JPH09178413A - 測定対象物周りの媒体の揺らぎによるノイズの補償方法及びそのための装置 - Google Patents
測定対象物周りの媒体の揺らぎによるノイズの補償方法及びそのための装置Info
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- JPH09178413A JPH09178413A JP7334705A JP33470595A JPH09178413A JP H09178413 A JPH09178413 A JP H09178413A JP 7334705 A JP7334705 A JP 7334705A JP 33470595 A JP33470595 A JP 33470595A JP H09178413 A JPH09178413 A JP H09178413A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 測定対象物の周りの空気などの揺らぎによる
ノイズの補償を行い、的確な測定対象物の測定を可能に
する測定対象物周りの媒体の揺らぎによるノイズの補償
方法及びそのための装置を提供する。 【解決手段】 第1のレーザー光をHe−Neレーザー
1で、第2のレーザー光をYAGレーザー2で得て、こ
の2色のレーザーを、第1のダイクロイックミラー(D
M1)6で同軸の1本の線になし、前記第2のレーザー
光を測定対象物に到達する直前で第2のダイクロイック
ミラー(DM2)9で反射させ、前記第1のレーザー光
は測定対象物で反射させ、反射した2色のレーザーを、
第3のダイクロイックミラー(DM3)11で分けて、
測定対象物で反射した第1のレーザー光を第1の位置検
出器12で検出し、測定対象物に到達する直前で反射し
た第2のレーザー光を第2の位置検出器13で検出す
る。
ノイズの補償を行い、的確な測定対象物の測定を可能に
する測定対象物周りの媒体の揺らぎによるノイズの補償
方法及びそのための装置を提供する。 【解決手段】 第1のレーザー光をHe−Neレーザー
1で、第2のレーザー光をYAGレーザー2で得て、こ
の2色のレーザーを、第1のダイクロイックミラー(D
M1)6で同軸の1本の線になし、前記第2のレーザー
光を測定対象物に到達する直前で第2のダイクロイック
ミラー(DM2)9で反射させ、前記第1のレーザー光
は測定対象物で反射させ、反射した2色のレーザーを、
第3のダイクロイックミラー(DM3)11で分けて、
測定対象物で反射した第1のレーザー光を第1の位置検
出器12で検出し、測定対象物に到達する直前で反射し
た第2のレーザー光を第2の位置検出器13で検出す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光線を利
用する変位測定を行う場合など、測定対象物の周りの媒
体、例えば、空気(あるいは水など)の揺らぎによるノ
イズの補償方法及びそのための装置に関するものであ
る。
用する変位測定を行う場合など、測定対象物の周りの媒
体、例えば、空気(あるいは水など)の揺らぎによるノ
イズの補償方法及びそのための装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、物体の形状測定などにレーザ
ー光線を利用する変位測定が行われている。このような
レーザー光線を利用する変位測定は、製品の検査や製品
の管理などの生産現場に至るまで幅広く使用されてい
る。
ー光線を利用する変位測定が行われている。このような
レーザー光線を利用する変位測定は、製品の検査や製品
の管理などの生産現場に至るまで幅広く使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、物体の形
状測定など基礎研究のレベルから、製品の管理などの生
産現場に至るまで幅広く使用されているレーザー光線を
利用する変位測定を行う際、測定対象物の周りの空気
(あるいは水など)の揺らぎなどがノイズとなり、測定
結果の精度が上がらない場合がある。
状測定など基礎研究のレベルから、製品の管理などの生
産現場に至るまで幅広く使用されているレーザー光線を
利用する変位測定を行う際、測定対象物の周りの空気
(あるいは水など)の揺らぎなどがノイズとなり、測定
結果の精度が上がらない場合がある。
【0004】特に、測定対象物が流れの中にある場合、
例えば、風洞実験などの場合は、その流れの乱れによ
り、レーザー光線が揺らいでしまい、測定自身が不可能
な場合がある。本発明は、上記問題点を除去し、測定対
象物の周りの空気などの揺らぎによるノイズの補償を行
い、的確な測定対象物の測定を可能にする測定対象物周
りの媒体の揺らぎによるノイズの補償方法及びそのため
の装置を提供することを目的とする。
例えば、風洞実験などの場合は、その流れの乱れによ
り、レーザー光線が揺らいでしまい、測定自身が不可能
な場合がある。本発明は、上記問題点を除去し、測定対
象物の周りの空気などの揺らぎによるノイズの補償を行
い、的確な測定対象物の測定を可能にする測定対象物周
りの媒体の揺らぎによるノイズの補償方法及びそのため
の装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕測定対象物周りの媒体の揺らぎによるノイズの補
償方法において、第1のレーザー光と第2のレーザー光
を同時に発生させ、前記第1のレーザー光と第2のレー
ザー光を合わせ、前記第1のレーザー光は測定対象物で
反射させ、前記第2のレーザー光は測定対象物に到達す
る直前で反射させ、前記測定対象物で反射した第1のレ
ーザー光と前記測定対象物に到達する直前で反射した第
2のレーザー光とをそれぞれに分け、前記測定対象物で
反射した第1のレーザー光を第1の位置検出器で検出
し、前記測定対象物に到達する直前で反射した第2のレ
ーザー光を第2の位置検出器で検出し、前記第1の位置
検出器と前記第2の位置検出器からの検出値に基づい
て、前記測定対象物周りの媒体の揺らぎを補正するよう
にしたものである。
成するために、 〔1〕測定対象物周りの媒体の揺らぎによるノイズの補
償方法において、第1のレーザー光と第2のレーザー光
を同時に発生させ、前記第1のレーザー光と第2のレー
ザー光を合わせ、前記第1のレーザー光は測定対象物で
反射させ、前記第2のレーザー光は測定対象物に到達す
る直前で反射させ、前記測定対象物で反射した第1のレ
ーザー光と前記測定対象物に到達する直前で反射した第
2のレーザー光とをそれぞれに分け、前記測定対象物で
反射した第1のレーザー光を第1の位置検出器で検出
し、前記測定対象物に到達する直前で反射した第2のレ
ーザー光を第2の位置検出器で検出し、前記第1の位置
検出器と前記第2の位置検出器からの検出値に基づい
て、前記測定対象物周りの媒体の揺らぎを補正するよう
にしたものである。
【0006】〔2〕測定対象物周りの媒体の揺らぎによ
るノイズの補償方法において、第1のレーザー光をHe
−Neレーザー(λ1 =633nm)で、第2のレーザ
ー光をYAGレーザー(λ2 =1.06μm)で得て、
該2色のレーザー光を、第1のダイクロイックミラーで
同軸の1本の線になし、前記第2のレーザー光を測定対
象物に到達する直前で第2のダイクロイックミラーで反
射させ、前記第1のレーザー光は前記測定対象物で反射
させ、反射した2色のレーザー光を、第3のダイクロイ
ックミラーで分けて、前記測定対象物で反射した第1の
レーザー光を第1の位置検出器で検出し、前記測定対象
物に到達する直前で反射した第2のレーザー光を第2の
位置検出器で検出するようにしたものである。
るノイズの補償方法において、第1のレーザー光をHe
−Neレーザー(λ1 =633nm)で、第2のレーザ
ー光をYAGレーザー(λ2 =1.06μm)で得て、
該2色のレーザー光を、第1のダイクロイックミラーで
同軸の1本の線になし、前記第2のレーザー光を測定対
象物に到達する直前で第2のダイクロイックミラーで反
射させ、前記第1のレーザー光は前記測定対象物で反射
させ、反射した2色のレーザー光を、第3のダイクロイ
ックミラーで分けて、前記測定対象物で反射した第1の
レーザー光を第1の位置検出器で検出し、前記測定対象
物に到達する直前で反射した第2のレーザー光を第2の
位置検出器で検出するようにしたものである。
【0007】〔3〕測定対象物周りの媒体の揺らぎによ
るノイズの補償装置において、第1のレーザー光と第2
のレーザー光とを同時に発生させる手段と、前記第1の
レーザー光と第2のレーザー光とを合わせる手段と、前
記第1のレーザー光を測定対象物で反射させる手段と、
前記第2のレーザー光を前記測定対象物に到達する直前
で反射させる手段と、前記測定対象物で反射した第1の
レーザー光と前記測定対象物に到達する直前で反射した
第2のレーザー光とをそれぞれに分ける手段と、前記測
定対象物で反射した第1のレーザー光を検出する第1の
位置検出器と、前記測定対象物に到達する直前で反射し
た第2のレーザー光を検出する第2の位置検出器と、前
記第1の位置検出器と前記第2の位置検出器からの検出
値に基づいて、前記測定対象物周りの媒体の揺らぎを補
正する手段とを設けるようにしたものである。
るノイズの補償装置において、第1のレーザー光と第2
のレーザー光とを同時に発生させる手段と、前記第1の
レーザー光と第2のレーザー光とを合わせる手段と、前
記第1のレーザー光を測定対象物で反射させる手段と、
前記第2のレーザー光を前記測定対象物に到達する直前
で反射させる手段と、前記測定対象物で反射した第1の
レーザー光と前記測定対象物に到達する直前で反射した
第2のレーザー光とをそれぞれに分ける手段と、前記測
定対象物で反射した第1のレーザー光を検出する第1の
位置検出器と、前記測定対象物に到達する直前で反射し
た第2のレーザー光を検出する第2の位置検出器と、前
記第1の位置検出器と前記第2の位置検出器からの検出
値に基づいて、前記測定対象物周りの媒体の揺らぎを補
正する手段とを設けるようにしたものである。
【0008】上記のように構成したので、 (A)測定対象物の周りの空気などの揺らぎによるノイ
ズの補償を行い、的確な測定対象物の測定を行うことが
できる。例えば、He−Neレーザーのみによる測定に
比べ、He−NeレーザーとYAGレーザーの2色レー
ザーによれば、50%以上のノイズを除去することがで
きる。
ズの補償を行い、的確な測定対象物の測定を行うことが
できる。例えば、He−Neレーザーのみによる測定に
比べ、He−NeレーザーとYAGレーザーの2色レー
ザーによれば、50%以上のノイズを除去することがで
きる。
【0009】(B)2色のレーザー光を用いて行う場合
には、セットアップが容易で、かつ2本の光線が同軸で
あり、位置誤差が生じることがない。 (C)単色光を分割して行う場合には、1色のレーザー
で済むために、安価にできる。
には、セットアップが容易で、かつ2本の光線が同軸で
あり、位置誤差が生じることがない。 (C)単色光を分割して行う場合には、1色のレーザー
で済むために、安価にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例を示す
測定対象物周りの媒体の揺らぎによるノイズの補償を行
った測定システムの構成図である。図1において、1は
He−Neレーザー(λ1 =633nm)、2はYAG
レーザー(λ2 =1.06μm)、3,4はコリメー
タ、5は第1の全反射ミラー、6は第1のダイクロイッ
クミラー(DM1)、7は第2の全反射ミラー、8はビ
ームスプリッタ、9は第2のダイクロイックミラー(D
M2)、10はゲージブロック(Gauge bloc
k:この場合は測定対象物)、11は第3のダイクロイ
ックミラー(DM3)、12は第1の位置検出器、13
は第2の位置検出器、14はコンピュータ、15は風速
を示している。
を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例を示す
測定対象物周りの媒体の揺らぎによるノイズの補償を行
った測定システムの構成図である。図1において、1は
He−Neレーザー(λ1 =633nm)、2はYAG
レーザー(λ2 =1.06μm)、3,4はコリメー
タ、5は第1の全反射ミラー、6は第1のダイクロイッ
クミラー(DM1)、7は第2の全反射ミラー、8はビ
ームスプリッタ、9は第2のダイクロイックミラー(D
M2)、10はゲージブロック(Gauge bloc
k:この場合は測定対象物)、11は第3のダイクロイ
ックミラー(DM3)、12は第1の位置検出器、13
は第2の位置検出器、14はコンピュータ、15は風速
を示している。
【0011】そこで、He−Neレーザー1(λ1 =6
33nm)から出射されたレーザー光はコリメータ3を
通して、第1のダイクロイックミラー(DM1)6に至
る。一方、YAGレーザー(λ2 =1.06μm)2か
ら出射されたレーザー光はコリメータ4を通して、第1
の全反射ミラー5で反射されて第1のダイクロイックミ
ラー(DM1)6に至る。そこで、He−Neレーザー
1とYAGレーザー2からの2色のレーザー光を、第1
のダイクロイックミラー(DM1)6により同軸の1本
の線とする。
33nm)から出射されたレーザー光はコリメータ3を
通して、第1のダイクロイックミラー(DM1)6に至
る。一方、YAGレーザー(λ2 =1.06μm)2か
ら出射されたレーザー光はコリメータ4を通して、第1
の全反射ミラー5で反射されて第1のダイクロイックミ
ラー(DM1)6に至る。そこで、He−Neレーザー
1とYAGレーザー2からの2色のレーザー光を、第1
のダイクロイックミラー(DM1)6により同軸の1本
の線とする。
【0012】この同軸の1本の線は、第2の全反射ミラ
ー7で反射され、ビームスプリッタ8に至る。YAGレ
ーザー光は測定対象物、つまり、ゲージブロック10の
直前に固定された第2のダイクロイックミラー(DM
2)9において反射するが、He−Neレーザー光は、
第2のダイクロイックミラー9を通過し、測定対象物
(ゲージブロック)10に至り、そこで反射する。
ー7で反射され、ビームスプリッタ8に至る。YAGレ
ーザー光は測定対象物、つまり、ゲージブロック10の
直前に固定された第2のダイクロイックミラー(DM
2)9において反射するが、He−Neレーザー光は、
第2のダイクロイックミラー9を通過し、測定対象物
(ゲージブロック)10に至り、そこで反射する。
【0013】反射光はビームスプリッタ8により、第3
のダイクロイックミラー(DM3)11に向かい、その
第3のダイクロイックミラー11でその反射光を再び2
本に分け、YAGレーザー光は第2の位置検出器13に
より、He−Neレーザー光は第1の位置検出器12に
よりそれぞれ検出し、これらの検出値に基づいて、コン
ピュータ14で測定対象物の測定処理、つまり、測定対
象物周りの媒体の揺らぎを補正する。
のダイクロイックミラー(DM3)11に向かい、その
第3のダイクロイックミラー11でその反射光を再び2
本に分け、YAGレーザー光は第2の位置検出器13に
より、He−Neレーザー光は第1の位置検出器12に
よりそれぞれ検出し、これらの検出値に基づいて、コン
ピュータ14で測定対象物の測定処理、つまり、測定対
象物周りの媒体の揺らぎを補正する。
【0014】以下、本発明の測定対象物周りの媒体の揺
らぎによるノイズの補償方法について詳細に説明する。
まず、本発明の測定対象物の測定原理について述べる。
図1に示すような装置をセットして、上記したように2
種の波長の光源、ここでは、He−Neレーザー1とY
AGレーザー2から出たレーザー光を、それぞれコリメ
ータ3,4を通し、第1のダイクロイックミラー(DM
1)6により同軸の1本の線とする。YAGレーザー光
は、測定対象物であるゲージブロック10の直前に固定
された第2のダイクロイックミラー(DM2)9におい
て反射するが、He−Neレーザー光は第2のダイクロ
イックミラー(DM2)9を通過し、ゲージブロック1
0で反射する。反射光を再び第3のダイクロイックミラ
ー(DM3)11で2本に分け、YAGレーザー光は第
2の位置検出器13により、He−Neレーザー光は第
1の位置検出器12により検出する。
らぎによるノイズの補償方法について詳細に説明する。
まず、本発明の測定対象物の測定原理について述べる。
図1に示すような装置をセットして、上記したように2
種の波長の光源、ここでは、He−Neレーザー1とY
AGレーザー2から出たレーザー光を、それぞれコリメ
ータ3,4を通し、第1のダイクロイックミラー(DM
1)6により同軸の1本の線とする。YAGレーザー光
は、測定対象物であるゲージブロック10の直前に固定
された第2のダイクロイックミラー(DM2)9におい
て反射するが、He−Neレーザー光は第2のダイクロ
イックミラー(DM2)9を通過し、ゲージブロック1
0で反射する。反射光を再び第3のダイクロイックミラ
ー(DM3)11で2本に分け、YAGレーザー光は第
2の位置検出器13により、He−Neレーザー光は第
1の位置検出器12により検出する。
【0015】そこで、第1の位置検出器12からの出力
ΔV01には、測定対象物の変位と周辺空気の揺らぎによ
るノイズがのっているが、第2の位置検出器13からの
出力ΔV02は測定対象物の変位にはよらないことより、
周辺空気の揺らぎによるノイズを差し引くことができ
る。ここで、上記した2色のレーザー光を共に用いた方
法を、便宜的に、2色補償法(Two−Color C
ompensation:TCC法)と呼ぶ。
ΔV01には、測定対象物の変位と周辺空気の揺らぎによ
るノイズがのっているが、第2の位置検出器13からの
出力ΔV02は測定対象物の変位にはよらないことより、
周辺空気の揺らぎによるノイズを差し引くことができ
る。ここで、上記した2色のレーザー光を共に用いた方
法を、便宜的に、2色補償法(Two−Color C
ompensation:TCC法)と呼ぶ。
【0016】次に、本発明の測定対象物の測定における
解析法について述べる。He−Neレーザー(波長
λ1 )、YAGレーザー(波長λ2 )のレーザー光の揺
らぎをそれぞれξ1 、ξ2 とすると、第1の位置検出器
12の出力ΔV01と、第2の位置検出器13の出力ΔV
02は、それぞれ、 ΔV01=k1 ×(θ+ξ1 ) ΔV02=k2 ×ξ2 で示される。ここで、k1 、k2 はレーザー光の波長、
位置検出器の特性などによる係数、θは測定対象物の変
位、ξ1 、ξ2 の間には、 ξ1 =bξ2 の関係がある。bは周辺空気の揺らぎによる係数であ
る。
解析法について述べる。He−Neレーザー(波長
λ1 )、YAGレーザー(波長λ2 )のレーザー光の揺
らぎをそれぞれξ1 、ξ2 とすると、第1の位置検出器
12の出力ΔV01と、第2の位置検出器13の出力ΔV
02は、それぞれ、 ΔV01=k1 ×(θ+ξ1 ) ΔV02=k2 ×ξ2 で示される。ここで、k1 、k2 はレーザー光の波長、
位置検出器の特性などによる係数、θは測定対象物の変
位、ξ1 、ξ2 の間には、 ξ1 =bξ2 の関係がある。bは周辺空気の揺らぎによる係数であ
る。
【0017】従って、位置検出器の出力の間には ΔV01=k1 θ+(k1 /k2 )bΔV02=k1 θ+c
ΔV02 の関係が存在する。ここで、留意すべきことは、本発明
によれば、レーザー光の進行方向の揺らぎを補正するの
ではなくて、レーザー光の進行方向に対して、垂直方向
の揺らぎを補正対象にしている。
ΔV02 の関係が存在する。ここで、留意すべきことは、本発明
によれば、レーザー光の進行方向の揺らぎを補正するの
ではなくて、レーザー光の進行方向に対して、垂直方向
の揺らぎを補正対象にしている。
【0018】次に、具体的な測定例について説明する。
測定例として、片持ち板の自由端側を圧電素子により加
振し、板の変位を測定した。また、風洞内で実験するこ
とにより、周辺空気に揺らぎを与えた。まず、測定対象
物を加振せず、風速を0m/s〜8m/sに変化させ校
正を行った。He−Neレーザー(波長λ1 )、YAG
レーザー(波長λ2 )をそれぞれ単独で測定した単色法
の場合、およびHe−Neレーザー(波長λ1 )とYA
Gレーザー(波長λ2 )とを同時に用いたTCC法を用
いた場合の測定結果の変動の標準偏差(それぞれσ1 、
σ2 、σ12とする)を表1に示す。
測定例として、片持ち板の自由端側を圧電素子により加
振し、板の変位を測定した。また、風洞内で実験するこ
とにより、周辺空気に揺らぎを与えた。まず、測定対象
物を加振せず、風速を0m/s〜8m/sに変化させ校
正を行った。He−Neレーザー(波長λ1 )、YAG
レーザー(波長λ2 )をそれぞれ単独で測定した単色法
の場合、およびHe−Neレーザー(波長λ1 )とYA
Gレーザー(波長λ2 )とを同時に用いたTCC法を用
いた場合の測定結果の変動の標準偏差(それぞれσ1 、
σ2 、σ12とする)を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】ここで、補償効率を(1−σ12/σ1 )×
100(%)で定義する。この表1から明らかなよう
に、TCC法によれば、He−Neレーザーのみによる
測定に比べ、50%以上ノイズを除去していることがわ
かる。図2に風速4m/sの出力例を示す。ここで、縦
軸は傾斜角度変化量(Tilt angle vari
ation)(秒)、横軸は時間(ms)を示してい
る。
100(%)で定義する。この表1から明らかなよう
に、TCC法によれば、He−Neレーザーのみによる
測定に比べ、50%以上ノイズを除去していることがわ
かる。図2に風速4m/sの出力例を示す。ここで、縦
軸は傾斜角度変化量(Tilt angle vari
ation)(秒)、横軸は時間(ms)を示してい
る。
【0021】この図から明らかなように、単色法〔He
−Neレーザー(波長λ1 )、YAGレーザー(波長λ
2 )をそれぞれ単独で測定した場合には測定対象物の周
りの媒体の揺らぎによる影響が大きいのに対して、TC
C法を用いた場合の測定結果はその変動が小さいことが
わかる。次に、測定対象物を圧電素子により矩形波の加
振を行った。風速4m/sにおける測定結果を図3に示
す。ここで、縦軸は傾斜角度変化量(Tilt ang
le variation)(秒)、横軸は時間(m
s)を示している。
−Neレーザー(波長λ1 )、YAGレーザー(波長λ
2 )をそれぞれ単独で測定した場合には測定対象物の周
りの媒体の揺らぎによる影響が大きいのに対して、TC
C法を用いた場合の測定結果はその変動が小さいことが
わかる。次に、測定対象物を圧電素子により矩形波の加
振を行った。風速4m/sにおける測定結果を図3に示
す。ここで、縦軸は傾斜角度変化量(Tilt ang
le variation)(秒)、横軸は時間(m
s)を示している。
【0022】この図から明らかなように、TCC法によ
ると圧電素子により矩形波の加振が認められるが、単色
法(He−Neレーザー、YAGレーザーそれぞれ単
独)では、矩形の振動はノイズに埋もれて認めることが
できない。上記した実施例によれば、2色のレーザー光
を用いる場合について説明したが、これに代えて、単色
光を2本に分割することにより、ノイズを除去すること
ができる。ただし、その場合、図1において、第1のダ
イクロイックミラー(DM1)6により同軸にアレンジ
するのではなく、近接した2本のビームにしなければな
らない。なぜなら、第3のダイクロイックミラー(DM
3)11によって、それぞれ第1の位置検出器12と第
2の位置検出器13で検出するための分離ができなくな
ってしまうからである。この点に留意すると、解析法
は、基本的に同一である。
ると圧電素子により矩形波の加振が認められるが、単色
法(He−Neレーザー、YAGレーザーそれぞれ単
独)では、矩形の振動はノイズに埋もれて認めることが
できない。上記した実施例によれば、2色のレーザー光
を用いる場合について説明したが、これに代えて、単色
光を2本に分割することにより、ノイズを除去すること
ができる。ただし、その場合、図1において、第1のダ
イクロイックミラー(DM1)6により同軸にアレンジ
するのではなく、近接した2本のビームにしなければな
らない。なぜなら、第3のダイクロイックミラー(DM
3)11によって、それぞれ第1の位置検出器12と第
2の位置検出器13で検出するための分離ができなくな
ってしまうからである。この点に留意すると、解析法
は、基本的に同一である。
【0023】その場合、単色光を分割して行うことの利
点は、安価にできることである。なお、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づい
て種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から
排除するものではない。
点は、安価にできることである。なお、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づい
て種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から
排除するものではない。
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)測定対象物の周りの空気などの揺らぎによるノイ
ズの補償を行い、的確な測定対象物の測定を行うことが
できる。例えば、He−Neレーザーのみによる測定に
比べ、He−NeレーザーとYAGレーザーの2色レー
ザーによれば、50%以上のノイズを除去することがで
きる。
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)測定対象物の周りの空気などの揺らぎによるノイ
ズの補償を行い、的確な測定対象物の測定を行うことが
できる。例えば、He−Neレーザーのみによる測定に
比べ、He−NeレーザーとYAGレーザーの2色レー
ザーによれば、50%以上のノイズを除去することがで
きる。
【0025】(2)2色のレーザー光を用いて行う場合
には、セットアップが容易で、かつ2本の光線が同軸で
あり、位置誤差が生じることがない。 (3)単色光を分割して行う場合には、1色のレーザー
で済むために、安価にできる。
には、セットアップが容易で、かつ2本の光線が同軸で
あり、位置誤差が生じることがない。 (3)単色光を分割して行う場合には、1色のレーザー
で済むために、安価にできる。
【図1】本発明の実施例を示す測定対象物周りの媒体の
揺らぎによるノイズの補償を行った測定システムの構成
図である。
揺らぎによるノイズの補償を行った測定システムの構成
図である。
【図2】本発明の実施例を示す測定対象物周りの媒体の
揺らぎによるノイズの補償方法例であり、風速4m/s
における測定結果を示す図である。
揺らぎによるノイズの補償方法例であり、風速4m/s
における測定結果を示す図である。
【図3】本発明の実施例を示す測定対象物周りの媒体の
揺らぎによるノイズの補償方法例であり、測定対象物を
圧電素子により矩形波の加振を行い、かつ風速4m/s
における測定結果示す図である。
揺らぎによるノイズの補償方法例であり、測定対象物を
圧電素子により矩形波の加振を行い、かつ風速4m/s
における測定結果示す図である。
1 He−Neレーザー(λ1 =633nm) 2 YAGレーザー(λ2 =1.06μm) 3,4 コリメータ 5 第1の全反射ミラー 6 第1のダイクロイックミラー(DM1) 7 第2の全反射ミラー 8 ビームスプリッタ 9 第2のダイクロイックミラー(DM2) 10 ゲージブロック 11 第3のダイクロイックミラー(DM3) 12 第1の位置検出器 13 第2の位置検出器 14 コンピュータ 15 風速
Claims (3)
- 【請求項1】(a)第1のレーザー光と第2のレーザー
光を同時に発生させ、(b)前記第1のレーザー光と第
2のレーザー光を合わせ、(c)前記第1のレーザー光
は測定対象物で反射させ、(d)前記第2のレーザー光
は前記測定対象物に到達する直前で反射させ、(e)前
記測定対象物で反射した第1のレーザー光と前記測定対
象物に到達する直前で反射した第2のレーザー光とをそ
れぞれに分け、(f)前記測定対象物で反射した第1の
レーザー光を第1の位置検出器で検出し、(g)前記測
定対象物に到達する直前で反射した第2のレーザー光を
第2の位置検出器で検出し、(h)前記第1の位置検出
器と前記第2の位置検出器からの検出値に基づいて、前
記測定対象物周りの媒体の揺らぎを補正するようにした
ことを特徴とする測定対象物周りの媒体の揺らぎによる
ノイズの補償方法。 - 【請求項2】 第1のレーザー光をHe−Neレーザー
(λ1 =633nm)で、第2のレーザー光をYAGレ
ーザー(λ2 =1.06μm)で得て、該2色のレーザ
ー光を、第1のダイクロイックミラーで同軸の1本の線
になし、前記第2のレーザー光を測定対象物に到達する
直前で第2のダイクロイックミラーで反射させ、前記第
1のレーザー光は前記測定対象物で反射させ、反射した
2色のレーザー光を、第3のダイクロイックミラーで分
けて、前記測定対象物で反射した第1のレーザー光を第
1の位置検出器で検出し、前記測定対象物に到達する直
前で反射した第2のレーザー光を第2の位置検出器で検
出することを特徴とする測定対象物周りの媒体の揺らぎ
によるノイズの補償方法。 - 【請求項3】 測定対象物周りの媒体の揺らぎによるノ
イズの補償装置において、(a)第1のレーザー光と第
2のレーザー光とを同時に発生させる手段と、(b)前
記第1のレーザー光と第2のレーザー光とを合わせる手
段と、(c)前記第1のレーザー光を測定対象物で反射
させる手段と、(d)前記第2のレーザー光を前記測定
対象物に到達する直前で反射させる手段と、(e)前記
測定対象物で反射した第1のレーザー光と、前記測定対
象物に到達する直前で反射した第2のレーザー光とをそ
れぞれに分ける手段と、(f)前記測定対象物で反射し
た第1のレーザー光を検出する第1の位置検出器と、
(g)前記測定対象物に到達する直前で反射した第2の
レーザー光を検出する第2の位置検出器と、(h)前記
第1の位置検出器と前記第2の位置検出器からの検出値
に基づいて、前記測定対象物周りの媒体の揺らぎを補正
する手段とを具備する測定対象物周りの媒体の揺らぎに
よるノイズの補償装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33470595A JP3179324B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 測定対象物周りの媒体の揺らぎによるノイズの補償方法及びそのための装置 |
| US08/770,461 US5777745A (en) | 1995-12-22 | 1996-12-20 | Method and apparatus for compensating for noise generated by fluctuation of a medium around an object to be measured |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33470595A JP3179324B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 測定対象物周りの媒体の揺らぎによるノイズの補償方法及びそのための装置 |
| US08/770,461 US5777745A (en) | 1995-12-22 | 1996-12-20 | Method and apparatus for compensating for noise generated by fluctuation of a medium around an object to be measured |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09178413A true JPH09178413A (ja) | 1997-07-11 |
| JP3179324B2 JP3179324B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=26574910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33470595A Expired - Fee Related JP3179324B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 測定対象物周りの媒体の揺らぎによるノイズの補償方法及びそのための装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5777745A (ja) |
| JP (1) | JP3179324B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010060539A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-03-18 | Raytex Corp | 表面検査装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7656540B2 (en) * | 2006-12-06 | 2010-02-02 | Applied Kiietics, Inc. | Apparatus and method for measuring suspension and head assemblies |
| WO2012006613A2 (en) * | 2010-07-09 | 2012-01-12 | Tribis Engineering, Inc. | Tribometer |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4175365A (en) * | 1971-11-26 | 1979-11-27 | Ernst Leitz Wetzlar Gmbh | Method and apparatus for measuring distances |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP33470595A patent/JP3179324B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-12-20 US US08/770,461 patent/US5777745A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010060539A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-03-18 | Raytex Corp | 表面検査装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3179324B2 (ja) | 2001-06-25 |
| US5777745A (en) | 1998-07-07 |
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