JPH09176174A - 新規リン酸エステルおよびアニオン性界面活性剤並びに洗浄剤組成物 - Google Patents
新規リン酸エステルおよびアニオン性界面活性剤並びに洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JPH09176174A JPH09176174A JP35429795A JP35429795A JPH09176174A JP H09176174 A JPH09176174 A JP H09176174A JP 35429795 A JP35429795 A JP 35429795A JP 35429795 A JP35429795 A JP 35429795A JP H09176174 A JPH09176174 A JP H09176174A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- salt
- phosphoric acid
- acid ester
- anionic surfactant
- surfactant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polyethers (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄力、起泡力、耐硬水性、人体および環境
安全性、ハンドリング性に優れ、界面活性能にも優れ
た、新規リン酸エステルまたはその塩、これら化合物の
製造方法、これら化合物からなる新規アニオン性界面活
性剤、および該活性剤を含有する新規洗浄剤組成物を提
供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表される新規リン酸
エステルまたはその塩。該化合物からなるアニオン性界
面活性剤。 【化1】
安全性、ハンドリング性に優れ、界面活性能にも優れ
た、新規リン酸エステルまたはその塩、これら化合物の
製造方法、これら化合物からなる新規アニオン性界面活
性剤、および該活性剤を含有する新規洗浄剤組成物を提
供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表される新規リン酸
エステルまたはその塩。該化合物からなるアニオン性界
面活性剤。 【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐硬水性、洗浄力
および起泡特性に優れ、環境および人体に対する安全
性、ハンドリング性にも優れ、界面活性剤、洗浄剤とし
て幅広く使用できる有用なリン酸エステルまたはその
塩、およびその製造方法、さらに該化合物からなるアニ
オン性界面活性剤、並びに該アニオン性界面活性剤を含
有する洗浄剤組成物に関するものである。
および起泡特性に優れ、環境および人体に対する安全
性、ハンドリング性にも優れ、界面活性剤、洗浄剤とし
て幅広く使用できる有用なリン酸エステルまたはその
塩、およびその製造方法、さらに該化合物からなるアニ
オン性界面活性剤、並びに該アニオン性界面活性剤を含
有する洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】界面活性剤は疎水部と親水部を分子中に
併せ持つことから、界面張力低下能、ぬれ向上性、起泡
性、分子集合体形成能など多くの機能を有することが知
られており、工業用または家庭用の洗浄剤、乳化剤、分
散剤、表面改質剤などとして、非常に多くの用途に用い
られている。特に石鹸、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエトキシ硫酸エ
ステル塩およびα−スルホ脂肪酸塩に代表されるアニオ
ン性界面活性剤は、その優れた起泡力や洗浄性能から、
家庭用を中心に多くの分野で大量に利用されている。し
かし近年は、環境に対する安全性、すなわち良好な生分
解性や、人体に対するマイルド性が、界面活性剤に強く
求められるようになったうえ、耐硬水性や起泡力などの
界面物性についても、さらに優れたパフォーマンスが要
求されており、石鹸、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
アルキル硫酸エステル塩、アルキルエトキシ硫酸エステ
ル塩およびα−スルホ脂肪酸塩などの従来のアニオン性
界面活性剤にかわる、新しいアニオン性界面活性剤の開
発が強く求められていた。
併せ持つことから、界面張力低下能、ぬれ向上性、起泡
性、分子集合体形成能など多くの機能を有することが知
られており、工業用または家庭用の洗浄剤、乳化剤、分
散剤、表面改質剤などとして、非常に多くの用途に用い
られている。特に石鹸、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエトキシ硫酸エ
ステル塩およびα−スルホ脂肪酸塩に代表されるアニオ
ン性界面活性剤は、その優れた起泡力や洗浄性能から、
家庭用を中心に多くの分野で大量に利用されている。し
かし近年は、環境に対する安全性、すなわち良好な生分
解性や、人体に対するマイルド性が、界面活性剤に強く
求められるようになったうえ、耐硬水性や起泡力などの
界面物性についても、さらに優れたパフォーマンスが要
求されており、石鹸、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
アルキル硫酸エステル塩、アルキルエトキシ硫酸エステ
ル塩およびα−スルホ脂肪酸塩などの従来のアニオン性
界面活性剤にかわる、新しいアニオン性界面活性剤の開
発が強く求められていた。
【0003】また、アニオン性界面活性剤は濃厚水溶液
状態にした場合に、極めて粘度が高く、流動性に乏しい
液晶を形成することが一般に知られており、製品化や配
合、輸送、貯蔵において、極めてハンドリング性が悪い
ことが、重大な問題点として挙げられている。特に、液
体洗浄剤への応用を考えた場合には、このハンドリング
性の問題は非常に重大である。すなわち、従来の液体洗
浄剤は界面活性剤濃度が5〜25重量%程度の水溶液で
あるが、最近は流通コストの削減さらに包装材料の削減
による環境保全が求められ、界面活性剤濃度が50重量
%以上の液体濃厚洗浄剤が強く求められているからであ
る。しかし、先にも述べたように従来の洗浄剤用界面活
性剤を30〜40重量%以上の水溶液にすると流動性の
ないミドル相や流動性の低いニート相液晶を形成するた
め、従来技術では界面活性剤濃度30〜40重量%以上
の液体濃厚洗浄剤組成物を得るのは極めて困難であっ
た。その上、これらの液晶は高粘度であるため水への分
散性が悪く希釈する際の水への溶解速度が遅いという問
題点もあった。液体濃厚洗浄剤の製造方法は種々検討さ
れているが、現在までに商品化可能な程度まで成功した
例はほとんど見当らず、この技術課題を解決できるよう
な新規基剤の開発は、多くの研究者、技術者が熱望する
ところであった。
状態にした場合に、極めて粘度が高く、流動性に乏しい
液晶を形成することが一般に知られており、製品化や配
合、輸送、貯蔵において、極めてハンドリング性が悪い
ことが、重大な問題点として挙げられている。特に、液
体洗浄剤への応用を考えた場合には、このハンドリング
性の問題は非常に重大である。すなわち、従来の液体洗
浄剤は界面活性剤濃度が5〜25重量%程度の水溶液で
あるが、最近は流通コストの削減さらに包装材料の削減
による環境保全が求められ、界面活性剤濃度が50重量
%以上の液体濃厚洗浄剤が強く求められているからであ
る。しかし、先にも述べたように従来の洗浄剤用界面活
性剤を30〜40重量%以上の水溶液にすると流動性の
ないミドル相や流動性の低いニート相液晶を形成するた
め、従来技術では界面活性剤濃度30〜40重量%以上
の液体濃厚洗浄剤組成物を得るのは極めて困難であっ
た。その上、これらの液晶は高粘度であるため水への分
散性が悪く希釈する際の水への溶解速度が遅いという問
題点もあった。液体濃厚洗浄剤の製造方法は種々検討さ
れているが、現在までに商品化可能な程度まで成功した
例はほとんど見当らず、この技術課題を解決できるよう
な新規基剤の開発は、多くの研究者、技術者が熱望する
ところであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アニオン界
面活性剤に見られる前記の諸問題を解決し、優れた洗浄
力、起泡力、耐硬水性を有し、皮膚への刺激性が少な
く、環境安全性も良好で、ハンドリング性にも優れ、界
面活性剤、洗浄剤として幅広く使用可能な有用な新規リ
ン酸エステルまたはその塩、およびその製造方法、さら
に該化合物からなる新規アニオン性界面活性剤、並びに
該アニオン性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物を提供
することを目的とする。
面活性剤に見られる前記の諸問題を解決し、優れた洗浄
力、起泡力、耐硬水性を有し、皮膚への刺激性が少な
く、環境安全性も良好で、ハンドリング性にも優れ、界
面活性剤、洗浄剤として幅広く使用可能な有用な新規リ
ン酸エステルまたはその塩、およびその製造方法、さら
に該化合物からなる新規アニオン性界面活性剤、並びに
該アニオン性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の構造を有す
るリン酸エステルまたはその塩が、上記目的を達成しう
ることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本
発明によれば、下記一般式(1)で表されるリン酸エス
テルまたはその塩が提供される。
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の構造を有す
るリン酸エステルまたはその塩が、上記目的を達成しう
ることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本
発明によれば、下記一般式(1)で表されるリン酸エス
テルまたはその塩が提供される。
【化1】 (式中、R1は炭素数6〜20の直鎖または分岐鎖のア
ルキル基またはアルケニル基、R2は水素原子または炭
素数1〜3のアルキル基、AOは炭素数2〜4の直鎖ま
たは分岐鎖のオキシアルキレン基、MおよびM’は水素
イオン、アルカリ金属イオン、一価に相当するアルカリ
土類金属イオン、置換または無置換のアンモニウムイオ
ンを表し、MとM’は同一でも異なっていても良い。ま
た、mは1〜50の数を表す。) また、下記一般式(2)で表されるエポキシアルカンを
出発原料とし、ポリアルキレングリコールまたはポリア
ルキレングリコールモノアルキルエーテルと反応させて
開環付加エーテル化した後、オキシ塩化リンまたは五酸
化二リンと反応させてリン酸エステル基を分子に導入
し、塩の場合には必要に応じて中和することを特徴とす
る前記リン酸エステルまたはその塩の製造方法が提供さ
れる。
ルキル基またはアルケニル基、R2は水素原子または炭
素数1〜3のアルキル基、AOは炭素数2〜4の直鎖ま
たは分岐鎖のオキシアルキレン基、MおよびM’は水素
イオン、アルカリ金属イオン、一価に相当するアルカリ
土類金属イオン、置換または無置換のアンモニウムイオ
ンを表し、MとM’は同一でも異なっていても良い。ま
た、mは1〜50の数を表す。) また、下記一般式(2)で表されるエポキシアルカンを
出発原料とし、ポリアルキレングリコールまたはポリア
ルキレングリコールモノアルキルエーテルと反応させて
開環付加エーテル化した後、オキシ塩化リンまたは五酸
化二リンと反応させてリン酸エステル基を分子に導入
し、塩の場合には必要に応じて中和することを特徴とす
る前記リン酸エステルまたはその塩の製造方法が提供さ
れる。
【化2】 (式中、R1は炭素数6〜20の直鎖または分岐鎖のア
ルキル基またはアルケニル基を表す。)また、前記リン
酸エステルまたはその塩からなることを特徴とするアニ
オン性界面活性剤が提供される。更に、前記アニオン性
界面活性剤を含有することを特徴とする洗浄剤組成物が
提供される。更にまた、前記アニオン性界面活性剤
(A)と、高級アルカノールアミド、アルコールエトキ
シレート、アルキルアミンオキシド、2つ以上の遊離水
酸基を有するノニオン性界面活性剤の中から選ばれる少
なくとも1種以上のノニオン性界面活性剤(B)とを、
(A):(B)=95:5〜80:20の比率(重量
比)で含有することを特徴とする前記洗浄剤組成物が提
供される。
ルキル基またはアルケニル基を表す。)また、前記リン
酸エステルまたはその塩からなることを特徴とするアニ
オン性界面活性剤が提供される。更に、前記アニオン性
界面活性剤を含有することを特徴とする洗浄剤組成物が
提供される。更にまた、前記アニオン性界面活性剤
(A)と、高級アルカノールアミド、アルコールエトキ
シレート、アルキルアミンオキシド、2つ以上の遊離水
酸基を有するノニオン性界面活性剤の中から選ばれる少
なくとも1種以上のノニオン性界面活性剤(B)とを、
(A):(B)=95:5〜80:20の比率(重量
比)で含有することを特徴とする前記洗浄剤組成物が提
供される。
【0006】
【発明の実施の形態】前記本発明の前記一般式(1)で
表されるリン酸エステルまたはその塩において、式中、
R1は炭素数6〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基
またはアルケニル基であり、好ましくは6〜12の直鎖
または分岐のアルキル基であり、具体的にはヘキシル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル
基、オレイル基等である。R2は水素原子または炭素数
1〜3の低級アルキル基であり、メチル基が特に好まし
い。MおよびM’はカルボキシル基とイオン結合してい
る陽イオンであり、具体的には水素イオン;ナトリウ
ム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属イオン;マグ
ネシウム等のアルカリ土類金属イオン;アンモニウムイ
オン;トリメチルアミンやトリエチルアミン等の低級ア
ミン、リシン、モノ、ジ又はトリ低級アルカノールアミ
ン等から形成される置換アンモニウムイオン;等であ
り、MとM’は同一でも異なっていても良い。またAO
は、炭素数2〜4の直鎖または分岐鎖のオキシアルキレ
ン基であり、オキシエチレン基やオキシプロピレン基が
特に好ましい。更にまた、mは1〜50の数を表し、好
ましくは3〜25の整数であり、特に5〜15の数であ
ることは好ましい。
表されるリン酸エステルまたはその塩において、式中、
R1は炭素数6〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基
またはアルケニル基であり、好ましくは6〜12の直鎖
または分岐のアルキル基であり、具体的にはヘキシル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル
基、オレイル基等である。R2は水素原子または炭素数
1〜3の低級アルキル基であり、メチル基が特に好まし
い。MおよびM’はカルボキシル基とイオン結合してい
る陽イオンであり、具体的には水素イオン;ナトリウ
ム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属イオン;マグ
ネシウム等のアルカリ土類金属イオン;アンモニウムイ
オン;トリメチルアミンやトリエチルアミン等の低級ア
ミン、リシン、モノ、ジ又はトリ低級アルカノールアミ
ン等から形成される置換アンモニウムイオン;等であ
り、MとM’は同一でも異なっていても良い。またAO
は、炭素数2〜4の直鎖または分岐鎖のオキシアルキレ
ン基であり、オキシエチレン基やオキシプロピレン基が
特に好ましい。更にまた、mは1〜50の数を表し、好
ましくは3〜25の整数であり、特に5〜15の数であ
ることは好ましい。
【0007】本発明のリン酸エステルまたはその塩の具
体例としては、2−ヒドロキシ(ヘキサエチレングリコ
ールモノメチルエーテル)ドデシルエーテル・リン酸エ
ステル2Na塩[C10H21CH(OPO3Na2)CH2
O(C2H4O)6CH3]、2−ヒドロキシ(オクタエチ
レングリコールモノメチルエーテル)テトラデシルエー
テル・リン酸エステル2Na塩[C12H25CH(OPO
3Na2)CH2O(C2H4O)8CH3]、オキシエチレ
ン基の平均重合度が15の2−ヒドロキシ(ポリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル)テトラデシルエーテ
ル・リン酸エステル2Na塩[C12H25CH(OPO3
Na2)CH2O(C2H4O)15CH3]、オキシエチレ
ン基の平均重合度が10の2−ヒドロキシ(ポリエチレ
ングリコールモノエチルエーテル)ドデシルエーテル・
リン酸エステル2K塩[C10H21CH(OPO3K2)C
H2O(C2H4O)10C2H5]、2−ヒドロキシ(ペン
タエチレングリコールモノメチルエーテル)ドデシルエ
ーテル・リン酸エステル1Na塩[C10H21CH(OP
O3NaH)CH2O(C2H4O)5CH3]、2−ヒドロ
キシ(トリプロピレングリコール)テトラデシルエーテ
ル・リン酸エステル2Na塩[C12H25CH(OPO3
Na2)CH2O(C3H6O)3H]、2−ヒドロキシ
(トリエチレングリコールモノメチルエーテル)ヘキサ
デシルエーテル・リン酸エステル2(トリエタノールア
ンモニウム)塩[C14H29CH(OPO3(N(C2H5
OH)3)2)CH2O(C2H4O)3CH3]、2−ヒド
ロキシ(オクタエチレングリコールモノメチルエーテ
ル)オレイルエーテル・リン酸エステル2Na塩[C16
H31CH(OPO3Na2)CH2O(C2H4O)8C
H3]、等が挙げられるが、これらに限られるものでは
ない。
体例としては、2−ヒドロキシ(ヘキサエチレングリコ
ールモノメチルエーテル)ドデシルエーテル・リン酸エ
ステル2Na塩[C10H21CH(OPO3Na2)CH2
O(C2H4O)6CH3]、2−ヒドロキシ(オクタエチ
レングリコールモノメチルエーテル)テトラデシルエー
テル・リン酸エステル2Na塩[C12H25CH(OPO
3Na2)CH2O(C2H4O)8CH3]、オキシエチレ
ン基の平均重合度が15の2−ヒドロキシ(ポリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル)テトラデシルエーテ
ル・リン酸エステル2Na塩[C12H25CH(OPO3
Na2)CH2O(C2H4O)15CH3]、オキシエチレ
ン基の平均重合度が10の2−ヒドロキシ(ポリエチレ
ングリコールモノエチルエーテル)ドデシルエーテル・
リン酸エステル2K塩[C10H21CH(OPO3K2)C
H2O(C2H4O)10C2H5]、2−ヒドロキシ(ペン
タエチレングリコールモノメチルエーテル)ドデシルエ
ーテル・リン酸エステル1Na塩[C10H21CH(OP
O3NaH)CH2O(C2H4O)5CH3]、2−ヒドロ
キシ(トリプロピレングリコール)テトラデシルエーテ
ル・リン酸エステル2Na塩[C12H25CH(OPO3
Na2)CH2O(C3H6O)3H]、2−ヒドロキシ
(トリエチレングリコールモノメチルエーテル)ヘキサ
デシルエーテル・リン酸エステル2(トリエタノールア
ンモニウム)塩[C14H29CH(OPO3(N(C2H5
OH)3)2)CH2O(C2H4O)3CH3]、2−ヒド
ロキシ(オクタエチレングリコールモノメチルエーテ
ル)オレイルエーテル・リン酸エステル2Na塩[C16
H31CH(OPO3Na2)CH2O(C2H4O)8C
H3]、等が挙げられるが、これらに限られるものでは
ない。
【0008】本発明の前記一般式(1)で表されるリン
酸エステルまたはその塩の製造方法の一例を挙げれば、
次の通りである。前記一般式(2)で表されるエポキシ
アルカンとポリオキシアルキレングリコールまたはその
モノアルキルエーテルを、酸触媒または塩基触媒存在下
に開環付加反応させることにより、2−ヒドロキシ(ポ
リオキシアルキレングリコールモノアルキルエーテル)
アルキルエーテルを得、続いて、該化合物をオキシハロ
ゲン化リン、五酸化二リン、オルトリン酸、ポリリン
酸、またはハロゲン化ピロリン酸などのリン酸化試薬と
反応させれば、酸型の前記一般式(1)で表される化合
物が得られる。
酸エステルまたはその塩の製造方法の一例を挙げれば、
次の通りである。前記一般式(2)で表されるエポキシ
アルカンとポリオキシアルキレングリコールまたはその
モノアルキルエーテルを、酸触媒または塩基触媒存在下
に開環付加反応させることにより、2−ヒドロキシ(ポ
リオキシアルキレングリコールモノアルキルエーテル)
アルキルエーテルを得、続いて、該化合物をオキシハロ
ゲン化リン、五酸化二リン、オルトリン酸、ポリリン
酸、またはハロゲン化ピロリン酸などのリン酸化試薬と
反応させれば、酸型の前記一般式(1)で表される化合
物が得られる。
【0009】ここで、出発原料として用いる前記一般式
(2)で表されるエポキシアルカンとして好ましいもの
を具体的に例示すると、1,2−エポキシデカン、1,
2−エポキシドデカン、1,2−エポキシテトラデカ
ン、炭素数12〜18混合の1,2−エポキシアルカン
などが挙げられる。また、エポキシアルカンに付加させ
るポリオキシアルキレングリコールまたはそのモノアル
キルエーテルとして好ましいものを具体的に例示する
と、トリエチレングリコールまたはそのモノメチルエー
テル、ヘキサエチレングリコールまたはそのモノメチル
エーテル、ヘキサエチレングリコールまたはそのモノエ
チルエーテル、ヘキサエチレングリコールまたはそのモ
ノブチルエーテル、オキシエチレン基の平均重合度が1
0のポリエチレングリコールまたはそのモノメチルエー
テル、オキシエチレン基の平均重合度が20のポリエチ
レングリコールまたはそのモノメチルエーテル、トリプ
ロピレングリコールまたはそのモノエチルエーテル、ジ
プロピレンヘキサエチレングリコールまたはそのモノメ
チルエーテル等が挙げられる。
(2)で表されるエポキシアルカンとして好ましいもの
を具体的に例示すると、1,2−エポキシデカン、1,
2−エポキシドデカン、1,2−エポキシテトラデカ
ン、炭素数12〜18混合の1,2−エポキシアルカン
などが挙げられる。また、エポキシアルカンに付加させ
るポリオキシアルキレングリコールまたはそのモノアル
キルエーテルとして好ましいものを具体的に例示する
と、トリエチレングリコールまたはそのモノメチルエー
テル、ヘキサエチレングリコールまたはそのモノメチル
エーテル、ヘキサエチレングリコールまたはそのモノエ
チルエーテル、ヘキサエチレングリコールまたはそのモ
ノブチルエーテル、オキシエチレン基の平均重合度が1
0のポリエチレングリコールまたはそのモノメチルエー
テル、オキシエチレン基の平均重合度が20のポリエチ
レングリコールまたはそのモノメチルエーテル、トリプ
ロピレングリコールまたはそのモノエチルエーテル、ジ
プロピレンヘキサエチレングリコールまたはそのモノメ
チルエーテル等が挙げられる。
【0010】また、開環付加反応における触媒として好
ましいものを例示すると、酸触媒としては、BF3など
のルイス酸、パラトルエンスルホン酸、硫酸等のブレン
ステッド酸が、塩基触媒としては、NaOH、KOHな
どのアルカリ金属水酸化物やt−ブトキシカリウム等の
アルコラート等が挙げられる。開環付加反応は、無溶媒
系でも行えるが、t−ブタノール、1,4−ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、DMF、DMSO、四塩化炭
素などの溶媒系でも可能である。反応温度としては40
〜160℃、望ましくは60〜140℃である。この反
応における、エポキシアルカンとポリオキシアルキレン
グリコールモノアルキルエーテルの仕込みモル比は、
1:1〜1:20であることが好ましく、さらに好まし
くは1:1〜1:5である。この時、ポリオキシアルキ
レングリコールまたはそのモノアルキルエーテルの仕込
みモル比を大きくすると、反応率はほぼ100%になる
が、未反応のポリオキシアルキレングリコールモノアル
キルエーテルが多くなる。その場合には、蒸留法、抽出
法や晶析法などの公知の精製法で除去することが可能で
あるが、幾分コストが上昇することは否めない。また、
開環付加反応において、目的とする構造とは異なる1位
ヒドロキシ化合物が1部生成することもあるが、本発明
の効果を損なうような悪影響は及ぼさない。
ましいものを例示すると、酸触媒としては、BF3など
のルイス酸、パラトルエンスルホン酸、硫酸等のブレン
ステッド酸が、塩基触媒としては、NaOH、KOHな
どのアルカリ金属水酸化物やt−ブトキシカリウム等の
アルコラート等が挙げられる。開環付加反応は、無溶媒
系でも行えるが、t−ブタノール、1,4−ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、DMF、DMSO、四塩化炭
素などの溶媒系でも可能である。反応温度としては40
〜160℃、望ましくは60〜140℃である。この反
応における、エポキシアルカンとポリオキシアルキレン
グリコールモノアルキルエーテルの仕込みモル比は、
1:1〜1:20であることが好ましく、さらに好まし
くは1:1〜1:5である。この時、ポリオキシアルキ
レングリコールまたはそのモノアルキルエーテルの仕込
みモル比を大きくすると、反応率はほぼ100%になる
が、未反応のポリオキシアルキレングリコールモノアル
キルエーテルが多くなる。その場合には、蒸留法、抽出
法や晶析法などの公知の精製法で除去することが可能で
あるが、幾分コストが上昇することは否めない。また、
開環付加反応において、目的とする構造とは異なる1位
ヒドロキシ化合物が1部生成することもあるが、本発明
の効果を損なうような悪影響は及ぼさない。
【0011】次に、リン酸エステル基を導入する反応に
用いる、オキシハロゲン化リン、五酸化二リン、オルト
リン酸、ポリリン酸、またはハロゲン化ピロリン酸など
のリン酸化試薬は、通常入手可能なものである。このリ
ン酸化反応も、無溶媒系でも行えるが、アセトニトリ
ル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、DM
F、DMSO、四塩化炭素、クロロホルムなどの溶媒系
でも可能である。反応温度は、用いるリン酸化試薬によ
って異なるが、例えばオキシ塩化リンを用いるならば、
−30℃〜50℃が好ましい。この反応における、原料
基質とリン酸化試薬の仕込みモル比は、1:1付近であ
ることが好ましい。
用いる、オキシハロゲン化リン、五酸化二リン、オルト
リン酸、ポリリン酸、またはハロゲン化ピロリン酸など
のリン酸化試薬は、通常入手可能なものである。このリ
ン酸化反応も、無溶媒系でも行えるが、アセトニトリ
ル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、DM
F、DMSO、四塩化炭素、クロロホルムなどの溶媒系
でも可能である。反応温度は、用いるリン酸化試薬によ
って異なるが、例えばオキシ塩化リンを用いるならば、
−30℃〜50℃が好ましい。この反応における、原料
基質とリン酸化試薬の仕込みモル比は、1:1付近であ
ることが好ましい。
【0012】このようにして得られた本発明の前記一般
式(1)で示される新規リン酸エステル型アニオン性界
面活性剤の対イオンは、任意に選択が可能であり、酸型
の該化合物を、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水
酸化物や炭酸塩、或いはアンモニア水やアミン類等で中
和すれば、所望の陽イオンをMとする一般式(1)の新
規アニオン性界面活性剤が得られる。
式(1)で示される新規リン酸エステル型アニオン性界
面活性剤の対イオンは、任意に選択が可能であり、酸型
の該化合物を、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水
酸化物や炭酸塩、或いはアンモニア水やアミン類等で中
和すれば、所望の陽イオンをMとする一般式(1)の新
規アニオン性界面活性剤が得られる。
【0013】かくして得られた本発明の前記一般式
(1)で表されるリン酸エステルまたはその塩は新規化
合物であり、優れた界面活性能を有し、新規アニオン性
界面活性剤として、優れた洗浄力、起泡力、耐硬水性を
有し、皮膚への刺激性が少ない上に、環境安全性も良好
で、ハンドリング性にも優れており、ヘビー洗剤、台所
用洗剤、洗顔石鹸、シャンプー、ボディーシャンプー等
の洗浄剤や、乳化剤、分散剤などとして好ましく使用す
ることができる。なかでも洗浄剤としての機能は非常に
優れている。
(1)で表されるリン酸エステルまたはその塩は新規化
合物であり、優れた界面活性能を有し、新規アニオン性
界面活性剤として、優れた洗浄力、起泡力、耐硬水性を
有し、皮膚への刺激性が少ない上に、環境安全性も良好
で、ハンドリング性にも優れており、ヘビー洗剤、台所
用洗剤、洗顔石鹸、シャンプー、ボディーシャンプー等
の洗浄剤や、乳化剤、分散剤などとして好ましく使用す
ることができる。なかでも洗浄剤としての機能は非常に
優れている。
【0014】本発明の洗浄剤組成物は、必須構成成分と
して、前記一般式(1)で表される新規リン酸エステル
またはその塩からなる新規アニオン性界面活性剤(A)
を含有するが、他の界面活性剤と組み合わせて用いるこ
とも好ましい。組み合わせて用いるのに好ましい界面活
性剤の具体的な例としては、アルキル硫酸エステル塩、
アルキルエトキシ硫酸エステル塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、α−オレフ
ィンスルホン酸塩、アルキルリン酸もしくはアルキルエ
トキシリン酸エステル塩、脂肪酸塩、アルキルエーテル
カルボン酸塩などのアニオン性界面活性剤、イミダゾリ
ン、スルホベタイン、カルボキシベタインなどの両性界
面活性剤等が挙げられるが、高級アルカノールアミド、
アルコールエトキシレート、アルキルアミンオキシド
や、しょ糖脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテ
ル、アルキルポリグルコシド、メチルグルコシド脂肪酸
エステルなどの2つ以上の遊離水酸基を有するノニオン
性界面活性剤の中から選ばれる少なくとも1種以上のノ
ニオン性界面活性剤(B)が特に好ましい。この場合、
一般式(1)の新規リン酸エステル型アニオン性界面活
性剤(A)とノニオン性界面活性剤(B)の配合比率重
量比では(A):(B)=95:5〜20:80である
ことが、洗浄力や起泡力、さらにはハンドリング性の面
からすると最も好ましい。
して、前記一般式(1)で表される新規リン酸エステル
またはその塩からなる新規アニオン性界面活性剤(A)
を含有するが、他の界面活性剤と組み合わせて用いるこ
とも好ましい。組み合わせて用いるのに好ましい界面活
性剤の具体的な例としては、アルキル硫酸エステル塩、
アルキルエトキシ硫酸エステル塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、α−オレフ
ィンスルホン酸塩、アルキルリン酸もしくはアルキルエ
トキシリン酸エステル塩、脂肪酸塩、アルキルエーテル
カルボン酸塩などのアニオン性界面活性剤、イミダゾリ
ン、スルホベタイン、カルボキシベタインなどの両性界
面活性剤等が挙げられるが、高級アルカノールアミド、
アルコールエトキシレート、アルキルアミンオキシド
や、しょ糖脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテ
ル、アルキルポリグルコシド、メチルグルコシド脂肪酸
エステルなどの2つ以上の遊離水酸基を有するノニオン
性界面活性剤の中から選ばれる少なくとも1種以上のノ
ニオン性界面活性剤(B)が特に好ましい。この場合、
一般式(1)の新規リン酸エステル型アニオン性界面活
性剤(A)とノニオン性界面活性剤(B)の配合比率重
量比では(A):(B)=95:5〜20:80である
ことが、洗浄力や起泡力、さらにはハンドリング性の面
からすると最も好ましい。
【0015】また、該組成物には必要に応じて界面活性
剤以外にも各種配合剤を配合することができる。すなわ
ち、本発明の目的を損なわない範囲で家庭用洗浄剤に配
合される配合剤;例えば、ゼオライト、炭酸ナトリウ
ム、硫酸ナトリウム等の無機または有機ビルダー;アル
カラーゼ、セルラーゼなどの酵素;過炭酸ナトリウム、
過酸化水素水等の漂白剤;漂白活性化剤;ポリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソル
ビトール等の保湿剤;メチルセルロース、ポリオキシエ
チレングリコールジステアレート、エタノール等の粘度
調整剤;p−オキシ安息香酸エステル類等の防腐剤;殺
菌剤;酸化防止剤;香料;色素;紫外線吸収剤;等を配
合することができる。
剤以外にも各種配合剤を配合することができる。すなわ
ち、本発明の目的を損なわない範囲で家庭用洗浄剤に配
合される配合剤;例えば、ゼオライト、炭酸ナトリウ
ム、硫酸ナトリウム等の無機または有機ビルダー;アル
カラーゼ、セルラーゼなどの酵素;過炭酸ナトリウム、
過酸化水素水等の漂白剤;漂白活性化剤;ポリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソル
ビトール等の保湿剤;メチルセルロース、ポリオキシエ
チレングリコールジステアレート、エタノール等の粘度
調整剤;p−オキシ安息香酸エステル類等の防腐剤;殺
菌剤;酸化防止剤;香料;色素;紫外線吸収剤;等を配
合することができる。
【0016】従来の洗浄剤の場合、固体洗浄剤では界面
活性剤濃度が5〜50重量%、液体洗浄剤では界面活性
剤濃度が5〜25重量%程度であったが、先にも述べた
ように、最近は流通コストの削減さらに包装材料の削減
による環境保全が求められ、さらに界面活性剤濃度を高
くした超濃縮洗浄剤が強く求められている。しかし、従
来技術でそのような超濃縮洗浄剤組成物を得るのは極め
て困難であった。なぜならば、従来の洗浄剤用界面活性
剤を30〜40重量%以上の水溶液にすると流動性のな
いミドル相や流動性の低いニート相液晶を形成してしま
い、これらの高粘度の液晶が、固体洗浄剤の場合には溶
解性の劣化をまねき、また、液体洗浄剤の場合には液体
としての形態を維持できなくしてしまい、水への分散性
が悪く、希釈する際の水への溶解速度が遅く、家庭用洗
浄剤として使用を困難にしてしまうからである。
活性剤濃度が5〜50重量%、液体洗浄剤では界面活性
剤濃度が5〜25重量%程度であったが、先にも述べた
ように、最近は流通コストの削減さらに包装材料の削減
による環境保全が求められ、さらに界面活性剤濃度を高
くした超濃縮洗浄剤が強く求められている。しかし、従
来技術でそのような超濃縮洗浄剤組成物を得るのは極め
て困難であった。なぜならば、従来の洗浄剤用界面活性
剤を30〜40重量%以上の水溶液にすると流動性のな
いミドル相や流動性の低いニート相液晶を形成してしま
い、これらの高粘度の液晶が、固体洗浄剤の場合には溶
解性の劣化をまねき、また、液体洗浄剤の場合には液体
としての形態を維持できなくしてしまい、水への分散性
が悪く、希釈する際の水への溶解速度が遅く、家庭用洗
浄剤として使用を困難にしてしまうからである。
【0017】しかし、本発明の、前記一般式(1)で表
される新規リン酸エステルまたはその塩からなるアニオ
ン性界面活性剤は、水との2成分系において、水和固体
や高粘度の液晶を形成しにくく、高濃度条件下において
も流動性の高い液体となり易いという、特異的な特徴を
有している。従って、本発明のアニオン性界面活性剤を
用いて調製した超濃縮固体洗浄剤は、速やかに水に溶解
し、また、超濃縮液体洗浄剤を調製した場合も、50重
量%以上の界面活性剤濃度であってもゲル化することな
く、流動性液体状態を保ち、水に希釈した場合も素早く
溶解する。本発明における液体濃厚洗浄剤組成物は、濃
度50重量%以上、特に60〜100重量%の液体洗浄
剤組成物であり、濃度50重量%未満では流通コストや
包装材料の削減効果が少ない。濃度60重量%以上の液
体洗浄剤組成物は、液体洗浄剤組成物に関する従来の文
献では全く対象としていない濃度領域である。
される新規リン酸エステルまたはその塩からなるアニオ
ン性界面活性剤は、水との2成分系において、水和固体
や高粘度の液晶を形成しにくく、高濃度条件下において
も流動性の高い液体となり易いという、特異的な特徴を
有している。従って、本発明のアニオン性界面活性剤を
用いて調製した超濃縮固体洗浄剤は、速やかに水に溶解
し、また、超濃縮液体洗浄剤を調製した場合も、50重
量%以上の界面活性剤濃度であってもゲル化することな
く、流動性液体状態を保ち、水に希釈した場合も素早く
溶解する。本発明における液体濃厚洗浄剤組成物は、濃
度50重量%以上、特に60〜100重量%の液体洗浄
剤組成物であり、濃度50重量%未満では流通コストや
包装材料の削減効果が少ない。濃度60重量%以上の液
体洗浄剤組成物は、液体洗浄剤組成物に関する従来の文
献では全く対象としていない濃度領域である。
【0018】以上のように本発明の前記一般式(1)で
表されるリン酸エステルまたはその塩からなる新規アニ
オン性界面活性剤は、耐硬水性に優れ、良好な洗浄力お
よび起泡特性を有し、環境及び人体に対する安全性が高
く、ハンドリング性にも優れたものであり、洗顔石鹸、
シャンプー、ボディーシャンプーなどの香化粧品やヘビ
ー洗剤、台所用洗剤などの家庭用洗浄剤をはじめとす
る、幅広い分野における界面活性剤として有用である。
特に、超濃縮洗浄剤用基剤としての有用性は極めて高
い。
表されるリン酸エステルまたはその塩からなる新規アニ
オン性界面活性剤は、耐硬水性に優れ、良好な洗浄力お
よび起泡特性を有し、環境及び人体に対する安全性が高
く、ハンドリング性にも優れたものであり、洗顔石鹸、
シャンプー、ボディーシャンプーなどの香化粧品やヘビ
ー洗剤、台所用洗剤などの家庭用洗浄剤をはじめとす
る、幅広い分野における界面活性剤として有用である。
特に、超濃縮洗浄剤用基剤としての有用性は極めて高
い。
【0019】
【実施例】次に、本発明を実施例と比較例によって更に
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限
定されるものではない。
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限
定されるものではない。
【0020】〔合成例1〕 《2−ヒドロキシ(ヘキサエチレングリコールモノメチ
ルエーテル)ドデシルエーテル・リン酸エステル化物2
Na塩[C10H21CH(OPO3Na2)CH2O(C2H
4O)6CH3]の合成》オキシエチレン基の平均重合度
が6のポリエチレングリコールモノメチルエーテル56
4g(2.0mol)と3.36g(0.06mol)
の水酸化カリウムを反応容器に仕込み、系中を窒素置換
しながら135℃に加温し、脱水を2時間行った後、エ
ポキシドデカン184g(1.0mol)をゆっくり添
加し、さらに6時間反応させた。反応終了後、系に水を
加え、エーテルで2回抽出し、集めたエーテル層を脱水
した後、濃縮すると、430gの粗生成物が得られた
(収率92%)。次に、この粗生成物430gを1リッ
トルの1,4−ジオキサンと混合し、系を30℃に冷却
し、200gの1,4−ジオキサンと混合した、153
gのオキシ塩化リン(1.0mol)をゆっくり添加し
た。5時間反応させた後、系中に氷水をゆっくり加え、
未反応のオキシ塩化リンを加水分解した。エタノール水
溶液中で、水酸化ナトリウム水溶液によりpH7まで中
和した後、不溶物を濾別し、溶媒を減圧しながら留去す
ると、487gの黄色液体が得られた(収率87%)。
このものについて高速液体クロマトグラフィーにより、
成分分析を行ったところ、目的物である2−ヒドロキシ
(ヘキサエチレングリコールモノメチルエーテル)ドデ
シルエーテル・リン酸エステル化物2Na塩の純度は8
5%であったので、ジメチルシリカゲルを担体とし、7
0%メタノール水溶液を移動相とする簡易カラムクロマ
トグラフィーを行い、前後の留分を除去したところ、2
−ヒドロキシ(ヘキサエチレングリコールモノメチルエ
ーテル)ドデシルエーテル・リン酸エステル化物2Na
塩が純度が98%の淡黄色液体として得られた。
ルエーテル)ドデシルエーテル・リン酸エステル化物2
Na塩[C10H21CH(OPO3Na2)CH2O(C2H
4O)6CH3]の合成》オキシエチレン基の平均重合度
が6のポリエチレングリコールモノメチルエーテル56
4g(2.0mol)と3.36g(0.06mol)
の水酸化カリウムを反応容器に仕込み、系中を窒素置換
しながら135℃に加温し、脱水を2時間行った後、エ
ポキシドデカン184g(1.0mol)をゆっくり添
加し、さらに6時間反応させた。反応終了後、系に水を
加え、エーテルで2回抽出し、集めたエーテル層を脱水
した後、濃縮すると、430gの粗生成物が得られた
(収率92%)。次に、この粗生成物430gを1リッ
トルの1,4−ジオキサンと混合し、系を30℃に冷却
し、200gの1,4−ジオキサンと混合した、153
gのオキシ塩化リン(1.0mol)をゆっくり添加し
た。5時間反応させた後、系中に氷水をゆっくり加え、
未反応のオキシ塩化リンを加水分解した。エタノール水
溶液中で、水酸化ナトリウム水溶液によりpH7まで中
和した後、不溶物を濾別し、溶媒を減圧しながら留去す
ると、487gの黄色液体が得られた(収率87%)。
このものについて高速液体クロマトグラフィーにより、
成分分析を行ったところ、目的物である2−ヒドロキシ
(ヘキサエチレングリコールモノメチルエーテル)ドデ
シルエーテル・リン酸エステル化物2Na塩の純度は8
5%であったので、ジメチルシリカゲルを担体とし、7
0%メタノール水溶液を移動相とする簡易カラムクロマ
トグラフィーを行い、前後の留分を除去したところ、2
−ヒドロキシ(ヘキサエチレングリコールモノメチルエ
ーテル)ドデシルエーテル・リン酸エステル化物2Na
塩が純度が98%の淡黄色液体として得られた。
【0021】《2−ヒドロキシ(ヘキサエチレングリコ
ールモノメチルエーテル)ドデシルエーテル・リン酸エ
ステル化物2Na塩のスペクトル分析》次に、1H−N
MRおよびFT−IRによりスペクトル分析を行い、化
合物の構造を確認した。1H−NMRの分析はCDCl
3溶媒中で、JNM−GSX400(JEOL製)を用
いて行った。一方、FT−IRスペクトルはFT−IR
SYSTEM−2000(パーキンエルマージャパン)
を用いて、透過法により測定した。以下に結果を示す。 1H−NMR:0.87ppm(3H),1.27ppm(16H),1.48ppm(2H),
3.38ppm(3H),3.60ppm(2H),3.68ppm(24H),4.33ppm(1H) FT−IR:2925,2856,1467,1351,1248,1201,1111cm-1
ールモノメチルエーテル)ドデシルエーテル・リン酸エ
ステル化物2Na塩のスペクトル分析》次に、1H−N
MRおよびFT−IRによりスペクトル分析を行い、化
合物の構造を確認した。1H−NMRの分析はCDCl
3溶媒中で、JNM−GSX400(JEOL製)を用
いて行った。一方、FT−IRスペクトルはFT−IR
SYSTEM−2000(パーキンエルマージャパン)
を用いて、透過法により測定した。以下に結果を示す。 1H−NMR:0.87ppm(3H),1.27ppm(16H),1.48ppm(2H),
3.38ppm(3H),3.60ppm(2H),3.68ppm(24H),4.33ppm(1H) FT−IR:2925,2856,1467,1351,1248,1201,1111cm-1
【0022】〔実施例1〜4、比較例1〜3〕基本的な
界面物性値の測定を下記の方法で行い、結果を表1に示
した。 〈クラフト点〉1重量%の界面活性剤水溶液を調製し、
−20℃で凍結させた後、3℃で解凍し、その後2℃/
1時間のペースで昇温させながら水溶液の状態を目視で
観察した。その時、水溶液が完全に透明になった温度を
クラフト点とした。 〈起泡力〉1重量%の界面活性剤水溶液10mlを10
0mlの共栓付きエプトン管にとり、30秒間、一定の
速度で60回振とうした。この時の泡の高さを目読し、
起泡力とした。 〈耐硬水性〉0.1重量%の界面活性剤水溶液40ml
を、側面にタイプ文字を貼り付けた100mlのビーカ
ーにとり、その中に1重量%酢酸カルシウム水溶液を滴
下した時の添加量と状態観察の結果から、以下のように
耐硬水性を評価した。 ○:カルシウム濃度が1000ppmを越えても透明な
状態を保てる △:カルシウム濃度が500ppmを越えて1000p
pm以下で白濁する ×:カルシウム濃度が500ppm以下で既に白濁して
しまい、文字が読めない 〈洗浄性能〉オイルレッドを含んだ人工油脂汚垢を付着
させたポリプロピレンカップに、界面活性剤水溶液18
0ml(活性剤濃度:0.026wt%)を入れ、回転
羽を用いて5分間攪拌洗浄後、溶液を廃棄したカップを
風乾し以下のように洗浄性能を評価した。 ○:洗浄後のカップの汚垢が一様に落ちているもの △:一部落ちているもの ×:全く落ちていないもの
界面物性値の測定を下記の方法で行い、結果を表1に示
した。 〈クラフト点〉1重量%の界面活性剤水溶液を調製し、
−20℃で凍結させた後、3℃で解凍し、その後2℃/
1時間のペースで昇温させながら水溶液の状態を目視で
観察した。その時、水溶液が完全に透明になった温度を
クラフト点とした。 〈起泡力〉1重量%の界面活性剤水溶液10mlを10
0mlの共栓付きエプトン管にとり、30秒間、一定の
速度で60回振とうした。この時の泡の高さを目読し、
起泡力とした。 〈耐硬水性〉0.1重量%の界面活性剤水溶液40ml
を、側面にタイプ文字を貼り付けた100mlのビーカ
ーにとり、その中に1重量%酢酸カルシウム水溶液を滴
下した時の添加量と状態観察の結果から、以下のように
耐硬水性を評価した。 ○:カルシウム濃度が1000ppmを越えても透明な
状態を保てる △:カルシウム濃度が500ppmを越えて1000p
pm以下で白濁する ×:カルシウム濃度が500ppm以下で既に白濁して
しまい、文字が読めない 〈洗浄性能〉オイルレッドを含んだ人工油脂汚垢を付着
させたポリプロピレンカップに、界面活性剤水溶液18
0ml(活性剤濃度:0.026wt%)を入れ、回転
羽を用いて5分間攪拌洗浄後、溶液を廃棄したカップを
風乾し以下のように洗浄性能を評価した。 ○:洗浄後のカップの汚垢が一様に落ちているもの △:一部落ちているもの ×:全く落ちていないもの
【0023】
【表1】 *1:2−ヒドロキシ(ヘキサエチレングリコールモノメチルエーテル)ドデシ ルエーテル・リン酸エステル化物2Na塩 *2:オキシエチレン基の平均重合度が15の2−ヒドロキシ(ポリエチレング リコールモノメチルエーテル)ドデシルエーテル・リン酸エステル化物2 Na塩 *3:2−ヒドロキシ(オクタエチレングリコールモノメチルエーテル)テトラ デシルエーテル・リン酸エステル化物2Na塩 *4:オキシエチレン基の平均重合度が10の2−ヒドロキシ(ポリエチレング リコールモノメチルエーテル)テトラデシルエーテル・リン酸エステル化 物2K塩 *5:ラウリン酸ナトリウム *6:ドデシル硫酸ナトリウム *7:トリエチレングリコールドデシルエーテル硫酸化物ナトリウム塩
【0024】表1から明らかなように、本発明の新規リ
ン酸エステルの塩からなるアニオン性界面活性剤は水に
対する溶解性が良好で、起泡力、洗浄力、耐硬水性にも
優れる優秀な界面活性剤であることが判る。
ン酸エステルの塩からなるアニオン性界面活性剤は水に
対する溶解性が良好で、起泡力、洗浄力、耐硬水性にも
優れる優秀な界面活性剤であることが判る。
【0025】〔実施例5〜8、比較例4〜8〕環境に対
する安全性、すなわち生分解性および人体に対する安全
性、すなわち蛋白変性試験を下記の方法で行い、結果を
表2に示した。 〈生分解性〉化審法に準拠して、界面活性剤100pp
m、活性汚泥30ppmを含む試験溶液を調製し、密閉
条件下、25℃で28日間振とうした後の有機炭素量の
減少率(DOC)を測定した。その結果から生分解性を
以下のように評価した。 ○:70%以上が分解しており良生分解性物質である。 ×:70%未満しか分解しておらず生分解性が不足して
いる。 〈蛋白変性〉50mMのリン酸緩衝液(pH7.0)に
100ppmの牛血清アルブミンを加え、これに試料を
加えて水溶液中の界面活性剤濃度を全部で1000pp
mとした。この水溶液を室温で3時間放置後、220n
mの円偏光二色性スペクトルを日本分光社製のJASC
O J−720で測定した。そして、界面活性剤が含ま
れていない場合のデータ(ブランクテスト)よリ減少し
た量(%)を変性率として求めて、下記の基準で評価し
た。 ○:変性率は0であり、極めて人体に安全である △:変性率は10%未満であり、かなり人体にマイルド
である ×:10%以上の蛋白変性が認められ、かなり刺激が強
い
する安全性、すなわち生分解性および人体に対する安全
性、すなわち蛋白変性試験を下記の方法で行い、結果を
表2に示した。 〈生分解性〉化審法に準拠して、界面活性剤100pp
m、活性汚泥30ppmを含む試験溶液を調製し、密閉
条件下、25℃で28日間振とうした後の有機炭素量の
減少率(DOC)を測定した。その結果から生分解性を
以下のように評価した。 ○:70%以上が分解しており良生分解性物質である。 ×:70%未満しか分解しておらず生分解性が不足して
いる。 〈蛋白変性〉50mMのリン酸緩衝液(pH7.0)に
100ppmの牛血清アルブミンを加え、これに試料を
加えて水溶液中の界面活性剤濃度を全部で1000pp
mとした。この水溶液を室温で3時間放置後、220n
mの円偏光二色性スペクトルを日本分光社製のJASC
O J−720で測定した。そして、界面活性剤が含ま
れていない場合のデータ(ブランクテスト)よリ減少し
た量(%)を変性率として求めて、下記の基準で評価し
た。 ○:変性率は0であり、極めて人体に安全である △:変性率は10%未満であり、かなり人体にマイルド
である ×:10%以上の蛋白変性が認められ、かなり刺激が強
い
【0026】
【表2】 *8:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸Na塩 *9:オキシエチレン基の平均重合度が15のポリエチ
レングリコールノニルフェニルエーテル
レングリコールノニルフェニルエーテル
【0027】表2から明らかなように、本発明の新規リ
ン酸エステルの塩からなるアニオン性界面活性剤は、良
生分解性で環境に対する安全性が高く、かつ蛋白変性も
少なく人体にも安全な界面活性剤であることが判る。
ン酸エステルの塩からなるアニオン性界面活性剤は、良
生分解性で環境に対する安全性が高く、かつ蛋白変性も
少なく人体にも安全な界面活性剤であることが判る。
【0028】以下、本発明の新規リン酸エステルの塩か
らなるアニオン性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物の
処方例を示す。例中の%は重量基準である。 〔処方例1〕衣料用粒状洗浄剤組成物 ・2−ヒドロキシ(テトラエチレングリコール 10% モノメチルエーテル)ドデシルエーテル・ リン酸エステル化物2Na塩 ・アルキル基の平均炭素数が13.8のアル 18% キル硫酸エステルNa塩 ・ナトリウム石鹸 5% ・オキシエチレン基の平均重合度が15の 5% ポリオキシエチレンドデシルエーテル ・ゼオライト 23% ・炭酸カリウム 15% ・炭酸ナトリウム 20% ・酵素 0.5% ・水分 5.5% 上記組成の衣料用粒状洗浄剤を調製した。この衣料用粒
状洗浄剤は水に速やかに溶解し、良好な洗浄性能を示し
た。また、含有される成分はすべて環境に対する安全性
の高いものばかりである。
らなるアニオン性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物の
処方例を示す。例中の%は重量基準である。 〔処方例1〕衣料用粒状洗浄剤組成物 ・2−ヒドロキシ(テトラエチレングリコール 10% モノメチルエーテル)ドデシルエーテル・ リン酸エステル化物2Na塩 ・アルキル基の平均炭素数が13.8のアル 18% キル硫酸エステルNa塩 ・ナトリウム石鹸 5% ・オキシエチレン基の平均重合度が15の 5% ポリオキシエチレンドデシルエーテル ・ゼオライト 23% ・炭酸カリウム 15% ・炭酸ナトリウム 20% ・酵素 0.5% ・水分 5.5% 上記組成の衣料用粒状洗浄剤を調製した。この衣料用粒
状洗浄剤は水に速やかに溶解し、良好な洗浄性能を示し
た。また、含有される成分はすべて環境に対する安全性
の高いものばかりである。
【0029】 〔処方例2〕台所用液体洗浄剤組成物 ・2−ヒドロキシ(ヘキサエチレングリコール 20% モノメチルエーテル)ドデシルエーテル・ リン酸エステル化物2Na塩 ・オキシエチレン基の平均重合度が3のポリ 8% オキシエチレンドデシルエーテル硫酸化物 Na塩 ・ラウリン酸ジエタノールアミド 10% ・ラウリルアミンオキシド 7% ・オキシエチレン基の平均重合度が15のポリ 20% オキシエチレンドデシルエーテル ・平均分子量が1000のポリエチレングリコール 5% ・エタノール 2% ・パラトルエンスルホン酸 2% ・黄色203号 微量 ・香料 微量 ・イオン交換水 バランス 上記組成の台所用洗浄剤(pH6.8)を調製した。こ
の台所用洗浄剤は界面活性剤成分が63%と、非常に濃
縮されたものであるにも拘わらず、流動性に優れたハン
ドリング性の良好な液体であり、水にも速やかに溶解
し、良好な耐硬水性、起泡力および洗浄性能を示した。
また、この組成物は蛋白変性がほとんど見られず、人体
に対する安全性が高い上、含有される成分はすべて環境
に対する安全性の高いものばかりである。
の台所用洗浄剤は界面活性剤成分が63%と、非常に濃
縮されたものであるにも拘わらず、流動性に優れたハン
ドリング性の良好な液体であり、水にも速やかに溶解
し、良好な耐硬水性、起泡力および洗浄性能を示した。
また、この組成物は蛋白変性がほとんど見られず、人体
に対する安全性が高い上、含有される成分はすべて環境
に対する安全性の高いものばかりである。
【0030】 〔処方例3〕シャンプー組成物 ・2−ヒドロキシ(ヘキサエチレングリコール 12% モノメチルエーテル)ドデシルエーテル・ リン酸エステル化物2K塩 ・オキシエチレン基の平均重合度が5のポリ 3% オキシエチレンドデシルエーテル硫酸化物 Na塩 ・ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 5% ・メチルグルコシドデカン酸エステル 3% ・黄色203号 微量 ・香料 微量 ・イオン交換水 バランス 上記組成のシャンプー(pH6.0)を調製した。この
シャンプーは洗髪中にきしみ感がなく、起泡力も良好
で、すすぎ時および乾燥後の感触も良好なものであっ
た。また、この組成物は蛋白変性がほとんど見られず、
人体に対する安全性が高い上、含有される成分はすべて
環境に対する安全性の高いものばかりである。
シャンプーは洗髪中にきしみ感がなく、起泡力も良好
で、すすぎ時および乾燥後の感触も良好なものであっ
た。また、この組成物は蛋白変性がほとんど見られず、
人体に対する安全性が高い上、含有される成分はすべて
環境に対する安全性の高いものばかりである。
【0031】
【発明の効果】本発明の前記一般式(1)で表されるリ
ン酸エステルまたはその塩は、新規物質であり、優れた
界面活性能を有している。また該新規リン酸エステルま
たはその塩からなる本発明の新規アニオン性界面活性剤
は、優れた洗浄力、起泡力、耐硬水性を有し、人体への
刺激性が少なく、生分解性が良好で環境安全性に優れ、
しかもハンドリング性にも優れている。更に該アニオン
性界面活性剤を含有する本発明の新規洗浄剤組成物も優
れた洗浄性能を有し、人体及び環境安全性等にも優れ、
超濃縮固体洗浄剤とした場合でも速やかに水に溶解し、
また、特に、例えば界面活性剤濃度50重量%以上の超
濃縮液体洗浄剤とした場合であっても、ゲル化すること
なく、流動性、水への溶解性にも優れている。
ン酸エステルまたはその塩は、新規物質であり、優れた
界面活性能を有している。また該新規リン酸エステルま
たはその塩からなる本発明の新規アニオン性界面活性剤
は、優れた洗浄力、起泡力、耐硬水性を有し、人体への
刺激性が少なく、生分解性が良好で環境安全性に優れ、
しかもハンドリング性にも優れている。更に該アニオン
性界面活性剤を含有する本発明の新規洗浄剤組成物も優
れた洗浄性能を有し、人体及び環境安全性等にも優れ、
超濃縮固体洗浄剤とした場合でも速やかに水に溶解し、
また、特に、例えば界面活性剤濃度50重量%以上の超
濃縮液体洗浄剤とした場合であっても、ゲル化すること
なく、流動性、水への溶解性にも優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 正美 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるリン酸エス
テルまたはその塩。 【化1】 (式中、R1は炭素数6〜20の直鎖または分岐鎖のア
ルキル基またはアルケニル基、R2は水素原子または炭
素数1〜3のアルキル基、AOは炭素数2〜4の直鎖ま
たは分岐鎖のオキシアルキレン基、MおよびM’は水素
イオン、アルカリ金属イオン、一価に相当するアルカリ
土類金属イオン、置換または無置換のアンモニウムイオ
ンを表し、MとM’は同一でも異なっていても良い。ま
た、mは1〜50の数を表す。) - 【請求項2】 下記一般式(2)で表されるエポキシア
ルカンを出発原料とし、ポリアルキレングリコールまた
はポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルと反
応させて開環付加エーテル化した後、オキシ塩化リンま
たは五酸化二リンと反応させてリン酸エステル基を分子
に導入し、塩の場合には必要に応じて中和することを特
徴とする請求項1記載のリン酸エステルまたはその塩の
製造方法。 【化2】 (式中、R1は炭素数6〜20の直鎖または分岐鎖のア
ルキル基またはアルケニル基を表す。) - 【請求項3】 請求項1記載のリン酸エステルまたはそ
の塩からなることを特徴とするアニオン性界面活性剤。 - 【請求項4】 請求項3記載のアニオン性界面活性剤を
含有することを特徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項5】 請求項3記載のアニオン性界面活性剤
(A)と、高級アルカノールアミド、アルコールエトキ
シレート、アルキルアミンオキシド、2つ以上の遊離水
酸基を有するノニオン性界面活性剤の中から選ばれる少
なくとも1種以上のノニオン性界面活性剤(B)とを、
(A):(B)=95:5〜80:20の比率(重量
比)で含有することを特徴とする請求項4記載の洗浄剤
組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35429795A JPH09176174A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 新規リン酸エステルおよびアニオン性界面活性剤並びに洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35429795A JPH09176174A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 新規リン酸エステルおよびアニオン性界面活性剤並びに洗浄剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09176174A true JPH09176174A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18436594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35429795A Pending JPH09176174A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 新規リン酸エステルおよびアニオン性界面活性剤並びに洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09176174A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004323760A (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-18 | Sanyo Chem Ind Ltd | アルキレンオキサイド付加物の処理方法 |
| JP2019521221A (ja) * | 2016-06-28 | 2019-07-25 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | ゴム組成物、その製造及び使用 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP35429795A patent/JPH09176174A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004323760A (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-18 | Sanyo Chem Ind Ltd | アルキレンオキサイド付加物の処理方法 |
| JP2019521221A (ja) * | 2016-06-28 | 2019-07-25 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | ゴム組成物、その製造及び使用 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5922670A (en) | Dimeric alcohol-bis and trimeric alcohol-tris-sulphates and ether sulphates thereof | |
| US4865774A (en) | Surface-active hydroxysulfonates | |
| US4931218A (en) | Sulfated hydroxy mixed ethers, a process for their production, and their use | |
| KR100612638B1 (ko) | 계면 활성제, 그 제조 방법 및 세정제 조성물 | |
| JP5571367B2 (ja) | 界面活性剤組成物 | |
| JP4275723B2 (ja) | 界面活性剤組成物 | |
| JPS61251637A (ja) | 枸櫞酸から誘導された界面活性剤 | |
| KR20060129257A (ko) | 신규한 아실알킬이세티오네이트 에스테르 및 소비재에서의적용 | |
| JPH04505916A (ja) | 脂肪アルキルスルフェートおよび脂肪アルキルポリアルキレングリコールエーテルスルフェート、それらの製法並びにそれらの用途 | |
| US4792419A (en) | Ether sulfonates | |
| US4188311A (en) | Detergent compositions containing ether sulfates | |
| JPH09176107A (ja) | 新規スルホコハク酸エステルおよびアニオン性界面活性剤並びに洗浄剤組成物 | |
| EP2163604B1 (en) | Surfactant composition | |
| GB2088863A (en) | Novel Alkyl-polyoxyalkylene Carboxylate Surfactants | |
| JPH11310792A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
| JPH11315043A (ja) | ヒドロキシエーテル化合物の製造方法及び洗浄剤組成物 | |
| JP6607763B2 (ja) | 衣料用液体洗浄剤 | |
| DK148266B (da) | Fremgangsmaade til fremstilling af et flydende detergentprodukt | |
| EP0646163B1 (en) | Detergent composition having low skin irritability | |
| JPH07502269A (ja) | 親水性化トリグリセリドの製法 | |
| JP2001316352A (ja) | アルキルエーテルサルフェートおよびその製造方法並びにそれを含有する液体洗浄剤組成物 | |
| US5250718A (en) | Process for the preparation of secondary alkyl sulfate-containing surfactant compositions | |
| JPH09227449A (ja) | 新規アニオン性化合物およびアニオン性界面活性剤並びに洗浄剤組成物 | |
| JPH09176087A (ja) | 新規カルボン酸化合物およびアニオン性界面活性剤並びに洗浄剤組成物 | |
| JPS58204096A (ja) | 界面活性剤組成物 |