JPH09178975A - 光コネクタおよびその製造方法 - Google Patents

光コネクタおよびその製造方法

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JPH09178975A
JPH09178975A JP34137095A JP34137095A JPH09178975A JP H09178975 A JPH09178975 A JP H09178975A JP 34137095 A JP34137095 A JP 34137095A JP 34137095 A JP34137095 A JP 34137095A JP H09178975 A JPH09178975 A JP H09178975A
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JP
Japan
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optical fiber
ferrule
tip
processed
optical
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Application number
JP34137095A
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English (en)
Inventor
Ichiro Matsuura
一郎 松浦
Kenichiro Otsuka
健一郎 大塚
Yoshiaki Tamekuni
芳享 為國
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端面に傷がない光ファイバを有する信頼性
の高い光コネクタを安価に製造する。 【解決手段】 第1の工程は、光ファイバ心線の先端部
の被覆を除去し、露出した光ファイバ素線3の先端部3
cを所定の長さに切断する。第2の工程は、光ファイバ
心線をフェルール4に挿入する。第3の工程は、挿入し
た光ファイバ素線3の先端面3cを滑らかにする。第4
の工程は、光ファイバ素線3の先端と前記フェルール4
の先端とを位置決めする。第5の工程は、フェルール4
に光ファイバ心線を固定する。第6の工程は、光ファイ
バ心線を固定したフェルール4を用いて光コネクタ全体
を組み立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを接続
するための光コネクタおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、SCコネクタやFCコネクタの
ような単心光コネクタでは、PC(Physical Contact)
結合することにより、光ファイバ同士を直接接触させて
フレネル反射を防ぎ、反射損失を少なくしている。
【0003】このPC結合を行うために、フェルール
(ZrO2)および光ファイバ(SiO2)の端面は、R
10〜100mmの曲率半径となるように研磨仕上げさ
れている。この研磨工程は、フェルール端面に付着した
接着剤を落とす工程と、フェルールおよび光ファイバの
端面を球面に粗研磨する工程と、球面としたフェルール
端面および光ファイバ端面を仕上げ研磨する工程とから
なり、フェルールおよび光ファイバの仕上げ研磨工程で
は、ZrO2やSiO2を鏡面研磨するために、ダイヤモ
ンドラッピングフィルムを用いている。また、研磨によ
る残留応力を取り除いて、更なる反射低減をするため
に、ダイヤモンドラッピングフィルムによる仕上げ研磨
の後にSiO2を用いた研磨工程を加えた加工もなされ
ている。
【0004】さらに、MPOコネクタのような多心光コ
ネクタでも、エポキシ樹脂等からなるプラスチックフェ
ルールおよびSiO2からなる光ファイバを研磨する工
程があり、フェルールと光ファイバとを共に研磨するた
め、結局、研磨にはダイヤモンドラッピングフィルムを
用いている。
【0005】このように、光コネクタにおいては、反射
減衰量を低減するために、光ファイバ端面およびフェル
ール端面を鏡面に仕上げる研磨は必要不可欠であり、フ
ェルールと光ファイバとの両者を共に研磨すると、非常
に高価なダイヤモンドラッピングフィルムの寿命が極め
て短くなり、ダイヤモンドラッピングフィルム等の補材
費が高くなる結果、光コネクタが高価となる。
【0006】そこで、ダイヤモンドラッピングフィルム
等による機械的な研磨工程を省略するために、光ファイ
バの先端面を加熱溶融することにより滑らかにする方法
が、例えば特開昭56ー210277号公報に開示され
ている。この光コネクタの製造方法は、光ファイバの被
覆を除去し、露出した光ファイバの先端部を所定の長さ
に切断した後、光ファイバの先端面を溶融させて滑らか
にし、その後光ファイバをフェルールに挿入し、仮止め
してから光コネクタ全体を組み立てる製造方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光コネクタ
の製造方法では、光ファイバの先端面を放電加熱装置の
電極間に配置し、短時間放電加熱してわずかに熱溶融さ
せ、傷のない滑らかな先端面としているので、確かにダ
イヤモンドラッピングフィルムによる仕上げ研磨工程は
不要となる。しかし、上記公報記載の光コネクタの製造
方法では、傷のない滑らかな先端面としても、その後に
光ファイバをフェルールに挿入する工程がある。したが
って、光ファイバの挿入時に、光ファイバの先端面がフ
ェルール内壁にあたってしまい、せっかく滑らかにした
先端面に傷が付いてしまうことがあった。
【0008】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、先端面に傷がない光ファイバを有する信
頼性の高い光コネクタを安価に製造することができる光
コネクタおよび光コネクタの製造方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、光ファイバの先端部の被覆
を除去し、露出した光ファイバの先端部を所定の長さに
切断する第1の工程と、光ファイバをフェルールに挿入
する第2の工程と、挿入した光ファイバの先端面を滑ら
かにする第3の工程と、光ファイバの先端とフェルール
の先端とを位置決めする第4の工程と、フェルールに光
ファイバを固定する第5の工程と、光ファイバを固定し
たフェルールを用いて光コネクタ全体を組み立てる第6
の工程とから光コネクタの製造方法を構成した。
【0010】本発明の光コネクタの製造方法によれば、
光ファイバの先端面を滑らかにする工程は、光ファイバ
をフェルールに挿入した後に行うこととしたので、光フ
ァイバの先端面に傷が付くことはない。
【0011】また、光ファイバの先端面を滑らかにする
工程を、フェルールを所定形状にする工程とは独立させ
たので、非常に高価なダイヤモンドラッピングフィルム
を用いて仕上げ研磨する場合でも、極めて小径の光ファ
イバを研磨するだけでよく、フェルールはダイヤモンド
ラッピングフィルムを用いない粗研磨でよい。したがっ
て、ダイヤモンドラッピングフィルムの寿命が長くな
り、結果として光コネクタを安価に製造することができ
る。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1に係る光
コネクタの製造方法の第5の工程において、位置決めし
た光ファイバをフェルールに対して機械的に固定するこ
とを特徴とする。
【0013】カシメ固定のような機械的固定によれば、
容易にして短時間で光ファイバをフェルールに固定する
ことができる。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に係る光コネクタの製造方法の第3の工程において、光
ファイバの先端面を球面に加工することを特徴とする。
【0015】光ファイバの先端面が球面であると、PC
結合を良好に行うことができ、反射による損失を少なく
することができる。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項1または2
に係る光コネクタの製造方法において、フェルールの先
端面を平坦に加工し、第3の工程において、光ファイバ
の先端面を曲率半径0.1mmから100mmの球面に
加工することを特徴とする。
【0017】ここで、光ファイバの先端面の曲率半径を
0.1mmから100mmとしたのは、曲率半径が0.
1mm未満であると、光のモード変換を起こしてしまう
一方、曲率半径が100mmを越えるとPC結合を良好
に行うという効果が得られないからである。
【0018】請求項5に係る発明は、請求項1または2
に係る光コネクタの製造方法において、フェルールの先
端面を曲率半径1mmから100mmの球面に加工し、
第3の工程において、光ファイバの先端面を曲率半径
0.1mmから100mmであってフェルールの曲率半
径以下の球面に加工することを特徴とする。
【0019】ここで、フェルールの先端面の曲率半径を
1mmから100mmとしたのは、PC結合を良好に行
うためであり、特にフェルールの曲率半径の下限を1m
m、光ファイバの曲率半径の下限を0.1mmとし、か
つ光ファイバの先端面の曲率半径をフェルールの端面の
曲率半径以下としたのは、光ファイバの方の曲率半径が
大きいと、PC結合を良好に行えないか、またはフェル
ールから光ファイバの角部がでてしまうからである。
【0020】請求項6に係る発明は、請求項1または2
に係る光コネクタの製造方法において、フェルールの先
端面を光ファイバ内を伝搬する光の全反射臨界角度以上
の傾斜角度に加工し、フェルールに光ファイバを挿入し
た後、光ファイバの先端面を全反射臨界角度以上の角度
に加工するとともに、さらに曲率半径0.1mmから1
00mmの球面に加工することを特徴とする。
【0021】フェルールの先端面が光ファイバ内を伝搬
する光の全反射臨界角度以上の傾斜になっていれば、屈
折率整合剤を用いることなく、光ファイバ同士の接続に
あたって低反射、低損失を実現することができる。
【0022】請求項7に係る発明は、請求項1または2
に係る光コネクタの製造方法において、フェルールの先
端面を光ファイバ内を伝搬する光の全反射臨界角度以上
の傾斜角度に加工するとともに、さらに曲率半径1mm
から100mmの球面に加工し、フェルールに光ファイ
バを挿入した後、光ファイバの先端面を全反射臨界角度
以上の角度に加工するとともに、さらに曲率半径0.1
mmから100mmであってフェルールの曲率半径以下
の球面に加工することを特徴とする。
【0023】フェルールの先端面が光ファイバ内を伝搬
する光の全反射臨界角度以上の角度に加工し、さらに曲
率半径1mmから100mmの球面に加工すれば、屈折
率整合剤を用いることなく、PC結合を更に良好に行う
ことができる。
【0024】請求項8に係る発明は、請求項1から7ま
でにいずれか1項記載の光コネクタの製造方法におい
て、フェルールは光ファイバを複数備えた多心コネクタ
用フェルールであることを特徴とする。
【0025】請求項9に係る発明は、光ファイバの先端
部の被覆が除去され、露出した前記光ファイバの先端部
が所定の長さに切断され、フェルールに挿入した前記光
ファイバの先端面が滑らかであり、前記光ファイバの先
端と前記フェルールの先端とが位置決めされ、前記光フ
ァイバは前記フェルールに固定され、前記光ファイバが
固定された前記フェルールを用いて組み立てた光コネク
タであって、請求項1から8までにいずれか1項記載の
光コネクタの製造方法により製造したことを特徴とする
光コネクタである。
【0026】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、本実施形態の製造
方法を示すもので、第1の工程は、まず図3に示すよう
に、光ファイバ心線1の先端部における、例えばナイロ
ン、UV硬化型樹脂、PVCからなる被覆2を除去し、
石英からなる光ファイバ素線(コア・クラッド)3を露
出させる。そして、露出した光ファイバ素線3の先端部
3aを所定の長さ(例えば10mm)に切断する。
【0027】次の第2の工程は、図4に示すように、光
ファイバ心線1を円筒状のフェルール4に挿入する。フ
ェルール4の本体部4aは、ZrO2等のセラミック
ス、プラスチック、ガラス、金属、複合材料などにより
形成されており、フェルール4の基端近傍には、金属、
プラスチック等からなる大径環状部4bが形成されてい
る。なお、このとき、フェルール4の先端面4cは、予
め粗研磨により平坦に研磨してある。
【0028】そして、第3の工程で、図4に示すよう
に、挿入した光ファイバ素線3の先端面3cを滑らかに
する。光ファイバ素線3の先端面3cを滑らかにする方
法は、光ファイバ素線3の先端部3aを放電加工装置3
0の電極30a、30b間に配置し、短時間放電加熱に
より先端面3cを熱溶融させて球面とする。
【0029】その後、第4の工程では、図5に示すよう
に、光ファイバ素線3の先端とフェルール4の先端とを
位置決めする。具体的には、図5に示す位置決め装置4
0において、ZnO2等のセラミックス、SiO2等のガ
ラス、金属などからなるL字状の固定台41の水平板4
2上面に形成されたV溝43にフェルール4の本体部4
aをセットし、フェルール4の先端面4cを垂直板44
の基準面44aに当接し、フェルール4を位置決めす
る。その後、フェルール4の本体部4aの上部を押圧駆
動部45の下端に設けた押え板46により押圧し、V溝
43にフェルール4を固定した状態で、チャック(図示
省略)を用いて光ファイバ素線3の先端面3cを同じく
基準面44aに当接し、光ファイバ素線3の先端とフェ
ルール4の先端との高精度な位置決めを行う。
【0030】第5の工程では、上記のように光ファイバ
素線3の先端とフェルール4の先端とを高精度に位置決
めした状態で、図6に示すように、フェルール4に光フ
ァイバ心線1を固定する。固定に際しては、フェルール
4の本体部4aの一部を光ファイバ素線3が露出するま
で剥離し、その剥離した部分に、EリングやCリングの
ような固定用部材5を用い、カシメ固定する。この場
合、固定用部材5は、光ファイバ素線3に傷を付けない
ように、例えばアルミニウムのような金属、プラスチッ
ク、ゴム等の光ファイバ素線3と同等以下の硬度の材質
からなるものを使用するとよい。
【0031】次に、第6の工程で、光ファイバ心線1を
固定したフェルール4を用いて、図1および図2に示す
ように、光コネクタ20全体を組み立てる。図2に示す
ように、光ファイバ心線1に抗張力体6および外被7を
設けてなる光ファイバコード8には、スプリング9、ス
トップリング10、かしめリング11、リング12、ゴ
ムフード13等の必要な部品が予め順次挿入してある。
そして、図1に示すように、フェルール4との間でスプ
リング9を弾装するストップリング10にコネクタフレ
ーム14を取り付け、フェルール4をカバーした後、か
しめリング11により光ファイバコード8の抗張力体6
をストップリング10に圧着固定する。その後、リング
12を用いてかしめリング11に外被7を圧着固定し、
その上にゴムフード13を装着する。最後に、図示を省
略したつまみを図1に示す部分の全体に装着して組み立
てを完了する。
【0032】このような本実施形態の光コネクタの製造
方法によれば、光ファイバ素線3の先端面3cを滑らか
にする工程は、光ファイバ心線1をフェルール4に挿入
した後に行うので、光ファイバ素線3の先端面3cに傷
が付くことはなく、高信頼性の光コネクタを得ることが
できる。特に、簡易な電気回路で作製可能な放電加工装
置30を用いたので、現場で組み立て可能となる。
【0033】また、本実施形態で非常に高価なダイヤモ
ンドラッピングフィルムを用いる研磨は不要であり、安
価に光コネクタを製造することができ、光コネクタ製造
の自動化が容易となる。
【0034】なお、本発明において、フェルール4に光
ファイバ心線1を固定する方法は、上記実施形態のよう
な機械的固定に限らず、接着剤を用いて固定してもよ
い。接着剤による固定では、さらに高信頼性の光コネク
タを提供することができる。用いる接着剤としては、エ
ポキシ樹脂等の熱硬化型樹脂、瞬間接着剤、フェルール
4がガラスの場合にはUV硬化型樹脂などが適当であ
る。
【0035】また、光ファイバ素線3の先端面3cを滑
らかにする方法は、放電加工による加熱溶融に限らず、
化学反応による放熱、電熱炉による加熱等の方法の他、
フッ酸等の溶剤を用いた溶融方法も適用でき、光ファイ
バ素線3に限っては機械的加工方法として、ダイヤモン
ドラッピングフィルムを用いた研削、研磨等によっても
よい。本発明において、光ファイバ素線3の先端面3c
を滑らかにする工程は、フェルール4を所定形状にする
工程とは独立しているので、ダイヤモンドラッピングフ
ィルムを用いる場合でも、極めて小径な光ファイバ素線
3だけの研磨であり、フェルール4を同時に研磨するこ
とはないので、ダイヤモンドラッピングフィルムの寿命
が長くなり、結果として光コネクタを安価に製造するこ
とができる。
【0036】一方、光ファイバ素線3の先端面3c同士
を直接接触させる光コネクタの場合、図7に示すよう
に、フェルール4の先端面4cを平坦に加工し、光ファ
イバ心線1をフェルール4に挿入する工程の後の第3の
工程において、光ファイバ素線3の先端面3cを曲率半
径0.1mmから100mmの球面に滑らかに加工すれ
ば、PC結合を良好に行うことができる。このような球
面の加工は、例えば、図4に示した放電加工装置30を
用い、電極30a、30b間を1mmとし、5mA程度
の電流で2,3秒間程度放電加工させることにより行う
ことができる。
【0037】さらに、図8に示すように、フェルール4
の先端面4cを曲率半径1mmから100mmの球面に
加工し、第3の工程において、光ファイバ素線3の先端
面3cを曲率半径0.1mmから100mmであってフ
ェルール4の曲率半径以下の球面に加工すると、さらに
PC結合を良好にすることができる。
【0038】また、図9に示すように、フェルール4の
先端面4cを光ファイバ内を伝搬する光の全反射臨界角
度以上の傾斜角度θ(例えば5度以上)に加工し、フェ
ルール4に光ファイバ心線1を挿入した後に、光ファイ
バ素線3の先端面3cを上記全反射臨界角度以上の角度
に加工するとともに、さらに曲率半径0.1mmから1
00mmの球面に加工するとよい。この場合、屈折率整
合剤を用いることなく、光ファイバ同士の接続にあたっ
て低反射、低損失を実現することができる。
【0039】さらに、フェルール4の先端面4cを光フ
ァイバ内を伝搬する光の全反射臨界角度以上の傾斜角度
に加工するとともに、さらに曲率半径1mmから100
mmの球面に加工し、フェルール4に光ファイバ心線1
を挿入した後、光ファイバ素線3の先端面3cを上記全
反射臨界角度以上の角度に加工するとともに、さらに曲
率半径0.1mmから100mmであってフェルール4
の曲率半径以下の球面に加工すれば、さらにPC結合を
良好に行うことができる。
【0040】以上のような各光コネクタの製造方法は、
図10に示すような多心コネクタ用フェルールを用いる
場合にも適用でき、その作用、効果は、単心コネクタ用
フェルールを用いた場合と同様である。
【0041】図10に示す多心コネクタ用フェルール2
1は、複数心の光ファイバ心線1を一対のガイドピン挿
入穴22の間に配列固定したもので、フェルール21の
先端面21cを平坦に加工し、光ファイバ素線3の先端
面3cを曲率半径0.1mmから100mmの球面に滑
らかに加工したものである。また、図11に示す多心コ
ネクタ用フェルール23は、特にフェルール23の先端
面23cを光ファイバ内を伝搬する光の全反射臨界角度
以上の傾斜角度θ(例えば5度以上)に加工し、光ファ
イバ素線3の先端面3cを曲率半径0.1mmから10
0mmの球面に滑らかに加工したものである。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る発明の光コ
ネクタおよびその製造方法によれば、光ファイバの先端
面を滑らかにする工程は、光ファイバをフェルールに挿
入した後に行うこととしたので、光ファイバの先端面に
傷が付くことはない。
【0043】また、光ファイバの先端面を滑らかにする
工程を、フェルールを所定形状にする工程とは独立させ
たので、非常に高価なダイヤモンドラッピングフィルム
を用いて仕上げ研磨する場合でも、極めて小径の光ファ
イバを研磨するだけでよく、フェルールはダイヤモンド
ラッピングフィルムを用いない粗研磨でよい。したがっ
て、ダイヤモンドラッピングフィルムの寿命が長くな
り、結果として光コネクタを安価に製造することができ
る。
【0044】特に、フェルールに光ファイバを固定する
方法として、カシメ固定のような機械的固定によれば、
容易にして短時間で光ファイバをフェルールに固定する
ことができる。
【0045】また、光ファイバの先端面が球面である
と、PC結合を良好に行うことができ、反射による損失
を少なくすることができる。
【0046】フェルールの端面を平坦に加工し、第3の
工程において、光ファイバの先端面を曲率半径0.1m
mから100mmの球面に加工すれば、光のモード変換
を起こさず、PC結合を良好に行うことができる。
【0047】フェルールの端面を曲率半径1mmから1
00mmの球面に加工し、第3の工程において、光ファ
イバの先端面を曲率半径0.1mmから100mmであ
ってフェルールの曲率半径以下の球面に加工すれば、P
C結合を良好に行うことができ、光ファイバを損傷する
ことがない。
【0048】フェルールの端面を光ファイバ内を伝搬す
る光の全反射臨界角度以上の傾斜角度に加工し、フェル
ールに光ファイバを挿入した後、光ファイバの先端面を
全反射臨界角度以上の角度に加工するとともに、さらに
曲率半径0.1mmから100mmの球面に加工すれ
ば、屈折率整合剤を用いることなく、光ファイバ同士の
接続にあたって低反射、低損失を実現することができ
る。
【0049】フェルールの端面を光ファイバ内を伝搬す
る光の全反射臨界角度以上の傾斜角度に加工するととも
に、さらに曲率半径1mmから100mmの球面に加工
し、フェルールに光ファイバを挿入した後、光ファイバ
の先端面を全反射臨界角度以上の角度に加工するととも
に、さらに曲率半径0.1mmから100mmであって
フェルールの曲率半径以下の球面に加工すれば、屈折率
整合剤を用いることなく、PC結合を更に良好に行うこ
とができる。
【0050】このような方法は、多心コネクタについて
も適用可能であり、単心コネクタと同様の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の光コネクタを示す縦断正
面図である。
【図2】同実施形態の第6工程を示す正面図である。
【図3】同実施形態の第1工程を示す斜視図である。
【図4】同実施形態の第2および第3工程を示す斜視図
である。
【図5】同実施形態の第4工程を示す斜視図である。
【図6】同実施形態の第5工程を示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す要部縦断正面図で
ある。
【図8】本発明の他の実施形態を示す要部縦断正面図で
ある。
【図9】本発明の他の実施形態を示す要部斜視図であ
る。
【図10】本発明の他の実施形態を示す要部斜視図であ
る。
【図11】本発明の他の実施形態を示す要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…光ファイバ心線、2…被覆、3…光ファイバ素線、
3a…先端部、3c…先端面、4…フェルール、4a…
本体部、4b…大径環状部、4c,21c,23c…先
端面、5…固定用部材、20…光コネクタ、21,23
…多心コネクタ用フェルール、30…放電加工装置、4
0…位置決め装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの先端部の被覆を除去し、露
    出した前記光ファイバの先端部を所定の長さに切断する
    第1の工程と、 前記光ファイバをフェルールに挿入する第2の工程と、 挿入した前記光ファイバの先端面を滑らかにする第3の
    工程と、 前記光ファイバの先端と前記フェルールの先端とを位置
    決めする第4の工程と、 前記フェルールに前記光ファイバを固定する第5の工程
    と、 前記光ファイバを固定したフェルールを用いて光コネク
    タ全体を組み立てる第6の工程とからなることを特徴と
    する光コネクタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第5の工程において、前記位置決め
    した光ファイバを前記フェルールに対して機械的に固定
    することを特徴とする請求項1記載の光コネクタの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第3の工程において、前記光ファイ
    バの先端面を球面に加工することを特徴とする請求項1
    または2記載の光コネクタの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記フェルールの端面を平坦に加工し、
    前記第3の工程において、前記光ファイバの先端面を曲
    率半径0.1mmから100mmの球面に加工すること
    を特徴とする請求項1または2記載の光コネクタの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記フェルールの先端面を曲率半径1m
    mから100mmの球面に加工し、前記第3の工程にお
    いて、前記光ファイバの先端面を曲率半径0.1mmか
    ら100mmであって前記フェルールの曲率半径以下の
    球面に加工することを特徴とする請求項1または2記載
    の光コネクタの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記フェルールの先端面を前記光ファイ
    バ内を伝搬する光の全反射臨界角度以上の傾斜角度に加
    工し、前記フェルールに前記光ファイバを挿入した後、
    前記光ファイバの先端面を前記全反射臨界角度以上の角
    度に加工するとともに、さらに曲率半径0.1mmから
    100mmの球面に加工することを特徴とする請求項1
    または2記載の光コネクタの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記フェルールの先端面を前記光ファイ
    バ内を伝搬する光の全反射臨界角度以上の傾斜角度に加
    工するとともに、さらに曲率半径1mmから100mm
    の球面に加工し、前記フェルールに前記光ファイバを挿
    入した後、前記光ファイバの先端面を前記全反射臨界角
    度以上の角度に加工するとともに、さらに曲率半径0.
    1mmから100mmであって前記フェルールの曲率半
    径以下の球面に加工することを特徴とする請求項1また
    は2記載の光コネクタの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記フェルールは前記光ファイバを複数
    備えた多心コネクタ用フェルールであることを特徴とす
    る請求項1から7までにいずれか1項記載の光コネクタ
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 光ファイバの先端部の被覆が除去され、
    露出した前記光ファイバの先端部が所定の長さに切断さ
    れ、フェルールに挿入した前記光ファイバの先端面が滑
    らかであり、前記光ファイバの先端と前記フェルールの
    先端とが位置決めされ、前記光ファイバは前記フェルー
    ルに固定され、前記光ファイバが固定された前記フェル
    ールを用いて組み立てた光コネクタであって、請求項1
    から8までにいずれか1項記載の光コネクタの製造方法
    により製造したことを特徴とする光コネクタ。
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