JPH09176605A - 水性感圧接着剤 - Google Patents
水性感圧接着剤Info
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- JPH09176605A JPH09176605A JP35128095A JP35128095A JPH09176605A JP H09176605 A JPH09176605 A JP H09176605A JP 35128095 A JP35128095 A JP 35128095A JP 35128095 A JP35128095 A JP 35128095A JP H09176605 A JPH09176605 A JP H09176605A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接着性に優れ、且つ高温・高湿雰囲気下にお
いても高い接着保持力を有し、特に、局部反発性の強い
発泡体基材またはフィルム基材の接着に有用な水性感圧
接着剤を提供する。 【解決手段】 水性感圧接着剤は、多官能性不飽和単量
体0.01〜10重量%、α、β−不飽和カルボン酸
0.1〜15重量%、酢酸ビニル0.5〜20重量%お
よび他の不飽和単量体残部からなる単量体混合物を乳化
重合して得られる共重合体の水性分散液(I)、または
前記単量体成分に加えてカルボニル基含有不飽和単量体
0.05〜40重量%を含有する単量体混合物を乳化重
合して得られる共重合体の水性分散液(II) を含有し、
水性分散液(II) には、その共重合体中のカルボニル基
1モルに対してヒドラジノ基が0.02〜3モルとなる
割合の多官能性ヒドラジン誘導体が配合される。
いても高い接着保持力を有し、特に、局部反発性の強い
発泡体基材またはフィルム基材の接着に有用な水性感圧
接着剤を提供する。 【解決手段】 水性感圧接着剤は、多官能性不飽和単量
体0.01〜10重量%、α、β−不飽和カルボン酸
0.1〜15重量%、酢酸ビニル0.5〜20重量%お
よび他の不飽和単量体残部からなる単量体混合物を乳化
重合して得られる共重合体の水性分散液(I)、または
前記単量体成分に加えてカルボニル基含有不飽和単量体
0.05〜40重量%を含有する単量体混合物を乳化重
合して得られる共重合体の水性分散液(II) を含有し、
水性分散液(II) には、その共重合体中のカルボニル基
1モルに対してヒドラジノ基が0.02〜3モルとなる
割合の多官能性ヒドラジン誘導体が配合される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の共重合体あ
るいはカルボニル基含有不飽和単量体成分を含む共重合
体の水性分散液を含有し、カルボニル基含有共重合体の
水性分散液には多官能性ヒドラジン誘導体を配合してな
り、粘着性のテープ、ラベル、シート等として、あるい
は発泡体基材、フイルム基材等の接着に用いられる水性
感圧接着剤に関する。
るいはカルボニル基含有不飽和単量体成分を含む共重合
体の水性分散液を含有し、カルボニル基含有共重合体の
水性分散液には多官能性ヒドラジン誘導体を配合してな
り、粘着性のテープ、ラベル、シート等として、あるい
は発泡体基材、フイルム基材等の接着に用いられる水性
感圧接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発泡体あるいはフィルムからなる
粘着テープ、粘着シート等の各種粘着用製品が様々の分
野で広く使われているが、近年、大気汚染の防止、作業
環境の保全等の観点から、有機溶剤型粘着剤から水性も
しくは無溶剤型の粘着剤への切り替えが強く進められて
いる。しかし、水性粘着剤の性能は全般的に有機溶剤型
粘着剤には及ばないのが現状であり、特に高温に長時間
さらされると性能が顕著に低下し、例えば自動車の車内
部品の接着に使われたとき接着保持力が著しく低下し
て、剥がれを生じる場合がある。これに対して、水性粘
着剤に粘着付与剤を配合して接着力を上げる対策が講じ
られているが、粘着付与剤の配合による粘着力の上昇分
だけでは、一般に粘着剤としての性能を充分改善するこ
とが困難であった。また最近、疎水性の(メタ)アクリ
ル酸エステルと不飽和カルボン酸とを必須成分とし、場
合により親水性の(メタ)アクリル酸エステルを含有す
るアクリル系共重合体、石油樹脂系粘着付与剤およびエ
ラストマーを含有し、高温雰囲気下での接着保持力の良
好な発泡体用水性エマルジョン型粘着剤が提案された
(特開平7−179835号公報参照)。しかしなが
ら、この粘着剤は、前記アクリル系共重合体との相溶性
の悪いエラストマー成分を必要とし、かつ両者の相溶化
剤として石油樹脂系粘着付与剤を必要とするため、使用
成分の面で制約があり、また含有されるエラストマー成
分に起因して、粘着剤として様々な特性が要求される幅
広い用途、例えば耐候性、耐光性、耐オゾン性等が必要
な場合等に対しては、必ずしも満足できない。
粘着テープ、粘着シート等の各種粘着用製品が様々の分
野で広く使われているが、近年、大気汚染の防止、作業
環境の保全等の観点から、有機溶剤型粘着剤から水性も
しくは無溶剤型の粘着剤への切り替えが強く進められて
いる。しかし、水性粘着剤の性能は全般的に有機溶剤型
粘着剤には及ばないのが現状であり、特に高温に長時間
さらされると性能が顕著に低下し、例えば自動車の車内
部品の接着に使われたとき接着保持力が著しく低下し
て、剥がれを生じる場合がある。これに対して、水性粘
着剤に粘着付与剤を配合して接着力を上げる対策が講じ
られているが、粘着付与剤の配合による粘着力の上昇分
だけでは、一般に粘着剤としての性能を充分改善するこ
とが困難であった。また最近、疎水性の(メタ)アクリ
ル酸エステルと不飽和カルボン酸とを必須成分とし、場
合により親水性の(メタ)アクリル酸エステルを含有す
るアクリル系共重合体、石油樹脂系粘着付与剤およびエ
ラストマーを含有し、高温雰囲気下での接着保持力の良
好な発泡体用水性エマルジョン型粘着剤が提案された
(特開平7−179835号公報参照)。しかしなが
ら、この粘着剤は、前記アクリル系共重合体との相溶性
の悪いエラストマー成分を必要とし、かつ両者の相溶化
剤として石油樹脂系粘着付与剤を必要とするため、使用
成分の面で制約があり、また含有されるエラストマー成
分に起因して、粘着剤として様々な特性が要求される幅
広い用途、例えば耐候性、耐光性、耐オゾン性等が必要
な場合等に対しては、必ずしも満足できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
技術における前記問題点を解決し、接着性に優れるとと
もに、高温・高湿雰囲気下においても高い接着保持力を
有し、特に、曲面反発性の強い発泡体基材またはフイル
ム基材の接着に有用新規な水性感圧接着剤を提供するこ
とにある。
技術における前記問題点を解決し、接着性に優れるとと
もに、高温・高湿雰囲気下においても高い接着保持力を
有し、特に、曲面反発性の強い発泡体基材またはフイル
ム基材の接着に有用新規な水性感圧接着剤を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、第一
に、多官能性不飽和単量体0.01〜10重量%、α、
β−不飽和カルボン酸0.1〜15重量%、酢酸ビニル
0.5〜20重量%および他の不飽和単量体55〜9
9.39重量%からなる単量体混合物を乳化重合して得
られる共重合体の水性分散液を含有することを特徴とす
る水性感圧接着剤(以下、「第1発明」という。)、か
らなる。
に、多官能性不飽和単量体0.01〜10重量%、α、
β−不飽和カルボン酸0.1〜15重量%、酢酸ビニル
0.5〜20重量%および他の不飽和単量体55〜9
9.39重量%からなる単量体混合物を乳化重合して得
られる共重合体の水性分散液を含有することを特徴とす
る水性感圧接着剤(以下、「第1発明」という。)、か
らなる。
【0005】本発明の要旨は、第二に、多官能性不飽和
単量体0.01〜10重量%、α、β−不飽和カルボン
酸0.1〜15重量%、酢酸ビニル0.5〜20重量
%、カルボニル基含有不飽和単量体0.05〜40重量
%および他の不飽和単量体15〜99.34重量%から
なる単量体混合物を乳化重合して得られる共重合体の水
性分散液と、前記共重合体中のカルボニル基1モルに対
してヒドラジノ基が0.02〜3モルとなる割合で配合
される多官能性ヒドラジン誘導体とを含有することを特
徴とする水性感圧接着剤(以下、「第2発明」とい
う。)、からなる。
単量体0.01〜10重量%、α、β−不飽和カルボン
酸0.1〜15重量%、酢酸ビニル0.5〜20重量
%、カルボニル基含有不飽和単量体0.05〜40重量
%および他の不飽和単量体15〜99.34重量%から
なる単量体混合物を乳化重合して得られる共重合体の水
性分散液と、前記共重合体中のカルボニル基1モルに対
してヒドラジノ基が0.02〜3モルとなる割合で配合
される多官能性ヒドラジン誘導体とを含有することを特
徴とする水性感圧接着剤(以下、「第2発明」とい
う。)、からなる。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。第1発明
および第2発明において使用される多官能性不飽和単量
体としては、2個以上の共重合性不飽和結合を有する化
合物が挙げられる。このような多官能性不飽和単量体と
しては、例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート等の(ポリ)アルキレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート化合物;2,2′−ビス
〔4−(メタ)アクリロキシ−プロピロキシフェニル〕
プロパン、2,2′−ビス〔4−(メタ)アクリロキシ
−ジエトキシフェニル〕プロパン等のフェニル基含有ジ
(メタ)アクリレート化合物;グリセリントリ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリ
レート、テトラメチロールメタントリ(メタ)アクリレ
ート等のトリ(メタ)アクリレート化合物;ジトリメチ
ロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、テトラメ
チロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラ(メタ)アクリレート等のテトラ
(メタ)アクリレート化合物;メチレンビス(メタ)ア
クリルアミド、エチレンビス(メタ)アクリルアミド、
トリメチレンビス(メタ)アクリルアミド、テトラメチ
レンビス(メタ)アクリルアミド、ヘキサメチレンビス
(メタ)アクリルアミド等のビス(メタ)アクリルアミ
ド化合物;ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジ
イソプロペニルベンゼン等のポリビニル芳香族化合物等
が挙げられる。これらの多官能性不飽和単量体うち、
(ポリ)アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート
化合物、トリ(メタ)アクリレート化合物、ポリビニル
芳香族化合物が好ましく、具体的にはエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼンが好ましく、
特にエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレートが好まし
い。前記多官能性不飽和単量体は、単独でまたは2種以
上を混合して使用することができる。多官能性不飽和単
量体の使用量は、単量体混合物の0.01〜10重量%
であり、好ましくは0.05〜5重量%、さらに好まし
くは0.1〜2重量%である。この場合、多官能性不飽
和単量体の使用量が0.01重量%未満であると、凝集
力が低くなって、高温・高湿雰囲気下における接着保持
力が劣り、また10重量%を超えると、粘着性が低くな
り、初期接着力が劣るため接着不良を起こしやすくな
る。
および第2発明において使用される多官能性不飽和単量
体としては、2個以上の共重合性不飽和結合を有する化
合物が挙げられる。このような多官能性不飽和単量体と
しては、例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート等の(ポリ)アルキレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート化合物;2,2′−ビス
〔4−(メタ)アクリロキシ−プロピロキシフェニル〕
プロパン、2,2′−ビス〔4−(メタ)アクリロキシ
−ジエトキシフェニル〕プロパン等のフェニル基含有ジ
(メタ)アクリレート化合物;グリセリントリ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリ
レート、テトラメチロールメタントリ(メタ)アクリレ
ート等のトリ(メタ)アクリレート化合物;ジトリメチ
ロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、テトラメ
チロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラ(メタ)アクリレート等のテトラ
(メタ)アクリレート化合物;メチレンビス(メタ)ア
クリルアミド、エチレンビス(メタ)アクリルアミド、
トリメチレンビス(メタ)アクリルアミド、テトラメチ
レンビス(メタ)アクリルアミド、ヘキサメチレンビス
(メタ)アクリルアミド等のビス(メタ)アクリルアミ
ド化合物;ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジ
イソプロペニルベンゼン等のポリビニル芳香族化合物等
が挙げられる。これらの多官能性不飽和単量体うち、
(ポリ)アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート
化合物、トリ(メタ)アクリレート化合物、ポリビニル
芳香族化合物が好ましく、具体的にはエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼンが好ましく、
特にエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレートが好まし
い。前記多官能性不飽和単量体は、単独でまたは2種以
上を混合して使用することができる。多官能性不飽和単
量体の使用量は、単量体混合物の0.01〜10重量%
であり、好ましくは0.05〜5重量%、さらに好まし
くは0.1〜2重量%である。この場合、多官能性不飽
和単量体の使用量が0.01重量%未満であると、凝集
力が低くなって、高温・高湿雰囲気下における接着保持
力が劣り、また10重量%を超えると、粘着性が低くな
り、初期接着力が劣るため接着不良を起こしやすくな
る。
【0007】第1発明および第2発明において使用され
るα、β−不飽和カルボン酸としては、例えば(メタ)
アクリル酸、α−クロロアクリル酸、α−シアノアクリ
ル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、メサコン
酸、シトラコン酸、けい皮酸等が挙げられる。これらの
α、β−不飽和カルボン酸のうち、特にアクリル酸、メ
タクリル酸が好ましい。前記α、β−不飽和カルボン酸
は、単独でまたは2種以上を混合して使用することがで
きる。α、β−不飽和カルボン酸の使用量は、単量体混
合物の0.1〜15重量%であり、好ましくは0.5〜
5重量%、さらに好ましくは1〜3重量%である。この
場合、α、β−不飽和カルボン酸の使用量が前記範囲外
であると、初期接着力が劣る。
るα、β−不飽和カルボン酸としては、例えば(メタ)
アクリル酸、α−クロロアクリル酸、α−シアノアクリ
ル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、メサコン
酸、シトラコン酸、けい皮酸等が挙げられる。これらの
α、β−不飽和カルボン酸のうち、特にアクリル酸、メ
タクリル酸が好ましい。前記α、β−不飽和カルボン酸
は、単独でまたは2種以上を混合して使用することがで
きる。α、β−不飽和カルボン酸の使用量は、単量体混
合物の0.1〜15重量%であり、好ましくは0.5〜
5重量%、さらに好ましくは1〜3重量%である。この
場合、α、β−不飽和カルボン酸の使用量が前記範囲外
であると、初期接着力が劣る。
【0008】第1発明および第2発明において使用され
る酢酸ビニルは、共重合体に接着性を付与する成分であ
る。酢酸ビニルの使用量は、単量体混合物の0.5〜2
0重量%であり、好ましくは1〜10重量%、さらに好
ましくは3〜8重量%である。この場合、酢酸ビニルの
使用量が前記範囲外であると、初期接着力が劣る。
る酢酸ビニルは、共重合体に接着性を付与する成分であ
る。酢酸ビニルの使用量は、単量体混合物の0.5〜2
0重量%であり、好ましくは1〜10重量%、さらに好
ましくは3〜8重量%である。この場合、酢酸ビニルの
使用量が前記範囲外であると、初期接着力が劣る。
【0009】また、第2発明において使用されるカルボ
ニル基含有不飽和単量体は、アルド基またはケト基から
なるカルボニル基を有する不飽和単量体を意味する。但
し、ここでいう「カルボニル基」には、カルボキシル基
(-CO-OH)、カルボン酸エステル基(-CO-OR ; 但し、R は
アルコール残基である。) およびカルボン酸アミド基(-
CO-NH2) もしくはその水素原子が他の基で置換された基
中の-CO-基は含まれない。カルボニル基含有不飽和単量
体のうち、アルド基を有する単量体としては、例えば
(メタ)アクロレイン、クロトンアルデヒド、ホルミル
スチレン、ホルミル−α−メチルスチレン、(メタ)ア
クリルアミドピバリンアルデヒド、3−(メタ)アクリ
ルアミドメチル−アニスアルデヒドや、下記一般式
(1)で表されるβ−(メタ)アクリロキシ−α,α−
ジアルキルプロパナール類等が挙げられる。
ニル基含有不飽和単量体は、アルド基またはケト基から
なるカルボニル基を有する不飽和単量体を意味する。但
し、ここでいう「カルボニル基」には、カルボキシル基
(-CO-OH)、カルボン酸エステル基(-CO-OR ; 但し、R は
アルコール残基である。) およびカルボン酸アミド基(-
CO-NH2) もしくはその水素原子が他の基で置換された基
中の-CO-基は含まれない。カルボニル基含有不飽和単量
体のうち、アルド基を有する単量体としては、例えば
(メタ)アクロレイン、クロトンアルデヒド、ホルミル
スチレン、ホルミル−α−メチルスチレン、(メタ)ア
クリルアミドピバリンアルデヒド、3−(メタ)アクリ
ルアミドメチル−アニスアルデヒドや、下記一般式
(1)で表されるβ−(メタ)アクリロキシ−α,α−
ジアルキルプロパナール類等が挙げられる。
【0010】
【化1】
【0011】一般式(1)において、R1は水素原子また
はメチル基、R2は水素原子または炭素数1〜3のアルキ
ル基、R3は炭素数1〜3のアルキル基、R4は炭素数1〜
4のアルキル基を示す。一般式(1)で表されるβ−
(メタ)アクリロキシ−α,α−ジアルキルプロパナー
ル類の具体例としては、β−(メタ)アクリロキシ−
α,α−ジメチルプロパナール(即ち、β−(メタ)ア
クリロキシピバリンアルデヒド)、β−(メタ)アクリ
ロキシ−α,α−ジエチルプロパナール、β−(メタ)
アクリロキシ−α,α−ジプロピルプロパナール、β−
(メタ)アクリロキシ−α−メチル−α−ブチルプロパ
ナール、β−(メタ)アクリロキシ−α,α,β−トリ
メチルプロパナール等が挙げられる。また、ケト基を有
する単量体としては、例えば、好ましくは炭素数4〜7
のビニルアルキルケトン類(特に好ましくはビニルメチ
ルケトン、ビニルエチルケトンおよびビニルイソブチル
ケトン)、ビニルフェニルケトン、ビニルベンジルケト
ン、ジビニルケトン、アセトニトリル(メタ)アクリレ
ート、ジアセトン(メタ)アクリレート、ジアセトン
(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート−アセチルアセテート、3−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート−アセチルアセテー
ト、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート−アセ
チルアセテート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリ
レート−アセチルアセテート、4−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート−アセチルアセテート等が挙げら
れる。これらのカルボニル基含有不飽和単量体のうち、
特にアクロレイン、ビニルメチルケトン、ジアセトンア
クリルアミド、ジアセトンメタクリルアミドが好まし
い。前記カルボニル基含有不飽和単量体は、単独でまた
は2種以上を混合して使用することができる。カルボニ
ル基含有不飽和単量体の使用量は、単量体混合物の0.
05〜40重量%であり、好ましくは0.1〜20重量
%である。この場合、カルボニル基含有不飽和単量体の
使用量が0.05重量%未満であると、架橋点が少なく
なって、得られる接着剤層の耐熱性が劣り、また40重
量%を超えると、接着力が劣る。
はメチル基、R2は水素原子または炭素数1〜3のアルキ
ル基、R3は炭素数1〜3のアルキル基、R4は炭素数1〜
4のアルキル基を示す。一般式(1)で表されるβ−
(メタ)アクリロキシ−α,α−ジアルキルプロパナー
ル類の具体例としては、β−(メタ)アクリロキシ−
α,α−ジメチルプロパナール(即ち、β−(メタ)ア
クリロキシピバリンアルデヒド)、β−(メタ)アクリ
ロキシ−α,α−ジエチルプロパナール、β−(メタ)
アクリロキシ−α,α−ジプロピルプロパナール、β−
(メタ)アクリロキシ−α−メチル−α−ブチルプロパ
ナール、β−(メタ)アクリロキシ−α,α,β−トリ
メチルプロパナール等が挙げられる。また、ケト基を有
する単量体としては、例えば、好ましくは炭素数4〜7
のビニルアルキルケトン類(特に好ましくはビニルメチ
ルケトン、ビニルエチルケトンおよびビニルイソブチル
ケトン)、ビニルフェニルケトン、ビニルベンジルケト
ン、ジビニルケトン、アセトニトリル(メタ)アクリレ
ート、ジアセトン(メタ)アクリレート、ジアセトン
(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート−アセチルアセテート、3−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート−アセチルアセテー
ト、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート−アセ
チルアセテート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリ
レート−アセチルアセテート、4−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート−アセチルアセテート等が挙げら
れる。これらのカルボニル基含有不飽和単量体のうち、
特にアクロレイン、ビニルメチルケトン、ジアセトンア
クリルアミド、ジアセトンメタクリルアミドが好まし
い。前記カルボニル基含有不飽和単量体は、単独でまた
は2種以上を混合して使用することができる。カルボニ
ル基含有不飽和単量体の使用量は、単量体混合物の0.
05〜40重量%であり、好ましくは0.1〜20重量
%である。この場合、カルボニル基含有不飽和単量体の
使用量が0.05重量%未満であると、架橋点が少なく
なって、得られる接着剤層の耐熱性が劣り、また40重
量%を超えると、接着力が劣る。
【0012】さらに、第1発明および第2発明において
使用される他の不飽和単量体としては、例えばメチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリルレー
ト、イソブチル(メタ)アクリルレート、sec−ブチ
ル(メタ)アクリルレート、t−ブチル(メタ)アクリ
ルレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等の
アルキル(メタ)アクリレートまたはシクロアルキル
(メタ)アクリレート類;2−メトキシエチル(メタ)
アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−メトキシプロピル(メタ)アクリレート、3−
メトキシプロピル(メタ)アクリレート、2−メトキシ
ブチル(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メ
タ)アクリレート、4−メトキシブチル(メタ)アクリ
レート、p−メトキシシクロヘキシル(メタ)アクリレ
ート等のアルコキシアルキル(メタ)アクリレートまた
はアルコキシシクロアルキル(メタ)アクリレート類;
(メタ)アクリロニトリル、クロトンニトリル、2−シ
アノエチル(メタ)アクリレート、2−シアノプロピル
(メタ)アクリレート、3−シアノプロピル(メタ)ア
クリレート等のニトリル基含有不飽和化合物;(メタ)
アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリル
アミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
N−(2−メトキシエチル)(メタ)アクリルアミド、
N−(3−メトキシプロピル)(メタ)アクリルアミ
ド、N−(4−メトキシブチル)(メタ)アクリルアミ
ド等のアミド基含有不飽和化合物;スチレン、o−ビニ
ルトルエン、m−ビニルトルエン、p−ビニルトルエ
ン、p−エチルスチレン、α−メチルスチレン、α−フ
ルオロスチレン等のモノビニル芳香族化合物;塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル類;プロピオ
ン酸ビニル、酪酸ビニル、安息香酸ビニル等のビニルエ
ステル類;エチレン、ブタジエン、イソプレン等の不飽
和脂肪族炭化水素類;シリコン変性不飽和モノマー;ポ
リスチレン、ポリメチル(メタ)アクリレート等の分子
鎖片末端に(メタ)アクリロキシ基を有するマクロモノ
マー等を挙げることができる。なお、第1発明において
は、第2発明で使用されるカルボニル基含有不飽和単量
体を他の不飽和単量体として使用することもできる。こ
れらの他の不飽和単量体のうち、アルキル基の炭素数が
1〜10のアルキル(メタ)アクリレートが好ましく、
特にメチルメタクリレート、n−ブチルアクリルレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレートが好ましい。前記
他の不飽和単量体は、単独でまたは2種以上を混合して
使用することができる。他の不飽和単量体の含有量は、
第1発明においては、単量体混合物の55〜99.39
重量%、好ましくは60〜95重量%であり、また第2
発明においては、単量体混合物の15〜99.34重量
%、好ましくは20〜85重量%である。この場合、他
の不飽和単量体の含有量が前記範囲外では、第1発明お
よび第2発明の所期の効果が達成されない。
使用される他の不飽和単量体としては、例えばメチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリルレー
ト、イソブチル(メタ)アクリルレート、sec−ブチ
ル(メタ)アクリルレート、t−ブチル(メタ)アクリ
ルレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等の
アルキル(メタ)アクリレートまたはシクロアルキル
(メタ)アクリレート類;2−メトキシエチル(メタ)
アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−メトキシプロピル(メタ)アクリレート、3−
メトキシプロピル(メタ)アクリレート、2−メトキシ
ブチル(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メ
タ)アクリレート、4−メトキシブチル(メタ)アクリ
レート、p−メトキシシクロヘキシル(メタ)アクリレ
ート等のアルコキシアルキル(メタ)アクリレートまた
はアルコキシシクロアルキル(メタ)アクリレート類;
(メタ)アクリロニトリル、クロトンニトリル、2−シ
アノエチル(メタ)アクリレート、2−シアノプロピル
(メタ)アクリレート、3−シアノプロピル(メタ)ア
クリレート等のニトリル基含有不飽和化合物;(メタ)
アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリル
アミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
N−(2−メトキシエチル)(メタ)アクリルアミド、
N−(3−メトキシプロピル)(メタ)アクリルアミ
ド、N−(4−メトキシブチル)(メタ)アクリルアミ
ド等のアミド基含有不飽和化合物;スチレン、o−ビニ
ルトルエン、m−ビニルトルエン、p−ビニルトルエ
ン、p−エチルスチレン、α−メチルスチレン、α−フ
ルオロスチレン等のモノビニル芳香族化合物;塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル類;プロピオ
ン酸ビニル、酪酸ビニル、安息香酸ビニル等のビニルエ
ステル類;エチレン、ブタジエン、イソプレン等の不飽
和脂肪族炭化水素類;シリコン変性不飽和モノマー;ポ
リスチレン、ポリメチル(メタ)アクリレート等の分子
鎖片末端に(メタ)アクリロキシ基を有するマクロモノ
マー等を挙げることができる。なお、第1発明において
は、第2発明で使用されるカルボニル基含有不飽和単量
体を他の不飽和単量体として使用することもできる。こ
れらの他の不飽和単量体のうち、アルキル基の炭素数が
1〜10のアルキル(メタ)アクリレートが好ましく、
特にメチルメタクリレート、n−ブチルアクリルレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレートが好ましい。前記
他の不飽和単量体は、単独でまたは2種以上を混合して
使用することができる。他の不飽和単量体の含有量は、
第1発明においては、単量体混合物の55〜99.39
重量%、好ましくは60〜95重量%であり、また第2
発明においては、単量体混合物の15〜99.34重量
%、好ましくは20〜85重量%である。この場合、他
の不飽和単量体の含有量が前記範囲外では、第1発明お
よび第2発明の所期の効果が達成されない。
【0013】第1発明における水性分散体は、前記多官
能性不飽和単量体、α、β−不飽和カルボン酸、酢酸ビ
ニルおよび他の不飽和単量体からなる単量体混合物を、
また第2発明における水性分散体は、前記多官能性不飽
和単量体、α、β−不飽和カルボン酸、酢酸ビニル、カ
ルボニル基含有不飽和単量体および他の不飽和単量体か
らなる単量体混合物を、それぞれ水系媒体中で乳化重合
することによって製造される。これらの乳化重合の方法
および条件については、特に制限はなく、従来公知の方
法および条件を採用することができ、例えば、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム、ドデシルトリメチルアンモニウ
ムクロライド等のノニオン系、アニオン系あるいはカチ
オン系乳化剤、過硫酸塩、アゾビスイソブチロニトリ
ル、過酸化物等の重合開始剤、ブチルメルカプタン、ド
デシルメルカプタン、イソプロピルアルコール、メタノ
ール、四塩化炭素等の分子量調節剤、さらに必要に応じ
て消泡剤、増粘剤、防腐剤等の添加剤と共に、前記単量
体混合物を水系媒体中に乳化分散させて、一般には不活
性雰囲気中で共重合させる。乳化重合時の単量体混合物
の添加方法としては、例えば、単量体混合物をそのまま
で、あるいは予め水系媒体中に乳化剤と共に乳化分散し
たプレエマルジョンとして、一括添加するか、または単
量体混合物あるいはプレエマルジョンの一部もしくは全
量を連続的もしくは間欠的に添加する方法等を採用する
ことができる。また、予め単量体混合物の一部から製造
した共重合体の水性分散体をシードにしたシード乳化重
合法を採用することもできる。これらの乳化重合は、連
続式にも回分式にも実施することができる。第1発明お
よび第2発明における乳化重合時の重合転化率は、通
常、95〜100%である。
能性不飽和単量体、α、β−不飽和カルボン酸、酢酸ビ
ニルおよび他の不飽和単量体からなる単量体混合物を、
また第2発明における水性分散体は、前記多官能性不飽
和単量体、α、β−不飽和カルボン酸、酢酸ビニル、カ
ルボニル基含有不飽和単量体および他の不飽和単量体か
らなる単量体混合物を、それぞれ水系媒体中で乳化重合
することによって製造される。これらの乳化重合の方法
および条件については、特に制限はなく、従来公知の方
法および条件を採用することができ、例えば、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム、ドデシルトリメチルアンモニウ
ムクロライド等のノニオン系、アニオン系あるいはカチ
オン系乳化剤、過硫酸塩、アゾビスイソブチロニトリ
ル、過酸化物等の重合開始剤、ブチルメルカプタン、ド
デシルメルカプタン、イソプロピルアルコール、メタノ
ール、四塩化炭素等の分子量調節剤、さらに必要に応じ
て消泡剤、増粘剤、防腐剤等の添加剤と共に、前記単量
体混合物を水系媒体中に乳化分散させて、一般には不活
性雰囲気中で共重合させる。乳化重合時の単量体混合物
の添加方法としては、例えば、単量体混合物をそのまま
で、あるいは予め水系媒体中に乳化剤と共に乳化分散し
たプレエマルジョンとして、一括添加するか、または単
量体混合物あるいはプレエマルジョンの一部もしくは全
量を連続的もしくは間欠的に添加する方法等を採用する
ことができる。また、予め単量体混合物の一部から製造
した共重合体の水性分散体をシードにしたシード乳化重
合法を採用することもできる。これらの乳化重合は、連
続式にも回分式にも実施することができる。第1発明お
よび第2発明における乳化重合時の重合転化率は、通
常、95〜100%である。
【0014】共重合体のガラス転移点(Tg)の範囲
は、第1発明および第2発明における共重合体とも、通
常、−70〜−10℃、好ましくは−70〜−30℃で
ある。この場合、共重合体のガラス転移点が−10℃よ
り高いと、被着体に対する粘着力が低下する傾向があ
り、また−70℃より低いと、凝集力が低下して、高温
・高湿雰囲気下における接着保持力が低下する傾向があ
る。なお、共重合体のガラス転移点は、示差熱熱量分析
計(DSC)により、公知の方法で測定できる。共重合
体の平均粒子径の範囲は、第1発明および第2発明にお
ける共重合体とも、通常、0.06〜0.5μm、好ま
しくは0.09〜0.3μmである。この場合、共重合
体の平均粒子径が0.06μm未満であると、水性分散
液の粘度が高くなりすぎ、また0.5μmを超えると、
被着体に対する粘着力が低下する傾向がある。なお、共
重合体の平均粒子径は、電子顕微鏡や動的光散乱法によ
り、公知の方法で求めることができる。第1発明および
第2発明における共重合体の水性分散液の不揮発分は、
通常、30〜70重量%、好ましくは40〜60重量%
である。
は、第1発明および第2発明における共重合体とも、通
常、−70〜−10℃、好ましくは−70〜−30℃で
ある。この場合、共重合体のガラス転移点が−10℃よ
り高いと、被着体に対する粘着力が低下する傾向があ
り、また−70℃より低いと、凝集力が低下して、高温
・高湿雰囲気下における接着保持力が低下する傾向があ
る。なお、共重合体のガラス転移点は、示差熱熱量分析
計(DSC)により、公知の方法で測定できる。共重合
体の平均粒子径の範囲は、第1発明および第2発明にお
ける共重合体とも、通常、0.06〜0.5μm、好ま
しくは0.09〜0.3μmである。この場合、共重合
体の平均粒子径が0.06μm未満であると、水性分散
液の粘度が高くなりすぎ、また0.5μmを超えると、
被着体に対する粘着力が低下する傾向がある。なお、共
重合体の平均粒子径は、電子顕微鏡や動的光散乱法によ
り、公知の方法で求めることができる。第1発明および
第2発明における共重合体の水性分散液の不揮発分は、
通常、30〜70重量%、好ましくは40〜60重量%
である。
【0015】第1発明の水性感圧接着剤は、前記のよう
にして得られる共重合体の水分散液を含有するものであ
る。また、第2発明の水性感圧接着剤は、前記のように
して得られる共重合体の水分散液と、該共重合体中のカ
ルボニル基1モルに対してヒドラジノ基が0.02〜3
モル、好ましくは0.5〜1.5モル、さらに好ましく
は0.8〜1.2モルとなる割合で配合される多官能性
ヒドラジン誘導体とを含有するものである。但し、第2
発明における「多官能性ヒドラジン誘導体」とは、少な
くとも2個のヒドラジノ基を有するヒドラジン誘導体を
意味する。第2発明において、多官能性ヒドラジン誘導
体の配合量が0.02モル未満でも3モルを超えても、
接着力が低下する。第2発明の水性感圧接着剤は、共重
合体がカルボニル基を含有し、且つ該カルボニル基に対
して特定割合の多官能性ヒドラジン誘導体が配合される
ことにより、特に優れた接着力を有するものとなる。第
2発明において使用される多官能性ヒドラジン誘導体と
しては、好ましくは水溶性ヒドラジン誘導体が使用され
る。このような水溶性ヒドラジン誘導体としては、例え
ばしゅう酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、こは
く酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン
酸ジヒドラジド、スベリン酸ジヒドラジド、セバシン酸
ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒ
ドラジド、イタコン酸ジヒドラジド、シトラコン酸ジヒ
ドラジド等の炭素数2〜10の脂肪族ジカルボン酸ジヒ
ドラジド類;フタル酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒ
ドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド等の炭素数2〜1
0の芳香族ジカルボン酸ジヒドラジド類;エチレン−
1,2−ジヒドラジン、プロピレン−1,2−ジヒドラ
ジン、プロピレン−1,3−ジヒドラジン、ブチレン−
1,2−ジヒドラジン、ブチレン−1,3−ジヒドラジ
ン、ブチレン−1,4−ジヒドラジン、ブチレン−2,
3−ジヒドラジン等の炭素数2〜4の脂肪族ジヒドラジ
ン類や、ニトリロトリ酢酸トリヒドラジド、エチレンジ
アミンテトラ酢酸テトラヒドラジド、トリメリット酸ト
リヒドラジド、ピロメリット酸テトラヒドラジド、プロ
パン−1,2,3−トリヒドラジン、ブタン−1,2,
3,4−テトラヒドラジン等の3個以上のヒドラジノ基
を有するヒドラジン誘導体等が挙げられる。これらの水
溶性ヒドラジン誘導体のうち、特にアジピン酸ジヒドラ
ジド、セバシン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラ
ジドが好ましい。前記多官能性ヒドラジン誘導体は、単
独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
多官能性ヒドラジン誘導体は、そのヒドラジノ基が第2
発明の水性感圧接着剤の乾燥過程で共重合体中のカルボ
ニル基と反応して網目構造を生成し、塗膜を架橋させる
作用を有する。この架橋反応は、通常触媒を用いなくて
も常温で進行するが、必要に応じて硫酸亜鉛、硫酸マン
ガン、硫酸コバルト等の水溶性金属塩等を添加したり、
あるいは加熱乾燥させることにより、架橋反応を促進さ
せることも可能である。
にして得られる共重合体の水分散液を含有するものであ
る。また、第2発明の水性感圧接着剤は、前記のように
して得られる共重合体の水分散液と、該共重合体中のカ
ルボニル基1モルに対してヒドラジノ基が0.02〜3
モル、好ましくは0.5〜1.5モル、さらに好ましく
は0.8〜1.2モルとなる割合で配合される多官能性
ヒドラジン誘導体とを含有するものである。但し、第2
発明における「多官能性ヒドラジン誘導体」とは、少な
くとも2個のヒドラジノ基を有するヒドラジン誘導体を
意味する。第2発明において、多官能性ヒドラジン誘導
体の配合量が0.02モル未満でも3モルを超えても、
接着力が低下する。第2発明の水性感圧接着剤は、共重
合体がカルボニル基を含有し、且つ該カルボニル基に対
して特定割合の多官能性ヒドラジン誘導体が配合される
ことにより、特に優れた接着力を有するものとなる。第
2発明において使用される多官能性ヒドラジン誘導体と
しては、好ましくは水溶性ヒドラジン誘導体が使用され
る。このような水溶性ヒドラジン誘導体としては、例え
ばしゅう酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、こは
く酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン
酸ジヒドラジド、スベリン酸ジヒドラジド、セバシン酸
ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒ
ドラジド、イタコン酸ジヒドラジド、シトラコン酸ジヒ
ドラジド等の炭素数2〜10の脂肪族ジカルボン酸ジヒ
ドラジド類;フタル酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒ
ドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド等の炭素数2〜1
0の芳香族ジカルボン酸ジヒドラジド類;エチレン−
1,2−ジヒドラジン、プロピレン−1,2−ジヒドラ
ジン、プロピレン−1,3−ジヒドラジン、ブチレン−
1,2−ジヒドラジン、ブチレン−1,3−ジヒドラジ
ン、ブチレン−1,4−ジヒドラジン、ブチレン−2,
3−ジヒドラジン等の炭素数2〜4の脂肪族ジヒドラジ
ン類や、ニトリロトリ酢酸トリヒドラジド、エチレンジ
アミンテトラ酢酸テトラヒドラジド、トリメリット酸ト
リヒドラジド、ピロメリット酸テトラヒドラジド、プロ
パン−1,2,3−トリヒドラジン、ブタン−1,2,
3,4−テトラヒドラジン等の3個以上のヒドラジノ基
を有するヒドラジン誘導体等が挙げられる。これらの水
溶性ヒドラジン誘導体のうち、特にアジピン酸ジヒドラ
ジド、セバシン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラ
ジドが好ましい。前記多官能性ヒドラジン誘導体は、単
独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
多官能性ヒドラジン誘導体は、そのヒドラジノ基が第2
発明の水性感圧接着剤の乾燥過程で共重合体中のカルボ
ニル基と反応して網目構造を生成し、塗膜を架橋させる
作用を有する。この架橋反応は、通常触媒を用いなくて
も常温で進行するが、必要に応じて硫酸亜鉛、硫酸マン
ガン、硫酸コバルト等の水溶性金属塩等を添加したり、
あるいは加熱乾燥させることにより、架橋反応を促進さ
せることも可能である。
【0016】第1発明および第2発明の水性感圧接着剤
には、従来公知の石油樹脂系、ロジン系、テルペン系
等、好ましくはロジン系の粘着付与剤を添加することが
できる。ロジン系粘着付与剤としては、市販のロジン系
粘着付与剤、例えばスーパーエステルA−125(商品
名、荒川化学工業(株)製安定化ロジンエステル)、ハ
リエスタ−C−130(商品名、播磨化成工業(株)製
重合ロジン変性特殊合成樹脂)等を用いることができ
る。粘着付与剤の配合量は、第1発明あるいは第2発明
の共重合体の水性分散液100重量部当たり、好ましく
は0.5〜30重量部、さらに好ましくは10〜20重
量部である。粘着付与剤を前記範囲で配合することによ
り、接着力がさらに優れた水性感圧接着剤を得ることが
できる。この場合、粘着付与剤の配合量が0.5重量部
未満であると、接着力の改善効果が十分達成されず、ま
た30重量部を超えると、第1発明および第2発明にお
ける共重合体の作用が希釈化され、却って被着体に対す
る粘着力が低下する傾向がある。また、第1発明および
第2発明の水性感圧接着剤には、一般の水性感圧接着剤
に用いられている種々の添加剤、例えば着色顔料、増粘
剤、湿潤剤、アルカリ性化合物、酸化防止剤、紫外線吸
収剤等を配合することができる。第1発明および第2発
明の水性感圧接着剤は、特に、素材的に曲面反発性が強
く、強粘着性が要求される発泡体基材およびフイルム基
材の接着に有用である。前記発泡体基材およびフイルム
基材の材質には特に制約がないが、例えば、発泡体基材
としては、ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォー
ム、ポリプロピレンフォーム、ポリスチレンフォーム、
ABSフォーム、ポリ塩化ビニルフォーム等や、これら
の混合材料からなるフォーム等が挙げられ、またフイル
ム基材としては、ポリエステルフイルム、ポリエチレン
フイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリ塩化ビニルフ
イルム、ポリテトラフルオロエチレンフイルム、ポリカ
ーボネートフイルム、ポリウレタンフイルム、ポリイミ
ドフイルム、セロハンフイルム等や、これらの混合材料
からなるフィルム等が挙げられる。
には、従来公知の石油樹脂系、ロジン系、テルペン系
等、好ましくはロジン系の粘着付与剤を添加することが
できる。ロジン系粘着付与剤としては、市販のロジン系
粘着付与剤、例えばスーパーエステルA−125(商品
名、荒川化学工業(株)製安定化ロジンエステル)、ハ
リエスタ−C−130(商品名、播磨化成工業(株)製
重合ロジン変性特殊合成樹脂)等を用いることができ
る。粘着付与剤の配合量は、第1発明あるいは第2発明
の共重合体の水性分散液100重量部当たり、好ましく
は0.5〜30重量部、さらに好ましくは10〜20重
量部である。粘着付与剤を前記範囲で配合することによ
り、接着力がさらに優れた水性感圧接着剤を得ることが
できる。この場合、粘着付与剤の配合量が0.5重量部
未満であると、接着力の改善効果が十分達成されず、ま
た30重量部を超えると、第1発明および第2発明にお
ける共重合体の作用が希釈化され、却って被着体に対す
る粘着力が低下する傾向がある。また、第1発明および
第2発明の水性感圧接着剤には、一般の水性感圧接着剤
に用いられている種々の添加剤、例えば着色顔料、増粘
剤、湿潤剤、アルカリ性化合物、酸化防止剤、紫外線吸
収剤等を配合することができる。第1発明および第2発
明の水性感圧接着剤は、特に、素材的に曲面反発性が強
く、強粘着性が要求される発泡体基材およびフイルム基
材の接着に有用である。前記発泡体基材およびフイルム
基材の材質には特に制約がないが、例えば、発泡体基材
としては、ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォー
ム、ポリプロピレンフォーム、ポリスチレンフォーム、
ABSフォーム、ポリ塩化ビニルフォーム等や、これら
の混合材料からなるフォーム等が挙げられ、またフイル
ム基材としては、ポリエステルフイルム、ポリエチレン
フイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリ塩化ビニルフ
イルム、ポリテトラフルオロエチレンフイルム、ポリカ
ーボネートフイルム、ポリウレタンフイルム、ポリイミ
ドフイルム、セロハンフイルム等や、これらの混合材料
からなるフィルム等が挙げられる。
【0017】
(イ)軟化点の測定 幅25mm、長さ60mmの粘着加工試料の接着剤転写
面を、25×25mmの面積で、ポリプロピレン(以
下、「PP」という。)樹脂板に貼り付け、5kgのゴ
ムローラーで圧着したのち、室温で1日間放置した。次
いで、粘着加工試料の長さ方向が垂直に位置するように
PP樹脂板の一端を固定し、粘着加工試料の下端に50
0gの重りを取り付けて、40℃で30分間保持したの
ち、3℃/5分の割合で昇温し、試料が落下したときの
温度を測定した。それ以外は、JIS Z0237の保
持力の測定法に準じて測定した。 (ロ)接着力の測定(90度引き剥がし法) 幅25mm、長さ120mmの粘着加工試料の接着剤転
写面をPP樹脂板に貼り付けて、3kgのゴムローラー
で圧着し、室温で20分放置したのち、粘着加工試料を
90度に引き剥がして、測定した。それ以外は、JIS
Z0237の粘着力の測定法に準じて測定した。 (ハ)曲部接着性の評価 幅40mm、長さ30mmの粘着加工試料の接着剤転写
面を、25×30mmのPP樹脂板に貼り付けたのち、
粘着加工試料の残りの部分(15mm×30mm)をP
P樹脂板の裏面に向かって180度折り曲げて貼り付け
た。次いで、5kgのゴムローラーで圧着し、室温で1
日間放置したのち、80℃で1日保持した。その後、試
料の接着状態を目視にて、下記基準で評価した。 ○:粘着加工試料とPP樹脂板裏面との貼り合わ部分に
浮きが認められない。 △:粘着加工試料とPP樹脂板裏面との貼り合わ部分に
5mm以下の浮き認められる。 ×:粘着加工試料とPP樹脂板裏面との貼り合わ部分に
5mmを超える浮きが認められる。
面を、25×25mmの面積で、ポリプロピレン(以
下、「PP」という。)樹脂板に貼り付け、5kgのゴ
ムローラーで圧着したのち、室温で1日間放置した。次
いで、粘着加工試料の長さ方向が垂直に位置するように
PP樹脂板の一端を固定し、粘着加工試料の下端に50
0gの重りを取り付けて、40℃で30分間保持したの
ち、3℃/5分の割合で昇温し、試料が落下したときの
温度を測定した。それ以外は、JIS Z0237の保
持力の測定法に準じて測定した。 (ロ)接着力の測定(90度引き剥がし法) 幅25mm、長さ120mmの粘着加工試料の接着剤転
写面をPP樹脂板に貼り付けて、3kgのゴムローラー
で圧着し、室温で20分放置したのち、粘着加工試料を
90度に引き剥がして、測定した。それ以外は、JIS
Z0237の粘着力の測定法に準じて測定した。 (ハ)曲部接着性の評価 幅40mm、長さ30mmの粘着加工試料の接着剤転写
面を、25×30mmのPP樹脂板に貼り付けたのち、
粘着加工試料の残りの部分(15mm×30mm)をP
P樹脂板の裏面に向かって180度折り曲げて貼り付け
た。次いで、5kgのゴムローラーで圧着し、室温で1
日間放置したのち、80℃で1日保持した。その後、試
料の接着状態を目視にて、下記基準で評価した。 ○:粘着加工試料とPP樹脂板裏面との貼り合わ部分に
浮きが認められない。 △:粘着加工試料とPP樹脂板裏面との貼り合わ部分に
5mm以下の浮き認められる。 ×:粘着加工試料とPP樹脂板裏面との貼り合わ部分に
5mmを超える浮きが認められる。
【0018】製造例1 反応容器に、脱イオン水40部、乳化剤としてドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム1.0部、重合開始剤と
して過硫酸アンモニウム1.0部を仕込み、窒素ガスに
置換したのち、攪拌下で70℃に昇温した。また別容器
中で、表−1の(I-a) に示す単量体混合物100部、脱
イオン水50部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム1.0部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル1.0部を充分攪拌して、プレエマルジョンを調製し
た。このプレエマルジョンの全量を、80℃に保持した
前記反応容器に4時間かけて連続的に滴下しつつ、攪拌
下で乳化重合を行なった。添加終了後、80℃でさらに
2時間攪拌を続け、乳化重合を完結させた。次いで冷却
して、不揮発分約53.6%、共重合体のガラス転移点
−50℃、共重合体の平均粒子径0.20μmの水性分
散体I−Aを得た。
ベンゼンスルホン酸ナトリウム1.0部、重合開始剤と
して過硫酸アンモニウム1.0部を仕込み、窒素ガスに
置換したのち、攪拌下で70℃に昇温した。また別容器
中で、表−1の(I-a) に示す単量体混合物100部、脱
イオン水50部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム1.0部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル1.0部を充分攪拌して、プレエマルジョンを調製し
た。このプレエマルジョンの全量を、80℃に保持した
前記反応容器に4時間かけて連続的に滴下しつつ、攪拌
下で乳化重合を行なった。添加終了後、80℃でさらに
2時間攪拌を続け、乳化重合を完結させた。次いで冷却
して、不揮発分約53.6%、共重合体のガラス転移点
−50℃、共重合体の平均粒子径0.20μmの水性分
散体I−Aを得た。
【0019】製造例2〜4 単量体混合物として表−1の (I-b)〜(I-d) に示すもの
を使用し、単量体滴下前の乳化剤量を表−1に示すとお
りとした以外は、製造例1と同様にして、それぞれ不揮
発分約53.6%の水性分散体I−B〜I−Dを得た。
得られた共重合体のガラス転移点および平均粒子径は、
表−1に示す。
を使用し、単量体滴下前の乳化剤量を表−1に示すとお
りとした以外は、製造例1と同様にして、それぞれ不揮
発分約53.6%の水性分散体I−B〜I−Dを得た。
得られた共重合体のガラス転移点および平均粒子径は、
表−1に示す。
【0020】製造比較例1〜3 単量体混合物として表−1の (I-e)〜(I-g) に示すもの
を使用し、単量体滴下前の乳化剤量を表−1に示すとお
りとした以外は、製造例1と同様にして、それぞれ不揮
発分約53.6%の水性分散体I−E〜I−Gを得た。
得られた共重合体のガラス転移点および平均粒子径は、
表−1に示す。
を使用し、単量体滴下前の乳化剤量を表−1に示すとお
りとした以外は、製造例1と同様にして、それぞれ不揮
発分約53.6%の水性分散体I−E〜I−Gを得た。
得られた共重合体のガラス転移点および平均粒子径は、
表−1に示す。
【0021】製造例5 反応容器に、脱イオン水40部、乳化剤としてドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム1.0部、重合開始剤と
して過硫酸アンモニウム1.0部を仕込み、窒素ガスに
置換したのち、攪拌下で70℃に昇温した。また別容器
中で、表−3の(II-a)に示す単量体混合物100部、脱
イオン水50部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム1.0部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル1.0部を充分攪拌して、プレエマルジョンを調製し
た。このプレエマルジョンの全量を、80℃に保持した
前記反応容器に4時間かけて連続的に滴下しつつ、攪拌
下で乳化重合を行なった。添加終了後、80℃でさらに
2時間攪拌を続けて、乳化重合を完結させた。その後冷
却して、不揮発分約53.6%、ガラス転移点−50
℃、粒子径0.20μmの水分散液II−Aを得た。
ベンゼンスルホン酸ナトリウム1.0部、重合開始剤と
して過硫酸アンモニウム1.0部を仕込み、窒素ガスに
置換したのち、攪拌下で70℃に昇温した。また別容器
中で、表−3の(II-a)に示す単量体混合物100部、脱
イオン水50部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム1.0部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル1.0部を充分攪拌して、プレエマルジョンを調製し
た。このプレエマルジョンの全量を、80℃に保持した
前記反応容器に4時間かけて連続的に滴下しつつ、攪拌
下で乳化重合を行なった。添加終了後、80℃でさらに
2時間攪拌を続けて、乳化重合を完結させた。その後冷
却して、不揮発分約53.6%、ガラス転移点−50
℃、粒子径0.20μmの水分散液II−Aを得た。
【0022】製造例6〜8 単量体混合物として表−3の(II-b)〜(II-d)に示すもの
を使用し、単量体滴下前の乳化剤量を表−3に示すとお
りとした以外は、製造例4と同様にして、それぞれ不揮
発分約53.6%の水分散液II−B〜II−Dを得た。得
られた共重合体のガラス転移点および平均粒子径は、表
−3に示す。
を使用し、単量体滴下前の乳化剤量を表−3に示すとお
りとした以外は、製造例4と同様にして、それぞれ不揮
発分約53.6%の水分散液II−B〜II−Dを得た。得
られた共重合体のガラス転移点および平均粒子径は、表
−3に示す。
【0023】製造比較例4〜6 単量体混合物として表−3の(II-e)〜(II-g)に示すもの
を使用し、単量体滴下前の乳化剤量を表−3に示すとお
りとした以外は、製造例4と同様にして、それぞれ不揮
発分約53.6%の水分散液II−E〜II−Gを得た。得
られた共重合体のガラス転移点および平均粒子径は、表
−3に示す。
を使用し、単量体滴下前の乳化剤量を表−3に示すとお
りとした以外は、製造例4と同様にして、それぞれ不揮
発分約53.6%の水分散液II−E〜II−Gを得た。得
られた共重合体のガラス転移点および平均粒子径は、表
−3に示す。
【0024】
実施例1〜5および比較例1〜4 製造例1〜4で得た水性分散体I−A〜I−Dと製造比
較例1〜3で得た水性分散体I−E〜I−Gおよび粘着
付与剤スーパーエステルA−125(商品名、荒川化学
工業(株)製安定化ロジンエステル)を、表−2に示す
ように組み合わせて、水性感圧接着剤を得た。次いで、
これらの水性感圧接着剤を乾燥後の塗工量が70g/m
2 になるように剥離紙上にアプリケーターを用いて塗工
し、100℃で5分間乾燥後、6mm厚のポリエステル
系ウレタン発泡体(基材)および100μm厚のポリ
エチレンテレフタレートフイルム(基材)に転写し、
室温で2日間養生して、粘着加工試料を得た。得られた
粘着加工試料の粘着剤性能評価の結果を、表−2に示
す。
較例1〜3で得た水性分散体I−E〜I−Gおよび粘着
付与剤スーパーエステルA−125(商品名、荒川化学
工業(株)製安定化ロジンエステル)を、表−2に示す
ように組み合わせて、水性感圧接着剤を得た。次いで、
これらの水性感圧接着剤を乾燥後の塗工量が70g/m
2 になるように剥離紙上にアプリケーターを用いて塗工
し、100℃で5分間乾燥後、6mm厚のポリエステル
系ウレタン発泡体(基材)および100μm厚のポリ
エチレンテレフタレートフイルム(基材)に転写し、
室温で2日間養生して、粘着加工試料を得た。得られた
粘着加工試料の粘着剤性能評価の結果を、表−2に示
す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】実施例6〜10および比較例5〜8 製造例5〜8で得た水分散液II−A〜II−Dと製造比較
例4〜6で得た水分散液II−E〜II−G、アジピン酸ジ
ヒドラジド(ヒドラジン誘導体イ)またはセバシン酸ジ
ヒドラジド(ヒドラジン誘導体ロ)および粘着付与剤ス
ーパーエステルA−125を、表−4に示すように組み
合わせ、カルボニル基とヒドラジノ基とのモル比が1:
1となるように配合して(但し、実施例10および比較
例6ではヒドラジン誘導体を使用しない。)、水性感圧
接着剤を得た。次いで、これらの水性感圧接着剤を乾燥
後の塗工量が70g/m2 になるように剥離紙上にアプ
リケーターを用いて塗工し、100℃で5分間乾燥後、
6mm厚のポリエステル系ウレタン発泡体(基材)お
よび100μm厚のポリエチレンテレフタレートフイル
ム(基材)に転写し、室温で2日間養生して、粘着加
工試料を得た。得られた粘着加工試料の粘着剤性能評価
の結果を、表−4に示す。
例4〜6で得た水分散液II−E〜II−G、アジピン酸ジ
ヒドラジド(ヒドラジン誘導体イ)またはセバシン酸ジ
ヒドラジド(ヒドラジン誘導体ロ)および粘着付与剤ス
ーパーエステルA−125を、表−4に示すように組み
合わせ、カルボニル基とヒドラジノ基とのモル比が1:
1となるように配合して(但し、実施例10および比較
例6ではヒドラジン誘導体を使用しない。)、水性感圧
接着剤を得た。次いで、これらの水性感圧接着剤を乾燥
後の塗工量が70g/m2 になるように剥離紙上にアプ
リケーターを用いて塗工し、100℃で5分間乾燥後、
6mm厚のポリエステル系ウレタン発泡体(基材)お
よび100μm厚のポリエチレンテレフタレートフイル
ム(基材)に転写し、室温で2日間養生して、粘着加
工試料を得た。得られた粘着加工試料の粘着剤性能評価
の結果を、表−4に示す。
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
【発明の効果】本発明の水性感圧接着剤は、接着性が優
れ、また軟化点が高く高温・高湿雰囲気下における接着
保持力に優れ、且つ曲部接着性も良好であり、特に、曲
面反発性の強い発泡体基材またはフイルム基材の接着に
有用である。
れ、また軟化点が高く高温・高湿雰囲気下における接着
保持力に優れ、且つ曲部接着性も良好であり、特に、曲
面反発性の強い発泡体基材またはフイルム基材の接着に
有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 218:08 220:04 220:20)
Claims (2)
- 【請求項1】 多官能性不飽和単量体0.01〜10重
量%、α、β−不飽和カルボン酸0.1〜15重量%、
酢酸ビニル0.5〜20重量%および他の不飽和単量体
55〜99.39重量%からなる単量体混合物を乳化重
合して得られる共重合体の水性分散液を含有することを
特徴とする水性感圧接着剤。 - 【請求項2】 多官能性不飽和単量体0.01〜10重
量%、α、β−不飽和カルボン酸0.1〜15重量%、
酢酸ビニル0.5〜20重量%、カルボニル基含有不飽
和単量体0.05〜40重量%および他の不飽和単量体
15〜99.34重量%からなる単量体混合物を乳化重
合して得られる共重合体の水性分散液と、前記共重合体
中のカルボニル基1モルに対してヒドラジノ基が0.0
2〜3モルとなる割合で配合される多官能性ヒドラジン
誘導体とを含有することを特徴とする水性感圧接着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35128095A JPH09176605A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 水性感圧接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35128095A JPH09176605A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 水性感圧接着剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09176605A true JPH09176605A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18416248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35128095A Pending JPH09176605A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 水性感圧接着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09176605A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001049224A (ja) * | 1999-08-09 | 2001-02-20 | Sumitomo Chem Co Ltd | 接着剤組成物 |
| JP2004277711A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-10-07 | Dainippon Ink & Chem Inc | 再剥離型水性粘着剤組成物及び粘着製品 |
| JP2005281548A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Dainippon Ink & Chem Inc | 再剥離型水性粘着剤組成物及び粘着製品 |
| JP2010018689A (ja) * | 2008-07-09 | 2010-01-28 | Showa Highpolymer Co Ltd | 水性粘着剤組成物及びこれを用いた粘着シート |
| JP2011137088A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Showa Denko Kk | 水性粘着剤組成物及びこれを用いた粘着シート |
| JP2011168788A (ja) * | 2011-04-05 | 2011-09-01 | Nitto Denko Corp | 水性感圧接着剤組成物とその利用 |
| JP2012117040A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-06-21 | Nitto Denko Corp | 粘着テープ又はシート |
| EP3781622B1 (de) * | 2018-04-20 | 2022-10-12 | Basf Se | Haftklebstoffzusammensetzung mit auf vernetzung über keto- oder aldehydgruppen beruhendem gelgehalt |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP35128095A patent/JPH09176605A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001049224A (ja) * | 1999-08-09 | 2001-02-20 | Sumitomo Chem Co Ltd | 接着剤組成物 |
| JP2004277711A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-10-07 | Dainippon Ink & Chem Inc | 再剥離型水性粘着剤組成物及び粘着製品 |
| JP2005281548A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Dainippon Ink & Chem Inc | 再剥離型水性粘着剤組成物及び粘着製品 |
| JP2010018689A (ja) * | 2008-07-09 | 2010-01-28 | Showa Highpolymer Co Ltd | 水性粘着剤組成物及びこれを用いた粘着シート |
| JP2011137088A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Showa Denko Kk | 水性粘着剤組成物及びこれを用いた粘着シート |
| JP2012117040A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-06-21 | Nitto Denko Corp | 粘着テープ又はシート |
| JP2011168788A (ja) * | 2011-04-05 | 2011-09-01 | Nitto Denko Corp | 水性感圧接着剤組成物とその利用 |
| EP3781622B1 (de) * | 2018-04-20 | 2022-10-12 | Basf Se | Haftklebstoffzusammensetzung mit auf vernetzung über keto- oder aldehydgruppen beruhendem gelgehalt |
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