JPH091769A - グラビア製版用画像データの生成装置 - Google Patents

グラビア製版用画像データの生成装置

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JPH091769A
JPH091769A JP15486795A JP15486795A JPH091769A JP H091769 A JPH091769 A JP H091769A JP 15486795 A JP15486795 A JP 15486795A JP 15486795 A JP15486795 A JP 15486795A JP H091769 A JPH091769 A JP H091769A
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data
image
pixel
image data
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JP15486795A
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English (en)
Inventor
Shingo Tomita
眞吾 冨田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原画像の文字、線画等のエッジ部分の品質が
低下するのを防止することのできるグラビア製版用画像
データ生成装置を提供することである。 【構成】 CPU21は、画像入力部10から入力され
る基準画像データ(各画素が格子状に配列されている)
からグラビア製版用画像データ(各画素が千鳥状に配列
されている)を生成する。そして、CPU21は、生成
した仮想画素データを1つずつ注目し、現在注目してい
る仮想画素データに対応する仮想画素(注目仮想画素)
が画像のエッジ部分に位置しているか否かを判定する。
注目仮想画素が画像のエッジ部分に位置する場合、CP
U21は、当該注目仮想画素を移動させることにより、
または注目仮想画素の近傍に新たな仮想画素を追加する
ことにより、画像のエッジ部分を補正する。これによっ
て、画像のエッジ部分での画質の低下(ぼやけやギザつ
き)を防止でき、原画像に近い良好な画質のグラビア画
像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラビア製版用画像デ
ータ生成装置に関し、より特定的には、各画素が格子状
に配列された基準画像データから、各仮想画素が千鳥状
に配列されたグラビア製版用画像データを生成するため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、グラビア印刷用の刷版の作成方法
の1つとして、彫刻方式と呼ばれる方法があった。この
彫刻方式では、彫刻機のスタイラスを、彫刻する版面に
対して走査することにより、当該版面に画像データの各
画素に対応した仮想画素(微小な凹部であり、セルと呼
ばれる)を彫刻する。このセルは、千鳥状に配列されて
おり、その深さと幅(面積)とによって当該セルに充填
されるインキの量が制御され、印刷濃度が表現されるよ
うになっている。
【0003】ところで、従来は、各画素が格子状に配列
された基準画像データ(原稿を読み取って得られる画像
データであり、一般にはオフセットデータと呼ばれる)
から、各仮想画素(セル)が千鳥状に配列されるグラビ
ア製版用画像データへの変換は、以下のようにして行わ
れていた。すなわち、基準画像データに含まれる複数の
画素のデータの内、生成の対象となる仮想画素の内部お
よび周辺に配置される特定数の画素のデータを取り込
み、この取り込んだ画素データに対して所定の補間演算
を行うことにより、当該仮想画素のデータを生成するよ
うにしていた。そして、この処理を繰り返すことによ
り、複数の仮想画素データを含むグラビア製版用画像デ
ータが形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
グラビア製版用画像データ生成方式では、図14の縦線
エッジの部分を補間演算してグラビア製版用画像データ
を生成すると、図15に示すように縦線のエッジ部分の
中間濃度の仮想画素がエッジから離れた位置に彫刻さ
れ、印刷物上ではエッジから分離した小さな点として現
れる。そのため、エッジがぼやけ、かつギザついて見え
るという問題点があった。
【0005】それ故に、本発明の目的は、原画像の文
字、線画等のエッジ部分の品質が低下するのを防止する
ことのできるグラビア製版用画像データ生成装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
各画素が格子状に配列された基準画像データから、各仮
想画素が千鳥状に配列されたグラビア製版用画像データ
を生成するための装置であって、基準画像データから特
定数の画素のデータを順次抜き出し、当該抜き出した画
素データに基づいて、各仮想画素のデータを順次生成す
る仮想画素データ生成手段と、仮想画素データ生成手段
によって生成された仮想画素データを1つずつ注目し、
現在注目している仮想画素データに対応する仮想画素
(注目仮想画素)が画像のエッジ部分に位置しているか
否かを判定するエッジ判定手段と、エッジ判定手段の判
定の結果、注目仮想画素が画像のエッジ部分に位置する
場合、当該注目仮想画素を移動させたデータを生成する
と共に、元の注目仮想画素のデータを消去することによ
り、画像のエッジ部分を補正する第1の補正手段と、エ
ッジ判定手段の判定の結果、注目仮想画素が画像のエッ
ジ部分に位置する場合、当該注目仮想画素の近傍に新た
な仮想画素を追加するデータを生成することにより、画
像のエッジ部分を補正する第2の補正手段と、注目仮想
画素およびそれに隣接する仮想画素のデータに基づい
て、第1および第2の補正手段のいずれを用いて補正す
るかを決定する補正決定手段とを備えている。
【0007】請求項2に係る発明は、各画素が格子状に
配列された基準画像データから、各仮想画素が千鳥状に
配列されたグラビア製版用画像データを生成するための
装置であって、基準画像データに含まれる画素データに
基づいて、現在処理の対象としている仮想画素(対象仮
想画素)が画像のエッジ部分に位置しているか否かを判
定するエッジ判定手段と、エッジ判定手段の判定の結
果、対象仮想画素が画像のエッジ部分に位置する場合、
当該対象仮想画素を移動させたデータを生成することに
より、画像のエッジ部分を補正する第1の補正手段と、
エッジ判定手段の判定の結果、対象仮想画素が画像のエ
ッジ部分に位置する場合、当該対象仮想画素の近傍に新
たな仮想画素を追加するデータを生成することにより、
画像のエッジ部分を補正する第2の補正手段と、基準画
像データに基づいて、第1および第2の補正手段のいず
れを用いて補正するかを決定する補正決定手段と、エッ
ジ判定手段の判定の結果、対象仮想画素が画像のエッジ
部分に位置しない場合、または第2の補正手段を用いて
画像のエッジ部分の補正を行う場合、基準画像データか
ら抜き出した画素データに基づいて、当該対象仮想画素
のデータを生成する仮想画素データ生成手段とを備えて
いる。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明では、基準画像データから
生成された仮想画素データを1つずつ注目し、現在注目
している仮想画素データに対応する仮想画素(注目仮想
画素)が画像のエッジ部分に位置しているか否かを判定
する。注目仮想画素が画像のエッジ部分に位置すると判
定された場合、第1の補正手段は、当該注目仮想画素を
移動させたデータを生成すると共に、元の注目仮想画素
のデータを消去することにより、画像のエッジ部分を補
正する。また、第2の補正手段は、注目仮想画素の近傍
に新たな仮想画素を追加するデータを生成することによ
り、画像のエッジ部分を補正する。補正決定手段は、注
目仮想画素およびそれに隣接する仮想画素のデータに基
づいて、第1および第2の補正手段のいずれを用いて補
正するかを決定する。このように、画像のエッジ部分が
2つの補正手段によって補正されるため、エッジ部分で
の画質の低下(ぼやけやギザつき)を、その状況に応じ
て適切に防止することができる。その結果、原画像に近
い良好な画質のグラビア画像が得られる。
【0009】請求項2に係る発明では、基準画像データ
から直接対象仮想画素のエッジ判定を行い、このエッジ
判定の結果、対象仮想画素が画像のエッジ部分に位置す
る場合、第1または第2の補正手段によって当該エッジ
部分の補正を行う。すなわち、第1の補正手段は、対象
仮想画素を移動させたデータを生成することにより、画
像のエッジ部分を補正する。また、第2の補正手段は、
対象仮想画素の近傍に新たな仮想画素を追加するデータ
を生成することにより、画像のエッジ部分を補正する。
その後、基準画像データから対象仮想画素のデータが生
成される。このように、請求項2の発明では、基準画像
データから仮想画素データの生成とエッジ部分の補正と
を同時に行うので、請求項1の発明のように一旦仮想画
素データを生成した後にエッジ補正を行う場合に比べ
て、処理速度が速くなる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例に係るグラビ
ア製版用画像データ生成装置を用いたグラビア製版シス
テムの構成を示すブロック図である。図1において、こ
のグラビア製版システムは、入力シリンダ12およびピ
ックアップユニット13を含む画像入力部10と、CP
U21,メモリ22,ハードディスク装置23,表示部
24およびキーボード25を含むグラビア製版用画像デ
ータ生成装置20と、グラビアシリンダ上の版胴31に
濃度データに応じたセルを彫刻する彫刻ユニット32を
含む画像出力部30とを備えている。
【0011】上記のような構成のグラビア製版システム
では、入力シリンダ12上の原稿11に記録された画像
が、ピックアップユニット13で読み取られてRGBの
カラー画像データが作成される。このRGBカラー画像
データは、グラビア製版用画像データ生成装置20に入
力されて、一旦ハードディスク装置23に格納される。
CPU21は、所定のプログラム(メモリ22またはハ
ードディスク装置23に格納されている)を実行するこ
とにより、ハードディスク装置23に格納されたRGB
カラー画像データに対して、RGB−YMCK変換、グ
ラビア製版用画像データ生成等の処理を施す。
【0012】すなわち、CPU21は、ハードディスク
装置23からRGBカラー画像データを読み出し、ま
ず、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、
K(黒)のカラー画像データ(1画素がYMCK4色の
情報を持っている)に変換する。このYMCKカラー画
像データは、メモリ22に格納される。ここで、ピック
アップユニット13が読み取った画像の画素配列は格子
状であり、版胴31に記録される画像の画素配列は千鳥
状である。このように、両者の画素配列が異なるため、
CPU21は、メモリ22に格納されたYMCKカラー
画像データを、千鳥状の画素配列を有するグラビア製版
用画像データに変換する。この変換によって生成された
グラビア製版用画像データは、メモリ22に格納され
る。さらに、CPU21は、メモリ22に格納されたグ
ラビア製版用画像データを、彫刻ユニット32に送る。
彫刻ユニット32は、CPU21から受け取ったグラビ
ア製版用画像データに応じたセルを、版胴31に彫刻す
る。これによって、YMCKの4色に対応した4個のグ
ラビア刷版が作成される。
【0013】図2は、図1のCPU21の特徴的な動作
を示すフローチャートである。以下、この図2を参照し
て、上記実施例の特徴となる動作をより詳細に説明す
る。
【0014】前述したように、CPU21は、画像入力
部10から入力されたRGBカラー画像データを、YM
CKカラー画像データに変換し、メモリ22に格納す
る。そして、CPU21は、メモリ22からYMCKカ
ラー画像データを読み出して入力し(ステップS10
1)、Y,M,C,K別の各単色画像データ(以下、基
準データと称する)に分色する(ステップS102)。
次に、CPU21は、ステップS102で得られた基準
画像データに基づいて、グラビア製版用画像データを生
成する(ステップS103)。このとき、CPU21
は、基準画像データから、特定数(例えば、64個)ず
つ画素データを抜き出し、これら抜き出した画素データ
に基づいて、各仮想画素のデータを生成する。ここで、
仮想画素データとは、図3に示されるような千鳥状に配
列される仮想画素の濃度を示すデータである。
【0015】次に、CPU21は、上記ステップS10
3で生成されたグラビア製版用画像データの中から、い
ずれか1つの仮想画素のデータを、注目仮想画素を示す
データ(以下、注目仮想画素データと称する)として選
定する(ステップS104)。次に、CPU21は、注
目仮想画素に対して副走査方向左右に隣接している上下
の仮想画素のデータを抜き出し、この抜き出した仮想画
素データと上記注目仮想画素データとの関係から、注目
仮想画素が副走査方向のエッジ部分に位置しているか否
かを判断する(ステップS105)。このとき、注目仮
想画素が副走査方向のエッジ部分に位置していないと判
断された場合、CPU21は、注目仮想画素データをそ
のままメモリ22に出力し格納する(ステップS10
6)。
【0016】ここで、図3の仮想画素Cを注目仮想画素
とした場合、この注目仮想画素が副走査方向のエッジ部
分に位置しているか否かを決定するための判断基準につ
いて説明する。今、Cを注目仮想画素の濃度、A,B,
D,Eを注目仮想画素に隣接する各仮想画素の濃度であ
るとすると、CPU21は、下記の(a)と(c)の条
件を満たすとき、または(b)と(c)の条件を満たす
ときは、注目仮想画素が副走査方向のエッジ部分に位置
していると判断する。 (a)(A+B)/2<C≦(D+E)/2 (b)(A+B)/2>C≧(D+E)/2 (c)(A+B)−(D+E)≧所定値
【0017】上記ステップS105において、注目仮想
画素が副走査方向のエッジ部分に位置していると判断さ
れた場合、CPU21は、注目仮想画素に対して副走査
方向左右に隣接している上下の仮想画素のデータを抜き
出し、互いのデータの濃淡を調査することにより、注目
仮想画素付近のエッジ部分に補正が必要であるか否かを
判断する(ステップS107)。このとき、CPU21
は、注目仮想画素データと、注目仮想画素に隣接する画
素のデータとが、次式(1)または(2)の条件を満た
す場合は、上記エッジ部分を補正すべきであると判断す
る。
【0018】なお、図4においては、注目仮想画素の座
標位置をS(m+1,n+1)とし、各隣接画素はm,
nを変数として座標位置を表している。ただし、mは副
走査方向座標であり、nは主走査方向座標である。ま
た、注目仮想画素の濃度は上記座標位置データを用いて
D(S(m+1,n+1))と表し、隣接画素の濃度も
座標位置データを変数として同様に表す。従って、以下
に示す式(1)〜(8)は、この前提のもとに表現され
ている。
【0019】
【数1】
【0020】上記ステップS107において、注目仮想
画素に関連するエッジ部分に補正が必要でないと判断さ
れた場合、CPU21は、注目仮想画素データをそのま
まメモリ22に出力し格納する(ステップS106)。
一方、当該エッジ部分に補正が必要であると判断された
場合、CPU21は、当該エッジ部分に新たな仮想画素
を加えるべきか否かを判断する(ステップS108)。
このステップS108の判断処理の詳細を、以下の
(A)〜(D)に説明する。
【0021】(A)上式(1)が成り立ち、かつ次式
(3)が成立する場合
【数2】 この場合、CPU21は、新たな仮想画素を追加するこ
となく、単に注目仮想画素を左へ移動させることによっ
て補正を行うと判断する(図5参照)。
【0022】(B)上式(1)が成り立ち、かつ次式
(4)および(5)が成立する場合
【数3】 この場合、CPU21は、注目仮想画素を移動させるこ
となく、新たな仮想画素を追加することによって補正を
行うと判断する(図6参照)。
【0023】(C)上式(2)が成り立ち、かつ次式
(6)が成立する場合 この場合、CPU21は、新たな仮想画素を追加するこ
となく、単に注目仮想画素を右へ移動させることによっ
て補正を行うと判断する(図7参照)。
【数4】
【0024】(D)上式(2)が成り立ち、かつ次式
(7)および(8)が成立する場合
【数5】 この場合、CPU21は、注目仮想画素を移動させるこ
となく、新たな仮想画素を追加することによって補正を
行うと判断する(図8参照)。
【0025】ステップS108の判断結果が上記(A)
または(C)の場合、すなわち注目仮想画素を移動させ
るべきであると判断した場合、CPU21は、図9に示
すように、移動前の注目仮想画素の中心位置P1と、注
目画素に対して移動方向に隣接する仮想画素の中心位置
P2との間の副走査方向の距離Mの1/2の位置P3
を、移動後の仮想画素の中心位置とし、移動後の新たな
仮想画素の濃度を求める(ステップS109)。このと
き、CPU21は、移動前の注目仮想画素の濃度を、移
動後の仮想画素の濃度として設定する。これによって、
注目仮想画素をコピーしたものが移動されることにな
る。また、CPU21は、移動前の注目仮想画素の濃度
を0%にする。これによって、移動前の注目仮想画素は
消滅し、その位置には何らのセルも彫刻されないことに
なる。次に、CPU21は、移動後の仮想画素の位置情
報と、注目仮想画素に対して左右いずれの方向に移動さ
せるかを示す移動方向情報と、ステップS109で求め
た濃度情報とを対にし、補正データとしてメモリ22に
出力し格納する(ステップS110)。
【0026】一方、ステップS108の判断結果が上記
(B)または(D)の場合、すなわち新たな仮想画素を
追加すべきであると判断した場合、CPU21は、図9
に示すように、注目仮想画素の中心位置P1と、注目画
素に対して加え方向に隣接する仮想画素の中心位置P2
との間の副走査方向の距離Mの1/2の位置P3を、新
たに追加する仮想画素の中心位置とし、追加すべき新た
な仮想画素の濃度を求める(ステップS111)。この
とき、CPU21は、注目仮想画素の濃度を、新たに追
加する仮想画素の濃度として設定する。これによって、
注目仮想画素をコピーしたものが新たな仮想画素として
追加されることになる。なお、移動の場合とは異なり、
CPU21は、注目仮想画素の濃度を0%にしない。従
って、注目仮想画素は、そのまま彫刻されることにな
る。次に、CPU21は、新たに追加する仮想画素の位
置情報と、注目仮想画素に対して左右いずれの方向に追
加するかを示す移動方向情報と、ステップS111で求
めた濃度情報とを対にし、補正データとしてメモリ22
に出力し格納する(ステップS110)。
【0027】上記ステップS110の後、CPU21
は、元のグラビア製版用画素データを、メモり22に出
力し格納する(ステップS106)。なお、仮想画素を
移動させる場合は、元の仮想画素の濃度は0%となって
いる。ステップS106の後、CPU21は、ステップ
S104の動作に戻り、注目仮想画素を他の仮想画素に
切り換えて上記と同様の動作を行う(ステップS104
〜S111)。
【0028】上記一連の動作が、基準画像データから抽
出可能な全ての仮想画素に対して行われると、ステップ
S105でエッジ判定すべきデータがないと判断され、
CPU21は、その動作を終了する。
【0029】次に、本発明の第2の実施例に係るグラビ
ア製版用画像データ生成装置について説明する。上記第
1の実施例がグラビア製版用画像データを生成してから
エッジ部分の補正を行っているのに対し、本第2の実施
例では、基準画像データからグラビア製版用画素データ
の生成と、エッジ部分の補正とを同時に行うようにして
いる。その結果、処理に要する時間が第1の実施例に比
べて短縮化できる。
【0030】上記第2の実施例を用いたグラビア製版シ
ステムの構成は、基本的には図1に示す第1の実施例と
同様であり、CPU21の動作のみが異なる。従って、
以下には、CPU21の動作を図10のフローチャート
を参照して説明することにより、本第2の実施例の詳細
について明らかにする。
【0031】第1の実施例と同様に、CPU21は、画
像入力部10から入力されたRGBカラー画像データ
を、YMCKカラー画像データに変換し、メモリ22に
格納する。そして、CPU21は、メモリ22からYM
CKカラー画像データを読み出して入力し(ステップS
201)、Y,M,C,K別の各単色画像データに分色
し、基準画像データを得る(ステップS202)。
【0032】次に、CPU21は、ステップS202で
得られた基準画像データの中から、これから生成しよう
とする仮想画素(以下、対象仮想画素と称す)の周辺に
配置される特定数の画素のデータを抜き出し、抜き出し
た画素データに基づいて、対象仮想画素が副走査方向の
エッジ部分に位置しているか否かを判断する(ステップ
S203)。
【0033】ここで、対象仮想画素がエッジ部分に位置
しているか否かの判断は、対象仮想画素の中心になる画
素の濃度と、その周辺の任意の8個の画素の濃度との比
較を行うことにより実現される。今、図11において、
Eを対象仮想画素の中心画素の濃度、A〜D,F〜Iを
対象仮想画素の周辺の画素の濃度であるとすると、CP
U21は、下記の(a)と(c)または(d)の条件を
満たすとき、または(b)と(c)または(f)の条件
を満たすときは、対象仮想画素が副走査方向のエッジ部
分に位置していると判断する。 (a)(A+B+C)/3≦(D+E+F)/3 (D+E+F)/3≦(G+H+I)/3 (A+B+C)/3≠(G+H+I)/3 (b)(A+B+C)/3≧(D+E+F)/3 (D+E+F)/3≧(G+H+I)/3 (A+B+C)/3≠(G+H+I)/3 (c)|{(A+B+C)/3}−{(D+E+F)/3}|≧所定値 (d)|{(D+E+F)/3}−{(G+H+I)/3}|≧所定値
【0034】上記ステップS203において、対象仮想
画素がエッジ部分に位置していないと判断された場合、
CPU21は、何らの補正を行うことなく、通常の補間
演算によって基準画像データから対象仮想画素のデータ
を生成する(ステップS204)。生成された対象仮想
画素のデータは、メモリ22に出力され、格納される
(ステップS205)。その後、CPU21は、ステッ
プS203の動作に戻る。
【0035】一方、上記ステップS203において、対
象仮想画素がエッジ部分に位置していると判断された場
合、CPU21は、ステップS202で分色された画像
データから、対象仮想画素の中心に位置する画素のデー
タ(図12では、H,I,L,M)と、当該対象画素に
対して副走査方向左右に隣接している上下の各仮想画素
の中心に位置する画素のデータ(図12では、E,F,
O,P)と、これら各仮想画素の周辺に位置する画素の
データ(図12では、A〜D,G,J,K,N,Q〜
T)とを抜き出し、これら抜き出した画素データの平均
値に基づいて濃度比較を行うことにより、対象仮想画素
に関連するエッジ部分に補正が必要であるか否かを判断
する(ステップS206)。このとき、CPU21は、
抜き出した各画素データが、次式(9)または(10)
の条件を満たす場合は、上記エッジ部分を補正すべきで
あると判断する。
【0036】
【数6】
【0037】上記ステップS206において、対象仮想
画素に関連するエッジ部分に補正が必要でないと判断さ
れた場合、CPU21は、何らの補正を行うことなく、
通常の補間演算によって基準画像データから対象仮想画
素のデータを生成する(ステップS204)。
【0038】一方、上記ステップS206において、エ
ッジ部分に補正が必要であると判断された場合、CPU
21は、当該エッジ部分に新たな仮想画素を加えるべき
か否かを判断する(ステップS207)。このステップ
S207の判断処理の詳細を、以下の(A)および
(B)に説明する。
【0039】(A)上式(9)が成り立つ場合 この場合、CPU21は、対象仮想画素を左側に移動さ
せると決定するが(図5参照)、その前に対象仮想画素
の移動方向の反対側(この場合は右側)に隣接する仮想
画素の周辺の画素の濃度(図12では、K〜T)を調べ
る。その結果、これら周辺画素の全てに濃度(1%以
上)があれば、CPU21は、注目仮想画素を移動させ
ることなく、新たな仮想画素追加することによって補正
を行うと決定する(図6参照)。
【0040】(B)上式(10)が成り立つ場合 この場合、CPU21は、対象仮想画素を右側に移動さ
せると決定するが(図7参照)、その前に対象仮想画素
の移動方向の反対側(この場合は左側)に隣接する仮想
画素の周辺の画素の濃度(図12では、A〜J)を調べ
る。その結果、これら周辺画素の全てに濃度(1%以
上)があれば、CPU21は、注目仮想画素を移動させ
ることなく、新たな仮想画素を追加することによって補
正を行うと決定する(図8参照)。
【0041】上記ステップS207において、対象仮想
画素を移動させることを決定した場合、CPU21は、
第1の実施例と同様の手法で移動後の仮想画素の位置を
決定する(図9参照)と共に、その決定した位置の周辺
に位置にする画素データを補間演算して移動後の仮想画
素のデータを生成する(ステップS208)。次に、C
PU21は、ステップS208で得た濃度情報および位
置情報に、移動方向を示す情報を付加して補正データと
して出力する(ステップS209)。この補正データ
は、メモリ22に与えられ格納される(ステップS20
5)。
【0042】上記ステップS207において、新たな仮
想画素を追加することを決定した場合、CPU21は、
第1の実施例と同様の手法で新たに追加する仮想画素の
移動後の位置を決定する(図9参照)と共に、その決定
した位置の周辺に位置にする画素データを補間演算して
新たな仮想画素のデータを生成する(ステップS21
0)。次に、CPU21は、ステップS210で得た濃
度情報および位置情報に、移動方向を示す情報を付加し
て補正データとして出力する(ステップS211)。次
に、CPU21は、通常の補間演算によって基準画像デ
ータから対象仮想画素のデータを生成する(ステップS
204)。ステップS211で得られた補正データおよ
びステップS204で得られたグラビア製版用画素デー
タは、メモリ22に与えられ格納される(ステップS2
05)。
【0043】上記のように、第2の実施例では、第1の
実施例と異なり、元の対象仮想画素のデータをコピーす
ることなく、移動後のまたは新たに加えるべき仮想画素
のデータを生成している。これは、第2の実施例では、
ステップS202で得られた基準画像データに基づいて
補正処理を行っているため、補正時において対象仮想画
素のデータが存在していないためである。
【0044】ステップS205の後、CPU21は、ス
テップS203の動作に戻る。以後、CPU21は、上
記ステップS203〜S211の動作を繰り返し、各仮
想画素についてデータを生成する。そして、全ての仮想
画素のデータが生成されると、ステップS203でエッ
ジ判定すべきデータがないと判断され、CPU21は、
その動作を終了する。
【0045】以上説明した2つの実施例によれば、図1
3に示すように、主走査方向に沿う縦方向のエッジ部分
の画質の劣化(ぼやけやギザギザ)を改良でき、原画に
近いグラビア画像を作成することができる。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、注目仮想画素
が画像のエッジ部分に位置している場合、注目仮想画素
を移動させたり、注目仮想画素の近傍に新たな仮想画素
を追加したりすることにより、画像のエッジ部分を補正
するようにしているので、エッジ部分での画質の低下
(ぼやけやギザつき)を、その状況に応じて適切に防止
することができる。その結果、原画像に近い良好な画質
のグラビア画像を得ることができる。
【0047】請求項2の発明によれば、基準画像データ
からの仮想画素データの生成と、エッジ部分の補正とを
同時に行うようにしているので、請求項1の発明のよう
に一旦仮想画素データを生成した後にエッジ補正を行う
場合に比べて、処理速度が速くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るグラビア製版用画
像データ生成装置を用いたグラビア製版システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例において、グラビア製版用画像デ
ータ生成装置20の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1のグラビア製版用画像データ生成装置20
で生成されるグラビア製版用画像データの画素配列を示
す図である。
【図4】第1の実施例において、生成されたグラビア製
版用画像データから仮想画素のエッジ判定を行う方法を
説明するための図である。
【図5】画像のエッジ部分において、注目仮想画素を左
側に移動させてエッジ補正を行った状態を示した図であ
る。
【図6】画像のエッジ部分において、注目仮想画素の左
側に新たな仮想画素を追加してエッジ補正を行った状態
を示した図である。
【図7】画像のエッジ部分において、注目仮想画素を右
側に移動させてエッジ補正を行った状態を示した図であ
る。
【図8】画像のエッジ部分において、注目仮想画素の右
側に新たな仮想画素を追加してエッジ補正を行った状態
を示した図である。
【図9】エッジ補正を行う場合に、移動後の仮想画素の
位置を決定する方法を説明するための図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係るグラビア製版用
画像データ生成装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】第2の実施例において、対象仮想画素のエッ
ジ判定を行う方法を説明するための図である。
【図12】第2の実施例において、エッジ補正を行う方
法を説明するための図である。
【図13】第1または第2の実施例において、画像のエ
ッジ部分が改善される状態を示した図である。
【図14】原画像における画像のエッジ部分の状態を示
した図である。
【図15】従来のグラビア製版用画像データ生成装置に
より生成されたグラビア製版用画像データのエッジ部分
の状態を示す図である。
【符号の説明】
10…画像入力部 12…入力シリンダ 13…ピックアップユニット 20…グラビア製版用画像データ生成装置 21…CPU 22…メモリ 23…ハードディスク装置 24…表示部 25…キーボード 30…画像出力部 31…版胴 32…彫刻ユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各画素が格子状に配列された基準画像デ
    ータから、各仮想画素が千鳥状に配列されたグラビア製
    版用画像データを生成するための装置であって、 前記基準画像データから特定数の画素のデータを順次抜
    き出し、当該抜き出した画素データに基づいて、各仮想
    画素のデータを順次生成する仮想画素データ生成手段
    と、 前記仮想画素データ生成手段によって生成された仮想画
    素データを1つずつ注目し、現在注目している仮想画素
    データに対応する仮想画素(注目仮想画素)が画像のエ
    ッジ部分に位置しているか否かを判定するエッジ判定手
    段と、 前記エッジ判定手段の判定の結果、前記注目仮想画素が
    画像のエッジ部分に位置する場合、当該注目仮想画素を
    移動させたデータを生成すると共に、元の注目仮想画素
    のデータを消去することにより、画像のエッジ部分を補
    正する第1の補正手段と、 前記エッジ判定手段の判定の結果、前記注目仮想画素が
    画像のエッジ部分に位置する場合、当該注目仮想画素の
    近傍に新たな仮想画素を追加するデータを生成すること
    により、画像のエッジ部分を補正する第2の補正手段
    と、 前記注目仮想画素およびそれに隣接する仮想画素のデー
    タに基づいて、第1および第2の補正手段のいずれを用
    いて補正するかを決定する補正決定手段とを備える、グ
    ラビア製版用画像データの生成装置。
  2. 【請求項2】 各画素が格子状に配列された基準画像デ
    ータから、各仮想画素が千鳥状に配列されたグラビア製
    版用画像データを生成するための装置であって、 前記基準画像データに含まれる画素データに基づいて、
    現在処理の対象としている仮想画素(対象仮想画素)が
    画像のエッジ部分に位置しているか否かを判定するエッ
    ジ判定手段と、 前記エッジ判定手段の判定の結果、前記対象仮想画素が
    画像のエッジ部分に位置する場合、当該対象仮想画素を
    移動させたデータを生成することにより、画像のエッジ
    部分を補正する第1の補正手段と、 前記エッジ判定手段の判定の結果、前記対象仮想画素が
    画像のエッジ部分に位置する場合、当該対象仮想画素の
    近傍に新たな仮想画素を追加するデータを生成すること
    により、画像のエッジ部分を補正する第2の補正手段
    と、 前記基準画像データに基づいて、第1および第2の補正
    手段のいずれを用いて補正するかを決定する補正決定手
    段と、 前記エッジ判定手段の判定の結果、前記対象仮想画素が
    画像のエッジ部分に位置しない場合、または前記第2の
    補正手段を用いて画像のエッジ部分の補正を行う場合、
    前記基準画像データから抜き出した画素データに基づい
    て、当該対象仮想画素のデータを生成する仮想画素デー
    タ生成手段とを備える、グラビア製版用画像データ生成
    装置。
JP15486795A 1995-06-21 1995-06-21 グラビア製版用画像データの生成装置 Pending JPH091769A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001296644A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Dainippon Printing Co Ltd 画像処理装置および印刷シリンダ作成方法
DE102007029099A1 (de) * 2007-06-21 2008-12-24 Hell Gravure Systems Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zur Bebilderung einer Tiefdruckform und so bebilderte Tiefdruckform
CN102602126A (zh) * 2012-03-29 2012-07-25 汕头市立成印刷制版厂有限公司 凹印版辊的雕刻方法

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