JPH09174995A - 画像形成方法、画像形成材料及び記録物 - Google Patents
画像形成方法、画像形成材料及び記録物Info
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- JPH09174995A JPH09174995A JP8041132A JP4113296A JPH09174995A JP H09174995 A JPH09174995 A JP H09174995A JP 8041132 A JP8041132 A JP 8041132A JP 4113296 A JP4113296 A JP 4113296A JP H09174995 A JPH09174995 A JP H09174995A
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Abstract
ス、プラスチック、金属等のインク吸収性のない基材上
に耐候性、耐傷性、耐マーカー性良好なカビ発生のな
い、鮮明で高濃度の原画に忠実な画像を形成する方法、
それ用の画像形成材料及び該方法による記録物の提供。 【解決手段】 インクを用い被記録媒体に画像を形成す
る方法の、分散染料を含むインクを所定の情報に応じた
液滴にて噴出しインク吸収性の被記録媒体に画像を形成
する工程、分散染料を受容する受容層を有するインク非
吸収性基材上に被記録媒体を密着、加熱して分散染料を
受容層に分散する工程、及び被記録媒体を基材から剥離
する工程、を含み且つ受容層がJISK5400による
鉛筆引っかき試験における鉛筆硬度がH以上の樹脂を含
有せしめる画像形成方法。
Description
セラミック、金属等、耐熱性を有するが液状インク吸収
性は有しない基材(被記録媒体)に画像を形成する方
法、画像形成材料及びそれにより得られる記録物に関す
る。
属等、耐熱性を有するが、液状インク成分の吸収性が無
い基材に画像を形成する方法として、直接これらの基材
に印刷を行うダイレクトプリント方法と、予め画像が描
かれた合成樹脂フィルムを接着する方法とがある。
刷やオフセット印刷により行われているが、これらの印
刷機は高価であり、絵柄により印刷版を作成しなければ
ならず少量の印刷には適しているとは言い難い。また、
一部では、インクジェット記録法により、印刷版を作成
することなく直接基材に画像を形成する方法も、実施さ
れているが、用途としては、製品のロット番号等簡単な
文字等の、印刷で色も単色に限られているのが実状であ
る。また、直接素材に印刷するため、画像の耐引っかき
性、耐摩耗性が充分でない。また後者の画像形成フィル
ムを接着する方法においては、画像形成フィルムと基材
の接着が問題で、剥離等の問題が発生することが多々あ
る。
基材に合成樹脂皮膜を形成し、その合成樹脂皮膜上に昇
華染料を含有する画像が形成された転写シートを重ね合
わせ加熱して合成樹脂皮膜中に分散染料のみを転写さ
せ、画像を形成する方法が特公昭47−51734号公
報に開示されている。また、記録シート上に画像を形成
する方法として、インクジェット記録法を用いることが
特公昭60−8959号公報に開示されている。
開示された内容には、基材に形成する樹脂皮膜について
耐引っかき性等の強度のある材料が、どのような樹脂で
あるかについて、具体的に述べられていない。
としては、特開昭52−5843号公報、特開平5−3
09956号公報、同6−143792号公報に開示さ
れている。然し特開昭52−5843号公報では、基材
が繊維を対象としているため、仕上った繊維の手触りを
変えないということに主眼が置かれているので、耐引っ
かき性等機械的強度のある受容層は得られない。特開平
5−309956号公報、同6−143792号公報に
は、形成された画像の乱れの原因となる色々な汚染に対
して耐性のあるポリエステル樹脂組成物が開示されてい
る。これらの樹脂は、昇華転写受像紙の受容層としては
優れていると思われる。
式等の記録方式に用いられ、記録スピードが重要視され
るため、昇華染料は、昇華温度の低いものが用いられ
る。然し、陶磁器、ガラス、セラミック、金属等耐熱性
のある基材において、転写シートに形成した分散染料の
画像を転写する場合では、転写シートの画像に対応し
て、鮮明で且つ高濃度な画像を受容層に転写すには、で
きる限り高い温度での転写が分散染料の分散が効果的に
行われるため望ましいのであるが、このような条件で転
写を行った場合、受容層が軟化して転写シートの跡が凹
凸として残ったり、最悪の場合、転写シートが剥離しな
いという事態が発生することがある。
てなされたものであって、その目的とするところは、上
記の問題点を解消し、陶器、磁器、石器、等のセラミッ
ク類、ガラス、プラスチック、金属等のインク吸収性を
有しない基材上に耐候性、耐傷性、耐マーカー性が良好
で、カビの発生のない、鮮明で高濃度の原画に忠実な画
像を形成する方法、それに使用する画像形成材料及び該
方法により得られる記録物を提供することにある。
す本発明によって達成される。即ち本発明は、インクを
用いて基材に画像を形成する方法において、分散染料を
含有するインクを所定の情報に応じた液滴にして噴出す
ることによりインク吸収性の転写シートに画像を形成す
る工程、前記分散染料を受容する受容層を有すインク非
吸収性基材の上に前記転写シートを密着、加熱すること
により分散染料を受容層に分散する工程、及び転写シー
トを基材から剥離する工程、を含み且つ前記受容層が、
JISK5400による鉛筆引っかき試験における鉛筆
硬度がH以上の樹脂を含んでなることを特徴とする画像
形成方法を開示するものである。
りJISK5400による鉛筆引っかき試験における鉛
筆硬度がH以上となる樹脂を含むことを特徴とする方法
である。
を形成する方法において、分散染料を含有するインクを
所定の情報に応じた液滴として噴出させることによりイ
ンク吸収性の転写シートに画像形成する工程、前記分散
染料を受容し鉛筆硬度がH以上の受容層を有するインク
非吸収性基材の上に転写シートを密着、加熱することに
より分散染料を受容層に転写拡散する工程、及び転写シ
ートを基材から剥離する工程、より得られる画像形成物
の、前記受容層の少なくとも一部に実質的に透明な樹脂
をオーバーコート後、硬化させることを特徴とする画像
形成方法を開示するものである。
施した後、該受容層の少なくとも一部に実質的に透明な
樹脂をオーバーコートし硬化させることを特徴とする方
法である。
ク、金属から選ばれる基材上に、JISK5400によ
る鉛筆引っかき試験における鉛筆硬度がH以上の樹脂を
含む受容層を有することを特徴とする画像形成材料を開
示するものであり、また前記受容層に、分散染料による
画像が形成されてなることを特徴とする記録物をも開示
するものである。
樹脂を受容層に用いることにより、陶磁器、ガラス、セ
ラミック、金属等、耐熱性を有するがインク吸収性のな
い基材に対して、耐引っかき性に優れ、画像耐久性に優
れた記録物が得られる。また、高温の転写が可能なので
転写時に転写シートの熱圧着による跡が残ったり転写シ
ートの剥離不良がなく、美しい記録物が得られ、また、
鮮明で且つ高濃度な画像が得られる。
説明する。本発明で使用する分散染料とは、それ自体公
知の材料であり、繊維の染色において広く使用されてい
る水不溶性のアゾ系、アントラキノン系その他の染料で
ある。これらの分散染料は、その構造中にスルホン酸基
やカルボキシル基の如き水溶性の基を有さず、且つ分子
量がある程度の範囲に入り、水中分散体として繊維或い
は織布に適用した後或いは適用中に80〜250℃の温
度により主としてポリエステル、アセテートの如き合成
繊維に染着するものである。
何れも使用することができ、本発明において好ましい分
散染料としては、C.I.ディスパーズイエロー5,4
2,56,64,76,79,83,100,124,
140,160,162,163,164,165,1
86,192,224;C.I.ディスパーズオレンジ
13,29,30,31,33,43,49,50,5
5,61,73,78,119;C.I.ディスパーズ
レッド43,54,56,72,73,76,88,9
1,92,93,103,111,113,126,1
27,128,135,143,145,152,15
3,154,164,181,188,189,19
2,203,205,206,207,221,22
4,225,227,257,258,288,29
6;C.I.ディスパーズバイオレット27,35,3
8,46,52,56;C.I.ディスパーズブラウン
1,9;C.I.ディスパーズブルー54,60,7
3,87,94,113,128,139,142,1
43,146,148,149,158,167,17
6,183,186,187,197,198,20
1,205,207,211,214,224,22
5,257,259,267,268,270,30
1;カヤセレンレッドE−GL、カヤセレンブルーE−
TB等が挙げられる。
明の画像形成方法において特に好適に用いられる分散染
料は、比較的分子量が大で、約180℃以上で効果的に
昇華転写するものである。
で、高濃度の画像が得られるためである。また、2色以
上の多色プリントを行う場合には、転写時の発色を揃え
るため、全ての分散染料について、上記の如き転写温度
の範囲に入るように選択して使用することが、好まし
い。
定は、T.G.,D.T.A.,D.S.C.等の分析
手段もしくはJISL0879で定められた方法により
行うことができ、上記の好ましい分散染料の選定は当業
者により容易に達成することができる。
散又は溶解させる媒体としては、従来の一般的染色にお
ける媒体、従来のインクジェット記録用インクの媒体に
使用されている媒体は何れも使用でき、例えば、水及び
/又は水溶性の有機溶剤が好ましいものであり、例えば
メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルア
ルコール、n−プロピルアルコール、n−ブチルアルコ
ール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルア
ルコール、イソブチルアルコール等の炭素数1〜4のア
ルキルアルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアル
コール等のケトン、又はケトアルコール類;テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル類;ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレ
ングリコール類、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ブチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコー
ル、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等の
アルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレング
リコール類;グリセリン;エチレングリコールメチル
(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールメチル
(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノ
メチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低
級アルキルエーテル類;N−メチル−2−ピロリドン、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられ
る。
使用できるが、最も好ましい溶媒組成は、水と1種類以
上の水性有機溶剤よりなり、該水性有機溶剤が少なくと
も1種の水溶性高沸点有機溶剤、例えばエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、グリセリン、等の多価ア
ルコールを含有するものである。これらの媒体の使用量
は、インク組成を調製したときに、前記の分散染料の含
有量が約0.1〜15重量%になる量である。
通りであるが、その他従来公知の各種の分散剤、界面活
性剤、粘度調整剤を必要に応じて添加することができ
る。
活性剤としては、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンス
ルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルリ
ン酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合
物、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩等のア
ニオン系分散剤もしくは界面活性剤;ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
アルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステル、オキシエ
チレンオキシプロピレンブロックコポリマー等のノニオ
ン型分散剤或いは界面活性剤が重要である。
ロース、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリド
ン、アラビアゴム、スターチ等の主として水溶性の天然
或いは合成高分子が好ましく、これらの粘度調整剤を使
用して、或いは使用せずに、本発明で使用するインク組
成物の粘度は50cps以下、好ましくは1〜10cp
sとする。
ット記録方法に使用されるインクを調合するためには、
塩化リチウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の
無機塩類の比抵抗調整剤が添加される。
を吐出させるタイプのインクジェット方式に適用する場
合には、熱的な物性値(例えば、比熱、熱膨張係数、熱
伝導率等)が調整されることもある。また、上記3種の
添加剤以外についても必要に応じて、例えば消泡剤、浸
透剤、防かび剤、pH調整剤等を適宜添加することがで
きる。
ンク組成物は、上記の如き成分を混合し、従来公知の磨
砕手段、例えば、ボールミル、サンドミル、スピードラ
インミル等により混合磨砕処理し、必要に応じて媒体で
濃度を調整し、且つpHを最終的に4〜10として得る
のが一般的であり、分散染料の粒子径を通常は30μm
以下、好ましくは20μm以下程度とする。粒子径が大
きすぎるとインクジェット記録時にノズルに目詰まり等
の問題が生じたり、また、媒体として分散染料を溶解す
るような媒体を選択したときは、加熱等単なる溶解作用
のみで本発明で使用し得るインク組成物を得ることがで
きる。
ェット記録法を用いる。インクジェット記録法を用いる
ことにより高価なプリント装置が不要となり、印刷版も
不要となる。そのため、より安価な画像記録物を提供で
き、また製品納期も極めて短くて済むという利点が生じ
る。
ト記録法としては、前記インク組成物を所定の情報に応
じた液滴にして、噴出することにより、記録シート上に
画像を形成して得る方式であれば、いかなる方式でもよ
く、それらの方式の代表的なものは、例えば、IEEE Tra
nsactions on Industry Applications Vol. JA-13, No.
1 (1977年2,3月号)、日経エレクトロニクス3
05号(1982年12月6日号)に記載されている。
これらに記載の方法は、本発明で使用するインクジェッ
ト記録方法に好適なものである。
引方式があり、この方式ではノズルとノズルの数mm前
方においた加速電極との間に強電界を与えて、ノズルよ
りインクを粒子化して次々に引き出し、引き出したイン
ク組成物が偏向電極間を飛翔する間に情報信号を偏向電
極に与えて記憶する方式と、インク粒子を偏向すること
なく、情報信号に対してインク粒子を噴出する方式とが
あり、何れも本発明で使用するインクジェット記録方法
への適用に有効である。
に高圧を加え、ノズルを水晶振動子等で機械的に振動さ
せることにより、強制的に微小インク粒子を噴出する方
式であり、噴出されたインク粒子は噴射と同時に、情報
信号に応じて帯電される。帯電したインク粒子は偏向電
極板間を通過する際、帯電量に応じて偏向される。この
方式を利用した別の方式としてはマイクロドットインク
ジェット方式と称される方式もあり、この方式では、イ
ンク圧力、励振条件をある範囲の適性値に保ち、ノズル
先端より大小二種類のインク液滴を発生し、この小液滴
のみを記録により利用するものである。この方式の特徴
は、従来並の太いノズル口径でも微小液滴群を得ること
ができる。
り、この方式では、インクに加える圧力手段として、他
の方式の如くポンプのような機械的手段でなく、ピエゾ
素子を利用する。ピエゾ素子に電気信号を加えて機械的
変位を生じさせることにより、インクに圧力を加え、ノ
ズルより噴出させる方式である。また、本発明に用いる
インクジェット記録方式は、特開昭54−59936号
公報に記載されている方法で、熱エネルギーの作用を受
けたインクが急激な体積変化を生じ、この状態変化によ
る作用力によって、インクをノズルから吐出させるイン
クジェット方式も有効に使用することができる。
より噴出された分散染料を含有する液状インクを、イン
ク吸収性の転写シート上に受け、一時的に画像を形成
し、その後基材上の受容層にこの転写シートを密着、加
熱し、画像を転写する。これにより、受容層を有する基
材上に直接、インクジェット法で画像を形成した後、加
熱を行い、受容層中に染料を拡散させることにより発生
する以下の不都合を回避することができる。
ものを用いるために、たとえ受容層を設けたとしてもイ
ンク吸収容量が充分ではなく、受容層上に形成された液
滴同士が互いに凝集し合い、綺麗な画像が形成できな
い。これは、2色以上のインクを用いて画像を形成した
場合、発色の不良や多色間の境界における滲みが発生
し、特に深刻な問題となる。第2に染料を加熱拡散した
後に受容層表面に残った余分の分散染料を洗浄除去する
必要がある。
ジェット記録法で一般に使用しているものが使える。最
も一般的には、普通紙と呼ばれ、セルロースを主体成分
として含むものを挙げることができる。光沢紙、OHP
等、インクの吸収性を調整するためのコート層が設けら
れたものも使用できるが、転写時の加熱によりコート層
が基材に接着してきたり、分散染料の基材への転写が悪
かったりするものがあるので使用に際しては、充分注意
する必要がある。
述べる。本発明では、JISK5400による鉛筆引っ
かき試験における鉛筆硬度がH以上の樹脂を用いて受容
層を形成する。このような樹脂であれば、熱圧着転写時
において、転写シートの押し跡が残ったり、受容層と転
写シートが接着し、剥離不能となることがない。また、
得られた記録物の通常の使用下における耐傷性、耐汚染
性、画像堅牢性は充分満足のいくものが得られる。
写工程での加熱により何らかの反応が進行することで鉛
筆硬度がH以上になる樹脂も含まれる。ここで、転写工
程での加熱とは、転写シートと受容層が密着した状態で
の昇温加熱はもちろん、転写シートを密着させる直前の
基材の予備的な加熱をも含むものである。
い具体例としては、アゼライン酸、クロレジン酸、コハ
ク酸、トリメリット酸、オルソフタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル酸、アジピン
酸、セバシン酸等の多塩基酸とα−メチルグルコシド、
ジペンタエリスリトール、グリセロール、グリコール
類、トリメチロールメタン、トリメチロールプロパン、
トリペンタエリスリトール、ソルビトール等の多価アル
コールと脂肪酸とから得られるアルキド樹脂;アルキド
樹脂とシロキサンのようなシリコン中間体とを共重合さ
せて得られるシリコンアルキド樹脂;ホルムアルデヒド
と尿素やメラミンとの反応により得られる尿素ホルムア
ルデヒドやメラミンホルムアルデヒドレジン等のアミノ
樹脂;アミノ樹脂、フェノール樹脂、アミン、ポリアミ
ド、イソシアナート等により架橋されたエポキシ樹脂;
飽和もしくは不飽和ポリエステル樹脂;シリコーン樹
脂;ウレタン樹脂;ポリアミド樹脂;ポリイミド樹脂;
フッソ樹脂;等が挙げられる。またアクリル酸又はメタ
クリル酸エステル類を重合又は共重合により得られるア
クリル樹脂等も利用できる。また、これらの樹脂の混合
物や反応物も含まれる。
いことと転写後の画像濃度が高いという点から、特に好
ましい樹脂としては、イソシアネート化合物と、分子内
に活性水素を有する化合物、例えばポリヒドロキシ化合
物或いはアミノ基含有化合物との反応生成物であるウレ
タン樹脂が挙げられる。
芳香族系として、2,4−トルエンジイソシアネート、
2,6−トルエンジイソシアネート、メタフェニルジイ
ソシアネート、パラフェニルジイソシアネート、2−ク
ロロ−1,4−フェニルジイソシアネート、1−クロロ
ー2,4−フェニルジイソシアネート、1,5−ナフタ
レンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジ
イソシアネート、
トとして、ヘキサメチレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレントリイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト等が挙げられる。またこれらイソシアネートの変性
体、誘導体も好適に使用することができる。
テルポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポ
リオール、フェノール樹脂ポリオール、エポキシポリオ
ール、ポリエステルポリエーテルポリオール、カーボネ
ートポリオール等が挙げられる。
のジアミン類或いはポリアミン類が好適に使用できる。
その具体例としては、ジフェニルメタンジアミン構造を
有するものとして3,3’−ジアミノジフェニルメタン
等が挙げられる。
あり、鉛筆硬度もH以上のものが得易く、また転写後の
画像濃度が高いため、本発明で使用する受容層の材料と
して特に好適である。
リング剤を添加することもでき、それにより基材と受容
層との密着性を向上させることができる。またイソシア
ネート化合物を用いる系では、シランカップリング剤を
添加することにより、加水分解することにより水分を減
らすことができ、これにより生成したヒロドキシル基は
イソシアネートと反応し、より機械的強度が高い受容層
が形成できる。
量に対して0.1〜30重量%の範囲が好ましく、上記
上限を越える量を使用すると受容層が脆くなったり、基
材との密着性が低下し易くなる。
しては、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エ
チルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシ
ラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシ
シラン、メチルトリエトキシシラン、フェニルトリメト
キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメトキシシ
ラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等が挙げ
られる。
用いられる飽和ポリエステル樹脂で、鉛筆硬度がHに至
らない樹脂は昇華熱転写記録等で用いられる転写温度の
低い分散染料では良好な画像転写性を示すが、本発明の
ように転写温度の高い分散染料を用いた場合、受容層か
らの転写シートの剥離がうまくいかないという不都合が
生じるので利用できない。
法としては、熱可塑性の樹脂であれば、高温で溶融状態
にし、直接塗布してもよいが、一般的には塗布する樹脂
の未反応物、或いはその溶剤希釈液、エマルジョン或い
はコロイド状態にした溶液をスプレーコート、浸漬、ワ
イヤーバーコート、アプリケーターコートー、スピンコ
ート、ロールコート、電着コート、刷毛塗り等の方法に
より塗布し溶剤を乾燥除去し、必要であれば硬化反応を
行い、受容層とすることができる。
の乾燥除去及び加熱硬化反応は、2段階で行うのが好ま
しい。つまり比較的低温の第1の加熱により、溶剤分と
共に不純物として含まれる水分を除去した後、高温の第
2の加熱により反応を完結させる。特にスプレーで塗布
した場合、塗布の際の急激な溶剤分の気化により温度が
低下して空気中の水分を取り込み、反応に悪影響を及ぼ
すことがあるので、この2段階の加熱は特に有効であ
る。第1の加熱の条件としては、100℃以下で5分〜
2時間であり、第2の加熱の条件としては、100〜2
50℃で5分〜3時間である。
写する工程について述べる。この工程で第一に重要なこ
とは、転写シートと受容層の表面の間で緊密な密着状態
を保つことである。通常、バネや高圧エアー等の圧力源
を利用し、0.1〜5Kg/cm2 程度の圧力で密着す
る。
温度分布を得る目的で基材を予め予熱しておくことは有
効である。そして、最終的には転写シートと受容層が密
着状態で150〜250℃の温度で数秒〜数分間保持す
る。この条件は基材の耐熱性、分散染料の昇華性、受容
層の耐熱性を考え、上記した条件の範囲で適宜決定す
る。転写温度が低かったり、転写時間が短かったりする
と、転写シートから受容層への分散染料の転写が充分に
行われず、色の薄い画像しか得られない。逆に転写温度
を必要以上に高くしたり、転写時間を必要以上長くした
りするのは、分散染料が分解したり、分散染料が受容層
以外へ揮散してしまい、色褪せた画像しか得られない。
以上のような転写工程の後に、加熱、加圧を終了し、転
写シートを受容層面から剥離する。
用いることにより、転写シートの剥離を容易に行うこと
ができ、しかも受容層表面に押し跡が残ることはない。
本発明においては、更に透明な樹脂を受容層の上にオー
バーコートすることにより、極めて勝れた機械的強度、
耐光性、耐汚染性、耐薬品性、防かび性の記録物を得る
ことができる。
料としては、記録物の画像を損なうことのない、即ち、
色調としては、無色透明であることが必要である。具体
的には、後示する塗布厚において、塗布前後の反射濃度
の上昇が0.5以下であることが必要である。記録物の
絵柄により必要とする透明度は変わるものであるが、反
射濃度の上昇が0.5以上では、着色或いは、不透明感
により特に格別な意図がない限り、画質の低下感は免れ
ない。また、機械的強度としては硬化後のオーバーコー
ト層の鉛筆引っかき試験(JISK5400)における
鉛筆硬度が2H以上であることが好ましい。より好まし
くは4H以上である。この程度の硬度が得られれば、前
記した用途においてもほとんど問題なく使用することが
できる。このようなオーバーコート層の材料としては、
前記した受容層の材料のうち、上記の特性を満足するも
のを選択して使用できる。
方法としては、一般的には塗布する樹脂の未反応物、或
いはその溶剤希釈液、エマルジョン或いはコロイド状態
にしたものをスプレコート、カーテンコート、浸漬、ワ
イヤーバーコート、アプリケーターコート、スピンコー
ト、ロールコート、電着コート、刷毛塗り等の方法によ
り塗布し溶剤を乾燥除去し、必要であれば硬化反応を行
い、オーバーコート層とすることができる。
後のオーバーコート層として0.1〜50μmの範囲が
好ましく、更に好ましくは1〜30μmの範囲である。
塗布厚がこれより薄いと、受容層の平面性や塗布時の異
物の影響により、受容層の必要な部分を完全に覆うこと
が困難になり、塗布不良の発生率が高くなる。また、必
要とする機械強度も得られず、後示する紫外線吸収剤や
防かび剤を内添する場合に、これらの効果を発現させる
ためには内添率を高くする必要が生じ、更に、オーバー
コート層の特性が得難くなる。
越えても、特性上のメリットはほとんどなく、不経済的
であるし、場合によってはオーバーコート層の硬化時の
収縮により剥がれやひび割れ等が生じることもあり好ま
しくない。
受容層との相性によっては、はじきが生じることがあ
る。これを防止するために、オーバーコートの前に、受
容層表面を処理して、はじきをなくすことも本発明の場
合有効である。この処理の具体例としては、酸素プラズ
マによる処理や、酸素含有気体中で紫外線照射を行うこ
とにより生ずるオゾンでの処理が特に好適である。
ート層に紫外線吸収剤或いは/及び紫外線遮断剤を含有
するものである。これにより画像を形成する染料の耐光
性が向上し受容層及びオーバーコート層自体の黄変劣化
性が抑制され画像の長期安定性が得られる。
は、エネルギーレベルの高い紫外線領域の波長の光(3
00〜450nm)を吸収し、これを熱エネルギーとし
て放出する物質を言い、日光中や照明光中の紫外線によ
る記録画像の変退色を抑制する作用を有するものであ
る。
バーコート層中に添加する場合にはオーバーコート層を
形成する材料の重量の0.1〜10%の範囲で使用する
のが好ましい。紫外線吸収剤の使用量が上記範囲未満で
あると、画像の耐光性の向上効果が充分でなく、また、
上記範囲を越える使用量では、過剰に添加した効果が得
られないだけでなく、オーバーコート層の成膜性や特性
等に悪影響を及ぼすので好ましくない。
ては、例えば、サリシレート系、ベンゾフェノン系、ベ
ンゾトリアゾール系、アクリロニトリル系、ヒンダード
アミン系、金属錯塩系等の従来の公知のものは何れも使
用できる。
シレート、P−t−ブチルフェニルサリシレート、Pー
オクチルサリシレート、2−ヒドロキシベンゾフェノ
ン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒロドキシ−
4−メトキシ−2’−カルボキシベンゾフェノン、2−
ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン
・トリヒドレート、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−ド
デシルオキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキ
シ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,
4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、ソジウム
−2、2’−ジヒドロキシ4,4’−ジメトキシ−5−
スルホベンゾフェノン、5−クロル−2−ヒドロキシベ
ンゾフェノン、2−(2’ーヒドロキシ−4’−オクト
キシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒド
ロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−
5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキ
シ3’−t−ブチル−5’−プロピオン酸オクチルフェ
ニル)−5−クロルベンゾトリアゾール、(5’−プロ
ピオン酸オクチルフェニル)−5−クロルベンゾトリア
ゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ3’,5−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ベンゾチリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
3’,5−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロルベン
ゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5−
ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
[2−ヒドロキシ−3,5−ジ(2,2−ジメチルベン
ゼン)−フェニル]−2Hベンゾトリアゾール、2−エ
チルヘキシル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアク
リレート、エチル−2−シアノ−3,3’−ジフェニル
アクリレート、ニッケルビス(オクチルフェニル)サル
ファイド、[2,2’−チオビス(4−t−オクチルフ
ェノラート)]−n−ブチルアミンニッケル、ポリエチ
レングルコールの3−[3−(2H−ベンゾトリアゾー
ル)−2−イル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル]プロピオン酸モノ及びジエステル、ニッケルコン
プレックス−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル−リン酸モノエチレート、ニッケルジブチルジ
チオカーバメート、レゾルシノールモノベンゾエート、
ヘキサメチルホスホリルトリアミド、2,4,5−トリ
ヒドロキシブチルフェノン、ジ−p−オクチルフェニル
テレフタレート、ジ−p−n−ノリルフェニルイソフタ
レート、また、2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス
(1,2,2,6−テトラメチル−4−ピペリジン)、
等のヒンダードアミン、及び他のモノマーと共重合ポリ
マー中に導入されるものとして、2−オキシ−4−(2
−オキシ−3−メタクリルオキシ)プロポキシベンゾフ
ェノン、ジフェニルメチレンシアン酢酸エチル、等が挙
げられる。
剤とは、紫外線領域の波長の光を遮断するもので、紫外
線による記録画像の変退色を抑制する作用を有するもの
である。
バーコート層中に添加する場合にはオーバーコート層を
形成する材料の重量の0.1〜30%の範囲で使用する
のが好ましい。紫外線遮断剤の使用量が上記範囲未満で
あると、画像の耐光性の向上効果が充分でなく、また上
記範囲を越える使用量では、過剰に添加した効果が得ら
れないだけでなく、不透明性が増し画像の鑑賞に支障が
出てくる。また、オーバーコート層の成膜性や特性等に
悪影響を及ぼすこともあるので好ましくない。本発明で
使用し得る紫外線遮断剤としてはシリカ、タルク、マイ
カ、酸化セリウム等が挙げられる。
かび剤としては、従来公知の防かび剤は何れも使用でき
るものであり、このような防かび剤をオーバーコート層
に添加する場合、オーバーコート層の重量の0.01〜
10重量%を占めるのが好適である。
の効果が不充分であり、また10重量%を越える量を使
用しても、使用量に応じて防かび性が向上するものでは
ないので好ましくない。
果が異なるため、2種類以上の防かび剤を上記範囲を越
えない程度に使用することも有効である。このような防
かび剤として好ましいものとしては、例えば、安息香
酸、ソルビン酸及びその塩、パラオキシ安息香酸エステ
ル、ジヒドロキシ酢酸、プロピオン酸、それらの塩類及
びジフェニル、o−フェニルフェノール、銅−8−キノ
リレート、PCP,PCP−Na,P−クロロ−m−キ
シレノール、ジヒドロエチルアミンペンタクロロフェノ
ール、4−クロロ−2−フェニルフェノール、N−(ト
リクロロメチルチオ)フタラミド、N,N−ジメチル
N’フェニル(N’−フルオロジクロロメチルチオ)ス
ルファミド、N−(トリクロロメチルチオ)−4−シク
ロヘキセン−1,2−ジカーボキシミド、2,4,5,
6−テトラクロロ−イソ−フタロニトリル、ビス(トリ
−n−ブチルスズ)オキシド、トリブチロスズラウエー
ト、10,10’オキシビスフェノキシアルシン、チア
ベンタゾール等が挙げられる。
硬化、活性エネルギー線照射等が挙げられる。何れの場
合でも硬化反応における温度は、余り高すぎると昇華性
染料の画像に悪影響を与えるので、転写時の加熱温度よ
り低温で行うことが必要である。
説明する。 [実施例1]インク組成物A〜Dとして、以下の成分を
調製した。なお、文中、部とあるのは重量基準である。 (インク組成物A) 分散染料(C.I.ディスパーズイエロー76) 5部 アニオン系界面活性剤 4部 (商品名、イオネットD−2、三洋化成工業社製) ジエチレングリコール 15部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル 10部 水 70部 上記全成分をアルミナ製ボールミルにて約36時間分散
した後、水酸化リチウムにてpHを7.6に調整し、更
にホモジナイザーで2時間分散を行い、その後、遠心分
離にて粗大粒子を除去して、水性インク組成物Aを得
た。
ンク組成物Bを得た。
した後、水酸化リチウムにてpHを7.4に調整し、更
に2時間分散を行い、その後、フルオロポアフィルター
FP−500(商品名、住友電工社製)にて粒径5μm
以上の粗大粒子を除去して、水性インク組成物Cを得
た。
染料C.I.ディスパーズイエロー76の代わりに、分
散染料C.I.ディスパーズレッド227を使用した以
外は、インク組成物Aと全く同様にして、水性インク組
成物Dを得た。
名、キヤノン(株)製、バブルジェット方式インクジェ
ットプリンタ)のインクタンクに充填し、PB紙(商品
名、キャノン(株)製、普通紙)上に画像を形成し転写
シートを作成した。
いた。
スプレーで噴霧し、乾燥後の樹脂膜厚が約10μmにな
るようにした、塗布後、90℃で30分、次に150℃
で30分間加熱し、溶剤分を除去し、硬化反応を行っ
た。このようにして形成した受容層のJISK5400
における鉛筆硬度は、Hであった。
ートの画像形成面を密着させ、圧力0.3kg/cm
2 、温度200℃で6分間処理し、分散染料を転写し
た。転写処理後、受容層塗布タイルから転写シートを剥
離した。転写シートは容易に剥離し、樹脂表面に押し跡
が残ることはなかった。また、画像は、鮮明で、濃度も
充分で原画を忠実に再現するものであった。
取り洗浄剤及び防かび剤中に1時間浸漬した後、水洗乾
燥し、受容層の膨れ、ひび割れ、剥がれ、白化等の異常
の有無、画像の退色等の変化を観察したが、何れも浸漬
前と変化がなく、耐薬品性のあることが確認された。 (家庭用カビ取り洗浄剤) カビキラー:商品名、ジョンソン社製、アルカリ性(成
分:次亜塩素酸ナトリウム、水酸化ナトリウム(1%)、界
面活性剤) カビコロジ:商品名、サンデーペイント社製、弱酸性
(成分:L−乳酸、過酸化水素、界面活性剤、防かび
剤) カビコロジ:商品名、サンデーペイント社製(成分:植
物精油、界面活性剤) これに対してインク単体を、カビキラーに滴下したとこ
ろ、数分のうちに退色したことから、本発明で形成され
た画像は、分散染料が受容層内に入り込み、薬品と接触
しない状態になっていると考えられる。
の受容層面内を以下に示すもので約1Kgの荷重をかけ
て30回擦った。 キムワイブ:商品名、十条キンバリー社製、紙製ワイパ
ー ベンコット:商品名、旭化成工業社製、綿製ワイパー これは、タイルの上に付着した汚れを除去することを想
定したもので、実際、バター、御飯粒等をタイルに付着
させ、この条件で拭き取ったところ、ほぼ汚れの痕跡を
残すことなく拭き取ることができた。また、爪で画像形
成タイルの表面を約1Kgの荷重で擦ったが傷は全くつ
かなかった。
成用組成物の希釈溶剤量を10部とし、基材としてガラ
スを用い、塗布方法をスピンナー塗布した以外は、実施
例1と同様に受容層を形成し、転写画像を形成した。こ
のときの受容層の鉛筆硬度はHであった。転写工程後
の、転写シートの剥離は容易に行え、樹脂表面に押し跡
が残ることはなかった。また画像は、鮮明で、濃度も充
分で原画を忠実に再現するものであった。また、実施例
1で行ったのと同様に、耐薬品性、耐傷性を試験した
が、実施例1と同様の結果を得た。
ク、アルミ、鋼板に代えたことを除いて実施例2と同様
にして転写画像を形成した。その結果、実施例1と同様
に、転写シートは基材から容易に剥離することができ、
樹脂表面に押し跡が残ることはなかった。また、画像
は、鮮明で、濃度も充分で原画を忠実に再現するもので
あった。また、実施例1で行ったのと同様に耐薬品性、
耐傷性を試験したが、実施例1と同様の結果を得た。
樹脂溶液を調製し、ホワイトタイル上にスプレー塗布し
た。
ときの受容層の鉛筆硬度はHであった。その結果、実施
例1と同様に、転写シートは基材から容易に剥離するこ
とができ、樹脂表面に押し跡が残ることはなかった。ま
た、画像は、鮮明で、濃度も充分で原画を忠実に再現す
るものであった。また、実施例1で行ったのと同様に、
耐薬品性、耐傷性を試験したが、実施例1と同様の結果
を得た。
品名:綜研化学社製、くし形ポリマー:幹メチルメタク
リレート、枝N−メチロ−ルアクリルアミド)をアルミ
板上にスピンナー塗布した。
の鉛筆硬度は3Hであった。以下、転写圧力0.5Kg
/cm2 、温度を180℃で6分間として処理した以外
は実施例1と同様にして転写画像を形成した。その結
果、転写シートは基材から容易に剥離することができ、
樹脂表面に押し跡が残ることはなかった。また、画像
は、鮮明であったが、画像濃度は実施例1〜4と比較し
て低かった。また、実施例1で行ったのと同様に、耐薬
品性、耐傷性を試験したが、実施例1と同様の結果を得
た。
分を調製し、ガラス上にスピンナー塗布した。 乾燥は、80℃で30分行った後、160℃で60分行
った。受容層の鉛筆硬度は5Hであった。以下、実施例
1と同様にして転写画像を形成した。その結果、転写シ
ートは基材から容易に剥離することができ、樹脂表面に
押し跡が残ることはなかった。また、画像は、鮮明であ
ったが、画像濃度は実施例1〜4と比較して低かった。
また、実施例1で行ったのと同様に、耐薬品性、耐傷性
を試験したが、実施例1と同様の結果を得た。
分を調製し、ガラス上にスピンナー塗布した。
Bであった、転写は、転写シートを受容層に軽く押し当
てて密着させた状態で、200℃で10分間加熱した
後、圧力を0.3Kg/cm2 とし、更に3分間加熱圧
着した。以下、実施例1と同様にして転写画像を形成し
た。転写後の受容層の鉛筆硬度はHであった。その結
果、実施例1と同様に、転写シートは基材から容易に剥
離することができ、樹脂表面に押し跡が残ることはなか
った。また、画像は、鮮明で、濃度も充分で原画を忠実
に再現するものであった。また、実施例1で行ったのと
同様に耐薬品性、耐傷性を試験したが、実施例1と同様
の結果を得た。
のものを用いた。
スプレーで噴霧し、乾燥後の樹脂膜厚が約10μmとな
るようにした。塗布後、90℃で30分、次に150℃
で30分加熱し溶剤分を除去し、硬化反応を行った。J
ISK5400における受容層の鉛筆硬度は3Bであっ
た。
トの画像形成面を密着させ、圧力0.3Kg/cm2 、
温度200℃で6分間処理し分散染料を転写した。転写
処理後、転写シートをタイルから剥離した。受容層表面
は、凹凸が残り光沢の無い面となった。また、キムワイ
プ、爪を用いた耐傷試験で樹脂表面に容易に傷がつい
た。
成のものを用いた。
スプレーで噴霧し、乾燥後の樹脂膜厚が約10μmとな
るようにした。塗布後、90℃で30分、次に150℃
で30分加熱し溶剤分を除去し、硬化反応を行った。J
ISK5400における受容層の鉛筆硬度は、3Bであ
った。
トの画像形成面を密着させ、圧力0.3Kg/cm2 、
温度200℃で6分間処理し分散染料を転写した。転写
処理後、転写シートを基材から剥離しようとしたが、転
写シートと受容層が強固に密着し剥離不能であった。
成のものを用いた。
スプレーで噴霧し、乾燥後の樹脂膜厚が約10μmとな
るようにした。塗布後、90℃で30分、次に150℃
で30分加熱し溶剤分を除去し、硬化反応を行った。J
ISK5400における受容層の鉛筆硬度は、2Bであ
った。
トの画像形成面を密着させ、圧力0.3Kg/cm2 、
温度200℃で6分間処理し分散染料を転写した。転写
処理後、転写シートを基材から剥離しようとしたが、転
写シートと受容層が強固に密着し剥離不能であった。
に紫外線/オゾン洗浄を30秒行った。洗浄機は岩崎電
気(株)製、アイオゾン洗浄機(型番:OC−253)
を用いた。更に、以下に示す組成のオーバーコート剤を
スプレーで塗布した。
銀灯で3J/cm2 の照射を行った。オーバーコート層
膜厚としては15μmであった。オーバーコート層のは
じきは見られず塗布による不良はなかった。また、画像
は鮮明で美しいものであった。このようにして、得られ
た記録物に対し本発明の目的に充分適合したものである
かどうかを評価した。評価方法及び評価結果は後に示
す。
0mm×1.1mm厚の白板ガラス(7059、コーニ
ング社製)を用いた以外は実施例8同様に記録物を作成
した。次に、この記録物の表面に以下に示す条件で酸素
プラズマアッシャー処理を行った。即ち、装置は(株)
プラズマシステム製を用いたRFパワーを0.5kW、
真空度を1.2torr、O2 量を300sccM、時
間を30秒とする条件にて行った。更に以下に示す組成
のオーバーコート剤をスプレーで塗布した。
銀灯で3J/cm2 の照射を行った。オーバーコート層
膜厚としては18μmであった。
面に以下に示すオーバーコート剤をスプレーにて塗布し
た。
布厚を測定すると8μmであった。
作成し、下記組成のオーバーコート剤をスプレーにより
塗布した。 これを150℃で10分加熱し硬化させた。硬化後の塗
布厚を測定すると7μmであった。
録物を,以下に示す評価方法に従って評価を行った。結
果を表1に示す。インクは実施例1と同じものを使用し
た。 (1) オーバーコート層のはじき:目視にて観察し
た。 (2) 鉛筆硬度:JISで推奨されてる塗膜用鉛筆引
っかき試験機を用いJISK5400における方法で鉛
筆硬度を測定した。判定は表面の傷つきにより評価し
た。 (3) 画像光学濃度(C.D.):マクベス濃度計T
R524を用いてオーバーコート塗布前と塗布後で同じ
ところを測定し差を計算した。 (4) 耐傷性:ポリプロプレン製タイル目地ブラシ
(アズマ工業(株))で表面を約1kgの荷重で往復3
0回擦った後、表面の傷について目視により観察した。
傷が認められなかったものは「○」、認められたものは
「×」とした。 (5) 耐マーカー性:表面に黒色油性マーカー(パイ
ロット製)でマーキング24時間後にエタノールを含ま
せたガーゼにて50回拭き取り後、表面の異常を目視に
て観察した。塗膜の膨れ、傷つき、マーキングの跡等が
見られたものは「×」とし、試験前と全く変化が認めら
れないものを「○」とした。 (6) 耐光性:キセノンアークフェードメータ(アト
ラスC、35w,内側フィルター;石英、外側フィルタ
ー;ホウケイ酸)により、50℃、65%RHの条件下
で50時間放置し、赤ベタ部の濃度テスト前の濃度で除
したものの百分率を耐光性を表わす値とした。即ち、数
値が大きいほど耐光性が良いことを示す。 (7) 画像の汚染性:記録物を30℃、70%RHの
条件下で15日間放置して、かび等の発生により画像観
察に支障をきたすものを「×」、汚染のないものを
「○」とした。
果を表1に示す。
ミック、金属等、液状インクに吸収性のない基材上に、
鮮明で、高濃度の原画に忠実な画像を形成できる。ま
た、得られた画像形成物の耐薬品性、耐傷性は充分使用
に耐えられるものが得られる。また、転写工程における
転写層表面の凹凸がなく、転写紙が密着して剥離不能と
なるようなトラブルの発生もない。また、得られた画像
形成物は耐傷性、耐マーカー性に優れる。しかも、耐光
性良好で、カビの発生も抑制され、屋外や湿気の多い場
所での使用にも充分に耐える画像形成物を得ることがで
きる。
Claims (35)
- 【請求項1】 インクを用い基材に画像を形成する方法
において、分散染料を含有するインクを所定の情報に応
じた液滴にして噴出することによりインク吸収性の転写
シートに画像を形成する工程、前記分散染料を受容する
受容層を有するインク非吸収性基材の上に前記転写シー
トを密着、加熱することにより分散染料を受容層に分散
する工程、及び転写シートを基材から剥離する工程、を
含み且つ前記受容層が、JISK5400による鉛筆引
っかき試験における鉛筆硬度がH以上の樹脂を含んでな
ることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項2】 前記受容層が、前記加熱する工程により
JISK5400による鉛筆引っかき試験における鉛筆
硬度がH以上となる樹脂を含む、請求項1記載の画像形
成方法。 - 【請求項3】 インクを用いて基材に画像を形成する方
法において、分散染料を含有するインクを所定の情報に
応じた液滴として噴出させることによりインク吸収性の
転写シートに画像形成する工程、前記分散染料を受容し
鉛筆硬度がH以上の受容層を有するインク非吸収性基材
の上に転写シートを密着、加熱することにより分散染料
を受容層に転写拡散する工程、及び該転写シートを基材
から剥離する工程、より得られる画像形成物の、前記受
容層の少なくとも一部に実質的に透明な樹脂をオーバー
コート後、硬化させることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項4】 前記画像形成物の受容層に表面処理を施
した後、該受容層の少なくとも一部に実質的に透明な樹
脂をオーバーコートし硬化させる、請求項3記載の画像
形成方法。 - 【請求項5】 前記樹脂が、ポリイソシアネート化合物
と分子内に活性水素を有する化合物の反応生成物であ
る、請求項1又は2記載の画像形成方法。 - 【請求項6】 前記樹脂が、ポリイソシアネート化合物
とポリヒドロキシ化合物或いはアミノ基含有化合物との
反応生成物である、請求項5記載の画像形成方法。 - 【請求項7】 前記受容層が、シランカップリング剤を
0.1〜30重量%含有する、請求項1又は2記載の画
像形成方法。 - 【請求項8】 前記分散染料を含有するインクを所定の
情報に応じた液滴にして噴出する手段が、インクジェッ
ト記録法である、請求項1ないし4の何れかに記載の画
像形成方法。 - 【請求項9】 前記インクジェット記録法が、熱エネル
ギーを作用させ液滴を形成するタイプである、請求項8
記載の画像形成方法。 - 【請求項10】 前記転写録シートが紙である、請求項
1ないし4の何れかに記載の画像形成方法。 - 【請求項11】 前記インクが液状インクであり、該液
状インクが水系インクである、請求項1ないし4の何れ
かに記載の画像形成方法。 - 【請求項12】 陶磁器、ガラス、セラミック、金属か
ら選ばれる基材上に、JISK5400による鉛筆引っ
かき試験における鉛筆硬度がH以上の樹脂を含む受容層
を有することを特徴とする画像形成材料。 - 【請求項13】 前記樹脂がポリイソシアネート化合物
と分子内に活性水素を有する化合物の反応生成物であ
る、請求項12記載の画像形成材料。 - 【請求項14】 前記樹脂が、ポリイソシアネート化合
物とポリヒドロキシ化合物或いはアミノ基含有化合物と
の反応生成物である、請求項12記載の画像形成材料。 - 【請求項15】 前記受容層が、シランカップリング剤
を0.1〜30重量%含有する、請求項12記載の画像
形成材料。 - 【請求項16】 陶磁器、ガラス、セラミック、金属か
ら選ばれる基材上にJISK5400による鉛筆引っか
き試験における鉛筆硬度がH以上の樹脂を含む受容層を
有し、該受容層に分散染料による画像が形成されてなる
ことを特徴とする記録物。 - 【請求項17】 前記樹脂が、ポリイソシアネート化合
物と分子内に活性水素を有する化合物の反応生成物であ
る、請求項16記載の記録物。 - 【請求項18】 前記樹脂が、ポリイソシアネート化合
物とポリヒドロキシ化合物或いはアミノ基含有化合物と
の反応生成物である、請求項16記載の記録物。 - 【請求項19】 前記受容層が、シランカップリング剤
を0.1〜30重量%含有する、請求項16記載の記録
物。 - 【請求項20】 前記オーバーコートする樹脂の硬化物
鉛筆引っかき試験(JISK5400)における鉛筆硬
度が2H以上である、請求項3記載の画像形成方法。 - 【請求項21】 前記オーバーコートする樹脂の透明性
における塗布前後の光学濃度(O.D.)の上昇が、
0.5以下である、請求項3記載の画像形成方法。 - 【請求項22】 前記オーバーコートする樹脂の層の厚
みが0.1〜50μmの範囲にある、請求項3記載の画
像形成方法。 - 【請求項23】 前記オーバーコート層の硬化方法が、
加熱による方法である、請求項3記載の画像形成方法。 - 【請求項24】 前記オーバーコート層の硬化加熱温度
が分散染料を受容層に転写拡散するために加熱する温度
より低い、請求項20記載の画像形成方法。 - 【請求項25】 前記オーバーコート層の硬化方法が、
活性エネルギー線の照射による方法である、請求項3記
載の画像形成方法。 - 【請求項26】 前記オーバーコート層が、紫外線吸収
剤、紫外線遮断剤、防かび剤から選ばれる添加剤を含有
する、請求項3記載の画像形成方法。 - 【請求項27】 前記画像形成物の受容層の表面処理
が、酸素プラズマによる処理である、請求項4記載の画
像形成方法。 - 【請求項28】 前記画像形成物の受容層の表面処理
が、酸素含有気体中に紫外線を照射して発生するオゾン
による処理である、請求項4記載の画像形成方法。 - 【請求項29】 前記オーバーコートする樹脂の硬化物
の鉛筆引っかき試験(JISK5400)における鉛筆
硬度が2H以上である、請求項4記載の画像形成方法。 - 【請求項30】 前記オーバーコートする樹脂の透明性
における塗布前後の光学濃度(O.D.)の低下が、
0.5以下である、請求項4記載の画像形成方法。 - 【請求項31】 前記オーバーコートする樹脂の硬化層
の厚みが、0.1〜50μmの範囲である、請求項4記
載の画像形成方法。 - 【請求項32】 前記オーバーコート層の硬化方法が、
加熱による方法である、請求項4記載の画像形成方法。 - 【請求項33】 前記オーバーコート層の硬化の加熱温
度が、分散染料を受容層に転写拡散するために加熱する
温度より低い、請求項29記載の画像形成方法。 - 【請求項34】 前記オーバーコートの硬化方法が、活
性エネルギー線の照射による方法である、請求項4記載
の画像形成方法。 - 【請求項35】 前記オーバーコート層が、紫外線吸収
剤、紫外線遮断剤から選ばれる添加剤を含有する請求項
4記載の画像形成方法。
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| JP7-40267 | 1995-02-28 | ||
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| JP7-274127 | 1995-10-23 | ||
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2022076964A (ja) * | 2020-11-10 | 2022-05-20 | 治郎 和田 | 屋外使用に適した装飾体の製造方法及び屋外使用に適した装飾体 |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP04113296A patent/JP3437365B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
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| US7662451B2 (en) | 1998-07-29 | 2010-02-16 | W.A. Sanders Papierfabriek Coldenhove B.V. | Transfer paper for printing with an inkjet printer |
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