JPH09177797A - 軸箱構造 - Google Patents

軸箱構造

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JPH09177797A
JPH09177797A JP33473895A JP33473895A JPH09177797A JP H09177797 A JPH09177797 A JP H09177797A JP 33473895 A JP33473895 A JP 33473895A JP 33473895 A JP33473895 A JP 33473895A JP H09177797 A JPH09177797 A JP H09177797A
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JP
Japan
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oil
lubricating oil
hole
oil storage
communication hole
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JP33473895A
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English (en)
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Yasushi Amano
靖 天野
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/66Special parts or details in view of lubrication
    • F16C33/6637Special parts or details in view of lubrication with liquid lubricant
    • F16C33/6659Details of supply of the liquid to the bearing, e.g. passages or nozzles
    • F16C33/6666Details of supply of the liquid to the bearing, e.g. passages or nozzles from an oil bath in the bearing housing, e.g. by an oil ring or centrifugal disc

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】正常時における最適な潤滑状態を得る一方で、
オイルエアが供給されない異常時には軸箱内に十分な油
浴が形成されるようにする。 【解決手段】閉塞板11の外面側に、断面凹形の潤滑油
貯蔵容器14をその開口側を閉塞板11側に向けて固定
し、この潤滑油貯蔵容器14及び閉塞板11で画成され
た空間を潤滑油貯蔵部15とする。そして、円筒孔2A
と潤滑油貯蔵部15との間を、閉塞板11に形成された
連通孔16を介して連通させる。ただし、連通孔16の
高さ位置は、円筒孔2A内に形成される油浴9の望まし
い深さに応じて設定する。さらに、潤滑油貯蔵容器14
に排油口7を形成し、排油口7と図示しないオイルタン
クとが配管8を介して連通している。この場合、排油口
7の高さ位置は、連通孔16の高さ位置よりも高くす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、潤滑油を圧縮空
気を利用して管路の内壁面に沿って移動する状態(オイ
ルエア)として潤滑対象物に供給する潤滑油供給装置
(オイルエア潤滑システム)からオイルエアが供給され
る軸受の軸箱構造に関し、特に、正常時における最適な
潤滑状態を得る一方で、オイルエアが供給されない異常
時には軸箱内に十分な油浴が形成されて焼き付け等が防
止されるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】潤滑油と圧縮空気とを適宜混合してなる
オイルエアを軸受等の潤滑対象物に供給する潤滑油供給
装置としては、例えば、本出願人が先に提案した特開平
2−271197号公報に開示されたものがあり、かか
る従来の技術は、潤滑油と圧縮空気とを供給するメイン
ユニットと、それら潤滑油及び圧縮空気を混合してオイ
ルエア状態とする混合器と、オイルエアを多岐分配する
ための分配器とを基本構成としている。
【0003】そして、オイルエアが供給される軸受側
は、例えば図4に示すように構成されていた。即ち、図
4は、オイルエアが供給される軸受を内蔵した軸受ユニ
ット1の断面図であって、この軸受ユニット1は、その
軸箱2の円筒孔2A内に配設された転がり軸受3によっ
て回転軸4を回転自在に支持するようになっている。具
体的には、転がり軸受3の内輪3aが回転軸4に外嵌す
るとともに、その外輪3bが軸箱2の円筒孔2A内に圧
入されている。
【0004】また、転がり軸受3の外輪3bには、その
外周面に周方向に連続した周溝3cが形成されるととも
に、その内周面及び周溝3c間を連通する放射状に延び
た複数の貫通孔3dが形成されている。一方、軸箱2の
上面には潤滑油を供給するための給油口5が形成されて
いて、この給油口5と周溝3cとの間が軸箱2に形成さ
れた貫通孔5aを介して連通している。そして、給油口
5には、配管6を通じて図示しない潤滑油供給装置から
オイルエアが供給されるようになっている。
【0005】さらに、軸箱2には、その内部から余剰潤
滑油を排出するための排油口7が形成されていて、この
排油口7と円筒孔2Aとの間が貫通孔7aを介して連通
している。そして、排油口7は、配管8を通じて図示し
ないオイルタンクに連通していて、これにより円筒孔2
A内の余剰潤滑油が貫通孔7a,排油口7及び配管8を
通じてオイルタンクに戻されるようになっている。
【0006】そして、この従来の軸箱2にあっては、排
油口7及び貫通孔7aを、軸受3の外輪3bの最下部よ
りも若干高い位置に設けていて、これにより、円筒孔2
A内に油浴9が形成されるようにしている。つまり、潤
滑油供給装置から圧縮空気とともに配管6,給油口5,
貫通孔5a,円周溝3c及び貫通孔3dを通じて軸受3
内部に供給された潤滑油は、軸受3の潤滑に用いられた
後に、圧縮空気とともに貫通孔7a,排油口7及び配管
8を通じてオイルタンクに戻されるが、潤滑油の一部は
貫通孔2Aの下部に溜まり、油浴9を形成するのであ
る。
【0007】このような油浴9が形成されれば、例えば
配管6や配管8等に目詰まりが生じて軸箱2内に新たな
潤滑油が供給されない異常時となっても、軸受3の潤滑
が可能となり、設備のメンテナンス頻度を極力小さくす
ることができる、という利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すような従来の軸箱2にあっては、転がり軸受3が配
設される空間に常に一定深さの油浴9が形成されるた
め、回転軸4が高速で回転する設備にあっては、油浴9
を形成する潤滑油の攪拌抵抗によって転がり軸受3の温
度が上昇してしまうという不具合があった。従って、高
速回転で使用される転がり軸受3では油浴9は少量であ
ることが望ましいのであるが、極少量の油浴9が形成さ
れるように排油口7の高さ位置を設定してしまうと、潤
滑油の供給が停止した異常時に潤滑不良を生じる可能性
がある。
【0009】つまり、図4に示した従来の軸箱2では、
正常時における転がり軸受3の温度上昇を抑えるという
要求と、オイルエアが供給されない異常時であっても良
好な潤滑状態を得るという要求との両方を十分に満足す
ることが困難であった。本発明は、このような従来の技
術が有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、正常時における最適な潤滑状態を得る一方で、オイ
ルエアが供給されない異常時には軸箱内に十分な油浴が
形成されて焼き付け等が防止できる軸箱構造を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、圧縮空気を利用して潤滑油を管路の内壁
面に沿って移動させる潤滑油供給装置から前記潤滑油が
供給される軸受の軸箱構造であって、前記軸受が配設さ
れる軸受空間とは別に潤滑油貯蔵部を設けるとともに、
前記軸受空間内に前記潤滑油を供給するための給油口
と、前記軸受空間と前記潤滑油貯蔵部との間を連通する
連通孔と、前記潤滑油貯蔵部から前記潤滑油を排出する
ための排油口とを形成し、そして、前記連通孔の高さ位
置を、前記排油口の高さ位置よりも低くした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の
形態を示す図であり、オイルエアによって潤滑が行われ
る軸受ユニット1の断面図である。先ず、構成を説明す
るが、オイルエア潤滑システムの全体構成は本出願人が
先に提案した上記公開公報や、同じく本出願人が先に提
案した特開平6−201092号公報等に開示されてい
るため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0012】即ち、この実施の形態は、連続鋳造機にお
ける圧延ロール10の両端部に設けられた回転軸4を回
転自在に支持する軸受ユニット1に本発明を適用したも
のであって、この軸受ユニット1の軸箱2にはその両端
面間を連通する軸受空間としての円筒孔2Aが形成さ
れ、円筒孔2A内に回転軸4が非接触に挿入され、円筒
孔2A内の回転軸4先端部に転がり軸受3の内輪3aが
外嵌している。なお、円筒孔2Aは、その軸を左右方向
に向けた円筒形の孔である。
【0013】そして、円筒孔2Aは、図1左側端面から
順に、大径部2a,テーパ部2b,小径部2c及びオイ
ルシール溝2dとなっていて、大径部2a内に転がり軸
受3の外輪3bが嵌め込まれている。なお、外輪3bの
一方の端面が大径部2a及びテーパ部2b間の段差部に
当接するとともに、他方の端面に大径部2aに嵌め込ま
れる閉塞板11の円筒部11a端面が当接していて、こ
れにより、転がり軸受3の位置決めがなされている。ま
た、オイルシール溝2dにはオイルシール12が嵌め込
まれている。ただし、この実施の形態では、オイルシー
ル12の回転軸4に摺接するリップの先端を、円筒孔2
Aに対して外向きとしていて、これにより、配管8が閉
塞した異常時であっても、円筒2A内の高圧空気をリッ
プ及び回転軸4間の隙間から外部に逃がして円筒孔2A
内が極端な高圧状態とならないようにしている。
【0014】なお、軸箱2の圧延ロール10側端面に
は、オイルシール12の脱落を防止するとともに、外部
から到来する比較的大きな異物によるオイルシール12
のリップの損傷等を防止するために、円形の保護プレー
ト13が固定されている。そして、図4に示した従来の
構成と同様に、転がり軸受3の外輪3bには周溝3c及
び貫通孔3dが形成され、軸箱2の上面には潤滑油を供
給するための給油口5が形成され、この給油口5と周溝
3cとの間が軸箱2に形成された貫通孔5aを介して連
通し、給油口5には、配管6を通じて図示しない潤滑油
供給装置からオイルエアが供給されるようになってい
る。
【0015】一方、閉塞板11の外面側(図1左側)に
は、断面凹形の潤滑油貯蔵容器14がその開口側を閉塞
板11側に向けて固定されていて、この潤滑油貯蔵容器
14及び閉塞板11で画成された空間が、潤滑油貯蔵部
15となっている。この例では、潤滑油貯蔵部15を、
円筒孔2Aの大径部2aと同径の円形の空間としてい
る。
【0016】そして、円筒孔2Aと潤滑油貯蔵部15と
の間が、閉塞板11に形成された連通孔16を介して連
通している。ただし、この連通孔16の高さ位置は、円
筒孔2A内に形成される油浴9の望ましい深さに応じて
設定する。例えば、この実施の形態では、最も下の位置
にきたときの転がり軸受3の転動体としてのコロ3e
が、油浴9に半分程度浸漬するように、円筒部11a内
周面から連通孔16までの距離をコロ3eの半径程度と
している。
【0017】さらに、潤滑油貯蔵容器14には排油口7
が形成されていて、排油口7と図示しないオイルタンク
とが配管8を介して連通している。なお、排油口7の高
さ位置は、連通孔16の高さ位置よりも高くする。例え
ばこの実施の形態では、潤滑油貯蔵部15の高さの上か
ら略1/4程度の位置に排油口7を形成している。次
に、本実施の形態の作用を説明する。
【0018】図示しない潤滑油供給装置から給油口5に
供給されたオイルエアは、そこから貫通孔5a,周溝3
c,貫通孔3dを通じて転がり軸受3の潤滑面(内輪3
a外周面、外輪3b内周面)に到達する。そして、転が
り軸受3を収容している円筒孔2Aは、連通孔16,潤
滑油貯蔵部15,排油口7及び配管8を介してオイルタ
ンク9に通じているが、連通孔16の高さ位置を上述の
ように設定しているため、円筒孔2A内には、所望深さ
の油浴9が形成される。
【0019】そして、潤滑油供給装置から軸箱2内には
常にオイルエアが供給され、そのオイルエアを搬送する
ための圧縮空気は連通孔16,潤滑油貯蔵部15,排油
口7及び配管8を通じて排気されるから、その圧縮空気
の移動に伴って、円筒孔2A内の余剰潤滑油は、潤滑油
貯蔵部15内に送り込まれ、そこから排油口7及び配管
8を通じてオイルタンク9に戻される。
【0020】この場合、円筒孔2Aと潤滑油貯蔵部15
との間は、排油口7よりも低い位置に形成された連通孔
16を介して連通しているため、円筒孔2Aから潤滑油
貯蔵部15に流れ込んだ圧縮空気は、潤滑油貯蔵部15
内を下方から上方に向かって流れることになる。する
と、圧縮空気とともに円筒孔2Aから潤滑油貯蔵部15
に流れ込んだ潤滑油は、その潤滑油貯蔵部15の内壁面
に沿って上昇するように流れるから、潤滑油貯蔵部15
内に油溜まり17が形成されるようになる。つまり、連
通孔16の内径を適宜選定することにより、その連通孔
16における圧縮空気の流速を十分に速くすることがで
きるから、潤滑油貯蔵部15に流れ込んだ潤滑油は連通
孔16内を逆流することができず、潤滑油貯蔵部15の
内壁面に沿った油溜まり17が形成されるのである。た
だし、潤滑油貯蔵部15が狭すぎると、潤滑油貯蔵部1
5内の圧縮空気の流れによって潤滑油の多くが排油口7
から排出され、十分な油溜まり17が形成されないこと
もあるから、潤滑油貯蔵部15の広さはある程度確保す
ることが望ましい。
【0021】そして、潤滑油貯蔵部15内に形成された
油溜まり17は、転がり軸受3が高速で回転しても攪拌
されないから、この油溜まり17によって転がり軸受3
の温度が上昇してしまうような不具合はない。その一方
で、配管6や配管8等が例えば閉塞したために軸箱2内
にオイルエアが供給されない状態になると、当然に連通
孔16を通過する圧縮空気の流れも止まるから、油溜ま
り17を支えていた力がなくなる。すると、油溜まり1
7は自重によって崩れてしまい、油溜まり17を形成し
ていた潤滑油が連通孔16内を逆流して円筒孔2A内に
流れ込み、油浴9を増大させる。
【0022】この結果、転がり軸受3は容量が増大した
油浴9によって潤滑されることになるから、新たな潤滑
油が供給されない異常時であっても良好な潤滑が行われ
て、異常発生時に直ぐさま転がり軸受3が焼き付いてし
まうようなことが回避できるのである。従って、メンテ
ナンス頻度を極力小さくできるから、多数のガイドロー
ルやピンチロール等を有し潤滑箇所が数百箇所に達する
場合もある連続鋳造機のようなものに適用した場合であ
っても、メンテナンスの手間や費用が膨大になることを
避けることができる。
【0023】このように、本実施の形態にあっては、正
常時における油浴9の深さを必要最小限に抑えることが
できるから、攪拌抵抗を極力小さくして転がり軸受3の
温度上昇を回避できるとともに、オイルエアが供給され
ない異常時には十分な量の油浴9を形成して、転がり軸
受3の焼き付きを防止できる。つまり、従来は相反して
いた二つの要求の両方を、十分に満足することができる
のである。
【0024】図2は本発明の第2の実施の形態を示す図
であり、これも上記第1の実施の形態と同様に、圧延ロ
ール10の両端部に設けられた回転軸4を回転自在に支
持する軸受ユニット1に本発明を適用したものである。
なお、上記第1の実施の形態と同様の部材及び部位に
は、同じ符号を付し、その重複する説明は省略する。即
ち、本実施の形態にあっては、連通孔16の高さ位置を
閉塞板11の円筒部11aの内周面と同じ高さにしてい
て、これにより、正常時に油浴9が形成されないように
している。つまり、正常時には、常時供給される新鮮且
つ必要最小限のオイルエアによって転がり軸受3の潤滑
を行い、異常時には、上記第1の実施の形態と同様に、
油溜まり17が崩れることにより形成される油浴によっ
て転がり軸受3の潤滑を行うようになっている。
【0025】従って、上記第1の実施の形態と同様に、
従来は相反していた二つの要求の両方を、十分に満足す
ることができるし、正常時には油浴9が形成されないか
ら、高速回転で使用される軸受ユニット1にとって特に
有益である。なお、連通孔16の高さ位置を選定するこ
とにより油浴9の大きさを調整することができるのであ
るが、例えば、この第2の実施の形態のように円筒部1
1aの内周面に近接して連通孔16を形成しておけば、
円筒孔2Aに対する閉塞板11の取付角度を選定するだ
けで連通孔16の高さ位置が変化して、形成される油浴
9の大きさを調整することができるから、使用回転速度
の異なる軸受ユニット1同士で閉塞板11を共通化でき
てコスト低減が図られるという利点がある。
【0026】図3は本発明の第3の実施の形態を示す図
であり、これも上記第1の実施の形態と同様に、圧延ロ
ール10の両端部に設けられた回転軸4を回転自在に支
持する軸受ユニット1に本発明を適用したものである。
なお、上記第1の実施の形態と同様の部材及び部位に
は、同じ符号を付し、その重複する説明は省略する。即
ち、本実施の形態にあっては、上記第1,第2の実施の
形態のように軸箱2と一体に潤滑油貯蔵部15を設ける
のではなく、軸箱2とは別体の箱型の潤滑油貯蔵容器1
4を設け、その内部を潤滑油貯蔵部15としたものであ
る。
【0027】具体的には、軸箱2の円筒孔2Aを閉塞す
る閉塞板11に形成された貫通孔11bと、潤滑油貯蔵
容器14に形成された貫通孔14aとを配管18を介し
て連通させている。ただし、貫通孔11bは、円筒部1
1aの内周面に近接して円筒孔2A内の最も低い位置に
形成され、貫通孔14aの高さ位置は貫通孔11bの高
さ位置よりも高く、排油口7の高さ位置は貫通孔14a
の高さ位置よりも高くなっている。なお、貫通孔11b
及び14aの高さ位置は等しくてもよいし、油溜まり1
7の容量が十分の場合には、貫通孔14aの高さ位置が
貫通孔11bの高さ位置よりも低くてもよいが、その場
合でも排油口7の高さ位置は貫通孔11bの高さ位置よ
りも高い必要がある。
【0028】このような構成であっても、正常時には、
常時供給される新鮮且つ必要最小限のオイルエアによっ
て転がり軸受3の潤滑が行われるし、異常時には、油溜
まり17が崩れることにより形成される油浴によって転
がり軸受3の潤滑が行われるから、上記第1又は第2の
実施の形態と同様に、従来は相反していた二つの要求の
両方を、十分に満足することができる。
【0029】そして、本実施の形態にあっては、軸箱2
内に潤滑油貯蔵部15を形成する余裕がない場合であっ
ても適用可能であるという利点がある。また、既存の設
備に適用する場合に、その適用が容易であるという利点
もあある。ここで、この第3の実施の形態にあっては、
貫通孔11b,配管18及び貫通孔14aによって、本
発明における連通孔が形成されている。
【0030】なお、この第3の実施の形態の構成におい
て、配管18の軸箱2側端部を下側として上方に向かう
部分を十分に長くすれば、潤滑油貯蔵容器14を省略
し、配管18内部を実質的に潤滑油貯蔵部として利用す
ることができ、コスト的にもより有利となる。この場
合、例えば配管18を螺旋状にすれば、その配設スペー
スも少なくて済むから、適用現場における利点は大き
い。
【0031】また、特に図示はしないが、上記第1〜3
の実施の形態において、オイルエア潤滑システムの混合
器の作動状態を監視する装置を設けて、圧縮空気のみが
軸箱2内に供給される異常状態を検出するようにすれ
ば、潤滑不良となることをより確実に回避することがで
きる。つまり、上記第1〜3の実施の形態であれば、配
管6,8の目詰まり等によって圧縮空気及び潤滑油の両
方が軸箱2に供給されない異常状態となっても、転がり
軸受3が直ちに焼き付くような事態にはならないが、圧
縮空気のみが軸箱2に供給されてしまう異常時には大量
の油浴が形成されないので潤滑不良が生じる可能性があ
る。そこで、常時監視する異常を後者のみに限るように
すれば、異常監視の手間を最小限に抑えつつ、潤滑不良
が生じる可能性を低減できるようになる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
軸受空間とは別に潤滑油貯蔵部を設けるとともに、軸受
空間内に前記潤滑油を供給するための給油口と、軸受空
間と潤滑油貯蔵部との間を連通する連通孔と、潤滑油貯
蔵部から潤滑油を排出するための排油口とを形成し、そ
して、連通孔の高さ位置を排油口の高さ位置よりも低く
したため、オイルエアが供給されない異常時にのみ十分
な量の油浴を形成することができるから、正常時におけ
る軸受の温度上昇を抑えつつ、異常発生時に直ぐさま軸
受が焼き付くようなことを防止できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図4】従来の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軸受ユニット 2 軸箱 2A 円筒孔(軸受空間) 3 転がり軸受 4 回転軸 5 給油口 6 配管 7 排油口 8 配管 9 油浴 11 閉塞板 11b 貫通孔(連通孔) 14 潤滑油貯蔵容器 14a 貫通孔(連通孔) 15 潤滑油貯蔵部 16 連通孔 17 油溜まり 18 配管(連通孔)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気を利用して潤滑油を管路の内壁
    面に沿って移動させる潤滑油供給装置から前記潤滑油が
    供給される軸受の軸箱構造であって、前記軸受が配設さ
    れる軸受空間とは別に潤滑油貯蔵部を設けるとともに、
    前記軸受空間内に前記潤滑油を供給するための給油口
    と、前記軸受空間と前記潤滑油貯蔵部との間を連通する
    連通孔と、前記潤滑油貯蔵部から前記潤滑油を排出する
    ための排油口とを形成し、そして、前記連通孔の高さ位
    置を、前記排油口の高さ位置よりも低くしたことを特徴
    とする軸箱構造。
JP33473895A 1995-12-22 1995-12-22 軸箱構造 Pending JPH09177797A (ja)

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