荷ト
    ルク算出手段により推定負荷トルクを算出して更新し、
    前記制御区間内で前記検出速度が算出できない場合、前
    記推定速度算出手段により前記推定負荷トルクから推定
    速度を算出し、前記速度制御手段は前記推定速度が前記
    速度指令になるように前記サーボモータを速度制御する
    サーボモータ制御装置。
  6. 【請求項6】 推定負荷トルク算出手段がn=4として
    エンコーダの出力パルスが4回発生するごとに推定負荷
    トルクを演算算出するようにした請求項5記載のサーボ
    モータ制御装置。
  7. 【請求項7】 サーボモータに設けたエンコーダの出力
    パルスから前記サーボモータの速度を検出速度として算
    出する速度算出手段と、前記検出速度と前記サーボモー
    タの電流値とにより推定負荷トルクを算出する推定トル
    ク算出手段と、前記推定負荷トルクと前記電流値とによ
    り推定速度を算出する手段と、外部からの速度指令に対
    応して前記サーボモータを所定制御周期で速度制御する
    速度制御手段と、前記出力パルスを監視し、速度指令が
    0でないときに所定時内に前記出力パルスを検出できな
    いときに前記推定速度算出手段の推定速度出力を強制的
    に0に設定する速度補正手段とを備え、前記制御周期区
    間内で前記検出速度が算出できる場合、前記速度制御手
    段により前記検出速度が前記速度指令になるように前記
    サーボモータを速度制御するとともに推定負荷トルク算
    出手段により推定負荷トルクを算出して更新し、前記制
    御区間内で前記検出速度が算出できない場合、前記推定
    速度算出手段により前記推定負荷トルクから推定速度を
    算出し、前記速度制御手段は前記推定速度が前記速度指
    令になるように前記サーボモータを速度制御するサーボ
    モータ制御装置。
  8. 【請求項8】 エンコーダの出力パルスを監視し、速度
    指令が0でないときに所定時間内に出力パルスを検出で
    きないときに推定速度算出手段の推定速度出力を強制的
    に0に設定する速度補正手段を備えた請求項1ないし請
    求項6のいずれかに記載のサーボモータ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023169644A (ja) * 2022-05-17 2023-11-30 シャープ株式会社 画像形成装置およびそれに用いられるモータの制御方法

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