JPH09178967A - 導波路型光分岐素子 - Google Patents
導波路型光分岐素子Info
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- JPH09178967A JPH09178967A JP33921095A JP33921095A JPH09178967A JP H09178967 A JPH09178967 A JP H09178967A JP 33921095 A JP33921095 A JP 33921095A JP 33921095 A JP33921095 A JP 33921095A JP H09178967 A JPH09178967 A JP H09178967A
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Landscapes
- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 分岐比の温度依存性が小さく、低PDL、波
長無依存性、かつ、異なる分岐比を有する導波路型光分
岐素子を提供する。 【解決手段】 一方の入力ポート40から光を入力する
と、その入力ポート側の導波路45では略偶モードのみ
が励起され、他方の入力ポート41から光を入力する
と、その入力ポート側の導波路46では略奇モードのみ
が励起される。結合部47の入力側では偶モード或いは
奇モードのみが存在するが、結合部47ではコア幅が緩
やかに変化するため、偶奇モード間での結合はほとんど
起こらない。特にコアとクラッドとの境界線Laがサイ
ン関数或いはコサイン関数的に変化するような滑らかな
構造とすることにより、偶奇モード間の結合を抑えるこ
とができ、不要モードの発生がほとんどない。
長無依存性、かつ、異なる分岐比を有する導波路型光分
岐素子を提供する。 【解決手段】 一方の入力ポート40から光を入力する
と、その入力ポート側の導波路45では略偶モードのみ
が励起され、他方の入力ポート41から光を入力する
と、その入力ポート側の導波路46では略奇モードのみ
が励起される。結合部47の入力側では偶モード或いは
奇モードのみが存在するが、結合部47ではコア幅が緩
やかに変化するため、偶奇モード間での結合はほとんど
起こらない。特にコアとクラッドとの境界線Laがサイ
ン関数或いはコサイン関数的に変化するような滑らかな
構造とすることにより、偶奇モード間の結合を抑えるこ
とができ、不要モードの発生がほとんどない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導波路型光分岐素
子に関する。
子に関する。
【0002】
【従来の技術】光加入者網などの光通信システムを構築
するためには、小型・高性能な光受動部品の実用化が不
可欠である。この種の光受動部品にはY分岐型回路やM
Z型WINC等がある。
するためには、小型・高性能な光受動部品の実用化が不
可欠である。この種の光受動部品にはY分岐型回路やM
Z型WINC等がある。
【0003】Y分岐型回路には例えば1入力2出力で異
なる分岐比を有する非対称Y分岐素子がある(白田他:
“光通信システム用石英系導波路型1×Nスプリッ
タ”,電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ
大会論文,SC−1−15,p.337(199
5))。図11は導波路型光分岐素子の従来例としての
非対称Y分岐素子を用いた光回路を示す図である。図1
2は図11の部分拡大図である。図13は図11に示し
た分岐導波路の導波路幅の増加率を示す図であり、図1
4は図11に示した分岐導波路のモード結合の様子を示
す図である。
なる分岐比を有する非対称Y分岐素子がある(白田他:
“光通信システム用石英系導波路型1×Nスプリッ
タ”,電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ
大会論文,SC−1−15,p.337(199
5))。図11は導波路型光分岐素子の従来例としての
非対称Y分岐素子を用いた光回路を示す図である。図1
2は図11の部分拡大図である。図13は図11に示し
た分岐導波路の導波路幅の増加率を示す図であり、図1
4は図11に示した分岐導波路のモード結合の様子を示
す図である。
【0004】図11に示す非対称Y分岐は、入力導波路
1が幅Wからテーパ状に広がり、その幅が図12に示す
ように「W1+WB+W1」となったところで、幅W1
の分岐導波路2,3に分岐する。分岐導波路2,3は徐
々に導波路幅を広げ最終的には幅Wとなるが、このとき
導波路幅の増加率は分岐導波路2と分岐導波路3とでは
異なっており、図13に示すように分岐導波路3の導波
路幅の増加率は分岐導波路2の増加率のL1/L2倍で
ある。このL1/L2を変えることにより分岐比を変え
ることができる。その原理を図11及び図14を参照し
て説明する。
1が幅Wからテーパ状に広がり、その幅が図12に示す
ように「W1+WB+W1」となったところで、幅W1
の分岐導波路2,3に分岐する。分岐導波路2,3は徐
々に導波路幅を広げ最終的には幅Wとなるが、このとき
導波路幅の増加率は分岐導波路2と分岐導波路3とでは
異なっており、図13に示すように分岐導波路3の導波
路幅の増加率は分岐導波路2の増加率のL1/L2倍で
ある。このL1/L2を変えることにより分岐比を変え
ることができる。その原理を図11及び図14を参照し
て説明する。
【0005】入力導波路1の中心に光を入射した場合、
偶モードのみが励起される(A−A線断面図)。緩やか
な導波路の広がりに応じて、若干放射モードへ結合する
ものの、B−B線で示す位置では偶モードのみが存在す
ると考えてよい。入力導波路1が分岐する際には、B−
B線を基準構造とする偶モードがC−C線断面図を基準
構造とする偶モードに結合するが奇モードへの結合は起
こらない。尚、このときの放射モードへの結合分は損失
となり、現段階での最適構造で0.1〜0.2dB程度
の損失と見積もられる。その後、偶モードは分岐導波路
2及び分岐導波路3の導波路幅が非対称に変化するため
徐々に奇モードへ結合する。このとき、分岐導波路2と
分岐導波路3との間の距離が広がるにつれて偶モード及
び奇モードの伝搬定数の差は小さくなるため、導波路幅
の変化が緩やかであれば、偶モードと奇モードとの干渉
による分岐比の波長無依存性の劣化(波長に対する分岐
比のリップル)は無視できる。分岐導波路2と分岐導波
路3とが十分に離れ、かつ、導波路幅が等しくなるE−
E線で示す位置では偶モードの伝搬定数と奇モードの伝
搬定数とは等しく、偶モードと奇モードとはL1/L2
に応じた割合で存在するため、波長無依存でL1/L2
に応じた分岐比が得られる。
偶モードのみが励起される(A−A線断面図)。緩やか
な導波路の広がりに応じて、若干放射モードへ結合する
ものの、B−B線で示す位置では偶モードのみが存在す
ると考えてよい。入力導波路1が分岐する際には、B−
B線を基準構造とする偶モードがC−C線断面図を基準
構造とする偶モードに結合するが奇モードへの結合は起
こらない。尚、このときの放射モードへの結合分は損失
となり、現段階での最適構造で0.1〜0.2dB程度
の損失と見積もられる。その後、偶モードは分岐導波路
2及び分岐導波路3の導波路幅が非対称に変化するため
徐々に奇モードへ結合する。このとき、分岐導波路2と
分岐導波路3との間の距離が広がるにつれて偶モード及
び奇モードの伝搬定数の差は小さくなるため、導波路幅
の変化が緩やかであれば、偶モードと奇モードとの干渉
による分岐比の波長無依存性の劣化(波長に対する分岐
比のリップル)は無視できる。分岐導波路2と分岐導波
路3とが十分に離れ、かつ、導波路幅が等しくなるE−
E線で示す位置では偶モードの伝搬定数と奇モードの伝
搬定数とは等しく、偶モードと奇モードとはL1/L2
に応じた割合で存在するため、波長無依存でL1/L2
に応じた分岐比が得られる。
【0006】また、2入力2出力で異なる分岐比を波長
無依存に実現する導波路型光分岐素子としてはMZ型W
INC(K.JINGUJI et al,"MACH-ZEHNDER INTERFEROMETE
RTYPE OPTICAL WAVEGUIDE COUPLER WITH WAVELENGTH-FL
ATTENED COUPLING RATIO",Electron.Lett.,1990 Vol.26
No.17 p.1326-1327 ,特開平3−213829号公報)
が代表的である。MZ型WINCは図15に示すよう
に2つの方向性結合器10,11と、長さがΔLだけ異
なる2つの導波路12,13とからなり、ΔLを所望動
作波長域の短波長端の値よりもやや短めに設定すること
により波長依存性の小さい分岐比を実現したものであ
る。尚、図15は導波路型光分岐素子の従来例としての
光分波器を用いたMZ型WINCの説明図である。
無依存に実現する導波路型光分岐素子としてはMZ型W
INC(K.JINGUJI et al,"MACH-ZEHNDER INTERFEROMETE
RTYPE OPTICAL WAVEGUIDE COUPLER WITH WAVELENGTH-FL
ATTENED COUPLING RATIO",Electron.Lett.,1990 Vol.26
No.17 p.1326-1327 ,特開平3−213829号公報)
が代表的である。MZ型WINCは図15に示すよう
に2つの方向性結合器10,11と、長さがΔLだけ異
なる2つの導波路12,13とからなり、ΔLを所望動
作波長域の短波長端の値よりもやや短めに設定すること
により波長依存性の小さい分岐比を実現したものであ
る。尚、図15は導波路型光分岐素子の従来例としての
光分波器を用いたMZ型WINCの説明図である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで図11に示し
たY分岐型回路では2入力2出力の導波路型光分岐素子
を実現することができない。1入力2出力型の分岐素子
20は例えば図16に示すような1本の光ファイバ21
で一方向通信を行う光通信システムでは、モニタ光を送
信側へループバックするための分岐素子として使用でき
るが、図17に示すような1本の光ファイバ30で双方
向通信を行うシステムにおいて、モニタ光を送信側へル
ープバックするための分岐素子31として使用すること
はできない。また、Y分岐型回路は、図16に示したシ
ステムに、反射戻り光を送信者側に送って光ファイバ3
0の断線等を調べるOTDR機能を付加したシステム
(図18)で必要とされる分岐素子として使用すること
ができない。尚、図16〜図18はは従来の導波路型光
分岐素子を用いた光回路図である。
たY分岐型回路では2入力2出力の導波路型光分岐素子
を実現することができない。1入力2出力型の分岐素子
20は例えば図16に示すような1本の光ファイバ21
で一方向通信を行う光通信システムでは、モニタ光を送
信側へループバックするための分岐素子として使用でき
るが、図17に示すような1本の光ファイバ30で双方
向通信を行うシステムにおいて、モニタ光を送信側へル
ープバックするための分岐素子31として使用すること
はできない。また、Y分岐型回路は、図16に示したシ
ステムに、反射戻り光を送信者側に送って光ファイバ3
0の断線等を調べるOTDR機能を付加したシステム
(図18)で必要とされる分岐素子として使用すること
ができない。尚、図16〜図18はは従来の導波路型光
分岐素子を用いた光回路図である。
【0008】さらに、図15に示したMZ型WINCは
2つの導波路12,13の光路長差により付与した位相
差を利用した干渉型回路であり、導波路12,13を構
成する材料(石英ガラス等)の屈折率温度依存性、複屈
折等の影響を受けやすく、分岐比の温度特性が大きく、
PDL(Polarization Dependent Loss 、偏光による損
失変化)も大きい。特に小さい温度特性、低PDLが要
求される長距離通信システムへ適用する場合には改善が
必要であった。
2つの導波路12,13の光路長差により付与した位相
差を利用した干渉型回路であり、導波路12,13を構
成する材料(石英ガラス等)の屈折率温度依存性、複屈
折等の影響を受けやすく、分岐比の温度特性が大きく、
PDL(Polarization Dependent Loss 、偏光による損
失変化)も大きい。特に小さい温度特性、低PDLが要
求される長距離通信システムへ適用する場合には改善が
必要であった。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、分岐比の温度依存性が小さく、低PDL、波長無依
存性、かつ、異なる分岐比を有する導波路型光分岐素子
を提供することにある。
し、分岐比の温度依存性が小さく、低PDL、波長無依
存性、かつ、異なる分岐比を有する導波路型光分岐素子
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、2つの入力ポート及び2つの出力ポートを
有し、各入力ポートと各出力ポートとをそれぞれ導波路
で接続すると共に両導波路を徐々に接近させて結合部を
形成した導波路型光分岐素子において、入力ポートから
結合部の出射端にかけては、一方の入力ポートから光を
入力した場合には略偶モードのみを励起し、他方の入力
ポートから光を入力した場合には略奇モードのみを励起
する構造を有し、結合部から出力ポートにわたって導波
路幅を非対称に変化させて分岐比を異ならせたものであ
る。
に本発明は、2つの入力ポート及び2つの出力ポートを
有し、各入力ポートと各出力ポートとをそれぞれ導波路
で接続すると共に両導波路を徐々に接近させて結合部を
形成した導波路型光分岐素子において、入力ポートから
結合部の出射端にかけては、一方の入力ポートから光を
入力した場合には略偶モードのみを励起し、他方の入力
ポートから光を入力した場合には略奇モードのみを励起
する構造を有し、結合部から出力ポートにわたって導波
路幅を非対称に変化させて分岐比を異ならせたものであ
る。
【0011】上記構成に加え本発明は、2つの導波路が
入力ポートから結合部にわたって導波路幅を非対称にす
ると共に、結合部では両導波路が近接したまま両導波路
の差を徐々に小さくしていき結合部の出射端で両導波路
幅を等しくし、結合部から出力ポートまで両導波路幅を
非対称に変化させながら遠ざけ、出力ポートでは両導波
路幅を等しくしてもよい。
入力ポートから結合部にわたって導波路幅を非対称にす
ると共に、結合部では両導波路が近接したまま両導波路
の差を徐々に小さくしていき結合部の出射端で両導波路
幅を等しくし、結合部から出力ポートまで両導波路幅を
非対称に変化させながら遠ざけ、出力ポートでは両導波
路幅を等しくしてもよい。
【0012】上記構成に加え本発明は、結合部の導波路
幅の変化率を入射側で大きく、両導波路幅の差が小さく
なるに従い導波路幅の変化率も小さく、かつ、両導波路
幅の等しくなる出射側で導波路幅の変化率が略0となる
ように形成してもよい。
幅の変化率を入射側で大きく、両導波路幅の差が小さく
なるに従い導波路幅の変化率も小さく、かつ、両導波路
幅の等しくなる出射側で導波路幅の変化率が略0となる
ように形成してもよい。
【0013】上記構成に加え本発明は、結合部の一方の
導波路は、導波路幅が一定であり、他方の導波路は結合
部の出射端よりも入射端の導波路幅が大きく、かつ、コ
アとクラッドとの境界線のうち、一方の導波路に近い方
の境界線が一方の導波路と平行であり、一方の導波路か
ら遠い方の境界線の一方の導波路に対する傾きが、結合
部の入射側で大きく、両導波路幅の差が小さくなるに従
って小さくなり、両導波路幅の等しい結合部の出射側で
は略0となるように形成してもよい。
導波路は、導波路幅が一定であり、他方の導波路は結合
部の出射端よりも入射端の導波路幅が大きく、かつ、コ
アとクラッドとの境界線のうち、一方の導波路に近い方
の境界線が一方の導波路と平行であり、一方の導波路か
ら遠い方の境界線の一方の導波路に対する傾きが、結合
部の入射側で大きく、両導波路幅の差が小さくなるに従
って小さくなり、両導波路幅の等しい結合部の出射側で
は略0となるように形成してもよい。
【0014】上記構成に加え本発明は、結合部の他方の
導波路のコアとクラッドとの境界線のうち一方の導波路
から遠い方の境界線を、結合部の入射端の当該境界線上
の点を始点とし一方の導波路と平行して延びる線を基準
線とするコサイン関数的な曲線になるように形成しても
よい。
導波路のコアとクラッドとの境界線のうち一方の導波路
から遠い方の境界線を、結合部の入射端の当該境界線上
の点を始点とし一方の導波路と平行して延びる線を基準
線とするコサイン関数的な曲線になるように形成しても
よい。
【0015】上記構成に加え本発明は、結合部の他方の
導波路のコアとクラッドとの境界線のうち一方の導波路
から遠い方の境界線を、結合部の入射端の当該境界線上
の点と結合部の出射端の当該境界線上の点を結んだ線を
基準線とするサイン関数的な曲線になるように形成して
もよい。
導波路のコアとクラッドとの境界線のうち一方の導波路
から遠い方の境界線を、結合部の入射端の当該境界線上
の点と結合部の出射端の当該境界線上の点を結んだ線を
基準線とするサイン関数的な曲線になるように形成して
もよい。
【0016】上記構成によって、一方の入力ポートから
光を入力すると、その入力ポート側の導波路では略偶モ
ードのみが励起され、他方の入力ポートから光を入力す
ると、その入力ポート側の導波路では略奇モードのみが
励起される。結合部の入力側では偶モード或いは奇モー
ドのみが存在するが、結合部ではコア幅が緩やかに変化
するため、偶奇モード間での結合はほとんど起こらな
い。
光を入力すると、その入力ポート側の導波路では略偶モ
ードのみが励起され、他方の入力ポートから光を入力す
ると、その入力ポート側の導波路では略奇モードのみが
励起される。結合部の入力側では偶モード或いは奇モー
ドのみが存在するが、結合部ではコア幅が緩やかに変化
するため、偶奇モード間での結合はほとんど起こらな
い。
【0017】特にコアとクラッドとの境界線がサイン関
数或いはコサイン関数的に変化するような滑らかな構造
とすることにより、偶奇モード間の結合を抑えることが
でき、不要モードの発生がほとんどない。これは、偶奇
モード間の結合量は、偶モードの電界振幅と奇モードの
電界振幅と誘電率(屈折率の2乗)の伝搬定数方向の増
加率の積に比例することにより、導波路幅の非対称なと
ころでは導波路幅の変化を大きくしても結合は起こりに
くいためである。
数或いはコサイン関数的に変化するような滑らかな構造
とすることにより、偶奇モード間の結合を抑えることが
でき、不要モードの発生がほとんどない。これは、偶奇
モード間の結合量は、偶モードの電界振幅と奇モードの
電界振幅と誘電率(屈折率の2乗)の伝搬定数方向の増
加率の積に比例することにより、導波路幅の非対称なと
ころでは導波路幅の変化を大きくしても結合は起こりに
くいためである。
【0018】2つの導波路が互いに遠ざかりながら、異
なる増加率で導波路幅が広がるが、両導波路幅の広がり
方は緩やかであるため、徐々に偶モードから奇モード或
いは奇モードから偶モードへの結合が起こる。分岐比は
偶奇モード間の結合量に関連しており、結合量は2つの
導波路幅の増加率の比に関連している。従って分岐比は
2つの導波路の幅の増加率の比によって制御することが
できる。
なる増加率で導波路幅が広がるが、両導波路幅の広がり
方は緩やかであるため、徐々に偶モードから奇モード或
いは奇モードから偶モードへの結合が起こる。分岐比は
偶奇モード間の結合量に関連しており、結合量は2つの
導波路幅の増加率の比に関連している。従って分岐比は
2つの導波路の幅の増加率の比によって制御することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。尚、数値を挙げて説明するが
限定されるものではない。
図面に基づいて詳述する。尚、数値を挙げて説明するが
限定されるものではない。
【0020】図1は本発明の導波路型光分岐素子の一実
施の形態を示す平面図である。
施の形態を示す平面図である。
【0021】同図において、図には示されていない基板
上に配置された2つの入力ポート40,41と2つの出
力ポート42,43とが、クラッド44で覆われたコア
からなる2つの導波路45,46でそれぞれ接続されて
おり、両導波路45,46を徐々に接近させた結合部4
7が形成されている。
上に配置された2つの入力ポート40,41と2つの出
力ポート42,43とが、クラッド44で覆われたコア
からなる2つの導波路45,46でそれぞれ接続されて
おり、両導波路45,46を徐々に接近させた結合部4
7が形成されている。
【0022】入力ポート40,41では両導波路45,
46ともスポット半径約4.2μmのDSF(Dispersi
on Shifted Fiber、分散シフトファイバ)との接続損失
を減らすために、導波路幅が約6μmとなっている(F
−F線で示す位置)。一方の入力ポート41側の導波路
46の幅は、不要モードの発生を抑えるために放射損失
が無い程度にテーパ状に狭められ、G−G線で示す位置
では約3.5μmとなっている。前記一方の入力ポート
41側の導波路46に、他方の入力ポート40側の導波
路45を徐々に接近させ、H−H線で示す位置で両導波
路45,46を平行とし、その間隔を約3.5μmとし
た。H−H線で示す位置からI−I線で示す位置まで両
導波路45,46の間隔は一定に保たれると共に、導波
路45の幅が徐々に狭められ、I−I線で示す位置では
両導波路45,46の幅が等しくなっている(約3.5
μm)。
46ともスポット半径約4.2μmのDSF(Dispersi
on Shifted Fiber、分散シフトファイバ)との接続損失
を減らすために、導波路幅が約6μmとなっている(F
−F線で示す位置)。一方の入力ポート41側の導波路
46の幅は、不要モードの発生を抑えるために放射損失
が無い程度にテーパ状に狭められ、G−G線で示す位置
では約3.5μmとなっている。前記一方の入力ポート
41側の導波路46に、他方の入力ポート40側の導波
路45を徐々に接近させ、H−H線で示す位置で両導波
路45,46を平行とし、その間隔を約3.5μmとし
た。H−H線で示す位置からI−I線で示す位置まで両
導波路45,46の間隔は一定に保たれると共に、導波
路45の幅が徐々に狭められ、I−I線で示す位置では
両導波路45,46の幅が等しくなっている(約3.5
μm)。
【0023】このとき、出力ポート側へ向って導波路幅
が減少していく導波路幅の変化率は図2に示すように導
波路幅の非対称性の大きいところでは大きく、導波路幅
が等しい値のところでは小さくなっている。尚、図2は
図1に示した導波路型光分岐素子の導波路のパターンを
示す図であり、図3はこの導波路型光分岐素子の結合部
の拡大図である。
が減少していく導波路幅の変化率は図2に示すように導
波路幅の非対称性の大きいところでは大きく、導波路幅
が等しい値のところでは小さくなっている。尚、図2は
図1に示した導波路型光分岐素子の導波路のパターンを
示す図であり、図3はこの導波路型光分岐素子の結合部
の拡大図である。
【0024】図3に示すようにコアとクラッドとの境界
線Laが、導波路45,46の長手方向に対してx軸
(基準線)を傾斜(結合部全体での平均の傾きに傾斜)
させたサイン関数的な曲線(y=Asin(cx)、但
しcxは0〜−π)になるように形成されている(境界
線Laが、その結合部全体での平均の傾きの方向に対し
てサイン関数的な曲線で表せる)。これにより、導波路
幅を直線的に変化させたときと比較して不要モードの発
生を20分の1以下に抑えることができる。
線Laが、導波路45,46の長手方向に対してx軸
(基準線)を傾斜(結合部全体での平均の傾きに傾斜)
させたサイン関数的な曲線(y=Asin(cx)、但
しcxは0〜−π)になるように形成されている(境界
線Laが、その結合部全体での平均の傾きの方向に対し
てサイン関数的な曲線で表せる)。これにより、導波路
幅を直線的に変化させたときと比較して不要モードの発
生を20分の1以下に抑えることができる。
【0025】次に図1において、I−I線で示す位置か
らK−K線で示す位置までは2つの導波路45,46が
互いに遠ざかりながら導波路幅を約3.5μmから約6
μmまで広げられている。このとき、導波路45の幅は
J−J線で示す位置で約6μmになるように広げられて
いるのに対し、導波路46の幅はJ−J線で示す位置で
は約4.2μmとなっており、導波路幅の増加率が導波
路45と導波路46との間で約1:0.7となってい
る。この分岐比は、図4のシミュレーション値から4.
7dBの分岐比に相当することが分かる。尚、図4は導
波路幅の増加率の比率と分岐比との関係を示す図であ
り、横軸は導波路幅の増加率軸であり、縦軸は分岐比軸
である。図4に示した横軸の増加率の比率(L2/L
1)は、図5に示す出力ポート42,43側の導波路4
5,46の幅がそれぞれW1からW0まで増加するとき
のテーパ長さL1とL2との比率である。尚、図5は図
4に示した導波路のテーパ長さとコア幅との関係を示す
図であり、横軸はテーパ長さ軸であり、縦軸はコア幅軸
である。
らK−K線で示す位置までは2つの導波路45,46が
互いに遠ざかりながら導波路幅を約3.5μmから約6
μmまで広げられている。このとき、導波路45の幅は
J−J線で示す位置で約6μmになるように広げられて
いるのに対し、導波路46の幅はJ−J線で示す位置で
は約4.2μmとなっており、導波路幅の増加率が導波
路45と導波路46との間で約1:0.7となってい
る。この分岐比は、図4のシミュレーション値から4.
7dBの分岐比に相当することが分かる。尚、図4は導
波路幅の増加率の比率と分岐比との関係を示す図であ
り、横軸は導波路幅の増加率軸であり、縦軸は分岐比軸
である。図4に示した横軸の増加率の比率(L2/L
1)は、図5に示す出力ポート42,43側の導波路4
5,46の幅がそれぞれW1からW0まで増加するとき
のテーパ長さL1とL2との比率である。尚、図5は図
4に示した導波路のテーパ長さとコア幅との関係を示す
図であり、横軸はテーパ長さ軸であり、縦軸はコア幅軸
である。
【0026】図6は図2に示した結合部の長さと奇モー
ドのパワー比との関係を示す図であり、横軸が長さ示
し、縦軸が奇モードのパワー比(奇モード/(奇モード
+偶モード))を示している。
ドのパワー比との関係を示す図であり、横軸が長さ示
し、縦軸が奇モードのパワー比(奇モード/(奇モード
+偶モード))を示している。
【0027】同図において実線(x軸線上にある)は本
実施の形態における結合部47の導波路45のコアの幅
がサイン関数的に変化した場合の特性を示し、破線は従
来の結合部の導波路のコアの幅が直線的に変化した場合
の特性を示している。同図より本実施の形態における結
合部47の奇モードのパワー比が略0となっており、奇
モードが発生していなのが分かる。
実施の形態における結合部47の導波路45のコアの幅
がサイン関数的に変化した場合の特性を示し、破線は従
来の結合部の導波路のコアの幅が直線的に変化した場合
の特性を示している。同図より本実施の形態における結
合部47の奇モードのパワー比が略0となっており、奇
モードが発生していなのが分かる。
【0028】本導波路型光分岐素子の構成材料は、基板
がSiO2 、クラッド44がSiO2 −P2 O5 −B2
O3 、コアがSiO2 −TiO2 である。屈折率は基板
及びクラッドが1.458、コアが1.4657であ
る。
がSiO2 、クラッド44がSiO2 −P2 O5 −B2
O3 、コアがSiO2 −TiO2 である。屈折率は基板
及びクラッドが1.458、コアが1.4657であ
る。
【0029】尚、製造プロセスはEB(電子ビーム)蒸
着、フォトリソグラフィ、火炎堆積等の技術により行っ
た。
着、フォトリソグラフィ、火炎堆積等の技術により行っ
た。
【0030】次に本導波路型光分岐素子の作用について
図7を参照して説明する。尚、図7は図1に示した2つ
の導波路とモードとの関係を示す図である。
図7を参照して説明する。尚、図7は図1に示した2つ
の導波路とモードとの関係を示す図である。
【0031】一方の入力ポート40に光を入力すると、
G−G線で示す位置で偶モードのみが励起される。他方
の入力ポート41から光を入力すると、G−G線で示す
位置で奇モードのみが励起される。G−G線で示す位置
からH−H線で示す位置にわたって2つの導波路45,
46が緩やかに接近するので、H−H線で示す位置では
偶モードのみ、或いは奇モードのみが存在する。
G−G線で示す位置で偶モードのみが励起される。他方
の入力ポート41から光を入力すると、G−G線で示す
位置で奇モードのみが励起される。G−G線で示す位置
からH−H線で示す位置にわたって2つの導波路45,
46が緩やかに接近するので、H−H線で示す位置では
偶モードのみ、或いは奇モードのみが存在する。
【0032】H−H線で示す位置では2つの導波路4
5,46の幅は異なっており、I−I線で示す位置では
導波路45,46の幅は等しくなっている。H−H線で
示す位置からI−I線で示す位置にわたってコア幅は緩
やかに変化するため、偶奇モード間で結合はほとんど生
じない。特にコア幅がサイン関数的に変化する構造の場
合には偶奇モード間の結合を抑えることができ、不要モ
ードの発生はほとんどない(偶奇モード間の結合量は、
偶モードの電界振幅と奇モードの電界振幅と誘電率(屈
折率の2乗)の伝搬定数方向の変化率の積に比例するか
ら、導波路幅の非対称なところでは導波路幅の変化を大
きくしても結合は起こりにくい)。
5,46の幅は異なっており、I−I線で示す位置では
導波路45,46の幅は等しくなっている。H−H線で
示す位置からI−I線で示す位置にわたってコア幅は緩
やかに変化するため、偶奇モード間で結合はほとんど生
じない。特にコア幅がサイン関数的に変化する構造の場
合には偶奇モード間の結合を抑えることができ、不要モ
ードの発生はほとんどない(偶奇モード間の結合量は、
偶モードの電界振幅と奇モードの電界振幅と誘電率(屈
折率の2乗)の伝搬定数方向の変化率の積に比例するか
ら、導波路幅の非対称なところでは導波路幅の変化を大
きくしても結合は起こりにくい)。
【0033】2つの導波路45,46が互いに遠ざかり
ながら、異なる増加率で導波路45,46の幅が広がっ
ている。導波路幅の広がり方は緩やかであり、徐々に偶
モードから奇モード、或いは奇モードから偶モードへの
結合は起こる。分岐比はここで起こる偶奇モード間の結
合量に関連しており、結合量は2つの導波路45,46
の幅の増加率の比に関連している。よって2つの導波路
幅の増加率の比を制御することによって結合量を制御す
ることができる。
ながら、異なる増加率で導波路45,46の幅が広がっ
ている。導波路幅の広がり方は緩やかであり、徐々に偶
モードから奇モード、或いは奇モードから偶モードへの
結合は起こる。分岐比はここで起こる偶奇モード間の結
合量に関連しており、結合量は2つの導波路45,46
の幅の増加率の比に関連している。よって2つの導波路
幅の増加率の比を制御することによって結合量を制御す
ることができる。
【0034】ここで、もし一方の入力ポート40から光
を入力した場合に、一方の出力ポート42からの光の出
力と他方の出力ポート43からの光の出力との比が7:
3であったとすると、一方の出力ポート42から光を入
力した場合は、結合部47の出力ポート42,43側で
は7:3の割合で偶モードと奇モードとが発生し、両入
力ポート40,41への出力の割合は7:3となる。ま
た、他方の出力ポート43から光を入力した場合は割合
が3:7となる。
を入力した場合に、一方の出力ポート42からの光の出
力と他方の出力ポート43からの光の出力との比が7:
3であったとすると、一方の出力ポート42から光を入
力した場合は、結合部47の出力ポート42,43側で
は7:3の割合で偶モードと奇モードとが発生し、両入
力ポート40,41への出力の割合は7:3となる。ま
た、他方の出力ポート43から光を入力した場合は割合
が3:7となる。
【0035】すなわち、導波路幅の異なる2つの導波路
45,46を徐々に接近させ(太い方の導波路45から
光を入力した場合には偶モードのみを励起し、細い方の
導波路46から光を入力した場合には奇モードのみを励
起する構造)、2つの導波路45,46を接近させたま
ま導波路幅を変化させ、2つの導波路幅が等しくなるま
で2つの導波路幅の差を徐々に小さくさせていき(偶モ
ードと奇モードとの間で結合を起こさずに2つの導波路
45,46に光を分配する構造)、2つの導波路45,
46を互いに遠ざけながら導波路幅を徐々に広げ、2つ
の導波路45,46の幅の増加率を異ならせる(偶奇モ
ード間で徐々に結合を起こさせ、且つ、偶奇モードの伝
搬定数を徐々に縮退させる構造)構造としており、さら
に、言いかえれば、I−I線で示す位置において、一方
の入力ポート40に光を入力した場合には偶モードのみ
を励起し、他方の入力ポート41に光を入力した場合に
は奇モードのみを励起して不要モードを発生させない構
造となっていると共に、I−I線で示す位置からK−K
線で示す位置にわたって導波路幅を徐々に非対称に広
げ、且つ、一方の導波路45と他方の導波路46とを互
いに遠ざけることにより、偶奇モードの伝搬定数を近づ
けて徐々に偶奇モード間結合が生じる構造となってい
る。
45,46を徐々に接近させ(太い方の導波路45から
光を入力した場合には偶モードのみを励起し、細い方の
導波路46から光を入力した場合には奇モードのみを励
起する構造)、2つの導波路45,46を接近させたま
ま導波路幅を変化させ、2つの導波路幅が等しくなるま
で2つの導波路幅の差を徐々に小さくさせていき(偶モ
ードと奇モードとの間で結合を起こさずに2つの導波路
45,46に光を分配する構造)、2つの導波路45,
46を互いに遠ざけながら導波路幅を徐々に広げ、2つ
の導波路45,46の幅の増加率を異ならせる(偶奇モ
ード間で徐々に結合を起こさせ、且つ、偶奇モードの伝
搬定数を徐々に縮退させる構造)構造としており、さら
に、言いかえれば、I−I線で示す位置において、一方
の入力ポート40に光を入力した場合には偶モードのみ
を励起し、他方の入力ポート41に光を入力した場合に
は奇モードのみを励起して不要モードを発生させない構
造となっていると共に、I−I線で示す位置からK−K
線で示す位置にわたって導波路幅を徐々に非対称に広
げ、且つ、一方の導波路45と他方の導波路46とを互
いに遠ざけることにより、偶奇モードの伝搬定数を近づ
けて徐々に偶奇モード間結合が生じる構造となってい
る。
【0036】尚、I−I線で示す位置からK−K線で示
す位置までの間で偶モードから奇モードへの変換が導波
路幅の増加率の比に応じて生じ、ポート40から光を入
力した場合、出力ポート42へはその入力光が約1.7
dB減衰した光が出力され、出力ポート43へはその入
力光が約4.8dB減衰した光が出力される。
す位置までの間で偶モードから奇モードへの変換が導波
路幅の増加率の比に応じて生じ、ポート40から光を入
力した場合、出力ポート42へはその入力光が約1.7
dB減衰した光が出力され、出力ポート43へはその入
力光が約4.8dB減衰した光が出力される。
【0037】図8は、図1に示した導波路型光分岐素子
の一方の入力ポート40に光を入力したときの両出力ポ
ート42,43における損失波長特性を示す図である。
同図において横軸は波長軸であり、縦軸は損失軸であ
る。Ptは一方の出力ポート42の出力光の損失を表
し、Pcは他方の出力ポート43の出力光の損失を表
す。
の一方の入力ポート40に光を入力したときの両出力ポ
ート42,43における損失波長特性を示す図である。
同図において横軸は波長軸であり、縦軸は損失軸であ
る。Ptは一方の出力ポート42の出力光の損失を表
し、Pcは他方の出力ポート43の出力光の損失を表
す。
【0038】出力ポート43の損失は波長λ=1.31
μmで4.9dB、λ=1.55μmで4.77dBと
波長無依存な分岐比が得られた。また、温度特性は0.
001dB/℃以下、PDLは0.01dB以下であっ
た。これに対してMZ型WINCは、設計パラメータ、
作製条件が違えばその値も違うので一概には言えない
が、0.003dB/℃程度、PDLは0.03dBで
ある。
μmで4.9dB、λ=1.55μmで4.77dBと
波長無依存な分岐比が得られた。また、温度特性は0.
001dB/℃以下、PDLは0.01dB以下であっ
た。これに対してMZ型WINCは、設計パラメータ、
作製条件が違えばその値も違うので一概には言えない
が、0.003dB/℃程度、PDLは0.03dBで
ある。
【0039】以上において本実施の形態では、原理的に
材料の温度特性、複屈折の影響を受けにくいため温度特
性が小さく(実施の形態では0.001dB/℃以
下)、低PDL(実施の形態では0.001dB以下)
である2入力2出力の波長無依存な分岐比を有する導波
路型光分岐素子を実現することができる。
材料の温度特性、複屈折の影響を受けにくいため温度特
性が小さく(実施の形態では0.001dB/℃以
下)、低PDL(実施の形態では0.001dB以下)
である2入力2出力の波長無依存な分岐比を有する導波
路型光分岐素子を実現することができる。
【0040】また、非対称Y分岐の場合は、構造の大き
く変化するところがあるため、放射損失が0.1〜0.
2dB程度あるが、本実施の形態では構造が滑らかに変
化するので理論上は略無損失である。
く変化するところがあるため、放射損失が0.1〜0.
2dB程度あるが、本実施の形態では構造が滑らかに変
化するので理論上は略無損失である。
【0041】尚、上述した実施の形態では結合部47の
導波路45のコアとクラッドとの境界線のうち導波路4
6から遠い方の境界線Laを、導波路46の長手方向に
対して基準線を傾斜させたサイン関数的な曲線になるよ
うに形成した場合で説明したが、これに限定されるもの
ではなく、図9に示すように結合部47aの導波路45
aのコアとクラッドとの境界線のうち導波路46aから
遠い方の境界線Lbを、導波路46aの長手方向に対し
てコサイン関数的な曲線すなわち、結合部47aの入射
端の当該境界線上の点を始点とし導波路46aと平行し
て延びる線をx軸(基準線)とするコサイン関数的な曲
線(y=Acos(cx)、但しcxはπ〜2π)にな
るように形成してもよい。
導波路45のコアとクラッドとの境界線のうち導波路4
6から遠い方の境界線Laを、導波路46の長手方向に
対して基準線を傾斜させたサイン関数的な曲線になるよ
うに形成した場合で説明したが、これに限定されるもの
ではなく、図9に示すように結合部47aの導波路45
aのコアとクラッドとの境界線のうち導波路46aから
遠い方の境界線Lbを、導波路46aの長手方向に対し
てコサイン関数的な曲線すなわち、結合部47aの入射
端の当該境界線上の点を始点とし導波路46aと平行し
て延びる線をx軸(基準線)とするコサイン関数的な曲
線(y=Acos(cx)、但しcxはπ〜2π)にな
るように形成してもよい。
【0042】尚、図9は本発明の他の実施の形態を示す
説明図である。また、図10は図9に示したコアパター
ンを有する導波路型光分岐素子の導波路とモードとの関
係を示す図である。同図に示すようにコサイン関数曲線
の一部と導波路45aのコアとクラッドとの境界線Lb
とが等しい形状となっている。このようなコアパターン
を有する導波路型光分岐素子においても図1に示した導
波路型光分岐素子と同様に分岐比の温度依存性が小さ
く、低PDL、波長無依存性、かつ、異なる分岐比を有
する。
説明図である。また、図10は図9に示したコアパター
ンを有する導波路型光分岐素子の導波路とモードとの関
係を示す図である。同図に示すようにコサイン関数曲線
の一部と導波路45aのコアとクラッドとの境界線Lb
とが等しい形状となっている。このようなコアパターン
を有する導波路型光分岐素子においても図1に示した導
波路型光分岐素子と同様に分岐比の温度依存性が小さ
く、低PDL、波長無依存性、かつ、異なる分岐比を有
する。
【0043】また、上述した実施の形態ではコアの材料
としてSiO2 −GeO2 を用いたが、これに限定され
るものではなく、その他の誘電体、半導体、有機物等を
用いてもよい。さらに、基板やクラッドも誘電体、半導
体、有機物等を用いてもよい。
としてSiO2 −GeO2 を用いたが、これに限定され
るものではなく、その他の誘電体、半導体、有機物等を
用いてもよい。さらに、基板やクラッドも誘電体、半導
体、有機物等を用いてもよい。
【0044】本実施の形態による導波路型光分岐素子は
光通信システムに適用可能である。特に、PDLや温度
特性の小さいことが要求される長距離光通信システムで
用いられる光分岐素子として適している。
光通信システムに適用可能である。特に、PDLや温度
特性の小さいことが要求される長距離光通信システムで
用いられる光分岐素子として適している。
【0045】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【0046】分岐比の温度依存性が小さく、低PDL、
波長無依存性、かつ、異なる分岐比を有する導波路型光
分岐素子を実現することができる。
波長無依存性、かつ、異なる分岐比を有する導波路型光
分岐素子を実現することができる。
【図1】本発明の導波路型光分岐素子の一実施の形態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図2】導波路型光分岐素子の導波路のパターンを示す
図である。
図である。
【図3】図1に示した導波路型光分岐素子の結合部のパ
ターンを示す図である。
ターンを示す図である。
【図4】導波路幅の増加率の比率と分岐比との関係を示
す図である。
す図である。
【図5】図4に示した導波路のテーパ長さとコア幅との
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図6】図2に示した結合部の長さと奇モードのパワー
比との関係を示す図である。
比との関係を示す図である。
【図7】図1に示した2つの導波路とモードとの関係を
示す図である。
示す図である。
【図8】図1に示した導波路型光分岐素子の一方の入力
ポートに光を入力したときの両出力ポートにおける損失
波長特性を示す図である。
ポートに光を入力したときの両出力ポートにおける損失
波長特性を示す図である。
【図9】本発明の他の実施の形態を示す説明図である。
【図10】図9に示したコアパターンを有する導波路型
光分岐素子の導波路とモードとの関係を示す図である。
光分岐素子の導波路とモードとの関係を示す図である。
【図11】導波路型光分岐素子の従来例としての非対称
Y分岐素子を用いた光回路を示す図である。
Y分岐素子を用いた光回路を示す図である。
【図12】図11の部分拡大図である。
【図13】図11に示した分岐導波路の導波路幅の増加
率を示す図である。
率を示す図である。
【図14】図11に示した分岐導波路のモード結合の様
子を示す図である。
子を示す図である。
【図15】導波路型光分岐素子の従来例としての光分波
器を用いたMZ型WINCの説明図である。
器を用いたMZ型WINCの説明図である。
【図16】従来の導波路型光分岐素子を用いた光回路図
である。
である。
【図17】従来の導波路型光分岐素子を用いた光回路図
である。
である。
【図18】従来の導波路型光分岐素子を用いた光回路図
である。
である。
40,41 入力ポート 42,43 出力ポート 45,46 導波路 47 結合部 La 境界線
Claims (6)
- 【請求項1】 2つの入力ポート及び2つの出力ポート
を有し、各入力ポートと各出力ポートとをそれぞれ導波
路で接続すると共に両導波路を徐々に接近させて結合部
を形成した導波路型光分岐素子において、上記入力ポー
トから上記結合部の出射端にかけては、一方の入力ポー
トから光を入力した場合には略偶モードのみを励起し、
他方の入力ポートから光を入力した場合には略奇モード
のみを励起する構造を有し、上記結合部から出力ポート
にわたって導波路幅を非対称に変化させて分岐比を異な
らせたことを特徴とする導波路型光分岐素子。 - 【請求項2】 上記2つの導波路が入力ポートから結合
部にわたって導波路幅を非対称にすると共に、結合部で
は両導波路が近接したまま両導波路の差を徐々に小さく
していき該結合部の出射端で両導波路幅を等しくし、上
記結合部から出力ポートまで両導波路幅を非対称に変化
させながら遠ざけ、出力ポートでは両導波路幅を等しく
した請求項1記載の導波路型光分岐素子。 - 【請求項3】 上記結合部の導波路幅の変化率を入射側
で大きく、両導波路幅の差が小さくなるに従い導波路幅
の変化率も小さく、かつ、両導波路幅の等しくなる出射
側で導波路幅の変化率が略0となるように形成した請求
項2記載の導波路型光分岐素子。 - 【請求項4】 上記結合部の一方の導波路は、導波路幅
が一定であり、他方の導波路は上記結合部の出射端より
も入射端の導波路幅が大きく、かつ、コアとクラッドと
の境界線のうち、上記一方の導波路に近い方の境界線が
上記一方の導波路と平行であり、上記一方の導波路から
遠い方の境界線の上記一方の導波路に対する傾きが、上
記結合部の入射側で大きく、両導波路幅の差が小さくな
るに従って小さくなり、両導波路幅の等しい上記結合部
の出射側では略0となるように形成した請求項3記載の
導波路型光分岐素子。 - 【請求項5】 上記結合部の他方の導波路のコアとクラ
ッドとの境界線のうち一方の導波路から遠い方の境界線
を、上記結合部の入射端の当該境界線上の点を始点とし
一方の導波路と平行して延びる線を基準線とするコサイ
ン関数的な曲線になるように形成した請求項4記載の導
波路型光分岐素子。 - 【請求項6】 上記結合部の他方の導波路のコアとクラ
ッドとの境界線のうち一方の導波路から遠い方の境界線
を、上記結合部の入射端の当該境界線上の点と上記結合
部の出射端の当該境界線上の点を結んだ線を基準線とす
るサイン関数的な曲線になるように形成した請求項4記
載の導波路型光分岐素子。
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