JPH09179577A - 音声合成における音韻エネルギ制御方法 - Google Patents
音声合成における音韻エネルギ制御方法Info
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- JPH09179577A JPH09179577A JP7334420A JP33442095A JPH09179577A JP H09179577 A JPH09179577 A JP H09179577A JP 7334420 A JP7334420 A JP 7334420A JP 33442095 A JP33442095 A JP 33442095A JP H09179577 A JPH09179577 A JP H09179577A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 音質の劣化を防止するようにした。
【解決手段】 基本周波数が決定された当該音韻は子音
であるか、無いかがステップS4の判断部で判断され
て、子音と判断された場合にはステップS5の子音エネ
ルギ制御部に供給される。子音エネルギ制御部では子音
エネルギ用テーブルTBのデータを利用して子音のエネ
ルギが制御される。母音と判断されたなら、ステップS
7の母音エネルギ制御部に供給される。この母音エネル
ギ制御部では母音が数量化I類方式により制御される。
その後、子音と母音は前記ステップS6の音韻継続時間
長制御部に入力され、ここで音韻継続時間長用数量化I
類係数データベースDB3を用いて音韻継続時間長(音
の長さ)が制御された後、ステップS8の波形編集部を
経た後、音声合成されてステップS9の合成音声ファイ
ルに入力される。
であるか、無いかがステップS4の判断部で判断され
て、子音と判断された場合にはステップS5の子音エネ
ルギ制御部に供給される。子音エネルギ制御部では子音
エネルギ用テーブルTBのデータを利用して子音のエネ
ルギが制御される。母音と判断されたなら、ステップS
7の母音エネルギ制御部に供給される。この母音エネル
ギ制御部では母音が数量化I類方式により制御される。
その後、子音と母音は前記ステップS6の音韻継続時間
長制御部に入力され、ここで音韻継続時間長用数量化I
類係数データベースDB3を用いて音韻継続時間長(音
の長さ)が制御された後、ステップS8の波形編集部を
経た後、音声合成されてステップS9の合成音声ファイ
ルに入力される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、任意日本語規則
音声合成における音韻エネルギ制御方法に関する。
音声合成における音韻エネルギ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は規則音声合成方式の概略構成を示
すブロック構成図で、この図4において、テキスト入力
部1に入力されている漢字かな混じり文(文章)を日本
語処理部2に与える。日本語処理部2では、与えられた
上記文章を内蔵の日本語辞書を参照しながら音韻記号列
に変換する。この音韻記号列は、ある音韻における音韻
パラメータ(基本周波数→音の高さ、振幅→音の大き
さ、音韻継続時間長→音の長さ)を決定する音韻制御部
3に入力され、ここで、音韻記号列に基づき韻律パラメ
ータが生成される。韻律パラメータは図示しない各基本
周波数、振幅、音韻継続時間長のデータベースに格納さ
れているデータに基づき、各音韻毎に目標値が決定され
た後に、音声合成部4に与えられる。音声合成部4では
図示しないデータベースを参照して所望の韻律パラメー
タを実現しながら音声を得る。
すブロック構成図で、この図4において、テキスト入力
部1に入力されている漢字かな混じり文(文章)を日本
語処理部2に与える。日本語処理部2では、与えられた
上記文章を内蔵の日本語辞書を参照しながら音韻記号列
に変換する。この音韻記号列は、ある音韻における音韻
パラメータ(基本周波数→音の高さ、振幅→音の大き
さ、音韻継続時間長→音の長さ)を決定する音韻制御部
3に入力され、ここで、音韻記号列に基づき韻律パラメ
ータが生成される。韻律パラメータは図示しない各基本
周波数、振幅、音韻継続時間長のデータベースに格納さ
れているデータに基づき、各音韻毎に目標値が決定され
た後に、音声合成部4に与えられる。音声合成部4では
図示しないデータベースを参照して所望の韻律パラメー
タを実現しながら音声を得る。
【0003】上記のように構成された規則音声合成方式
において、音韻制御部3で音韻パラメータを決定する場
合には、その音韻の先行音韻、後続音韻、アクセント環
境、音韻種別等の要因を考慮しなくてはならない。逆に
言えば、これらのすべての要因により、韻律パラメータ
を説明することができる。
において、音韻制御部3で音韻パラメータを決定する場
合には、その音韻の先行音韻、後続音韻、アクセント環
境、音韻種別等の要因を考慮しなくてはならない。逆に
言えば、これらのすべての要因により、韻律パラメータ
を説明することができる。
【0004】音韻エネルギ制御において、発声したい入
力音韻記号列から、ある音韻のエネルギ決定に至るまで
の手法を述べる。これには、多変量解析のひとつである
数量化I類を用いる手法が知られている。この手法は、
質的説明要因である質的変量(音韻環境)に基づいて目
的の量的変量(エネルギ)を算出するもので、以下に述
べる(1)式、(2)式により定式化される。次式にお
いて、i番目のデータの質的変量の要因アイテムをj、
その属するカテゴリ(各アイテムの分類)をk、そのカ
テゴリ数量(カテゴリに付与する数量「係数」)をajk
とするとき、
力音韻記号列から、ある音韻のエネルギ決定に至るまで
の手法を述べる。これには、多変量解析のひとつである
数量化I類を用いる手法が知られている。この手法は、
質的説明要因である質的変量(音韻環境)に基づいて目
的の量的変量(エネルギ)を算出するもので、以下に述
べる(1)式、(2)式により定式化される。次式にお
いて、i番目のデータの質的変量の要因アイテムをj、
その属するカテゴリ(各アイテムの分類)をk、そのカ
テゴリ数量(カテゴリに付与する数量「係数」)をajk
とするとき、
【0005】
【数1】
【0006】ここで、δは次のように定義される変数で
ある。
ある。
【0007】
【数2】
【0008】量的変量の値{yi}を最小二乗法で予測
するため、次の(2)式を満たすようにカテゴリ数量
{ajk}を定める。
するため、次の(2)式を満たすようにカテゴリ数量
{ajk}を定める。
【0009】
【数3】
【0010】上記手法を用いてカテゴリ数量を求めるに
は、次に述べるエネルギデータベースの(b)から
(f)の質的変量を入力し、(a)の基本周波数値を教
師信号とすることにより求まる。
は、次に述べるエネルギデータベースの(b)から
(f)の質的変量を入力し、(a)の基本周波数値を教
師信号とすることにより求まる。
【0011】エネルギデータベース:データベース内の
1データは、音韻記号列のある音韻でのエネルギとそれ
を説明するための環境データで構成されており、次の
(a)から(f)のようになっている。
1データは、音韻記号列のある音韻でのエネルギとそれ
を説明するための環境データで構成されており、次の
(a)から(f)のようになっている。
【0012】(a)基本周波数値 (b)句内位置 (c)文内位置 (d)前置音韻種別 (e)当該音韻種別 (f)後置音韻種別 そして、制御時には入力音韻記号列から上記データベー
スの(b)〜(f)の質的変量を導出し、カテゴリ数量
から成り立つ線形式に入力することにより、各音韻エネ
ルギを推定することができる。この制御手法は目的変数
が量的変量、説明変数が質的変量のものを対象としてい
るので、その制御対象は、エネルギに止まらず、基本周
波数、音韻継続時間長にも適用できる。
スの(b)〜(f)の質的変量を導出し、カテゴリ数量
から成り立つ線形式に入力することにより、各音韻エネ
ルギを推定することができる。この制御手法は目的変数
が量的変量、説明変数が質的変量のものを対象としてい
るので、その制御対象は、エネルギに止まらず、基本周
波数、音韻継続時間長にも適用できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述した音声合成方式
により得られた合成音声の良否の尺度のうちのひとつで
ある人間の発声する肉声らしさは、韻律パラメータによ
って左右されるので、この人間らしさを実現するため
に、合成音声の韻律パラメータは、人間の発声する肉声
の韻律パターンにより近いものが良い。従って、数量化
I類モデルで学習される韻律パラメータは、人間が自然
に発声したときの肉声を分析して得られたものを使用し
ている。しかし、分析手法がいまだ確立されていないた
め、分析に失敗するパラメータが多々ある。特に、子音
の韻律パラメータに関して顕著に現れるので、学習デー
タには、肉声の韻律パターンではないものも含まれてし
まう可能性を持っている。
により得られた合成音声の良否の尺度のうちのひとつで
ある人間の発声する肉声らしさは、韻律パラメータによ
って左右されるので、この人間らしさを実現するため
に、合成音声の韻律パラメータは、人間の発声する肉声
の韻律パターンにより近いものが良い。従って、数量化
I類モデルで学習される韻律パラメータは、人間が自然
に発声したときの肉声を分析して得られたものを使用し
ている。しかし、分析手法がいまだ確立されていないた
め、分析に失敗するパラメータが多々ある。特に、子音
の韻律パラメータに関して顕著に現れるので、学習デー
タには、肉声の韻律パターンではないものも含まれてし
まう可能性を持っている。
【0014】ところで、数量化I類モデルでは、各カテ
ゴリの独立性を仮定しており、また、線形式の係数の数
は、各説明変数のカテゴリ数の総和となり、非常に少な
いので、モデルの推定精度はその学習データの善し悪し
で決定される。ここでいう善し悪しは、説明変数の目的
変数に対する偏相関係数がある程度、高い値を取り、説
明変数が目的変数を十分に説明しているということを仮
定したとき、各カテゴリに存在するデータがどの程度、
正確に分布しているか、ということである。
ゴリの独立性を仮定しており、また、線形式の係数の数
は、各説明変数のカテゴリ数の総和となり、非常に少な
いので、モデルの推定精度はその学習データの善し悪し
で決定される。ここでいう善し悪しは、説明変数の目的
変数に対する偏相関係数がある程度、高い値を取り、説
明変数が目的変数を十分に説明しているということを仮
定したとき、各カテゴリに存在するデータがどの程度、
正確に分布しているか、ということである。
【0015】以下に、例文と当該音韻のエネルギを説明
する変数を示す。
する変数を示す。
【0016】「もしもし、こちら、通訳電話、国際会議
事務局です。」「/MOSHIMOSHI/KOCHIRA/TU-Y A KUD
EXWA/KOKUSAIKAIGIJIMUKYOKUDESU/」 なお、下線A
は当該音韻を示す。
事務局です。」「/MOSHIMOSHI/KOCHIRA/TU-Y A KUD
EXWA/KOKUSAIKAIGIJIMUKYOKUDESU/」 なお、下線A
は当該音韻を示す。
【0017】 (イ)基本周波数 →基本周波数制御部で推定された
値、 (ロ)句内位置 →句のはじめの方に位置する、 (ハ)文内位置 →文のはじめの方に位置する、 (ニ)前置音韻種別 →半母音、鼻音である、 (ホ)当該音韻種別 →Aである、 (ヘ)後置音韻種別 →無声破裂子音である。
値、 (ロ)句内位置 →句のはじめの方に位置する、 (ハ)文内位置 →文のはじめの方に位置する、 (ニ)前置音韻種別 →半母音、鼻音である、 (ホ)当該音韻種別 →Aである、 (ヘ)後置音韻種別 →無声破裂子音である。
【0018】ここで、数量化I類手法における母音と子
音のエネルギ推定を比較する。母音エネルギデータベー
スと子音エネルギデータベースの元になる音声データ
は、「ATR115」文発声データを用いた。母音エネ
ルギ推定では6母音に対して、子音エネルギ推定では1
2子音に対して実験を行った。両者の実験条件は当該音
韻種別のカテゴリ数の違い、さらに当該音韻の違いによ
る前置音韻種別、後置音韻種別のカテゴリ数の違いのみ
である。表1、表2に母音エネルギ推定実験と子音エネ
ルギ推定実験結果をそれぞれ示す。
音のエネルギ推定を比較する。母音エネルギデータベー
スと子音エネルギデータベースの元になる音声データ
は、「ATR115」文発声データを用いた。母音エネ
ルギ推定では6母音に対して、子音エネルギ推定では1
2子音に対して実験を行った。両者の実験条件は当該音
韻種別のカテゴリ数の違い、さらに当該音韻の違いによ
る前置音韻種別、後置音韻種別のカテゴリ数の違いのみ
である。表1、表2に母音エネルギ推定実験と子音エネ
ルギ推定実験結果をそれぞれ示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】上記両者の実験結果を比較した場合、平均
二乗誤差は、母音エネルギ推定では、2.142dBと
人間の弁別閾程度であるが、子音エネルギ推定では、
4.373dBと非常に大きくなっている。この実験か
ら子音エネルギ推定には、数量化I類手法を使用するこ
とができない問題がある。
二乗誤差は、母音エネルギ推定では、2.142dBと
人間の弁別閾程度であるが、子音エネルギ推定では、
4.373dBと非常に大きくなっている。この実験か
ら子音エネルギ推定には、数量化I類手法を使用するこ
とができない問題がある。
【0022】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、子音エネルギの推定部分に、テーブル方式を採用
することにより、極端に大きなエネルギ推定を防いで、
音質の劣化を防止するようにした音声合成における音韻
エネルギ制御方法を提供することを課題とする。
ので、子音エネルギの推定部分に、テーブル方式を採用
することにより、極端に大きなエネルギ推定を防いで、
音質の劣化を防止するようにした音声合成における音韻
エネルギ制御方法を提供することを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
達成するために、第1発明は、テキスト入力部からの文
章を日本語処理部で音韻記号列に変換した後、その音韻
記号列を音韻記号列処理部にて処理してから、基本周波
数制御部に入力して音の高さを得た後、当該音韻は子音
か母音かを判断し、子音のときには、子音エネルギ制御
部に入力して子音エネルギ用テーブルからのデータを用
いて子音の音の大きさを制御し、母音のときには、母音
エネルギ制御部に入力して各音韻に対して基本周波数、
句内位置、文内位置、前置音韻、当該音韻、後置音韻か
らなる数量化I類方式処理を行って母音の音の大きさを
制御した後に、子音と母音を音韻継続時間長制御部に入
力して音の長さを得てから波形編集をして合成音声を得
るようにしたことを特徴とするものである。
達成するために、第1発明は、テキスト入力部からの文
章を日本語処理部で音韻記号列に変換した後、その音韻
記号列を音韻記号列処理部にて処理してから、基本周波
数制御部に入力して音の高さを得た後、当該音韻は子音
か母音かを判断し、子音のときには、子音エネルギ制御
部に入力して子音エネルギ用テーブルからのデータを用
いて子音の音の大きさを制御し、母音のときには、母音
エネルギ制御部に入力して各音韻に対して基本周波数、
句内位置、文内位置、前置音韻、当該音韻、後置音韻か
らなる数量化I類方式処理を行って母音の音の大きさを
制御した後に、子音と母音を音韻継続時間長制御部に入
力して音の長さを得てから波形編集をして合成音声を得
るようにしたことを特徴とするものである。
【0024】第2発明は、前記子音エネルギ用テーブル
は前置音韻、当該音韻、後置音韻で分類されていること
を特徴とするものである。
は前置音韻、当該音韻、後置音韻で分類されていること
を特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態を示
すエネルギ制御のための子音エネルギ制御方法のフロー
チャートで、図1において、ステップS1は音韻記号列
ファイルで、このステップS1のファイルから呼び出さ
れた音韻記号列はステップS2の音韻記号列処理部で処
理された後、ある音韻の基本周波数を決定するステップ
S3の基本周波数制御部に入力される。基本周波数制御
部では基本周波数を決定する際に、基本周波数用FNN
係数データベースDB1のデータを使用する。
に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態を示
すエネルギ制御のための子音エネルギ制御方法のフロー
チャートで、図1において、ステップS1は音韻記号列
ファイルで、このステップS1のファイルから呼び出さ
れた音韻記号列はステップS2の音韻記号列処理部で処
理された後、ある音韻の基本周波数を決定するステップ
S3の基本周波数制御部に入力される。基本周波数制御
部では基本周波数を決定する際に、基本周波数用FNN
係数データベースDB1のデータを使用する。
【0026】基本周波数が決定された当該音韻は子音で
あるか、無いかがステップS4の判断部で判断されて、
子音と判断された場合にはステップS5の子音エネルギ
制御部に供給される。子音エネルギ制御部では子音エネ
ルギ用テーブルTBのデータを利用して子音のエネルギ
(音の大きさ)が制御される。このテーブルTBは前置
音韻、当該音韻、後置音韻で分類されたもので、人間が
各音韻にチューニングを施したものである。
あるか、無いかがステップS4の判断部で判断されて、
子音と判断された場合にはステップS5の子音エネルギ
制御部に供給される。子音エネルギ制御部では子音エネ
ルギ用テーブルTBのデータを利用して子音のエネルギ
(音の大きさ)が制御される。このテーブルTBは前置
音韻、当該音韻、後置音韻で分類されたもので、人間が
各音韻にチューニングを施したものである。
【0027】前記ステップS4において、当該音韻が母
音と判断されたなら、ステップS7の母音エネルギ制御
部に供給される。この母音エネルギ制御部では母音が数
量化I類方式により制御される。ここで、数量化I類方
式について述べる。この方式は、予めオフラインで人間
の肉声を分析し、各音韻に対して基本周波数、句内位
置、文内位置、前置音韻、当該音韻、後置音韻(数量化
I類モデルの説明変数)、さらにエネルギを求めて、こ
れらを学習データとしたものである。この学習データを
数量化I類モデルに入力して、得られたカテゴリ数量を
保存し、エネルギ用数量化I類係数データベースDB2
とする。
音と判断されたなら、ステップS7の母音エネルギ制御
部に供給される。この母音エネルギ制御部では母音が数
量化I類方式により制御される。ここで、数量化I類方
式について述べる。この方式は、予めオフラインで人間
の肉声を分析し、各音韻に対して基本周波数、句内位
置、文内位置、前置音韻、当該音韻、後置音韻(数量化
I類モデルの説明変数)、さらにエネルギを求めて、こ
れらを学習データとしたものである。この学習データを
数量化I類モデルに入力して、得られたカテゴリ数量を
保存し、エネルギ用数量化I類係数データベースDB2
とする。
【0028】音声合成装置が稼働しているときは、音韻
記号列から推定用説明変数の値を算出して(ステップS
2の音韻記号列処理部で処理される)、ステップS7の
母音エネルギ制御部に入力して、所望の当該母音のエネ
ルギを得る。
記号列から推定用説明変数の値を算出して(ステップS
2の音韻記号列処理部で処理される)、ステップS7の
母音エネルギ制御部に入力して、所望の当該母音のエネ
ルギを得る。
【0029】一方、当該音韻が子音の場合は、数量化I
類方式では推定精度が良くないので、前述のようにステ
ップS5の子音エネルギ制御部で制御される。
類方式では推定精度が良くないので、前述のようにステ
ップS5の子音エネルギ制御部で制御される。
【0030】前記ステップS5とステップS7で得られ
た子音と母音は前記ステップS6の音韻継続時間長制御
部に入力され、ここで音韻継続時間長用数量化I類係数
データベースDB3を用いて音韻継続時間長(音の長
さ)が制御された後、ステップS8の波形編集部を経た
後、音声合成されてステップS9の合成音声ファイルに
入力される。なお、ステップS8の波形編集部では音声
素片データベースDB4の音声素片データとステップS
2の音韻記号列処理部からの音韻記号列をステップS1
0の素片データ選択部で選択した素片データとを用いて
波形編集を行っている。
た子音と母音は前記ステップS6の音韻継続時間長制御
部に入力され、ここで音韻継続時間長用数量化I類係数
データベースDB3を用いて音韻継続時間長(音の長
さ)が制御された後、ステップS8の波形編集部を経た
後、音声合成されてステップS9の合成音声ファイルに
入力される。なお、ステップS8の波形編集部では音声
素片データベースDB4の音声素片データとステップS
2の音韻記号列処理部からの音韻記号列をステップS1
0の素片データ選択部で選択した素片データとを用いて
波形編集を行っている。
【0031】次に、全音韻のエネルギを数量化I類方式
で推定させた場合と、子音のエネルギをテーブル方式
で、母音のエネルギを数量化I類方式で推定させた場合
とを「一週間ばかり(I SHU KA X BA KA R
I)」という文章例を用いた比較結果を図2、図3に示
す。図2、図3共に、横軸には時間、すなわち音韻記号
列を、縦軸にはエネルギ値を付して示した。
で推定させた場合と、子音のエネルギをテーブル方式
で、母音のエネルギを数量化I類方式で推定させた場合
とを「一週間ばかり(I SHU KA X BA KA R
I)」という文章例を用いた比較結果を図2、図3に示
す。図2、図3共に、横軸には時間、すなわち音韻記号
列を、縦軸にはエネルギ値を付して示した。
【0032】特に、図2に示す全音韻のエネルギを数量
化I類方式の場合の音韻「B」(図2の丸印で囲ったエ
ネルギ)のエネルギは、前置音韻の「X」のエネルギに
対して極端に大きな値を取っている。これを合成音声で
聞くと、音韻「B」が破裂系の有声子音であるため、非
常に違和感のある音に聞こえる。これに対して図3に示
す子音のエネルギをテーブル方式で制御し、母音のエネ
ルギを数量化I類方式で制御した場合には、前置音韻
「X」から当該音韻「B」(図3の丸印で囲ったエネル
ギ)へ、エネルギが比較的スムーズに移行しているた
め、合成音声にした場合でも違和感のない滑らかな音と
して聞こえる。このように、子音のエネルギをテーブル
方式で、母音のエネルギを数量化I類方式で推定させた
方が音質の劣化を防止することができる。
化I類方式の場合の音韻「B」(図2の丸印で囲ったエ
ネルギ)のエネルギは、前置音韻の「X」のエネルギに
対して極端に大きな値を取っている。これを合成音声で
聞くと、音韻「B」が破裂系の有声子音であるため、非
常に違和感のある音に聞こえる。これに対して図3に示
す子音のエネルギをテーブル方式で制御し、母音のエネ
ルギを数量化I類方式で制御した場合には、前置音韻
「X」から当該音韻「B」(図3の丸印で囲ったエネル
ギ)へ、エネルギが比較的スムーズに移行しているた
め、合成音声にした場合でも違和感のない滑らかな音と
して聞こえる。このように、子音のエネルギをテーブル
方式で、母音のエネルギを数量化I類方式で推定させた
方が音質の劣化を防止することができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
子音エネルギの推定部分にテーブル方式を採用すること
により、極端に大きなエネルギ推定を防いで音質劣化を
防止することができるようにした。また、子音エネルギ
テーブルは、前置音韻、当該音韻、後置音韻の3つのパ
ラメータのみで分類されるので、容易に作成できる利点
がある。さらに、子音ならテーブル方式、母音なら数量
化I類方式という簡易なで、システムを構築することが
できる。この他、母音部に数量化I類方式を用いている
ので、複数のエネルギ用数量化I類係数データ(複数の
人間の学習データを取得して得られる)を持つことによ
り、複数の人間の声に対応したエネルギ制御が可能とな
る等の利点がある。
子音エネルギの推定部分にテーブル方式を採用すること
により、極端に大きなエネルギ推定を防いで音質劣化を
防止することができるようにした。また、子音エネルギ
テーブルは、前置音韻、当該音韻、後置音韻の3つのパ
ラメータのみで分類されるので、容易に作成できる利点
がある。さらに、子音ならテーブル方式、母音なら数量
化I類方式という簡易なで、システムを構築することが
できる。この他、母音部に数量化I類方式を用いている
ので、複数のエネルギ用数量化I類係数データ(複数の
人間の学習データを取得して得られる)を持つことによ
り、複数の人間の声に対応したエネルギ制御が可能とな
る等の利点がある。
【図1】この発明の実施の形態を示すフローチャート。
【図2】全音韻のエネルギを数量化I類方式で推定させ
た場合の特性図。
た場合の特性図。
【図3】子音のエネルギをテーブル方式で、母音のエネ
ルギを数量化I類方式で推定させ場合の特性図。
ルギを数量化I類方式で推定させ場合の特性図。
【図4】音声合成装置のブロック構成図。
【符号の説明】 S1…音韻記号列ファイル S2…音韻記号列処理部 S3…基本周波数制御部 S4…子音、母音判断部 S5…子音エネルギ制御部 S6…音韻継続時間長制御部 S7…母音エネルギ制御部 S8…波形編集部 S9…合成音声ファイル S10…素片データ選択部 TB…子音エネルギテーブル DB1…基本周波数用FNN係数データベース DB2…エネルギ用数量化I類係数データベース DB3…音韻継続時間長用数量化I類係数データベース DB4…音声素片データベース
Claims (2)
- 【請求項1】 テキスト入力部からの文章を日本語処理
部で音韻記号列に変換した後、その音韻記号列を音韻記
号列処理部にて処理してから、基本周波数制御部に入力
して音の高さを得た後、当該音韻は子音か母音かを判断
し、子音のときには、子音エネルギ制御部に入力して子
音エネルギ用テーブルからのデータを用いて子音の音の
大きさを制御し、母音のときには、母音エネルギ制御部
に入力して各音韻に対して基本周波数、句内位置、文内
位置、前置音韻、当該音韻、後置音韻からなる数量化I
類方式処理を行って母音の音の大きさを制御した後に、
子音と母音を音韻継続時間長制御部に入力して音の長さ
を得てから波形編集をして合成音声を得るようにしたこ
とを特徴とする音声合成における音韻エネルギ制御方
法。 - 【請求項2】 前記子音エネルギ用テーブルは前置音
韻、当該音韻、後置音韻で分類されていることを特徴と
する請求項1項記載の音声合成における音韻エネルギ制
御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7334420A JPH09179577A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 音声合成における音韻エネルギ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7334420A JPH09179577A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 音声合成における音韻エネルギ制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09179577A true JPH09179577A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18277181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7334420A Pending JPH09179577A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 音声合成における音韻エネルギ制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09179577A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003005775A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-08 | Oki Electric Ind Co Ltd | テキスト音声変換装置における高速読上げ制御方法 |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP7334420A patent/JPH09179577A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003005775A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-08 | Oki Electric Ind Co Ltd | テキスト音声変換装置における高速読上げ制御方法 |
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