JPH09176836A - 製品表面への硬質装飾膜形成法 - Google Patents

製品表面への硬質装飾膜形成法

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JPH09176836A
JPH09176836A JP35148795A JP35148795A JPH09176836A JP H09176836 A JPH09176836 A JP H09176836A JP 35148795 A JP35148795 A JP 35148795A JP 35148795 A JP35148795 A JP 35148795A JP H09176836 A JPH09176836 A JP H09176836A
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JP
Japan
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film
hard
ion plating
product material
forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP35148795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Murayama
洋一 村山
Hiroyuki Sato
弘之 佐藤
Shinji Sawada
信治 沢田
Eiji Okuno
栄司 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオンプレーティング技術を用いて、製品表
面に、傷が付きにくく、かつ幅広い色調を出すことがで
きる硬質装飾膜を形成する。 【解決手段】 まず、製品素材10としてたとえばSU
S304などを用い、その表面10aに、イオンプレー
ティングで、TiNやCrxNyなどの金属の酸化物・
窒化物・炭化物を付着し、光を反射する硬質膜11を形
成する。次いで、該硬質膜11上に、イオンプレーティ
ングで、TiO2などを付着して透明膜12を積層形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ペンダント・ブ
レスレッド等の装飾品や時計ケース等の外装部品、ある
いはその他の装身具・文房具・家庭用品・玩具などの製
品において、そのような製品の素材表面に、イオンプレ
ーティング技術を用いて硬質な装飾膜を形成する硬質装
飾膜形成法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の硬質装飾膜を形成する方
法として、たとえば特開平4ー24425号公報に記載
されるように、製品素材の表面を研磨してそこに反射面
を形成し、その反射面上にSiCの透明膜を形成した
り、SiNとSiO2からなる複合透明膜を形成したり
するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
従来の方法では、 1)製品素材の反射面で反射する光と、透明膜の表面で
反射する光との間で光の干渉を生じ、透明膜の厚さによ
って色が変る問題点があった。 2)所望の色調を得るべく、透明膜を薄くすると、傷が
付きやすい問題点があった。 3)透明膜の色調は、透明膜の屈折率や厚さだけではな
く、その下の反射面の反射率やスペクトル特性によって
も変ってくる。製品素材の表面を研磨して形成した反射
面では、その反射率やスペクトル特性から、透明膜の膜
厚をコントロールしても出すことができない色がある。
たとえば、ステンレス製品素材の場合には、透明感の強
い明るい色は出せるが、透明膜の膜厚をコントロールし
ても暗い色は出すことができない問題があった。
【0004】そこで、この発明の目的は、製品表面に、
傷が付きにくく、かつ幅広い色調を出すことができる硬
質装飾膜を形成することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の製品表面への硬質装飾膜形成法は、たとえば図1の
実施の形態のように、まず、製品素材10の表面10a
に、イオンプレーティングで金属の酸化物・窒化物・炭
化物を付着して光を反射する硬質膜11を形成し、次い
で、該硬質膜11上に、イオンプレーティングで透明膜
12を積層形成してなる、ことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の製品表面への硬質装飾膜
形成法は、たとえば図2の実施の形態のように、まず、
製品素材20の表面20aに、イオンプレーティングで
金属の酸化物・窒化物・炭化物を付着して硬質膜21を
形成し、次いで、該硬質膜21上に、イオンプレーティ
ングで金属を付着して光の反射膜22を積層形成し、そ
の後、該反射膜22上に、イオンプレーティングで透明
膜23を積層形成してなる、ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
き説明する。請求項1に記載の発明では、たとえば図3
に示すように、製品素材101としてSUS304を用
い、まず、その製品素材101の表面101aに、イオン
プレーティングでTiNを付着して光を反射する硬質膜
111を形成し、次いで、該硬質膜111上に、イオンプ
レーティングでTiO2を付着して透明膜121を積層形
成してなる。この実施の形態では、硬質膜111で、耐
擦傷性を向上するとともに光の反射面を形成する。この
ようにすると、SUS304に直接TiO2を付けたと
きよりも黄色味の強い色調となり、特に橙色をあざやか
に出すことができる。
【0008】また、たとえば図4に示すように、製品素
材102として同じくSUS304を用い、まず、その
製品素材102の表面102aに、イオンプレーティング
でCrxNyを付着して光を反射する硬質膜112を形
成し、次いで、該硬質膜112上に、イオンプレーティ
ングでTiO2を付着して透明膜122を積層形成してな
る。この実施の形態では、硬質膜112は白っぽい色と
成り、同様に耐擦傷性を向上するとともに光の反射面を
形成する。このようにすると、SUS304に直接Ti
2を付けたときよりも明るい色調の干渉色を出すこと
ができる。
【0009】次に、請求項2に記載の発明では、たとえ
ば図5に示すように、製品素材201としてSUS30
4を用い、まず、その製品素材201の表面201aを研
磨して鏡面に仕上げる。そして、その表面201aに、
イオンプレーティングでTiNを付着して硬質膜211
を形成する。その硬質膜211は、5μ以上の厚さに付
ければ十分な耐擦傷性を得ることができる。次いで、該
硬質膜211上に、イオンプレーティングでTiを付着
して光の反射膜221を積層形成する。その後、該反射
膜221上に、イオンプレーティングでTiO2を付着し
て透明膜231を積層形成してなる。反射膜221を設け
ることにより、密着性を高めるとともに、鏡面仕上げし
た製品素材201の表面201aに直接透明膜231を形
成したときとほぼ同等の色調を出すことができる。
【0010】なお、製品素材201の表面201aに、硬
質膜211、反射膜221、透明膜231を積層形成する
ためには、具体的には、RF方式のイオンプレーティン
グでTiを蒸発金属として使用し、第1ステップとして
反応ガスにN2を導入してTiNよりなる硬質膜211
形成し、第2ステップとしてArガスを導入してTiよ
りなる反射膜221を形成し、そして第3ステップとし
て反応ガスにO2を導入してTiO2よりなる透明膜23
1を形成する。
【0011】また、図6は、製品素材202として黄銅
製のパチンコ釘を用いた例である。この実施の形態で
は、まず、その製品素材202の頭表面202aに、イオ
ンプレーティングでTiNを付着して硬質膜212を形
成する。次いで、該硬質膜212上に、イオンプレーテ
ィングでTiを付着して反射膜222を積層形成する。
最後に、イオンプレーティングでTiO2を付着して透
明膜232を積層形成してなる。この実施の形態では、
硬質膜212を適切な厚さに形成することにより耐擦傷
性を向上することができる。また、黄銅に直接透明膜2
2を付けると青色や赤紫色が出難いが、この実施の形
態のようにTiの反射膜222を形成すると青色や赤紫
色も出すことができる。
【0012】さらに、請求項2に記載の発明では、たと
えば図7に示すように、製品素材203としてSUS3
04を用い、まず、その製品素材203の表面203
に、イオンプレーティングでTiNを付着して硬質膜2
3を形成する。次いで、該硬質膜213上に、イオンプ
レーティングでTixOyを付着して暗いグレー色の光
の反射膜223を積層形成する。その後、該反射膜223
上に、イオンプレーティングでTiO2を付着して透明
膜233を積層形成してなる。この実施の形態では、反
射膜223を暗いグレー色とするから、製品素材203
表面203aに直接透明膜233を形成したときよりも暗
い落ち着いた色とすることができる。
【0013】なお、反射膜22は、上記のTiやTix
Oy以外にも、TiCやTiCNなどの金属を付着して
形成することもできる。
【0014】
【発明の効果】したがって、請求項1に記載の発明によ
れば、どのような色調にするかにより所定の反射率やス
ペクトル特性をもった金属を選択し、製品素材の硬さを
考慮して所望の耐擦傷性を得るべく所定の厚さに硬質膜
を形成することにより、製品表面に、傷が付きにくく、
かつ幅広い色調を出すことができる硬質装飾膜を形成す
ることができる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、製品素材
の硬さを考慮して所望の耐擦傷性を得るべく所定の厚さ
に硬質膜を形成し、またどのような色調にするかにより
所定の反射率やスペクトル特性をもった金属を選択して
反射膜を形成することにより、同様に製品表面に、傷が
付きにくく、かつ幅広い色調を出すことができる硬質装
飾膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明による製品表面への硬質
装飾膜形成法を説明する説明図である。
【図2】請求項2に記載の発明による製品表面への硬質
装飾膜形成法を説明する説明図である。
【図3】請求項1に記載の発明の一実施の形態を説明す
る説明図である。
【図4】請求項1に記載の発明の他の実施の形態を説明
する説明図である。
【図5】請求項2に記載の発明の一実施の形態を説明す
る説明図である。
【図6】請求項2に記載の発明の他の実施の形態を説明
する説明図である。
【図7】請求項2に記載の発明のさらに他の実施の形態
を説明する説明図である。
【符号の説明】
10・20 製品素材 10a・20a 製品素材の表面 11・21 硬質膜 12・23 透明膜 22 反射膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢田 信治 愛知県名古屋市東区泉二丁目28番24号 リ コーエレメックス株式会社内 (72)発明者 奥野 栄司 愛知県名古屋市東区泉二丁目28番24号 リ コーエレメックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品素材の表面に、イオンプレーティン
    グで金属の酸化物・窒化物・炭化物を付着して光を反射
    する硬質膜を形成し、 次いで、該硬質膜上に、イオンプレーティングで透明膜
    を積層形成してなる、 製品表面への硬質装飾膜形成法。
  2. 【請求項2】 製品素材の表面に、イオンプレーティン
    グで金属の酸化物・窒化物・炭化物を付着して硬質膜を
    形成し、 次いで、該硬質膜上に、イオンプレーティングで金属を
    付着して光の反射膜を積層形成し、 その後、該反射膜上に、イオンプレーティングで透明膜
    を積層形成してなる、 製品表面への硬質装飾膜形成法。
JP35148795A 1995-12-26 1995-12-26 製品表面への硬質装飾膜形成法 Pending JPH09176836A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010228307A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Citizen Holdings Co Ltd 装飾部材
JP2014161519A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Shintekku:Kk 歯科用部材
KR20230007829A (ko) * 2021-07-06 2023-01-13 한국과학기술연구원 내구성이 우수한 컬러링 금속 부재 및 이의 제조방법

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