JPH09176414A - 制電性樹脂組成物 - Google Patents
制電性樹脂組成物Info
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- JPH09176414A JPH09176414A JP33728495A JP33728495A JPH09176414A JP H09176414 A JPH09176414 A JP H09176414A JP 33728495 A JP33728495 A JP 33728495A JP 33728495 A JP33728495 A JP 33728495A JP H09176414 A JPH09176414 A JP H09176414A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】OA機器・家電用途に要求される帯電防止性
能、機械的強度および層状剥離防止性に優れ、かつ成形
加工性が良好である制電性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】ゴム含有グラフト共重合体と、シアン化ビ
ニル系共重合体と、ポリアミドエラストマ−と、変性ビ
ニル系共重合体およびアクリルアミド系共重合体とから
なる制電性樹脂組成物。 【効果】本発明の樹脂組成物は、成形性と機械的強度の
バランスを損なうことなく、優れた永久帯電防止性が得
られると共に、層状剥離防止性に優れるため、OA機器
や家電用途等の電気製品の成形材料として好適である。
能、機械的強度および層状剥離防止性に優れ、かつ成形
加工性が良好である制電性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】ゴム含有グラフト共重合体と、シアン化ビ
ニル系共重合体と、ポリアミドエラストマ−と、変性ビ
ニル系共重合体およびアクリルアミド系共重合体とから
なる制電性樹脂組成物。 【効果】本発明の樹脂組成物は、成形性と機械的強度の
バランスを損なうことなく、優れた永久帯電防止性が得
られると共に、層状剥離防止性に優れるため、OA機器
や家電用途等の電気製品の成形材料として好適である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久帯電防止性に
優れた制電性樹脂組成物に関するものである。詳しく
は、アクリルアミド系共重合体および変性ビニル系共重
合体を含んだ永久帯電防止性に優れた制電性樹脂組成物
に関するものである。
優れた制電性樹脂組成物に関するものである。詳しく
は、アクリルアミド系共重合体および変性ビニル系共重
合体を含んだ永久帯電防止性に優れた制電性樹脂組成物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジエン系ゴム成分にアクリロニトリル、
メタアクリロニトリル等のシアン化ビニル化合物、スチ
レン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物成分
を共重合したグラフト共重合体を含有してなる、いわゆ
るABS樹脂は、優れた耐衝撃性、機械物性および成形
加工性に優れていることから、汎用樹脂とエンジニアリ
ング樹脂との中間的な特性を持つ準エンプラとしてOA
機器や家電製品向けの用途の拡大に伴い、静電気の発生
による障害、帯電によるほこり付着を防止する目的で、
帯電防止性能を有する材料の開発が積極的に進められて
いる。
メタアクリロニトリル等のシアン化ビニル化合物、スチ
レン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物成分
を共重合したグラフト共重合体を含有してなる、いわゆ
るABS樹脂は、優れた耐衝撃性、機械物性および成形
加工性に優れていることから、汎用樹脂とエンジニアリ
ング樹脂との中間的な特性を持つ準エンプラとしてOA
機器や家電製品向けの用途の拡大に伴い、静電気の発生
による障害、帯電によるほこり付着を防止する目的で、
帯電防止性能を有する材料の開発が積極的に進められて
いる。
【0003】ABS系樹脂に帯電防止性能を半永久的に
付与する方法として、ポリエーテルエステルアミドを始
めとするポリアミドエラストマーとを配合する方法が公
知である(例えば、特開昭60−23435号公報、同
61−73765号公報、同61−246244号公報
など)。しかしながら、ポリアミドエラストマーを永久
帯電防止剤として用いた場合は、その添加量が多量であ
ったり、帯電防止性能そのものが絶対的に不足するた
め、2種類以上の永久帯電防止剤を併用する試みも成さ
れている(特開平5−93118号公報、及び特開平5
−39388号公報など)。この方法によれば、永久帯
電防止性には優れるものの、耐衝撃性等の機械的強度お
よび層状剥離防止性という観点からは、十分満足なもの
とは言い難い。
付与する方法として、ポリエーテルエステルアミドを始
めとするポリアミドエラストマーとを配合する方法が公
知である(例えば、特開昭60−23435号公報、同
61−73765号公報、同61−246244号公報
など)。しかしながら、ポリアミドエラストマーを永久
帯電防止剤として用いた場合は、その添加量が多量であ
ったり、帯電防止性能そのものが絶対的に不足するた
め、2種類以上の永久帯電防止剤を併用する試みも成さ
れている(特開平5−93118号公報、及び特開平5
−39388号公報など)。この方法によれば、永久帯
電防止性には優れるものの、耐衝撃性等の機械的強度お
よび層状剥離防止性という観点からは、十分満足なもの
とは言い難い。
【0004】ABS系樹脂にポリエーテルエステルアミ
ドを配合した永久帯電防止性ABS系樹脂の耐衝撃性等
の機械的強度および層状剥離防止性改良技術としては、
カルボキシル基変性ビニル系共重合体を配合する技術
(例えば、特開昭62−241945号公報、同61−
246244号公報など)、アクリルアミド変性ゴム質
重合体を配合する技術(特開昭62−250049号公
報)が知られている。この方法によれば、良好な永久帯
電防止性能を維持し、層状剥離防止性および耐衝撃性に
優れた樹脂組成物が得られるが、ポリエーテルエステル
アミドの配合量が多いため、剛性の低下が著しい。
ドを配合した永久帯電防止性ABS系樹脂の耐衝撃性等
の機械的強度および層状剥離防止性改良技術としては、
カルボキシル基変性ビニル系共重合体を配合する技術
(例えば、特開昭62−241945号公報、同61−
246244号公報など)、アクリルアミド変性ゴム質
重合体を配合する技術(特開昭62−250049号公
報)が知られている。この方法によれば、良好な永久帯
電防止性能を維持し、層状剥離防止性および耐衝撃性に
優れた樹脂組成物が得られるが、ポリエーテルエステル
アミドの配合量が多いため、剛性の低下が著しい。
【0005】一方、アルキレンオキサイドとアンモニウ
ム塩とを用いた永久帯電防止性ABS樹脂も提案されて
おり、層状剥離防止性は、エポキシ基、あるいはカルボ
キシル基変性ビニル系共重合体のブレンドで付与してい
る(特開平5−1201号公報など)。また、近年、表
面固有抵抗値が小さい、第四級アンモニウム塩基含有ア
クリルアミド系共重合体を用いて、ABS系樹脂に永久
帯電防止性を付与する方法が提案されている(例えば、
特開平5−295229号公報、同5−320526号
公報など)。しかし、これら技術は、永久帯電防止性能
は十分満足できるものの、機械的強度、特に耐衝撃性と
剛性とのバランスを損なう問題やマトリックス樹脂成分
との相溶性不足等の問題などを抱えている。
ム塩とを用いた永久帯電防止性ABS樹脂も提案されて
おり、層状剥離防止性は、エポキシ基、あるいはカルボ
キシル基変性ビニル系共重合体のブレンドで付与してい
る(特開平5−1201号公報など)。また、近年、表
面固有抵抗値が小さい、第四級アンモニウム塩基含有ア
クリルアミド系共重合体を用いて、ABS系樹脂に永久
帯電防止性を付与する方法が提案されている(例えば、
特開平5−295229号公報、同5−320526号
公報など)。しかし、これら技術は、永久帯電防止性能
は十分満足できるものの、機械的強度、特に耐衝撃性と
剛性とのバランスを損なう問題やマトリックス樹脂成分
との相溶性不足等の問題などを抱えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を解消し、帯電防止性、機械的強度
および層状剥離防止性に優れ、かつ成形加工性が良好で
ある制電性樹脂組成物を提供することにある。
した従来技術の欠点を解消し、帯電防止性、機械的強度
および層状剥離防止性に優れ、かつ成形加工性が良好で
ある制電性樹脂組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、
「ゴム質重合体(A−1)5〜80重量部に、芳香族ビ
ニル(イ)とシアン化ビニル(ロ)とがグラフトされて
なるグラフト共重合体(A)10〜40重量部、少なく
とも芳香族ビニル(イ)とシアン化ビニル(ロ)とから
なる共重合体(B)13〜81.8重量部、ポリアミド
エラストマ−(C)8〜30重量部、カルボキシル基、
エポキシ基、アミノ基およびアミド基よりなる群から選
ばれた少なくとも一種以上の官能基を有する変性ビニル
系共重合体(D)0.1〜15重量部からなる制電性樹
脂組成物」によって達成される。
「ゴム質重合体(A−1)5〜80重量部に、芳香族ビ
ニル(イ)とシアン化ビニル(ロ)とがグラフトされて
なるグラフト共重合体(A)10〜40重量部、少なく
とも芳香族ビニル(イ)とシアン化ビニル(ロ)とから
なる共重合体(B)13〜81.8重量部、ポリアミド
エラストマ−(C)8〜30重量部、カルボキシル基、
エポキシ基、アミノ基およびアミド基よりなる群から選
ばれた少なくとも一種以上の官能基を有する変性ビニル
系共重合体(D)0.1〜15重量部からなる制電性樹
脂組成物」によって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明におけるゴム質重合体(A
−1)の例としては、ポリブタジエンの他、スチレン−
ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共
重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、アク
リル酸ブチル−ブタジエン共重合体およびポリイソプレ
ンゴム等が挙げられ、なかでもポリブタジエン、スチレ
ン−ブタジエン共重合ゴムなどが耐衝撃性の点で好まし
い。
−1)の例としては、ポリブタジエンの他、スチレン−
ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共
重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、アク
リル酸ブチル−ブタジエン共重合体およびポリイソプレ
ンゴム等が挙げられ、なかでもポリブタジエン、スチレ
ン−ブタジエン共重合ゴムなどが耐衝撃性の点で好まし
い。
【0009】本発明におけるグラフト共重合体(A)の
グラフト成分または共重合体(B)に用いられる芳香族
ビニル(イ)としては、スチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチル
スチレン、o−エチルスチレン、o−クロロスチレンお
よびo,p−ジクロロスチレン等が挙げられるが、特に
スチレン、α−メチルスチレンが成形加工性および色調
の点で好ましい。これらは1種または2種以上を用いる
ことができる。
グラフト成分または共重合体(B)に用いられる芳香族
ビニル(イ)としては、スチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチル
スチレン、o−エチルスチレン、o−クロロスチレンお
よびo,p−ジクロロスチレン等が挙げられるが、特に
スチレン、α−メチルスチレンが成形加工性および色調
の点で好ましい。これらは1種または2種以上を用いる
ことができる。
【0010】シアン化ビニル(ロ)としては、アクリロ
ニトリル、メタアクリロニトリルおよびエタアクリロニ
トリル等が挙げられるが、特にアクリロニトリルが耐薬
品性の点で好ましい。
ニトリル、メタアクリロニトリルおよびエタアクリロニ
トリル等が挙げられるが、特にアクリロニトリルが耐薬
品性の点で好ましい。
【0011】前記グラフト共重合体(A)または共重合
体(B)を形成する単量体として、さらにα,β−不飽
和カルボン酸エステル(ハ)を用いると着色時の深色性
が向上する点で好ましい。このようなα,β−不飽和カ
ルボン酸エステル(ハ)としては、(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メ
タ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘ
キシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)
アクリル酸クロロメチルおよび(メタ)アクリル酸2−
クロロエチル等が挙げられるが、なかでもメタクリル酸
メチルが成形加工性の点で好ましい。
体(B)を形成する単量体として、さらにα,β−不飽
和カルボン酸エステル(ハ)を用いると着色時の深色性
が向上する点で好ましい。このようなα,β−不飽和カ
ルボン酸エステル(ハ)としては、(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メ
タ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘ
キシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)
アクリル酸クロロメチルおよび(メタ)アクリル酸2−
クロロエチル等が挙げられるが、なかでもメタクリル酸
メチルが成形加工性の点で好ましい。
【0012】また、さらに上述の化合物と共重合可能な
ビニル系単量体(ニ)として、N−メチルマレイミド、
N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミ
ド等のマレイミド化合物、マレイン酸等の不飽和ジカル
ボン酸、無水マレイン酸等の不飽和ジカルボン酸無水物
またはアクリルアミド等の不飽和アミドなどをその目的
に応じて用いることがができる。なお、これらは1種ま
たは2種以上を用いることができる。
ビニル系単量体(ニ)として、N−メチルマレイミド、
N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミ
ド等のマレイミド化合物、マレイン酸等の不飽和ジカル
ボン酸、無水マレイン酸等の不飽和ジカルボン酸無水物
またはアクリルアミド等の不飽和アミドなどをその目的
に応じて用いることがができる。なお、これらは1種ま
たは2種以上を用いることができる。
【0013】前記グラフト共重合体(A)または共重合
体(B)に用いられる芳香族ビニル(イ)、シアン化ビ
ニル(ロ)、α,β−不飽和カルボン酸エステル
(ハ)、その他の共重合可能なビニル系単量体(ニ)の
各組成比は、芳香族ビニル(イ)およびα,β−不飽和
カルボン酸エステル(ハ)が45〜85重量%であるこ
とが、耐衝撃性および成形加工性の点から好ましく、5
0〜80重量%がより好ましい。また、シアン化ビニル
(ロ)が15〜55重量%であることが、耐薬品性およ
び成形加工性の点から好ましく、20〜50重量%がよ
り好ましい。その他の共重合可能なビニル系単量体
(ニ)が0〜40重量%であることが耐熱性の点で好ま
しい。
体(B)に用いられる芳香族ビニル(イ)、シアン化ビ
ニル(ロ)、α,β−不飽和カルボン酸エステル
(ハ)、その他の共重合可能なビニル系単量体(ニ)の
各組成比は、芳香族ビニル(イ)およびα,β−不飽和
カルボン酸エステル(ハ)が45〜85重量%であるこ
とが、耐衝撃性および成形加工性の点から好ましく、5
0〜80重量%がより好ましい。また、シアン化ビニル
(ロ)が15〜55重量%であることが、耐薬品性およ
び成形加工性の点から好ましく、20〜50重量%がよ
り好ましい。その他の共重合可能なビニル系単量体
(ニ)が0〜40重量%であることが耐熱性の点で好ま
しい。
【0014】グラフト共重合体(A)におけるゴム質重
合体(A−1)の含有量は、機械的強度および成形加工
性の点から、5〜80重量部であり、好ましくは10〜
60重量部である。グラフト共重合体(A)におけるゴ
ム質重合体(A−1)の含有量が5重量部未満である
と、得られる制電性樹脂組成物の耐衝撃性が不十分とな
り、また80重量部を超えても、耐衝撃性が低下する。
合体(A−1)の含有量は、機械的強度および成形加工
性の点から、5〜80重量部であり、好ましくは10〜
60重量部である。グラフト共重合体(A)におけるゴ
ム質重合体(A−1)の含有量が5重量部未満である
と、得られる制電性樹脂組成物の耐衝撃性が不十分とな
り、また80重量部を超えても、耐衝撃性が低下する。
【0015】グラフト共重合体(A)におけるゴム質重
合体(A−1)のゴムの重量平均粒子径は、耐衝撃性お
よび成形加工性の点から、0.1〜2.0μmが好まし
く、より好ましくは0.2〜1.0μmである。ゴムの
重量平均粒子径が0.1μm未満であると、得られる制
電性樹脂組成物の耐衝撃性が十分でないことがあり、ま
た2.0μmを超えると成形加工性が低下することがあ
る。
合体(A−1)のゴムの重量平均粒子径は、耐衝撃性お
よび成形加工性の点から、0.1〜2.0μmが好まし
く、より好ましくは0.2〜1.0μmである。ゴムの
重量平均粒子径が0.1μm未満であると、得られる制
電性樹脂組成物の耐衝撃性が十分でないことがあり、ま
た2.0μmを超えると成形加工性が低下することがあ
る。
【0016】グラフト共重合体(A)におけるグラフト
率は、耐衝撃性および成形加工性の点から15〜150
%が好ましく、より好ましくは20〜70%である。グ
ラフト率が15%未満であると得られる制電性樹脂組成
物の耐衝撃性が十分でないことがあり、150%の超え
ると、成形加工性および耐熱性が低下することがある。
率は、耐衝撃性および成形加工性の点から15〜150
%が好ましく、より好ましくは20〜70%である。グ
ラフト率が15%未満であると得られる制電性樹脂組成
物の耐衝撃性が十分でないことがあり、150%の超え
ると、成形加工性および耐熱性が低下することがある。
【0017】全制電性樹脂組成物中のグラフト共重合体
(A)の含有量は、10〜40重量部である。含有量
は、耐衝撃性と剛性とのバランスの点から15〜35重
量部が好ましい。グラフト共重合体(A)の含有量が1
0重量部未満であると、得られる制電性樹脂組成物の耐
衝撃性が不十分であり、また40重量部を超えると、成
形加工性、耐熱性および剛性が低下する。
(A)の含有量は、10〜40重量部である。含有量
は、耐衝撃性と剛性とのバランスの点から15〜35重
量部が好ましい。グラフト共重合体(A)の含有量が1
0重量部未満であると、得られる制電性樹脂組成物の耐
衝撃性が不十分であり、また40重量部を超えると、成
形加工性、耐熱性および剛性が低下する。
【0018】共重合体(B)における還元粘度は、耐衝
撃性および成形加工性の点から、0.2〜1.5dl/
gであることが好ましく、0.4〜1.0dl/gであ
ることがより好ましい。共重合体(B)における還元粘
度が0.2dl/g未満であると、得られる制電性樹脂
組成物の耐衝撃性が十分でないことがあり、1.5d■
/gを超えると成形加工性および帯電防止性が低下する
ことがある。
撃性および成形加工性の点から、0.2〜1.5dl/
gであることが好ましく、0.4〜1.0dl/gであ
ることがより好ましい。共重合体(B)における還元粘
度が0.2dl/g未満であると、得られる制電性樹脂
組成物の耐衝撃性が十分でないことがあり、1.5d■
/gを超えると成形加工性および帯電防止性が低下する
ことがある。
【0019】共重合体(B)の含有量は、13〜81.
8重量部である。含有量は、耐衝撃性、剛性および成形
加工性とのバランスの点から25〜75重量部が好まし
い。グラフト共重合体(A)および共重合体(B)の製
造方法は、乳化重合、懸濁重合、塊状重合、溶液重合等
のいずれの重合方法を用いてもよく、特に制限されな
い。また、単量体、開始剤および連鎖移動剤の種類また
は仕込み方法についても特に制限はなく、初期一括仕込
み、あるいは共重合体の組成分布の生成を抑えるために
仕込み単量体の一部または全部を連続的または分割して
仕込みながら重合してもよい。
8重量部である。含有量は、耐衝撃性、剛性および成形
加工性とのバランスの点から25〜75重量部が好まし
い。グラフト共重合体(A)および共重合体(B)の製
造方法は、乳化重合、懸濁重合、塊状重合、溶液重合等
のいずれの重合方法を用いてもよく、特に制限されな
い。また、単量体、開始剤および連鎖移動剤の種類また
は仕込み方法についても特に制限はなく、初期一括仕込
み、あるいは共重合体の組成分布の生成を抑えるために
仕込み単量体の一部または全部を連続的または分割して
仕込みながら重合してもよい。
【0020】本発明におけるポリアミドエラストマー
(C)としては、例えば炭素数が6以上のポリアミド形
成成分(a)、およびポリ(アルキレンオキシド)グリ
コールとの反応によるグラフトまたはブロック共重合体
(b)が挙げられる。ここで、炭素数が6以上のアミド
形成成分(a)としては、具体的には、ω−アミノカプ
ロン酸、ω−アミノエナント酸、ω−アミノカプリル
酸、ω−アミノペルゴン酸、ω−アミノカプリン酸、1
1−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸等の
アミノカルボン酸、あるいはカプロラクタム、エナント
ラクタム、カプリルラクタム、ラウロラクタム等のラク
タム、ヘキサメチレンジアミン−アジピン酸塩、ヘキサ
メチレンジアミン−セバシン酸塩、ヘキサメチレンジア
ミン−イソフタル酸塩等のナイロン塩が挙げられる。ポ
リ(アルキレンオキシド)グリコール(b)の例として
は、ポリエチレンオキシドグリコール、ポリ(1,2−
プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(1,3−プロ
ピレンオキシド)グリコール、ポリ (テトラメチレン
オキシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチレンオキシ
ド)グリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシ
ドのブロックまたはランダム共重合体、エチレンオキシ
ドとテトラヒドロフランのブロックまたはランダム共重
合体等が用いられる。該ポリ(アルキレンオキシド)グ
リコールの数平均分子量は200〜6000が重合性お
よび剛性の点で好ましく、300〜4000がより好ま
しい。また、必要に応じて、(b)成分の両末端をアミ
ノ化またはカルボキシル化してもよい。
(C)としては、例えば炭素数が6以上のポリアミド形
成成分(a)、およびポリ(アルキレンオキシド)グリ
コールとの反応によるグラフトまたはブロック共重合体
(b)が挙げられる。ここで、炭素数が6以上のアミド
形成成分(a)としては、具体的には、ω−アミノカプ
ロン酸、ω−アミノエナント酸、ω−アミノカプリル
酸、ω−アミノペルゴン酸、ω−アミノカプリン酸、1
1−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸等の
アミノカルボン酸、あるいはカプロラクタム、エナント
ラクタム、カプリルラクタム、ラウロラクタム等のラク
タム、ヘキサメチレンジアミン−アジピン酸塩、ヘキサ
メチレンジアミン−セバシン酸塩、ヘキサメチレンジア
ミン−イソフタル酸塩等のナイロン塩が挙げられる。ポ
リ(アルキレンオキシド)グリコール(b)の例として
は、ポリエチレンオキシドグリコール、ポリ(1,2−
プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(1,3−プロ
ピレンオキシド)グリコール、ポリ (テトラメチレン
オキシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチレンオキシ
ド)グリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシ
ドのブロックまたはランダム共重合体、エチレンオキシ
ドとテトラヒドロフランのブロックまたはランダム共重
合体等が用いられる。該ポリ(アルキレンオキシド)グ
リコールの数平均分子量は200〜6000が重合性お
よび剛性の点で好ましく、300〜4000がより好ま
しい。また、必要に応じて、(b)成分の両末端をアミ
ノ化またはカルボキシル化してもよい。
【0021】本発明の炭素数が6以上のポリアミド形成
成分(a)とポリ(アルキレンオキシド)グリコール成
分(b)の結合は、通常エステル結合、アミド結合であ
るが、特にこれらのみに限定されない。また、ジカルボ
ン酸、ジアミン等の第3成分を両成分の反応成分として
用いることも可能であり、この場合のジカルボン酸成分
(c)としては、炭素数4〜20のテレフタル酸、イソ
フタル酸、フタル酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン
酸、ジフェニル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキ
シエタンジカルボン酸、3−スルホイソフタル酸ナトリ
ウムのような芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン
酸、ジシクロヘキシル−4,4’−ジカルボン酸のよう
な脂環族ジカルボン酸、コハク酸、シュウ酸、アジピン
酸、セバシン酸、ドデカンジ酸のような脂肪族ジカルボ
ン酸が挙げられ、特に1,4−シクロヘキサンジカルボ
ン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジ酸が重合
性、色調、物性の点から好ましい。一方、ジアミン成分
(d)としては、芳香族、脂環族、脂肪族のジアミンが
用いられ、なかでも脂肪族ジアミンのヘキサメチレンジ
アミンが上記同様、重合性、色調、物性の点から好まし
い。
成分(a)とポリ(アルキレンオキシド)グリコール成
分(b)の結合は、通常エステル結合、アミド結合であ
るが、特にこれらのみに限定されない。また、ジカルボ
ン酸、ジアミン等の第3成分を両成分の反応成分として
用いることも可能であり、この場合のジカルボン酸成分
(c)としては、炭素数4〜20のテレフタル酸、イソ
フタル酸、フタル酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン
酸、ジフェニル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキ
シエタンジカルボン酸、3−スルホイソフタル酸ナトリ
ウムのような芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン
酸、ジシクロヘキシル−4,4’−ジカルボン酸のよう
な脂環族ジカルボン酸、コハク酸、シュウ酸、アジピン
酸、セバシン酸、ドデカンジ酸のような脂肪族ジカルボ
ン酸が挙げられ、特に1,4−シクロヘキサンジカルボ
ン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジ酸が重合
性、色調、物性の点から好ましい。一方、ジアミン成分
(d)としては、芳香族、脂環族、脂肪族のジアミンが
用いられ、なかでも脂肪族ジアミンのヘキサメチレンジ
アミンが上記同様、重合性、色調、物性の点から好まし
い。
【0022】全制電性樹脂組成物中のポリアミドエラス
トマー(C)の含有量は、8〜30重量部である。含有
量は、帯電防止性、剛性および成形加工性とのバランス
の点から10〜25重量部が好ましい。含有量が8重量
部未満では、得られる制電性樹脂組成物の帯電防止性が
低下し、一方、30重量部を超えると剛性および耐衝撃
性が低下する。
トマー(C)の含有量は、8〜30重量部である。含有
量は、帯電防止性、剛性および成形加工性とのバランス
の点から10〜25重量部が好ましい。含有量が8重量
部未満では、得られる制電性樹脂組成物の帯電防止性が
低下し、一方、30重量部を超えると剛性および耐衝撃
性が低下する。
【0023】ポリアミドエラストマー(C)の重合方法
に関しては特に限定されず、例えばアミノカルボン酸ま
たはラクタム(a)とジカルボン酸(c)を等モル比で
反応させて、両末端がカルボン酸基のポリアミドプレポ
リマーを作り、これにポリ(アルキレンオキシド)グリ
コール(b)を真空下に反応させる方法や、上記
(a)、(b)、(c)の各化合物を反応槽に仕込み、
水の存在下または非存在下に高温で加圧反応させること
により、カルボン酸末端のポリアミドプレポリマーを生
成させ、その後、常圧または減圧下で重合を進める方
法、あるいは、上記(a)、(b)、(c)の化合物を
同時に反応槽に仕込、溶融重合した後、高真空下で一挙
に重合を進める方法などの公知の方法を採用することが
できる。
に関しては特に限定されず、例えばアミノカルボン酸ま
たはラクタム(a)とジカルボン酸(c)を等モル比で
反応させて、両末端がカルボン酸基のポリアミドプレポ
リマーを作り、これにポリ(アルキレンオキシド)グリ
コール(b)を真空下に反応させる方法や、上記
(a)、(b)、(c)の各化合物を反応槽に仕込み、
水の存在下または非存在下に高温で加圧反応させること
により、カルボン酸末端のポリアミドプレポリマーを生
成させ、その後、常圧または減圧下で重合を進める方
法、あるいは、上記(a)、(b)、(c)の化合物を
同時に反応槽に仕込、溶融重合した後、高真空下で一挙
に重合を進める方法などの公知の方法を採用することが
できる。
【0024】本発明の制電性樹脂組成物は、カルボキシ
ル基、エポキシ基、アミノ基およびアミド基よりなる群
から選ばれた少なくとも1種の官能基を有する変性ビニ
ル系重合体(D)を配合することにより、ポリアミドエ
ラストマー(C)と共重合体(B)との相溶性がよくな
り、耐衝撃性等の機械的強度が向上すると共に、層状剥
離防止性も改良される。
ル基、エポキシ基、アミノ基およびアミド基よりなる群
から選ばれた少なくとも1種の官能基を有する変性ビニ
ル系重合体(D)を配合することにより、ポリアミドエ
ラストマー(C)と共重合体(B)との相溶性がよくな
り、耐衝撃性等の機械的強度が向上すると共に、層状剥
離防止性も改良される。
【0025】本発明における変性ビニル系共重合体
(D)とは、2種以上のビニル系単量体を共重合して得
られる構造を有し、分子鎖中にカルボキシル基、エポキ
シ基、アミノ基、アミド基の少なくとも1種の官能基を
有するものである。これらの官能基の含有量としては、
極小量でもよく、また、外観、成形加工性等の性能を損
なわない限り、多量に含有させることも可能であり、通
常は1分子鎖中に実質的に平均1種以上の官能基が存在
すれば十分である。変性ビニル系共重合体(D)中にカ
ルボキシル基、エポキシ基、アミノ基、アミド基よりな
る群から選ばれた少なくとも1種の官能基を導入する方
法については、特に制限されないが、通常、上記官能基
を有するビニル系単量体を共重合する方法、上記官能基
を有する重合開始剤または連鎖移動剤を用いて所定のビ
ニル系単量体を共重合する方法などが例示できる。
(D)とは、2種以上のビニル系単量体を共重合して得
られる構造を有し、分子鎖中にカルボキシル基、エポキ
シ基、アミノ基、アミド基の少なくとも1種の官能基を
有するものである。これらの官能基の含有量としては、
極小量でもよく、また、外観、成形加工性等の性能を損
なわない限り、多量に含有させることも可能であり、通
常は1分子鎖中に実質的に平均1種以上の官能基が存在
すれば十分である。変性ビニル系共重合体(D)中にカ
ルボキシル基、エポキシ基、アミノ基、アミド基よりな
る群から選ばれた少なくとも1種の官能基を導入する方
法については、特に制限されないが、通常、上記官能基
を有するビニル系単量体を共重合する方法、上記官能基
を有する重合開始剤または連鎖移動剤を用いて所定のビ
ニル系単量体を共重合する方法などが例示できる。
【0026】上記官能基を有するビニル系単量体、重合
開始剤および連鎖移動剤の具体例は以下の通りである。
開始剤および連鎖移動剤の具体例は以下の通りである。
【0027】ビニル系単量体の例としては、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸または
イタコン酸等のカルボキシル基を有する単量体、アクリ
ル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジルまたはイタコ
ン酸グリシジル等のエポキシ基を有する単量体、アクリ
ル酸アミノエチル、メタクリル酸エチルアミノプロピ
ル、メタクリル酸フェニルアミノエチル等の(メタ)ア
クリル酸のアミノアルキルエステル誘導体類、N−アセ
チルビニルアミン等のビニルアミン誘導体類、メタアリ
ルアミン等のアリルアミン誘導体またはアミノスチレン
等のアミノ基を有する単量体、アクリルアミド、N−メ
チルメタクリルアミド等のアミド基を有する単量体が挙
げられる。
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸または
イタコン酸等のカルボキシル基を有する単量体、アクリ
ル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジルまたはイタコ
ン酸グリシジル等のエポキシ基を有する単量体、アクリ
ル酸アミノエチル、メタクリル酸エチルアミノプロピ
ル、メタクリル酸フェニルアミノエチル等の(メタ)ア
クリル酸のアミノアルキルエステル誘導体類、N−アセ
チルビニルアミン等のビニルアミン誘導体類、メタアリ
ルアミン等のアリルアミン誘導体またはアミノスチレン
等のアミノ基を有する単量体、アクリルアミド、N−メ
チルメタクリルアミド等のアミド基を有する単量体が挙
げられる。
【0028】重合開始剤の例としては、γ,γ´−アゾ
ビス(γ−シアノバレイン酸)または過酸化サクシン酸
等のカルボキシル基を有する開始剤や、α, α´−アゾ
ビス(γ−アミノ−α, γ−ジバレロニトリル)または
p−アミノベンゾイルパーオキサイド等のアミノ基を有
する開始剤が挙げられる。
ビス(γ−シアノバレイン酸)または過酸化サクシン酸
等のカルボキシル基を有する開始剤や、α, α´−アゾ
ビス(γ−アミノ−α, γ−ジバレロニトリル)または
p−アミノベンゾイルパーオキサイド等のアミノ基を有
する開始剤が挙げられる。
【0029】連鎖移動剤の例としては、メルカプトプロ
ピオン、4−メルカプト安息香酸またはチオグリコール
酸等のカルボキシル基を有する連鎖移動剤やメルカプト
メチルアミン、N−(β−メルカプトエチル)−N−メ
チルアミン、ビス−(4−アミノフェニル)ジスルフィ
ドまたはメルカプトアニリン等のアミノ基を有する連鎖
移動剤が挙げられる。
ピオン、4−メルカプト安息香酸またはチオグリコール
酸等のカルボキシル基を有する連鎖移動剤やメルカプト
メチルアミン、N−(β−メルカプトエチル)−N−メ
チルアミン、ビス−(4−アミノフェニル)ジスルフィ
ドまたはメルカプトアニリン等のアミノ基を有する連鎖
移動剤が挙げられる。
【0030】変性ビニル系共重合体(D)は、芳香族ビ
ニル化合物50〜79.9重量%、シアン化ビニル化合
物20〜40重量%およびメタクリル酸0.1〜10重
量%からなる共重合体であると、層状剥離防止性が特に
改良されるため好ましい。
ニル化合物50〜79.9重量%、シアン化ビニル化合
物20〜40重量%およびメタクリル酸0.1〜10重
量%からなる共重合体であると、層状剥離防止性が特に
改良されるため好ましい。
【0031】本発明の制電制樹脂組成物中の変性ビニル
共重合体(D)の還元粘度は、層状剥離防止性および耐
衝撃性の点から、0.2dl/g〜1.5dl/gが好
ましい。より好ましくは0.4dl/g〜1.0dl/
gである。変性ビニル共重合体(D)の還元粘度が0.
2dl/g未満であると、得られる制電性樹脂組成物の
層状剥離防止性および耐衝撃性が十分でないことがあ
り、また1.5dl/gを超えると層状剥離防止性およ
び成形加工性が低下することがある。
共重合体(D)の還元粘度は、層状剥離防止性および耐
衝撃性の点から、0.2dl/g〜1.5dl/gが好
ましい。より好ましくは0.4dl/g〜1.0dl/
gである。変性ビニル共重合体(D)の還元粘度が0.
2dl/g未満であると、得られる制電性樹脂組成物の
層状剥離防止性および耐衝撃性が十分でないことがあ
り、また1.5dl/gを超えると層状剥離防止性およ
び成形加工性が低下することがある。
【0032】本発明の制電制樹脂組成物中の変性ビニル
共重合体(D)の含有量は、0.1〜15重量部であ
る。含有量は、層状剥離防止性および機械的強度と成形
加工性とのバランスの点から3〜10重量部が好まし
い。変性ビニル共重合体(D)の含有量が0.1重量部
未満であると、得られる制電性樹脂組成物の層状剥離防
止性が不十分であり、15重量部を超えると耐衝撃性お
よび成形品の表面光沢が低下する。
共重合体(D)の含有量は、0.1〜15重量部であ
る。含有量は、層状剥離防止性および機械的強度と成形
加工性とのバランスの点から3〜10重量部が好まし
い。変性ビニル共重合体(D)の含有量が0.1重量部
未満であると、得られる制電性樹脂組成物の層状剥離防
止性が不十分であり、15重量部を超えると耐衝撃性お
よび成形品の表面光沢が低下する。
【0033】変性ビニル系共重合体(D)を共重合する
際の重合方法については特に制限されないが、懸濁重
合、塊状重合、乳化重合、溶液重合等の方法が好まし
い。
際の重合方法については特に制限されないが、懸濁重
合、塊状重合、乳化重合、溶液重合等の方法が好まし
い。
【0034】本発明におけるアクリルアミド系共重合体
(E)は、エチレン(a)とアクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸i−
プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチ
ル等のアクリル酸エステル(b)およびアクリル酸
(c)とを熱減成法により共重合させ、N,N−ジメチ
ルアミノエチルアミン、N,N−ジメチルアミノプロピ
ルアミン、N,N−ジメチルアミノネオペンチルアミ
ン、N,N−ジエチルアミノエチルアミン、N,N−ジ
エチルアミノプロピルアミン等のN,N−ジアルキルア
ミノアルキルアミン(d)を用いアミド化した後、ヨウ
化メチル、ベンジルクロライド、アルキルベンジルクロ
ライド、ジエチル硫酸等の公知の四級化剤(e)でカチ
オン変性することによって得られる。
(E)は、エチレン(a)とアクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸i−
プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチ
ル等のアクリル酸エステル(b)およびアクリル酸
(c)とを熱減成法により共重合させ、N,N−ジメチ
ルアミノエチルアミン、N,N−ジメチルアミノプロピ
ルアミン、N,N−ジメチルアミノネオペンチルアミ
ン、N,N−ジエチルアミノエチルアミン、N,N−ジ
エチルアミノプロピルアミン等のN,N−ジアルキルア
ミノアルキルアミン(d)を用いアミド化した後、ヨウ
化メチル、ベンジルクロライド、アルキルベンジルクロ
ライド、ジエチル硫酸等の公知の四級化剤(e)でカチ
オン変性することによって得られる。
【0035】アクリルアミド系共重合体(E)は、共重
合体(B)との相溶性の点から、分子内のエチレン構造
単位が65〜99モル%、アクリレート構造単位が15
モル%以下およびアクリルアミド構造単位が1〜35モ
ル%であることが好ましい。
合体(B)との相溶性の点から、分子内のエチレン構造
単位が65〜99モル%、アクリレート構造単位が15
モル%以下およびアクリルアミド構造単位が1〜35モ
ル%であることが好ましい。
【0036】本発明の制電制樹脂組成物中のアクリルア
ミド系共重合体(E)の含有量は、0.1〜2重量部で
ある。含有量は、帯電防止性および機械的強度と成形加
工性とのバランスの点から0.5〜1.5重量部が好ま
しい。アクリルアミド系共重合体(E)の含有量が0.
1重量部未満では、得られる制電性樹脂組成物の帯電防
止性が不十分であり、また2重量部を超えると、耐衝撃
性および耐熱性が低下する。
ミド系共重合体(E)の含有量は、0.1〜2重量部で
ある。含有量は、帯電防止性および機械的強度と成形加
工性とのバランスの点から0.5〜1.5重量部が好ま
しい。アクリルアミド系共重合体(E)の含有量が0.
1重量部未満では、得られる制電性樹脂組成物の帯電防
止性が不十分であり、また2重量部を超えると、耐衝撃
性および耐熱性が低下する。
【0037】本発明の制電性樹脂組成物の製造方法に関
しては、バンバリーミキサー、ロール、および単軸また
は多軸押出機で溶融混練するなど種々の方法を採用する
ことができる。
しては、バンバリーミキサー、ロール、および単軸また
は多軸押出機で溶融混練するなど種々の方法を採用する
ことができる。
【0038】本発明の制電性樹脂組成物には、本発明の
目的を損なわない範囲で塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン、ナイロン6、ナイロ
ン66等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンジメ
チルテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボネー
ト、各種エラストマー類を加えて成形用樹脂としての機
械的特性を改良することができる。
目的を損なわない範囲で塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン、ナイロン6、ナイロ
ン66等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンジメ
チルテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボネー
ト、各種エラストマー類を加えて成形用樹脂としての機
械的特性を改良することができる。
【0039】また、必要に応じてヒンダードフェノール
系、含硫黄有機化合物系、含リン有機化合物系等の酸化
防止剤、フェノール系、アクリレート系等の熱安定剤、
ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリシレー
ト系等の紫外線吸収剤、有機ニッケル系、ヒンダードア
ミン系等の光安定剤等の各種安定剤、高級脂肪酸の金属
塩類、高級脂肪酸アミド類等の滑剤、フタル酸エステル
類、リン酸エステル類等の可塑剤、ポリブロモジフェニ
ルエーテル、テトラブロモビスフェノール−A、臭素化
エポキシオリゴマー、臭素化ポリカーボネートオリゴマ
ー等の含ハロゲン系化合物、リン系化合物、三酸化アン
チモン等の難燃剤や難燃助剤、カーボンブラック、酸化
チタン、顔料および染料等を添加することもできる。
系、含硫黄有機化合物系、含リン有機化合物系等の酸化
防止剤、フェノール系、アクリレート系等の熱安定剤、
ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリシレー
ト系等の紫外線吸収剤、有機ニッケル系、ヒンダードア
ミン系等の光安定剤等の各種安定剤、高級脂肪酸の金属
塩類、高級脂肪酸アミド類等の滑剤、フタル酸エステル
類、リン酸エステル類等の可塑剤、ポリブロモジフェニ
ルエーテル、テトラブロモビスフェノール−A、臭素化
エポキシオリゴマー、臭素化ポリカーボネートオリゴマ
ー等の含ハロゲン系化合物、リン系化合物、三酸化アン
チモン等の難燃剤や難燃助剤、カーボンブラック、酸化
チタン、顔料および染料等を添加することもできる。
【0040】更に、ガラス繊維、ガラスフレーク、ガラ
スビーズ、炭素繊維、金属繊維等の補強剤や充填剤を添
加することもできる。かかる補強材等の添加に際して
は、バンバリーミキサー、ロール、および単軸または多
軸押出機で溶融混練するなど種々の方法を採用すること
ができる。
スビーズ、炭素繊維、金属繊維等の補強剤や充填剤を添
加することもできる。かかる補強材等の添加に際して
は、バンバリーミキサー、ロール、および単軸または多
軸押出機で溶融混練するなど種々の方法を採用すること
ができる。
【0041】上記によって得られた制電性樹脂組成物
は、射出成形、押出成形、ブロー成形、真空成形、圧縮
成形、ガスアシスト成形等の現在熱可塑性樹脂の成形に
用いられる公知の方法によって成形することができ、特
に制限されるものではない。
は、射出成形、押出成形、ブロー成形、真空成形、圧縮
成形、ガスアシスト成形等の現在熱可塑性樹脂の成形に
用いられる公知の方法によって成形することができ、特
に制限されるものではない。
【0042】
【実施例】本発明をさらに具体的に説明するため、以下
に実施例および比較例を挙げて説明するが、これら実施
例は本発明を制限するものではない。なお、ここで特に
ことわりのない限り「%」は重量%を表す。制電性樹脂
組成物の機械的強度、耐熱性等の一般的な特性について
は、射出成形によりテストピースを成形し、下記試験法
に準拠し測定した。
に実施例および比較例を挙げて説明するが、これら実施
例は本発明を制限するものではない。なお、ここで特に
ことわりのない限り「%」は重量%を表す。制電性樹脂
組成物の機械的強度、耐熱性等の一般的な特性について
は、射出成形によりテストピースを成形し、下記試験法
に準拠し測定した。
【0043】(1)グラフト率 グラフト共重合体所定量(m)にアセトンを加え、3時
間還流し、この溶液を8800r.p.m.(1000
0G)で40分間遠心分離後、不溶分を濾過し、この不
溶分を60℃で5時間減圧乾燥し、重量(n)を測定し
た。グラフト率は、式(I)より算出した。ここで、L
はグラフト共重合体のゴム含有量である。 グラフト率(%)={(n−m×L)/(m×L)}×100 (I)
間還流し、この溶液を8800r.p.m.(1000
0G)で40分間遠心分離後、不溶分を濾過し、この不
溶分を60℃で5時間減圧乾燥し、重量(n)を測定し
た。グラフト率は、式(I)より算出した。ここで、L
はグラフト共重合体のゴム含有量である。 グラフト率(%)={(n−m×L)/(m×L)}×100 (I)
【0044】(2)還元粘度ηsp/c サンプル1gにアセトン200mlを加え、3時間還流
し、この溶液を8800r.p.m.(10000G)
で40分間遠心分離した後、不溶分を濾過する。濾液を
ロータリーエバポレーターで濃縮し、析出物(アセトン
可溶分)を60℃で5時間減圧乾燥後、ウベローデ粘度
計を用い、メチルエチルケトン溶液(0.4g/d
l)、30℃でηsp/cを測定した。
し、この溶液を8800r.p.m.(10000G)
で40分間遠心分離した後、不溶分を濾過する。濾液を
ロータリーエバポレーターで濃縮し、析出物(アセトン
可溶分)を60℃で5時間減圧乾燥後、ウベローデ粘度
計を用い、メチルエチルケトン溶液(0.4g/d
l)、30℃でηsp/cを測定した。
【0045】(3)引張降伏強度 ASTM D638(23℃)に準じて測定した。
【0046】(4)曲げ弾性率 ASTM D790(23℃)に準じて測定した。
【0047】(5)荷重撓み温度 ASTM D648(6.4mm,負荷応力1.82MPa )に準じ
て測定した。
て測定した。
【0048】(6)IZOD衝撃強度 ASTM D256(23℃,12.7mm,ノッチ付き)に準じ
て測定した。
て測定した。
【0049】(7)MFR(メルトフロ−レ−ト) ISO 1133(220 ℃,98N荷重)に準じて測定し
た。
た。
【0050】(8)表面固有抵抗 ASTM D257(23℃,50%RH)に準じて測定した。
【0051】(9)層状剥離防止性 層状剥離防止性評価は、引張試験片を折り曲げて破断
し、破断面の状態を目視観察した。判定基準は、◎:極
めて良好、○:良好、△:やや不良、×:極めて不良と
した。
し、破断面の状態を目視観察した。判定基準は、◎:極
めて良好、○:良好、△:やや不良、×:極めて不良と
した。
【0052】参考例 (A)グラフト共重合体 A1 :窒素置換した反応器に純水120部、ブドウ糖
0.5部、ピロリン酸ナトリウム0.5部、硫酸第一鉄
0.005部および表1に示した所定量のポリブタジエ
ンラテックスを仕込み、撹拌しながら反応器内の温度を
65℃に昇温した。内温が65℃に達した時点を重合開
始として、表1に示した所定量のモノマおよびt−ドデ
シルメルカプタン混合物を5時間掛けて連続添加した。
同時に並行して、表1に示すクメンハイドロパーオキサ
イドおよびオレイン酸カリウムからなる水溶液を7時間
掛けて連続添加し、反応を完結させた。
0.5部、ピロリン酸ナトリウム0.5部、硫酸第一鉄
0.005部および表1に示した所定量のポリブタジエ
ンラテックスを仕込み、撹拌しながら反応器内の温度を
65℃に昇温した。内温が65℃に達した時点を重合開
始として、表1に示した所定量のモノマおよびt−ドデ
シルメルカプタン混合物を5時間掛けて連続添加した。
同時に並行して、表1に示すクメンハイドロパーオキサ
イドおよびオレイン酸カリウムからなる水溶液を7時間
掛けて連続添加し、反応を完結させた。
【0053】得られたラテックスに、2,2’−メチレ
ンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)をラ
テックス固形分100重量部に対して1重量部添加し、
続いて、このラテックスを硫酸で凝固後、水酸化ナトリ
ウムにて中和し、洗浄濾過後、乾燥させてパウダー状の
グラフト共重合体A1 を得た。このグラフト共重合体の
グラフト率は45%であった。
ンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)をラ
テックス固形分100重量部に対して1重量部添加し、
続いて、このラテックスを硫酸で凝固後、水酸化ナトリ
ウムにて中和し、洗浄濾過後、乾燥させてパウダー状の
グラフト共重合体A1 を得た。このグラフト共重合体の
グラフト率は45%であった。
【0054】A2 〜A6 :1 と同様の方法で、表1に示
す組成比で、グラフト共重合体 A2 〜A6 を得た。
す組成比で、グラフト共重合体 A2 〜A6 を得た。
【0055】(B)共重合体 B1 :スチレン73部、アクリロニトリル27部なる単
量体混合物を懸濁重合して、ビーズ状の共重合体B1 を
得た。該共重合体の還元粘度は0.65dl/gであっ
た。
量体混合物を懸濁重合して、ビーズ状の共重合体B1 を
得た。該共重合体の還元粘度は0.65dl/gであっ
た。
【0056】B2 :スチレン73部、アクリロニトリル
27部なる単量体混合物を懸濁重合して、ビ−ズ状の共
重合体B2 を得た。該共重合体の還元粘度は1.60d
l/gであった。
27部なる単量体混合物を懸濁重合して、ビ−ズ状の共
重合体B2 を得た。該共重合体の還元粘度は1.60d
l/gであった。
【0057】B3 :スチレン76部、アクリロニトリル
24部なる単量体混合物を懸濁重合して、ビーズ状の共
重合体B3 を得た。該共重合体の還元粘度は0.15d
l/gであった。
24部なる単量体混合物を懸濁重合して、ビーズ状の共
重合体B3 を得た。該共重合体の還元粘度は0.15d
l/gであった。
【0058】B4 :スチレン40部、アクリロニトリル
30部、α−メチルスチレン30部なる単量体混合物を
乳化重合して、ビーズ状の共重合体B4 を得た。該共重
合体の還元粘度は0.60dl/gであった。
30部、α−メチルスチレン30部なる単量体混合物を
乳化重合して、ビーズ状の共重合体B4 を得た。該共重
合体の還元粘度は0.60dl/gであった。
【0059】B5 :スチレン40部、アクリロニトリル
30部、N−フェニルマレイミド30部なる単量体混合
物を乳化重合して共重合体B5 を得た。該共重合体の還
元粘度は0.65dl/gであった。
30部、N−フェニルマレイミド30部なる単量体混合
物を乳化重合して共重合体B5 を得た。該共重合体の還
元粘度は0.65dl/gであった。
【0060】(C)ポリアミドエラストマー C1 :数平均分子量4000のポリエチレングリコ−ル
にアクリロニトリルを反応させ、更に水素添加反応を行
うことにより、両末端がアミノ基であるポリエチレング
リコ−ルジアミンを得た。これとテレフタル酸とを常法
により塩反応を行い、ポリエチレングリコ−ルジアンモ
ニウムテレフタレ−トの40%溶液を得た。濃縮缶に4
0%ポリエチレングリコ−ルジアンモニウムテレフタレ
−ト水溶液120部、40%ヘキサメチレンジアンモニ
ウムアジペ−ト水溶液16部を投入し、常圧で内温が1
10℃になるまで約2時間加熱し、80%濃度に濃縮し
た。続いて、重合缶に上記濃縮溶液を移行し、重合缶内
に窒素を流しながら加熱を開始した。内温が120℃に
なった時点で、所定量のドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウムと1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリ
(3,5−ジ−t−ブチルヒドロキシベンジル)ベンゼ
ンを10部添加し、撹拌を開始して内温が245℃にな
るまで昇温し、18時間加熱し重合を完結させた。得ら
れたポリマーをストランド状に吐出させ、カットしてペ
レット状のポリエ−テルアミドC1 を得た。
にアクリロニトリルを反応させ、更に水素添加反応を行
うことにより、両末端がアミノ基であるポリエチレング
リコ−ルジアミンを得た。これとテレフタル酸とを常法
により塩反応を行い、ポリエチレングリコ−ルジアンモ
ニウムテレフタレ−トの40%溶液を得た。濃縮缶に4
0%ポリエチレングリコ−ルジアンモニウムテレフタレ
−ト水溶液120部、40%ヘキサメチレンジアンモニ
ウムアジペ−ト水溶液16部を投入し、常圧で内温が1
10℃になるまで約2時間加熱し、80%濃度に濃縮し
た。続いて、重合缶に上記濃縮溶液を移行し、重合缶内
に窒素を流しながら加熱を開始した。内温が120℃に
なった時点で、所定量のドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウムと1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリ
(3,5−ジ−t−ブチルヒドロキシベンジル)ベンゼ
ンを10部添加し、撹拌を開始して内温が245℃にな
るまで昇温し、18時間加熱し重合を完結させた。得ら
れたポリマーをストランド状に吐出させ、カットしてペ
レット状のポリエ−テルアミドC1 を得た。
【0061】C2 :カプロラクタム40.0部、数平均
分子量1000のポリエチレングリコ−ル53.1部お
よびテレフタル酸9.2部を“イルガノックス”109
8(酸化防止剤)0.2部および三酸化アンチモン触媒
0.1部と共にヘリカルリボン撹拌翼を備えた反応容器
に仕込み、窒素置換して260℃で1時間加熱撹拌して
透明な均質溶液とした後、260℃、0.5mmHg以
下の条件で4時間重合し、粘調で透明なポリマ−を得
た。得られたポリマーをストランド状に吐出させ、カッ
トしてペレット状のポリエ−テルエステルアミドC2 を
得た。
分子量1000のポリエチレングリコ−ル53.1部お
よびテレフタル酸9.2部を“イルガノックス”109
8(酸化防止剤)0.2部および三酸化アンチモン触媒
0.1部と共にヘリカルリボン撹拌翼を備えた反応容器
に仕込み、窒素置換して260℃で1時間加熱撹拌して
透明な均質溶液とした後、260℃、0.5mmHg以
下の条件で4時間重合し、粘調で透明なポリマ−を得
た。得られたポリマーをストランド状に吐出させ、カッ
トしてペレット状のポリエ−テルエステルアミドC2 を
得た。
【0062】(D)変性ビニル系共重合体 D1 :スチレン72部、アクリロニトリル25部、メタ
クリル酸3部を懸濁重合して、ビーズ状の変性ビニル共
重合体D1 を得た。該変性ビニル系共重合体の還元粘度
は0.55dl/gであった。
クリル酸3部を懸濁重合して、ビーズ状の変性ビニル共
重合体D1 を得た。該変性ビニル系共重合体の還元粘度
は0.55dl/gであった。
【0063】D2 :スチレン77部、アクリロニトリル
21部、メタクリル酸2部を懸濁重合して、ビーズ状の
変性ビニル共重合体D2 を得た。該変性ビニル系共重合
体の還元粘度は0.15dl/gであった。
21部、メタクリル酸2部を懸濁重合して、ビーズ状の
変性ビニル共重合体D2 を得た。該変性ビニル系共重合
体の還元粘度は0.15dl/gであった。
【0064】D3 :スチレン70部、アクリロニトリル
27部、メタクリル酸3部を懸濁重合して、ビーズ状の
変性ビニル共重合体D3 を得た。該変性ビニル系共重合
体の還元粘度は1.60dl/gであった。
27部、メタクリル酸3部を懸濁重合して、ビーズ状の
変性ビニル共重合体D3 を得た。該変性ビニル系共重合
体の還元粘度は1.60dl/gであった。
【0065】(E)アクリルアミド系共重合体 E1 :キシレン4リットル、エチレン/エチルアクリレ
−ト/アクリル酸共重合体(93/3/4)1.5kg
およびパラトルエンスルホン酸10gを反応器に仕込
み、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン210gを
添加し、140℃で17時間反応させた。次いで反応器
を80℃まで冷却し、ジエチル硫酸310gを添加し、
4時間かけて反応を行い、アクリルアミド共重合体E1
を得た。
−ト/アクリル酸共重合体(93/3/4)1.5kg
およびパラトルエンスルホン酸10gを反応器に仕込
み、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン210gを
添加し、140℃で17時間反応させた。次いで反応器
を80℃まで冷却し、ジエチル硫酸310gを添加し、
4時間かけて反応を行い、アクリルアミド共重合体E1
を得た。
【0066】実施例1〜13および比較例1〜10 参考例記載の(A)グラフト共重合体、(B)共重合
体、(C)ポリアミドエラストマー、(D)変性ビニル
系共重合体および(E)アクリルアミド系共重合体を表
2記載の割合で配合後、40mmφ単軸押出機(シリンダ
ー温度は、実施例1〜4、7〜13および比較例1〜1
0が230℃、その他は260℃に設定)で溶融混練
し、ペレット状の樹脂を得た。
体、(C)ポリアミドエラストマー、(D)変性ビニル
系共重合体および(E)アクリルアミド系共重合体を表
2記載の割合で配合後、40mmφ単軸押出機(シリンダ
ー温度は、実施例1〜4、7〜13および比較例1〜1
0が230℃、その他は260℃に設定)で溶融混練
し、ペレット状の樹脂を得た。
【0067】得られたペレットを東芝機械(株)製射出
成形機IS−50A(シリンダー設定温度は、実施例1
〜4、7〜13および比較例1〜10が230℃、その
他は260℃設定、金型温度は60℃設定)にてテスト
ピースを成形し、諸特性を評価し、結果を表3〜6に掲
げた。
成形機IS−50A(シリンダー設定温度は、実施例1
〜4、7〜13および比較例1〜10が230℃、その
他は260℃設定、金型温度は60℃設定)にてテスト
ピースを成形し、諸特性を評価し、結果を表3〜6に掲
げた。
【0068】実施例1〜13により、本発明の請求項記
載の配合割合の熱可塑性樹脂組成物が、永久帯電防止
性、層状剥離防止性および機械的特性に優れていること
が判る。
載の配合割合の熱可塑性樹脂組成物が、永久帯電防止
性、層状剥離防止性および機械的特性に優れていること
が判る。
【0069】しかし、比較例1〜10は、(A)グラフ
ト共重合体、(B)共重合体、(C)ポリアミドエラス
トマー、(D)変性ビニル系共重合体および(E)アク
リルアミド系共重合体の配合割合が、本発明に規定する
範囲外であるため、比較例1〜2、4〜5および7〜1
0は層状剥離防止性が低く、比較例2〜3および6は永
久帯電防止性が低かった。更に、比較例2、4、7〜8
は耐衝撃性および耐熱性が低く、比較例9は剛性および
耐熱性が低く、比較例10は耐衝撃性が低く、比較例4
および8は剛性も低かった。
ト共重合体、(B)共重合体、(C)ポリアミドエラス
トマー、(D)変性ビニル系共重合体および(E)アク
リルアミド系共重合体の配合割合が、本発明に規定する
範囲外であるため、比較例1〜2、4〜5および7〜1
0は層状剥離防止性が低く、比較例2〜3および6は永
久帯電防止性が低かった。更に、比較例2、4、7〜8
は耐衝撃性および耐熱性が低く、比較例9は剛性および
耐熱性が低く、比較例10は耐衝撃性が低く、比較例4
および8は剛性も低かった。
【0070】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【0071】
【発明の効果】本発明の制電性樹脂組成物は、成形性と
機械的強度のバランスを損なうことなく、優れた永久帯
電防止性が得られると共に、層状剥離防止性に優れるた
め、OA機器や家電用途等の電気製品の成形材料として
好適である。
機械的強度のバランスを損なうことなく、優れた永久帯
電防止性が得られると共に、層状剥離防止性に優れるた
め、OA機器や家電用途等の電気製品の成形材料として
好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 25/12 101:02 33:26)
Claims (14)
- 【請求項1】 ゴム質重合体(A−1)5〜80重量部
に、少なくとも芳香族ビニル(イ)とシアン化ビニル
(ロ)とがグラフトされてなるグラフト共重合体(A)
10〜40重量部、 少なくとも芳香族ビニル(イ)とシアン化ビニル(ロ)
からなる共重合体(B)13〜81.8重量部、 ポリアミドエラストマ−(C)8〜30重量部、 カルボキシル基、エポキシ基、アミノ基およびアミド基
よりなる群から選ばれた少なくとも一種以上の官能基を
有する変性ビニル系共重合体(D)0.1〜15重量
部、 およびアクリルアミド系共重合体(E)0.1〜2重量
部からなる制電性樹脂組成物。 - 【請求項2】 前記グラフト共重合体(A)のグラフト
成分として、前記芳香族ビニル(イ)に代えて、または
さらにα,β−不飽和カルボン酸エステル(ハ)を有す
る請求項1記載の制電性樹脂組成物。 - 【請求項3】 前記グラフト共重合体(A)が、少なく
とも芳香族ビニル(イ)、シアン化ビニル(ロ)、α,
β−不飽和カルボン酸エステル(ハ)およびこれらと共
重合可能なビニル系単量体(ニ)がグラフトされた共重
合体である請求項1記載の制電性樹脂組成物。 - 【請求項4】 前記共重合体(B)が共重合成分とし
て、さらにα,β−不飽和カルボン酸エステル(ハ)を
含む請求項1〜3のいずれかに記載の制電性樹脂組成
物。 - 【請求項5】 前記共重合体(B)が芳香族ビニル化合
物(イ)、シアン化ビニル(ロ)、α,β−不飽和カル
ボン酸エステル(ハ)およびこれらと共重合可能なビニ
ル系単量体(ニ)からなる共重合体である請求項4記載
の制電性樹脂組成物。 - 【請求項6】 前記ゴム質重合体(A−1)中のゴムの
重量平均粒子径が0.1〜2.0μmである請求項1〜
5のいずれかに記載の制電性樹脂組成物。 - 【請求項7】 前記グラフト共重合体(A)のグラフト
率が15〜150%である請求項1〜6のいずれかに記
載の制電性樹脂組成物。 - 【請求項8】 前記共重合体(B)の還元粘度が0.2
〜1.5dl/gである請求項1〜7のいずれかに記載
の制電性樹脂組成物。 - 【請求項9】 前記ポリアミドエラストマ−(C)がポ
リエ−テルエステルアミドである請求項1〜8のいずれ
かに記載の制電性樹脂組成物。 - 【請求項10】 前記変性ビニル系共重合体(D)が少
なくとも芳香族ビニルとシアン化ビニルおよびメタクリ
ル酸からなる共重合体である請求項1〜9のいずれかに
記載の制電性樹脂組成物。 - 【請求項11】 前記変性ビニル系共重合体(D)が芳
香族ビニル化合物50〜79.9重量%、シアン化ビニ
ル化合物20〜40重量%およびメタクリル酸0.1〜
10重量%からなる共重合体である請求項10記載の制
電性樹脂組成物。 - 【請求項12】 前記変性ビニル系共重合体(D)の還
元粘度が0.2〜1.5d■/gである請求項1〜11
のいずれかに記載の制電性樹脂組成物。 - 【請求項13】 前記アクリルアミド系共重合体(E)
がエチレン構造単位、アクリレート構造単位およびアク
リルアミド構造単位を有するアクリルアミド系共重合体
である請求項1〜12のいずれかに記載の制電性樹脂組
成物。 - 【請求項14】 前記アクリルアミド系共重合体(E)
がエチレン構造単位65〜99モル%、アクリレート構
造単位15モル%以下およびアクリルアミド構造単位1
〜35モル%を有する共重合体である請求項1〜13の
いずれかに記載の制電性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33728495A JPH09176414A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 制電性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33728495A JPH09176414A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 制電性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09176414A true JPH09176414A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18307171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33728495A Pending JPH09176414A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 制電性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09176414A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100376052B1 (ko) * | 2000-12-12 | 2003-03-15 | 제일모직주식회사 | 영구제전성 투명 열가소성 수지 조성물 |
| EP1770125A4 (en) * | 2004-07-15 | 2007-10-03 | Toray Industries | THERMOPLAST RESIN COMPOSITION |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP33728495A patent/JPH09176414A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100376052B1 (ko) * | 2000-12-12 | 2003-03-15 | 제일모직주식회사 | 영구제전성 투명 열가소성 수지 조성물 |
| EP1770125A4 (en) * | 2004-07-15 | 2007-10-03 | Toray Industries | THERMOPLAST RESIN COMPOSITION |
| US7964666B2 (en) | 2004-07-15 | 2011-06-21 | Toray Industries, Inc. | Thermoplastic resin composition |
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