JPH09178037A - ベローズシール弁 - Google Patents
ベローズシール弁Info
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- JPH09178037A JPH09178037A JP7351304A JP35130495A JPH09178037A JP H09178037 A JPH09178037 A JP H09178037A JP 7351304 A JP7351304 A JP 7351304A JP 35130495 A JP35130495 A JP 35130495A JP H09178037 A JPH09178037 A JP H09178037A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Details Of Valves (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 長期間にわたる使用においてもベローズ40
に亀裂等が生じないようにして完全密封機能を維持す
る。 【解決手段】 弁棒23が弁蓋17を貫通する箇所にお
ける流体の漏れを防止するように、伸縮自在なベローズ
40がその一端を弁棒23に密着し他端を弁蓋17に密
着して設けられたベローズシール弁において、ベローズ
40は弁開状態において自然状態長さになるように形成
して着設した。また、ベローズ40の横方向の変位を防
止するようにこのベローズ40の途中に弁箱延長筒部1
5の内周面に滑接して案内するガイド42を有する。ま
た、ベローズ40はインコネル合金のオメガベローズで
ある。
に亀裂等が生じないようにして完全密封機能を維持す
る。 【解決手段】 弁棒23が弁蓋17を貫通する箇所にお
ける流体の漏れを防止するように、伸縮自在なベローズ
40がその一端を弁棒23に密着し他端を弁蓋17に密
着して設けられたベローズシール弁において、ベローズ
40は弁開状態において自然状態長さになるように形成
して着設した。また、ベローズ40の横方向の変位を防
止するようにこのベローズ40の途中に弁箱延長筒部1
5の内周面に滑接して案内するガイド42を有する。ま
た、ベローズ40はインコネル合金のオメガベローズで
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば原子力発
電プラントなどに用いられ弁であって、外部への漏れが
絶対にないことが要求されるベローズシール弁に関する
ものである。
電プラントなどに用いられ弁であって、外部への漏れが
絶対にないことが要求されるベローズシール弁に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図2はベローズシール弁の一例を示し、
(A)は側面断面図、(B)は要部縦断面図である。図
2に示すベローズシール弁は、流体通路11と弁座13
が形成された弁箱10の上部に弁箱延長筒部(延長ボン
ネット)15が固着され、その上端に弁蓋17が固着さ
れ、その上方に支持部材61を介して駆動部30が設け
られ、その出力部31に連結して弁棒23及び弁体21
が設けられている。図2(A)に示すように、弁棒23
が弁蓋17を貫通する箇所にはグランドパッキン19が
充填されているが、弁棒23が昇降を繰り返したときで
も漏れを完全に止めることは難しいので、図2(B)に
示すように、伸縮自在なベローズ40が、上部リテーナ
45を介して弁蓋17に密着させ、下部リテーナ46を
介して弁棒23に密着させて設けられて、漏れが完全に
ないようにされている。
(A)は側面断面図、(B)は要部縦断面図である。図
2に示すベローズシール弁は、流体通路11と弁座13
が形成された弁箱10の上部に弁箱延長筒部(延長ボン
ネット)15が固着され、その上端に弁蓋17が固着さ
れ、その上方に支持部材61を介して駆動部30が設け
られ、その出力部31に連結して弁棒23及び弁体21
が設けられている。図2(A)に示すように、弁棒23
が弁蓋17を貫通する箇所にはグランドパッキン19が
充填されているが、弁棒23が昇降を繰り返したときで
も漏れを完全に止めることは難しいので、図2(B)に
示すように、伸縮自在なベローズ40が、上部リテーナ
45を介して弁蓋17に密着させ、下部リテーナ46を
介して弁棒23に密着させて設けられて、漏れが完全に
ないようにされている。
【0003】図3は従来のベローズシール弁のベローズ
及びその付近を示し、(A)は自然状態にあるベローズ
の縦断面図、(B)は弁閉止状態の縦断面図、(C)は
弁開放状態の縦断面図である。図3に示すように、ベロ
ーズ40の上端及び下端にはそれぞれ上部リテーナ45
及び下部リテーナ46が気密に取り付けられており、上
部リテーナ45は弁蓋17に下部リテーナ46は弁棒2
3に気密に取り付けられている。図3(A)に示すよう
に、従来のベローズ40の自然状態長さLf は図3
(B)に示す閉鎖状態長さLc に等しい長さに製作され
ている。弁開放状態ではベローズ40は圧縮されて図3
(C)に示す弁開放状態長さLo となる。
及びその付近を示し、(A)は自然状態にあるベローズ
の縦断面図、(B)は弁閉止状態の縦断面図、(C)は
弁開放状態の縦断面図である。図3に示すように、ベロ
ーズ40の上端及び下端にはそれぞれ上部リテーナ45
及び下部リテーナ46が気密に取り付けられており、上
部リテーナ45は弁蓋17に下部リテーナ46は弁棒2
3に気密に取り付けられている。図3(A)に示すよう
に、従来のベローズ40の自然状態長さLf は図3
(B)に示す閉鎖状態長さLc に等しい長さに製作され
ている。弁開放状態ではベローズ40は圧縮されて図3
(C)に示す弁開放状態長さLo となる。
【0004】図2及び図3において、駆動部30により
出力部31及び弁棒23を介して弁体21を昇降駆動し
て、弁体21を弁座13に離・接させれば、流体通路1
1は開・閉される。ベローズ40の上部リテーナ45は
弁蓋17に密着固定され、下部リテーナ46は弁棒23
に密着固定されているので、弁棒23が昇降運動をして
も、ベローズ40が伸縮して、上部リテーナ45と弁蓋
17との間及び下部リテーナ46と弁棒23との間は密
着固定状態を完全に維持するので、流体の漏れを完全に
阻止することができる。
出力部31及び弁棒23を介して弁体21を昇降駆動し
て、弁体21を弁座13に離・接させれば、流体通路1
1は開・閉される。ベローズ40の上部リテーナ45は
弁蓋17に密着固定され、下部リテーナ46は弁棒23
に密着固定されているので、弁棒23が昇降運動をして
も、ベローズ40が伸縮して、上部リテーナ45と弁蓋
17との間及び下部リテーナ46と弁棒23との間は密
着固定状態を完全に維持するので、流体の漏れを完全に
阻止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のベローズシール
弁は上記のようであり、例えば原子力発電プラントにお
ける高温高圧の一次冷却材等の流体であって外部への漏
れが絶対にないことが要求される箇所に適用され、ベロ
ーズ40は繰り返し応力による亀裂や流体接触による腐
食などが生じないように高耐久性の材質で作られるが、
長年の運転使用中に繰り返し応力と腐食性の流体接触と
が重畳して負荷したときに、いわゆる応力腐食割れが生
じるおそれがあり、これを防止して長期間にわたって完
全密封機能を維持しなければならないというような課題
があった。
弁は上記のようであり、例えば原子力発電プラントにお
ける高温高圧の一次冷却材等の流体であって外部への漏
れが絶対にないことが要求される箇所に適用され、ベロ
ーズ40は繰り返し応力による亀裂や流体接触による腐
食などが生じないように高耐久性の材質で作られるが、
長年の運転使用中に繰り返し応力と腐食性の流体接触と
が重畳して負荷したときに、いわゆる応力腐食割れが生
じるおそれがあり、これを防止して長期間にわたって完
全密封機能を維持しなければならないというような課題
があった。
【0006】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、長期間の運転使用を経ても、ベローズ40
に亀裂等が生じないようにして、完全密封機能を維持す
ることができるベローズシール弁を得ることを目的とす
る。
れたもので、長期間の運転使用を経ても、ベローズ40
に亀裂等が生じないようにして、完全密封機能を維持す
ることができるベローズシール弁を得ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るベローズ
シール弁は、ベローズが弁開状態において自然状態長さ
になるように形成されて着設されたものである。また、
前記ベローズが横方向に変位することを防止するように
このベローズの途中に弁箱延長筒部の内周面に滑接して
案内するガイドを有するものである。また、前記ベロー
ズはインコネル合金のオメガベローズとしたものであ
る。
シール弁は、ベローズが弁開状態において自然状態長さ
になるように形成されて着設されたものである。また、
前記ベローズが横方向に変位することを防止するように
このベローズの途中に弁箱延長筒部の内周面に滑接して
案内するガイドを有するものである。また、前記ベロー
ズはインコネル合金のオメガベローズとしたものであ
る。
【0008】この発明におけるベローズシール弁のベロ
ーズは、弁開状態において自然状態長さになるように形
成されて着設されているので、弁開状態で悪い環境の流
体に接触しているときは自然状態で応力がない状態であ
り、弁閉状態で応力が生じたときは悪い環境の流体に接
触しない。したがって、応力と流体接触とを同時に受け
たとき発生する応力腐食の条件が揃わないため、亀裂等
の発生の可能性が従来に比べて著しく軽減される。な
お、一般に、応力疲労又は腐食の個別の原因によって発
生する損傷に比べて、応力腐食による損傷はきわめて重
大な損傷となることが知られている。また、このベロー
ズの途中に弁箱延長筒部の内壁面に滑接して案内するガ
イドがあれば、ベローズが横方向に変位することが防止
されて二次的応力の発生が防止され、二次的応力の加重
による応力の増加が避けられ、疲労が軽減される。ま
た、このベローズをインコネル合金のオメガベローズと
すれば、その優れた耐蝕性と強靱さにより長期間の使用
でも損傷等が生じ難い。
ーズは、弁開状態において自然状態長さになるように形
成されて着設されているので、弁開状態で悪い環境の流
体に接触しているときは自然状態で応力がない状態であ
り、弁閉状態で応力が生じたときは悪い環境の流体に接
触しない。したがって、応力と流体接触とを同時に受け
たとき発生する応力腐食の条件が揃わないため、亀裂等
の発生の可能性が従来に比べて著しく軽減される。な
お、一般に、応力疲労又は腐食の個別の原因によって発
生する損傷に比べて、応力腐食による損傷はきわめて重
大な損傷となることが知られている。また、このベロー
ズの途中に弁箱延長筒部の内壁面に滑接して案内するガ
イドがあれば、ベローズが横方向に変位することが防止
されて二次的応力の発生が防止され、二次的応力の加重
による応力の増加が避けられ、疲労が軽減される。ま
た、このベローズをインコネル合金のオメガベローズと
すれば、その優れた耐蝕性と強靱さにより長期間の使用
でも損傷等が生じ難い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明するが、先ず、ベローズシール弁の概略
を説明する。図2はベローズシール弁の一例を示し、
(A)は側面断面図、(B)は要部縦断面図である。図
2に示すベローズシール弁は、内部に流体通路11と弁
座13が形成された弁箱10の上部に弁箱延長筒部(延
長ボンネット)15が固着され、その上端に弁蓋17が
固着され、その上方に支持部材61を介して駆動部30
が設けられている。なお、弁箱10の図の左右の開口は
図示しない絶対に外部に漏れてはならないような流体が
流れる配管に連結され、流体通路11にはその流体が流
れる。弁体21に連結されている弁棒23は、弁箱延長
筒部15内を上方に延長して弁蓋17を貫通して上方へ
延びて駆動部30の出力部31に連結されている。図2
(A)に示すように、弁棒23が弁蓋17を貫通する箇
所には隙間を塞ぐようにグランドパッキン19を挿入充
填してパッキン押えにより押圧して流体の漏れを阻止す
るようにしている。
図について説明するが、先ず、ベローズシール弁の概略
を説明する。図2はベローズシール弁の一例を示し、
(A)は側面断面図、(B)は要部縦断面図である。図
2に示すベローズシール弁は、内部に流体通路11と弁
座13が形成された弁箱10の上部に弁箱延長筒部(延
長ボンネット)15が固着され、その上端に弁蓋17が
固着され、その上方に支持部材61を介して駆動部30
が設けられている。なお、弁箱10の図の左右の開口は
図示しない絶対に外部に漏れてはならないような流体が
流れる配管に連結され、流体通路11にはその流体が流
れる。弁体21に連結されている弁棒23は、弁箱延長
筒部15内を上方に延長して弁蓋17を貫通して上方へ
延びて駆動部30の出力部31に連結されている。図2
(A)に示すように、弁棒23が弁蓋17を貫通する箇
所には隙間を塞ぐようにグランドパッキン19を挿入充
填してパッキン押えにより押圧して流体の漏れを阻止す
るようにしている。
【0010】しかし、図2において、弁棒23が昇降を
繰り返したとき、グランドパッキン19で漏れを完全に
止めることは難しいので、漏れを完全に阻止するため
に、弁箱延長筒部15内の筒状空間に、伸縮自在なベロ
ーズ40が、図2(B)に示すように、上部リテーナ4
5を介して弁蓋17に密着固定させ、下部リテーナ46
を介して弁棒23に密着固定させて設けられている。こ
のベローズ40はインコネル合金(例えば、インコネル
600:Ni 76%,Cr 16%,Fe 8%,その他S
i ,Mn ,C等)で作られたオメガベローズである。ま
た、ベローズ40の途中には1個又は複数個のガイド4
2が設けられている。弁箱延長筒部15の内周面は滑ら
かに仕上げられており、ガイド42の外周面は弁箱延長
筒部15の滑らかな内周面に滑接するように形成されて
いる。なお、41は外周部に多数隔設されたシールリン
グである。
繰り返したとき、グランドパッキン19で漏れを完全に
止めることは難しいので、漏れを完全に阻止するため
に、弁箱延長筒部15内の筒状空間に、伸縮自在なベロ
ーズ40が、図2(B)に示すように、上部リテーナ4
5を介して弁蓋17に密着固定させ、下部リテーナ46
を介して弁棒23に密着固定させて設けられている。こ
のベローズ40はインコネル合金(例えば、インコネル
600:Ni 76%,Cr 16%,Fe 8%,その他S
i ,Mn ,C等)で作られたオメガベローズである。ま
た、ベローズ40の途中には1個又は複数個のガイド4
2が設けられている。弁箱延長筒部15の内周面は滑ら
かに仕上げられており、ガイド42の外周面は弁箱延長
筒部15の滑らかな内周面に滑接するように形成されて
いる。なお、41は外周部に多数隔設されたシールリン
グである。
【0011】図1はこの発明によるベローズシール弁の
実施の一形態であるベローズ及びその付近を示し、
(A)は自然状態にあるベローズの縦断面図、(B)は
弁閉止状態の縦断面図、(C)は弁開放状態の縦断面図
である。図1(A)に示すように、ベローズ40の上端
及び下端には、それぞれ上部リテーナ45及び下部リテ
ーナ46が全周連続溶接などにより漏れが絶対にないよ
うに強固に取り付けられている。このベローズ40は、
図1(B)及び(C)に示すように、弁箱延長筒部15
内において、上部リテーナ45を弁蓋17に、また、下
部リテーナ46を弁棒23に漏れが絶対にないように密
着固定させて設けられている。図1(A)に示すよう
に、この発明によるベローズ40の自然状態長さLf
(全く力を加えずに自由状態であるときの長さ)は、図
1(C)に示す弁開放状態長さLo に等しい長さに製作
されている。
実施の一形態であるベローズ及びその付近を示し、
(A)は自然状態にあるベローズの縦断面図、(B)は
弁閉止状態の縦断面図、(C)は弁開放状態の縦断面図
である。図1(A)に示すように、ベローズ40の上端
及び下端には、それぞれ上部リテーナ45及び下部リテ
ーナ46が全周連続溶接などにより漏れが絶対にないよ
うに強固に取り付けられている。このベローズ40は、
図1(B)及び(C)に示すように、弁箱延長筒部15
内において、上部リテーナ45を弁蓋17に、また、下
部リテーナ46を弁棒23に漏れが絶対にないように密
着固定させて設けられている。図1(A)に示すよう
に、この発明によるベローズ40の自然状態長さLf
(全く力を加えずに自由状態であるときの長さ)は、図
1(C)に示す弁開放状態長さLo に等しい長さに製作
されている。
【0012】次に、図1及び図2に示すベローズシール
弁の動作及び作用について説明する。図2において、駆
動部30により出力部31及び弁棒23を介して弁体2
1を昇降駆動して、弁体21を弁座13に離・接させれ
ば、流体通路11は連通・閉止し、この弁を通過する流
体は流通し、また、流れが阻止される。図1において、
ベローズ40の上部リテーナ45は弁蓋17に密着させ
て固定的に取り付けられ、下部リテーナ46は弁棒23
に密着させて固定的に取り付けられているので、弁棒2
3が昇降運動をしても、ベローズ40が伸縮して、上部
リテーナ45と弁蓋17との間及び下部リテーナ46と
弁棒23との間は密着固定状態を完全に維持するので、
ベローズ40の外側にある流体はベローズ40の内側に
入ることが全く不可能であり、弁棒23と弁蓋17との
間の隙間に到達することは絶対に不可能であり、流体の
漏れを完全に阻止することができる。
弁の動作及び作用について説明する。図2において、駆
動部30により出力部31及び弁棒23を介して弁体2
1を昇降駆動して、弁体21を弁座13に離・接させれ
ば、流体通路11は連通・閉止し、この弁を通過する流
体は流通し、また、流れが阻止される。図1において、
ベローズ40の上部リテーナ45は弁蓋17に密着させ
て固定的に取り付けられ、下部リテーナ46は弁棒23
に密着させて固定的に取り付けられているので、弁棒2
3が昇降運動をしても、ベローズ40が伸縮して、上部
リテーナ45と弁蓋17との間及び下部リテーナ46と
弁棒23との間は密着固定状態を完全に維持するので、
ベローズ40の外側にある流体はベローズ40の内側に
入ることが全く不可能であり、弁棒23と弁蓋17との
間の隙間に到達することは絶対に不可能であり、流体の
漏れを完全に阻止することができる。
【0013】ベローズシール弁のベローズ40は、長年
の運転使用により、ベローズ40にかかる繰り返し変形
で生じる繰り返し応力による疲労や、例えば10MPa
を超える高圧、300℃を超える高温であって硼酸等を
含む流体に接触して生じるおそれがある腐食により、長
期間の使用によりベローズ40に亀裂等が生じるおそれ
があったので、ベローズ40を優れた耐蝕合金で作るこ
とにより耐久性を高めていた。しかしながら、従来のベ
ローズシール弁のベローズ40は、図3(A)に示すよ
うに、自然状態長さLf が閉鎖状態長さLc に等しい長
さとなるように製作されていたので、図3(C)に示す
弁開状態においては、ベローズ40が圧縮されて応力が
発生しているときに同時に腐食性の流体に曝されるとい
う応力腐食の条件を満たす状態となり、応力腐食割れと
いうような損傷が発生するおそれがあった。
の運転使用により、ベローズ40にかかる繰り返し変形
で生じる繰り返し応力による疲労や、例えば10MPa
を超える高圧、300℃を超える高温であって硼酸等を
含む流体に接触して生じるおそれがある腐食により、長
期間の使用によりベローズ40に亀裂等が生じるおそれ
があったので、ベローズ40を優れた耐蝕合金で作るこ
とにより耐久性を高めていた。しかしながら、従来のベ
ローズシール弁のベローズ40は、図3(A)に示すよ
うに、自然状態長さLf が閉鎖状態長さLc に等しい長
さとなるように製作されていたので、図3(C)に示す
弁開状態においては、ベローズ40が圧縮されて応力が
発生しているときに同時に腐食性の流体に曝されるとい
う応力腐食の条件を満たす状態となり、応力腐食割れと
いうような損傷が発生するおそれがあった。
【0014】このような問題に対して、図1に示すこの
発明におけるベローズシール弁のベローズ40において
も、長年の運転使用により疲労や腐食が生じるおそれが
ないとは言えないが、図1に示すベローズ40は、図3
に示すベローズ40と異なり、図1(A)に示すよう
に、自然状態長さLf が弁開放状態長さLo に等しい長
さになるように製作されている。すなわち、弁開状態に
おいて自然状態長さになるように形成されて着設されて
いるので、図1(C)に示すように弁開状態で悪い環境
の流体にベローズ40が接触しているときはベローズ4
0は自然状態で応力がない状態であり、図1(B)に示
すように弁閉状態でベローズ40に伸長応力が生じたと
きはベローズ40は悪い環境の流体に接触しないことに
なる。このように、応力と悪環境の流体接触とを同時に
受けたとき発生する応力腐食の条件が揃わないため、応
力腐食割れの現象が発生せず、従来に比べて損傷の発生
が著しく軽減される。なお、一般に、繰り返し応力の疲
労のみによっては亀裂等が発生せず、悪い環境の流体に
接触しただけでは腐食等が発生しない場合でも、繰り返
し応力の疲労と悪環境の流体接触とを同時に受けたとき
は著しい腐食性亀裂が発生することがあるという、いわ
ゆる応力腐食割れ現象が知られている。この発明による
ベローズシール弁のベローズ40は、この応力腐食割れ
現象が発生する条件が成立することを排除したものであ
り、これにより、ベローズシール弁の耐久性を飛躍的に
向上させることができる。
発明におけるベローズシール弁のベローズ40において
も、長年の運転使用により疲労や腐食が生じるおそれが
ないとは言えないが、図1に示すベローズ40は、図3
に示すベローズ40と異なり、図1(A)に示すよう
に、自然状態長さLf が弁開放状態長さLo に等しい長
さになるように製作されている。すなわち、弁開状態に
おいて自然状態長さになるように形成されて着設されて
いるので、図1(C)に示すように弁開状態で悪い環境
の流体にベローズ40が接触しているときはベローズ4
0は自然状態で応力がない状態であり、図1(B)に示
すように弁閉状態でベローズ40に伸長応力が生じたと
きはベローズ40は悪い環境の流体に接触しないことに
なる。このように、応力と悪環境の流体接触とを同時に
受けたとき発生する応力腐食の条件が揃わないため、応
力腐食割れの現象が発生せず、従来に比べて損傷の発生
が著しく軽減される。なお、一般に、繰り返し応力の疲
労のみによっては亀裂等が発生せず、悪い環境の流体に
接触しただけでは腐食等が発生しない場合でも、繰り返
し応力の疲労と悪環境の流体接触とを同時に受けたとき
は著しい腐食性亀裂が発生することがあるという、いわ
ゆる応力腐食割れ現象が知られている。この発明による
ベローズシール弁のベローズ40は、この応力腐食割れ
現象が発生する条件が成立することを排除したものであ
り、これにより、ベローズシール弁の耐久性を飛躍的に
向上させることができる。
【0015】また、図2(B)に示すように、このベロ
ーズ40の途中に弁箱延長筒部15の内壁面に滑接して
案内するガイド42があれば、ベローズ40が横方向に
変位することが防止されて、ベローズ40に二次的応力
が発生することが防止され、二次的応力の加重による応
力の増加が避けられ、長期間の使用による疲労が軽減さ
れ、亀裂などの損傷発生の防止に寄与する。
ーズ40の途中に弁箱延長筒部15の内壁面に滑接して
案内するガイド42があれば、ベローズ40が横方向に
変位することが防止されて、ベローズ40に二次的応力
が発生することが防止され、二次的応力の加重による応
力の増加が避けられ、長期間の使用による疲労が軽減さ
れ、亀裂などの損傷発生の防止に寄与する。
【0016】また、このベローズ40をインコネル合金
のオメガベローズとすれば、その優れた耐蝕性と強靱さ
により長期間の使用を経ても損傷等が生じることなく長
期間にわたって密封機能を確実に発揮する。
のオメガベローズとすれば、その優れた耐蝕性と強靱さ
により長期間の使用を経ても損傷等が生じることなく長
期間にわたって密封機能を確実に発揮する。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ベロ
ーズの自然状態の長さが弁開状態の長さに等しくなるよ
うに形成したので、ベローズが腐食性流体接触と応力と
を同時に受けなくなり、いわゆる応力腐食割れ現象の発
生が防止され、長期間の使用に耐えて密封機能を維持す
る。また、ガイドを設ければベローズの不整変形が防止
される。また、ベローズをインコネル合金のオメガベロ
ーズとすれば優れた耐蝕性と強靱さにより耐久性がさら
に向上する。
ーズの自然状態の長さが弁開状態の長さに等しくなるよ
うに形成したので、ベローズが腐食性流体接触と応力と
を同時に受けなくなり、いわゆる応力腐食割れ現象の発
生が防止され、長期間の使用に耐えて密封機能を維持す
る。また、ガイドを設ければベローズの不整変形が防止
される。また、ベローズをインコネル合金のオメガベロ
ーズとすれば優れた耐蝕性と強靱さにより耐久性がさら
に向上する。
【図1】この発明によるベローズシール弁の実施の一形
態であるベローズ及びその付近を示し、(A)は自然状
態にあるベローズの縦断面図、(B)は弁閉止状態の縦
断面図、(C)は弁開放状態の縦断面図である。
態であるベローズ及びその付近を示し、(A)は自然状
態にあるベローズの縦断面図、(B)は弁閉止状態の縦
断面図、(C)は弁開放状態の縦断面図である。
【図2】ベローズシール弁の一例を示し、(A)は側面
断面図、(B)は要部縦断面図である。
断面図、(B)は要部縦断面図である。
【図3】従来のベローズシール弁のベローズ及びその付
近を示し、(A)は自然状態にあるベローズの縦断面
図、(B)は弁閉止状態の縦断面図、(C)は弁開放状
態の縦断面図である。
近を示し、(A)は自然状態にあるベローズの縦断面
図、(B)は弁閉止状態の縦断面図、(C)は弁開放状
態の縦断面図である。
10:弁箱、 11:流体通路、13:弁座、 15:
弁箱延長筒部、17:弁蓋、 19:グランドパッキ
ン、21:弁体、 23:弁棒、40:ベローズ、 4
2:ガイド、45:上部リテーナ、 46:下部リテー
ナ、Lf :自然状態長さ、Lc :閉鎖状態長さ、Lo :
開放状態長さ。
弁箱延長筒部、17:弁蓋、 19:グランドパッキ
ン、21:弁体、 23:弁棒、40:ベローズ、 4
2:ガイド、45:上部リテーナ、 46:下部リテー
ナ、Lf :自然状態長さ、Lc :閉鎖状態長さ、Lo :
開放状態長さ。
Claims (3)
- 【請求項1】 弁体を昇降駆動する弁棒が弁箱延長筒部
の上端の弁蓋を貫通する箇所における流体の漏れを防止
するように伸縮自在なベローズがその一端を前記弁棒に
密着し他端を前記弁蓋に密着して設けられたベローズシ
ール弁において、前記ベローズは弁開状態において自然
状態長さになるように形成されて着設されたことを特徴
とするベローズシール弁。 - 【請求項2】 伸縮する前記ベローズが横方向に変位す
ることを防止するようにこのベローズの途中に前記弁箱
延長筒部の内周面に滑接して案内するガイドを有する請
求項1に記載のベローズシール弁。 - 【請求項3】 前記ベローズはインコネル合金のオメガ
ベローズである請求項1又は請求項2に記載のベローズ
シール弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7351304A JPH09178037A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | ベローズシール弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7351304A JPH09178037A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | ベローズシール弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09178037A true JPH09178037A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18416406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7351304A Pending JPH09178037A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | ベローズシール弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09178037A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001295952A (ja) * | 2000-04-14 | 2001-10-26 | Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd | 高精度安全弁 |
| JP2008121859A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Ckd Corp | 真空弁 |
| CN119146230A (zh) * | 2024-11-14 | 2024-12-17 | 山东亚华工业装备股份有限公司 | 一种船用截止阀 |
| CN120720412A (zh) * | 2025-08-20 | 2025-09-30 | 耐氟隆集团有限公司 | 一种低逸散高精度波纹管调节阀 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP7351304A patent/JPH09178037A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001295952A (ja) * | 2000-04-14 | 2001-10-26 | Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd | 高精度安全弁 |
| JP2008121859A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Ckd Corp | 真空弁 |
| CN119146230A (zh) * | 2024-11-14 | 2024-12-17 | 山东亚华工业装备股份有限公司 | 一种船用截止阀 |
| CN119146230B (zh) * | 2024-11-14 | 2025-02-28 | 山东亚华工业装备股份有限公司 | 一种船用截止阀 |
| CN120720412A (zh) * | 2025-08-20 | 2025-09-30 | 耐氟隆集团有限公司 | 一种低逸散高精度波纹管调节阀 |
| CN120720412B (zh) * | 2025-08-20 | 2025-11-04 | 耐氟隆集团有限公司 | 一种低逸散高精度波纹管调节阀 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040622 |