JPH09178451A - 表面形状測定方法および表面形状測定器 - Google Patents
表面形状測定方法および表面形状測定器Info
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- JPH09178451A JPH09178451A JP34062095A JP34062095A JPH09178451A JP H09178451 A JPH09178451 A JP H09178451A JP 34062095 A JP34062095 A JP 34062095A JP 34062095 A JP34062095 A JP 34062095A JP H09178451 A JPH09178451 A JP H09178451A
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Abstract
ギャップを非接触で計測する。 【解決手段】 偏光面が互いに直交し周波数が異なる2
周波光BLを無偏光ビームスプリッター6により2つの
2周波光BL1 ,BL2 に分離し、音響光学素子8,9
で周波数シフトする。2つの2周波光BL1 ,BL2 を
さらに2周波光BL3 ,BL4 、BL5 ,BL6 に分離
し、BL5 ,BL6 をウエハ19に導く。そして、その
反射光を、BL3 ,BL4 と無偏光ビームスプリッター
13において合成する。これにより得られたBL3 とB
L6 の光ヘテロダイン干渉光を偏光ビームスプリッター
21により偏光面の異なる第1、第3の光ヘテロダイン
干渉光に分離し、第1、第3のビート信号を求める。同
様に、BL4 とBL5 の合成によって得られた光ヘテロ
ダイン干渉光から第2、第4のビート信号を求める。第
1、第3のビート信号の位相差および第2、第4のビー
ト信号の位相差に基づいてウエハ19の表面形状を算出
する。
Description
ついて、レーザー光の干渉を利用して波長を単位として
高精度、長ストロークの測定を行うことができ、特に半
導体ICやLSI製造プロセスにおいてのウエハ表面上
の段差測定装置、あるいはX線露光装置においてマスク
とウエハを位置合わせした後におけるマスク・ウエハ間
のギャップ測定装置に応用して好適な表面形状測定方法
および表面形状測定器に関する。
としては、表面形状を原子レベルで計測する装置から、
μmオーダーの段差を測定する装置まで、用途によって
種々の測定器がある。これらの測定器の中で、半導体I
CやLSI製造プロセスにおいて、パタン加工されたウ
エハ表面の段差の測定やX線露光でのマスクとウエハを
位置合わせした後におけるマスク・ウエハ間のギャップ
測定などではμmオーダーの比較的長い測定可能範囲と
nmオーダーの高分解能が要求される。
て、図5に示すようなパタン加工されたウエハ面の段差
測定装置がある。この段差測定装置は、ウエハ32の表
面上に接触しながら走査する先端部が尖った探査針30
と、ウエハ32の表面上の凹凸に応じてz方向に上下動
する探査針30の動きをリニアエンコーダ等のセンサー
により電気信号に変換する段差形状センサー31とを備
えている。なお、33はウエハ32を保持し、x,y方
向に移動可能なウエハステージ、34は信号処理機構制
御部である。
において、一定の針圧になるように調整して探査針30
をウエハ32に接触して配置する。信号処理機構制御部
34からの制御信号によりウエハステージ33を一定の
速度で指定方向に移動させると、探査針30はウエハ表
面上の凹凸に応じてz方向に上下動し、この探査針30
の動きを段差形状センサー31が電気信号に変換して信
号処理機構部34へ送る。
30がウエハ32と接触している部分の拡大図である。
探査針30がウエハ表面の段差部を通過することによ
り、段差dに対応した探査針30の微少なz方向の動き
を検出する。
し段差形状センサー31により検出されたz方向の動
き、すなわちウエハ表面の段差検出信号の出力例を示
す。検出信号波形からウエハ表面の段差dを計測でき
る。
として、図8に示すようなマスクとウエハとが近接して
設置されたX線露光装置のマスク・ウエハ間の距離(ギ
ャップ)を計測する装置が知られている。同図におい
て、35は照明用光源、36はコリメートレンズ、37
はハーフミラー、38は対物レンズ、39はX線マス
ク、40はメンブレン部、41はウエハ、42はウエハ
ステージ、43は拡大レンズ、44は撮像装置、45は
画像信号処理制御部である。基本原理は、通常の光学式
顕微鏡と同じであり、照明用光源35により先ず観察用
試料面であるX線マスク39上のメンブレン部40のパ
タンを照射し、撮像装置44により拡大されたパタンを
モニターしながらz方向に移動可能な対物レンズ38を
微調整してメンブレン部40上のパタンに焦点合わせす
る。対物レンズ38のz方向の位置については、リニア
エンコーダ等の位置センサーにより画像信号処理制御部
45で検出制御する。次に、対物レンズ38をz方向に
移動させ、X線マスク39のメンブレン部40を透して
ウエハ41の表面上のパタンに焦点合わせする。
す。同図において、38’は移動後の対物レンズ、46
はX線吸収体からなるマスクパタン、47はウエハパタ
ンである。A点はマスクパタン46に焦点合わせした位
置、B点はウエハパタン47に焦点合わせした位置であ
る。A点とB点とでの対物レンズ38の位置を画像信号
処理制御部45で検出し、その差を計算することにより
マスク・ウエハ間のギャップlが求められる。
差測定装置では、探査針30がウエハ表面と接触してい
るため、ウエハ面が傷つき汚染するおそれがあり、半導
体ICやLSI製造工程内のプロセスウエハには適用で
きないという欠点があった。また、探査針30の先端の
大きさに制約があるため、被測定物の大きさが限定さ
れ、微小部分での段差測定ができないという欠点があっ
た。さらに、ウエハ面の段差を直接検出するのではな
く、探査針30を介してz方向の動きに変換し段差形状
センサーを用いて間接的に検出するため、検出誤差が発
生し易く、また機構系等の外乱の影響を受け易いため高
い検出分解能を得ることが難しいという問題があった。
マスク・ウエハ間のギャップ計測装置では、対物レンズ
38のNA(開口数)によりパタン解像度が制約される
ため、高解像度にする光学系が大きくなるという欠点が
あった。また、顕微鏡の観察範囲の大きさに制約がある
ため、被測定物の大きさが限定され、微小部分でのギャ
ップ測定ができないという欠点があった。さらに、マス
ク・ウエハ間のギャップを直接検出しているのではな
く、間接的に焦点合わせした対物レンズ38の位置によ
り検出しているため、焦点合わせ誤差、対物レンズ位置
検出誤差等の検出精度を低下させる要因が多く、高精度
のギャップ検出ができないという問題があった。
るためになされたもので、その目的とするところは、ウ
エハ表面の段差形状やマスク・ウエハ間のギャップを非
接触で、かつ被測定物が微小部分でも計測することがで
き、また光の干渉を利用して直接計測するため誤差要因
の発生が少ない、高精度な表面形状測定方法および表面
形状測定器を提供することにある。
本発明に係る表面形状測定方法は、偏光面が互いに直交
し周波数が異なる2周波光を発生し、この2周波光を第
1、第2の2周波光に分離し、第1、第2の2周波光の
少なくともいずれか一方の周波数をシフトさせ、前記第
1の2周波光を2つに分割して第3、第4の2周波光を
生成し、前記第2の2周波光を2つに分割して第5、第
6の2周波光を生成し、第5、第6の2周波光を被測定
物体上に入射させ、前記第3、第4の2周波光と前記被
測定物体によって反射された第5、第6の2周波光をそ
れぞれ合成し、前記第3と第6の2周波光の合成によっ
て得られた光ヘテロダイン干渉光を偏光面の異なる第
1、第3の光ヘテロダイン干渉光に分離し、第1、第3
のビート信号を求めるとともに、前記第4と第5の2周
波光の合成によって得られた光ヘテロダイン干渉光を偏
光面の異なる第2、第4の光ヘテロダイン干渉光に分離
し、第2、第4のビート信号を求め、第1と第3のビー
ト信号の位相差および第2と第4のビート信号の位相差
に基づいて前記被測定物の表面形状を算出することを特
徴とする。また、本発明は、偏光面が互いに直交し周波
数が異なる2周波光を発生し、この2周波光を第1、第
2の2周波光に分離し、第1、第2の2周波光の少なく
ともいずれか一方の周波数をシフトさせ、前記第1の2
周波光を2つに分割して第3、第4の2周波光を生成
し、前記第2の2周波光を2つに分割して第5、第6の
2周波光を生成し、第5、第6の2周波光を被測定物体
上に入射させ、前記第3、第4の2周波光と前記被測定
物体によって反射された第5、第6の2周波光をそれぞ
れ合成し、前記第3と第6の2周波光の合成によって得
られた光ヘテロダイン干渉光を偏光面の異なる第1、第
3の光ヘテロダイン干渉光に分離し、第1、第3のビー
ト信号を求めるとともに、前記第4と第5の2周波光の
合成によって得られた光ヘテロダイン干渉光を偏光面の
異なる第2、第4の光ヘテロダイン干渉光に分離し、第
2、第4のビート信号を求め、第1と第2のビート信号
の位相差および第3と第4のビート信号の位相差に基づ
いて前記被測定物の表面形状を算出することを特徴とす
る。
第5、第6の2周波光の何れか一方を被測定物上に入射
させないで反射ミラーにより反射させて第3あるいは第
4の2周波光と合成させることを特徴とする。また、本
発明に係る表面形状測定方法は、第1、第2の2周波光
をそれぞれ異なる周波数で周波数シフトさせることを特
徴とする。また、本発明に係る表面形状測定方法は、被
測定物体上に入射する2周波光のビーム形状を縮小光学
系により縮小することを特徴とする。
光面が互いに直交し周波数が異なる2周波光を発生させ
る2周波光発生手段と、この2周波光を第1、第2の2
周波光に分割する第1の2周波光分割手段と、第1、第
2の2周波光の少なくとも何れか一方の周波数をシフト
させる周波数シフト手段と、被測定物体が載置されるス
テージと、前記第1の2周波光を第3、第4の2周波光
に分割する第2の2周波光分割手段と、前記第2の2周
波光を第5、第6の周波光に分割する第3の2周波光分
割手段と、前記第5、第6の2周波光を被測定物体上に
入射させる入射手段と、前記第3、第4の2周波光と前
記測定物体によって反射された第5、第6の2周波光を
それぞれ合成する光合成手段と、前記第3と第6の2周
波光の合成により得られた光ヘテロダイン干渉光を偏光
面の異なる第1、第3の光ヘテロダイン干渉光に分離
し、前記第4と第5の2周波光の合成により得られた光
ヘテロダイン干渉光を偏光面の異なる第2、第4の光ヘ
テロダイン干渉光に分離する干渉光分離手段と、第1、
第3の光ヘテロダイン干渉光からそれぞれ独立に第1、
第3のビート信号を検出するとともに第2、第4の光ヘ
テロダイン干渉光からそれぞれ独立に第2、第4のビー
ト信号を検出する信号検出手段と、第1と第3のビート
信号の位相差および第2と第4のビート信号の位相差に
基づいて前記被測定物体の表面形状を算出する信号処理
制御手段とを備えたことを特徴とする。また、本発明に
係る表面形状測定器は、第5、第6の2周波光のいずれ
か一方を被測定物体上に入射させないで第3あるいは第
4の2周波光と合成させる反射光学手段を備えたことを
特徴とする。
1、第2の2周波光をそれぞれ異なる周波数で周波数シ
フトさせる周波数シフト手段を備えたことを特徴とす
る。また、本発明に係る表面形状測定器は、被測定物体
に入射する2周波光のビーム形状を縮小する縮小光学手
段を備えたことを特徴とする さらに、本発明に係る表面形状測定器は、2周波光発生
手段、第1、第2、第3の2周波光分割手段、周波数シ
フト手段、入射手段、光合成手段、第1、第2の干渉光
分離手段、および信号検出手段が同一の光学系ステージ
上に配置され、この光学系ステージは被測定物体の表面
に対して平行な方向に移動可能であることを特徴とす
る。
5、第6の2波長光を、直接、被測定物体に入射し、被
測定物体からの2つの反射光と、偏光面が互いに直交す
る2波長の参照光からなる第3,第4の2波長光を合成
し光ヘテロダイン干渉させることにより、光ヘテロダイ
ン干渉光を得る。第3、第6の2周波光の合成によって
得られた光ヘテロダイン干渉光を偏光面の異なる第1、
第3の光ヘテロダイン干渉光に分離し、第1、第3のビ
ート信号を求める。また、第4、第5の2周波光の合成
によって得られた光ヘテロダイン干渉光を偏光面の異な
る第2、第4の光ヘテロダイン干渉光に分離し、第2、
第4のビート信号を求める。第1、第3のビート信号の
位相差信号と第2、第4のビート信号の位相差信号を求
め、これらの位相差信号の差を求めると、ウエハ表面の
段差形状やマスク・ウエハ間のギャップを非接触で直接
計測できる。
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る表
面形状測定器の一実施の形態を示す概略構成図である。
本実施の形態においては、半導体ICやLSI製造にお
いてパタン加工されたウエハ面の段差測定に用いられる
表面形状測定器に適用した例を示す。1,2はそれぞれ
波長がλ1 、λ2 のレーザー光を出射する第1、第2の
レーザー光源、3は1/2波長板、4,7,12は反射
ミラー、5は偏光ビームスプリッター(2周波光発生手
段)、6は無偏光ビームスプリッター(2周波光分割手
段)、8,9は音響光学素子(周波数シフト手段)、1
0,11は平行プリズム(2周波光分割手段)、13は
無偏光ビームスプリッター(光合成手段)、14は反射
ミラー(入射手段)、15,16は縮小光学系、17,
18はウエハ19上のビームスポットを示し、20はウ
エハステージ、21は偏光ビームスプリッター(干渉光
分離手段)、22,23は2分割ディテクタ(信号検出
手段)、24はビート信号処理制御部(信号処理制御手
段)である。
ぞれ波長がλ1 (周波数:f1 )、λ2 (周波数:f2
)の水平偏光光(P波)のレーザー光を発生する。第
1のレーザー光源1から発生したレーザー光は、1/2
波長板3により偏光面が90°回転されることにより垂
直偏光光(S波)となり、ミラー4を介して偏光ビーム
スプリッター5に入射する。同様に、第2のレーザー光
源2から発生したレーザー光も前記偏光ビームスプリッ
ター5に入射することにより、第1のレーザー光源1の
レーザー光と合成される。この合成光BLは、偏光面が
互いに垂直で周波数が異なる2波長直交偏光光(2周波
光)である。この2周波光BLは、無偏光ビームスプリ
ッター6により、第1の2周波光(反射光)BL1 と第
2の2周波光(透過光)BL2 に分岐される。分岐され
た第1の2周波光BL1 は参照光として用いられるもの
で、反射ミラー7を経て音響光学素子8に入射する。音
響光学素子8の駆動周波数をf11とすると、音響光学素
子8から出射する第1の2周波光BL1 の周波数は、そ
れぞれf1 +f11、f2 +f11に周波数シフトされる。
一方、無偏光ビームスプリッター6を透過した第2の2
周波光BL2 は測定光として用いられるもので、音響光
学素子9に入る。音響光学素子9の駆動周波数をf22と
すると、音響光学素子9から出射する第2の2周波光B
L2 の周波数は、それぞれf1 +f22、f2 +f22に周
波数シフトされた2周波光となる。
トされた第1の2周波光BL1 は、平行プリズム10に
よって平行な第3、第4の2周波光BL3 ,BL4 に分
離され、ミラー12を介して無偏光ビームスプリッター
13に入射する。無偏光ビームスプリッター13に入射
すると、一部が反射し、一部が透過して偏光ビームスプ
リッター21に入射する。音響光学素子9によって周波
数シフトされた第2の2周波光BL2 は、平行プリズム
11によって平行な第5、第6の2周波光BL5 ,BL
6 に分離され、無偏光ビームスプリッター13に直接入
射する。無偏光ビームスプリッター13に入射すると、
一部が反射してミラー12方向に向かう一方、一部が透
過した後ミラー14を介して縮小光学系15,16によ
り微小なビームに絞られ、ビームスポット17,18と
してウエハ19の表面に導かれる。そして、ウエハ表面
で反射した後、元来た光路を通り、再度無偏光ビームス
プリッター13に入射し、一部が透過し、一部が偏光ビ
ームスプリッター21方向に反射する。
より周波数f11で周波数シフトされた第3、第4の2周
波光BL3 ,BL4 と、周波数f22で周波数シフトされ
ウエハで反射した第5、第6の2周波光BL5 ,BL6
とは、それぞれ2周波光BL3 とBL6 ,BL4 とBL
5 で光ヘテロダイン干渉光を生成し、さらに偏光ビーム
スプリッター21により水平偏光の光ヘテロダイン干渉
光と垂直偏光の光ヘテロダイン干渉光に分離される。
がλ1 (周波数:f1 )のレーザー光を基に生成された
光ヘテロダイン干渉光であり、第4と第5の2波長光
と、第3と第6の2波長光の垂直偏光の光ヘテロダイン
干渉光は、それぞれ独立に2分割ディテクタ22により
検出されることによりビート信号I1 ,I2 としてビー
ト信号処理制御部24に送られる。また、水平偏光の光
ヘテロダイン干渉光は、波長がλ2 (周波数:f2 )の
レーザー光を基に生成された光ヘテロダイン干渉光であ
り、第4と第5の2波長光と、第3と第6の2波長光の
水平偏光の光ヘテロダイン干渉光は、それぞれ独立に2
分割ディテクタ23により検出されることによりビート
信号I3 ,I4 としてビート信号処理制御部24に送ら
れる。
直偏光光は、波長がλ1 (周波数:f1 )のレーザー光
の周波数がf1 +f11、f1 +f22にシフトしたレーザ
ー光であり、振幅強度をそれぞれE1 ,E2 とすると、
次式(1)、(2)のように表される。 E1 (t)=A1exp(2π(f1 +f11)t・i+φ1 ) ・・・(1) E2 (t)=A2exp(2π(f1 +f22)t・i+φ2 ) ・・・(2) ここで、A1 ,A2 は振幅、φ1 ,φ2 は初期位相であ
る。
2 である。同様に、第3、第6の2波長光BL3 ,BL
6 の垂直偏光光の光ヘテロダイン干渉ビート信号I2
は、 I2 (t)=A12+A22+2A1A2cos(2πf0t+ Δφ12+2πL1/λ1) ・・・(4) となり、L1 は波長λ1 のレーザー光が光学系内で生じ
る光路長差である。
5 の水平偏光光は、波長がλ2 (周波数:f2 )のレー
ザー光の周波数がf2 +f11、f2 +f22にシフトした
レーザー光であり、同様に振幅強度をそれぞれE3 ,E
4 とすると、次式(5)、(6)のように表される。 E3 (t)=A3exp(2π(f2 +f11)t・i+φ3 ) ・・・(5) E4 (t)=A4exp(2π(f2 +f22)t・i+φ4 ) ・・・(6) ここで、A3 ,A4 は振幅、φ3 ,φ4 は初期位相であ
る。同様に、光ヘテロダイン干渉ビート信号I3 は、 I3 (t)=|E3 (t)+E4 (t)|2 =A32+A42+2A1A4cos(2πf0t+Δφ34)・・・(7) で表され、Δφ34=φ3 −φ4 である。
L6 の水平偏光光の光ヘテロダイン干渉ビート信号I4
は、 I4 (t)=A32+A42+2A3A4cos(2πf0t+ Δφ34+2πL2/λ2) ・・・(8) となり、L2 は波長λ2 のレーザー光が光学系内で生じ
る光路長差である。
エハ面上の平坦面に入射した場合は、光学系内で生じる
光路長差L0 は一定値となり、ビート信号I1 (t)と
I2(t)の位相差φ10,ビート信号I3 (t)とI4
(t)の位相差φ20は固定値となる。
ザー光のビームが絞られ、ビームスポット17がウエハ
面上の段差パタンの上部に、ビームスポット18がウエ
ハ面状の段差パタンの下部に入射した場合の段差部の拡
大図を示す。この場合、ビームスポット17,18が段
差の上部と下部に入射する場合とで光学系内で光路長差
が生じる。段差部の高さをdとすると、ビート信号は、
前述の固定値φ10,φ20を考慮して上記式(4)、
(8)は、次式(9)、(10)のように表される。 I2 (t)=A12+A22+2A1A2cos{2πf0t+Δφ12+ φ10+2π(2d)/λ1} ・・・(9) I4 (t)=A32+A42+2A3A4cos{2πf0t+Δφ34+ φ20+2π(2d)/λ2} ・・・(10) ビート信号処理制御部24では、ビート信号I1(t)
とI3(t)との位相差Φ13、ビート信号I2(t)とI
4(t)との位相差Φ24を算出する。 Φ13=Δφ12−Δφ34 ・・・(11) Φ24={Δφ12+φ10+2π(2d)/λ1}−{Δφ34+φ20+ 2π(2d)/λ2} ・・・(12)
演算することにより、ウエハ面上の段差dを求めること
ができる。 ΔΦ=Φ13−Φ24 =(φ20−φ10)+2π(2d)/λ2−2π(2d)/λ1 =(φ20−φ10)+2π(2d)(λ1−λ2)λ1λ2 ・・・(13)
φ10)は固定値であるから位相差信号{ΔΦ−(φ20−
φ10)}は、段差d=λ1λ2/2(λ1−λ2)を周期と
して位相変化する。したがって、波長λ1 とλ2 を選択
することにより、段差測定範囲が決定される。例えば、
LSIのプロセスウエハでは、段差の測定範囲としては
最大10μm程度あれば十分であり、λ1 =790n
m、λ2 =770nmを選択すると、位相差信号{ΔΦ
−(φ20−φ10)}の周期は、約15.2μmとなる。
位相差検出分解能0.5°とすれば、約21nmの段差
検出分解能が得られる。なお、本実施の形態において
は、第1と第3のビート信号の位相差と、第2と第4の
ビート信号の位相差に基づいて被測定物の表面形状を算
出する例について述べたが、第1と第2のビート信号の
位相差と、第3と第4のビート信号の位相差を求め、こ
れらの位相差によっても同様に被測定物の表面形状を算
出することができる。
構成図である。この実施の形態は、X線露光におけるマ
スク・ウエハ間のギャップ測定器として用いた例を示
す。同図において、25はX線マスク、26はメンブレ
ン部である。ギャップ測定装置全体の光学系、機構部、
回路系等の構成要素については、図1に示した上記実施
の形態である段差測定器と同一であるため、同一構成部
材等についてはその説明を省略する。
図である。同図において、27はX線吸収体からなるマ
スクパタンである。レーザー光BL5 は、マスクの吸収
体からなるマスクパタン27に当たって反射し、レーザ
ー光BL6 は、メンブレン部26を透過してウエハ面に
入射し、ウエハ面からの反射光を利用する。したがっ
て、マスク面とウエハ面との隙間、すなわちギャップを
lとすると、マスク面からの反射光とウエハ面からの反
射光には2lの光路長差が生じる。したがって、上記し
た実施の形態における段差測定と同様に、式(13)に
より、マスク・ウエハ間のギャップ測定が可能である。
学系全体を同一プリント基板からなる光学ステージ上に
配置し、光学ステージを任意のx、y方向に移動させる
ことにより、マスクおよびウエハ上の任意の位置での段
差あるいはギャップの測定が可能である。また、段差測
定において、ウエハステージ20を任意のx、y方向に
移動させて任意の位置でのウエハ面の段差を測定するこ
とはいうまでもない。
ずれも2つの音響光学素子8,9を用いて周波数シフト
させる方法を示したが、本発明はこれに特定されるもの
ではなく、何れか一方を用いて片側のレーザー光のみを
周波数シフトさせる方法を用いても同一の効果が得られ
る。ただし、2つ用いた場合はビート信号の周波数を任
意に変えることができ、低い周波数とすることができ
る。また、試料面に入射する第5、第6の2周波光BL
5 ,BL6 の何れか一方について、試料面に入射させな
いで、無偏光ビームスプリッター13とウエハ19との
間の光路中に反射ミラーを設けてレーザービームを反射
させて干渉させるようにして基準のレーザービームとし
て、試料面に1つのレーザービームのみを入射させるよ
うにしてもよい。特に、2つのレーザービームを試料面
に入射させた場合は、2つのビームスポットと平行に段
差が有る場合に測定困難となるが、1つの場合なその心
配がない。
ずれも2つの縮小光学系15,16により光のビーム形
状を縮小して試料面に入射させる方法を示したが、何れ
か一方を用いて片側のレーザー光のみ縮小させる方法、
あるいは何れも縮小させない方法を用いても同様の効果
が得られる。さらに、干渉光分離手段として1つの偏光
ビームスプリッター21を用いたが、2つ用いて第3、
第6の2波長光BL3 ,BL6 と第4、第5の2波長光
BL4 ,BL5 をそれぞれ偏光面の異なった光ヘテロダ
イン干渉光に分離するようにしてもよい。
状測定方法および表面形状測定器は、偏光面が互いに直
交し周波数が異なる2周波光を発生し、この2周波光を
第1、第2の2周波光に分離し、第1、第2の2周波光
の少なくともいずれか一方の周波数をシフトさせ、前記
第1の2周波光を2つに分割して第3、第4の2周波光
を生成し、前記第2の2周波光を2つに分割して第5、
第6の2周波光を生成し、第5、第6の2周波光を被測
定物体上に入射させ、前記第3、第4の2周波光と前記
被測定物体によって反射された第5、第6の2周波光を
それぞれ合成し、前記第3と第6の2周波光の合成によ
って得られた光ヘテロダイン干渉光を偏光面の異なる第
1、第3の光ヘテロダイン干渉光に分離し、第1、第3
のビート信号を求めるとともに、前記第4と第5の2周
波光の合成によって得られた光ヘテロダイン干渉光を偏
光面の異なる第2、第4の光ヘテロダイン干渉光に分離
し、第2、第4のビート信号を求め、第1と第3のビー
ト信号の位相差および第2と第4のビート信号の位相差
に基づいて前記被測定物の表面形状を算出するようにし
たので、ウエハ表面の段差形状やマスク・ウエハ間のギ
ャップを非接触で直接計測できる。その結果として、表
面を汚染することがなく、また誤差要因の発生がなく、
表面形状を高精度に測定することができる。
射させたとき、段差が2つのビームスポットと平行な場
合に段差の測定ができなくなるが、第5、第6の2周波
光の何れか一方のみを試料面に入射し、他方を被測定物
上に入射させないで反射ミラーにより反射させて第3あ
るいは第4の2周波光と合成し、この合成されたレーザ
ービームを基準のレーザービームとして用いると、上記
した問題を解決することができる。また、本発明は第
1、第2の2周波光をそれぞれ異なる周波数で周波数シ
フトさせるようにしたので、ビート信号の周波数を任意
に変えることができ、低い周波数とすることができる。
器に適用した場合の一実施の形態を示す概略構成図であ
る。
に適用した場合の実施の形態を示す概略構成図である。
である。
概略構成図である。
2,14…反射ミラー5,21…偏光ビームスプリッタ
ー、6,13…無偏光ビームスプリッター、8,9…音
響光学素子、10,11…平行プリズム、15,16…
縮小光学系、17,18…ウエハ面上のビームスポッ
ト、19…ウエハ、20…ウエハステージ、22,23
…2分割ディテクター、24…ビート信号処理制御部、
25…X線マスク、26…メンブレン部、27…マスク
パタン、30…探査針。
Claims (10)
- 【請求項1】 偏光面が互いに直交し周波数が異なる2
周波光を発生し、この2周波光を第1、第2の2周波光
に分離し、第1、第2の2周波光の少なくともいずれか
一方の周波数をシフトさせ、前記第1の2周波光を2つ
に分割して第3、第4の2周波光を生成し、前記第2の
2周波光を2つに分割して第5、第6の2周波光を生成
し、第5、第6の2周波光を被測定物体上に入射させ、
前記第3、第4の2周波光と前記被測定物体によって反
射された第5、第6の2周波光をそれぞれ合成し、前記
第3と第6の2周波光の合成によって得られた光ヘテロ
ダイン干渉光を偏光面の異なる第1、第3の光ヘテロダ
イン干渉光に分離し、第1、第3のビート信号を求める
とともに、前記第4と第5の2周波光の合成によって得
られた光ヘテロダイン干渉光を偏光面の異なる第2、第
4の光ヘテロダイン干渉光に分離し、第2、第4のビー
ト信号を求め、第1と第3のビート信号の位相差および
第2と第4のビート信号の位相差に基づいて前記被測定
物の表面形状を算出することを特徴とする表面形状測定
方法。 - 【請求項2】 偏光面が互いに直交し周波数が異なる2
周波光を発生し、この2周波光を第1、第2の2周波光
に分離し、第1、第2の2周波光の少なくともいずれか
一方の周波数をシフトさせ、前記第1の2周波光を2つ
に分割して第3、第4の2周波光を生成し、前記第2の
2周波光を2つに分割して第5、第6の2周波光を生成
し、第5、第6の2周波光を被測定物体上に入射させ、
前記第3、第4の2周波光と前記被測定物体によって反
射された第5、第6の2周波光をそれぞれ合成し、前記
第3と第6の2周波光の合成によって得られた光ヘテロ
ダイン干渉光を偏光面の異なる第1、第3の光ヘテロダ
イン干渉光に分離し、第1、第3のビート信号を求める
とともに、前記第4と第5の2周波光の合成によって得
られた光ヘテロダイン干渉光を偏光面の異なる第2、第
4の光ヘテロダイン干渉光に分離し、第2、第4のビー
ト信号を求め、第1と第2のビート信号の位相差および
第3と第4のビート信号の位相差に基づいて前記被測定
物の表面形状を算出することを特徴とする表面形状測定
方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の表面形状測定方
法において、第5、第6の2周波光の何れか一方を被測
定物上に入射させないで反射ミラーにより反射させて第
3あるいは第4の2周波光と合成させることを特徴とす
る表面形状測定方法。 - 【請求項4】 請求項1,2または3記載の表面形状測
定方法において、第1、第2の2周波光をそれぞれ異な
る周波数で周波数シフトさせることを特徴とする表面形
状測定方法。 - 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の表面形
状測定方法において、被測定物体上に入射する2周波光
のビーム形状を縮小光学系により縮小することを特徴と
する表面形状測定方法。 - 【請求項6】 偏光面が互いに直交し周波数が異なる2
周波光を発生させる2周波光発生手段と、この2周波光
を第1、第2の2周波光に分割する第1の2周波光分割
手段と、第1、第2の2周波光の少なくとも何れか一方
の周波数をシフトさせる周波数シフト手段と、被測定物
体が載置されるステージと、前記第1の2周波光を第
3、第4の2周波光に分割する第2の2周波光分割手段
と、前記第2の2周波光を第5、第6の周波光に分割す
る第3の2周波光分割手段と、前記第5、第6の2周波
光を被測定物体上に入射させる入射手段と、前記第3、
第4の2周波光と前記測定物体によって反射された第
5、第6の2周波光をそれぞれ合成する光合成手段と、
前記第3と第6の2周波光の合成により得られた光ヘテ
ロダイン干渉光を偏光面の異なる第1、第3の光ヘテロ
ダイン干渉光に分離し、前記第4と第5の2周波光の合
成により得られた光ヘテロダイン干渉光を偏光面の異な
る第2、第4の光ヘテロダイン干渉光に分離する干渉光
分離手段と、第1、第3の光ヘテロダイン干渉光からそ
れぞれ独立に第1、第3のビート信号を検出するととも
に第2、第4の光ヘテロダイン干渉光からそれぞれ独立
に第2、第4のビート信号を検出する信号検出手段と、
第1と第3のビート信号の位相差および第2と第4のビ
ート信号の位相差、もしくは第1と第2のビート信号の
位相差および第3と第4のビート信号の位相差に基づい
て前記被測定物体の表面形状を算出する信号処理制御手
段とを備えたことを特徴とする表面形状測定器。 - 【請求項7】 請求項6記載の表面形状測定器におい
て、第5、第6の2周波光のいずれか一方を被測定物体
上に入射させないで第3あるいは第4の2周波光と合成
させる反射光学手段を備えたことを特徴とする表面形状
測定器。 - 【請求項8】 請求項6または7記載の表面形状測定器
において、第1、第2の2周波光をそれぞれ異なる周波
数で周波数シフトさせる周波数シフト手段を備えたこと
を特徴とする表面形状測定器。 - 【請求項9】 請求項6,7または8記載の表面形状測
定器において、被測定物体に入射する2周波光のビーム
形状を縮小する縮小光学手段を備えたことを特徴とする
表面形状測定器。 - 【請求項10】 請求項6,7,8または9記載の表面
形状測定器において、2周波光発生手段、第1、第2、
第3の2周波光分割手段、周波数シフト手段、入射手
段、光合成手段、第1、第2の干渉光分離手段、および
信号検出手段が同一の光学系ステージ上に配置され、こ
の光学系ステージは被測定物体の表面に対して平行な方
向に移動可能であることを特徴とする表面形状測定器。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP34062095A JP3184914B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 表面形状測定方法および表面形状測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34062095A JP3184914B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 表面形状測定方法および表面形状測定器 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP3184914B2 JP3184914B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=18338723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34062095A Expired - Fee Related JP3184914B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 表面形状測定方法および表面形状測定器 |
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| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009078616A3 (en) * | 2007-12-14 | 2009-08-13 | Intekplus Co Ltd | Three-dimensional shape measuring apparatus |
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|---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-12-27 JP JP34062095A patent/JP3184914B2/ja not_active Expired - Fee Related
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