JPH09174255A - 炭素鋼へのチタンクラッド方法 - Google Patents
炭素鋼へのチタンクラッド方法Info
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- JPH09174255A JPH09174255A JP34015595A JP34015595A JPH09174255A JP H09174255 A JPH09174255 A JP H09174255A JP 34015595 A JP34015595 A JP 34015595A JP 34015595 A JP34015595 A JP 34015595A JP H09174255 A JPH09174255 A JP H09174255A
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- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 62
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Landscapes
- Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 炭素鋼の上に品質の良い膜厚のチタンクラッ
ドを形成する。 【解決手段】 母材である炭素鋼1の上にワイヤ状のチ
タン2を、約0.5mmの隙間をとって配置する。電子
ビーム3によりチタン2を照射する。この場合、電子ビ
ーム3による照射エネルギー密度が3〜6Kw/cm2
程度となるように、ビームフォーカスをずらしつつ電子
ビーム3をオシレートする。これにより、チタン2は溶
融するとともに、炭素鋼1は予熱されて、ぬれ性がよく
なり、良好で膜厚の肉盛部4(チタンクラッド)ができ
る。
ドを形成する。 【解決手段】 母材である炭素鋼1の上にワイヤ状のチ
タン2を、約0.5mmの隙間をとって配置する。電子
ビーム3によりチタン2を照射する。この場合、電子ビ
ーム3による照射エネルギー密度が3〜6Kw/cm2
程度となるように、ビームフォーカスをずらしつつ電子
ビーム3をオシレートする。これにより、チタン2は溶
融するとともに、炭素鋼1は予熱されて、ぬれ性がよく
なり、良好で膜厚の肉盛部4(チタンクラッド)ができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭素鋼へのチタン
クラッド方法に関し、厚膜で品質の良いチタンクラッド
を得るよう工夫したものである。
クラッド方法に関し、厚膜で品質の良いチタンクラッド
を得るよう工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】炭素鋼の耐食性を向上させるため、炭素
鋼上にチタンやチタン合金(以下両者を「チタン」で表
す)を被覆することが行われている。チタンの被覆方法
としては、イオンプレーティング法などのPVD法や、
プラズマ溶射法などが一般には知られている。
鋼上にチタンやチタン合金(以下両者を「チタン」で表
す)を被覆することが行われている。チタンの被覆方法
としては、イオンプレーティング法などのPVD法や、
プラズマ溶射法などが一般には知られている。
【0003】イオンプレーティング法によれば、チタン
の膜厚は10μm程度にしかならない。一方、プラズマ
溶射法によれば、膜厚を厚くすることはできるが、内部
に気孔ができるという欠点がある。
の膜厚は10μm程度にしかならない。一方、プラズマ
溶射法によれば、膜厚を厚くすることはできるが、内部
に気孔ができるという欠点がある。
【0004】廃棄物を充填して地層処分する容器には、
良好で且つ確実な耐食性を確保する必要がある。そこで
上記容器の部材として、炭素鋼の表面に気孔等のない良
好なチタンを約1mm以上の膜厚で被覆(クラッド)し
た部材を用いることが検討されている。
良好で且つ確実な耐食性を確保する必要がある。そこで
上記容器の部材として、炭素鋼の表面に気孔等のない良
好なチタンを約1mm以上の膜厚で被覆(クラッド)し
た部材を用いることが検討されている。
【0005】気孔等のない良好なチタンを約1mm以上
の膜厚で被覆(クラッド)するためには、上述したイオ
ンプレーティング法などのPVD法や、プラズマ溶射法
は採用できない。つまりイオンプレーティング法では膜
厚が不足し、プラズマ溶射法では内部に気孔ができ被膜
の品質が悪く、両方法とも採用できないのである。
の膜厚で被覆(クラッド)するためには、上述したイオ
ンプレーティング法などのPVD法や、プラズマ溶射法
は採用できない。つまりイオンプレーティング法では膜
厚が不足し、プラズマ溶射法では内部に気孔ができ被膜
の品質が悪く、両方法とも採用できないのである。
【0006】そこで、肉厚が1mm程度以上で欠陥のな
いチタンクラッド方法としては、図4に示す多層肉盛法
や、図5に示す爆着法(または圧延法)を採用せざるを
えなかった。
いチタンクラッド方法としては、図4に示す多層肉盛法
や、図5に示す爆着法(または圧延法)を採用せざるを
えなかった。
【0007】図4に示す多層肉盛法では、チタン1との
間で脆弱な金属間化合物を形成しない金属の組み合わせ
とするため、炭素鋼1の上に銅5を肉盛し、さらにバナ
ジウム6を肉盛した後、チタン2を最終肉盛する。図5
に示す爆着法(または圧延法)では、メタルジェットの
作用で脆弱な金属間化合物を残さない施工法で、炭素鋼
1の上にチタン2をクラッドすることが実用化されてい
る。
間で脆弱な金属間化合物を形成しない金属の組み合わせ
とするため、炭素鋼1の上に銅5を肉盛し、さらにバナ
ジウム6を肉盛した後、チタン2を最終肉盛する。図5
に示す爆着法(または圧延法)では、メタルジェットの
作用で脆弱な金属間化合物を残さない施工法で、炭素鋼
1の上にチタン2をクラッドすることが実用化されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
多層肉盛法では、施工方法が複雑であり、また高価なバ
ナジウム6を用いるためコスト高となる欠点がある。ま
た、図5に示す爆着法(または圧延法)では、曲面,コ
ーナ部などの局部施工には適さず、また、補修等には利
用できない。
多層肉盛法では、施工方法が複雑であり、また高価なバ
ナジウム6を用いるためコスト高となる欠点がある。ま
た、図5に示す爆着法(または圧延法)では、曲面,コ
ーナ部などの局部施工には適さず、また、補修等には利
用できない。
【0009】本発明は、上記従来技術に鑑み、欠陥(気
孔等)がなく、局部的にも施工でき,信頼性の高い,肉
厚が1mm程度以上の厚肉にチタンをクラッドすること
のできる、炭素鋼へのチタンクラッド方法を提供するも
のである。
孔等)がなく、局部的にも施工でき,信頼性の高い,肉
厚が1mm程度以上の厚肉にチタンをクラッドすること
のできる、炭素鋼へのチタンクラッド方法を提供するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、母材である炭素鋼の上に、ワイヤ状または短冊状
の複数のチタンを微小な隙間をとって配置し、電子ビー
ムの焦点を前記チタンからずらした状態で、電子ビーム
をオシレートさせつつ真空中で前記チタンに照射して溶
融肉盛溶接を行うことを特徴とする。前記隙間の長さは
約0.5mmとしたり、電子ビームによる前記チタンへ
の照射エネルギー密度が3〜6Kw/cm2 の均一分布
となる程度に、前記電子ビームの焦点を前記チタンから
はずした状態で照射することを特徴とする。
明は、母材である炭素鋼の上に、ワイヤ状または短冊状
の複数のチタンを微小な隙間をとって配置し、電子ビー
ムの焦点を前記チタンからずらした状態で、電子ビーム
をオシレートさせつつ真空中で前記チタンに照射して溶
融肉盛溶接を行うことを特徴とする。前記隙間の長さは
約0.5mmとしたり、電子ビームによる前記チタンへ
の照射エネルギー密度が3〜6Kw/cm2 の均一分布
となる程度に、前記電子ビームの焦点を前記チタンから
はずした状態で照射することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て説明する。図1及び図2に示すように本実施の形態で
は、真空中において、母材となる炭素鋼1の上に、ワイ
ヤ状のチタン2を微小な隙間(約0.5mm)をとって
配置する。そして、真空中において電子ビーム3を、デ
ィフォーカス状態でオシレートさせつつチタン2の表面
に照射する。つまり、電子ビーム3の焦点をチタン2の
表面からずらし、チタン2への照射エネルギー密度が3
〜6Kw/cm2 程度となるように焦点をずらして照射
する。このようにすることにより、チタン2は真空中で
溶融して肉盛溶接がおこなわれる。この場合、溶融速度
は100mm/min程度とする。かくて肉盛部4が形
成され、肉厚が1mm程度以上のチタンクラッドが形成
される。
て説明する。図1及び図2に示すように本実施の形態で
は、真空中において、母材となる炭素鋼1の上に、ワイ
ヤ状のチタン2を微小な隙間(約0.5mm)をとって
配置する。そして、真空中において電子ビーム3を、デ
ィフォーカス状態でオシレートさせつつチタン2の表面
に照射する。つまり、電子ビーム3の焦点をチタン2の
表面からずらし、チタン2への照射エネルギー密度が3
〜6Kw/cm2 程度となるように焦点をずらして照射
する。このようにすることにより、チタン2は真空中で
溶融して肉盛溶接がおこなわれる。この場合、溶融速度
は100mm/min程度とする。かくて肉盛部4が形
成され、肉厚が1mm程度以上のチタンクラッドが形成
される。
【0012】本実施の形態では、真空中で電子ビーム3
により肉盛溶接をするので、チタン2の酸化が防止さ
れ、酸化による脆弱な皮膜(脆化層)の発生を防止でき
る。
により肉盛溶接をするので、チタン2の酸化が防止さ
れ、酸化による脆弱な皮膜(脆化層)の発生を防止でき
る。
【0013】また、ディフォーカス状態で電子ビーム3
をチタン2に照射して、チタン2への照射エネルギー密
度を3〜6Kw/cm2 程度と小さくして、即ち、入熱
を低くしているため、炭素鋼1とチタン2との間に脆弱
な金属間化合物は形成されない。また入熱を低くしてい
るので、母材である炭素鋼1の溶融は極力小さくなり母
材の希釈化が防止でき且つチタン2を選択的に溶融でき
る。
をチタン2に照射して、チタン2への照射エネルギー密
度を3〜6Kw/cm2 程度と小さくして、即ち、入熱
を低くしているため、炭素鋼1とチタン2との間に脆弱
な金属間化合物は形成されない。また入熱を低くしてい
るので、母材である炭素鋼1の溶融は極力小さくなり母
材の希釈化が防止でき且つチタン2を選択的に溶融でき
る。
【0014】更に、チタン2の相互間に隙間をあけてい
るので、炭素鋼1は、隙間を介して照射された電子ビー
ム3により加熱(予熱)されたり、溶融したチタン2か
らの熱伝導により加熱(予熱)され、予熱状態となる。
このように炭素鋼1が予熱されるので、チタン2の「ぬ
れ性」が改善され良好な肉盛溶接が行なわれる。
るので、炭素鋼1は、隙間を介して照射された電子ビー
ム3により加熱(予熱)されたり、溶融したチタン2か
らの熱伝導により加熱(予熱)され、予熱状態となる。
このように炭素鋼1が予熱されるので、チタン2の「ぬ
れ性」が改善され良好な肉盛溶接が行なわれる。
【0015】なお、チタン2としては図3に示すような
短冊状のものを用いることもできる。短冊状のチタン2
を用いたときにも、上述したのと同様な状態(隙間状態
や電子ビームの照射状態)にして溶融肉盛をする。
短冊状のものを用いることもできる。短冊状のチタン2
を用いたときにも、上述したのと同様な状態(隙間状態
や電子ビームの照射状態)にして溶融肉盛をする。
【0016】また、ワイヤ状や短冊状のチタン2を、予
め炭素鋼1の上に設置するなく、送給装置(図示省略)
により適当な隙間を保持した状態でチタン2を炭素鋼1
の上に連続供給して、肉盛溶接を得るようにしてもよ
い。
め炭素鋼1の上に設置するなく、送給装置(図示省略)
により適当な隙間を保持した状態でチタン2を炭素鋼1
の上に連続供給して、肉盛溶接を得るようにしてもよ
い。
【0017】なお、炭素鋼1の希釈が多い場合には、本
方法を繰り返し施工して、高純度の肉盛層を得て耐食性
を向上させることも可能である。
方法を繰り返し施工して、高純度の肉盛層を得て耐食性
を向上させることも可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ワイヤ状または短冊状
のチタンを隙間をあけて炭素鋼上に配置して、電子ビー
ムをディフォーカス状態で真空中で照射するようにした
ため、チタンは加熱溶融するとともに炭素鋼は高温に予
熱され、予熱された炭素鋼上に溶融されたチタンがあた
かも真空ロウ付けのような状態で肉盛溶接されるので、
母材である炭素鋼の希釈は少なく品質の良いチタンクラ
ッドが形成できる。また本発明によれば、局部的にチタ
ンクラッドを施すことや補修等にも利用できる。
のチタンを隙間をあけて炭素鋼上に配置して、電子ビー
ムをディフォーカス状態で真空中で照射するようにした
ため、チタンは加熱溶融するとともに炭素鋼は高温に予
熱され、予熱された炭素鋼上に溶融されたチタンがあた
かも真空ロウ付けのような状態で肉盛溶接されるので、
母材である炭素鋼の希釈は少なく品質の良いチタンクラ
ッドが形成できる。また本発明によれば、局部的にチタ
ンクラッドを施すことや補修等にも利用できる。
【図1】本発明方法を示す斜視図。
【図2】ワイヤ状のチタン及びチタンの配置状態を示す
断面図。
断面図。
【図3】短冊状のチタン及びチタンの配置状態を示す断
面図。
面図。
【図4】多層肉盛法によるチタンクラッドを示す断面
図。
図。
【図5】爆着法によるチタンクラッドを示す断面図。
1 炭素鋼 2 チタン 3 電子ビーム 4 肉盛部 5 銅 6 バナジウム
Claims (3)
- 【請求項1】 母材である炭素鋼の上に、ワイヤ状また
は短冊状の複数のチタンを微小な隙間をとって配置し、 電子ビームの焦点を前記チタンからずらした状態で、電
子ビームをオシレートさせつつ真空中で前記チタンに照
射して溶融肉盛溶接を行うことを特徴とする炭素鋼への
チタンクラッド方法。 - 【請求項2】 前記隙間の長さは約0.5mmであるこ
とを特徴とする請求項1の炭素鋼へのチタンクラッド方
法。 - 【請求項3】 電子ビームによる前記チタンへの照射エ
ネルギー密度が3〜6Kw/cm2 の均一分布となる程
度に、前記電子ビームの焦点を前記チタンからはずした
状態で照射することを特徴とする請求項1の炭素鋼への
チタンクラッド方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34015595A JPH09174255A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 炭素鋼へのチタンクラッド方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34015595A JPH09174255A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 炭素鋼へのチタンクラッド方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09174255A true JPH09174255A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18334261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34015595A Withdrawn JPH09174255A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 炭素鋼へのチタンクラッド方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09174255A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107999949A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-05-08 | 中国航发沈阳黎明航空发动机有限责任公司 | 一种钛合金多层钣材的电子束焊接封装方法 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP34015595A patent/JPH09174255A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107999949A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-05-08 | 中国航发沈阳黎明航空发动机有限责任公司 | 一种钛合金多层钣材的电子束焊接封装方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |