JPH09180178A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH09180178A JPH09180178A JP33349495A JP33349495A JPH09180178A JP H09180178 A JPH09180178 A JP H09180178A JP 33349495 A JP33349495 A JP 33349495A JP 33349495 A JP33349495 A JP 33349495A JP H09180178 A JPH09180178 A JP H09180178A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 CSS特性に優れ、ヘッドクラッシュやヘッ
ドの空間での不安定化が起こらない磁気記録媒体記録を
提供する。 【解決手段】 非磁性基板上に、必要に応じて下地層を
介して、磁性層を有し、該磁性層上に場合によって保護
層を介して潤滑層を有する磁気記録媒体であって、非磁
性基板上、下地層上、磁性層上あるいは保護層上のいず
れかに、突起の高さが1〜100nmの範囲内であり、
突起密度が1mm2 あたり10〜108 個であり、且
つ、各突起の頂点から1nm下の高さにおける等高線で
囲まれた図形の面積の平均値が2μm2 以下である突起
群が形成された磁気記録媒体であって、CSSゾーンよ
りデータゾーンの方が薄い潤滑剤層を有する磁気記録媒
体。
ドの空間での不安定化が起こらない磁気記録媒体記録を
提供する。 【解決手段】 非磁性基板上に、必要に応じて下地層を
介して、磁性層を有し、該磁性層上に場合によって保護
層を介して潤滑層を有する磁気記録媒体であって、非磁
性基板上、下地層上、磁性層上あるいは保護層上のいず
れかに、突起の高さが1〜100nmの範囲内であり、
突起密度が1mm2 あたり10〜108 個であり、且
つ、各突起の頂点から1nm下の高さにおける等高線で
囲まれた図形の面積の平均値が2μm2 以下である突起
群が形成された磁気記録媒体であって、CSSゾーンよ
りデータゾーンの方が薄い潤滑剤層を有する磁気記録媒
体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体に関し、
詳しくは磁気ディスク装置に使用されるハードティスク
などの磁気記録媒体に関するものである。特に、良好な
CSS特性およびヘッドの媒体表面へのスティッキング
特性とヘッドの低浮上化を同時に可能にする薄膜型の磁
気記録媒体に関する。
詳しくは磁気ディスク装置に使用されるハードティスク
などの磁気記録媒体に関するものである。特に、良好な
CSS特性およびヘッドの媒体表面へのスティッキング
特性とヘッドの低浮上化を同時に可能にする薄膜型の磁
気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ハードディスクはその使用に際し
高速で回転して磁気ヘッドを浮上させ、ハードディスク
への書き込み/読み出し等をこの磁気ヘッドを介して行
っている。ハードディスクは、その磁気特性の向上のた
め、ディスクの基板面あるいは基板面上に設けられたN
iPメッキ等の非磁性体からなる下地層上に、磁気ディ
スクの円周方向にほぼ同心円状に機械的研磨を行って加
工痕を残す加工(以下、機械的テキスチャという)が行
われている。
高速で回転して磁気ヘッドを浮上させ、ハードディスク
への書き込み/読み出し等をこの磁気ヘッドを介して行
っている。ハードディスクは、その磁気特性の向上のた
め、ディスクの基板面あるいは基板面上に設けられたN
iPメッキ等の非磁性体からなる下地層上に、磁気ディ
スクの円周方向にほぼ同心円状に機械的研磨を行って加
工痕を残す加工(以下、機械的テキスチャという)が行
われている。
【0003】近年の情報量の増大と装置の小型軽量化の
要求により、線記録密度及びトラック密度が高くなり、
1ビット当りの面積が小さくなってくると、従来のよう
な機械的テキスチャによるスクラッチ傷は情報読み出し
の際にエラーとなる確率が高くなる。また、内周部にあ
るCSSゾーンのみに機械的テキスチャを施しデータゾ
ーンはそのままにする方法もあるが、データゾーンの面
がCSSゾーンの面の高さよりも高くなり、ヘッドがシ
ークする時にクラッシュするという問題があった。
要求により、線記録密度及びトラック密度が高くなり、
1ビット当りの面積が小さくなってくると、従来のよう
な機械的テキスチャによるスクラッチ傷は情報読み出し
の際にエラーとなる確率が高くなる。また、内周部にあ
るCSSゾーンのみに機械的テキスチャを施しデータゾ
ーンはそのままにする方法もあるが、データゾーンの面
がCSSゾーンの面の高さよりも高くなり、ヘッドがシ
ークする時にクラッシュするという問題があった。
【0004】また、こうした機械的テキスチャに代え
て、レーザでテキスチャパターンを作る方法も提案され
ている。レーザによるテキスチャの方法の例は、米国特
許第5,062,021号、同5,108,781号に
開示されており、Nd−YAGの強パルスレーザ光によ
りNiP層を局所的に溶融し、図3に示すように、溶融
して形成された凹状の穴部6とその周囲に溶融したNi
Pが表面張力で盛り上がって固化した直径が2.5〜1
00μmのリム部7からなるクレータ状の凹凸を多数作
り、円環状の凸状リムによってヘッドとのCSS特性を
改善する試みが提案されている。しかし、この方法では
ヘッド下面との接触面積が飛躍的には下がらず、ヘッド
とディスク間のスティッキングの問題は、機械的テキス
チャに較べて改善されているとは言い難い。
て、レーザでテキスチャパターンを作る方法も提案され
ている。レーザによるテキスチャの方法の例は、米国特
許第5,062,021号、同5,108,781号に
開示されており、Nd−YAGの強パルスレーザ光によ
りNiP層を局所的に溶融し、図3に示すように、溶融
して形成された凹状の穴部6とその周囲に溶融したNi
Pが表面張力で盛り上がって固化した直径が2.5〜1
00μmのリム部7からなるクレータ状の凹凸を多数作
り、円環状の凸状リムによってヘッドとのCSS特性を
改善する試みが提案されている。しかし、この方法では
ヘッド下面との接触面積が飛躍的には下がらず、ヘッド
とディスク間のスティッキングの問題は、機械的テキス
チャに較べて改善されているとは言い難い。
【0005】また、突起をフォトリソグラフィを使って
形成する方法も提案されており、日本潤滑学会トライボ
ロジー予稿集(1991−5,A−11),(1992
−10,B−6)にはディスクの全表面に対する面積比
が0.1〜5%の同心円状の凸部、または突起をフォト
リソグラフィによって形成した磁気ディスクのCSSの
テスト結果が開示されている。しかし、この方法では、
突起の頂部が平滑なため、ヘッドの摺動回数と共に摩擦
が増加するという欠点があり、また工業化も容易でない
という問題があった。
形成する方法も提案されており、日本潤滑学会トライボ
ロジー予稿集(1991−5,A−11),(1992
−10,B−6)にはディスクの全表面に対する面積比
が0.1〜5%の同心円状の凸部、または突起をフォト
リソグラフィによって形成した磁気ディスクのCSSの
テスト結果が開示されている。しかし、この方法では、
突起の頂部が平滑なため、ヘッドの摺動回数と共に摩擦
が増加するという欠点があり、また工業化も容易でない
という問題があった。
【0006】また前述の様な、内周部にあるCSSゾー
ンのみにテキスチャ加工を施す方法(ゾーンテキスチャ
と称す)を施したディスクに潤滑剤を塗布した場合、例
えば特開平4−53027号公報で述べられている様
に、CSSゾーンに耐久性を持たせるのに適量の厚みの
潤滑層を形成すると、データゾーンにとっては過剰量と
なる。磁気記録装置のディスクドライブにディスクとヘ
ッドを組み込む際は、一般にディスクの外周側(すなわ
ちデータゾーン側)より組み込むため、瞬時にヘッド吸
着が発生する問題が生じる。また、ヘッドシーク時にデ
ータゾーンから過剰潤滑剤がかき集められ、ヘッドの浮
上安定性を損なうという問題が生ずる。
ンのみにテキスチャ加工を施す方法(ゾーンテキスチャ
と称す)を施したディスクに潤滑剤を塗布した場合、例
えば特開平4−53027号公報で述べられている様
に、CSSゾーンに耐久性を持たせるのに適量の厚みの
潤滑層を形成すると、データゾーンにとっては過剰量と
なる。磁気記録装置のディスクドライブにディスクとヘ
ッドを組み込む際は、一般にディスクの外周側(すなわ
ちデータゾーン側)より組み込むため、瞬時にヘッド吸
着が発生する問題が生じる。また、ヘッドシーク時にデ
ータゾーンから過剰潤滑剤がかき集められ、ヘッドの浮
上安定性を損なうという問題が生ずる。
【0007】そこで、データゾーンの潤滑層厚みを薄く
する試みが提案されている。例えば特開平4−5302
7号公報では、円周方向に同心円状の規則的な溝をテキ
スチャ加工した基板を用いた磁気記録媒体において、C
SSゾーン上とデータゾーン上とにそれぞれノズルを設
け、これらノズルに濃度の異なる潤滑剤塗布液を供給し
てスピンコートすることにより潤滑層厚みを変える方法
が記載されている。また、スピンコート法を利用したも
のが提案されている(特開平3−93037号公報、特
開平5−2739号公報)。
する試みが提案されている。例えば特開平4−5302
7号公報では、円周方向に同心円状の規則的な溝をテキ
スチャ加工した基板を用いた磁気記録媒体において、C
SSゾーン上とデータゾーン上とにそれぞれノズルを設
け、これらノズルに濃度の異なる潤滑剤塗布液を供給し
てスピンコートすることにより潤滑層厚みを変える方法
が記載されている。また、スピンコート法を利用したも
のが提案されている(特開平3−93037号公報、特
開平5−2739号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法においても依然としてCSS特性等が不十分であ
り、CSSゾーンでは、突起の先端の面積を小さくして
ヘッドとのスティッキングをなくし、しかも平均的な面
の高さは、データゾーンとほぼ同じにして、ヘッドをデ
ータゾーン、CSSゾーン間でシークした時にヘッドの
安定浮上高さの変動が少なく、ヘッドクラッシュやヘッ
ドの空間での不安定化が起こらない磁気記録媒体が望ま
れている。
方法においても依然としてCSS特性等が不十分であ
り、CSSゾーンでは、突起の先端の面積を小さくして
ヘッドとのスティッキングをなくし、しかも平均的な面
の高さは、データゾーンとほぼ同じにして、ヘッドをデ
ータゾーン、CSSゾーン間でシークした時にヘッドの
安定浮上高さの変動が少なく、ヘッドクラッシュやヘッ
ドの空間での不安定化が起こらない磁気記録媒体が望ま
れている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこうした高密度
磁気記録用の媒体に対してなされたもので、その要旨
は、非磁性基板上に、必要に応じて下地層を介して、磁
性層を有し、該磁性層上に場合によって保護層を介して
潤滑層を有する磁気記録媒体であって、非磁性基板上、
下地層上、磁性層上あるいは保護層上のいずれかに、突
起の高さが1〜100nmの範囲内であり、突起密度が
1mm2 あたり10〜108 個であり、且つ、各突起の
頂点から1nm下の高さにおける等高線で囲まれた図形
の面積の平均値が2μm2 以下である突起群が形成され
た磁気記録媒体であって、CSSゾーンよりデータゾー
ンの方が薄い潤滑剤層を有する事を特徴とする磁気記録
媒体、に存する。
磁気記録用の媒体に対してなされたもので、その要旨
は、非磁性基板上に、必要に応じて下地層を介して、磁
性層を有し、該磁性層上に場合によって保護層を介して
潤滑層を有する磁気記録媒体であって、非磁性基板上、
下地層上、磁性層上あるいは保護層上のいずれかに、突
起の高さが1〜100nmの範囲内であり、突起密度が
1mm2 あたり10〜108 個であり、且つ、各突起の
頂点から1nm下の高さにおける等高線で囲まれた図形
の面積の平均値が2μm2 以下である突起群が形成され
た磁気記録媒体であって、CSSゾーンよりデータゾー
ンの方が薄い潤滑剤層を有する事を特徴とする磁気記録
媒体、に存する。
【0010】
【発明の実施の態様】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明においては、基板としては、アルミニウム合金基
板、ガラス基板またはケイ素基板が好適に使用される
が、銅、チタン等のその他の金属基板、カーボン基板、
セラミック基板、シリコン基板、樹脂基板を使用するこ
とも出来る。上記のケイ素基板は、純ケイ素基板の他、
ケイ素に強度増加のための微量元素を添加したケイ素合
金基板を使用することが出来る。基板は、通常、円盤状
に形成されるが、その他の形状、例えば、カード状であ
ってもよい。
本発明においては、基板としては、アルミニウム合金基
板、ガラス基板またはケイ素基板が好適に使用される
が、銅、チタン等のその他の金属基板、カーボン基板、
セラミック基板、シリコン基板、樹脂基板を使用するこ
とも出来る。上記のケイ素基板は、純ケイ素基板の他、
ケイ素に強度増加のための微量元素を添加したケイ素合
金基板を使用することが出来る。基板は、通常、円盤状
に形成されるが、その他の形状、例えば、カード状であ
ってもよい。
【0011】本発明において、上述した非磁性基板はも
とより、非磁性基板上に下地層、磁性層、保護層、潤滑
層等を設けた後の状態であっても、その過程であっても
突起形成が可能であり、以下基板とはこのいずれかの状
態を意味する。突起が形成される表面は、磁気記録媒体
が磁気ヘッドと接触する側である。
とより、非磁性基板上に下地層、磁性層、保護層、潤滑
層等を設けた後の状態であっても、その過程であっても
突起形成が可能であり、以下基板とはこのいずれかの状
態を意味する。突起が形成される表面は、磁気記録媒体
が磁気ヘッドと接触する側である。
【0012】本発明において、非磁性基板上、下地層
上、磁性層上あるいは保護層上のいずれかに有する突起
の高さは、JIS表面粗さ(B0601)により規定さ
れる、粗さ曲線の中心線を基準とした場合の突起の高さ
を表す。この突起の高さは、好ましくは1〜100n
m、更に好ましくは10〜60nmであり、100nm
を超えるとCSS特性は良いがヘッドの安定浮上高さは
下げられず、1nm未満では基板が元来有する細かな凹
凸に埋もれてしまい所望の効果は得られない。
上、磁性層上あるいは保護層上のいずれかに有する突起
の高さは、JIS表面粗さ(B0601)により規定さ
れる、粗さ曲線の中心線を基準とした場合の突起の高さ
を表す。この突起の高さは、好ましくは1〜100n
m、更に好ましくは10〜60nmであり、100nm
を超えるとCSS特性は良いがヘッドの安定浮上高さは
下げられず、1nm未満では基板が元来有する細かな凹
凸に埋もれてしまい所望の効果は得られない。
【0013】また、本発明においては、非磁性基板上、
下地層上、磁性層上あるいは保護層上のいずれか表面
に、高さが1〜100nmの突起を1mm2 あたり10
〜10 8 個有する。10個未満では基板のうねり等によ
りヘッド下面を突起のみで支えるのは難しく、また10
8 個を超えた突起を作ろうとすると互いに干渉しあって
突起の高さをそろえるのが難しくなり、その好ましい存
在密度は1mm2 あたり103 〜106 個である。ここ
で突起の存在密度は媒体全体での平均密度ではなく、突
起存在部での単位面積当たりの密度をいう。
下地層上、磁性層上あるいは保護層上のいずれか表面
に、高さが1〜100nmの突起を1mm2 あたり10
〜10 8 個有する。10個未満では基板のうねり等によ
りヘッド下面を突起のみで支えるのは難しく、また10
8 個を超えた突起を作ろうとすると互いに干渉しあって
突起の高さをそろえるのが難しくなり、その好ましい存
在密度は1mm2 あたり103 〜106 個である。ここ
で突起の存在密度は媒体全体での平均密度ではなく、突
起存在部での単位面積当たりの密度をいう。
【0014】また、本発明における各突起は、その頂点
から1nm下の高さにおける等高線で囲まれた図形の面
積の平均値(以下、等高線面積という)が2μm2 以下
であり、好ましくは、0.001〜1.0μm2 、より
好ましくは0.001〜0.5μm2 、更に好ましくは
0.001〜0.2μm2 の範囲の値を有する。2μm
2 を超えるとヘッドとの間にスティッキングが発生しや
すくなり、CSSを作動することは不可能となる。な
お、この等高線面積は、レーザ干渉による表面形状測定
装置、例えば、米国ザイゴ社製〔ZYGO〕で測定が可
能である。またさらに本発明の磁気記録媒体はこのよう
な突起を構成しつつ、潤滑層厚みが、CSSゾーンより
データゾーンの方が薄くなっている事を特徴とする。
から1nm下の高さにおける等高線で囲まれた図形の面
積の平均値(以下、等高線面積という)が2μm2 以下
であり、好ましくは、0.001〜1.0μm2 、より
好ましくは0.001〜0.5μm2 、更に好ましくは
0.001〜0.2μm2 の範囲の値を有する。2μm
2 を超えるとヘッドとの間にスティッキングが発生しや
すくなり、CSSを作動することは不可能となる。な
お、この等高線面積は、レーザ干渉による表面形状測定
装置、例えば、米国ザイゴ社製〔ZYGO〕で測定が可
能である。またさらに本発明の磁気記録媒体はこのよう
な突起を構成しつつ、潤滑層厚みが、CSSゾーンより
データゾーンの方が薄くなっている事を特徴とする。
【0015】本発明の媒体の好ましい態様として、突起
はCSSゾーンのみに存在し、データゾーンには存在し
ない磁気記録媒体が挙げられる。このような構成にする
事により、データゾーンにおいては磁性層表面を平滑に
することができるため、従来のようなスクラッチ傷によ
るエラーを減少させることができる。
はCSSゾーンのみに存在し、データゾーンには存在し
ない磁気記録媒体が挙げられる。このような構成にする
事により、データゾーンにおいては磁性層表面を平滑に
することができるため、従来のようなスクラッチ傷によ
るエラーを減少させることができる。
【0016】また、さらに好ましい態様として、突起
が、CSSゾーンのみに存在しデータゾーンには存在せ
ず、かつその突起の高さがデータゾーンに向かって減少
している磁気記録媒体、または、その突起の密度がデー
タゾーンに向かって減少している磁気記録媒体が挙げら
れる。突起高さをデータゾーンに向かって減少させるこ
とにより、またデータゾーンの潤滑層厚みが薄くなって
いるためヘッドに潤滑剤が付着しにくいためヘッドの飛
行安定性が増し、データゾーンからCSSゾーンあるい
は逆の方向にヘッドを安定にシークすることができる。
また、突起の密度をデータゾーンに向かって減少させる
ことにより、突起高さを順次変化させた場合と同様な効
果を得ることができる。また、突起の高さおよび密度の
両方をデータゾーンに向かって減少させることも好まし
い方法である。
が、CSSゾーンのみに存在しデータゾーンには存在せ
ず、かつその突起の高さがデータゾーンに向かって減少
している磁気記録媒体、または、その突起の密度がデー
タゾーンに向かって減少している磁気記録媒体が挙げら
れる。突起高さをデータゾーンに向かって減少させるこ
とにより、またデータゾーンの潤滑層厚みが薄くなって
いるためヘッドに潤滑剤が付着しにくいためヘッドの飛
行安定性が増し、データゾーンからCSSゾーンあるい
は逆の方向にヘッドを安定にシークすることができる。
また、突起の密度をデータゾーンに向かって減少させる
ことにより、突起高さを順次変化させた場合と同様な効
果を得ることができる。また、突起の高さおよび密度の
両方をデータゾーンに向かって減少させることも好まし
い方法である。
【0017】本発明の磁気記録媒体を製造するための好
ましい方法としては、磁気記録媒体用基板を回転させな
がら、その表面に円周方向に沿って、出力を精度良く制
御したエネルギービームを照射して表面に突起を形成す
る方法等が挙げられる。エネルギービームとしては、パ
ルスレーザ、電子線、X線などが挙げられ、中でもパル
スレーザを用いることが好ましく、以下、パルスレーザ
を用いた場合を例として本発明を説明する。また以下、
基板上にNiP等の下地層を設けた磁気記録媒体用基板
を用いた場合を例として本発明を説明する。
ましい方法としては、磁気記録媒体用基板を回転させな
がら、その表面に円周方向に沿って、出力を精度良く制
御したエネルギービームを照射して表面に突起を形成す
る方法等が挙げられる。エネルギービームとしては、パ
ルスレーザ、電子線、X線などが挙げられ、中でもパル
スレーザを用いることが好ましく、以下、パルスレーザ
を用いた場合を例として本発明を説明する。また以下、
基板上にNiP等の下地層を設けた磁気記録媒体用基板
を用いた場合を例として本発明を説明する。
【0018】本発明において、突起の生成機構は未だ十
分解明されていないが、次のように考えられる。図2は
突起の予想される生成機構を示す概念図である。図2
(a)で、パルスレーザ3が照射された下地層4の局所
的に過熱されたスポット部5は一部溶融し、基板の回転
(方向を矢印で示す)、またはレーザビームの走査によ
って溶融部分が移動する。図2(b)に示すように最初
にビームが当った部分はその後、温度が下がり温度勾配
が生ずる。一般に、溶融液体においては、低温側の方が
表面張力が大きく、この表面張力の差により、最初にビ
ームで照射され溶融しその後低温になった部分が、後か
ら溶融した部分の液体を取り込み盛り上がる。したがっ
て、図2(c)に示すように、最後に溶融した部分には
凹部ができ、レーザビームの走査方向に対して突起の後
部に凹部を有することとなる。つまり、突起の中心を通
り、レーザビームの走査方向を含む垂直断面形状が、突
起底部の片側部分に凹部を有することとなる。
分解明されていないが、次のように考えられる。図2は
突起の予想される生成機構を示す概念図である。図2
(a)で、パルスレーザ3が照射された下地層4の局所
的に過熱されたスポット部5は一部溶融し、基板の回転
(方向を矢印で示す)、またはレーザビームの走査によ
って溶融部分が移動する。図2(b)に示すように最初
にビームが当った部分はその後、温度が下がり温度勾配
が生ずる。一般に、溶融液体においては、低温側の方が
表面張力が大きく、この表面張力の差により、最初にビ
ームで照射され溶融しその後低温になった部分が、後か
ら溶融した部分の液体を取り込み盛り上がる。したがっ
て、図2(c)に示すように、最後に溶融した部分には
凹部ができ、レーザビームの走査方向に対して突起の後
部に凹部を有することとなる。つまり、突起の中心を通
り、レーザビームの走査方向を含む垂直断面形状が、突
起底部の片側部分に凹部を有することとなる。
【0019】本発明において、レーザビームの走査方向
とはディスク上での相対的な移動方向を示す。すなわ
ち、静止したディスク上でレーザビームが走査する方向
のみならず、レーザビームは静止させておき、ディスク
を回転させた状態で照射する場合のディスクの回転方向
をも示す。
とはディスク上での相対的な移動方向を示す。すなわ
ち、静止したディスク上でレーザビームが走査する方向
のみならず、レーザビームは静止させておき、ディスク
を回転させた状態で照射する場合のディスクの回転方向
をも示す。
【0020】レーザビームの走査あるいは基板の回転が
遅いか、あるいはレーザビームのパワーが大きい等の条
件によっては、熱収縮により突起底部の周囲に凹部がで
きる場合もある。この現象の解明は十分ではないが、局
所的に加熱されたスポット部は膨張するが、その回りは
冷えていて変形しにくいため、膨張した部分は外気です
ぐに冷やされ突起として残る。そして突起の周囲は、熱
収縮による凹みができる。また、突起の頂部は平坦では
なく、適度な曲率を有する半球状である。
遅いか、あるいはレーザビームのパワーが大きい等の条
件によっては、熱収縮により突起底部の周囲に凹部がで
きる場合もある。この現象の解明は十分ではないが、局
所的に加熱されたスポット部は膨張するが、その回りは
冷えていて変形しにくいため、膨張した部分は外気です
ぐに冷やされ突起として残る。そして突起の周囲は、熱
収縮による凹みができる。また、突起の頂部は平坦では
なく、適度な曲率を有する半球状である。
【0021】米国特許第5,062,021号、同5,
108,781号記載の方法においては、レーザビーム
の照射範囲が広く、かつレーザの出力も1.5W等の大
出力であるため、NiPの溶融範囲が広く、溶融した液
面の中心部が盛り上がらずにクレータ状となってしま
う。これに対し、本発明においては、レーザビームを狭
い範囲に絞り、出力も低い条件下で精度良く突起を制御
するため、NiPの溶融範囲が狭く、溶融した液面の中
心部が凸状に盛り上がり、固化した後に突起となる点で
前記米国特許とは大きく異なる。したがって、先端の面
積も非常に小さな突起ができる。
108,781号記載の方法においては、レーザビーム
の照射範囲が広く、かつレーザの出力も1.5W等の大
出力であるため、NiPの溶融範囲が広く、溶融した液
面の中心部が盛り上がらずにクレータ状となってしま
う。これに対し、本発明においては、レーザビームを狭
い範囲に絞り、出力も低い条件下で精度良く突起を制御
するため、NiPの溶融範囲が狭く、溶融した液面の中
心部が凸状に盛り上がり、固化した後に突起となる点で
前記米国特許とは大きく異なる。したがって、先端の面
積も非常に小さな突起ができる。
【0022】また、突起高さはレーザの強度とその平均
照射時間、及びディスクの線速度を調節することによっ
て自由に制御され、突起の密度は、1周当たりの突起の
個数、パルスレーザの半径方向の照射間隔、及び上記の
突起の高さを制御する条件を調節することにより自由に
制御させる。通常、レーザの強度は20〜500mW、
平均照射時間は0.05〜100μsec、レーザのス
ポット径は0.2〜4μm、基板の線速度は0.8〜1
5m/secが好ましい。ここで、レーザの平均照射時
間とは、1つの突起を形成させるのにレーザを下地層表
面に照射した時間を示す。レーザビームの照射面積を変
えるには、通常、対物レンズの開口率を変えればよく、
開口率が0.1〜0.95の対物レンズを用いることに
より、ビームの照射径は0.7〜6μm程度まで制御で
きる。
照射時間、及びディスクの線速度を調節することによっ
て自由に制御され、突起の密度は、1周当たりの突起の
個数、パルスレーザの半径方向の照射間隔、及び上記の
突起の高さを制御する条件を調節することにより自由に
制御させる。通常、レーザの強度は20〜500mW、
平均照射時間は0.05〜100μsec、レーザのス
ポット径は0.2〜4μm、基板の線速度は0.8〜1
5m/secが好ましい。ここで、レーザの平均照射時
間とは、1つの突起を形成させるのにレーザを下地層表
面に照射した時間を示す。レーザビームの照射面積を変
えるには、通常、対物レンズの開口率を変えればよく、
開口率が0.1〜0.95の対物レンズを用いることに
より、ビームの照射径は0.7〜6μm程度まで制御で
きる。
【0023】本発明において、レーザ照射は、基板上の
下地層(Ni−P層)に施すのが好ましいが、略同一の
条件で保護層までの任意の各層の表面に施しても所望の
突起を形成することが出来る。勿論、最終段階の磁気記
録媒体の表面に突起形成を施すことも出来る。
下地層(Ni−P層)に施すのが好ましいが、略同一の
条件で保護層までの任意の各層の表面に施しても所望の
突起を形成することが出来る。勿論、最終段階の磁気記
録媒体の表面に突起形成を施すことも出来る。
【0024】本発明の磁気記録媒体の製法においては、
基板の表面に直接に磁性層を形成して磁気記録媒体を構
成することも出来るが、通常、基板の表面に下地層を形
成し、当該下地層を介して磁性層を形成する。下地層と
しては、Ni−P合金から成る非磁性下地層が好適であ
り、斯かる下地層は、通常、無電解メッキ法またはスパ
ッタ法により形成される。下地層の厚さは、通常50〜
20,000nm、好ましくは100〜15,000n
mである。
基板の表面に直接に磁性層を形成して磁気記録媒体を構
成することも出来るが、通常、基板の表面に下地層を形
成し、当該下地層を介して磁性層を形成する。下地層と
しては、Ni−P合金から成る非磁性下地層が好適であ
り、斯かる下地層は、通常、無電解メッキ法またはスパ
ッタ法により形成される。下地層の厚さは、通常50〜
20,000nm、好ましくは100〜15,000n
mである。
【0025】基板は、通常、鏡面加工(ポリッシュ加
工)を施して使用される。そして、下地層(例えばNi
−P下地層)を施した基板を使用する場合は、下地層の
表面に鏡面加工が施される。また、これらの基板を使用
する場合、レーザ光の照射による突起の形成に先立ち、
予め、基板全面に軽度の機械的テキスチャを施して高さ
の低い突起を形成することも出来る。斯かる機械的テキ
スチャは、次の様な効果を発揮する。
工)を施して使用される。そして、下地層(例えばNi
−P下地層)を施した基板を使用する場合は、下地層の
表面に鏡面加工が施される。また、これらの基板を使用
する場合、レーザ光の照射による突起の形成に先立ち、
予め、基板全面に軽度の機械的テキスチャを施して高さ
の低い突起を形成することも出来る。斯かる機械的テキ
スチャは、次の様な効果を発揮する。
【0026】すなわち、レーザ光の照射により形成する
突起の高さや密度が小さい場合、すなわち、磁気記録媒
体と磁気ヘッドが部分的に接触するような状況において
も、単純に鏡面加工基板を使用する場合と比較して、ス
ティッキングが起こり難く、また、摩擦係数も小さくな
る。また、突起形成条件も広範にすることが出来るた
め、特に大量生産に好ましい。
突起の高さや密度が小さい場合、すなわち、磁気記録媒
体と磁気ヘッドが部分的に接触するような状況において
も、単純に鏡面加工基板を使用する場合と比較して、ス
ティッキングが起こり難く、また、摩擦係数も小さくな
る。また、突起形成条件も広範にすることが出来るた
め、特に大量生産に好ましい。
【0027】基板または下地層と磁性層との間には、C
r層、Cu層などの中間層を設けるのが好ましい。中間
層の厚さは、通常20〜200nm、好ましくは50〜
100nmである。磁性層(磁気記録層)は、Co−
P、Co−Ni−P、Co−Ni−Cr、Co−Ni−
Pt、Co−Cr−Ta、Co−Cr−Pt、Co−C
r−Ta−Pt系合金等の強磁性合金薄膜によって構成
され、無電解メッキ、電気メッキ、スパッタ、蒸着など
の方法によって形成される。磁気記録層の厚さは、通常
30〜70nm程度である。
r層、Cu層などの中間層を設けるのが好ましい。中間
層の厚さは、通常20〜200nm、好ましくは50〜
100nmである。磁性層(磁気記録層)は、Co−
P、Co−Ni−P、Co−Ni−Cr、Co−Ni−
Pt、Co−Cr−Ta、Co−Cr−Pt、Co−C
r−Ta−Pt系合金等の強磁性合金薄膜によって構成
され、無電解メッキ、電気メッキ、スパッタ、蒸着など
の方法によって形成される。磁気記録層の厚さは、通常
30〜70nm程度である。
【0028】通常、上記の磁気記録層の表面には保護層
が設けられる。保護層は、炭素膜、水素化カーボン膜、
TiC、SiC等の炭化物膜、SiN、TiN等の窒化
膜、SiO、Al2 O3 、ZrO等の酸化物膜などで構
成され、蒸着、スパッタ、プラズマCVD、イオンプレ
ーティング、湿式法等の方法により形成される。保護層
としては、炭素膜または水素化カーボン膜が特に好まし
い。
が設けられる。保護層は、炭素膜、水素化カーボン膜、
TiC、SiC等の炭化物膜、SiN、TiN等の窒化
膜、SiO、Al2 O3 、ZrO等の酸化物膜などで構
成され、蒸着、スパッタ、プラズマCVD、イオンプレ
ーティング、湿式法等の方法により形成される。保護層
としては、炭素膜または水素化カーボン膜が特に好まし
い。
【0029】また、上記の保護層の表面には潤滑層が設
けられる。ただし、スライダー面にダイヤモンド状カー
ボンの層を有する磁気ヘッドを使用する場合は、当該磁
気ヘッドと磁気記録媒体とのトライボロジ的な性質が改
善されるため、必ずしも保護層を設ける必要はない。潤
滑剤としては、例えば、フッ素系液体潤滑剤が好適に使
用され、潤滑層は、通常、浸漬法などにより保護層の表
面に形成される。
けられる。ただし、スライダー面にダイヤモンド状カー
ボンの層を有する磁気ヘッドを使用する場合は、当該磁
気ヘッドと磁気記録媒体とのトライボロジ的な性質が改
善されるため、必ずしも保護層を設ける必要はない。潤
滑剤としては、例えば、フッ素系液体潤滑剤が好適に使
用され、潤滑層は、通常、浸漬法などにより保護層の表
面に形成される。
【0030】CSSゾーンとデータゾーンの潤滑層の厚
みを変化させて制御する方法としては特に制限はない
が、以下に示す3つの方法が好ましい方法として挙げら
れる。第1の好ましい方法は、湿式ワイピング法であ
る。すなわち予め浸漬法等で塗布したディスクあるい
は、塗布後に40〜200℃程度の熱処理等を施したデ
ィスクにおいて、溶剤で湿されたパッドをディスクのデ
ータゾーン部分に接触させることにより潤滑剤をぬぐい
取る。
みを変化させて制御する方法としては特に制限はない
が、以下に示す3つの方法が好ましい方法として挙げら
れる。第1の好ましい方法は、湿式ワイピング法であ
る。すなわち予め浸漬法等で塗布したディスクあるい
は、塗布後に40〜200℃程度の熱処理等を施したデ
ィスクにおいて、溶剤で湿されたパッドをディスクのデ
ータゾーン部分に接触させることにより潤滑剤をぬぐい
取る。
【0031】パッドはテープ等のものでもよく、溶剤に
溶解せず、余計なダストを発生しないものであればかま
わない。好ましくは、使用溶剤を含み込める材質である
ことがよい。溶剤としては、潤滑剤を溶かし込むものが
好ましいが、潤滑剤を目的量だけ除去できるものならよ
い。データゾーンの潤滑層の厚みを一定にするために
は、ディスクを回転させながら湿式パッドをディスクに
押しつけワイピングするのが好まれる。
溶解せず、余計なダストを発生しないものであればかま
わない。好ましくは、使用溶剤を含み込める材質である
ことがよい。溶剤としては、潤滑剤を溶かし込むものが
好ましいが、潤滑剤を目的量だけ除去できるものならよ
い。データゾーンの潤滑層の厚みを一定にするために
は、ディスクを回転させながら湿式パッドをディスクに
押しつけワイピングするのが好まれる。
【0032】パッド等の押しつけ圧、パッドの移動速度
(シーク速度)、ディスクの回転数は、使用溶剤量との
兼ね合いから決定されることは理解しなければならな
い。すなわち、あまり強い押しつけ圧では溶剤が揮発し
安くなり、効果が得られず、またディスク回転数があま
り大きくなると溶剤が揮発しやすくなるため溶剤量が必
要となる。またパッドの大きさを拭い取りたいゾーンの
幅に調整しておけば、パッドの移動(シーク)は必要な
い。パッドをデータゾーンと同型のドーナツ状にしてお
けば、ディスクは回転させずにパッドを回転させてワイ
ピングする等、種々の構成が可能である。また溶剤を用
いない場合は拭き取りの効果は見られない。
(シーク速度)、ディスクの回転数は、使用溶剤量との
兼ね合いから決定されることは理解しなければならな
い。すなわち、あまり強い押しつけ圧では溶剤が揮発し
安くなり、効果が得られず、またディスク回転数があま
り大きくなると溶剤が揮発しやすくなるため溶剤量が必
要となる。またパッドの大きさを拭い取りたいゾーンの
幅に調整しておけば、パッドの移動(シーク)は必要な
い。パッドをデータゾーンと同型のドーナツ状にしてお
けば、ディスクは回転させずにパッドを回転させてワイ
ピングする等、種々の構成が可能である。また溶剤を用
いない場合は拭き取りの効果は見られない。
【0033】第2の好ましい方法は、直接溶剤でデータ
ゾーンのみの潤滑層の潤滑剤を剥ぐものであり、溶剤に
浸漬されたディスクに回転を付与させることよりなされ
る(浸漬回転法と称す)。すなわち予め浸漬法等で塗布
したディスクあるいは、塗布後に40〜200℃程度の
熱処理等を施したディスクを例えば図4に示した構成を
有する基板回転機構に取り付ける。基板回転機構は対向
して設けられた2つの回転付与ユニット12と、回転付
与ユニット12間に設けられた2本の回転付与軸11か
らなる。回転付与軸11にはそれぞれディスク保持溝1
0が設けられており、基板は2本の回転付与軸11のデ
ィスク保持溝10で2点支持される。回転付与ユニット
12には図示しないモータ等の回転付与手段が回転付与
軸11を回転させると、それに伴い基板も回転する。
ゾーンのみの潤滑層の潤滑剤を剥ぐものであり、溶剤に
浸漬されたディスクに回転を付与させることよりなされ
る(浸漬回転法と称す)。すなわち予め浸漬法等で塗布
したディスクあるいは、塗布後に40〜200℃程度の
熱処理等を施したディスクを例えば図4に示した構成を
有する基板回転機構に取り付ける。基板回転機構は対向
して設けられた2つの回転付与ユニット12と、回転付
与ユニット12間に設けられた2本の回転付与軸11か
らなる。回転付与軸11にはそれぞれディスク保持溝1
0が設けられており、基板は2本の回転付与軸11のデ
ィスク保持溝10で2点支持される。回転付与ユニット
12には図示しないモータ等の回転付与手段が回転付与
軸11を回転させると、それに伴い基板も回転する。
【0034】図5は、図4の基板回転機構を用いて基板
のデータゾーン部分の潤滑剤を除去する方法を説明する
図である。すなわち、溶剤溜に溶剤13を入れておき、
基板回転機構を保持した基板のデータゾーン9部分のみ
の潤滑剤が除去される深さまで溶剤中に浸漬する。そし
て、基板回転機構により基板を回転させてデータゾーン
に対応する部分の潤滑剤を除去し、しかる後ディスクを
溶剤溜より取り出す。これにより、ディスク全周のデー
タゾーンのみの潤滑剤が洗い落とされる。
のデータゾーン部分の潤滑剤を除去する方法を説明する
図である。すなわち、溶剤溜に溶剤13を入れておき、
基板回転機構を保持した基板のデータゾーン9部分のみ
の潤滑剤が除去される深さまで溶剤中に浸漬する。そし
て、基板回転機構により基板を回転させてデータゾーン
に対応する部分の潤滑剤を除去し、しかる後ディスクを
溶剤溜より取り出す。これにより、ディスク全周のデー
タゾーンのみの潤滑剤が洗い落とされる。
【0035】この方法を用いる場合には、ディスクの回
転数と、溶剤に浸漬されるディスクの位置、溶剤の比
重、溶剤とディスク間での塗れ性の関係が非常に重要で
ある。特にディスクの回転数は重要で、遅い回転数なら
問題ないが、少しでも速い回転数であると、ディスクの
浸漬していた部分から付着してくる溶剤のメニスカス量
が多くなり、その自重により液だれを起こし、結果CS
Sゾーンにまで垂れることによってCSSゾーンの潤滑
剤も洗い落としてしまう事になる。従って、この方法を
用いる場合10rpmより速い回転数は不適である。
転数と、溶剤に浸漬されるディスクの位置、溶剤の比
重、溶剤とディスク間での塗れ性の関係が非常に重要で
ある。特にディスクの回転数は重要で、遅い回転数なら
問題ないが、少しでも速い回転数であると、ディスクの
浸漬していた部分から付着してくる溶剤のメニスカス量
が多くなり、その自重により液だれを起こし、結果CS
Sゾーンにまで垂れることによってCSSゾーンの潤滑
剤も洗い落としてしまう事になる。従って、この方法を
用いる場合10rpmより速い回転数は不適である。
【0036】溶剤に浸漬されるディスクの位置も重要
で、CSSゾーンとデータゾーンの遷移域が最適という
わけではなく、ディスクの回転とともに付着された溶剤
のメニスカス分の液垂れを見込んで、すなわちディスク
の回転数と溶剤の比重、溶剤とディスク間での塗れ性の
関係で決定される。
で、CSSゾーンとデータゾーンの遷移域が最適という
わけではなく、ディスクの回転とともに付着された溶剤
のメニスカス分の液垂れを見込んで、すなわちディスク
の回転数と溶剤の比重、溶剤とディスク間での塗れ性の
関係で決定される。
【0037】またディスクを回転させる機構について
は、図4の様な機構に限定されず、ディスク内周をチャ
ックし保持し回転させる機構でも、またディスク外周側
に回転を付与する駆動軸を持つものでもかまわない。い
ずれもスピンコートのように塗布液を振り切るという操
作ではないので、一度の操作で多数のディスクを処理で
きる。ただし、工業的な生産の観点からはディスク内周
に回転軸を有する機構は内周に回転軸を通す必要のない
図4のようなディスクの外端に回転を付与する機構がよ
い。
は、図4の様な機構に限定されず、ディスク内周をチャ
ックし保持し回転させる機構でも、またディスク外周側
に回転を付与する駆動軸を持つものでもかまわない。い
ずれもスピンコートのように塗布液を振り切るという操
作ではないので、一度の操作で多数のディスクを処理で
きる。ただし、工業的な生産の観点からはディスク内周
に回転軸を有する機構は内周に回転軸を通す必要のない
図4のようなディスクの外端に回転を付与する機構がよ
い。
【0038】第3の好ましい方法は、エネルギービーム
によりデータゾーンのみの潤滑層の潤滑剤を処理するも
のであり、エネルギービームにより潤滑剤が揮発、燃焼
等を起こすために膜厚が減少する。エネルギービームと
しては、パルスレーザ、電子線、X線、紫外線などが挙
げられ、中でも紫外線を用いることが簡便で好ましく、
以下、紫外線を用いた場合を例として説明する。
によりデータゾーンのみの潤滑層の潤滑剤を処理するも
のであり、エネルギービームにより潤滑剤が揮発、燃焼
等を起こすために膜厚が減少する。エネルギービームと
しては、パルスレーザ、電子線、X線、紫外線などが挙
げられ、中でも紫外線を用いることが簡便で好ましく、
以下、紫外線を用いた場合を例として説明する。
【0039】紫外線処理を行う場合、処理する基板との
照射距離、照射パワー、照射時間、照射雰囲気等は重要
で、用いる紫外線ランプの種類とランプの配置状態に大
きく影響されるため、それぞれの要素を考慮して使用条
件を決定する。すなわち、照射距離は処理基板に近い方
が効果が高いが、近づければ近づける程ランプの照射範
囲が狭まるため、ランプの本数を増やしたり、配置を考
慮しなければならない。またその好ましいランプは18
5nm、254nmの波長を有するものである。
照射距離、照射パワー、照射時間、照射雰囲気等は重要
で、用いる紫外線ランプの種類とランプの配置状態に大
きく影響されるため、それぞれの要素を考慮して使用条
件を決定する。すなわち、照射距離は処理基板に近い方
が効果が高いが、近づければ近づける程ランプの照射範
囲が狭まるため、ランプの本数を増やしたり、配置を考
慮しなければならない。またその好ましいランプは18
5nm、254nmの波長を有するものである。
【0040】例えば、予め浸漬法等で潤滑剤塗布したデ
ィスクあるいは、塗布後に40〜200℃程度の熱処理
等を施したディスクの該潤滑膜に対して185nm、2
54nmの波長を有する出力90Wの紫外線を5mmか
ら50mmの距離から1分から30分、好ましくは5分
から15分照射して行えばよい。また紫外線照射により
データゾーンの潤滑層厚みを薄くするためには、CSS
ゾーンの潤滑層を減膜させない様にマスキング等を行い
データゾーンに選択的に照射する様にすることが好まし
い。
ィスクあるいは、塗布後に40〜200℃程度の熱処理
等を施したディスクの該潤滑膜に対して185nm、2
54nmの波長を有する出力90Wの紫外線を5mmか
ら50mmの距離から1分から30分、好ましくは5分
から15分照射して行えばよい。また紫外線照射により
データゾーンの潤滑層厚みを薄くするためには、CSS
ゾーンの潤滑層を減膜させない様にマスキング等を行い
データゾーンに選択的に照射する様にすることが好まし
い。
【0041】
【実施例】次に、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施
例によって限定されるものではない。 (実施例1〜7、比較例1〜6)表面粗さRaが1nm
以下になるように表面研磨した直径95mmのディスク
状ガラス基板上にスパッタ法により膜厚100〜150
nmのNiP下地層を製膜した。次に、表−1に記載し
た強度に精度良く制御された波長λ=514.5nmの
アルゴンパルスレーザを、表−1に記載した条件下でデ
ィスクの半径20mmから25mm(CSSゾーン)に
かけてNiP層に照射してほぼ同じ高さの突起を形成さ
せ、磁気ディスク用基板を得た。
明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施
例によって限定されるものではない。 (実施例1〜7、比較例1〜6)表面粗さRaが1nm
以下になるように表面研磨した直径95mmのディスク
状ガラス基板上にスパッタ法により膜厚100〜150
nmのNiP下地層を製膜した。次に、表−1に記載し
た強度に精度良く制御された波長λ=514.5nmの
アルゴンパルスレーザを、表−1に記載した条件下でデ
ィスクの半径20mmから25mm(CSSゾーン)に
かけてNiP層に照射してほぼ同じ高さの突起を形成さ
せ、磁気ディスク用基板を得た。
【0042】図1(a)は、実施例1で得られた基板の
NiP層の表面形状を、レーザ干渉による表面形状測定
装置(米国ザイゴ社製「ZYGO」)で観察した結果を
表す図である。図1(b)は、図1(a)の突起のレー
ザの走査方向を含む垂直断面図であり、図1(c)は、
突起の中心を通り、図(b)の垂直な方向の断面図であ
り、1は突起、2はレーザビームの走査方向に対して突
起の後ろ側の凹部を示す。本発明の突起は図1(a)〜
(c)および図2(c)に示すような形状を示し、その
孤立した突起の頂部は平坦ではなく適度な曲率を有する
半球状をしている。
NiP層の表面形状を、レーザ干渉による表面形状測定
装置(米国ザイゴ社製「ZYGO」)で観察した結果を
表す図である。図1(b)は、図1(a)の突起のレー
ザの走査方向を含む垂直断面図であり、図1(c)は、
突起の中心を通り、図(b)の垂直な方向の断面図であ
り、1は突起、2はレーザビームの走査方向に対して突
起の後ろ側の凹部を示す。本発明の突起は図1(a)〜
(c)および図2(c)に示すような形状を示し、その
孤立した突起の頂部は平坦ではなく適度な曲率を有する
半球状をしている。
【0043】次いで、スパッタ法により、上記基板のN
iP下地層上に、順次、Cr中間層(100nm)、C
o−Cr−Ta合金磁性膜(50nm)及びカーボン保
護膜を(20nm)を形成し、その後、浸漬法によりフ
ッ素系液体潤滑剤(アウジモント社製商品名DOL−2
000)を2nm塗布し、湿式ワイピング法によりディ
スクのデータゾーンに代替フロンを湿したパッドをパッ
ド押しつけ圧100gfで押しつけ、ディスクに2000rp
mの回転数を付与し、データゾーンの潤滑層の減膜処理
をし、磁気記録媒体を作製した。データゾーンの潤滑層
厚みは1.1nmであった。
iP下地層上に、順次、Cr中間層(100nm)、C
o−Cr−Ta合金磁性膜(50nm)及びカーボン保
護膜を(20nm)を形成し、その後、浸漬法によりフ
ッ素系液体潤滑剤(アウジモント社製商品名DOL−2
000)を2nm塗布し、湿式ワイピング法によりディ
スクのデータゾーンに代替フロンを湿したパッドをパッ
ド押しつけ圧100gfで押しつけ、ディスクに2000rp
mの回転数を付与し、データゾーンの潤滑層の減膜処理
をし、磁気記録媒体を作製した。データゾーンの潤滑層
厚みは1.1nmであった。
【0044】表−1に実施例1〜5および比較例2、3
の基板の線速度、レーザの強度、レーザの平均照射時
間、平均突起密度(レーザ照射のインターバルに相
当)、平均突起高さ、等高線面積および、レーザの集光
に用いた対物レンズの開口率NAを示す。エネルギーの
84%が集中するスポット径は、1.22×λ/NAで
表される。
の基板の線速度、レーザの強度、レーザの平均照射時
間、平均突起密度(レーザ照射のインターバルに相
当)、平均突起高さ、等高線面積および、レーザの集光
に用いた対物レンズの開口率NAを示す。エネルギーの
84%が集中するスポット径は、1.22×λ/NAで
表される。
【0045】
【表1】
【0046】また、比較例4は従来の機械的テキスチャ
法で、Raが約2nmの粗さのテキスチャを施したAl
合金基板を用いた。各々、スパッタ以降は実施例1〜5
と同様のプロセスで作製した。表−2にこれらのディス
クのCSSテスト前の静止摩擦係数(初期スティクショ
ン)及びCSS2万回後の摩擦力を示した。CSSテス
トはヘッド浮上量1.6μインチ、ロードグラム6gf
の薄膜ヘッド(スライダ材質AlTiC)を用いた。C
SSゾーンの安定浮上高さはすべて1.0〜1.1μイ
ンチであった。
法で、Raが約2nmの粗さのテキスチャを施したAl
合金基板を用いた。各々、スパッタ以降は実施例1〜5
と同様のプロセスで作製した。表−2にこれらのディス
クのCSSテスト前の静止摩擦係数(初期スティクショ
ン)及びCSS2万回後の摩擦力を示した。CSSテス
トはヘッド浮上量1.6μインチ、ロードグラム6gf
の薄膜ヘッド(スライダ材質AlTiC)を用いた。C
SSゾーンの安定浮上高さはすべて1.0〜1.1μイ
ンチであった。
【0047】
【表2】
【0048】実施例6は実施例1において、潤滑剤塗布
後のデータゾーンの潤滑層の減膜処理を次のように行っ
た。図4の構成を有する装置を用い、代替フロン溜に図
5の様にディスクのデータゾーンの一部が浸かる様に保
持した後、ディスクを1rpmで回転させ一周した後、
代替フロン溜よりディスクと相対速度が3mm/sにな
る一定速度で取り出し作成した。
後のデータゾーンの潤滑層の減膜処理を次のように行っ
た。図4の構成を有する装置を用い、代替フロン溜に図
5の様にディスクのデータゾーンの一部が浸かる様に保
持した後、ディスクを1rpmで回転させ一周した後、
代替フロン溜よりディスクと相対速度が3mm/sにな
る一定速度で取り出し作成した。
【0049】実施例7は実施例1において、潤滑剤塗布
後のデータゾーンの潤滑層の減膜処理を、CSSゾーン
にはマスクをし、データゾーンのみが照射されるよう
に、該潤滑層表面に185nm、254nmの波長を有
する出力90Wの紫外線を15mmの距離から10分間
大気中で照射し作成した。
後のデータゾーンの潤滑層の減膜処理を、CSSゾーン
にはマスクをし、データゾーンのみが照射されるよう
に、該潤滑層表面に185nm、254nmの波長を有
する出力90Wの紫外線を15mmの距離から10分間
大気中で照射し作成した。
【0050】比較例5は実施例1において、潤滑剤塗布
後のデータゾーンの潤滑層の減膜処理を行わずに作成し
た。比較例6は実施例1において、潤滑剤塗布後のデー
タゾーンの潤滑層の減膜処理において、溶剤を使わない
以外は同様にして作成した。表3には実施例1、5及び
6と、比較例5及び6におけるデータゾーンの潤滑層厚
みと静止摩擦係数の測定結果を示した。
後のデータゾーンの潤滑層の減膜処理を行わずに作成し
た。比較例6は実施例1において、潤滑剤塗布後のデー
タゾーンの潤滑層の減膜処理において、溶剤を使わない
以外は同様にして作成した。表3には実施例1、5及び
6と、比較例5及び6におけるデータゾーンの潤滑層厚
みと静止摩擦係数の測定結果を示した。
【0051】
【表3】
【0052】
【発明の効果】本発明において、非磁性基板上、下地層
上、磁性層上あるいは保護層上のいずれかに、突起の高
さとその先端の形状、突起の存在領域および密度が制御
された表面形状が形成するため、磁気ヘッド下面と磁気
記録媒体の表面との接触面積が少なく、CSS時の摩擦
が極端に小さくなり、また、ヘッドの媒体表面へのステ
ィキングも全く発生しなくなる。また、ヘッドのCSS
ゾーンのみにこうした突起を作った場合、平均的な面の
高さはほとんど変わらないうえ、データゾーンの潤滑層
厚みが薄くなっているためヘッドに潤滑剤が付着しにく
いためヘッドの飛行安定性が増し、ヘッドをデータゾー
ン、CSSゾーン間でシークした時にヘッドの安定浮上
高さの変動が少なく、ヘッドクラッシュやヘッドの空間
での不安定化が起こらない。更に、この突起の高さや密
度をデータゾーンに近づくにしたがって制御することも
できるため、ヘッドのデータゾーン、CSSゾーン間で
のシークは極めて滑らかに行なうことができる。この場
合データゾーンでは、従来のような機械的テキスチャに
よる表面の傷を作る必要がないので、ヘッドのフライン
グハイトを小さくでき、また、前記傷によるデータのエ
ラーも減少するため高密度の磁気記録媒体の製造が可能
となり、工業的な意義は極めて大きい。
上、磁性層上あるいは保護層上のいずれかに、突起の高
さとその先端の形状、突起の存在領域および密度が制御
された表面形状が形成するため、磁気ヘッド下面と磁気
記録媒体の表面との接触面積が少なく、CSS時の摩擦
が極端に小さくなり、また、ヘッドの媒体表面へのステ
ィキングも全く発生しなくなる。また、ヘッドのCSS
ゾーンのみにこうした突起を作った場合、平均的な面の
高さはほとんど変わらないうえ、データゾーンの潤滑層
厚みが薄くなっているためヘッドに潤滑剤が付着しにく
いためヘッドの飛行安定性が増し、ヘッドをデータゾー
ン、CSSゾーン間でシークした時にヘッドの安定浮上
高さの変動が少なく、ヘッドクラッシュやヘッドの空間
での不安定化が起こらない。更に、この突起の高さや密
度をデータゾーンに近づくにしたがって制御することも
できるため、ヘッドのデータゾーン、CSSゾーン間で
のシークは極めて滑らかに行なうことができる。この場
合データゾーンでは、従来のような機械的テキスチャに
よる表面の傷を作る必要がないので、ヘッドのフライン
グハイトを小さくでき、また、前記傷によるデータのエ
ラーも減少するため高密度の磁気記録媒体の製造が可能
となり、工業的な意義は極めて大きい。
【図1】表面形状測定装置により観察した本発明のNi
P基板表面の突起の形状を示す図、(a)は斜視図、
(b)は突起の中心を通りレーザの走査方向を含む垂直
断面図、(c)は突起の中心を通り図1(b)の垂直な
方向の断面図。
P基板表面の突起の形状を示す図、(a)は斜視図、
(b)は突起の中心を通りレーザの走査方向を含む垂直
断面図、(c)は突起の中心を通り図1(b)の垂直な
方向の断面図。
【図2】本発明の突起の予想される生成機構を示す概念
図。
図。
【図3】従来の方法による媒体表面の形状を示す斜視
図。
図。
【図4】浸漬回転法の回転機構の構成例の斜視図。
【図5】浸漬回転法の構成図。
1 突起 2 凹部 3 パルスレーザ 4 下地層 5 スポット部 6 凹状の穴部 7 リム部 8 CSSゾーン 9 データゾーン 10 ディスク保持溝 11 回転付与軸 12 回転付与ユニット 13 溶剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 和彦 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内
Claims (11)
- 【請求項1】 非磁性基板上に、必要に応じて下地層を
介して、磁性層を有し、該磁性層上に場合によって保護
層を介して潤滑層を有する磁気記録媒体であって、非磁
性基板上、下地層上、磁性層上あるいは保護層上のいず
れかに、突起の高さが1〜100nmの範囲内であり、
突起密度が1mm2 あたり10〜10 8 個であり、且
つ、各突起の頂点から1nm下の高さにおける等高線で
囲まれた図形の面積の平均値が2μm2 以下である突起
群が形成された磁気記録媒体であって、潤滑層厚みが、
磁気ヘッドがCSS(コンタクトスタートアンドストッ
プ)を行なう領域(CSSゾーンと称す)よりデータ記
録領域(データゾーンと称す)の方が薄くなっている事
を特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の磁気記録媒体におい
て、突起がその底部周囲に凹部を有することを特徴とす
る磁気記録媒体。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の磁気記録媒体に
おいて、CSSゾーンのみに突起が存在することを特徴
とする磁気記録媒体。 - 【請求項4】 請求項3に記載の磁気記録媒体におい
て、突起の高さがデータゾーンに向かって減少している
ことを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項5】 請求項3又は4に記載の磁気記録媒体に
おいて、突起の密度がデータゾーンに向かって減少して
いることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項6】 請求項1〜5に記載の磁気記録媒体にお
いて、突起が、エネルギービーム照射により形成されて
なることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項7】 請求項6に記載の磁気記録媒体におい
て、突起の中心を通り、エネルギービームの走査方向を
含む垂直断面形状が、突起底部の片側部分に凹部を有す
ることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項8】 請求項1〜7記載の磁気記録媒体におい
て、データゾーンの潤滑層が無いことを特徴とする磁気
記録媒体。 - 【請求項9】 請求項1〜8記載の磁気記録媒体におい
て、潤滑層厚みをCSSゾーンよりも薄膜化する処法
が、データゾーンの湿式ワイピングである事を特徴とす
る磁気記録媒体。 - 【請求項10】 請求項1〜8記載の磁気記録媒体にお
いて、潤滑層厚みをCSSゾーンよりも薄膜化する処法
が、データゾーンの溶剤による洗浄である事を特徴とす
る磁気記録媒体。 - 【請求項11】 請求項1〜8記載の磁気記録媒体にお
いて、潤滑層厚みをCSSゾーンよりも薄膜化する処法
が、データゾーンのエネルギービーム照射である事を特
徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33349495A JPH09180178A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33349495A JPH09180178A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09180178A true JPH09180178A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18266693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33349495A Pending JPH09180178A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09180178A (ja) |
-
1995
- 1995-12-21 JP JP33349495A patent/JPH09180178A/ja active Pending
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